3D Systemsは1月4日、ダイレクトメタル3Dプリンタ「ProX DMP 320」を発表した。「ProX DMP 320」は、2種類のシステム構成が用意されており、それぞれチタン用とステンレス鋼やニッケル超合金用に最適化されている。また、プリントモジュールが交換可能なため、迅速な材料交換または補充を実現し、効率的な粉末の再利用を維持することができるとしている。造形サイズは275×275×420mmとなっている。同社は「ProX DMP 320」について「アルゴンガス消費量の削減と連続的な製造ワークフローがサポートされ、運用の効率化、コスト面での優位性をもたらします。」と説明している。
2016年01月05日3DSystemsは1月4日、マルチジェット3Dプリンタの新機種「Projet MJP 3600シリーズ」とマルチマテリアル3Dプリンタ「Projet MJP 5500X」の新しいエラストマー材料を発表した。「Projet MJP 3600シリーズ」は、前世代機種の2倍の造形スピードを誇り、最大250%のファイルサイズをサポートするデータ処理機能により、試作、鋳造、最終用途品の造形の要求に対して、広範囲な高生産性をもたらすとしている。同シリーズには、ジュエリーの鋳造やその他のロストワックス鋳造アプリケーションの正確なパターンを造形するためのモデルが含まれているほか、歯科用途でのニーズに応える正確なモデルや鋳造ワックスを提供する。また、生体適合性材料により、歯科や医療向けのドリル、ガイドを含む高度な医療アプリケーションに使用することが可能となっている。同シリーズは、2016年1月下旬に出荷を開始する予定。同じく新発表となった「Projet MJP 5500X」のエラストマー材料2種類「VisiJetCE-BKエラストマー(黒)とVisiJet CE-NTエラストマー(ナチュラル)」は、650%以上の伸び特性を有し、破断しにくく弾性回復力を持つ。また、高解像度、高速造形モードで使用することができる。新しい「Projet MJP 5500X」で使用可能なほか、既存の「Projet MJP 5500X」ユーザーもソフトウェアの無償アップグレードにより使用可能となる。なお、同発表では開発中のオフィスサイズ3Dプリンタ「Projet MJP 2500シリーズ」についても言及。同社によれば数社とのアルファテストに成功し、現在ベータテスト中とのこと。同シリーズの詳細は後日発表される予定となっている。
2016年01月05日バンダイが展開する「3Dウォールフィギュア」シリーズより、SF大作『スター・ウォーズ』に登場するR2-D2をモチーフにした2016年3月発送予定「3Dウォールフィギュア スター・ウォーズ1/1 R2-D2」の予約受付が、「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2016年3月発送予定で、価格は34,800円(税込)。「3Dウォールフィギュア」シリーズは、2mm厚の耐衝撃アクリル板を一体加工することで、キャラクターの姿を再現した大型立体フィギュア。彩色済みの大型一枚パネルから、特殊技術によって立体フィギュアが形作られている。第一弾として「アイアンマン マーク7」がすでに商品化されており、サイトではその製造工程の動画が公開されている。「3Dウォールフィギュア スター・ウォーズ1/1 R2-D2」は、『スター・ウォーズ』シリーズに登場した数多くのドロイドの中でも屈指の人気を誇るR2-D2を立体化。劇中でのサイズそのままの1/1スケールで再現した半立体型の等身大フィギュアで、一体加工ならではのつややかな質感と、ディテールも劇中モデルを忠実に表現している。また奥行きは約260mmと、存在感はありつつも自宅や店舗の壁面など限られたスペースでも飾ることができるよう工夫も。全体サイズは全高約1140mm×幅約840mm×奥行き約260mm、R2-D2全高は約960mm、メーカー記載の"お届け重量"は約6kgとなっている。さらに、人が近づくとその動きに反応して、劇中でおなじみのセリフ(電子音声)をしゃべり出す「人感センサー」を搭載。バリエーションは10種以上の音声に加え、レイア姫のセリフもシークレット音声として収録している。商品価格は34,800円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締切は後日アナウンス。商品の発送は2016年3月を予定している。(C)&TM Lucasfilm Ltd.
