今田美桜が、目黒蓮(Snow Man)主演ドラマ「トリリオンゲーム」に出演することが決定。“札束風呂”ポスタービジュアルも公開された。本作は、目黒さん演じる“世界一のワガママ男”のハルと、佐野勇斗が演じる“気弱なパソコンオタク”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世の全てを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。『わたしの幸せな結婚』で目黒さんと共演した今田さんが演じるのは、ハルとガクにとっての宿命のライバル、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の取締役で、多言語を操るクールで強欲な才色兼備の女性・黒龍桐姫。創業者である父・黒龍一真(國村隼)のDNAを色濃く受け継ぎ、どんな取引相手にもクレバーな交渉術を駆使し、欲しいものは全て手に入れてきた。利益を生まない者は容赦なく切り捨てるという、敵に回すと怖いタイプ。また、採用面接で出会ったハルとガクの才能にいち早く気づき、予想外の行動で突き進む2人に執着心にも似た強烈な興味を抱き、自分の支配下に置こうとする。今田さんは「桐姫は才色兼備でビジネスライク、クールだけど無邪気と色んな顔を持っていて、とても楽しく撮影しています。そんな桐姫がハルとガクとどう関わって、どう対峙していくのか、ぜひ注目していただきたいです」と呼びかけ、「個性溢れるキャラクターを演じられるキャストの皆様と、スタッフの皆様と一緒に桐姫として頑張りたいと思います」と意気込む。合わせて公開されたポスターは、ハルとガクがトリリオンドル札を湛えた札束風呂に浸かり、野心剥き出しでビジネスの駆け引きを展開する物語の世界観をストレートに表現した。そんなポスター撮影のメイキングは、TBS公式YouTubeチャンネルで明日、公開予定だ。また本作が、「U-NEXT」と「Netflix」で配信することが決定。7月に「U-NEXT」と「Paravi」のサービスが統合し、TBSコンテンツは「U-NEXT」で視聴することが可能になり、「U-NEXT」のトップページにレーベルとして「Paravi」が表示され、そこからTBSコンテンツを含むParavi作品を見ることができるように。「Netflix」では、世界配信も決定した。▼第1話あらすじ就活中の大学生・ハル(目黒蓮)は、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の採用面接で、中学の同級生だったガク(佐野勇斗)と再会。内定を獲得したハルは、「ドラゴンバンク」の内定式当日、ガクが不採用だったことを知り、ガクの豊富な知識とプログラミングスキルを見抜けなかった同社に見切りをつけて、あっさり内定を辞退。最終面接で面接官を務めた社長令嬢・桐姫(今田美桜)もろとも「ドラゴンバンク」を手に入れると言い放つ。ハルはガクと組んで1兆ドルを稼ぐロードマップを描き、その無茶苦茶な夢に乗るガク。2人は事業計画も起業資金もゼロから「トリリオンゲーム」社を起業し、型破りな方法で資金集めに乗り出す。まずは、世界トップレベルのハッカーが集まる大会「セキュリティチャンピオンシップ」に参加して――。「トリリオンゲーム」は7月14日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。各話の初回放送直後U-NEXTにて配信、7月15日(土)よりNetflixにて配信開始(日本国内)その後、海外にて順次配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月26日6月中旬、都内のフットサルコートでバスケットのユニフォームにビブスをつけて走り回る男性が。個性的な服装でサッカーをプレーしていたのは、俳優の佐野岳(31)だ。8人制サッカー・ソサイチの大会で汗を流していた。’11年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し翌年から芸能活動を本格的に始めた佐野は、’13年に『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演を果たした。’15年には日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)に出演し注目を集め、今年の5月にタレントの沢口けいこ(31)との結婚を発表している。6月14日にも8月公開の映画『尾かしら付き。』への出演が発表されるなど、多忙な佐野は束の間の休日に趣味のサッカーに興じていた。「佐野さんのプレーは基礎技術がしっかりしている印象です。アシストなどで得点に絡んでいましたよ。チームメイトにはアーティストの櫻井海音さん(22)がいました」(対戦したサッカー選手)中学時代に愛知県の代表に選ばれたこともある佐野はチームの中心だったようだ。前出のサッカー選手は続ける。「豊富な運動量でチームをけん引するだけでなく、ベンチに下がったときには積極的に仲間へ声をかけて盛り立ていましたね。チームメイトはプレーしやすかったと思います」ファンから写真撮影をお願いされると、気さくに対応していた佐野。プライベートでも“仮面ライダー”ばりの人気だった――。
2023年06月17日俳優の磯村勇斗が14日、都内で行われた映画『渇水』(公開中)の舞台挨拶に出席し、同作で共演した女優・山崎七海と柚穂の今後に期待を寄せた。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この日のイベントには磯村のほか、主演を務めた生田と高橋正弥監督が参加。磯村は、「『渇水』が公開されてから、たくさんの方に嬉しいコメントをいただいたりと、多くの方に観ていただいております」と周囲の反響に触れ、「今日こうして生田さんと登壇できたことを嬉しく思います」と心境を伝える。上映後のイベントということもあり、生田と磯村がラストシーンの撮影秘話を語る場面も。劇中の関係性を意識した制作陣から山崎・柚穂との会話を控えるよう指示があったが、ラストシーンの撮影から徐々に会話することができたそう。生田は「このシーンの後から、彼女たちも“この人と話していいんだ”という感じで、学校であった話とか夏休み中の話をしてくれたのが印象に残っています」と振り返り、磯村も「妹役の柚穂ちゃんは、本当に天真爛漫で、お姉ちゃん役の山崎さんはしっかりしていた」と印象を告白した。さらに磯村は、「とてもいい女優さん。僕はこれからがすごく楽しみですね。いい目してますから」とその存在感を絶賛。生田も「本当そうだよね! 今後が楽しみな2人」とうなずく、2人のこれからの活躍に期待を寄せていた。
2023年06月14日映画『渇水』(公開中)の舞台挨拶が14日に都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、磯村勇斗、高橋正弥監督が登壇した。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎七海、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。今回のイベントでは、メイキング写真をスクリーンに投影しながら、生田らがトークを展開。今作で初共演となる生田と磯村だが、撮影を通してすっかり打ち解けたそう。磯村のことをどのように呼んでいるかと聞かれると、生田は「勇斗……って呼んでます……羨ましいだろっ!」と誇らしげ。これに磯村も「フゥ~!」と乗っかり、会場を盛り上げた。また、映し出されたメイキング写真の生田の姿勢が気になった磯村は、「めちゃめちゃコンパクト。あんなに縮こまってましたっけ(笑)?」と思わずツッコミ。「わかんない! なんでこんな……(笑)」と不思議がる生田に、磯村は「かわいい……体育座りがこんなに似合う人います?」と笑顔を向けていた。タイトルに反し、雨に悩まされることが多かったという今作の撮影。当時を振り返った2人が、「いける? これ」(生田)、「いや~今日は無理じゃないですかね?」(磯村)と撮影現場でのやり取りを再現する姿も見られた。終始、仲睦まじいやり取りを披露していた生田と磯村。イベント終盤には、生田が磯村の活躍に触れ、「なに見ても磯村勇斗が出てるからね、いま! すごくないっすか? どんな映画にも出てる!」と絶賛する。さらに、生田のインスタグラムにも磯村が度々現れるそうで、「おすすめに磯村勇斗がめちゃくちゃ出てくる! すごいんだよ!」と興奮。これに対し、磯村が「俺の愛が出ちゃっているみたいです。支配し始めてますね、生田さんの携帯まで(笑)」と返すと、生田は「そういうこと言うんだよなぁ~」とまんざらでもない表情を浮かべていた。
2023年06月14日俳優の磯村勇斗が13日、都内で行われたAmazon Original『ラブ トランジット』配信記念マスコミイベントに、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)、大久保佳代子とともに登壇した。6月15日22時よりプライム会員向けに独占配信される本作は、韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMが製作し、世界中で人気を誇る恋愛リアリティ番組のフォーマットを元に日本で製作された新番組。かつて恋人だった5組の元カップルたちが、約1カ月間のホカンス(ホテルでの共同生活)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。イベントには、番組スタジオMCを務めるEXIT、磯村、大久保が登壇。磯村は「僕こういった恋愛リアリティショーに無縁だったので、今回参加してめちゃくちゃハマっちゃいました」と話し、「人様の恋ってあんまり見るものじゃないと思っていたんですが、見ていいんだなと思わせてくれたというか、いろんな形の恋があったし、何よりも応援したくなった。人の恋を応援したいなと思わせてくれました」と意識の変化を明かした。また、気になっている女性をデートに誘うとしたら、どんなデートに行きたいか聞かれると、磯村は「サウナ好きなのでサウナ誘っちゃうかも」と回答。水着などを着て男女一緒に入れるものに行くと言い、「一発目から裸の付き合いにしておいたほうがいろいろ明かせるんじゃないかなと」と話した。すると大久保が「それ0点です。初めてのデートで、汗かいて化粧がとれるとか。全然わかってない。この子モテない!」とダメ出し。さらに、「私は夕方6時ぐらいから飲みに行って、2軒目行って、ラブホテル」と自身の大胆プランを語って笑いを誘っていた。イベントには、番組主題歌「happy ending」を手掛けるeillも登場し、会場で生歌を披露した。
