リクルートホールディングスは12月24日、2016年1月より、雇用形態にかかわらず全従業員を対象とした、上限日数のないリモートワークを本格導入すると発表した。会社間の同意および本人の希望があった場合は、派遣社員もリモートワークを選択可能となる。一人ひとりの裁量に任せ、支援することをコンセプトとしているが、従業員の健康や安心・安全、社外で働く際のマナーおよび情報管理の観点から、必要なルールを定めた「リモートワーク規定」を設けるという。モバイルPCや携帯電話など、セキュリティ対策が施されたツールは同社より支給され、個人の評価はこれまで通り成果に基づいて行われる。同社は場所にとらわれない働き方の実現を目指し、今年6月よりリモートワークの実証実験を行ってきた。期間中は、原則週2日の出社を上限とし、週の大半は職場ではない場所で働くことをルールとしたほか、実施対象者を育児や介護などの特別な事情を持つ社員に限らなかった。リモートワークの推進と連動して、実際に顔を合わせたコミュニケーションが行えるオフィスでは、所属組織を超えた社内コミュニケーションの活性化やイノベーションの創出をコンセプトに、一部に各自の席を固定しないフリーアドレスエリアを11月より導入されている。
2015年12月25日インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月25日、社外から社内ネットワークへ接続する既存サービスの「IIJ GIOリモートアクセスサービス」にWebアクセスに特化した新たな品目として「IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプB」を追加し、2015年12月1日より提供開始することを発表した。価格は個別見積で、初期費用は100端末の場合、月額8万8000円(税別)~。IIJ GIOリモートアクセスサービスは、スマートデバイスやモバイルPCなど端末の種別を問わず、自宅や外出先などからインターネット経由で顧客の社内ネットワークにセキュアに接続できる環境を提供するクラウド型のリモートアクセスサービス。昨今、モバイルデバイスの利用が広がり、紛失による情報漏えいリスクが高まる中で、より安全性と利便性を強化したIIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプBをiOS/Android端末向けに提供し、企業におけるモバイルデバイスの業務利用を支援する。新サービスはソリトンシステムズのリモートアクセス製品「Soliton SecureBrowser」および「Soliton SecureGateway」をそれぞれ採用し、VPN機能内蔵のセキュアブラウザによる容易なアクセスと、端末にデータを残さない安全な利用環境を実現している。新サービスの特徴として特長として専用のアプリケーションを起動すると自動的にVPN接続し、ログイン(パスコード、パターン、Touch IDに対応)するだけで即時に社内やクラウド上にあるWebシステムにアクセスできるほか、HTML5やJavaScriptなどによる動的なWebコンテンツの表示にも対応していいる。また、セキュアブラウザは主要なファイル形式に対応した専用のビューアを内蔵しており、ドキュメントファイルは端末へのダウンロードやコピーなどを禁止でき、セキュアブラウザ内の安全領域で表示する。セキュアブラウザの終了時に、閲覧していたドキュメントのデータは自動的に消去されるため、安全にWord、Excel、PowerPoint、PDFなどのドキュメントが閲覧できるという。さらに、IIJのエンジニアがシステムソフトウェア保守や設定管理、障害対応など24時間365日で運用を行い、接続の異常切断、機器の異常動作を検知した際は、障害時連絡先として登録した担当者への通知、または顧客専用ポータルへの障害報告掲載を実施し、迅速な復旧作業を行う。
2015年11月25日○リモートでのPC操作を無料で実現iPhone向けアプリは非常に大量にあるし、iPad向けに大画面を活かしたアプリも数多く存在するが、PCでやっていることをそのままスマートデバイス上でやりたいと考えた時には力不足に感じることも多いのが実情だ。その不満を解決する1つの方法が、リモートデスクトップだ。オフィスや自宅のPCをリモートで直接操作できれば、当然のことながらPCが持つ機能の大半をスマートデバイスから利用可能になる。企業として採用している場合はVDIソリューションなどを導入するわけだが、個人レベルで簡単に利用できるものもある。その1つが、ブラウザであるChromeの拡張機能を利用する方法だ。無料で手軽に利用できる「Chromeリモートデスクトップ」でiPadからWindows PCを利用する場合の手法を紹介しよう。○PCとiPad側の両方で準備利用にあたっては操作されるPC側と、操作するiPad側の両方で下準備が必要となる。PC側が利用できる条件は、ネットに接続した状態でOSとChromeが起動していることだ。この状態のPCに、Chromeの拡張機能としてChromeリモートデスクトップが導入されていれば、操作対象となる。iPad側でも「Chrome Remote Desktop」のアプリをインストールしておく必要がある。さらに、PCとiPadの両方で同じGoogle IDでログインしておこう。ここまでの下準備を済ませた後、最初の接続はPCの前で作業しておく必要がある。PCでChromeの拡張メニューからリモートデスクトップを起動し、利用にあたって必要な各種条件を承認した後、表示された画面で「マイパソコン」の「利用を開始」をクリックする。さらに「リモート接続を有効にする」をクリックするとPINコードの設定画面が表示されるから、任意のコードを指定しておこう。PINコードの指定が終わると「マイパソコン」欄に自分のPC名が表示される。iPad側でアプリを起動した時にも同じPC名が見えるはずだ。もし複数のPCで同じ設定をしていれば、PC名はリストになる。その中から操作したいPC名を指定し、登録してあるPINコードを入力すれば接続されるはずだ。○iPad上でカーソルを動かしてPCを操作リモート接続されている状態でもPCは普通に利用できるが、下部に共有中であることを示すバーが表示される。これはiPad側からも見えているが、邪魔ならばドラッグして表示場所を移動させることも可能だ。もし自分がリモート操作しているつもりがないのに表示されている時には「共有を停止」をクリックして切断できる。iPadの場合、右上に表示されているマウスボタンが青くなっている場合には、マウスと同じようにカーソルを操作して利用することになる。少し動き方が独特ではあるが、カーソルから離れた部分を指で触れると、その指の動きに連動してカーソルが動く。