各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『C/M/Y』濱田祐史国内外で活躍する写真家・濱田祐史は、視覚表現のひとつである写真を通して、「見る」ということはどういうことなのか?という問いについて探究し続けている。「色」と「形」の組み合わせによって現れる写真表現に挑戦した新作が「C/M/Y」シリーズ。デジタルポラロイドで撮影した写真を、シアン、マゼンタ、イエローの3つに水中分解し、そのはがした膜面を紙に乗せて再構成するという実験的な作品だ。そこでは、自身で撮影した作品だけでなく、ポストカードの複写やインターネット上の画像などを使用し、様々なイメージを重ねることによって新しい画像を生み出している。「C/M/Y」作品より8作を選び、印刷の段階でさらにもう一度それぞれの色を分解し、シアン、マゼンタ、イエロー3色の紙の上に印刷し、ページを構成したのが本作『C/Y/M』で、イメージと色の組み合わせによって無限に広がっていくような愉しさを感じることができる。印刷のプロセスや使用する紙を慎重に選んだという、オランダの出版社「Fw:photography」のデザイナー、ハンス・グレメンによる美しい装本も魅力で、作品の記録集としてではなく、「書籍」というひとつの表現媒体に向き合ったアートブックとなっている。【書籍情報】『C/M/Y』著者:濱田祐史出版社:Fw:photography判型:A4変形/64ページ・限定1500部発刊:2015年価格:4,500円
2015年09月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は7月31日に、東京・銀座に新規開店したばかりのNADiff du Champ(ナディッフ デュ シャン)です。■『Sony World Photography Awards 2015』2007年からスタートしたソニーが支援する世界最大規模の写真コンテスト「Sony World Photography Award」。本書は、リベリアのエボラ出血熱の最前線を撮影した作品で大賞を受賞した写真家ジョン・ムーアの他、過去最多となる約17万点の応募の中から、各カテゴリーの受賞作品を収録した2015年度版カタログである。収録作品は、アルゼンチンのスラム街の子どもたちや、消えゆくケニアの氷河、子育てに励むスウェーデンの父親の姿など題材も表現方法も様々であるが、どの作品世界中の現在進行形の今が収められており、公募展ならではの魅力が楽しめる1冊となっている。現在、銀座ソニービル6階にオープンしたナディッフの新店舗「NADiff du Champ」にて限定販売中。ナディッフ デュ シャンの隣のフロアには、1フロアから2フロアへ増床を行い、同日7月31日にリニューアルオープンした「ソニーイメージングギャラリー 銀座」が入居する。増床後、第1弾の展示となったのが「Sony World Photography Award2015 受賞作品展」。展覧会は本日20日15時に終了予定だが、新店舗のオープンを象徴するような1冊である本書を是非手にとってみてほしい。【書籍情報】『Sony World Photography Awards 2015』発行:World Photography Organisation判型:29.2 x 22.6 x 2.4 cm発刊:2015年4月価格:税込9,666円【イベント情報】ソニーワールドフォトグラフィーアワード2015 受賞作品展会場:ソニーイメージングギャラリー 銀座住所:東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル6階会期:7月31日~8月20日時間:11:00~19:00(※最終日は15:00まで)料金:無料
