名門進学校を舞台に、ミュージカル部の設立を目指す生徒と教師の奮闘を描いたミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』が、7月2日(金)より東京・日本青年館ホールで上演となる。本作は、劇団四季出身でミュージカル「魔女の宅急便」などを手掛けたことでも知られる岸本功喜が脚本・演出・振付を担当する完全オリジナル作で、同演目を〈team Blue〉〈team Red〉の2チームがそれぞれ上演するというこれまでにない取り組みも話題だ。横山だいすけ、三倉佳奈、福井貴一、野々村真、湖月わたるが演じる個性豊かな教師陣は共通で登場し、〈team Blue〉は、ダンス・ボーカル・グループの『原因は自分にある。』から、武藤潤、杢代和人、大倉空人の3人と、瑛、中谷優心、村上貴亮が出演、〈team Red〉は、私立恵比寿中学の星名美怜、超ときめき♡宣伝部の小泉遥香と杏ジュリア、透明感のある雰囲気で現在売り出し中の河村花、NHK『おとうさんといっしょ』の竹内夢に加えて、前田悠雅が名を連ねる。ミュージカル俳優を夢見る主人公と、ひょんなことから顧問を引き受けることになった熱血教師を軸に、癖のある生徒たちと、創部を反対する校長との対立を経て、ミュージカル部は舞台初日=オープニングナイトを迎えることが出来るのか…。今回は、稽古が佳境に入る前の6月中旬の稽古場を取材した。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、ミオ先生役の三倉佳奈取材はそれぞれ別の日に行われたが、取り組んでいるシーンはほぼ同じ。生徒6人とアンサンブル・キャストによる歌の稽古がメインで、主人公のマイト/マイを中心に、ミュージカルの上演に向けて、それぞれの生徒の個性を生かして役割を分担し、学校全体を巻き込んでいくという重要なパートだ。■team Blue〈team Blue〉の稽古は、今回ミュージカル初挑戦となる『原因は自分にある。』武藤・杢代・大倉が瑛、中谷、村上の3人と共に、いろいろと試しながら演出の岸本が肉付けをしていく。主人公のマイトをきっかけに進んでいく物語だけに、彼を演じる武藤はマイトをムードメーカーでみんなから愛されるキャラクターへと作り上げている印象だ。一方、マイトを支えるしっかり者の親友・ヒロキを演じる杢代は、自身の役割を理解しながら動きを何度も確認、自分の夢を打ち明けられないオウタ役の大倉は、全体の流れを見ながら的確に意見を出す。妹を溺愛する不良学生のユージに扮する瑛は、場面によりコミカルさを加え、ダンス力抜群という役どころの村上は、劇中で見せるキレのある動きが華やか、計算高い食いしん坊のタロウを演じる中谷は具体的な提案をしながら進めていく。6人のわちゃわちゃした感じを活かしつつ、役者の動きを見ながら振付をしていく岸本は、この稽古を通じて演出の方向性を定めつつあるようだ。また、この日の〈team Blue〉は、校長(湖月わたる)が創部を反対していた理由を語り、熱血教師のテッペイ先生(横山だいすけ)と生徒たちのいる前でとある先生の過去が明かされるという、芝居パートの稽古もあり、シリアスとコミカルを見事に演じ分ける校長役の湖月、横山扮するテッペイ先生の慕う生徒たちとのやりとりも楽しく、全体を通じてどのようなものになるのか、期待が高まる1日となった。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、テッペイ先生役の横山だいすけ■team Red前述のとおり、場面やキャラクターの設定は同じながら、〈team Red〉の稽古は〈team Blue〉とは異なる輝きを放っていた。主人公のマイを演じる星名が持つ華やかでカリスマ性のある魅力と、まるでライブを行っているかのような力強いパフォーマンスは見る者の視線を釘付けにする。彼女を支える親友のヒロミ役の河村は、ニコニコとしながら場の雰囲気を作り上げ、思いを告げることができないレイコに扮する小泉は、クールで内なるものを秘めているという役どころをとらえつつ、しっかりとリアクションもしていく。妹を溺愛する不良学生ランを演じる前田は、誰よりもパワフルで粋なランを常に意識しながら稽古に挑んでおり、ダンスが上手なエリカ役の杏はしなやかに両手を広げながら、軽快に踊る姿が美しい。それぞれの個性が随所に溢れ、生き生きとしたカンパニーとなっているのだろう。岸本から「6人はクリエイトするほうなので、他の生徒や先生を巻き込んでいく役柄だから」という言葉で、アンサンブルとは異なる動きで引っ張っていこうとそれぞれの表情が変わったのもまた印象的な一幕だった。役者から湧き出るものを演出に落とし込んでいくという岸本が、彼女たちからどんな刺激を受けてこのシーンを仕上げていくのかも注目したい。同じ脚本であっても、キャストが異なれば別のものになる。〈team Blue〉〈team Red〉の違いを楽しむのもこの『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』の魅力の一つだ。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、校長役の湖月わたる〈オープニングナイト〉に向けて駆け抜けていく大切な場面の稽古で、アンサンブルも含めて登場人物が多いため、実際に出演者の動きを見ながら、岸本が演出と振付のイメージを膨らませていく。目標に向かって一致団結していく生徒役メイン・キャストの6人の姿と、最高の〈オープニングナイト〉を迎えるために奮闘する劇中のキャラクターたちの思いが重なり、圧倒的な熱量を持って取り組んでいる。教師のキャストやアンサンブルは同じながらも、〈team Blue〉〈team Red〉で演出やとらえ方は異なるだろうし、互いに切磋琢磨しながら、素晴らしい〈オープニングナイト〉をそれぞれが迎えることだろう。キャストコメント■横山だいすけコメント日々の稽古の中で沢山の発見があります。生徒役、先生役みんなとにかくアツい! それぞれの想いが交錯する中でオープニングナイトらしい最後を迎える時、全てが繋がる んです!!…と、ついネタバレしそうになるのですが、色んな伏線があるので、どのシーンも見逃さ ないように観てほしいです!先日稽古を観ながら涙してしまうことがありました。それくらい温かくハッピーになれる 舞台です!ぜひ会場でこの温かさに触れてみてください!■三倉佳奈コメント数日遅れで稽古に参加しましたが、初日に見た皆さんの歌とダンスが圧巻で!気合いスイッチが入りました。カンパニー全員でシーンを積み重ね作り上げていく面白さを噛み締め日々稽古しています。ミオ先生はだいすけさん演じるテッペイ先生とのシーンが多いのですが、キュンとしていただけたら。笑2人の空気感や関係性の変化を是非楽しみに観ていただきたいです。ミュージカルの魅力が120%詰まった作品。沢山の皆さんに届きますように!■湖月わたるコメント今、稽古場で何度も目の当たりにしているのが、眩しすぎる瞬間です。生徒も教師も青春ど真ん中!爆発するエネルギー、葛藤、気づき。ミュージカルだからこそ、劇場という特別な空間だからこそ、伝えられるものがあると確信しています!私は厳格な校長として、彼らの前に大きく立ちはだかりたいと思います!私達の熱い思いを込めたメッセージ、是非受け取ってください。劇場で心よりお待ちしております!!公演概要ミュージカル「オープニングナイト」〜桜咲高校ミュージカル部〜●出演者横山 だいすけ三倉 佳奈福井 貴一野々村 真<team Blue>武藤潤(原因は自分にある。)、杢代 和人(原因は自分にある。)、大倉 空人(原因は自分にある。)瑛(あきら)、中谷 優心、村上 貴亮<team Red>星名 美怜(私立恵比寿中学)、河村 花、小泉 遥香(超ときめき♡宣伝部)前田 悠雅(劇団4ドル50セント)、竹内 夢、杏 ジュリア(超ときめき♡宣伝部)渡邉 心結湖月 わたる 他●スタッフ脚本・演出・振付:岸本功喜作曲・音楽監督:小島良太●公式HP: ●公式Twitter: @OpeningNight_m()●日程<teamBlue>2021年7月2日(金)~7月5日(月)全6公演<teamRed>2021年7月8日(木)~7月11日(日)全6公演※未就学児入場不可●会場:日本青年館ホール●主催:ABCテレビ/アークスインターナショナル/ABCフロンティア/サンライズプロモーション東京●お問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●チケット一般発売:6月19日(土)10:00~チケット料金:特典付きチケット 12,000円、一般チケット 9,000円(全席指定)<特典内容>・公式パンフレット・オリジナルトートバッグ・特製クリアファイル・ブロマイドセット(3枚1セット:キャスト衣装グループショット)企画制作:アークスインターナショナル/ABCテレビ本公演は、政府および上演地の都道府県が定める新型コロナウイルス感染対策の方針に従って、公演の準備を行っております。最新の情報は公式サイト にてご確認ください。
2021年06月28日ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』の東京公演が日生劇場にて9月9日(木)より、大阪公演がフェニーチェ堺 大ホールで10月8日(金)より上演される。この度、本作よりビジュアル撮影キャストコメントとプロモーション動画が到着した。世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”。 本作は19世紀末に英国ロンドンで発生したこの猟奇連続殺人事件をモチーフにした衝撃のミステリーミュージカルだ。題材の印象に反して音楽は馴染みやすく、 耳に残る素晴らしい曲の数々に乗せ、事件に隠された悲しき愛の物語を展開していく。チケットは絶賛発売中。東京公演はホリプロステージにて「20歳以下限定・2000円チケット」のYシートが6月28日(月)より1週間限定で発売予定。ぜひともチェックしてほしい。キャストコメントは以下の通り。木村達成(ダニエル役)衣裳さんとも何度も話して、3着くらい試した中で今日の衣裳に決めました。アスコットタイをつけて、少し上品でクールなダニエルにできたらいいかなと。ダニエルは罪を犯してしまいますけど、誠実さとか相手を想う気持ちが深すぎて、闇に落ちてしまうと思うんです。まだキャラクターがつかみ切れてない段階での撮影は恥ずかしかったですけど、今の自分に出来ることはやれたかなと思います。(小野)賢章くんとはもともと知り合いなんですが、一緒に仕事をするのは初めてです。初めましてはMay’nさんと堂珍さんですね。今日、堂珍さんとチラッとお会いしたら、やっぱりジャック役だからか、漂うオーラがすごかった……。ナイフで刺されるんじゃないかと思いました(笑)。小野賢章(ダニエル役)衣裳を着て撮影をすると「いよいよ始まるんだな」「この方たちと一緒に作るんだ」という実感が湧きますね。まだ僕の勝手なイメージですけど、ダニエルは真面目な好青年であるがゆえに視界の狭さがあって、純粋さが狂気に変わっていくんじゃないかなと。演出の白井さんにお話を伺って作っていきたいです。僕は普段声優の仕事がメインなので、ミュージカルに出ることで自分の身体や表情も含めて芝居をするということを、まっすぐに見つめさせてもらえるんです。プライベートで知っている木村くん以外は、今回ほぼ初めての方ばかり。ミュージカル界の方たちや、堂珍さんといったさまざまな世界の方たちの中で、 僕にしか出来ない色を出せたらと思います。加藤和樹(アンダーソン役 / ジャック役)韓国で観て以来「日本でぜひやりたい!」と願っていた作品がようやく上演できるという喜びは大きいですね。役を深めていくのはこれからですけれど、今日の撮影で2 役の衣裳に身を包んでみて、気持ちだけはジャックとアンダーソンという2人がちゃんとそこにいたかなとは思います。ダークな世界観の中で衝撃の事件が起きて、最後まで驚きの連続で目が離せない。楽曲もロックなものからしっとりとしたバラードまでバラエティに富んでいて飽きないですし、とにかく疾走感があるんです。韓国版のイメージを踏襲しつつも、日本版『ジャック・ザ・リッパー』の世界観が伝わるビジュアルになっていると思うので、皆さんもぜひ楽しみにしていてください。松下優也(アンダーソン役)まだ稽古も始まっていなくて、脚本を読んで頭の中で想像したキャラクターでしかないので、こういう撮影って一番難しいんですよね。ただ、今回の衣裳でアンダーソンのちょっと崩れた雰囲気は感じられたかなと思います。以前演じた『サンセット大通り』のジョーも同じでしたけど、アンダーソンもわりと振り回される役になりそうかなと。悪徳刑事に見えたりコカイン中毒だったり、表面的には悪そうな印象ですが、 実は不器用で弱さもある、人間らしいキャラクターじゃないかなと思っています。別の世界でも活躍されている小野さんや堂珍さんとの共演や、久しぶりに舞台で一緒になる木村達成くんとお互いの成長を確かめるのも楽しみにしています。堂珍嘉邦(ジャック役)海外でも日本でも色んなジャック像の解釈があると思うんですが、今回は最初の取っ掛かりとしてミステリアスに作りこんでみよう、と。つけ毛も初めてなので、自分の中では“変身した感”がすごくあります。普段はよく笑いますけど、口をつぐんでいるとわりとシリアスというか、ミステリアスに見えがちらしくて。でもそれも自分の個性かもしれないですし、そういう役をいただくのは光栄です。年を重ねるごとにヒール役が増えているのも楽しいですよ。ひとつの作品を作り上げていく熱量、稽古から本番まで完走する充実感、言葉と音楽で質量共に多くの情報を届けること…。ステージで歌う人間として、ミュージカルにはいい影響をたくさんもらっています。May’n(グロリア役)今日は「どういう衣裳なんだろう?」ってドキドキでした。自分の中にはなかなかない色気をめちゃくちゃ引き出して(笑)撮影に臨みましたね。やっぱり衣裳を着ると「あ、 グロリアってこんな感じかな?」というイメージがどんどん湧いてきて、 このお芝居をやるんだと実感できましたし、稽古することが楽しみになりました。個人的にはまだまだミュージカル経験が少ないので、とにかく頑張ろうと気合いを入れたところです。 衝撃的なシーンがあるミステリーですけれど、胸にグッと来るようなシーンも多くて、これを大成功に導かなきゃという使命感がキャストとしてもありますね。 とにかく白井さんの演出に食らいついていきたいです。エリアンナ(ポリー役)ウェストを絞るコルセットを着けたのが初めてで、あの時代の皆さまがあれを着けていたのかと思うと衝撃でした(笑)。本当に素敵な衣裳で、さらに飾りでバラをつけてくださって、台本でも一輪のバラがポリーにとってはキーアイテムなので嬉しかったですね。白井さんがポイントにしたいとおっしゃった赤は、ポリーの内面にある情熱や想い、血の色、バラの色、全部を反映した色でもあるなと思って。この衣裳とメイクとカツラをいただいて、 すごくテンションが上がりました。ポリーはアンダーソンとのシーンが多いんですが、優しさの塊のような加藤和樹さん、 役に真摯に向き合う松下優也さん、これまで共演もしていて気持ちを作りやすいおふたりとご一緒で良かったです。田代万里生(モンロー役)今回の扮装やヘアメイクは舞台版とは異なるとのことですが、あくまでモンローの内面が滲み出るよう意識して撮影して頂きました。これまであまりしたことのない表情もあるので、デザイナーさんの編集でどう新しくまた生まれ変わるのか、とても楽しみにしています。韓国版の資料は拝見していますが、白井さんの演出のもと、日本版はまた新たに生まれ変わる気がしています。モンロー役を田代万里生に託して下さったことは意外でもあり、 大きな喜びでもあります。比較的自由度が高い役どころだと思うので、あらゆる手段を使って印象的なモンローを創り上げ、作品に大きく貢献出来たらなと思っております。撮影レポート全文は公式サイトにて公開中。■舞台情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』<東京公演>期間:9月9日(木)~9月29日(水)会場:日生劇場【東京公演チケット料金】SS席:16,000円 / S席:13,500円 / A席:9,000円 / B席:4,500円(全席指定・税込)20歳以下限定2000円チケット:Yシート6月28日(月)17:00~7月5日(月)23:59<大阪公演>10月8日(金)14:00(木村、松下、加藤)10月9日(土)12:30(小野、松下、加藤) / 17:00(木村、 松下、 加藤)10月10日(日)12:30(小野、加藤、堂珍)会場:フェニーチェ堺 大ホール公式ページ:
