中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日1月16日(火)今夜放送される日本テレビ系「火曜サプライズ」は映画『伊藤くん A to E』から岡田将生、田中圭、中村倫也の3人がゲスト出演。豪華な3人を迎え東京の下町、門前仲町で番組名物の“アポなし旅”が繰り広げられる。本番組はウエンツ瑛士がメインMCを務め山瀬まみ、石塚英彦、DAIGO、「オリエンタルラジオ」、江原啓之ら様々な出演者によるロケ企画などが人気。特にゲストとともに各地をロケする「アポなし旅」は名物企画となっている。なんと岡田さんはアポなし旅最多出演。“アポなし”ベテランの岡田さんが田中さん、中村さんを率いて(?)門前仲町に。だが苦戦続きでグチ連発に老舗の寿司店ではド緊張…と意外な素顔をさらけ出す。またイケメン俳優たちが“ぶっちゃけ恋愛トーク”のなかで意外な恋愛観を暴露。絶品下町グルメの続々登場して見どころ満載のオンエアとなる模様。岡田さん、田中さん、中村さんの3人が出演する映画『伊藤くん A to E』は柚木麻子の小説を原作に、関わる女たちの人生を翻弄する前代未聞の“痛男”を岡田さんが演じ、容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる、“痛男”伊藤誠二郎(岡田さん)に人生をふり回される【A~D】の女たちの姿が描かれる作品。彼の存在に迫っていく落ち目の脚本家を木村文乃が演じるほか、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆らも出演する。20代半ばで手掛けた大ヒットTVドラマで一躍有名になったものの、ある出来事がきっかけで新作を書けずにいる落ち目のアラサー脚本家・矢崎莉桜(木村さん)はドラマプロデューサー・田村(田中さん)からも勧められ、自身の講演会に参加した【A】~【D】4人の女性たちの切実な恋愛相談を、再起をかけた新作脚本のネタにしようと企む。彼女たちを悩ませ振り回している男の名前が偶然にもすべて“伊藤”。莉桜は心の中で「こんな男のどこがいいのか?」と毒づきながら、脚本のネタのために「もっと無様に」なるよう巧みに女たちを誘導。そして莉桜は彼女たちの取材を重ねるうちに女たちが語る【痛い男】=“伊藤”が同一人物ではないかと考えはじめる…というストーリー。映画『伊藤くん A to E』は全国にて公開中。「火曜サプライズ」は1月16日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年01月16日芥川賞作家・中村文則による小説を原作に、ルポライター役で「EXILE/三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典が単独初主演を務める『去年の冬、きみと別れ』。この度、主題歌を「m-flo」が担当することが決定し、さらに15年ぶりに初代ボーカルLISAを迎えて3人で活動再開することが分かった。本作の主題歌を担当することが決定したのは、来年20周年を迎える「m-flo」。2002年にLISAさんがソロ活動に専念するため、惜しまれながら脱退し、以降、VERBALと☆Takuの2人で活動してきたが、今回、2nd ALBUM「EXPO EXPO」以来、15年ぶりにオリジナルメンバーで活動再開が決定!3人での活動のきっかけとなったのは、昨年12月のVERBALさんの事故。同年年末に「m-flo」でのイベント出演が決まっていたが、急遽VERBALさんの代役としてLISAさんが出演。年明け、☆TakuさんがVERBALさんのお見舞いに出向いた際に、「LISAと3人でm-floまたやらないか?」と提案しオリジナルメンバーでの再開を遂げることとなったのだ。彼らの復活作となる本作の主題歌のタイトルは「never」。映画の世界観や登場人物たちの想いを汲み取り、幅広い音楽性の中から敢えて“バラード”をチョイス。それは多くの人々が抱く「m-flo」のイメージを覆し、物語展開ともシンクロしていく。今回主題歌を担当することについて3人は、「LISAを迎えた、3人のm-floとして久しぶりのバラード曲、映画の主題歌に選んで頂けたことをとても嬉しく思います」と喜び、「一見映画と関係なさそうな歌詞で、実は繋がっている曲。普通のバラードとは違い、m-floマジックが沢山入った曲に仕上がりました。早く皆さんに聞いていただきたいです」と楽曲に自信を見せている。また、学生時代から「m-flo」ファンだと言う岩田さんは、「再始動がとても楽しみ」と喜びを語る。そして楽曲については、「贅沢にも映画の主題歌として楽曲を書き下ろして頂き、心から感謝しております。この映画の持つ儚さや切なさがより多くの方々に染み渡る素敵な楽曲だと思いました」と感想を述べている。『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月15日歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストの面々とトークを展開する番組「座・中村屋(仮)」が、2018年1月4日(木)にフジテレビ系にて放送されることが決定した。勘九郎さんと七之助さんが贈る、珠玉の新春トーク番組「座・中村屋(仮)」。ゲストと様々なことをざっくばらんに語り合う2人の表情は普段、なかなか見ることのできないもので、話す言葉のひとつひとつに、彼らの素顔が垣間見られる貴重な機会に。そして気になるゲストは、俳優・藤原竜也、女優・大竹しのぶ、そして、脚本家・俳優・監督など様々な顔を持つ宮藤官九郎の3人。勘九郎さんが藤原さんと、七之助さんは宮藤さんと対談。さらに、父親で故・中村勘三郎のかけがえのない友でもあり、まるで身内のような存在だという大竹さんと3人のトークを展開していく。■中村勘九郎×藤原竜也、出会いから演劇人としての熱い想いを語る勘九郎さんが藤原さんとの対談の場所に選んだお店は、中村屋にとっても大切な場所のひとつ。勘九郎さんと藤原さんは、2004年の大河ドラマで共演して以来、互いに信頼を寄せる仲。そんな2人対談では、出会いの頃のエピソードから、演劇人としての熱い想い、ともに師匠を失ったときの心情などを素直な言葉で語り合う。大河ドラマ出演時、20代前半だった2人。それから10年以上の時が経ち、いま、若き役者時代の“やんちゃ”な思い出を笑顔で競うように話す彼ら。時折、勘九郎さんが「新春特番ですから」とその場を仕切り直し、演技への向き合い方や、最近の歌舞伎界、演劇界を見て思うことなども語られる。■中村勘九郎×中村七之助×大竹しのぶ、「まるで中村家のリビング」プライベート感満載の対談にまた大竹さんとのトークでは、ホスト役の2人はやや緊張の面持ち。大竹さんは「ふたりが進行役なんて大丈夫?ちゃんとやってね」と軽くジャブを繰り出す。そして、勘九郎さんと七之助さんを本名から“雅ちゃん”“隆ちゃん”と呼び、2人の母親や、勘九郎さんの妻子を交えた中村家の日常のエピソードを披露。さらに、中村家がとても大切な存在にしている、ある生き物にまつわるエピソードも語られた。ここでは故・勘三郎さんを偲ぶ秘話が語られ、尽きない話の中で大竹さんは「まるで中村家のリビングで話しているみたい」と、プライベート感満載の濃密な対談になっている。■中村七之助×宮藤官九郎、亡き勘三郎さんについて語らう七之助さんと宮藤さんの対談では、中村家ひいきのお店に宮藤さんを招待して行われ、亡き勘三郎さんの話で大いに盛り上がった。息子から見て、いかに勘三郎さんが厳しい人だったのか、七之助さんが語る驚きのエピソードの数々に、宮藤さんも「そんな父親が待っている家に帰りたくない」と笑顔で思わず一言。また、七之助さんはこの場に“飛び道具”を用意。この“飛び道具”に宮藤さんは驚くやら、恥ずかしがるやら。笑いあふれるトークが展開される。■ホスト役勘九郎さん&七之助さんからコメント到着!中村勘九郎そもそも、僕らがホストの対談番組が放送できるなんて、と驚いています。大竹さんや竜也くん、さらに宮藤さんをお迎えして、普通のトーク番組ならカットされがちな話がオンエアされることでしょう(笑)皆さん、普段から親しくしているからこそ聞き出せる、魅力ある話ばかりです。