タップすれば左クリックの扱いだ。マウスボタンをタップしてグレーにしている場合、iPad側での直接操作というイメージになり、触れているところが選択され、タップされるようになる。操作対象によってどちらが便利か違うから、上手に切替えながら利用するとよい。2本指でタップすると右クリックメニューが表示される。3本指タップならばマウスの中央ボタンをクリックした状態だ。2本指で上下にスワイプすればウィンドウ内がスクロールされる。PC側が複数ディスプレイの場合もマウスカーソルを移動させてゆけば隣のディスプレイを表示できる。もちろん、右上のキーボードボタンをタップしてキーパッドを表示させれば、文字入力も可能だ。右上の四角いボタンからはフルスクリーン表示への切替えが、メニューボタンからはPCの再起動が行える。PCにログインパスワードが設定されていても、その時点でリモート操作はできるため、一旦接続は切られるが少し待ってから再接続すればログイン画面から操作可能になる。また、iPad側では左上の「X」をタップすると接続を解除できる。またスリープになった時には自動的に接続解除されるから、作業を続けたい時にはスリープへの移行時間を設定しなおすなどしておくとよい。○オンラインストレージなどと組み合わせてより快適にiPadからは通常利用できない、フル機能のMicrosoft OfficeやAdobe製品なども、iPad上から利用できる。出先で資料を少し修正したい時などにも活躍してくれるはずだ。また、オンラインストレージと組み合わせて利用すると、より便利になる。ローカル保存しかしていない資料でも、リモートでPCを操作してオンラインストレージに保存すれば、少し待つだけで手元のデバイスから利用可能になる。もしもに備えて何でもオンラインストレージに保存しておく必要がないから、容量が圧迫されることもなければ、ファイルが多すぎて探しづらくなるという心配もない。ただし、利用にあたっては注意も必要だ。企業によってはセキュリティの関係から利用を制限したいという場合もあるだろう。セキュリティポリシー上問題がないことを事前に確認しておきたい。利用料金:無料制作者:Google, Inc.Chrome Remote Desktop
2015年11月13日デル・ソフトウェアはこのほど、中小規模法人、支店、リモートオフィス向けのネットワークセキュリティ製品「SonicWALL TZシリーズ(TZシリーズ)」の新モデルラインアップを、11月中旬より提供すると発表した。SonicWALL TZ 新シリーズは「SonicWALL TZ600」「SonicWALL TZ500 Wireless」「SonicWALL TZ400 Wireless」「SonicWALL TZ300 Wireless」「SonicWALL SOHO Wireless」。日本ではTZ600以外、ワイヤレスモデルのみの販売となる。新TZシリーズは、ギガビット・イーサネット・ポートやオプションの内蔵802.11acワイヤレス、IPSecおよびSSL VPN、負荷バランシング、高度なネットワーキング機能とセキュリティのニーズを認識するネットワークセグメンテーション機能などを搭載している。DELLのフラッグシップである次世代ファイアウォール「SuperMassive」と同じコードベースと保護機能を備えている。そのため、管理者は同一のユーザーインタフェースから運用・管理が可能となる。また、「Dell SonicWALL Global Management System(GMS)」によって、セントラルオフィスに置かれた単一のシステムからTZシリーズを展開・管理ができる。さらに、Dell SonicWALLのGlobal Response Intelligent Defense(GRID)ネットワークを通じ、継続的に更新を行い、サイバー犯罪を防ぐ強固なネットワーク保護を維持する。VPNリモートアクセスのサポート環境は、Apple iOSやAndroid OS、Amazon Kindle、Windows、Mac OS、Linuxとなる。
2015年11月05日IchiGeki氏は21日、ゲームパッドに対応したWindows版リモートデスクトップ「Ragnarok(ラグナロク)」をリリース、無償で公開した。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista / 7 / 8.x / 10、Windows Server 2003 / 2008 / 2012。Ragnarokは、離れた場所のPCを遠隔操作できるリモートデスクトップソフト。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニタなどに対応する。操作される側のPCは、iOS用アプリ「KeroRemote」からの接続もサポート。iPadやiPhoneから、Windowsマシンをリモート操作できる。ゲームパッドに関しては、アナログ入力に対応。アナログスティック、アナログボタン、アナログ十字ボタン、32個までのボタンを動作させられる。32個のボタンは、設定ファイルを用いて配置の入れ替えが可能だ。例えば、自宅のPCにインストールしたゲームを、外出先のノートPCにつないだゲームパッドでプレイする、といったことを実現できる。なお、操作される側のPCには「vJoy」をインストールしておく必要がある。Ragnarokが受け取ったゲームパッドの信号を、vJoyに送信する仕組み。開発者のIchiGeki氏は、世界で約5,000名のMicrosoftMVP受賞者の一人。日本人で唯一のMicrosoftMVP for RemoteDesktopServicesでもある。
2015年10月22日ディラックは2日、台湾SilverStone製のリモートスイッチ「SSTES01-PCIe」の取り扱い開始を発表した。10月16日より発売する。価格はオープン。店頭予想価格(税別)は3,700円前後。2.4GHzワイヤレス技術を用いた電源 / リセットスイッチ。リモコンスイッチとPCI Express x1用レシーバーカードで構成されており、レシーバーをPCに組み込むことで、離れた場所や手の届きづらい場所にあるPCを手軽に起動できる。リモコンにはリセットスイッチも搭載。レシーバーカードはロープロファイルに対応。動作範囲は20m。動作周波数帯は2.4GHz。標準 / ロープロファイル用ブラケットなどが付属する。
