新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月7日、バイオ3Dプリンタや細胞シート積層技術などの立体造形技術を用いて、iPS細胞などから骨、血管、心臓などの立体組織・臓器を製造する技術の開発に着手すると発表した。事業期間は2014年から5年間、総事業費は約25億円を予定している。プロジェクト期間中にはステージゲート審査を設け、実現性が見込まれるテーマを絞り込み、iPS細胞を用いた骨、軟骨、人工血管、心臓組織などの作製技術の実用化を目指す。再生医療の技術開発では、これまで、iPS細胞などの培養や分化誘導など再生医療に用いる細胞をいかに効率良く調製するかについての技術開発が行われてきた。同プロジェクトは、再生医療製品の実用化に向けて、細胞を用いて機能的な立体組織・臓器を作製する新たな技術開発段階へ進むための第一歩となる。
2014年11月10日「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」 及び「ヨウジヤマモト プリュス ノアール(YOHJI YAMAMOTO +NOIR)」が、伊勢丹新宿店本館4 階ステージ#4にてポップアップショップ「ヨウジヤマモト ミックス(YOHJI YAMAMOTO MIX)」をオープン。期間は10 月22日から28日まで。「MIX(融合)」がテーマの同ショップでは、日本の伝統的な素材や柄をもとに日本の技術を用いて作られた、日本ならではの奥ゆかしい美しさを感じさせるアイテムをラインアップ。ヨウジヤマモトは、伝統的産業として継承されてきた岩手県の技術を用いて織り込んだ“デニム「MIX」”のツイードのトップスやドレスを、ヨウジヤマモト プリュス ノアールは、京都の和装プリント技術で作られたフラワープリントのコート(11万5,000円)、パンツ(6万4,000円)などのアイテムを展開する。
2014年10月22日京都大学は10月15日、マイクロ流体技術を用いた網羅的・高速・高感度のDNA分析技術を開発したと発表した。同成果は、同大 工学研究科の新宅博文助教、スタンフォード大学のJuan G. Santiago教授らによるもの。詳細は、独国科学誌「Angewandte Chemie International Edition」のオンライン版に掲載された。これまで、DNAのハイブリダイゼーションを利用した分析技術は、極微量しか存在しないターゲットを検出するために長時間の反応時間を必要としていた。同技術は、マイクロ流路(1mm以下の代表寸法を有する微小な流路)における等速電気泳動と呼ばれる現象を用いて、ターゲットDNA分子とその捕捉分子で修飾したマイクロビーズを共濃縮し、反応速度を大幅に向上させるものである。この反応速度の向上により、約20分の反応で20時間の反応と同等の検出感度を達成することが可能となったという。また、30分の反応時間を用いた結果と比較すると、約5倍の計測感度を得ることができる。さらに、同一サンプル内に存在する複数のターゲットを同時に定量することが可能であるとしている。今後、同技術を基にした高速かつ網羅的核酸解析が実現することが期待されるとコメントしている。
2014年10月17日産業技術総合研究所(産総研)は9月29日、ダイレクトウェハ化技術により、転位など欠陥の極めて少ない気相合成単結晶ダイヤモンドウェハを作製できる低欠陥コピー技術を実証したと発表した。同成果は、同所 ユビキタスエネルギー研究部門 ダイヤモンドデバイス化研究グループの杢野由明研究グループ長、加藤有香子主任研究員、鹿田真一総括研究主幹らによるもの。詳細は、アメリカ物理学会誌「Applied Physics Letters」のオンライン版に掲載された。今回、ダイレクトウェハ化の種基板として、欠陥の極めて少ない基板を用いるとともに、このような基板に対応した結晶成長技術や基板表面処理技術を開発することにより、従来より一桁以上低い転位密度400個cm-2の単結晶ダイヤモンドウェハを作製したという。これにより、ダイヤモンドのパワーエレクトロニクス用材料としての可能性が示され、究極の材料特性をもつパワーデバイスによる省エネルギー社会の実現へ道を拓くことが期待されるとコメントしている。
