くらし情報『磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」』

2023年5月24日 08:00

磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」

磯村勇斗 撮影:映美

撮影:映美



映画『波紋』が5月26日(金) より公開される。

ある日、突然夫が失踪した。壊れゆく妻が救いを求めたのは、新興宗教だった――。放射能汚染の恐怖。義父の介護。パート先にやってくるモンスタークレーマー。そして、息子の結婚。千々に心が乱れるほど、妻はまた宗教にすがり、常軌を逸していく。


妻・依子役に筒井真理子、夫・修役に光石研ら実力派キャストが揃う中、聴覚障害の女性を連れて帰省する息子・拓哉役を演じるのは、磯村勇斗。

荻上直子監督が描いたある一家の崩壊を、磯村勇斗はどのように捉えたのだろうか。

周囲に新興宗教にのめり込む人が現れたら1回は止めるでしょうね

磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」


磯村勇斗は、今、若手の中で最もエッジーな作品選びをしている俳優の1人だ。『PLAN 75』では<プラン75>の申請窓口で働く市役所職員役で存在感を示し、長編映画初主演となった『ビリーバーズ』ではカルト宗教の信者役を無邪気と狂気のはざまで演じ抜いた。作品規模や役の大小にかかわらず、自分が演じたいと思う役に、自由に挑戦しているように見える。

磯村勇斗の俳優としての嗅覚は、一体何に反応しているのだろうか。

「脚本を読んでの感覚的な部分もありますけど、やっぱり多少の社会性を孕んでいる方が興味は持ちますね。

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