セイコーエプソンは2月18日、1.2Vで動作する低消費電力16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン「S1C17W00」シリーズに小型パッケージの「S1C17W03/04」2品種を追加したと発表した。同シリーズは消費電力が特徴で、小型・小容量のコイン型電池などで駆動する携帯電子機器への組み込みに最適な製品であり、幅広いセンサへの対応も可能である。また、従来はデジタルウォッチやプライスタグ(電子棚札)などを主要ターゲットとし、その表示用途のために液晶ドライバ回路を内蔵していた。しかし近年では、産業分野や住宅設備に使われるガス警報機、人感センサ、電子鍵などのセンサ端末や、スマートフォンとの連携を前提としたウェアラブル機器向けに、表示機能を持たないシンプルで小型化された低消費電力マイコンのニーズが高まってきている。そこで今回、表示機能を割愛することで、従来品に比べ、表面積を削減した小型パッケージ品を同シリーズに追加した。具体的には、電源電圧1.2V~3.6Vの広範囲駆動で、ボタン型の酸化銀電池からリチウムイオンコイン電池まで、多種多様な電池に対応できるだけでなく、独自の低リークプロセスと電源回路技術により、待機時消費電流を電圧に関わりなく0.15μAに抑えている。さらに、12ビットA/D変換器と温湿度計測に最適化されたR/F変換器やUART、SPI、I2Cの各種シリアルインタフェースを内蔵しており、さまざまなセンサとの接続が可能であるため、センサノードコントローラとして幅広い分野に応用することができる。なお、パッケージは「S1C17W03」が32ピンSQFN5。また、パッケージだけでなくベアチップでの出荷も可能となっている。サンプル価格は「S1C17W03」が160円(税抜き)。両品種とも月産20万個を予定している。
2015年02月19日コレガは9日、ギガビット接続対応のスイッチングハブ「CG-SW05GTXU」を発表した。USB端子からの給電に対応している。2月上旬より直販サイト「コレガダイレクトショッピング」で限定発売する。直販サイトにおける価格は1,980円(税込)。CG-SW05GTXUは、全ポートすべてがギガビットイーサネット(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)に対応している。また、従来製品「CO-BSW05GTX」との容積比で約66.6%小型化、重量比で約44.5%軽量化を実現。また、未使用ポートへの電気出力を制限する「パワーコントロール機能」、接続したケーブルの長さを自動で感知して電気出力を制限する「ケーブル長感知パワーセーブ機能」などの省エネ機能を備えている。本体の大きさはW122×D76×H27mm。重さは255g。
2015年02月10日トルコ・リラが足元で再び軟調となり、特に対米ドルでは史上最安値を更新する展開となっています。その主な背景として、同国で利下げが見込まれていることに加え、利下げを求める政治的圧力の高まりなどを背景に、中央銀行への信認が揺らぐとの懸念が拡がっていることが考えられます。トルコ中央銀行総裁は1月27日、2月の金融政策委員会を20日前倒しすると発表し、緊急利下げを行なう可能性を示唆しました。すると市場では、1月の利下げ(8.25%→7.75%)が不十分だとして、さらなる引き下げを要求したエルドアン大統領などからの圧力に屈したとの見方が拡がり、リラが売られました。緊急利下げの条件として、2月3日発表の1月の消費者物価指数の伸び率鈍化が挙げられていましたが、鈍化が十分でなかったことから、緊急利下げはもとより、金融政策委員会の前倒しも見送られました。しかし、そうした事態を受け、大統領が中央銀行に対して改めて不満を表明すると、リラが下げ足を速める結果となりました。前年に物価水準が大きく上昇した一方、足元では原油安となっていることなどもあり、物価の伸びは今後も鈍化し、年央までには目標水準の5%に近づくとの見方を中央銀行は示しています。こうしたことなどから、24日の金融政策委員会では利下げが予想されます。ただし、リラ安が進めば、原油安の恩恵が帳消しとなる可能性もあることなどから、物価を持続的に落ち着かせるためには、慎重な金融政策が不可欠と考えられます。しかし、6月に総選挙を控え、大統領や政府から利下げを求める圧力が高まると見込まれ、中央銀行の信認や独立性が揺らげば、リラに影響することも考えられます。なお、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和が始まれば、市場心理の改善につながる可能性があり、トルコの経常赤字の縮小とともに、リラ高要因になると期待される一方、今年の半ば頃と予想されている米国の利上げ開始は、米ドル高要因となる可能性があります。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年2月5日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年02月06日ネットギアジャパンは2月2日、VLAN、QoS機能を標準装備した、タップ型のギガビット8ポート クリックスイッチ 「GSS108E」と、ギガビット16ポート クリックスイッチ「GSS116E」を、2月9日より販売開始すると発表した。価格は「GSS108E」が16,200円、「GSS116E」が25,920円。ネットギアのクリックスイッチは、アンマネージプラス・スイッチに、柔軟な設置手段を追加した、タップ型のLANスイッチ製品。クリックスイッチ・シリーズは、VLAN、QoS、ポートミラーリング、ループ検知、ブロードキャスト制御、リンクアグリゲーション(リンクアグリゲーションはGSS116Eのみ対応)など、多くのオフィスネットワーク環境で最も利用される機能を追加している。また、クリックスイッチ・シリーズには、簡単な設定ユーティリティが用意されている。「GSS108E」、「GSS116E」は、ProSAFE Plusユーティリティを使用して、VLAN、QoS、ポートミラーリングなどの設定を行うことができ、さらに、IPアドレスの設定も行うことができるので、管理機能を持たないスイッチと置き換えることで死活監視を行える。そのほか、「GSS108E」には、USBポート2つ装備しており、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器の充電を行うことができる。
