ヴァレンティノ(VALENTINO)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。コレクションノートには、ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩『狂えるオルランド』の一節と、月と星の物語が綴られている。詩的で優雅で、そして前衛的なシーズン。ヴァレンティノならではのクチュール的テクニックを随所に散りばめながらも、掛け合わせたのはモダンな視点だ。スタートダッシュは特に斬新なもので、PVCで作ったライダースジャケット、大きなポケット付きのフーディジャケット、袖口を大きく開けたタンクトップが続いた。素材、シルエットは現代的であるが、重なるようにのせたスパンコール装飾や、派手になりすぎないソフトな色使いなどがメゾンの品格を香らせる。その後も続くチャレンジングなピース。ジャンプスーツ、ウエストポーチとショルダーストラップが一体となったバッグ、クロップド丈のフルジップトップス。春らしい優しい色味で染められたワンピースは、タンクトップタイプでミニ丈。ポルカトッド柄が軽やかなテキスタイルの上で踊り、襟元にはカラーアクセントが添えられている。足元にはソックスタイプのスニーカーを。一つひとつのピースがまとまり集合体となり、若々しくフェミニン、それでいて上品な新しいヴァレンティノスタイルを築き上げていく。ラストにかけては、ピエールパオロ・ピッチョーリの新しい世界に”ザ・ヴァレンティノ”という優美なドレスを溶け込ませた。おとぎ話のようにロマンティックなドレスのキーワードは花。大小様々なエンブロイダリーが並んだり、オーガンザを花びらのように仕立てたり…表現方法は様々だ。
2017年10月11日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)の期間限定ストアが2017年10月13日(金)から2018年3月11日(日)まで表参道にオープンする。限定ストアでは、レッド ヴァレンティノの2018年春夏プレコレクションが世界に先駆けて展開される。グリーン、ブルー、レッドをメインカラーとし、ラインやストライプ模様を配してスポーティに仕上げたコレクションだ。光沢のある素材使いやクチュール感のある花柄装飾など、レッド ヴァレンティノらしいロマンティックでラグジュアリーなウェアも展開される。大きなガラスとゴールドファサードから連なる店内空間も、洋服と同様のドリーミーな雰囲気で統一され、ショッピングタイムをより一層盛り上げてくれる。なお、来店者には数量限定のギフトも用意されているという。【詳細】レッド ヴァレンティノ表参道期間:2017年10月13日(金)~2018年3月11日(日)住所:東京都渋谷区神宮前6-2-9TEL:03-5962-7711
2017年10月09日ヴァレンティノ(VALENTINO)が10月6日まで、フランス・パリの「ホテル コスト(Hotel Costes)」にポップアップストア「I ♥ SPIKE」をオープン。同ポップアップストアには、煌びやかなスペシャルインスタレーションとクリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がデザインした「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ロックスタッズ スパイク バッグ」の限定バージョンが登場。バッグは、ホテル コストのシグネチャーである“バーガンディー”を想起させるバーガンディーレッドのベルベットボディーに、プラチナ仕上げのメタルパーツをあしらった華やかで存在感のあるデザイン。さらに期間中、インスタグラムのセルフィーコンテストを開催。店内で「I ♥ SPIKE」のハートとともに撮影した写真をタグ付けしてインスタグラムに投稿し、一番多くの「いいね! 」を獲得した投稿者にヴァレンティノ ガラヴァーニ ロックスタッズ スパイク バッグがプレゼントされる。ピエールパオロ・ピッチョーリが「第二の我が家のような存在」という同ホテルでの初ポップアップストア。「ホテルに足を踏み入れたときに感じる匂い、音楽、照明、ドアマン、そしていつも私を迎えてくれるコスト氏。そのすべてが、自宅にいるような心地よい気持ちにさせてくれるのです。このホテルはもっともアイコニックな場所のひとつであり、また、ロックスタッズ スパイク バッグのこの特別な機会にとってパーフェクトな場所なのです」とピエールパオロ・ピッチョーリはコメントを寄せている。【イベント情報】ホテル コスト ポップアップストア「I ♥ SPIKE」会期:10月6日まで会場:Hotel Costes住所:239-241 Rue Saint Honore, 75001 Paris営業時間:11:00~20:00
2017年10月03日ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)によるヴァレンティノ(VALENTINO)は、パリ17区のカルノー高校の体育館を会場に2018春夏ウィメンズコレクションショーを開催した。ヴァレンティノを全身にまとった顧客たちが大挙して押し寄せ、全世界のハイソサエティーでの圧倒的な認知度を見せ、またヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)と、ヴァレンティノ社創立時から社長職を歴任したジャンカルロ・ジアメッティ(Giancarlo Giammetti)も来場して、その期待の高さを伺わせた。ピッチョーリはルネッサンス期の詩人、ルドヴィーコ・アリオスト(Ludovico Ariosto)の代表作『狂えるオルランド』の第34歌「汝は月で見つけるだろう、この地球で失ったあらゆるものを」という一節を引用。月は光り輝くミステリアスな惑星だが、地球の美しさを見出すことのできる場所でもある、つまりは月を目的地のひとつとして捉えるジャンル、一方で異なる視点から新たに発見するジャンルとし、その両面性を指摘。ノーマルなものが想像豊かなものとなり、フォルムや色が実用性を失うことなく驚きを与える、と唱えていることから、装飾的な側面と実用的な側面の両者のバランスを考慮したアイテムが多く見られた。オールインワンや大きなポケットを配したトレンチ、Gジャンなどのワークウエアは、リアルクローズでありながら、洗練された色とフォルムによってハイファッションになり得ることを証明。ロングドレスもタンクトップを重ねたものだったり、ミニドレスのインナーにデニムのショーツを合わせたり。そうすることで、限りなくモダンな仕上がりを見せている。結果、クチュールブランドの伝統を保ちながらも、ウルトラコンテンポラリーなアイテムを続け様に登場させて若々しさを印象付け、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)の『La vie en rose』が鳴り響く圧巻のフィナーレまで、息つく暇を与えない力強いコレクションとなった。
