マルベリー(MULBERRY)の「ラナ」から伊勢丹新宿店限定色のバッグが登場。2023年11月29日(水)から12月5日(火)まで伊勢丹新宿店 本館1階にオープンする期間限定ストアで展開される。“シルバーミラー”の「ラナ」バッグ「ラナ」は、かっちりとしたフォルムが印象的な新バッグシリーズ。マルベリーのアイコニックな「ポストマンズロック」を、シュルレアリスムから着想を得た流動的なフォルムにアレンジした新作の留め具「ファウンドリーロック」があしらわれている。そんな「ラナ」のスモールハンドバッグから、伊勢丹新宿店限定色が登場。クリスマスシーズンの華やかな装いにぴったりな、シルバーミラーカラーで展開される。人気バッグがクリスマス仕様にまた、マルベリーの人気バッグをクリスマス仕様にアレンジした新作も幅広く用意。ゴールドカラーの「ミニ アレクサ」や、大ぶりのスパンコールをあしらった「リリー」、ブラッククリスタルのロックを施した「ベイズウォーター」などがリリースされる。【詳細】マルベリー「ラナ」伊勢丹新宿店限定色期間:2023年11月29日(水)~12月5日(火)場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ハンドバッグ/プロモーション住所:東京都新宿区新宿3-14-1価格例:スモール ラナ トップハンドル 182,600円
2023年12月01日マルベリー(MULBERRY)は、新作バッグ「ラナ」「ピムリコ」を販売。“新型ロック”を配した新作バッグシリーズマルベリーのバッグコレクションに加わる「ラナ」「ピムリコ」は、ジュエリーをヒントにメゾンのアイコン“ロック”をアレンジした、新バッグシリーズだ。流れるような非対称“ロック”を配した「ラナ」シリーズ構築的な美しいフォルムが特徴の「ラナ」シリーズは、バッグの中央に、左右非対称の形状に仕上げた「ファウンドリーロック」を配置。マルベリーのアイコニックな「ポストマンズロック」を、シュルレアリスムから着想し有機的な流体のような形状にアレンジした新デザインだ。トップハンドル&クロスボディなど3スタイルで「ラナ」は、ライフスタイルやシーンに応じた3つのスタイルをラインナップ。2サイズ展開となるミニマルなトップハンドルは、クロスボディのストラップが付属するため幅広いシーンで活躍してくれるはずだ。また、横長のシルエットが魅力のショルダーや、エレガントなチェーンクラッチも用意。新素材のハイグロスレザーを用いたボディは、宝石を思わせるチタニウムブルーやミラー調のシルバーのほか、セーブル、エッグシェル、ブラックなどのカラーから選ぶことができる。重厚感あるロックがポイントの「ピムリコ」シリーズマルベリーの人気バッグ「サッチェル」からインスピレーションを得た、カーブしたフォルムの「ピムリコ」シリーズ。デザインのポイントとなるのは、定番のライダーズロックをアレンジした、重厚感のある新デザイン「ピムリコロック」だ。サイズは、使い勝手の良いクラシックと、小ぶりなスモールの2つ。ダークチェリーやブライトオークなど、洗練されたレザーを使用している。また、カラーに応じてブラスまたはシルバーの金具をセレクトできる。なお、「ラナ」「ピムリコ」には、国際環境基準団体の認定を受けたタンナリーから調達したカーボンニュートラルなレザーを使用している。【詳細】マルベリー新作バッグ発売日:・「ラナ」2023年10月初旬・「ピムリコ」2023年10月30日(月)~販売店舗:マルベリーストア、オンラインストア価格例:・スモール ラナ トップハンドル 182,600円・ラナ トップハンドル 214,500円・スモール ラナ ショルダーバッグ 162,600円・ラナ クラッチ 134,200円・スモール ピムリコ サッチェル 211,200円・ピムリコ サッチェル 248,600円■マルベリー伊勢丹新宿本店 期間限定ストア期間:2023年11月29日(水)~※スモール ラナ トップハンドル(シルバー)、スモール ピムリコ(各種シーズナルカラー)の先行発売を予定。【問い合わせ先】マルベリージャパンTEL:0120-097-428
