「台所道具」を選ぶ時に、大切にしていることはありますか?私の場合は、使い勝手、収まり心地、見た目の美しさ。「毎日使う日用品こそ美しいものを」というふうに思っています。使う人によって「台所道具」を選ぶ視点はいろいろ。そんな中、暮らし上手さんの台所で多く目にするのが柳宗理のキッチンツールです。お野菜を洗って、切って、菜箸で混ぜて…。そんな誰しもがやる調理作業がなぜか手際よくすすむ、日本の逸品。柳宗理のキッチンツールが愛され続けている理由を探ってみます。ステンレスボウルとパンチングストレーナーわが家が柳宗理を愛用し始めたのは、15年前。とある友人から結婚のお祝いにステンレスボウル3点をいただいたことから。かねてより憧れていたキッチンツールを手にすることができ、その使い心地に驚いたこと! すぐに虜になり、それからは少しずつ買い揃えていきました。■重ねた時の見た目の美しさ柳宗理のステンレスボウルは全部で5サイズ。フルラインで揃えても、重ねた状態はなぜかコンパクトで、見た目もすっきり。計算されたシンプルで無駄のないデザインが、重ねることで規則正しい余白を生み出してくれます。このシンプルな曲線美! 眺めているだけで、清々しい気持ちになります。■使い手の視点に立った使い心地13cm、16cm、19cmの小さなステンレスボウルたちは、底が絞られたデザイン。玉子を割ってミキシングする時など、菜箸や泡だて器が滑り込むように、使いやすい形にデザインされています。ステンレスボウル23cmは、ヘラで大きくかき混ぜても中身が溢れない、深く大きなフォルム。ステンレスボウル27cmは、たくさん酢飯や混ぜご飯を作る時に大活躍。用途に応じ、計算された曲線美は、一度使い心地を味わうと納得。こだわって作られたものには理由があるのですね。■調理が手際よく進むかたちステンレスボウル23cmは、ハンバーグを作る時。ステンレスボウル19cmは、添える野菜を洗う時。ステンレスボウル16cmは、スープの中に入れる具材をカットして入れる時。こんなふうに1日の夕飯メニューが自然と手際よくすすむように。毎日のごはんづくりの段取りがスムーズ。パンチングストレーナのサイズ展開は3つ。16cm、19cm、23cmにそれぞれ合わせて使えるようデザインされています。野菜を洗って、パンチングストレーナーを合わせたボウルに一時置きしておくと、勝手に水切りをしてくれる。さらに優秀なのは、油っぽい料理を油切りした時も、簡単に油汚れが洗い落とせること。プラスチック製品では時間がかかってしまう作業も、ステンレスだと手際がよいのです。フルラインを揃えれば、まさに一生モノ。■手入れのしやすさ使い終わってからの手入れは、食洗器もOK!18−8ステンレス製なので、耐久性に優れ、15年経った今も変わらず使い続けることができます。洗いやすく衛生的なパンチングと、汚れをためにくい縁の部分は、小まめな手入れも必要なし。洗剤を付けたスポンジでサッと洗い流すだけで、清潔な状態を保つことができます。日常に使う、日用品にこそ美しさを求めた柳宗理のこだわり。料理研究家や主婦に愛され続けるわけです。■取り出しやすさと片づけやすさ取り出しやすさにも注目。自分の台所に立つようになって、引っ越しの度に、いろんな形の台所をこの柳宗理ステンレスボウルと一緒に渡り歩んできましたが、やっぱり収まり心地が最高。引き出しタイプのキッチンでは、スライドするように取り出し、片づける時も滑り込ませるようにお片付け。片手がふさがっていても、無敵。ステンレスボウルを重ねた時に鳴るカシャン!という音まで、プロ仕様。毎朝毎晩、キッチンに立つのが楽しく思うようになったのです。買い足していく度に感じる魅力もともと憧れだった柳宗理ステンレスボウルの使い心地を知ってからは、ますます虜に。とりあえず買ってしまっていたプラスチックの100円ボウルを手放し、少しずつ買い揃えていったものが、今ではフルライン勢ぞろい。世代を超えて愛される定番品だから、いつでも買い足せることも魅力なのかもしれませんね。家族が増え、子供たちがますます食べるようになり、お料理に勤しむ私の毎日。最近はステンレスボウルを同サイズでいくつか買い足して、生産性をアップしようかと企んでいるところです。柳宗理のステンレスボウルなら、積んでもかさばらないですもの。柳宗理が提唱する「用の美」。それはきっと日用品であるからこそ、日々感じる心地よさ。暮らしを楽にすること、心地よくすることは、道具選びから始まっているのかもしれませんね。人々の「暮らし」にこだわり続けた柳宗理の逸品を、「わが家」の台所にぜひ。【ご紹介したアイテム】⇒ 柳宗理ステンレスボウル27cm ⇒ 柳宗理ステンレスボウル23cm ⇒ 柳宗理ステンレスボウル19cm ⇒ 柳宗理ステンレスボウル16cm ⇒ 柳宗理ステンレスボウル13cm ⇒ 柳宗理パンチングストレーナー23cm ⇒ 柳宗理パンチングストレーナー19cm ⇒ 柳宗理パンチングストレーナー16cm ■食のはなし nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年06月09日『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンが日本史上初の黒人侍として知られる弥助を演じるという。「Variety」誌などが報じた。弥助は1579年、イタリア人宣教師のアレッサンドロ・ヴァリニャーノに連れられ日本に上陸し、織田信長に気に入られて仕えることに。1582年の本能寺の変で明智軍に捕らえられた。脚本は「ナルコス」のクリエイターのひとり、ダグ・ミロ。チャドウィックは、「弥助の伝説っていうのは、すごく興味深いのに知られていない歴史の1つだよね。アジアに起源を持たずしてサムライになった、唯一の人なんだ。この映画はただのアクションムービーじゃなくて、文化的な出来事と交流を描くよ。参加できることをすごく楽しみにしている」と語っている。チャドウィックは主演とプロデューサーを兼任する。ほかにエリック・フェイグ(『ステップ・アップ』シリーズ)、マイケル・デ・ルカ(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズ)らがプロデューサーを務める。弥助をテーマとした映画は、チャドウィック版とは別にMGMも製作を進めていることが明らかになっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2019年05月08日遊助が、本日2月28日に東京・日本武道館にてワンマンライブ『10th Anniversary Live -偶然!?-』を開催する。2009年3月にシングル『ひまわり』でアーティスト・遊助としてメジャーデビューして以降、今日まで8枚のアルバムと26枚のシングルをコンスタントにリリースしてきた遊助。今年3月11日には、ソロデビュー10周年を迎える。2月27日には、過去リリースしたすべてのシングルの表題曲を収録した初のオールタイムベストアルバム『遊助 BEST 2009-2019 ~あの・・あっとゆー間だったんですケド。~』を発売した。本日の日本武道館と3月11日に大阪城ホールにて開催される『10th Anniversary Live -必然!!-』は共に、10周年を祝うアニバーサリーライブ。ベストアルバムを発売した昨日2月27日には、『遊助 10th Anniversary Yellow Bus』と名付けられたラッピングバスを使い、自身最大規模のLINE LIVE配信を行った。同ラッピングバスは、リリース週となる2月26日から都内に出現し、主に渋谷・表参道・原宿界隈をめぐり、3月1日(金)まで街を盛り上げるという。 日本武道館という大きな会場でのアニバーサリーライブは、遊助にとってひとつの節目になることだろう。これまでの10年間の集大成となるようなパフォーマンスと、ファン想いな彼らしい仕掛けがたくさん詰め込まれた、まさに“宝箱”のようなライブになるに違いない。さらに、『2019年遊助全国ツアー』の開催も決定している。同ツアーの詳細は後日発表される予定だ。10周年を迎える遊助は今年、音楽で例年以上に、多くのリスナーたちに笑顔を届けてくれることだろう。公演情報『10th Anniversary Live -偶然!?-』会場:日本武道館2月28日(木)開場17:30 開演18:30『10th Anniversary Live -必然!!』会場:大阪城ホール3月11日(月)開場17:30 開演18:30
2019年02月28日アングローバルから誕生したセレクトショップ、ザ ライブラリー(THE LIBRARY)で、陶芸家 竹村良訓とのコラボアイテムを発売中。期間は12月19日まで。鮮やかな色使いと、絶妙な形体バランスが印象的な竹村の作品。期間中、店内の雰囲気に合わせて白黒系のモダンな器と、黄色、ピンク系の優しいトーンの器が並ぶ。ギフトや自分へのご褒美に、世界でひとつの器を探してみては?【プロフィール】竹村良訓(たけむら・よしのり)陶芸家・修復家1980年、千葉県生まれ。木工と漆芸を学びながら陶芸に出会う。文化財修復の技芸を修め、陶磁器・漆器修復にも携わる。現在は陶房「橙」で指導も行う。【イベント情報】場所:全国のザ ライブラリー期間:12月19日まで
2018年12月14日引き戸にダイヤガラスの入った食器棚や昔懐かしいちゃぶ台など、大正から昭和にかけての家具と食器を扱っているアンティークショップ、〔古道具権ノ助〕(以下、権ノ助)に突撃取材!外国人観光客も頻繁に訪れるという、その人気の秘密に迫ります!日本のみならず世界各国から来店東京随一のディープタウン、高円寺のアンティークショップといえば、真っ先に名前が挙がるのは〔権ノ助〕。大正ロマン、昭和モダンな家具や食器を取り扱っており、日本のみならず海外からも熱心なお客さんが訪れるといいます。その人気の秘密を探るべく、実際に店舗に潜入してみました!戦前の《小引き出し》が風格バツグン店先に並ぶ古家具の中に、さっそく気になる《小引き出し》を見つけました。右上が昭和30年代、右下が昭和20年代、そして左が戦前のもの。5,000〜10,000円くらいしそうなところですが、なんと順に3,500円・3,500円・6,500円というから驚きです。左の《小引き出し》の上部には、組木細工のようなマークが入っています。本体はセンノキという木でできており、全体的に重厚感があって良いですね。これは、掘り出し物が見つかりそうな予感!振り子時計がタイムトラベルに誘う期待に胸を踊らせてお店の中に突撃です。店内に響く振り子時計の「コチ、コチ……コチ、コチ……」という音により、時空が大正・昭和に巻き戻ったかのような感覚が呼び起こさせられます。折りたたみ式のちゃぶ台が12,500円そんな中、昔懐かしい《ちゃぶ台》を発見しました。直径は約87cm、高さは約27cm。本体の素材は一見してケヤキかと思いましたが、こちらも先程の小引き出し同様にセンノキです。食事はもちろんのこと、和裁なんかをする際にも風情が出ます。この《ちゃぶ台》、嬉しいことに脚が折りたたみ式なんです。戦後すぐの頃のアイテムということで、価格は確実に15,000円以上はするだろうと思いきや、なんと12,500円。もしかして、〔権ノ助〕の人気の秘密って、この安さにあるんじゃないでしょうか?ギミックが充実したダイヤガラスの食器棚続いて注目したいのが、ダイヤガラスの引き戸がたまらない《食器棚》です。昭和20年台のもので、価格は38,000円。上下に分割することもでき、収納スペースがとにかくたくさんあります。上部と下部の間の部分には、ベロ(引き出し式の天板)が付いているという、ギミックの面白さもポイントです。下のスペースにお鍋、上の引き出しにカトラリーなどを収納したいところですね♪素敵なソファや髪飾りも発見!さらにさらに、素敵なソファチェアを見つけちゃいました。こちらの《チーク材ソファ》、昭和40年台のものだといいますが、座り心地がバツグンです。ベージュの落ち着いた色合いもグッド。価格は8,800円と、やはり全体的にクオリティ以上の安さを感じますね。ちなみに、〔権ノ助〕では家具や食器のほかにも、様々な雑貨を取り扱っています。例えば、こちらのレトロかわいい《かみかざり》は1個200円です。昭和40年代のもので、種類も豊富ですよ。アンティークショップの敷居は決して高くない最後になりましたが、こんな素晴らしいお店を営んでいる店主さんって一体どんな人なんでしょう……ということで、店主の遠藤信彦さんにお話を伺いました。遠藤さんが〔権ノ助〕を開業したのは8年前の2010年。それまでは、富岡八幡宮の骨董市に7年間出店するなど、約23年間アンティーク関連の仕事をしてきたそうです。「自分のお店を出す」という夢を叶えた今、次なる夢は「支店を出す」こと。大好きなアンティークを通して、人との出会いを充実させていきたいのだといいます。〔権ノ助〕が気になった方は、まずはHPやインスタグラムをチェックしてみましょう!今回ご紹介しきれなかった素敵な商品が多数アップされています。そして次に、騙されたと思って是非とも店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか。アンティークショップの敷居は決して高くありませんよ。【店舗情報】●店舗名小道具権ノ助●住所東京都杉並区高円寺北2-9-8●営業時間10:00-20:00●定休日不定休●TEL03-5373-8355〔小道具 権ノ助〕HP※本記事内の商品の価格は全て税込み表示です。※本記事内で紹介した商品の年代と素材については、あくまで店主・遠藤さんの見込みです。※本記事内で紹介した商品は一点ものなので、実際には売り切れてしまっている可能性があります。ただし、類似商品は随時取り扱っています。
