ママ友同士の会話には、ちょっとした違和感がつきもの。その違和感、実は「マウンティング」が原因かもしれません。自分が見くびられているからこそ、不快感があるのかもしれませんよ。今回は、ママ友同士のマウンティングだと思われた会話を6つ紹介します。文・東城ゆず我慢できない…ママ友のマウンティング6選自称親バカで我が子を自慢「近所のママ友は、“私、親バカなんだよね”と言いつつ自分の子どもの自慢ばかりしてきて、むかつきます。ある時は、“親バカすぎて、いじめがある学校とか絶対通わせたくない。私立のお受験を考えてるの〜”と言ってました。本当かもしれないけど、公立に通わせる私みたいな世帯も多いと思うから、発言には気を遣ってほしいと思いました」(Kさん・29歳女性)親バカだからと断りを入れつつ、堂々と我が子を自慢する女性は意外と多いです。親バカと言っておけば全て認めてくれると思っていたのでしょうか……。おすすめのお店から探る「休日の過ごし方や行きつけのお店などから探ってくる人も多いですよね。“休日いつもどこのお店に行くの〜?”と聞きつつ、自分の自慢をしてくるママ友って結構うざいですね。“焼肉なら、××っていうお店が美味しいよ。値段も高いけど〜”って言ってくるんです。感じ悪いですよね」(Nさん・39歳女性)このような女性のずるいところは、相手の事情を探ってから自分の話をするところです。「自分のしたい話が決まっているなら、先に話してくれればいいのに」と思う人も多いのではないでしょうか。ペットの数を競う「ペットの数を競う近所の人、むかつきます。“うちは大型犬2匹に、子どもも3人だから大変!”といつも相談してくるんです。私の家が小型犬で子どもが1人しかいないことを知って言っているのでしょうが、そんなどうでもいいことで、マウントを取ろうとしている魂胆が我慢なりません」(Aさん・27歳女性)こんなどうでもいいことで張り合う人もいるのですね……。彼女の挑発に乗らないよう、クールにかわしてあげましょう。働いていないことを指摘「私は専業主婦をしていますが、兼業主婦のママ友が、“専業主婦って暇じゃない? 私もお金はあるけど、家でじっとしているのが嫌だから仕事に行くんだ~”とマウントを取ってきます。必死に私の生活を否定してくるので、その様子に、内心“本当は余裕ないのかな”と思いました」(Yさん・39歳女性)専業主婦であることを、経済的に豊かだと思っている人は多くいます。でも、実は子どもが小さいうちだけ専業主婦をしていたり、日々の努力で支出を減らしたりと、様々な事情があるはずです。自分の憶測で、専業主婦を下にみる発言をする人もいるのですね……。習い事の送迎の大変さをアピール「習い事を週3日させているママが“もう習い事の送迎って本当に大変”と話していたんです。私の家はいつも質素な生活だし、夫が医師だとは誰にも話していないので、貧乏だと思っていたようでした。さらに“××さんの子どもは習い事させてるの?”と見下すように聞いてきたので、堪忍袋の緒が切れてしまいました。“ピアノと英語とバイオリンを”と答えたところ、拍子抜けした顔をしていました。ちょっと笑えました」(Nさん・34歳女性)彼女は、子どもの習い事の数と、教育費をかけられる経済力の自慢をしたかったのでしょう。「すごいね〜」と流しておくのが一番です。パートを馬鹿にする「同じ兼業主婦でも、“パートの人なんかと一緒にしないで欲しい”と言っているママがいます。“正社員になれない人がパートするんだよね”と平気な顔で言っているので、すごく残念な気持ちになりました」(Aさん・30歳女性)兼業主婦の中でも、カーストを作りたがる女性もいます。家庭の状況はそれぞれです。しかし、自分の定義で相手をけなすママとは、付き合いを考え直したほうがいいかもしれません。以上、ママ友のマウンティング6つをご紹介しました。あなたも知らず知らずのうちに、ママ友にマウンティングをしているかもしれません。自分に限ってそんなことはあり得ない……とは思わず、ぜひ一度我が身を振り返ってみてくださいね。© Monkey Business Images/shutterstock© Kaponia Aliaksei/shutterstock
2020年03月14日幼稚園や小学校など、子どもの世界が広がると必然的にはじまるママ同士の付き合い。気軽に子どもの話ができるママ友だけど、ときにはトラブルに発展することも。ママ友派閥や、ママ同士のマウンティングなど、実際に自身が体験したことや人から聞いた、本当にあったママ友の怖い話を紹介します。ドラマより怖い展開が待ち受けているかも……!?ママ友のこわ~い話 その①自分だけ抜きのグループラインがある職場で聞いた話ですが、ラインのグループをみんなでつくっていたのに自分だけ抜きのグループもあったらしく、たまたまその人が友達と話していてその話題わからないな~という感じにしていたら、「ラインで伝えたじゃん! え、知らない? え、まさか!?」と、気まずい雰囲気になったらしい。(どりーむさん・長男1歳)ママ友のこわ~い話 その②子ども同士の些細なケンカから発展人から聞いた話ですが、ママ友の息子同士が同じクラスで、子ども同士が些細な事でケンカ。AがBを殴ってしまった、Bママは殴ったことについてだけ謝ってほしく、先生も介入しAに言ったが、Aママは逆ギレし、Bの悪いところを箇条書きにしてBママにラインしてきた。その後、母同士も子ども同士も仲直りできず。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その③ウワサ好きのママ友ウワサ好きなママがいて、どんなマンションに住んでいるか、両親の学歴や職歴を調べて、まわりの人にあることないこと、言ってないことなどを言いふらして、他のママ友との仲を壊すようなことをする人がいました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その④深夜に長文ラインを送ってくるママ友あるママの子どもが他の子にいじわるをしていたので騒ぎになり、やんわり「みんなでごめんなさいしましょうか」と言ったら、自分の子どもが非難されたと被害妄想を抱き、言ってないことを言ったとすごい剣幕で攻撃された。深夜に長文のラインを何度も送ってきて、関係ない子どものことまで引き合いに出して文句を言われました。私自身が幼稚園に行きたくないほど精神的に落ち込みましたが、私以外にも園に同じような被害にあったママがたくさんいて理解してくれたため、吹っ切れてそのママと距離を置き、残り数ヶ月の幼稚園生活を乗り切りました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その⑤サイコパス系の怖いママ友私を独占しようとして、まわりの幼稚園ママに私のことを悪く言って遠ざけようとしたり、私だけはあなたの味方と言ってきたり、まわりの人が私の悪口を言っているなどウソを言ってくる人がいた。最終的には幼稚園のママみんなから避けられ、引越ししていました。サイコパス系の怖い人だった。(矢口里奈さん・長女12歳・次女8歳)ママ友のこわ~い話 その⑥ママ仲間を疑うママ友聞いた話ですが、建売の家が何軒か並んでいて、入居も同じぐらい年代も同じくらいのママ友で、ご近所付き合いも良好ですが、その中のひとりのママは子どもを叱る声がやたら激しく大きめ。ある日そのママの家に突然児童相談所の職員が、近所から通報があったと訪問。職員が帰ったあと、ママ友に「通報したやつ誰だ?」とラインしてきたそう。結果誰も名乗り出なかったそうです。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑦プレ幼稚園のときからママ友の派閥がある人から聞いた話ですが、プレ幼稚園のときからママ友の派閥があるそうです。(はんど・めいさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑧幼稚園に潜む上から目線のボスママ幼稚園には結構ボスママがいてカフェに誘われると大変なようです。また、幼児教室に通わせてるママさんがママ友から「それってどうなるの?」というような上から目線の言葉を言われたようです。子どもの発達だけでなく人との関わりやママの生活リズムなど気分転換になることだってあるのに、人がやることに対して指摘は受けたくないですね。(ざっきーさん・長男1歳)illustration/Chizuru Tsukasa
2020年03月13日最近では芸能人の不倫報道が話題になることも多いですが、世間では不倫は格好のネタとなりえます。では、もしママ友の夫が不倫していることがわかったら? ママ友にどのように接すればいいのでしょうか。 ママ友の夫を責めるのはNGまず、やってしまいがちですが、やってはいけないことの1つが「ひどい旦那さんね!」とママ友の夫を責めることです。ママ友に共感や同調を示すために言っていることがほとんどかと思いますが、夫がひどいことはすでにママ友は十分に知っています。友人にも言われることによって・ひどいことが強調される・そんな夫をもった自分がダメな気がしてくるなどの心理的重圧がかかってしまうことがあります。つらい気持ちに拍車をかけかねないのです。 「あなたのためを思って」は危険さらに危険なのは「あなたのためを思って」という気持ちでママ友に接することです。「あなたのためを思って言うけれど」と言う場合、実際は相手のためを思っているつもりなだけであって、自分の主張を伝えたいだけのことがほとんどです。たとえば、「あなたのためを思って言うけれど、離婚したほうがいいわ」「今後のあなたや子どものことしっかり考えたほうがいいわね」「旦那さんが改心するためにも○○したほうがいいわよ」などなど……。 不倫が発覚したばかりであればママ友は感情的になっていることが多く、まだ具体的な対応策を考えられない状況かもしれません。そんなときに畳み掛けるようにいろいろと言われてしまうと、せっかくの助言をどう受け止めるべきか、冷静ではない状況で考えなくてはならなくなります。 不倫が発覚してしばらく経ったあとであればママ友も生活がありますから、自分自身でいろいろと考えているでしょう。何か意見を言うのは、ママ友が助けを求めてアドバイスを求めたときにしましょう。 不倫されているママ友にはどう接すればいい?不倫をされてしまうと、プライドを傷つけられた状況である上、不倫をされた自分自身を恥ずかしく思い、そんな夫を選んでしまった自分や不倫された自分を責めてしまう状況にあることも。そんな気持ちだとしたら、他人の目は非常に痛くささります。興味津々で根堀り葉掘り聞くのは厳禁です。さらに、同情心いっぱいの目で見るのもやめましょう。同情されると惨めな気持ちが増幅しかねません。人に話してスッキリするママもいます。その場合は、余計なことは言わず、話を聞いてあげましょう。何より、いつも通りが一番。ママ友の家庭のことですから、ママ友が折り合いをつけるしかありません。他人は割り込めないと割り切りましょう。ママ友の真の友人であると自負するのであれば、何があろうとあなたの味方である、という気持ちで接することが何よりママ友の力となるでしょう。 不倫などのわかりやすい「悪」が目の前にあると、人は評論家になりがちです。他人の家庭のことはその人にしかわからないことが多くあります。つらいときは、正論が胸に痛くささることがあります。ママ友がつらそうにしていたら、正論を言うのではなく、そっと心に寄り添うようにしてあげてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年03月09日子どもと外出する時って、手をつないでいたり荷物も多かったりと、お財布を探して支払いをするのもひと苦労…。特に小さな子どもは、会計中にじっとしてくれるわけでもなく「早く会計をしないと~!」と焦ることも。子連れママにとって、これって実は “プチストレス” だったりしますよね。お財布を探すストレスから解放!買い物も「時短」しようそんなお悩み話をしたところ、仲の良いママ友が教えてくれたのが、アプリでできる支払いサービス。「〇〇payってよくわからない」、「使い方が難しそう」、「登録するのが面倒」などとずっと二の足を踏んできた私、二児のママでもある編集部K子が、誰でも(※)すぐに使えると話題の「au PAY」アプリを導入してみました!※スマートフォン、タブレット限定 ※3Gスマホ等一部対象外今まで苦手意識があって、なんとな~く避けてきたけれど、いざ使い始めてみたら買い物がめちゃくちゃ便利に(笑)これぞ、子育てママの時短ライフには欠かせないツール。子どもを待たせずに、スマホで手軽にサクッと会計を終えることができて気分がいい!\「au PAY」って、こんなに簡単、便利 /・携帯キャリアに関係なく、誰でも使える・アプリをダウンロードしてすぐ使える・難しい登録はなし・店頭で「au PAYで」と伝えるだけ・チャージもラクラク簡単私もアプリをダウンロードしてから、難しい登録作業もなく、すぐに使うことができました。詳しい登録方法は、 auユーザー登録方法ページ 、 他社登録方法ページ を参照してみてください。店頭での支払い方法は、お店によって以下の二通り。どちらも簡単に支払いが完了します!▼【コード支払い】自分の決済コードを提示→お店が読み込む会計時に「au PAYで!」と伝えて、アプリ起動後に自分の決済用コード画面をお店に読み込んでもらうだけ。(金額入力は不要)▼【スキャン支払い】お店のコードを読み込む→金額を入力 会計時に「au PAYで!」と伝えてアプリを起動。「スキャン支払い」を選んでお店のコードを読み取り、金額を入力するだけ。「au PAY」なら、子連れ買い物が快適に!毎週10億円もらえるキャンペーンを実施中「au PAY」アプリを使うようになってから、「お財布を探してレジ前で手間取る」というプチストレスからも解放され、子どもを連れて外出する際も心なしか気分が軽くなったよう。時短家電や家事コツなどを取り入れることに加えて、買い物もスマートに時短できる、誰もが使える支払いアプリ「au PAY」は、ママたちにぜひお勧めしたい便利なツール。イライラせずに、笑顔で子どもと一緒におでかけや買い物を楽しみたいですね。\今なら、誰でも毎週10億円!/キャンペーン実施中忙しいママの味方、スマホで簡単に決済ができる「au PAY」アプリは、携帯キャリアに関係なく誰もがご利用いただけます。今なら、毎週10億円がもらえるキャンペーンも実施中。(還元ポイントは、1日あたり最大6,000ポイント/auID・決済額200円(税込)ごとに40ポイント還元)誰もが参加できる、このお得なキャンペーンをお見逃しなく! \誰でも毎週10億円! /もらえるキャンペーン実施中 【au PAYについてはこちらから】 イラスト:じゃがいもころりん[PR] KDDI
