グランドプリンスホテル京都(京都府京都市)は、正月商品として変わり種おせち「スイーツおせち」を販売する。価格は40個限定で4,000円。同商品は、おせち離れが進んでいると言われている若者向けの新生おせちとして、同ホテルのパティシェが作った洋風スイーツおせち。和のテイストを取り入れて仕上げた。食後のおもてなしとして最適とのこと。内容は、マドレーヌ、フィナンシェ、メープルパウンドケーキ、ショコラガナシェ、モンブランのタルト、ロールケーキ(2種)、3色マカロン、フランボワーズのケーキ、チョコレートのケーキ、ブッセ(ゆずジャム、バタークリーム)。ただし、食材入荷の都合により、変更する場合もある。受け渡し期間は12月31日~2013年1月5日。3日前までの予約が必要となる。予約はグランドプリンスホテル京都内のポンドカフェで電話で受け付ける。価格は4,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日愛知県の名古屋観光ブランド協会(名古屋観光コンベンションビューロー)が主催する「名古屋観光ブランド協会推奨品審査会」において、「名古屋市長賞」をはじめとする、各賞の受賞商品が決定。名古屋観光コンベンションビューローの公式WEBサイトで発表された。「名古屋観光ブランド協会推奨品審査会」が選ぶ賞の最高位とされる「名古屋市長賞」は、名古屋市西区「豆福」の「豆でなも(6個入り)」577円(税込み)が受賞。「豆でなも」は、名古屋イメージを演出したパッケージデザインで、みそ味の「八丁味噌カシュー」と抹茶味の「西尾抹茶だいず」がそれぞれ小袋に入った豆菓子。地元の名古屋ではJRタカシマヤ、大丸松坂屋名古屋店などで販売されているほか、ネット通販でも購入可能。続いて「名古屋観光コンベンションビューロー理事長賞」は、名古屋の昔からのおやつである「鬼まんじゅう」と「ういろう」のコラボ商品である、餅文総本店の「鬼まんういろ」630円(税込み)が受賞。さらに、「名古屋観光ブランド協会会長賞」として、坂角総本舖の「さくさく日記(海老)」630円(税込み)、長登屋の「ひつまぶしの里茶漬け(2食入り)」525円(税込み)、なごやきしめん亭の「名古屋味あわせ」1,050円(税込み)の3点が選ばれた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日京都と聞くと、やはり「金閣寺」や「舞妓さん」といった、京都市内の観光スポットをイメージされる方が多いと思います。しかし、京都の魅力は京都市内だけにある訳ではありません!そこよりずっと北側、京都府の日本海側には知られざる観光スポットや名物が盛りだくさんなのです!今回は、京都府北部出身者がオススメする、京都の日本海側の観光スポットを紹介します!●田辺城資料館(舞鶴市)戦国時代の武将・細川幽斎が築城した田辺城跡地に建てられた資料館です。田辺城は有名な関ヶ原の戦いの前哨戦とも言える、『田辺城の戦い』が行われた知る人ぞ知るマニアックなスポット。歴史好きに特にオススメです。●五老スカイタワー(舞鶴市)舞鶴市のほぼ中央に位置する五老岳の頂上に立てられた展望タワーです。このスカイタワーからの眺めは「近畿百景」の第1位に選ばれるほど美しく、リアス式海岸として有名な舞鶴湾はしばらく眺めていても飽きません。昼でも夜でも景色が楽しめるスポットです。●自衛隊桟橋(舞鶴市)海上自衛隊の基地が置かれている舞鶴ならではの観光スポットと言えるのが、この自衛隊桟橋です。土・日・祝日は一般公開されており、間近で護衛艦などを見ることができます。●舞鶴港とれとれセンター(舞鶴市)魚介類が豊富に水揚げされる舞鶴で忘れてはならないのが、ここ。新鮮な魚をおみやげとして買って帰ることができます。季節によって旬の魚介類が変わるので、行くたびに楽しめます。その他、舞鶴市には『舞鶴かまぼこ』や『丹後とり貝』、さらには舞鶴発祥とされる『肉じゃが』など、食べ物でもさまざまな名物があります。●天橋立(宮津市)京都府北部で最も有名な観光スポットと言えるのが、この『天橋立』です。逆さに見ると砂浜が空に続いているように見えることから、天橋立と言われています。宮島、松島と並ぶ日本三景の1つなので、名前だけは聞いたことがあるかもしれませんね。がっかりスポットとも言われていますが、「超楽しい!」