2015年10月02日オーシャンブリッジは9月7日、同社のリモートコントロールツール「ISL Online(アイエスエル・オンライン)」で、ワンタイム接続と常駐接続を備えたリモートコントロールツールである「プライベートクラウドライセンス」の提供を開始した。同社によると、この機能の提供は日本初だという。ISL Onlineは、離れた場所のPC同士で画面共有を行う「ワンタイム接続」、遠隔地にあるサーバーや出先でiPhone/iPadなどから社内のPCに接続可能な「常駐接続」と「Web会議機能」を1ライセンスで利用できるリモートコントロールツール。セキュリティポリシーに合わせて、オンプレミスライセンス、プライベートクラウドライセンス、パブリッククラウドライセンスの3つのライセンスから選択できる。提供が始まったプライベートクラウドライセンスは、LinuxOSベースのISL Online中継サーバーがAWS上にセットアップされた状態のサービスで、企業のサーバー構築やサーバー管理が不要となっている。また、複数の企業で共用するマルチテナントと異なり、契約企業専用のシングルテナントでのサービスとなる。オンプレミスサーバー台数は、契約接続数に応じて追加し、さらに、サーバー台数に応じてインスタンスも追加するため、高い障害耐性を実現。これに加え、Active-Activeバックアップにより、接続サーバーが故障しても別のサーバーが自動で継続運用するとともに、一部サーバーに偏った負荷も全体で分散処し効率運用を実現した、冗長構成での提供となる。プログラムアップデートやセキュリティパッチなどの適用などは、その都度契約企業と相談の上で実施し、サービスが停止するほどのサーバー障害が発生した場合には、契約企業の了承のもと、遠隔での緊急メンテナンスを行う。ISL Online プライベートクラウドライセンスの税別年間価格は、同時接続数10で300万円、20で400万円、50で750万円、100で1,300万円、200で2,400万円、300で3,000万円、無制限では5,000万円となる。
2015年09月08日インターコムは31日、遠隔地からPCのメンテナンスやサポートが可能なリモートコントロールソフト「LAPLINK 14」を発表した。9月16日に発売し、価格(税別)はパッケージ版1ライセンスパックが9,800円、2ライセンスパックが15,800円、5ライセンスパックが39,500円。LAPLINK 14を使用することで、現地で行う作業と同等の作業を、自分のPCからリモートで実行可能。主な用途として、遠隔地にあるPCのトラブル解決や、顧客へ納品した製品やシステムの保守業務などを挙げている。今回のバージョンアップでWindows 10に正式対応し、相手先のPCがWindows 10を使用していても問題なくリモートコントロールできる。前バージョンでは有償提供だった保守サポートサービスが、1年間分無償で付与されようになった(最大5年間への拡張も可能)。保守サポートサービスでは、最新プログラムの提供や電話サポートサービスなどを提供する。セキュリティは256bit暗号化に対応。通信回線としては、LANや電話回線などを使う。プッシュインストールをサポートしており、ホストPCからLAN上にある複数のPCへと、プログラムを自動インストール可能。大量のPCを更新する手間を省き、作業を効率化する。「バックグラウンド機能」では、リモート先のPC画面に表示することなく、DOSコマンドの実行やファイル転送などが行える。リモートコントロール補助機能では、デスクトップペン、レーザーポインター、ホストPCマウスカーソルといった表示機能を搭載。また、ファイル転送が途中で切れても、中断箇所からデータ転送を再開することも可能だ。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。
2015年08月31日ソリトンシステムズは8月27日、リモートデスクトップサービス「Soliton SecureDesktopサービス」の提供を開始した。同サービスは、現在アプライアンスとして販売している「Soliton SecureDesktop」のクラウドサービス版で、社外のPCやスマートデバイスからクラウドを介して社内のPCを安全かつ快適にリモート操作することを可能にする。クラウドサービス版では、「少人数から始めたい」「運用管理に手間をかけたくない」「自社でサーバを管理したくない」といったニーズにこたえる。同サービスを利用するにあたっては、専用ソフトウェアを端末にインストールするだけでよく、すぐに利用を開始できる。また、アプライアンスでは別途用意が必要な電子証明書認証を、クラウドサービス版では標準で提供することでセキュリティを強化。同サービスはセキュアな在宅勤務やモバイルワーク環境を、サーバを持たず手軽にスタートしたい利用者に適している。そのほか、通信は端末間の画面転送のみに制限され、端末には一切ファイルやデータが残らない。一般的なVPNのようなネットワーク接続をしないことで、マルウェア感染のリスクも軽減する。サービス料金は、初期費用が3万円、月額費用が10ユーザー込みで1万円、10ユーザー追加で月額費用が1万円となっている(いずれも税別)。
2015年08月28日Avid Technologyは、同社Pro Toolsなどのオーディオおよびビデオソフトウェアを、iPadを使ってワイヤレスでリモートコントロール可能なアプリ「Pro Tools | Control」を公開した。価格は無料。同アプリは、マルチタッチ操作に最適化されたユーザーインタフェースにより、快適かつ高度なリモート環境を簡単に構築できるよう設計されている。iPadアプリによる直感的なセッションのレコーディングやミキシング、各種トラックセッティングなどを実現するMixer viewを搭載。また、Tracks viewでは同時に40トラックもの視認が迅速に行える。さらに、1タップで複数のキーストロークおよびショートカットを実行するカスタマイズ可能なボタンなども装備し、同社S3やArtist Mixのワークフローの強化・拡張にも適する。対応ソフトウェアは、Avid Pro Tools 12.1以降、Avid Pro Tools | HD 12.1以降、Avid Media Composer 8以降、Apple Logic Pro X、Steinberg Cubase 8、Steinberg Nuendo 6.5など。その他、EUCON(EuControl 3.3)に対応したソフトウェアをサポート。なお、5GhzのWi-Fiネットワーク利用が推奨されている。
