小判ほしくないですか? 山吹色のずっしりした小判。人はどうも金色の物に弱いようです。この小判、いくらぐらいで買えるものでしょうか。中野ブロードウェイで『野崎コイン』を営んでいる社長の野崎茂雄さんにお話を伺いました。――「小判」はいくらぐらいで買えるものでしょうか?それはピンキリなんですが、一般的に入手しやすい小判というのは8種類ぐらいですね。一番安いのは「万延小判」で、10万円ぐらいからで買えます。――やはりそれぐらいはするものなんですね。本物の小判はそれぐらいからですね。レプリカとかニセモノだと安く買えるでしょうけれども。――鑑定書みたいなものは付いているのでしょうか。それは付いていたり付いていなかったりします。お店独自の鑑定書を付けたりすることもありますし。――鑑定書付きだと値段が上がったりするでしょうか?そうですねえ、5,000円-2万円ぐらい価格が上がるでしょうか。万延小判(通称:ひな小判)1860年発行縦35mm横20mm時代刻印はありません3.3g金品位:57.4%10万円~天保小判1837年発行縦60mm 横30mm裏面に「保」の刻印があります11.2g金品位:56.8%15万円-20万円文政小判1819年発行縦60mm横30mm裏面に「草文」(草書の文の字)の刻印があります13.07g金品位:55.9%15万円-20万円元文小判1736年発行縦65mm 横33mm裏面に「文」の刻印があります13g金品位:65.3%15万円-20万円享保小判1714年発行縦70mm 横35mm裏面に刻印はありません17.78g金品位:86.1%50万円-70万円宝永小判1710年発行縦60mm 横32mm裏面に「乾」の刻印があります9.34g金品位:83.4%150万円-200万円元禄小判1695年発行縦70mm横38mm裏面に「元」の刻印があります17.81g金品位:56.4%200万円-300万円慶長小判1601年発行縦70mm 横38mm裏面に刻印はなし17.73g金品位:85.7%100万円-150万円――最も高い値段はつく小判は何でしょうか?それは「佐渡小判」と呼ばれるものですね。「享保小判」なんですが裏面に「佐」の刻印が入っています。――それは佐渡で作られたということなんでしょうか?そうです。佐渡金山で作られたということです。大変に珍しい小判で希少価値がとても高いのです。――いくらぐらいするのでしょうか?500万円以上ですね。――流通量は少ないんでしょうね。野崎さんは実物をご覧になったことはありますか?ええありますよ。数年に1枚出てくることがありますね。――小判を買う時に注意することはありますか。本物の小判をほしいのであれば、やはりきちんとしたお店で購入した方がいいと思います。変に安すぎるものなどは注意すべきです。――小判の価格はそこに含まれている金の量と関係していますか?いえ、小判に含まれている地金の量というのはとても少ないんですよ。ですから小判の価値というのは「骨董的な価値」です。その小判の希少性と状態で価格がつきます。――なるほど。状態で注目するのはどんな点でしょうか。そうですね、例えば両替商が押した刻印の数が少ない方がいいですね。――両替商の刻印とは何ですか?両替商が両替をする時に、「これは本物」という意味で「自分の屋号」の印を押すんですよ。――それは知りませんでした。これがたくさんあるよりは少ない方がキレイですからね。美術的に価値が上がります。本物の小判は1枚で10万円くらいからとのこと。千両箱を一杯に! なんて夢のまた夢です。トホホ……。(谷門太@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日中野BC(和歌山県海南市)は、新酒の梅酒を楽しむ「中野梅酒 NOUVEAU(ヌーボー)」2012を12月14日から発売。東京都有楽町の和歌山県アンテナショップと同社ホームページ他で展開する。同社によると、梅酒の製造はウメの収穫期である6月に果実をお酒に漬け込み、半年後の12月に実を取り出し、蔵でさらに半年間熟成させるのが一般的であるという。このほど発売する「中野梅酒 NOUVEAU」は2012年6月の仕込み分で、たるからウメの実を取り出したばかりをヌーボーとして発売。梅酒ヌーボーの味と色を楽しめるよう、5年熟成のヴィンテージ梅酒の新商品「中野梅酒 AGED」2007と合わせ、「梅酒プレミアムセット 刻(とき)」として販売する。また、梅酒ヌーボーの解禁を記念し、東京駅前の「ホテル龍名館東京」内の日本料理店「花ごよみ 東京」で、同商品をグラスで販売するイベント「梅酒BAR」を開催。