2018年12月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「嫉妬心が強すぎて、人間関係をダメにしてしまう」という、ムクさん(34歳・看護師)に、心屋塾認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■ムクさんのお悩みねたみや嫉妬の感情が強すぎることに悩んでいます。ねたみを感じると、怒りを感じたり、勝手に裏切られたと思ったりしてしまい、そういう自分になるのが嫌で、人間関係を疎遠にしてしまいます。私の心の中に「誰よりも自分を一番に評価してほしい」「大切に扱われたい」「傷つきたくない」という感情があるように思います。 こんな自分に振り回されてバカみたいだと思いつつも、ねたみと嫉妬の感情のせいで、怒り疲れてしまいます。こんな自分の心をコントロールする方法があれば教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の心みねこさんよりムクさん、ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の心みねこです。ねたみや嫉妬心が湧いて、怒り疲れて、そんな自分が嫌で人間関係を疎遠にしてしまうのですね。本当は誰よりも人からの承認が欲しいのに、裏腹な行動を取ってしまう…。寂しいやら、やるせない思いをたくさん感じてこられたのではないでしょう。ムクさんは「嫉妬心」を嫌悪している。嫌悪している感情を抱いてしまう自分自身も、嫌悪してしまっている。加えて、そういう感情を喚起する相手にも「裏切られた!」と感じてしまう…。自分だけではなく、相手まで勝手に巻き込んでしまうことも、情けないと感じているのではないでしょうか。「感情をコントールできたら」と書かれていますが、実は感情は、コントールしようとすればするほど暴れまわる習性もあります。まずは、どんな感情も肯定してあげること。嫉妬心は湧いてもいいのです。嫉妬心は誰もが持つもので、心に湧いてもいい感情だと肯定しながら、ぜひ次の3つの思考法を試してみてください。【嫉妬心を和らげる思考法1:嫉妬をチャンスととらえる】嫉妬心を「ようこそ!」と歓迎してみましょう。嫉妬心とは、自分と大差がない相手に対して抱く感情です。自分と同じ土俵にいる人だから、嫉妬する。すでに同じ土俵に上がっているのに、「相手からすごく引き離された」と思い込み、「かなわない」と感じて嫉妬するのです。つまり、嫉妬を感じている相手は「超えられない相手」ではないということ。相手は「ちょっと手を伸ばせば届くんだよ」という地点を見せてくれています。自分がこれからたどり着く先の姿を体現してくれているのです。「次はあなたよ」と教えてくれています。嫉妬心が湧いたときほど、チャンスだとも言えます。たとえば、友人が結婚することになりました。「よかったわね」と素直に喜べない自分がいます。その友人に嫉妬しているからですね。しかしその友人は、「あなたも結婚できる」と教えてくれている人なのです。お互いに大差ない位置にいるということは、その友人よりさらに上へ行くことも可能です。もっとイケメンで、高収入で、かつあなたを幸せにしてくれる人に出会うかもしれません。嫉妬を感じたときには、ぜひ「嫉妬」→「次は自分」という図式を思い出してください。嫉妬心が湧いたら、あなたは次に進める。信号で言えば「青」のGOサインだと思ってみましょう。 【嫉妬心を和らげる思考法2:心の痛みを優しく受け止める】ムクさんは、ねたみや嫉妬心が湧いてくる際、「自分が評価されなかった、大切に扱われなかった、そのことで傷ついた」といった強い心の痛みも伴なっているようですね。そういう痛みを感じるのは、もしかしたら相手との距離を絶対に縮められないシチュエーションでの嫉妬を覚えているのかもしれません。たとえば、家柄や育ち、身長や脚の長さなどの体形、すでに身につけている技術、身体能力の違いなどは、どうしようもない部分もありますよね。変えようのないことに嫉妬してしまうときは、「一番に評価されたかったね」「もっと大切に扱われたかったね」「傷ついたんだね」と自分の心の痛みを優しく受け止めてあげてみてください。【嫉妬心を和らげる思考法3:嫉妬対象の悩み・努力を想像する】ムクさんは他人の「華やかな部分」や「光の当たっているところ」だけを見て、嫉妬をしていませんか?しかし、相手は湖に浮かぶ白鳥のように、水面下では足を猛烈にバタバタ動かしているのかもしれない。あるいは、これまで人には見せない血のにじむような努力をして、苦労に苦労を重ねて、ようやく花を咲かせたのかもしれない。セミのように長い間、土の中でひっそりと辛抱してきての今、なのかもしれない。華やかに見える今この瞬間も、大っぴらには言えないようなつらい悩みを抱えているかもしれません。見た目ほど幸せではない可能性もあるわけです。相手がうらやましいからといって、その人の人生と自分の人生をそっくり入れ替えて、その人と同じ称賛を浴びたいと思いますか?そのように考えていくと、「今のままの自分のほうが居心地がいいし、家族をはじめ愛する人たちも身近にたくさんいるし、取り換えたくはないな」と気づけるのではないでしょうか。「あんなに苦労するんだったら、いいや」と思えた時点で、嫉妬の気持ちは昇華され、かなり和らいでいると思います。ムクさんの幸せを願っています。※嫉妬の心理については、自著「心屋流、すっごく!うまくいく方法」(PHP研究所)に基づいてご紹介しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年11月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「長男が負けるのがつらい。頑張りを認めてあげられない」という、 Nuttさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ Nuttさんのお悩み10歳の長男のことについて相談したいです。長男は真面目で負けず嫌いですが、繊細で表立って目立つ事が嫌いな性格です。幼稚園から武道を習っており、週3回、真面目に練習しています。私は息子が武道で負ける姿を見るのがつらく、勝つと心が楽になります。ちょっとした練習試合でも動悸がして、負けるのを見ると激しく落ち込みます。いつも「勝った負けたは関係ない。全力を出せたらそれでいいのだから」と自分に言い聞かせています。下の子もいますが、私はいつも長男にだけ“私の中にいる影の私”を通して彼のことを見てしまいます。あるがままの長男を、一生懸命頑張るただその事実だけを、どうして見られないのでしょうか。口では「勝敗は関係ない、全力投球すればそれでよいよ」と話していますが、きっと私の裏の気持ちは感じていると思います。人生は勝ち続けることができないのも分かっています。それなのになぜ私は、息子が負ける姿を見るのがこんなにもつらいのでしょうか。息子がもし私のために頑張っているのなら、本当に申し訳ないです。私はこれからどういう気持ちを持てばいいですか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんよりNuttさん、ご相談ありがとうございます。長男くんの頑張りを、ただ認めてあげたいのにできないと感じているんですね。そして、自分のために頑張ってしまっているのではないかと申し訳なく感じているのですね。長男くんのことをとてもよく考えていて、とっても優しいママさんなんだなと感じました。Nuttさん、子どもの頃の自分を思い出してみてください。もしかして、次のような経験がありませんでしたか?お母さんに喜んで欲しくて頑張ったのに、褒めてもらえなかった。散々頑張っていたのに、もっとできるはず! もっと頑張れ! と求められて苦しかった。勝ったり、目に見えた結果が出たときしか認めてもらえなかった…。もしかしたら、Nuttさんは子どもの頃の自分を、今の長男くんに投影しているのかもしれません。試しに、次の言葉を子どもの自分に戻ったつもりで、口に出して言ってみてください。「お母さん、お母さんのために頑張ってるんだから、もっと褒めてよー!」「お母さん、頑張ってること認めてよー!」「負けたり、結果が出ない私だって、許してよー!」「ほかの人より劣っている私でも、好きでいてよー!」言ってみて、どんな感じがしますか? 負ける長男くんは許せない! ただ頑張ってるだけの息子は認められない! そんな目の前の子どもは、あなた自身なのです。もしかしたら子どもの頃のNuttさんも、同じように感じていたのではないでしょうか?そんな経験を繰り返してきたことで、Nuttさん自身も自分を「私は頑張ったくらいでは認められない人」「私は人に勝たなければ価値のない人」なのだと言い聞かせ、そういう人として扱い続けてしまってきたのかもしれません。子どもの頃の自分を思い出して、手のひらにのせるイメージをしてみてください。どんな表情していますか? 子どもの自分に、大人の今のあなたから、次のように話しかけてみてください。「お母さんに喜んでほしくて、いっぱい頑張ってきたね」「お母さんが大好きだから、喜んで欲しかったんだよね」「それなのに、褒めてもらえなくて悲しかったね」「どうせ頑張っても認めてもらえないんだと思って、寂しかったね」「負けてしまったら、もっと見放されそうで怖かったね」「勝つことでしか認めてもらえない気がして、悲しかったよね」「あなたは、頑張っても頑張れなくても、ここにいてもいいよ」「あなたは、勝っても負けても、お母さんの子でいてもいいよ」「今までよく頑張ってきたね」「今まで頑張らせてごめんね」「あなたの頑張りを、私が一番認めてあげられなくてごめんね」「もう、そんなに頑張らなくてもいいよ」「もう、勝ち続けなくてもいいよ」「あなたはそのまんまで、そこにいていいよ」「あなたの気持ちを教えてくれてありがとう」子どもの自分に話しかけてみて、どんな感じがしていますか? 子どもの頃の自分は「条件付きでしかお母さんに認めてもらえない」と感じてしまっていたのかもしれませんね…。だからお母さんに認めてもらえるように「頑張るのは最低限、当たり前。勝ったらやっと、お母さんの側にいることを許される土俵にのれる」と思い続けてきたのかもしれません。それはきっと怖かったですよね、苦しかったですよね。今、長男くんを通して感じている苦しさは、子どもの頃から感じていたのと同じような苦しさを「終わらせるため」に起きてくれているんですよ!まずは「怖かった」や「悲しかった」を感じてあげてくださいね。そうやって、自分のどんな感情も許し、思う存分感じさせてあげることが、自分との仲直りの大きな大きな一歩になります。次に、「お母さんは勝っているあなたしか認めてくれなかったって本当かな?」と疑ってみてほしいのです。もしかしたら、負けた時にがっかりはしていたかもしれない。けれど、それはあなたの力を信じていたからこそ、ただ悔しかっただけかもしれない。勝ったときに喜んでいたのは、あなたと喜びを共有したかったのかもしれない。勝った、負けた、頑張った、という結果であなたを評価していた訳ではないのかもしれない…。自分が信じていたことを疑ってみると、今まで見えなかった世界が見えてくることもあります。もしかしたら、他の誰でもないあなた自身が「負けないか? 頑張ってるか?」と自分を見張って裁いていたのかもしれない。そのことに気づけたならば、もう大丈夫です。これからは、今までのように自分を見張り始めたら、早く気づけるようになるでしょう。気づけるようになると、「今までどおり、勝ち負けで評価する?」「それとも、負けても頑張れなくても、私は『どちらの自分でもいいよ』って私に言ってあげる?」と選べるようになっていきます。どんな自分も自分で許せるようになってくると、あなたの映し鏡である長男くんのことも、きっと許せるようになっていきます。長男くんの試合もまったく違う目で応援することができるようになるはずです。魔法の言葉をぜひたくさんつぶやいて、自分との仲直りの練習をしてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年11月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「幸せな結婚生活を送るために、愚痴っぽい性格を直したい」という、ありすじーさん(41歳会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。■ありすじーさんのお悩み愚痴っぽい自分を直したいです。怒りの沸点が低いのかもしれません。母に厳しくしつけられ、育てられた影響なのか、モラルや規則に関して、自分にも他人にも厳しい性格の大人になってしまいました。常識のない人や規律を守れない人を見ると「許せない」と感じてしまいます。また、見返りを求めているつもりはないのですが、「持ちつ持たれつ」が普通だと思っているので、私の優しさにあぐらをかいて「もっともっと」と求めてくる人も苦手です。これからの人生を心穏やかに、平和に生きていくにはどうしたらいいでしょうか。最近結婚したばかりで、これから幸せに生きていくために自分を変えたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんよりありすじーさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。常識や規律を守らない人を見るとイライラして愚痴っぽくなってしまうのですね。ありすじーさんがご自身でおっしゃる通り、厳しいお母さまにしつけられたことで、自分の中にたくさんの「ルール(規律)」が存在するのだと思います。あれもダメ。これもダメ。こうしなければいけない。そうしたルールをたくさん持っている人ほど、自分もそのルールを守ることに必死になりますし、他人のことも同じように見張ってしまうので、心の中がとても忙しくなりがちです。怒りの沸点が低いというよりは、「他の人のルール違反を見張ること」に忙しくて大変、ということではないかなと推測します。しかし、「他の人に行動を変えてほしい」と望むことは、要するに「自分の思いどおりにしなさい」とコントロールしようとすること。自分に関わるすべての人を思いどおりに変えることは不可能だということを、まずは理解していきましょう。さて今回、ありすじーさんにぜひ見直していただきたいことがあります。小さな頃から従ってきたお母様のルールの中に「もう必要のないもの」がないか、あるいは「もう守らなくてもいいもの」がないか、探してみてほしいのです。そして、今の自分には不要だと思うルールを見つけたら、そのルールを破ることにチャレンジしてみてください。例えば「困っている人は助けなければいけない」というルールをかたくなに守っているとしたら、自分だけで何とかしようとせず、他の人も頼って、一緒に助けてもらうようにする。完全にルールを破るのが難しければ、少しルールをゆるめてみるのもいいでしょう。「人には優しくしなければいけない」とルールを持っているとしたら、自分が「優しくしたい」と思うときだけにしてみる、というのもひとつです。他人や周りの人をすべて見張って生きていくことは不可能ですし、「完璧」を目指すほど人は苦しくなってしまいます。それよりも、ありすじーさんが楽しく好きなことをして生きることを選んでみませんか? 今まで周りを見張るために外向きに使っていたエネルギーを、これからは自分のために使ってみませんか?「自分のための時間」を増やせるようになると、他人を見張っている時間はとてももったいない気がしてくると思います。最後に、ありすじーさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。「わたしはラクに自由に生きてもいい!」ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。ありすじーさんの心が穏やかで平和になるように願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月30日伝説のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を、山田孝之や佐藤健ら出演で映画化した『ハード・コア』。この度、ハロウィンにちなんだ荒川良々のシュールな場面写真と映像が公開された。連続テレビ小説「あまちゃん」、「重版出来!」「先に生まれただけの僕」、現在は「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」に出演中の個性派俳優の荒川さん。原作コミックは、「生きていく上でのバイブル」と語るほど大ファンだそうで、今回演じた主人公の権藤右近(山田さん)の友人・牛山役については、10年ほど前から「牛山役をやるとしたら自分しかない」と話しており、今回の出演に関して「まさか実現するとは思っていなかった」と語っていた。そんな荒川さん演じる牛山は、まるで原作からそのまま出てきたかのような、再現度の高いビジュアル、そして原作同様に台詞がほとんどないという難役を見事演じきった。そして今回、ハロウィン仮装のお手本になる(?)牛山のランジェリー姿を捉えた場面写真が到着!右近の家に忍び込み、右近が出来心で買ったというランジェリーをつける…という場面だ。また併せて解禁された映像では、ランジェリーを身につける牛山を見つける右近の姿が映り、“ハッピーハロウィン”という文字が出るシュールなシーンになっている。ハロウィンで盛り上がるこのシーズンにぴったりでクスッと笑える特別映像をお見逃しなく。『ハード・コア』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハード・コア 2018年11月23日より全国にて公開©2018「ハード・コア」製作委員会
