『シュレック・ザ・ミュージカル』や『ファン・ホーム』、そして昨年のトニー賞でミュージカル作品賞やオリジナル楽曲賞などに輝いた『キンバリー・アキンボ』でも知られる作曲家ジニーン・テソーリが音楽を手掛け、1997年にオフ・ブロードウェイで初演された『VIOLET』 。2014年には別演出によりブロードウェイでも上演されたミュージカルを、藤田俊太郎が演出したのは2019年、梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で企画・製作・上演するプロジェクトでのことだった。藤田が単身渡英して作り上げた「英国キャスト版」はオフ・ウエストエンドで好評を博し、翌年4月には同じ演出コンセプトによる「日本キャスト版」が日本で上演される予定となっていたが、コロナ禍により全公演中止に。一部内容を変更して9月に上演を果たしたものの、3日間限定の公演だったため“幻の作品”となっていた。その待望の再演が、本日4月7日(日)に東京芸術劇場プレイハウスで開幕。主人公ヴァイオレット役に、ミュージカル初挑戦の三浦透子と進境著しい屋比久知奈(Wキャスト)を新たに迎えての上演だ。左から)黒人兵士フリック役:東啓介、白人兵士モンティ役:立石俊樹舞台は1964年のアメリカ南部。幼い頃に父親(spi)による不慮の事故で顔に大きな傷を負い、25歳の今まで人目を避けて暮らしていたヴァイオレット(三浦/屋比久)は、決意の表情でノースカロライナのバス停にいる。「あらゆる傷を癒やす」と噂の“奇跡の伝道師”(原田優一)に会うため、1500キロ西のオクラホマ州タルサまで、人生初の旅に出ようとしているのだ。乗り込んだ長距離バスの中で黒人兵士フリック(東啓介)、白人兵士モンティ(立石俊樹)、老婦人(樹里咲穂)ら、さまざまな価値観をもつ人々に出会い、少しずつ変化していくヴァイオレット。長い旅の先に、彼女が辿り着く境地とは――。今回は、2019年の英国公演にはあったものの、2020年の日本公演ではコロナ禍により叶わなかった、「オンステージシート」が登場することも話題のひとつ。休憩なし130分の公演を舞台上で体験したら、ヴァイオレットと一緒に旅をしているような気分になれそうだ。ミュージカル『VIOLET』 制作発表記者会見より取材・文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『VIOLET』音楽:ジニーン・テソーリ脚本・歌詞:ブライアン・クロウリー原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』演出:藤田俊太郎出演:三浦透子/屋比久知奈(Wキャスト)東啓介 立石俊樹sara 若林星弥 森山大輔 谷口ゆうな 樹里咲穂 原田優一 spi【東京公演】2024年4月7日(日)~4月21日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス【大阪公演】2024年4月27日(土)~4月29日(月・祝)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2024年04月07日2024年12月、上海で世界初演されるミュージカル『インファナル・アフェア』の演出・振付を、長谷川寧(ミュージカル『ピーター・パン』、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』ほか演出・振付担当)が手掛けることが発表された。長谷川は、2018年から中国全土で上演している『白夜行』『人間失格』の演出・振付を手掛け、2023年11月15日に開催された2023北京・天橋ミュージカル年間式典では、影響力のあるミュージカル作品賞・年間優秀ミュージカル演出家賞・年間優秀ミュージカル振付家賞などを受賞した。新作ミュージカル『インファナル・アフェア』は、2002年にアンディ・ラウとトニー・レオンが主演した香港の映画作品で、香港ノワールの代表的作品。映画は第一部公開後、全3部作となり大反響を巻き起こし、2006年にはマーティン・スコセッシ監督によるハリウッドリメイク作品『ディパーテッド』がアカデミー賞作品賞を受賞。日本でも本作をモチーフにしたテレビドラマ『ダブルフェイス』(香川照之・西島秀俊W主演)が製作された。世界中で愛された本作のミュージカル化プロジェクトには、国際的な布陣が集結。脚本には、韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』『ベルサイユのばら』などのワン・ヨンボム、音楽にはフレンチミュージカル『赤と黒』『ロックオペラ モーツァルト』『1789:バスティーユの恋人』などのウィリアム・ルソー、作詞にはGMAゴールデンメロディアワードにて第28回「年間最優秀アルバム賞」にノミネートされるなど注目の歌手・音楽プロデューサー・ソングライターの許鈞がそれぞれ参加する。長谷川は「中国で3度目のミュージカルを作ることになりました。