2014年10月01日LINEのセキュリティチームは6月27日、スマートフォンで人気を集める無料通話・メールサービス「LINE」で利用されている暗号化技術をエンジニアブログで公開した。セキュリティチームはLINEのセキュリティにおいて、一般に互換されている点があると指摘。「暗号化方式が弱いため外部に情報が流出する可能性が存在する」「Wi-Fi通信の中ではデータが暗号化されているがモバイルネットワーク(3G、LTE)を使用する場合は暗号化されていない」の2点を挙げた。そこで、暗号化が実行されているかどうかをLTE環境でスマートフォンにテストメッセージを送信し、送信後のネットワークデータをキャプチャーする方法で紹介した。結果によると「メッセージを探そうとしてもすべてのデータは人が読めないように暗号化されており、多くのデータが解読できない状態であることがわかる」と暗号化されていることを説明している。○「RSA-2048」の暗号化技術が破られることはない!?セキュリティチームは、「外部からデータを安全に守るためには、単純に暗号を使用するだけでなく安全な暗号を使用しなければならない」と指摘。そこで、一般的なPCとES2というスーパーコンピュータを利用し、RSA-1024という暗号化方式を解読する外部の実験結果を紹介した。これによると、スーパーコンピュータのすべてのリソースを使用した場合でも、RSA-1024の暗号に使用されたキーデータを見つけるのにおよそ10年ほどかかることがわかる(スーパーコンピュータに存在する640個のノードをすべて使用した場合)。実際、LINEではRSA-1024よりさらに強化された暗号であるRSA-2048を使用しているため、暗号を強制的に解除するのはさらに難しいという。しかし、PCの演算能力が向上することで、既存の暗号方式は将来的に破られる可能性が高いことを指摘。そのため、RSA-1024は2019年までの使用が推奨されている。
2014年06月27日ドコモの人気キャラクター「ドコモダケ」と日本伝統工芸の「熊野筆」がコラボレーションした、かわいらしい化粧筆が登場。カラフルな色合いで日本の伝統工芸がキュートに変身している。上から見ると…カラフルに染め上げられた「ドコモダケ×熊野筆」ジージドコモダケ、バーバドコモダケ、チチドコモダケの3キャラクターをイメージした化粧筆は、肌触りがよくコシのある粉含みのよい山羊毛(粗光峰)を使用。日本を代表する化粧筆の産地・広島県熊野町の日本伝統工芸「熊野筆」だけに、職人が一本一本手作りで作っている。チークブラシのほかにもハイライト用などにも使用できる。同商品は、オリコンストアで先行予約を受付中。6月いっぱいの受付を予定しているが、予約が定数に達し次第終了となる。【商品詳細】『ドコモダケ×熊野筆』(ジージドコモダケ、バーバドコモダケ、チチドコモダケ)サイズ:全長約55mm、毛丈約30mm素材:穂首/天然山羊毛100%、軸/木(桜)※染色については身体に影響のない「ECO染料」を使用価格:各¥3996(税込)
2014年06月02日ポリプラスチックスは5月19日、従来の二重成形技術では接合が困難であった樹脂接合や異なる種類の樹脂接合を可能にする技術として、異材接合技術「AKI-Lock」を開発したことを発表した。材料を選ばない樹脂異材接合技術AKI-Lockは、1次成形品の接合部表面をレーザー処理した後に2次成形を行う二重成形技術で、これまで接合が困難であった樹脂や異材との接合を可能にする工法だ。1次成形品にガラス繊維強化材料を用い、レーザー処理によりガラス繊維を露出させることにより、2次成形材料がガラス繊維とのアンカー効果により強固に接合され、高い気密性を発現する。これらの性能により、組付け工数・部品点数削減によるトータルコストダウン、品質向上、異材結合による多機能成形品への応用が行えるとした。