2021年06月25日トニー賞4冠のブロードウェイ・ミュージカルをフレッシュなキャストで映画化した『イン・ザ・ハイツ』。この度、日本でも大ヒットした「RENT/レント」から影響を受けたという、ラップバトルを繰り広げる本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、劇中の男性陣がラップ合戦を繰り広げる本編映像。皆の居場所である街ワシントン・ハイツがなくなってしまうかもしれない危機を迎え、厳しい現実にあっても夢を語りあう主人公たちが描かれている。それは、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が営むコンビニで売った宝くじの中に、9万6,000ドルの当たりくじがあったことが発覚するシーン。慎ましく暮らすワシントンハイツの住民にとってはとんでもない大金だ。このうわさは街中に広まり大騒ぎになるが、ウスナビたちも「もし9万6,000ドルを手にしたら?」と色めき立つ。まずタクシー会社に勤めるベニー(コーリー・ホーキンズ)のラップからスタート。「ハデに使わずクールにビジネス・スクールへ」と堅実な性格を見せたと思いきや「俺はリッチな実業家。タイガー・ウッズが俺のキャディ」と野心むき出しなリリックを次々と披露する。対するウスナビも「やめな。ホラ吹き男。お前のウソはピノキオ」と応酬。そこに割って入るのはペインターのピート(ノア・カターラ)だ。しかし「やめろ。下手なラップ。“よう”しか言えねえ?」とすぐに一蹴され撃沈。3人のラップバトルのような舌戦はさらに白熱していく――。本作はサルサやメレンゲ、R&Bやポップなど様々な音楽で彩られているが、中でもこのシーンに見られるようなラップミュージックは“ミュージカル映画”の従来のイメージとのギャップもあり新鮮に映る。本作の原作ミュージカル初演当時も、クラシックやポップが主流だったブロードウェイに本格的にラップを持ち込んだことが大きなインパクトを与えた。原作者であり、作詞・作曲を務めたリン=マニュエル・ミランダは、この斬新なミュージカルを作った時の心境を、「僕は昔からミュージカルが大好きなのですが、既存のミュージカルには、自分の居場所がないと感じていたんです。だから、大好きな『RENT/レント』のジョナサン・ラーソンが友達の話を作品の題材にしたように、僕も『イン・ザ・ハイツ』を独自に書き始めました。僕が舞台にふさわしいと感じた、大好きなラテン音楽やヒップホップを取り込んだ作品をね」と語る。「RENT/レント」はロックミュージカルと謳われているように、伝統的なブロードウェイミュージカルにロックの融合を試みた作品。「RENT/レント」がロックでブロードウェイを変革したように、「イン・ザ・ハイツ」はラップでブロードウェイの歴史を変えた作品といえるだろう。6月11日(金)に全米3,456スクリーンで公開された本作は、13日(日)までの公開3日間で1,140万5,000ドルのオープニング成績(BOX OFFICE MOJO調べ)を叩き出し、『グレイテスト・ショーマン』(オープニング成績880万5,843ドル)を超える大ヒットを記録。米・映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では驚異の96%フレッシュとなっている(6月14日時点)。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年06月25日歌手のアリアナ・グランデや俳優のヒュー・ジャックマンもSNSで大絶賛のコメントを投稿し、話題となったミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』。この度、映画タイトルと同じオープニングナンバー「イン・ザ・ハイツ」がいざなう冒頭映像8分30秒もの本編映像が解禁となった。現地時間6月11日より全米の3456スクリーン公開し、11日(金)~13日(日)までの3日間で11,405,000ドルのオープニング成績(BOX OFFICE MOJO調べ)を叩き出し、ジョン・M・チュウ監督にとって『クレイジー・リッチ!』に続く大ヒットとなった本作。解禁となった本編映像では、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が朝、家を出て自身がオーナーを務めるコンビニへ向かう様子からスタート。続いてウスナビに挨拶するピラグア・ガイが登場するが、演じているのは「イン・ザ・ハイツ」の生みの親でありミュージカル版でウスナビ役を務めたリン=マニュエル・ミランダ。早速、新旧ウスナビ共演が実現している。さらに、ワシントン・ハイツ全員のお母さんのような存在のアブエラ(オルガ・メレディス)、街のタクシー会社で働くベニー(コーリー・ホーキンズ)、ウスナビが密かに想いを寄せるヴァネッサ(メリッサ・バレラ)など登場人物が次々とコンビニを訪れていく。そして曲のクライマックスでは、ワシントン・ハイツの路上で繰り広げられる躍動感あふれる群舞シーンに。真夏の熱気の中、貧困や逆境に立ち向かいながら生きる人々の力強い魂の叫びを乗せたオープニングナンバーから幕を開ける本作を、目撃してみて。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より 全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年06月15日世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し、大人気作となったミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』(2009年初演)が、白井晃演出にて日本初演される。新聞記者モンロー役として出演する田代万里生に話を聞いた。今まで演じてきたものとは違うものをさらけ出す──ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は韓国で大ヒットした作品で、今回が日本初演となりますが、そのオリジナルキャストになることをどう思われていますか?まず、モンロー役(スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者)を僕にっていうのが意外でした。僕はどちらかというと誠実な役が多いのですが、それとは真逆の、僕史上最低最悪じゃないですけど(笑)、欲にまみれた誠実さのない役ですからね。──韓国版と同じイメージになるのでしょうか?プロデューサーからヒントを頂いたのですが、韓国版のモンローとはまた違うイメージだそうです。ビックリしたのは、ある意味ちょっとルキーニ(ミュージカル『エリザベート』にも登場する実在の人物。エリザベートの暗殺者と言われている)っぽいかもと。どんなふうになるのか、僕も楽しみにしている感じです。──どんな感じなんだろう……。想像できないでしょう?(笑)真っ当な人間を切り裂いてみたらその中身は……というところを担うのかなって。モンローはまさに、綺麗に装っている内側の部分をたくさん見せるので、すごく重要な役になりそうです。──内側の部分をですか。はい。今まで僕が演じてきたものとは違うものをさらけ出すことになると思います。それもただ剝き出しにするのではなくて、装いながら出すような感じなんじゃないかな。あと、随所でモンローはダニエルやアンダーソンと一緒に行動していくので、その中での立ち位置も見つけていきたいなと思います。一見、ダニエルやアンダーソンのほうが屈折した人間のように思うんですけど、実は「いや、これモンローのほうがやばいやつなんじゃないか?」というところが随所に出てくる。ラストシーンもモンローが重要な流れに持っていきますし。早く白井さんとお話してみたいです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらない──白井さんがモンロー役に田代さんをイメージした理由はご自身としてはなんだと思われますか?やっぱり今も話した「一皮むいたら」というところがポイントなのかなと思っています。最近は誠実だけじゃない役もやらせてもらっていますが、一見そうは見えない僕だからこそ、裂いて中から出てきたものがどう見えるのかっていう。そこを多分、白井さんが引き出してくださるんじゃないかなと今は思っています。でも本当になぜ僕にっていうのは僕自身も伺ってみたいです(笑)。──白井さんと田代さんは初タッグですし、その大切な役割を託したのは舞台上の姿を観てのことなのでしょうか。白井さんは、こまつ座『きらめく星座』(’17年)の田代万里生を観てくださっているんです。グランドミュージカルの舞台に立つミュージカル俳優としてではなく、坊主姿の脱走兵で、それこそ剥き出しの役をやっているところを観てくださっていて。いわゆるミュージカルファンの皆さんが抱く僕のイメージとはまた違うものもキャッチしてくださっているのかな? と思います。僕自身も新たな田代万里生に出会えることを楽しみにしています。──これまでとは違った心持ちで挑む役になりそうですね。白井さんはストレートプレイのイメージも強いですが、モンローはどちらかというと特にお芝居で物語をしっかり成立させていく役なので、そういう意味でも今まで僕が演じた役と一味違うんです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらないなと思っています。──世界的に有名な未解決事件をベースにしたお話ですが、現時点でストーリーに関してはどう思われていますか?ベースが切り裂きジャックなので、『スウィーニー・トッド』とか『ジキル&ハイド』みたいなちょっと怖いスリラーミュージカルをイメージすると思うのですが、この作品にはその2作とは違うものがあって。なんだろう、ダニエルとアンダーソンなど、比較的同世代の人物たちが色々な人生を生きているというのが、一番違うかもしれませんね。それに、上記2作にモンローのような立ち位置の人物は出てきません。それだけに、とても重要なキャラクターだなと思っています。──音楽はどうですか?ロックナンバーも多く、キャッチーで、日本人にはすごく合うんじゃないかな。それに今回日本語で歌われたら、いくつかの曲はきっとこれからミュージカルコンサートとかでみんなが歌いたがるような曲になりそうです。──田代さんがあまり経験のないような楽曲もあるのでしょうか?モンローのソロナンバーには、アップテンポで大勢を引き連れて歌うものもあります。また、張り上げるだけではなく、切れ味よく芝居の緩急で差し込んでいく感じも。全体的に僕にとっては新しいタイプの楽曲なので、楽しみにしています。初共演の加藤和樹くんは頼りにしています──日本初演のものをつくるってどうですか?楽しみですね。僕は日本初演のものをけっこうやらせていただいてるほうだと思うんです。『スリル・ミー』とか『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』とか『マルグリット』とか『サンセット大通り』とかたくさんやらせていただいてきて。何度も上演されている『レ・ミゼラブル』や『エリザベート』のような作品は「こうじゃなきゃいけない」というような固定観念が役者側にもお客さん側にもあって、そこにはめていくのか敢えてはずしていくのか、というようなところがありますが、新しい作品だと本当にゼロからなので。本作品は既に韓国版がありますが、白井さんや役者たちから提案もたくさん出てくると思いますし、みんなで新たに創っていけたらなと思っています。──ダニエルを演じる木村達成さんとは、『エリザベート』(’19年)では親子でもありましたが。美しい息子でしたね~(笑)。実際には同世代のほうには入るくらいなんですけど(笑)。あと、この作品の直前に『マタ・ハリ』で加藤和樹くんとご一緒するのですが、『マタ・ハリ』はWキャストで同じ舞台には立てないので、これが舞台上では初共演になります。今年は和樹くんとは半年くらい一緒にいることになると思うので、頼りにしています。ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』キービジュアル。男性メインキャスト6名の顔の”パーツ”で構成されている──田代さんは今どんなところに喜びを感じてお芝居をされていますか?僕は去年、ミュージカルへの出演が0本だったんです、コロナの影響で。一方今年は現時点でミュージカル『マリー・アントワネット』や『スリル・ミー』に出演させていただき、今後を含めると1年に5本のミュージカル出演が予定されています。その1公演1公演の中で感じる、「劇場に行って、舞台に立ったら、お客さんがいる」ということへの喜びは、なんとも言えないものがあります。『マリー・アントワネット』を今年の1月2月にやったときは、あの大きな空間にお客様が入っている光景を見るのが1年以上ぶりで。大勢の人が決められた時間に集まって、固唾をのんで見守って、暗転を待って、序曲の1音目を待って……という劇場のあの文化って、やっぱりリモートでは味わえないことだなとすごく実感しました。だから今は、「劇場に立って、お客様が観てくださっている」ということに喜びを感じていますね。──当たり前のようなことが、一変しましたからね。本当は当たり前じゃないですけどね、でもやっぱり公演が続くとそんなふうに感じてしまうこともあって。今は「明日公演がある」「明日も本番がある」ということが、自分にとってはすごく元気が出るものだなと思います。それはやっぱりお客さんが求めてくださるからこそで。そこはより一層感じています。──『ジャック・ザ・リッパー』も楽しみです。今はまだ未知の世界にそわそわしています。きっと今までやってきたことだけだと通用しないと思うので、なにか一歩大きく踏み出すつもりです。記念すべき日本初演の本公演、是非劇場で見届けてください!取材・文:中川實穗撮影:杉映貴子ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』作曲:Vaso Patejdl作詞:Eduard Krecmar脚本:Ivan Hejna演出:白井晃出演ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)グロリア:May’nポリー:エリアンナモンロー:田代万里生他【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~10月10日(日)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺) 大ホールチケット情報