2015年12月25日TVアニメ『デジモンアドベンチャー02』の放送開始15周年を記念し、劇中に登場する新型デジヴァイス「D-3」が新たに15周年バージョン「D-3 Ver.15th DIGIMON DETECT&DISCOVER」として商品化され、12月25日11時より本宮大輔カラー・一乗寺賢カラーの2種計6,000個の数量限定でプレミアムバンダイにて予約受付をスタートする。2016年6月発送予定で、価格は各9,990円(税込)。『デジモンアドベンチャー』は、1997年に発売された携帯型ゲームで、1999年3月~2000年3月にTVアニメ全54話が放送。小学生の主人公たちが仮想世界"デジタルワールド"と現実世界で"デジモン"と呼ばれるモンスターと関わりながら成長していく姿が描かれた。『デジモンアドベンチャー02』はその続編として前作の3年後の2002年を舞台にした物語となっている。「D-3 Ver.15th DIGIMON DETECT&DISCOVER」は、劇中でデジタルワールドへのゲートを開くキーアイテム「D-3」をモチーフにした、デジモンを育て、進化させ、最強のデジモンを目指す育成ゲーム機。150種類以上のデジモンを収録(その中で育成可能なデジモンは80種類以上)し、6体のパートナーデジモンが使用可能となるなど、2000年に発売された前モデルから大幅にバージョンアップしている。加えて、劇場アニメ『デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲』(2001年)に登場した最強のデジモン「インペリアルドラモンパラディンモード」と、最凶のデジモン「アーマゲモン」も新規に収録したほか、ゲームマップも一新。『デジモンアドベンチャー02』に準拠した完全新規マップで、アニメの世界を追体験することが可能となった。さらに、別売りの「デジヴァイス Ver.15th」(八神太一カラー・石田ヤマトカラー・アニメオリジナルカラー)と通信すると特別な演出が楽しめるなど、連動ギミックも用意。また、購入特典には特別描き下ろしを含む限定イラストシート5枚セットが付属する。商品価格は各9,990円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約は準備数(本宮大輔カラー・一乗寺賢カラーの2種計6,000個)に達し次第終了。商品の発送は、2016年6月を予定している。なお、同商品の発売を記念して、連動して遊ぶことが可能な「デジヴァイス Ver.15thシリーズ」(9,990円/税込)の再販が決定。八神太一カラー・石田ヤマトカラーに加えて、アニメオリジナルカラーの3種展開で、同じく12月25日11時より予約受付がスタートする。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年12月25日フォステクスカンパニーは、24bit/96kHz対応D/Aコンバーター「FS-3DA」、高音質アクティブスピーカー「FS-4AS」を発売する。発売日は12月下旬。価格は、「FS-3DA」が税別1万9,000円、「FS-4AS」が税別3万9,000円(ペア)。「FS-3DA」は、24bit/96kHz対応・USBバスパワー駆動のD/Aコンバーター。ドライバのインストール不要でWindowsおよびMac OS XのOS 標準ドライバーによって動作し、付属のUSBケーブルでPCと接続するだけで、ハイレゾ音源をシンプルかつ高音質で楽しむことができる。また、ヘアライン加工を施したアルミ製筺体と削り出しボリュームノブを採用したコンパクトな本体には、デジタル(USB/オプティカル)入力を2系統、アナログ入力を1系統装備。オーディオクオリティのオペアンプを採用し、ヘッドホンでの高音質な再生にも対応。USBケーブル(ABタイプ/1m)、RCAケーブル(赤白ステレオ/1.5m)各1本が付属する。一方、「FS-4AS」は、高剛性アルミダイキャストフレーム、および新開発の100mm(4インチ)ウーハー、19mm(3/4インチ)ソフトドームツイーター、高性能Dクラスアンプ(バイアンプ方式、25W/16W)などを採用したアクティブスピーカー・システム。小型ながら表現力豊かな中低音と伸びやかな高域により、ハイレゾ音源を美しく再現可能ということだ。カラーは、ブラックとホワイトの2色をラインナップ。
2015年12月22日コトブキヤが展開するフィギュアシリーズ「ARTFX+」より、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」公開に合わせ、「ARTFX+ R2-D2 & C-3PO with BB-8」が2016年5月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は11,880円(税込)。「ARTFX+」シリーズは、コトブキヤがオリジナルのコンセプトで展開するダイナミックなポージングフィギュアで、主に海外作品を立体化してきた「ARTFX」シリーズに「+」要素を加えたライン。「ARTFX」シリーズよりも安価でスケールダウンによるコレクションサイズを追求している。これまでにアメコミや『エイリアン』、『スターウォーズ』などさまざまなキャラクターが立体化されてきた。「ARTFX+ R2-D2 & C-3PO with BB-8」は、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の「ARTFX+」シリーズ第四弾。公開前から人気のドロイドBB-8と、旧作から引き続き登場のR2-D2とC-3POをセットにした3体パックで登場する。BB-8の独特なボディ形状は、底にマグネットを内蔵することにより、ベース接地面の造形も失わず再現している。C-3POは左腕が赤く塗装され、全身のメッキも古びたイメージに。R2-D2は全身に30年の年月を感じさせる汚し塗装が施されている。また、脚は差し替えにより、2本脚と3本脚状態を選んで飾ることが可能となっている。それぞれ鉄板入り台座に好きなキャラクターと並べることができる。商品価格は11,880円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年5月を予定している。(C) & TM Lucasfilm Ltd