2015年02月03日STMicroelectronicsは1月30日、ARM Cortex-M0コアを搭載した32ビットマイコン「STM32F0」バリューラインに、USB接続機能と大容量フラッシュメモリのオプションを備えた6品種を追加したと発表した。同製品群が加わることで、8/16ビットマイコンを使用したアプリケーションのニーズに対応する32ビットマイコンの選択肢が拡張される。これにより、Cortex-Mコアベースの同じマイコンアーキテクチャを幅広いニーズに対して柔軟に使用できるため、製品開発の期間短縮ならびに効率化につながる。また、さまざまなARM Cortex-Mコアを搭載した600品種以上で構成される豊富な製品ポートフォリオと、充実した開発サポートへのアクセスが可能になる。6品種のうち「STM32F030CC/RC」は、256KBのフラッシュメモリを搭載しており、48/64ピンLQFPパッケージで提供される。さらに、6品種のうち4品種には、バッテリ充電検出機能(Battery Charger Detection v1.2)およびLink Power Managementに準拠したUSB 2.0 Full Speedインタフェースが搭載されており、電力効率の最適化とバッテリ寿命の長期化を実現する。また、6品種は、内蔵のセーフティ機能、高精度の内部発振器、複数のクロック源、およびストップ/スタンバイからの定期的なウェークアップおよびアラーム機能を備えたカレンダーリアルタイム・クロック(RTC)といったペリフェラルの活用が可能になる。そして、5チャネルのDMAコントローラや内蔵ボルテージレギュレータ、変換速度1.0μsの12ビットA/Dコンバータ(ADC)の他、シリアル通信インタフェース(I2C:2個、USART:6個、SPI:2個)なども搭載している。なお、32KBのフラッシュメモリを搭載し、USB対応の「STM32F070F6P6」はTSSOP20パッケージで提供され、参考サンプル価格は約0.57ドルとなっている。6品種は、現在サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産が開始される予定。
2015年02月02日ルネサス エレクトロニクスは1月26日、32ビットマイコン「RXファミリ」のフラグシップ製品で、CPU動作周波数が240MHzの「RX700シリーズ」の第1弾製品として、最大4MBのフラッシュメモリを内蔵した「RX71Mグループ」を発表した。同製品は、CPUの動作周波数を従来の2倍となる240MHzに向上させている他、パッケージの端子数は100~177ピン、内蔵フラッシュメモリサイズは2~4MBの計112品種がラインナップされており、IoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)化の進む産業機器のスケーラブルなプラットフォーム展開に最適なマイコンを同一アーキテクチャ、互換性を持つ「RXファミリ」から選択可能となり開発期間・開発費の削減に貢献する。また、産業機器のIoT化に伴う通信インタフェースの多様化、高機能化と、それに伴う開発のグローバル化により重要度の高まる開発段階からのコードデータ秘匿性の確保と不正コピー防止機能を拡充した。従来は内蔵フラッシュメモリに格納したコードを外部からの読み出しから保護する機能があり、開発完了後のコードを漏洩から保護することが可能だった。これに対し、同製品では、開発段階においても、重要なアルゴリズムを漏洩や不正コピーから保護する独自のTrusted Memory機能を搭載。内蔵フラッシュメモリなど、マイコン内部からも一部特定領域にあるコードの読み出し(コピー)を不可能とし、命令実行のみを可能とする。同機能により、海外開発拠点や他社との共同開発においてもコア技術となるソフトウェアを開示することなく開発が可能となる。さらに、最先端40nmフラッシュプロセスを用いた120MHz動作可能な高速フラッシュメモリと独自のキャッシュベースのメモリ制御技術であるAdvanced Fetch Unit(AFU)搭載により、240MHz動作時のノーウェイトアクセス相当の動作を可能とし、キャッシュミス時もわずか1サイクルのペナルティによりフラッシュメモリのみで高いリアルタイム性能を確保する。また、内蔵メモリはクラス最大の4MBのフラッシュメモリと、512KBのパリティチェック可能なユーザRAM、32KBの1bitエラー訂正2bit検知可能なECCRAMを内蔵しており、外部の高速SRAMを削減することが可能となる。そして、「RX71M」では、これら内蔵メモリを無駄なく有効活用することができ、最大45%のBOMコスト低減が図れる。なお、サンプル出荷がすでに開始されており、量産は2015年6月より開始する。その後、2016年5月には月産50万個体制の構築を計画している。
2015年01月26日ビット・トレード・ワンは19日、プロダクトブランド「ビットフェローズ」から、Nキーロールオーバーに対応したゲーミングキーボード「BFKB109UP1」を発表した。2015年1月23日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は4,780円前後。BFKB109UP1は、キースライダーにブランジャー構造のアクチュエータを搭載。斜めからキーが押されてもブレず、垂直に押下できる。各キーには、段差と傾斜の違いを持たせたシリンドリカルステップスカルプチャー方式を採用しており、ホームポジションからの移動が少ない打鍵や、キーボードの段を誤らない位置把握をサポートする。インタフェースをUSB 1.1(フルスピードモード)とすることで、複数キーの同時押しを実現する「フルNキーロールオーバー」に対応した。また、Windowsキーを無効化する「WINキーロック」機能を備えている。そのほか主な仕様は、キーレイアウトが日本語109キー(かな表示なし)、キースイッチがメンブレン式、ストロークが3.8mm±0.4mm、押下特性が60g±20g。本体サイズはW448×D148×H34mm(スタンド使用時はH43mm、キートップ含む高さはH38mm)、重量は約1,170g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8。
