映画ファンにとって毎年欠かせないイベントのひとつといえば、横浜フランス映画祭。今年も豪華なゲストたちによって大きな賑わいを見せましたが、今回はこちらの方にお話をうかがってきました。ヴァンサン・ラコストさん【映画、ときどき私】 vol. 641『EDEN/エデン』や『アマンダと僕』などに出演し、フランス映画界をけん引する若手実力派俳優として知られるヴァンサンさん。オープニング作品『愛する時』では、ある過去を抱えながら小さな息子と暮らす女性マドレーヌと運命の出会いを果たす裕福なインテリ学生のフランソワを演じています。そこで、役作りの裏側や人間関係で大事にしていること、そして日本での忘れられない思い出などについて語っていただきました。―まずは、本作に出演したいと思った決め手について教えてください。ヴァンサンさん監督のカテル・キレヴェレのことはよく知っていましたし、彼女の過去作『スザンヌ』もすごく好きだったので、ぜひ仕事をしたいと考えていました。あとは、この作品で描いているテーマも非常におもしろいし、20年にわたるカップルの姿にもロマンがあるなと。いろんなものが詰まっている複雑な役どころでもあったので、友人であり素晴らしい俳優でもあるアナイス・ドゥムースティエと一緒に演じたいという思いになりました。役のアイデンティティを表現するために10キロ以上減量―ananwebではキレヴェレ監督に以前取材をしたことがありますが、非常に細かいところにまでこだわりを持っていらっしゃる方という印象を受けました。現場ではどのような演出がありましたか?ヴァンサンさん確かに、彼女の演出はとてもこだわりが強いですよね。そんななか、僕がこの役を演じるうえで言われたのは、まず痩せることでした。なぜなら、内面のもろさや繊細さ、そしてキャラクターの持つ優しさを身体で表現してほしいというリクエストがあったからです。そのために糖分をまったく取らずに10キロ以上も減量しましたが、そうすることで役のアイデンティティを表現しています。―なるほど。また、劇中の2人はそれぞれの秘密を共有し合うことによって、特殊な愛情で結ばれていたと思いますが、彼らの関係性をどのようにとらえましたか?ヴァンサンさんマドレーヌとフランソワは、お互いを求めているというよりも、社会から存在を拒否されている2人であるがゆえにお互いを支え合って生きているカップルだと思いました。苦しい生活のなかでフラストレーションが溜まっていくところもありますが、真摯な愛情もあるのでそこが映画としても美しい部分だと感じています。人間関係で大事なのは、自分らしくいられるかどうか―ご自身が人と付き合ううえで大事にしていることがあれば、お聞かせください。ヴァンサンさん僕自身は幸いなことにすごく自由に生活ができる国で、何の問題もなく暮らしているので、恋愛に関しても自分が思う通りの人間関係が実現できていると思います。とはいえ、自分らしくいられるかどうか、というのは一番重要ですね。相手に求めているものがあるとすれば、優しさとユーモアがあって、いろいろな感性を持ち合わせている人であること。ともに時間を過ごすことになるので、それらは僕にとって欠かせないものです。―また、ヴァンサンさんはこれまでに数多くの作品に出演されており、毎回まったく違う印象を受けるのですが、作品選びはどのようにしていますか?ヴァンサンさんまず僕が作品を選ぶ際に重視しているのは、監督がどういう人かということです。どんなにシナリオがよくても、監督の解釈によって変わるので、監督の芸術的なビジョンに自分がピンと来るかどうかは必須ですね。あとは、自分が観客として観たときにおもしろそうと思う作品には出たいなと考えています。僕にとって映画が生活の一部というのもありますが、観客としての視点は大切にしている部分です。オフは何よりも自分の時間を大切にしている―ご自身の見せ方で意識されていることもあるのでしょうか。ヴァンサンさん僕は若い頃から仕事を始めたので、最初はティーンエイジャーの役からスタートしましたが、その後はコメディやドラマでいろんな役を演じてきました。そのなかでも、なるべく同じタイプの役を選ばないようにはしています。