2020年03月09日前回からのあらすじ同級生だったイナガキとのランチで言われた「人の顔色を見ている」という言葉に戸惑う友里。幼稚園のお迎えではクラス委員長の上田から話しかけられるが、その内容とは… 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■ママ友はスルーできるもの…?悠斗の幼稚園でクラス委員長を務める上田さん。いつだって平等にみんなと接していて、でも特別仲の良いママ友を作っているようにも見えない。一匹狼のようで、カッコ良いけど、なぜだか近づきづらかった。そんな彼女が、私のために時間を割き、何かを伝えようとしてくれているというのはわかった。「だって、立花さん、“困ってる”って顔してる。気がついてた? 朝だってそんな顔してたのよ」「はい……」「もし、自分の居心地の良いグループや人間関係であるならいいけれど、そうではないならうまくかわしたほうが振り回されないんじゃない? 他人の言葉って、スルーってこともできるものなのよ」あまりにストレートな問いかけに、私は答えに窮してしまう。上田さんは、園の扉を開けながらさらに言った。「立花さんって、仕事上の命令系統にある上司の言うことより、頼りになると信じてる人や発言力の強い人の言うことを聞いてしまうタイプなのかもしれないわね」私はハッとしてその場に立ち止まり、息子を引き取る上田さんの背中を見つめた…。*じつは、亮くんの転勤が決まったとき、上司から私も一緒に配属にならないか掛け合ってあげると打診された。その話は本当にありがたくて、仲良くしていた女の先輩につい話してしまったのだけど、先輩から返ってきた答えは意外なものだった。「そんなの、言ってみただけだってわからない? 周りみてごらんよ。うまくいったって人どれだけいると思ってるの?」先輩の言うとおりだった。夫婦で一緒に転勤するのはあまり例がなく、たいてい女性のほうが退職してしまうパターンが多かった。仕事では、上司のやり方よりも先輩のやり方のほうが効率がよかったのもあって、仕事の相談は先輩にするほうが多かったし、亮くんとの恋愛相談にも乗ってもらうこともあった。結局、退職することを決めて先輩に報告したとき、先輩の顔がわずかに歪んだ気がした。年齢があがってくるにつれて、自分の思いどおりに事を運ばせようと考える人は多くなる気がする。もしかしたら最初は本当に親切だったはずのことも、少しずつ気持ちは変化してしまうものだ。そんな当たり前のことに、私はずっと気がついてなかった…。■突然、夫が私をソファに押し倒した…とはいえ、人はそうすぐに変われない。翌朝もその翌朝も、そのまた翌週もカオルさんの言うことを聞いては落ち込み、グループLINEに一喜一憂する日々が続いた。だけど、少しずつそこに違和感を覚え、このままではいけないという思いも芽生え始めていた。そんななか――。ある日の夜、あまりに気分が沈んでいた私はお風呂上がりにイナガキくんからもらった香水をつけてみようと思いたち、私は箱から香水の瓶を取り出した。(これで、少しは気分が上がるといいな)そう思ってつけた瞬間……。ガラッと洗面所の扉が開いて、そこには、かなりお酒の入った亮くんが立っていた。「あ、おかえり……どうしたの?」亮くんの目は据わり気味で、私が手にしている瓶をじっと見ている。「これなんだよ! どういうこと?」「これは、友だちにもらったやつで……」そう言うなり、私は亮くんに瓶を持ってる手首を掴まれる。「なにいまさら色気づいてんだよ!!」あ! と思ったときには香水の瓶は床に落ち、濃い香水の香りが立ちのぼった…。亮くんは私をリビングまで連れていくと、そのままソファに押し倒した。「ちょ、ちょっと……亮くんってば……やめて、やめてよ……」と、次の瞬間。「ぐぉぉぉぉぉおおおおぉ、ごぉおおおおおおおぉおおぉぉお」(え? まさかの……い、び、き?)亮くんは、私の上に乗るなり急激な睡魔に襲われたのかそのまま寝てしまったようだ。何とか抜け出した私は、亮くんに毛布を掛けてあげながらもあっかんべーしてベッドに潜り込む。だけど、なかなか寝付けず、仕方なくスマホを取り出すと、イナガキくんからLINEが来ていたのに気がついた。「元気? あれからしばらく連絡取れなくてごめん。じつは、あと1ヶ月ほどでここを離れることになったんだ。仕事の目処もついたし、よかったら近いうちに会わない?」私は、急に苦い思いがこみ上げ、衝動的に通話ボタンを押していた――。■夫が私を雑に扱うワケは…翌朝。「いててててて……なんで俺ソファで寝てるんだろ」あきらかに二日酔いの亮くんは、頭を抱えながら私に水を持って来て欲しいようなジェスチャーをした。いつもなら、水を汲んであげるところだけど、私も泣きはらした目でそんなことする心の余裕がなかった。「友里、どうしたその目? ものもらいか?」亮くんは昨日やらかしたことを覚えていなかった。それだけでも腹が立つ。それもなんとか我慢して、亮くんがシャワーを浴びている間に私はソファ周りを整えた。すると……。置きっぱなしの亮くんのスマホを覗いた途端、例のアキって子からの「助けてください(´;ω;`)」というメッセージが目に飛び込んできた。(亮くんは、私を助けないで会社の子を助けるんだ……私にはあんなぞんざいな態度を取って……)シャワーから出てきた亮くんに、私は目すら合わせたくなくなっていた。とにかく、いまは早く亮くんに出勤してほしかったし、口も利きたくない。「なんだよ、その無愛想なの……まあいいや。行ってくる」ドアがバタンと閉じる音に、また涙があふれそうになるけれど、それをこらえて悠斗をいつものように送り届ける。途中、カオルさんに話しかけられた気がするけれど、「急いでるので」の一言だけでそそくさと帰ってきた。*(もっと早くこうすればよかったのかもしれない)そう思うと、うじうじと悩んでいたことが何だかとてもちっぽけなものになっていく気がした。私はずっと、自分を置き去りにしてしまった。昨日の亮くんの態度は、私が私を大事にしなくなった結果だ。もっと、私は自分を大事にしたい。そう思ったとき、ふとミシンセットが目に入った。(あ……しばらく私、デザイン描いてない)私はしまい込んでいたケント紙を出すと、無我夢中でクロッキーを描き始めた。何枚も、何枚も、紙にいまの気持ちをぶつけていた。我に返り、視線を落とす。躍動感にあふれるその絵には、自分の本心が映し出されている気がした。目の前が急に明るく開けたように感じ、進むべき道が照らし出されたような感覚をおぼえた。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第8話」のお話 ≫ 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月03日前回 からのあらすじママ友付き合いがうまく行かないまま、復職をした私。そんな時、新しい出会いがあり・・・・同じマンション内のママが声をかけてくれて、急遽ランチ会に参加させてもらえることになった私たち。当日、開催場所の親子カフェに息子と一緒に行ってみると…カフェでは育児の悩みを話したり、工夫していることを共有したり、ランチ会は私にとって充実した時間になりました。これまでの児童館のママたちとはLINEを交換してもそれっきりになることも多かったのですが、彼女たちとは今後も長く付き合えそうだなと感じたのです。その後、何かあればLINEグループで連絡を取り合い、週末もみんなで近所の公園にでかけたり、頻繁に会うようになりました。ついに私もママ友グループに属するようになったのです!しかし、ママ友と一緒に過ごす時間が多くなればなるほど、楽しいことばかりではなくなってきてしまいました。ゆう君ママはうわさ話が大好きな人でした。他にも「習い事を何個やっている」「あの子は頭が良さそう」など、子どもやそれぞれの家庭の状況を比較したり、ちょっとマウンティングっぽい発言があったり、モヤモヤを感じることが増えたような気がします。息子に同い年の友達ができたことは嬉しかったので子どものために我慢して付き合い続けないと…と自分自身に言い聞かせていました。しかし、そんなママ友付き合いの努力は、私のある発言をきっかけに虚しく散ってしまうことになるのでした。\次回は3月3日(火)15時更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「今日も誰とも仲良くできなかった」と焦る日々 【痛い失敗で学んだ大事なこと 第1話】 前回「Vol.2」のお話 ≫ ママ友ランチに参加したけど…違和感しかない時間【痛い失敗で学んだ大事なこと 第2話】 ▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月02日前回 からのあらすじママ友ランチに参加したけれど、思うように会話ができない…結局ぐったり疲れてしまい…復職して数か月は仕事と家事育児でいっぱいいっぱいで、ママ友作りに悩んだ日々は私の中で、すっかり昔のことのようになっていました。保育園に入園してもお互い忙しく挨拶程度…この先もずっとママ友ゼロなのだろうかと不安を感じていたのですが、こんな近くで思ってもいない出会いが!…しかし、これこそ私がママ友との付き合い方を学ぶ試練の始まりでもあったのです。\次回は3月2日(月)更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「今日も誰とも仲良くできなかった」と焦る日々 【痛い失敗で学んだ大事なこと 第1話】 前回「Vol.2」のお話 ≫ ママ友ランチに参加したけど…違和感しかない時間【痛い失敗で学んだ大事なこと 第2話】 ▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月01日前回 からのあらすじママ友を作ろうと努力するもののなかなかうまくいかない私。友達には良いママ友ができているようで「焦る、焦る、焦る!」児童館のママグループとはテンションが合わなかったようです…。その後、児童館からは足が遠のいてしまい、息子を連れて街をぶらぶらしたり、レジャー施設に遠出したりしていました。孤独な気持ちを抱えながら日々を過ごし、結局育休中は親しいママ友ができず、復職の日を迎えることになりました。しかし、私のママ友付き合いに思いがけぬ転機が訪れることになるのです。\次回は3月1日(日)15時更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「今日も誰とも仲良くできなかった」と焦る日々 【痛い失敗で学んだ大事なこと 第1話】 ▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月29日突然ですが、あなたにとって“ママ友”とはどんな存在ですか?私は現在2歳の息子「りん」を子育て中のフルタイムワーママです。まだ私が育休中の話ですが…出産してから大人と話す時間が激減した私は、子どものことを話せるママ友が欲しくて仕方がありませんでした。当時、私にとってママ友とは、子育ての悩みを共有できたり、一緒にお出かけしたりいてくれるだけで心強い存在だと思っていました。それに自分自身が孤独にならないためにも、ママ友は積極的に作るべきだと考えていたのです。もちろん、児童館の0歳児クラスの集まりには参加するようにしていたのですが、ママ友作りはなかなか思い通りにはいかず…高校時代からの友達は気の合うママ友ができたようですが、私にはできない…、ママ友がいない人なんて…と自分を責める毎日。当時私には焦りしかありませんでした。\次回は2月29日(土)15時更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月28日今回は、妊婦さんだからこそ体験する、さまざまなトラブルやおもしろ体験を「妊娠中あるある」としてお伝えします。二児の母である私が「あんなことあった」「こんなだったよ」と、ママ友と共感して盛り上がったエピソードばかりを集めてみました。 【体の変化】おへそ消失&体毛が草原妊娠後期に入り、おなかが日増しに大きくなってくると、徐々におへそがなくなっていく……。おもしろいけれどなかなか衝撃的ですよね。私はおへその部分が真っ平らになったとき、オイルできれいにおそうじしました。 また、おなか周辺の体毛が濃くなる妊婦さんも多いですが、私もまさにそのタイプで、おなかに妊娠線予防のクリームを塗ると体毛で模様を描けるくらいに……。夫には「まるで草原だねー」と感動されました。 【トイレ】お出かけ先で常に場所を確認妊娠中は、トイレの回数が増えます。私の場合、ひどいときは10~20分に1回トイレに行くということもあり、いっそトイレで生活したほうが合理的なのではないか思うほどでした。 外出先でも常にトイレの場所を確認していたため、夫にもそのクセがついてしまい、妊娠していない今でも「あ! あそこにトイレあるよ!」「そこのトイレ、きれいなんじゃない?」「トイレは? トイレ大丈夫?」と、トイレトイレとちょっとうるさいです。 【睡眠】真夜中はいろいろなことが起こる夜中に胎動が強くなるという妊婦さんも多いようですが、私も気持ちよく寝ていたのに”ぐーにゅおー”っと動き出して眠れなくなることがよくありました。 夜中はマイナートラブルの代表格「こむらがえり」によく悩まされました。妊娠後期はほぼ毎晩激痛に見舞われました。激しい胎動と重なると、ちょっとした罰ゲームみたいなものですね。また妊娠中は「うつ伏せで寝たい!」といつも思っていました。 妊娠あるある、みなさんにも当てはまることがありましたか? 妊娠中はトラブルもありますが、いろいろな体験ができる特別な期間です。つらいことも笑いに変えて長いようで短い妊婦ライフを楽しみたいですね。 イラスト:sawawa著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年02月26日こんにちは、保育士の中田馨です。子どもを通じ知り合った友だちのことを「ママ友」という呼び方をします。赤ちゃんがお散歩に行けるような月齢になってくると、公園でよく見かけるママたちと「ママ友」になったほうがいいのか?「ママ友」って本当に必要なのか? と思うこともあるのではないでしょうか。今回は「ママ友」について深堀りします。 ママ友がいるといい点ママ友がいると良い点はいろいろあります。 ・気軽に子育ての話ができる子育てをしていると「離乳食メニューでおすすめはある?」「言葉っていつから話し始める?」など、ちょっとした疑問や不安があります。お医者さんに聞くためには病院に行かなければいけませんが、ママ友なら気軽に聞くことができます。 ・情報交換ができる「耳鼻科ならあそこがいい」「無料で遊べる室内の遊び場がある」など、それぞれのママたちが持っている情報を交換することができます。特に上の子がいるママはいろいろ知っているので、子育てのアドバイスを含めてとても頼りになります。・子どもの成長を共感できる子どもと遊びながらいつも会っているので、それぞれの子どもの成長を見ることができます。「ハイハイができるようになったのね!」「離乳食スタートしたんだ!」