2023年11月09日「いくつになって生涯現役でいたい」と願う人は多いと思いますが、今回オススメする映画を制作したのは、そのロールモデルとなる一人。91歳で新作を完成させたジョージア映画界が誇る伝説的女性監督の注目作です。『金の糸』【映画、ときどき私】 vol. 461ジョージアの首都トビリシの旧市街にある古い家で、娘夫婦と暮らしている作家のエレネ。今日は彼女の79歳の誕生日だったが、家族の誰もが忘れていた。そんななか、娘はアルツハイマーの症状が出始めた姑のミランダをこの家に引っ越しさせるという。ソヴィエト時代に政府の高官だったミランダをエレネは快く思っていなかった。そこへかつての恋人アルチルから、数十年ぶりに電話がかかってくる。蘇るのは、甘い恋の思い出だけではなく、つらい記憶もあった。そして、やがて彼らの過去が明らかになり、ミランダは姿を消してしまうことに……。割れたり欠けたりした陶磁器を修復する「金継ぎ(きんつぎ)」と呼ばれる日本の技法から着想を得ているという本作。今回は、こちらの方にお話をうかがってきました。ラナ・ゴゴベリゼ監督ジョージア初の女性監督を母に持ち、自身は戦後のジョージア映画界を代表する女性監督とされているゴゴベリゼ監督。91歳で27年ぶりの新作を制作し、大きな注目を集めています。そこで、現在は93歳となった監督に、本作に込めた思いや日本文化との関わりについて語っていただきました。―まずは、これだけ長い間映画を撮らなかったのはなぜですか?監督この27年間はジョージアが激動の時代を経験していたので、映画よりも政治的な問題のほうが自分の人生のなかでより取り組むべき課題となっていたからです。実際、私は国会議員になり、与党のリーダーになり、ジョージアの欧州議会で大使になり、ユネスコでもジョージアの大使になるといった具合に政治的な活動に私のエネルギーを費やしてきました。映画を撮らなかったもうひとつの理由としては、国内が経済的に混乱していたので、映画を撮る資金も時間もなかったから。でも、だんだん社会が落ち着いてきて、その間に私の思考も蓄積されてきたので、今回はそれを久しぶりにどうしても映画として表現したかったんです。主人公たちの考えそのものが大きな役割を果たしている、そんな映画になりました。日本人はお互いを理解し、美しさを尊重する国民―本作にインスピレーションを与えたという日本の「金継ぎ」については、どういった経緯で知ったのでしょうか。監督具体的にどこの記事だったかは覚えていませんが、たまたま目にした記事に写真が載っていて、壊れた器の破片がまるで金の糸を使って繋ぎ合わせたかのように修復されていました。壊れていて存在していなかったものが、美しく元通りに復元されているのがとても印象深かったです。その記事を見たときに、人間の悲劇的な過去も同じように愛と理解と思いやりで修復して美しいものにできれば、新しくこれからを生きていく力を得ることができるんじゃないか、というふうに考えました。金継ぎのみならず、私は前々から日本人の美意識をとても素晴らしいと思っていましたし、日本文化を深く尊敬しています。―日本文化に対して、そういう印象を持たれるようになったきっかけはありますか?監督私はどこの国の文化にも興味を持っていますが、そのなかでも昔から映画や文学をはじめとする日本の文化には特別なものを感じていました。特に映画に関しては、私が黒澤明監督と個人的に知り合いで、実際に会ったこともあるというのは大きいのかなと。黒澤監督とは私の過去作である『インタビュアー』について、深く話し合ったこともあるほどです。そして、私が日本文化で素晴らしいと思うのは、日本人の美意識。この点において、日本人は特別な感覚を持っているのではないでしょうか。暴力が蔓延し、バラバラになっている世界を救う唯一の手段は“美”だと私は考えていますが、日本人のみなさんは昔からお互いに理解し合うことや美しさを尊重している国民だと感じています。過去を深く考えないと、現在も未来も築けない―劇中でエレネが発する人生や過去、死に対しての言葉は、非常にどれも印象的でしたが、さまざまな経験をしてきた監督が大事にしていることは?監督年を重ねるごとに、だんだんと人生を俯瞰して見ることができるようになってきました。そんななかで痛切に感じているのは、人生における人と人との関係性、お互いに対する思いやりや理解以上に大切なものはないということです。だからこそ、壊れた器を金継ぎで直すように人間の過去における不幸な出来事も元通りに美しく修復できたらいいなと。