2015年08月20日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『this year’s model〈special edition〉』伊丹豪写真というメディアそのものの作用や在り方を探る実験的な作品で、新世代の写真家として注目を集める伊丹豪。14年に刊行された彼の写真集『this year’s model』は、表紙と裏表紙に2枚のアクリル板を使用し、表紙には写真イメージ2枚が差し替え可能な形で貼り付いているなど、驚きに溢れた構造を持っている。目の前の現実世界をカメラによって二次元のイメージへ変換していく伊丹のシャープな写真は、アクリルの表紙を通して更にその個性を増している。『this year’s model』は、もはや写真集という枠組みを超え、それ自体が伊丹豪の作品のような1冊であり、同作品集にて第27回「写真の会賞」も受賞している。そして、この夏発売される『this year’s model〈special edition〉』は、先の写真集に加え、サイン、エディション入りのプリントがアクリルに挟まれた形で付いてくるスペシャル版。写真集のタイトルが彫られた特注のアクリルに挟まれたプリントは、そのまま展示することができる。ナディッフ アパート(NADiff A/P/A/R/T)では、この発売を記念して伊丹豪の小展覧会を開催している。スペシャル・エディションを分解し、更に写真を組み合わせる新しい試みをぜひ目撃してほしい。【書籍情報】『this year’s model〈special edition〉』著者:伊丹豪デザイン:秋山伸(edition.nord)出版社:RONDADE判型:写真集 257×364mm、特注アクリルフレーム 357×257mm、フェルト袋 675×310mm発刊:2015年8月価格:5万4,000円【イベント情報】「go itami / this year’s model special edition」会場:NADiff A/P/A/R/T1階住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4会期:8月1日~8月30日時間:12:00~20:00料金:無料
2015年08月13日ナディッフ(NADiff)が7月31日、東京・銀座のソニービルに新店舗であるブック&スーベニアショップ「ナディッフ・デュ・シャン(NADiff du Champ)」をオープンする。住所は東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル6階。同ショップでは、「アート、写真、映像、映画、デザインなど“image”にまつわる表現を複層的に取り扱うこと」をコンセプトに、国内外の写真集や流通の少ないアートブック、グッズなどのアイテムを中心に展開。ユニークなデザイングッズや、お土産にも最適なギフトアイテム、希少古書なども取り扱われる。なお、店名の「ナディッフ・デュ・シャン」は、ソニービルのスキップフロア構造が段々畑を思わせることから、“その畑に来店者と種をまき、芽吹かせ、育てる”という思いをこめて、フランス語で“畑から”を意味する“du Champ”が用いられた。
2015年07月11日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『DIM』HANAYO写真家、現代美術家、音楽家として多彩に活躍する日本人アーティスト・花代(HANAYO)の最新写真集となる本書は、写真を始めてからずっとカラー写真で作品を発表してきた彼女にとって初めての全編モノクロ写真のみで構成された意欲作。およそ15年に渡ってドイツ在住であったが、2010年に帰国。久しぶりに日本での生活を再開し、生まれ育った街・東京や、訪れた街で出会った人などを撮影してものだ。自身の娘でありモデルの点子(TENKO)を始めとする家族や友人、身の回りの風景や出来事など、日常の中にある瞬間を捉えた刹那的で特徴的なフレーミングはそのままに、モノクロームによる叙情的な雰囲気も加わった現在進行形の感性が美しく閉じ込められた写真集。『DIM』著者:HANAYO出版社:Libro Arte言語:日本語、英語ハードカバー/64ページ/180×228mm発刊:2015年価格:3,000円
2015年07月09日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F)は、4月23日から5月10日までの期間、母の日スペシャルイベントを開催中。期間中は、表参道駅近くに本店を構えるフラワーショップ、青山フラワーマーケットとコラボレーション。特設スペースには、青山フラワーマーケットの空間デザインブランドparkERsによる花と緑のインスタレーションが登場する。また、5月4日までの期間、MoMAショッパー入りの母の日フラワーアレンジメント(3,800円)の予約販売を実施。フラワーアレンジメントには、MoMAで人気のアクセサリーブランド「デザインシックス ロンドン」の、誕生石をイメージした全12色のビーズリング“BIRTH RING”からひとつを選んでがセットにできる。さらに期間中、フラワースペースの10%オフキャンペーンを行う他、5月8日、9日、10日の3日間は、カーネーションの生花(1本ラッピング済み・500円)を店頭で販売。日頃の感謝を、花と共に伝えてみてはいかがだろう。