2014年12月21日STMicroelectronicsは12月16日、ARM Cortex-M4を搭載し、最高動作周波数180MHzで動作する32ビットマイコン「STM32F446」を発表した。同製品は、強化された処理性能、256/512KBのコンパクトな内蔵フラッシュメモリ、128KBのRAM、メモリ拡張インタフェース、および強化された通信インタフェースを組み合わせており、新たな選択肢を提供する。具体的には、浮動小数点ユニットとDSP機能を持つARM Cortex-M4コアは、独自のフラッシュアクセラレータであるART Accelerator、スマートアーキテクチャおよび先進的な90nmフラッシュメモリ技術の活用により進化した。その結果、内蔵フラッシュメモリから180MHzで実行した場合、225DMIPSおよび608CoreMarkというARM Cortex-M4コア搭載デバイスの中で最高の性能を実現している。さらに、先進的なペリフェラルと、複数のインタフェースで効率的な同時通信をサポートする機能により、産業機器、医療機器およびIoT(Internet of Things)向けアプリケーションのスマート化やインタラクティブ化を加速させる。ペリフェラルには、カメラインタフェース、7個のI2Sオーディオインタフェース、CEC(Consumer Electronics Controller)、S/PDIFデジタルオーディオ接続、ディスプレイパラレルインタフェースなどが含まれている。そして、専用電源を持つUSBインタフェースは、コア全体の電源範囲が最小電圧1.7Vに低下しても連続動作が可能となっている。また、フレキシブルメモリコントローラ(FMC)とデュアルクアッドSPI(QSPI)インタフェースを搭載しており、外付けメモリを使用したシームレスなシステム拡張が可能。90MHzで動作するFMCは、内蔵コントローラにより、外付けのSRAM、SDRAM、NOR/NANDフラッシュメモリ、もしくはLCDの制御を簡略化するとともに、性能向上に向けたメモリリマッピングモードに対応する。デュアルQSPIは、FMCから独立して動作し、最大2個の外付けNORフラッシュメモリ(SPI)へのSDRまたはDDRでの直接接続、メモリマップ接続を可能にする。加えて、電圧をダイナミックにスケーリングする先進的な90nmプロセス技術から、広範なクロックゲーティングおよびSRAMを全て保持したままSTOPモードでの消費電流を50μAまで低減する柔軟な低電力モードなど、独自の低消費電力機能を搭載しており、消費電力が重要視される機器に適している。この他、「STM32F446」を使用することにより、広範な「STM32」開発エコシステム、ピン配置、ソフトウェア互換性を持つ600品種以上の「STM32」マイコンにアクセスすることができる。開発エコシステムは、使用しやすいオープンソフトウェアプラットフォーム「STM32Cube」、拡張可能な開発ボード「STM32 Nucleo」、評価ボード「STM32 Discovery」で構成され、IAR EWARM、Keil MDK-ARM、GCCベースのIDEなど、一般的な統合開発環境で利用可能となっている。なお、パッケージは、3.728mm×3.85mmサイズのWLCSP81から20mm角のLQFP144まで用意されている。現在、サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定。サンプル価格は、内蔵フラッシュメモリが256KB、SRAMが128KB、パッケージがLQFP64の「STM32F446RC」で約3.75ドルとなっている。
2014年12月18日STMicroelectronicsは12月12日、ARM Cortex-M0を搭載し、自由度の高いシステム構築を実現する32ビットマイコン「STM32F091」を発表した。同製品は、オーディオや3相電力メータなどの広範なアプリケーションにおいて、システム構成の自由度を向上させる最大8個のUSARTと大容量メモリを搭載し、コスト要求の厳しいアプリケーションにおけるリソースの制約に対応する。具体的には、Javaスタックの実装に十分な最大256KBのフラッシュメモリと32KBのSRAMを内蔵しており、従来はハイエンドのマイコンを実装した大型で高価なシステムでしか対応していなかったJavaプラットフォームベースの開発が、より小型・低コストのアプリケーション開発でも実現可能になる。さらに、低コストの48ピンパッケージも含め、全品種に6個以上のUSARTが搭載されている。このうち、3個はスマートカード、LIN、IrDA、Modbusの各モードに対応している。加えて、柔軟な電源アーキテクチャを持ち、12ビットA/Dコンバータ(ADC)や2チャネルの12ビットD/Aコンバータ(DAC)といったアナログ回路を最大3.6Vで動作させる一方、デジタル回路は内蔵レギュレータを使用して低電圧で動作させるため消費電力が最小限に抑えられる。また、I/Oを独立電源にできるため、レベルシフタを使用せずにアプリケーションプロセッサの低電圧コンパニオンチップに直接接続することが可能である。この他、CAN 2.0A/Bのサポート、内蔵タッチセンサコントローラや、リアルタイム制御を実現するSysTickタイマ、および時計・カレンダ機能に使用可能なリアルタイムクロックなど、コンシューマ機器から産業用機器まで広範なアプリケーションに対応する機能を集積している。なお、同製品は48/64/100ピンの各種パッケージで提供される。サンプル価格は、128KBのフラッシュメモリ、48ピンLQFPパッケージを採用した製品で約1.59ドル。
2014年12月15日ルネサス エレクトロニクスは12月1日、ヘルスケア機器、家電製品、産業機器向けに高い耐ノイズ性と高感度を両立させたタッチセンサIPを搭載する32ビットマイコン「RX113グループ」を発表した。近年、ヘルスケア機器、家電製品、産業機器の操作部では、耐久性・デザイン性向上のため、機械式ボタンに代わりタッチキーの採用が増えてきている。また、さまざまな環境下において使用するため、さらなる操作性・機能性向上に向けて高いノイズ耐性や高感度を有するタッチキーシステムが求められている。例えば、汗をかいた状態で操作するウェアラブルなヘルスケア機器や、水回りで使用されるIHクッキングヒータなどの家電製品では、水滴が付着した場合でも誤検知なく動作することが求められている。加えて、これらの用途では、デザイン性向上のため、操作部表面のアクリルパネルを曲面にするニーズがある。一方、工場内で使用される産業機器では、手袋をしたまま操作するといったニーズも増えてきている。