など、我が子のように嬉しくなることも。子どもたちの関わり方が年齢に応じて変わっていく様子も感じることができます。・身近な理解者が増える子どものことだけではありません。「今日の晩ごはん、何にしよう」「最近、眠りが浅くて」など、普段の何気ない会話ができることもストレス発散になります。急な用事があるときに子どもを預かってくれたりと、ママ友は身近な理解者です。 ママ友との出会いの場は?ママ友と出会う場といえば「公園」のイメージがありますが、公園だけではありません。例えば生まれる前の両親学級、子どもを産んだ産婦人科、児童館などの子育て広場、マタニティスイミングやベビースイミングなどの習い事、保育園や幼稚園などさまざまな場があります。また、最近ではネット上で交流してママ友ができるケースもあります。 私の友人は産婦人科で同じ時期に出産したママ友と10年以上定期的にランチをしているそうです。私の保育所でも、卒園してから時々会って情報交換をしているママたちもいます。このように、ママ友はさまざまな場所で出会うことができます。 ママ友とうまく付き合う3つのポイントママ友がいるととても頼りになって心強い存在なのですが、長く付き合っていくためには心得ておきたいポイントがあります。1.相手のことは詮索しない相手に興味があるからこそいろいろと聞きたいところですが、相手の家庭事情やプライバシーに関しては詮索しないようにしましょう。 2.相手の子育てに口出さない「それはしないほうが……」と相手の子育てに思わず言ってしまいそうになることもあるかもしれません。でも、子育ては100人いれば100人やり方が違います。「あ!」と思っても、あなたの子育てを押し付けてはいけません。 3.グチや他人の悪口を言い過ぎない子育て、夫、義父母のことなど、思わずグチを言ってしまいそうになりますが、言いすぎは注意です。また、他人のうわさや悪口を言うのも要注意。聞かされているほうは「そうだね」とも「それは違うのでは」とも、どちらも言いにくいものです。 ママ友を作るためにできることママ友がなかなかできずに不安に感じている人は、無理に「ママ友作り」に一生懸命にならなくても大丈夫です。まず、あなたができることは「挨拶」。「おはようございます」「さようなら」からスタートしてみましょう。 「ママ友を作らなくちゃ」と、無理に会話を見つけようとしなくても、砂場などの同じ空間の中で遊んでいるうちに、自然に会話が生まれる場合もあります。少しずつ話をしているうちにお互いの共通点で話が盛り上がったりするものです。 また、ママ友のグループが「少し疲れる」と感じたとき。そんなときは、そーっと離れる選択をしてもOKです。「疲れる」と感じるということは、ママ友との関係が多少なりとも負担になっているということ。自分の生活のリズムを崩さず付き合うことは、とても大切なことです。 ママ友は必要ないと思っていた私こんなことを書いている私ですが、実は「ママ友は必要ない」と思っていました。人付き合いが得意なほうではないので、初対面の方に話しかける勇気がありませんでした。最初に話しかけられないと、その後はそのままズルズルと話すきっかけを持てず、挨拶をするだけの関係ということがよくありました。息子が乳幼児のときは、公園でも幼稚園でもお誘いがなければ息子と私のペースで行動していました。私にとっては「息子と2人でいること」のほうがラクだったからです。私の性格上「このまま、ママ友はできないだろうな」と思っていたのです。でも10年前、突然1人のママがスーッと目の前に現れました。話した瞬間に意気投合! 彼女が現れてから、育児の相談や学校の情報交換などができる「ママ友」がとても心強い存在なのだと気付けました。 もし、今ママ友ができなくて悩んでいる人も、まだ運命のママ友に出会っていないだけかもしれません。いろいろな場所に行き、笑顔で挨拶をすることから始めてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年02月24日第1子である長女を妊娠・出産したのは、私が20歳のときでした。周りの友人たちは、まだ独身ばかり。保育園のママたちは“怖い”というイメージがあり、仲良くなれず……。当時、私にはママ友と呼べる存在がいませんでした。 相談できる友人、同僚がいなかった私が20歳で第1子の妊娠・出産をした当時、周りの友人たちは、子どもはおろか結婚もしていませんでした。また、当時働いていた職場にも結婚している人や、子どもがいる人がいなかったのです。 私には実母がおらず、義理の母も遠方に住んでいるため、身近に妊娠や育児の相談をできる相手がいませんでした。育児でわからないことを聞くのは、もっぱら医師や保健師さん。もっと気軽に相談や話を聞いてくれる存在が欲しかったです。 他のママたちが怖く思えて避けるようにまだ若かった私は、他のママたちから良く思われないのではないかと思い、乳幼児健診や子どもが入園した保育園で、他のママたちとあまり接しないようにしていました。 また、“保育園のママたち=怖い”というイメージがあり、「ママ友なんて必要ない」と思っていたのです。そのため、第1子である長女が年長組(6歳)になるまで、保育園のママたちとはほとんど話したこともありませんでした。 先輩ママの助言を受け、ハッとした長女が6歳のとき、医療事務の資格を取るために職業訓練校に通ったのですが、そこで中学生の子どもをもつ女性と親しくなりました。その女性がいろいろと子どもの話をしてくれて、「子どもが小学校に入る前に、ママ友を作っておいたほうがいい」とアドバイスをくれたのです。 ママ友がいると情報共有や相談ができる他に、子どもの友だち作りにも役立つと言われ、ハッとしました。自分のことばかりで、子どものことを考えていなかったと気がついたのです。 考えを改めママ友づくりに挑戦!「若いから良く思われない」と思い、他のママたちとの交流をもたないまま、6年が経過していました。今から間に合うのかと不安に思いながらも、まずは長女と仲のいい友だちのママたちに話しかけてみることに。 するとフレンドリーなママたちばかりで、年長組の1年間であっという間に仲良くなれました。家に呼んでもらったり一緒に出かけたりするようになり、私だけではなく、子どもにも友だちが増えたのです。こんなことなら、最初から変な壁を作らなければよかったと後悔しました。 今では「若いから……」と、自分で周りに壁を作っていたことを後悔しています。6年間ママ友がいませんでしたが、先輩ママの助言と長女の交友関係のおかげで、今ではたくさんのママ友がいます。育児の相談や愚痴、保育園や学校でわからないことなど、気軽に話したり聞いたりすることができます。ママ友がいなかった時期より、今のほうが子育てをより楽しめています。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月20日前回からのあらすじ幼稚園のママ友の逆鱗に触れ、怒りとともにどうしていいかわからなくなる友里。さらに夫の不穏な行動で不安になる。そんなとき同級生だったイナガキの誘いで出かけたのだが…。 「ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■意外なダメ出し。私は変わった…?レストランに着いた私は、店の外観にたじろいでしまった。子どもがいては到底利用できないラグジュアリー感。それは雰囲気的な問題もあるけれど、頭を掠めるのはやっぱりお金のこと。(これ、ランチだけで2000円超えてくるよね……)夫に食べさせてもらっている立場で、こんなところに行けるはずもなく思わず後ずさりしてしまう。「どうしたの? 入ろうよ」「うん……でも……」「いいからっ!」イナガキ君は私の後ろに回ると、背中をぐいっと押して無理やり店に入らせようとする。「わかったわかった、入る。入るからやめて」席に案内されると、イナガキ君はいきなり笑い出した。「だってさ~、友里ちゃんおかしかったんだもん。覚えてる? 高校3年のときの文化祭で隣のクラスがお化け屋敷やってて、怖がって入ろうとしなくて背中押したの」「うん、なんとなく」「あのときとなんか一緒の顔してたんだよなあ。もしかして、値段とか気にしてた?」図星を突かれて私は押し黙ってしまう。「大丈夫だよ。ここはランチだけはお得なんだ。ディナーに使うとそれなりにとられちゃうけど、メニュー見てみて。ランチセットはみんな千円札でおつり来ちゃうから」イナガキ君のそのセリフに店員さんが苦笑いした。「さ、好きなもの頼んでよ」そう言われてメニューを見ても、私は何も選べなかった。結局、イナガキ君がハンバーグステーキセットを頼んだので同じものを頼むことにした。*「で、どうしたの? さっきすごく浮かない顔してたよ」私はことの顛末を話した。すると――。「友里ちゃんってさ、いつからそんなに人の顔色窺うようになっちゃったの? 高校のときは、そんなんじゃなかった気がするよ」イナガキ君に私のよくない変化を指摘されて、口をつぐんだ。「あのさ、文化祭でコスプレ衣装作ったじゃない。そのときにどうしてもセルリアンブルーの布地が欲しいって電車で1時間半もかけて県庁近くの手芸用品店行ったじゃない。んで、めちゃくちゃかっこいいもの作るんだってクラスのみんな巻き込んでさ。すっごく大変だったんだけど、あのときの友里ちゃんはかわいかった」「えっ……」かわいかったとはっきり言われ、あっという間に耳まで真っ赤になる。「もう、褒められなれないコはすぐそうなっちゃうんだから。いくらでも言ってあげるよ。キミはかわいいって」その後もハンバーグをひとくち口に運ぶたびにかわいいとかステキとか連呼され、食べ終わるころには身体中が熱くてかなわなかった。「あー、おもしろかった。やっぱり友里ちゃんはからかいがいがあるなぁ」「もう、そういうところ小学生のときから変わってない」「でも……話戻しちゃうけど、顔色うかがうようになっちゃったのいつからなの? ママになってから? それより前あたり?」そう尋ねられて私は言葉に詰まってしまう。「まあいいや。そろそろ出ないと、幼稚園のお迎え間に合わないんじゃないの?」言われて時計を見ると、2時半近くになっていた。今日は延長保育を頼んであるから大丈夫と告げると、イナガキ君はじゃあ行きたいところがあるからと店を出て歩き出した。■人の顔色ばかりうかがうようになったのはナゼ?歩き始めてすぐに、高校近くの並木道ということに気がついた。「懐かしいよね……」私はそう水を向けるも、イナガキ君はさっきまでの様子とは打って変わって神妙な顔つきになっていく。互いに無言のままどれくらい歩いただろうか。そして、イナガキくんが不意に立ち止まるとこう切り出してきた。「あのさ、友里ちゃん。今日僕は友里ちゃんに伝えたいことがあって呼び出したんだけど、今のキミにとても話すことはできないって思った」「え……?」「キミは、いつの間にか顔色をうかがうことを覚えて正当なことと理不尽なことの区別がつかなくなってる。僕はまだしばらくホテルにいるから、できればこっちにいる間に……」そこまで言って、イナガキ君は口ごもり、少し俯いた。すぐに顔を上げると、さっきまでの明るい表情に戻っていた。「今日は僕が時間切れ。ホテルに戻ったらさっきの香水渡すから」ホテルに戻ると、イナガキくんは香水を取りに部屋に向かった。(正当なことと理不尽なことの区別……か)そんなこと考えたこともなかったなと思っているところに、イナガキ君が戻ってきた。「さっきはちょっとひどいこと言っちゃったけど、できればまた近いうちに会ってほしい。そのときは、この香水の感想を聞かせてね」わかったとうなずいて、私はホテルを後にした。■抜け出せない地獄と思っているのは、私だけ?イナガキ君の指摘を引きずりながら幼稚園に迎えに行くと、ちょうど上田さんと鉢合わせる格好になった。上田さんは、建築パースの仕事をしていて、ときどき延長保育を使っていることを保護者会の席で話していた。「あ、立花さん。今日は延長したんですね」「はい、ちょっと人に会う用事があって。個人的な用事で制度を使うのってあんまりよくはないんでしょうけど」「ちょっと待って、よくないって誰が決めたの?」「誰がってことはないですけど……先生方の負担を考えると申し訳なくて」私はとっさに言葉を濁す。脳裏に浮かんでいるのはカオルさんたちの姿で、しきりと園に甘えるのはよくない、母親なんだから自分のことは後回しにすべきだと言われたことが頭のなかで響いている。「あのね、制度として存在しているものに対して、“本当は使ってほしくないんじゃないか”と遠慮するの、自分の首を絞めるだけだと思うのね。だって、その制度をうたっているんだから、それを利用することのどこが悪いの? ルール違反はだめだけど、規約の範囲内なら罪悪感を持つ必要はないと思うわ」「……」「もし、もしもね、それに対して裏でグチグチいうような園だったら、私はここに入れていないと思うの。それに、『本当は嫌なんだけどね』なんて言い出すくらいなら、最初から制度化しなきゃいいだけの話だと思わない?」私は、ただ黙って上田さんの話を聞いていた。園の門にさしかかったとき、上田さんは一呼吸おいて私と向き合った。「ねえ、言いたくなかったら別に言わなくてもいいけど。もしかしたら園ママの誰かに“良妻賢母とは”みたいな感じの話をされた?」私はぎくりとした。まさにカオルさんにその説教を繰り返し言われているところだったから。「いえ、あの…。確かに、言われたこと、あります。でも、それがなにか……?」「あなたが言われた『理想のママ』というものが苦しかったのなら、それはスルーしちゃっていいと思うのよ」上田さんの凛とした、でもなぜだかもっと聞いていたくなる言い方に、わずかに心が動く。そんなふうに振る舞えたら、どんなにか楽だろう。周りの声を気にするがゆえに、クモの糸が絡みついたように身動きが取れなくなっているいまの自分を思い、にわかに焦りを感じ始めた。早くこの状況を抜け出さなければ……。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第7話」のお話 ≫ ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月18日前回からのあらすじ夫を見送りに行った先で偶然出会ったのは、幼なじみで友里がひそかに好意を寄せていたイナガキだった! その出会いに驚きながらも、自分が忘れようとしていたある思いに駆られていく友里。そしてイナガキからホテルに誘われる…。 「夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は…」 ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒で、現在は人気デザイナーカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長※このお話はフィクションです■ママ友からの激しい糾弾! そのとき助けてくれたのは…イナガキ君との待ち合わせ当日の朝。