板前寿司ジャパンは5月27日から、「板前寿司 離れ」を西新宿にオープンする。同店は、同社が運営する「板前寿司」の高級店。今回のオープンが初出店となる。○板長自らがネタを目利きディナータイムの料理は、寿司や一品料理などを提供する板長おまかせの「旬のお任せコース」(7,000円)と「旬のお任せにぎり」(3,500円)のみとなっている。提供する前に桐(きり)の箱に入れたネタを客に見せるなど、高級店同様のサービスが特長。また、ネタは板長自らが毎日築地に足を運び、目利きしたものを使用している。ランチタイムには、丼、にぎり、ばらちらしを各1,500円で提供。ディナータイムのように料理や寿司をとりそろえる「おまかせ」も1人前3,500円で用意する。店舗の内装は日本風にこだわっており、天井に寺院の金屏風(びょうぶ)を思わせる和のしつらえが施されているほか、オープンキッチンは能楽堂の舞台を思わせるつくり。英語のメニューも用意するなど、外国人客の来店にも対応する。なお、店舗の所在地は東京都新宿区西新宿1-19-11 西新宿甲州ビル4F。営業時間はランチタイムが11:30~15:00(LO14:00)、ディナータイムが17:30~23:30(LO22:30)となっている。定休日は日曜・祝日。
2014年05月19日5月12日、伊勢丹新宿店にて販売がスタートした「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」の新アクセサリーブランド「ディスコード(discord)」。当日行われた記者発表でデザイナー・山本耀司が発言した内容全文を紹介する。僕が特に最近気にしているのはジャパンクール。(これは)日本発信の世界に影響を与える非常に高いレベルの、感覚の鋭い日本の工業技術の最先端と同じようなレベルのもの。要するに世界にはないレベルの高いクリエーティブな感覚だ。これを商売ではソフトと呼びますが、ソフトしか日本には輸出する物がない。その中で日本政府はアニメとかキャラクターだけを大事にしている。僕にとっては残念な状況が続きました。僕が残念だなぁと思っていたところへ伊勢丹さんからお声を掛けていただいて、小物・バッグ・スカーフなどをやってみないかと言われました。伊勢丹さんは去年に改装が終わってから、アーティスティックな百貨店になっていくというお話を伺っておりました。なので、ぜひ協力したい、やらせていただきたいということで引き受けたんです。即行で引き受けました。ところが、私自身、服を作り続けて37、8年、バッグってデザインしたことがなかったんです。パリコレクションで発表する男のデザイナーで女性のことが大好きなデザイナーはほとんどおりません(笑)。私はファッション界の化石と呼ばれています。女好きのデザイナーは化石なんです(笑)。だから女心が分からないんです。バッグをどう持つのか、どうショルダーにして背負うのか、どのくらいの分量が良いのかが分からない。なので、急遽自分の周りに(バッグを持つ女心を)フォローしてくれる女性デザインスタッフを集めました。大きな方向性は僕が決めましたが、実際のバッグの大きさとか革の柔らかさ、ベルトの長さとかハンドルの具合とか細かいことを全部女性スタッフと相談しながら作りました。(ディスコードは)半年間、三越伊勢丹さんでエクスクルーシブで取り上げていただきます。その後は継続してヨウジヤマモトブランドのアクセサリー部隊・部門としてずっと継続して行くつもりです。このブランドは日本だけじゃなくて世界でどこまで伸びるか、頑張るつもりでいます。みなさんどうぞ僕を助けてください!よろしくお願いします。フォトコールでは、“フェイスブックで拡散して”との発言も。■会見終了後、記者から受けた質問に対して――伊勢丹と組まなければできなかったことはありますか?もちろんあります。この百貨店は世界で一番新しい物がいつもあるんですよ。――クールジャパンではアニメやキャラクターを推しているのが残念と言っていましたが。だって、残念じゃありませんか?日本にはもっとハイレベルな正しい意味でのクールな物があるのに。――日本の本当の意味でのクールな物というのはどんな物だと思いますか?日本的な文化。日本的な美しさ。これがクールです。外国ではそういった物は作れませんから。いわゆる引き算の文化、間(ま)の文化、行間を読む、崩れを美しいと思う、歪みが美しいと思う、そういうところに美しさを発見できるのは日本だけなんです。――そういった感性が生かされた技術、または埋もれてしまっている日本の技術はありますか?沖縄返還の時に、秘密協定で繊維産業が壊滅的な打撃を受けて以来、日本政府は繊維産業に全然力を入れておりません。本当に細々と職人さんが京都とか北陸とか様々なところで作っています。到底他の工場ではできない世界的なレベルの織り物とか染め物とか、ちょっと年長者の職人の方々ですがまだまだ頑張っています。私が伊勢丹さんと取り組みをすることで、こういう商品が消費者の手元に届くんだと言うことが分かれば、その零細な工場も跡継ぎが出てくるんじゃないかと。そうすれば日本の将来はあるぞと。ちょっと大げさですが、そのために頑張るぞというような考え方でやっております。――次世代につなげるためにも、このブランドを立ち上げたという思いもあるのでしょうか?そうですね。それがこの業界で長いことやらせていただいて自分の役割だと思っていますし、できるだけ早く若い人達に引き渡して行きたい。
2014年05月12日紫外線が強まるというこの季節に合わせて、小田急百貨店新宿店本館にて、男性のためのUV対策アイテムを販売する「メンズUVフェア」が20日まで開催されている。同フェアでは、「ONスタイル」「OFFスタイル」の2つに分けて商品が提供されている。「ONスタイル」では、小田急オリジナルブランド「ウィンストン」のUVカット機能付きワイシャツ(6,068円、4種類)や紳士用の晴雨兼用傘(5,400~1万2,960円、約30種類)を販売。「OFFスタイル」では、つばの広い帽子ストールをはじめ、日差しによる革の色変化を緩和する「ヌメ革用クリーム」などが用意されている。「メンズUVフェア」は20日まで、小田急百貨店新宿店本館7階の紳士洋品・雑貨売場にて開催中。
2014年05月12日「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は、新ラグジュアリーアクセサリーブランド「ディスコード(discord)」を伊勢丹新宿店にて5月12日より先行販売する。当日開店前、同店にて記者発表会が行われ、デザイナー山本耀司と伊勢丹新宿本店長鷹野正明が登壇した。ディスコードは、ヨウジヤマモトと三越伊勢丹の共同プロジェクトとして立ち上がったブランド。山本がラグジュアリーアクセサリーを通して新しい価値観を提案する。“不協和音”という意味のブランド名の通り、完璧なものよりも少しずれがあるもの、不完全・不安定なものに美しさ感じる日本人の繊細な感覚をメイドインジャパンのハイクオリティーにこだわった小物やバッグなどで表現して行く。ブランドロゴは完璧な物に少し傷を付けて不完全な美しさを引き出す引っかき傷からインスパイアされたという。商品ラインアップはスカーフ17型(2万円から5万3,000円)、バッグ17型(6万9,000円から23万8,000円)、婦人靴4型(5万9,000円から6万5,000円)、革小物14型(2万6,000円から6万3,000円)。山本氏は、「ファッションの世界で40年近く仕事をしているが、実は今までバッグのデザインをしたことがなかった。女性が小物やバッグを持つ感覚をデザインに落とし込むため、女性デザイナー達を集めて革の柔らかさ、バッグハンドルの長さなど細かい部分に“感覚”を取り込むことに注力した」と説明。2月にニューヨークで行われた三越伊勢丹ポップアップストア「ニッポニスタ(NIPPONISTA)」で発表された同ブランド。鷹野本店長は「現地で好評だった。ニッポニスタは我々が行っている日本の良いものを紹介するプロジェクト『ジャパンセンシィズ(JAPAN SENSES)』の一環。