同製品に搭載される静電容量式タッチセンサIPでは、自己容量方式と相互容量方式の2種類の検知方式をサポートしている。自己容量方式は従来品の「R8C/3xT」に採用されたIPよりも耐ノイズ性と感度を大幅に改善した。また、相互容量方式は、手袋を装着したままでの操作や、水滴が付着していても誤検知しにくいユーザーインタフェースを実現できる。さらに、タッチキー開発用ワークベンチはGUI操作に対応する。システムに合わせたソースコードの生成や感度調整の自動化に対応しており開発期間を大幅に短縮できる。そして、厚さ10mmを超えるアクリルパネルにも対応し、曲面パネルなどフレキシブルなデザインを実現できる。しかも、感度は「R8C/3xT」に比べ約5倍改善しており、デザイン性と高感度なユーザーインタフェースを両立できるという。加えて、32ビットマイコンでは業界トップクラスの低消費電流を実現。動作時の消費電流は0.1mA/MHz(typ.)、低消費電力モード時(RAM保持あり、LCD消灯)ではわずか0.44uA、LCD点灯時でも1.6μA(内部昇圧方式、1/3バイアス)を達成している。また、高性能32ビットCISC CPU「RXv1(32MHz)」、最大512KBのフラッシュメモリ、64KBのSRAM、セグメントタイプのLCDコントローラ/ドライバ(8コモン×40セグメント(100ピン版))、USBインタフェース(Full/Low Speed対応)、8チャネルのシリアルインタフェース、1チャネルのリモコン受信用IrDA、17チャネルの12ビットA/Dコンバータ(ADC)、2チャネルの12ビットD/Aコンバータ(DAC)、および相互容量方式時で最大36チャネルの入力に対応するタッチキーセンサなどを搭載する他、家電機器やヘルスケア機器の表示・システム制御、キー入力や外部との通信を1チップで実現できる。なお、同グループはパッケージの端子数が64~100ピン、内蔵フラッシュメモリサイズが128~512KBで合計12品種がラインアップされている。2015年2月より量産を開始し、2016年1月には月産100万個体制にする計画としている。
2014年12月01日ビットキャッシュは27日、インコム・ジャパンのPOSA技術を活用した自分で購入金額が選べる電子マネー「ビットキャッシュカードST、EX」を、全国のセブン-イレブンにて発売した。同カードは、オンラインゲーム、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画や音楽のダウンロードといったWebサービスにおいて、プリペイド形式で決済ができる電子マネー。従来はカード額面での購入のみ可能だったが、購入金額をユーザーが決定できる新しい仕組みを活用した「バリアブル」カードとして、セブン-イレブンにて先行発売する。購入方法は、店頭でビットキャッシュカードをレジまで持参し、店員に希望金額を伝える。その後、レジタッチパネルに表示される希望金額に間違いがなければ、確認ボタンをクリックして料金を支払う。チャージ金額は1,500円~5万円まで。バリアブルカードを導入することで、小額を希望する新規ユーザーから経験豊富なユーザーまで、1枚のカードでの対応が可能となったという。使用方法はこれまでのビットキャッシュと同様で、ビットキャッシュ加盟店のWebサイトの商品・サービス購入画面にて、カード裏面に記載されている「ひらがなID」を入力して、購入代金の支払いに利用する。
2014年11月27日ビットコイン取引所「Kraken(クラケン)」を運営する米ペイワードの日本法人Payward Japanは26日、2014年2月に経営破綻したMTGOX(マウントゴックス)の破産手続きを支援すると発表した。同社は26日に、東京地方裁判所の許可を得て、MTGOX破産管財人の小林信明弁護士と破産手続きの支援等に関する契約を締結した。これにより、同社(グループを含む)はMTGOXの支援企業に就任し、同社の破産手続きにおいて、破産財団および破産債権者のために、「紛失盗難した可能性があるとされるビットコインの調査への協力」「債権届出・調査システムの構築への協力」「ビットコインまたは現金による配当への協力」「ビットコインの換価が必要な場合の換価の協力等の支援」を実施する。なお、MTGOXの再生や事業継続は行わない。今後は破産管財人と協力の上、破産債権者がより適切な配当を受けられるよう支援業務を行っていく予定としている。ペイワードは、ビットコイン取引所「Kraken」の運営会社。本社は米国サンフランシスコで、CEOはJesse Powell(ジェシー・パウエル)氏。ユーザー口座数(2014年11月20日現在)は約10万人、BTC取引量(2014年11月20日現在)は1日当たり3,000BTC/EUR程度。2014年10月31日付にて日本市場向け円サービスを開始している。
2014年11月27日ビットコイン取引所を運営しているQUOINE(本社シンガポール)は25日、同社の子会社としてQUOINE JAPAN(同東京都)を設立する。これにより、ビットコイン取引所の日本国内における事業拡大を図る。QUOINEは、"安全かつ最先端"のビットコイン取引所を提供しているという。このたび、日本顧客の急増に伴い、QUOINE JAPANを設立し、日本市場への本格参入を決定。同社は、日本国内におけるビットコイン取引所運営業務支援全般を行っていく。代表取締役は福寄儀寛氏。QUOINEの最大の特徴は、堅牢かつ本格的な取引機能を提供できることといい、信用取引が可能な取引所となる。信用取引はビットコインの流動性と価格の安定を提供する重要な役割を担うとし、QUOINEでは最大レバレッジ25倍までの信用取引を行うことが可能。また、近日中にデリバティブ取引、アルゴリズム取引の提供を予定している。QUOINEの経営陣は、Merrill Lynch、Credit Suisse、Barclays、サイバーエージェントFXなどの金融機関で培ってきた技術を活かし、日本で"安全で操作性の高い次世代ビットコイン取引所"を提供していくとしている。