反面、竜也くんとはただただお酒を飲むばかりでした。かなりマニアックな話もしたので、もしかしたら視聴者の皆様には不親切な番組かもしれませんがお許しください(笑)中村七之助僕たちもあまりトーク番組に慣れていないので、ゲストの皆さんと自分たちの間で通じていることをあまり説明せず話を進めてしまいました。視聴者の皆さまには、僕らの楽しい雰囲気をぜひ“感じて”いただきたいと思います(笑)テレビの前で兄弟そろって話をするのはそうないことですし、大竹さんからは父の恋愛観など初めて聞く話もあり、非常に良い機会となりました。兄と藤原さんの対談はかなりめちゃくちゃだったとか(笑)そのため、宮藤さんとは真面目なトークをお届けしたいと思います。「座・中村屋(仮)」は2018年1月4日(木)13時45分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日元SMAPの草なぎ剛が8日、自身のツイッターを更新し、「また何かが始まろうとしている」と予告した。2日~5日にかけて、稲垣吾郎、香取慎吾と共に、インターネットテレビ局・AbemaTVの72時間生特番「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」(11月2日21:00~11月5日21:00)を完走した草なぎ。この日、ツイッターで稲垣との2ショットを公開し、「ジロリ!72時間の疲れはとれたよ!」と報告。続いて、香取との2ショットも公開し、「この男も復活!30時間寝たらしい!」と明かした。さらに、衣裳部屋のようなところで撮影した自身の写真を添えて、「また何かが始まろうとしている!」と予告。「#ユーチューバー草彅 #ホンネテレビ #香取慎吾 #稲垣吾郎」とハッシュタグも添えた。この投稿に、「めちゃ嬉しい!!!!なんだろう」「なになに?たのしみー」「気になる!!!」「新しいお仕事楽しみに待ってます」「めっちゃ楽しみー」などとファンから歓喜の声が続々と寄せられている。#@また何かが始まろうとしている!#ユーチューバー草彅 #ホンネテレビ #香取慎吾#稲垣吾郎 pic.twitter.com/I56w3RnYwA— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) 2017年11月8日
2017年11月08日俳優の中村倫也が28日、映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の公開初日舞台挨拶に、共演の生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、三木孝浩監督とともに登場した。同作は1996年から2003年まで、『別冊マーガレット』(集英社)で連載していた、河原和音原作の人気コミック『先生!』の実写化。生田演じる世界史教師・伊藤貢作と、広瀬演じる女子高生・島田響の純愛を描く。中村は響の担任教師・関矢を演じた。「みなさんこんにちはっ!」と明るく登場した中村は、通常、最初の挨拶では自分の役や観客への感謝などを述べるところ、「今、日本で1番かっこいい俳優・生田斗真が日本で1番色気のある教師を演じております!」と生田をアピールする。中村は「ともすれば、大人の色気のある男のアイコンになってしまうような役なんですけども、それを機微といいますか。三木さんと生田君のタッグで、繊細に表現されてて、僕、すごいなと思ったんです」と、良い声で生田を絶賛。さらに「という、主演を褒める俳優です。中村倫也です」と自己紹介し、会場を盛り上げた。生田は「ありがたいですね。日本一舞台挨拶のうまい俳優、中村倫也です! よろしくお願いいたします」と逆に紹介。「マスコミの方が入ってるから緊張してるかなと思って!」と気遣う中村に、生田が「ありがとう!」と声をかけると、中村は「うん! ばいば~い!」と手を振ってみせ、観客も笑いが止まらない様子だった。また、森川が「三木監督にオーディションで落とされたことがある」とエピソードを披露すると、中村は「すずちゃんも、三木監督に落とされたことがあるって」と絶妙な間でパス。生田が「言ってたよ、三木さんが。2人が輝きすぎてたんだよね、その役には」と明かし、コンビネーションを見せた。
2017年10月28日内村光良率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の今年度第4弾の放送に、新たなゲストが決定!コント初挑戦となる長澤まさみ、さらに期待の俳優・中村倫也に、菅田将暉の登場も明らかとなった。今回長澤さんが登場するコントは2本。まず、コント「FWAT」では、特殊部隊の隊員として部隊を指揮する役どころ。しかしその作戦はどれも“フワッ”としたものばかりで…。もう1本のコントは「長寿の家系」。結婚の挨拶のため婚約者の男性の実家に行くが、そこで一騒動が…。そして、長澤さん演じる女性の婚約者役で、いま人気急上昇中の俳優・中村さんが登場!長澤さんはコント初挑戦で、「ものすごく緊張した」と述べつつ、内村さんや塚地武雅らとの共演を楽しんだ様子。また内村さんも、自身の監督作品に出演している長澤さんとの共演に「やっと『LIFE!』に来てくれた!」と喜びを隠しきれないようだった。さらに、菅田さんがオットセイの着ぐるみを披露し大きな話題を呼んだコント「悲しみの丘」の最新話もお届け。本放送に向けてさらに期待が高まるゲスト陣が揃った。そのほか、今回の出演者には田中直樹、池谷のぶえ、シソンヌ(じろう、長谷川忍)、池田一真、ムロツヨシ、市川猿之助が名を連ねる。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は10月9日(月)22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日芥川賞作家・中村文則の映像化不可能と言われた傑作サスペンスを原作に、「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典が単独初主演を務める『去年の冬、きみと別れ』。この度、8月17日(木)にクランクアップを迎えた本作から特報映像が公開された。今回解禁された映像は、「私たち、これからもっともっと幸せになります」と宣言する婚約者・松田百合子(山本美月)と仲睦まじく談笑する耶雲恭介(岩田さん)の幸せそうなシーンからスタート。そんな結婚を間近に控えたルポライターの耶雲は、自身の本を出版するために女性焼死事件の元容疑者・木原坂雄大(斎藤工)の取材を進めていた。映像では、燃えたかる炎を目の前にして狂喜し、ミステリアスな表情を見せる木原坂が映し出され、さらに嘲笑いながら「君に覚悟はあるの?」と耶雲を翻弄…。そして映像最後には、百合子に不敵な笑みを浮かべながら近付く木原坂、鬼気迫る表情で叫ぶ耶雲といった怒涛のシーンも展開。果たして、幸せの絶頂にいる耶雲と百合子の2人に、不気味な影を投げかける木原坂の狙いとは――?また今回の特報映像では、「ワンピース」「夏目友人帳」「進撃の巨人」などに出演する人気実力派声優の神谷浩史がナレーションを担当。神谷さんのナレーションと相まって、この先の展開がより気になる映像に仕上がっている。『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月02日芥川賞作家・中村文則による、美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」を実写映画化。三代目 J Soul Brothersの岩田剛典を主演に迎え、2018年3月10日(土)に映画『去年の冬、きみと別れ』が公開される。中村文則原作「去年の冬、きみと別れ」中村文則による、美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」。中村文則が初めてチャレンジしたサスペンス小説で、それぞれのシーンが予断を許さないストーリーに仕上がっている。