今年は格上げを狙い、NYに出店した。以前より世界のラグジュアリーブランドと肩を並べられる日本発の日本人によるアクセサリーブランドが欠落していると考えており、ヨウジヤマモトにアプローチした」と話す。これを受けた山本氏は快諾したという。最後に山本氏は「日本には本当の意味で“クール”な物が多い。侘び寂び、間、引き算の美学、崩れや歪みに美しさを感じる繊細な感覚は日本人特有のもの。そして、零細企業・高齢ながらも世界に誇れる伝統工芸技術を持つ職人もいる。それらの技術を取り入れた商品が多くの消費者へ届く姿を見せることができれば、若い技術継承者も増えるかもしれない。若手育成、技術継承は長い間ファッションに関わってきた人間としてのこれからの役割なのかもしれない。これから若い人達にどんどん育ってもらいたい。そのためにも、海外では作れない日本的美しさを表現して行きたい。皆さん、私を助けてください!」と語った。同店での先行販売に引き続き、銀座三越にて5月21日から、日本橋三越本店にて5月28日から、青山本店では5月23日から販売を開始する。また、同ブランドの世界観を伝えるインスタレーション形式のイベント「INSTALLATION at Mandarin Oriental, Tokyo by Yohji Yamamoto」をマンダリン オリエンタル 東京38階ロビーにて6月8日までの期間限定で開催している。
2014年05月12日ジュンは5月12日、伊勢丹新宿店に期間限定コンセプトストア「ザ ポップ バイ ジュン(THE POP by JUN)」に続く第2弾ストア「ビオトープ(BIOTOP)」をオープンする。ビオトープは、ライフスタイルからファッション、食まで幅広く商品をセレクトしているショップ。今回はビオトープが注目する国内外のブランドとのコラボレーション商品をラインアップする。「アニエスベー(agnes b.)」の定番アイテムであるボーダーカットソーはアーカイブカラーから17色をセレクト。男性用、女性用、子供用の各ラインで長袖と半袖を取りそろえる。「エルベシャプリエ(Herve Chapelier)」のコーディングキャンバストート「GPライン」もこれまでに使われなかったシルバーを用いたエクスクルーシブなカラーリングで登場。オーガニックコットンと再生竹繊維を使用した国内タオルブランド「ヒポポタマス」のビオトープオリジナルタオルはボーダー柄を採用し5色展開で販売される。この他にも「フォグリネンワークス」「アピス」「アメヤ」などのファッションアイテムから生活雑貨まで様々なジャンルの商品を取りそろえる。ビオトープのフィルターを通し作られたプロダクトはビオトープとザ ポップ バイ ジュンでの限定販売となる。
2014年05月10日イタリアのハイジュエラー「ダミアーニ(DAMIANI)」は、創業90周年を記念したポップアップショップを4月30日から5月6日まで伊勢丹新宿店本館4階ジュエリー&ウォッチプロモーションスペースにオープンする。会場ではイタリアから取り寄せた10年代ごと10型の限定コレクションを受注販売。1920年代は羽をモチーフとしたネックレス「チャールストン(CHARLESTON)」(2,779万円)、60年代は幾何学的なピアス「オプティカル(OPTICAL)」(556万円)、70年代は色とりどりの花々を繋いだチョーカー「ブルーム(BLOOM)」(453万円)、80年代はブランドロゴをアメジストやダイアモンドなどのジェムで表現したリング「トリビュート(TRIBUTE)」(1,247万円)、2010年代はダミアーニのイニシャル「D」の周囲にオーブを配したペンダント「ダミアニッシマ(DAMIANISSIMA)」(516万円)など各年代を代表するジュエリーの復刻版に現代風アレンジを加えたアイテムを披露。世界で各9ピースの限定発売。また、ブランドを代表する「ベル エポック」コレクションの90周年限定クロスモチーフネックレスを90点限定発売。ダミアーニ一族のインタビューや製作風景を紹介する特別映像も公開する。ダミアーニは、エンリコ・グラッシ・ダミアーニ(Enrico Grassi Damiani)が1924年に開いた宝石工房を、息子のダミアーノ(Damiano)とその妻ガブリエラ(Gabriella)、夫妻の子供達が経営してきた宝飾ブランド。創作から販売までを一貫して行い、細部まで職人が手作業で仕上げている。ブラッド・ピット(Brad Pitt)やグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)をイメージキャラクターに採用し、ソフィア・ローレン(Sophia Loren)やティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)に愛用されるなど、セレブとの縁も深い。
2014年04月28日毎週水曜21時にBS-TBSで放送中の紀行番組『極上のクルーズ紀行』と伊勢丹メンズ館がコラボレーションし、大人のクルーズファッションを提案する。この取り組みに際し、同番組のナビゲーターを務める俳優の高橋克典が同館を訪れ、クルージングの魅力や旅先のファッションについて語った。同館では、5月11日までの期間、注目が高まりつつあるというクルーズに着目し、大人の旅装を提案する「トラベラーズウィーク」を開催中。館内入口や各階の特設モニターで、同番組のクルーズ紀行の映像をディスプレイとして放映している。番組の収録で来館した高橋氏は、昨年訪れたという地中海クルーズを振り返り、「(クルーズは)毎日ゆったりとした時が流れ、豪華な居住空間の中で、非日常の感覚を味わうことができる。寄港する都市では、その土地の歴史や文化にも触れることができ感動した。夕暮れ時に1人で大海原に沈む夕日を眺めたのも、良い思い出。クルーズは自分へのご褒美。人生の新しい楽しみになるのでは」とクルージングの魅力をアピールした。また旅先のファッションについて、「頑張りすぎる必要はなく、自分が楽しめて、その土地にあったファッションが大事だと思う。TPOにあわせて、ジャケットやスーツはもちろん、時計やサングラスも使い分けることで旅を楽しむことができるのでは」とコメント。彼が撮影日に身につけていたストールも船上で冷えてきた時などにとても便利だという。この収録の様子は4月30日と5月7日の2回、BS-TBSで放映される。
2014年04月28日6月のワールドカップ開幕を控え、注目が集まるブラジル。日本の国土の約22倍広さを持ち、様々な国の文化が混ざって生まれたというブラジルの家庭料理を手軽に味わえるフェアが伊勢丹新宿店食品フロアキッチンステージで開催されている。5月6日まで。同店では、4月30日から5月11日までブラジルのファッション、食、アートを紹介するキャンペーン「アブソラッソス・ド・ブラジル ブラジルの抱擁」を行う。それに先駆け、キッチンステージでは、ブラジルの日系3世の料理研究家・ヒラタマリ監修によるブラジルの家庭料理を提供。今回紹介するブラジル料理は、黒豆と肉のシチュー「フェイジョアーダ」、ココナッツ風味の海老の煮込み「ボボ・デ・カマラオ(以下、ボボ)」、アマゾンのスーパーフルーツとして注目を集めるアサイーボウル「アサイー・ナ・ティジェラ」の3品。フェイジョアーダは、ブラジルのお味噌汁といわれる程、同国で一般的な家庭料理。黒豆と塩漬けにしたベーコンやウインナーを煮込んだスープを、ローリエで風味をつけたご飯に掛けて食べる。一緒にキャベツのような葉野菜ケールの炒め、オレンジ、炒めたキャッサバ粉、トマトや玉ねぎのサルサと混ぜて食べるのがブラジル流。キャッサバ粉とは、ブラジルを代表する食材の一つであるキャッサバ芋を加工したもの。タピオカの原料だ。キッチンステージの総料理長・小山雄史氏は「日本は鮮度の高い肉が手に入るので、ブラジル本国よりもシチューに使う肉を塩漬けする時間を短くし、うま味を引き出せるよう工夫した」と語る。日本で目にする機会の少ないケールはキャベツのような肉厚な葉野菜。苦味の少ない野菜で、しっかりとした歯触りが特徴。