という観光地ではないので、海を眺めながら松の木陰をゆっくりと歩いたり、安らぎを感じることのできる場所なので、癒しを求めたい人にオススメです。●琴引浜(京丹後市)踏むと「キュッキュッ」と鳴いているように聞こえる「鳴き砂」が有名な景勝地です。日本の白砂青松100選などにも選ばれており、鳴き砂の音だけでなく、美しい砂浜の景色も楽しむことができます。●伊根の舟屋(伊根町)京都府のほぼ最北に位置する伊根町には、舟屋と呼ばれる、1階部分が船のガレージ、2階部分が住居スペースになっている建造物があります。約230もの舟屋が海際にズラっと立ち並んでいる景色はなかなか見られるものではありません。民宿として利用できる舟屋もあるので、一風変わった宿泊体験がしたいという人は、一泊してみるのもいいですね。これらの観光スポットはそこまでメジャーではない場所が多いので、観光シーズンでもメジャースポットと違ってゆっくりと観光することができます。また、一泊二日の車での旅行なら全部のスポットを回ることができる範囲ですよ。慌ただしいレジャーはちょっと……という人は、こういった少し外れにある観光スポットに足を伸ばしてみてはいかがですか?(貫井康徳@dcp)
2012年11月28日京都は常に国内外からの観光客で賑(にぎ)わう街。清水寺に金閣寺などの観光名所や、抹茶スイーツなど目当てに訪れる人が多い。しかし実は今、他にも注目されているものがある。それは「京都水族館」だ。なんせ、京都在住の人に「今度そっちに行く予定があるんだけど、おすすめスポットはある?」と聞くと、必ずこの場所を教えてくれるほどなのだ。2012年3月14日にオープンした京都水族館は、海のない京都市下京区の梅小路公園内にある。水族館なのに海のない場所にある!?海水はどうやって運んでいるのだろうか?そんな疑問をもつ方も多いだろう。実は、京都水族館で使用されている水は100%人工海水なのだ。なぜ海水を輸送しないのかというと、京都は二酸化炭素削減目標を定めたことで注目された「京都議定書」制定の地。海水を輸送する事によって、莫大(ばくだい)な二酸化炭素排出が生まれることを防ぐために、人工海水製造システムを導入したのだ。そんなエコな京都水族館のテーマは「エデュテインメント型水族館」。「エデュテインメント」とは、「エデュケーション(教育)」と「エンターテインメント(娯楽)」を合わせた造語だ。つまり、しっかり学んで楽しめる水族館というわけだ。早速入場してみると、鴨川と由良川を再現した「京の川ゾーン」に暮らす生物たちが入場者を出迎える。見どころはズバリ、「オオサンショウウオ」のリアルな生態を楽しめる大型展示コーナー。「京都水族館の顔」とも言われているオオサンショウウオは、国の特別天然記念物に指定されている、世界最大級の両生類。“生きた化石”とも呼ばれている、ナゾの多い希少生物だ。そんな貴重なオオサンショウウオは、狭い所が大好きな模様。岩と岩などの隙間に挟まっている姿を見ているだけで、なんだか癒やされてしまうから不思議だ。身近な鴨川に生息するオオサンショウウオをじっくり観察してみては。さて、お次は「かいじゅうゾーン」。大人も子どもも一緒くたになってくぐっている“コの字”型水槽をのぞいてみると、水槽の中ではオットセイがびゅんびゅんとスピードをあげて泳いでいるではないか。さらに注目を集めているチューブ型水槽では、ゴマフアザラシがのぼったり、おりたりを繰り返している。水槽の中からこちらを眺めてくるつぶらな瞳と目が合えば、誰しもメロメロになること間違いなしだ。ちなみに、こちらのチューブ型水槽は隣の水槽とも床下でつながっているらしく、アザラシたちは両水槽を自由自在に行ったり来たりしている。続いては大人気の「ペンギンゾーン」。京都水族館の小さなアイドル、ケープペンギンは、陸にいる時はのんびり子育てモード。しかしひとたび水に入れば、猛スピードでダイナミックに泳ぎ回る様が印象的だった。続く「大水槽」は、日本の海をまるごと表現したという大胆な仕様。マダラトビエイやアオウミガメ、クエなどの個性豊かな魚がいっぱいの大水槽に張られた水はなんと約500t。7カ所設けられたビュースポットから、様々な魚たちの生態を観察できる。大水槽ではさらに、よそではなかなか体験できないレアな体験ができる。「バックヤードツアー」(1名につき500円)に参加すれば、飼育員がエサやりを行うキャットウォークから、大水槽を見下ろしながらのエサやり体験ができるのだ。