伏線やトリックと、ラストにすべてが集約していく展開に絶大な支持を集め、「2014年本屋大賞」にノミネートされた。映像化が難しいと言われたミステリーをどう描いていくかが注目ポイントの1つ。公開された本予告では、新進気鋭の記者・耶雲恭介(岩田剛典)が、 猟奇殺人事件の容疑者、天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)をターゲットとし、事件の真相に関する本を出版社に持ち込むシーンから始まる。編集者・小林良樹(北村一輝)から、すでに過去の事件だ、と一蹴されてしまうものの、取材を進めていくうちに 事件の手掛かりを突き止めた耶雲。しかし、事件にのめり込むあまり、木原坂の魔の手 が婚約者・百合子(山本美月)に迫っていることに気付かず、百合子は監禁されてしまう……主演・岩田剛典慶應義塾大学卒業後、EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマーを経てメンバーに。『クローズ EXPLODE』で俳優デビュー。映画『HiGH&LOW』シリーズに出演。2018年には『パーフェクトワールド』の主演も決定している。『去年の冬、きみと別れ』では、謎の焼死事件の真相を追う主人公のルポライターを演じる。岩田は次のようにコメント。「撮影に集中できる環境だったので、最終日まで集中を切らさずに臨むことができました。こうして体当たりで演じられたのは、自分のキャリアにとってとても大きな経験。撮影中は作品の持つパワーやエナジーをずっと背負っている感じだったので、クランクアップした瞬間は、解放されて重荷が取れた感覚でした」「実写化不可能と言われていたベストセラー小説の映画化ということで、僕も監督もスタッフもプレッシャーを感じていましたが、みんなの中に、実写化が成立したらきっとものすごいものになる!という大きな期待感があって、誰もがそこに向かっていたと思います」と、撮影を振り返っている。その他のキャスト山本美月:耶雲の婚約者である松田百合子(まつだゆりこ)北村一輝:耶雲が事件の取材ルポタージュの提案をする週刊誌・編集者の小林良樹(こばやしよしき)斎藤工:そして耶雲の取材対象者であり、事件の被告である世界的フォトグラファー木原坂雄大(きはらざかゆうだい)浅見れいな:さらには木原坂雄大の姉で弟を事件からかばう木原坂朱里(きはらざかあかり)『犯人に告ぐ』『脳男』『グラスホッパー』などサスペンスやミステリーを手掛けてきた瀧本智行がメガホンをとるほか、脚本家は、『デスノート』前大石哲也。m-floが主題歌を担当、初代ボーカルLISAを迎えて15年ぶり活動再開主題歌に抜擢されたのはm-flo。20周年を迎えるm-floに初代ボーカルLISAが復帰し、主題歌となる新曲「never」をもって15年ぶりにオリジナルメンバーで活動再開する。活動再開のきっかけとなったのは、2016年12月におきた函館でのVERBALの事故。同年年末にm-floでのイベント出演が決まっており、急遽VERBALの代役としてLISAが出演した。年明け、☆TakuがVERBALのお見舞いに出向いた際に再活動を提案し、VERBALも快諾。3人は「LISAを迎えた、3人のm-floとして久しぶりのバラード曲、映画の主題歌に選んで頂けたことをとても嬉しく思います。一見映画と関係なさそうな歌詞で、実は繋がっている曲。普通のバラードとは違い、m-floマジックが沢山入った曲に仕上がりました。早く皆さんに聞いていただきたいです」とコメントしている。ビジュアルブック発売また、映画の公開に先立って、場面写真やメイキング写真で構成された、ビジュアルブックが、3月1日(木)より発売される。本作は、岩田剛典の新たな魅力を凝縮。婚約者・百合子を演じた山本美月とのシーンで見せる、優しげな表情や、木原坂を演じた斎藤工と対峙する、激しい表情など、普段はみることのできない岩田剛典の喜怒哀楽の表情を収めた、貴重な一冊に仕上がった。作品詳細『去年の冬、きみと別れ』公開日:2018年3月10日(土)原作:中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫)監督:瀧本智行脚本:大石哲也 音楽:上野耕路出演:岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝制作プロダクション:C&Iエンタテイメント製作:映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会配給:ワーナー・ブラザース映画(c)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会■ビジュアルブック発売日:3月1日(木)価格:730円+税 (文庫判/ソフトカバー/オールカラー/208ページ)ストーリー物語の主人公は、新進気鋭のルポライター耶雲恭介(やくもきょうすけ)。婚約者・松田百合子(まつだゆりこ)との結婚を間近に控えていたが、本の出版を目指す彼が目を付けたのは…?不可解な謎が残る、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才写真家・木原坂雄大(きはらざかゆうだい)。しかしその真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく。序盤、その時僕は恋に落ちた…と耶雲が語るように、恋をする純真無垢な青年の顔をもつ。それでも状況は一変。一気に事件に巻き込まれていく耶雲。彼に待ち受けるジェットコースターのような怒涛の展開へと広がっていく。
2017年09月17日いま最も注目されるミステリー作家のひとりである柚月裕子の小説を原作に、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で日本映画賞を総なめにした白石和彌監督がメガホンをとり映画化した『孤狼の血』。この度、役所広司が主演を務める本作の公開日が来年5月12日(土)に決定し、あわせて白石監督作品には欠かせない新キャストが発表!撮影を終えた俳優陣からコメントも到着した。今回発表されたのは、中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也と、いずれも白石監督作品に欠かせない4人のキャストたち。まず白石監督の『日本で一番悪い奴ら』に出演していた獅童さんが演じるのは、何かと悪い噂の絶えない役所さん演じる大上章吾について嗅ぎ回る、安芸新聞の記者・高坂隆文。そして、ピエールさんが全日本祖國救済同盟の代表を務め、大上章吾とは旧知の仲である瀧井銀次役。音尾さんは、江口洋介演じる一之瀬守孝が属する尾谷組と敵対する組織、加古村組の構成員・吉田滋役。中村さんが尾谷組の構成員・永川恭二を演じる。本作の撮影地は、物語同様広島県呉市を中心にオール広島ロケを敢行した本作。壮絶な呉での撮影を終えたキャストたちから、今回コメントも到着。その圧倒的な存在感で、映画に彩を添えた獅童さんは「監督!またやっちゃいましたね!ウン!こうなったらとことんやっちゃいましょう!!!」とコメントし、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』に出演したピエールさんは「白石組にまた参加できて嬉しいです。この『孤狼の血』は、脚本を読んで胸を打たれ、少しでもお役に立てたらと思えた作品でした。撮影スケジュールがタイトで、1週間で東京~呉を5往復してお尻が擦り剥けましたが、それもいい思い出です」と明かす。同じく『日本で一番悪い奴ら』に出演していた音尾さんと中村さんは、「白石監督作品に参加できることは僕の生き甲斐になっているので、この上ない幸せです。しかも『孤狼の血』という野太い作品。 男臭い世界の中に、どうにか居場所を見つけて来ましたので楽しみにしていて下さい」(音尾さん)、「松坂桃李演じる日岡が“真っ当な正義”だとするなら、永川は“アウトローなりの正義”。彼の持つある種の純粋さに五感を澄まし、挑みました。信頼する監督のもと、偉大なる大先輩たちと芝居を交わし、年々減少傾向にある“男臭い作品”に関われたことを、とても幸せに感じています」(中村さん)とそれぞれ語っている。