2021年06月14日ミュージカルデビューは昨年の『デスノート THE MUSICAL』。以降、この1年半で『RENT』や『マリー・アントワネット』、そして上演中のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ではタイトルロールのロミオ役に抜擢されるなど、またたく間にその存在を印象づけた甲斐翔真さん。真っ向から役に飛び込み、エネルギッシュな歌声で魅了。「僕は運がよかったんだと思います。ほとんどの作品が、ちょうどキャストが大きく入れ替わるタイミングでオーディションがおこなわれたので…」控えめにそう言うが、すべてオーディションで自身が掴んだ役だ。それまで『仮面ライダー』シリーズを筆頭に映像作品で活躍していた甲斐さんをミュージカルの世界に引き込んだのは、韓国で観た『ジキル&ハイド』だそう。「プライベートで韓国に旅行した時に、事務所の人から『ミュージカルも観てきたら?』と言われて何気なく観たのが『笑う男』という作品だったんですね。とてつもなく面白くて衝撃を受けて、そこから韓国に行くたびにいろんな作品を観ていたなかで『ジキル&ハイド』を観た時に圧倒されて…。その後、もう一回韓国に行って1日で昼夜2回観劇して、自分も絶対にミュージカルをやりたいとなりました」その同じ作曲家のフランク・ワイルドホーンによる『デスノート~』が初舞台というのも運命的だ。しかし、当初は喜びより苦しさが勝っていたそう。「そもそも舞台自体が未知の領域すぎて、稽古って何?みたいなところからの出発でした。だからといって演出の栗山(民也)さんは僕を新人扱いせずに、高度なことを要求してこられる。求められるハードルが高く、その域まで到達しなくてはいけないのが苦しくて。でも本番が始まったら緊張を忘れるほど楽しかったです」それほど心を掴んだのは、一挙手一投足に返ってくる観客の生の反応。「ここまで積み上げてきたものがお客様に届いて、拍手が起こることがシンプルに嬉しかったんです。自分たちが発したもので人の心が動いたと感じられた時に、幸せだなって思いました」その本番が毎日のように、そして何度も経験できることが「嬉しい」とも。「うまくいったと思う瞬間はあっても、全体的にうまくできたことはないんです。でも、何回も本番があって理想を追い求められるのはありがたい。昨日の自分を超えたいんです。もともとスポーツをやっていて、負けず嫌い精神が身についているからなのかも」ミュージカル『RENT』で演じたのは、恋人がHIV陽性になったことを苦に命を絶った過去から引きこもり、厭世的に生きるロジャー。その彼が感情を爆発させる場面での、やるせなさや哀しみ、行き場のない怒りや虚しさを抱えた心の叫びは強く胸を打った。「ずっと溜め込んできた感情を抑えて抑えて一気にはじける。そこの起伏はすごく意識していました。歌ってはいるんだけれど、歌っていると思っちゃいけなくて、脳と気持ちをリンクさせながら発した言葉に、メロディがついていく感じというか。歌詞は言葉で、メロディはしゃべる時のイントネーションみたいなものだと思うんです」その甲斐さんが、「甲斐翔真という人は“ミュージカルの人”なんだと印象づけてくれた作品」だと話すのが、今年頭のミュージカル『マリー・アントワネット』だ。数々の大作ミュージカルの第一線で活躍するキャストの中で堂々たる舞台姿で注目を集めた。「フルオーケストラで歌うグランドミュージカルは初めてで、同じ歌でも、これまでとはすべてが違いました。歌唱指導の方につきっきりで反復練習を重ねて、基本から歌を改革しました。発声もですし、声の響かせ方から息の流れも全然違う。こういう“ザ・ミュージカル”という作品では、まずは美しい旋律を声で作り上げていくことが求められるんです。そしてさらに、そのなかに心情をきちんと入れていく必要があります。しかも、貴族の役だったので立ち居振る舞いも普段通りではいけなくて。そうしていく中で、自分の出したことがない声が見つかったり、まだまだいろんな可能性があるんだなと感じられた気がしました」音楽で綴っていく舞台だからこそ、演じることを大事にしている。「ただただ綺麗に歌うようなことだけはしたくないんです」と熱を込める。「人って一面的じゃないから、歌も一方向じゃないと思っています。たとえば、今回演じるロミオも、ただただ優しいだけの甘い青年じゃないですよね。どこかに憤りみたいなものも持っていて、本当に大切な友人が目の前で刺された瞬間、理性をなくして、衝動的に相手を刺してしまう激しさがある。でも一方で、すぐに言い訳したり気の小さいところもあって人間らしい。そういう多面的な部分をちゃんとロミオの中に作っていきたいし、歌の中でも表現していけるとも思っています」そしていつかは、憧れのあの作品に。「ミュージカル『ジキル&ハイド』が好きすぎて、自分の中でこの場面はこう表現したいっていうのがあるくらい(笑)。いつかやれたらいいですね」かい・しょうま1997年11月14日生まれ、東京都出身。ドラマ『仮面ライダーエグゼイド』で注目され、映画『君は月夜に光り輝く』など数々の作品に出演。今年、出演映画『偶然と想像』がベルリン国際映画祭コンペティション部門で銀熊賞を受賞。ロミオを演じるミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は現在上演中。シャツ¥30,800カーディガン¥49,500パンツ¥36,300シューズ¥66,000(以上ファセッタズム TEL:03・6434・9893)※『anan』2021年6月2日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・吉本知嗣ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月30日7月30日(金)より公開となるブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品『イン・ザ・ハイツ』より、日本版予告映像と日本版ビジュアルが解禁となった。本作は、トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』を映画化したもの。メガホンを取ったのは、全米3週連続第1位を記録し異例の大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。鑑賞した歌手のアリアナ・グランデはSNSに「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」とコメントしている。俳優のヒュー・ジャックマンは本作を「舞台のミュージカルは観ていなかったんだけれど、映画を観て圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も信じられないくらいに素晴らしい。自分がミュージカルをやっているからって全てのミュージカルを見ているわけじゃないし、すべてのミュージカルが好きなわけじゃないけど、この映画は圧勝だ」と大絶賛した。さらに米・辛口映画批評サイトRotten Tomatoesでも驚異の98%フレッシュを記録する。「抑えきれないエネルギーは、夏のヒット作の季節の幕開けにふさわしい」、「映画館への見事な凱旋だ。私たちがなぜ大スクリーンで映画を見ることが好きなのか、その理由を何度も何度も思い出させてくれる」、「いま世界に必要なのはこの感動だ」と称賛。そんな本作がこの夏に日本で公開となる。今回解禁された日本版予告映像は、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が回想するシーンからスタートする。「昔々、ここから離れたニューヨークにワシントンハイツという場所があった」と語り、拳でリズムをとると、歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が展開していく。ミュージカル作品というと物語が歌で進行するが、なかにはラップも使用されていることは印象的だ。原作は保守的なブロードウェイで初めて本格的にラップを持ち込み評価されたミュージカルであるからして、映画版でもパワフルなラップソングを堪能できるはずだ。後半には重力に逆らい、建物の外壁で垂直に踊るという驚きのシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスが盛り込まれる。往年のミュージカル映画の名作にも引けを取らない映像美にも注目となる。楽曲の歌詞には“どんな時も僕らは立ち上がる。自分だけの夢を追い続けろ”という内容も。その力強いメッセージは閉塞感漂う今だからこそ、より響くのかもしれない。また併せて解禁となった日本版ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、主役4人の踊る姿が描かれており、劇中の恋模様を想像させてくれる。さらに日本で本作をいち早く鑑賞した映画評論家や演劇ライターからのコメントは以下の通り(※敬称略・順不同)。<渡辺祥子(映画評論家)>ラテンの血がたぎる熱気に煽られ、圧倒的興奮に夢中になった。ここにはNYに生きるヒスパニック系の人々のこみあげる思いがダンスと音楽になって噴出している。<大原薫(演劇ライター)>ミュージカルの聖地ブロードウェイで観た『イン・ザ・ハイツ』は熱く燃えていた。映画はさらにホット! ラテン・ラップ・バラード…、あらゆる音楽とリズムが渦巻き、アメリカの「今」を映し出す。「大切なHOMEで夢を追いかけよう」と心に明かりが灯った。<立田敦子(映画ジャーナリスト)>ラテン・サウンドってなんでこんなに人を元気にするのだろう?夢と仲間がいれば、人生はどうにかなる。そう信じさせてくれるエンパワーメント・ムービー!<稲垣貴俊(ライター)>こんなミュージカル映画を待っていた!ラテンのリズムに身体が揺れ、圧倒的な歌とダンスに心ふるえる、王道の魅力と現代のスピード感が融合した傑作。彼らの夢と青春は、厳しい日常の中で希望を求める“今”の世界に深く刺さるはず。『イン・ザ・ハイツ』7月30日(金)より公開
2021年05月27日トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルの映画化『イン・ザ・ハイツ』より、日本版予告映像と日本版ビジュアルが到着した。SNSにて、アリアナ・グランデが「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と投稿し、ヒュー・ジャックマンは「舞台のミュージカルは観ていなかったんだけれど、映画を観て圧倒された」と絶賛。Rotten Tomatoesでは驚異の98%フレッシュを記録と、公開を前にして本国ではすでに高評価を得ている本作。そんな中今回公開されたのは、街のシンボル、ジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、ウスナビとヴァネッサ、ベニーとニーナ、主役4人が手を取り踊るシーンが描かれている。また併せて到着した予告編では、ウスナビ(アンソニー・ラモス)の回想からスタート。歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が展開され、その歌の一つにラップが使用されていることが印象的。後半では、建物の外壁で垂直に踊るシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスが盛り込まれ、さらに歌詞には力強いメッセージが込められており、エモーショナルな仕上がりに。そして、ウスナビが意中のヴァネッサに玉砕する場面も登場しており、劇中の恋模様も気になる映像となっている。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年05月27日『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ監督による傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『イン・ザ・ハイツ』の日本公開が7月30日(金)に決定。合わせてUS版ビジュアルも到着した。本作は、「ハミルトン」のリン=マニュエル・ミランダによる同名ミュージカルが原作。N.Y.を舞台に、圧巻のダンスと最高の音楽で贈る注目のミュージカル映画だ。米国では、本作はすでに試写が行われており、アリアナ・グランデは自身のInstagramのストーリーズに「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」と投稿。ほかにも早くも絶賛の声が多く寄せられている。今回到着したUS版ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背に、大勢が踊る映画のワンシーンを使用。主人公のウスナビ(アンソニー・ラモス)を中心に、調和の取れた力強いダンスを披露する、躍動感溢れる一枚となっている。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 近日公開予定