異なる食感と味覚が混じり合うこの料理は、1口進めるごとに味わいが変わる。煮込んだソーセージはブラジル産のもの。ボボは海老の殻や頭から出汁をとり、トマトソースとココナッツソースを加えて煮込んだブラジル・バイヤー州の料理。一見、カレーのような見た目だが、辛さはなく優しい味。こちらもローリエで炊いたご飯にスープと合わせて食べる。口にするとエビ独特のうま味が広がる。香り付けに添えられるのはパクチーだ。小山氏は「ブラジルでは海老の頭と殻で出汁をとるが、今回は味に深みを出すため海老の身も細かく刻んでソースに加えた」という。デザートには、アサイーボウル。ヒラタ氏によれば「もともとアサイーはブラジルのアマゾンで食べられていたフルーツ。ブラジルでは冷凍したアサイーをバナナ、蜂蜜とミキサーに掛け、スムージー状にしたものを朝食やおやつにする」という。同店でもカクテルグラスにアサイーミキサーにかけたものを盛りつけ、その上にナッツとドライフルーツで作った自家製グラノーラとバナナが乗る。ひんやりとしたアサイーボウルは、バナナや蜂蜜で酸味が押さえられ、程よい甘さを感じる一品。グラノーラの香ばしさと食感も味に変化を加えている。ヒラタ氏は「歴史的にもブラジルには、様々な国からの移住者が多い。ブラジル料理のルーツを辿るとポルトガルやアフリカなど、多くの地域の食文化がアレンジされて生まれた料理だったと知ることも多い」とコメント。期間中、同店ではブラジル料理に合わせて、ブラジルワインやブラジルビールも楽しめる。ヒラタマリはパリのコルドンブルーで学んだ後、サンパウロのホテルでパティシエを務めた。現在は日本とブラジルを行き来しながら、両国の食文化を伝えている。ブラジル大使館からも、ブラジルの家庭料理なら彼女が一番とお墨付きだ。
2014年04月27日60年度の「コカ・コーラ」のプロダクトの復刻版を伊勢丹新宿店限定商品と共に紹介するイベント「ディケイド フューチャリング コカ・コーラ(DECADE feat. Coca Cola)」が同店2階ウエストパーク・ディケイドにて開催されている。4月22日まで。ジョージア州アトランタで誕生し130年の歴史を持つコカ・コーラは、DECADE(10年)ごとに様々なグラフィックを展開していることから、同店でのイベント開催が決定。コカ・コーラグッズは、インテリア雑貨ショップなどで取り扱われることはあるが、本イベントの規模で商品をそろえるのは珍しいという。1917年当時のデリバリートラックを1/24スケールで再現した「ダイキャストミニカー デリバリートラック1917年 1/24スケールミニカー」(3,800円)や、1938年当時のボトルトラックを1/87スケールで再現した「ダイキャストミニカー ボトルトラック1938年 1/87スケールミニカー 」(1,000円)など、ディテールにこだわって作り込んだコレクター必見のダイキャストミニカーが数々並ぶ。コカコーラがFIFAワールドカップ(TM)のオフィシャルパートナーであることから、サッカーをモチーフにしたアイテムも展開。置き時計(680円)、壁掛け時計(1万6,000円)などを販売。ワールドカップを前に手に取る顧客も多いという。この他にも、スツール(1万7,800円)や鏡(2,800円から8,500円)などインテリアも展開。女性に人気なのは、塗った瞬間口元で甘い香りが広がる、コカ・コーラ、スプライト、ファンタオレンジの香りのするルップクリーム3本がハート形の缶にセットされた「リップクリームギフトセット」(1,000円)。グラスやマグ、ポーラーベアのキーホルダー(760円)などスモールグッズも取りそろえている。伊勢丹限定アイテムのレディースウエアでは、60年代のアメリカンファッションを意識したデザインのTシャツ(2柄/6,800円)、スカート(2柄/1万3,000円)、カーディガン(2色/1万5,000円)などを展開。ポーチ(2柄/3,800円)、シュシュ(2色/2,500円)と合わせて同店限定品として販売する。期間中、ディケイドのファッションアイテムをより楽しむため、代官山蔦屋書店のコンシェルジュがセレクトしたコカコーラを始め、食に関する書籍や音楽、映像なども用意されており、当時の雰囲気を味わうことが出来る。
2014年04月17日4月16日から伊勢丹新宿店で始まる「フランス展」。フードはもちろん、職人技による伝統的なフランス雑貨、食器、ワインなどを取りそろえ紹介する。21日15時まで。素朴な温もりを感じる鮮やかな色味の「スフレンハイム陶器」は、アルザスの小さな町スフレンハイムで850年以上前から作られている陶器。可愛らしい絵付けが特徴。今でも伝統技法を守り、ガチョウの羽を使った道具で描かれている陶器はすべてが1点物。飾り絵皿(7,500円)、なべしき(4,200円)、装飾用クグロフ型(3,200から3,500円)までインテリア雑貨としても楽しめる陶器がラインアップされる。また、印象派の画家達が愛用したと言われる「ラ・メゾン・デュ・パステル社」のパステル5本セット(2万2,500円)など、暮らしに彩りを添えるアイテムも展開。会場では、共立女子大学文芸学部・須田基揮教授によるパステルの使い方やパステル画の楽しさをレクチャーするイベントも行われる(20日11時、15時各回約2時間、予約制)。フランス語で「厚紙工作」を意味する「カルトナージュ(cartenage)」の写真立ても登場。厚紙で組み立てた箱に紙、布を貼り付けて仕上げるフランスの伝統的な技法で、今回はカルトナージュ技法で作られた雑貨の販売の他、作り方のワークショップも開かれる(4月19日11時、14時半各回約2時間半、参加費1万8,360円)。立体陶器にシンデレラを描いたリモージュボックス(3万円)もフランス展ならではの一品。会期中は、ジャン=ピエール・ラポーによるペインティング実演もあり、リモージュボックスの購入客には名入れサービスを行う。また、ワインの一大産地として知られるフランスのワインは、生産量もクオリティーのもトップクラス。今回は、太陽に恵まれ降雨量も少ないアルザスのぶどう畑から生まれたワインを多数用意。マルク・テンペが特級畑で作り出すアルザスワイン「ゲヴュルツトラミネール マンブール・SGN・S2006」(8,500円)は、限定12本での販売。また、アルザスワイン「シルヴァネール2012」(2,400円)は日本初上陸で限定48本の限定販売となる。会場にはフランス各地のワイナリーから作り手やオーナーが来場し、接客を行う。
2014年04月15日フランスのグルメを一堂にそろえる「フランス展」が4月16日から伊勢丹新宿店本館6階催物場で開催される。21日15時まで。今回はフランス北東部のアルザス地方にフォーカスし、同地方のスイーツや伝統料理を紹介する。今回注目なのは、日本初輸入のスイーツ「メゾン・アダム」のこうのとりの卵型チョコレート(1,900円/限定600点限り)。アルザスのシンボルといわれる“こうのとり”の卵をかたどったプラリネチョコレートをキャンディコーティングしたものだ。「ビスキュイ・アルザシアン」のこうのとりの卵型チョコレート(3,400円/限定800点限り)は会期初日で完売したという。会場内にはイートインコーナーを設置。チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」でも活躍するパティシエ浅見欣則のパフェは、三つの味(いちご系、ショコラ&キャラメル系、ショコラ&マンゴー系、各1,280円/各日80点限り)で初登場。浅見は昨年フランスより帰国し、アルザスの魅力をショコラで表現している。会期中は本人が来場し、できたてのパフェを提供する。フォアグラの名産地として知られるアルザス・ストラスブール創業「フェイエル」のフォアグラを使用したガレット(2,000円)、バゲットを添えてワインと一緒に楽しめるムースフォアグラ(2,800円)もイートインで堪能できる。テイクアウトコーナーのアルザス伝統料理にも注目したい。アルザス・ロレーヌ地方の郷土料理として知られるキッシュ。「ル・プティ・トノー(Le Petit Tonneau)」の生クリームと卵を使って焼きあげたキッシュロレーヌ(600円)や、サーモンとほうれん草のキッシュ(600円)も販売される。ナチュラルチーズ専門店「チーズオンザテーブル(Cheese on the table)」は、アルザス山中にある谷・マンステルが原産のチーズ・マンステール(1,600円)や、フルーツやナッツと相性がいいとされるシュプレーム(1,700円)を販売。マンステールは7世紀に修道士が作り始め、ゆでたジャガイモに合わせるのがアルザス流だという。