2018年10月29日日本唯一のミステリー専門チャンネルAXNミステリーでは、11月に放送する特集「8人の金田一耕助」を記念して、「あなたの好きな金田一耕助作品」を募集。日本全国の金田一ファンの投票によりランキングが発表され、併せて「金田一耕助を演じてほしい俳優」ランキングに人気俳優たちが選ばれた。これは9月11日~10月15日までインターネット投票によって行われたもので、応募総数は5,000件以上、10代~90代の男女が回答した。※「好きな作品」は複数投票可(3件まで)。「あなたの好きな金田一耕助作品」TOP3には、一連の作品の中で映像化回数が最も多い3作品が出揃うことに。第1位は3度の映画化、5度のドラマ化を誇る「犬神家の一族」。1976年に公開された市川崑監督、石坂浩二主演の映画は「日本映画の金字塔」と称されることも多く、犬神佐清(スケキヨ)の白塗りマスクや池から飛び出した2本の足など、その映像は強烈なインパクトを放った。第2位は「八つ墓村」(映画3本・ドラマ6本)。「祟りじゃ!」というセリフが流行語にもなった本作。映画をはじめ、古谷一行、片岡鶴太郎、稲垣吾郎が主演を務めテレビドラマ版の映像化も多い。第3位は「獄門島」(映画2本・ドラマ5本)。瀬戸内海に浮かぶ獄門島で巻き起こる連続殺人事件に金田一耕助が挑む。長谷川博己が演じた2016年版は、型破りでエキセントリックな金田一耕助像が話題となった。第4位以降には、「悪魔が来たりて笛を吹く」「悪魔の手鞠歌」「本陣殺人事件」などが入った。また、「金田一耕助を演じてほしい俳優」ランキングでは、小栗旬が第1位にランクイン。実写版「名探偵コナン」で主人公の高校生探偵・工藤新一を演じたこともあり、長髪にパーマをかけたヘアスタイルのイメージが強いことからも、金田一耕助を演じる姿を想像しやすかったのかも。さらに第2位には大泉洋、第3位は菅田将暉と高橋一生が同数でランクインした。AXNミステリーでは特集「8人の金田一耕助」として、ブームの火付け役となった石坂浩二版をはじめ、古谷一行、鹿賀丈史、小野寺昭、中井貴一、片岡鶴太郎、池松壮亮、長谷川博己の8人が演じた金田一耕助作品を一挙に放送する。特集「8人の金田一耕助」は11月10日(土)13時よりCS・AXNミステリーにて放送。12月22日(土)まで、毎週土曜日は金田一耕助作品を一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2018年10月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「感謝されないと、むなしくなってしまう」という、モカ次郎さん(39歳・看護師)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■モカ次郎さんのお悩み私は病院で管理職として働いています。責任感はたぶん強いほうで、仕事でも家庭でも「相手にとってどうしてあげたらよいのか」と考えて行動します。しかし、それを感謝してもらえなかったり、心で感謝していたとしても言葉で伝えてもらえなかったりすると、「自分ばかりが頑張らなくてはならない」「相手に私の頑張りは伝わっていない」とむなしくなり、疲れてしまう…ということが多くあります。 疲弊して自分のつらさばかりを繰り返し伝えていたら、夫に浮気をされました。それをきっかけに、「相手のために」という気持ちではなく「自分がしたいから」という意味づけに変えて行動するようにしていますが、まだまだ感情のコントロールがうまくいかないことが多く、困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりお悩みを拝見して、モカ次郎さんは自分より相手のことを優先して、頑張って生きてこられたやさしい人なのだなと感じました。相手のことを優先し、仕事も責任持ってやっているのに、周りの人は感謝してくれない。「ありがとう」を言ってくれない。これだけ頑張っているのに、認めてくれない…。さぞかし、つらかったことでしょう。私も以前は、モカ次郎さんと同じでした。他人を優先し、その頑張りを認められないと虚無感に襲われ、そしてまた頑張ってしまう…。そんな人生をずっと過ごしていました。私が学んだことを、お伝えさせてもらいますね。まず、モカ次郎さんが「認めてもらいたい」と思っているのは、本当は「誰から」でしょう? 実は他人ではなく自分自身、ということはないでしょうか。自分のなかには、冷たいところやわがままなところもあるのはわかっているのに、頑張り屋だったり人にやさしいといった「ちゃんとした自分」しか認めていない、または認めることができていないのではないでしょうか。そうすると、自分の代わりに他人に認めてもらおうとして、その「ちゃんとした自分」だけを増やそうと一生懸命、頑張ってしまいがちです。 また「感謝されること=自分の価値」ととらえていると、相手からの感謝を感じられない時、自分は無価値のように感じられ、むなしさとなってあらわれてしまいます。そのむなしさを味わいたくなくて、さらに他人の役に立とうとしてしまう。そうやって「他人に認められるために」と頑張ってばかりいると、それは時に”押し付け”となってしまうこともあります。そうなると、「これだけ頑張っているのだから、私に感謝してよ」と無意識に相手に強要するような空気を醸し出してしまい、周りの人は嫌気がさしてしまうことも。もしかすると、一番身近なご主人もそう感じた瞬間があったのかもしれませんね。それを踏まえたうえで、では、これからどうすればいいのか?まずは「他人のために頑張ること」をやめてみましょう。怖くても、時々は自分のわがままを通してみることです。相手が困ると分かっていることでも、無理をしてまで手伝わない。そのことで人からそっぽを向かれても、「冷たいね」と言われても、気にしないように努めてみてください。そして、「相手のためを思って頑張ったから、行動しているから→自分を認めてもらえる」という思い込みを捨てましょう。必要以上に頑張るから、自分より相手のことばかりを優先するから、人に認めてもらえない…ということもあるのです。行動に移しながら、「私の中にはわがままで冷たくて、自分勝手な部分もあるんだ」「それも私の一部分として、あっていいんだ」と丸ごとの自分を認めてあげてください。自分を丸ごと認めることができるようになると、他人からどう思われようとも、無価値感やむなしさを感じることが少なくなっていきます。そのためにも、以下の言葉を何度でもつぶやいてみてくださいね。「私は人の役に立たなくてもいい」「冷たい人になってもいい」完璧な自分ではなくても大丈夫なんだ…ということをひとつずつ体験しながら、「頑張らなくても、ダメなところがあっても、私は愛されているんだ!」ということに気づいていきましょう。ご主人も含め、周りの人はきっと素のままのモカ次郎さんが見たいと思っているはずです。モカ次郎さんが気持ちよく生きていけるよう、願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「天職が見つからない。好きなことを仕事に結び付けたい」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾上級認定講師の松森沙織さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩み自分に一番合った職業が見つけられません。好きなことや、やりたいこと(夢や目標)はたくさんあります。一体どうしたら、仕事に結びつくのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の松森沙織さんより「やりたいことが見つけられない」と悩む方が多い中で、好きなことがたくさんあるまなおさんは好奇心旺盛で、自分の心にとても素直に生きていらっしゃるようにお見受けしました。すてきなことですね。私自身もたくさんの“やりたいこと”をやった結果、現在の「恋愛カウンセラー」という仕事に行きつきました。自分に合っているかどうかは自信がないまま起業しましたが、トライアンドエラーしながら続けていたら、少しずつ夢をかなえられてきました。その経験が少しでも参考になればと思い、私からお伝えさせていただきますね。好きなことを仕事にする方法は、実は簡単です。「ただ続けること」で夢はかないます。アンパンマンを描いたやなせたかし先生は、天才的なイラストレーターが何人もいる時代にただただ描き続けて、50歳代でようやく芽が出たそうです。「本当に好きなことは、やめたくてもやめられない」ということではないでしょうか。今の時代は、星野源さんのように、多方面で活躍している方もたくさんいらっしゃいます。チャンスがいつやってくるかは誰にもわからないですし、自分から自分の可能性をひとつに絞る必要もありません。それに、好きなことは必ずしも仕事にしなくても構わないのです。もしかしたら、「好きなことで食べていくことがすばらしい」という世の中の理想が、まなおさんの理想になってしまっているのかもしれません。「仕事は生活のため」と割り切って、プライベートで自分がしたいことができる環境を整える…というのも、「好きなこと」とともに生きるひとつの方法です。さて、ここからが、私の一番お伝えしたいことです。まなおさんは、「自分に合う職業を見つけること」で、例えばどんなふうになりたいのでしょうか? 天職を見つけたら、どんなことに安心を感じるのでしょうか?なぜ、こんな質問をするかというと、別に「自分に合っていること」ではなくても、好きなことはできるからです。自分に合っていなくても、好きなことをして構わないからです。誰かに「向いていない」と言われても、自分がやりたいことはやっても構いません。下手でも、夢はかなえることはできますし、“できない私”のまま夢をかなえてもいいのです。夢をかなえるのにも、好きなことをするのにも、誰の許可も要らないのです。もし「自分に合っている」というのが、イコール「成功する」という意味ならば、それはやってみないとわからないこと。もしも自分の好きなことで成功できたらうれしいですよね。世の中に自分の能力を求められたい、認められたい…というのは、人間の本能に近いものかもしれません。しかしながら、成功はあくまで結果です。そこに達するかどうかはさておき、まずは「自分に好きなことをさせてあげること」が重要なのではないでしょうか。天職を見つけた人がなぜ輝いて見えるかというと、自分の心が望むことを、自分自身で表現できているからです。失敗が怖くて、好きなことにチャレンジができない、という人もいるかもしれません。勇気を出してチャレンジした結果、失敗して傷つくのは怖いですよね。それでも「自分自身にやりたいことを表現させる勇気」は、なによりもあなたの“心”を喜ばせることでしょう。周りにバカにされても、失敗しても、情けない思いをしても、です。もし、まなおさんにとって「自分らしく生きること」が一番目指すところならば、人目を気にせず、好きなことを全部楽しんでみるのをおすすめします。まなおさんを一番輝かせる方法は「やりたいことをやること」だからです。怖さを感じたら、「怖いよね」と自分の心に寄り添ってあげたり、周囲の人に助けてもらったりしながら、前に進んでみましょう。たとえ失敗しても、あなたの価値は変わりません。どんな選択をしても、どんな結果になっても、あなたのすばらしさはなんら変わらないのですから。これはもう決定事項です。大げさですが「どうせ私はすばらしい」と自分を信じてあげることで、そのとおりの現実が見えるようになります。失敗は「おいしいもの」と思って、自分の人生をたくさん遊んでみてくださいね!まなおさんを心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログ icle/author/wk_matsumorisaori/ (編集/外山ゆひら)
2018年10月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「専業主婦になり、むなしさを感じている」という、星の子さん(29歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■星の子さんのお悩み子どもが生まれてからすぐに離婚し、7年間ひたすら働いてきましたが、このたび晴れて再婚。仕事を辞めて4月から新しい土地へと引っ越し、専業主婦として家庭に入っています。子どもは自分で小学校へ行き、夫は仕事に出かけます。私は掃除をしてごはんを作り、2人の帰りを待つ…という生活が初めは新鮮で楽しかったのですが、最近は夫の飲み会や出張が続くとイライラしてしまいます。「私はなんのためにここにいるのか?」「このまま人生が終わってしまうのか?」と悲しくもなります。子どもがいる私を受け入れてくれたことをとても感謝しているのに、キツく当たってしまうこともあります。ぜいたくなことを言っていると思われてしまうかもしれませんが、むなしくて、悲しくなるんです。どうしてこんな気持ちになるのでしょう。もうイライラしたくありません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより星の子さん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。今回は、私がお答えさせていただきますね。子どもが生まれてすぐに離婚して、女手ひとつで子育てを7年間、本当に大変だったことと思います。よく頑張りましたね。そして再婚し、専業主婦になられたとのこと、おめでとうございます。どんなに良い環境でも、人から見れば「うらやましい」と言われるような状況でも、夢見ていたものが手に入ったとしても、その人の心が満たされるとは限らないものです。むしろそういう状況だからこそ、人に言えず苦しかったり、自分を責めたりもしてしまうものですよね。よく打ち明けてくださいました。ありがとうございます。星の子さんのお悩み解決のキーワードは「尽くしすぎ」です。夫に感謝しているのはとてもすてきなことですが、苦しくなるくらいなにかをしたり、我慢することでその恩を返そうとしなくていいのです。夫がしてくれることにただただ喜んでいれば、それでいい…。それでいいと言いますか、それがなにより、ご主人にとってうれしいことでしょう。