2023年06月13日目黒蓮(Snow Man)と佐野勇斗が最強タッグを組む新ドラマ「トリリオンゲーム」に、TBSドラマ初出演の福本莉子が出演することが決定した。本作は、目黒さん演じる“世界一のワガママ男”のハルと、佐野さん演じる“まじめで不器用なエンジニア”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世の全てを手に入れようと成り上がる、前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。事業計画も起業資金もゼロからの2人が起業する「トリリオンゲーム」社。何者でもないハルとガクが、企業の成長に必要な才能を求め、個性的な仲間を増やし、知恵とハッタリと確かな技術で大資本「ドラゴンバンク」からの妨害も跳ね返していく。第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、芸能界入り。ミュージカル「魔女の宅急便」や『思い、思われ、ふり、ふられ』、『今夜、世界からこの恋が消えても』などに出演した福本さん。本作で彼女が演じるのは、そんな「トリリオンゲーム」社の初の新入社員・高橋凜々。超真面目な就職活動中の凜々は、カタブツすぎる性格があだとなって就職活動は全敗中だったが、緻密な調査能力や誠実さをハルとガクに買われ、「トリリオンゲーム」社への採用が決定。さらに、“現役大学生がベンチャー企業の社長”という話題性を狙ったハルの戦略で、入社1日目にして代表取締役社長に任命されてしまう。原作を読み、「予測不能な展開にとてもワクワクしました」と話す福本さんは、凜々について「とにかく真面目で堅物で、真面目すぎる故に正しいことをしているはずなのにうまくいかない不器用な人間です。それでも自分の信念を持ってまっすぐ進んでいく姿はとてもかっこいいなと思いました」と印象を語る。そして「目黒さん演じるハルと佐野さん演じるガクに刺激を受けながら私も凜々として一生懸命チームを引っ張っていきたいと思います」と意気込みを見せている。「トリリオンゲーム」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月13日8月25日(金)にBlu-ray&DVD-BOXが発売される、桐谷健太&佐野玲於(GENERATIONS)らが出演するドラマ「インフォーマ」の特典内容が決定した。本作は、沖田臥竜の同名小説のドラマ化。あらゆるジャンルに精通する情報屋・木原慶次郎と、週刊誌の記者・三島寛治が、警察、ヤクザ、裏社会の住民たちを巻き込み、謎の連続殺人事件を追うクライムサスペンス。映像特典のインタビューでは、桐谷さんと佐野さんをはじめ、森田剛、原作:沖田臥竜、藤井道人監督の単独インタビューを収録。台本を読んだ感想として桐谷さんは、“アウトロー”だけではなく、様々な要素が詰まった作品だと語り、木原という役どころも自分にしかできない役だとし、計算ではなく直感で演じられたと話す。佐野さんも、これほど面白く、ワクワクさせられる作品はなかなかないと自信をみせつつ、周りのキャスト・スタッフに助けられたとふり返る。また、森田さんはアクションシーンについて、前半落ち着いた感じになっているが、後半はハードで頑張って演じたと静かに語っている。またメイキングでは、「“ポンコツ2号”恐怖!大乱闘シーンメイキング」「現場緊迫!カーアクション!」「インフォーマの“原点”木原&“ポンコツ1号”VS冴木」「クランクアップ」など、撮影の裏側に密着した映像を収録。逃走する車と対するスタントシーンは圧巻。愛之介役・横浜流星の喧嘩シーンでは、スタッフ指導の下、シーンの流れで急遽変わるアクションをすぐに体現する姿も楽しめる。なお、Amazon・楽天ブックスほか各ネットショップでは、商品購入者にオリジナル特典が先着付与される(※数量に限りがございます。また、デザインは変更になる場合がございます)。「インフォーマ」Blu-ray&DVD-BOXは8月25日(金)発売。(cinemacafe.net)
2023年06月11日ラブホテルで人間の悲喜こもごもを描く、ワンシチュエーション・コメディドラマ「ああ、ラブホテル ~秘密~」より、第4話から第6話までの6エピソードから2ショット場面写真が公開された。前シーズンから引き続き藤村享平、大九明子が参加。さらに、二ノ宮隆太郎、内山拓也、松本優作、近藤啓介、阪元裕吾、淺雄望といった若手監督たちが集結し、それぞれが脚本も担当し、独自の世界観を紡ぎだし、1話につき2つのエピソードで全9話18エピソードを創作。今回到着したのは、第4話(監督:二ノ宮隆太郎)の「子猫ちゃん」から磯村勇斗と三浦透子、「早春」から荒川良々と木竜麻生。第4話:「早春」第5話(監督:内山拓也)の「再見(さよなら)、生活費」から瀬戸康史と瀧内公美、「愛しき隣人」から酒向芳と光石研。第5話:「再見、生活費」第6話(監督:近藤啓介)の「フロント9番」から金子大地と片山友希、「十八番(おはこ)」から櫻井健人と大鷹明良といった2ショット。首を絞められ絶体絶命なカット、なぜかカツカレーを手にしている様子など、ラブホテル室内での様々なシチュエーションを予想させ、個性豊かなストーリー展開が垣間見える。第6話:「フロント9番」連続ドラマW-30「ああ、ラブホテル ~秘密~」は毎週金曜日23時30分~WOWOWにて放送・配信(全9話/18エピソード)。(cinemacafe.net)
2023年06月09日目黒蓮(Snow Man)主演の新ドラマ「トリリオンゲーム」に、吉川晃司が出演することが分かった。本作は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の同名漫画の実写化。現在6巻まで刊行され、「マンガ大賞2022」のノミネート作品にも選ばれた人気作品だ。トリリオンゲーム(1) (ビッグコミックス)画像:amazon.co.jp目黒さんが演じる“世界一のワガママ男”のハルと、佐野勇斗が演じる“まじめで不器用なエンジニア”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世の全てを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。吉川さんが演じるのは、ハルとガクの能力を見抜き、2人に出資する投資家・祁答院一輝。「祁答院ベンチャーキャピタル」の社長で、人間や物事の本質を見抜く力は確かな強者である祁答院は、時には2人に発破をかけ、大きなビジネスチャンスをもたらす重要人物。物語が進むにつれ、謎に包まれた彼自身の過去も明かされ、ハルたちとより深くビジネスで結びついていく。吉川さんは「これまでは人と交わらない孤高の存在のような役が多くて(祁答院のような)ユニークな役柄でオファーをいただくことがなかったので、今回の出演の話は非常に興味を惹かれましたね。おもしろそうだなと思って」と印象を語る。また、連続テレビ小説「舞いあがれ!」では目黒さんと共演し、誰もが恐れる鬼教官を演じた吉川さん。「現場はみんな若い衆だから、しっかりしなきゃいけないなとプレッシャーです(笑)。目黒君とは朝ドラで一緒でしたけど、根がすごい真面目な子だったので、ハルとしての弾けっぷりを期待しています」とコメントしている。「トリリオンゲーム」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年06月08日俳優の磯村勇斗が2日、都内で行われた映画『渇水』の公開初日舞台挨拶に出席。同作でメガホンをとった高橋正弥監督から絶賛される場面があった。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎七海、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この日のイベントには主演を務めた生田のほか、門脇麦、山崎、柚穂、高橋正弥監督、企画プロデュースの白石和彌氏が参加。生田演じる岩切の同僚・木田を演じた磯村は、「本日は数ある映画の中から『渇水』を選んで劇場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます」と挨拶する。好きなシーンを聞かれると、磯村は「門脇さんがネイルを塗っているシーン」と回答。「現場でも思ったんですが、本当に“渇ききっている”雰囲気が出ていて。何もしゃべらなくてもすごく説得力がある」とその姿を思い浮かべた。また、キャスト陣についてトークが展開すると、高橋監督は俳優・磯村勇斗のすごさについて、「ここにいる方々みんな芝居巧者なんですが、磯村さんはセリフがある部分はもちろん、セリフがなくて立っているだけ、見ているだけでも、木田という役の感情を込めて芝居をしていただいた」と分析。「スタッフの中でも“磯村さんは良いところに立っていい芝居をしている”と評判が良かった」と現場の生の声も伝えた。高橋監督がキャスト一人ひとりを順番に褒めていくと、門脇が「1人ずつこんなたくさんコメントいただけると思ってなかった」といい、キャスト陣はそろって照れくさそうな表情に。しかし、続く白石氏が「全員分、高橋監督が言ったので特にない……(笑)」と苦笑いすると、生田は「特にないはちょっとやだよ?」とツッコミを入れ、笑いを誘っていた。