2015年08月24日ソリトンシステムズは、Webに特化したリモートアクセスサービス「Soliton SecureBrowserサービス」の販売を7月31日より開始すると発表した。同サービスは、「社内へのリモートアクセス環境」、「クラウドアクセスのセキュリティ強化」、「端末からの情報漏洩の防止」の3つを提供する。社内へのリモートアクセスでは、VPN機能内蔵のセキュアブラウザ「Soliton SecureBrowser」を利用。セキュアブラウザアプリにログインするだけでリモートアクセスが開始され、リモート接続が完了すると指定のWebサイトがダイレクトに表示される。接続できるWebサイトはホワイトリスト方式を採用し、管理者指定のWebサービスのみが利用可能。また、標準機能として電子証明書による端末認証が利用できる。クラウドアクセスのセキュリティでは、電子証明書による端末認証により、不正端末からの接続をブロックし、クラウドシステム側の接続元IPアドレス制御機能により、リモートアクセスの経路の一本化を行うことができる。今後、アクセスコントロールサービス、シングルサインオンサービス等も提供予定だという。端末からの情報漏洩の防止では「Soliton SecureBrowser」の利用により、業務以外のサイト利用を制限し、セキュアブラウザのサンドボックス機能によりネットワークを経由して広がるマルウェア感染リスクを軽減する。さらに閲覧ファイルやデータのキャッシュは自動消去され、端末にデータは残らない。サービス料金は、クラウド プランが初期費用10万円、月額基本費用(100ユーザー込) が3万円。クラウド・イントラ プランは初期費用が30万円、月額基本費用(100ユーザー込) :5万円。
2015年07月31日キヤノンは7月8日、レンズ交換式デジタルカメラ「EOS」シリーズなどで使用できるリモートコントローラーアダプター「RA-E3」を発表した。発売は11月。キヤノンオンラインショップでの直販価格は4,500円(税別)。N3タイプではないリモコン端子を備えたカメラで、タイマーリモートコントローラー「TC-80N3」を使用するための変換アダプター。もともとは「EOS 60Da」でインターバルタイマー撮影などを行うための同梱品だったが、このたび単品販売されることになった。対応カメラは2010年以降に発売された、N3タイプではないリモコン端子を持つEOSデジタルカメラとなる。
2015年07月08日PreSonus Audio Electronicsは、同社DAWソフトウェア「Studio One 3 Professional」のiPad用リモート・コントロールアプリ「Studio One Remote」を発表した。価格は無料。同アプリでは、Studio One 3 Professionalに対する一般的なトランスポートやミキサーのコントロールのみならず、編集/エフェクト/オートメーション/イベント/インストゥルメント、そしてマクロ機能などの各コマンドの実行、パワフルなXYベクターパッドでエフェクトチェーンの制御なども行える。さらに、マクロコントロールにより、エフェクトチェーン内のプラグインの重要なパラメーターのほとんどに素早くアクセス可能。アサイン可能な8系統のノブ、8系統のボタン、2系統のXYベクターパッドを使用しての、個々のプラグインのコントロールにも対応する。なお、Studio One純正のネイティブエフェクトについては、あらかじめプログラムされており、サードパーティ製AU/VSTプラグイン・パラメーターはStudio OneのControl Link機能を使用して簡単にアサインできる。
2015年07月08日●SiegfriedをホストPCに導入する○独自の映像圧縮エンジンで高画質・高圧縮を実現手元にないPCをネットワーク経由で操作する「リモートデスクトップ」のニーズは高い。Windowsも標準でRDP(Remote Desktop Protocol)を実装しているが、低速なネットワーク環境での高速化はもちろん、さらなる応答性の向上など改善を求める声は少なくない。そのような要望を持つユーザーに試してほしいのが、個人や法人(営利/非営利)を問わずに使用できるフリーソフトウェアとして、2015年4月2日に正式リリースを迎えた「Siegfried(ジークフリード)」である。Siegfriedを開発したIchiGeki氏は、2012年4月からMicrosoft MVP for RemoteDesktopServicesを受賞し続け、iOSからWindowsを遠隔操作する「KeroRemote」などをリリースしてきた。使用した経験をお持ちの方ならご承知のとおり、いずれのアプリケーションも高い応答性を備えている。その背景にあるのは、On2 Technologies(現在はGoogleが買収済み)が開発したビデオコーデック「VP8」をベースに、独自開発した映像圧縮エンジン「KUGA」だ。KUGAは動き判定をもとに、内部でVP8と、これも独自開発のビデオコーデック「GBVC(GaeBolgVideoCodec)」を内部的に切り替えることで、高画質と高圧縮を実現。IchiGeki氏のブログを参照すると、2013年8月頃に1つの完成を迎えたKUGAは、その後もパラメーター調整など改善を重ねてきた(技術的な部分は割愛する)。○ホストPCとなるWindowsマシンにSiegfriedを導入それでは、Siegfriedの使い方から解説しよう。ダウンロードリンクに用意されているのはZIPファイルのため、任意のツールを使って展開すると、実行形式を含めた3つのファイルが現れる。この中の「siegfried.exe」を実行し、ドロップダウンリストから「ServerMode」(サーバーモード)か「ClientMode」(クライアントモード)を選択して、リモートデスクトップのサーバーとクライアントを起動する仕組みだ。なお、Windowsのサービスとして動作させる場合は、管理者として実行すれば選択可能になる。サーバーモードで起動する場合は、最大64文字のパスワード設定が可能だ。空欄のままサーバーを起動しても構わないが、セキュリティリスクが発生することは理解しておこう。初回起動時はWindowsファイアウォールによるブロック解除をうながされるので、必要に応じてネットワークプレースを取捨選択してブロックを解除すれば、サーバーの準備は完了。サーバーの稼働中は、デスクトップ画面右下の通知領域にアイコンが加わる。また、通知領域アイコンを右クリックすると現れるメニューからは、リモートデスクトップ描画のフレームレート変更や、ファイルの送受信を行う項目を設定できる。共有フォルダーを未作成の環境でも、ファイルのやり取りができるのは何気なく便利だ。●SiegfriedクライアントPCから、ホストPCをリモート操作○SiegfriedクライアントPCから、ホストPCをリモート操作続いて、クライアント側の準備に取りかかろう。ClientModeに変更すると、設定項目が大きく変化する。「IP」はサーバー側で使用するIPアドレスを入力し、「Port」はサーバー側で変更しない限りは初期値の「49900」で構わないだろう。「Control」はリモートデスクトップ接続時にキーボードやマウス操作を行うか否かの設定だが、サーバー側で有効にしないと動作しない。