2014年05月20日(画像はプレスリリースより)SEV技術との関係性明確化五反田・目黒・銀座の3店舗を運営するSEV技術導入のトータルボディケアサロン「メディケア」が、SEV技術と健康、美容の関係性をさらに明確にするためにオフィシャルサイトをリニューアルした。(画像はプレスリリースより)SEV製品の使用を詳細に説明「健康の先にある美しさ」をテーマにしている「メディケア」は、リラクゼーションなどの一時的なものではなくSEV技術で人間本来の力を引き出す方法で健康、美容を追求しているサロンだ。(画像はプレスリリースより)今回のサイトリニューアルでは、店内空間全体をSEV化した「SEV空間技術」の導入、メインメニューの「リンパマッサージ」における、SEVイオナイザーやSEVフリアなどのSEV製品の使用が詳細に説明されている。また、SEV製品を愛用している方向けの「SEVボディマッサージ」、その他、エンダモロジー、ラジオメタボなど多彩なメニューが用意されていることも紹介されている。あなたもトータルボディケアサロン「メディケア」をお試しあれ。【参考】・トータルボディケアサロン「メディケア」
2014年05月12日そごう・西武は、世界的に活躍するデザインオフィス「ネンド(nendo)」と、日本の伝統工房やメーカーとのコラボレーション商品を「バイエヌ マイスター(by | n meister)」と「バイエヌ(by | n)」シリーズとして発売する。「by | n meister」では伝統技術を受け継ぐ工房と協業し、nendo×小林工業のカトラリー(各5,040円)や、nendo×源右衛門窯の磁器食器(1,260円から2万5,200円)、nendo×中川木工芸の木工食器(1万2,600円から11万3,750円)の他、和紙、西陣織、金網細工、漆器など7ジャンルの商品をラインアップ。10月22日より西武渋谷店で、11月上旬より西武池袋本店、そごう横浜店、大宮店で順次販売が開始される。更に10月22日から11月4日まで西武渋谷店にて、同シリーズの商品やプロダクトのスケッチ、試作品の展示・販売会“暮らしに小さな「!」を by | n meister展”も開催される。「by | n」ではメーカー15社とコラボし、約500アイテムの製作を計画。第1弾として10月22日よりそごう・西武でタオルを販売する。値段は630円から3,990円。来年以降、メガネ、老眼鏡、ステーショナリー、日常食器、箸などの販売を予定している。デザイナーの佐藤オオキが代表を務めるnendoは2002年に設立。東京、ミラノ、シンガポールを拠点として活動している。
2013年10月22日その国の風土や歴史、習慣などから生まれる伝統芸。芸術作品から職人技、あるいは教養や娯楽までその幅は多岐に亘ります。日本には多くの伝統芸がありますが、海外ではどうようなものがあるのでしょうか。日本に住む20人の外国人に聞いてみました。■イラン各地のフォークダンス(イラン/20代後半/女性)イランはシルクロードの影響で、実にたくさんの民族で構成されています。そのため、ダンスも土地や民族によって様々です。■棒踊り(木の棒で踊るダンス)です(エジプト/40代前半/男性)同じ踊りでも、こちらは武術のような舞踊「タフティーブ」。古代エジプトの時代から続いており、遺跡にもその様子が残されています。現在もお祭りや結婚式などで披露されることがあるそうです。■クラシック音楽全般(ドイツ/30代後半/男性)クラシック音楽はドイツのお家芸と言っていいでしょう。優れた音楽家を数多く輩出してきました。よく「音楽の父・バッハ」と言われますが、彼が活躍したのは18世紀。それ以前にもすばらしい作曲家、音楽がたくさんあります。■フォルクローレ(ペルー/40代後半/男性)フォルクローレって何?とピンとこなかった人も、駅前等で「コンドルは飛んでゆく」を演奏している方々を見たことありませんか?■州によっていろいろ違ったりすることもある。