12月24日から2013年2月28日までで、ヌーボーの他、梅酒カクテル飲み放題(1,500円/2時間)も用意している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日「街コンドッと混む」を運営するTREE7は、12月22日、25歳(1987年生まれ)・26歳(1986年生まれ)限定の街コン「第1回タメコン 25-26 in中野」を、中野駅周辺(東京都中野区)で開催する。参加費用は、男性6,300円、女性4,200円。同街コンでは、”年齢”をしぼることで全員が同年代となり、仕事や趣味、好きだった音楽の話など、共通の話題で盛り上がることができるという。当日は、受け付けでリストバンドと地図を配布。最初の1店舗目は、各自指定の店舗に移動し、2店舗目以降は移動自由となる。行ける店舗数は無制限とのこと。開催時間は14時から17時30分(12時より受け付け開始)。申し込みは同性2名1組に限定しており、定員は男女各100名となる。なお、参加申し込みや詳細は、同街コン公式ページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日チューリッヒ保険(以下チューリッヒ)は、日本支店の本社機能を有する信濃町オフィスを、12月25日に東京都中野区の新オフィスビルに移転すると発表した。新本社住所:東京都中野区中野4丁目10番2号 中野セントラルパークサウス 16階 この移転は本社機能の全部門を一つのフロアに集約し、効率的な業務運営を実現するとともに、最新の防災機能を持つオフィスビルへ移転することにより、大規模災害時における事業継続をより確実に行える環境を整えることを目的として実施するもの。また、チューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(チューリッヒ生命)も同時に同オフィスフロアに移転する。チューリッヒは、顧客に信頼される保険会社であり続けるために、今後も「ケア」の精神と「イノベーション」の発想に基づき、顧客に価値のあるサービスを提供していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日東京メトロ丸ノ内線の中野坂上駅に11日、新しい出入口・コンコースがオープンする。中野坂上交差点付近に加えて荻窪寄りにも出入口を設置し、利便性向上を図る。中野坂上駅は丸ノ内線の本線(池袋~荻窪間)と支線(中野坂上~方南町間)が分岐する駅で、都営大江戸線との乗換駅でもあり、東京メトロにおける昨年度の1日平均乗降人員は6万1,969人。既存の出入口は中野坂上交差点付近(丸ノ内線ホームの池袋寄り)にのみあり、平日朝ラッシュなど混雑が激しかった。新しい出入口は丸ノ内線ホームの荻窪寄りに設置。混雑緩和につながるだけでなく、東京メトロが火災対策として取り組む「ホームから地上までの二方向の避難経路」も確保され、より安全性の向上した駅となる。改札口とコンコースはホームより低層の地下3階に置かれる。ホーム階と改札階を結ぶエレベーターを2基設け、改札階と地上を結ぶエレベーターも1基設置して、エレベーターによるホームから地上までのルートを確保。出入口の階段に上り・下りのエスカレーターを計4基併設するなど、バリアフリーにも対応した。コンコースには多機能トイレも置かれる。東京メトロの駅では初めて、駅出入口と一体となった緑地スペースも設置。地下1階は緑地スペースからの明るい自然光が差し込むという。出入口と緑地スペースから外気を取り込み、コンコースにかけて自然の風で換気も行われる構造となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日酒造会社で機能性食品の研究・開発を手掛ける中野BCは23日、悪玉コレステロールを減少させるという熟す前の「青柿」の粉末を食品やサプリに使う業務用商材として発売した。同社は柿の中でも、特に未成熟な「青柿」に着目。2007年から、同社のリサーチセンター「食品科学研究所」と岐阜県生物工学研究所、(独)食品総合研究所と共同で機能性等の研究を進め、2009年に青柿に含まれる「タンニン」が、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに、動脈硬化などを進行させる悪玉コレステロール(LDL)を減少させる効果を発見した。さらに2008年には、特許出願中の独自技術を考案し、青柿を「無味」の粉末にすることに成功。無味の粉末にしたことで、応用範囲が広がり、菓子などの食品やサプリメント等の商品化を検討することとなった。商品名は「パーシモンパウダー」で、これは柿の木や実を意味するパーシモンという英単語が由来とのこと。