2014年11月18日ラピスセミコンダクタは11月17日、モータやコンプレッサ、ヒータなどノイズを発生する部品を搭載する家電、産業機器向けに、ノイズや高温環境に強い16ビット低消費電力マイコン「ML620100」シリーズから新たに「ML620150」ファミリを発表した。同ファミリは、9月発表された「ML620500」シリーズに続く16ビットの低消費電力マイコンである。独自の低消費電力設計技術に加え、ノイズ耐性回路により国際規格のIEC61000-4-2のノイズテストで最高レベルを達成している。また、マイコン自体がノイズに強いため、余分なノイズ対策を不要にする。さらに、動作温度範囲も-40℃~+105℃と幅広くカバーすることで、高温環境でも安心して用いることができる。そして、4チャネルの16ビットPWM出力により、パワー半導体のIGBTを制御できるため、大電力を必要とする炊飯器やホームベーカリー、IHヒータなどにも最適となっている。なお、パッケージは、7mm角で0.5mmピッチのP-TQFP48、10mm角で0.65mmピッチのP-TQFP52、14mm角で0.8mmピッチのP-QFP64、10mm角で0.5mmピッチのTQFP64。現在サンプル出荷中で、2015年3月より量産出荷を開始する予定。生産拠点はラピスセミコンダクタ宮城である。
2014年11月18日「電子書店パピレス」と「電子貸本Renta!」を運営するパピレスが7日より、電子マネー「ビットキャッシュ」の発行元であるビットキャッシュと協力し、全国のローソン・ミニストップ店舗に設置されているLoppiで「ビットキャッシュ」を購入すると電子書籍が読める「Renta!チケット」がもらえる「秋のWキャンペーン」を実施している。「秋のWキャンペーン」は11月27日17:59まで実施。期間中、マルチメディア端末「Loppi」で3,000円以上の「ビットキャッシュ」を購入すると、「電子貸本Renta!」で電子書籍が読める「Renta!チケット」3枚分(324円相当)のギフトコードがもらえる。さらに、同期間中に、「電子貸本Renta!」において、ビットキャッシュメンバーズに登録すると使える「マイビットキャッシュ」で、324円以上の「Renta!チケット」を購入すると、抽選で100人に「ビットキャッシュ1,080クレジット(1,080円相当)」が当たる。なお、対象端末はパソコン、スマートフォン、タブレットで、フィーチャーフォンは対象外となっている。
2014年11月14日エイビットは11月13日、Arduinoの通信拡張機能環境として使用可能な、Arduinoシールドと互換のピン配列を持った基板型のPHS端末「PHSシールド」を2014年12月から販売すると発表した。同製品は、Arduino側から簡単なAPIで使用できるTCP/IPスタックおよびHTTPなどのアプリケーションプロトコルを内蔵しているため、自身でプロトコルスタックを持たないArduinoおよび互換ボードであっても、容易に公衆回線網に接続して、インターネット接続をすることができるようにするもの。搭載している同社製PHS通信モジュールとアンテナはTELEC認証済みであり、使用にあたっての法令上の手続きは不要だという。なおメーカー希望小売価格は2万9800円だが、これには2年間のデータ通信利用契約およびプリペイド通信料金が含まれており、同社のWebサイトにてアクティベーションを行うだけで、購入日からすぐに利用することが可能だとのことで、同社は年間5000台の販売を目指すとしている。
2014年11月13日ビット・トレード・ワンは7日、BluetoothドングルとUSBハブを組み合わせて、USBキーボードやマウスなどをBluetooth接続できる変換アダプタ「USB2BT」を発表した。制作キットと組み立て済みモデルを用意。価格は制作キットが3,980円、組み立て済み版が5,980円。USBキーボードやUSBマウスなどのUSB HID対応機器を、USB接続からBluetooth接続へ変換してワイヤレス化する変換アダプタ。使い慣れたキーボードやマウスを、スマートフォン、タブレットで利用できるようになる。BluetoothのバージョンはBluetooth 2.1。USB Aポート×1を装備し、USBハブを使用してUSB機器とBluetoothドングルを接続することで、USB機器のBluetooth接続を実現。タッチスクリーンモニタにも対応する。電源はmicroUSB経由で供給。ペアリング方式はSecureSimplePairing方式に対応し、常時ペアリング待受けが行われるため、ペアリングの操作やpinコードの入力が不要となっている。初回購入特典として、ケースとして使用できる市販のお菓子とUSBハブが付属。加工する穴の位置を設定したシールも付属。組み立て済み版は、初回特典に関係なくUSBハブが付属する。本体サイズはW74×D28×H10mm、重量は約14g。対応OSはWindows 7以降、Mac OS X、Android 4.0以降、iOS、PlayStation 4など。
2014年11月10日サイバーエージェント・ベンチャーズは4日、EC向けビットコイン決済サービス「CoinPass決済」の開発・運営を行うコインパスに出資したと発表した。これにより、同サービスの機能拡充やマーケティング活動、および決済代行サービス各社とのパートナーシップを推進していくという。コインパスは、シリアルアントレプレナー(連続起業家)の仲津正朗氏、ソーシャルレンディングサービスmaneoの創業者である妹尾賢俊氏、技術者Jon Keating氏の3氏により2014年2月に創業。EC向けビットコイン決済サービス「CoinPass決済」の開発・運営を行っている。「CoinPass決済」は、ECサイト運営主(マーチャント)が、CoinPass社の決済APIを通じて、自社サイトにビットコイン決済を導入・運用できる機能を提供。同APIは、高度なセキュリティ技術を施しながらも、最短10分以内で導入を可能にするシンプルな設計となっている。また、商品アイテム数が少ないECサイト運営主には個別商品ごとに支払いが可能な決済機能も提供している。支払受取は、「ビットコイン受取」「円受取」の2種類から選択可能。支払を受け付けるビットコインウォレットについては、制約は一切なく、あらゆるビットコインウォレットから支払うことができるという。サイバーエージェント・ベンチャーズは2006年設立。サイバーエージェントの連結子会社で、投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業を展開している。