2014年04月14日ギリシャのコスメブランド「コレス(KORRES)」が伊勢丹新宿店で先行販売中の、ベルガモットペアーのシャワージェル(250ml/1,800円)とボディミルク(200ml/2,200円)が人気を博している。洋梨とベルガモットペアーのノートは、ナチュラルコスメブランドのコレスとしては異例のフェミニンな香り。取り扱いフロアであるビューティーアポセカリーのバイヤー間でも話題となり、先行発売開始後は定番商品で一番人気のジャスミンやバジルレモンを上回った。ホワイトデーを前に何十本もまとめ買いする男性客も現れ、一時は入荷待ち状態にも。一般発売は8月5日を予定。また、雑誌『シュプール(SPUR)』と伊勢丹新宿店グランドオープン1周年を記念して、冨田靖隆手掛けるブランド「ディクショナリー(dictionary)」とのコラボレーションアイテム「コレス ディクショナリー クラッチバッグ ベルガモット&ペアーセット」(8,000円)を販売中。前述のベルガモットペアーのシャワージェル&ボディミルク、人気アイテムのリップバタースティックなどをオリジナルデザインのクラッチバッグにセット。クラッチには黒地にメタリックプリントの洋梨が三つ描かれ、左の梨のヘタはジッパーに配されている。ホワイト版のクラッチに入ったキットも6月発売予定。
2014年04月07日「ジュン アシダ(jun ashida)」メゾン創立50周年を記念したポップアップショップ「Jun Ashida 50th Aniv×JAPAN SENSES YUZEN」を伊勢丹新宿店本館4階ステージ#4にオープンした。京都の手描き友禅を使った新作ドレス5型を披露している。4月8日まで。京都で手描き友禅の企画から製造までを手掛ける富宏染工とコラボレーションしたドレスを披露。富宏染工が得意とする手書きの友禅の芸術性を生かしたドレス5体(20万から48万円)をデザインし、帯紐をベルトに見立ててスタイリングしたボディが並ぶ。両社のコラボレーションは、三越伊勢丹が2011年に始めたキャンペーン「ジャパンセンスィズ」の一環。同社から芦田に京友禅企画への参加をオファーし、今ドレスの製作に至ったという。同ショップには50周年を迎えた同ブランドのヒストリーや1970年代のパリコレで芦田淳が発表したドレスをパネル展示し、日本のラグジュアリーファッションを牽引してきたヒストリーを伝える。また、広げると円形になるストール「コンパス」、竹の節をイメージしたパンツ「ボンブー」、同氏の代表商品「キモノドレス」を始め、セレモニードレスなども展開している。
2014年04月03日「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARCONS)」は4月9日から15日まで、伊勢丹新宿店伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて「MARKET」をテーマにしたポップアップショップをオープンする。会場は異国のマーケットをイメージ。今イベント限定アイテムとしてブランド初披露となるリュック(1万7,000円)・バッグ(1万6,000円)の他、過去に製品化されたニットやコットンアイテムを解体し、リメイクしたトップス(2万8,000から3万円)、後染めのハンドメイドリメイクTシャツ(8,500から8,800円)、スニーカー(1万2,000円)などを用意。これらは青山のコム デ ギャルソン路面店でも展開されない予定。どのアイテムにもアイコンのハートマークがワンポイントで入る。9
2014年04月03日「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は4月1日、ポップアップショップ「ルミエール」を伊勢丹新宿店1階ハンドバッグプロモーションスペースでスタートした。8日まで。当イベントでは、2013年3月に発売し、即完売したという「プリズム レインボー」シリーズをフィーチャー。見る角度によって色が変化する、清涼感のあるアイテム。ブライトトーンとダークトーンの2色を展開し、A4サイズがすっぽり入るトート(4万円)やショルダー(4万8,000円)、クラッチ(2万5,000円)などがそろう。イベント限定として、虹の光をイメージした6色プリントのトート「ルーセント ルミエール」(4万3,000円)を数量限定で用意。また、ボール型でマットな質感が特徴の「プラネット」シリーズや、メタリックカラーの「プリズム」シリーズ、イエローやオレンジなど春らしいカラフルな色使いの「ルーセント」シリーズなど4月の新作も多数並ぶ。なお、会場什器はルミエールをイメージして特別にデザインした。
2014年04月01日「ビズビム(visvim)」は、三越伊勢丹が2011年より継続している企画「ジャパンセンスィズ(JAPAN SENSES)」キャンペーンに合わせて、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージに「F.I.L. Indigo Camping Trailer(I.C.T.)」を4月1日から8日の期間限定でオープンする。I.C.T.は、2013年にオープンしたビズビムのコンセプトショップ。天然染色やビンテージ素材に特化した人の手を介した温もりのある商品をそろえる。表参道の「ジャイル(GYRE)」に店舗を構えている。今ステージではI.C.T.とビズビムのレギュラーラインを合わせて紹介する。ゴアテックスのジャケット(27万4,320円)は、奄美大島で泥染め加工を施した生地を使用。肩の部分にはビンテージのバンダナが縫い付けられ、裏側には手描きのイラストをプリントしたテープが貼られるなど、ディテールに富んだアイテム。この他1980年代のビンテージバンダナを使用したベスト(13万680円)やバックパック(11万6,640円)など、中村が旅先で出合ったアメリカンキルトからインスパイアされた14SSのコレクションアイテムを展開。また、青森の「こぎん刺し」を使ったアイテムを伊勢丹限定で販売する。ステージ上には中村がアメリカンキルトのピースを組み合わせていく様と共鳴を感じたという「フラードーム」という半球型テントを設置。今シーズンのブランドの世界観を象徴する。ビズビムが同店1階ステージでプロモーションを行うのは5度目となり、メンズブランドとしては最多。
2014年04月01日今年で10周年を迎える人気アニメ「プリキュア」の期間限定ショップが4月1日、伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区にオープンする。15日まで。「少女と女性、変身とファッション。」をテーマに、女性なら誰しもが持つ少女時代からの変身願望をファッションを通じて叶えることを目的に、プリキュアとTOKYO解放区がコラボレーションに至ったという。オリジナルグッズの販売だけでなく、歴代の変身グッズも初展示される。ピンクプリキュアのベストやリボンからインスパイアされたエプロンや靴下、歴代変身グッズすべてを描いたマルチカラーのルームウエアなど、程よい変身を親子で楽しめるファッショングッズなどを用意。また、ファッションブランドとのコラボアイテムも企画。「ヒミツ バイ シロップ(himitsu by Syrup.)」から変身グッズをモチーフにしたピアスやイヤリングなどのアクセサリーやカチューシャ、シュシュを販売。「縷縷夢兎(るるむう)」からはハンドメイドのニットネックレス、ニットへアゴム、「バラ色の帽子」からはヘッドピース、バレッタ、ヘアバンド、「ディクショナリー(dictionary)」からはレザークラッチなどを販売する。ファッションだけでなくライフスタイル全般のアイテムを取り扱うように広がりを見せる伊勢丹新宿店。同店では広がりに加え、深みのある企画を検討した結果、日本発のカルチャーを伝えようと今回のコラボレーションに至ったという。「日本のライフスタイルやカルチャーについて考えた時、日本はもとより海外でも注目されている日本を代表するコンテンツはアニメや漫画だった。ファッションと融合させることでおもちゃ屋での取り組みとは一線を画し、伊勢丹ならではの企画にしたかった」(担当バイヤー)店頭ファサードはリボンカーテンが掛けられ、プリキュアのキャラクターを描いたボードの前での記念撮影が可能。また、キャラクターパネルとプリキュアに登場する変身アイテム「プリチェンミラー」の大型パネルも設置され、プリキュアの世界観を表現する。