2017年10月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、パリウィメンズファッションウィークで開催する2018年春夏ウィメンズコレクションショーをライブストリーミングで配信する。10月2日0時(パリ現地時間1日17時)より。また、SNSのハッシュタグは「#ValentinoSS18」、ハンドルネームは「@MaisonValentino」。ショーの様子はこちらからも視聴が可能。
2017年10月01日ヴァレンティノ(VALENTINO)2018年春夏コレクションが、日本時間2017年10月1日(日)24:00より、フランス・パリで発表される。ファッションプレスではその模様をライブ配信。2017‐18年秋冬コレクションは、80年代にムーブメントを起こしたデザイナー集団・メンフィスからインスピレーションを得て、相反するものを結びつけ、一つのピースに形成することをテーマにしたコレクション。鮮やかな色彩、有機的な形状、キッチュなモチーフを並べ、様々な要素が一つにまとまっている。フリルや刺繍などフェミニンな要素に混ざって登場する、幾何学的なパッチワークやポップな手のモチーフ、数字ロゴが印象的だった。パリからリアルタイムで届く、最新コレクションに注目したい。【詳細】ヴァレンティノ 2018年春夏コレクション開催日時:日本時間 2017年10月1日(日)24:00現地時間 2017年10月1日(日)17:00
2017年10月01日ヴァレンティノ(VALENTINO)パルファムから2つの新しいフレグランス「ヴァレンティノ ドンナ アクア オーデトワレ」と「ヴァレンティノ ウオモ アクア オーデトワレ」が登場。2017年9月1日(金)より、全国発売される。<ドンナ アクア>梨やプルメリアの甘美な香り「ヴァレンティノ ドンナ アクア」はグリーンアーモンドとペアーに、プルメリアの温かいアコードと、かすかに香るサンダルウッド、そして美容フルーツとされるサンザシを混ぜ合わせた、女性らしい甘美な香り。ボトルは、ヴァレンティノのアイコニックなスタッズをモチーフにしたデザインだ。ボックスは、フレグランス同様ローズピンクに染められている。<ウオモ アクア>マンダリンやレザー調で強さ&爽やかさ一方「ヴァレンティノ ウオモ アクア」はマンダリン、シトロン、グリーントマトなどをミックスしたアロマティックグリーンを中心に、深みのあるホワイトレザーやクラリセージのエッセンスやパチョリハートが用いた。強さと爽やかさを感じさせる香りとなっている。パッケージは、「ドンナ アクア」同様スタッズモチーフだが、グレーとシルバーを貴重にしており、よりシックに仕上げた。男女ペアで使ってみてはいかがだろう。【詳細】ヴァレンティノ ドンナ アクア オーデトワレヴァレンティノ ウオモ アクア オーデトワレ発売日:2017年9月1日(金)・ドンナ アクア価格:30ml 7,200円+税、50ml 10,200円+税、100ml 14,400円+税・ウオモ アクア価格:75ml 8,800円+税、125ml 13,300円+税【問い合わせ先】インターモード川辺 フレグランス本部TEL:0120-000-599
2017年08月28日ヴァレンティノ(VALENTINO)は、"ロックスタッズ スパイク"バッグの限定ショップ『I ❤ SPIKE』を2017年8月30日(水)から阪急百貨店うめだ、8月31日(木)からギンザ シックスにて開催する。キルトレザーにスタッズがあしらわれた、ヴァレンティノ"ロックスタッズ スパイク"バッグの美しさを紹介し、ニューカラーを先行販売する本イベント。ピーコックブルーが美しい「PEACOCK」や、淡いパールピンクにゴールドのスタッズが女性らしい「LIPSTICK」、黄金に輝く存在感大な梅田阪急限定バッグがラインナップする。【詳細】VALENTINO『I ❤ SPIKE』■ヴァレンティノ 阪急うめだ 限定ショップ期間:2017年8月30日(水)~9月5日(火)住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 1階コトコトステージ11営業時間:日~木 10:00~20:00、金・土 10:00~21:00問い合わせ先:06-6313-7381■ヴァレンティノ 銀座 スペシャルウィンドウ期間:2017年8月31日(木)~住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 ギンザ シックス問い合わせ先:03-5537-7717商品価格:梅田阪急限定バッグ W23,5×H15.5×D6 300,000円+税PEACOCKバッグ(銀座店&梅田阪急先行発売アイテム) W23,5×H15.5×D6 300,000円+税PEACOCKクラッチバッグ(銀座店&梅田阪急先行発売アイテム) H14×W23.5×D5 178,000円+税LIPSTICKクラッチバッグ(伊勢丹BAGショップ先行発売アイテム) H14×W23.5×D5 178,000円+税
2017年08月11日ヴァレンティノ(VALENTINO)の新作フレグランス「ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム」が、2017年7月28日(金)より発売。「ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム」は、茶目っ気があって予測不可能な香りで、魅惑的な女性らしさを演出してくれる。プラリネの濃厚な甘い香りの中には、弾けるように爽やかなオレンジブロッサムを忍ばせて。五感すべてがその甘美な香りにうっとりと酔いしれるフレグランスだ。ボトルのデザインもキュート。まるで彫刻のようなフラワーアップリケや、こっくりとしたオレンジのカラーは、ポップで遊び心に溢れている。インテリアのように置いておくだけで、部屋をモダンに彩ってくれる。【詳細】ヴァレンティノ「ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム」発売日:2017年7月28日(金)価格:50ml 10,300円+税 / 80ml 14,200円+税【詳細】 インターモード川辺 フレグランス本部 TEL:0120-000-599