価格は100g 1,650円(送料別)、1kg 1万5,000円(送料込)。年間300kgの売り上げを目指すという。また同社は発売を前に、青柿の粉末を使用したスイーツの共同開発を高知県の菓子工房「コンセルト」に依頼。4月から「柿フィナンシェ」「柿と酒粕のサブレ」「わらび餅」の3商品を試験販売しており、健康になれる“機能性スイーツ”として、評判は上々だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日東大工学部建築学科出身・菊川怜が「身の引き締まる思い」7月からのフジTV「情報プレゼンターとくダネ!」(月~金曜午前8時より)の新キャスターに女優、菊川怜(34)が抜擢された。菊川の新たな採用は「とくダネ!」に出演中の中野美奈子アナウンサーが夫の海外赴任に同行するため、6月にフジTVを退社するため。初めての局アナ以外の採用「とくダネ!」のキャスター小倉智昭と共演する局アナ以外のキャスターは、放送開始以来、菊川が初めてとなる。菊川の起用理由中日スポーツによると、フジTVは菊川の起用について「論理的で一本筋が通った彼女に加わってもらうことで、“もう一つの視点”が番組に生まれると期待している」と、コメントし、菊川は「身の引き締まる思いをしております。まだまだ未熟で若いと思っていた私も、いつの間にか34歳になってしまいました。自分なりに感じたことや意見を積極的に発信して、これまでとは少し違う自分を見せることができればと思います」と、意欲を示している。また、スペシャル企画のリポートなども予定されているという。大学受験では東京大学理科一類の他、慶應義塾大学医学部、早稲田大学理工学部にも合格している才媛、菊川の新たな顔に期待したい。元の記事を読む
2012年05月15日生活を見直し、パートナーを支えたいフジテレビの人気女子アナ、中野美奈子アナウンサーが28日、この夏にも同局を退社すると発表した。現在、彼女が司会を務めている朝の情報番組「とくダネ!」の冒頭で自ら発表したもので、6月末で降板することにしたという。退社の理由としては、一昨年3月に結婚した整形外科医師の夫に海外赴任の予定があり、それに同行したいためという。これまで、時間が割けなかったが、これからはパートナーをゆっくりと支えていきたいと考えているようだ。新たな女性として輝ける一歩を夫の仕事も忙しく、共に過ごす時間がなかなか持てなかったという彼女。退社し、生活を見直して、専業主婦としてバックアップ側にまわる決意を固めたようだ。メディアから彼女の姿が消えるのは残念だが、海外に場所を変えても、専業主婦という立場となっても、彼女なりに新しいかたちで輝ける女性として生きていくことだろう。決断を受け止め、リスタートする中野アナをあたたかく見守り、応援したい。元の記事を読む
2012年03月29日セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓氏がビジネスの最前線で活躍する人たちを招いて対談する「中野晴啓世界一周の旅」。弊誌では、ワールドインベスターズTVとの同時企画として展開している。その第三回となる「インド編」を今回は紹介したい。「中野晴啓世界一周の旅」は、セゾン投信のファンド「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の組み入れ先の国・地域の中で、その国・地域の専門家の方とその国の最新情報や真相について経済的な側面から語る対談コンテンツ。第一回は「アメリカ編」として、バンクオブニューヨークメロン証券 ヴァイスプレジデントの佐々木一成氏が、世界最大の経済大国の米国の政治・経済の現状や、その光と影の部分について、第二回は「香港編」として、ワールドインベスターズTV(WITV)総合プロデューサーの石田和靖氏が世界が香港に注目する理由について話した。今回は、日本有数のインデックス投資アドバイザーで、晋陽FPオフィス代表のカン・チュンド氏を招き、インド経済の力の源泉や、過去のインドと現在のインドの違い、投資対象としてのインドの魅力などについて、中野氏と語ってもらった。カン氏は、23歳の時にインドに滞在して以来、インドを何度も訪問し、昨年もニューデリーに行って過去と現在のインドを現実に体験している。その”インド通”のカン氏に中野氏は、インド経済の強みについて尋ねた。カン氏によると、インドは外資の積極導入ということで国を挙げて経済成長を実現しようという気運が高まったときに、何が一番強かったかというと、ソフトウェアだったという。