2015年04月30日表参道のミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」は3月19日、「ビョーク MoMA エキシビション カタログ」(8,424円)を発売する。このカタログは8日からニューヨーク近代美術館MoMAで開催されている回顧展に合わせて発刊されたもの。メインのペーパーバックでは、ビョークのメジャーアルバムにフォーカス。ライブでのパフォーマンス写真に、長年のパートナーである詩人のショーンが文章を書き添えた。その中には、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」や「フセインチャラヤン (Hussein Chalayan)」など、名だたるデザイナーが手掛けたステージ衣装を身にまとったビョークの姿も写しだされている。その他、ナン・ゴールディン、ユルゲン・テラー、ステファン・セドゥナウィ、荒木経惟などが撮影した数多くの写真に加え、ミシェル・ゴンドリーらが手掛けたミュージックビデオのスチールカットも掲載。また、4冊あるブックレットにはMoMAのキュレーターや音楽評論家アレックス・ロス、音楽心理学者ニコラ・ディベンなども文章を寄稿しており、哲学者ティモシー・モートンとの対談がイラスト付きで掲載されている。これに、ビョークのCDアートワークをデザインしたポスターを加え、全6点のアイテムがラインアップされた。これらを収録するケースは“驚きの世界”をテーマに、「エムエムパリス(M/M Paris)」がデザインしている。現在、MoMAで開催されている回顧展では、実際に使用された楽器やツアー衣装、『オール・イズ・フル・オブ・ラブ』のミュージックビデオに登場したロボットなどを展示。更に、ニューアルバムの収録曲「ブラック・レイク」の映像インスタレーションや、過去のアルバムを映像や関連資料で紹介した展示を通じて、ビョークのアーティスト活動を振り返ることが出来る。
2015年03月17日そのマグネットを見つけたのは、美術館の地下のミュージアムショップだった。最初は何かわからなかった。小さな鉱石の形をしたものが三つ、箱に入っていた。手に取ってみると、鉱石にしては軽い。けれど、プラスチック素材にしては少し重い。蓮実はポップに書かれている小さな文字を目で追い、それがマグネットだと知った。「ねえ、これ見て」離れたところで食器を見ていた亮二に声をかける。「マグネットなんだって」。亮二がほめるのを待つ。蓮実はあまり、こうした無駄なものは買わない。亮二がほめて、背中を押してくれるのを待っていた。「なんか、飴みたいだね」亮二の言葉に気勢を削がれ、蓮実は「でも、綺麗じゃない?」とだめ押しをする。亮二の返事を待たずに、むきになってこのマグネットを買おうと決めていた。その日は、亮二の家に泊まった。亮二の家でシャワーを使わせてもらってから、キャミソールにショーツという姿で真っ白なバスタオルを肩にかけ、蓮実は冷蔵庫からミネラルウォーターを出した。亮二がシャワーを浴びている水の音が聞こえる。ふといたずら心であのマグネットを取り出し、冷蔵庫にひとつ、貼り付けてみる。ペパーミントグリーンの、きれいな、模造品の石。亮二の冷蔵庫には何も貼られていない。インテリアにも、持ち物にもこだわる亮二は、すぐに気づくだろう。蓮実が肩にかけているバスタオルだって、オーガニックコットンの良い品だ。この部屋に合うような、亮二の目にかなうような良いパジャマを選べず、蓮実はそんな姿で亮二の家で時間を過ごしている。その亮二の家に、ちょっと邪魔なアクセントを加えてやりたくなった。この家に滞在している自分のように。亮二と別れることになったのは、それから八ヶ月後のことだった。春が来ようとしていた。亮二の「仕事が忙しい」「疲れている」という言葉を、聞き飽きるほど聞いていた。お互いに休みである土日に会えなくなると、会う回数は驚くほど減った。