『孤狼の血』は2018年5月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月06日芥川賞作家・中村文則の小説を、「EXILE/三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典の単独初主演で映画化する『去年の冬、きみと別れ』が、来年3月に公開されることが決定。また、8月17日(木)にクランクアップを迎え、公開に向け鋭意製作中の本作から、Web限定超特報映像が到着した。今回公開された20秒の超特報では、「そのとき僕は恋に落ちた」と岩田さん演じる盲目の美女が巻き込まれた謎の焼死事件の真相を追う新進気鋭のルポライター・耶雲恭介のナレーションからスタート。また、これまでの岩田さんのイメージ通り、恋をする純真無垢な青年の顔が映し出されるも、早送りで状況が一変。事件に巻き込まれたのか深刻な顔など、耶雲の様々な表情が映し出され、怒涛の展開を予感させる映像となっている。また、つい先日クランクアップを迎えた本作。岩田さんは「撮影に集中できる環境を作って頂けたので、最終日まで集中を切らさずに臨むことができました。今回こうして体当たりで演じられたのは、自分のキャリアにとってとても大きな経験になりました」と撮影をふり返り、「撮影中は作品の持つパワーやエナジーをずっと背負っている感じだったので、クランクアップした瞬間に解放されて重荷が取れた感覚でした」とクランクアップを迎えた瞬間の心境を明かしている。『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年08月25日「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のメンバーであり、俳優としても活躍目覚ましい岩田剛典が、芥川賞作家・中村文則の映像化不可能といわれた傑作ミステリーの映画化『去年の冬、きみと別れ』に主演。山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝という豪華キャストも一挙に発表となった。主人公は、新進気鋭のルポライター・耶雲恭介。彼女との結婚を間近に控え、自著の出版を目指す彼が目を付けたのは、不可解な謎が残る、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才写真家・木原坂雄大だった。だが、その真相に近づくにつれ、いつの間にか彼は、抜けることのできない深みにはまっていく――。本作は、2002年、「銃」で新潮新人賞を受賞する鮮烈なデビューを飾り、2004年「遮光」で野間文芸新人賞、2005年「土の中の子供」で芥川賞を受賞した中村文則が初めて挑んだミステリー小説。人間の内面に深く肉薄した究極の「愛」を描きながら、1ページ、1ページと、予断を許さないストーリーが猛スピードで展開していき、随所に仕掛けられたトリックがラストにすべて明らかになるという、その衝撃の体験は、発売されるやいなや絶大な支持を集めた。目の肥えた書店員たちに「この小説は化け物だ」と言わしめ、「2014年本屋大賞」にノミネート、数々のメディアでも注目を集めた。原作者の中村氏は、2010年発表の大江健三郎賞受賞作「掏摸」が英訳されアメリカで刊行されると、米アマゾンの月間ベスト10小説、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」で12年の年間ベスト10小説に選ばれ、2013年、LAタイムズ文学賞の最終候補にもノミネートされた。2014年には米国の作家、編集者、書店関係者からなる団体の文学賞「デイヴィッド・グーディス賞」を日本人として初めて受賞し国内外で話題をさらった。いま世界中で翻訳されている作家とされる中村氏のデビュー15周年となる2017年、本作が満を持しての映画化される。しかも、主人公の耶雲恭介を演じるのは、俳優として2014年『クローズEXPLODE』でデビューし、興行収入22億円の大ヒットを記録した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』では日本アカデミー賞新人賞を受賞、この夏『HiGH&LOW』シリーズの最新作が控えている岩田さん。盲目の美女が巻き込まれた謎の焼死事件の真相を追う新進気鋭のルポライターを演じ、その真相を追ううちに、いつの間にか抜けることのできない深みにのみ込まれていく難役に初めて挑む。また、耶雲の婚約者である松田百合子役に山本美月、耶雲が事件の取材ルポタージュの提案をする週刊誌・編集者の小林良樹役に北村一輝、そして耶雲の取材対象者であり、事件の被告である世界的フォトグラファー・木原坂雄大役に斎藤工、さらには木原坂雄大の姉で、弟を事件からかばう木原坂朱里役に浅見れいなと、日本を代表する豪華キャストが顔を揃えた。監督は、豊川悦司主演『犯人に告ぐ』(’07)、生田斗真主演『脳男』(’13)、同じく『グラスホッパー』(’15)と、傑作といわれる数々のサスペンスやミステリー作品を手掛け、人間の本質に迫ってきた瀧本智行。脚本は、興行収入80億円を記録し社会現象を巻き起こした『デスノート』前後篇(’06)や『BECK ベック』(’10)の大石哲也が務める。岩田さんは、本作の出演に際し「大変なお話をいただいてしまったなと率直に感じました」とコメント。「この役を演じることは自身にとってはチャレンジですが、その分得るものも大きいと感じ」オファーを受けたと語る。「全てを賭けて臨まないと演じられないと感じるくらい、複雑かつやり甲斐のある役どころなので、とにかく没頭して撮影に臨んでいきたいなと思います」。本作について「登場人物全員が、人間の表と裏の顔であったり、人間のもつさまざまな感情を表現する、先の読めない複雑なストーリー展開だと感じました」とその印象を語り、「その中で僕が演じる耶雲恭介は、ストーリーテラーでもあり、心の中に抱えるトラウマと戦う役柄。この撮影期間、ずっと悩みながら、役に没頭しないと演じるのが難しいと思うほど、とてもやり甲斐のある役柄だと感じました」と自らのキャラクターを分析。瀧本監督とのタッグには「僕自身も楽しみです」と語り、「豪華な俳優陣の皆様との共演もとても楽しみです。原作の持つ圧倒的なエナジーをキャスト&スタッフ一丸となり伝えていけるような作品にしていけたらと思います」と期待を込めている。さらに、ファンに対しては「この作品できっと観たことのない俳優としての新たな姿を見せられると感じています」とコメント、「自分にとって挑戦でもある難しい役柄ではありますが、皆さんに楽しんでいただける作品になるよう、この猛暑の暑さに負けないくらい熱く、燃えていきたいと思います」とメッセージを送っている。一方、原作者・中村氏は、「素晴らしい方々に演じていただけて光栄です。映像化不可能と言われていたミステリーですが、脚本を読んだときに『この手があったか!』と感心してしまいました。大変楽しみにしています」と完成を心待ちにする。撮影は7月2日、関東近郊でクランクインしており、8月中旬にクランクアップ予定だ。『去年の冬、きみと別れ』は2018年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月01日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日俳優の中村倫也が18日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編2017年3月18日、後編4月22日公開)の前編初日舞台挨拶に、神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、豊川悦司、前田吟、板谷由夏、新津ちせ、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。中村は先輩棋士・三角龍雪を演じる。中村は神木の撮影中のエピソードを披露。撮影の合間にあった3時間ほどの空き時間に、漫画トークを繰り広げていたところ、神木が「じゃあ漫画クイズやろうよ!!」と「キラキラした顔で言い出して」と明かした。神木の言う漫画クイズとは「好きな漫画の、ある巻のページのキャラのセリフの、次のキャラのセリフを答える」ともので、中村は「うん、やってみようか」と同意。iPadに入っている漫画をもとに、尾上寛之を出題者にして行ったという。クイズはいつまでも終わらず、中村は「次の問題! 次の問題! ってね、神木くんが。遊園地に来た子供みたいに『次あれ乗ろう、あれ乗ろう』じゃないけど、そういうまなざし?」と表現し「とっても、愛おしかったですね」としみじみした。さらに、客席に向かって「どうでした?」と語りかけ、拍手をねだった。漫画が好きという神木は、自宅の風呂でも読んでいると明かし、中村が「シワシワになっちゃうじゃん。お風呂の湯気で」と心配すると、「ドア開けてるから、意外と湯気は外に出るから大丈夫」と回答。中村は「じゃあ、結露が激しい家なんだね」と納得していた。