このツアーは毎日2回、AM10:00~と11:30~に実施されている。飼育員さんにレクチャーされながらエサを投げてみると、元気いっぱいの魚たちが寄ってくるので、興奮することしきり。各ツアー定員10名の先着順なので、参加される方は早めに申し込もう。お次は、宝石箱をひっくり返したようなサンゴの海が美しい「海洋ゾーン」。このコーナーには、色鮮やかなサンゴなどの生き物に実際に触れて生態を学べる「磯の教室」など、ユニークな展示がそろう。さらに、四季折々の魚介展示やイカやタコ、クラゲといった無脊椎の生き物の紹介コーナーまである。ユラユラと泳ぐクラゲを見ていると日常を忘れてリラックスできること間違いなし!ゆっくりと展示を楽しんでいると、「イルカスタジアム」で開催されるイルカパフォーマンスが始まるというアナウンス。このショーでは大迫力のジャンプやチャーミングな動きを見ながら、イルカの行動や能力の秘密、人とイルカのコミュニケーション方法などが学べる。さらにはイルカと触れ合えるチャンスも。京都水族館を訪れたなら絶対に見てほしい。その他にも、今では希少種となったメダカなどを展示した「山紫水明ゾーン」や、米作りなどで人と生き物のつながりを体感できる「京の里山ゾーン」など、個性豊かな展示ゾーンがたくさん。さすが、“学びながら楽しめる“ことをアピールしているだけある。また、館内には、様々な角度からいきものたちを観賞するための工夫がいっぱい!躍動感あふれるいきものたちを、ぜひじっくりと観察してほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日ラッシュジャパンは、12月8日に、京都にラッシュ初となるコンセプトショップ『LUSH 京都四条通り店』をオープンする。同社では、これまで「GO! GREEN」と題し、環境問題解決に向けて、使用済み容器の回収や、固形商品の開発によるパッケージレスなどに取り組んできた。このほどオープンする京都四条通り店は「GO! GREEN」を体現した初のコンセプトショップになるという。具体的には、店内什器の80%に、奈良県吉野の間伐材など、森林環境や地域社会へ配慮した木材を使用。10%の什器は、ビルオーナーが以前使用していた家具をリサイクルしたものを使用する。さらに原材料となる野菜やハーブ等は、関西エリアのものを使用して、輸送にかかるCO2を軽減する。また、同店は通常店舗の約3倍の60坪の面積を誇り、日本最大規模のラッシュとなる。世界のラッシュ初の“キッチン”と呼ばれる工場を併設し、作りたてのフェイスパック、クレイ洗顔料等の量り売りを開始。店内奥には展示や勉強会を実施するためのワークショップスペースも設置する。同店は12月8日オープン。営業時間は、10時30分~20時30分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローは10月31日、運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」のスマートフォン用サイトを開設した。開設されたサイトはPC用サイトのコンテンツをスマートフォンのような小型画面でも見やすいように画面構成したもの。トップページにはFlashなどの動画が無いのでストレスなく表示される(表示速度は機種や回線の状態、地域により異なる)。さらにPCサイトに飛ぶコンテンツは見出しの横に「PC」と表示されており、利用者に配慮した画面設計だ。タイトルロゴの下には「見る・遊ぶ」、「食べる」、「イベント」、「お土産・買う」、「泊まる」、「新着情報」のメインメニューがスマートフォンで操作、表示しやすいよう、大き目のアイコンで縦2列に並ぶ。コンテンツは「ピックアップイベント」、「なごやガイド」、「新着情報」、「特集記事」のほか、「なごや今昔紀行」、「キテ!観て!名古屋」などのコンテンツが縦1列に表示されて見やすいものとなっている。コンテンツの内容を一部紹介すると、名古屋市内の主要16カ所の公園をめぐる「なごやの公園スタンプラリー」や、アートとデザインをポイントに観光する「あいち・NAGOYAアーツ&デザインツアー」など、楽しげなイベントが画像を含め視覚的にわかりやすく表示されている。