2014年11月05日チャニング・テイタムが『X-MEN』次回作で演じるガンビットのスピンオフ企画が本格的に進み始めた。テイタムのプロダクション会社も共同プロデュースにたずさわる。脚本は、現在、『ロボコップ』のジョシュア・ゼトゥマーが執筆中だ。ストーリーは明らかになっていない。シリーズ最新作『X-Men: Apocalypse(原題)』は、2016年5月27日の北米公開に向けて、現在撮影準備に入っている。テイタムの最新作は、今月北米公開される『フォックスキャッチャー』。カンヌ映画祭でプレミア上映され絶賛された作品で、アワードシーズンで大健闘することが予測されている。現在は、『マジック・マイク』の続編『Magic Mike XXL(原題)』を撮影中。北米公開予定は、来年7月。文:猿渡由紀
2014年11月04日ルネサス エレクトロニクスは10月15日、電動パワーステアリング(EPS)やブレーキシステムなどのシャシーシステム向けに40nmプロセスを採用した車載用32ビットマイコン「RH850/P1xシリーズ」を製品化し、「RH850/P1M」のサンプル出荷を開始したと発表した。同製品は、シャシーシステム向けマイコンとして最先端となる40nmプロセスの他、フラッシュメモリに量産実績を多数保有する独自のMONOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Silicon)構造を採用し、高速読み出しや、従来比約半分の低消費電力を実現している。これにより、動作周波数160MHzにおいても標準的なQFPパッケージで展開できるのに加え、コア電圧生成用レギュレータを内蔵し単一電源化できる。また、高い故障診断率、短い制御周期が要求されるシャシーシステムを想定し、これまでのノウハウを活かした最適な故障診断機能を搭載している。CPUにはロックステップ方式を採用する。さらに、フラッシュメモリに代表される各種メモリに対してはECC(Error Check and Correct)機能によるデータの誤り訂正・検出が可能となっている。加えて、タイマやA/Dコンバータ(ADC)、シリアル通信などの周辺機能にも、システムで診断するための故障検出機能を搭載している。そして、これらの豊富な診断機能に加え、専用の電源管理ICとキットで使用することにより、マイコン外部/内部の電源監視、異常発生時のリセット制御が可能であり、ユーザの開発設計の負担軽減に貢献するとしている。この他、シャシーシステムのモータ制御性能向上のため、モータ制御用タイマを強化した「TSG3(Timer S Generation 3)」、また、シリアル通信はCANプロトコルエンジンを従来製品から継承し、送受信メッセージバッファ数の拡張や通信バッファの使い易さを改善したRS-CAN、さらに、センサのデジタルインタフェースとして広く採用が進んでいるSENT、PSI5を搭載している。なお、「RH850/P1M」のサンプル価格は8000円。量産は2016年6月より開始され、月産300万個を計画している。
2014年10月15日Analog Devices(ADI)は10月9日、従来の2倍を超える高速性能を実現しながら、最高175℃の周辺温度で誤差のない動作を提供する16ビットA/Dコンバータ(ADC)「AD7981」を発表した。同製品は、サンプルレートが最高600kSPSで、広帯域幅の音波や振動の測定から、狭帯域幅の圧力や温度のセンシングまで、幅広いアプリケーションに最適となっている。また、消費電力はサンプルレートによって線形にスケーリングすると、600kSPSのフルスピード時で4.65mW、10kSPSでは70µWと低消費電力を実現している。そのため、過酷な環境でもバッテリ寿命を最大限に延長することができる。さらに、INLが±0.7LSB(typ)、SNRが91dB(typ)であり、高いダイナミックレンジとより優れた精度および確度を提供する。この優れた性能の組み合わせは、ダウンホール(垂直坑)石油掘削や天然ガス掘削、高温対応が必要な測定器、さらに産業用や航空電子機器といった、過酷な高温環境で高精度測定が求められるアプリケーションに不可欠な性能基準を満たしているとしている。なお、パッケージは10ピンMSOP。すでに量産出荷を開始している。
2014年10月10日千葉銀行は10月1日、ジェーシービー(以下JCB)と提携し、国内で初めてというJCBブランドのブランドデビットカードである「ちばぎんスーパーカード<デビット>」の取扱いを開始した。「ちばぎんスーパーカード<デビット>」は、全世界のJCB加盟店でショッピングを利用すると、即時に口座から引落しになるデビットカードならではの機能に、JCB提携の海外ATMにて預金を現地通貨で引出せる海外預金引出機能を加えた新しいデビットカード。また、同行と預金取引がある15歳以上(中学生除く)の人であれば誰でも申込みが可能で、同行限定の「地域優待サービス」の対象カードでもあるので、顧客にとって大変使い勝手が良く、「おトク」である他、千葉県内の地域経済の活性化にも寄与するものと考えているという。○「ちばぎんスーパーカード<デビット>の主な特徴利用の都度口座から即時引落し、だから現金代わりに利用可能買い物と同時に普通預金口座から引き落としになるため、現金代わりに使うことができる。一部加盟店の利用分は、即時で引落しにならない場合がある15歳以上(中学生除く)から申込みが可能クレジットカードと異なり、15歳以上(中学生除く)で同行口座を保有する顧客は原則スーパーカード<デビット>を持つことができる。(満20歳までは年会費無料)JCB加盟店約2,700万店にて利用可能インターネットショッピングはもちろん、世界中のJCB加盟店にて利用できる。一部加盟店では利用できない場合がある海外預金引出サービスJCBが提携するCirrus(マスターカードが提供する国際的なATMのネットワーク)等の海外ATM・CDで預金を現地通貨で引き出せる利用特典(1)利用金額1,000円につき1ポイント(5円相当)を付与する(2)「地域優待サービス」の対象カードとなる県内を中心に35社、約2,850店舗の「ちばぎんパートナー」にてポイント優待や提示割引サービスなどを提供するとしている。