2017年07月27日今年のカンヌ国際映画祭で、女性監督として史上2人目の監督賞に輝いたソフィア・コッポラ。彼女が初めて演出を手がけたオペラ公演「La Traviata」(原題)の模様が、『ソフィア・コッポラの椿姫』として限定公開。このほど、世界的ハイブランド「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の創始者ヴァレンティノ・ガラヴァーニが担当した衣装も確認できる、貴重な劇中カットがシネマカフェに到着した。『ヴァージン・スーサイズ』(’99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』など注目作を発表し続け、最新作『The Beguiled』(原題)ではカンヌ監督賞を受賞したソフィア・コッポラが、オペラを初演出。演目は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ「椿姫」。華やかなパリ社交界に生きる高級娼婦ヴィオレッタが、数々の裕福な男たちをとりこにしながら見つけた真実の愛、そして誇り高く生きる女性の運命を描き出す。本公演は、ローマ歌劇場で2016年5月24日から行われた公演で、指揮は「ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団」のアソシエイト・コンダクターをつとめていたヤデル・ビニャミーニ、ヴィオレッタ役はここ数年注目されてきているフランチェスカ・ドット(ソプラノ)、アルフレード役に来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリ(テノール)が出演する。そして今回、本作の劇中カットが到着。衣装を担当したヴァレンティノ・ガラヴァーニは、ソフィアの代表作のひとつ『マリー・アントワネット』を見て感銘を受け、名作にモダンなタッチを加えるために直々にコッポラに演出をオファー、今回の公演の実現に至ったという。ガラヴァーニは自らヴィオレッタの衣裳をデザイン、そのほかの人物のデザインをマリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリらが手掛けている。今回解禁になった写真は、まず、第1幕、ヒロイン・ヴィオレッタの屋敷で、ヴィオレッタが運命の相手アルフレードと出会い、2人きりになるシーン。そして、2枚目は第3幕で肺結核により生命が尽きかけているヴィオレッタがアルフレードと最後に言葉を交わすクライマックスのシーン。先日、日本公開決定時に解禁となった2人の愛がぶつかり合う第2幕のシーンと併せて比較すると、ガラヴァーニの衣装の鮮やかさが一目瞭然。一方、ソフィアはガラヴァーニからオペラ演出の依頼を受けたときのことをこう語る。「彼から電話で頼まれて、もちろんイエスと言ったわ。まさかオペラを演出する日が来るとは思わなかったし、演出の方法も知らなかった。でも彼にノーとは言えなかった。ヴァレンティノ・ガラヴァーニと働けることは素晴らしい機会だし、自分にとってやりがいのあることだから」。巨匠と天才のタッグで実現したオペラ「椿姫」を、豪華な衣装とともに日本のスクリーンでも堪能してみて。『ソフィア・コッポラの椿姫』は10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月26日ヴァレンティノ(VALENTINO)の、ヴァレンティナ コレクションに、新作「ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム」が新登場。ちゃめっ気のある予測不可能なフレグランスとなっている。上質なシルクの裁ち端のように予想を覆し、五感を虜にする香り。思考ではなく感覚によって、ヴァレンティナ ファミリーでの地位を確立したこの新しい香りは、ヴァレンティナストーリーの新たなページを綴る。調香師アレクシス・ダディエによるこの予測不能なビジョンは、プラリネの甘いノートに包まれたオレンジブロッサムの香りに現れている。彫刻のようなフラワーアップリケがあしらわれた丸みを帯びたボトルはかつてない変貌を遂げ、トップからボトムまでシングルトーンで統一。全体に着色されたボトルは視覚的に目を引くと同時に、美に対するヴァレンティナの遊び心があふれる挑戦的な姿勢を表現している。商品詳細・ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム 50ml【価格】10,300円(本体価格)・ヴァレンティナ ブラッシュ オーデパルファム 80ml【価格】14,200円(本体価格)【発売日】2017年7月28日(金)
2017年07月24日ソフィア・コッポラ初演出のオペラ『ソフィア・コッポラの椿姫』が映像化。2017年10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開、その後順次全国公開となる。ソフィア・コッポラとは映画監督のソフィア・コッポラは『ゴッドファーザー』で知られる、フランシス・フォード・コッポラの娘であり、兄弟や親戚に監督や俳優が多い、芸術一家の生まれ。『ヴァージン・スーサイズ』(99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)など注目作を発表し続けてきた。人気悲恋オペラ『椿姫』を演出今回コッポラが初演出するのは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ『椿姫』だ。主人公は華やかなパリ社交界に生きる、高級娼婦のヴィオレッタ。数々の裕福な男たちを虜にしてきた彼女が、見つけた「真実の愛」の行方を描く名作にモダンなタッチを加えた。本公演はローマ歌劇場で2016年5月24日(水)から行われたもので、ヴィオレッタ役としてフラン チェスカ・ドット、そしてアルフレード役として来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリが出演している。なお今回の演出は、ヴァレンティノ(VALENTINO)創始者であるヴァレンティノ・ガラヴァーニが、彼女の代表作のひとつ『マリー・アントワネット』(06)を見て感銘を受け、直々にオファーしたそう。衣装にも注目鮮やかな赤色が印象的なヴィオレッタの衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザイン。さらに、劇中の衣装は、ヴァレンティノのデザイナーとして活躍するピエールパオロ・ピッチョーリや、ヴァレンティノのデザイナーであったマリア・グラツィア・キウリ(現ディオール(Dior)のデザイナー)が手がけており、本公演の見どころの1つとなっている。舞台美術にも注目また舞台美術には、ハリウッドで数々の大作を手掛け、『プレステージ』(06)、『ダークナイト』(08)、『インターステラー』(14)でアカデミー賞美術賞に3度ノミネートされ、話題の作品『ダンケルク』も手掛けるプロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが大抜擢されている。【詳細】『ソフィア・コッポラの椿姫』公開日:2017年10月6日(金)※TOHOシネマズ日本橋2週間限定公開、その後順次全国公開演出:ソフィア・コッポラ指揮:ヤデル・ビニャミーニ合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ舞台美術:ネイサン・クロウリー衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリキャスト:ヴィオレッタ:フランチェスカ・ドット、アルフレード:アントニオ・ポーリ、ジェルモン:ロベルト・フロンターリ原題:La Traviata©Yasuko Kageyama