サイトの詳細は名古屋コンシェルジュスマートフォンサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日藤田観光は、11月1日~30日、運営する椿山荘、フォーシーズンズホテル椿山荘 東京、箱根ホテル小涌園、大阪太閤園、京都国際ホテルの5施設にて、「神々の国しまね 地産品めぐり」を開催する。また、これに先駆け10月31日、椿山荘にて島根の伝統芸能「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を開催する。同社は、2008年より全国に広がる事業拠点のネットワークを活かし、地元の名産品を紹介するイベント「ふるさと発展のお手伝い」を実施。今回は、11月1日、文京区に記念館が開館する森鷗外の生誕150周年を記念し、彼の出身地である島根県の魅力を紹介する。開催地のひとつ椿山荘は、もともとは明治の元勲山縣有朊公の別邸であり、島根県出身の森鷗外も山縣公の意向を受けて歌会常盤会の幹事となり、たびたび訪れたという言い伝えがあるゆかりの地。その椿山荘をはじめ5施設にて、「大和しじみ」や旬の鮮魚、美味しまね認証を受けた「まつなが和牛」など、 穴道湖や清流高津川、中国山地の恵みを受けた島根の、豊かな自然環境が育んだ食材を使った料理を提供する。10月31日には「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を椿山荘にて開催。世界遺産の石見銀山は同社の前身「藤田組」が開発を行ったゆかりの地であり、その銀山がある島根県石見地方にて近世以前より続く、勇壮かつ華麗な伝統芸能「石見神楽」を間近で楽しむことができる。また、11月28日には、森鷗外記念会館から東京大学本郷キャンパスまでを散策する「秋の特別講座」も開催。森鷗外記念会事務局長・常任理事を務める倉本幸弘氏による講演や、文豪の街文京区を椿山荘ならではの視点で案内する。「神々の国しまね 地産品めぐり」ほか、各イベントの詳細は同社ホームページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日京都府は10月23日に熊本県と連携し、府県で連携した観光プロモーションを実施する。今年のゆるキャらグランプリに参戦中の京都府広報監「まゆまろ」と、昨年のグランプリ覇者、熊本県営業部長「くまモン」がコラボレーションしたプロモーションとなる。当日はくまモンからゆるキャラグランプリに参加する「まゆまろ」に、陣中見舞いが行われる。また、くまモンからまゆまろに「球磨焼酎」、まゆまろからくまモンに「西陣織の衣装」をそれぞれ贈る贈呈式も行う。立会人として、熊本県大阪事務所長と京都府知事が出席する。また同日、まゆまろとくまモンは「メルパルク・京都駅ビルきものステーション」の1時間所長に就任する。贈呈式の後、京都府知事から、1時間所長の任命書・委嘱状が交付される。その後、11時から「清水寺 仁王門」前で記念限定グッズ、観光パンフレットを1時間で200セット配布する街頭プロモーションを展開。200セットという数字は、京都駅から熊本駅の新幹線の最速時間200分にちなんだ数だという。なお、同日は活動とあわせ、府立植物園等でネット配信用動画「『まゆまろ』×『くまモン』THEムービーです~モン」の撮影も行われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日京都の夏の風物詩として知られる“大文字送り火”。実際には「五山送り火」の中の1つで、毎年、お盆が終わる8月16日に行われ、多くの観光客が訪れている。その大文字焼きが、実は高知県中村市でも行われているのをご存じだろうか?正式には「大文字の送り火」といい、四万十市間崎地区の盆行事だ。京都と異なるのは、旧暦の7月16日に行われる点。旧暦に従っているため、毎年行われる日が違ってくる。ちなみに、2012年は9月2日だった。四万十市観光協会の小川元さんによると、「今年は特別で、だいたいは8月の終わり頃に行われます」とのこと。いずれにしても、京都と同様に、夏の終わりを告げる風物詩として市民の生活になじんだ行事になっている。大文字の送り火が行われるのは四万十市の十代地山で、昔から山の神を祀っていた、通称「大の字山」の中腹。緑に覆われた山の草木を大の字形に掘っている様は、京都の大文字山とそっくりだ。「送り火の当日は、そこに地区の各戸から集めたたいまつを配してたき火を行います」(小川さん)。