とはいえ、俳優は提案をもらってから成り立つ仕事なので、いい話をもらうまでに時間がかかることもありますね。―ちなみに、オンオフはどのようにして切り替えていますか?ヴァンサンさん撮影のときは長い期間ほかのことが何もできないので、オフのときはなるべく自分のために時間を使うように心がけています。家族や友人に会ったり、旅行をしたり、本を読んだり、映画を観たり、自宅のインテリアを考えてみたり、スポーツをしたり。とにかく自分の時間を大切に考えるようにしています。日本の文化は、どれも特別で繊細―日本に来るのは3度目とのことですが、どのような印象をお持ちですか?ヴァンサンさんいろんな文化があって素晴らしいと思いますが、そのひとつである映画には質が高くて美しい作品が多いと感じています。そういった部分は、昔から現在まで絶えることなく受け継がれているので、是枝裕和監督や今村昌平監督、北野武監督、濱口竜介監督といった監督の映画が僕は好きです。ほかにも、漫画や文学、そして食にいたるまで特別な文化ですし、どれも本当に繊細ですよね。―もし、日本での印象的な思い出などがあれば教えてください。ヴァンサンさん初めて日本に来たのは友達とのバカンスでしたが、ちょうどフランスがワールドカップで優勝したときでした。その瞬間は京都にあるバーにいたので、日本人とフランス人が一緒になって喜んだことが記憶に残っています。それから僕は動物好きということもあり、鹿を見に奈良に行ったこともありました。ただ、せんべいをあげていたらどんどん鹿が集まってしまい、せんべいはなくなったのに15匹くらいの鹿に取り囲まれて追いかけられたことも(笑)。あれは忘れられない経験ですね!人生に悩みがあるのは、とても自然なこと―それでは最後に、ご自身と同世代のananweb読者に向けてメッセージをお願いします。ヴァンサンさん人生においてずっと悩みがあると感じることもあるかもしれませんが、これはとても自然なことです。なので、悩みを抱えている自分自身も受け入れていったらいいのではないかなと思います。他人に目を向けてみれば、みんなも将来に不安を持っている状態にあることがわかるので、「これは普通のことなんだ」と再認識できるはずです。実際、僕自身も自分がしていることが正しいかどうか、確信を持てていません。でも、それよりも自分に対して疑いを持ったり、悩んだりすることは悪いことではないと考えるほうがいいのではないかなと。そうやっていろんなことに好奇心を持って乗り越えていくのは大事だと思っているので、みなさんにもそれを伝えたいです。あとは、友達と話をしたり、音楽を聴いたり、映画を観たり、外に意識を開いていくような生活にしていくのもオススメですね。インタビューを終えてみて…。これまで作品ごとにまるで違う顔を見せているヴァンサンさん。それだけに素顔はどんな感じか楽しみにしていましたが、フレンドリーでとても自然体な方でした。フランス映画界には欠かせない一人でもあるので、今後も幅広い作品での活躍を期待したいところです。作品情報「横浜フランス映画祭 2024」写真・園山友基(ヴァンサン・ラコスト)
2024年04月02日1997年に韓国で起こった通貨危機の裏側を赤裸々に暴き、政府を痛烈に批判する衝撃作『国家が破産する日』から、キム・ヘスやユ・アイン、そして仏俳優ヴァンサン・カッセルらがそれぞれに語るインタビュー映像が解禁となった。この度解禁された映像は、1997年当時の韓国を再現した製作の裏側を紐解き、本作が製作された意味をキャストやスタッフの証言を交え、観る者に訴えかけるもの。金融コンサルタントを演じるユ・アインが「(本作は)立場によって状況が異なり、面白い反面、やるせなさと憤りを感じます」と話し、また、国家破産をいち早く察知する韓国銀行の通貨政策チーム長を演じたキム・ヘスが、「彼女のような人がたくさんいたら、あんな災難は避けられたかも」と語りかける。1997年当時の韓国の経済危機がかなり切迫した状況だったことが受け取れる。そんな“いま、観るべき映画”をさらに傑作へと導いたのが、ほかならぬ彼ら実力派俳優たち。「存在感のある人物を探していて」と製作側の熱意に動かされ、韓国映画初出演となったヴァンサンは「この作品を断る理由はありませんでした。