2021年05月01日韓国で大ヒットしたミステリーミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が今秋2021年9月、 日生劇場にて日本版演出・日本人キャストで初上演されることが決定した。演出は白井晃、出演は木村達成、小野賢章、加藤和樹、松下優也、堂珍嘉邦、May’n、エリアンナ、田代万里生ら。19世紀末ロンドンに実在した連続猟奇殺人鬼「切り裂きジャック」。世界的に有名な未解決事件として恐れられた、切り裂きジャックによる猟奇連続殺人事件をモチーフに チェコ共和国でミュージカルが創作された。このミュージカルを原作に韓国独自のアレンジを施したミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は、2009年の初演以来多くの観客に愛される大人気演目となり、ついに日本版の上演が決定。日本版の演出は、常に時代と向き合い多様な作品を手掛け、KAATの芸術監督も務めた白井晃。 繊細な解釈と多彩な表現の中で人間を描き、音楽にも造詣の深い白井が作品の新たな魅力を引き出す。キャストは、純真なエリートだが闇に堕ちていく外科医ダニエル役に、ミュージカル作品での活躍が目覚ましく、昨年は白井演出のストレートプレイに主演するなど活躍の幅を広げている木村達成。そして、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー役をきっかけに声優として活躍し、様々な舞台で俳優としても注目を集める小野賢章。繊細な心を隠し荒ぶりながらも正義のため孤高に生きる刑事アンダーソン役と、市民を恐怖に陥れる連続殺人鬼であり謎の復活を遂げる切り裂きジャック役を、韓国で本作を観劇しいつか日本で演じたいと熱望していた加藤和樹が回替わりで務める。また、アンダーソン役のWキャストは、歌手活動と並行し俳優としても舞台・ミュージカル、そしてテレビドラマと活躍の幅を広げている松下優也。ジャック役のWキャストは、ソロアーティストとして活動しながらその表現力をミュージカルでも発揮している堂珍嘉邦(CHEMISTRY)。ダニエルとの愛が悲劇を生んでしまう娼婦のグロリア役に、日本のみならず海外でも人気を誇り、ミュージカル『生きる』で二役を務めた際にはその表現力が注目を集めたMay’n。アンダーソンと想いが行き違う娼婦ポリー役に、圧倒的な歌唱力と存在感でシンガーとしてもミュージカル界でも活躍するエリアンナ。そして、スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者モンロー役はクラシックからミュージカルの世界に入り、数々の名作で歌い演じてきた田代万里生。これまでにないアクの強いくせ者を演じる。東京公演は日生劇場にて9月、大阪公演はフェニーチェ堺 大ホールにて10月上演予定。チケット情報は公式HPにて追って発表となるので、チェックしてほしい。■演出:白井晃韓流ミュージカルのヒット作を、 日本版として再創造できることに喜びを感じています。19世紀ロンドンで起こった猟奇事件は、 私たちの心の中にある闇を浮き彫りにするかのようです。 その部分に光を当てることで、 改めて人の本質とは何かを考えさせてくれます。 今回のカンパニーに参集したキャスト・スタッフとともに、 新しい『ジャック・ザ・リッパー』が生まれるべく全力を尽くしたいと思います。■ダニエル役:木村達成ダニエルのような、 罪を犯してしまうほどの愛を、 ぼくはまだ知らないように思います。白井晃さんのもと、 共演者、 スタッフの皆さまと共に粉骨砕身取り組み、 豊かな作品を創りたいと思います。 また、 日本版の初演という事でとてもプレッシャーを感じておりますが皆様応援よろしくお願いします!■ダニエル役:小野賢章世界的に有名な未解決事件の犯人“ジャック・ザ・リッパー”。 未だ謎の多いこの事件を基にしたミュージカル、 その日本人キャストとして選んでいただきとても光栄です。 僕自身は今、 楽しみと緊張が入り混じった状態です。 つまり早く稽古がしたい!世界観にどっぷり浸かって行きたいと思います。 そして、 無事に初日を迎えられるよう頑張ります。 劇場でお会いしましょう!■アンダーソン役 / ジャック役:加藤和樹韓国でこの作品を観て、 その世界観、 音楽、 芝居に圧倒されたと同時に、 この作品を日本版でやりたい!と強く思いました。 素晴らしいキャスト、 そして演出は自分にとっての演劇の師である白井晃さん。 今回、 僕はアンダーソンと切り裂きジャックの2役を演じます。対の存在である2役を演じるのは簡単なことではありませんが、 白井さんのもと、 どこまでも挑戦していきたいと思っています。 ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』ご期待ください。■アンダーソン役:松下優也今回のお話を頂いた時、 面白そうだと思い、 すぐに出演を決めました。アンダーソンという役を全力で全うし、 素敵なキャストの皆さんと共に最高の『ジャック・ザ・リッパー』をお届け出来るよう頑張ります!■ジャック役:堂珍嘉邦この秋、 日本演出版、 日本人キャストとして初演する『ジャック・ザ・リッパー』。 今回“ジャック“というヒールキャラクターを演じる事にワクワクしています。 19世紀末に英国ロンドンで実存した怪事件が“ミステリーミュージカル“として、 白井晃さん演出により、 どんなストーリー展開になるのか? ぼく自身がどんな表現に挑戦出来るのか?“狂気“を演じる事にゾクゾクしています。 是非劇場でご覧ください。■モンロー役:田代万里生この物語のキーパーソン。 常にカメラをぶらさげ、 刑事アンダーソンの秘密を握り彼を追いつめながらも、 危険な取引をして殺人事件の真実究明と自己の名声の為にどんな手段も厭わない、 ロンドンタイムズ紙の新聞記者・モンローを演じます。 犯人を紙面で『ジャック・ザ・リッパー』と初めて名付けた人物。 自らこの物語全体を大きく動かし、 さらには個人的にはこれまで全く演じたことがないタイプの【くせ者キャラクター】。 日本人キャストによる今回の歴史的初演を、 どうぞお見逃しなく!【公演概要】ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』演出:白井晃<キャスト>ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)グロリア:May’nポリー:エリアンナモンロー:田代万里生朝隈濯朗天野勝仁伊佐旺起石井雅登齋藤桐人常川藍里水野栄治りんたろう碓井菜央岡本華奈熊澤沙穂香月彩里菅谷真理恵ダンドイ舞莉花永石千尋橋本由希子●東京公演期間:2021年9月会場:日生劇場主催:ホリプロ●大阪公演期間:2021年10月上旬会場:フェニーチェ堺 大ホール主催:キョードーマネージメントシステムズ / フェニーチェ堺企画制作:ホリプロ公式HP: 公式Twitter:
2021年04月13日『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』が、2023年6月24日(土)から8月31日(木)にかけて東京・帝国劇場にて上演。なお、2023年8月26日(土)昼の部公演にて、クリスチャン役の井上芳雄が出演最終日を迎えた。全キャストが集結し、舞台上にて2024年の再演を発表。2024年夏に東京・帝国劇場、2024年秋に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて再演する。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』とは?『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、バズ・ラーマン監督が手がけた2001年の映画『ムーラン・ルージュ!』をベースに、アレックス・ティンバース演出によってさらに世界観をパワーアップさせたミュージカル。ナイトクラブでありダンスホール、劇場でもある、まさに夢のような空間が広がる「ムーラン・ルージュ」を舞台に、真実、美、自由、そして何より愛を歌い上げるミュージカルとなっている。2018年のボストン公演を皮切りに、2019年にはニューヨーク・ブロードウェイ公演がスタート。また、トニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門に輝いた。オッフェンバックからレディー・ガガまで約70曲見どころとなるのは、作品に散りばめられたポピュラーミュージック約70曲。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバックから、ザ・ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀に大流行したメガヒット曲、21世紀が生んだ歌手レディ・ガガまで、160年以上にわたるポピュラーミュージックとともにきらびやかな世界が目の前いっぱいに広がる、絢爛豪華なマッシュ・アップ・ミュージカルとなっている。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』あらすじ舞台は1899年、パリ。退廃の美と、たぐいまれなる絢爛豪華なショーの世界、ボヘミアンや貴族、遊び人やごろつき達の世界の中で、激しい恋に落ちたアメリカ人作家クリスチャンとナイトクラブ、ムーラン・ルージュの花形スター、サティーンの物語が展開される。ムーラン・ルージュで二人は出会い、激しい恋に落ちるが、ナイトクラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラーと、クラブのパトロンである裕福な貴族、モンロス公爵が二人を引き裂く。モンロス公爵は望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。クリスチャンはボヘミアンの友人たち――才能にあふれた、その日暮らしの画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴとともに、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、ムーラン・ルージュを窮地から救い、サティーンの心をつかもうとする。望海風斗・平原綾香・井上芳雄・甲斐翔真ら実力派キャストが集結満を持して日本に上陸する今回の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、全キャスト、オールオーディションを経て日本版キャストを決定。望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真といった実力のあるキャストが煌びやかな名作ミュージカルを盛り上げる。〈登場人物〉・サティーン…望海風斗、平原綾香ムーラン・ルージュの 看板スター。 クリスチャンと出会い恋に落ちるが、病に冒されている。・クリスチャン…井上芳雄、甲斐翔真作家志望の青年。 ムーラン・ルージュでサティーンと 出会い恋に落ちる。・ハロルド・ ジドラー…橋本さとし、松村雄基ムーラン・ルージュの支配人であり、サティーンの良き理解者。・トゥールーズ=ロートレック …上野哲也、上川一哉ショー作家。サティーンの幼馴染であり、彼女を密かに慕っている。・デューク(モンロス公爵)…伊礼彼方、Kムーラン・ルージュ の支援者であり、サティーンのパトロンとなる公爵。・サンティアゴ…中井智彦、中河内雅貴アルゼンチン人振付家で、ロートレックの仲間。・ニニ…加賀楓、藤森蓮華ムーラン・ルージュのダンサー。※各役50音順※上記役はすべてWキャスト日本公演版訳詞提供に松任谷由実らアーティスト集結日本公演版の訳詞は、日本のミュージックシーンで活躍するアーティストたちが提供。松任谷由実をはじめ、いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった17名のアーティストが名を連ねている。〈ミュージカルナンバー名〉・M1:Welcome to the Moulin Rouge!Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)・M2:Truth Beauty Freedom Love浪岡真太郎(Penthouse)・M2A~3:The Sparkling DiamondKanata Okajima / 岡嶋かな多・M4:Shut Up and Raise Your GlassMayu Wakisaka・M5:FireworkUA・M6:Your Song松任谷由実・M7:So Exciting! (The Pitch Song)ヒャダイン・M8:Sympathy for the Dukeオカモトショウ(OKAMOTO’S)・M9:Nature Boyジェーン・スー・M10:Elephant Love Medleyいしわたり淳治・M12:Backstage Romanceサーヤ(ラランド)・M13:Come What May松尾潔・M14:Only Girl in A Material WorldTAX(MONKEY MAJIK)・M15:ChandelierDaoko・M16:El Tango De RoxanneKREVA・M17:Crazy Rolling栗原暁(Jazzin’park)バズ・ラーマン監督がサプライズ来場なお、公演に先駆けて行われた囲み取材には望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、伊礼彼方、Kが登壇。作品について聞かれると望海は「素晴らしい『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』という世界に早くお客様をお連れしたいです」とコメント。平原は「泣けて笑えて、悲しくもなるけれど本当にハッピーなる素晴らしい作品なのでぜひ沢山の人に見に来ていただきたいです」と語った。井上は「本当にスケールの大きな作品ですが、オーストラリアや韓国のスタッフなど沢山の方が一堂に会して開幕を目指してやってきたので、プレビュー公演を無事に迎えられるということが嬉しいです」と話し、「ゲネプロを見たときに“この世界が日本にやってきたんだ、そしてこれを日本の観客の皆さんに届けられる場所が出来たんだ”と思って泣けましたし、(開幕が)待ちきれないです」とコメントした。さらに囲み取材の最後には、『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』のベースとなった映画『ムーラン・ルージュ!』の監督、バズ・ラーマンがサプライズで登場。世界で7か国目の上演となる日本初演について、「どの国で上演することになってもその国の文化が作品に影響すると思うが、日本において一番楽しみなのは有名なアーティストたちが訳詞をしたこと」「日本語はもちろん分からないが、素晴らしい訳だったのではないかとゲネプロを観ていて思いました」とコメントし、「最後の悲劇的な場面は、私がこれまでに観た『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の中で一番感動したものだったと思います」と語った。『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』公演概要公演時期:2023年6月29日(木)〜8月31日(木)※2023年6月24日(土)〜28日(水)はプレビュー公演公演場所:帝国劇場住所:東京都千代田区丸の内3-1-1上演時間:2時間55分(予定)13:00開演:第一幕 13:00~14:15、休憩 25分、第二幕 14:40~15:5518:00開演:第一幕 18:00~19:15、休憩 25分、第二幕 19:40~20:55出演:望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真、橋本さとし、松村雄基、上野哲也、上川一哉、伊礼彼方、K、中井智彦、中河内雅貴、加賀楓、藤森蓮華、菅谷真理恵、鈴木瑛美子、磯部杏莉、MARIA-E、大音智海、シュート・チェン、ICHI、乾直樹、加島茜、加藤さや香、加藤翔多郎、酒井航、篠本りの、杉原由梨乃、仙名立宗、高橋伊久磨、田川景一、田口恵那、茶谷健太、富田亜希、平井琴望、堀田健斗、三岳慎之助、宮河愛一郎、米島史子、ロビンソン春輝、和田真依〈訳詞提供アーティスト(50音順)〉いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多、オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’park) 、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、松任谷由実、宮本亞門、Mayu Wakisaka■2024年 再演<東京公演>時期:2024年夏会場:帝国劇場<大阪公演>時期:2024年秋会場:梅田芸術劇場メインホール住所:大阪府大阪市北区茶屋町19-1■ムーランルージュ・オブ・パリについてジャン=ジャック・クレリコ(CEO)が采配を振るうムーランルージュ・オブ・パリは、きらびやかで絢爛豪華な世界。1889年以来、パリジャン達の祝祭のシンボルとなっている。開業当初よりキャバレー、ダンスホールとして人気を博し、狂騒の20年代には時代を象徴するミュージックホール、そしてのちに劇場となり、フランス内外の数多くの名だたるアーティストがその舞台でスポットライトを浴びてきた。現在、ムーランルージュでは60名のアーティストによるレビューショー『Féerie フェリ』を上演中――ダンスシーンの数々に、あっと驚くアトラクションを交え、ムーランルージュの代名詞ともいえるフレンチ・カンカンはもちろん、キャバレーとミュージックホール、どちらのスタイルも楽しめる圧巻の2時間!開業以来、ムーランルージュではパーティーのように華やかで、ユニークなパフォーマンスが繰り広げられ、感動と興奮を体感し、分かち合えるよう、今も変わりなく人々をいざなっている。