そういった考えをこの作品のメタファーとしてうまく表現できたと思っています。―「過去は重荷か、財産か」という言葉も、誰もが人生で抱く問いだと感じました。激動の時代を生きてきた監督が次の世代に向けて、過去との向き合い方について伝えておきたいことはありますか?監督私は過去について深く考え、きちんと理解しないことには現在も未来も築けないと思っています。ジョージアというのは大変な歴史をたどっているので、私も子どもの頃に父が処刑され、母が10年間も強制収容所に送られるというつらい経験をしました。非常に不幸な過去ではありましたが、それについてもよく考えたうえで理解しないことにはただ重荷になってしまうだけなんですよ。というのも、大きなトラウマになるような出来事ではあったものの、いろいろな人が救いの手を差し伸べ、助けてもらうことはたくさんありました。不幸な記憶ばかりでなく、人の優しさや思いやりを感じることもあったので、それらをひとつずつ思い出すことで“金の糸”が過去を美しくつなげて修復してくれるのではないかなと。そうすることで重荷が財産となり、より豊かな現在と未来を楽に生きることができるのです。大切なのは国や組織と言った大きな単位ではなく、人間ひとりひとりの関係。それを美しいものにしていく意識を持ってほしいとみなさんにも伝えたいです。内面的な老いは自分でコントロールすることができる―いつまでもやりたいことを追求している監督の姿に憧れる女性は多いと思うので、ぜひ生涯現役の秘訣を教えてください。監督年を取ることを止めることはできませんが、内面的な老いはある程度自分でコントロールすることはできると思っています。そのためには頭を働かせることが必要ですが、大事なのは私たちを取り巻く世界に対する関心と興味をつねに持ち続けること。そして、もし扉をひとつ閉めたら、別の扉を開けて新しい人々と出会ったり、新しい詩を見つけ出したりしています。それが私に大きな力を与えてくれているものです。そんなふうに、いろいろなことに興味を持っているうちは生きている実感があるので、老いのプロセスもゆっくりと進むのではないかなと。あともうひとつ付け加えるなら、誰かに必要とされている感覚を味わい、自分の存在意義を感じながら生きるというのも秘訣だと思います。―素晴らしいお言葉をありがとうございました。日本ではジョージアの文化に触れる機会は少ないので、ご自身の作品を通して日本人に知ってほしいジョージアの文化や歴史についてお聞かせください。監督ジョージアの歴史は3000年以上あるので、1本の映画だけで層の厚いジョージア文化を伝えるのは難しいかもしれません。例を挙げるなら、映画のなかにも出てくるショタ・ルスタヴェリというジョージアを代表する大詩人。14世紀頃に始まる西洋のルネサンスのアイディアも、その数百年前に先取りしていたと言われているほどなんですよ。いろいろな民族から侵略されるような大変な経験をしてきた私たちですが、そんななかでも少数派のジョージア人が生き残れたのは、生きる力や喜びを与えてくれた文化の力だったのではないかなと。建築や絵画をはじめとするジョージア文化はとても独特なので、ぜひ注目していただきたいです。過去をつなぐ“金の糸”は、よりよい未来を紡いでくれる激動の時代を生き抜いてきたからこそ、発せられる重みのある言葉の数々。さまざまな葛藤を抱えながら生きる女性たちの姿は、過去との向き合い方を学ぶことがよりよい未来へと繋がっているのだと身をもって教えてくれるはずです。取材、文・志村昌美心に響く予告編はこちら!作品情報『金の糸』2月26日(土)より岩波ホールほか全国順次公開配給:ムヴィオラ© 3003 film production, 2019
2022年02月25日ジョージアの伝説的な映画作家ラナ・ゴゴベリゼの27年ぶりの新作映画『金の糸』が明日26日(土)から公開になる。本作はジョージアの激動の時代を生き抜いた女性を主人公に、彼女の過去と現在の和解を描き出す感動作で、文学や絵画では描くことのできない“映画だからできる表現”を堪能できる作品だ。公開を前に、ゴゴベリゼ監督にじっくりと話を聞いた。ラナ・ゴゴベリゼ監督はジョージアを代表する映画監督のひとりで、政治家の父と映画監督の母の間に1928年に生まれた。当時のジョージアはソ連の構成国のひとつで、彼女の幼少期に父はスターリンの大粛清によって処刑され、母は収容所に入れられ、彼女は母とはなればなれになってしまった。