2023年06月02日俳優の生田斗真が2日、都内で行われた映画『渇水』の公開初日舞台挨拶に出席し、磯村勇斗の撮影秘話を明かした。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎七海、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この日のイベントには主演を務めた生田のほか、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、企画プロデュースの白石和彌氏が参加。司会者から最も好きなシーンを聞かれた生田は、「若い女優陣2人(山崎・柚穂)が、水を張っていないプールの中でシンクロナイズドスイミングごっこ遊びをしているシーン」と答え、「すごく輝いて見えた。今でも鮮明に覚えている。本当にきれいに輝く水が見える気がする」と絶賛した。一方、生田の心をつかんだ山崎は万引きのシーンが好きだといい、「(万引き)やったことないんですけど、映像になると、やったことあるくらいキレイに……」と話し、笑いを誘う。その後もしきりに「やったことない」を強調する山崎に、生田が「あんまり言うと、やったことあるのかな? ってなっちゃうから! あんまり言わない方がいい(笑)」とすかさずフォローを入れ、会場を盛り上げた。また、白石氏は縁側でアイスを食べるシーンを挙げ、「鬼の長回しで、アイスを食べきらないといけないから、アイスを食べる技術がすごい」と驚いたそう。中でも磯村は多くのアイスを食べたそうで、生田が「磯村勇斗が真夏に震えているのが不憫でならなかったです。でも好青年ですから、スタッフさんから『大丈夫ですか?』と聞かれても震えながら『大丈夫です……』と答えていた」と震える磯村のモノマネをしながら、撮影を振り返っていた。
2023年06月02日映画『渇水』の公開初日舞台挨拶が2日に都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、企画プロデュースの白石和彌氏が登壇した。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。きょう公開初日を迎えた同作だが、台湾に加え、9日から開催される上海国際映画祭での上映が決定。この発表に生田は、「やっぱり国を超えて我々の一生懸命作った作品がたくさんの方に届けられるということは嬉しい」と笑顔を見せる。また、先日行われた第76回カンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞したことにも触れ、「先輩の役所さんが受賞されましたけれど、かっこよかったよね?」と磯村と門脇に問いかけ、「憧れます。我々も励みになります!」と目を輝かせていた。また、企画・プロデュースを担当した白石氏は、「(今作で扱っている)貧困とか格差は世界の映画でも大きなテーマ」とした上で、「水の在り方は各国いろいろあると思いますが、とはいえ水がなければ生きていけないというのは、どんな生物も人間も一緒なので、みんな理解してくれると思う。反応が楽しみです」と期待を寄せる。一方、海外での上映決定に「非常に光栄」と恐縮した様子の高橋監督。「今、日本の映画が世界の映画祭や上映で世界の皆さんに届けられる時代になっております。カンヌ映画祭での『怪物』の脚本賞とか役所さんの男優賞がありまして、日本映画、日本俳優の力を世界に発信していければと思っております」と海外進出に向けて力強いコメントを残した。
2023年06月02日俳優の生田斗真が主演を務める映画『渇水』(6月2日公開)の本編映像が2日、公開された。同作は河林満による同名小説の実写化作で、刊行から30年の時を経て初の映画化となった。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作は、ある日停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。この度公開されたのは、生田斗真演じる主人公・岩切と、磯村勇斗演じる木田拓次の2人が、水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回るワンシーン。「街中カラッカラだっていうのに、その上水道を閉めちゃうなんて、俺ら悪者というか弱い者いじめというか」と仕事の不満を口にする木田。2年目にもかかわらず仕事に慣れない木田に「俺だって好きでやってるわけじゃない。けど、嫌いでもない」と、どこか人生を諦めたような一言を発する岩切。さらに木田は、太陽も空気も無料であることから、「水だって本当はタダでいいんじゃないんですかね?」と、核心をつく一言を発する。先日行われた完成披露イベントでも、このシーンが印象的だったと磯村が話したように、停水という一種の残酷性をもった仕事をする岩切と木田だが、そんなふたりの“水”に対する考えや、仕事観が明らかとなるこのシーン。岩切はここから幼い姉妹に出会うことで心の渇きと向き合い、岩切が起こした行動がきっかけで木田自身の心にも変化が訪れることとなる。
2023年06月02日日付や曜日を確認するために必要なカレンダー。自宅に置いているという人は、月が変わったタイミングで、カレンダーをめくることでしょう。過ぎた月の紙は、めくった後どうしていますか。捨てずにとっておけば、意外な場所で活躍するかもしれませんよ…!カレンダー捨てないで!意外な活用方法使い終わったカレンダーの活用方法をInstagramで紹介していたのは、またお(matao_life_)さん。またおさんは、めくったカレンダーを収納ボックスとして活用しているそうです!※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る またお @5分で出来るズボラ掃除術(@matao_life_)がシェアした投稿 またおさんが使用したのは、卓上カレンダーの紙。めくった後、捨てるのはもったいないけれど、メモにするには分厚すぎると考え、引き出しの中を整理する、収納ボックスとして使うアイディアを思い付いたといいます。作り方は簡単で、紙をリングから引き離した後、破れた部分をハサミでカットして整え、折り紙のように箱の形にするだけ。わざわざ店で収納ボックスを買う必要がないので、「捨てなければよかった」と思った人もいるかもしれません…!カレンダーの大きさによっては、ほかの場所でも使うことができるでしょう。投稿には「本当にすごい!感心します」「分厚いカレンダーなら丈夫だしよさそう」といったコメントが寄せられていました。エコであり、作るのも楽しく、気持ちよく片付けもできるという、いいことだらけなカレンダーの活用術。次の月初め、カレンダーをめくった日に、ぜひ思い出してみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2023年05月31日映画『波紋』の初日舞台挨拶が5月26日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、主演を務める筒井真理子、共演する光石研と磯村勇斗、脚本も手がけた荻上直子監督(『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』)が出席した。須藤依子(筒井真理子)は、今朝も1ミリ違わず砂に波紋を描いている。庭に作った枯山水の手入れは、依子の毎朝の習慣であった。“緑命会”という水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会に勤しみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。ある日、長いこと失踪したままだった夫、修が突然帰ってくるまでは――。筒井真理子震災、老々介護、新興宗教、障がい者差別といった現代社会が抱える問題に翻弄される家族の姿を描いた荻上監督は「ぜひ、笑っていただければ。私のことをすごくいい人なんじゃないかと勘違いしている方も多いので(笑)、そうじゃないんだと。意地悪で邪悪で、イヤな奴だと全面的に伝えたかった(笑)」と客席の笑いを誘っていた。荻上直子監督筒井さんは、光石さん演じる“ダメ夫”ぶりに「かなりイライラしました(笑)」と振り返り、「現場にいてくださると、必ず和ませてくださる。一家に一台じゃないですけど、ぜひ、いてほしい存在」と光石さん本人に対して、感謝と敬意を示していた。当の光石さんは、「台本を読んだ通りに演じただけ(笑)」と苦笑し、「本当に女性は怖い。打ちひしがれた」と劇中の夫婦関係に戦慄していた。光石研磯村さんは「いつかご一緒したいと思っていた。今回、“母”からは刺激を受けましたね」と筒井さんとの初共演に喜びの声。光石さんとは、数回共演経験があり、「現場でカッコいいジャージを着ていらっしゃって。僕が『それ、ストリートじゃないですか』って言ったら、光石さんは『俺、ストリートだろ、イエイ』って」と本物の父子のような、微笑ましい関係性も明かした。磯村勇斗荻上監督によると、本作の現場で、光石さんが磯村さんをライバル視していたと言い「光石さん、バイプレーヤーじゃないですか、僕もちょこちょこ、作品に出させてもらっているので『俺の仕事、取るなよ』って(笑)。ライバルじゃないですよ!光栄というか、恐縮です」。光石さんは照れながら、「本当、ファンの皆さんに怒られますよね」と話していた。『波紋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月26日映画『波紋』が5月26日(金) より公開される。ある日、突然夫が失踪した。壊れゆく妻が救いを求めたのは、新興宗教だった――。放射能汚染の恐怖。義父の介護。パート先にやってくるモンスタークレーマー。そして、息子の結婚。千々に心が乱れるほど、妻はまた宗教にすがり、常軌を逸していく。妻・依子役に筒井真理子、夫・修役に光石研ら実力派キャストが揃う中、聴覚障害の女性を連れて帰省する息子・拓哉役を演じるのは、磯村勇斗。荻上直子監督が描いたある一家の崩壊を、磯村勇斗はどのように捉えたのだろうか。周囲に新興宗教にのめり込む人が現れたら1回は止めるでしょうね磯村勇斗は、今、若手の中で最もエッジーな作品選びをしている俳優の1人だ。『PLAN 75』では<プラン75>の申請窓口で働く市役所職員役で存在感を示し、長編映画初主演となった『ビリーバーズ』ではカルト宗教の信者役を無邪気と狂気のはざまで演じ抜いた。作品規模や役の大小にかかわらず、自分が演じたいと思う役に、自由に挑戦しているように見える。