「VideoQuality」は描画画質を5段階から選択できるが、接続後も変更できるので、まずは変更せずに接続してみよう。下図は、Windows 8.1から別PCのWindows 8.1へ接続した状態だ。実行スループットが約17Mbpsの無線LANでも(「LAN Speed Test Lite」で測定)、十分実用レベルである。さすがに画像クオリティやフレームレートを上げるともたつく場面があったため、有線LAN(実行スループットは約700Mbps)を試したところ、こちらは各種設定を変更しても遅延するような場面は皆無だった。Siegfriedで興味深いのが、マルチディスプレイに標準対応している点だ。筆者はデスクトップPCに4台のディスプレイを接続して普段から使用しているが、クライアント側からリモート表示/操作するディスプレイを自由に選択できるのはありがたかった。また、すべてのディスプレイを表示する項目も用意している。下図はディスプレイを横/縦/縦/横を配置しているため"いびつ"な形だが、さまざまな用途で活用できそうだ。●iOSデバイスから、ホストPCをリモート操作○iOSデバイスから、ホストPCをリモート操作冒頭で述べたようにIchiGeki氏は、iOS用リモートデスクトップアプリケーションとして、KeroRemote以外にも「Orthros」をリリースしている。WindowsマシンでSiegfriedサーバーを起動しておくと、いずれのクライアントからも接続できる。今回はKeroRemoteをiPadにインストールして接続を試みたところ、拍子抜けするほど簡単にリモート操作が可能だった。スワイプ操作でソフトウェアキーボードや操作ボタンを呼び出せば各種の操作を実現できるが、アプリケーション内にヘルプなどが用意されていないため、各種コントロールの消し方に慣れるまで時間を要するのは少々残念だ。Siegfriedを使用する上で留意すべきは、Windows標準のリモートデスクトップ接続とは、接続方法が異なる点である。リモートデスクトップ接続はWindowsのセッションを利用しているため、サーバーがWindows 8.1などクライアントOSの場合、同時接続可能セッション数が制限されてロック状態となる。一方でSiegfriedは、デスクトップの映像や音声などを圧縮転送しているため、クライアント側の操作はそのままサーバー側に逐一反映する仕組みだ。そのためSiegfriedによるリモート接続時は、サーバー側の負荷も高まり、アプリケーションによっては応答性が低下する場合もあることを踏まえて使ってほしい。○「ルーター超え」のリモート接続も可能最後に外出先からSiegfriedの接続を確認してほしいと編集部から指示を受けたため、検証結果を報告しよう。SiegfriedはIPアドレスとTCPポートさえあれば接続できるため、ルーター側でNAT(Network Address Translation)設定を行えば簡単そうだが、今回は集合住宅向けISPからVPN経由でフレッツ光接続したルーターへ接続。その上でSiegfriedのリモート接続を行ったが、もちろん問題はない。試しにスマートフォンとノートPCをBluetoothでつなぎ、通信キャリアのネットワークでNAT設定を行ったルーター経由で接続したが、こちらもリモート接続の成功を確認している。もっともNAT設定はセキュリティリスクも発生するため、特に問題がなければVPN接続を用いることをおすすめしたい。なお、今回取り上げたSiegfriedは圧縮率に特化しており、パフォーマンスを優先するのであれば「Brynhildr(ブリュンヒルデ)」と試してほしいとIchiGeki氏は説明している。阿久津良和(Cactus)
2015年04月06日Microsoft MVP受賞者でフリープログラマーのIchiGeki氏が、Windows用リモートデスクトップソフト「Siegfried」(ジークフリード)の正式版となるバージョン「1.0.0」を公開した。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2012となっている。Siegfriedは、個人や法人、営利や非営利を問わず、無償で利用できるフリーソフトウェア。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニターなどに対応している。また、iOSからWindowsマシンを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ「KeroRemote」(同じくIchiGeki氏がリリースしているソフトウェア)からの接続もサポートしており、iPhoneやiPadからWindowsマシンをリモート操作できる。特徴としては、VP8をベースとした映像圧縮コーデック「KUGA」を実装していること。高画質と高圧縮を自動的に判断して切り替える。YUV444の色空間に対応しており、リモート環境でもほぼ無劣化の状態まで画質を高めることが可能だ。自動判定や色空間変換はアセンブラで開発され、同種のコーデックと比較しても処理が高速という。音声圧縮は、高音質で低レンテンシのCELTを採用している。
2015年04月02日3月18日、デジタルライフ推進協会(DLPA)は、リモート視聴についての説明会「リモートアクセスDay 2015」を開催した。DLPAは、デジタルコンテンツ使用の利便性を高める目的で2010年2月に設立された一般社団法人。録画したテレビ番組をDLNA機器を使用してホームネットワーク内で視聴するというスタイルは、当たり前のものになりつつある。その次の段階となるのが、リモートアクセスによる宅外での番組視聴だ。会場では、DLPAの代表理事でアイ・オー・データ機器の代表取締役でもある細野昭雄氏から、DLPAの活動についての説明が行われた。また、前回の「リモートアクセスDay」が開催されたのは2013年6月10日。それから約2年が経過しており、その間に起こった変化や今後目指す方向についての説明も行われた。DLPAでは、2013年1月に「リモートアクセスガイドライン1.0」を策定している。同ガイドラインは、NASに保存されている録画番組を宅外から視聴するための要件を定めたものだ。さらに、2014年8月には「リモートアクセスガイドライン2.0」を策定した。リモートアクセスガイドライン2.0では、これまでのNASからのリモート視聴だけでなく、レコーダーや録画機能付きテレビからのリモート視聴を可能にするための要件と、放送中の番組を外出先で視聴するための要件を定めている。リモートアクセスガイドライン2.0は、次世代放送技術フォーラム(NexTV-F)が策定した「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」にも準拠している。