2017年03月18日俳優の中村倫也が22日、都内で行われた映画『3月のライオン』(前編2017年3月18日、後編4月22日公開)の完成披露試写会に、神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、前田吟、奥野瑛太、新津ちせ、豊川悦司、大友啓史監督とともに登場した。同作は、羽海野による同名コミックを実写化。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木隆之介)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。中村は、零の先輩棋士・三角龍雪を演じた。中村は、集まった観客に向かって「この映画を皆さんが日本の中で最初に見るわけですから……」と笑顔で挨拶。「ああっす!(ありがとうございます)」と体育会系のように頭を下げた。中村演じる三角と、尾上寛之演じる松本は、神木演じる零を気にかける先輩コンビとして登場。中村は「2人でいかにして、カメラの前の神木隆之介を素笑いさせるか、命がけで頑張ってましたね」と、撮影中のモチベーションを明かした。中村が神木について「桐山零モードが入ると強くてね」と、神木がなかなか笑ってくれなかったことを明かす。「待ち時間とかはすごい笑ってくれる、ご存知の通りすごい良い子なんですけど」と苦笑すると、神木は「毎回本番に違うことをやってくるんですよ!」と抗議。「桐山としてどうしたらいいかわからなくて」と訴えた。中村は改めて「監督に怒られない限りはやってましたね」と振り返り、先輩2人の空回りもね、箸休め的に楽しんでいただければと思います」と作品の見どころを語った。
2017年02月22日現在放送中の「嘘の戦争」で主演を務める草なぎ剛が、香取慎吾と「アンタッチャブル」山崎弘也の人気番組「おじゃMAP!!」に出演することが分かった。「SMAP」解散後、香取さんと草なぎさんが揃ってテレビに出演するのは今回が初となる。香取さんと山崎さんが、日本中のあちこちにいきなりおじゃまする人気ロケバラエティ番組「おじゃMAP!!」。今回は、番組内の大人気企画“最新の「バスツアー」を体験企画”を放送。東京から日帰りで家族や友達、カップルでも楽しめ、かつ予算1万円を切った低コストで旬な食&スポットを存分に楽しむことができる静岡と新潟のバスツアーを紹介する。静岡を回るのは、香取さんと山崎さんに加え、ゲストの草なぎさん。3人は「いちご狩り」や、富士山も駿河湾を一望できる絶景、黄金色のウニしゃぶしゃぶ、美しいイルミネーションが有名な伊豆ぐらんぱる公園などを堪能!いちご狩りでは、「すべてが新鮮!」と大感激した草なぎさん。最初は3粒しか食べられないといっていたものの、そんないちごに手がすすむ。また、香取さんもパックで食べるのと全然違う!と感激。そして、いちごに食らいつく3人の前に一般のツアー参加者の中から手強い“いちご狩りが得意なお父さん”が出現。お父さんと3人のどちらが多くイチゴを獲得できるのか!?また、昼食のウニしゃぶしゃぶには、おいしい食べ方を紹介され3人そろってどんどん箸が進む。まだまだ食べたがる山崎さんを一人置いて、香取さんと草なぎさんの2人だけで沼津港を散策する時間も。一方、新潟に向かったのは、「嘘の戦争」で草なぎさんと共演する安田顕、菊池風磨、さらに彦摩呂、黒沢かずこの4人。新潟のおいしい食&雪景色を大いに堪能。江戸時代の宿場町の風情を楽しめる「三国街道塩沢宿」では餅つき体験を楽しんだり、昼食には「黒毛和牛サーロイン牛カツ&ローストビーフ丼」または「特上海鮮北海丼」のどちらか好きなどんぶりを選ぶという幸せを味わい新潟の絶品グルメに舌鼓を打ったり。また、菊池さんのリードのもとまさかのスキー場へ。雪振りしきるスキー場でバナナボートに挑戦するが、安田さんに大変なことが起こってしまう!?それぞれのバスツアーが珍道中!笑って楽しめる、バスツアーならではの温かい交流にあふれた旅の様子をぜひお楽しみに。「おじゃMAP!!」は1月18日(水)19時~フジテレビにて放送。「嘘の戦争」は毎週火曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月12日本日12月24日(土)は俳優・中村倫也の30歳の誕生日。2016年は主演作『星が丘ワンダーランド』や「闇金ウシジマくん Season3」の“洗脳くん”などでひと際注目を集めた実力派は、2017年も話題作に続々出演。なかでも、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美らと共演を果たす『愚行録』から新たな場面写真が解禁となった。エリートサラリーマンの夫(小出恵介)、美人で完璧な妻(松本若菜)、そして可愛いひとり娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は、迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして証言者たち自身の思いもよらない姿だった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ…。直木賞候補となった貫井徳郎によるミステリー小説を、本作で長編デビューを果たす新鋭・石川慶監督が映画化した本作。中村さんは、殺害された田向の妻(旧姓:夏原)友季恵と同じ大学の同級生だった、尾形孝之役を演じている。妻夫木さん扮する週刊誌記者の田中が取材する証言者の1人だ。1986年生まれ、東京都出身の中村さん。2005年にダンカン監督の『七人の弔』で俳優デビュー。舞台「ライチ☆光クラブ」「RENT」「ヒストリーボーイズ」などでも活躍し、主な出演映画には『マエストロ!』『ピース オブ ケイク』『やるっきゃ騎士』、さらに『星ガ丘ワンダーランド』『日本で一番悪い奴ら』など話題作ばかり。ドラマでも「ファーストクラス」や「下町ロケット」などで注目を集め、「闇金ウシジマくん Season3」では甘い言葉を巧みに操り、女性とその家族を洗脳するサイコパスの熱演が話題となった。今回の映画『愚行録』では、20代前半の大学生役から30代半ばの少し疲れた社会人となった尾形孝之を演じ分けている。大学時代はまだ世間を知らないあどけなさを醸しつつ、さまざまな経験をしてきた社会人の尾形は、週刊誌記者・田中の取材に応じる姿も何かを諦めたような空気感を出す熱演ぶり。大学時代のラクロスをプレイするシーンのために、入念にラクロスの練習をして役作りも行ったという。2017年は本作を皮切りに、『3月のライオン』(前篇3月18日、後編4月22日公開)、『先生!』(秋公開)など注目作が目白押し。ブレイクを迎えても、着々とキャリアを積んでいく若手屈指の演技派・中村倫也の活躍に、これからも目が離せない。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月24日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」での怪演が話題の俳優・中村倫也や、『四月は君の嘘』の公開を控えた中川大志ら2016年注目の俳優陣と可愛い猫との完全撮り下ろし“癒し”フォトが満載の「ねこ男子」写真展開催とムック本発売が決定した。