2014年03月31日――昨年8月末にポップアップショップを行った時の感触はどうでした?柴田:ファッションというのはやはり伊勢丹なんだな、と思いました。上から下までそれぞれのフロアにファンがいて、百貨店というのは何度も足を運んでお互いの関係が築かれてから購入するというイメージがあったのですが、伊勢丹のお客様が多くの商品から自由に選ばれているのはすごく驚きで、ここで是非やりたいと思いました。実際に今回の本格的な売り場のスタートは、私達にとってはチャレンジで、多くを学ぶ場所。激戦区で価格、素材など様々に勉強していかなければと思ってます。井辻:昨年8月のポップアップショップは40%が34歳以下のお客様で、普段の我々のお買場の平均年齢よりかなり若く、新規のお客さまも多かったようです。今回の導入でその時のお客様にまた戻って来ていただいています。――ルシェルブルーは東京ブランドと呼んで良いのですか?柴田:目指すのはいつも言っているのですが“世界標準の女”。東京から発信しているブランドですが、いつかは世界中の女性に着て欲しいですね。井辻:ルシェルブルーには突っ走って欲しい。今の時代に必要なのは“個性”。世の中からこれってルシェルブルーらしいね、と言われるようになるためには続けなきゃいけない。妥協せず、それが“世界標準の女”になるブランドになるのではと思います。――今春、デビューするベーシックライン「ルシェルブルー・エッセンシャルズ」は、柴田さんのこだわりが詰まっているようですね。柴田:(企画では)コンスタントに使っていきたいアイテムは数えられないほどボツを出します。インナーとか普通に見えるモノほどこだわりたいんです。そのこだわりはバイヤーとしての経験もありますが、着用して襟の伸びや静電気など自分自身が気になる箇所はずっとボツを出し続けます。「ルシェルブルー・エッセンシャルズ」は我々が目指す究極のベーシックのラインです。今まで私がずっと探していた理想のサイズ感とフィット感を形にしたTシャツやパンツなど、モード過ぎるアイテムをうまく引き算していったアイテム。コーディネートに絶対に欠かせないアイライナーのようなラインで、ゴールデンウィーク中にTシャツとデニムパンツ、ジャケットがデビューするので、ご期待ください。――こだわりの強さは店作りまで徹底されているとか。柴田:そうですね。2年前のリブランディングでは、ロゴのフォントから、壁紙の色、ショッパーまですべて変更しました。フォントのこだわりは強いんです(笑)。商品だけではなく、それを包むいろいろがあってブランドなんで、そこにはこだわりたいですね。――リステアとルシェルブルーの関係性は?柴田:セレクトショップのリステアとルシェルブルーは別人格。まったく自分の中では切り離して考えています。ルシェルブルーを卒業したらリステアというような関係性とは全く違います。ルシェルブルーはデイリーなアイテムですね。友だちに会う時とか、普段着る服。シンプルだけど、どこかお洒落。リステアは非日常ですね。パーティーとか(笑)。これどこに着ていくのですか?とか良く聞かれますけれど、「さぁ、どこかじゃないですか?」って、答えています(笑)。――来秋冬、注目しているトレンドを少し教えて頂けますか?柴田:大人の女性が楽しむプレッピースタイルを我々らしくモードに解釈して提案していきたいと思ってます。今回の海外コレクションでも60年代とのミックスしたプレッピールックやブリティッシュぽいものなどクラシカルな要素は、ビッグトレンドとして注目されていますから。1/2に戻る。
2014年03月28日リモデルから1周年を迎えた伊勢丹新宿店の2階「TOKYOクローゼット」に「ルシェルブルー(LE CIEL BLEU)」が導入された。東京基準の最旬ブランドが集積された同売り場のキーワードは「モードエントリー」。2年前にリブランディングして東京のリアルクローズを再提案したルシェルブルーのコンサルティングを手掛けるリステアの柴田麻衣子クリエーティブディレクターと伊勢丹新宿店TOKYOクローゼット担当・井辻康明バイヤーに話を聞いた。――2年前にリブランディングする際に考えた、柴田さんが思い描いた新しいルシェルブルーというのは?柴田:あまりカテゴライズしてファッションを考えたことはないのですが、内なる強さと上品さを兼ね備えた日本の女性に向けて、日常を彩る新デイリーというか、ニュースタンダードというべきアイテムをスタイリングで提案するトレンド発信型ブランドを目指しました。――実際にそれまでのお客さんに比べて、この2年間で客層は変化しましたか?柴田:以前は日本の雑誌などで紹介されたスタイリングやトレンドをそのまま取り入れるような層が中心だったのが、普段から海外のコンテンポラリーブランドのトレンドに注目している女性が増えたのでは、と感じています。そういう意味で、年齢は少し上がったのかもしれません。――少し抽象的な質問になりますが、柴田さんが考えるファッションというのは?柴田:うーん、難しいですね。個人的な考えですが、ファッションは自己表現の一つ。着飾っても、着飾らなくてもその人の人生は変わらないのかも知れないけれど、私達は表現の一つとして、それは変えられると思っている。お化粧や、物を食べるのと一緒ですね。――柴田さん自身はいつからファッションのバイヤーを目指したのですか?柴田:ずっと小さいころから着飾ることは好きだったんですが、バイヤーを最初から目指したわけではありません。欲しい服が買えれば最初はそれで良かったのが、だんだんエスカレートしてバイヤーになりました。バイヤーになったのは、2000年頃からです。――リモデルから1周年を迎え、伊勢丹新宿店がルシェルブルーを2階に導入した背景は?井辻:若い層のファッションで、誰かと同じファッションが良いという価値観だったのが変化してきているという背景があります。リモデルから1年が経ち、分析してみると、モードに非常に興味を持った若いお客様が増えているという実感があります。ファッションが好きで、今何を着るべきかを理解しているお客様ですね。――その理由は何なんでしょうね?柴田:あまりにも服屋さんが多く、ファストファッションが増えて、トレンドが安易に取り入れられるようになりました。そこに疑問を持ったファッション好きな女性達が、少々高くても意味のある洋服や、メッセージ性のあるものにお金を出そう、という気持ちが芽生えているのではないでしょうか。井辻:自分で良いと思うモノを着たいという思いであったり、誰かが良いと言ったから着ると言うのではなくて、自分自身で体感しないと分からない、というか……。柴田:食べてみないと分からない、っていう感じ(笑)。井辻:そうそう。――伊勢丹新宿店では、モードエントリーのゾーンとしてルシェルブルーを位置づけていますが、その意図は?井辻:お金にもゆとりが出てきた20代後半から30代前半の女性が海外の有名メゾンなどの商品も見て、知ってはいるけれど、価格も高いしシーズンに何着も買えない。自分自身が社会に出て、経験を積んで世の中を知ってきた時に見えてきた“モードのエントリーとしての部分”がルシェルブルーなのでは、と考えています。