2017年07月21日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)2017年プレフォールコレクションから、新作バレリーナシューズが登場。”伝説のホテル”との愛称を持つ、アメリカ・ニューヨークの「ホテル・チェルシー(Hotel Chelsea)」をテーマにした今季。ジャニス・ジョプリン、ボブ・ディラン、パティ・スミス…名声が受け継がれるアーティストたちの雰囲気を取り入れ、少しハードで華やかな装いが揃った。そんなシーズンルックの足元を飾るのは、バレリーナシューズ。ブラックのシンプルなデザインに、フラワーパネルのストラップが映える。一つひとつの花モチーフには、シルバースタッズをあしらって、洋服からのロックな要素を継承。パテントレザージャケットにドット柄のタイツを合わせたクールなルックにも、シフォンドレスを中心にしたスイートな着こなしにも相性抜群だ。【アイテム詳細】レッド ヴァレンティノ バレリーナシューズ※現在店頭にて発売中価格:47,000円+税取扱店舗:全国のレッド ヴァレンティノ直営店【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03-6384-3512
2017年06月12日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)の2017年プレフォールコレクションは、アメリカ・ニューヨークの「ホテル・チェルシー(Hotel Chelsea)」がテーマ。”伝説のホテル”との愛称を持つこのホテルは、その名に相応しく多くの芸術家、著名人が集った。シド・ヴィシャス、ボブ・ディラン、イギー・ポップ…など、今なお色褪せることなく、その名声が受け継がれている人物たち。彼らの思い出を記録したフォトダイアリーをめくるように、レッド ヴァレンティノの今シーズンはスタートする。ゴールド刺繍のナポレオンジャケット、肌を大きく露出したブラトップ、シースルー素材のセクシードレス、ハードなバイカージャケット。60年代から80年代にかけてのエッセンスを投影した一つ一つのピースは、舞台へ上がるときの衣装のように強い個性を放つ。レッド ヴァレンティノにとって珍しいタキシードは、パティ・スミスの輝きを象るように存在し、どこかノスタルジックな思いも運ぶ。 スターの象徴・星のモチーフは、シフォンドレスにプリントで、デニムオールインワンの上にパッチワークで、ハーフスリーブニットにラメ加工で…と手法も様々に描かれていく。少しシワの入ったミニドレスは、ロックスターの彼女の持ち物をイメージして。恋人に付いていった旅先、トランクを開けるとドレスは”しわくちゃ”。でもそのまま纏ってライブへ出かける、そんなおてんばな女の子の姿を表現した。リブニット、エアリーなドレス、丸襟のコート。ストライプに、花模様、ハート柄。ルールにとらわれず集められた要素たちは、アンバランスな集合体。しかし、それは時代を象徴するミュージシャンたちの集いのようで、人を魅了する大きな力を持っている。
2017年06月10日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2018年リゾートコレクションが5月24日、ニューヨークで発表された。コレクションのエレメンツは、シャツ、ドレス、プリーツスカート、トラックジャケット、トレンチコートなど。それぞれのベーシックなシルエットは保ちつつ、ボリュームを足したり、新しいカットで表情を一変させて、洗練さを際立たせている。カラーパレットは、クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がこだわりを持って表現する、さまざまなトーンのピンク、レッドやバーガンディー、モスグリーン、スカイブルーなど、ビビッドなカラーを効果的に使った躍動感のある色彩が心地よい。70年代のトラックスーツをモダンにチューニングしたアイテムは、大胆なシアーカットやドローストリングがアクセントとなり、動くたびに揺れるステッチのラインでさらに表情豊かに。トップスにはボリューミーなファーコートやボタニカル柄のジャケット、なめらかなフーディーシャツがスタイリングされ、フェミニンなムードも薫り立つ。ツタンカーメンを思わせる古代のシンボルや野獣、鳥、蝶など、いくつものユニークなモチーフがスパンコール刺繍やステッチで彩られ、時空を旅するかのようにボーダレスな世界へと誘う。そして、イギリス出身のデザイナー、ザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)のイラストを起用したドレス。今シーズンは、彼女が1970年代に発表した“口紅と唇”のモチーフを採用。先シーズンの「ラブブレード」が新ラインとして人気を博しただけに、今回のコラボレーションも大いに注目を集めた。さらに、ソックスとスニーカーが一体化したようなストライプファーのシューズや、アイコニックな角鋲をあしらったカラフルなキルティングバッグ、エスニック調のジュエリーなども、ピッチョーリの洒脱なアイデアとアヴァンギャルドな精神を強く印象付ける要素となっていた。
2017年05月30日ヴァレンティノ(VALENTINO)2018年リゾートコレクションが、アメリカ・ニューヨークで日本時間の2017年5月24日(水)0:00より発表される。ショーの模様はファッションプレスでも生中継。先シーズンは、80年代にムーブメントを起こしたデザイナー集団・メンフィスからインスパイアされた、色鮮やかなロングドレスやコートが提案された。フリルや刺繍といったフェミニンな装飾に加え、幾何学的なパッチワークをデザインに取り入れた。【詳細】ヴァレンティノ 2018年リゾートコレクション開催日時:2017年5月24日(水)0:00 ※日本時間現地時間:2017年5月24日(火)11:00