磯村勇斗の俳優としての嗅覚は、一体何に反応しているのだろうか。「脚本を読んでの感覚的な部分もありますけど、やっぱり多少の社会性を孕んでいる方が興味は持ちますね。今作で言えば、新興宗教や東日本大震災という社会的な問題を含んだ上で、ちゃんとエンターテインメントとして映画にしている。そこが面白いなと思って、参加させてもらいました」社会と生活は切り離せない。今を生きる30歳の青年として、磯村自身も社会にさまざまな思いを寄せるからこそ、自然と社会的なメッセージを帯びた作品に心惹かれるようになった。「日々ニュースを見ていく中で、僕もおかしいと思うことがある。それを映画で問題提起してくれていると乗っかりたいという気持ちが生まれるんでしょうね。やっぱり映画の持つ力って偉大だと思うので。全部が全部そうあるべきとは思わないけど、日本や世界が抱えている問題をどこかに取り入れた作品の方が、自分も届けたい、一緒につくりたいという気持ちになります」そういう意味では、『波紋』もまた刺激的な作品だ。作品の軸を貫くのは新興宗教。公に語ることを思わずためらってしまうようなアンタッチャブルな題材を、荻上直子は真ん中に据えた。「信仰は個人の自由だと思うので、宗教そのものを否定はしないですけど、それでも懐疑的になるような事件が日本でも起きていて。これだけ負のエネルギーが向いてしまうと、どうしてもイメージが悪くなってしまいますよね。実際、新興宗教に対して良くないイメージを持っている方は多いと思うんです」主人公・依子も新興宗教の代表(キムラ緑子)に言われるがまま、科学的に何の効果も証明されていない品々に財産を投じていく。「宗教にすがることで、その人が生きようと思えるなら、他人に迷惑をかけない限り、それはそれでいいのかなと僕は考えています。でも、できるなら何かに依存するよりもまず自分自身と向き合う時間をつくってほしい。だから、周囲にそういう人が現れたら1回は止めるでしょうね。きっと拓哉も最初は母親を引き戻そうと頑張ったと思うんですよ。でも、ダメだった。だから母親を置いて九州へ行った。それは単に見捨てただけじゃなくて、距離を置くことでもしかしたらなんとかなるかもって希望がちょっとあった気もするんですよね。息子として、拓哉はいろいろ葛藤していたのだろうなと思います」どの家庭でも、どの人でも起きることを映画は描いているそんな中、家を出たきり何の音沙汰もなかった修が帰ってくる。宗教にハマった母と、家族を捨てて突然消息を絶った父。傍から見れば、つながりを絶ちたくなるような両親と拓哉は再び向き合うこととなる。「母親と、父親と、婚約者の珠美。拓哉は、この3つの軸で見せる顔がそれぞれ違う。そこは明確に表現したいなと思いました。母に対しては、変わってしまったことへの寂しさもありながら、拓哉はとても優しい子なので、わりと距離は近く接していこうと。逆に父に対してはすごく嫌いなので、最初は離れたところから始まって。がんを患っているという、ある意味弱みみたいなものをぶつけられて、徐々に距離が縮んでいく。そういうイメージが頭の中にありました」どんなに母が宗教にのめり込んでも、拓哉は母を見捨てない。ただ優しい子だけでは説明できない何かが、そこにあるように見えた。「それはやっぱり今まで母親から愛情を受けてきたからだと思います。これが、母親が宗教に依存する前からグチャグチャの家族だったら、拓哉はさっさと家族を捨てていたと思うんですよ。でもそうじゃない。あの家は、昔はごく普通の家族だった。母親は息子を大事に育ててくれたし、父親だってそれなりに愛情を注いでくれたはず。そういう思い出が、拓哉をとどめさせているんじゃないかな」逆に言えば、どんなにちゃんとしているように見える家族でも、何かが狂った瞬間、簡単に崩壊してしまう可能性があるということだ。「僕の身近にも道を踏み外した人たちはいるので。だから、ここだけの話じゃないというか、本当にどの家庭でも、どの人でも起きるようなことをこの映画は描いていると思います。きっとそれだけ世の中全体が危うくなっているということなんでしょうね」お互いに同じパーセンテージの愛があれば、家族だと思う修が失踪する前まで、依子は必死に「良き母」「良き妻」という役割を務めようとしていたように見える。拓哉もまた家族の前では「良き息子」であろうと自らに課しているようだった。「自分がちゃんとしなきゃってところはたぶんあったと思いますね。拓哉はもうこれ以上母の心を崩したくなかった。だから、一生懸命いい息子を演じていたというか。でもそれってみんなそうだと思うんですよ。僕も実家に帰ったときは息子を演じているところがあるので。それと同じなんじゃないかなと」そうした固定観念が、時に人を追いつめる。因習的な役割規範に、時代遅れの価値観や社会ルール。それらから脱するだけで、この生きづらさから人はもっと解き放たれることもあるのかもしれない。「僕はもっとみんな自由になった方がいいと思いますね。僕たちは小さい頃から学校などの集団生活でいろんなルールと共に過ごしてきましたけど、もうその考えが今の時代にそぐわないところもあると思うんです。今はそうあるべきという固定概念に囚われない方がむしろ新しいアイデアを生むこともある。世の多くの人は、枠から飛び出ていく人を非常識だと怒るかもしれないですけど、今の若い人たちにはそんな声に負けず、(生きづらさを我慢せずに)もっと自由に立ち向かってほしいです」『波紋』もまた、そんな息苦しさに溺れている人たちの手を引き上げるような映画だ。依子にとって、家族という共同体はもはや自分を救ってくれるものとして機能しない。代わりに、依子は家以外の場所に拠り所を見つけていく。いわゆる家族再生のドラマとなっていないところに、『波紋』の清々しさがある。磯村もまたこの家族のありさまを見ながら、家族について考えをめぐらせた。「何をもって家族と言うかですよね。それを最近よく考えるんです。だって、養子で迎え入れた子どもも親からすれば大事な家族。つまり、血がつながってなくても家族になれるんです。家族のあり方については僕も模索している最中で。家族って何なんだろうねというところで今のところ思考は止まっています」そこで言葉を区切った磯村にあえて聞いた。暫定的な解答でもいい。家族を家族せしめるものがあるとすれば、それは何かと。「クサいですけど、やっぱり絆なのかな。お互いに対して同じパーセンテージの愛があれば、それはもう家族と言っていいんじゃないかなと僕は思いますけどね」僕にとって傷は個性であり、運命『波紋』の中には、さまざまな女性たちが描かれている。依子もまたパート先では真面目な店員。とても宗教にのめり込んでいるようには見えない。そして、そんな他人には見えない心の歪(ひず)みを抱えた人物は、他にも登場する。たとえ気丈そうに見える人でも、どんな傷を抱えて苦しんでいるかはわからない。今、自分の隣にいる人もまた社会から転げ落ちるギリギリの断崖で踏みとどまっている人かもしれないのだ。「一度深くついた傷ってなかなか癒えないですからね。しかもいくら話したところで他人に理解できないことってあるじゃないですか。だから、僕は自分のデリケートな部分には無理に入ってきてほしくないタイプ。自分がほっといてほしい人間だから、そういうふうに人が身近にいても同じようにしちゃうかも。あんまり自分からお節介は焼きたくない。その上で、もしその人が何か打ち明けてきたときは、ちゃんと聞いてあげられるスタンスでいるようにはしていますね」傷が簡単に癒えぬものならば、人は傷と共に生きていくこととなる。心についた深い傷と私たちはどう向き合っていけばいいのだろうか。「僕は、傷って時間が解決していくものだと思っています。僕自身も、小さい頃に傷ついたこととかはいまだに心に残っていますけど、でもそれが逆にエネルギーになっているところもある。何度もパンチをしていれば、拳も厚くなってくるように、ダメージを受けた分だけ、人は絶対成長する。傷が修復することで、強くなれることはあると思います。そこに至るまでは苦しいけど、でもそれを乗り越えたら前の自分より強くなっていることを僕は知っているから、それを信じて進んでるという感じです」傷ついた分だけ強くなれる。そう言い切れるまでに、磯村もまた長い時間を要した。「そう言えるようになったのは、大人になってからですね。東京に来て、いろんな人と出会って、いろんなことを話して、その積み重ねで少しずつ強くなれた。今の自分にとって、傷は個性であり、運命。苦しいこともきっと何かの試練だと思って、一つひとつ乗り越えていくことで、頑張ったな自分って自分を称えてあげられる。傷つくことは避けられないからこそ、そうやって考える方が生きやすいのかなって。そんなふうに思います」この社会を覆う生きづらさ。いつも手足を鎖で縛られているような不自由さが、私たちを疲弊させている。けれど、もう物わかりのいい顔をして口をつぐんでいる時代は終わった。鎖なら、自らの力で引きちぎればいい。傷も苦しみも乗り越えたその先に、私たちは自分らしい人生を掴み取るのだ。取材・文:横川良明、撮影:映美<作品情報>映画『波紋』5月26日(金) 全国公開
2023年05月24日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大公開初日舞台挨拶が19日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。今回、岡田演じる工藤に車で跳ね飛ばされる謎の男を演じた磯村は「死んでることが多かったので、息を止める」と役作りに苦労した様子。「一連で撮る時は息がどうしてももたないんですよ。その時に思いついたんですよね。普通に肺で呼吸しちゃダメなんですよ。そうすると動いちゃうので、口でちょっとずつ息をすると、全く動かないんですよ。それに今回気づけたので、死体役やってよかったと思いました」と死体役のコツを明かした。広末は「向いてたんだね。『おくりびと』とかも死体オーディションありましたもん。どんなに息を止めても、静脈とかめっちゃ出ちゃう人はわかっちゃうんだって。向いてるんだよ、また来るよきっと」と感心し、磯村は「オーディション、あったら僕やりたいです」とやる気を見せる。岡田は「マニアックな話だけど、俺のお母さん役の人もめっちゃうまかった。びくともしなかった。『うまいっすね』って言ったくらい」と死体役談義に花が咲いていた。また作品タイトルにちなみ、俳優として「最後まで行く」かどうかを聞かれると、磯村は「死んだことすらも『あいつ芝居なんじゃね?』と思える最後までは行きたいと思いますね」と答える。先輩の多い環境について聞かれると「偉大なる先輩方とご一緒させていただいたので、めちゃくちゃ緊張感のある中で実りある時間をいただけたのかなと思っていますので……最後まで皆さんからいただいた愛情をもって、墓場に入りたいと思います」と少し詰まりながら話すと、綾野が「最後ノープランだったの?」と尋ね、「びっくりしました」と笑顔を見せていた。