2015年12月19日Shade3Dは、3D作成ソフト「Shade 3D」シリーズより、利用期間を1年に限定したサブスクリプション版「Shade 3D Professional 1年版」を発売する。発売日は12月18日。販売店舗は全国の家電量販店(POSA版)あるいはShade3Dオンラインストア(ダウンロード版)。価格は3万1,104円。「Shade 3D Professional 1年版」は、3D作成ソフト「Shade3D」シリーズの最上位版。建築パースやインテリアデザイナーなどを対象としたプロフェッショナル向けのソフトウェアとなっている。同製品は利用期間を1年間に限定し、価格を下げることで、中小企業や個人事業主をはじめ多くのユーザーに利用しやすくなることを狙ったサブスクリプション版。通常版(定価:7万1,928円)と同様の機能が使用可能で、期間内であれば常に最新バージョンを利用できる。また、利用期限が切れても更新期限を延長できるということだ。
2015年12月11日ムトーエンジニアリングは12月9日、3Dプリンタによる出力造形サービスにFDM方式を加えたと発表した。すでに提供が開始されているFDM方式による出力サービスは、注文住宅を請け負うハウスメーカや中小工務店、建築事務所向けに建築模型を出力するというもの。立体的なモデルに家具を配置したり、天井や外壁を着色させることで、施主がより具体的なイメージを持つことができる。同サービスは紙図面(平面図・立体図)から対応可能で、CAD・STLデータを用意する必要はない。また、利用できるフィラメントは白・赤・黒・青・透明・カッパー(銅)・ブロンズ(青銅)・ブラス(真鍮)など多くのカラーが用意されている。価格は個別見積もりとなるが、住宅モデルの50分の1、75分の1、100分の1サイズで、2万円~5万円(材料使用量+データ作成工数、税別)を想定している。
2015年12月10日アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は12月7日、ムトーエンジニアリングの3Dプリンタ「MF-500」に同社が無償提供している3D CAD「DesignSpark Mechanical(DS Mechanical)」用の拡張モジュール「Exchange」と「Drawing」を合わせた3Dプリンタセットの販売を開始したと発表した。価格は17万5700円(税別)。「MF-500」は最大造形サイズ100×100×100mm、最小積層ピッチ0.05mmのパーソナル3Dプリンタで、操作用ソフトウェアがWindows7、8、8.1に対応し、インターフェースやマニュアルが日本語のため初心者でも使用することができる。同3Dプリンタとセット販売される「Exchange」は製造業標準3Dフォーマット「STEP」「IGES」のインポート、エクスポートを可能にし、さらにDS Mechanical上での形状編集を実現する。これにより、他社製3D CADとの設計データの受け渡しが可能となり、コンセプト設計やラピッドプロトタイピングで作成したDS Mechanicalデータを、実製品設計用のCADに流用できるほか、過去の実製品設計データをDS Mechanical側で再利用できる。また、外部業社の設計データをDS Mechanical側で確認・修正することも可能だ。一方の「Drawing」では、作成した3次元モデルをもとに2次元図面の作成・編集を行うことができる。JIS、ISO、ANSI規格準拠で、幾何公差、注記、引出線などの詳細な注釈入り図面の作成が行えるほか、図面上のパラメータの変更で3D形状をリアルタイムに変更することもできる。
2015年12月08日ムトーエンジニアリングは12月7日、DLP光造形3Dプリンタ「ML-48」の受注を開始すると発表した。「ML-48」では独自開発した光硬化樹脂の特性と同プリンタ向けに最適化したオリジナルスライサーソフトウェアの組み合わせにより、高精細な造形が可能となっている。宝飾品デザイン、フィギュア、歯科用歯型など精度の求められる造形物や滑らかな表面が求められる造形が実現しているほか、独自開発のロストワックス樹脂により、歯科用補綴物や工業製品、宝飾品の鋳造も可能だという。造形サイズは48(W)×27(D)×80(H)mmで、最小積層ピッチは25μm。装置のサイズは260(W)×230(D)×480(H)mmで重量は10kg。本体価格は69万8000円(税別)で、スターターキット(税別価格:2万6000円)には光硬化樹脂50g×3本、造形バットフィルム10枚、造形物取り外しクレーパなどが含まれている。
2015年12月07日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は12月2日、自律型無人探査機(AUV)搭載式3Dレーザースキャナーを用いて、伊豆大島南方約20kmの大室ダシ・大室海穴内部にある海底熱水噴出域の3D可視化に成功したと発表した。同成果は、JAMSTEC 海洋工学センター海洋技術開発部 石橋正二郎 主任技術研究員らの研究グループによるもので、12月2日に大崎ブライトコアホールで行われる「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)第2回シンポジウム~これからの海洋資源調査はこう変わる!~」にて紹介される。今回開発されたAUV搭載式3Dレーザースキャナーは、一次試作機で得られた知見を踏まえ、仕様・性能を大幅に向上させた技術検証機となる。寸法・重量を大きく削減しつつも、スキャニング解像度および検出感度は一次試作機の数倍にまで向上。また、AUVが出力する姿勢や速度などの各航行情報をリアルタイムにシステムに取り込むことにより、AUVの姿勢による僅かな位置情報の変化を正確に反映してスキャニングすることが可能となった。JAMSTECは10月31日、同3DレーザースキャナーをAUV「おとひめ」に搭載し、伊豆大島南方約20kmの大室ダシにおいて海域試験を実施。おとひめは大室海穴付近まで深度制御にて自航していき、海穴内部に潜入すると、高度制御により海底から15mの距離を保持して目的の測線上を逸脱することなく航行した。この結果、大室海穴内部の多くの特異点を海中レーザースキャニングにより3D可視化することに成功。特にごく小規模のチムニーやマウンドなどが、従来の音響観測技術では表現できない精度で可視化され、また熱水噴出域では、通常のカメラ観測技術では撮影が困難な熱水噴出状態までもが複数、鮮明に可視化された。さらに、これらすべての3D可視化画像からは長さ・面積・体積など、任意の幾何学情報を取得することが可能であり、チムニーの全高や頂部面積、熱水噴出の噴出高に至るまで、数cm単位での正確な計測に成功。1測線で全長600m、幅50mにおよぶ広範囲の海底地形が可視化され、AUVを適用する中距離からの新たな観測技術の実用性が示されたといえる。