京都から離れた四万十市でこの行事が行われるようになったのは、約500年前だと言われている。小川さんは、「応仁の乱を逃れて中村に下った一條教房(のりふさ)の息子の房家(ふさいえ)が、教房と祖父・兼良(かねよし、あるいは、かねら)の精霊を慰めるために、京都を懐かしんで始めたと伝えらています」と話してくれた。しかし、高知が始めたものが京都に伝わったという別の説もある。真偽はハッキリと分かっていないようだが、いずれにしても古い歴史があることには間違いはない。このように長い歴史を誇る中村市の大文字の送り火が、京都と違う点がもう1つある。それはスケールが小さい点で、口の悪い人は「小文字焼き」と言ったりするようだ。そもそも町の規模が違うのだから、それは仕方のないこと。ある意味、観光目的ではない素朴なままの送り火の風情が残っているので、こちらの方が風情あると言っていいかもしれない。その送り火を見るベストビューポイントが、トロ池を挟んだ対岸にある「四万十川野鳥自然公園」だ。ほどよい距離がある上に、ちょうど目の前に広がることから、地元の人もおすすめのスポットになっている。なお、トロ池は野鳥の生息地・飛来地としても有名。観察小屋や遊歩道、野鳥解説板などがあり、オオヨシキリやホオジロなども生息している。大文字の送り火を見るついでに、こちらの観光も合わせて楽しむといいかもしれない。四万十と京都の送り火の共通点は、運営を担当する地区住民が7組に分かれ、各組が1年交代で当番にあたるという点だ。「現在は京都とここだけしか残っていない仕来りです」と小川さん。こうした伝統が残るのも、四万十市が「土佐の小京都」と呼ばれる町だからかもしれない。京都を模して町を形成した際に碁盤目となった道、そして「東山」や「鴨川」といった地名からも歴史を感じることができる。また、大文字が行われる四万十市には、日本最後の清流と言われる四万十川、沈下橋やトンボ自然公園など、人と自然が調和した暮らしから生み出された多くの観光スポットがある。もし大文字の送り火を見に行かれるのなら、それらの観光もぜひ忘れずに。● information 四万十川観光協会【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月13日今年11回目となる、京都府向日市の秋の恒例イベント「竹の径かぐやの夕べ」。向日市観光協会が昨年同様「京都市洛西竹林公園」(京都市住宅供給公社)と共催で、10月20日(土)17時30分~20時30分に開催する。なお、少雨実施で、荒天の場合は中止となる。「竹の径かぐやの夕べ」は、向日市観光協会が名産の竹のPRと観光振興を目的に、2002年から毎年10月に開催しているもの。今年は、向日市立第6向陽小学校周辺から向日市寺戸町の宗竹の竹垣が続く美しい竹林道である「竹の径」へ、さらに「京都市洛西竹林公園」まで、水を張った竹筒の中にろうそくを浮かべた「竹行灯(たけあんどん)」約4,500本を並べて、沿道に明かりを灯す。また、剪画(せんが・切り絵)の紙行灯や手づくり竹行灯なども使用し、夕闇の竹林を幻想的に彩る。第6向陽小学校周辺では、琴、ジャズ、和太鼓などのライブや土産品の販売、飲食コーナー(おもてなし処)が設けられる。また、京都洛西竹林公園周辺では、市民が作製した竹による作品のライトアップや、キャンドル作品の展示とあわせ、バイオリンやフルート、尺八によるミニライブも行う。楽器の音色が漂う夕闇深まる竹林が、ろうそくの優しい灯りに照らされ、まさに”かぐや”の夕べとなる。アクセスは、JR「向日町駅」「桂川駅」または阪急電鉄「洛西口駅」からバスで「第二回生病院前」下車徒歩10分。阪急電鉄「東向日駅」からバスで「東山」下車徒歩10分。駐車場は用意されていないので、公共交通機関の利用を。また、竹林内には外灯などがない場所があるので、懐中電灯は必携。なお、9月23日(日)には、「竹の径かぐやの夕べ」を前に、オリジナルろうそくを作る「竹あかりワークショップ(キャンドル編)」を開催する。場所は向日市役所第1会議室、講師にはキャンドルクリエーターの泉邦江さんを招く。第1部13時00分~14時30分、第2分14時30分~16時00分で、各定員は30名で予約制。同ワークショップでは、カラフルな”ろう”のブロックを組みあわせて、自分だけのキャンドルを作る。制作したキャンドルは「竹の径かぐやの夕べ」作品展示コーナーに展示される。