市川海老蔵主演の映画『一命』で、初めて“母親”の役に挑戦した満島ひかりが劇中、赤ん坊を抱っこしている写真がシネマカフェ独占で到着した。滝口康彦による「異聞浪人記」を三池崇史監督が3Dで映画化。主家の断絶で食い詰めた浪人の姿を通じて、メンツにこだわって生きる武士という階級の虚しさを描き出す。満島さんが演じたのは、海老蔵さん演じる津雲半四郎の娘で、瑛太扮する千々岩求女の妻である美穂。本作が初の時代劇出演であり、出演決定後に能を学び、自身の祖母の下で裁縫を習うなど準備に時間を費やした。かつて同じ原作小説が『切腹』という名で仲代達也主演で映画化されているが、このとき半四郎の娘を演じた岩下志麻を満島さんは以前から尊敬していたという。『切腹』も撮影前に観て研究したとのことだが、憧れの女優と同じ役柄を演じ、満島さんにとっても忘れ難い一作となった。今回、解禁となったのは美穂が息子の金吾を抱いている写真。初の母親役ということで、赤ちゃんを相手にさぞや苦労があったかと思いきや、聞くところによると現場で赤ちゃんの扱いが一番上手だったのは、意外にも(?)三池監督。また、赤ちゃんが泣いてしまった際には、海老蔵さんが歌舞伎を舞ってあやそうとする一幕もあったとか。写真からは満島さんの母性がしっかりと伝わってくる。満島さんの母親っぷりに加え、息子の誕生を喜ぶ“父親”瑛太さん、さらに孫を溺愛する海老蔵さんという、赤ちゃんにメロメロの男2人にも注目!『一命』は10月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:一命 2011年10月15日より全国にて公開© 2011映画「一命」製作委員会■関連記事:【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック【カンヌレポート7】瑛太、初カンヌに緊張監督は時代劇に3D起用理由を説明海老蔵&瑛太出演の『一命』カンヌ出品!ブラピ主演作ほか強敵とコンペで激突海老蔵、「七月大歌舞伎」で復帰!三池監督作の主演映画『一命』も10月公開決定
2011年08月22日「TOKIO」の山口達也が8月19日(金)、自身が日本語吹き替え版で主人公を演じる『カンフー・パンダ2』の初日舞台挨拶(新宿ピカデリー)に、共演するMEGUMI、笹野高史と共に登壇した。山口さんは4月に、カリフォルニアのドリームワークスアニメーションのスタジオで開催されたPRイベントに出席した際の思い出話を披露。オリジナル声優のジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリーと対面したほか、世界中の吹き替え版でポーを演じる声優たち(その数、なんと数十人!)と会ったのだとか。各国のポーたちと「お前もポーなの?おれもポーなんだよ」と会話を交わす“珍体験”を明かした。世界的ヒットとなった『カンフー・パンダ』の続編で、食いしん坊のパンダのポー(山口さん)とマスター5と呼ばれる仲間たちが、カンフーを抹殺しようと企む孔雀のシェン大老の野望を打ち砕くべく立ち上がる。さらにポーの出生の秘密も明らかに!MEGUMIさんはマスター5の一員であるマスター・ヘビを、笹野さんは彼らを導くシーフー老師を演じる。3人とも前作に引き続いての登板だ。MEGUMIさんは「今回は3Dなので躍動感がすごいし、家族や仲間の大切さを描いた熱いメッセージがある。みなさん、もう観たんですよね?ぜひ明日も観てください!」に客席にアピール。笹野さんは「細かい部分も楽しゅうございます。例えば、カマキリのお母さんが、父親に会いたがる子どもたちに『お父さんは食べちゃった』っていうシーン。生き物の生態をしっかり捉えていて、本当に面白い」と楽しみ方を“伝授”した。そして山口さんは「より鮮明な映像で迫力があるし、ストーリーもポーの生い立ちや自分探しがしっかり描かれている。いろんなキャラクターの立場になって、何度でも楽しめる」と見どころをコメント。ちなみに、ジャックからは「お前のポーを演じろ」とアドバイスがあったそう。アンジーについては「僕よりも年下なんですが(笑)、彼女の周りだけゆったりとした時間が流れているような、本当にセクシーな人」と感想を語っていた。『カンフー・パンダ2』は本日より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:カンフー・パンダ2 2011年8月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開KUNG FU PANDA 2™ & © 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ジャック・ブラック動画インタビューが到着!自分そのもの?ポーへの愛着を明かす子供たちが映画の“効果音”作りに挑戦!『カンフー・パンダ2』親子試写会『レオン』の名悪役ゲイリー・オールドマンが明かす『カンフー・パンダ2』の悪の深みアンジー、子供たちの反応にも大満足!『カンフー・パンダ』の魅力語る夏休みの思い出に!参加型『カンフー・パンダ2』親子試写会に20組40名様ご招待