“俳優×猫”という、乙女の癒し要素が詰まった「ねこ男子」。TVにCM、舞台と幅広く活躍する注目の人気俳優が、ロシアンブルーにアメリカンショートヘアなど多種多様な可愛い猫たちとのショットを公開。さらに俳優たちのプライベートかつパーソナルな表情に迫ったオフショット写真やインタビュー記事も掲載された完全保存版となるようだ。出演俳優は、今年『星ガ丘ワンダーランド』『日本で一番悪い奴ら』と出演作が立て続けて公開され、来年には『愚行録』の公開が待たれる中村さん。現在放送中のドラマ「闇金ウシジマくん Season3」“洗脳くん編”での狂気に満ちた演技で高い評価と注目を集めているが、今回の“ねこ男子”中村さんはロシアンブルーとの2ショットを披露。最近のイメージとは全く違う穏やかな表情を垣間見ることができそうだ。そして、昨年は「監獄学園-プリズンスクール-」「南くんの恋人~my little lover」と立て続けてドラマの主演を務めあげ、胸キュンストーリーが話題を呼んだ「シーブリーズ」テレビCMでも注目を集める若手俳優・中川さん。大ヒットドラマ「家政婦のミタ」にて責任感の強い長男役を演じ一躍脚光を浴びると、「GTO」「水球ヤンキース」「地獄先生ぬ~べ~」や大河ドラマ「真田丸」などドラマに多数出演。9月10日(土)には広瀬すずと山崎賢人らと共演した『四月は君の嘘』が公開。来年には主演作『きょうのキラ君』が公開される。アメリカンショートヘアとの2ショットで見せる笑顔に胸キュン必至だ。さらに、舞台「弱虫ペダル」巻島裕介役や舞台「ダイヤのA」降谷暁役で知られ、初主演映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』が来年公開される廣瀬智紀が、ペルシャ猫と。「弱虫ペダル」新開隼人役として、舞台版&ドラマ版に出演し、舞台「青の祓魔師」京都紅蓮篇・奥村雪男役が話題を呼んだ宮崎秋人が、仔猫(ミヌエット/セルカークレックス)と触れ合うという。白猫(マンチカン)との2ショットを披露するのは、「弱虫ペダル」東堂尽八役として舞台版&ドラマ版に出演し、舞台「刀剣乱舞」薬研藤四郎役や、「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」一松役など、話題作で人気キャラクターを演じる北村諒。ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」にて主演・うずまきナルト役、ドラマ「ベイビーステップ」にて主演・丸尾栄一郎役とその頭角を現し、「シーブリーズ」テレビCMで中川さんと広瀬さんを取り合った(?)松岡広大が、ジャパニーズボブテールと。舞台「BROTHERS CONFLICT ON STAGE!」朝日奈琉生役、ミュージカル「薄桜鬼」 斎藤一役、歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」主演・菱田春草役、ハイパープロジェクション演劇・舞台「ハイキュー!!」西谷夕役など、数多くの舞台で活躍する橋本祥平が、黒猫と。「美男高校地球防衛部LOVE!活劇!」有馬燻役の伊万里有がシンガプーラと。舞台「ハイキュー!!」及川徹役、「ROCK MUSICAL BLEACH~もうひとつの地上~」市丸ギン役の遊馬晃祐が、ノルウェージャンフォレストキャットと。そのほか人気俳優がそれぞれ癒しショットを披露する。人気俳優たちの普段とは違う素顔たっぷりの癒し「ねこ男子」を、写真展とムック本で堪能して。写真展「ねこ男子」は10月14日(金)~10月31日(月)、吉祥寺PARCO7F・イベントスペースにて開催。「ねこ男子」(ムック)は、12月7日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年08月31日中村勘九郎、中村七之助の兄弟を中心とする中村屋一門が、時期に応じて「新緑」「錦秋」と銘打ち、2005年以来、毎年行っている巡業公演が今秋も開催。今回の上演は、「歌舞伎塾」、七之助『汐汲』、勘九郎『女伊達』の3演目。「歌舞伎塾」は新たな試みで、立役と女方ができるまでの化粧の様子や実演を、勘九郎と七之助の解説と共に見せていくもの。全国14か所を巡る今年の「錦秋特別公演」を前に、七之助が抱負を語った。【チケット情報はこちら】「歌舞伎塾では、『草摺引』の曽我五郎役の中村いてう、舞鶴役の中村鶴松が化粧をする過程をスクリーンも使ってリアルタイムでお見せし、その後『草摺引』の一部を実際に上演します。これは、鎧を持って出かけようとする曽我五郎を舞鶴が引き止めようとして草摺(鎧の一部)を引っぱる、という単純な舞踊劇。派手だし、むきみ(隈どりの一種)だし、台詞もあるし、歌舞伎らしさを楽しんでもらえると思います」七之助が踊る『汐汲』は、須磨に暮らす海女の姉妹、松風と村雨が、在原行平から寵愛を受けたという伝説に基づく能『松風』の趣向を取り入れた、長唄の舞踊だ。「『汐汲』は、日本舞踊で初めのころに教わる、基礎中の基礎。お能の格式を表現したかと思えば、行平が残した烏帽子と狩衣を着て、恋しい人への切ない思いを表すなど、様々な要素が詰まった踊りです。僕自身もかなり前に習いましたが、舞台で踊ったのは(坂東)玉三郎のおじさまと共演した『村松風二人汐汲』(2014年)が初めて。おじさまには“型と型の間こそが踊りになる”ということを丁寧に教えていただきました。型と型の間というのは、呼吸や間合い、目線、動きなど、ちょっとしたことで変わります。今回はひとりなので、玉三郎のおじさまの踊りを思いながら、最初は格式高く、やがて情愛たっぷりに踊りたいですね」最後は勘九郎の『女伊達』。桜が満開の新吉原を舞台に、尺八を差した美しい女伊達(女侠客)が、男伊達たちを相手に踊る作品だ。「男伊達ふたりとの立ち廻りもある華やかな踊りです。兄の女方は久しぶりですが、もともとは女方だったんですよ。きびきびとしてすっきりとした、江戸っ子の女方になるのではないでしょうか」多忙の中、10年以上欠かさず続けて来た巡業公演への思いは強い。「とにかく、色々な人に観てほしいです。歌舞伎というと難しいイメージがあるけれど、本当はそんなことないですから。僕たちが地方を回ることで、普段は歌舞伎をご覧にならない方にも気軽に来ていただき、“意外と面白いな”と思ってもらえたら嬉しいし、つまらなくても、それは人それぞれ。まずはふらっと歌舞伎を観に来てもらえるようにしたい。錦秋公演は、歌舞伎が好きな方はもちろん、初心者の方にもわくわくしてもらえるよう、敷居を一生懸命削ってお届けする公演です」11月7日(月)の東京・オリンパスホール八王子での公演を皮切りに各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年08月17日山田孝之を主演に、新たに光宗薫、中村倫也らを迎えて原作の「洗脳くん編」を描くTVドラマ「Season3」がスタートし、話題騒然の「闇金ウシジマくん」。映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』と怒涛の2作連続公開も控える中、TVドラマ第2話のラストに流れる映画特別CM“ウシジマ戌亥編”が、オンエアに先駆けシネマカフェにて解禁となった。超暴利でカネを貸し付けながら、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収するヤミ金「カウカウファイナンス」を舞台に、映像化不可能といわれた真鍋昌平の原作コミックを実写化した本シリーズ。冷静沈着、冷酷非道なカリスマ社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)を山田さんが好演し、ドラマ「Season1」は深夜帯としては異例の高視聴率を達成、ヒロインに大島優子を迎えた映画『闇金ウシジマくん Part1』もスマッシュヒットとなった。2014年には、ウシジマの盟友の情報屋・戌亥(イヌイ)役に綾野剛が参戦し、ドラマ「Season2」としてカムバック。