2015年12月02日三菱自動車は26日、ミニバン「デリカD:5」を一部改良するともに、クリーンディーゼルエンジン搭載グレード「ローデスト(ROADEST) D-Power package」と、冬の特別仕様車「シャモニー(CHAMONIX)」を設定し、12月17日に発売すると発表した。デリカD:5の一部改良では、電動スライドドアにワンタッチ開閉スイッチを採用し、電動スライドドアの利便性を向上。また、カスタムモデル「ローデスト」にクリーンディーゼルエンジン搭載グレード「ローデスト D-Power package」(4WD)を新たに追加し、「ローデスト G-Power package」(2WD/4WD)を含めた3グレード展開とした。ローデストグレードはすべて8名乗りとなっている。シャモニーは、クリーンディーゼルエンジン搭載グレード「D-Power package(8人乗り)」をベースとし、上質感ある内外観としながら購入しやすい価格とした冬の特別仕様車。運転席パワーシート(スライド・リクライニング・ハイト・チルト)を採用して利便性を高め、ボディカラーは2トーン2色とモノトーン2色の計4色展開となる。また、メッキのアウタードアハンドルとウィンカー付電動格納式リモコンドアミラーを採用してコーディネートを図ったほか、「CHAMONIX」のエンブレムをテールゲートに装着してプレミアム感を演出。人気の高いブラック内装、本木目&本革巻ステアリングホイール、各種木目調パネル、リラックスルームイルミネーションを採用し、上質感あるインテリアとした。デリカD:5の価格は240万8,400円~405万5,400円、ローデスト D-Power packageは373万1,400円、シャモニーは361万1,520円~378万8,640円(いずれも税込)。
2015年11月27日DMM.comは11月26日、DMM.make 3Dプリントサービスにてアルミ素材の造形代行サービスを開始した。航空部品や車部品などにも使用されているアルミ素材だが、同サービスでは試作品の枠を超えた最終製品までの制作が可能だという。主に、小ロットでのプロダクションを検討しているユーザーを想定している。
2015年11月27日東芝と東芝機械は11月25日、従来のパウダー・ベッド・フュージョン方式と比較して約10倍以上の造形速度を実現する3D金属プリンターの試作機を共同開発したと発表した。同3Dプリンタは、レーザ照射と同時に金属粒子を噴射することで造形を進めるレーザメタルデポジション方式を採用するとともに、流体シミュレーション技術を活用し金属粒子の噴射領域を小さく集束させる造形ノズルを新たに開発したことにより、レーザ出力800Wで1時間あたり110ccの造形速度を実現した。また、材料の必要な部分のみレーザ照射で造形するため、これまでのパウダー・ベッド・フュージョン方式より低コストで大型の造形が可能となる。材料は、ステンレス鋼、インコネル、鉄などに対応しており、部分的に素材を変えた部品を造形できるという。両社は今後、造形速度および解像度の向上、3DCADソフトとの連携など改良を進め、2017年以降の実用化を目指すとしている。なお、同3Dプリンタは12月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される「モノづくりマッチングJapan2015」で展示される予定。
2015年11月25日バンダースナッチが運営するオンラインサービス・STARtedは11月16日、インダストリアルデザイナーの小野正晴氏、東京大学大学院の大嶋泰介氏と共同で、3Dプリンタを使った服の量産販売に向けて開発したプロトタイプ「3D Normcore」を発表した。「3D Normcore」は一般販売に向けて通常のアパレル工業ラインで製造されたプラスチックの服で、量産を前提とした製造方法がとられていることが特徴。小野氏と大嶋氏が開発したAuxetic Materials(オーセチック構造)を利用し、素材ではなく構造による柔軟さとしなやかさを持った状態を作り出している。また、3Dプリントされた構造物を接合する手順や、布地とプラスティック部の縫製、着心地の追求なども含めて衣類製造のための技術やノウハウを蓄積しており、さまざまなデザインの服の製造が可能だという。STARtedは今後、「3D Normcore」の開発で得た知見をベースに、素材・構造・製法を見直しさらなる開発を進め、2016年内には3Dプリンタから出力した服の量産・販売を行う予定だとしている。
2015年11月16日ライカカメラジャパンは11月11日、コンパクトデジタルカメラ「ライカ D-LUX」の新色モデル「ライカ D-LUX ソリッドグレー」を発表した。発売は12月で、価格は未定だ。本体とレンズにブラックカラーを採用している現行の「ライカ D-LUX」に対し、ライカ D-LUX ソリッドグレーは本体がグレーペイント仕上げ、レンズと操作部がシルバーのツートンカラーになっている。機能やスペックはライカ D-LUXと共通。大口径ズームレンズ「ライカ DC バリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」を搭載し、焦点距離は24-75mm(35mm判換算)をカバーしている。動画では4K動画の撮影に対応。Wi-Fi機能も搭載し、スマートフォンやタブレットからリモート操作ができる。シルバーカラーのフラッシュユニット「ライカ CF D」と、カメラのカラーにマッチする本革製のキャリングストラップが付属する。
2015年11月11日公開中の映画『エベレスト3D』が公開になった。本作は、世界最高峰エベレストに挑む者たちのドラマを、1996年に起こった実話を基に描く超大作で、氷河や雪渓などに形成された深い割れ目“クレバス”を渡る緊迫の場面が描かれている。本編映像の一部エベレストは、ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰の山。標高8848メートルの山頂を目指す者たちはあとをたたないが、山頂部では風速320キロメートルもの風が吹き、気温は零下26度にまで下がる。気圧は地上の3分の1ほどで、酸素を供給しなければ、肉体と意識は停止してしまう過酷な場所だ。本作では多くの者を魅了する“極限の地”を臨場感あふれる3D映像で描き、さらに1996年に起こった実話を基に、自然が猛威をふるう中で必死に生き抜こうとした人々のドラマを描き出す。このほど公開されたのは、雪山に現れたクレバスにハシゴをかけてゆっくりと渡るシーン。裂け目は深さ数10メートルにもなり、一歩間違うと“死の入り口”になってしまう。映像ではジョシュ・ブローリン演じるベックが、クレバスに設置されたハシゴを渡るも雪の塊か崩れたことでパニックになり、危機が訪れる場面。気が動転するベックの叫びと、ジェイソン・クラーク演じるロブ・ホールたちが彼を必死に救出しようとする場面は観ているだけで息がつまりそうになる。クレバスに設置されたハシゴは多くの場合はこのシーンのような事態になることはなく、安全に渡ることができるが、慎重に歩を進めるため、どうしても登山隊全員が進もうとすると時間がかかってしまう。近年はエベレスト登頂を目指す者が多いため、ハシゴの部分で“待ち行列”ができてしまい、その間に手足が凍えてしまう登山者が出たり、予定よりも時間がかかってしまった結果、悪天候やトラブルに巻き込まれるケースもあり、映画『エベレスト3D』ではそのような問題点やトラブルを物語の中に巧みに取り入れている。なお、本作は3Dで観客が“体感”できる画面づくりがされており、このほど公開になった映像も、大きな画面と大音響、立体映像で観ると印象は大きく異なる。映像で確認した“死の入り口”は、映画館のスクリーンでどのように映し出されるのだろうか。『エベレスト 3D』公開中