2011年08月19日ドリームワークスアニメーションの新作『カンフー・パンダ2』が8月19日、全国で封切られ、日本語吹替え版で主人公ポーを演じる山口達也(TOKIO)をはじめ、共演するMEGUMIと笹野高史が東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。その他の写真前作でカンフーを取得し“龍の戦士”となったパンダのポーと仲間たち“マスター5”が、中国を制圧するべく現われた孔雀のシェン大老たちと壮大なカンフーバトルを展開。全国約300館で公開され、うち9割のスクリーンで日本語吹替え版が上映される。山口は「前回と違って、不安もなく思いっきりできた」と続投したポー役に手応え十分。今回は謎に包まれていたポーのルーツも描かれており「ポーの生い立ちや自分探しの旅に注目してほしい」とアピールした。4月には米カリフォルニアのドリームワークスで開催されたプレス向けのPRイベントにも出席。オリジナルキャストのジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリーと対面し「ジャックからは『お前らしいポーを演じろ』ってアドバイスをもらった。アンジーは僕より年下ですが、とてもセクシーだった」と振り返った。マスター5の一員であるマスター・ヘビを演じるMEGUMIは「普段は抑揚のないしゃべり方なので、弾けた感じを意識した。強さの中にある優しさが表現できていれば」。笹野はポーの師匠シーフーを演じ「役作りのために近所の多摩動物園に行きました……というのはウソですけど(笑)。続きがあるなら、ぜひまた選んでほしい」とラブコール。山口同様、二人とも前作からの続投で、キャラクターに対する愛着も人一倍だ。今月3日には、3人揃って東北キャンペーンを敢行し、ワーナー・マイカル・シネマズ福島とMOVIX仙台で舞台挨拶に立った。「みなさんいい笑顔だった」(山口)、「喜んでくださって、私のほうが元気をもらった」(MEGUMI)、「福島のお子さんたちにも楽しんでもらえたようで、元気もらえた」(笹野)と笑顔を見せていた。『カンフー・パンダ2』公開中
2011年08月19日老人と孫娘の旅を通して生きることについて問いかける映画『春との旅』。関係者、ファンに感謝の意を伝えるべく、4月15日(木)に主演の仲代達矢と小林政広監督が出席し、奈良県の薬師寺にて、初めての試みとなる映画奉納式が行われた。仲代さん演じる元漁師の忠男は自分の人生の“終着点”を求め、孫の春と共に旅に出る。今年は平城京遷都1300年という記念すべき年となるが、奈良はシルクロードにおける“東の終着点”ということで、本作に相通じるものが…。国宝・薬師三尊像が祀られる金堂にて、2人は映画の台本、本編が入ったDVD、ポスターなどを奉納。仲代さんは「俳優になって60年にもなりますが、こういう行事は初めての出来事。我々が作った映画が奉納されるっていうことは非常にありがたい」と喜びを噛み締めた。薬師寺を訪れるのは20年ぶりとなる仲代さん。薬師如来像を前にして「自分が何者かを追求することが哲学と言っているが、もしかしたら仏法に繋がるのではないかと思っている」と思いを語った。最後に「当分、キャンペーンでずっと働きます(笑)」と意気込みを見せてくれた仲代さん。それに対し小林監督も「公開まで1か月ですが、いいきっかけで一人でも多くの人に観てもらえるような状況になったと思う。どうぞよろしくお願い致します」と改めて祈願した。『春との旅』は5月22日(土)より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開。■関連作品:春との旅 2010年5月22日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション■関連記事:寄り添いながら、2人は旅をする――『春との旅』試写会に25組50名様ご招待仲代達矢、黒澤明を引き合いに『春との旅』小林政広監督を「天才」と大絶賛
2010年04月16日各国映画祭で高い評価を受ける小林政広監督と名優・仲代達矢がタッグを組んで贈る『春との旅』の完成披露試写会が12月7日(月)に行われた。映画上映前の舞台挨拶に加え、上映後には観客からの質問にも応じる形で会見が開かれ、小林監督に仲代さん、共演の徳永えり、紀伊宗之プロデューサーが出席した。本作は、仲代さん扮する元漁師の祖父と、徳永さん演じる職を失った18歳の孫娘が親族を訪ね歩き北海道、東北と旅する姿を描いたドラマ。9年ぶりの主演映画となった本作への出演について仲代さんは「最初に脚本を送ってくださったんですが、それが素晴らしかったんです。黒澤明監督は助監督時代に、『監督になりたかったらとにかく本(脚本)を書け』と師から言われたそうです。また、僕の友人の岡本喜八は365日、本を書いていたと聞いています。正直、最初は『この素晴らしいシナリオを超える作品になるのか?』という不安もありました。でもロケが終わって作品を観て、小林監督には『監督、本を超えたね!』とまず声をかけました。自分で本を書いて演出をする…私は、小林監督は映画作りの天才だと思います!」とかつて自身が一緒に仕事をした名匠たちを引き合いに出しながら、小林監督に称賛を贈った。仲代さんを始めとする大先輩の俳優陣との共演について徳永さんは「純粋に、すごく贅沢な時間でした。錚々たる共演者のみなさまに甘えて、助けていただいた部分が大きかったです」と充実した表情で語った。小林監督は、映画を作る上で影響を受けた作品や監督を問われ「自分たちの世代は、黒澤映画をハナから嫌って、権威主義という先入観で観ており、“日本映画”ではなく“ヨーロッパ映画”のような作品を撮りたいと思ってました。でも、黒澤さんの映画を観て改めてすごいものだと感動しました。この映画は、『生きる』や『乱』、『どですかでん』(黒澤作品)や『東京物語』(小津安二郎監督作品)、また成瀬(巳喜男)監督作品などを思い浮かべながら撮りました」と明かした。大金を投じて作られたわけでもなく、また決して公開規模が大きくもない本作だが、映画を観終わった観客からは熱い支持の声が寄せられた。紀伊プロデューサーは「近年、ヒット作は全てTV局による作品という状況ですが、この作品はそういった作品ではありません。全国の劇場で働く人間など、人から人へと伝える“地上戦”をこれから展開していきたいと思います」と来年5月の劇場公開に向けての抱負を語り、会場全体に協力を呼びかけた。『春との旅』は2010年5月、全国にて公開。■関連作品:春との旅 2010年5月、全国にて公開© 2010『春との旅』フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション
2009年12月08日