2017年05月22日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)の2017-18年秋冬コレクションが発表された。今シーズンは、自給自足の素朴な生活を営むアーミッシュからインスピレーションを得た。アーミッシュ風の質素でミニマルな装いに、現代の尖ったテイストを加えたスタイルが提案された。コレクションは、ブラックやグレー、ヌードカラーといった落ち着いた色がメイン。装飾を省いたダークトーン1色のコートが、今季の禁欲的な世界観を伝える。反対に、キーカラーを用いながらも、サークルを連ねたような大胆な装飾がインパクトのあるAラインスカートも登場し、素朴なテイストにモダンなひねりを加えた。アーミッシュからの着想は、カントリーな気分も引き出した。ブラウンのツイード地に花柄キルトのパッチワークを施したAラインスカートや、茶色のセーターに民族調の刺繍をしたニット、深い赤のスエードレザーに青で花模様をプリントしたスカートなど、田園風の空気に包まれたアイテムも印象深い。レッド ヴァレンティノらしさが存分に表現された華やかなピースも見逃してはならない。ピンクやイエローの軽やかな素材で仕立てられたロングドレスは控えめな少女のような雰囲気。黒のオーガンザのミニドレスは優雅な印象だ。これらのロマンティックなドレスには、スタッズ付の黒ベルトや、スタッズサンダル、バスケットボールスニーカーなど、趣向の異なる要素が組み合わされ、尖ったディテールが光るスタイリングを完成させていた。
2017年05月11日ヴァレンティノ(VALENTINO)は、新旗艦店を銀座・新商業施設ギンザ シックスに2017年4月20日(木)にオープンする。高級感漂う、こだわりの外装・内装5フロア、885㎡の面積を誇る新店は、ピエールパオロ・ピッチョーリによる革新的なコンセプトを起用。床にはヴェネチアンテラゾー素材を、また柱や階段にはカララマーブル素材を取り入れ、インテリアは重厚感あふれるものにこだわった。まさに上質を体現する空間となっている。ギンザ シックスのデザインテーマの一つである「のれん」は、ストアファザードに使用。部屋と部屋の間や戸口、窓辺にかける日本の伝統的な「のれん」を、硬いアルミシートのメッシュで表現し、内側からも外側からも向こう側を見通すことができる、明るく奥行きある空間を作り出した。夜にはライティングが灯されるので、昼と夜で異なる表情が楽しめるのもポイントだ。全カテゴリーが揃う豊富なラインナップ地下1階にメンズのアクセサリー、1階・2階はウィメンズのアクセサリー、3階にVIPルーム併設のウィメンズウェア、4階にメンズウェアをメインで取り揃える、メゾンの全カテゴリーを網羅したラインナップだ。それぞれのフロアで、ラグジュアリーなウェアや小物を目で見て、手に取って、全身で感じられる。オープン時には、メインとしてメンズ・ウィメンズともに2017年春夏コレクションが店頭を彩っている。なかでも象徴的な、レディ・トゥ・ウェアコレクションに登場する“パンサー”柄はブルゾンやコート、ワンピースなどあらゆるところに姿を現す。また、雰囲気ががらりと変わるリゾートコレクションもオープン時に展開される。“パンサー柄”の限定アイテム登場限定アイテムとして登場するバッグにも、“パンサー柄”は取り入れられた。チェーン付きのバッグは、レザープリント、エンブロイダリー、レザーアプリケーションといったあらゆる手法を駆使して制作されており、目を凝らすほどメゾンのクリエーションが感じられる。さらに、パンサーが顔をだしたもうひとつの限定アイテム、ローファーシューズも販売される。2017年春夏ウィメンズコレクションで印象的なカラーであったローズピンクのAラインドレス、メンズコレクションのメインテーマであるタトゥーをデザインインスピレーションとしたバックパックも限定でラインナップ。オープンに向けて来店者には嬉しい、ここだけでしか手に入らないアイテムを幅広く取りそろえた。メンズではオーダースーツ&デニムを展開メンズフロアでは、スーツのセミオーダーを実施する。2型のうちからシルエットを決定し、約75種類から素材を選び、ディテールなども決めていく。スペシャリストと相談しながら、自身にあった1着を制作できる。また、スーツだけでなく、ベストをプラスした3ピース、シャツのセミオーダーも可能だ。4階の見どころはそれだけでない。ここでは、デニムのオーダーも受け付けている。5種類からデニム生地を選び、ステッチのカラー、レザーパッチ、リベットボタンまでを選択でき、まさに自分だけの1本を手に入れられる。なお、価格はスーツで364,000円+税~、デニムで180,000円+税~が基本となっている。【ショップ詳細】ヴァレンティノ 銀座オープン日:2017年4月20日(木)住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス営業時間:10:30~20:30【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03-6384-3512
2017年04月13日ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)によるヴァレンティノ(VALENTINO)は3月5日、旧ロスチャイルド邸を会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションショーを開催した。19世紀のヴィクトリアンと80年代のムーヴメントであるメンフィスのスタイルを取り入れながら、画家でデザイナーのナタリー・ドゥ・パスキエ(Nathalie Du Pasquier)の作品を思わせるポップなモチーフも登場させ、両極にあるもの、通常では馴染まないものをあえて組み合わせてモダンなコレクションに仕上げている。そのコンセプトは素材使いにも現れており、ゴートファーやクレープなど、異素材同士を繋ぎ合わせるという高度な技術を用いたドレスも多く見られた。ポップなモチーフをカラーミンクのパッチワークで表現したコートと同モチーフをプリントしたニットドレスのセットアップがモダンな印象を与えるが、漆黒のジェットビーズを刺繍したレースとチュールのドレスなど、伝統的なクチュールのスタイルに則ったルックもしっかり見せている。その他にも、ほぼ全てを手縫いしたダブルフェイス素材のコートとトップスとパンツのセットアップや、ドットをマイクロシードビーズの刺繍で表現したフェルトパネルのドレスまで、クチュールメゾンならではの繊細な作品ばかり。グラディエーター風のレースアップブーツやソールにスタッズを打ったブーツ、ファーを飾ったサンダルなど、クチュールとは対極的なシューズを合わせることで各ルックはウルトラコンテンポラリーに変化。そんなところにも、ピッチョーリの巧みなセンスを印象付けた。