6時に起きてダイニングを覗くと、亮くんが飲んだと思しきコーヒーカップが置かれたままになっていた。(え……早出なんて聞いてないよ)いつの間にか出勤していた亮くん。私のなかに言いようのない不安が広がっていく。取り敢えず、悠斗だけはきちんと園に送り届けないと。そう思い、悠斗の前では普段どおりに振る舞った。「じゃあね、ママ。行ってきま~す」悠斗の無邪気な笑顔に心がチクリと痛みながら、踵を返す。すると、いつの間にかカオルさんが背後に立っていた。これまで見たことがない、まさに頭から湯気が立っている…という表現がぴったりの顔つきで。「お、おはようございます」「…………」カオルさんは無言で私を睨み、腕を掴むと、そのまま引っ張りながら歩き出す。「え、え、なにこれなにこれ……?」*状況が飲み込めないまま、連れて行かれたのは近くの月極駐車場だった。「あんた! あんな良いマンション住んでて招待しないってどういうことなのよ!!」「え……!?」「とぼけないで! この子がたまたま親戚の用事とかで近くを通りかかったら、悠斗と一緒に家に入ってくところ見たっていうんだから!!」カオルさんのとなりには、バツの悪そうな顔をしてる園ママがふたり。そのうちの一人は私が一番最初にお茶会に招待されたママ、佐々木さんだった。「あの、私、社宅だから無理って……?」「だから何だって言うの? オンボロ官舎の佐々木さんにかぶせて言ってくるからうっかり騙されたじゃない! 社宅は社宅でも借り上げマンションじゃないのよ、この卑怯者!」(どうしてここまで……あっ!!)とっさに、スーパーの生け垣でのことが思い浮かんだ。あのときから、私はこのふたりのどちらかにつけられていたのかもしれない…そう考えると急に悔しさと怒りがこみ上げてくる。「あの、お言葉ですけど……」私が言いかけた途端、誰かが駆け寄ってくる砂利の音が聞こえてきた。「あー、いたいた。カオルさん、園長先生がちょっと話がしたいって言ってたから探しちゃった」みんなが一斉に声の主を見ると、息を切らせた上田さんがいた。「えぇっ……なんなの、もう!」「私にもよくわからないけど、とにかくそういうことだから」カオルさんはしぶしぶと園のほうに戻っていき、園ママたちもモヤモヤした表情でその場を離れた。「……ありがとうございました」私が礼を言うと、上田さんは「なんのこと?」と笑顔で言いながら立ち去った。■なつかしい彼の背中嫌な気分を引きずったまま待ち合わせのホテルのロビーに着くと、イナガキ君とすぐさま目が合った。「ごめんね、急に呼び出したりして」「ううん、大丈夫だよ」「そっか、じゃ、行こうか」そう言って立ち上がるイナガキ君の顔を、つい見つめてしまう。「……ん? まさか友里ちゃん、僕の部屋に一緒に行くなんて思ってる?」そんなこと思ってもいなかったはずなのに、なぜだか心を見透かされたような気分になり、私は顔を真っ赤にしながら激しく首を横に振った。「あはは、冗談だよ。昔からそっち方面の話に弱いよね~」そう言いながらロビーを歩くイナガキ君の背中に、高校時代の思い出がよみがえる。いつも、私はイナガキ君にからかわれてた。軽口を叩かれ、ムキになって顔を赤くしながら怒ったりしてた。だけど、どこか居心地がよかった。ずっとこのままでいたいと思ってたけど、お互いに大学合格したのと同時にイナガキ君のご両親の離婚が決まり、よく遊びに行ってた家も取り壊されることになった。壊されていく家を見ながら、涙を流していたイナガキ君。私はどうしていいかわからずに、ただ見守ることしかできなかった――。その背中を抱きしめたいと思いながら…。■「彼にすがりたい!」セルリアンブルーは背徳の色?「セルリアンブルーだな、今日の空。季節が違うはずなのに、あのときの空の色に似てる気がするのは、友里ちゃんがいるからかな」一足先にロビーを出たイナガキ君が、そうつぶやくので私も空を仰ぎ見る。青い空はどこまでも眩しく目がチカチカと痛くなった。「お昼なんだけど、壁紙やナフキンなどに僕のテキスタイルを使ってくれてるレストランがあるからそこ行こう」私たちはエントランスに横づけにされているタクシーに乗り込み、イナガキ君は運転手に行き先を告げた。タクシーのなかは、少し寒さを感じるほどに冷房が効いていて、私は思わず「寒っ……」と身体を縮こませる。すると、「はい、これ羽織りな」ふわりとイナガキ君にジャケットを掛けられ、服についていたフローラル系の香りが鼻腔をくすぐった。「イナガキ君、これいい匂い……」「あ、気に入った? 先週出たばかりのフレグランスなんだけど、限定パッケージデザインを担当したんだ。ちょうど持ってきてたから後で戻ってきたときにあげるね」「いいの? ありがとう」タクシーは街道を進んでいく。すると、遠目にカオルさんとよく似た人が見えて思わず私は顔を伏せた。「なにしてんの? 別に僕たちはやましいことをしてるわけじゃない」「そうなんだけどね……」「う~ん、なんかあるっぽいな。着いたら話してよ」イナガキ君の優しい言葉に、つい私は涙腺が緩みそうになる。(ダメだあぁ! ここで泣くのはよくないって!)それでも、最近降りかかってきたいろいろなことで心が折れかけている私は、つい彼の言葉にすがってしまいたくなっていた。それが、どんな結果を招くのかも知らずに――。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第6回」のお話 ≫ 夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月11日ウーマンエキサイトの読者の皆さん、こんにちは! 5歳、4歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです突然ですが私、自他ともに認めるズボラです。だけど幼稚園のママ友の前では、ズボラな自分を包み隠してオシャレなママとして生きています。(…そのつもり)しかし、究極のズボラ人間が、ズボラを隠し通せるはずがないことを実感する出来事があったのでした。■完璧だと思っていたら…!?幼稚園の送り迎えのとき、車からさっそうと降りる私。他のママさんたちに爽やかにあいさつをした。この日は幼稚園でイベントがあったので、バッチリお化粧して小綺麗な服を身にまとっていた。どこからどう見てもオシャレママにしか見えない。フフフ…完璧。オシャレママの仮面をかぶった私が、まさか家ではズボラ人間だなんて、きっと誰も思わないだろう。と、そのとき子ども達が後部座席のスライドドアを開けて降りてきた。■車汚え!シートのすき間にお菓子の食べかすや、手を拭いてそのまま落とされたお尻拭きの残骸。さらに、脱ぎ散らかしたいつかの靴下や、シートのポケットに突っ込まれたいらないものの数々。極めつけに、ドロドロの靴でそのまま乗るから床はドロドロ砂だらけ…スライドドアだからオープン全開になってしまい、キタナイ車の中が丸見え! いますぐにでもドアを閉めたい!しかし… ■友だちを招き入れるわが子「オレの車、8人乗りやで。乗る?」なんて言って、自慢げに車の中へとご招待しはじめた。そんな自慢するほど、すごい車じゃないのにハズカシイ! どこにでもある普通のミニバンだよ。いやね、お友だちが乗って遊んでくれるぶんには全然構わないのだけど、その子のママさんが見てるよお〜。汚い車の中を見てるよぉ…。私のオシャレママの仮面はいとも簡単にはがれ落ち、いつものズボラ主婦に元どおり。「車の中がいつもキレイな人は一体どうしてんの?」と、消え入りそうな意識で疑問に思った。最初からありのままの自分をさらけだせたらどれだけ楽なんだろう。でもなかなか、本当の自分を見せるって、私にとっては難しいな。とかいってるけど、自分のことを偽ってもすぐにボロが出ちゃうオカンなのであった。
2020年01月27日前回からのあらすじ幼稚園のママ友に誘われたお茶会は家チェックの場だった! さらにクラス委員長からの提案がさらなるLINE通知を加速していく…。そんなある日、幼稚園を休んだ友里は買い物中、背後に気配を感じるが…。 「幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友。※このお話はフィクションです■もしかしたら外出先をチェックされていた!?家に帰ってひと息ついていると、カオルさんからグループLINEのほうにメッセージが来ていることに気がついた。『今日、幼稚園休んだんだって? 朝見かけなかったから心配になったけど、なんかあった?』予防接種のことは園に伝えてあるから別に問題ないはず。そう思ってありのままを伝えてみた。そうしたら…。『あのさー、幼稚園とはいえ学校なんだよ。自分の都合で休んじゃダメだよ。土曜日混むからとかどうせそんな理由で平日に予約入れたんだろうけど、それは我慢しなきゃ』私はドキッとした。『そうですよ。先生だって内心快く思ってないかもしれないですよね。それに、帰りに買い物なんてしてたらあんまりいい気持ちしてないと思いますよ』そう追い打ちをかけてきたのは、先日のお茶会で突然お邪魔させてもらったママさん。たしかに、そう言わればそうかもしれない。先生は、いいですよなんて言っていたけれど、あからさまに反対できる理由でもない。私は、グループLINEのなかで、以後気をつけますと送信した。翌朝、またいつものように悠斗を幼稚園に送り届けると、カオルさんが背後から話しかけてきた。「ちょっとあんたに話したいことがあるんだよね。いろいろ問題が起きないうちに伝えた方がいいって思ってさ。立ち話になるけどいい?」少しならと言って、カオルさんに連れられた公園には、マキちゃん以外のこの間のお茶会メンバーがそろっていた。「あんたさ、建前と本音の区別、ついてる?」カオルさんに指摘され、私は口ごもってしまった。たしかに、相手の言葉を額面通りに受け止めてしまうところはある。短絡的な思考を自覚しつつも、苦手なところに目を背けている部分はあった。「幼稚園としては、『親の都合で休んでも構わない』って言ってるけど、それは建前でしょう? 本音では、休んでくれるなってこと。そんなことも理解できないの?」私はいくつもの冷たい視線に晒され、何も反論できないまま、ただただカオルさんから幼稚園で過ごす上でのルールや「母親とは」という理想論にうなづくしかできなかった。結局、解放されたのは迎えの時間ぎりぎり……。こんなことがあってからというもの、私は次第に周りの顔色をうかがうようになってしまった。そうして、フルに幼稚園に預ける日々が始まったけれど、何かしら理由をつけられ、カオルさんたちに呼び出されては愛想笑いでダメ出しを受けるなんてことを繰り返すようになっていった。■夫のスマホに現れた不穏なメッセージある日の夜。悠斗を寝かしつけたあと、缶チューハイ片手に亮の帰りを待っていた。(ここのところ、ちょっと帰り遅いよね……どうしたんだろ)と、思っていたらちょうどよく玄関のドアが開いた。「ただいま~。今日は飯食ってきたからいらない。お風呂沸いてる?」そう言って、亮はスマホを無造作にテーブルの上に置くと、そそくさとお風呂に入っていく。(ごはん食べてくるならそう言ってくれればいいのに……)用意してある食事を片づけようと席を立った途端、亮のスマホの画面が光った。『先輩、今日はお食事ご一緒できてよかったです☆また今度……』(なんなの……これ? 、もしかして……)動揺しているところに、亮がお風呂から上がってきた。「ねえ、ビール出してくれない?」私は、いま見たことを切り出すわけにいかず、悶々とした気分が拭えない。■夫と入れ替わりに目の前に現れたのは…――朝起きると、亮がベッドにいなかった。あれ? と思い、リビングのカレンダーを見ると「大阪出張」と書かれてある。(昨日まで書かれてなかったのに……)悶々とした気分のまま、私は悠斗を幼稚園に送り届ける。悠斗は「あのね、きょうもひまりちゃんとあそぶんだよ~」と、上機嫌。「そっか~、よかったね」と私は話を合わせるけど、心のなかはまるで、ポケットに入れたまま洗濯してしまったハンカチみたいにぐちゃぐちゃだ。アイロンを使ってもどうしてもこのしわは消えそうにない。カオルさんと目が合う。彼女が満面の笑みで近づき、まさに口を開こうとした瞬間、私のスマホが鳴った。慌てて電話を取ると、亮からだった。「ごめーん、悠斗送って行ったばかりだと思うんだけど、リビングに封筒忘れたんだ。今日、大阪出張で使うやつなんだよね。あと1時間は駅で待てるから、悪いけど届けてくれない?」私はあいさつもそこそこに慌てて自転車に乗り自宅へ戻った。駅の新幹線口には、亮が困った表情を浮かべて立っていた。「ごめん、遅くなって」私は亮に封筒を手渡す。「助かったぁ……ありがと。それじゃ」と亮があっさりと封筒を受け取りホームに行こうとしたので、慌てて私も入場券を買って新幹線を待つことにした。だって昨日のことをまだ聞き出せていないから……。春の空気は、まだまだ冷たいときがある。のぞみが通過するたびに、びゅううっと風が吹いて、薄手の服ではまだまだ鳥肌が立ちそうだ。しかも、そのたびに話は遮られ、何を話せばいいのかわからなくなる。「なんだよ、友里」「……」亮が乗るひかりが着いた。ドアが開くと、次々と人が下りてくる。「じゃ、見送りありがと。行ってくるね」と言いながら亮が乗り込むとき、鮮やかな色彩の服に身を包み、柔らかなフローラルの香りをまとった男の人とすれ違う。そして、新幹線は、発車ベルとともにホームを離れた。「行っちゃった」私が、踵を返したそのとき、さっきすれ違った男の人と目が合った。「……あれ? ねえ、友里ちゃんだよね!!」その言葉に思わず私は立ち止まって、彼の顔を見た。まじまじと見ると、急に懐かしさが込み上げる。「あ……もしかして、イナガキ君? 久しぶり」――小学校6年間、高校3年間をともに過ごした友だちと、こんなタイミングで再会するなんて思ってもみなかった。込み上げる思いを抑えつつ、しばらく心地良い会話を交わした。まだ春のはずなのに、どうしてだか澄み切ったセルリアンブルーの青空が広がったような気がした。あの日、たしかにすぐ隣にあった青い糸で結んだ絆を密かに感じながら。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第4話」のお話 ≫ 幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月21日子どもを産むまでは「ママ友なんて別にいらない」と思っていた私ですが、実際に子どもができると、同じ悩みを共有するためにも“ママ友っていいな”と思い始めました。今ではたくさんのママ友がいますが、そういえばママ友ってどういうふうにできたっけ……? 今回は、私がどうやって気の合うママと知り合ったかをご紹介します。 子育て支援センターや児童館で!定番中の定番といえば、やっぱり住んでいる地域の支援センターや児童館でママ友ができるパターンです。支援センターは規模が大きく、その分来館されるママさんたちも多いと思います。児童館は地域密着型なので、規模は小さいけれどより近所のママさんと仲良くなるきっかけになりました。 私の場合、最初は支援センターで知り合ったママさんと児童館で偶然お会いできて、そのことがきっかけで一緒にランチに行くなど、仲良くなることができました。 近くに住んでいるご近所さんと!これはすごくレアなケースかもしれませんが、保育園のお迎えの帰り道によく会うというだけで仲良くなり、LINE交換までしてくれたママさんがいます。それぞれ保育園と家の方向が真逆で、ちょうど中間地点でよく会うような形になっていたのです。 また、子どもの年がほとんど同じというのもよかったと思います。子ども同士も会うと大喜びして、お別れをすごく嫌がるほど仲良しになってくれました。 ママ友なんていらないと思っていたのが嘘のように、今はありがたく感じています。つい先日も、ママ友にかかりつけの病院の移転情報を教えてもらったところです。これからもじょうずにお付き合いしていけるといいなと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:青谷まるか一児の母。機械メーカーに勤務するワーキングママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はフラダンスと語学。