やがて母と同じく映画作家になったラナは、1961年に初の長編映画を手がけ、1978年の『インタビュアー』でサンレモ映画祭のグランプリを受賞。その後、国会議員、ジョージアの欧州議会大使、駐仏ジョージア大使なども務めてきた才人だ。そんな彼女が27年ぶりに手がける映画『金の糸』は、ジョージアの首都トリビシで暮らす79歳の作家エレネが主人公だ。彼女は杖を使わないと歩行できない状態にあるが、生家で娘夫婦やひ孫と暮らしながら執筆を続けている。そんなある日、彼女の家に娘の姑ミランダが引っ越してくることになった。ミランダはアルツハイマーの症状が出始めており助けと必要としているが、エレネはソビエト時代に政府の高官だったミランダと共に暮らすことを快く思っていない。さらに60年前の恋人アルチルから電話があり、エレネは否応なしに自身の過去を振り返ることになる。「感情や思考など人間の内面の世界に興味がある」と語るゴゴベリゼ監督は、目に見えるものをカメラで写し出すことで“目に見えないもの”を描くことを目指した。「この映画では人間の実際の動きはそれほど多くはありません。物語の舞台は主人公の暮らす住宅に終始していますし、エレネは杖をついてやっと動ける状態で、動きにとぼしいとも言えるでしょう。だからこそ私は登場人物が動かない中で、人間の思考や感情をどうやって描くのかを絶えず意識していました」監督はそう語るが、完成した映画は観客が息つく暇もないほど躍動感に満ち、画面に次々と新たな要素が現れ、観客は新たな発見をすることになるだろう。これといった特徴のない部屋のはずなのにカメラが少し移動することで新たな空間が出現し、エレネが杖を使ってゆっくりと移動する間に彼女の感情の動きや思考が垣間見える。本作は最後の最後まで映画的な刺激に満ちているのだ。「どういう映像をつくるかは細かく気を使いました。かつてジャン・リュック・ゴダールは“映画はカメラをどの位置に置くのか?という芸術だ”と言っていましたが、私もその通りだと思います。劇中に窓やバルコニーが何度も登場しますが、それはエレネのいる世界と外の世界をつなげるものです。自由に外に出ることができない彼女が窓から外を覗くと、中庭では若い男女がケンカしながらも愛し合っている。ひとりの人間の内面の世界と外の世界のつながりをどのように描くのか、そのためにどこにカメラを置くのか? そこは非常に気をつかいました」エレネは部屋の窓から外の世界を眺め、電話で昔の恋人と会話し、ひ孫に外の通りの絵を描くように頼む。様々な哀しみを体験したソビエト時代、忘れてしまった過去、久々の電話をきっかけに思い出す過去の出来事、そして現在。“過去”とひとことでいうのは簡単だが、この映画では様々な時間がひとつの物語の中で並行して描かれ、それらは時に交わり、時に交差していく。「この映画の中には、人類や民族の過去、つまり大きな歴史もあれば、個人的な過去も描かれています。様々な過去=時間が蓄積されて、ひとりの人間の現在や未来を形作っているのです。映画のタイトルにもなっている“金の糸”は“金継ぎ”と呼ばれる日本の技法からきています。金継ぎは忘れられてしまった古い昔の器を、金を使って復元する技術のことです。この映画では、人間が過去を振り返った時に、古い人間関係や壊れてしまった過去を金の糸、つまり愛や思いやりをもってつなぎ、過去を美しいものへと修復していくことがテーマになりました」映画づくりは“失われた時”を求めることラナ・ゴゴベリゼ監督本作では教科書に書かれているような大きな歴史、個人の中にある小さな歴史など様々な時間が金の糸で鮮やかにつなぎ合わされていく。それは“映画という表現”ともどこか重なり合う。「映画制作には脚本づくりや撮影など様々な過程がありますが、編集は誰かに邪魔されることなく自分で好きなように別々の時間や空間をひとつのシーンにつなぎ合わせることができます。映画の中でもプルーストの『失われた時を求めて』のフレーズが登場しますが、自分の過去や失われた時間、様々な場所に散らばっている時間をつなぎ合わせて表現することが映画の重要な役割だと私は考えています。失われた時を求めて表現すること。それは人生においても大きな意味を持ちますし、映画というものが表現できることだと思います。一般的に言って、人間は記憶と忘却の波打ち際を歩んでいる存在ではないでしょうか。