2017年03月12日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、パリ・ファッション・ウィーク6日目の2017年3月5日(日)に発表された。ピエールパオロ・ピッチョーリによる2017-18年秋冬シーズンは、繋がることさえ想像できない、対極なものを結びつけることを到着点とした。相反するものの衝突。その答えを導き出すための一つの道しるべとなったのは、80年代にムーブメントを起こしたデザイナー集団・メンフィスの存在だ。ブラック・ブラウンがスタンダードであった当時、インテリア業界に与えた一つの衝撃。鮮やかな色彩、有機的な形状、キッチュなモチーフを並べ、インテリアそのものの楽しみを説いたメンフィスの作品は色鮮やかで、色彩のパワーに引き寄せられるようにあらゆるものが一つにまとまっている今季のヴァレンティノに通じる。ベースとなるのはロングなドレスまたはコートで、イエローやライトブルー、ピンクなど明るい色たちが服地で顔を合わせている。フリルや刺繍といったフェミニンな装飾に混じって現れる、幾何学的なパッチワーク。手書き風の花々やグッド・ピースなどの形をとった手のモチーフ、数字ロゴもプリントまたはパッチワークされている。カラーパレットとモチーフが作り出したポップな世界をより大きく羽ばたかせるのは、シルエットの遊び。ウエストラインの切り替えや細かく配したプリーツ。ショルダーは丸みを持たせ、胸元は大胆にVの字でカットした。スリットは深く大きく。パネル状になった一つ一つのテキスタイルは、まるでそれぞれに意志を持ったように動き出し、コレクション全体をリズミカルに魅せる。アクセサリーは丸ビーズのネックレスで統一して。足元はブーツまたはフラットサンダルで軽さと躍動感を投じた。
2017年03月11日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)の期間限定ショップを松屋銀座にオープン。会期は、2017年2月22日(水)から7月17日(日・祝)まで。レッド ヴァレンティノの2017年春夏コレクションは、サーフボードやカラフルなウェーブ、たくさんのクロシェと楽しさに溢れたビーチファンタジーがテーマ。中でも、コレクションを印象付けたのはフラミンゴモチーフ。常夏を思わせるピンクのフラミンゴがブラックの背景に散りばめられた、ガーリーで夏らしいプリントが夏の気分を盛り上げる。限定ショップでは、このフラミンゴプリントをあしらった「ロマンティックメモリーズ」シリーズが、国内でいち早く並ぶ。フラミンゴ柄のバッグや、マキシ丈のチュールがふわりとなびくワンピースなど、今ショップ限定のアイテムも。夏の午後に漂う、甘いムードを詰め込んだようなアイテムは、いっそう暑い季節を待ち遠しくさせる。また、この松屋銀座の限定ショップは、クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリと建築家のインディア・マダヴィによる新しいコンセプトを基にデザインされた都内初の店舗となる。ホワイト、ピンク、オークルといったロマンティックカラーをシンボルに、什器やチェアを飾り夢のような空間を演出している。【詳細】レッド ヴァレンティノ 松屋銀座 限定ショップ開催期間:2017年2月22日(水)〜7月17日(日・祝)会場:松屋銀座 インターナショナルブティック 2F住所:東京都中央区銀座 3-6-1■アイテム例ドレス 128,000円 (松屋銀座限定)バッグ 98,000円 (松屋銀座限定)【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL : 03-6384-3512
2017年02月16日イエナ大通の元邸宅のイベントスペースで2017-18年秋冬メンズコレクションショーを開催した、ピエールパオロ・ピッチョーリによるヴァレンティノ(VALENTINO)。コンビを組んでいたマリア=グラツィア・キウリがディオールへ移籍し、クリエイティブ ディレクターを1人で務めて初のメンズコレクションとなる。昨年発表されたウィメンズコレクションでも高い評価を得ていたが、多くの期待に応える充実した内容となった。冒頭4点のコート類は、ダブルフェイスカシミアをあしらったオートクチュールで、スローガン部分はパッチワークになっている。そのスローガンは、セックス・ピストルズのジャケットで知られるグラフィックアーティスト、ジェイミー・リードとのコラボレーション。スローガンは、その他にブルゾンやダッフルコート、インターシャニットやキャップなどに多用された。ブラック、ブラウン、グレーなどのベーシックなカラーパレットの他に、落ち着いた色調のピンクやミントグリーンなどが登場したが、これはフランシス・ベーコンの絵画からの引用。発色の良い赤やワインレッドなどの差し色とともに、美しいアクセントになっていた。ゼブラ柄にパッチワークしたフロックコートやブルゾンは、クチュールメゾンならではのアイテム。多くのコート類にレザーやフェルト製の付け襟があしらわれていたが、オーソドックスになりがちなものをモダンにアレンジ。それはコレクション全体に言及でき、一際ラクジュアリーであるのに一際コンテンポラリーで若々しい印象を与えた。
2017年02月06日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、初の舞台となるニューヨークにて2017年プレフォールコレクションを発表した。
2017年02月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2017年春夏オートクチュールコレクションが発表された。マリア・グラツィア・キウリが退任し、ピッチョーリが単独でクリエイティブ ディレクターを務める最初のオートクチュールコレクションである。一枚の布が体を覆うような古典的なシルエットのドレスは、歩くたび靡き、身体のラインに沿い、美しさのかたちを瞬く間に変える。煌めく草花の刺繍や細やかに並べられたフリルは、より一層美しさの在り方を強調している。肌が透けるシアーなプリーツは、神秘的な儚さをそれぞれのドレスに注ぐ。色はホワイトが主流。まさに純粋無垢を体現するパレットだ。そこに優しいグリーンやピンク、時として官能的な赤が加わり女性の多面的な部分を表現している。ヴァレンティノが守り続けてきた美のシルエットに、今シーズンは少しだけマスキュリンなエッセンスが垣間見える。それを体現したのがジャケット型の羽織。刺繍があしらわれたラペルは、私たちが知っている硬さのあるものではなく柔らかな形状だ。もはやジャケットというよりは、トレーンを引く長いショールといったほうが近いだろう。洋服は小さな現実の積み重ねであって、ヴァレンティノが創り上げる幻想的な世界に近いものなど完成するまではないかもしれない。ジャケットはまさにその象徴的なアイテム。生地を図って、調整して、縫い付けて……。ただ、その先にある幻想的世界を一度目にすると、どうしてもその超現実的工程に目を向けたくなるのがクチュリエたち。そして彼らが創り上げるファンタジーに浸りたいと、私たちはそのクリエーションに期待してしまう。