リモートアクセスガイドラインに対応した機器にはDLPAのロゴが付けられており、他メーカーの製品であっても相互接続が可能だ。細野氏はDLPAの今後の取り組みとして、パーソナルコンテンツをリモート視聴する方法の共通化と、リモート視聴の認証のシンプル化の2点を掲げた。なかでも後者に関しては、リモート視聴を行う場合、レコーダーとモバイル機器を3カ月に1回認証させる必要があり、これをシンプルな形で共通化できるようにしたいと語っている。そのための方法として、NFCによる認証をあげている。NFCの扱いに関しては、iOSとAndroid OSで差があるが、どちらの端末からでも同じ手順で利用できるように、共通化を目指すとしている。説明会の後半では、DLPA技術ワーキンググループ長でデジオン戦略企画部長の三上英一氏のデモと水道橋博士氏のトークを交えた、「デジタルライフトーク デモンストレーション」も行われた。
2015年03月19日モバイルワークやBYODなど柔軟な働き方を実現するうえで欠かせないリモートアクセス環境。前回は、リモートアクセス環境を整備するために、既存のネットワーク環境と標準ソフトを活用するアプローチを紹介した。今回は、それを効率的に実現できる「DesktopDirect」の特徴や機能を紹介する。○リモートデスクトップ接続をパワーアップして使いやすくDesktopDirectは、アレイ・ネットワークスが提供している社外から社内の個人PCにリモートデスクトップ接続を行うためのソリューションだ。リモートデスクトップ接続にはマイクロソフトのRDPを利用しており、Windows PCだけではなく、OS X、iOS、Androidといったさまざまなクライアントからアクセスすることが可能だ。リモートデスクトップ接続を使ったことのある方はご存知だろうが、一度接続を確立してしまえば、Windows PCを普段通りに使用している場合と、基本的には同じ操作を行うことができる。低速回線でも快適に利用できるように設計されており、業務文書の作成や業務アプリケーションの操作などはほとんどストレスを感じることなく作業を行うことができる。また、ホストとなるWindows PCの画面をクライアント側に転送する仕組みであるため、ホスト側のデータがクライアント側のストレージやキャッシュに保存されることがないなどセキュリティ面でのメリットもある。とはいえ、社外からアクセスできるようにするにはIPやTCPポートなどのネットワーク設定の変更が必要になる。そうした設定なしでは、社員個人が社内に置かれた自分のPCにアクセスすることは基本的にはできない。また、セキュリティ上の問題が発生することから、事前にVPNなどのセキュリティ設定や適切なアクセスコントロールなどを施す必要がある。例えば、標準のリモートデスクトップ接続では、クリップボードを使ったホストとクライアント間でのコピー&ペーストやファイルの転送なども可能だが、そうした機能の私用を許可してしまうと、情報漏洩のリスクを招きかねない。標準のリモートデスクトップ接続は、便利ではあるものの、セキュリティポリシーやガバナンスを保った状態で社外から利用するには課題が多い。アレイ・ネットワークスの代表取締役である岡本恭一氏は、「リモートアクセス環境を構築する際のさまざまな課題を解決し、ユーザが簡単に社内のPCをリモートから利用できるようにするのがDesktopDirectです」と話す。○「AGシリーズ」1台を設置するだけで導入完了実際に、ユーザが普段どのようにDesktopDirectを利用するのか、順を追って見ていこう。リモートアクセスを行いたいユーザはまず、Webブラウザを使って、アクセスする。この時アクセスするURLは、企業側が任意に指定するアドレスだ。例えば、remoteaccess.xxx.co.jpなど、企業サイトのサブドメインなどをリモートアクセス専用のアドレスに指定できる。この際の通信はhttps(SSL通信)による暗号化が必須となる。これにより、通信内容が途中で盗み取られることを防ぐ仕組みだ。指定のURLにアクセスすると、次のようなDesktopDirectのログイン画面が表示される。ここで入力するユーザ名とパスワードは、普段、Windows PCのログインに使っているユーザ名とパスワードと同じものを利用する。ユーザは普段のPCにログインするのと変わらない手順でアクセスすることができるわけだ。この認証が通ると、自分のPC名とアイコンが表示された画面が表示される。ここでアイコンをクリックすると、自動的にリモートデスクトップ接続が呼び出され、接続が確立する。接続されれば、普段のPCと同じように仕事を進めることができる。なお、Wake On LANに対応しているので、スリープ状態になっているPCを社外から起動して接続することも可能だ。このように、ユーザはわずか3ステップで、社外のPCから、会社のPCにリモートデスクトップ接続ができるようになるのだ。これならユーザの操作教育などは最小限で済むことだろう。ユーザ認証用の新たなパスワードの設定や、USBキーなど特別な機器を用意する必要もない。導入したその日から運用を開始することができる。さらに注目すべき点は、ソリューション導入が非常にシンプルなことだ。導入は、アレイ・ネットワークスが提供するセキュア・アクセス・ゲートウェイ「Array AGシリーズ」1台を設置するだけで済む。AGシリーズ 1台に、Webブラウザでアクセスするためのポータル機能、通信を秘匿化し安全に社外と社内をつなぐSSL-VPN機能、社内のPCをつなぐためのIPやポートの設定機能、リモートデスクトップ接続の機能制限などが一括で含まれている。管理者は、VPNを構築したり、アクセスコントロールのために特別なソフトを導入したりといった手間がない。既存のインフラやセキュリティポリシーをそのまま生かした導入と運用が可能なのだ。○独自の端末識別の仕組みと、既存の認証基盤との連携どのようにして、こうした簡単な仕組みを構築しているのか、もう少し踏み込んで見てみよう。気になった方も多いと思うが、先ほどの3ステップを実現するのは実は簡単ではない。例えば、ユーザ名とパスワードの組み合わせが1つだけでは、漏洩の危険も大きく、なりすましに対応できなくなる懸念もある。そのため、二段階認証を導入したり、不正なアクセスを検知するようなソリューションを別途組み合わせたり、さらに、利便性を損なわないようにシングルサインオンの仕組みなどを導入したりする。結果として、コスト増につながることも少なくない。この点、DesktopDirectでは、Active Directoryなどの認証基盤と連携することができるようになっており、これによりWindowsのユーザ名とパスワードを使ったシングルサインオンが可能だ。