さらに菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、柳楽優弥らを迎えた映画『闇金ウシジマくん Part2』も大ヒットとなり、シリーズはいつしか若手の登竜門と呼ばれるまでに。そして、完結に向け、ますます盛り上がりを見せている本シリーズから、特別CM“ウシジマ戌亥編”がWEB解禁。ウシジマが敵に向かって銃を突きつけながら、「てめえと遊んでいるヒマはねえ」と威嚇する衝撃シーンから始まる本映像。映画『Part3』『ザ・ファイナル』に登場する本郷奏多ら22人もの刺客が次々と現れ、ヒートアップするも、ラストは、戌亥が初登場したTVドラマ「Season2」からすっかりお馴染みとなった駄菓子屋シーンに転換。冒頭のウシジマの台詞と対比になるような「戌亥と遊ぶヒマはある」のテロップとともに、駄菓子屋のおもちゃで本気で遊ぶ2人の様子は、緊迫感あふれる前半の映像とのギャップにジワジワ来ること間違いなし。TVドラマ「Season3」、映画『Part3』『ザ・ファイナル』でも、カウカウファイナンスに協力する情報屋として登場する戌亥。それぞれのエピソードで綾野さん演じる戌亥がどのような活躍を見せるのか、また、映画版にて明らかになるというウシジマ&戌亥の過去にも期待が高まる!映画『闇金ウシジマくんPart3』は9月22日(木・祝)より、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は10月22日(土)より全国にて公開。ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」はMBS/TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月22日俳優の綾野剛が7月9日(土)、都内で行われた主演作『日本で一番悪い奴ら』のヒット御礼舞台挨拶に登壇し、祖母から「剛、最高だったよ」と演技を絶賛されたと明かした。2002年に北海道警察で発生し“日本警察史上最大の不祥事”と称される「稲葉事件」を題材に、北海道警の刑事・諸星要一(綾野さん)が裏社会のスパイと手を組み、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸などあらゆる悪事に手を染める転落人生を描いた。公開後、綾野さんのもとには大きな反響が届いているそうで「先日、リリー(・フランキー)さん『剛、よくやった。この作品は最高だ』とメールをいただいた」と感激した様子。「こういった作品がきちんと(全国規模で)上映され、たくさんのお客様に観てもらえることがうれしい。日本のエンターテインメントの底上げになる糧となれば」と背筋を伸ばした。舞台挨拶には綾野さんをはじめ、共演する矢吹春奈、瀧内公美、白石和彌監督が出席。本作は先月開催された「第15回ニューヨーク・アジア映画祭」のオープニングを飾り、綾野さんが同映画祭のライジング・スター賞を受賞しており、「街はもちろん、映画祭そのものの環境からもパワーを与えていただいた」(綾野さん)「やっぱり悪いことは世界に通じる。現地の皆さんも、綾野剛が“ゴウ・アヤノ”として世界に羽ばたく役者として、早くこっち(海外)で勝負してくれと言っていた」(白石監督)と現地入りした感想を語っていた。ライジング・スター賞は「今後、世界的な活躍が期待される俳優」に贈られる賞で、舞台挨拶では綾野さんが現地で授与されたトロフィーをお披露目していた。『日本で一番悪い奴ら』は全国公開中(text:cinemacafe.net)
2016年07月09日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日映画『日本で一番悪い奴ら』の完成披露試写会が4月25日(月)に開催。主演の綾野剛をはじめ、中村獅童、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス)、ピエール瀧、白石和彌監督が映画にちなんだ“ちょいワル”スタイルの衣裳で舞台挨拶に臨んだ。実録の犯罪ルポを原作とした『凶悪』でセンセーションを巻き起こした白石監督が、前作同様に実際の犯罪を題材に映画化。北海道警察の刑事となった主人公が裏社会に作った自分のスパイを率いて捜査を進めていくさまを生々しく描き出す。この日の舞台挨拶では、綾野さんらの後ろには制服姿の警官がズラリ!綾野さんは「拳銃200丁、大麻2トン、覚せい剤130キロ…」と劇中で自身が演じた諸星が扱う凄まじい量の押収物を列挙し「身の危険を感じております」と苦笑を漏らす。だが、犯罪を扱いつつも綾野さんはこの映画を「人間讃歌!」と表現。「(出演を決めた)最大の理由は白石監督。いったいどんな映画を作るのか?プロットを読ませていただき、これは参加するしかないと思いました。諸星がどれだけ“愛されて”いたかが表現された本でした」と語る。獅童さんは、諸星と意気投合し、スパイとして働く暴力団を演じたが、獅童さんの出演について、綾野さんは「以前、大河に出演したとき、あるシーンが終わって、獅童さんが『剛ちゃん、サイコーだったわ!剛ちゃんが出る映画なら、何かあれば受けるから』と仰ってくださって、実際にこの映画もふたつ返事で受けてくださいました」と友情エピソードを告白!獅童さんは照れ笑いを浮かべ「コワモテの暴力団の役が自分には務まらないんじゃないかと思ったんです。好青年で売ってるので。でも綾野くんが主演ということで『ぜひ』とやらせていただきました」と語り、会場は笑いに包まれた。綾野さんはまた、『凶悪』に続く白石作品出演となるピエールさんとの共演について「存在自体が悪い!何も役作りの必要がないほど」と評し「現場で瀧さんが監督に『今回は何人殺せばいいですか?どんな悪いことやるんですか?』と話してて、最高だな、この現場と思いました」と嬉しそうに明かしていた。舞台挨拶の最後には、綾野さんが熊本の震災について言及。あえて、普段は禁止されることが多い観客による写真撮影を解禁し、より多くの人にニュースを広めてくれるようにと訴えた。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日若手“塩顔”演技派として注目を集める中村倫也を主演に、佐々木希、木村佳乃、菅田将暉、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊と、次世代も含め日本映画を代表する豪華キャストが集結した、切なくも心温まるミステリー『星ガ丘ワンダーランド』。このほど、菅田さん演じる主人公の異父弟・雄哉が、主人公の星ガ丘駅の駅員・温人を演じる中村さんに、一方的に感情をぶつけ、殴るというシーンのメイキング映像が解禁。撮影中の真剣な表情と、その後に和やかに笑い合う2人の姿が明らかになった。母(木村佳乃)が姿を消してから20年、突然、その母の訃報が届く。同じ母を亡くした異父兄弟である、温人(中村倫也)と雄哉(菅田将暉)。母の死を受け入れられない雄哉は、突発的に温人の働く星ガ丘駅を訪ね、挑発的な温人の態度に思わず殴り掛かってしまう…。昨年、話題を集めた資生堂のweb動画「メーク女子高生のヒミツ」や「乃木坂46」のPVなどを手掛けた人気CMクリエイター・柳沢翔の初監督作となる本作。突然の母の死をきっかけに、初めて顔を合わせる異父兄弟という難しい関係性を演じたのは、いまをときめく若手演技派の筆頭株、中村さんと菅田さん。謎の死を遂げた母の真実をめぐり、殴り合うこのシーンは本作の見どころの1つとなっている。先日行われたプレミア試写会では、「(喧嘩シーンでの)撮影のときは、ただただ倫也さんの流し目にイラッとした。だから(ボコボコになったのは)倫也さんのせいです!」と菅田さんが暴露、会場が笑いに包まれ、翌日のニュースでも話題となっていた。今回解禁となる映像には、迫真の喧嘩シーンと、その前後の中村さん、菅田さんの様子が収められている。まさに身体を張った演技に挑む直前、監督の演出に聞き入る中村さんと、集中して自分の演技をチェックする菅田さんの表情は真剣そのもの。その緊迫の撮影後、「めっちゃしんどかった…」ともらす菅田さんに、中村さんは「それを求めてたんだろ」と笑顔で応え、菅田さんも「それを求めてた」と自ら吐露。