本作を通して、当時の韓国の状況を学んだ」と話し、本作で敵対する役を演じたキム・ヘスの演技も「彼女の演技には常に驚かされました。共演出来て光栄です」と絶賛を贈る。一方のキム・ヘスも「ヴァンサンという俳優には独特の迫力があります。特別な経験でした」と撮影をふり返り、映像では2人が撮影合間に打ち合わせする様子も捉えている。さらに政府・財政局次官役チョ・ウジンについても「作品のエネルギーを最大値まで高めてくれる本当に素晴らしい俳優」と称える。韓国国民の誰もが好景気を確信していた1997年。忍び寄る危機を防ごうとする者、その危機に賭ける者、家族と会社のために生き残ろうとする者、それぞれの状況を見事にとらえた本作に迫る映像となっている。『国家が破産する日』は11月8日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月29日フランスのイケオジ俳優、ヴァンサン・カッセルがサントリー食品「オランジーナ」のCMに出演し、話題を呼んでいる。思い返せば、かつての同CMでは、リチャード・ギア演じる“TORA”が『男はつらいよ』の“寅さん”さながらに女性に振られてしまう「ムッシュはつらいよ」シリーズが親しまれた。親しまれるといえば、「BOSS」の“宇宙人ジョーンズ”としてお馴染みのトミー・リー・ジョーンズは、このキャラクターを演じてもう12年になるとか。今回のCM考では、人気海外俳優が出演してきたCMに注目してみた。セクシーなイケオジ俳優ヴァンサン・カッセルも振られちゃう!ヴァンサン・カッセルといえば、『ブラック・スワン』のコーチ役やレア・セドゥ主演『美女と野獣』の野獣から『オーシャンズ』シリーズ、グザヴィエ・ドランのカンヌ受賞作『たかが世界の終わり』、全国順次公開中の『ゴーギャンタヒチ、楽園への旅』などで知られるフランスの実力派。本CMでは、ブラックのスーツと帽子でかっこよくキメたヴァンサンが、思いを寄せていた女性から好きな人を紹介され、失恋してしまうも、「セラヴィ(C’est la vie)」“これが人生さ”と明るく笑い飛ばす度量の大きさを見せている。さらに、そんなヴァンサンを憧れのアニキとして慕う相棒を「バイきんぐ」の小峠英二が演じている点も見どころだ。2012年に日本に初上陸した「オランジーナ」はフランスの“国民的飲料”ということで、当時のCMは日本の国民的映画『男はつらいよ』シリーズをパロディ。お馴染みのあの音楽が起用され、山田洋次監督からのお墨付きも得ていた。国民的といえば、『レオン』『グラン・ブルー』『ミッション:インポッシブル』などで知られるフランスのジャン・レノが、日本の国民的キャラクター・ドラえもんに扮していたことも思い起こされる。2011年、トヨタの「実写版ドラえもん」シリーズでは大人になったのび太を妻夫木聡、しずかを水川あさみが演じる中、CGなどではなく、まさかのジャン・レノが水色のスーツを着て登場した際は、かなりの衝撃を呼んだ。なお、イケオジといえば、最近は『サバービコン 仮面を被った街』などの監督業やプロデューサー業で知られるジョージ・クルーニーのネスレ「ネスプレッソ」CMも、『オーシャンズ』シリーズさながら洗礼された雰囲気で注目を集めた。独身時代はモテモテだったクルーニーらしく、「ネスプレッソ」をキッカケに女性と親しくなるのか…と思いきや、やはり相手にされない展開ばかりなのが新鮮でもあった。“ギタリスト”ジョニー・デップが超絶にカッコイイ!さらに、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の初映像が公開され、悪の魔法使い・グリンデルバルドを演じる姿に注目が集まっているジョニー・デップの新CMが登場!3月13日からオンエアがスタートした「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」の「瞬冷辛口2018ジョニー・デップ篇」では、ミュージシャンとしても活躍するジョニーのカッコよさにしびれるばかり。空港内の格納庫で1人、自前のギターを奏でるジョニー。