モードというのは確かに格好いいのだけれど、普段の一般生活の中に取り入れにくいものだと思います、ただ、それをうまく日常に取り入れられている女性は素敵ですよね。今回2階のTOKYOクローゼットが2月26日にリニューアルオープンして、ルシェルブルーのお客さんは定番のものではなくどこか尖ったものを望んでいらっしゃいます。――モードな要素をリアルファッションに取り入れるためのルシェルブルーのMDとは具体的に?柴田:(ルシェルブルーの商品は)コレクション的な強い要素とメッセージ性を持つライン、少し尖ったトレンド性の強いコマーシャルライン、シンプルで洗練された、トレンドに左右されないアイテムがそろうライン、その三つのラインで構成されいて、それぞれをどう組み合わせてもうまく引き算出来るようになっています。ファッションが上手な女性というのはどれだけ引き算ができるかだと思いますね。井辻:柴田さんと初めてお会いしたとき印象的だったのは「今の子は楽しすぎなのでは」と話されていたこと。雑誌や誰かの真似で良い、というファッション感覚も然り。そのとき柴田さんが「1日中、ハイヒール履いていれば脚が痛くなって当たり前」と言われていたのは覚えてらっしゃいますか?今後日本の若い女性達がもっとグローバルな感覚を持って世界に出ていくのであれば、場と目的にあったスタイリングをしていくのは当たり前で、そういう意味で今の若い子は楽しすぎているのかもと思いますね。柴田:海外ではあり得ないことだけれど、日本では汚い格好でもフレンチに行けたりするし、スペシャルなデートの時に着飾ることが逆に変に思われたり、疎ましく思われたりすることがあり、そういう点で寂しかったりするんです。それと、日本では異性に受けるか受けないかということが、若い子の洋服を選ぶ基準のナンバー1なのでは。勿論、それも洋服を選ぶ一つの基準ではあるのですが、同時にそうじゃない女性もいるはずで、そういう女性が実は仕事がすごく出来て、海外に出て活躍されているシーンをよく見ます。そういう女性に向けてのブランドがあっても良いのではと思っています。井辻:ファッショニスタをターゲットとしている伊勢丹新宿店のお客様は確かに、洋服をよく知っていらっしゃって、ルシェルブルーの洋服もコレクションラインを中心に選ばれるお客さまが多いのですが、確かに僕から見ると、 “モテ服”という基準で洋服を選ばれている女性ではないですね。2/2に続く。
2014年03月28日手ぬぐいの専門店「かまわぬ」は、新ブランドの日本販売開始に合わせて伊勢丹新宿店本館5階ウエストパークにポップアップショップをオープンする。会期は4月1日から15日まで。新ブランド「バイ カマワヌ(BY KAMAWANU)」は、手ぬぐい専門店「かまわぬ」が新たに立ち上げたインターナショナルブランド。デンマークのコペンハーゲンを拠点に活動するトーマス・リッケ(Thomas Lykke)がデザインを手掛けるスカーフコレクション「スカーフ バイ カマワヌ(SCARF BY KAMAWANU)」は今春、海外での販売が開始され、日本では同店が初めての展開となる。2014年2月、ドイツのフランクフルトで開催された世界最大規模の消費財見本市「アンビエンテ 2014(Ambiente 2014)」にて発表された同コレクションは、6柄10種類。日本の藍色の色幅を活かしたデザインで、どの柄も日本古来の柄と世界中で親しみのある幾何学模様をデザインに取り込んでいる。日本での販売開始にあたり、ダイヤモンド柄がコレクションに追加された。デザインは麻の葉文様と世界共通のラッキーチャームであるダイヤモンドと掛け合わせたもの。藍色をベースとした同コレクションは「注染(ちゅうせん)」という明治時代から伝わる染色技法を用いている。染色を施す日の気温や湿度といった自然条件によって、かすかに発色の具合などの染め上がりが異なるため、一つひとつ違った表情を見せる。また、この染色法は生地の表と裏がないためリバーシブルで使うことが可能。素材は手ぬぐい同様綿100%で、使い続けるうちに肌触りの良い風合いを楽しめるという。同店での発表終了後は、かまわぬ浅草店「ユーテンシル ストア(Utensils store)」にて巡回展を開催。会場全体を大胆に使ったインスタレーションと全コレクションの販売を行う。
2014年03月28日「トッズ(TOD’S)」のメンズバッグ「ダブル ストライプ」に、新アイテムが登場。伊勢丹新宿店メンズ館1階バッグコーナーでは、新アイテム発売を記念したプロモーションが25日まで開催されている。「ダブル ストライプ」は、センターに鮮やかな発色の2本のレザーストライプを配したミニマルなデザインが特徴。厳選したカーフを使用し、その柔らかでナチュラルな風合いを生かしたバッグは、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えることから、現在、人気が高まっているという。今回、新たに加わったのは、ニュークラッチ、財布、iPadケース、ベルト、シューズの5アイテム。三越伊勢丹限定として、カーキ色にブルーとホワイトのストライプを施したクラッチが登場している。
2014年03月22日「ノグチ(NOGUCHI BIJOUX)」は、3月19日から31日まで、伊勢丹新宿店本館3階のウエストパーク / プロモーションスペースでポップアップストアを開催している。”The One”と銘打ったプロモーションでは、デザイナーが長い時間掛けて集めてきたダイヤモンドを使ったジュエリー107点をラインアップ。それぞれ石の大きさや色合い、シェイプが異なる1点ものの商品で、一般的な輝石に見る透明感や輝きなどを極力出さずに、石の持つ個性を生かしたデザインとなっている。店頭に並んだ商品は、ネックレス、リング、ピアスの3型。それらにはあえて、不純物が入ったダイヤモンドや研磨していないラフダイヤモンドなどが付けられ、”ダイヤの濁りも持ち味”という1点ものならではのアイテムに仕上げた。非常に薄くカットしたスライスダイヤモンドも使用し、それぞれ表面のブリリアントカットも変えている。ダイヤモンドは中で乱反射するようにカットを施すのが一般的だが、表面だけ施すことで輝きにも変化が出るよう工夫がなされている。琥珀色や褐色といった様々なカラーがあるのも特徴だ。リングは小粒の石をあしらったものが多く、重ね付けをして色の組み合わせを楽しめるよう提案。ピアスも左右で微妙に形が異なる。ポップアップストアでは、ネックレスのチェーンを好みの長さに合わせるサービスを無償で行う。「ノグチは日常に付ける大人のジュエリーをテーマに、カジュアルに馴染むジュエリーを提案している。ジュエリーだけが豪華にならずに、いかにデイリースタイルにマッチするかが大切。素材ありきで、石から得たインスピレーションをもとにフォルムやカットに差をつけたデザインにしている。一つひとつデザイナー自身が手作業で作っており、クラフト感やビンテージのような風合いが魅力」と売り場担当者は話す。同ブランドは新宿伊勢丹本館の他、恵比寿と南青山の、合計3店舗の直営店を展開。購買客層は30から60代の女性と、幅広い年代から支持を受けている。価格帯は、リングが10から100万円代、ネックレスが20から70万円代、ピアスが30から50万円台。
2014年03月20日サンローラン(SAINT LAURENT)が、伊勢丹新宿店本館2階に日本国内では初めてとなるウィメンズシューズのポップアップストアをオープンする。4月1日から15日まで。クリエーティブディレクターのエディ・スリマンによるニューコンセプトを踏襲した空間に、幅広いシューズコレクションをそろえる。14SSコレクションを象徴する「キトゥン・ヒール(KITTEN HEEL)」や、ムッシュ イヴ・サンローランのアイデアを現代的に再解釈したバレリーナシューズ「ダンス(DANCE)」、パーマネントシューズコレクション「パリス(PARIS)」や「ルル(LULU)」「コート・クラシック(COURT CLASSIC)」などが登場する。