2015年11月11日歌手の絢香が、スヌーピー初のCG/3D映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(12月4日公開)の日本版のエンディング曲を担当することが9日、明らかになった。絢香が歌うエンディング曲「A Song For You」は、本映画のために書き下ろされたオリジナルの楽曲。スローなメロディラインが、子供だけのスヌーピーの世界で、チャーリー・ブラウンをはじめとする『ピーナッツ』の仲間たちを優しく包み込む愛、そして安らぎと力強いメッセージを感じさせる楽曲となっている。絢香は「世界中で愛されているスヌーピーの作品に携われることを、とても光栄に思います」と喜び、楽曲について「映画のテーマにある"みんな、だれかのだいじ"という言葉と、1人の母親としての気持ちがリンクして生まれた曲です」と説明。「たいせつなあなたが落ち込んでいる時、心細い時に『A Song For You』がそっと寄り添える歌になったら…そんな思いで書きました」とコメントしている。このたび、絢香が歌うエンディング曲「A Song For You」が使用されたテレビCMも公開。絢香の楽曲にのせて、スヌーピーとチャーリー・ブラウンの関係性などをとらえた映像が展開されていく。本作は、チャールズ・シュルツが生み出し、製作は映画『アイス・エイジ』シリーズで知られているブルー・スカイ・スタジオ、音楽は『アナと雪の女王』を手掛けたクリストフ・ベックと、豪華スタッフ陣が集結。スヌーピーの冒険や仲間との感動の物語を描く。
2015年11月10日ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰のエベレストで繰り広げられた実話を基に映画化した『エベレスト3D』。この度、今月6日の公開を目前に控えた本作が、過酷な撮影を通して一致団結した豪華キャスト達が、共演者たちに対しての想いをそれぞれ語る特別映像がシネマカフェに到着した。1996年、ニュージーランドで登山ガイド会社を営むロブ・ホールの率いる登頂ツアーがネパールに到着したところから始まる。エベレストのベースキャンプ(標高5334m)で約1か月間入念な準備を整えたあと、はるか3500m上の頂上を目指す4日間の冒険に出発した一行は、別のツアーと協力体制を組みながら順調に第4キャンプ(標高8000m)まで登っていく。しかし、ついにやって来た頂上アタックの日、固定ロープの不備や参加者の体調不良などでスケジュールが狂い、下山が大幅に遅れてしまう。さらに未曾有の嵐の接近で急激に天候が悪化。デス・ゾーンで散り散りになった登山家たちは、ブリザードと酸欠との過酷を極めた闘いの中で個々の生き残りの能力を試されることになる――。ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰・エベレスト。1953年に初登頂がなされて以来、世界中の登山家を魅了し続けるその山は、同時に地球上で最も生きるのが難しい場所でもある。山頂では風速は時速320kmを超え、気温は零下26度まで低下、気圧は地上の1/3。酸素の供給を受けずに長時間留まれば、肉体と意識の両方の機能は停止。まさに死の領域<デス・ゾーン>。本作は、登頂の夢をかなえるためエベレストへやって来た世界各国の登山家たちが、自然が猛威をふるうデス・ゾーンで生き残りを賭けた闘いに挑む姿を、3Dならではの圧倒的な迫力で映像化。その臨場感あふれる映像は、極限状況に置かれた人々の群像劇を緊張感満点に描き出し、ハリウッドの山岳映画史上最もエキサイティングで最も壮絶なサバイバルを体感させる超大作だ。今回到着した映像は、実際にエベレストに行き、現地で長期間の撮影を行い、過酷な撮影を通して一致団結した豪華キャスト陣が共演者たちに対して語る映像。ジョン・クラカワー役のマイケル・ケリーが「24時間ずっと一緒さ、寝ても覚めても同じ顔ぶれだ」と語るように、文字通り寝食を共にし、撮影に望んだキャストたち。水が凍結し、部屋に暖房はなく、電気毛布にくるまって眠る。そんな一歩間違えると命を落すような環境下で苦労を共にした彼らは、すぐさま結束を固めた。「テントで登山用具を身につけたり、昼食を共にするのは楽しかったよ」と語るのはスコット・フィッシャー役のジェイク・ギレンホール。本映像では、彼らがチームとして団結し、楽しみながら撮影に望んでいる姿を垣間見ることが出来る。そして彼らが口々に話すのが、この撮影を通して得た仲間への想い。「この映画では、最高の仲間ができた。一生の友になると思う」とケリーが語れば、ダグ・ハンセン役のジョン・ホークスは「一緒に困難を乗り越えたから、みんなと家族になれたよ」と絆の強さをアピール。そして、ベック・ウェザーズ役のジョシュ・ブローリン、ロブ・ホール役のジェイソン・クラークが、「こういう映画には滅多に出会えない」などと本作がいかに特別な作品だったかを語っている。また最後に「これほどいい雰囲気の撮影現場は、今までに一度しかない。そこで生まれた人間関係は何よりも貴重かもしれない」とギレンホールがまとめ、子どものように仲良く雪の上ではしゃぐキャストたちの姿が現れる。彼らの絆の強さを感じさせる、和気あいあいとした映像だ。本作のキャスティングにあたり、バルタザール監督は「嵐に向き合い恐怖心を克服できる俳優が必要だった。」と語っている。その期待通り、本作のキャストたちは一致団結してこの過酷な撮影を乗り越え、素晴らしい作品を完成させた。実際のエベレストで撮影した過酷な大自然の驚異を感じさせる映画をスクリーンで体感してみて。『エベレスト3D』は11月6日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エベレスト 3D 2015年11月6日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年11月04日世界最高峰エベレストに挑む者たちのドラマを、1996年に起こった実話を基に描く超大作『エベレスト3D』の特別映像が公開になった。大自然の美しさと脅威を描く本作の魅力がわかる映像だ。