共通した伝統といえば、劇場とオペラだと思います(イタリア/30代前半/男性)■「歌仔戲」と「布袋戲」などの伝統的な演劇(台湾/40代前半/男性)日本における歌舞伎や能のような存在でしょうか。台湾の「歌仔戲」は台湾オペラと言われることもあり、とても人気があるそうです。■操り人形(ミャンマー/30代前半/女性)■「ワヤン」という影絵芝居があります(インドネシア/40代前半/女性)ミャンマーの芸術的な操り人形劇は一見の価値あり!操り師の巧みな技で、人形たちが生き生きと動き回ります。インドネシアのワヤンも人形を使いますが、こちらは白い幕に人形の影を投影しながら演じられ、幻想的な雰囲気です。ユネスコの世界無形遺産にも登録されました。■木製の食器・小物の作製と粘土の食器・玩具の作製が有名です(ロシア/20代後半/女性)極寒のロシアで育ったシラカバの樹皮は、とても柔らかく滑らか。この特性を生かした「ベレスタ」と呼ばれる食器や雑貨、アクセサリーが誕生しました。良質の樹皮を求めて長い旅に出る職人もいるのだとか!■色んな夏の祭りが有名です。例えば牛の前で走る、トマトを投げるとか(スペイン/ 30代前半/男性)伝統芸とは少し違うかもしれませんが、スペインから祭りの紹介。3大祭りのひとつ「サン・フェルミン祭り」は、日本では「牛追い祭り」として有名ですね。トマトを投げ合う「トマティーナ」は1940年代から始まった収穫祭。どちらもなかなか激しいお祭り。情熱的な国民性が影響しているのかも!?元々は生活の知恵や身近な娯楽であったものも、人々の暮らしの中に息づいたものが、時を経て伝統となっていくのですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月11日美容外科の世界は日進月歩で技術が進むそうです。新しいアイデアがあると、あまり時間を置かずにそれが新しい治療法へとつながっていきます。今、最前線ではどのような技術があるのでしょうか。美容外科の第一人者、高須クリニックの高須克弥院長にお話を伺いました。■美容外科の世界でも「勝ち組」「負け組」がくっきり――最近の美容外科の傾向について教えてください。高須院長今まで美容外科というのは「切った張った」の世界だったわけです。名人と呼ばれるお医者さんがいて、その人にやってもらうことが良い結果につながっていたんです。でも、それが変わってきています。名人の磨いてきた技術を生かしにくいと言いますか……。――どういうことでしょうか。高須院長「切った張った」の「切る」の部分がもういけません。切ったりしないでできる治療じゃないと、患者さんに受け入れてもらえないんですよ。例えば10年ぐらい前から、「プチ整形」といって、二重にしたり、注射で隆鼻したりね。こういった切らない施術(手術ではない施術)がもはやメインですよ。患者さんも多いです。手術の方が特殊なものになっちゃった。――そうなんですね。高須院長だから、昔ながらの「名人の手術」を売りにしている病院には患者さんは来なくなっていますよ。おすし屋さんじゃないですが、ガンコおやじの名人芸が好きなお客さんには来てもらえるでしょうけどね。――高須院長ご自身はいかがなんですか(笑)?高須院長僕なんかもガンコおやじの方ですよ(笑)。腕を一生懸命磨いた世代の人間だもの。「高須さんにやってもらいたい」って言われるためにはね、やっぱり腕が良くないといけないんです。現在は、経営的なこと考えると最新の施術機械、最新の施術薬をどんどん入れないとお客さんが来てくれない。その意味では美容外科は大変です。「勝ち組」と「負け組」がはっきりしてきていますね。■お客さんには「時間」が最重要である!高須院長最近の患者さんはね、何より「自分の時間」を大切にしています。――すぐ結果が出ないとダメということでしょうか?高須院長治療を受けて、少し腫れたりして、そこから結果が出て、なんていう今までみたいな時間がかかるものはダメですね。この「少し腫れて」なんていう時間を「ダウンタイム」と呼ぶんですが、ダウンタイムをいかに短くするかです。例えば、週末に治療を受けて、翌週の月曜日に出社した時にはキレイになっている。こういったダウンタイムがウイークエンドの「1、2日」、これでもかかり過ぎっていう感じです。