意識的に何かを忘れることもあれば、ある出来事がきっかけになって昔のことをふと思い出したりもする。記憶と忘却の集合体が人間ではないかと思うのです。歴史や過去は個人にとっても国家や集団にとっても重要なもので、歴史を忘れてしまうような国家は早晩、滅びてしまうでしょう。人間はいつも調和を求めるものですから、記憶と忘却をどのように調和させるのか求めていますし、その流れを方向づけたり、このようにすれば?と提案するのが芸術家の役割だと私は考えています」歴史と呼ばれる大きな時の流れ、ひとりの人間の忘れさられてしまったはずの過去が織り重なる映画『金の糸』は明日から映画館で公開になる。劇場にはエレネと同じように様々な過去=時間を抱えた不特定多数の観客が集まり、私たちはスクリーンに向き合う。映画の中に流れる時間と、観客それぞれに流れてきた時間は劇場で混ざり合い、見えない金の糸がそれらを丁寧につなぎ合わせることになるだろう。「エレネがサボテンの花が咲いているのを見つけて、ひ孫を呼んで一緒に見る場面もあります。サボテンはたった1日しか花をつけませんから、花を見つけた喜びや、そこにある美を一緒に分かち合うわけです。フランスの詩人ポール・ヴァレリーはかつて”人はいつも他人と人生を分け合うものであって、切り離されたひとつだけの人生は存在しない”と言いました。私もずっとそのことを考えてきましたし、本作の大きなテーマになっています」『金の糸』2月26日(土)より岩波ホールほか全国順次公開
2022年02月25日ジョージア映画界を代表する女性監督ラナ・ゴゴベリゼ監督の最新作『金の糸』より、美しい映像と音楽に彩られた予告編と場面写真が解禁となった。『インタビュアー』(サンレモ国際映画祭グランプリ)、『転回』(東京国際映画祭最優秀監督賞)などが高く評価され、テンギズ・アブラゼ監督、オタール・イオセリアーニ監督、ギオルギ・シェンゲラヤ監督たちとともにソヴィエト時代からジョージア映画の発展を担ってきた伝説的な女性監督ラナ・ゴゴベリゼ。本作はそんなゴゴベリゼ監督の、27年ぶり、91歳にしての最新作となる。ジョージアの古都・トビリシの旧市街の片隅。79歳を迎えた作家エレネの元へ、娘の姑で、ソヴィエト時代に政府の高官だったミランダが引っ越してくる。そこへ突然、60年前の恋人アルチルから電話がかかってきて…。やがて、ジョージアの激動の時代を生きた3人の過去が明らかになっていく。題名の『金の糸』には、日本の「金継ぎ」から着想を得て、“未来を見るために過去を金で修復する”という意味がこめられた。主役のエレネは、『ロビンソナーダ』で知られジョージア映画界の重鎮ナナ・ジョルジャゼ監督が演じている。このたび解禁された予告編は、主人公の女性作家エレネがキーボードを叩くシーンから始まり、風に揺れる花瓶の花、エレネの母親が監獄で作ったという人形、中庭のあるトビリシの伝統的集合住宅などが挿入される。そしてエレネとミランダの激しい衝突はソヴィエト時代に何があったのかを想像させ、“金継ぎ”を元にしたアートに重ねられた「過去に囚われても過去を壊してもいけない 金で継ぎ合わせるの」という言葉からは本作のテーマが浮かび上がる。繰り返し流れる美しい音楽は、2019年に惜しまれつつ亡くなった国際的なジョージア人作曲家ギヤ・カンチェリによるもの。自身の母もスターリンの大粛清で流刑された経験を持つゴゴベリゼ監督が、自分の経験を投影しながら描いた本作。激動の時代と人々の過去、古都・トビリシへの愛情を感じさせる、映画の王国ジョージアを代表する女性監督にふさわしい新作となっている。『金の糸』は2022年2月26日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月06日第1作目から20年の時を経て、『マトリックス』がスクリーンによみがえることになった。監督・脚本を手がけるのは、ラナ・ウォシャウスキーだ。キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モスも出演する。製作、配給はワーナー・ブラザース。そのほかのキャスト、公開予定日などは明らかになっていない。『マトリックス』は1999年に公開され、新感覚のSFアクションとして世界中で大ヒットした。第2作目『マトリックス・リローデッド』と第3作目『マトリックス・レボリューションズ』は、いずれも2003年に公開。この3作は全世界で16億ドルを売り上げている。リーヴスの最新作は、10月日本公開予定の『ジョン・ウィック:パラベラム』だ。文=猿渡由紀