2023年05月19日2023年5月19日、俳優の佐野岳さんが、タレントの沢口けいこさんと結婚したことをSNSで報告しました。佐野さんは、自身のInstagramで次のように想いをつづり、沢口さんとのツーショットを公開しています。私事で恐縮ではありますが、かねてよりお付き合いさせていただいておりました、タレントの沢口けいこさんとこの度入籍いたしました事をご報告いたします。自分の良い所、悪い所を分かった上で支えてくれる彼女に感謝して、これからは小さな幸せを積み重ね、互いを支え合い家族として頑張って参ります。今まで沢山の方々に支えられ、このような日を迎えられる事を幸せに感じております。まだまだ未熟な2人ですが、応援してくださるファンの皆様、支えてくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、役者としてより一層仕事に邁進し、皆様に楽しんでいただけるよう精進して参ります。今後とも温かく見守っていただけますと幸いです。これからもどうぞよろしくお願い致します。gaku_sano_09ーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Gaku Sano 佐野岳(@gaku_sano_09)がシェアした投稿 結婚相手である沢口さんに対し、「自分のいいところ、悪いところを分かった上で支えてくれる」とつづった、佐野さん。このひと言からも、佐野さんにとって、沢口さんがかけがえのない存在であることを感じますね。また、同日、沢口さんも自身のInstagramを更新。結婚したことへの喜びを文章で記し、佐野さんとは違ったツーショットを公開しています。私事で大変恐縮ではありますが、かねてよりお付き合いさせていただいておりました、俳優の佐野岳さんとこの度入籍させていただいたことをご報告致します。応援してくださるファンの皆様には驚かせてしまったかと思いますが、これからも自分らしく、仕事もプライベートも幸せを積み重ねられる人間になれるよう精進していきます。関係者の皆様、事務所のスタッフの皆様にも心より感謝申し上げます。まだまだ未熟者ではございますが、どうか温かい目で私達を見守っていただけたら嬉しいです。kekke_sawaーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 沢口けいこ(@kekke_sawa)がシェアした投稿 2人の結婚に、ネット上では「おめでとう!」「末永くお幸せに」など、祝福の声が上がっています。佐野さんと沢口さん、どちらもつづっていた通り、2人はこれから互いに手を取り合い、助け合いながら、幸せを積み重ねていくのでしょう。佐野さん、沢口さん、本当におめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年05月19日荻上直子監督の最新作に、主演・筒井真理子、共演に光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花ら日本を代表する実力派俳優らが集結した映画『波紋』。5月15日、本作のプレミア上映会舞台挨拶が都内で行われ、筒井さん、磯村さん、木野さん、キムラさん、そして荻上監督が登壇した。『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』『川っぺりムコリッタ』などで知られる荻上監督だが、「これまでの作った作品からいい人だと勘違いされているけれど、私は意地悪で本当に嫌な奴です。その邪悪な部分を今回の作品にすべて詰め込みました」と、自身も歴代最高の脚本と自負する本作での新境地を宣言。「台本も素晴らしく、共演者も名優揃い。皆さんにゆらゆらとゆすってもらってリアクションをして受けていました」と回想するのは、主人公の須藤依子を演じた筒井さん。一方、依子のひとり息子・拓哉役の磯村さんは、ベテラン俳優陣に挟まれての登壇に「ずっと今日までソワソワしていました。自分一人挟まれてどういう風にしたらいいのだろうかと…」と恐縮しながら「舞台袖で皆さんが盛り上がっていて、そのお話の中に入れなかった」と苦笑いすると、筒井さんからは「アウェーな感じでしたね」との言葉が。そんな磯村さんについて、依子がパートタイムで働くスーパーの清掃係・水木役の木野さんは「普通の役で何かをしているというわけではないのだけれど、素敵な方だと思った。佇まいが素敵。将来を期待しちゃいました」と絶賛、当の磯村さんは「背中に汗が…恥ずかしいです」と恐縮しきりだった。依子が拠り所にしている新興宗教・緑命会のリーダーを演じているのはキムラさん。「リーダー役は難しい。徳がないとやれない感じがして。私は徳もないし人にも慕われないから…」と難役だったと回想。すると木野さんは「そんなことありません。緑子さんはいい人だと思った。いい人が滲んで騙しきれないところや踊るところなんて最高でした」と讃えていた。主演の筒井さんと木野さんは、意外にも映像での共演は初めてというが、プライベートでは約30年の付き合いだそう。木野さんは筒井さんについて、「若い頃は天然真理子と言われていてどうなることかと思ったけれど、ちゃんと頑張っていると思った。大人になっていて時間の流れをしみじみと感じました」と感慨。そして筒井さんは、木野さんを「本当の恩人」と表し、「舞台の芝居で自信がなくなったときに、私が一番苦手とする怒る役をつけてくれた。本番中も稽古してくれて檄を飛ばしてくれて愛情を感じた。そして木野さんから『何か変わったね』と言われたときに、この仕事を続けてもいいんだと思った」と俳優人生の転機を与えてくれた人だと打ち明けていた。筒井真理子「ずっと我慢している方々」へ「一緒に絶望を笑って」また、作品の内容にちなみ、絶望の対処法を聞かれると、筒井さんは「嫌なことを朝まで引きずったら、布団の中で叫んで箱根に行って日帰り温泉」と回答し、木野さんは「ストレスを抱えたときに自分にかける呪文がある。それは“なるようにしかならない!”というもの。野望や野心を持ってしまうと、それが手に入らないときに絶望する。自分の思うようにならないから絶望する。なるようになると思えば絶望なんてない!」と達観のコメント。キムラさんは、「20年前くらいに絶望を味わい、己が悪いと自分を責め続け究極の孤独を味わった。9年くらいかけて徐々に忘れてやっと今の私になった」と回想。ベテラン勢の深い人生訓を前に磯村さんが「先輩方が凄すぎて、これ以上のエピソードはありません。自分の絶望はちっぽけ」とこぼすと、木野さんは「いい絶望を味わってください。一回か二回みんなきつい目に合うべき。だって若いって傲慢だから」とエールを送っていた。金言が満載となった舞台挨拶の最後には、主演の筒井さんは“絶望を笑え”というキャッチコピーに触れて「ずっと我慢している方々に観ていただき、一緒に絶望を笑っていただきたい」とアピール。荻上監督も「顔合わせの本読みの段階で、これは狂った女たちの物語だと確信した。私の脚本以上のことを皆さん演じてくださって、本当に面白い映画になりました。観て笑っていただけたら嬉しいです」と、観客の反応に期待をしていた。『波紋』は5月26日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:波紋 2023年5月26日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ
2023年05月16日ビクセンでは毎年、皆さまから募集した天体写真と天体情報を満載した、オリジナルカレンダーを発行しています。そこで今年も、来年2024年版のカレンダーに掲載する写真を広く皆さまから募集いたします。応募いただいた作品の選者は、天体写真家・天文ジャーナリストであり、ビクセンのアドバイザリースタッフでもある大野裕明さんにお願いいたします。 年齢やプロ・アマの区別、使用機材などは一切問いません。たくさんの方々の応募をお待ちしています。入選作品は、「2024年ビクセンオリジナル天体カレンダー」に使用するとともに「天体ポスター」等のビクセン宣伝物に使用する場合がございます。大野裕明……1948年福島県福島市生まれ。星の村天文台台長。「見ておもしろい星雲星団案内」「図説 天体観測入門」「星空手帖」など著書多数。天体写真家・天文ジャーナリストとして活躍。「2024年ビクセンオリジナル天体カレンダー」応募要項◆主旨「2024年ビクセンオリジナル天体カレンダー」の作品を募集いたします。入選作品は「2024年ビクセンオリジナル天体カレンダー」に使用するとともに、「天体ポスター」等のビクセン宣伝物に使用する場合がございます。◆募集作品天体写真(星野、星景、月、太陽、惑星、星雲、星団など)であれば、どのようなものでもかまいません。◆応募資格不問(プロ・アマなど一切問いません)。◆応募規定応募点数に制限はありません。1人何点応募いただいても結構です。ただし組写真の場合は、1組=1点として受付けます。撮影時期は問いません。必ず以下の2点をお送りください。1.応募作品・デジタルデータ(A4サイズ ヨコ:縦210×横297mmで350dpi以上のデータ量があること)・記録媒体:CD、DVD(Blu-rayなどは不可)※プリントアウト(A4サイズ)したものを必ず添付。 作品の裏面に天地をご記入ください。・デジタルデータがない場合は、高品質プリント(A4サイズ ヨコ:縦210×横297mm)※作品の裏面に天地をご記入ください。2.弊社規定の応募用紙1作品につき、1枚の応募用紙を作品の裏面に貼付のこと。◆応募方法1.「2024年ビクセン天体カレンダー応募用紙」をご記入ください。2.応募用紙を同封し、作品を下記までお送りください。