監督がカットをかけても最後まで演奏を続けるほど、ギターに集中していたという。ジョニーは俳優として大ブレイクする以前から音楽活動をしており、アリス・クーパーやジョー・ペリー(エアロスミス)といったロック界のレジェンドたちと結成したバンド「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」は2016年のグラミー賞でも演奏を見せてくれた。まもなく、同バンドの日本ライブも予定されているらしい。また、『ファンタビ』でジョニー演じるグリンデルバルドと対峙することになる、若き日のダンブルドア先生を演じるのはジュード・ロウ。ジュードといえば、小栗旬が桃太郎に扮した「ペプシストロング」のCMで、カリスマ性あふれる激強の“鬼”を演じていたことも記憶に新しい。『ファンタビ』でも、飄々としていながら強力な魔法使いであるダンブルドアとして、その片鱗を見せてくれるに違いない。なお、若き日のジョニーが主演した名作『ギルバート・グレイプ』(93)が、この5月に初めてブルーレイ化されることも決まっている。同作では、当時19歳のレオナルド・ディカプリオと兄弟役で共演し、レオはアカデミー賞に初ノミネートされた。レオといえば、2013年の「ジムビーム」のCMで、実際にアイスピックを使って器用に氷を削る“丸氷づくり”を披露してくれたこともあった。“宇宙人ジョーンズ”が調査開始以来、初のバカンス!?器用に何でもこなせるのは、“宇宙人ジョーンズ”も同じ。とある惑星からやってきたジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業にチャレンジ。未知なる星・地球を調査していく「BOSS」の「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は実に12年目を迎えている。その最新版では、なんと、ある港町で和久井映見らと“海女”に挑戦。冷たい海での仕事を嘆く彼女たちに触発されて、調査開始以来、初のバカンス(!?)に出かけることに。そんなジョーンズにハワイのイメージを強烈に植え付けるのが、“上から目線”の調査員監視係“宇宙人アシダ”こと芦田愛菜!今度は映画で2人の共演を見てみたい気もする。キラキラ輝く女性セレブたちの姿も一方、数々のハリウッド女優をイメージキャラクターに起用してきたことで知られるのが、ユニリーバの「LUX」。日本では世界に先駆けてシャンプー・コンディショナーなどのヘアケア製品を投入したそうで、歴代CMにはアカデミー賞女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ペネロペ・クルス、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ。さらに人気海外ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のニーナ・ドブレフ、そして現在は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開も楽しみなスカーレット・ヨハンソンと、まさに豪華絢爛。美の極致を見せてくれる。また、ミランダ・カーは「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」、P&G「ボールド」、サントリー「黒烏龍茶」など、これまで多数のCMに登場してきたが、現在、マルコメ味噌のCMにも出演しているのが驚き。美と健康に気を使うハリウッドセレブたちに和食が浸透してきている中、ミランダ自身が開発に関わったコラボ商品「オーガニックみそパウダー」も含め、5本のTVCMが製作されている。今回挙げたものは、近年のほんの一部。本国では日本のCMに出演していることはあまり大きな声ではいえないようだが、それでも、より身近な形で彼らに出会えるのはファンにとっては嬉しい限りだ。(text:cinemacafe.net)