むなしくなったり、悲しくなったり、イライラしたりしてしまうのも、この点が潜んでいるように思います。星の子さんは、「相手の役に立つこと(必要とされること)で、一緒にいてもらえる」といった感覚をお持ちなのではないでしょうか。自分と幼い子どもを受け入れてくれ、素晴らしい環境を用意してくれた夫に感謝と愛情を伝えるために、家事を一生懸命して尽くしている(役立とうとしている)。それなのに、ご主人が飲み会や出張で留守が多いと、なんだかなおざりにされているような、気持ちを受け取ってもらえていないような気がして、むなしくなったり悲しくなったりしているのではないかと推測しますが、いかがでしょうか。あわせて、お子さんも夫も自分の知らない世界に行ってしまい、自分から離れていく、自分だけが取り残されていくのではないか…といった不安も根底にあるのかもしれませんね。そんな自分を分かってもらえなくて、自分すら自分がわからなくて、どうしていいか分からなくて、イライラしてしまうのかもしれません。そういった意味では、もしかしたらひとりで子育てを頑張っている時のほうが「私がいないとダメ」と思える生きがいや充実感は得られていたのかなとも推測します(状況的には苦しかったかもしれませんが)。そうして、これまで「人の役に立つこと」に忙しく、がむしゃらに時間を使ってきたから、今のようにゆとりがある時間をどうしていいかわからない。そのくらい「自分のために時間を使うこと」をせずに、ずっと頑張って生きてこられたのかな、という可能性を感じました。もし思い当たるようであれば、まずはその呪縛から解放されましょう。「人の役に立たなくていい」「私がいるだけでみんな幸せ」「私が楽しいとみんな楽しい」と何度もつぶやいて、自分に浸透させてみてください。そして、空いているひとりの時間をぜひ楽しんでみましょう。妻としての時間、母としての時間、それ以外に自分としての時間(もしくは、ひとりの女性としての時間)を意識してみるのです。習い事でも、働くことでも、ボランティアでもなんでも構いません。新しい土地での関わりも含め、“自分の世界”をぜひ持ってみましょう。そんなふうに過ごしていると、夫が飲み会や出張となると「わー、それじゃその時間、なにをしよう?」とワクワクするようになっていくことでしょう。離れている時間も星の子さんが楽しく過ごしていることは、夫にとっても幸せであり、働くパワーになるものです(ただし「楽しく過ごさなければならない」と強迫観念のように受け取らないでくださいね。また苦しくなる原因になりますから…)。もちろん、そうは言っても「夫がいなくて寂しい」と感じる時は、素直にかわいく伝えて、甘えてくださいね。星の子さんが、楽しく幸せに過ごしていかれることを応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「他人に迷惑しかかけていない人生。自分に価値がないと感じてしまう」という、かなさん(25歳・フリーター)に、心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■かなさんのお悩み私は親の期待を裏切り、実家でフリーターをしています。よくしていただいた会社も、二度裏切るような形で退職しました。他人に迷惑しかかけていない人生です。子どもの頃の家族の言動や兄の友人から受けたいじめが原因なのか、自分に対する無価値観がぬぐえません。「生きていくだけで迷惑をかけ続ける存在」だと思ってしまいます。私はどうすれば変われるのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんよりかなさん、ご質問ありがとうございます。「私はどうすれば変われるのでしょうか」という文章でご相談がしめくくられています。つまり今、かなさんは「こんな自分はいけない」と思っているのですね。でも、私はこの文面を何度読んでも、かなさんが「いけない人」だとはまったく思いませんでした。むしろ自分に正直に生きている方だなと感じました。もちろん、かなさんご自身が苦しんでいらっしゃる様子はよく伝わってきました。「こんな自分はダメ、あんな自分はダメ」と自分を否定してしまう。かなさんの中にある“理想の自分”と“現実の自分”が大きく隔たっているので、苦しさを感じてしまうのでしょう。「どうすれば変われるのでしょうか」という問いかけは、つまるところ「どうすれば理想の自分になれますか?」ということになるかと思います。結論を先に申し上げますね。かなさんは変わる必要はありません。ただ、気づいていただきたいことがいくつかあります。かなさんはご自身のことを「生きていくだけで迷惑をかけ続ける存在」と書いています。でも、ぜひ考えてみてください。「ただ生きていく」という純粋な行為だけを考えてみても、人に迷惑をかけずに生きられる人はいません。どんな人も家族や周囲の人、赤の他人にも、多かれ少なかれ迷惑をかけながら生きています。食事だって、誰かが育ててくれた作物をいただいています。排泄(はいせつ)だって、誰かが水の処理をしてくれているから問題なく清潔に行えているのです。誰の手も借りず、迷惑もかけず、ひとりですべてをこなしながら生きていくのは、この現代社会で不可能です。むしろ、そのように人に迷惑をかけながら生きていくのが、人間らしい生き方ではないでしょうか。こう書くと、かなさんは「いやいや、私は迷惑をかけているだけで、誰の役にも立っていない」とおっしゃるかもしれません。でも「迷惑をかける」ことは、同時に誰かの役に立っていることも多くあります。例えば、誰かが育ててくれた作物をいただくことにしても、作物を育てた方にとっては「収入」や「自分が作った野菜や果物を消費してくれた喜び」につながってもいます。人が生きていくことは、それだけで誰かに迷惑がかかっているし、役にも立っています。一方的に誰かに迷惑をかけるだけの人、誰かの役に立っているだけの人というのは、この世の中にいないのです。「そうか、私、生きているだけでいいんだ」「そうか、私、生きているだけで役に立っているんだ」ぜひ上記の言葉を、口に出してつぶやいてみてください。かなさんはなにも変わらなくていいし、変わる必要はありません。かなさんは「役に立つ」イコール「親や周りが期待するような人でなければいけない」と感じているのかもしれませんね。ご相談にも「裏切る」という言葉が二度出てきました。でも、そうできないことは、本当に「裏切り」なのでしょうか。誰かの期待するような人になりたいけれどできない、そんな自分に従った結果、退職してフリーターという立場になりました。その選択は、なによりもご自身にとって正直な選択だったのではないでしょうか。もしそうなのであれば、「周囲のの期待どおりにできない自分」をどうか認めてあげてください。自分は親や周りが期待するような人間ではないし、そうなろうとすることもあきらめてしまいましょう。自分を偽って、できる自分になろうとしない。それは苦しいだけです。今のままの自分を認めて、「楽しいと思えること」「やりたいと思うこと」を大切にして生きていくほうが、よっぽど正直で素直な生き方です。子どもの頃の経験は、とてもつらかっただろうと思います。怖かったでしょうし、長年しんどかっただろうと思います。たまたま、かなさんはそんな目にあって、誰かの気持ちのはけ口にされてしまいました。でも、かなさんに価値がないからそんな目にあった…というわけではありません。「あんな経験をしたから、自分は価値がないんだ」と思ってしまったのであれば、それは後づけです。かなさんは価値のある人です。ほかの皆と同じく、生きているだけで、すでに誰かの役に立っているし、迷惑もかけています。そうだとするならば、どんな人生を歩んでいきたいですか? 自分のために、どんなことをしてみたいですか? 小さなことでも大きいことでもいいので、ぜひ考えてみてください。そして、それをできるところから実行していく勇気も、ぜひ持ってみてください。かなさんのこれからを応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義理の家族と別居したい」という、ままちんさん(43歳・正社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ままちんさんのお悩み義理の家族と同居して17年経ちますが、別居したくて仕方がありません。夫が長男で、結婚当初から当たり前のように同居となりました。言われるがまま「いい嫁」を演じていた気がします。夫の浮気発覚後に心屋さんと出会い、その後は「自分らしく生きたい」と思うようになり、「断ること」も実行するようになりました。「言いたいことも、伝えなければ伝わらない」と学び、義母に発言をすると強く言い返され、なにを頼むのも怖くなり、怒りの感情をただ抑えるだけの人生になっています。夫も家を出るつもりはなく、話をしても「お前だけ出て行けばいい」と返されます。2人の子どもたちは、気をつかいつつも義母が大好きなようです。家族4人だけで行動したくても、義母を誘ってあげるようないい子たちです。義母は私が嫌っていることに気づいていると思いますが、誘われないと不機嫌になり、怒ります。夫と義母も不仲なので、一緒に行動しているとストレスがたまって仕方ありません。でも、子どもが「一緒に行こう」と誘い、断らず一緒についてくる義母なので、どうしようもありません。さらに義弟も糖尿病で、10年以上職に就くことなく家にいて、記名していなければ、冷蔵庫にあるものをすべて食べてしまう始末です。義弟と義母も不仲ですし、結婚前は温かい家族に囲まれて過ごしてきた私には、想像もできなかった生活を送っています。 私は潜在意識の中で“被害者”になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思っておりますが、皆が感情で話すので、話し合いすらできません。笑顔も消えました。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりままちんさん、こんにちは。心屋塾認定講師・坂崎ひでこです。温かな家族のなか、笑顔で育ってきた人が、話が通じない気性の激しい人たちのなかで、17年間もよく我慢されてきましたね。しかもその間、子育てもして、正社員でもある。たくさん頑張ってきたのでしょうね。そして、そんななかで心屋に出会ってくれた。「断る」を実践してみた。すばらしい挑戦だと思います。ところが残念ながら、気持ちが通じなかったのですね。義理の家族はおそらく「自分たちは話し合いができていて、居心地のいい家族で、嫁ともうまくやっている」と信じているのだろうと推測します。今の状態が、あの人たちの「話し合い」の形なのでしょう。あるいは「話し合いが必要なことなど特にない」と思っているのでしょう。だって、各々言いたいことはその場で言ってスッキリ、しているのですから。義理の家族同士も不仲とのことですが、ままちんさんにはそう見えても、実際は違うかもしれません。義理の家族は、現状のままで十分に穏やかな関係・状態だと感じているのでしょう。そのくらい、自分と他人の感覚は違います。他人は「エイリアン」だと思ってちょうどいいくらいだと思います。さて、ままちんさんは、「自分は潜在意識の中で被害者になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思います」とつづっていらっしゃいます。義母や義弟は相手の迷惑を考えず、自分の都合優先で、他人の話は聞かず、不機嫌をまき散らすのも平気な方々…とのこと。ままちんさんは、彼らのようになってもいいですか? 「被害者になりたくない」とのことですが、では、加害者になりますか? ひどい人間になるくらいなら、今までどおり「いい人(被害者)」でいたほうが、楽ではないですか?そんなこともぜひ、考えてみてください。彼らは「ひどい人(に見える)加害者」ですが、一方で、ままちんさんが自分の気持ちに気づくためのお手本でもある…と私は思うのです。ままちんさんが被害者をやめるためには、彼らの真似をしてみるのが早道です。しかし、いきなりそれを実行するのは難しいので、まずは心の中で「私は不機嫌をまき散らてもいいし、怒鳴ってもいいし、文句を言ってもいい」と、試しに思ってみましょう。それだけで、きっとなんらかの変化が起きてくると思います。最後に、私の経験をお話ししますね。以前、趣味の会で出会ったなかに、横柄でよく怒鳴る人がいました。私は怒鳴り声や大声がとても苦手で怖いので、ずっと気になっていました。ある時「今日こそ、Aさんにもう少し小さい声にしてくださいと言おう」と決心して参加すると、Aさんは「Bさんに態度が悪いと叱られた」としゅんとしていたのです。それ以来、大人しくなりました。そのように「なにかを決める」だけで、自分が動かなくても周囲の環境が変わることもあります。ぜひ参考にされてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「周りに気をつかいすぎて、本音で話せる人がいない」という、むーちゃんさん(34歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■むーちゃんさんのお悩み私は二児の母です。常に周囲の目が気になり、気をつかいすぎてしまいます。自分の親にすら気をつかい、本音が出せる相手がひとりもいません。そのストレスが子どもに向いてしまうことがあり、子どもに悪い影響を与えてしまう親だと自分を責めてしまいます。夫とも関係が良くありません。夫は私に無関心で、心が満たされません。このような自分の考え方を変えたいのですが、うまくいかず悩んでいます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の野田和美さんよりむーちゃんさん、ご相談ありがとうございます。いつも周囲の目が気になり、親御さんにすら気をつかっていらっしゃる状況とのこと。さぞかしお疲れのことと思います。そのストレスをお子さんに向けてしまい、ご自身を責めているということも、このような毎日が限界にきていることの証かもしれないですね。ところで、むーちゃんさんは「本音が出せる相手がひとりもいない」とのことですが、それは本当にそうでしょうか? もしかしたら相手のほうはそう思っていないのに、むーちゃんさんがそう思い込んでいるために、周囲の目が気になり、過度に気をつかいすぎてしまうのかもしれません。また、むーちゃんさんは周りの人に自分の本音を出したら、どんなひどいことや怖いことが起きると思いますか? もしかしたら、本音を出したことで嫌な思いをされた経験があるのかもしれません。あるいは、そういう人を身近で見た経験があるのかもしれません。でもそれは、いつも必ず起こるようなことでしょうか。そんな自問自答もぜひしてみてくださいね。それから一度、目をぎゅーっと閉じてみてください。そして、ぱっと目を開いてください。あなたの目で、目の前の景色を見てください。そうやって、「周りから見られる自分」を気にするのではなくて、「私が見る!」という意識で世の中を見てみてほしいのです。ご自身の体が「乗り物」だと仮定するならば、その運転手はむーちゃんさん、あなたひとりです。ということは、むーちゃんさんが見て聞いて、感じたままに、行きたいところに進んでいいのです。