2024 Calendar Entry Sheet 〒359-0021埼玉県所沢市東所沢5-17-3(株)ビクセン 企画部「天体カレンダー」係※作品受付は郵送や宅配便等の発送に限らせていただきます。※メールでのご応募はご遠慮ください。◆締め切り2023年8月8日(火)必着。◆贈賞入選作品数:12〜15点程度賞金:2万円副賞:「2024年ビクセンオリジナル天体カレンダー」※組写真の場合は、組写真全部で1点とします。◆発表2023年10月4日(水)までにビクセンwebサイトにて発表するとともに、入選者ご本人に通知いたします。◆お問い合わせ電話またはEメールでお願いいたします。TEL 04-2944-4000担当:企画部 水村( mizumura@vixen.co.jp )※審査結果に関するお問い合わせには応じられません。◆著作権・応募作品は、発表・公表済みのもの、他のコンクールなどで入選した作品でもご応募いただけます。ただし、著作権その他の権利を応募者がお持ちであることが必要です。・応募作品の著作権は、応募者に帰属いたします。・応募作品が入選した場合、応募者は当社(株式会社ビクセン)に対して、当社が制作するカレンダー、および天体ポスター等の広告宣伝物へ使用する権利を許諾するものといたします。◆注意事項(応募される場合は下記の注意事項に同意ください)・応募作品はご返却できません。あらかじめご了承ください。・郵送の途中で生じた事故、もしくは他の原因により、応募作品が紛失、破損、変形、変質または変色した場合について、株式会社ビクセンは責任を負わないものとします。・応募の際に取得しました個人情報につきましては、2024年天体カレンダー選考後の入賞連絡および応募作品に関するお問い合わせ、2025年天体カレンダー作品募集のお知らせ等に使用する場合があります。<Vixen WEBサイト>株式会社ビクセンが企画・協力・協賛しているイベントは、以下のページでお知らせします。株式会社ビクセン Facebookページ また、ビクセンでは星空観望会を始めとする「星を見せるイベント」各種のご依頼を随時承っております。 <株式会社ビクセン会社概要>代表取締役新妻和重創業1949年本社埼玉県所沢市天体望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、フィールドスコープ、ルーペなどの設計、製造を行う光学機器メーカー 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月16日映画『渇水』(6月2日公開)の完成披露試写会が11日に都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、白石和彌氏が登壇した。河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。同作の撮影方法は特殊で、生田が「(山崎と柚穂を指し)この2人の女性陣には台本が渡っていなくて。その場で監督がセリフを与えてお芝居をしてもらうというスタイルでした」と明かす。「なので、この女優さん2人は、ある日突然、僕と磯村勇斗が家の前にやってきて『水道止めます!』とか言われるんです……。リアルな生々しいお芝居が求められていたので、僕自身も彼女たちのシーンが浮かないように生っぽいお芝居を心がけていました」と自身の役作りについても話した。また、高橋監督やプロデューサーからキャスト陣に「山崎・柚穂と親しくなり過ぎないように」という指示があったといい、「長い撮影期間、いろんなお話しをしたいんですけど、監督とかプロデューサーとかが『あの子たちとはしゃべっちゃダメ!』って罪なことを言うんですよ……」と恨み節。ただ、それを知らない山崎と柚穂が、学校での出来事を話しかけてくれたこともあったそうで、「でもしゃべっちゃダメって言われてるから、『そうなんだぁ』くらいしか……。すごい罪なことをしている申し訳ない気持ちがあって……心苦しかったです」と申し訳なさそうな表情で2人に視線を送る。これに対し、山崎は「私もすごい人見知りすぎて話せないということもあって、どう関係を作っていいのか分からずにいたんですけど、そこが(作品にとっては)よかったんじゃないかな」と大人顔負けのコメントで返し、キャスト陣をうならせていた。
2023年05月11日2023年7月からTBS系で放送を開始する、新テレビドラマ『トリリオンゲーム』で、アイドルグループ『Snow Man』の目黒蓮さんが主演を務めることが、同年5月9日に発表されました。目黒連、TBS新ドラマ『トリリオンゲーム』で主演雑誌『ビッグコミックスペリオール』で連載中(同月現在)の同名作品を実写化した『トリリオンゲーム』。世界一のワガママ男のハルと、まじめで不器用なエンジニアのガクという正反対の2人が、1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぐ夢に挑戦する姿を描いた作品です。目黒連さんが演じるのは、類まれなるコミュニケーション能力と、未知の世界にも果敢に飛び込んでいく度胸を併せ持つ、主人公のハル。楽天家に見えて、その実、計算高く、悪いことにもブレーキの利かない危険な野心家というハルは、これまで好青年を演じることが多かった目黒さんのイメージを一新する役柄でもあり、新境地を開拓する姿にも期待がかかります。『トリリオンゲーム』主演、ハル役・目黒連コメント原作を読ませていただいて、とにかく物語が面白くて今からこの世界に入れると思うとすごくうれしかったです。ハルというキャラクターは自分自身と真逆のキャラクターなので、自分がどれだけ演じられるのか不安もありますが、ワクワクしています。正反対であるハルとガクがどんな二人になっていくのか、そして、1兆ドルを手に入れるためのロードマップをどのように駆け上がっていくのかを楽しみにしていただけたらうれしいです。原作を知っている方は「トリリオンゲーム」の面白さをご存知かと思いますが、ドラマ化をきっかけにこの作品をもっとたくさんの人に共有して面白さを分かち合いたいです。目黒連とタッグを組むのは、佐野勇斗主人公・ハルの相方であり、優れたプログラミングスキルを持つものの、その能力や人柄が評価されずにいるガクを演じるのは、2018年公開の映画『ちはやふる -結び-』などで知られる、俳優の佐野勇斗さん。劇中では、中学時代の同級生であるハルと再会し、1兆ドルを稼ぐ夢へと挑戦することになります。『トリリオンゲーム』ガク役・佐野勇斗コメントドラマのお話をいただく前に、知人から原作を薦められて読んでいてすごく好きになった作品だったので、出演のオファーをいただいたときはすごく驚きましたし、うれしかったです。演じさせていただくガクは天才プログラマーなのですが、僕自身は機械が苦手なのでタイピング含め、色々とガクに近づくために練習しています(笑)。ブレーキの利かないハルとタッグを組む、人とコミュニケーションをとることが苦手なガクは、自分の強みであるプログラミングスキルを使って、どのように1つ1つのミッションを仲間たちとこなしていくのか、そこに注目して金曜日の夜を過ごしていただければと思います。僕も原作ファンの一人なので、ファンの方にも楽しんでいただけるよう全力で演じきりたいと思います。楽しみにしていてください。目黒さんにとって、TBS系ドラマでの単独主演は今回が初めて。また、原作が『マンガ大賞2022』にもノミネートされた人気作というだけに、脇をかためる俳優陣の続報も待たれます。[文・構成/grape編集部]
2023年05月09日この夏のTBS金曜ドラマは、「Snow Man」目黒蓮主演で「トリリオンゲーム」(原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一)をドラマ化。佐野勇斗も出演し、正反対の最強タッグを組む。「トリリオンゲーム」は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の漫画。6巻まで刊行され、「マンガ大賞2022」のノミネート作品にも選ばれた。主人公である“世界一のワガママ男”のハルと、“まじめで不器用なエンジニア”のガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世の全てを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント作品となっている。昨年放送された「silent」で大きな注目を集め、現在、主演映画『わたしの幸せな結婚』が公開中の目黒さんが演じるのは、主人公のハル(天王寺陽)。類まれなるコミュニケーション能力で老若男女あらゆる人からモテる、まさに天性の人たらし。人間関係が絡み合う未知の世界にも果敢に飛び込み、その度胸と流れるような口八丁で人心掌握術を遺憾なく発揮していく。ハッタリばかりの楽天家に見えて、その実、計算高く、悪いことにもブレーキの利かない危険な男だ。日本最大の老舗IT企業「ドラゴンバンク」の内定を内定式の最中に辞退し、その会社を飲み込んで1兆ドルを稼ぎ出し、この世のすべてを手に入れようと目論むことから、「トリリオンゲーム」が開幕する。目黒さんが連続ドラマで単独主演を務めるのは今作が初となり、TBSの連続ドラマに出演するのも初めて。世界一のワガママ男として新境地を開拓する目黒さんは「ハルというキャラクターは自分自身と真逆のキャラクターなので、自分がどれだけ演じられるのか不安もありますが、ワクワクしています」と心境を明かし、「原作を知っている方は『トリリオンゲーム』の面白さをご存知かと思いますが、ドラマ化をきっかけにこの作品をもっとたくさんの人に共有して面白さを分かち合いたいです」とコメントしている。また、現在公開中の『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』ではチームの一員として活躍する佐野さんが演じるのは、ハルとタッグを組むことになるガク(平学)。人とのコミュニケーションは苦手だが、優れたプログラミングスキルが武器のパソコンオタク。しかし、その能力や人柄は就職活動においては全く評価されず、ずっと憧れていた「ドラゴンバンク」も不採用。そんなとき、中学時代の同級生・ハルと再会し、1兆ドルを稼ぐ夢へと挑戦することになる。