平日の夜は亮二の帰りが遅く、夕食だけ一緒にとることもできなかったし、疲れているのに泊まりに行ったり、出かけようと誘うのもためらわれた。亮二からは誘ってこなかった。本当に疲れているのだろう、と思ったが、だんだん「いつまでこんな生活が続くのだろうか」と不安になった。ずっと、月に一度とか、多くても二度ぐらいしか会えないまま、恋人と呼んでいいかわからないような関係が続いていくのか、と。「一緒に住まない?」蓮実がそう言ったとき、亮二は顔を伏せた。髪の生え際の少し上のあたりに、以前はなかった白髪がたくさん生えているのが見えた。ああ、この人にとって、私は「疲れる」ことなのだ。蓮実はそう悟った。その一言がきっかけで、二人は別れることになった。亮二はもう、蓮実と会う体力もないようだった。メールで「蓮実の期待には答えられない。誰とも、住むとかそういうことは考えられないし、いつかそれができるという約束もできない」と、短い文章が送られてきた。「わかった」とだけ返すと、「本当にごめん」と返ってきた。その四日後のことだった。朝八時に家のインターホンが鳴った。出ると、「宅急便です」と言う。何も送ってこられる予定がなかったので、蓮実は戸惑った。コンランショップの紙袋が見えた。いやな予感がした。ガムテープを剥がし、開けると、亮二の家に置いていた蓮実の日用品が丁寧に梱包されて入っていた。クレンジングを始めとする化粧品類、少しだけ置いていた下着、いつか着替えて置きっぱなしになっていたワンピース、貸していた写真集。「これもう読んだから、あげるよ」と言った雑誌も入っていた。亮二の好きな建築家の記事が出ていた雑誌だった。拒絶の意志ではなく、善意で返してくれたのはわかっていた。ものを大切にする亮二だから、蓮実のものも、きっと大事なものだと思ったのだろう。ただでさえ自分が理由で別れるのだから、せめて返さないと申し訳ないと思ったのだろう。空になったと思った紙袋を畳もうと持ち上げると、底に違和感があった。逆さにすると、小さな石がころん、と落ちてきた。あの淡い緑色のマグネットだった。ここまでです、と線を引かれた気がした。あの家には、もう二度と入れない。あの家に自分のものを置いておくこともできない。亮二の領域に、踏み込むことはできない。拒まれて初めて、当たり前のようにあの家にものを置けた、亮二の家での特権階級にいた時代が甘く、懐かしく思えた。それを思い出すのはまだひどくつらく、蓮実は紙袋にものを戻し始めた。全部捨ててしまおうと思った。でも、あのマグネットだけは入れられなかった。勝手に踏み込んでも良かった、あの時代の勲章。蓮実はそれを、普段開けない引き出しの中に放り込んだ。いつか、美しい、ただの勲章として見られるようになる日が来るまで、にせものの石は引き出しの中で眠り続ける。<著者プロフィール<雨宮まみライター。いわゆる男性向けエロ本の編集を経て、フリーのライターに。著書に「ちょっと普通じゃない曲がりくねった女道」を書いた自伝エッセイ『女子をこじらせて』、対談集『だって、女子だもん!!』(ともにポット出版)がある。恋愛や女であることと素直に向き合えない「女子の自意識」をテーマに『音楽と人』『SPRiNG』『宝島』などで連載中。マイナビニュースでの連載を書籍化した『ずっと独身でいるつもり?』(KKベストセラーズ)を昨年上梓。最新刊は『女の子よ銃を取れ』(平凡社)。イラスト: 安福望
2014年11月27日表参道のミュージアムショップ「MoMAデザインストア」(東京都渋谷区神宮前5丁目10-1 GYRE 3F)は12月26日、「アンリ・マティス:ザ・カット・アウト コレクション」を発売する。これはニューヨーク近代美術館MoMAで開催されている、同名の展覧会の関連アイテムとなるもの。20世紀を代表するフランスの画家で、“色彩の魔術師”と呼ばれるアンリ・マティス。その作品の数々をモチーフにリプロダクトしたものや、関連書籍、切り絵グッズなど約90アイテムが販売される。51年にMoMAで開催された展覧会のカタログ用に作られた切り絵のポスターや、47年に発表された「Panel with Mask」をデザインしたミニノートなど、ファンならぜひとも身近に置いておきたいアイテムをラインアップした。