その他の画像/『エベレスト3D』メイキング映像エベレストは、ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰の山。標高8848メートルの山頂を目指す者たちはあとをたたないが、山頂部では風速320キロメートルもの風が吹き、気温は零下26度にまで下がる。気圧は地上の3分の1ほどで、酸素を供給しなければ、肉体と意識は停止してしまう過酷な場所だ。実際に行かなければ目にできない光景、大自然の広がり、白銀の世界、想像を絶する寒さに震える人々の表情……すべてをリアルに描くため、本作では実際に過酷な雪山で撮影が行われた。特別映像では、作品のダイジェストシーンを中心に、メイキング映像、出演者たちへのインタビューが収録されているが、サム・ワーシントンは「風景だけなく、登山者の心情までリアルだ」という。監督のバルタザール・コルマウクルが「実際にエベレストを登るような臨場感が味わえる」と語る通り、本作ではエベレストの風景を繊細な3D映像で描き、さらに1996年に起こった実話を基に、自然が猛威をふるう中で必死に生き抜こうとした人々のドラマを描くことで、観客にさらなる緊迫感をもたらす。本作は、命をかけて挑まなければ見られない世界の美しさと、エベレストの脅威を“体感”できる映画で、スタッフたちは本作を大画面、大音響の映画館で観てもらうことを望んでいるようだ。『エベレスト 3D』11月6日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開
2015年11月02日2016年2月6日(土)より全国ロードショーとなる『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』。その公開を記念して、「頭文字D」ラッピングカー2台が、実際のラリーに参戦することが決定した。11月1日(日)に愛知県内で開催される「TRDラリーチャレンジ新城」に、「頭文字D」の2チームが参戦。原作、映画さながら一般公道を走り、最速バトルを展開し、チャンピオンを競う。白黒ラッピングカーのドライバー・牟田周平選手は、現在ポイント上位に位置し、今回の新城のレース次第では、シリーズチャンピオンになる可能性もあり、その活躍に大きな期待が高まっている。■白黒ラッピングカーチーム名「頭文字D 藤原とうふ店 クスコ86」ドライバー : 牟田周平選手コドライバー : 星野元選手■赤黒ラッピングカーチーム名「モルフォ 頭文字D サミーK186」ドライバー : 久保凜太朗選手コドライバー : 福田純子選手さらに、『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』の公開を記念し、新城ラリーのプレゼントキャンペーンも実施。11月1日(日)開催の「TRDラリーチャレンジ新城」に参戦する2台のラッピングカーを撮影し、ツイッターに投稿すると、抽選で非売品グッズがプレゼントされる。応募方法などの詳細は公式サイトにて。『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』は2016年2月6日(土)より全国ロードショー。(C)しげの秀一/講談社・2016新劇場版「頭文字D」L3製作委員会
2015年10月28日XYZプリンティングジャパンは27日、家庭向けのコンパクト3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を発表した。発売は10月30日。価格は税込59,800円。「ダヴィンチ Jr. 1.0w」は、同社の3Dプリンタシリーズ「ダヴィンチ Jr.」の新モデル。新たにWi-Fi機能を内蔵し、PCとの無線ネットワーク接続が可能になった。ネットワーク内の対応機器を操作する専用アプリ「XYZprinting App」に対応。タブレット端末などから「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を操作できるほか、同社の3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にアクセスし、PCレスでプリントできる。本体にSDカードスロットを搭載し、SDカード内の3Dデータを直接3Dプリントできる。主な仕様は、本体サイズがW420×D430×H380mm、重量が12kg、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)方式、最大出力サイズがW150×D150×H150mm、プリントヘッド数がシングル、本体表示が日本語(カタカナ)など。PCとはUSB 2.0でも接続可能で、対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2015年10月27日XYZプリンティングジャパンは10月27日、同社のパーソナル/ファミリ向け3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr.」シリーズにWi-Fi機能を搭載した「ダヴィンチ Jr. 1.0w」を追加し、10月30日より発売すると発表した。価格は5万9800円で、ハンディタイプ3Dスキャナー「XYZ ハンドヘルド 3Dスキャナー」をバンドルした「3Dスキャナーパック」も、11月10日より7万4800円にて2016年1月15日までの期間限定キャンペーンとして販売する予定だ。Wi-Fi機能の搭載により、ダヴィンチ Jr. 1.0wと同じネットワーク環境下であれば、専用アプリ「XYZprinting App」を用いて、 iPadやAndroidタブレットから操作することが可能なほか、同社の3Dデータ共有サイト「XYZギャラリー」にタブレットからアクセスし、 そのままダイレクトに3Dプリントすることも可能だ。また、容易な着脱を可能にしたエクストルーダの導入により、 メンテナンスがしやすくなったほか、同梱されている専用ユーティリティソフトウェアを利用することで、作成したオリジナル3Dデータを公開したりすることも可能になるとする。