問い合わせは向日市観光協会へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日スカイツリーに東京タワー、温泉地に富士山。日本には多くの観光名所があります。訪れる観光客は日本人だけでなく、外国からのお客さんも数多くいます。そんな外国人のなかには、実際に日本を訪れて想像と現実の差にびっくりしたという人もいるのではないでしょうか。そこで、外国人20人に「日本の観光地で想像と違ったことがあるか」についてアンケートをとりました。■京都「京都には現代的な建物がもっと少ないとなぜか思い込んでいた」(ウクライナ/女性/30代前半)京都には今も古い街並みが残る場所もありますが、駅などはとても近代的ですもんね。■葉山「神奈川県の葉山にあるイタリアンレストランが日本の昔ながらの民家の家の中にあったこと。明治時代か大正時代に建てられた家にあるレストランだから純日本的な料理店だと思っていたら、イタリアンレストランだった。びっくりしました」(ブラジル/女性/50代前半)最近では、古民家を改装して居酒屋をやったり、カフェを開いたりする人も多いので、一目見ただけでは、何のお店かわからないかもしれませんね。■熊本「熊本に6カ月の留学に行きました。観光地もいっぱいありまして、ビックリしました。熊本城や阿蘇山や美術館などで想像と現実のギャップは衝撃的に感じました」(フランス/男性/20代後半)大都市以外にも、魅力的な場所はたくさんありますよ。地方に行けばいくほど、歴史深い建物が残っていることが多いです。■富士山「富士山に簡単に登れると思いましたが、楽ではありませんでした。5合目からスタートして、頂上まで6時間以上かかりました」(インドネシア/男性/40代後半)世界の山々に比べると、低く見えますが、富士は日本一の山。そう簡単には登れませんね。具体的な観光地だけでなく、日本に対してこんな意見も。「電信柱。きれいなところに電信柱とたくさんの電線で景色が台無し」(スイス/女性/50代前半)スイスには電柱がないので、電線が入り乱れている景色は美しくなかったでしょうね。日本も、美しい景観を守る努力をしなければいけませんね。「ギャップがあったのは天気についてでした。私の国では日本のことを「太陽の国」や「日光の国」とも呼びますがこちらに来てよく雨が降ることにびっくりしました!」(イラン/女性/20代後半)日の丸の国旗から太陽を連想したのかもしれないですね。日本は雨も雪も降りますから、日差しの強い南国みたいなものを想像してくると期待はずれだったでしょうね。「日本のホテルの部屋が小さいです。ビジネスホテルのシングルに泊まりましたが、全体的に小さくてゆとりがなく、窓も開けられませんでした。ホテルは一人の場合でも、ツインやダブルを提供するのが常識的なことです」(中国/女性/30代後半)日本もそうしてほしいです!狭くて窓も開かない部屋だと、ちょっと窮屈ですもんね。外国の方たちは、近代的な観光地よりも昔ながらの風情漂う街や店を求めてくる人が多いようです。そのため、近代的な建物が多い場所では想像と実物の差に驚くという意見が多く見られました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日秋田県観光キャンペーン推進協議会は、平成25年度の秋田デスティネーションキャンペーンを中心に、今後3年間展開する観光キャンペーンのキャッチフレーズ「あきたにしました。」を、県内外に向けて広くアピールするためのロゴデザインを発表した。ロゴマークは本県の自然、温泉、ふれあいがモチーフ。木の葉、温泉マーク、ハート形の頭部を持つ3体のキャラクターを配した。ロゴデザインをデザインしたのは、大仙市のスタジオ夢工房代表の伊藤敬悦氏。ディレクションは秋田県イメージアップアドバイザーの梅原真氏が行った。梅原氏は「『あきたにしました』とつぶやきのようなキャッチフレーズとともに、人々が、秋田にぞくぞくと向かう様子をデザイン。秋田の自然・温泉・ふれあいをモチーフにしたキャラクターとともに「ふと行きたくなる秋田の魅力」をシンボル化している」とコメントしている。秋田デスティネーションキャンペーンは、平成24年20月1日~12月31日まで実施。