例えば、米国企業のソフトウェアの外注先になったり、コールセンターのアウトソーシング先として、脚光を浴び始めたのが、経済成長のきっかけとなった。カン氏は、インドがこうしたIT産業を成長させる土壌について、「数学・算数に強い」ということと、「英語が話せる」という2点を指摘。インド政府は、教育こそが国民を高めていくことを自覚し、それこそが唯一の資源であるということを良く分かっていると述べた。また、インドは人口が多いため、激しい競争社会であるとも述べ、英語と数学・算数は競争社会を勝ち抜く上での必須条件であると話した。さらにカン氏はインドの強みについて、「今日より明日がよくなるという高揚感」を挙げ、実際にインドに行った実感として、「これから国と国民が豊かになるんだ」という明るさを感じたことを話した。『中野晴啓世界一周の旅「インド編(1)インド経済発展の理由」』の動画はこちら→「インド編」の第2回は、インドの成長の源泉になっている、算数、英語について、さらに深く話し合われた。カン氏は、インド人が算数に強いことを感じた場面として、物やサービスを購入する際、購入額に端数があった場合、必ずその端数の金額を求められたことを挙げた。例えば、1,050円の切符を買った場合、インド人は必ず50円を求めてくるという。さらに、9歳~10歳の子ども向けの算数ドリルを見せ、「52+36=□」という問題があった場合、その真下に「=□(答えの68は例として記載)+20」と書かれていて、足し算と同時に引き算の勉強もさせるようになっている例を示した。一つの問題で足し算と引き算をさせるこの問題について、これはすごい」とあらためてその教育方法に感嘆してみせた。また、同じドリルで、「one hundred and twenty」をアラビア数字で書かせる問題も挙げ、「このドリル一冊で算数と英語の両方を勉強できるようになっている」と説明。さらに、ドリルは全て英語で書かれていることも示した。カン氏はさらに、ニューデリーの若い人の間では、普段話すヒンディー語の中にも頻繁に英語の文章が出てくることを挙げて、英語がかなり普及していると述べた。英語が普及している要因としては、インドにはもともと数百あった言語が英国の植民地になることで、全土でコミュニケーションがとれるようになり、インド独立運動の遠因になったなどの歴史的背景もある。こうした話に対し中野氏は、「中国の発展のベースとは、かなりストーリーが違う」と話し、「日本とインドの経済的結びつきはそれほどでもないが?」とカン氏に問いかけると、カン氏は、日本の企業はもっとインドに積極的に進出すべきとの考えを述べた。インドには、二大財閥として「タタ」と「リライアンス」があり、また、ソフトウェア分野では、バンガローに本社を置くインフォシス・テクノロジーが巨大な存在感がある。インフォシス・テクノロジーは欧米からのソフトウェアの受注で発展してきた企業だが、カン氏によると、インフォシス・テクノロジーなどでは、カースト制度の枠を超えて優秀な人材を採用するといい、「まさに”インディアン・ドリーム”が存在する」として、現代のインドの新たな動きを説明した。『中野晴啓世界一周の旅「インド編(2)インド成長の基礎~算数、IT、そして英語~」』の動画はこちら→「インド編」の第3回では、中野氏が、昔のインドと今のインドとの違いについて、カン氏に尋ねた。カン氏は、23歳の時に初めてインドに行き、パキスタンとの国境地帯にあるジャイサルメールという城塞都市に滞在。道ではとにかく人よりも牛が優先で、女性はほとんどの人がサリーを着ていたという。生活は非常に質素で、泥で作った家が点在していたが、人々はゆったりと自然とともに暮らし、のどかな感じで、コカ・コーラはなかったという。だが今では、マクドナルドがインド全土にあり、宗教上の理由から、全ての宗教の人が食べることができるチキン・マックが一番人気。また、ベジタリアンのための野菜だけのマックであるベジマックも人気と述べた。また、昨年行ったニューデリーでは、若い人でサリーを着ている人はおらず、ジーンズをはいたり、化粧をしたりしていたという。車も多く、フォルクス・ワーゲンやベンツもあるが、マルチスズキの車がいたるところに見られる。車のほとんどは新車であることから、モータリゼーションが始まってから、それほど期間がたっていないことを表していることも述べた。中野氏が、スズキのインドでの存在感について言及すると、カン氏は、1980年代からスズキが進出して、長い時間をかけてインド全土に販売網を構築してきたと説明。別の見方をすれば、他の日本企業にとっても、潜在的なチャンスは数多くあると話した。インドのマイナスの面としては、他の新興国と同様、官僚主義が残っており、役人が許認可権を握っていたりするが、政府はその負の面を認識しており、状況は少しずつよくなってきていると述べた。