2019年08月22日ラナは5日、MacBookやノートPCの天板に貼り付ける「初音ミク」デコレーションシール「PetaMo! for MacBook 初音ミク」シリーズを販売開始した。キャラクター雑貨販売サイト「ラナタウン」で取り扱い、価格は税込2,160円。11月下旬から順次発送する。イラストレーター「オサム」氏描き下ろしの「初音ミク」デコレーションシール。MacBookやノートPCの天板を初音ミク仕様にアレンジできる。中央のアップルロゴ部分は透明で、MacBookに貼り付けた場合、電源オン時にミクが抱えるロゴがそのまま光る。イラスト部分、ロゴ、ナンバーはそれぞれ別のシールで、好みの位置に貼り付け可能。本体サイズはW29×H21.5cm。想定する使用端末は13型のMacBookだが、これ以外のPCでも利用できる。(C) Crypton Future Media, INC.
2015年10月26日ラナは5日、MacbookやiPadの背面に貼り付ける「リラックマ」デコレーションシール(4種類)を発売した。キャラクター雑貨販売サイト「ラナタウン」にて発売し、価格は1,620円(税込)から。○Petamo! for Macbook リラックマ「お空でリラックス」と「ボンジュールリラックマ」の2種類をラインナップ。価格は2,160円(税込)。Macbookの液晶背面をデコレーションするシール。パーツごとにシールが分かれているので、自由なレイアウトが可能。MacBookだけでなく、他社のノートPCなどにも使用できる。一度貼り付けたら貼り直しができない点に注意。○Petamo! for iPad リラックマ「お空でリラックス」と「ボンジュールリラックマ」の2種類をラインナップ。価格は1,620円(税込)。iPadシリーズの背面デコに適したシール。パーツごとにシールが分かれており、自由にレイアウトできる。s
2015年06月05日ラナは5日、Macのキーボードに貼り付ける「ドラえもん」デコレーションシール「Petamo! for keyboard ドラえもん」シリーズを発売した。キャラクター雑貨販売サイト「ラナタウン」での価格は2,160円。○Petamo! for keyboard ドラえもん(FACE)キーボードを簡単にデコレーションできるシール。絵柄は「ドラえもん」を使用しており、すべてのキーにシールを貼り付けるとドラえもんのビッグフェイスが描かれる。一度貼り付けたら貼り直しができない点に注意。対応機種は、MacBook Pro 13インチおよび15インチの日本語キーボード(JIS配列)、MacBook Air 13インチ 日本語キーボード(JIS配列)、Wireless Keyboard 日本語 キーボード(JIS配列)。本体サイズはW282×H114mm。○Petamo! for keyboardドラえもん(EMOTION)キーの一つ一つにドラえもんの百面相が描かれているモデル。そのほかの仕様はほぼ共通。(c)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei, and ADK
2015年06月05日ラナは5月11日、「ドラえもん ジャイアントスピーカー」の予約受付を開始した。8月中旬から順次発送する。「ラナタウン」での直販価格は18,144円(税込)。ドラえもん ジャイアントスピーカーは、サイズが約W290×D268×H405mmのスピーカー。ドラえもんの足部分にスピーカーが組み込まれている。手や顔は角度を変えることができ、好みのポーズに設定可能だ。スピーカーユニットはφ77mmで、最大出力は3W。胸元の鈴に内蔵されたライトが音楽に合わせて点灯する。入力はφ3.5mmステレオミニプラグ。電源はUSBバスパワーを使用する。(C)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