秋田県では県・市町村および観光関連団体、各種団体、民間企業など112団体によって「秋田県観光キャンペーン推進協議会」を結成し、平成24、25、26年の3年間にわたって個々の事業者では成し得ない大規模な観光誘客キャンペーンを展開する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日日本には数多くの観光地があり、おいしい食事や、歴史ある建造物など、楽しめるレジャースポットがいっぱい。そんな観光地には、日本人だけでなく多くの外国人も訪れています。そのなかでも、外国人が一番よかったと思う場所はどこなのでしょうか。外国人20人に「日本で一番よかった観光地」を聞いてみました。■鎌倉「京都と同じような魅力的な寺や神社があるし、趣と歴史のある雰囲気があります。そして、観光客の人数が京都より少なくて楽です」(アメリカ/男性/30代前半)鎌倉を代表する名所となっているのが、鎌倉の大仏。外国人からは、大きくて迫力があるあの大仏はどんなふうに見えているんでしょうね。■北海道「とても広い大地で人々も心がゆったりしていると思いました」(ブラジル/女性/50代前半)北海道は広いし緑豊かだし、おいしいものも多い。「北海道は、でっかいどう~♪」なんて歌もあったような……。大自然に囲まれた牧場で、搾りたての牛乳を飲むなんていうのもいいかも。■ディズニーランド「子供だけでなく、大人が楽しむところ。ディズニーの売り物の種類がすごい。アメリカよりすごい」(マリ/男性/30代前半)東京ディズニーランドオリジナルグッズや、メニューなど日本ならではのものを体験できるのも、楽しみのひとつですよね。■沖縄「自然が豊かで、海もきれいだし、気候も良いし、人もやさしい」(ウクライナ/女性/30代前半)ゆったりとした時間が流れていて、心安らぐ時間を過ごせますよね。自然だけでなく、その土地の人を評価されているっていうのがうれしいですよね。■熊本県の阿蘇山「自然が大好きなので初めて阿蘇山見た時に感動しました。とても美しい風景やきれいな空気などで誰でも満足ができると思います。温泉と美味しい料理も楽しめるので、よく友達に推薦します」(フランス/男性/20代後半)世界有数のカルデラを持つ阿蘇山。世界で初めて活火山にかけられたというロープウエーもあり、その眺めは最高!■京都「外国の人は古い日本が好きので、京都がたぶん一番おもしろい」(スウェーデン/男性/30代後半、ほか6人)やっぱり、京都は人気ですね。建物からも、食事からも、古き良き日本を感じられるとっても趣ある場所ですよね。■日光「自然豊富で遊べるところが多い」(ネパール/男性/40代前半)寺社、滝、湖、温泉、アミューズメントパークと一度にたくさん楽しめる場所ですよね。1日じゃまわりきれませんね。■箱根「景色が良くて、温泉、アウトレットもあります。また特に春と秋、景色がきれいです」(インドネシア/男性/40代後半)箱根といえば、温泉!日本人にも東京から近い温泉地として親しまれています。秋には紅葉、冬には雪景色を堪能でき、のんびりした時間を過ごすことができますよね。■軽井沢「自然がたくさんあって、お店もありました」(イギリス/男性/40代前半)軽井沢はジョンレノンゆかりの地としても有名ですよね。軽井沢ってイギリスと似たところがあるのでしょうか。イギリス人には親しみやすい場所なのかもしれません。■宮島と飛騨高山「すごくきれいな場所。驚くぐらい」(スペイン/男性/30代前半)どちらも世界遺産に認定されるくらい、すてきな景色をあじわえる場所ですよね。幻想的で美しい。これからも大切にしていきたい景色のひとつです。外国の方々は、日本の観光地のなかでも自然豊かな場所を好む傾向にあるようです。このほかにも魅力的な観光スポットはたくさんあるので、これからもさまざまな場所で日本の魅力を存分に味わってほしいですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載2回目の今回は、京都御苑のお話です。親しみを込めて御所と呼ばれることが多いのですが、京都御苑(キョウトギョエン)が正式名称。京都市内の真ん中に位置し緑がたっぷりで癒される、まさにセントラルパーク的存在でありながら、葵祭や時代祭などの起点ともなる由緒のある場所です。京都御苑の基礎知識を少しご紹介すると、明治になるまで天皇がお住まいになられた京都御所をはじめ、京都大宮御所・京都仙洞御所、京都迎賓館などのある国民公園。約100ヘクタールという広さは、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さとほぼ同じなんだそう!