2015年10月27日リコーは10月27日、自社ブランド製品として初となる3Dプリンタ「RICOH AM S5500P」を開発したと発表した。同製品は、同社とアスペクトが共同で開発したもので、粉末状の材料にレーザーを照射して焼結させる粉末焼結積層造形(SLS)方式を採用することで、高精細・高耐久な造形物の制作を実現。造形材料には、PA11、PA12といったSLS方式で主に利用されている樹脂材料のほか、より高機能で汎用性のあるPA6やPPの利用も可能なため、機能試験用途としての自動車部品や、最終製品用途としての部品の造形にも対応することができるという。造形エリアは幅550mm×奥行550mm×高さ500mmで、複数種類の部品を一度に造形したり、大型部品の一括造形も可能となっている。また同社はすでに他社の3Dプリンタの仕入れ販売のほか、コンサルティング、3Dデータの設計、造形といったサービスを提供してきており同製品をサービスのラインアップに加えることで、顧客のものづくりイノベーションの支援を強化していきたいとしているほか、今後もアスペクトと共同で、独自材料の開発や機能強化を図っていきたいとしている。なお、2015年10月30日より日本での受注を開始。価格は7500万円(税別)としている。海外での展開も計画しており、日本での展開後、順次、欧州などに展開を図っていく計画としている。
2015年10月27日XYZプリンティングジャパンは、さまざまなものを手軽にスキャンできるコンパクトな3Dスキャナー「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」を発表した。家電量販店やECサイト、販売代理店、同社Webストアにて順次、予約販売を開始し、正式販売は11月10日から。価格は2万2,800円。同機は、重さわずか238gという軽さとU字形状のデザインにより、容易に持ち運べる3Dスキャナー。パソコンのUSB3.0ポートに同機のUSBケーブルを挿入するだけで使用でき、同梱のSDカードに収録される専用ソフト「XYZscan」を用いて、さまざまなものを素早く正確にスキャンできる。読み込んだデータは、業界標準のSTLおよびOBJ形式で保存されるため、さまざまなソフトウェアにより3Dデータの編集が可能となっている。主な仕様は、本体サイズが幅41×奥行き61×高さ157mmで重量は238g。スキャン技術にインテル RealSense 3Dのレンズテクノロジーを採用。スキャンモードは、オブジェクトモード(5×5×5cm~60×60×30cm)およびヘッドモード(5×5×5cm~40×25×40cm)。スキャン精度は1.5mm(x/y 分解能@50cm)、1.5mm(z 分解能@50cm)、解像度は640x480/30FPS、スキャン距離は10~70cm。対象OSはWindows 8.1(64ビット/32ビット)以上。ハードウェア要求スペックは、第4世代インテル Core i5プロセッサー以上/4GBメモリ以上。なお、2016年1月15日までの期間限定で、同社のパーソナル3Dプリンター「ダヴィンチシリーズ」、「ダヴィンチ Jr.シリーズ」に「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」をバンドルしたキャンペーンモデル「3Dスキャナーパック」を、11月10日より販売を開始するという。3Dスキャナーパックは、対象となる3Dプリンターの価格に1万5,000円を上乗せした価格で、単体で購入するよりも7,800円安く購入できるということだ。
2015年10月27日XYZプリンティングジャパンは10月26日、ハンディタイプ3Dスキャナ「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」の販売を11月10日に開始すると発表した。価格は22800円。同製品はWindows 8.1(もしくはそれ以降)を搭載したパソコンのUSB3.0ポートにケーブルを挿入するだけで使用でき、重さ238gと軽量であることから、手軽にスキャンできることが特長となっている。スキャンした3DデータはSTLおよびOBJ形式で保存されるため、さまざまなソフトウェアで3Dデータを編集することが可能だ。また、専用ソフトウェア「XYZscan」を収録したSDカードが同梱されている。また、3Dプリンタ「ダヴィンチシリーズ」「ダヴィンチ Jr.シリーズ」に15000円上乗せした価格で、「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」をバンドルした「3Dスキャナーパック」が11月10日から2016年1月15日まで販売される。「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」の主な仕様は以下の通り:スキャンサイズ(幅×奥行×高さ): オブジェクトモード:5×5×5~60×60×30cm/ヘッドモード:5×5×5~40×25×40cmスキャン精度: 1.5mm(x/y 分解能@50cm)/1.5mm(z 分解能@50cm)解像度:640x480 / 30FPSスキャン距離:10~70cm本体サイズ(幅×奥行×高さ):41×61×157mm(幅×奥行×高さ、 ケーブル含まず)最大消費電力:3.0W本体重量:238g(USBケーブル込)対象OS:Windows 8.1(64ビット/32ビット)以上ハードウェア要求スペック:第4世代インテル(R) Core i5プロセッサー以上/4GBメモリ以上*保証:本体:6ヶ月*使用環境温度:10~40℃
2015年10月27日実話をもとにエベレスト登頂に挑む登山家たちのサバイバルを描いたスペクタクル超大作『エベレスト 3D』。ロケ地となったネパールの大震災復興支援を目的に10月26日に、都内でチャリティー試写会が実施され、来日中のバルタザール・コルマウクル監督が出席した。その他の写真『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジェイソン・クラークをはじめ、ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリン、サム・ワーシントン、キーラ・ナイトレイ、ロビン・ライトら豪華キャストが集結し、雄大な自然を背景にした極限の人間ドラマが展開する本作。コルマウクル監督は、「ハリウッドでしか実現しないスケールの大きさ、名優たちのアンサンブル、何より舞台がエベレストですから、私自身、監督のオファーを断る理由はなかった」と振り返る。標高5000メートル超の現地ロケは、「寒さと高山病との戦い。映画の登場人物同様に、我々も常にギリギリの状態でした。でも、それは観客に自然の厳しさをリアルに実感してもらうため。監督としてチャレンジを忘れず、エベレストという題材に対し、正直かつフェアに向き合いたかった」と作り手としての強い信条を語った。それだけに「もし自分がその場にいたら…。そんなことを想像しながら、感覚を研ぎ澄ませて、何より暖かい服装でご覧ください(笑)」とアピールにも熱がこもった。この日はエベレスト登頂を達成し、世界的にも活躍しているアルピニストの角谷道弘さん、登山番組への出演を機にプライベートでも日本中で登山を楽しむタレントの釈由美子が出席。「とにかくすべてがリアル。