ガクとは反対に、「僕自身は機械が苦手」と話す佐野さんは、「タイピング含め、色々とガクに近づくために練習しています(笑)」と言い、「ブレーキの利かないハルとタッグを組む、人とコミュニケーションをとることが苦手なガクは、自分の強みであるプログラミングスキルを使って、どのように1つ1つのミッションを仲間たちとこなしていくのか、そこに注目して金曜日の夜を過ごしていただければと思います。僕も原作ファンの一人なので、ファンの方にも楽しんでいただけるよう全力で演じきりたいと思います。楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「トリリオンゲーム」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年05月09日朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作を、岸善幸監督が映画化する『正欲』。この度、磯村勇斗、佐藤寛太(劇団EXILE)、東野絢香の出演が明らかになり、場面写真も公開された。本作は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった選べない背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのか、というテーマを炙り出していく衝撃的なストーリー。稲垣吾郎と新垣結衣が、息子が不登校になった検事・寺井啓喜と、特殊性癖を持つことを隠して生きる桐生夏月を演じる。今回新たに出演が発表された磯村さんが演じるのは、両親の事故死をきっかけに中学3年まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道。夏月の中学時代の同級生で、誰にも言えない秘密を共有している。佐藤さんが演じるのは、大学生でダンスサークルに身を置き、準ミスターに選ばれ、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避ける諸橋大也。また、連続テレビ小説「おちょやん」で注目を浴びた東野さんが、大也と同じ大学に通い、学祭実行委員として大也が所属するダンスサークルにイベント出演依頼をする神戸八重子役で、映画初出演。通学中や講義中も、八重子は異性と目を合わさぬよう、触れることがないようにやり過ごそうとする。一見、無関係に見えるそれぞれの人生だが、ある事件をきっかけに交差することになる。磯村さんは「自分の指向とは異なる人物を演じなければならなかったので、その感覚を体に馴染ませるのが難しかったです」と話しつつも、「『前科者』でご一緒させていただいた岸監督とだったので、信頼しながら作り上げていきました。クランクイン前や現場で監督と話し合い、丁寧に佐々木佳道に寄り添っていきました」とふり返る。佐藤さんは「この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います」と語り、東野さんは「あの日、カメラの前に立ったあの瞬間は、心からなにかを愛せたと思います。1秒1秒がスローモーションに感じたあの時間や空間を、私は生涯忘れません。この作品が、誰かにとっても、そう記憶される映画になればと、万感の思いでいっぱいです」とコメントしている。『正欲』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:正欲 2023年公開予定
2023年05月01日劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、 仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が登場した。2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。喜多見幸太(鈴木)率いる救命救急プロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、“一人も死者を出さないこと”をミッションに最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故・災害・事件の現場などに果敢に飛び込んでいく。劇場版となる今作では、TOKYO MERメンバーや、新たなライバル・YOKOHAMA MERの縦横無尽な活躍を描いている。同作について、菜々緒は「私はもう包み隠さず、本当に続編が嫌で嫌で仕方なかったんですけれども。本当にこのメンバーだったら、なんとかまた乗り切れる自信がありましたし、戦友として乗り切っていけると、もう自信を持って頑張れるなと思ってたので、とにかくこの作品が出来て、皆さんにお届け出来てすごく嬉しいです」と心境を吐露する。鈴木が「なんかでも菜々緒さん、現場ですごい楽しそうでしたよ」と反論すると、菜々緒は「いや、現場は楽しいんですよ。現場はすごい大好きですし、皆さんの方も大好きなんですけど、まあとにかく大変ですよね。大変でしたでしょう?」と問いかける。賀来が「この人に聞いても無駄だよ」と言うと、鈴木は「いつも言うけど大変な方が好きだから」と答え、菜々緒は「そうなんですよね。ちょっとね、サイコパス気質」と切り捨てていた。また鈴木は「今日、電波ジャックを朝からやってまして、舞台挨拶までに空いてる時間があったんですね。それで公開日ということで、ヒット祈願に神社に行ったんですよ。終わって道に出てきたら、離れたところから『亮平さん!?』と言われてパッと振り向いたら涼香だったんですね」と、作中で亡くなった妹役の佐藤栞里に偶然会ったことを明かす。「この映画は何かあるなと思いました」と確信した様子の鈴木は、「毎回死者0で終わるこのストーリーは、日常ではそうそううまくはいかない現実もあり、この作品でもドラマの時に死者1となってしまったわけですけれども、その1という数字に込められた命の重みというのは、劇場版においても僕たちは引き続き強く強く持ちながら撮影に臨んだつもりです」と振り返る。さらに鈴木は「ただの夢物語ではなくて、この物語はフィクション、ヒーローものという形を借りた医療従事者の方たちへの、そして毎日一生懸命頑張っているすべての人たちへの讃歌になればいいなと思っています。これはちょっと大きな言い方かもしれませんけれども、僕は、この喜多見という役を通して、人が人を助けるという本能みたいなことが、人間って素晴らしいよなということにつながる、人間賛歌になればいいなと、そういうメッセージが日本人に伝わればいいなと思っています」と作品で伝えたい思いを語る。「この映画はどんどん成長して今年を代表する作品になってほしいなあと思っています」と期待を寄せた。
2023年04月28日劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、 仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が登場した。2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。喜多見幸太(鈴木)率いる救命救急プロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、“一人も死者を出さないこと”をミッションに最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故・災害・事件の現場などに果敢に飛び込んでいく。劇場版となる今作では、TOKYO MERメンバーや、新たなライバル・YOKOHAMA MERの縦横無尽な活躍を描いている。「最近助けられたできごと」を聞かれたフォンチーは、「大変な撮影が続いてたんですけど、佐野くんが気づいたら机の上においしいドリンクを置いてくれたりして、すごく”優男”でした」とエピソードを披露したものの、「女子メンバーにすごく媚び売るように……」と添えたため、佐野は「おかしくない!?」と動揺。男性陣が「いっつも女子メンバー」「やられたことない」と責めると、フォンチーは「特に菜々緒さんによく媚び売るんですよ」と明かし、賀来は「飼われてんの? 菜々緒さんに飼われてるの?」とつっこむ。菜々緒が「帰る時に置き手紙書いてあって『菜々緒さん愛してます』って」と暴露すると、佐野は「ちょっと待ってくださいって! 語弊がある! 僕のファンもいるんだからここに! みんなびっくりしちゃう」と慌てた様子になり、賀来は「菜々緒さんに調教されてる」とコメント。中条も佐野の行動について「菜々緒さんの1番好きなお菓子を持ってきてて、それを覚えてて『嬉しい』って言ったらそっから調子に乗って何回も……」と語り、フォンチーは「私とポーちゃん(中条)にはしょぼいちっちゃなスナックみたいな感じなのに、菜々緒さんだけでかめのおいしそうなチョコレートあげたりしてて」と文句を言う。この出来事に、鈴木が「菜々緒さんと我々との差はなんなの?」と尋ねると、佐野は「菜々緒さんは特別ですよ。菜々緒様だから」と開き直る。「一切ないですよね」(鈴木)、「ないですよ」(小手)と訝しがる男性陣に、佐野は「僕はみんな平等ですよ、みんな大好き」と弁解していた。