2014年03月20日「ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)」は、ラップドレス誕生40周年を記念したポップアップイベントを伊勢丹新宿店本館2階ザ・ステージ#2で開催中。25日まで。3月19日にはデザイナーのダイアンが来店した。イベント「DVF×ANDY WARHOL“POP WRAP”collection」では、ダイアンと親交のあったアンディ・ウォーホルの代表作「フラワー」と、同ブランドのアーカイブプリントを組み合わせた限定コレクション「POP WRAP」を先行販売。ラップドレスの他、バッグやポーチなど雑貨もそろえる。数量限定生産のため、無くなり次第終了。イベント初日、ラップドレスの最新作を身に纏ったモデル達と共に伊勢丹に訪れたダイアン。会場では、多くのファンに拍手で迎えられ、その後、ファンと写真撮影を行うなど、終始笑顔でファンを魅了した。ダイアン・フォン・ファステンバーグは、1970年に自身のブランドをスタート。73年に発表されたラップドレスは、動きやすく、大胆な色使いと女性らしいシルエットで大ヒット。ブランドのアイコンアイテムとして現在も多くの女性達に支持されている。ラップドレス誕生40周年を迎える今年。LAで開催された展覧会「The Journey of a Dress(ドレスの旅)」を皮切りに、世界各地で記念イベントを開催。日本では、伊勢丹新宿店の他、バーニーズ ニューヨーク銀座でも14SSコレクションを先行で展開中。20日には、メルセデス・ベンツ・ファッションウィークの特別プログラムとしてファッションショーを行う。
2014年03月20日3月12日にリモデルオープンした伊勢丹新宿店メンズ館5階「ビジネスクロージング」が、オーダースーツの展開を強化。「メイド・トゥ・メジャー(Made To Measure)」(「メジャーメイド」から呼称変更)のゾーンを大きく見直すことで、「ビジネスウエアの聖地となるべく、世界NO.1の“テーラークロージング”のフロア」を打ち出した。今回、服飾知識レベルの高い顧客へ対応を図るため、日本人テーラー8名による「ハウス・オブ・テーラー」という空間を新設。従来から展開されてきた「テーラーケイド」の山本祐平、「テーラー&カッター」の有田一成、「ミリオーレ」の岡本良夫、「サルトリア イプシロン」の船橋幸彦、「ペコラ銀座」の佐藤英明、「シゲアキナオイ」の直井茂明、「イチロウスズキ」の鈴木一郎に加え、今回新たに東京・西荻窪にアトリエを構える「リッド・テイラー」の根本修を導入した。売り場にはシネマ&ライブラリーとして、60・70年代の名作映画や洋古書などをそろえ、詳細なテイストをモニタリングするためのカウンターを設置。各テーラー/モデリストの世界観をフルアイテムで表現するVMDを2名のテーラーごとに“舞台”で提案した。「以前はユニフォームとして着られていたスーツが、自分の個性を表現するコスチュームとしてこだわりを持って選ばれる時代になりつつある。世間ではスーツ自体はダウントレンドだが、オーダースーツのマーケットは拡大している。特にこのゾーンを求められるお客様は、従来我々が提案してきたイタリアンクラシコ、ブリティッシュトラッドなど国別、スタイル別のカテゴリー分類で買い回りを求めているのではなく、どんな男になりたいかという根源的な要望を満たす必要があった。そのため今回、新たにリッド・テイラーの根本さんに加わっていただき、より幅広い顧客の嗜好への対応を図った」と三越伊勢丹紳士スポーツ統括部の鏡陽介バイヤーは説明する。ディテールのオプションオーダーの追加も年々高まっており、顧客の細部のこだわりが顕著。そのため、ボタンなどの副資材、バンチブック(生地見本帳)の在庫なども大幅に増やしている。着地生地のバリエーションも増やし、同店の上質志向の顧客への提案の拡大は、様々な部分で対応が図られている。更に今回の同フロアのリモデルでは、PBの「イセタンメンズ」の生産体制を見直すことで、各工程での発注体制を見直し、アパレル体質のものづくりに変更。また、クールビズに代表される新しい時代のビジネススタイルを再編集した。さらにお直し、修理の名店として知られる「サルト」がパターンオーダーとリフォームを引っさげて、銀座、原宿、二子玉川に次いで、百貨店として初めて、同5階フロアに導入された。
2014年03月16日様々なシーンで活躍する女性のためのドレスを提案する「デコレーションドレス フォー ワーキング・ウーマン」が、伊勢丹新宿店本館4階ザ・ステージ#4でスタートした。会期は18日まで。オフィススタイルからパーティースタイルまで対応できるように、シンプルなドレスの上にカバードレスを重ねる「ドレス オン ドレス(DRESS ON DRESS)」を提案。40代から50代の働く女性をイメージし、「昼はビジネスシーンでベーシックな着こなしをしていても、夜はパーティーなどでセミフォーマルなドレスを着こなしたい」という潜在ニーズを捉え、三越伊勢丹と各ブランドがコラボレーションして商品を開発。いずれも三越伊勢丹のみで取り扱う「オンリー・エムアイ」商品として紹介する。ショップの装飾のテーマは「スーパーウーマン」。ファサードに描かれているイラストの女性は、実際に販売しているドレスを身にまとっていて、ビジネスシーンからセミフォーマルシーンへ変身する姿がコミカルに描かれている。「ブラン ルビエ(BLANC LE BILLET)」は伊勢丹新宿店初登場。シンプルなベースドレス(2色/3万7,800円)とアシンメトリーなカバードレス(2色/4万5,150円)のコーディネートは、片側からベースドレスが見えるデザインが施され、角度によって違うドレスのように見える。ドレープを効かせたシルエットは体のラインをうまくカバーする。「ベラルディ(BERARDI)」は、海を彷彿とさせる鮮やかなブルーが特徴的。カバードレスはシャツタイプ、メッシュ素材のドレス、ブラックドレス(いずれも4万950円)の3パターン展開で好みのテイストでコーディネートできる。「モガ(MOGA)」は、ジャージ素材のベースドレス(2万1,000円)とオーガンジー素材にエンブロイダリーレースを施したドレス(4万6,200円)を紹介。この他にも「ダブルビー(wb)」「エポカ(EPOCA)」「フィロ ディ セタ(Filo di Seta)」の全6ブランドがラインアップ。いずれのブランドもベースドレスは着心地を重視したパターンや素材でシンプルなデザインだが、カバードレスはプリーツ・メッシュ・レース・箔プリントなどを使いトレンドをバランス良くミックスさせている。また、クラッチやポーチに収納して外出先や旅行先、仕事後の社交場にも対応できるように軽くてシワになりにくい素材を使用するなど機能面も配慮。店頭では各ブランドを集結させて紹介しているため、ブランドの垣根を超えてドレスをコーディネートする事も可能だ。3月15日13時からと15時からの2回、雑誌『ハーズ(HERS)』との連動企画で、女優の賀来千香子によるトークショーと、イメージングディレクターの高橋みどりによるコーディネートレッスンを開催。ドレス オン ドレスの取り入れ方、着こなしなどについて語る。いずれも予約制で参加者にはオリジナルノベルティがプレゼントされる。
2014年03月14日ビンテージアイウエア専門店の「ソラックザーデ(SOLAKZADE)」が、伊勢丹新宿店メンズ館1階でトランクショーを行っている。3月31日まで。今回のトランクショーのために約1,000点のデッドストック(未使用品)アイウエアを用意。ラインアップは、アメリカ製時代の「レイバン(Ray-Ban)」、ラッティ(RATTI)社製時代の「ペルソール(PERSOL)」、1950から60年代製のアメリカンビンテージ、50から70年代のドイツブランド「ローデンストック(RODENSTOCK)」「メッツラー(METZLER)」「メンラッド(MENRAD)」、1891から1940年代製の12金張り/14金無垢メタルフレーム、1950から1986年製の「オリバー・ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)」、80から90年代の「カザール(CAZAL)」「アラン・ミクリ(ALAIN MIKLI)」「エマニュエル・カーン(EMMANUELLE KHANH)」、「ジャン・ポール・ゴルチェ(JEAN PAUL GAULTIER)」、「ジャンニ・ヴェルサーチ(GIANNI VERSACE)」など。店頭では、オーナーやスタッフに直接商品の時代背景などについて聞くことができる。ソラックザーデは、2007年、岡本龍允と竜の兄弟が大阪でスタートさせた日本初のビンテージアイウエア専門店。コレクションは、1850年代製から1990 年代製までの約2万本で、すべてテッドストックで所蔵。2012年7月には、原宿・表参道沿い「goro's」の地下に初の旗艦店をオープンしている。