ご自身の五感をしっかり感じていれば、行きたいところもたくさん浮かんでくるでしょうし、あれこれしてみたいことも浮かんでくると思います。ご主人との関係もうまくいっていないとのことですが、満たされない心を埋めるためには「ご主人からの関心を得ること」ではなく、「むーちゃんさんが自分自身に関心を持っていくこと」が鍵になると思います。自分自身が感じていること、言いたいこと、したいことを表現していくことで、むーちゃんさんという人物は生き生きと存在感を増していく。そのためにも、外に向いていた「気づかい」の意識を自分の内側に向けることが重要です。ご自身をより深く知り、これまでひとりで懸命に頑張ってきたこともいたわってあげてください。自分を大切にするというのは、つまり自分自身の感じていること、考えていることを、そのまま受け入れて表現することです。わがまま、自己中心的だと感じる人たちのように振る舞うくらいで、ちょうどいいかもしれないですね。そうして自分を出していくことで、きっとご主人とのコミュニケーションも以前より増えていくことでしょう。たとえご主人が無関心だとしても、あなたがあなたに関心を持ち、大切にしていくことで、ご自身を肯定できるようになり、もっと好きになっていけると思います。その結果、周りの人への思いやりや真の愛情がわいてくることも期待できます。まずは自分!「嫌われてもいい」「私に無関心でもいい」「わがままになってもいい」そんなふうに何度もつぶやいて、自分に伝えてあげてください。たくさん許して、たくさん感じて、本来のむーちゃんさんを、表舞台に出してあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月04日自民党の今井絵理子参議院議員(35)が10月3日、自身のブログを更新。「現在、私今井絵理子は元神戸市会議員の橋本健さんとお付き合いさせていただいております」と明かした。昨年7月、橋本氏と不倫関係にあると一部週刊誌で報じられた今井議員。しかしブログで橋本夫妻はもともと破綻していたと綴り、「不倫も不法行為もありません」と改めて反論している。いっぽう橋本氏といえば政務活動費・約690万円をだまし取ったとして昨年8月に失職。詐欺罪で起訴され、今年9月起訴内容を認めている。そのため今井も今回の交際宣言について「批判は覚悟している」と明かしているが――。Twitterでは《何か がっかりだよ 税金で生活してるんだから こういう事じゃなくて もっと政治の事を発信してよ》《お子さんのこともちゃんと考えて行動してください》といった非難の声が殺到している。本誌は昨年8月2日、橋本氏との交際の陰で今井が元恋人Aさんと“極秘破局”していたと報じている。Aさんは中学時代の同級生であり、今井にとって初恋の人。再会して交際に発展したが、3年ほどで破局したという。Aさんの知人はこう語っている。「3年前に沖縄から上京してシングルマザーの彼女を助ける生活を送っていたのですが、今井さんは議員になると“朝から勉強会が”などと理由をつけて家にほとんど帰らなくなってしまったんです。それでも“議員は大変な仕事だから”と、Aさんは今井さんの帰らない家で長男の世話をがんばっていました。ところが『週に1回は帰ってくる』という約束が守られないどころか、帰宅は2週間に1回、3週間に1回とひどくなっていったそうです。そのことで何度も口げんかになりましたが、今井さんは『忙しいからしょうがないでしょう』の一点張り。当時の彼は本当に悩んでいました」当時、今井議員はAさんとの破局について「お互い話し合い新しい人生を歩むことになりました」とマスコミ各社に書面で説明していたがーー。「何度言っても態度を改めない今井さんに、Aさんは“もう無理だ”と突然、夜逃げをするように彼女の家を飛び出したそうです。Aさんは『(同居していた)今井さんのお母さんと付き合っているみたいだったよ』と自嘲していました。“俺はシッターじゃない”という憤りもあったと思います」(前出・知人)今井議員から去ったのは、Aさんだけではない。昨年8月の本誌では、元秘書Bさんの辞職も報じている。Bさんは初当選以来、今井議員の活動を支えてきた人物だが――。「Bさんは、今井が所属していた芸能事務所から転身して、秘書として彼女の政治活動を支えてきました。でも橋本議員との関係について、まったく知らされてなかったんです。かねがね今井議員に、身辺関係については注意をしていたそうで、“裏切られた”という思いが強いのでしょう。『もう支えられない』と辞表を出したと聞きました」(自民党関係者)公私を支えていた人物が次々と離れていく今井。議員として目立った活動はなく、二期目は絶望的とも噂されているが――。彼女の元には何が残るだろう?
2018年10月03日参議院議員の今井絵理子氏が3日、自身のブログを更新し、元神戸市議会議員の橋本健氏との交際を報告した。今井議員は「本日発売の週刊新潮で私のプライベートに関する記事が掲載されました。すでに、数社のマスコミから取材の申し入れがありました」と書き出し、「極めて私的なことであり、ご報告をすることは控えていましたが、記事には事実誤認が多く、応援してくださっている皆さんには正直にお伝えしたくブログに書かせていただきます」とつづった。そして、「現在、私今井絵理子は元神戸市会議員の橋本健さんとお付き合いさせていただいております」と交際を報告し、「昨年末に橋本さんの離婚が成立をしたとのご報告や、事件についての説明と謝罪など、年明けから連絡を取りあっておりました」と経緯を説明。「交際については様々なご批判等あるかと思いますが、それらは全て覚悟しております」と記した。また、「橋本さんにはこれから事件の判決が下ります。犯してしまった罪は心から償い、もう二度とこのようなことを起こさないように、再起にむけて歩みを進めてほしいと思います」と今井議員。さらに、「新潮さんの記事にて、事実関係が違うことを何点か指摘させていただきます。記事の順に追ってご説明します」と、箇条書きで5つ説明した。事実と異なると指摘した5つは以下の通り。1.記事中にある芸能関係者と名乗る方が実在するのかについては疑問に思っています。なぜなら、芸能関係に携わっている方々とは去年から連絡も一切取っておりません。従って、私の状況を知り得る芸能関係者は存在するはずがありません。しかも、バースデーパーティなんかしていませんし、計画すらしていません。コメントの内容は全く事実と違います。2.「略奪」ということばが多用されますが、そのような事実はありません。不倫も不法行為もありません。これはかねてから説明している通りです。橋本さんからは、夫婦関係が破たんしており離婚調停中であると聞いてましたし、別居に至ったのも夫婦間のある出来事が原因であり、私とは全く関係のないことでした。3.橋本さんが「マスオ状態である」という書かれ方をしておりますがこれも事実とは異なります。彼は、神戸市内の歯科医院で診療をしており、東京の私の家で生活をしている事実はありません。4.記事では、私が元奥様に対して謝罪をしていないという旨の記述がありました。しかし、私は、報道が過熱し元奥様やお子様にご迷惑をお掛けしたことを申し訳なく思っており、代理人弁護士を通じて謝罪することを伝えましたところ、謝罪のお手紙を渡すことがいったんは決まりました。しかし、直前になって、元奥様の代理人弁護士から取りやめにしたいとの連絡があり実現しませんでした。5.また、見出しのひとつに「沖縄知事選挙の戦犯」とありました。佐喜眞候補当選のために私なりに一所懸命応援したつもりですが、力及ばなかったことについては大変不本意であり、申し訳なく思います。私自身、何度も沖縄に入り、知人や友人、友好団体などに支援を呼びかけてきましたし、沖縄で尋ねる先がなくなったので、東京に戻り、県人会を訪ねるなどして応援してきました。そのことを記者さんに説明をしたら、当初、知事選の応援をさぼっていたのだろうと勘繰っていた記者さんは「熱心ではないという言葉には語弊がありました」と言ってくれました。その時、「説明すれば分かってくれるんだ」と安心していたのですが、今日発売された記事には「沖縄知事選」の戦犯!などと書かれてショックを受けています。最後に「政治を志した原点である障がい者福祉や特別支援教育に関すること、また、子どもの貧困や基地問題など沖縄が抱える諸問題の解決にむけても地道に頑張って参ります」と記し、「取材に関してはすべて事務所にて対応させていただきます。近隣の方々や家族の者にも迷惑がかかりますので、くれぐれも自宅周辺での取材はご遠慮ください。ご配慮のほどよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。
2018年10月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てず、前向きに行動ができない」という、aliさん(23歳・無職)に、心屋塾認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■aliさんのお悩みどうすれば自信を持って、行動できるようになりますか?以前は成功する望みもあると思えていたのに、今は不安しか抱けません。したいことをする勇気も多少はあったのですが、今はすべてに恐怖を感じる日々です。自分の価値に確信が持てたことがありません。見た目を気にして整えても、なにかが少しできたとしても、「そんなものは上辺だけで大したことはない、本質はそんな人間じゃない」という思いが拭えません。なにもかも人より劣っていて、誰かに認められることはない、という気持ちになります。こうした恐怖を少しでも減らし、新しいことにチャレンジする希望を持つにはどうしたらいいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小林威之さんよりaliさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。自分に自信が持てず、前向きに行動できないとお悩みなのですね。心理カウンセラーという仕事柄、私にとっても「自信」は切っても切り離せない言葉です。お悩み相談においても「自信がない」という言葉はたくさん聞かれます。自信を持つにはどうすればいいのか、自信を失ってしまった場合にはどう取り戻せばいいのか…等々、「自信」について考えない日がありません。aliさんは、自信ってなんだと思いますか? 自信がある人ってどんな人だと思いますか? 自信がある人というと、イコール「前向きで失敗を恐れない人」だと考えがちですが、私は違うと思っています。本当に自分に自信がある人というのは、成功しても失敗しても揺るがない人ではないでしょうか。誰かに評価されなくても揺るがないのです。逆に、成功や他人からの評価ばかりを気にしている人は、たとえうまくいっていたとしても、それは「本当の自信」とはいえません。失敗したり、周りの人から評価されなくなったりすれば、その自信は一気に崩れてしまうからです。言葉は厳しいですが、それはただ虚勢を張っているだけ、ともいえます。私が思う「本当に自信のある人」というのは、「自分にうそをつかない人」です。そうだとしたら、aliさんは「どんな人」が自分にうそをつかない人だと思いますか? 「自分にうそをつかないこと」は、実はそう難しいことではありません。例えば、おいしいものを食べたら「おいしい」と言ってみる。美しいものを見たら、「美しい」と感じたり、それを表現してみたりする。スポーツジムに行きたいと思ったら、その足でジムに入会する。オーロラを見たいと思ったら、飛行機のチケットを取ってオーロラを見に行く…等々。「自分にうそをつかない人」とは、そのように「自分の心に素直な人」をさすのではないでしょうか。しかし、私たちは大人になると、自分の感情より周りの人の感情、自分の意見より周りの人の意見…と自分以外の人の意見や感情を優先する機会が増えていきます。この積み重ねが、自分に自信をなくしてしまう最大の原因ではないかと私は考えています。「周りの人」より「自分」のほうを小さく扱っているので、自然に「自分」より「周りの人」のほうが価値がある…と思い込むようになる。そうしているうちに、自信を失ってしまうのですね。自分に自信を持つには、まず自分の心に素直になること。どんな小さなことでも構いません。「うれしい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」等々、その時々に自分が感じることを、ちゃんと表現してみましょう。感情を素直に表現していると、自分で自分を信頼できるようになります。逆に、周りの人の目を気にして我慢ばかりしていれば、どんどん自分を信頼できなくなってしまいます。自信を持つには、まず自分の気持ちにうそをつかないこと。そこから始めてみましょう。どんな感情も、あなたの味方になってくれますよ。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「30代になっても、自分の好きなことが見つけられない」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾認定講師の田中佐緒利さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩み34歳のこの歳になっても、自分のやりたいこと、好きなことが見つけられません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の田中佐緒利さんよりこんにちは。心屋塾認定講師・田中佐緒利です。自分がなにをしたいのか? 自分がなにを好きなのか? それがわからないと、なんだかモヤモヤしますよね。少しでも心が軽くなるようなヒントをお伝えさせていただきますね。まず「やりたいこと・好きなことがわからない自分」を理解しているということは、つまるところ、まなおさんは今「大してやりたくないことや好きではないこと」に、多くの時間、お金、愛情、エネルギーを注いでいる…と感じていらっしゃるのかもしれません。そうだとすれば、ではなぜ「やりたくないこと・好きではないこと」ばかりに、大切な時間やお金、愛情、エネルギーを注いでしまうのか。その原因をじっと見つめていってみましょう。手始めに「自分の心にブレーキをかけているのはなにか?」がわかるワークをご紹介します。まずは以下を紙に書き出してみてください。1.あなたが今「やりたくないのにやっていること」はなんですか?2.あなたが今「やりたいのにやっていないこと」はなんですか?どんな些細なことでもかまいません。1.では、「やりたくないな」「これをやるのは嫌だ」「好きではないな」と感じながらやっていることを、すべて書き出してみてください。2.では、仕事になるから、お金になるからといった損得を抜きにして、ただシンプルに「やってみたい」と思うことを、小さなことから大きなことまで書いてみましょう。例えば、チョコレートが食べたい、こんな洋服が着たい、散歩したい、あるいは宇宙旅行をしたい、プライベートビーチで遊びたい等々、どんなことでも結構です。書き終わったら、次の質問です。3.あなたは「今やっている本当はやりたくないこと・好きではないこと」をやめてしまうと、人からどう思われそうですか? やめてしまうと、どうなってしまいそうですか?4.