2014年11月19日表参道・GYRE3Fにあるニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMA デザインストア」では、10月下旬にかけて、クリスマスに向けた新作をぞくぞくと展開中。パーティシーズンを盛り上げるアイテムや新作クリスマスカードなどが勢ぞろいするので、ホームパーティを計画するのに合わせてぜひチェックしてみてはいかが?クリスマスに欠かせないホリデーカード。1954年からMoMAが開催しているホリデーカードデザインアワードにより、今年も若手アーティストやデザイナーを中心としたアワード受賞者による新作カードが揃った。美しい雪の結晶を立体的にデザインしたカードや、サンタクロースやトナカイといったクリスマスモチーフが仕掛けになったプレイフルなカードなど、アーティな1枚が見つかるはず。パーティのダイニングを彩るアイテムもさまざま。トリケラトプスやアバトサウルス、ティラノサウルスら太古の昔に絶滅した恐竜たちがケーキスタンドになったユニークな磁器製の「ダイナソーケーキスタンド」(トリケラトプス 12,960円、アバトサウルス 9,720円、ティラノサウルス8,640円)は、イタリアのインテリアデコレーションブランドSELETTIによるもので、精巧な作りで、恐竜たちの皮膚のしわまで表現されている。クリスマスのスイーツやケーキが一段と豪華に見えそうだ。クリスマスキャンドルには、ワインボトルやコニャックボトルのシルエットを象ったスチールのキャンドルホルダー(各12,420円)が登場。シンプルなデザインながら、ダイニングにろうそくの明かりを灯せば、シックでお洒落なムードを演出できる。子どもたちにうってつけなアイテムは、4×4ミリという極小のブロックを組み立てるとクリスマスにちなんだ、サンタやトナカイ、煙突といったモチーフが出来上がる「ナノブロック クリスマスシリーズ2014」(クリスマスセット 1,814円、サンタ&チムニー 918円)などが登場。2014年のクリスマスをより一層楽しいものにしてくれるお気に入りのアイテムを探しに、お店へ足を運んでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年10月20日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ、MoMA DESIGN STOREが、この春、日本最大のタオル産地「今治」の技術者とコラボレーションし、“日常で楽しむグッドデザイン”をコンセプトにした、最高品質のオリジナルタオルが誕生した。3月より店頭にて販売中だ。MoMA限定タオルコレクションは、「MoMA」モノグラムデザインである「Tone on Tone」パターンをジャガードの凹凸で表現したゲスト タオル(788円)、フェイス タオル(1,313円)、バス タオル(4,200円)の3種類。MoMA監修の洗練されたデザインと今治タオルならではの繊細かつ柔らかな風合いが活かされ、蛍光剤を使わない優しい白さ、柔軟剤を控えてドライ感に仕上がっている。素材には、カリフォルニア・サンホーキンバレーで栽培された綿、「エールコット」を使用した、最高の綿糸を採用。使用頻度が高くても優れた耐久性を発揮するよう、30番手の双糸を使用して織り上げられた。すべてのタオルには、ニューヨーク近代美術館MoMAがクオリティを認めた証としての「MoMAオリジナル織ネーム」が付けられている。軽く、やわらかいのに、ふんわりとボリューミーな質感が贅沢な使い心地で、これからの季節、新生活をスタートする身近なひとへの贈答品としても喜ばれそうだ。(text:Miwa Ogata)
2014年03月14日合羽橋の老舗料理道具店・釜浅商店が期間限定で、六本木の国立新美術館に登場!2012年1月11日(水)~2月27日(月)の期間、国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」に、移動式釜浅商店が登場する。合羽橋の雰囲気そのままに、本店で取り扱っている多くの道具の中から、厳選した”良理道具”を見ることができる、この移動式釜浅商店。ぜひこの機会に、職人達が作り出すすてきな道具を手にとってみては。移動式釡浅商店期間:2012年1月11日(水)~2月27日(月)販売商品:釜浅オリジナル南部鉄鍋、南部鉄瓶、釜•かまど、手打ちの行平鍋、打出しフライパン、銅のおろし金などスーベニアフロムトーキョー住所:東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館B1open.10:00~18:00(金曜日のみ20:00まで)tel.03-6812-9933毎週火曜日定休(祝日又は休日に当たる場合は開館し、翌日休館)お問い合わせ:釡浅商店本店 tel.03-3841-9355 公式サイト