また、中野氏は「インドの成長のポイント」について尋ねると、インド人の人口の半分が20代までで占められており、この人達が年齢を重ねるにしたがって、購買力がさらに増していくことを挙げた。中野氏がこの点について、他のBRICsと比較した場合のインドのアドバンテージであると総括し、「インドの未来は明るい。ぜひ皆さんも一度インドに行ってみては」と呼びかけていた。『中野晴啓世界一周の旅「インド編(3)インド今昔物語」』の動画はこちら→【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日中野製薬株式会社のグラマラスカール シリーズにヘアケアのシリーズが2月8日(水)新たに発売される。このシリーズは、独自の価値観で商品やサービスのコストと求める価値のバランスを厳しく判断する世代に向けつくられたライン。「翌朝の髪のまとまりやすさ」と「香り」に重点をおき、"使うたび触りたくなる髪へ"というコンセプトのもと、使用する方の視点をもっとも重要視した。種類は、「使うたびやわらかく触りたくなる髪へ導く<やわらかスタイル>」と「使うたびハリのある触りたくなる髪へ導く<ハリコシスタイル>の2タイプに分かれている。香りはシトラスをロータス、フリージア、ローズでまとめ『シトラス グリーン フローラル』の香り。ふんわりとした女性らしい香り。髪にふと触れた時、サラサラで軽くシャンプーの香りがするというのは男子がどきっとするシチュエーションの1つ。バレンタインに向け、ヘアケアにも力を入れて、突然触れられても、いい状態へして。お問い合わせ:中野製薬株式会社 tel.0120-07-5570公式サイト【商品詳細】<やわらかスタイル>グラマラスカール シャンプー やわらかスタイル100ml ¥840 / 500ml ¥2,730グラマラスカール リペアメント やわらかスタイル100ml ¥1,260 / 400ml ¥3,360<ハリコシスタイル>グラマラスカール シャンプー ハリコシスタイル100ml ¥840 / 500ml ¥2,730グラマラスカール リペアメント ハリコシスタイル100ml ¥1,260 / 400ml ¥3,360
2012年01月31日15秒から60秒という短い時間の間に企業イメージやブランド広告、商品の機能をアピールする「テレビコマーシャル」(以下、CM)の世界。私たちがテレビをつければすぐ見られるものだけに、より生活に密着した広告手段のひとつと言えるだろう。このCMディレクターという仕事は、クリエイティブな職種の中でも人気が高い。そこで東北新社で90年代からCMディレクターとして活躍する中野達仁氏に、CM制作の面白さや難しさ、そして同じ業界を目指そうとする若い世代へのアドバイスを聞いた。○ストイックなCM制作の現場東北新社は60年代からCM制作を手掛ける映像関連企業としては老舗の会社。その東北新社に中野氏が入社したのは1987年のこと。「とにかく音楽が好きで、音楽に関わる仕事がしたい」と思っていたそうで、いろいろ模索した上で"CM"という分野に行き着いたそうだ。「元々演奏するサイドになれるほどの才能もなかったんですが、やはりどんな形でも音楽の絡む仕事がしたかったんですよね。"音楽が絡んでイチから修行できるものは何なのか"と思ったときに『映像』がパッと浮かんで。若干ミーハーな気持ちでこの業界に入ってみたものの、当たり前ですが、いきなりCMなんか撮れないわけです。まずは、いろんな制作現場を回って技術を習得して、ようやくCMディレクターについてアシスタントとして動けるようになるんです。今もその体制は変わっておらず、新入社員は赤坂や新橋、白金といったオフィスを回って現場の作業をじっくりと見て習得するんです。そのため、実際に僕のところに新人が入ってくるのは入社後1年程経ってから。徒弟制度もあるので、ある意味"職人"の世界に近いですね。だからストイックな部分もすごく多いですよ」最初はなんとなくこの世界に入ったと語る中野氏。自分自身でも「なぜCMが面白いんだろう」と考えたこともあったそうだ。そんなとき、他業種の友人から言われた一言が、中野氏の疑問を払拭するきっかけになったという。「『CMは見たくなくても目に入ってしまうし目に留めるもの。それがきっかけで全国区で何かが動くってすごくダイナミックだよね』と言われたとき、確かにそうだと思ったんです。メディアとして考えると、ある意味で乱暴かもしれないけど、それが流行ったり言葉が残っていったり、上澄みを取ると"文化"と言えるものが得られるんだな、って改めて思ったんです。