書き出した「やってみたいこと・好きなこと」をやると、人からどう思われそうですか? やりたいことだけをやっていると、どうなってしまいそうですか?それをやると(やめると)どうなるのか、人からどう思われそうなのか、なんと言われそうなのか、恐ろしいことになるのではないか?…等々、思うことをそれぞれ全部書き出してみてください。書き終わったら、その項目をあらためてよく見返します。すると、あなたが「やりたくないのにやっていること」をやめられない、あるいは「やりたいこと」を始められないのは、「それをやってしまうと(やめてしまうと)、こんな恐ろしいことになるに違いない」と無意識に思い込んでいるから…という可能性が浮かび上がってきませんか?つまり、3.と4.の質問で出てきた答えを怖がっていて、一歩踏み出す心にブレーキをかけている、ということです。しかし、それは悪い妄想に過ぎない可能性もあります。恐れているようなことは、なにひとつ起きないかもしれないのです。 加えて、「自分のやりたいこと・好きなことが見つけられない人」というのは、小さい頃から人の顔色をうかがったり、親の言いつけを守ったりする、いわゆる“いい子”であった人が多いようにも感じます。お母さんの好きな洋服を着て、お父さんのすすめる進路を進み、自分の気持ちを閉じ込めて「私はこれが好き、これが嫌い」と伝えられなかった…。まなおさんももしかしたら、そのようなお子さんだったかもしれませんね。あるいは小さい頃、やりたいことをやっているときに怒られたり笑われたりして、悲しい気持ちになった。好きなことを好きだと言ったら、誰かに「変だよ」とからかわれたり、「ダメでしょ!」と否定されたりした…。そんな経験があったのかもしれません。はたまた、自分が期待するような結果にならないことが続き、いつの間にか挑戦することをあきらめてしまったのかもしれません。ずっと我慢しているうちに我慢が当たり前になり、いつのまにか自分の気持ちがわからなくなったのかもしれません。もしそうであれば、長い間つらかったですね。よく頑張ってきましたね。そのような思いから解放されたい場合は、自分自身に対し、ぜひ次のような声をかけてみてください。「私は、自分の好きなことをやってもいい」「私は、親をガッカリさせてもいい」「私は、人の期待に応えなくてもいい」「私は、なんの役に立たなくてもいい」「私は、自分が楽しいことをしてもいい」「私は、お金にも仕事にもならないことをやってもいい」「私は、人に迷惑をかけてわがままに生きてもいい」「私は、失敗してもいい」「私は、自分の本心を大切にしてもいい」「私は、自分の好きを大切にしてもいい」「私は、自分の気持ちを大切にしてもいい」「私はもう、我慢しなくてもいい」「それでも、私は愛されて素晴らしい価値ある存在だもん」言ってみてご自身がどう感じるかも、大切にしてみてください。これらの魔法の言葉をブツブツと何度もつぶやきながら、1.で書いたこと(=やりたくないのにやっていること)をできる順から1つずつやめていき、2.で書いたこと(=やりたいのにやっていないこと)を、ぜひ1つずつやってみてください。簡単にできることからで結構です。やめてみたら、あるいはやってみたら、きっと「本当に自分がやりたいこと・好きなこと」に少しずつ気づいていけると思います。本日は、心屋塾初級セミナーでやっているワークの一部をご紹介しました。興味があれば、ぜひ初級セミナーにも足を運んでみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「両親の教えに縛られてきた人生にむなしさを感じている」という、たいようさん(33歳・主婦)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■たいようさんのお悩み私は妹弟のいる長子です。幼い頃から、両親から口癖にように言われてきたのは「妹弟と仲良くしろ。血の繋がった家族なんだから大切にしろ」でした。両親は「子どもは皆、平等に育てる」と言い、長子だからといって優遇や優先をされたことはありません。しかし自分が2人の子を育てる親になった今、幼い頃の親の教えに対してさまざまな疑問が出てきました。そしてそれが、これまでずっとふたをしてきた自分の気持ちなのだと気づき始めました。「平等に育てる」と言われ続けてきたものの、実際には下の子優先で、不公平感が満載だったこと。私の習い事希望は通らなかったのに、妹弟には習い事をさせていたこと。親に意見することは許されず、なにかあっても我慢してきたこと。「しょうがない、これでいいんだ。親も大変だから」という思考の癖が根深く身についていること。ずっと親の顔色をうかがいながらビクビクして生きてきたこと。怒られるのが嫌で「ほめられよう、いい子でいよう」と生きてきたこと。常に誰かの視線を気にして、本心を吐き出したことがないこと…等々。それらを思い出し、「これまでの自分の人生はなんだったのだろう」というむなしさで心が埋め尽くされ、涙が止まらなくなってしまいます。家族といると神経が張りつめ、その場を楽しめず、常に気をつかっている自分に気づき、今は距離を置いています。それで心は軽く晴れているのに、時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます。こうした幼少期の出来事をどのように整理したらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりたいようさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます」とのこと。それはつらいですね。私も妹のいる長子で、たいようさんと心情や思考の癖がとても似ていたので、思わずペンを取らせていただきました。涙が止まらなくなるということは、まだまだ子どもの頃のたいようさんが悲しんでいらっしゃる、ということだと思います。その子を癒やしてあげるところから始めていきましょう。ご自宅など、どこかひとりきりになれる場所で、以下のようなイメージワークをしてみることをおすすめします。イメージワーク1:目の前にイスやクッションを置き、その上に子どもの頃のたいようさん(以下「子どもたいようさん」と表現します)が座っているところを想像してみてください。その「子どもたいようさん」は、親に習い事をしたいといってもダメだと言われたとき。自分の習い事の希望が通らなかったのに、妹弟は習い事をさせてもらえてて悲しかったときのたいようさんです。それは、何歳頃でしたか?次に、その頃の自分自身を思い出してみてください。どんな気持ちで、どんな表情をして、どんな洋服を着て、どんな態度をしているでしょうか。それを、「子どもたいようさん」に具体的に投影して、思い浮かべてみてください。そして、そのときの「子どもたいようさん」が本当に言いたかったことを、想像の中で聞いてあげましょう。例えば「私も習い事をしたかったのに!」「なんで私の話は聞いてくれないの?」「下の子優先で、悲しい!」等々。どんなことを言いたかったのでしょうか? たくさんたくさん、聞いてあげてください。イメージワーク2:「子どもたいようさん」の話を聞き終えたら、今度はそのイスやクッションに、今現在の自分(以下「大人たいようさん」と表現します)が実際に座ってみます。座ったら、「大人たいようさん」は「子どもたいようさん」になったつもりで、「子どもたいようさん」と同じ表情をしてみてください。それから、目の前にそれを言いたかった相手、つまり両親が立っていると想像してください。その相手に対し、「子どもたいようさん」になりきって「あのとき言いたかったこと・出したかった感情」を言葉や態度で出してみましょう。これらのワークをやってみて、どんな気分になりましたか?心屋塾には「言えたら癒える」という言葉があります。これは、昔抑えていた本音を口に出して言ってみると、心が癒される…ということをさします。「親も大変だったんだから仕方がない」という思考で、無理やり自分の気持ちを押さえつけようとしないでくださいね。まずは最初に、「子どもたいようさん」の気持ちをとことん出してあげること。そうすると、無理やりではなく、自然と「親も仕方なかったんだなぁ」という気持ちになっていくことが期待できます。そうした気持ちに達することができれば、幼少期の出来事に対するモヤモヤした感情を終了させることができ、「親も自分と同じ不完全な人間である」ということが、スッと腑(ふ)に落ちてくるかと思います。不完全な人間の言動は、「自分の価値」とは全く関係がありません。誰からどんな言動をされようとも(それが親からだとしても)、たいようさんは変わらず価値ある人間で、ありのままのたいようさんでいいのです。今までたくさんたくさん我慢されてきて、しんどかっただろうと思います。だからこそ、もう終わらせてあげましょう。幼少期の悲しかった気持ち、つらかった気持ち、寂しかった気持ち、悔しかった気持ち。全部全部、外に出して、終わらせてしまいましょう。そして自分の人生を生きましょう。だってあなたには、それだけの価値が十分にあるのですから。たいようさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月25日これまで数々の話題作を生み出してきた山田孝之と山下敦弘監督の盟友コンビが、キャストに佐藤健と荒川良々を加え、伝説的コミックを映画化した『ハード・コア』。この度、どこかおかしくて切ない予告編が公開となった。■ロボットが空を飛ぶ? 待望の本予告が到着この度解禁された予告映像では、山田さん演じる、世間に馴染めず純粋すぎる男・右近と、荒川さん演じる右近の唯一の友人・牛山のうだつの上がらない生活が映し出され、そこに佐藤さん演じる、右近の弟・左近が現れる。しかし偶然見つけた謎のロボットとの出会いによって、右近と牛山の生活は一変。左近が不審そうに見つめるロボットに「ロボオ」と名付けた右近は、ロボオと共に生活すると、左近もロボオの隠れた機能に気づくかのような描写も見て取れる。ロボオとの間に芽生えた友情をユーモアも交えながら描くと同時に、左近に殴りかかる右近の姿や、爆弾を持って「もう、後戻りできないところまで来てるんだよ」という意味深な台詞、そして警察に囲まれる右近、牛山。そんな2人をロボオが抱えて空へと飛び立つ姿など、物語の結末が全く読めない内容となっている。■ゴッチことアジカン後藤が主題歌を歌いあげる!さらに予告内では、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のボーカル、ギター、Gotchこと後藤正文が、トラックメーカーやプロデューサーとしても活動するベーシスト、Shingo Suzukiによるバンドプロジェクト「Ovall」の楽曲に参加した「なだらかな夜」を聴くことができる。この曲はコラボレーションと同時に、本作のための描きおろしとなっており、山下敦弘監督と山田孝之が作り出す世界観を、切なくも優しく彩ってくれる。平成の末期に満を持して公開となる、男たちの人生活劇をぜひスクリーンで確かめてみて。『ハード・コア』は11月23日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハード・コア 2018年11月23日より全国にて公開©2018「ハード・コア」製作委員会
2018年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すべての人に『好かれたい』と思ってしまう性格に悩んでいる」という、美和子さん(26歳・メーカー勤務)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■美和子さんのお悩み「接するすべての人に好かれたい」と思ってしまう自分の性格に悩んでいます。ひとりたりとも仲の悪い人を作りたくありません。はたから見れば“愛想のいい人”なのでしょうが、周りにこびているだけだと自分では思います。自分だけに話を振ってくれない人がいると、それだけで「嫌われた!」と落ち込んでしまいます。その人が実際に私を無視している、嫌っているというわけではなくても、一度気にし始めると、被害妄想がどんどん膨らんでいきます。「私だけに話しかけてくれなかった」「私の話にだけ、相づちを打ってくれなかった」など、その人が偶然、無意識にした行動かもしれなくても、すべてを「私はこの人に嫌われている」という結果に結びつけてしまいます。 どうしたら、このように周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか? 毎日が生きづらいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより美和子さん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。「私のことを無視しているのでは?」「嫌われているのではないか?」と被害妄想がふくらんでいくと、人と関わるだけで疲れ果ててしまうし、関わること自体どんどん怖くなってしまいますよね。でもね、大丈夫ですよ! そうした被害妄想や人から嫌われる怖さは、軽減していくことができますから。大人になってから、ほかの人とどう関わるかは、幼児期に形づくられる場合が多いようです。その時期、一番身近で、いつも一緒にいるのがお母さんのため、その影響は大きいといえるでしょう。例えば、小さい頃にお母さんとどう接したか、そこから生じた勘違いや誤解によって、人間関係に臆病になってしまうケースがあります。過去の癒やされない思いを、まずはひも解いていきましょう。美和子さん、まずは幼児期から小学校1年生くらいの、子どもの頃を思い出してみてください。あなたは、お友だちとどのように関わっていましたか? もしかしたらすでに「誰ひとりからも嫌われないように皆と仲良くしよう」と必死になっていなかったでしょうか?さらに、その頃のあなたが、お友だちに嫌われたり、仲良くできていなかったりする姿を想像してみてください。そして、その姿を美和子さんのお母さんが見たとしたら…。お母さんは、どんな顔をすると思いますか? ガッカリしそう? 悲しそう? それとも、怒りそうですか?また、次の言葉を口に出して言ってみてください。「私は“嫌われるような恥ずかしい人”になってはいけません」「私は“嫌われるような人”になって、お母さんを悲しませてはいけません」「私はお友だちと仲良くできないところがバレて、お母さんをガッカリさせてはいけません」言ってみて、どんな感じがしますか?「どうしたら周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか?」というお悩みを解決するヒントは、ここにあると思います。今も心の奥であなたが気にしているのは、周りの人ではなく、もしかしたら“お母さんの顔色”なのかもしれません。小さい頃、お母さんをガッカリさせないため、お母さんに恥をかかせないために、「嫌われない自分」「人と仲良くできる自分」を演じていませんでしたか? そして、その癖を大人になった今も続けているのではないでしょうか?実際に、子どもの頃、誰かに嫌われた経験があったかはわかりません。でも、そのような可能性を感じると自分を責めて、いっそう誰からも嫌われないように頑張り、お母さんを守ろうとしていたのかもしれません。子どもはみんなお母さんが大好きですよね。