2014年03月14日「グッチ(GUCCI)」は3月12日、今年日本上陸50周年を迎えるのを記念したイベント「ザ・ハウス・オブ・アルチザン(The House of Artisans)」を伊勢丹新宿店本館でスタートした。18日まで。グッチの日本第1号店は、1964年にサンモトヤマ創業者・茂登山長市郎によって東京・銀座にオープンした。今回のイベントでは、同じく1960年代に誕生した「フローラ」モチーフを用いてクリエーティブディレクターのフリーダ・ジャンニーニがデザインしたカプセルコレクションを4月1日の全国発売に先駆けて販売している。また、イタリア・フィレンツェの工房からトップクラスの職人達来日し、同館4ヶ所でグッチのクラフトマンシップを紹介する企画が催されている。1階ザ・ステージでは、バッグを始めレザーグッズをフィーチャー。バンブーバッグやソーホー コレクション、ニュージャッキーバッグなどアイコンモデルをバリエーション豊富に取りそろえ、新作ハンドバッグ「レディロック」の世界限定モデルや、ソーホー コレクションの限定色も登場。カプセルコレクションのバッグは、限定である証のプレートが施されている。同会場の職人による実演コーナーでは、レディロックの製作工程を初公開している他、購入したバッグにイニシャルの刻印を施すサービスを実施。2階婦人靴 / プロモーションスペースでは、1953年のデビュー当時から60年間変わらず受け継がれてきたホースビットローファーの製作工程を披露。縫製からポリッシング、カラーリングまで4人の職人が手掛ける。また、メイド・トゥ・メジャー(オーダーメイド)サービスも受け付けており、購入商品へスペシャルブレードを施すことが可能。3階センターパーク / ザ・ステージ#3では、「フローラ」プリントの生地で仕立てたウエアとスカーフを中心に、バッグ、シューズなどもそろう。購入したスカーフには職人がハンドライティングでイニシャルを入れるサービスを用意。また、スカーフの売り上げ全額は「東日本大震災子供支援 ユネスコ協会就学支援奨学金 - GUCCI奨学生」に寄付される。また、同階ウエストパーク / プロモーションスペースではジュエリーを紹介。カプセルコレクションとして登場した「ホースビット ネックレス」は、ストーンセッティングとポリッシングを職人が会場で実演。購入商品へのイニシャルの刻印サービスも行っている。更に、同店ウインドーもグッチがジャックしており、明るいベージュと「フローラ」モチーフで春らしく彩られている。
2014年03月13日フードアーティスト諏訪綾子が主宰する「フードクリエイション」は、伊勢丹新宿店にてフードパフォーマンス「ゲリラレストラン」を3月7日の一日限定で開催した。同店3階ウエストパークに用意された特別スペースには、同店が今季ファッションディレクションテーマとして掲げる「ハイインパクト・ピンク」を踏まえ、黒とピンクで統一された装飾が施された。店頭にはダイニングテーブルが設置され、当選した10名の顧客が順次来店。定刻になると突如ドラムロールが店内に鳴り響き、行き交う顧客が思わず足を止める中、トランペット奏者と共に主宰諏訪綾子が登場しイベントの幕開けとなった。今回用意された「感覚で味わう 感情のテイスト」のフルコースは全6品。様々な感情のタイトルが付いた一口サイズの料理が振る舞われた。「驚きの効いた楽しさと 隠しきれない嬉しさのテイスト」は、ホワイトチョコレートに紫菊の花びらやパチパチキャンディーを纏わせた料理。白い綿菓子に白胡椒と鯛でんぶを振りかけた「失意のテイスト」、香水瓶の噴霧器でエモーショナルエッセンスを口の中に一拭きする「一瞬にして沸きおこる怒りのテイスト」、紫色の粉の上に乗った艶のあるキャラメル状の「おさえきれない嫉妬のテイスト」、カシューナッツとブラックオリーブを合わせた「痛快さのテイスト」などが振る舞われた。ゲリラレストランでは、同氏の「どうぞお召し上がりください」の合図で手に取り一口で食べる事、そして五感で味わう事がルール。いずれの料理も見た目からはどんな味なのか全く想像ができないが、口にしてから時間が経つごとに味わいと食感が変化する仕掛けになっているようで、参加者は一口味わうごとに隣の人と顔を見合わせたり、驚きの表情を見せた。まさに五感を刺激する食が提供されたようだ。個性的なコスチュームを纏ったモデルたちが料理をサーブしたが、この衣裳には「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」などが協力している。今回、諏訪綾子は同店リモデル1周年を記念して「ハイインパクト・ピンク」をテーマにした作品を制作。「セント オブ ウーマン(Scent of woman)」と名付けられた作品シリーズ6種の写真作品が展示され、同作品がプリントされたスカーフも限定販売している。諏訪綾子は、美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない、食の新しい価値を伝える事をテーマに活動するフードアーティスト。金沢美術工芸大学を卒業後、2006年より「フードクリエイション」を主宰。2008年には金沢21世紀美術館で「食欲のデザイン」と銘打った初個展を開催。「ゲリラレストラン」は、これまでにパリ、ベルリン、シンガポール、香港、福岡、東京などで開催されており、2010年10月の開催以来、東京では3年ぶりの開催となった。
2014年03月12日三越伊勢丹は、オリジナル商品を提案する全館キャンペーン「オンリーMI」をスタート。伊勢丹新宿店本館1階婦人雑貨コーナーでは、「新宿の街並み」をテーマにしたイラストがプリントされたオリジナルのテキスタイルを製作し、その生地を使用したストールや、傘、ハンカチなどが販売されている。イラストは、日本テキスタイルデザイン協会の理事を務める、テキスタイルデザイナー・豊方康人によるもの。新宿周辺の街の風景と、全国(世界)から買い物客が訪れる伊勢丹新宿店をイメージして描き下ろされた。ハンカチは、ブルー、ピンク、紺の3色展開。傘はブルーのテキスタイルを採用。更に、イタリアの老舗テキスタイルメーカー「ファリエロ サルティ(Faliero Sarti)」とのコラボによるストール(ブルー)も登場する。婦人雑貨の売り場では、機能とデザイン性を兼ね備えた商品の開発がシーズン毎に常に求められている。しかし、「新しい商品をゼロから開発する際、国内外の優良ファクトリーはデザインリソースを持たないことが課題であった」と今回の企画を担当した三越伊勢丹婦人雑貨統括部の市毛菜緒バイヤーは語る。「そこで、ファクトリーとプロのデザイナー集団を繋げることから企画がスタートした。今回は、日本人のテキスタイルデザイナーが約200名加盟する法人『日本テキスタイルデザイン協会』をパートナーに選定。百貨店がファクトリーとデザイン協会の間に入り、顧客の要望を双方に伝えることで、顧客が求める機能性・デザイン性を兼ね備えた商品の開発に繋がると考えた。今回、サルティを採用したのも、オリジナルのイラストを綺麗に再現するには、モダールシルク素材を得意とし、インクジェットプリントの技術が優れているファクトリーだから。今後も、その時その時のデザインが活かせる素材や技術を持つ国内外のファクトリーと取り組んでいく」と話す。
2014年03月06日