2014年10月01日ルネサス エレクトロニクスは9月29日、ヘルスケア機器、産業機器、ビルディングオートメーション向け32ビットマイコン「RX111グループ」にメモリ容量を拡張した品種を追加したと発表した。近年、ヘルスケア機器や産業用センサ機器などでは、差異化を図るための機能拡張や安全性の向上、コスト低減のための部品共通化などに伴い、ソフトウェア設計が複雑化し、制御に必要なプログラムは増加する傾向にある。この影響により、マイコンを選択する際に、フラッシュメモリ容量の増加が必要となり、消費電力の大きなマイコンの選択を余儀なくされ、機器の稼働時間の短縮や電源能力の拡張を引き起こしていた。そこで今回、従来のラインアップが、36~64ピンのパッケージ展開で、フラッシュメモリ容量16~128KB、RAM容量8~16KBだったのを、従来比4倍となるフラッシュメモリ容量512KB、RAM容量64KBまで拡張し、製品品種を計31品種から計46品種に増やすことで、同グループの製品ラインアップを強化した。同製品群は32ビットマイコンでは業界トップレベルの64uA/DMIPSの低動作電流、およびRAMとレジスタを保持した状態で440nAの低スタンバイ電流を実現。また、RAM、レジスタを保持したスタンバイ状態から4.8μsで高速復帰できる。これらの特徴により、スタンバイと動作を繰り返す間欠動作では、電流値を削減に加え、スタンバイからの復帰時の電流損失を削減することができ、ポータブル機器やヘルスケア機器のバッテリ稼働時間を延ばすことができるとしている。なお、12月から生産を開始し、2016年1月には50万個を量産する予定。
2014年09月30日ビット・トレード・ワンは、触れることなく、人の手などを近づけると動作する静電容量式近接センサモジュールを8月18日に発売すると発表した。同製品は静電容量式の近接センサモジュールで、本体ボリュームを設定することで近接センサの感度を約50mm~約100mmまで調整可能。また、アクリル板やガラスなどの後ろに貼って使用できるので、さまざまな用途に利用することができる。出力タイプは一般的に使用されているNPN出力オープンコレクタを使用しており、センサ出力でリレーなどを駆動できる。なお、秋葉原などの一部店舗にて8月8日より先行発売が開始されるとのこと。
2014年08月08日サンコーは16日、市販の軸径2.35mmビットに対応したUSB電動ルーター「USBペン型電動彫刻ドリル」を発表した。同日より直販サイトで販売開始し、価格は3,480円。プラモデル制作のバリ取りやアクセサリなどの彫金が手軽にできる、USB駆動のペン型電動ルーター。最大回転数は10,000回/分だが、木やプラスティックなど素材に応じて回転数の調節が可能。本体には6種類のビット、3種類×2本のロール-ペーパーが標準添付するが、市販の2.35mm軸ビットも利用できる。本体サイズは155mm長、直径が最大28mm。重量は約75g。電源はUSBバスパワーで、モバイルバッテリでも駆動する。
2014年05月16日トレンドマイクロは3月31日、「ビットコイン」や「Dogecoin」など、複数の仮想通貨をマイニング(発掘)する不正なAndroidアプリを確認したとして注意を呼びかけている。不正なアプリは、「Football Manager Handheld」や「TuneIn Radio」などの人気アプリをトロイの木馬化している。トロイの木馬化を行なったこれらのアプリには、正規のAndroid向け仮想通貨発掘ツールから流用した発掘するためのプログラムコードが組み込まれていたという。サイバー犯罪者は、この不正なコードを隠すために、Google Mobile Adsのコードを置き換えており、インストールされたあとに端末がネットに接続したことを確認すると、バックグラウンドでサービスを実行する。初期設定では、ダイナミックメインへ接続し、その後共同採掘ネットワークの「Dogecoin」用マイニングプールへと誘導される。犯罪者は2月17日時点で、この不正アプリ網から何千もの「Dogecoin」を稼いでおり、そのあとにマイニングプールを「WafflePool」に変更した。マイニングプールは、不正アプリに組み込まれている環境設定ファイルを更新することでプール先を変更できるのだという。なお、WafflePoolにプールされたビットコインは、サイバー犯罪者のビットコインウォレットに転送される形で、複数回にわたって支払われたことをトレンドマイクロでは確認している。同社によると、これらの不正アプリはサードパーティのアプリマーケットで確認されたものだが、類似の仮想通貨発掘を行なう不正アプリをGoogle Play内で確認しているという。Google Playで確認された不正アプリは数百万件のダウンロード数となっているほか、トレンドマイクロがアプリを解析したところ、端末を充電しているケースでしか発掘を行なわないことがわかった。これにより、電池が異常に減るといったことがなく、不審なアプリであることを気付かれにくくしている。その上、3月25日時点ではあるものの、これらの発掘機能を備えた不正アプリは入手可能だとして、トレンドマイクロは注意を呼びかけている。
2014年03月31日Texas Instruments(TI)は1月27日、12.5GbpsのJESD204Bインタフェースをサポートする2.5GSPS 16ビットD/Aコンバータ(DAC)「DAC38J84/38J82」など4品種を発表した。「DAC38J84/38J82」は、マルチモード2G/3G/4G携帯基地局からLTE-Advancedや複数のアンテナ上へのキャリア集積など、より高度な技術への移行の際に必要となる帯域幅、性能、小実装面積、低消費電力、および広帯域パワーアンプのデジタルプリディストーション、ミリ波バックホールインフラ、信号ジャミング、レーダ、試験装置向けに最大2GHzの情報帯域などを備える。さらに、「DAC38J84」とAlteraのFPGA「Stratix V」や「Arria V」を組み合わせて使用した際のレポート(Interoperability Report)が提供されており、FPGAと高速DAC間の迅速なリンク実装のためのガイダンスとして利用できる。具体的には、「DAC38J84/38J82」は、1個当たり最大1.23GSPSの入力データレートを提供する。「DAC38J84」は、最大1GHzの複合情報帯域を備えた2つの独立送信パスを内蔵し、競合する4チャネルDACと比較して、伝送速度を67%高速化している。また、単一パス複合送信のために2個の複合キャリアブロックを加算する前に、2つのブロックを独立して混合し、必要な周波数を作成できるマルチバンドサメーションブロックを集積している。これにより、1対の2.5GSPS出力DACで、最大2GHzの情報帯域をサポートできる。さらに、携帯電話基地局共通のデータレートである1.474GSPS時の消費電力が1100mWで、既存の4チャネルDACと比較して、消費電力を50%削減できる。2.458GSPS動作時の消費電力は1612mWとなっている。