――1日、2日でも長いんですか?高須院長最近はですね、施術にかかる40分、60分、施術室を出たらすぐにキレイになってないといけません。例えば、キレイになるための服を注文して、半年も待っていられますか!? それと同じです。■わずかな時間の施術で皮膚のたるみを消す!――今、人気の最新技術というと何でしょうか?高須院長『ウルセラ』ですね。これは「フェイスリフティング」を行う際の技術です。――フェイスリフティングって何ですか?高須院長人間は年を取ると皮膚がたるんでくるんです。しわが目立つようになるでしょ? 昔は、たるんでいる皮膚の余分な部分を切って、皮膚を引っ張って、という手術をしていたんですよ。――それは大変そうですね。高須院長大事(おおごと)になるでしょ。なので、次に出てきたのが、切らないでたるんでる部分を糸で持ち上げるっていう技術。金の糸とか溶ける糸とかを使ってやるんです。でもね、効果はあるんだけど、皮膚だけやっても厳しいんです。皮膚の下の「表在性筋膜」をなんとかしないといけない。この表在性筋膜に直接働きかける方法が最近編み出されたの。それが「ウルセラ」。――具体的に何をするんでしょうか?高須院長高密度の超音波を当てる。皮膚を通り越して表在性筋膜に焦点が合うようになってて、熱エネルギーを表在性筋膜に与えてこれを引き締める。そうすると皮膚もひっぱられて「しわ」や「たるみ」がなくなります。――切ったり、縫ったりは「なし」ですか?高須院長そうそう。高周波のハンドピースを当てるだけですよ。これのいいのはね、施術後、さらに皮膚がしまること。3カ月、6カ月たったらさらに上がるの。これを「タイトニング」と言うんだけど、ウルセラだとそういう効果もあるわけ。――それは人気が出そうですね。高須院長人気なんだってば(笑)。だってさ、奥さん同士で施術を受けに来て、先に入った友達が出てきたら、皮膚のたるみが消えて「若返ってる」んだよ。それを見た、後の人は「おおっ!」って言うよね。――ではその施術は混んでそうですね。高須院長毎週金曜日がウルセラの施術日なんだけど、本当に混みますよ。――先ほどの名人芸ではないですが、この最新の施術にもうまい人とそうでない人というのがあるんでしょうか。高須院長あるんですよ(笑)。うちのクリニックに加王(かおう)先生という方がいるんですが、この人はうまい。左右の皮膚のたるみの微妙な違いも丁寧に見て、タイトニングの後の結果まで読んで実施できる腕があるんですよ。だから彼に施術された人は本当に喜びますよ。――お客さんから指名されたりするんでしょうか。高須院長僕よりも人気があるからね。――それはイヤな感じですね(笑)。高須院長うんイヤな感じ(笑)。でも彼は本当にうまいですよ。■iPS細胞の技術を美容外科にも!――高須先生が注目している技術があったら教えてください。高須院長やっぱり「iPS細胞」でしょう。美容外科で使えるようになる時代がやがて来るでしょう。今は「ガン化」するのが怖いからまだ人間で実験されていませんけれども。でも、試験が行われて安全が確認されたら、どっと使われることになるでしょうね。特に「歯」と「毛髪」はね。――やはり歯と毛髪でしょうか?高須院長歯は一生使いたいし、毛だってね(笑)。あるに越したことないでしょ。血液と皮膚も大事だよね。いつまでもみずみずしい肌でいたいし。網膜や角膜の再生にも使えたらこんなにいいことはないでしょう。どれほどの人が助かることか! iPS細胞は美容外科でも重要な役割を果たすと思いますね。そう遠くない未来じゃないでしょうか。肌のたるみを取る技術がこんなに進歩しているとは全く知りませんでした! 美容外科の世界はどんどん進んでいくんですね。(高橋モータース@dcp)