また、不正な認証を検知するアクセスコントロールについても、「ハードウェアID」と呼ばれる認証情報を自動的に生成し、それをチェックすることで、不正なアクセスを検知することができるようになっている。岡本氏によると、ハードウェアIDとは、ユーザ名やOS、PC固有の情報などから生成される端末識別情報のことだ。「ハードウェアIDを利用すると、状況に応じてアクセスを動的に管理することもできます。例えば、正しいユーザであっても、ウイルス対策ソフトが最新のものでなかった場合は、アクセスを遮断したり、状況に応じて利用可能なリソースを割り当てたりといった運用が可能」(同氏)という。また、標準のリモートデスクトップ接続が提供している機能の制限も細かく設定できる。例えば、クリップボードを経由したコピー&ペーストやファイルの転送、ローカルプリンタを使った印刷といったような、情報漏洩につながるような機能を禁止することができる。「データをローカルに一切保存させないシンクライアントのような運用が可能」になるのだ。実際、こうしたセキュリティ面を評価して、持ち出し用のモバイルPCをシンクライアントのように利用したりする医療機関やメーカーは多いという。社内PCへのアクセスのため、OSやソフトウェアのライセンス数が増えないというメリットもある。「リモートデスクトップ接続は歴史がありなじみのあるソフトだけに、機能やメリットが見過ごされがちです。リモートワークが当たり前になった今だからこそ、再評価すべきです。DesktopDirectを利用することで、これまでの投資を保護しつつ、効果的なリモートアクセス環境を構築してほしい」(岡本氏)***DesktopDirectが真の価値を発揮するのは、タブレットやスマートフォンといったモバイル端末からアクセスされたときだ。次回は、それを実現するアプリケーションである「MotionPro」を紹介しよう。
2015年02月05日BIGLOBEは2月4日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」において、リモートデスクトップ接続(RDS)でMicrosoft Office Standardが利用できるサーバを同日より提供開始した。本サーバは、Microsoft Office StandardとWindows Server RDSのライセンスサーバをセットアップしたもの。リモート接続するユーザ数に応じて必要となるライセンスを購入することで、複数の端末(パソコンやタブレットなど)から、本サーバ上のMicrosoft Office Standardを利用できる。月額利用料金は、Windows Server 2012 R2 Office Standardサーバが16,800円(税別)、Microsoft Office Standard & RDSライセンスが2,400円/1ライセンスあたり。また同社は、BIGLOBEクラウドホスティングとは別のデータセンター上に自動バックアップができるサービス「Dropmysite」を、クラウドアプリストアにて提供開始する。10GBあたり月額250円(税別)で、申し込み即日から利用可能。
2015年02月04日米Googleは1月12日(現地時間)、「Chromeリモートデスクトップ」のiOS用アプリをリリースした。iOSデバイスからインターネット経由でパソコン(Windows、Mac)にアクセスし、パソコンの遠隔操作を行える。動作要件はiOS 7.0以上。App Storeから無料で入手できる。ChromeリモートデスクトップはパソコンにChromeブラウザとChrome用拡張機能(Chromeリモートデスクトップ)を追加するだけで、Googleアカウントを用いたリモートアクセス環境を簡単に構築できる。自分のPCを遠隔操作する「マイパソコン」と、リモートデスクトップ・ユーザー同士で画面を共有する「リモートサポート」の2つの機能があるが、モバイルデバイスからPCへのアクセスで使用できるのはマイパソコンのみになる。Googleは昨年4月にAndroid用のChromeリモートデスクトップ・アプリの提供を開始しており、現在ChromeリモートデスクトップはWindows(Windows XP以上、Windows Server 2003以上)、Mac、Linux (ベータ版)、Android (Android 4.0以上)、iOS (iOS 7.0以上)などで使用できる。
2015年01月13日ナイキジャパンは12月24日、世界で戦える若きフットボールプレーヤーを探す世界規模のスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」のキックオフセレクションを、埼玉県さいたま市で開催した。同セレクション開催に伴い、浦和レッズの李忠成選手が特別スカウトに"就任"。参加した約40人の才能あふれる選手たちを選考した。同プロジェクトは、プロチームに所属していない才能ある世界中のフットボーラーを一堂に会し、「プロになりたい」という夢を実現させるための機会を提供するというもの。特に優れた選手は、2015年4月にイングランドで開催される「NIKE MOST WANTED グローバルファイナル」の場において、フットボール界トップのエリートコーチや指導者たちの前で自分のスキルを見せることが可能になる。2010年以降、同プロジェクト(昨年までは「NIKE CHANCE」として実施)によってプロ契約に至った選手は20名を超えており、オーストラリア代表のトム・ロジック選手(セルティックFC)らも"卒業生"だという。「NIKE MOST WANTED グローバルファイナル」を目指し、日本では、3回の「NIKE MOST WANTED ジャパンセレクション」(1次選考)と、「NIKE MOST WANTED ジャパン ファイナル」(2次選考)が行われる予定となっている。その栄えあるプロジェクトのスカウト役に抜擢(ばってき)された李選手は、この日の参加者の中から東海大学付属高輪台高校の渡邊夢大選手を、「NIKE MOST WANTED ジャパン ファイナル」への進出者に推薦。同選手を含め、この日は5人が「NIKE MOST WANTED ジャパン ファイナル」への進出を決定させた。李選手は、「ボールをしっかり蹴られること、止められること」「守備も攻撃も献身的なこと」「スピード感があること」などを重視したとコメント。その上で、「選ばれた渡邊くんは、攻守にわたって献身的に動いていた。躍動感、スピード感があったし、ボールを奪うときにもスピードを持ってアタックしていた」と高く評価した。「NIKE MOST WANTED ジャパンセレクション」は今後も行われるため、まだ日本の名もなき名選手が夢をつかむチャンスは残されている。李選手は「日本人は外国人を過大評価する傾向にある。(外国の選手を)対等に見て、『自分が相手を食ってやる気持ち』で挑戦してほしい。自分のためのセレクションという気持ちで臨めばいい結果が出るのではないか」と、若きフットボーラーにエールを送った。なお、2015年1月25日に埼玉県のレッズランドにて、2月8日に大阪府のJ-GREEN堺にて残りの「NIKE MOST WANTED ジャパンセレクション」が開催される。前者は1月23日まで、後者は2月6日までエントリーが可能となっている。参加資格などの詳細の問い合わせは、「NIKE FOOTBALL 運営事務局」にて受け付けている。