先ほどまで取っ組み合いのガチ喧嘩をしていたとは思えないほど、ほがらかな様子が印象的な映像となっている。『星ガ丘ワンダーランド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月06日公開初日を迎えた映画『星ガ丘ワンダーランド』の舞台あいさつが5日、東京・新宿バルト9で行われ、中村倫也、佐々木希、市原隼人、木村佳乃、高橋曽良、佐藤優太郎、柳沢翔監督が出席した。公開初日迎えたこの日は、初日舞台あいさつということで主演の中村はじめキャスト陣と柳沢翔監督が勢揃い。主演の中村は「1カ月間の撮影で色んな人がいっぱい出てくる中、入れ替わり立ち替わり色んな人と撮っていきました。僕が演じた温人は受動態というか登場するキャラクターから影響を受ける感じでしたので、素敵な俳優さんが及ぼす影響を受けてジャズのセッションを毎日するような感じで、楽しくて贅沢でしたね」と共演陣に感謝の言葉を伝えた。中村が演じる温人の義理の妹・七海役の佐々木は「私が演じた七海ちゃんは自分の思っていることを言えずに我慢して健気に生きているキャラクター。あまり大きな動きをせず内に秘める思いを出せたらと思ってやっていました」と振り返り、共演した中村については「何度も共演させてもらっていますが、本当に頼れる先輩で安心して飛び込めると改めて思いました。現場での中村さんは集中力の仕方や気配りがすごくて、私も中村さんのようにならなければいけないと思いましたね」と所属事務所の先輩でもある中村を喜ばせた。本作のテーマでもある「大切な落し物」にちなみ「人生で最大の落し物や忘れ物は?」という質問に木村は「私はすごくお祖母ちゃんっ子で、お祖母ちゃんから『形あるものは絶対になくなる。物にこだわってはいけない』と言われて育ちましたが、お祖母ちゃんの形見でもあるネックレスを撮影の時に失くしてしまいました。本来はカラッとした性格なんですけど、しばらくは落ち込みました。それが1番悔しいですね」と告白。一方の佐々木は「私は北海道にいる親戚のおじさんの家に遊びに行った時、自分的に大きい額のお小遣いをもらったんです。それで買った財布をカラオケ屋のトイレに忘れてすぐ失くしてしまいました。悲しかったですね…」と残念がっていた。本作は、日本が世界に誇るCMクリエイターの柳沢翔が監督とオリジナル脚本を手掛けた記念すべき長編映画第1作目となる作品。主人公の温人(中村倫也)のもとに、20年前に姿を消した母の訃報が届き、温人は離れ離れになっていた兄(新井浩文)、そして義理の姉(佐々木希)と弟(菅田将暉)と再会して閉ざされた過去が明らかになっていく。
2016年03月06日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日日本が世界に誇る若手CMクリエイター・柳沢翔の映画監督デビュー作『星ガ丘ワンダーランド』。中村倫也を主演に迎え、佐々木希、菅田将暉、木村佳乃ら豪華キャストで贈る本作だが、そんな中村さんと佐々木さんそれぞれが扮する役の子ども時代を演じた子役がすごいと絶賛し注目を集めているようだ。幼い頃、母が突然姿を消した。あれから20年。温人(中村倫也)は星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務していた。行き場を失ったモノたちは、どのようにしてここに来て、どんな人に愛されていたのか。温人は落し物の持ち主を想像しては名札の裏に似顔絵を描いていた。そんなある日、幼い頃に姿を消した母親の訃報が突然届いた。母の死をきっかけに義理の姉弟の存在を知る。温人と兄、そして義理の姉弟。2つの家族が過去と向き合い、それぞれの止まっていた運命が動き出す…。主演には舞台、テレビドラマ、映画で飛躍的な活躍を見せる若手演技派の中村さん。そして脇を固めるのは佐々木さん、木村さん、菅田さん、杏、市原隼人、新井浩文、松重豊といった主役級の超豪華キャストの競演が実現した。監督には、資生堂のweb動画や「乃木坂46」のPVなど話題作を次々手掛ける人気CMクリエイター柳沢氏。本作が映画監督デビュー作となる柳沢氏が「切なくも、心温まる至極のミステリー」を作り上げた。そんな豪華キャストが目を引く本作だが、一方で子役たちの演技にも注目!主演の中村さんが扮した瀬生温人の子ども時代を演じたのは、高橋曽良。オーディション当時7歳、最年長ながらかなり身体が小さく華奢な印象の曽良くんは、少し壊れそうな感じで、置き去りにされたときの寂しさや切なさが温人と重なり決定。かなり前のめりで走る癖のある曽良くん。雪道で木村さん演じる母を追いかけるときのそのユニークな走り方、母親へしがみつく感じが無理なく表現されていると制作プロデューサーが語っている。また、佐々木さんが扮する清川七海の子ども時代を演じた篠川桃音もオーディション当時7歳で、「ゲゲゲの女房」や「MOZU」をはじめ、ドラマ・映画・CMで活躍していた桃音ちゃん。実は、佐々木さんの幼少時代に似ているということで即決したという。ほとんどのシーンが遊園地イベントの仮装の妖精の衣装で、マイナス5度、おまけに風も強く凍えるようなかなり寒い時季、愚痴一つ言わず笑顔を見せながら演じる姿はまさに女優そのもの。さらに新井さん扮する瀬生哲人の子ども時代を演じた佐藤優太郎は、芝居もカメラの前に立つのも初めて。しかも最年少の4歳ながら、撮影に動じることなく、堂々とした演技を披露している。そんな物語のキーとなる20年前を演じる子どもたちのがどう演じているのかさらなる話題を集めそうだ。<出演者以下コメント>■中村倫也寒い場所での撮影が多かったのですが、小さい身体を震わせながらも不平不満をひとつも言わず、一生懸命取り組んでくれて感銘を受けました。空き時間は主に妖怪ウォッチについて厳しくご教授頂きました。 映画の中の曽良くんを見て、もうほんと、困りますよね、あんなに若いのにあんなに芝居上手くて。もちろん仲間としては非常に心強いのですが、どちらかと言えばズバリ嫉妬の対象として見ていました。この醜い大人の汚い心が、曽良くんにバレてないといいのですが(笑)。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月12日俳優・中村倫也が主演を飾る話題作『星ガ丘ワンダーランド』のプレミア上映会が2月10日(水)、都内で行われ、中村さんをはじめ、共演する新井浩文、佐々木希、菅田将暉、市原隼人、木村佳乃、松重豊、柳沢翔監督が出席した。昨年は5本の出演作公開に加えて、高視聴率ドラマ「下町ロケット」での好演も記憶に新しい中村さん。豪華なキャスティングが実現した本作について、「皆さんの名前を見て、ビックリしました。贅沢でスリリングな体験だった」とふり返った。星ガ丘駅の「落し物預り所」に勤務する温人(中村さん)のもとに、20年前に突然姿を消した母親の訃報が届き、義理の姉弟の存在が明らかに…。母の死をめぐるミステリーを軸に、温人と兄、そして義理の姉弟という2つの家族が過去と向き合い、未来を見つめる人間ドラマに仕上がった。劇中には中村さんと義理の弟を演じる菅田さんが思いをぶつけ、殴り合うシーンがあり「ボッコボコにしました。もちろん、いろんな気持ちの流れがあってのことなんですけど、結果的には倫也くんの流し目にイラっとして(笑)。あれは倫也くんのせい!」と釈明する菅田さん。同じ所属事務所の先輩である中村さんは「撮影が終わったら、お互い後頭部にナゾの痛みが残って…」と渾身のワンシーンを語った。また、佐々木さんはほぼノーメイクで演技に臨み、「ここまでスッピンに近い役は初めてで、新鮮でした。新しい佐々木希を見てもらえるはず」と新境地に手応え。物語のカギを握る母親役の木村さんは「ここに並ぶ4人を見ると、“濃い”子どもたちだなと思う(笑)」と“わが子”中村さん、新井さん、佐々木さん、管田さんに目を細めていた。『星ガ丘ワンダーランド』は3月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月10日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日