そこがやっぱりCMの面白さだし、自分が長くやり続けている理由だと思います」○時代にあった"普遍的なメッセージ"が求められている中野氏がCMディレクターとして手掛けた作品は、ベネッセコーポレーションの『たまごクラブ』、『ひよこクラブ』のシリーズやダイハツ工業の『タント』シリーズなど、いわゆるロングランCMが多い。その過程を中野氏は「子育てみたいなものですよね」と説明してくれた。「CMは商品の名刺を作るようなものだと思うんです。いちばん考えるのは、その商品の"らしさ"ですね。僕らの言葉で『シズル』と言うんですが、CM作りは『いちばんシズるやつ』が正解だと思っているので、それをずっと考えています。たまたまいくつかのロングランCMに携わっていますが、これは商品自体の核がしっかりあったからこそ。でもときどき、出会った瞬間に相性の良さが分かる商品やブランドがあって、そうすると商品力との相乗効果で長く続くCMになっていた……ってこともありますね」と謙遜する中野氏だが、その視点はいつも温かくヒューマニズムに溢れている。それが中野氏の個性となり、企業が指名する理由のひとつにもなっているのではないだろうか。そこで中野氏に最近注目しているCMを聞いてみた。すると、「普遍的なものを今の時代にフィットさせたCMはやっぱり面白い」との回答。昔からある企業スピリッツを今の時代にあえて出す。そして、その手法を現代にあったタッチにすることで、企業そのものの先進性と堅牢性という相反するふたつの面をうまく伝えているCMに着目しているそうだ。「秒数で言えばたった15秒でも、時代にピタリと合ったときに『力をもらった』とか『元気が出た』と印象を残せるCMってありますよね。そもそもブランド広告は、買ってもらうために作るのではなく好かれるために作っているんです。だからブランド広告はブランドの顔作りでもあるんですね。特に2011年は東日本大震災という企業活動にも影響を与える大きなことがありました。その影響かどうかは分かりませんが、CMで訴えかけるメッセージがこれまでの傾向だった"癒し"から"アドレナリンが出るもの"に変わってきたように感じます」もうひとつ、中野氏がこだわりを見せたのが「言葉のチョイス」だ。これは先に挙げたメッセージの出し方にも通じるが、「生きている言葉」にこだわった台詞やコピーを生み出すために現場で話し合いが持たれることも多いとのこと。「普遍的なメッセージを今届くやり方で伝えることが大切なんだと思います。伝えたいことがあるなら意味が通じないとダメですし、その言い方のモードを調整するダイアルも必要。CMの世界ではこれが両輪になって、言葉がチョイスされていくんでしょうね」○情報を入手して「何になるか」を明確にする中野氏は、東北新社が運営するクリエイター養成スクール「映像テクノアカデミア」にて「映像・広告クリエイター科」で講師を務めるという顔も持つ。そこで「これからCMディレクターを目指そうとする人に」というテーマでアドバイスをもらった。中野氏曰く「僕の若いころより細分化されて複雑になっているけど」と前置きした上で「自分のやりたいことをクリアにしておくこと」と教えてくれた。「たとえば"ディレクター"という職業ひとつとってもCMやWeb、PVなどがありますから、何を撮りたいか、目指すのかを考えることは重要ですよね。面白そうと興味を持ってもらえるのは大歓迎ですが、そこからもう少し踏み込んで、興味を持った分野を自分に近づける作業をすると良いんじゃないかなと思います。CMに限って言えば、"プレゼンの方法"も制作に欠かせない重要な要素になります。絵が描ければいいというものではないけど、自分のイメージを第三者に伝えるには絵コンテは重要になるので、描けないより描けた方が良いんです。また、CM制作は徹夜も多いですし、正直厳しい世界です。だから結局はどの職業にも通じる"好きこそものの上手なれ"に帰結するのではないでしょうか。加えて、CM制作のスタッフは熱意をもった人の集団なので、これから来てくれる人にもそういう熱意を持っていて欲しいし、どんどんアピールして欲しいですね」一見派手な世界にも見えるCMの世界だが、実際には長い修業時代を経て、ようやく一本立ちできるという職人の世界。それでも街にCMソングが溢れたり、たった15秒に心を動かされたりと、感情に訴えかける何かがあって、作り手として人の心が動いたときに「やって良かった」と思う瞬間があるという。「映像テクノアカデミア」では中野氏をはじめとした第一線のクリエイターに、その一端を紹介してもらえるスクール。一般参加可能なセミナーも多数行われているので、一度参加してみてはいかがだろうか。
2012年01月26日