2014年12月25日プラネックスは、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」へスマートフォンなどから簡単にリモートアクセスできるソフトウェアプラットフォーム「Cloud Pi」を発表した。同製品は、クラウドを利用したトンネルシステムを「Raspberry Pi」向けに提供するソフトウェアプラットフォームで、外出先からローカルエリアネットワーク内の「Raspberry Pi」に、スマートフォンやPCなどから簡単にリモートアクセスすることができる。このプラットフォームに採用されているトンネルシステムは、同社のネットワークカメラ「スマカメ」に実装され、すでに商用利用されているという。また、IoTスタートアップキットとして「Cloud Pi」に対応する「Raspberry Pi」向けセンサモジュールをスイッチサイエンスが開発・販売する。プラネックスも自作ユーザー向けに「PLANEX標準回路」の回路図を無償でWebサイトにて公開するなど、「Cloud Pi」を皮切りにIoT関連事業およびメイカーズとの協業を推進していくとしている。なお、価格は3600円(税抜き)。AmazonやスイッチサイエンスECサイトなどから12月26日より発売する。ライセンス認証用のIDが記載されたカードとソフトウェアで構成されており、ソフトウェアはIDを登録した後、1年間有効となっている。
2014年12月24日プログラマーのIchiGeki氏は26日、iPadやiPhoneなどからWindows PCをリモート操作できるアプリ「KeroRemote Free」を公開した。同日よりアップストアで提供が開始されている。iOSからWindows PCを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ。「KeroRemote」の無料版で、広告が表示されるほか、ソフトウェアキーボードの利用不可、画質・音質・音声キャッシュの設定変更不可といった制限がある。Windows PCで「Brynhildr」もしくは「Siegfried」が起動していれば、遠隔操作が可能となる。これらのソフトも無料でダウンロード可能。KeroRemote Freeの対応OSはiOS 4.3以降。IchiGeki氏は、世界で約5,000名のMicrosoftMVP受賞者の一人。日本人で唯一のMicrosoftMVP for RemoteDesktopServicesでもある。Brynhildr、Siegfriedも同氏が開発したアプリだ。
2014年09月26日SCSKは3月25日、米Splashtop社の高速リモートデスクトップソリューション「SplashtopEnterprise」を3月より販売開始すると発表した。「Splashtop」シリーズは、スマートデバイス向けリモートデスクトップ製品で、Splashtop社が開発したプロトコルを利用することにより、セキュアに、またWi-Fi回線での使用時にも高速にスマートフォンやタブレットから自席にあるパソコンを操作することができる。「SplashtopEnterprise」は、「Splashtop」シリーズの中でエンタープライズ向けとして管理機能を充実させたオンプレミスバージョンとなる。リモートホストパソコンの画面情報を直接取得してリモートクライアント端末へ転送。画面情報の転送には、Splashtop社が開発したプロトコル技術により、Windows APIを使うプロトコルと比べ、OSのオーバーヘッドを少なくすることで伝送遅延を抑制している。リモートホストとリモートクライアント間の通信は、HTTPSプロトコルを利用しているため、すでにHTTPS通信を許可している企業においては、ファイアウォールの設定変更を伴うことなく利用を開始することが可能。端末側の対応OSは、iOS 5.0以上、Android 3.1 以上。なお、「Splashtop Enterprise」は、アカウント管理、デバイス管理のほか、セキュリティポリシー作成、ロギング機能、1台のPCを複数人で利用可能にするグルーピング機能、リモートクライアント端末からシャットダウンしているPCを起動することができるWake On LAN機能を標準実装している。SCSKでは、「Splashtop Enterprise」に必要なソフトウェア「SplashtopCenter」をプレインストールしたサーバーマシン、およびサブスクリプションライセンスを提供する。価格は、「Splashtop Enterprise」サーバ(25ユーザー含む)が125万円(税別)、年間サブスクリプション(25ユーザー)が45万円(税別)、追加サブスクリプション(25ユーザー)が9万円(税別)となっている。
2014年03月25日次世代声優発掘を目的にオーディション深田恭子や綾瀬はるかなど、多数の俳優・人気タレントを輩出する「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決勝大会が、10日、今年も都内で行われ、応募者12745人のなかから、17歳の高校生・田所あずささんがグランプリを獲得した。今回のオーディションは、次世代声優発掘を目的に開催されたそうで、今の声優に不可欠な“萌え”度の高さ、“萌え”感情を引き起こさせる抜群のほっとけなさが評価されての受賞となったという。普段からちょっと天然?!助けたくなる魅力オーディションの合宿でも、下着を忘れてお風呂に行ってしまったりしたそうで、まさに天然ともいえる性格。さらにちょっとおどおどとした感じが、まわりに助けたいという感情を起こさせるところが特有の魅力と審査員は評価したという。まさに現代ならではのグランプリ。今後、役を得るために声優の各種オーディションを受けるなど、一歩ずつプロへの階段を歩んでいくそうだ。本人は、たくさんのキャラを演じられるような声優に、そして演技、舞台、歌でも活躍できるようになりたいと考えているという。栄冠を手にした新星の彼女、今後の活躍に期待したい。元の記事を読む
2011年10月12日