2020年01月20日前回からのあらすじ幼稚園の保護者会で感じた、ある違和感。その不安は、ある幼稚園ママに誘われたお茶会でさらに膨らんでいく…。 「ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないマキ:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友※このお話はフィクションです■ママ友とのお茶会の行方結局、その日のお茶会は1時間も経たないうちに解散になった。みんな一緒に家を出て、まとまって幼稚園に子どもを引き取りに行くけれど、上機嫌なのはカオルさんだけ。マキちゃんも口を開かないし、もちろん私も話をしたくない気分。お邪魔させてもらった家は、同じうざぎ組のママさんの家だった。何もわからず連れてこられてしまったが、その人は今日のお茶会のためにカオルさんから準備をするように言われ、用意して私たちを待っていたらしい。そのママさんは、カオルさんに部屋の中をジロジロ見られていろいろと詮索されて、かわいそうになるくらいだった。これが独身のころの付き合いだったらカオルさんに対して怒ってるところだけど、声を荒げて肝心の子どもの関係がこじれたらと思うと何もできなくなってしまう。(こんなこと、いつまで続くんだろう……)*夜、夕食の支度をしているとマキちゃんからLINEが入ってきた。『友里ちゃん、こんばんは。お疲れさま。あれから、今日お邪魔した人のところにLINE打ってみたのね。すごく大変だったんじゃないかなって。そうしたら、“あれくらいのことは全然平気です。タンスの中身を見られたわけじゃないし、本棚の本が増えたのと、テレビと冷蔵庫を買い替えたのを気づかれただけだから。なので、佐々木さんも気にしないでくださいね”って返事来たけど、やっぱり大変だと思うんだよね。この童話はつまんなかったとか、DVD買うならCATV加入した方がいいとか言われちゃうとか』(マキちゃん、今日のママさんに労いのメッセージ送ったんだ……気が利くよね……)そう思いながら、私は“大変だよね”と送信した。次になに言おうかと言葉の糸を探っていると、横から転がる毛糸玉みたいな勢いでクラスLINEの通知が来た。『お疲れ様です。上田です。今日、一部の保護者の方からとあるお方のお宅にお邪魔したという話を聞きました。子どもを園に送り届けたあと、引き取りまでの間、皆さんがどんなことをなさっているか私としても詮索するつもりはありません。しかし、一部の方に過重な負担がかかるような行為を確認した以上、私としても放置するわけにいきません。今後は、そのようなことは慎んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします』(これ……今日のことだよね。誰かが教えたのかな)上田さんがこうやって釘を刺してきた以上、明日以降は目立つ行動はとれなくなる。ホッと胸をなでおろした次の瞬間。またしてもLINEの通知音が鳴った。ため息をひとついたところで、通知音よりはるかにけたたましい声がした。「ママぁ、おなかすいたぁ!!」■LINE通知音が鳴りやまない食事が終わって悠斗を寝かしつけ、改めてLINEを見て見ると今日行ったお茶会メンバーでグループが組まれているのに気がついた。「今日のこと上田さんに言った人、誰?」口調から怒っているのがありありとわかるカオルさんからのメッセージ。それに対してやってないですとメンバーからのレスが続く。私も、やってないものはやってないのでありのままを返信した。すると、また通知音が。「もう、今日だけでいったい何通やりとりしてるんだろ……」と思ったら亮からのカエルのスタンプだった。■夫に理解されないママ友つきあい帰ってきた亮に、今日の顛末を話そうとしたけれど、話なんてできる雰囲気じゃないくらい疲れてる様子だった。「どうしたの?」と声を掛けても、不機嫌そうな声で「なんでもないよ」と返される。そっかと呟いて、私は軽めの夕飯を出したのだけど、「主婦って楽だよなぁ。家事して子どもの面倒見てるだけで一日終わるんだもんなぁ」なんて急に言われてついカチンと来てしまった私は、「結構、人間関係大変なんだよ」と返してしまった。すると、亮はテレビのスイッチを入れながら、「どうせ、幼稚園の保護者関係なんでしょ。ニコニコ笑って心であっかんべしてればいいのに」それが出来れば苦労はしないよと言い返そうと思ったけど、やめた。どうしてだろう…。これまでお気に入りだった洋服のはずがチクチクするような不快な感情がこみ上げてくる。*朝起きて気がついたら、ほうぼうからのLINE通知が合わせて10件以上も入っていた。開こうかと思ったけれど、今日はこれから園を休んで予防接種を受けに行くことになっているので帰ってきてからにしようと思いなおした。(こういう時、個別接種って楽だよね…誰にも会わなくていいし)悠斗を自転車に乗せた病院の帰りに、ちょっと買い物して帰ろうと近くのスーパーに立ち寄った。すると……。なんとなく物陰から視線を感じる。誰かいるのかなと思い振り返っても知ってる人は誰もいない。気を取り直して、私は自転車で坂道を駆け上がった。このとき、もっとちゃんと後ろを確認していれば、少しでも歩くなりしゃがむなりして視点を変えて見ておけば、あんなことにはならなかったのに…。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第3話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月14日ママ友との関係に苦戦している女性は多いもの。そもそも、子ども同士の関係があってこそのママ友。自分が好んで付き合っている関係ではないので、何かとトラブルも起きがちです。そこで今回は、ママ友が喜んでくれる些細なポイントについて紹介しましょう。文・東城ゆずキリがいいところで連絡を止めてくれる「私が“ありがたいな”と感じるママ友の行動は、キリがいいところでLINEなどのやりとりをストップしてくれる人です。正直、ママって忙しいじゃないですか。ダラダラと続くLINEは、結構こたえます。でも、途中で止めてしまうと“怒らせるかな?”と気を使うのも事実。だからこそ、キリがいいところで“忙しいよね。お時間ありがとう。またね〜!”と、LINEを止めてくれるママ友はありがたく感じます」(Mさん・29歳女性)相手の時間まで考えられる人は、きっと思いやりに溢れている人でしょう。自分に置き換えて考えることが、ママ友問題をうまく避けるためのポイントではないでしょうか。お泊まりや遊びに行くことを許してくれる「子ども同士で盛り上がると、すぐに“〇〇ちゃんの家に泊まる〜!”って言うじゃないですか。中には“ママと来てね”と断るママ友もいるんですが、“いいよ〜!”って子どもだけでもお泊まりを許してくれるママ友は、いい人に感じますね。“たまには、〇〇ちゃんママも、ゆっくりしてね”と預かってくれたママ友。シングルマザーで正直“しんどい”と感じていたときだからこそ、ありがたかったです。子どもの付き合いを重視するのではなく、私への思いやりにジーンときちゃいました」(Uさん・38歳女性)お泊まりや遊びに子どもの友だちが来るということは、家の清掃や料理など、少々面倒なことをしなければなりませんが、「素敵なママ」と他のママから思ってもらえることでしょう。手土産のセンスが良い「誰かのお家に遊びに行くとき、いつも手土産のセンスがいいママ友がいます。普通はみんなが食べられるお菓子を持っていく人が多いのですが、大勢集まるとかぶったりするんですよね。そんなとき、そのママが持ってきたのは、子どもが遊べるおもちゃ。前回は水風船でした。子どもが喜ぶものを考えて選んでいる感じが素敵だし、子どもたちが遊んでいる間、ママたちは会話に専念できます。決して値段は高くはないですが、気が利いてますよね」(Mさん・41歳女性)ママ友関係によくあるのが、手土産の問題。周りのママが高価なものを持参すると、他のママも高価な手土産を持参しはじめ、お互いに疲弊してしまいます。しかし、手土産のセンスがいいママは、発想で勝負をするのでしょう。子どもも巻き込んで楽しめる手土産だと、なお喜ばれるでしょうね。悩みに対して共感してくれる「悩みに対して“うちは、こうやってるよ〜”ではなく、“そうだよね。辛いよね”と共感してくれるママ友さんがいると心強いです。悩みの相談といっても、ただ共感して欲しいだけだったりすることもあるので、貴重な話し相手です」(Iさん・31歳女性)何か悩みを持った時に「そうだね」と同調してくれる人がいるのは、とても心強いことです。頻繁に会わなくても仲良くしてくれる「子どもの予防接種や病院の診察、園のイベントなど、用事が増えると、ママ友付き合いの時間がどうしても減ってしまいます。そんな事情を理解して、お互いが心地いいと感じるペースで会ってくれるママ友は大事ですね」(Wさん・34歳女性)ママは子どもの用事や仕事、家事など、やらなければならないことがたくさんあります。そんなときにママ会の日程があらかじめ決まっていたりすると、それに合わせて動くことになり、ストレスになります。負担にならない付き合いができるといいですね。以上、ママ友が喜ぶポイントをご紹介しました。ママ友というと、つい身構えてしまいがちですが、実はそこまで見栄を張ったりする必要はないのかもしれません。「自分がされて嬉しいことは、きっとママ友も嬉しいだろう」と考えて行動するだけで、もっと気楽にママ友と付き合っていけることでしょう。©Michael H/gettyimages©kohei_hara/gettyimages
2020年01月11日前回からのあらすじ入園式のスーツを買いに行った友里は、自分の体型の変化に愕然とする。そうして亮との夜の生活がないことに悩むのだが…。そんな日々の中、息子の悠斗の入園式の日がやってきた。そこで同じクラスとなるママたちに会ったのだが…。 「夫に相手にされていない?私たち、かけちがえたボタンみたい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がない※このお話はフィクションです■幼稚園のクラス会で覚えた違和感入園式から数週間は午前保育の日が続いた。子どもたちの身体測定をしてすぐ終了だったり、1時間ほど園で過ごして降園になったりとなかなか妙にあわただしい。そんな中、家の方向が一緒のひまりちゃん親子とはすっかり打ち解けていた。「あの、ひまりちゃんママ。ひまりちゃんママってちょっと言いづらいので、名前で呼んでも大丈夫?」「うん、いいよ。こっちも名前で呼ばせてもらうね」こうして、ひまりちゃんのママことマキちゃんは、私の中でのママ友第一号になった。そして、悠斗にとってもひまりちゃんはガールフレンド第一号。一緒にブランコで遊んだり、砂場あそびをする姿は、本当にほほえましく思える。*ある日、クラス役員決めが行われるとあって、保護者全員がホールに集められた。「役員決めなんて緊張するね…くじ引きだったらどうしよう」マキちゃんのつぶやきに周りのママたちもうなずいていた。「あ、園長先生来た」ざわついていたホールはしんと静まり返る。役員決めは、意外すぎるほどスムーズだった。というのも、事前に園長先生による根回しがあり、前年度にPTA会長を務めた上田さんという人がクラス委員長を引き受ける方向で話が進んでいたからだ。だけど…。承認の拍手を求めるときに、ふたりほどしなかった人がいるのが見えた。そのうちのひとりでちょっとメイクの濃い人が、上田さんのことをあからさまに睨みつけているのがわかる。(え? 何があったんだろう…)園長先生に促され、上田さんがみんなの前であいさつをする。「上田樹の母、上田葉子です。この度、うさぎ組のクラス役員を務めることになりました。一年間、精一杯頑張りますので、みなさんもご協力のほどよろしくお願いいたします」先生の話などが一通り終わったあとで、上田さんの提案でみんなが集められた。「ここ数年連絡網による連絡が途中で止まってしまい、緊急の連絡が最後まで行き届かないことが発生しています。そこで、今年は試験的にクラスごとにグループLINEでの連絡を行うことにしましたのでご協力お願いします」こうして、うさぎ組グループLINEが作られることになり、みんながそれぞれ連絡先を交換することになったのだけど…。「あんた、見かけない顔だよね。この辺に住んでるわけじゃないでしょ?」そう声を掛けてきたのは、さっき承認の拍手をしなかった人のひとりだった。「エダカオルっていうの。よかったらあたしとLINE交換しない?」私には、断る理由がなかった……。そして、私にとってショッキングな事実が判明する。入園式のとき、バッグをめぐってこぜり合いになった子は、カオルさんの息子くんであることがわかったのだ。(なんだろ、切れない糸に巻きつけられたようなこの嫌な予感…)■幼稚園のママ友に誘われたお茶会!?ようやく幼稚園に送り届けたあと11時に降園するまでの間親が園内にいなくてもよくなったのでなんとなく手持ち無沙汰みたいな感じになった。「どうする? 一旦家に帰る?」マキちゃんにそう聞かれてどうしようか悩んでいると、後ろから声を掛けられた。カオルさんだった。カオルさんは、これまでよりも濃い口紅をつけていた。「あのさー、今からお茶会しようと思ってんだけどさー、暇だよね?」ものすごく圧を感じながら私とマキちゃんは思わず頷く。カオルさんはこの他にも数人に声をかけて、結局あわせて4人ほどで行くことになった。「あの、カオルさんのうちではないんですか?」おそるおそる、マキちゃんが尋ねる。「え? あたしんちに呼ぶわけないじゃない! こっから遠いんだしさ」いきなり行って大丈夫な人っているんだろうか? お茶菓子とか持っていかないとまずいんじゃないの? そんなことが頭をぐるぐるし始めたのもつかの間、カオルさんがここだよと指さした。それは、ごくごく普通のアパートの2階部分。大勢で押しかけたらいろいろ申し訳ないことになるんじゃないかと思い、なんとか帰れる方法を探ってみたものの…結局押し切られてしまった。カオルさんと一緒にお茶会の会場とされた人の部屋の中に入る。すると、カオルさんはお邪魔しますの一言もなしに居間に入り、見渡すと、「うん、あんた掃除頑張ってるじゃん。えらいね」掃除頑張ってるってなに?えらいねってなに?今から何が起こるの…!?イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第2話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月07日学生時代の友達とも、会社の仲間ともちょっと違う。子どもをもって初めて知るママ友ワールド。2019年もたくさんのママ友に関するエピソードが集まりました!今回は反響の大きかったテーマのベスト5を紹介します。[toc]1位二度とゴメン!と思ったことも【子どもの預け合い】急な用事や体調不良で、どうしても子どもの面倒を見られないとき。ママ友同士で子どもを預けたり、預かったりした経験はありませんか。もう次はない!と思った理由とは?もっと見る2位うーん…これは確信犯?【セコさと節約上手のはざま】ケチと節約は似て非なるもの。ママ友の言動に、「え…!?それはないな」と引いてしまうこともあれば、「すごーい!」と感心することも。ママ友のビックリエピソードや笑える話が集まりました!3位そのテがあったか!マネしたくなる【感動するしつけや声かけ】わが子へのしつけや声かけ…これでいいの?と悩んだり反省したりするママも少なくないのでは。「私もそんな風にできたら」とマネしたくなった、ママ友の子どもへの接し方を教えてもらいました。4位被害者はうちかと思ったら…【子ども同士のトラブルへの対応】子ども同士で遊んでいると、おもちゃを取り合ったり、叩かれたり叩いたり…なんてトラブルは日常茶飯事。でも根本的な問題は、そのときのママの対応のようで…。5位価値観?世代?生活水準?モヤっとしてしまう【ママ友に感じた壁】