2012年12月24日大正時代から人々に親しまれて、会津のガンコおやじがプライドを持ってその味を守り続けている。会津のソウルフード「伝統会津ソースカツ丼」だ。現在、「伝統会津ソースカツ丼の会」加盟店は23軒。その1軒1軒、味に個性があり、比べて食べるのもこれまた一興(いっこう)だ。一般的にカツ丼といえば、玉ねぎとカツをしょうゆで煮込み、その上に卵をからめたもの。しかし会津のカツ丼は、その名の通りソースで味付けしたカツ丼だ。誕生の経緯は定かでないそうだが、定義としては、「ほかほかのごはんの上にサクサクのキャベツを敷き、揚げたてのカツを店独自のソースで絡めた丼」となるよう。そんな会津オリジナルのカツ丼に一家言ある飲食店数店が一致団結して、2004年に「伝統会津ソースカツ丼の会」を誕生させた。ソースカツ丼誕生の経緯は、カフェ全盛期だった大正時代、洋食のコックが手軽なまかないとして考案したという説がある。余った肉片を当時人気だったカツレット(今のカツレツ)にして、ウナギのかば焼きからヒントを得た甘めのソースで絡める。それを食べやすいように、さっと丼に盛ったのが始まりではないかというのだ。いまなお古い街並みを随所に残す会津若松に、なんとも似つかわしい説ではないか。ところで、このレトロな街並みと相性ぴったりな、「ハイカラさん」という周遊バスをご存じだろうか?市内観光の足として利用されているこのバスは、「伝統会津ソースカツ丼の会」加盟店23店舗のうち、15店舗の店にほど近い各バス停に停車する。1日に数軒でも回れるというツワモノは、バスに乗って食べ歩きしてみてもいいかもしれない。しかし、ソースカツ丼はいずれもボリュームたっぷりで、中には、丼からはみ出るような大きなカツを揚げている店もある。胃腸と相談しながらにすべし!同会の会長を務めている「なかじま」は、創業63年を数える老舗だ。スパイシーでまろやかなキャベツソースカツ丼と、先代社長が考案したという、コクとうまみたっぷりのソースで煮込んだソースカツ丼。“さすが老舗の逸品!”とうならされる味だ。ちなみに、使用している肉は福島県鮫川村(さめがわむら)の銘柄豚「健育美味(けんいくびみ)豚」。この豚はサツマイモを飼料として与えるなどして育てられており、深い味わいがあるだけでなく、ビタミンやオレイン酸などといった栄養分も豊富。肉のもつ強い甘みが、ソースの酸味に見事にマッチしていている点も魅力である。また、同じく創業60年以上の歴史をもつ「白孔雀食堂」のソースカツ丼は、丼からはみ出る大きなカツとやや甘みのあるソースが特徴。どんぶりからのはみ出しっぷりには最初驚くこと必至だが、いざ箸を付けると、薄くたたかれていて、見た目からは想像できない食べやすさであることが分かるだろう。お客に楽しく食事してほしいと願う店主の優しさがそこはかとなく感じられる。いずれの店も会津っぽ(会津魂)の優しさとこだわりで、長い間、店独自の味や盛り付け法を貫いてきたことは間違いない。ガンコな会津の料理人の心は、昔も今も変わらずに、この地に脈々と息づいているのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日グッチグループジャパンはこのほど、日本の伝統的な職人技術を紹介するオフィシャルブログ「HAND」を期間限定でオープンした。公開期間は12月31日まで。同ブログでは、グッチが日本で出会った”日本の伝統的かつ独創的な手仕事”を、毎週1回、オリジナル取材による解説コメントと撮り下ろしの動画で紹介していく。22日に公開した第1回では、京都市在住の鏡師、山本晃久氏を紹介している。同氏は1975年、慶応2年(1866年)に神鏡作りを開業した山本合金製作所に生まれた。大学卒業後、魔鏡の技術を復元した祖父で無形文化財保持者の山本凰龍氏に師事し、全国で唯一、手仕事による和鏡、神鏡、魔鏡を製作しているほか、博物館所蔵の鏡復元にも取り組む。オリジナルのプロダクト作品「KIZUNA」の製作や、同世代の職人を支援するユニット「byCraft」にも参加中。グッチは1921年の創業以来、90余年にわたり、職人による技術や手仕事を貴重な文化的財産と考えてきた。そうした理由から、「日本の職人技が持つ伝統的かつクリエイティブな手仕事を守り継ぐための活動の一環」として同ブログを開設したとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日