2021年04月10日当時のソ連の政治体制を皮肉り、熱狂的なファンを生んだカルト映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』を監督ゲオルギー・ダネリヤ自らがアニメ化した『クー!キン・ザ・ザ』が公開決定、その予告編が解禁となった。著名なチェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクは、雪に覆われたモスクワの大通りで裸足の宇宙人と遭遇する。そして思いがけずキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまった!そこは見渡す限りの砂漠に覆われ、身に着けるズボンの色によって階級が分かれた場所。ほとんど「クー!」(名詞・形容詞・副詞・感嘆詞など)しか言葉が存在しない異星人たちを相手に、地球に帰ろうと2人は奮闘を始めるが…。1989年、2001年、2016年と三度劇場公開され、「クー!」という意味不明な言葉でカルトSF映画の傑作として世界中で多くのファンを生んだ、実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』をダネリヤ監督自ら、アニメ化した本作。社会主義体制の真っ只中で制作された実写版を、レトロ感溢れながらSFタッチの未来を感じさせるアニメで再構築した。“キン・ザ・ザ”界を象徴する釣鐘型宇宙船の浮遊感は、ダネリヤ監督が実写版では再現できなかったアニメならではの珍妙なリアルさを描き出している。この度解禁された予告編からも、ロシア・アニメの伝統を継承したようなアニメならではのキッチュなキャラクターに置き換え、実写版以上にシュールさが加速する様子がうかがえる。合い言葉「クー!」から始まり、実写版の象徴ともいえる釣鐘形宇宙船も3Dグラフィックスを交えて独特の浮遊感で登場、実写版の音楽も担当したギヤ・カンチェリのサウンドトラックが鳴り響く映像が完成した。実写版は当時のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いたと評されたが、本作『クー!キン・ザ・ザ』は大きな変革の波にあった現代のロシアを戯画化して風刺。ダネリヤ監督は本作の完成後、2019年に88歳で逝去し、遺作となっている。アニメ版『クー!キン・ザ・ザ』は4月4日(日)にヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて追悼先行上映、5月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クー!キン・ザ・ザ 2021年5月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開© CTB Film Company、Ugra-Film Company、PKTRM Rhythm
2021年03月31日ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』のプレビュー公演が3月27日(土)、28日(日)に鎌倉芸術館 大ホールにて上演、本公演は4月7日(水)から28日(水)まで大阪、愛知、東京にて上演される。ウスナビ役・Micro[Def Tech](平間壮一とWキャスト)、ベニー役・林翔太(東啓介とWキャスト)の公開ゲネプロをレポートする。“ブロ-ドウェイの異端児”リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた本作は、オフ・ブロードウェイで上演成功後、ブロードウェイに進出し、トニー賞の最優秀作品賞、グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞をはじめ数々の賞を受賞したヒット作。日本版は初演以来7年ぶりの上演となり、演出・振付は初演同様TETSUHARU、サルサやヒップホップの楽曲が中心となる本作の日本語詞はヒップホップアーティストのKREVAが手掛けている。また、主人公ウスナビ役は、初演から続投のMicro(マイクロ)と、今作より参加の平間壮一がWキャストで演じる。マンハッタン北西部、移民が多く住む町「ワシントンハイツ」を舞台に、ドミニカ系移民で両親の遺した雑貨店を守るウスナビ(Micro/平間)や、幼馴染のベニー(林/東)、ハイツの希望の星として名門大学に進学して町を出たニーナ(田村芽実)、ウスナビが思いを寄せるヴァネッサ(石田ニコル)、ウスナビの従兄弟で弟分のソニー(阪本奨悟)たちが、問題や悩みを抱えながらもそれぞれの“居場所”を見つけていく姿を描く。音楽は、登場人物たちのルーツ同様ラテン系で、ミュージカルではあまり聴くことのないラップも多く取り入れられているが、トニー賞もグラミー賞も受賞している楽曲はどれも秀逸。耳に楽しく、心にやさしく、すんなりと作品の世界に引き込んでくれた。Microのハスキーで温かな歌声はこの作品の魅力そのもので、そこに林をはじめ田村、石田らの生き生きとした歌声、山野光らのキレのいいダンスが賑やかに加わり、この『イン・ザ・ハイツ』の物語が色とりどりに輝いていく。劇中、登場人物たちはそれぞれに岐路を迎える。そこから一歩踏み出す様を描く楽曲や表現は、ミュージカルそのものの魅力をも感じさせるもので、物語としても、エンターテインメントとしても、幅広い人に薦めたい作品だと感じた。本公演は4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場、4月7日(水)・8日(木)に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、4月17日(土)~28日(水)に東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演。文:中川實穂
2021年03月31日現代のブロードウェイを代表する才能、リン=マニュエル・ミランダが原案と作詞作曲を手がけて主演も務め、2008年のトニー賞に輝いたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。ミランダのアメリカでの名声がどれほどかというと、2015年に生み出した大傑作『ハミルトン』が“ミュージカル界”の枠には収まり切らない人気と話題を博し、Time誌の「最も影響力ある100人」特集号で表紙を飾ったほどだ。そんな彼のあふれる才気を存分に感じ取ることができ、また彼のラップ詞を見事に日本語にしたKREVAの偉業にも触れることができる日本版『イン・ザ・ハイツ』が、3月27日より7年ぶりに再演されている。Wキャストのうち、平間壮一がウスナビ役を、東啓介がベニー役を務めた2日目のゲネプロを取材した。舞台はマンハッタン北西部、ヒスパニック系移民が多く住む町ワシントンハイツ。独立記念日前後の3日間にそこで起こった様々な出来事が綴られていく物語だが、一般的なミュージカルのように、“物語をドラマチックに盛り上げるために歌がある”のではない。ハイツの日常、宝くじ当選騒動、停電の喧噪を、それぞれたった1曲で伝え切ってしまう《In the Heights》、《96,000》、《Blackout》。登場人物一人ひとりが葛藤や決断を吐露するなかに、各々の歩んできた人生や信念までもが浮かび上がってくるソロナンバー群。ウスナビとヴァネッサ(石田ニコル)、ベニーとニーナ(田村芽実)というふた組のカップルの関係性の変化を、局面ごとに異なる曲調が表すラブソングたち。『イン・ザ・ハイツ』は、そもそも“ドラマチックな歌に導かれるようにして物語が編まれていく”ミュージカルなのだ。登場人物の人種や世代に応じても曲調が使い分けられているとは言え、身体を突き動かすようなラテンのリズムに貫かれている点は全曲に共通しており、日本版キャストにとっては挑戦だっただろう。そんななか、平間はラップに違和感なく感情を乗せてどこかいたずらっ子的なウスナビを造形し、東は持ち前の豊かな声量でベニーの野心と恋心を熱く表現。田村と石田の日本人離れした声帯の強さとリズム感、大人チーム(田中利花、戸井勝海、未来優希)のさすがの表現力、阪本奨悟の軽やかな存在感なども印象に残る。わけても出色はダニエラ役のエリアンナで、彼女が中心となって歌う第二幕の《Carnaval del Barrio》は、TETSUHARUによる情熱的な振付ともあいまって大きな見どころ――ならぬ、“つい一緒になって身体が動いてしまうどころ”となっていた。4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場にて上演、その後愛知・東京公演を予定している。取材・文:町田麻子撮影:源賀津己公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット情報:
2021年03月31日NYのヒスパニック・コミュニティに生きる人々の人間模様をラテンのリズムに乗せて描く、2008年のトニー賞受賞ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。その日本版の7年ぶりとなる再演で、主人公ウスナビ役に平間壮一が、その幼馴染のアフリカ系青年ベニー役に東啓介がそれぞれ挑む。稽古場のふたりを直撃すると、“なかなかないほど最高のカンパニー”がすでに立ち上がっているようで……?初対面の時から空気感が合っていた――まずはご出演が決まった時の、“楽しみだったポイント”と“不安だったポイント”をお聞かせください。平間楽しみだったのは、ラップができることですね。自分がずっと触れてきた文化なので。東あ、そうなの?平間うん、ダンスとかのストリート文化っていう意味で。ラップ自体も、“やっていた”とまでは言わないけど、役者になる前、自分で韻を踏んだ歌詞を書いていた時期もあって。東へ~、だからうまいんだ。壮ちゃんのラップ、マジでカッコイイっす!平間やったー!(笑) 不安だったのは、MicroさんとWキャストだってこと。Def Techは憧れのアーティストさんだったから、同じ役っていうのはやっぱりプレッシャーでした。東僕は壮ちゃんと逆で、ラップは今まで全く触れてこなかった分野。だからそこが不安ポイントで、楽しみだったのは共演者の皆さんですね。特に壮ちゃんとは、同じ役をWキャストでやったことはある(編集部注:2020年『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』出演時)けど共演は初めてだから、新たな一面を見られるのがすごく楽しみでした。――とても仲が良さそうですが、きっかけはそのWキャストの時?平間そうですね。初対面の時からなんか、空気感が合う感じがあって。稽古を通して仲が深まったというより、最初から深くてそこからずっと同じという感じです(笑)。東年齢的にはね、壮ちゃんのほうがすごく先輩なんですけど。平間でもとんちゃん(25歳)が落ち着いていて、僕(31歳)がちょっと年下に見られるタイプだから、今はふたりとも28歳くらいとして接してる感じじゃない?(笑)東確かに(笑)。自粛期間中もふたりで、毎日のように電話したりネットつないでゲームしたりしていて。大体いつも、今日の報告から始まり(笑)。平間何時に起きたよ~、こんなことがあったよ~って(笑)。東だからもう、仕事仲間っていうより地元の友達みたいな感じなんですよ。平間そうだね。今回は役も地元の幼馴染って設定だから、すごく自然にお芝居ができていて。東うん、本当にやりやすい。ウスナビの従弟のソニー(阪本奨悟)も含めた3人の関係性が、すでに成り立ってる感じがします。こんなにやりやすいの初めて(東)困っていることが全然ない(笑)(平間)――そんな仲良しのおふたりが思う、お互いの役者としての魅力とは?東壮ちゃんはね、ズルイんですよ。ふわ~って来てうぇ~いってやるのにちゃんと出来てて、どこでスイッチ入ったの!? みたいな(笑)。Wキャストの時もそうで「とんちゃん先いいよ~」って言うから俺からやったら、あとからパッパーってやって持ってっちゃうから、ちょっとちょっと! と思ってました(笑)。多分、自分の持ってるもので役を作るのが上手いんでしょうね。かけ離れた役を演じる時でも、自分が近寄るんじゃなく、自分を投影してやってるんだろうなって。平間そうですね。最初に台本を読む時から、自分がこの状況に置かれたら何て思うだろうって思いながら読んで、1回そこで自分が経験しちゃうから、演じてるつもりがあんまりないんですよね。とんちゃんはわりと、その場その場で感じたことを重視してる気がする。東そうだね。相手が投げかけてくれたことに対して、じゃあこう行くぜ、みたいな感じ。平間どっちにしても、台本を教科書みたいには思ってない。そこはなんか、似た感覚を持ってるのかなと思います。台本がそのまま歩いてるみたいな芝居は目指してないというか。東そうそう、台本通りでいいならAIが演じればいいじゃん、みたいな(笑)。そこが似てるから、今回すごくやりやすいのかな。俺、こんなにやりやすいの初めてなんですよ。平間僕も、困っていることが全然ない(笑)。ふたりが合っていて、ふたりともそれぞれの役に合っていて、この作品にも合ってるってことなのかな~と思います。得意のラップでド直球になるウスナビは“こち亀”の本田速人タイプ?!――改めて、ウスナビ役とベニー役について今、感じていることを教えてください。平間ウスナビはですね、難しいなと思ってるのが、「俺はこれがしたいんだ!」という明確なものがないところ。自分のホームを見つけたいっていうふわっとした夢はあるんですけど、それに向けてどう動くとかがないんです。ピュアで不器用で、なのにラップはうまいっていう設定を持ってるから、その擦り合わせが難しいなって。