2020年01月02日ママ友は、上手に付き合えれば情報や悩みを共有できる心強い味方ですが、付き合う距離感を間違えると面倒なトラブルが起こることもあるでしょう。ママ友付き合いをする上でのコツや、ママ友を作らない場合の対処法などを紹介します。ママ友付き合いは疲れる? メリットとデメリットは本当は人付き合いが苦手なのに、「子ども同士が仲よくしているからママ同士も仲よくした方が子どものためになるのかな?」などと思って、ちょっぴり背伸びをしてママ友付き合いをしている人もいるでしょう。はたして、ママ友付き合いとは本当に必要なのでしょうか。ママ友と付き合うメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。行事・園の情報交換ができるママ友がいると、子どもが通っている幼稚園や、園の行事などについて情報交換ができます。特に上の子どもがいるママ友からは、先輩ママとして参考になる情報を教えてもらえることもあるでしょう。幼稚園のことにとどまらず、地域の病院や施設についても『あそこは先生が優しい』『待ち時間が長いから注意』などの情報をもらえる場合があります。子育てのために新しい町に引っ越してきたという人にとっては、ママ友の存在がありがたく感じられることも多いでしょう。同じ悩みを共有することもママ友とは同年代の子どもを持つ親同士なため、似たような悩みを抱えている場合が多くあります。子どもに関する悩みを共有したり、アドバイスし合ったりできる間柄になれば、育児の不安を減らすこともできるでしょう。夜の寝かしつけや好き嫌いなど、自分のやり方では解決しなかった子どもの悩みも、『ママ友のやり方を実践したら効果があった』という場合もあります。たとえ悩みが解決しなくても、自分1人だけで悩み続けるよりも誰かと共有して気持ちを吐き出した方が不安が軽減されます。同じ悩みを共有する同士として、ママ友と付き合うのもおすすめです。いじめなどトラブルが起きる場合もママ友付き合いは、やり方を間違えるとトラブルが起きる場合もあります。幼稚園のボス的な存在のママからのお誘いを断ったら、それ以来幼稚園で孤立してあいさつも無視されるという話も…。このようないじめのほかにも、子どもの習い事や住んでいる場所などを会話の中から探り合って、気が付けば見栄の張り合いになっているというのも、よくあるママ友同士のトラブルです。子どもが絡んでいるだけに、自分の好き嫌いだけでは付き合いをやめにくいのがママ友の難しいところでもあります。付き合うときには適度な距離感を保つよう意識することが大切です。適度な距離を保つ付き合い方できることなら上手にママ友と付き合いたいと思っても、適度な距離感を見つけるのは意外と難しいですよね。そんなときは、付き合う上でのマイルールを設定するのがおすすめです。ママ友と適度な距離を保つために大切なことを3つ紹介します。会話に参加しても噂話には耳を貸さないママ友とお喋りをしているときに話題に出る噂話には注意が必要です。噂話は、いろいろな人同士の間で話題になるうちに事実が歪められ、根も葉もない嘘の情報になっている可能性が大いにあります。噂話に耳を貸しているうちに、意識せずともいつの間にか自分も噂の発信者になっていることもあるでしょう。不用意な言葉は人を傷付けたり、信用を失ったりする原因になります。余計なトラブルを招かないためにも、『会話はするけれども噂話には交ざらない』姿勢を徹底しましょう。プライバシーの深入りは避けて人によっては、仕事や家庭のことを話したくない場合もあるでしょう。そのため、相手から話してくるまでは、ママ友のプライバシーについて深く聞くのは避けた方が賢明です。相手の事情に深入りすると、付き合いにくくなったり、自分では背負いきれない相談事をされたりする可能性もあります。「聞かなきゃよかった」と後悔しないためにも、基本的な会話は子どもや幼稚園のことを中心にしておきましょう。相性が悪い人とまで付き合わなくてOK人間なら誰しも、「この人とは合わない!」という人がいるでしょう。ママ友の中に相性が悪いと感じる人がいた場合は、さりげなくフェードアウトしてなるべく付き合わないのがおすすめです。ママ友は、あくまでも子ども同士の友達関係があった上での親同士の関係です。「無理をしてまで全ての人と仲よくなる必要はない」と気楽に構えるくらいでよいでしょう。ママ友ができない場合はどうする?子どもを幼稚園に通わせるようになってしばらくしても、ママ友ができない場合や、意識手にママ友を作らない場合もあるでしょう。ママ友はいなければいないで構いませんが、いくつか気を付けるべきことがあります。ママ友がいない場合の対処法をチェックしましょう。あいさつだけはかかさずしようママ友がいない・作らないからといって、幼稚園でほかのママに会ったときに、何も言わずに素通りするのはおすすめできません。お付き合いはしないにしても、顔を合わせたら笑顔であいさつしましょう。話したことのない人だと、あいさつをしても会釈程度で済まされることもあるでしょう。それでも、『会ったら自分からあいさつ』を心がけていると、そのうち向こうもあいさつを返してくれるようになります。普段からあいさつをしっかりしておくと、何か知りたいことができたときに会話に交ざりやすくなる上、あまりお付き合いをしなくても目の敵にされることはありません。ママ友を作らない場合のやり方ママ友を作らないと、幼稚園の情報が入ってこないのではないかと不安になりますよね。しかし、行事のお知らせや持ち物など、大切なことは保護者に配られるプリントで知ることができます。プリントだけでは分からないことは、直接幼稚園に電話をして先生に教えてもらいましょう。幼稚園との間にママ友を挟まなくても、意外と必要な情報は得られるものです。子どもや幼稚園からしっかりと話を聞けば、ママ友との付き合いがなくても困ることはないでしょう。うまく付き合うには適度な距離感を探ろうママ友は、子どもに関する情報や悩みを共有できる大事な仲間になる場合もありますが、付き合い方を間違えると人間関係のトラブルが発生することもあります。ママ友とうまく付き合うためには、適度な距離を保つことや、相手のプライベートに深入りしない姿勢などが大切です。節度ある付き合いを心がけ、無理のない関係を築きましょう。
2019年12月22日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。 みなさんは妊娠中「両親教室」に参加されましたか?呼び方はいろいろあると思いますが、妊婦さんとその家族向けに妊娠・出産・産後の生活についてレクチャーしてくれる教室のことです。私は産院でやっているものは一人で、自治体でやっているものは夫と二人で参加しました。仕事が忙しい夫に平日に有給休暇をとってもらってまで二人で参加した理由……そう、それはもちろん、 赤ちゃんが生まれる前に妊娠&出産の大変さをわかってもらい、少しでもイクメンになってほしかったからです!! いや、ムダではなかったんですよ?産後おふろは自分が担当する!って張り切ってたし、実際ときどきはやってくれたし。 でもこれで妊婦のしんどさをわかってくれたかというと、まったくわかってなかったし、当然イクメンになったわけでもありませんでした。うちの場合、勝負は子どもが生まれてからで、自分が覚えたことを1つ1つ夫に伝えて、できることはやってもらって……と時間をかけて「微イクメン」になってもらった感じです。 赤ちゃんを育てるだけでも大変なのに、同時に夫も育てるなんて、ホント大変。おふろの入れ方だけ教えてもらっても仕方ないんですよ!!産後でもいいから土日に(←ここ大事)「猛特訓!父親教室」みたいなのを開催して、へその緒のケアの仕方・ミルクの作り方・げっぷのさせ方・おむつの交換の仕方・離乳食の作り方まで、まるっと教えてくださいよ! ……と、振り返ってみて思います。 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。
2019年12月21日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫にイライラ『もう口もききたくない』帰省や旅行で夫を嫌いにならない方法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、事前に夫と役割分担を明確にしておくことや、旅支度をラクにする方法などについてお話ししましたが、今回寄せられたのが、生活面での夫との役割分担に悩むママからのご相談です。■お悩み:夫は逆ギレ「育児も家事も私ばかり…」育休が明けてから、夫とケンカばかりです。初めての育児、頼れる親も近くにおらず、育休中から「休みが明けたら協力が必要」と協力を仰いできたのですが、夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだ事は面倒くさそうに応じる始末。結局、育休明けから思うように動いてくれず、イライラが募ってチクリと言っても、本人なりにはやっているつもりらしく、逆ギレされて終わるだけ。もっと建設的に話し合って夫を動ける人間にしたいのですが…子育てと家事と仕事と、夫育てまでは疲れてしまいます。■回答:女性と男性「親になるスピード」が違う初めての育児でただでさえ不安なのに、頼れる親が近くにいないうえ、さらに仕事にも復帰。体がいくつあっても足りないと思えるような状況ですね。こんな時こそ、一番身近な夫を頼りたくなるのは当然でしょう。しかし、肝心の夫が思うように動いてくれずイラ立ちが募っていらっしゃるのですね。「女は弱し、されど母は強し」とはよく聞くフレーズですが、女性は妊娠がわかると、比較的すんなりと「親になる」覚悟を受け入れるように思います。自分の体の中で新しい命が育っているという感覚が、親としての自覚を促すのかもしれませんね。一方、男性はこのような感覚を経験できないからか、頭では「親になる」ことを理解したつもりでも、女性の受け止め方とは違う方が多いように感じます。その部分があいまいなまま子どもが生まれて育児がスタートすると、どうしても負担が多くなる女性がイラついてしまう事態が起こりやすいのではないかと思います。■「夫とは、父親とは」を押し付けていませんか?あなたが育児に協力的ではない夫に怒りを感じるのはごもっともです。もしかすると、あなたの心のなかでは「育児に奮闘している妻を率先してサポートするのが良き夫である」といった、確たる「理想の父親像」があるのかもしれません。また、自分自身にも「良き母親であること」を求め、そうなるために「家庭はこうあるべき」といった思いが強いのかもしれませんね。それ自体は正しいことですが、いったん立場を逆にして考えてみませんか? つまり、自分が夫になったと思って、現在の自分を眺めてみるのです。ご相談の文面に「建設的に話し合って夫を動ける人間にしたい」とありますが、これはあなたが夫に対して「自分の思う通りに動いてくれ、家事育児を手伝う人になってほしい」と望んでいる印象を受けます。ということは、もしかすると夫も同様にあなたのことを「もっと家事育児がテキパキできる、動ける妻になってほしい」と思っているかもしれません。2人とも建設的な関係を望んでいるのは同じかもしれませんが、夫には夫なりの考えがあるように感じます。例えば、夫は「子どもにはお金がかかるから、自分はどんどん仕事を頑張って稼ごう」と考えているかもしれません。だとしたら、そうやって頑張って家に帰ってきたのに、イライラした形相で待ち構えた妻が育児の手伝いを強要してきたら、やるべきとわかっていてもウンザリした顔になってしまうでしょう。子どもを頑張って育てようという思いは同じでも、頑張るポイントが夫婦で違っているというのはよくあることです。そこに気づかない妻は、疲れて家で積極的に動けない夫を見て、ただただ怒りばかりが募るでしょう。上記は、あくまで想像の話なので、あなたの夫がこの通りとは限りません。ただ、自分のなかの「理想的な夫・父親像」をいったん脇に置いて、夫の家庭に対する考えをあらためて聞いてみてはいかがでしょうか。■夫をキレさせない「妻ができる働きかけ」自分の考え方を省みると同時に、夫への働きかけでできることも考えてみましょう。ご相談には「夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだことは面倒くさそうに応じる」とありますが、普段毎日の家事育児を行っていて、やるべきことの流れを掌握している妻に比べ、夫はおそらく家事育児の全体像が見えていないのではないでしょうか。そのため、どんな時にどんなサポートが必要かを即時に理解できず、その様子にイラつく妻を見てさらにやる気を失ってしまっているかもしれません。そこで、手伝ってほしいことを可視化するために、現在家事や育児でやっていることをすべて書き出してみましょう。それを、以下の3つに振り分けてみます。1.今は無理せずやめてもいいこと2.