2015年05月11日物憂げな美声と退廃的な世界観で知られる歌手のラナ・デル・レイは、2012年のアルバム「ボーン・トゥ・ダイ」の大ヒットで世界的に知られるスターとなった。俳優のジェームズ・フランコがそんな独特の世界を持つラナの大ファンであると「V Magazine」に明らかにした。ジェームズはラナがインタビューやライブでミスを犯すことが多いことについて、「ラナは自身のアートの中に生きているのさ。そして地上に下りてきてインタビューを受けるときなんかはだらしなくなってしまう。彼女は地球に生きるべき人ではないから」と説明した。「彼女は自分の造る世界に生きるべき人だ。彼女は人生に失望し、自分の世界を造らなくてはならなかったんだ。彼女をそこで生きさせてやるべきだ」と語り、アーティストとしてのラナへの深い理解を寄せている。また、ジェームスはラナと映画を作ることも前向きに考えているようだ。「彼女は映画のアイデアもあるんだ。ぜひやりたい。『サンセット大通り』みたいなものになる。LAの大きな家の中にいる一人ぼっちの女性がいて、家から出たくないんだ。彼女は家の中ですら人々に見られているような気がしてだんだんおかしくなっていく。ラナの頭の中の素晴らしいB級映画だ。彼女についての映画であり、彼女についての映画ではないんだ。ちょうど彼女の音楽のようにね」と語り、意欲的な様子を見せている。このインタビューから、ジェームスのラナへの親愛がとても深いことが伺える。ファンの域を越えて恋なのではないかと邪推したくもなるが、恐らくは同じ表現者としてラナを純粋に敬愛しているのだろう。ラナ・デル・レイは大ヒット公開中『ビッグ・アイズ』に同名の曲を提供している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月03日ラナは18日、USBから充電できる小型カイロ「hotpod ぼのぼの」シリーズを発売した。デザインにより全5モデルを用意。同社の通販サイト「ラナタウン」で発売する。価格は2,160円。「ぼのぼの」をデザインに採用するコンパクトカイロ。USB充電で使用し、高温モード と低温モード、マッサージなどに使えるバイブモードの3種類を選択できる。3秒以上電源ボタンを押すとゆっくりと温かくなり、最高温度は高温モードで約45度、低温モードで約40度。連続使用時間は高温モードで約60~90分、低温モードで約90~140分。専用ポーチが付属し、本体サイズは約W40×D9×H90mm、重量は約45g。(c)M.I/T.S
2014年12月22日ラナは8日、MacBookやiPadに貼り付けるシールタイプのデコレーションアイテムとして、「Petamo! for iPad/for Macbook ドラえもん」を発売した。同社が運営するショッピングサイト「ラナタウン」で販売する。価格はMacBook用が2,160円、iPad用が1,620円。MacBookやiPadにシールを貼り、剥離シートをはがすことできれいに飾れる。ラインナップは以下の4種類。Petamo! for MacBook ドラえもん(タケコプター)Petamo! for MacBook ドラえもん(どら焼き)Petamo! for iPad ドラえもん(タケコプター)Petamo! for iPad ドラえもん(どら焼き)(C)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
2014年12月08日2013年に『ホステル』で知られるホラー映画監督のイーライ・ロスがマリリン・マンソンのミュージックビデオを監督し、その中には歌手のラナ・デル・レイがレイプされる場面が含まれると報じられていた。長い間音沙汰がなかったことになるが、それはイーライがビデオが“あまりにも不健全なので1年以上お蔵入りさせていた”からだそうだ。現在ビデオの一部がリークされ、動画共有サイトYoutubeに上げられている。「Huffington Post」によると、ビデオの中でラナは暴力的なレイプシーンを迫真の演技で演じており、その後誕生会のバルーンに書かれた“レイプ”という文字が現れるという。マリリン・マンソンとラナ・デル・レイは2012年に一緒に食事をする場面が見られたり、長い間近しい友人同士だったという。しかしどうやら去年撮影された段階では、そのシーンはミュージックビデオのためでもマリリン・マンソンと関係したものでもなかったようだ。このシーンが実際にマンソンのPVに用いられるかは未定だが、暴力的な世界観で知られる彼なら採用する可能性も充分にある。どちらにせよかなり過激な内容な為、広く物議を醸すことは間違いないだろう。(text:cinemacafe.net)