この他、ピン互換の4チャネル「DAC37J84」と2チャネル「DAC37J82」は最大1.6GSPSで動作する。評価モジュール「DAC38J84EVM/37J84EVM/38J82/37J82EVM」は、2.5GHz DACのクロックとマルチSYSREF信号を提供し、JEDEC JESD204Bマルチチップの完全同期を実現するJESD204Bクロックジッタクリーナ「LMK04828」を搭載している。さらに、基板のシグナルインテグリティ要件検証のためのIBISモデルも供給中。4品種のDACのリファレンスデザインは2014年第2四半期より提供開始の予定。リファレンスデザインは「LMK04828」の他、2個の広帯域複合モジュレータオプションを搭載し、最大4GHzの包括的ビット-RFソリューションを提供する。加えて、モジュレータのオプションとして「TRF3705」と、PLL/VCO内蔵の「TRF3705」の新バージョンも提供される予定。この他、パターンジェネレータ「TSW14J56EVM」、データキャプチャカードの他、「ADS42JB69EVM」などのADC用評価モジュールを、DAC用評価モジュールと組み合わせて使用することにより、包括的な送受信評価システムの構成が可能になるとしている。なお、パッケージは10mm角のBGA。価格は1000個受注時で「DAC38J84」が120ドル、「DAC38J82」が70ドル、「DAC37J84」が79ドル、「DAC37J82」が39.95ドル。すでにサンプル出荷を開始しており、量産出荷は2014年前半より開始の予定。
2014年01月28日ヘッジホッグワークス合同会社は、この度、子ども向け足蹴り乗用玩具「glodos ビットバイク」(以下ビットバイク)において、「2012年度グッドデザイン賞」を受賞した。ビットバイクは、子どもの成長過程で利用する足蹴り乗用玩具の分野において、優れたフォルム、安全性に注力した、これまでにない新感覚の製品だ。それに対して今回、グッドデザイン賞では特に「素材の質感を上手に活かし、スマートなフォルムを持った製品」といった魅力的なデザインが実現されている点が、審査委員から高く評価されたという。足蹴り乗用玩具という領域は、子どもが一度は遊ぶ領域。そこにおいて、素材の質感を上手に活かし、スマートなフォルムを持った製品は魅力的だ。幅広いホイールが安定感を生み出し、薄くシャープに仕上げられた乗用部分は、コンパクトな持ち手を供えていて、必要機能が適したかたちで配されている。オレンジとブルーのカラーがヴィヴィッドで、全体の素材とカラーのバランスがいい。また、軽くて持ち運びに便利なのも評価できるポイントだ。このビットバイクは、11月23日(金)から東京ビッグサイトで開催される受賞発表展「グッドデザインエキシビション2012」に出展される。表彰式は、11月22日(木)に同会場で開催予定。□ 製品名称glodos ビットバイク □ 製品概要ビットバイクは、子どもたちが2輪の世界を初めて体験し、自分の力で走り、バランス感覚を養い、運動技能の発達を促す究極の足蹴り乗用玩具です。シンプルできれいなラインと滑らかな造形の未来的なデザイン。幅広のホイールはバランスと安定性を保ち、フレームと一体化した革新的なハンドルは、お子様が良好なドライビングポジションを保てるよう人間工学に基づいた設計となっています。本体はとても軽く、お子様が自分でハンドルを持ち上げて方向転換することも可能。お部屋の壁にかけて場所をとらずに収納できたり、インテリアとしても存在感のある楽しい乗り物です。いつでもどこでも持ち運べる専用トラベルバッグ付き。□ スペック●メーカー希望小売価格:14,700円●カラー:オレンジ、ピンク、ブルー、グリーン●対象年齢:生後18カ月~3歳●サイズ:H64 x W17 x H28 cm●素材:成形合板(フレーム)、HDPE・アルミニウム(ホイール)、EVA樹脂(シート)●備考:欧州安全基準CEマーク取得、米国材料試験協会規格ASTM適合、PREMIS GIDI Design Awards 受賞(スペイン)●付属品:専用トラベルバッグ、日本語取扱説明書<直営ショップ>子どものライフスタイルを提案するセレクトショップキッズマルシェ()プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年10月14日ティーガイア、日本ユニシスおよびビットキャッシュは24日、プリペイドカード形式の電子マネー「ビットキャッシュカード」の販売をティーガイアが運営する携帯電話ショップなどにて順次開始した。「ビットキャッシュカード」は、オンラインゲームをはじめ、動画や音楽のダウンロード、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、様々なWebサービスにおいて利用可能なサーバー管理型電子マネー。ひらがな16文字のIDを使用し、高度なセキュリティと利便性を実現しているという。個人情報を入力する必要がないため、サイト上での決済を匿名で行うことができる。今回発売する「ビットキャッシュカード」は、5,000円、1万円、2万円の3種類(いずれも税込)。販売は、ティーガイアの直営携帯販売店、およびティーガイアと日本ユニシスが提供する「ギフトカードモール」となる。「ギフトカードモール」では、店舗のレジで入金処理をすることで利用可能な新方式のギフトカードを販売。これにより、偽造や盗難のリスクをなくすことができるとともに、店舗では仕入れや棚卸しの必要がないため、「省スペースでの販売が可能になる」(両社)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日北海道銀行は、29日より、「働く女性を応援する住宅ローン」として『道銀住宅ローン「リラ」』の取扱いを開始すると発表した。申し込み者は女性限定(連帯債務扱の場合は、主債務者が女性)で、新築・新規購入・中古購入資金等に利用できる(借り換えは利用できない)。融資金利は、通常の住宅ローンより、固定金利選択型固定金利の新規受付金利を引き下げ、特約期間終了以降の基準金利からの金利引き下げ幅も拡大した取扱いとなる。また、同住宅ローンの契約者には、宿泊やグルメ、エステなど女性が喜ぶメニューをお得な優待価格で利用できる会員制サービス(サービス名:ハッピーエブリデー)を提供。同行では「今後とも顧客の要望に応え、心から満足できる質の高いサービスで道内ベストバンクを目指す」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日