東確かに。しかもラップになるとさ、結構ド直球にものを言ったりするじゃない。セリフの時は「いや……」みたいな感じなのに、ラップになると「俺はこうするんだ!」ってなる。平間そう! 大好きなヴァネッサ(石田ニコル)にも、普段は気持ちを伝えられないのに、ラップだと結構ストレートに言っちゃうから(笑)。東あれじゃない? バイクに乗ると豹変する(漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の)本田速人タイプ(笑)。平間あ~、ラップになると豹変するみたいな(笑)。日本語に訳してる難しさもあると思うんですけど、そのあたりを今は探っている最中ですね。ベニーは?東何かをバネに生きてるな~って感じがすごくする人ですね。ウスナビに比べると分かりやすくて、ニーナ(田村芽実)と付き合いたい! 自分の会社を持ちたい! 人種差別を越えたい! っていうのがはっきりあるから、熱量は出しやすい。演じてて楽しいです。平間うん、楽しそう(笑)。でもベニーって、バックグラウンドはあんまり描かれてないでしょ。東そうだね、アフリカ系なのにヒスパニックのコミュニティにいる理由が書かれてないから、そこは自分で考えなきゃいけない。今のところは、差別されることもあるけど、味方もいるから居心地がいいのかなって。それに、どこに行っても差別は受けるから、だったらここで頂点に立ってやるぜ! みたいなのがあるのかなって思ってます。個性豊かなキャスト4名で演じる全く異なるウスナビ&ベニー――おふたりともWキャストですが、お稽古はどのように進んでいるのですか?東今は初日チーム(Micro&林翔太)と2日目チーム(平間壮一&東啓介)に分かれてすることが多いですね。だからMicroさんのウスナビと組む時には、ベニー像も変えたほうがいいのかもしれないなとは思います。平間演出・振付のTETSUHARUさんの作り方として、この役はこういう設定だからこうしてください、っていうのがあんまりないんですよ。役者の個性を引き出そうとしてくださるから、今はウスナビとベニーがふたりずついるっていうより、4つの役があるみたいな感じで(笑)。東ほんっとそう! 翔太君と僕では、体格も声質も全然違いますし。平間とんちゃんは夢に熱く向かってる人で、林君は真面目な好青年っていう感じだよね。東翔太君はなんか、頭がいい感じ。で、俺はパワープレイみたいな(笑)。平間Microさんと僕も持ってるものが違うから、どうしたって全くの別物になる。もちろんある程度のバランスはこれから取っていくと思いますけど、組み合わせによって全然違う関係性になるっていうのも、今回の面白さかもしれないですね。『イン・ザ・ハイツ』のコミュニティさながらのカンパニー――この作品の大きな魅力である、音楽についてもお聞かせださい。聴く側をノセる力が絶大だと思うのですが、歌う側としてはどんな感覚なのでしょう?平間僕も初演を観た時、弾まずにはいられない音楽がすごいなって思いました。それってどこから来るのかなと思っていたら、今回のキャストのエリック(・フクサキ)君っていうペルー出身の子に、向こうの人はどんな曲も「タッタッタ、ンタタ」ってリズムを取るんだって教わって。言われてみたら『イン・ザ・ハイツ』の曲って、全部にそのリズムが潜んでるんですよ。東確かに、裏にずっといるね、そのリズム。平間だからマジックにかけられたみたいに乗っちゃうんだろうなって。東歌う側の感覚ってことで言うと、稽古ピアノよりカラオケ音源のほうがやりやすいっていう珍しい作品ですね。「タッタッタ、ンタタ」を見失うと歌えなくなっちゃうんですよ。平間なるね~。だから今日、気持ち良かったもんね、初めてカラオケでやって。東マジで気持ち良かった! お客さんも絶対にノセられちゃうと思います。平間エリック君がいてくれることで、『イン・ザ・ハイツ』の信憑性が増す気がするよね。音楽だけじゃなく、スペイン語のこととかも色々教えてもらえて、すごく勉強になってます。――音楽以外の魅力、みどころについてはいかがですか?平間この作品の魅力はもうね、なんか本当、人間味!(笑) かわいい人ばっかりだけど、なかでも一番魅力的なのはやっぱりアブエラかな。東そうだね、本当に象徴だと思う。演じる(田中)利花さんがまた、めちゃくちゃ素敵で!平間ね~! 利花さんが初めて稽古場に入ってきた瞬間、みんな「アブエラー!」みたいになっちゃって、帰る時には利花さんも「みんな愛してるよー!」とか言ってて(笑)。東最高だったよね!平間音楽監督さんなんか、利花さんが台本を持って歌った段階からもう泣いちゃってたし(笑)。とにかく愛おしい方だなあって思います。東しかも、パッションもめちゃくちゃあって。利花さんを中心に本当のコミュニティみたいになってて、最高のカンパニーだなって思います。なかなかないですね、稽古が終わる時「ああもうちょっとここにいたかったなあ」って思うこと。平間うん、なかなかない環境。稽古場に行く時も終わって家に帰る時も、“ホームに帰る”みたいな感覚になれるんです。――最高の環境で作られる『イン・ザ・ハイツ』、まずます楽しみです! 最後に、宝くじが当たったかもしれないという場面で歌われる大ナンバー「96,000」にちなんで。もし1千万円当たったら、おふたりなら何に使いますか?東……とりあえず、いい家具を揃えて自分の住んでる場所を完璧にする(笑)。平間ああ、冷蔵庫をグレードアップさせたりね(笑)。東あとなんか、一本の木でできた机を買ったり(笑)。平間そしたら僕は、ゲーム機を揃える……ヤバいな、ふたりとも答えがインドア派すぎる(笑)。でもね、1千万ってちょっと微妙じゃないですか? もっと大きな額だったら、人助けというか、きれいな水が出ない国に井戸を掘ったり出来るなぁって。東ちょっと、そういうのやめてもらっていい? 俺がめちゃくちゃ自分のことしか考えてない人みたいになるんだけど(笑)。平間いや(笑)、それするには1千万じゃ足りないってことを言いたかったの。東確かに、自分で使うしかないくらいの額なんだよね。平間そうそう。それなのにハイツの人たちは、当たったらカーニバルしちゃおうぜ! くらい盛り上がってて、本当にかわいいなって。だからやっぱり、この作品の魅力は人間味!(笑)東そうだね。人間味あふれる『イン・ザ・ハイツ』、早く皆さんに観てもらいたいです!取材・文:町田麻子撮影:源賀津己平間壮一さん、東啓介さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=5c2c1b60-a6ad-4d6f-b16a-c6299ec560a7&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【神奈川公演(プレビュー公演】2021年3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホール【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアター公式サイト: チケット情報:
2021年03月13日ブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』が4月17日(土)から28日(水)にかけて東京・TBS赤坂ACTシアターで上演される。この度、メインキャストの姿を収めたビジュアルが完成した。公式サイトではメインカットに加えてメインキャストの個別カットも公開されている。本作は、アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで描いた革新的なミュージカル『Hamilton』で全世界にその名を轟かせた鬼才リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作。オフ・ブロードウェイからオン・ブロードウェイに登りつめると、観客や批評家達から注目を浴びて2008年のトニー賞をはじめ数々の演劇賞を受賞し、2021年夏には映画も公開される予定の人気戯曲を21年春に日本で再上演する。演出・振付は、安室奈美恵やSMAP、AKB48などJ-POPの振付師としても知られ、ミュージカル『刀剣乱舞』振付やオリジナル・ミュージカル『THE CIRCUS!』シリーズの企画・構成・演出・振付と幅広く活躍するTETSUHARUが、初演から引き続き手がけ、ラップ、サルサ、ヒップホップと魅力溢れるラテンのリズムに乗せて多くの観客を魅了する、エネルギッシュな“新王道”ミュージカルを創り出す。主人公・ウスナビ役は初演に引き続き、卓越したラップスキルと温かな演技で観客を魅了するMicro(Def Tech)と、ミュージカル『RENT』での好演も記憶に新しい注目の実力派平間壮一がWキャストで務める。物語のもう一人の主人公である、ウスナビの幼馴染ベニー役のWキャストには、ミュージカルからストレートプレイまで幅広いジャンルで活躍する林翔太と、TVドラマや映画など映像分野へも躍進する東啓介。共演には、高い歌唱力と表現力で話題作への出演が続く田村芽実、モデル・女優・バラエティと幅広く活躍中の石田ニコル、舞台でも存在感を見せるシンガーソングライターの阪本奨悟、さらに、エリアンナ、青野紗穂、エリック・フクサキ、山野光、戸井勝海、未来優希、そして『レ・ミゼラブル』など数々の作品に出演し、圧倒的な印象を残す演技で定評のある田中利花といった、華と実力を兼ね備えた布陣となっている。■公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』<鎌倉・プレビュー公演>日程:3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホールチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<大阪公演>日程:4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場チケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可<名古屋公演>日程:4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールチケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可<東京公演>日程:4月17日(土)~28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可公式サイト: <キャスト>ウスナビ(Wキャスト):Micro(Def Tech)/ 平間壮一ベニー(Wキャスト):林 翔太 / 東啓介ニーナ:田村芽実ヴァネッサ:石田ニコルソニー:阪本奨悟ダニエラ:エリアンナカーラ:青野紗穂ピラグア・ガイ:エリック・フクサキグラフィティ・ピート:山野光ケヴィン・ロザリオ:戸井勝海カミラ・ロザリオ:未来優希アブエラ・クラウディア:田中利花ハイツの人々:菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、SATOKO MORI、戸塚慎、ICHI、TokoLefty、東間一貴、加藤さや香<全国共通>チケット一般発売日:2月20日(土)※本公演につきましては、公益社団法人全国公立文化施設協会や緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドライン等の新型コロナウイルス感染対策の方針に従って上演いたします。※お客様から新型コロナウイルス感染者が発生した場合などにおける濃厚接触者の特定等の目的で、必要に応じて保健所等の公的機関へお客様の氏名及び緊急連絡先をご提供させていただく場合がございます。※出演者が変更になる場合がございます。その場合の払い戻しはいたしませんので予めご了承ください。※公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。※収容率50%で販売いたしますが、今後追加で販売する可能性がございます。予めご了承ください。※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては開演時間が変更になる可能性がございます。
2021年03月02日先日2021年春の再演が決定したブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』の全キャストと公演の詳細が発表された。本作は、アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで描いた革新的なミュージカル「Hamilton」で全世界にその名を轟かせた鬼才リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作。オフ・ブロードウェイからオン・ブロードウェイに登りつめると、観客や批評家達から注目を浴びて2008年のトニー賞をはじめ数々の演劇賞を受賞し、2021年夏には映画も公開される予定の人気戯曲を21年春に日本で再上演する。今回発表されたキャストは、ダニエラ役にアニメ『進撃の巨人』の挿入歌やNintendo Switch『ARMS』公式テーマソングを歌い、ミュージカル界からもオファーが続出しているエリアンナ、カーラ役に14歳でN.Y.アポロシアターのボーカルコンテストで優勝し、圧倒的な歌唱力で音楽活動のみならず舞台でも活躍する青野紗穂、ピラグア・ガイ役にスペイン語・英語・日本語の3ヶ国を使いこなすマルチシンガーソングライターのエリック・フクサキ、グラフィティ・ピート役に幼少期からJAZZダンスやコンテンポラリーダンスを習い、現在「ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stage」でもその実力を発揮している山野光、ケヴィン・ロザリオ役に映像作品のみならず、近年はミュージカルにも確かな演技力で精力的に出演する戸井勝海、カミラ・ロザリオ役に元宝塚男役スターで、退団後も豊かな表現力と歌唱力で数々のミュージカル作品に出演している未来優希、アブエラ・クラウディア役には「レ・ミゼラブル」など数々の作品に出演し、その演技力に定評のある田中利花といった豪華出演。存在感と実力を兼ね備えたキャストの出演で、届けるミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』は3月27日(土)より、鎌倉芸術館・大ホールにてプレビュー公演がスタートする。その後、大阪・名古屋・東京で順次上演。チケットは2月20日(土)から発売となるので、詳細は公式サイトでチェックしてほしい。