2014年11月28日ラナは25日、ドラえもんデザインの7,800mAhモバイルバッテリーを、自社のキャラクター雑貨販売サイト「ラナタウン」で発売した。「ドラえもん フェイス」と「ドラえもん ひみつ道具」の2種類があり、価格はともに価格は3,720円。「ROMOSS Sailing3 モバイルバッテリー 7800mAh(ドラえもん)」は、ドラえもんのフェイスデザインと、アンキパンなどひみつ道具をあしらったデザインの2種類を用意。リチウムイオンバッテリーには、サムスン製の高品質Cell(転換率90%)を採用した。出力ポートを2つ装備しているので、2台のデバイスを同時に充電できる。LEDライト機能を搭載したほか、4段階のバッテリーインジケーターにより電池残量の確認も可能。主な仕様は、入力ポートがmicroUSB×1、出力ポートがUSB×2。入力電圧はDC5V 2.1A(最大)、出力電圧はDC5V 1A+DC5V 2.1A(最大)、2ポート同時出力時は合計最大3.1A。本体サイズはW61×D101×H21mm、重量は約193g。充電時間は、2.1AのUSB-ACアダプター使用時で約5時間、1AのUSB-ACアダプター使用時で約10.5時間、500mAのUSB-ACアダプターまたはPCのUSBポート使用時で約20.5時間。バッテリー寿命(充電サイクル)は約500回。microUSBケーブルが付属する。(C)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
2014年11月25日ラナは25日、初音ミクとRodyのコラボレーション、「ミクロディ」デザインの7800mAhモバイルバッテリーを、自社のキャラクター雑貨販売サイト「ラナタウン」で発売した。価格は3,720円。「ROMOSS Sailing3 モバイルバッテリー 7800mAh(ミクRody)」は、リチウムイオンバッテリーにサムスン製の高品質Cell(転換率90%)を採用。出力ポートを2つ装備しているので、2台のデバイスを同時に充電できる。LEDライト機能を搭載したほか、4段階のバッテリーインジケーターにより電池残量の確認も可能。主な仕様は、入力ポートがmicroUSB×1、出力ポートがUSB×2。入力電圧はDC5V 2.1A(最大)、出力電圧はDC5V 1A+DC5V 2.1A(最大)、2ポート同時出力時は合計最大3.1A。本体サイズはW61×D101×H21mm、重量は約193g。充電時間は、2.1AのUSB-ACアダプター使用時で約5時間、1AのUSB-ACアダプター使用時で約10.5時間、500mAのUSB-ACアダプターまたはPCのUSBポート使用時で約20.5時間。バッテリー寿命(充電サイクル)は約500回。microUSBケーブルが付属する。illustration by ソウノ (C) Crypton Future Media,INC. www.piapro.net(C) 2014 LEDRAPLASTIC JAMMY
2014年11月25日ラナは9日、「トイ・ストーリー」のキャラクターである「エイリアン」を模したスピーカー「エイリアン ジャイアントスピーカー」の予約受付を開始した。12月24日までに配送する。直販サイト「ラナタウン」での販売価格は税込17,064円だ。エイリアン ジャイアントスピーカーは、「トイ・ストーリー」に登場する「エイリアン」の形をしたスピーカー。本体底部から3.5mmプラグの音声ケーブルが伸びており、音楽を再生する際はパソコンやCDプレーヤーなどを接続して使用する。また、3.5mmプラグの音声ケーブルのサイドに備えられたUSBケーブルから電源をとる。USBケーブルはパソコンのUSBポートや、USB-ACアダプタ(別売)への接続が必要だ。電源に接続すると「エイリアン」の目が光る。底部に搭載されたスピーカーは77mm口径×1基、最大出力は3W。インピーダンスは4Ω±15%。音量調節はスピーカーからは行えず、音楽再生機器から行う。サイズはW450×D220×H420mm、重量は2kg。(C)Disney/Pixar
2014年10月10日