2023年04月28日劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(4月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に都内で行われ、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、 仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が登場した。2021年7月期に放送されたTBS系日曜劇場ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。喜多見幸太(鈴木)率いる救命救急プロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、“一人も死者を出さないこと”をミッションに最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故・災害・事件の現場などに果敢に飛び込んでいく。劇場版となる今作では、TOKYO MERメンバーや、新たなライバル・YOKOHAMA MERの縦横無尽な活躍を描いている。11日に行われた完成披露試写会では「ジェシー役をやらせていただきました、潮見知広です。逆だね!」という挨拶が流行っていたため、まず小手が「冬木治朗こと、要潤でございます」「小手伸也役の冬木治朗です、逆じゃん!」と活用するも、ジェシーが「『逆だね』。『逆じゃん』じゃなくて」と訂正する。続く佐野は「徳丸元一役の佐野勇斗です。正解だね!」と自己紹介し、「僕はこれずっとやりたかったんです。前回のジェシーくんがめっちゃウケてたので。今日やろうと思ってたら小手さんにやられたので、急遽予定変更しました」と明かした。本家のジェシーは「潮見知広役の潮見知広です。ジェシーはどこ!?」と新たなパターンで会場を沸かせ、キャスト陣も「これだよ」「慣れてるよね」と感心。小手が「芸人さんだよね」と言うと、ジェシーは「アイドルだよっ」とつっこんでいた。また、印象に残ったシーンを話すパートでは、ジェシーが「僕が印象に残ったシーンは、ジャックがこうやってやって、後ろからローズが抱き締める……」と紹介し、キャスト陣は「それ『タイタニック』だな」「違う映画だな」とつっこむも、ジャックとローズが逆なことには気づいていない様子。賀来は「昭和だよね。ボケなきゃ気がすまない」、鈴木は「現場でもこのテンポで全部入ってくるからね、ギャグが」と苦笑していた。
2023年04月28日桐谷健太主演「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第3話が4月27日オンエア。磯村勇斗演じる目黒が美沙子を「守ります」と宣言!?視聴者からは「判事に惚れちゃった?」「目黒くんに幸せになってほしい」といった声が上がっている。「ケイジとケンジ所轄と地検の24時」から3年ぶりの新シーズンとなる本作。横浜の私立高校で8年間体育教師として勤め、高校生をワルの道へと誘う悪人たちを根絶したいと思い警察官に転職した仲井戸豪太に桐谷さん。横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官で豪太の妹。しっかり者で仕事もできるが男運にはちっとも恵まれない仲井戸みなみに比嘉愛未。かつて豪太のバディだったが、アメリカの日本大使館に警備担当外交官として2年間赴任。一日も早く県警本部へ行くことが願いの目黒元気には磯村勇斗。元ミス東大という経歴を持つ横浜地方検察庁みなと支部の検事で、一日も早く東京地検特捜部に上がろうと考えている矢部律子に中村アン。枯れ専で豪太や目黒に男の魅力を感じていない、みなとみらい署強行犯係の刑事・原口奈々美に岡崎紗絵。刑事ドラマに憧れて警察官になったという刑事で、毒舌で一見ヤル気がなさそうに見えるが実は面倒見がいい岸本凛に長井短。「氷点下100度の女」の異名を持ち、仕事中は感情を一切見せない横浜地方裁判所みなと支部の判事・諸星美沙子に吉瀬美智子。諸星判事のことを“美沙子”と呼び、過去に何か関係がある様子の二階堂俊介に北村有起哉といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美沙子が駅近くの街路で腕を切りつけられる。裁判官襲撃という事態に、みなとみらい署は検察にも初動捜査から加わるよう要請。二階堂が指揮を執り、豪太ら強行犯係の刑事たちと共に捜査に乗り出す。当初、過去に美沙子が判決を下し、2週間前に出所したばかりの男に疑惑の目が向けられるが、真犯人は美沙子の熱烈なファンである傍聴マニアの男の“妻”だった…というのが今回のおはなし。これまでの言動から美沙子と何かしら繋がりがあると思われた二階堂だが、ラストで過去に2人が付き合っていたことが判明。もしかして美沙子と二階堂が夫婦だったのでは?という予想もされていただけに、視聴者からは「付き合ってただけなんか。元嫁かと思った」「諸星判事、二階堂検事の元嫁かと思ってた。付き合ってただけなのか」といった反応多数。一方、豪太と日替わりで美沙子を護衛していた目黒だが、美沙子の食事に同行した帰り、明日も自分が護衛すると告げ「これからは僕が判事を守ります」と口にする…。「あらら、判事に惚れちゃった?」「今回は目黒くんに幸せになってほしいです」「目黒くん惚れちゃったのねぇwww」など、目黒の行動も多くの視聴者の注目を集めている模様だ。【第4話あらすじ】目出し帽で顔を隠した3人組の男が無人餃子店に侵入。126パックもの冷凍餃子を盗んだ上、鉢合わせになった女性を突き飛ばして逃走。捜査を開始した豪太らは、盗まれた餃子がフリマアプリに出品されているのを発見。出品者が大学生・三鷹蒼(濱田龍臣)であることを突き止める。しかし三鷹は「アカウントを乗っ取られた」と主張する…。「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年04月28日映画『最後まで行く』(5月19日公開)の完成披露試写会が26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督(リモート)が登場した。同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばすが、妻からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。岡田は初タッグとなった藤井監督について、「信頼しかないし、すごかったですね。藤井監督率いる藤井組のスタッフ全員が面白い。それをまとめきれている藤井監督のあり方というのは、新しい映画の作り方というか、ニュージェネレーションの映画監督、映画界の光、希望みたいなものを感じます」と絶賛する。一方、藤井監督は「10代からずっと憧れの存在で、『学校へ行こう!』だったり、『木更津キャッツアイ』だったり、どちらかというとキュートな岡田さんをずっと追いかけて、最近は日本代表みたいな岡田さんが多いなと思っていたんですけど、今回の企画を見た時にキュートな岡田さんを撮りたいとプロデューサーにお伝えして」とキャスティングの経緯を明かす。「現場ではもう、兄貴って感じですね。僕らスタッフは若いんですけど、全員引っ張ってくれるような兄貴で、本当に楽しい夢のような時間でした」と振り返った。今回がっつり対峙することとなった綾野について、岡田は「13年前に、『SP』という作品にちょっとだけ出ていて、そのときは『これから売れる方です』とご紹介いただいて、それから時が経っても知り合いを通じて『一緒に共演したいです』とお声がけいただいたりすることがけっこうあって、やっと実現した作品になります」と明かす。実際に共演してみて「面白かったですね。薄皮一枚、敏感になるように皮膚を剥いで現場に立ってるような役者さん。心血を注いでいるのがわかる。面白いもののために現場に立っていることをやられている俳優さん」とさまざまに表現。「あとは覚悟を強いてくる役者さん。本当に車をぶつけてくるかもしれない。『よーい、スタート』と言われたら、どうでも良くなっちゃいそうじゃないですか。何かあっても役柄として生きる覚悟があるので、共演していい役者さんだなと思いました」と表した。綾野は岡田について「『SP』の時に初めてお会いして、その時にかけていただいた言葉も全部ずっと覚えていて、自分が成長した姿で共演したいというのが目標だったので、この作品が叶えてくれたことも嬉しかった」と喜ぶ。「何より大変だったのが、現場で准一さんに対するリスペクトが、役を通して漏れてしまわないか。でも、目の前で准一さんの芝居を観れている喜びは、ただただ幸せでしたね」と互いに称えあっていた。またキャスト陣は試写を観た時のエピソードも披露。コミカルなシーンでは広末がかなり笑い声を上げていたそうで、岡田が「横に綾野さんがいて、1個飛ばしてたんですよね。で、広末さんが来たから『ここ空いてるよ』と言ったら『いやだ! 絶対やだ!』とか言って、前に行かれて……」と状況を説明すると、広末は「嫌ですよね、2人の間で観るなんて絶対嫌ですよね?」と苦笑する。岡田は「俺が磯村くんの真似するところとかで、笑ってくれたんですけど。僕はその前に綾野くんのシーンで、絶対に笑うとこある」と主張。綾野は「准一さんってちょっと天然なところもあるじゃないですか。『いやあそこ最高だったよ』と言われて、『そうすか、ありがとうございます』って」と納得がいっていないようだったが、観客へのネタバレを避けオフマイクで磯村に確認すると、磯村が「面白いです」と太鼓判を押し、岡田は「よかった」と安心していた。
2023年04月26日俳優の磯村勇斗が19日、東京・表参道で行われた「フェンディ ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展のレセプションに登場した。磯村は、ブルーのジャケットがさわやかなコーディネートで登場。「ジャケットがレーヨンの素材で、シャツがシルクなんですけど、夏が近いということで清涼感あるコーディネートにしたのと、ストリートっぽさを出したかったので、少し緩く着てみました」と説明した。同展については「美術館に来たような感覚になりました。アートを見ているような感覚になって、僕アート好きなので非常に興奮しました」と感想を語った。そして、ゴールデンウィークの予定を聞かれると、「つまらない答えになりますが、撮影ですね(笑)」と回答。「今は仕事しかないのでGWをすっかり忘れていました。欲しいです、休みが」と言い、もし休みがあったら「温泉入りに行きたいです。お湯に癒やされたいです」と話していた。イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド・フェンディ(FENDI)は、4月20日~5月8日に東京・表参道で同展を開催。フェンディのアイコンバッグ「バゲット」をはじめ、 世界各地から選ばれたアーティストや文化人がフェンディのもうひとつのアイコンバッグ「ピーカブー」をキャンバスに見立ててカスタマイズする「アーティスト ピーカブー プロジェクト」の作品の数々も展示する。
2023年04月19日