2017年02月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)が2017年プレフォールコレクションを、日本時間の2017年1月12日(木) 00:00よりアメリカ・ニューヨークで発表。ショーの模様をファッションプレスで生中継する。2017年春夏ウィメンズコレクションでは、クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが単独で手掛ける初のランウェイショーとなり、注目が高まった。コレクションでは、ルネサンス時代の怪奇絵画と攻撃的なパンクテイストを融合した世界観を表現し、中世の厭世的なデザインと現代の反体制的な文化とが融合した、時代を超える旅を展開。今回は、同ブランド初のプレフォールシーズンにおけるランウェイショーとなっており、さらに舞台をパリからニューヨークへ。どのような世界を披露してくれるのか期待が高まる。【詳細】ヴァレンティノ 2017年プレフォールコレクション日本時間:2017年1月12日(木) 00:00 / 現地時間:2017年1月11日(水) 10:00
2017年01月09日ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)によるヴァレンティノ(VALENTINO)が、1月12日0時00分(現地時間11日10時00分)よりニューヨーク・ザ ビークマンで開催する2017年プレフォールコレクションショーのライブストリーミングを配信する。8年に渡り共同クリエイティブ ディレクターとして務めたマリア・グラツィア・キウリが離籍し、ピッチョーリが単独クリエイティブ ディレクターとして指名されてから初めてのプレフォールコレクションとなる。ショーの様子はこちらから視聴が可能。
2017年01月08日密かに注目を集めているピンクについて考えてみた。女性はピンクを着るタイプと着ないタイプに分かれる。日本ではピンクを着る女性のタイプは、「可愛い」「女性らしい」「ソフトな」と形容されることが多い。着ないタイプのクロゼットには、男性と肩を並べて仕事をするイメージの黒や紺やグレーといった落ち着いた色の服が並んでいる印象がある。だからと言って女性であることを否定しているわけでもない。ここで誤解して欲しくないのは、着る女性、着ない女性たちをステレオタイプに分類しようとしているわけではない。デザイナーの感性を通して提案された新しいイメージのピンクを、ピンクを着ないタイプと思い込んでいた女性たちが、着てみたいと思う瞬間を捉えてみようと考えた。コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)の川久保玲が、赤をテーマにしたコレクションを発表した時、単に女の子色だった赤を、赤は黒に匹敵する強い色だというメッセージを発信し、そのイメージを一変させたことがある。来シーズン注目したいピンクは、それぞれのデザイナーの捉え方の違いが際立つシーズンになりそうだ。■バレンシアガ(BALENCIAGA)/リッチ・ピンクバレンシアガのデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)は、クチュールならではのヴィヴィッド・カラーへのアプローチを鮮やかなピンクやブルーで表現した。80年代から90年代のクチュールに見られたリッチなヴィヴィッドカラーの使い方にインスパイアーされたであろう色使いだ。2017年春夏に見られた「クチュールとフェティシズムの密接な関係」は、リッチなピンクがクチュール感を担い、ラバーやスパンデックスという素材が持つ触感はフェティシズムに由来するものだ。キッチュとエレガンスの間、タイトロープを歩くようなスリリングな展開をヴァサリアは楽しむかのようだ。先シーズンのストリート感覚はアノラックやワークジャケットやメンズライクなシャツとして存在し、バレンシアガのベーシックアイテムとして定着するのだろう。■ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)/神秘のピンク意外性のピンクは、ジバンシィのピンクかもしれない。「ニューエイジ」がキーワードという2017春夏は、これまでのクールなコレクションに新しい感覚がプラスされたシーズンになりそうだ。従来の黒を基調とした力強いコレクションと並行して、瑪瑙(メノウ)の原石の断面をプリントしたドレスには、自然の色に由来するピンクがさりげなく配置されていた。ジバンシィにはこれまで存在したことのない「神秘のピンク」なのだ。女性にアピールするピンクというより、かつてピンクに見向きもしなかった女性へ向けたスピリチャルなメッセージをピンクのメノウプリントで、投げかけているかのようだ。その後登場したフューシャピンクのドレスも、イタリア人特有のぬくもりを感じさせるピンクだった。■ヴァレンティノ(VALENTINO)/必然のピンクピエールパオロ・ピッチョーリ(PierPaolo Piccioli)は、単独のクリエイティブディレクターとなったコレクションの冒頭に女性へのオマージュのように一連のピンクを発表した。イギリスのデザイナー、ザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)にルネッサンス期のネーデルラントの画家ヒロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)の「快楽の園」を再解釈したイラストをペールピンクからサンドラの髪の色のようなショッキングピンクのドレスに刺繍で描いた。メゾンのDNAともいえるどこか甘く切ない女心をくすぐるポイントをピエールパオロは身につけていたのだろう。つまり、ヴァレンティノ・ガラヴァーニのフェミニズムは、色や素材の隅々にまでいきわたっており、メゾンの未来に受け継がれていくに違いない。■シャネル(CHANEL)/デジタル・ピンクシャネルのピンクは、定番色といえるほどいつのコレクションにも存在する。今季もトレンドを意識したわけでもなく、いつもと変わらぬ我が道の中に存在するピンクだ。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の才能は、定番のピンクをシーズンのコレクションの中で偶然のように見せる力にあると思う。ツイードの風合いや新しいシルエットで提案するシャネルのスーツは、フェミニンなピンクがいつも存在し、ファンを裏切ることはない。2017春夏は、シルクに施されたプリントのピンクは、人工的なニュアンスを伝えるために発光しているかのような電気仕立てのピンクに仕上がっている。今までとは明らかに違うデジタル・ピンクなのだ。■エルメス(HERMES)/知的なピンク知的な女性デザイナーはピンクを敬遠すると女性たちは思っている節がある。今シーズンのナデージュ・ヴァン=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)は、ピンクと素直に向き合っていた。つまり、女性を美しく見せる色を探していたら、ピンクに行き当たったという印象だ。奇をてらうわけでもなく、いかにも彼女らしい肩肘張らないリラックスしたピンクに対するアティチュードに好感を持った人も多いはずだ。素材の風合いと色のマッチングが絶妙で、品の良さを際立たせる。自分の感覚に従った結果、時の空気に敏感なデザイナーたちと同じ気分を共有していたのだろう。ナデージュが表現する陶器のようなローズとフューシャピンクは、知的な女性のために存在する。■ロエベ(LOEWE)/ひらめきのピンク49体の内ピンクは1体だけにも関わらす印象を残したのは、色の力でもあり、デザイナーのひらめきの力だ。少し青みがかったピンクは、ベージュと組み合わせることで鮮やかさを増している。さしてピンクへの想いれもなく、何の先入観もなく配置されたピンクは、清々しささえ感じさせる。 ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)のデザインに多くみられるジェンダレスと同じ延長線にあり、他意もなく瞬間的にひらめいたピンクのようである。そのひらめきに触発されて、着ないタイプの女性も、抵抗なく手に取るのではないかと思った。