夫が取り組みやすいこと3.外注(家事代行や出前を取るなど)できること家事、育児の全体像が見えていない夫としては、どこまで手伝えば妻の気がすむのかわからずウンザリしている部分もあるかもしれません。夫は家事育児を可視化してもらえたら自分に何ができるのかはっきりしますし、妻も「これだけやることがあって大変だから、夫の手を貸してほしい(もしくはお金を出してほしい)」と主張しやすくなるでしょう。■夫婦でも違って当たり前「焦らずにゆっくり親になっていく」親になるということは、夫にとっても妻にとっても、人生の方向性や価値観が変わるほどの大きい経験だと思います。最初からうまくいくことばかりではありません。育児を通してお互いの考え方の違いを発見することも多いでしょう。夫婦2人の違いをすり合わせしながら、焦らずゆっくり親になっていきましょう。将来「あの時は大変だったね」と笑いあえる夫婦になっていることを祈っています。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年12月06日お歳暮やクリスマスといったギフトシーズンになると、日頃お世話になっているママ友にも「プチギフトを贈ろう」スイッチが入ります。子供のお呼ばれ、困った時に助けてもらったり、お下がりをもらったり、クラス役員でお世話になったなど、、、贈るなら今が絶好のタイミング!!そこで、本日は、相手に気を遣わせない「ALL550円以下で♪」ママスタッフ陣がリアルに選んだフード&雑貨プチギフトをご紹介します。【1】 話題の”ルビーチョコ”をステキに贈る。ダーク、ミルク、ホワイトに続いて80年ぶりに誕生したという第4のチョコが、今話題の「ルビーチョコレート」。グイグイ推したいトコロを、グッとおさえて。んーーー、でもやっぱり推したいッ。・ ”ルビーカカオ豆”の美しい天然ピンク色。・ 間違いない美味しさ「カフェ・タッセ」。・ ヨーロッパらしい、雑貨風パッケージ。実際、食べてみたところ・・・「あ、ホワイトチョコレートっぽい」→「ん?後からベリー系のようなフルーティーな酸味を感じる〜。」という新感覚。ちょっと食べてみて、と人にススメたくなる味わいなので、このお味見バータイプは、差し上げるのにもってこい。2019年冬のご挨拶に、最旬ルビーチョコを贈る。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ルビーチョコレートCAFETASSEバーチョコレート/カフェタッセ」 【2】 ビストロ風、おめかしサバ缶。サバ缶、巷でブームですね。わかりやすい美味しさですし、アレンジも楽しめるし...って?サバ缶を、ママ友に贈るの?大丈夫です、このフレンチテイストなら。<こんなリアクションが期待できそう>・ パスタにしようかな、鯖サンドかな、それともそのままおつまみにしようかな。・ せっかく可愛いパッケージだから、しばらくキッチンに出し置きして飾ろう♪お料理好き、お酒好き、甘い物がニガテなママ友には、こんなしょっぱい系をチョイス。手土産にして、「ご飯食べていく?」「ワイン開けちゃう?」なんてノリも、気の置けない仲ならでは。見たこと無いパッケージで、美食サプライズ。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「 LaCantine鯖フィレエクストラバージンオイル」 【3】 親子で食べられるビスケット。赤缶、ゴールド缶でおなじみ、金沢が生んだ素朴スイーツの「hokka米蜜ビスケット」には、こんなミニサイズもあるんですよ〜。手の平サイズの箱入りでございます。・ 個包装 ←ママ受けポイント。・ 親子で食べられる安心素材。・ 牛乳、卵、バター不使用。# 近所に、手土産やプチお礼に使えるスイーツを置くお店がなくって(・・・あっても、他の人とカブる)、おとりよせスイーツが手ごろなサイズであるのは嬉しい◎。甘酒や塩麹を使っていて、食育トレンド感バッチリ。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「ホッカ/米蜜ビスケット5枚入り/hokka」 【4】 中川政七商店のカラフル布巾。プチギフトのテッパン中のテッパン。中川政七商店の蚊帳布巾。今回は、こんなメッセージ袋入りタイプを選んでみました。<4つのメッセージから選べる>「ありがとうございます」「お世話になりました」「ほんのきもちです」「よろしくおねがいします」から選べる4種類のパッケージ入り。生活感が出がちな布巾も、パキッと映える無地カラーなら家事のヤル気アップに繋がりそう。園や習い事の送迎時にパパッと慌ただしく渡しても、気持ちがちゃんと伝わるパッケージです◎。これぞ、ママの円滑コミュニケーション術。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「中川政七商店ごあいさつふきん」 【5】 パワースポットから届く?!入浴剤。アメリカ西海岸の砂漠の下。火山灰が数万年、数億年の月日をかけて化学変化し、ミネラル成分がギュッと豊富に詰まった天然クレイになる。この地球のロマンを、お疲れのママさんへのリフレッシュギフトにできるんです!■ 温まって血流促進&安眠。温浴とクレイの遠赤外線で全身循環UP。さらにマイナス帯電入浴により、深く良質な眠りへ導きます。■ 老廃物の排出をサポート。超微粒子クレイが、毛穴や皮膚表面の細部にまで入り込み、磁石のように老廃物にくっついて排出するんですって。■ 豊富なミネラルで、美肌。入浴後は、柔らかくみずみずしい素肌へ。明るく澄んだ肌になれれば、心身リフレッシュ完了ですね。# 近頃、ママ友が集まると、美容と健康トークが止まらないんです(笑)「パワースポットで採れる天然クレイが、老廃物にくっついて・・・」と、新たなネタとしてこの入浴剤を投入したいッ。「今年もお疲れ様でした」の気持ちを込めて。▼ご紹介したアイテムはこちら ⇒「クレイドバスパウダーワンタイム30g/CLAYD」 いかがでしたか?育児を通じて、日々を一緒に頑張るママ友への感謝&ご挨拶ギフト。(まぁ、ちょっぴり苦手だけどお付き合いしなくちゃ、という場面だってありますわよね。)小さな贈り物を味方に、ママ達の笑顔がこれからもピカピカに輝きますように。 ■ギフトのはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2019年12月05日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。コミュ障には辛すぎる! 初対面ママ友とのランチ会に強制参加 後編です。▼前回までのお話公園で友達と遊んでいた娘(ちり子)。友達がランチに行くと知ったちり子は一緒に行くと言いだし、初対面のママたちと私もランチ会に参加せざるを得ない状況に。そこには、初対面ママの彼氏までいた…! 『コミュ障には辛すぎる! 初対面ママ友とのランチ会に強制参加 前編』 メンバーは、私と娘、Aママ親子、Bママ親子、Aママの彼氏!後編の今回は、さらに「帰りたい・・・」と思った出来事が起きます。知らない世界を覗き見た ランチが始まって気になったのは・・・。 Aママ彼氏とBママ、仲良いな!親しげに会話していました。 そうか、これはママ友公認彼氏。 そういうポジションがあるのか。 なるほど、Aママはシングルマザーなので独身であり、ママ友公認の彼氏というのがいても全然おかしくないのね。 知らない世界を見た気がする。 ちなみにAママ彼氏は私に対してのみ初対面なので「何飲みますか?」という感じで敬語でした。 盛り上がらない中、異変が起きる 会話は全く盛り上がりませんでした。 「ちり子ちゃんは一人っ子なんですか?」みたいな、無難な会話をポツポツするのみ。 原因は言わずもがな、初対面な上にコミュ障なヤツが入ってきたせいでしょうね。私がいなければ仲良しメンバーでワイワイやっていたでしょうに、そこは本当に申し訳ない。 そんな中、子供達がトイレに行き、キャッキャしながら戻ってきました。 喋りながらモタモタと歩いていましたが、べつにうるさかったわけでもなく近くにお客さんもいなかったので、特に気にしませんでした。 しかし・・・。 Aちゃんが転んでしまいました。 大丈夫?と声をかけようとしたら・・・。 怒るママ彼氏!!!(怖ぇええええ!) Aちゃんは普通に「はーい」って感じで席に戻りました。が、私は「急にめっちゃ怖いやん」と恐怖に震えていました…。さらにその時…Aママもキレる!!何やらふたりで痴話ゲンカが始まりました。かなり揉めているようです…。私は何をしているのだ。 行きたくもないランチ会にお邪魔しちゃって、私がいるせいで全く盛り上がらず、今や真横でカップルがケンカ中。もはや焼き鳥の味もわからない。 とても不毛な時間が流れていました。 ・・・というか、ケンカを止めた方がいい? でも、二人と親しいBママがいるわけなので、Bママが止めるかなと思ったその瞬間。 いつものことですBママ、まったく気にしていない! いつものこれで大丈夫なのか…? Aちゃんはママと彼氏がケンカしていても精神的にダメージ受けないか?などと懸念しましたが、Aちゃんも全然気にしていない様子。彼氏が怒った時は、彼氏とAちゃんの関係がうまくいっているのか心配してしまいましたが、特にAちゃんは怖がっている様子でもなくその時以外は普通に仲が良さそうでした。 それに、何か問題があればみんなと仲の良いBママがなんとかしてくれそう。 終焉 しばらくしてケンカもおさまり、ランチは終了しました。 すでに出来上がったママ友グループ(+彼氏)との初対面ランチ。コミュ障の私にはハード過ぎ。 といっても、急にランチに入れてもらったわけなのでAママ達には感謝しています。それでもやっぱり疲れました・・・。娘のちり子が楽しんでくれたのだけが救いです。 その後は、実家に帰った時の公園へのお迎えは私の母に任せることにしました。ランチ会以来、私はAママ達には会っていません。 でも、ちり子がAちゃんに会ったと聞くと「Aママと彼氏、その後うまくいってるの…?」と、妙に気になってしまうのでした。どうやら今も順調らしいので、そのままうまくいくにしてもそうじゃなくても、Aちゃんが幸せになる方向へ進めばいいなと勝手に思ったりしています。
2019年12月01日ママ友とのお付き合いは、楽しい反面、疲れると感じることも多くはないですか? しかし、仲良くしていきたいから、なかなか誘いを断るのも難しい…。そう感じているママのために、波風立てずにうまくママ友の誘いを断るコツをご紹介しましょう。■ママ友の誘い、断れない3つの理由子どもが幼稚園に通っていると、その送り迎えでママ友と毎日顔を合わせ、「お茶しましょう」「うちで遊んでいきませんか?」のお誘いは日常茶飯事ですね。さらに、仲の良いママ友が、「家でお教室を開く」サロンママ、通称サロネーゼになってしまったら、そこにも顔を出さないわけにはいきません。でも、いくら仲良しのママ友でも、お付き合いが毎日のようにあると気疲れしてしまうし、家事もうまく回らなくなっていくでしょう。実際、幼稚園の送り迎え時には、必ず栄養ドリンクを飲んでから行くというママもいるそうです。それだけ、ママ友とのお付き合いは、場合によって疲れるものなのでしょう。ママ友からのお誘いは、どうして断りにくいのでしょうか? その理由は、主に以下の3つでしょう。・ママ友のことは好きだから嫌われたくない。・断ることで仲間はずれになるのではないかと心配。・子ども同士が仲良くて断りにくい。もともと仲が良いママ友ほど、誘われると断りにくいですよね。断ることでママ友に嫌われるのではないか、子ども同士の関係にも悪影響があるのではないかと心配でしょう。次では、ママ友との関係を良好に保ちながら、誘いをうまくかわす方法をご紹介しましょう。■ママ友と気まずくならない「上手な断り方」ママ友からの誘いを断る際、相手に誤解や疑念を抱かせないために、一番伝えなければいけないのは次の気持ちです。「あなたの誘いに参加はできないけれど、あなたのことは大好きで、あなたの活動自体も認めている」例えば、仲良しのママが自宅でパン教室を始めたとしましょう。「ぜひ、参加して」と誘われたら断れませんよね。そんな時は、まず最初の1回は参加してみるのです。そこで楽しかったら続ければいいですし、ずっと参加するのはちょっと…と感じたら、正直にその気持ちを話してみましょう。「実はこういうのは私、あまり得意じゃないの」と早い段階で言ってしまう。すると、相手は自分が嫌われているから参加しないのではなく、パン教室自体が苦手なんだと理解できます。実際、私自身は料理や家事が苦手なので、常日頃からママ友に「自分は料理や家事が苦手」ということを話していました。そのため、ママ友がパン教室やテーブルコーディネート教室を始めた時、1回はお祝いを兼ねて参加しますが、「いつも言っているけど、私ほんとこういうことが苦手で」とか「家族がダイエットしていて習っても家で作れない」などと伝えていたら誘われなくなりました(笑)が、今も仲良くお付き合いしています。この言い方はうまく誘いを断るのに有効かもしれません。また、子どもの習い事の送迎が忙しく時間が取れないなど、定期的に入っている用事とかち合って物理的に行けないなどの理由を伝えるのもいいでしょう。NGなのは、家の用事や子どもを理由に、その場限りの言い訳で断ること。教室は毎週のことなので、お誘いも毎週となるでしょう。その度適当な理由をつけて断り続けていると、相手は「私のこと嫌いなのかな。私の活動自体も応援してくれないのね」と感じてしまうでしょう。そういった誤解を招かないために、日頃から「すごい」「忙しいのに頑張っているね」「どういったことを教えているの?」とママ友の活動に理解や興味を持っていることを伝えつつ、「でも、私は正直、苦手なの。参加できなくてごめんなさい」と偽りのない気持ちを伝えればいいのです。そうすると、相手は「私のことを認めてくれている」と感じるので、もし参加しなくてもあなたに悪印象は持ちません。■ママ友から仲間はずれ?「3回に1回は参加」が嫌われない法則ママ友の誘いを断ることで、仲間はずれになるのではないかと心配するママも多いでしょう。そのグループやイベントには興味がないけれど、自分がそこにいないことでほかのママから何か言われているんじゃないか、仲間はずれになるんじゃないかという恐怖は感じますよね。例えば、幼稚園の送り迎えで毎日のように一緒になると、ママだけでお茶したり、帰りは公園や誰かの家で遊ぶということも多いでしょう。それが慣習のようになってしまうと、なかなか断りづらいですし、不在時にどんな話がされているのか不安も感じます。そういった場合は、「3回に1回」参加の法則を使ってみてはいかがでしょう。毎回や2回に1回の参加だと自分がしんどくて、4回に1回だと周囲には「参加していない」印象が強くなります。そこで、3回に1回のペースで参加するようにしてはいかがでしょうか。毎日のようにママだけでお茶をしている場合、3回に1回参加としたら、週に1回ないし2回となります。 