こう聞くとどんなに広いか、わかりますよねー。車がビュンビュン走る大通りから、歴史ある門をくぐれば広がる自然たっぷりの大空間。思わず深呼吸したくなるほど、本当に気持ちがいいです。▲こちらは蛤御門。よく見ると蛤御門の変の際についた弾痕が残っているとか。。。御苑のほぼ中央にあるのが京都御所。現在あるものは1855年の造営。中の参観も可能です。歴史的でもあり、是非見ておきたい建築物でもあります。▲立派な門とどこまでも続くように見える塀も美しい。中には野球場やテニスコート、池や小川、神社などがあり、みなさん思い思いにいい時間を過ごされています。休憩所も三ヶ所あり、車も通らないので、わんちゃんのお散歩や小さいお子様連れの方にもおすすめ。私も子どもが小さい頃はよく連れてきて、お弁当食べたりしてましたー。▲小川周辺は、保育園の子どもたちなどでいつも賑わっているスポット。中で食べるお弁当もいいのですが、御苑周辺には美味しいお店もたくさん!今日は、御所西にある懐かしい雰囲気の人気のお店でカレーライスをいただきました。お家カレー風に見えて実はスパイスの効いた本格派。▲来た人ほとんどみんなが頼むカレーライス。ルーのおかわりができるのも人気のポイント!また、憩いの公園である御苑ですが、市内の真ん中に位置することで、通勤通学の道としても使われています。普通の通りよりも静かで緑もたっぷりで、ショートカットになることもあるから嬉しい!朝から森林浴してる気分になれます。▲御苑名物、自転車の轍。この細い轍の上を走るのが京都自転車あるある。コンパクトな市内の中心に、こんな広大で気持ちのいい場所があるのは有り難く、ちょっと?いや、すごくいいことだと思います。改めて京都御苑の魅力に気づけましたー。今回はここまで。また次回にお会いしましょう。 おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載5回目の今回は、京都の涼です。京都も夏本番!盆地で湿度が高く、蒸し暑いのが京都の夏の特徴。ジリジリ、ムシムシしていて本当に京都の暑さって身体に堪えるんですよねー。そんなこともあって、昔から涼をとりながら夏の風情を楽しむ、鴨川納涼床や川床などの文化が生まれました。さて、そんなあっつい京都の夏。市内の中心地に比べると−5°の気温差があると言われる京都の奥座敷、鞍馬-貴船へ出かけてきました。鞍馬へは、出町柳駅から叡山電車へ乗っていきます。ただ昨年の台風の影響で現在も市原駅までの運行となっていますので、ご注意を。1日も早い復旧を願うばかりです。叡電市原駅からはバスに乗り換えて鞍馬へ向かいます。▲市原駅は無人駅。緑がいっぱいののどかな駅周辺。鞍馬寺は、西暦770年建立の歴史あるお寺で、また牛若丸が修行をした場所など、伝説もいっぱいです。鞍馬山はお山自体が尊天の御神体と考えられており、天狗が住むと言われる京都屈指のパワースポット。なるほど、見るからに圧倒されるパワーを感じるお寺です。山門をくぐって参道を30分ほど登って本殿へ。ケーブルカーを使って登る方法もあるので脚力に自信のない方もご安心を。▲バスを降りたらすぐに登場!幻想的で神々しい雰囲気が漂っています。▲途中にある神社も厳かな雰囲気。立派な杉の木が目を引きます。そこからもうひと頑張り。清少納言も『枕草子』で「近うて遠きもの、鞍馬のつづら折りという道」と書いた「木の根道」を通って川床の名店が立ち並ぶ、まさに京都の涼の聖地、貴船へ向かいます。歩いて約40分ほどの道のりです。▲これが木の根道。すごい迫力です。▲山を下ると川のせせらぎが。ついに貴船へ到着!やはり街中よりも少し涼しい気が!それに川の流れる音が聞こえることで、気持ちも洗われるようです。川床料理のお店の間を少し歩けば、貴船神社に到着です。▲青紅葉が美しい貴船神社。縁結びで有名です。ここも京都市内かと疑いたくなるくらい、清涼感のある場所でした。いつかはリッチに川床で流しそうめんや懐石料理を楽しんでみたいものです。京都へ住んでいてもなかなか近くて遠い鞍馬と貴船。大人がしっとり涼を楽しむ地域としておすすめです。ぜひ足を運んでくださいね。今月の京都のちょっといいことは、ここまで。また来月お会いしましょう! おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日