2017年01月01日レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)の2017年リゾートコレクションより、新作ウェア&小物をピックアップして紹介する。今季のレッド ヴァレンティノ ガールは、破壊的な大胆さと純粋さをミックスして、新しいファッションを追い求めている。母親から譲りうけたようなクチュールドレスとストリート寄りのデニムウェア、繊細なドレスとファーコート、アニマルモチーフとランジェリーテイスト…など、無秩序に様々な要素を掛け合わせている。ファンタジーランドスケープドレスブラックのシースル素材を下地に、刺繍やパッチワークで優しい世界を描いたドレス。元気いっぱいに育った木々には真っ赤な果実がなり、小鳥たちが仲睦まじくその果実をつまんでいる。木の下に並ぶのはカラフルな丘。童話のようなドリーミーなストーリーを布地の上で楽しむことができる。シルエットは、コンパクトな身幅と少しフレアなミニ丈がポイント。足元にストラップサンダルを合わせれば、フレッシュなスタイルの完成。ガーデンフラワープリントドレス小さな花々が並んだロングドレスは、ヴィンテージライクな生地感がどこか懐かしい印象を与える。レングスは長めに整え、裾にフリルをあしらって動きをつけた。ウエストラインには、ベルベットリボンを添えて、ほんのりとポイントを設けている。ティアードミニドレスレッド ヴァレンティノらしいミニドレスは、軽やかなシフォン素材で仕立てて、春の訪れを感じさせた。ティアードタイプのスカート部分には、差し色でブラックを採り入れて美しい波線を強調させている。胸元や袖口にもたっぷりとフリルをあしらって、とことんフェミニンに仕上げた。木彫りソールサンダル今季のアイコンの一つ「ハミングバード」たちが、シューズラインにも現れた。木彫り風のディテールで小鳥たちが描かれたウッドソールは、クラフツマンシップを感じさせる。アッパー部分にも繊細な模様とバードモチーフをプラス。等間隔で打たれた、ゴールドビジューが華やかさを与える。レオパードバッグ人気のスタッズバッグからは、アニマルバージョンが登場。レオパードとスターモチーフをコラボレーションした斬新なデザインだ。フロント部分にも小さなスタッズが配されている。チェーンストラップが付属するので、機能性にも優れている。【アイテム詳細】レッド ヴァレンティノ(RED VALENTINO)2017年リゾートコレクション発売時期:2016年12月より順次発売【問い合わせ先】ヴァレンティノ インフォメーションデスクTEL:03-6384-3512
2016年12月19日ヴァレンティノ(VALENTINO)の限定イベントが、伊勢丹新宿店で開催される。期間は、シューズが2016年11月16日(水)から29日(火)まで、バッグは11月23日(水)から29日(火)まで。2017年春夏コレクションのアイテムが、いち早く発売される本イベント。シューズとバッグのそれぞれにスタッズがあしらわれた、ハードでフェミニンな印象のシリーズだ。ソウル ロックスタッズ2016年秋冬メンズのランウェイで最初に登場したシリーズをアップデートした「ソウル ロックスタッズ」。シューズのウェルト部分にアイコニックなマイクロスタッズを施し、繊細できらびやかな印象のアイテムに仕上げた。ミニマルな印象をそこなることのない装飾は、そのシンプルさを引き立てるように作用。サンダルはもちろん、パンプスやローファーなどのアイテムも1ランクブラッシュアップされたきらめきを放っている。ロックススタッズ スパイク スモール ショルダーバッグ2016年秋冬ウィメンズで初登場し、パステルカラーのロマンティックなクラシックスタイルに多用された。格子状の交差ポイントに、1つ1つ手作業でマイクロスタッズを取り付け、控えめな輝きをプラスしている。チェーンショルダーやハンドル部分は取り外しが可能。さらにハンドルに手を通してクラッチのように持つこともでき、雰囲気の違う合わせ方を複数楽しむことができる。【詳細】ヴァレンティノ ガラヴァーニ 2017年 SPRING POP UPイベント・シューズ期間:2016年11月16日(水)〜29日(火)場所:伊勢丹新宿店本館 シューズコーナー住所:東京都新宿区新宿3-14-1・バッグ期間:2016年11月23日(水)〜29日(火)場所:伊勢丹新宿店本館 バッグコーナー住所:東京都新宿区新宿3-14-1
2016年11月07日ヴァレンティノ(VALENTINO)が11月16日から29日まで、17年スプリングコレクションのシューズをいち早く展開するポップアップショップを伊勢丹新宿店にオープンする。同ポップアップショップでは、16-17AWコレクションで登場した「ソウル ロックスタッズ(SOUL ROCKSTUD)」コレクションの新作サンダル(12万6,000円)、パンプス(10万2,000円)、ローファー(12万6,000円)、スライド(8万7,000円)を紹介。同コレクションは、シューズのウェルトにアイコニックなマイクロスタッズがあしらわれており、そのスタッズをつける工程では、職人の高く革新的な技術が用いられている。その他、ヴァレンティノの90年代シェイプや、秋冬からも活用できそうなアイテム、日常使いの可能なシューズやスニーカーなども展開される予定だ。また、16AWコレクションのランウェイで初めて登場した人気のバッグコレクション「ロックスタッズ スパイク(ROCKSTUD SPIKE)」からも新型や新色が登場。マイクロスタッズがひとつひとつ格子状の交差ポイントに手作業で取り付けられており、バッグはチェーンやショルダー、ハンドル部分を取り外すことでクラッチのように持つこともできる。「ソウル ロックスタッズ」コレクションや「ロック スタッズ スパイク」コレクションの新作アイテムは、同ポップアップショップにて先行発売後、全国で展開される。
2016年11月07日