1 週間で最大2回と思えば、無理ない範囲で乗り切れるのではないでしょうか。「毎回ではないけれど参加している」という印象を周囲が持てば、あなたのうわさ話をしたり、理由もなく仲間はずれにしたりという気持ちにはなりにくいでしょう。また、週1回のお教室であれば、3回に1回の参加なら月に1回、多くて2回。そうすると「ほかの日は用事で行けないけど、この日は大丈夫かな」と相手に予定を伝えやすいですよね。「この日とこの日はダメだけど、この日なら行ける」という表現をすると、相手は「この人は参加しようとしてくれているんだ」と感じますから悪印象は残りません。もし、子ども同士は仲が良いけれど、ママ同士はそれほど…という場合は、ママ抜きで遊ぶ約束をするというのも一つの手です。子どもだけ預けて遊んでもらう、もしくは相手の子どもだけを家に招いて遊ばせるのはどうでしょうか。ママ友とは最初と最後だけ顔を合わせればすむので気が楽ですよね。もしかしたら、相手も同じように感じているかもしれません。そのほか、送り迎えの時間をずらす、ママ友とは2人きりにならないようにする常に集団でいるようにするなどの方法も有効でしょう。■1回きりのイベント「興味がない…」断るタイミングは?発表会、展示会など1回きりのことであれば、「行く予定で調整するね」と、まずは前向きに検討すると回答しましょう。「行けそうにないなら、なるべく早く断ったほうが相手に迷惑がかからないのでは?」と思いがちですが、イベントなどのお誘いは大抵、1カ月以上前ですね。それなのにすぐ断ると、「え? そんな先まで予定が入ってるもの?」と相手は疑問に思うでしょう。早すぎるのも相手の心象を悪くします。だから、あなたのやっていることは認めていますと意思表示をするために「行く方向で調整する」とまずは伝えることが肝心なのです。そして「行きたくない、行けそうにない」なら、ママ友の負担や迷惑にならないタイミングで、親や家族、仕事などの予定を理由に「うまく調整できなかった」と断る方が波風は立たないでしょう。相手は否定されたと感じることもなく、余計な疑念を抱くこともありません。そのイベントに興味がないだけで、ママ友とは付き合っていきたいのですから、その後「ごめんね」と謝れば変わりなくお付き合いが続けられるでしょう。子どもが年中、年長になった頃から、自宅をお教室として開放するサロネーゼが増えてきます。子どももある程度手が離れ、何か始めたい。家での教室なら、わざわざ子どもを預ける必要がない…という理由からでしょう。そして、生徒を集めるとなると、最初に声をかけるのがお友だち関係です。そういったお付き合いがつらくなる前に、程良く切り抜ける方法を身につけておくと、気持ちよくママ友とお付き合いできますね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年11月18日子ども同士の関係にも影響があるママ友関係は、なるべく穏便に切り抜けたいと考える女性が多いでしょう。しかし、その思いを知ってか知らずか理不尽だと思える行動をしてくるママ友もいます。「どういうつもり?」と思わず目を疑ってしまう、ママ友の意地悪なエピソードを集めました。文・東城ゆず収入の話題に軽く触れる「収入の話題に触れてくるママが嫌です。“そんなに収入あれば、保育園料もすごく高いよね?”と直接聞かないで、回りくどいところがさらに意地悪だと感じる。うっかり話してしまいそうだから、その人と話すときはすごく気を遣います」(Iさん・31歳女性)収入の予測ができる会話は、たとえ気になっても避けるべきでしょう。個人情報を聞き出されて、不快にならない人はいないでしょうね。その人がいないところで事情を晒す「誰も聞いてないし、見てないんだから話す必要もないのに”この間、ちゃんのママが××ちゃんのママとトラブルになったらしい”と話すママ。何のためにしているのか分からないけれど、彼女自身の性格が悪いとしか思えません」(Nさん・28歳女性)不必要に他人を会話に出すのは、避けるべきでしょう。その人がいないところで、事情を晒すのは意地悪だと思われても仕方ない。誰かに聞かれると危うい話は、ママ友関係では避けるべきでしょう。悪口が多い「悪口が多い人は、いつの時代も嫌われますよね。私のママ友は、“信じてるから言うけど、あのママって感じ悪いよね”と常に違うママの悪口を言うんです。多分、私の悪口も他の人に言いふらしているんだろうな……」(Hさん・27歳女性)悪口を言いふらしている彼女は、自分自身は“被害者”と思っているかもしれません。しかし、自分では悪口だと思っていなくても、誰かをけなすような話はしないほうが無難でしょう。悪口をいう人には、とにかく近づかないこと。そのように自分も言われていると考えたほうが無難です。子どもを巻き込む「子ども同士を遊ばせないことで、自分の嫌いなママを遠ざけようとする人がいるのですが、とても感じが悪いです。ママ友関係の良し悪しで、子どもの友人関係を乱すような行為はやめたほうがいいですよね」(Sさん・31歳女性)大人の都合で子どもを巻き込むのは、非常に幼稚な行動です。大人の問題は大人だけで解決しましょう。ライバル心むき出し「同じような仕事に就いているママ友ですが、いつもライバル心がむき出しです。“まだそんなことやってたの?”とか、私を下げる感じの相槌を打ってくるのでイラっときます。相手をけなすような言葉遣いは、たとえそう思ってなくても嫌味にしか聞こえない。そういうセリフは、心の中に留めておいてほしいですね」(Kさん・32歳女性)ライバル心を持つことは、必ずしも悪いことではありません。それで互いに向上できるのなら、いいことでしょう。しかし、あまりに低レベルな対抗心の燃やし方をすると、相手を怒らせてしまうかもしれません。以上、ママ友のことを意地悪だと思った瞬間を送りしました。「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉があります。子どもたちに見られても後ろめたくないママ友付き合いを心がけましょう。©Digital Vision./gettyimages© SeventyFour / shutterstock
2019年11月17日同年代の子どもがいることで、わかりあえることも多いママ友。気が合い頼もしい友人の一人だと思っていたら、いつの間にかなんだかギクシャクする関係になってしまったということもあるのではないでしょうか。ママ友との関係は非常に壊れやすいという話をよく聞きますが、なぜなのでしょうか。ママ友との関係で気を付けたいこととは、どんなことなのでしょうか。 ママ友間でよくあるトラブル・子どもや自分の悪口を言われた・仲良くしていたと思っていたママから無視をされた・ママ友グループの中で突然、全員から無視をされた・夫や自分の学歴や収入、どこの学校に子どもを入れるかなどでマウンティングされた これらのことは、ママ友との付き合いがある以上、いつでも起こり得ることです。世間でもよく言われていることなので、できるだけ学歴や収入など嫉妬心を抱かれたり抱いてしまうような話題は避けたり、気の合わないママ友とはつかず離れずの関係を保っている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、気が合うと思っていたママ友でさえ起こってしまうのがママ友とのトラブルなのです。 なぜトラブルが起こる?一口にママ友と言っても、主に・すでに昔から友人で、同時期に子どもを産んだ友達・産前・産後セミナーや、同じ保育園やプレスクールで出会った、子どもができてから出会った友達この2通りに分けられます。 前者の場合、最初に一人の人対人で出会っているので、その人自体を知り、その人自体を受け入れて友達になっています。そのため、何を言われたら嫌か、どういったことをしては関係がギクシャクするかある程度わかっています。後者の場合、あくまでも“子どものママ”として出会い、その人自身を受け入れる前に友達という形をとることになります。そのママのバックグランドについてもあまり知らなければ、どんなことを嫌がるのかもわからない状況です。これは何も自分だけではなく、相手も同じ状況で、お互いに相手を真に受け入れている状況ではないところから関係が始まります。しかし、今までの友人関係と同様、付き合いが長くなるにつれ、相手についてわかったような気になってきます。そのわかったような気になったときが危険信号です。 ママ友にやってはいけないことわかったような気になったとき、ママ自身に対して知ったような口を聞いてしまうのはもちろんのこと、最もやっていけないことは、相手が求めてもいないのにも関わらず相手の子どもに対してアドバイスなり、意見を言うことです。 ご自身について考えていただいてもわかる通り、ママは日々迷いながらも一生懸命に子育てをしています。また、ひとつとして同じ家庭はありません。シングルマザーだったり、介護をしながら子育てをしていたり、夫が稼いでくれていたとしてもワンオペ育児だったり……。それぞれに大変な状況があります。大変な中、大事に大事に育てているかわいい我が子について、訳知り顔に「〇〇ちゃんは、こうしたらいいんじゃない?」「○○ちゃんは、こんなところがダメね」なんて言われてしまっては、親切心から出ているとはわかっていても、カチンときてしまいますよね。とたんに、「私のことならまだしも、子どものことをなんにも知らないくせに!」と反応してしまうママを誰も責められないのではないでしょうか。そこから、無視が始まったり、悪口が始まったり、ギクシャクした関係が始まってしまうことはよくあります。 さらに、もうひとつ気をつけたいのが相手の夫の悪口です。ママ友がいつも夫の悪口を言っているのでつい「あなたの夫ってひどいわよね」なんて言ってしまおうものなら、「なんにも知らないくせに」と相手は思いがちです。これは、夫の悪口を言われることによって、夫だけでなく自分の家庭を下にみられているような感覚を受けてしまうことから起こります。 相手が夫の悪口を言っているときは、自分の夫の悪いところを引き合いに出して「わかるわ!」と同調するか、「大変ね」と言うにとどめましょう。親しき仲にも礼儀あり。子どものことや相手の夫については、相手のママしか知らないことがたくさんあると思って、よかれと思っても口を出さないようにしましょう。 起こりにくいとはいえ、同じ時期に子どもを産んだ長年の友達でも起こり得るトラブルです。また、自分が先輩風を吹かせて、新米ママに一般的な知識ではなく自分のやり方を押し付けるのもNG。それぞれの家庭のそれぞれの子育てがあるということを頭の片隅にきちんと置いてママ友と付き合いましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年11月09日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。今回は、私がコミュ障が原因でとても困った、他のママとのエピソードを前編・後編でお送りします!コミュ障の私が恐れていることコミュ障のママが恐れていることといえば、ひとりだけ「ぼっち」状態になることだと想像する人が多いかと思います。もちろん、それもあります。しかし、意外と私ひとりが「ぼっち」という状況はありませんでした。授業参観でも何でも、「ぼっち」の人というのは私だけではないのです。それよりも現実的に遭遇しやすい、困った状況があります。それは・・・。距離感がある相手との会話例えば、児童館で私ともう一組の親子しかいないような時。授業参観で、他のママに「ちり子ちゃんのお母さんですか?うちの子がいつも仲良くしてもらって・・・」と、気をつかって話しかけられた時。会話が全然、続かなくて気まずい…。「ぼっち」でいるだけの時とは違い、コミュニケーション能力が試されてしまうのです。難しい。実に難しい…。ある日、実家近くの公園であれは、休日にちり子(娘)と一緒に泊まりで私の実家へ遊びに行った日のことでした。普段は、ちり子だけで実家に行くことが多く(行き帰りは私の母と一緒)、知らないうちに近所に同年代のお友達ができていました。その日もお友達と仲良く遊んでいたちり子。しばらく経って、近所の公園に迎えに行ったのです。すると、どうやらお友達のママも同じタイミングで迎えに来ている様子。ちり子に声をかけて、帰ろうとしたその時・・・。えーー!! ありえないだろ!!!他のママって、私は全く知らない人だぞ!しかし、ちり子はたまにしか会えないお友達ともっと一緒にいたかったらしく、行くと言ってききません。その様子をみて、他のママ達は親切に「一緒にどうぞ」と言ってくださったのです・・・。「なんでやねん」って思われていることでしょう。AママとBママはランチの約束をしてるわけだから、しっかり友達なわけですよ。そこへ、見ず知らずのにわとり顔のママが入ってきたら戸惑うに決まっています。私だって、気まずいのに行きたくないです。「じゃ…、じゃあおばあちゃんを呼んで来ようか」と、代わりに私の母(コミュ力が高い)を呼んでくると言っても、ちり子は「ママと行くの!」と、これまた頑固。しかも、さらなる展開が起きます。その場にはもうひとりいらっしゃったのでした。それは・・・。まさかの彼氏付きーーーー!!!どうやらAママ(美人)はシングルマザーのようです。ちり子に「一緒に行きたい」と言われた時、「他には誰が行くの?」と私が聞いたところ、隣にいたAちゃん(お子さん)が「私とママと、ママの彼氏の人と、BちゃんとBちゃんのママ!」と、ご丁寧に教えてくれたのです。腕に美しいタトゥーのある彼氏さんもAママ達も、私より若そうで華やかな感じ。話が合いそうにない気が・・・。正直ぜんぜん行きたくないですが、私のコミュ障のせいでちり子の楽しい時間を奪うのは申し訳ない。かくして、他のママ達のお言葉に甘え、史上最強に帰りたいランチに参加させてもらうことになったのでした。試されるコミュニケーション力そして、居酒屋ランチへ。ママ友ランチってそのへんのカフェとかだと思ってたんですが、チョイスがちょっと渋いのは男性がいるからなのだろうか。席へ着くなり、隣にいたAママが私に質問をしました。え?この変な「間」はなに?変な間のあと、ハッと気づいて「・・・あ、お酒飲まれます?」と聞いたところ、「はい」と。私「どうぞ、飲んでくださいねー。」・・・そうか。最初からこう言わなきゃいけなかったのか。Aさんの質問は、私にお酒を飲んでいいか聞くためでもあったのだ。(…というかそれがメイン?)居酒屋とはいえ思いきり昼間なので、念のため聞いてくれたのだと思います。つまり、変な間ができないスムーズな正解はこう。難しい!!!コミュ力が高い人は、サッと正解が言えるのだろうか。できれば、最初から「お酒飲んでいいですか?」って聞いてください。むしろ、べつに聞かずにサクッと飲んでくれてもいいんです!・・・と、思うのは私だけでしょうか。そして、さらに「帰りたい」と思う出来事がおこるのでありました。(後編へ続きます)
2019年11月02日