2012年01月12日家庭でもプロ並みの台所道具を使いたい。そんな風に思う人は増えている。東京で飲食業者向けの問屋街と言えば、台東区の合羽橋道具街。調理道具や食器、厨房設備などが豊富にそろい、最近は飲食業者のみならず、一般客の来場がグンと増えているという。この合羽橋道具街を牽引してきたのが、創業明治41年の老舗料理道具店「釜浅商店」だ。2011年4月にリニューアルオープンをし、ロゴを刷新し、ますます一般客が入りやすい店構えになった。さらに多くの一般客に合羽橋道具街や「釜浅商店」を知るきっかけになって欲しいと、2012年1月〜2月に掛けて期間限定で「移動式釜浅商店」を開く。場所は国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」だ。「釜浅商店」の理念は「良い道具には理(ことわり)がある」。料理道具ならぬ「良理道具」として、100年以上にわたってさまざまな道具を扱ってきた。日本各地で1つひとつ丁寧につくられている道具と、そのつくり手である職人の思いを伝えたい。そうした思いで、道具と料理人をつなぐ役割を果たしてきた。「移動式釜浅商店」で扱われる商品は、オリジナル南部鉄鍋、南部鉄瓶、釜・かまど、手打ちの行平鍋、打ち出しフライパン、銅のおろし金など。美術鑑賞帰りの人々に、機能美にあふれた「良理道具」は果たしてどのように映るだろうか…。プロ並みの道具を使ってみたいけれど、合羽橋道具街まではなかなか足を運べなかった人には「移動式釜浅商店」はまとないチャンス。ぜひこの機会に厳選された道具を手に取ってみてはいかがだろうか。「移動式釜浅商店」日時:2012年1月11日(水)〜2月27日(月)10:00〜18:00(金曜は20:00まで)、火曜定休場所:スーベニアフロムトーキョー東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館B1Tel. 03-6812-9933取材/杉江あこ
2011年12月27日パパと子どものための木のおもちゃブランド「PaPaCo YOSHINO」から、2011 年9月、『きのかみ』が発売された。 「PaPaCo YOSHINO」は、パパと子どもが楽しく遊び学べる・会話で盛り上がる・夢中で創作するきっかけとなることを目指し、日本の林業発祥の地、奈良県吉野の杉や檜の端材・間伐材を使用した「おもちゃ」を創作している。またその活動を通して、吉野の森の再生に貢献することを目指している。今回「おもちゃ」第一弾として販売する『きのかみ』は、デザイナーとのコラボレーションにより、日本の良質な木の手触りや香りが感じられるユニークなものだ。「PaPaCo YOSHINO」ラインナップ『きのかみ』(パッケージデザイン:長澤昌彦)吉野の森の杉素材をそのままに活かした、木の紙。木材を薄くスライスして紙に貼り合わせて制作。折り紙に、ペーパークラフトに、便箋に。1枚1枚違う木目の風合いと、ほのかな木の香りが感じられる。『どうぶつのドミノ』(デザイン:山極博史)どうぶつの形をした様々な模様の檜製のピースセット。トランプや対戦ゲーム等ができるカードやこまとして。並べて倒す、積み上げるブロックとして。子供の成長に合わせて様々な遊び方が楽しめる。 『つみき』(デザイン・松本和美)平行四辺形と台形による積み木。杉を素材に、伝統技法「うづくり」で仕上げ、線による数字・計算記号がシンプルにデザインされている。バランスをとりながら積み上げたり、計算遊びなど長く親子で愛用できる積み木だ。『きのかみ』(840 円 [ 税込])は、ミュージアムショップNADiff ( 国立近代美術館、東京都現代美術館水戸芸術館、愛知県美術館、NADiff a/p/a/r/t) 、トイギャラリーApty 四谷店(東京おもちゃ美術館内)、トイショップApty 中野店で販売中。今後、第二弾『どうぶつのドミノ』第三弾『つみき』もインテリアショップ、おもちゃショップなどで販売される予定だ。本物の木の香りがする折り紙で、子どもと一緒に自然資源の大切さを学ぶきっかけにいかがだろうか。取材/おうちスタイル編集部
2011年10月11日