映画は20年ほど前の出来事を描いていますが、登山の装備なども当時のものを忠実に再現している」(角谷さん)、「先ほど監督がおっしゃった通り、とにかく寒いです! 映画を観ているのに、空気が薄くなる感じで、とにかく覚悟してご覧ください」(釈)と本作のリアリティに太鼓判を押した。『エベレスト 3D』11月6日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2015年10月26日XYZプリンティングジャパンは26日、対象物を片手でスキャンできる3Dスキャナ「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」を発表した。家電量販店やECサイト、直販サイトなどで同日より予約開始。11月10日に発売する。価格は税込22,800円。「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」は、Intel RealSense 3Dカメラを搭載したハンディ型の3Dスキャナ。深度カメラと赤外線照射機を本体に備え、対象物をフルカラーでスキャン可能。デザインはU字型で重量約238gと、外出時にも持ち運べる。主な仕様は、オブジェクトモードのスキャンサイズがW5×D5×H5~W60×D60×H30cm、ヘッドモードのスキャンサイズががW5×D5×H5~W40×D25×H40cm。スキャン精度がx/y/zいずれも分解能1.5mm(@50cm)。解像度が640×480/30fps、スキャン距離が10~70cm。本体サイズはW41×D61×H157mm、重量は238g。最大消費電力は3.0W。対応OSはWindows 8.1以降で、インタフェースはUSB 3.0。スキャンしたデータは、STLおよびOBJ形式で保存できる。合わせて、同社製3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズおよび、「ダヴィンチ Jr.」シリーズに、「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」を、3Dプリンタ本体の各価格に15,000円上乗せしてバンドルする「3Dスキャナーパック」を提供。「3Dスキャナーパック」では、「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」単体を購入するより、税込7,800円安くなる。「3Dスキャナーパック」の提供価格は以下のとおり。価格はいずれも税込。ダヴィンチ 1.0A スキャナーパック:84,800円ダヴィンチ 2.0A Duo スキャナーパック:104,800円ダヴィンチ 1.1 Plus スキャナーパック:134,800円ダヴィンチ Jr. 1.0 スキャナーパック:64,800円
2015年10月26日XYZプリンティングジャパンは26日、個人・家庭向けの3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 AiO」の価格を税込99,800円に値下げすると発表した。従来価格は税込119,800円で、20,000円の値下げとなる。2014年11月に発売した「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、内部に200万画素カメラ・キャリブレーション用ライト・レーザーダイオードを一体化したユニットを2基備え、対象物のスキャンからPC経由でのデータ生成、3D出力までを一貫して行える3Dプリンタ複合機。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)方式、最大出力サイズがW190×D200×H200mm、解像度が100~400ミクロン、プリントヘッド数がシングル、ノズル直径が0.4mm。本体表示は日本語(カタカナ)など。PCとの接続はUSB 2.0で、対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。プリント用ソフトウェア「XYZware」のサポートデータ形式はデータはデータは.das、.stl。同社は今回の価格改定により、モデリングができず3Dプリンタを敬遠しているユーザーなどを視野に、新たなユーザー層の獲得を目指す。
2015年10月26日第28回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木ヒルズで10月25日に、特別招待作品『エベレスト3D』の公式会見が行われ、バルダザール・コルマウクル監督、唯一の日本人キャストとして七大陸最高峰を制覇した登山家・難波康子さんを演じる森尚子が出席した。その他の写真世界最高峰の山・エベレストに挑む登山家たちの壮絶な冒険と山にかける想い、そして登山の過程で目にした雄大な風景を3D映像で描くアドベンチャー超大作。ネパールでの現地ロケでは、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホールら著名なハリウッドスターが5000メートル級の高地を訪れ、「彼らには自分の荷物を背負ってもらい、かなりの距離を歩いてもらった。気温はマイナス30度にもなるので、キャストには嫌われました」(コルマウクル監督)。過酷な撮影について、森は「まつ毛も髪の毛も凍るような現場。監督は『自然vs.人間』のドラマにこだわっていたので、私たち役者にもacting(演技)ではなく、reacting(反応)してほしいと演出があった」とコメント。高山病の症状を訴えるクルーもいたが、「苦労が多い現場だったからこそ、チーム一丸で撮影に取り組み、最後は皆が家族のような絆で結ばれた」と振り返った。この日の会見は『EVEREST フレンドシップ会見』と銘打ち、来年3月12日に公開される日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の角川歴彦製作代表、平山秀幸監督、原作者の夢枕獏氏が駆けつけた。角川代表は「とてもすばらしい作品でした。両方の作品を見れば、エベレストという山が、人間を拒絶する森厳な場所だとお分かりいただけるはず」と『エベレスト3D』を絶賛。コルマウクル監督も「完成したらぜひ拝見したい」と『エヴェレスト 神々の山嶺』に強い関心を示した。会見では角川代表が、今年4月に大地震が起こったネパールにエールをおくるため、駐日ネパール大使のマダン クマール バッタライ大使に義援金を手渡す場面もあった。『エベレスト 3D』11月6日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開『エヴェレスト 神々の山嶺』2016年3月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年10月26日