2018年03月19日フランス生まれの果汁入り炭酸飲料「オランジーナ」の新CMにフランス人俳優ヴァンサン・カッセルが出演していることが分かった。お笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二と共演し、3月12日(月)から新CM「セラヴィな男/恋人」篇(15秒・30秒)を全国でオンエアする。今回の新CMは、フランス人が日常生活でしばしば口にする慣用句「C’est la vie(セラヴィ)」を「これも人生さ」と意訳。人々の心を軽くするこの魔法の言葉をテーマに、「オランジーナ」を飲んで明るく前向きな気持ちになってほしいという思いを込めた。パリの美しい街並みを舞台に、「セラヴィ」を極めた全身黒ずくめのクールな男性を演じるのは、『オーシャンズ』シリーズのフランソワ・トゥルアー役や、『ブラック・スワン』トーマス・ルロイ役などを演じたフランス・パリ出身の俳優ヴァンサン。そんなセラヴィな男を憧れのアニキとして慕いモノマネする相棒役を小峠さんが演じる今回。CMでは、ヴァンサンがひそかに思いを寄せていた女性から、好きな人を紹介されてしまうという場面からスタート。憧れのアニキが失恋する光景を目の当たりにし言葉を失う小峠さんだが、当の本人は「C’est la vie」と明るく振る舞う。憧れのアニキの言動に感激した小峠さんは、目の前を歩くヴァンサンの真似をしながら、「さすがフランス!」と叫んで、彼の後を追いかける…という流れ。おちゃめでカッコいいヴァンサンの表情やしぐさにも注目だ。実際の撮影では、黒の帽子をかぶる際、シーンごとに印象が変わらないように事前に深さや見え方を何度も確認しながら、ベストな位置を追求していたヴァンサン。一方、小峠さんは、こだわりの帽子のかぶり方はもちろん、ヴァンサンの一挙手一投足をしっかりと目に焼き付けながら、憧れのアニキに少しでも近付こうと努力している様子もあったそう。また、撮影中は監督の指示に的確に応えつつ、時にはヴァンサン自らアイデアを提案する場面も。そんな彼のお芝居を見て、「カッコイイ」という言葉を連発していた日本のスタッフ。すると、聞き慣れない日本語を何度も耳にしたヴァンサンはその意味を尋ねてきて、それからしばらくの間、OKが出る度に「カッコイイ?」と日本語でスタッフに尋ねるという、ほほ笑ましい光景もあったとか。撮影を終えたヴァンサンは、「日本のクルーと一緒の仕事で、とにかくすべての物事がうまく運び、まさに夢のような撮影でした」とふり返り、「今回の作品に出演することができて、とてもうれしかったです。日本の皆さんがオランジーナのCMを気に入ってくれることを願っています。セラヴィ!」とメッセージ。また、状況を変える方法がほかに見つからないときに「セラヴィ」を使うと言うヴァンサン。「気に入らない出来事や人物に遭遇したとき、そういうものなんだ、受け入れるしかないと自分に言い聞かせています。つまり、『セラヴィ』とは、共に生きるべき、という意味なのです」とコメントしている。一方、「セリフがほとんどないのがいいですね(笑)。ヴァンサン・カッセルさんと動きを合わせるところがちょっと難しかったですけど、撮影自体はホントに撮ってんのかと思うぐらい、ポンポンポンポン進んだ」と撮影の様子を明かした小峠さん。共演したヴァンサンについては「すごくクールというか、ダンディーでカッコイイ俳優さんというイメージですね。昔から彼の作品はけっこう見ていて、まさか共演させていただくことになるとは夢にも思わなかったので、一緒のCMに出ると聞いたときはうれしかったです」と喜び、今後の展開については、「フランスの車に乗って出掛けるシチュエーションがあったら面白そうですよね。あとは、憧れのアニキを見て、僕がどんどん洗練されていった結果、今度は逆にヴァンサン・カッセルさんが僕に憧れるみたいな。立場が逆転するような展開になったら、気持ちいいんじゃないかなと思います」と想像を膨らませている。なおWEB動画、オランジーナ「セラヴィな男/目をあけてキス」篇も公開中。そして、今回の続篇となる第2弾TV-CMは5月にオンエア予定だ。オランジーナ新TV-CM「セラヴィな男/恋人」篇は3月12日(月)より全国オンエア。(cinemacafe.net)
2018年03月08日