美和子さんも同じで、子どもの頃、お母さんから嫌われることを一番恐れていたのでしょう。しかし、今ようやく、お母さんのためではなく「自分のために、自分らしく生きよう」というスタートラインに立たれたのですね!嫌われることもある自分や、人と仲良くできないこともある自分も、美和子さん自身。「お母さんに許してもらおう」とするのではなく、自分自身で許してあげませんか?「嫌われることがあってもいいよ」「人と仲良くできないことがあってもいいよ」「お母さんをガッカリさせることがあってもいいよ」「お母さんを悲しませることがあってもいいよ」「どんな自分でも、私は私を嫌わないよ」「どんな自分でも、私は私が大好きだよ」上記の言葉を、ぜひ魔法の言葉としてつぶやいてみてください。そうするうちに、周りの人や、心の中の“お母さん”に好かれようと頑張って費やしてきたエネルギーを、自分に向けてあげられるようになっていきます。すると自分をもっと好きになり、自分をもっと喜ばせることに夢中になり、他人の目を気にしている暇もきっとなくなっていくはず(笑)。そしてふと気づくと「自分らしく生きられている自分」になっていることでしょう。美和子さんが自分らしさを取り戻されることを、これからも応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーの浮気を疑ってしまう性格を直したい」という、ゆいさん(23歳・販売)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ゆいさんのお悩み9カ月交際中のパートナーがいますが、彼のことが信用できず苦しいです。彼の言うことにつじつまが合わない点があると「うそをついてるのではないか」、連絡がないと「合コンに行ってるのではないか」などと考え、イライラして何度も電話をし、気持ちをぶつけてしまいます。そのたびに「嫌われちゃうな」「逃げられても捨てられても仕方がない」「こんなにつらいならいっそ別れようか」などと思ってしまい、けんかも多くなり、占いにハマったりします。ポジティブに考えたり、自分の時間を充実するように努力したりもしましたが、ダメでした。私は昔から恋人に依存したり、信用できずにすぐ怒ったりして振られてきました。でも今のパートナーは、向き合おうとしてくれていると感じる部分もあるので、なんとかこの厄介な性格を直したいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりゆいさん、はじめまして。ひらいなずです。ご相談ありがとうございます。付き合い始めて9カ月というと、楽しい気持ちが続いている一方で、相手の言動を冷静に見て「こんな人だとは思ってなかった」と不安を感じる気持ちも混ざり合う、そんな時期ではないかなと想像します。ご相談を見る限り、ゆいさんは「彼との関係がうまくいかないのは、自分が悪いからだ」と思われているような印象を受けます。でも、本当にそうでしょうか。「こんなにつらいなら、いっそ別れようか」という記述もありますが、まずはどんなことが「つらい」のか、具体的に考えてみてください。彼がつじつまの合わないことを言うこと?ゆいさん自身がイライラして、気持ちをぶつけてしまうこと?逃げられるかもしれない、捨てられるかもしれないこと?私が思うに、ゆいさんは「彼から捨てられてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない」と感じてしまうことが、一番つらいのではないでしょうか。そうした「〜かもしれない」という影におびえ、その恐怖に耐えきれず、自分から別れを切り出そうかと思いつめてしまう…。そのようにお見受けしました。もしかしたら、ゆいさんの心の中には「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」といった思いがあるのかもしれません。しかし、そうした思いをぎゅっと握りしめていると、「嫌われたんじゃないか」「見捨てられるんじゃないか」と恐れ、常に相手の動向を“見張る”ような精神状態におちいりやすくなります。そうして「うそをついているんじゃないか」「合コンに行っているんじゃないか」といった疑いが生まれてきてしまう。結果、常に相手を疑い、疑う自分自身も嫌いになっていく――。そんな負のスパイラルの中に、自分を追い込んでしまうのです。もし思い当たる点があるようでしたら、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」と思っている自分と、しっかりと向き合うことから始めていきましょう。状況をポジティブにとらえたり、自分を満たす時間を作ったりしても落ち着かないのは、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」というネガティブな自分を無理に「なくそう」としているからだと推測します。しかし「なくす」のではなく、「ネガティブな自分も受け入れる」ことを考えてみてください。「嫌われる、見捨てられると思っている自分」を、まず自分自身がわかってあげることが、とても大事なのです。それから、思い出してみてください。「私は嫌われる」「私は見捨てられる」と思い始めたのは、いつ頃、どんなことがきっかけなのか。恋愛だけではなく、学校の友だちや家族、親戚、周囲の大人たちの言動も含め、なるべく幼少期までさかのぼってみてください。例えば、誰かに「言うことを聞かない子は置いていくわよ」「あなたは川から拾って来た子」などと(冗談でも)言われた経験があり、それを信じこんでしまった時期があったのではないでしょうか。どんなささいなエピソードでもいいので、自分の記憶の中に残っている忘れられないシーンや、忘れられない言葉を思い出してみてください。その言葉や思い出に気づいたら、そのときの自分へ向かって「悲しかったね」「怖かったね」「嫌だったね」「よく我慢したね」と声をかけてほしいのです。きっと心や体がゆるむのを、ゆっくりと感じられると思います。もし涙が出るようならば我慢せず、流れるに任せてみてください。それからもうひとつ。「嫌われても、見捨てられても私は大丈夫!」という、自分を信じる心を育んでいくことも大切です。ゆいさんには、今まで周囲の空気を読んで我慢して言えなかったこと、遠慮してやれなかったことはありませんか? 普段そのように我慢していると、ささいなきっかけで気持ちが爆発しやすくなります。「我慢をやめること」を、ぜひ心がけてみてください。パートナーに対しても、相手の気持ちに合わせようとするのではなく、普段からもっと自分の気持ちを優先してみる、「こうしたい」「これがいい」といったことを積極的に表現してみるのもいいですね。空気を読む、つまり相手の気持ちに合わせる行為というのは、時に「相手を見張る」ことが目的になっていることもあります。しかし、自分の気持ちを外に出すようにしていると、「相手の気持ちに合わせる(相手を見張る)」という心の癖が、徐々に変化していくことと思います。行動の変化が心の変化へとつながっていきますので、ぜひトライしてみてください。ゆいさんの自分を信じる力を応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年09月18日滝沢秀明(36)と今井翼(36)のデュオ・タッキー&翼が9月12日に解散を発表した。さらに今井は近くジャニーズ事務所を退社する予定。当分はメニエール病の克服に専念するという。今井は95年に同事務所に入所し、02年9月にタッキー&翼としてデビュー。そのダンスの技量やセンスを活かし、04年8月には構成・演出・衣装・振り付けを手がけた初のソロコンサートを開催した。「今井さんは音楽活動だけでなく、日本とスペインの架け橋としても大活躍しました。キッカケは07年の舞台『World’s Wing 翼 Premium2007』で挑戦したフラメンコ。『本場で勉強したい!』という今井さんはスペインに渡り必死で取り組みました。そういった功績が認められ12年6月に世界初のスペイン文化特使、同年9月にはスペイン親善大使にも就任。またスペイン語学習の成果が実り、スペイン語を使った特別講義を大学でひらいたこともありました」(舞台関係者)いっぽうで今井は長年メニエール病に悩まされてきた。14年に初めて発病し、休養を挟み仕事復帰したものの今年3月に再び入院。治療のために無期限で芸能活動を休止するとも発表され、予定していた主演舞台を降板。さらに15年もの間パーソナリティを務めていたラジオ「今井翼のto base」(文化放送)も終了となった。「メニエール病とは突然めまいや、耳鳴り、耳の閉塞感などが起こるというもの。30分から数時間にわたり発作を繰り返し、吐き気も伴います。GENKINGさん(32)や鳥越俊太郎さんも(78)も罹っていると公表しています。ストレスが関係しているといわれていて、真面目で頑張りすぎてしまう方がなりやすいとも。今井さんは自己プロデュース能力に長けている方ですから、いっぽうで身体が悲鳴をあげたのかもしれません」(医療関係者)今井の治療に専念するという姿勢には、同じくメニエール病に苦しむ人たちから賛同の声が。さらにTwitterでは《とにかく、思考力、というかやる気を削がれるのがきつい。休むというより、気分転換して、のびのびやってほしい。メニエール仲間として応援》《私もだけど、そう簡単に治る病気じゃないので今回の選択は正解だと思う。気温差が出てきた今の季節、ツラいだろうなぁ……》《今の今井翼さんの病状はわからないけど、こういう急なお知らせになってしまうことも理解してあげて欲しいと思う。メニエール病は本当にきついんですよ……》と理解を呼びかけている。スポニチアネックスによると、今井は「1人でも必要としてくれれば、いつの日か何らかの形で」と活動再開を見据えているという。そのことからも《彼の復帰はメニエール持ちの自分の力にもなるから、また元気な姿を見せて欲しい 》といった声が。再びの復帰にも期待したい。
2018年09月13日昨年9月より活動を休止していた滝沢秀明と今井翼によるアイドルデュオ・タッキー&翼が、今月10日をもって解散していたことを13日、公式サイトにて発表した。2人は「『タッキー&翼』アーティスト活動に関するお知らせ」と題してコメントを発表。滝沢は年内いっぱいで芸能活動を引退し、ジャニー社長の意志を継いでジャニーズJr.の育成やプロデュース業に専念する。そして、メニエール病のため療養中の今井は、事務所を退所し、治療に集中するという。以下、コメント全文。本日は私達、滝沢秀明と今井翼から、今までタッキー&翼を支えてくださった多くの皆様へ大切なご報告をさせて頂きたいと思います。タッキー&翼の活動休止から約1年が経過致しました。それぞれの時間を過ごす中、これからの2人、そして滝沢秀明、今井翼各々の人生について、深く考える時間を持つことができました。それはこれまでタッキー&翼、そして滝沢秀明、今井翼を支えてくださった皆様のご期待に応える活動を今後も継続していくことが出来るのか、自分達はこれからの人生をどう歩んでいくべきなのか自問自答し、事務所とも話し合いを重ね、最終的には2人で話し合い、この度、CDデビューから16年を迎えた9月10日をもってタッキー&翼は解散という道を選ぶことに致しました。タッキー&翼をこれまで愛してくださったファンの皆様、常に応援し続けてくださった多くの皆様のお気持ちにお応えすることが出来ないままで、大変申し訳ない気持ちで一杯ですが、共に30代半ばを過ぎ、一人の男としてこれからの人生をそれぞれに見つめての決断とご理解頂けたら幸いです。私、滝沢秀明はタッキー&翼の解散をもって年内一杯で芸能活動から引退し、ずっと自分を育ててくれたジャニー社長のタレントを育成、プロデュースしていくという意志を継ぎ、ジャニーズJr.の育成や舞台、コンサート等のエンターテインメントをプロデュースする仕事に専念することを決意致しました。これは私自身がいつの日からか意識しずっと頭の中に描いていたことであります。そして私、今井翼は現在も病気療養中の身です。先ずは自分の身体としっかり向き合う為、ジャニーズ事務所を退所し、仕事という背負いも無くした状態で病気を克服し、心身共に健康な状態になることに専念したいと思います。この先のことについては、全くの白紙ですが、自分の心身が健康な状態になってから考えたいと思いますので、その時が参りましたら改めて皆様にご報告ができるように頑張っていきたいと思います。繰り返しになりますが、デビューから今日まで、私達を支えてくださったお一人お一人に今までの感謝を申し上げたい気持ちではございますが、このような形でご報告になりました事をお許しください。これからはそれぞれの道を歩むことになりますが、2人のことを見守っていただけましたらとても嬉しく思います。2018年9月13日滝沢秀明今井翼
2018年09月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愚痴ばかりの夫にうんざり」という、ももこさん(50歳以上・会社員)に、心屋塾初級認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■ももこさんのお悩み8年前に再婚した夫の愚痴が最近ひどくなり、うんざりしています。上司や同僚、SNSの友だちなどの悪口を言い出したら止まりません。不平不満の塊です。食事時の話題も悪口、テレビを見ても出演者の悪口、黙っているときはいつもため息。私が笑って「幸せが逃げちゃうよ」と言うと、烈火のごとく怒り出します。基本的には「うんうん」と聞いてあげているのですが、先日、娘の婚約者(やさしい好青年です)の悪口を言い出したときは、温厚な私も「はあ?」となりました。娘は前夫の子どもなので「娘を取られる寂しさ」などではなく、単になにかが気に入らないのでしょう。再婚当初に悩まされた複数の女性関係も今はなくなり、その分、“愚痴の聞き役”が私に一気に来たのかもしれません。怒られるのが嫌なので面と向かって意見はしませんが、私まで不幸の渦に巻き込まれて抜け出せなくなりそうです。主人にはバカにされていますが、私は楽天家で、正社員で勤続25年。大勢の人に恵まれ、みんな頼りにしてくれています。社会生活は幸せです。主人が悪口を言っている際、心の中でなにかいい言葉をつぶやきたいです。私のメンタルが負けないよう、主人のマイナスパワーに引っ張られないよう、心の持ちようを教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾初級認定講師の心みねこさんよりご相談ありがとうございます。心屋塾初級認定講師の心みねこです。結婚に希望を持って再婚したにもかかわらず、ご主人から出てくる言葉は人の悪口と不平不満ばかり。口を開けばマイナスな言葉、黙っているときはため息…。しかし、温厚なももこさんは文句ひとつ言わず、ご主人の言動を「うんうん」と受け止めてあげている。笑いながらたしなめると、彼は烈火のごとく怒りだす。ももこさんは場の雰囲気をこわさないように配慮しているのに…。マイナスの言葉を毎日、聞かされる方はうんざりですよね。悪口は言いたい放題、自分の気分は出し放題、しかも複数の女性関係もあったとのこと。なんだかご主人は体だけ大人で、言動は子どものようだなと感じました。