【公演情報】Broadway Musical「IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ」<キャスト>ウスナビ(Wキャスト):Micro(Def Tech)/ 平間壮一ベニー(Wキャスト):林 翔太 / 東啓介ニーナ:田村芽実ヴァネッサ:石田ニコルソニー:阪本奨悟ダニエラ:エリアンナカーラ:青野紗穂ピラグア・ガイ:エリック・フクサキグラフィティ・ピート:山野光ケヴィン・ロザリオ:戸井勝海カミラ・ロザリオ:未来優希アブエラ・クラウディア:田中利花ハイツの人々:菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、SATOKO MORI、戸塚慎、ICHI、TokoLefty、東間一貴、加藤さや香●鎌倉・プレビュー公演日程:3月27日(土)・28日(日)会場:鎌倉芸術館 大ホールチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可●大阪公演日程:4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場チケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可●名古屋公演日程:4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールチケット料金:全席指定 12,000円(税込)※未就学児入場不可●東京公演日程:4月17日(土)~28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 12,000円、A席 8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<全国共通>チケット一般発売日:2月20日(土)※本公演につきましては、公益社団法人全国公立文化施設協会や緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドライン等の新型コロナウイルス感染対策の方針に従って上演いたします。※お客様から新型コロナウイルス感染者が発生した場合などにおける濃厚接触者の特定等の目的で、必要に応じて保健所等の公的機関へお客様の氏名及び緊急連絡先をご提供させていただく場合がございます。※出演者が変更になる場合がございます。その場合の払い戻しはいたしませんので予めご了承ください。※公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。※収容率50%で販売いたしますが、今後追加で販売する可能性がございます。予めご了承ください。※今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては開演時間が変更になる可能性がございます。
2021年01月12日ザ・ギンザ(THE GINZA)から日本限定で「ザ・ギンザ パルファム」と「ザ・ギンザ オードパルファム」が登場。「ザ・ギンザ パルファム」と「ザ・ギンザ オードパルファム」を2021年1月8日(金)より日本国内の直営店にて先行発売、「ザ・ギンザ オードパルファム」を2月1日(月)より国内空港免税店にて発売する。"菩提樹の花"の香りザ・ギンザから、初のフレグランスがラインナップ。香りは、銀座に咲き誇る菩提樹(リンデン)の花の香りを一つひとつ採取して再現した。国産スダチの天然香料がフレッシュに香り立つトップノートから始まり、フローラルブーケを身に纏うかのようなミドルノートへと移行。ラストは、柔らかく深みのあるムスキーな香りと、三温糖の軽やかな甘みが広がる。"オーロラ"のようなボトルデザイン「ザ・ギンザ パルファム」のボトルデザインは、フレグランスならではの"ゆらぎ"を表現した。裏面の造形にオーロラ蒸着を施すことで、面の角度によって色が変わる奥ゆかしくも華やかな佇まいに。また、精巧で繊細な同デザインは、全9工程に及ぶ過程を経て日本の職人が一から手作業で作り上げた。【詳細】■「ザ・ギンザ パルファム」20ml 40,000円+税発売日:2021年1月8日(金)取扱店舗:ザ・ギンザ コスメティックス 銀座 / 資生堂ビューティ・スクエア/資生堂 ザ ストア / ザ・ギンザ帝国ホテル店 / ザ・ギンザオンラインショップ■「ザ・ギンザ オードパルファム」 50ml 18,000円+税先行発売日:2021年1月8日(金)発売日:2021年2月1日(月)取扱店舗:<先行発売>ザ・ギンザ コスメティックス 銀座 / 資生堂ビューティ・スクエア/ SHISEIDO THE STORE / ザ・ギンザ帝国ホテル店 / ザ・ギンザオンラインショップ<一般発売>国内空港免税店
2021年01月10日Netflixにて現在配信中の映画『ザ・プロム』より、次世代の若手俳優が抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮した本編映像が公開された。本作は、田舎町に住む恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボーズ)は、同性でプロムに参加することを問題視され、プロムは中止に。その事実を知った元人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)やアンジー(ニコール・キッドマン)は、彼女たちを手助けすることで自らの役者イメージを挽回しようと計画するというストーリー。ひとつの目的のために、女子高生とベテラン俳優が交わっていくことで、思いもよらない騒動と愛と感動のハートウォーミングな奇跡が待ち受ける。今回到着した映像では、期待の新星ジョー・エレンやアリアナら若手キャストたちのパフォーマンスが切り取られている。待ちに待ったプロムが迫り、浮足立つ生徒たち。華麗なアクロバットからスタートし、“フットボールで人気”の男子が意中の女子にアピール、シェルビーへとバトンが渡され、それぞれプロムに誘うシーンが続く。そんな中、エマとアリッサの姿も。エマは、皆の前で堂々と一緒に踊れると喜ぶも一方、アリッサは、母親の目線が気になっている。そこでエマが「私たちの問題」と語りかけると、自分の気持ちに正直になることを決意した様子だ。本作の監督ライアン・マーフィーは、ジョー・エレンとアリアナについてオーディションで決めたと明かし、「世界中の応募者の中から絞り込んだ2人に初めて会って読み合わせを始めた瞬間、彼女同士も息がぴったりだったし、すぐに彼女たちに決定したよ」とキャスティング経緯を語る。彼女たちを中心としたシーンについてメリルも「若い人たちが踊るシーンはハツラツとしていて、その周辺が一気に高揚していくようなパフォーマンスだった」と話し、ニコールも「2人のシーンを見たとき、私も頑張らなきゃって思うほどに素晴らしかった」と絶賛。そんな2人のレジェンドとの撮影について、ジョー・エレンは「いつからかわからないほど、ずっと前から尊敬し続けてきた方々と共演できるなんて、夢が叶った思いです!」と共演への喜びを表している。Netflix映画『ザ・プロム』は独占配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年12月20日ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』が2021年春に再演決定、第1弾となるキャストも発表された。それに伴い、出演するMicro(Def Tech)や平間壮一、林翔太、東啓介、田村芽実、石田ニコル、阪本奨悟らのビジュアルとコメントも到着している。2008年の「トニー賞」で最優秀ミュージカル作品賞を含む4部門に輝き、2014年の日本初演では心打つストーリーとグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した楽曲で多くの観客を魅了。さらに来夏ハリウッド映画化も予定されている本作が満を持して戻って来る。作詞作曲・原案はトニー賞、ピューリッツァー賞、グラミー賞、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を受賞するなど今やミュージカル界のみならずエンタテインメント界の最重要人物と言える『Hamilton』を産み出した天才リン=マニュエル・ミランダ。主人公ウスナビ役は初演に引き続き、卓越したラップスキルと温かな演技で観客を魅了したDef TechのMicroと、新たに「RENT」のマーク役での好演が記憶に新しい注目の平間壮一が抜擢された。そして物語のもうひとりの主人公である、ウスナビの親友・ベニー役には幅広い舞台での活躍が目覚ましい林翔太と舞台だけでなくドラマ、映画へも活躍の場を広げる東啓介が決定。さらに名門大学に進学するもある秘密を抱えてハイツに帰ってきたニーナ役として田村芽実、ヘアサロンで働きながらハイツの外の世界へ憧れているヴァネッサ役には石田ニコル、ウスナビの弟の様な存在のソニー役には舞台でも存在感をみせるシンガーソングライターの阪本奨悟。新たなメンバーが作品に加わり、物語にフレッシュな風を送り込む。また演出・振付を努めるのは初演に引き続き、安室奈美恵やSMAP、AKB48などの振付師として知られ、ミュージカル『刀剣乱舞』の振付、オリジナル・ミュージカル『THE CIRCUS!』シリーズの企画・構成・演出・振付と幅広く舞台でも活躍するTETSUHARU。作品中全編に散りばめられたRAPを中心とした歌詞を日本ヒップホップ界のレジェンド・KREVAが担当した。グラミー賞を受賞したヒップホップ、サルサ、メレンゲなどの心躍る音楽とパワー溢れるダンス、観た者の心に優しく染み渡り、明日を生きる力をくれる物語に期待したい。<ウスナビ役・Micro コメント>初ミュージカルでウスナビという大役を頂いた2014年の初公演から7年。待望の来春再公演。音楽家として、デフテックとして20年の歩みを進めてきた先にこれほどの素晴らしい舞台に立たせてもらうことができた経験を活かし、さらなる高みを目指しながら、今回最高のウスナビを演じ切り、完全燃焼していきます!<ウスナビ役・平間壮一コメント>やっとお知らせ出来る事が嬉しいです!とても好きな作品なんです。だから、自分が関われるとなって、めちゃくちゃ大切にしていきたいとも思いましたし、出演できるというだけで浮かれないように向き合っていきたいなと思っています。心からぶつかっていくキャストと心地よいリズム、心あったまるラブストーリーを感じに、ぜひ観に来てください!<ベニー役・林翔太コメント>ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」初出演、すごく嬉しいです!今までミュージカルには何度か出演させていただきましたが、今回はまた新たな挑戦がたくさんありそうな予感がしています!新しい林翔太を見せられるよう頑張ります!<ベニー役・東啓介コメント>ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」初出演とても嬉しいです。素敵な楽曲とストーリーで、これからキャスト・スタッフ全員で、この作品を作り上げていくのが楽しみでなりません。精一杯努力し、見にいらしてくださるお客様の心に残るものを届けたいと思います!<ニーナ役・田村芽実コメント>今回、「イン・ザ・ハイツ」にニーナ役として参加させていただけること、嬉しくて仕方ありません。ミュージカルには珍しい、力強く魅力的なラテン調の音楽で歌い、踊ることを今から夢想して、胸をときめかせています。今、この作品に参加できる喜びと共に、責任も感じています。観劇に来て下さるお客様ひとりひとりにしっかりと作品をお届けできるよう精?杯努めたいと思います。<ヴァネッサ役・石田ニコルコメント>今回ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」に出演することができ、とてもとても嬉しく思います。この状況下ですが、舞台の上で皆様に会えることを願って、また新しい挑戦にチャレンジしつつ、全力で挑みたいと思っています。<ソニー役・阪本奨悟コメント>この度、ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」にソニー役で出演させて頂くことになりました。2014年、日本人キャストでの公演でも話題となったブロードウェイミュージカルの傑作と言われるこの作品に出演できること、とても光栄です。今まで自分が経験したことがない要素が沢山ある作品かと思いますが、この作品から新しいことを学んで成長できるように精一杯頑張ります。皆さん、どうぞよろしくお願いします!■公演情報ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』2021年3~4月上演<会場>プレビュー公演:鎌倉芸術館大ホール大阪公演:オリックス劇場名古屋公演:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール東京公演:TBS赤坂ACTシアター公演HP: 公式Twitter: @intheheightsjp()
2020年12月11日ディズニープラスオリジナル作品「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」より、ホリデーシーズンに向けた特別編となる「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」を独占配信する。本作では、「ディス・クリスマス」「フェリス・ナビダ」や、特別版の「ハヌカ・メドレー」、リッキー役ジョシュア・バセットが作曲し、演奏するオリジナルのホリデーソング「パーフェクト・ギフト」など、イースト高校演劇部の部員たちが新旧織り交じったクリスマスソングを披露。オリジナル同様に、いまや全米を魅了するトップアイドルに成長したキャストたち。書き下ろし楽曲「All I Want」がTikTokで大きな話題となっているオリビア・ロドリゴ(ニニ役)、アーティストとしても活躍する実力派ジョシュア・バセット(リッキー役)、EJ役のマット・コーネット、ジーナ役のソフィア・ワイリーら注目キャストたちが、クリスマスプレゼントや、家族との写真など、子どもの頃のホリデーシーズンにまつわるとっておきのエピソードを語っていく。さらに、ドラマの撮影秘話も…ここでしか観られないスペシャルな映像となっている。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」は、オリジナル作品と同じく、イースト高校を舞台に、演劇部のメンバーがあの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していく様子を描くドラマシリーズだ。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」は12月18日(金)よりDisney+にて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年12月04日配信に加え、劇場上映も発表されていたNetflix映画『ザ・プロム』。この度、日本国内での公開初日が12月4日(金)に決定したことが分かった。本作は、ドラマ「glee/グリー」を手掛けたヒットメーカー、ライアン・マーフィーが、圧巻の歌と映像で贈る愛と感動の極上ミュージカル大作。ニューヨークの元超人気舞台俳優ディーディーとバリーは、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。