一方のももこさんは、子どもをあやすような“物わかりのいい母親的役割”になっている様子。もしかしたら、今までも、いろいろなところでそうした役割をしてきたのかもしれませんね。そうした役割を引き受けている分、自分が悪口や文句を言いたくなっても、ぐっとこらえる習慣が身についているのかもしれません。ももこさんの温厚で楽天的な人柄は、周りの人たちから好かれ、信頼もされている。いつも明るく笑顔で悪口を言わず、ポジティブで心地良い言葉だけを口にするようにして、ちゃんとした大人になろうと心がけてきた。そうした努力のたまものだと思います。しかし、対外的に“良い人”でいる分、“ネガティブな自分”は抑え込み、外で出さないようにしてきたのかもしれません。人は誰でも、コインの裏表のように2つの面を持った自分がいます。明るいところもあれば、暗いところも持っている。笑顔でいたいときもあれば、ため息をつきたいときもある。両方があってバランスが取れるのです。どちらかに傾きすぎている場合、身近な人を介して、自分が抑えこんできた面に気づこうとする心理が働くケースも少なくありません。ご主人の嫌な言動を見聞きした際、一度試しに「私だって、あれをしてもいい」「彼のような言動をしてもかまわない」と自分自身に許可を与えてみてください。そうすることで、相手のネガティブさに負けないメンタルを育んでいくことができるかもしれません。そして抑えこんでいる言葉たちを、ひとり言でかまわないので口に出し、“心のデトックス”をしてみましょう。「また悪口!? もう聞きたくない、うんざり。私はあなたのお母さんじゃない」「私も主人のように、いつも人の悪口、不平不満を言ってもいい」「私は烈火のごとく怒ってもいい」「私は人前でため息ばかりついてもいい」「私が聞きたくない話は、途中で席を立ってもいい」「私も主人のように、マイナスな言動ばかりしてもいい」「私もああいう言動をして、相手に不快な思いをさせてもいい」いかがでしょうか?さらに可能であれば、あえてご主人と同じ言動をしてみるのも一案です。ご主人が悪口を言い始めたら、ももこさんも悪口や不平不満を言ってみる。ご主人がため息をついていたら、ももこさんもため息をついてみる…。ネガティブな言葉がどれほど聞き手のエネルギーを奪うか、ご主人も身をもって知ることでしょう。ももこさん夫婦の幸せを願っています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前で緊張せずに話せるようになりたい」という、eirryさん(37歳・会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえさんからアドバイスをいただきました。■eirryさんのお悩み自分に自信がなく、人前に出ると緊張してしまいます。緊張せずに話すことができるようになって、自分に自信を持ちたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の高橋かずえさんよりeirryさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。自分に自信があったら、人前に出て話すときも、きっと緊張しないはず。今のeirryさんはそう思っているのですね。しかし、「緊張するのは自信がないから」というのは本当でしょうか? 一旦、「緊張すること」と「自信を持つこと」を切り離して考えてみましょう。まず、人前で緊張するのはどうしてなのでしょうか?人前で話すとき、eirryさんの心の奥ではどんな気持ちが働いているか、考えたことがありますか? 人前に立つとき、それは「自分を他人から見られる」ことを意識する瞬間でもあります。誰かに見られる、つまり「注目される」と思うとき、多くの人の心では「よく見られたい」という気持ちが働きます。では、eirryさんはどんなふうに見られたいと思っていますか?例えば「有能な人に見られたい」「しっかりしている人に見られたい」「失態を見られてはいけない」など、”理想の自分”に見られたいという気持ちが多少なりともあるのではないかと思います。しかし、この理想の自分に見られたいという気持ちが緊張を呼んでしまうのです。そこには、自分で自分のことを「本当はそんな人ではない」と思う気持ちが含まれているからです。例えば、「有能な人に”見られたい”」と思っているとしたら、「私は本当は有能ではない」と心のどこかで自分を否定している。「しっかりしている人に”見られたい”」と望んでいるとしたら、「私はしっかりしていないからダメなんだ」と心のどこかで自分にダメ出しをしている…。つまり、「”自分が思っている自分”以上に、他人から自分を良く見られたい」と思うからこそ、緊張をしてしまうのです。簡単に言うならば、「格好をつけたいとき」に人は緊張するのですね。格好をつけるのは、もうあきらめてみませんか? 「失敗してもいいか」という気持ちで挑むと、だんだんと緊張しない自分になっていけます。続いて、自信を持つことについて。「自信」とは外側からつけ足すものではなく、「ダメな自分のままでも大丈夫だ」と知ることで、内側から生まれてくるものです。まず「自分はダメな人間だ」というネガティブな思い込みは捨てましょう。あわせて、「別にダメなままでも大丈夫」ということを信じてみてほしいなと思います。「失敗してもいいか」と思いながら場数を踏んでいくことで、あとから自然と自信はわいてくるもの。もし、次に人前に立つチャンスがあったときには、「たとえ失敗しても私は大丈夫なんだ!」と思ってみてください。「緊張すること」と「自信がないこと」はイコールではありません。「自信を持てたら緊張しない」でも「緊張しないために自信をつける」でもないということを、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。最後に、eirryさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。「私は私。失敗しても大丈夫だー!」ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去の失敗や嫌な出来事を思い出しては、落ち込んでしまう」という、かえさん(33歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■かえさんのお悩み過去の失敗や嫌な経験がずっと忘れられず、思い出したり夢に見たりしては落ち込んでしまいます。例えば、高校の部活でのこと。同級生からうまくないとバカにされたり、自分だけ試合に出られないことがつらかったりで、途中で辞めてしまいました。「下手な自分が悪い、同級生も悪気があったわけではない」と思おうとしますが、退部後は無視され、たまにその事を思い出しては頭から離れなくなり、苦しいです。以前、勤めていた保育園で、先輩保育士に保護者の目の前で怒られたり、主任に皆の前でバカにされたりしたこともよく夢に見ます。精神的につらくなり体を壊し、入院を理由に2年で辞めてしまいました。どちらも自分の性格の弱さが原因だと思います。自分にも悪いところがあるし、人のせいにして自分の弱さの言い訳にしているような気もします。相手への腹立たしさと、自分への情けなさがずっと混在して、一度ネガティブな気持ちになるとなかなか抜け出せず、家族に嫌な態度を取ってしまうことも。この気持ちをどう処理すればいいのか分からず、困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりかえさん、ご相談ありがとうございます。忘れてしまいたい経験や失敗は、誰にでもあるもの。私自身もたくさんの失敗をしてきましたし、忘れてしまいたい過去もあります。嫌な思い出は時間とともに薄れていくことが多いですが、かえさんのように繰り返し思い出すことで強烈な印象となり、そこから気持ちが離れられなくなる方も少なくありません。夢にまで出てくるとのこと、かえさんの日常のかなりの部分を支配してしまっているとお見受けしました。まずは、ちゃんと怒りましょう。人前でバカにされるというのは屈辱的ですし、つらい時間でしかなかっただろうと思います。相手を腹立たしく思うのも当然です。怒りが出てくるのは、かえさんが自分自身を「大切な存在」だと思えている証。たとえ仕事やスポーツが上手にできなかったとしても、露骨にバカにされたり、人前で怒られたりしていい理由にはなりません。時間が過ぎた今、当時の気持ちを相手にぶつけることはできませんが、感情は「ぶつける」ものではなく「出す」ものと考えてみてください。自分がこんなに怒っているのだということをきちんと感じて、自分の体の外に、言葉として出してみましょう。具体的には、「あのとき相手に言いたかったこと」を声に出してみる。クッションなどを相手に見立てながらが、そこに向かって言うのがおすすめです。実際にやってみると、かえさんの心の中で、感じ方が少し変わってくると思います。感情は「きちんと感じてあげること」が大切。それをしなければ、いつまでもおなかの底にたまり続けてしまいます。かえさんのように「私にも悪いところがあるから」「私が弱いから」と理由をつけて収めようとしていると、怒りをきちんと感じられません。結果、もやもやとした気持ちが残り続け、脳内リフレインが起こってしまう。いつまでも引きずってしまうことになるのですね。また、視点を「今」に向けてみることも大切です。過去につらい経験があったとしても、その経験を使って今の自分をいじめているのは、同級生でも主任でもない、かえさんご自身。まずはそのことに気づいていただきたいのです。心は時間の区別がつきません。頭の中で過去の経験を反すうしていれば、あたかも現実に今起こっているように感じてしまいます。しかも思い出しながら、自分で自分にナイフをブスブスと刺すように、「こんな自分ではダメだ」と今も自分を責め続けている。かえさん自身が自分で自分を嫌な気持ちにさせてしまっているのです。ひとつの可能性ですが、かえさんの心の中に「バカにされる人間はダメだ」「これからも自分はバカにされる」といった思いはありませんか? 心の中にその前提がある限り、”自分責め”は止まりません。これまで、バカにされた経験はあったかもしれない。でも、かえさんはバカにされる人間ではないのです。かえさんは嫌な目にあった際、相手への腹立たしさもしっかり感じておられました。それはつまり「私は本当はそんな人間じゃない!」と知っているということ。自分をしっかり守ろうとした証拠です。だから私は、かえさんのことを弱いだけの方だとは思いません。弱いところもあれば、強いところもある。そんな方ではないでしょうか。「私の性格の弱さが原因」とも書かれていますが、もしご自身のことを弱いと感じているのであれば、弱いからこそ「どうせ私は助けてもらえる人間だ」というセルフイメージに書き換えてみませんか。この言葉を繰り返しつぶやき、自分は”助けてもらえる人間”という前提で、日常を過ごしてみてください。また、ネガティブな気持ちにさいなまれたときは、「これは自分でやってるだけなんだ」「これは自分で止められるんだ」と言い聞かせ、意識的にネガティブな気持ちのループを切る練習をしましょう。自分に向けたナイフを手放し、弱さに逃げず、その弱さを逆に利用するように生きてみてください。きっとあなたを助けてくれる存在や、今まで気づかなかったことが見えてくると思います。応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集山ゆひら)
2018年08月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもの不登校。親は見守るしかないのでしょうか」という、トコさん(44歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■トコさんのお悩み高校生の娘が不登校で悩んでいます。中学のときから不登校で、高校は私立に進みました。不登校にとても理解のある高校なので、このタイミングで、なんとか変わってほしいと思っています。本人も変わりたいと思ってはいるようですが、うまく前に進めていない状況です。見守るしかないのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりこんにちは。心屋塾認定講師の平川 裕勝です。トコさん、ご質問ありがとうございます。娘さんがご理解のある学校に通えるようになり、よかったですね。早速ですが、トコさんは「娘さんが学校に行かないこと」のどんな点が問題だと思われていますか?「学校に行かないと、高校を卒業できない」「このまま社会生活ができないと、将来困る」そういった娘さんへのご心配ももちろんあると思います。しかし、トコさん自身の心にも、「不登校の娘の母親だと、周りから何か言われたり、よくない噂をされたりするのではないか」「娘さんの悩みを解決できない母親はダメだ」といった気持ちはありませんか?この問題を解決するヒントは、娘さんにではなく、「娘さんが不登校だとさまざまな問題が起こる」と思っているトコさん自身の心にあるのかもしれません。トコさんが今抱いている不安、恐怖、失望感などが、娘さんを通して現実にあらわれてしまっている可能性があるのです。なぜ、そのような不安や恐怖を抱いてしまうのか。それは、トコさんが小さい頃の経験に由来している可能性が考えられます。幼い頃、本当は自由にしたかったのに、周りに合わせることを優先して自分を抑え込んでいたことはありませんか? 周りと同じようにしなければ、お利口さんにしておかなければと我慢して、自分を抑圧して過ごしたことはありませんか? 自分の自由よりも、周りに合わせ、人からほめられる生き方をするのが正しい…そんなふうに思ってはいなかったでしょうか?そうした思いをしながら育つと、自然に「周りからはみ出してはいけない」「他人に認められるように行動すべき」といったルールを心の中に持ってしまう傾向があるようです。そのルールに照らし合わせているからこそ、学校に行かない、つまり周りと違う状況にある娘さんのことを見て「このままでは大変なことになる」と思ってしまうのではないでしょうか。ひどく問題視し、不安や恐怖も感じ、さらには「こんな娘になったのは、親の私がダメだからだ」と自分まで責めてしまっているのかもしれません。そんな気持ちになったときには、ぜひこんな魔法の言葉をつぶやいてみてください。「娘(お名前)が学校に行かなくてもいい」「人と同じでなくても、この子も私も大丈夫」娘さんにとって、トコさんはかけがえのないお母さんです。世間と比べるより、まずは「私の子どもだから、どうあっても大丈夫」と信じてあげませんか。「学校に行かない」という選択も認め、受け入れてあげてみてください。そのためには、「トコさんの人生は自分のもの」「娘さんの人生は娘さん自身のものだ」と理解すること。そのうえでトコさん自身も、今まで周りに気をつかってできなかったこと、自由にやってみたいことに取り組み、自分の人生を充実させて過ごしてみてください。そのうちに、きっと娘さんも自信を持って、自分の人生を生きられるようになっていくと思います。お2人の幸せを心から願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月28日