そんな中、恋人同士の女子高校生エマとアリッサが、同性カップルでプロムに参加することが問題になって禁止されたという事実を知り、この機会に乗じて自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジーらと共に計画を練る――というストーリー。出演は、大女優メリル・ストリープやニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデン、さらに、熱い脚光を浴びる新人ジョー・エレン・ペルマンとアリアナ・デボースら。豪華キャストとフレッシュなキャストで奇跡の物語を作り上げた。今回の劇場上映は、「Netflix」での全世界独占配信に先駆けて行われる。上映劇場は、アップリンク吉祥寺、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ大宮、イオンシネマ海老名をはじめとする全45館となっている。Netflix映画『ザ・プロム』は12月4日(金)より一部劇場にて公開、12月11日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年11月30日「Netflix」で配信予定のミュージカル映画『ザ・プロム』より、メリル・ストリープとニコール・キッドマン、そして新星女優陣が華麗に歌い踊るミュージカルシーン満載の予告編が公開された。新たな名曲ミュージカルソングの誕生を予感させる、思わず踊りだしたくなるような楽曲が流れる今回の予告編。自らの名声復活をもくろむ舞台俳優と、同性でプロムに参加することをPTAに問題視され中止となってしまい悲しみに暮れる高校生たち、本来繋がるはずのない人々だが、偶然の重なりによって繋がっていく。“みんなのプロムにしよう”と、メリルやニコール、期待の新人女優ジョー・エレン・ペルマンらが抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮した、圧巻のミュージカルシーンにワクワクが止まらない映像となっている。Netflix映画『ザ・プロム』は12月11日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年11月27日映画『ザ・プロム』が、Netflixにて12月11日(金)から全世界独占配信される。この度、ベテラン&新人俳優陣が抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮したミュージカルシーンと、新たな名曲の誕生を予感させる予告編が公開された。本作は、大ヒットミュージカルドラマ『glee/グリー』を手掛けたライアン・マーフィーが監督を務め、アカデミー賞3度の受賞を誇るメリル・ストリープや、アカデミー賞主演女優賞受賞の実力派ニコール・キッドマン、フレッシュなジョー・エレン・ペルマンやアリアナ・デボーズらによる、愛と感動のミュージカル大作。ニューヨークの人気舞台俳優ディーディー(ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ミュージカルが大コケし役者生命の危機に。一方、インディアナ州の田舎町では恋人同士の女子高校生エマ(ペルマン)とアリッサ(デボーズ)のカップルが、同性でプロムに参加することをPTAに問題視され、プロムは中止となってしまい悲しみに暮れていた。SNSでその事実を知ったディーディーらは、この機会に乗じて自らのイメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(キッドマン)らとともに計画を練るが、ベテラン舞台俳優と女子高校生カップルの行く先には、思いもよらない騒動と、愛と感動のドラマが待ち受けてた……。この度公開された予告編では、ストリープ、キッドマン、期待の新人俳優たちが歌唱力とパフォーマンスを発揮した、圧巻のミュージカルシーンが映し出されており、自らの名声復活をもくろむ舞台俳優ディーディーやアンジーらと、プロムに参加したいエマとアリッサら高校生たちという、接点のなさそうな人々が偶然の重なりによってつながっていく姿も描かれている。Netflix 映画『ザ・プロム』12月11日(金)より独占配信開始
2020年11月27日ディオール(DIOR)から、「ラッキー CD(LUCKY CD)」の新ラインとなるアクセサリーが登場。ラッキーモチーフを飾った“お守りジュエリー”“CD”シグネチャーをポイントに、ラッキーモチーフを組み合わせた「ラッキー CD」。幸運を呼ぶ“お守りジュエリー”としても楽しめるアクセサリーは、自分へのご褒美にはもちろん、大切な人へのプレゼントにもぴったりだ。アシンメトリーなピアス注目は、耳元のリングから、煌くホワイトクリスタルが揺れる「ラッキー CD ピアス」。左右異なるアシンメトリーなデザインが特徴で、“CD”シグネチャーをはじめ、メゾンを象徴するスターやハート、そしてラッキーモチーフとして名高いクローバーのチャームが、ランダムにデコレーションされている。気品溢れる華やかな表情のピアスは、特別なパーティーシーンまで活躍してくれるはず。ブレスットやリングセットもまたホワイトクリスタルを散りばめたアンティークゴールドカラーのチェーンに、スター&クローバーチャームを組み合わせたブレスレットや、異なるラッキーモチーフをそれぞれ主役にしたリングセットも同時にラインナップ。いずれも単体ではもちろん、ペアでコーディネートすることで、より統一感のあるエレガントな表情を楽しむことができる。詳細「ラッキー CD」発売時期:2020年秋冬シーズン取扱店舗:ディオール ブティックおよび公式オンラインブティック価格:・ラッキー CD ブレスレット 57,200円(税込)・ラッキー CD ピアス 72,600円(税込)・ラッキー CD リングセット 72,600円(税込)【問い合わせ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2020年10月29日ザ・ロウ(THE ROW)が2021年スプリングコレクションを発表。>>その他のザ・ロウの記事はこちらから
2020年10月07日劇団四季の新作オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が10月3日(土)から東京・自由劇場で開幕した。劇団四季にとっては2004年『ミュージカル南十字星』以来、およそ16年ぶりの一般オリジナルミュージカルの製作となる。本作はイギリスの小説家デボラ・インストールの同名小説が原作。2015年に出版され、同年のベルリン国際映画祭で「映画化したい1冊」に選出された小説だ。日本でも16年に小学館文庫より出版され、人気シリーズとなっている。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』撮影:阿部章仁AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが日々モデルチェンジをしている近未来が物語の舞台。不慮の事故で両親を失った主人公のベンは、親から譲り受けた家で無為に日々を過ごし、弁護士の妻エイミーとの関係も芳しくない。そんなある日、自宅の庭に壊れかけのロボット・タングが現れる。「四角い胴体に四角い頭」という何とも時代遅れな格好だが、タングから他のアンドロイドたちにはない何かを感じたベン。タングを作った人物を探すため、ベンとタングは旅に出てーー。長い旅の中で出会った人々との交流を通して、ベンやタングの心の成長、家族の絆、明るい未来への祈りが描かれる。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』撮影:阿部章仁今回のミュージカル化にあたり、各界で活躍するクリエイターが集結した。台本・作詞は人の心をつかむ筆致で多くの話題作を手がける長田育恵、演出はウィットに飛んだ翻訳劇などで注目を集める小山ゆうな。作曲は数々のドラマ音楽を手がけるヒットメーカー・河野伸、音楽監督は劇団OBでこれまでもさまざまな作品を支えてきた清水恵介、装置デザインは国内外で高い評価をされている土岐研一、パペットデザイン・ディレクションは英国を拠点に活動するトビー・オリエ。そこに四季クリエイターも加わり、本作が完成した。主人公ベンを演じる田邊真也は、「新たなオリジナルミュージカル創作に、一から携わることができたことは望外の喜びです。(中略)旅中での人々との出逢い、そしてタングとの心の交流によって、彼(ベン)の人生は大きく変わっていきます。人生は素晴らしく、生きるに値する。数々の四季レパートリーと同様のメッセージが湛えられた作品だと思います。国内一線級のクリエイターの方々と四季のメンバーが固く手を携え、創り上げました。作品の感動をお客様にお届けできるよう、誠心誠意努めていきたいと思っています。」と語る。東京公演は11月29日(日)まで。心温まる新作ミュージカルをぜひお見逃しなく。ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』上演中~ 11月29日(日)会場:東京・自由劇場文:五月女菜穂
2020年10月07日『ジャンプSQ.』(集英社刊)にて連載中のコミック『新テニスの王子様』のミュージカル化が決定。さらに、ミュージカル『テニスの王子様』は4thシーズンに突入することが発表された。1999年から2008年3月まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』。今年で18年目を迎え、通算公演数は1800回超え、累計動員数290万人を突破し、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。舞台化不可能と思われたテニスの試合をピンスポット照明と打球音の融合、プロジェクションマッピングなどの巧みな映像を用いて表現し、完成度の高い斬新な振付、セリフを基に作られたシンプルで心に刺さる歌詞、キャッチーでつい口ずさみたくなる楽曲、それぞれが絶妙に組み合わさることによって、多くのファンを魅了してきた。出演キャストは舞台経験の有無に関わらず「原作のキャラクターに近いかどうか」を第一とし、オーディションによって選出され、公演を重ねるごとに成長していく姿は、試合を重ねて成長していく登場人物そのもの。彼らによって繰り広げられる迫力満点の試合や演技は、テニミュならではの“熱”として大きな魅力となっている。本作がデビュー作となる新人も多く、「若手俳優の登竜門」とも呼ばれ、1stシーズン~3rdシーズンの17年間で300名を超えるキャストを輩出。テニミュを卒業したキャストたちは、ミュージカルのみならず、ストレートプレイや映像作品など、多岐にわたって活躍を続けている。そして、新たに4thシーズンへと突入する。ミュージカル化が決定した『新テニスの王子様』では、全国中学生テニストーナメント全国大会を終え、秋に始まったU-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に特別参加を許された青学の仲間たちやかつてのライバルたち、そして強者揃いの高校生たちと競い合う姿が描れている。テニプリ以上に舞台化が困難と思われるより迫力を増すテニスのプレーがどのように舞台上で再現されるのか。テニミュはますます進化を続けていく。
2020年09月04日ノジェス(NOJESS)2020年秋の新作アクセサリーが、2020年8月21日(金)より発売される。“ラッキーモチーフ”アクセサリー“ラッキーモチーフ”アクセサリーは、コンパクトなサイズ感がキュート。月や小鳥、馬蹄などのモチーフには、1つ1つ異なるメッセージが込められている。自分にぴったりなメッセージを見つければ、身に着けたときに優しく背中を押してくれそうだ。“ぷっくり”ルビー&凛としたサファイアジュエリールビーとサファイアをポイントにした華奢なリング、ネックレス、ピアスもラインナップ。ぷっくりとしたルビーと凛と美しいサファイアを引き立てるよう、K10イエローゴールドをコンビネーションさせた。乙女心くすぐるブローチまた、ノジェスは“私らしさ”を表現するとっておきのアイテムとして今季ブローチを提案。バレリーナやリップスティック、リボン、宝石など、乙女心をくすぐるキュートなブローチは、いつものコーディネートにプラスするだけで、華やかな雰囲気へとアップデートしてくれる。トートバックのアレンジとしても活躍してくれるので、普段使うトートバックにお気に入りのブローチをあしらってオリジナルのコーディネートを楽しんでみて。【詳細】ノジェス2020年秋の新作アクセサリー発売日:2020年8月21日(金)~取扱店舗:全国ノジェス店舗にて随時発売予定※一部の店舗でのみ取扱う商品もある。【問い合わせ先】ノジェスTEL:0800-300-3315
2020年08月24日「Disney+」にて配信中の「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」より、主要キャスト4人のインタビュー映像が到着。第1話と第2話の場面写真も到着した。本作は、2006年にディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーとして放送され、日本でも一大ムーブメントを巻き起こし、シリーズ計3作品が制作された「ハイスクール・ミュージカル」の最新ドラマシリーズ。オリジナル作品と同じイースト高校で、お馴染みのカフェテリアや講堂を舞台に、演劇部のメンバーが「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していくドラマが描かれる。そんな本作に出演するジョシュア・バセット(リッキー役)&オリヴィア・ロドリゴ(ニニ役)、マット・コーネット(EJ役)&ソフィア・ワイリー(ジーナ役)のインタビュー映像が到着。これまでの作品との違いについて「キャラクターも物語も音楽も何もかもが新しくなっている」(オリヴィア・ロドリゴ)と語ったり、見どころについて「新シリーズの曲は全部に魅力や特別な要素があって、人々に長く愛される曲になると思う」(ジョシュア・バセット)と楽曲に自信をみせたり。また、演じたジーナについてソフィアが「野心的で意見を曲げない。欲しいものは必ず手に入れるシャーペイみたいなキャラ。でも回を追うごとに別の顔が明かされていく」と先が気になるコメントを残す。そしてマットは「これまでの作品に敬意を払いつつ、オリジナリティーがある。それに共感できるキャラクターが必ず見つかる。自分を代弁してくれる誰かがいる」と明かしている。ジョシュア・バセット&オリヴィア・ロドリゴマット・コーネット&ソフィア・ワイリーそして6月19日(金)には第2話が配信スタート。オーディションで決定した新たなハイスクール・ミュージカルのメンバーでの舞台練習がいよいよ始まる第2話。ニニとリッキーの関係や、トロイ役を奪われて怒りを露にするEJなど、人間関係も徐々に変化。また、オリジナル版のオーディションステージでトロイとガブリエラが歌った「自由をつかめ」もカバーする。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」はDisney+にて配信中。(cinemacafe.net)
2020年06月18日