今回は香港ノワールの名作映画の舞台化になりますが、これまで小説や漫画原作の作品はやってきましたが、原作が映画スタートの作品は初めてで、これもまた新たな挑戦となります。映画は素晴らしい作品であることは間違いないので、銀幕上に映る彼らを新たにどう舞台上に甦らせるか、ご期待いただきたい」とコメントしている。<長谷川寧 プロフィール>Photo by Marc Doradzilo作家・演出家・振付家・パフォーマー。2003年冨士山アネット(フジヤマアネット)設立。異ジャンルとのコラボレーションを通じ本質を見詰め直す「疑·ジャンル」をテーマに国内外にて活動中。17年ベルリン・Theatertreffen International Forumに招聘、19年台北國際藝術村でのレジデンス制作、20年國家兩廳院(National Theater and Concert Hal,Taipei)IDEA’s LAB.参加、21年KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリスト、22年ELECTRICJAPAN2022(The Coronet Theatre/LONDON)招聘、23年『白夜行』『人間失格』にて北京・天橋音楽劇年度盛典にて優秀演出賞・優秀振付賞他、作品が多数受賞。近年の演出·振付作品として『死刑執行中脱獄進行中』、『歌劇BLACKJACK』の他、国内でのミュージカル演出·振付作品として『ピーター・パン』、『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』。中国では染空間ミュージカル『白夜行』『人間失格』が現在も全国ツアー継続中。振付家としてフジファブリック、bonobos、EGO-WRAPPIN’等ミュージシャンへの振付の他、Disney+スターオリジナル『ガンニバル』、映画『イチケイのカラス』、SoftBankのCM等映像作品にも多数参加。国内外の活動を軸に新たなアジアのヴィジョンを更新すべく精力的に活動中。<公演情報>ミュージカル『インファナル・アフェア』演出・振付:長谷川寧脚本:ワン・ヨンボム音楽:ウィリアム・ルソー歌詞:許鈞2024年12月 上海にて世界初演
2024年03月22日2020年と21年に『ハウ・トゥー・サクシード』で海外ミュージカルに初挑戦した増田貴久が、同作で演出・振付を務めたクリス・ベイリーと再びタッグを組む。演目は、1932年に書かれた戯曲とその映画化作品(1934年/邦題『特急二十世紀』)を原作に、サイ・コールマン(『スイート・チャリティ』『シティ・オブ・エンジェルズ』)の音楽によって1978年のブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞で脚本賞や楽曲賞など5部門に輝いた『20世紀号に乗って』。記憶に新しいところでは、2015年にブロードウェイでリバイバルされて好評を博し、また2019年には日本で宝塚歌劇団によっても上演され、当時の雪組トップコンビ・望海風斗と真彩希帆が弾けた演技を見せたミュージカルコメディだ。増田が演じるのは、かつてはブロードウェイの花形だったが、今はシカゴの小さな劇場で芝居を打っている演出家兼プロデューサーのオスカー・ジャフィ。多額の借金を抱えるオスカーは、マネージャーのオリバー(小野田龍之介)と宣伝担当のオーエン(上川一哉)と共に、元恋人で今はハリウッドの大女優となっているリリー・ガーランド(珠城りょう)を再び自分の舞台に立たせる計画を立てる。リリーと偶然を装って再会するために、彼らが乗り込むのが高級列車「特急二十世紀号」。新たな恋人ブルース(渡辺大輔)を伴っていたリリーを執拗に口説くも、彼女がなかなか首を縦に振らず窮地に立たされたオスカーの前に、彼の芝居のスポンサーになろうという人物、レティシア・プリムローズ(戸田恵子)が現れて……?ミュージカル『20世紀号に乗って』ゲネプロよりミュージカル『20世紀号に乗って』ゲネプロよりミュージカル『20世紀号に乗って』ゲネプロより列車がニューヨークに到着するまでの間の登場人物たちの駆け引きを軽やかに描く『20世紀号に乗って』は、本日3月12日(火)に東急シアターオーブで開幕。ベイリーが「一生懸命でまじめに取り組む方。ユーモアのセンスたっぷりにキャストを引っ張ってくださり、優雅に座長を務めている」(『ハウ・トゥー・サクシード』上演時のコメントより)と厚い信頼を置く増田のパフォーマンスと共に、実力派キャスト陣との化学反応にも期待したい。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『20世紀号に乗って』脚本・作詞:アドルフ・グリーンベティ・カムデン作曲:サイ・コールマン原作:ベン・ヘクトチャールズ・マッカーサーブルース・ミルホランド演出・振付:クリス・ベイリー演出補・共同振付:ベス・クランドール出演:増田貴久珠城りょう小野田龍之介上川一哉渡辺大輔戸田恵子/可知寛子斎藤准一郎武藤寛横沢健司/植村理乃小島亜莉沙坂元宏旬咲良篠本りの田川景一田口恵那東間一貴長澤仙明/MAOTO増山航平吉田萌美米島史子玲実くれあ【東京公演】2024年3月12日(火)~3月31日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2024年4月5日(金)~4月10日(水)会場:オリックス劇場公式サイト:
2024年03月12日豪華ミュージカル俳優陣(安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫)が集結することでも話題となっている、ミュージカル『カム フロム アウェイ』(東京公演:日生劇場3月7日~29日、大阪公演:SkyシアターMBS 4月4日~14日、 愛知公演:愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演:久留米シティプラザ ザ・グランドホール 4月26日~28日、熊本公演:熊本城ホール メインホール 5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日)。同作は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件(9.11)で行き場を失った飛行機のうち38機が、カナダのニューファンドランド島にある小さな町・ガンダーに不時着した実話から、人種、国、宗教、すべてを越えて繋がる人と人との心の物語をミュージカル化した。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞し、この度日本初演を迎える。今回は、ホリプロ 井川荃芬プロデューサーにインタビュー。ミュージカル上演のプロセス、またキャスト選出についても話を聞いた。○■ミュージカル『カム フロム アウェイ』プロデューサーにインタビュー――まずはこの作品との出会いについて教えてください。どうして日本で上演しようと思ったんですか?私はホリプロに入社してまずはマネージメントの部署に配属されたのですが、その時から舞台が好きで、夏期休暇を使って毎年ブロードウェイに舞台を観に行っていたんです。観劇スケジュールから旅行を組み立てて、マチソワマチソワで「滞在中に12本観ます!」みたいな(笑)。周囲も「井川の夏休みはどうせNYだろう」という感じでした。なので演劇の部署に異動になってからもルーティンとしてブロードウェイに行っていました。『カム フロム アウェイ』も2017年のトニー賞で話題になり前評判の高さも知っていたので、2018年に観に行きましたが、観劇前は「9.11の話」ぐらいの知識で。それなのに、観終わった瞬間に「絶対に日本で上演したい」と思ったんです。やっと取れたチケットが1階席の最後列だったのですが、とにかく舞台上から伝わってきた人のパワーがすごくて。「9.11」という状況の中で、人と人が繋がり、国境も全てを越えてみんなが一緒になって今を生きるということをエネルギーにしていて、しかもたった5日間の中で生まれた絆が10年、20年経ってもつながっている物語に圧倒されました。あとは作品の作りの素晴らしさ。ノンレプリカで上演している国もあるのですが、今回日本ではブロードウェイ版の演出で上演します。キャストの方からも「どうしてレプリカにしたの?」と聞かれたのですが、やっぱり最初に観た演出が何よりも秀逸だったんです。12人で100分を上演する中で100名近くを演じ分け、物語をシンプルに真っすぐ語って伝えてくれている。長年かけて創り上げられ、削ぎ落とされて完成された作品を、ぜひ日本でも上演できたらと思いました。これをそのまま日本語で届けられたら、同じパワーを届けられるんじゃないかなと思って、劇場を出てそのまま上司に「絶対やりたい」とメールしました(笑)。滞在期間中に関係者の方に繋いでもらい、アプローチをスタートしました。リードプロデューサーにすぐアプローチができたのは、本当に運が良かったと思います。いろんなパターンがあるんですけど、やっぱり根幹となる方々とお話をスタートさせていただけたというのはすごく大きくて。当時はこれから世界中に進出していく、というくらいの時期だったので、「ぜひ日本でやりましょう」ということで交渉がスタートしました。○■それぞれ誰が出るかわからない中で集まったキャストたち――その情熱がキャストを集めるに至ったのでしょうか? どういう経緯で集まったんですか?NYで観劇した際に、「もし日本で上演できることになった時にこの役はこの方に演じていただいたらピッタリなのではないか」など妄想キャスティングをしており、それぞれの方に精一杯の思いを伝えました。結果として、この物語を伝える素晴らしいパワーある方々が集まってくださったので本当に感謝しています。そして、日本側のスタッフさん、スタンバイを務める方々(上條駿、栗山絵美、湊陽奈、安福毅)も素晴らしい方に入っていただけることになりました。舞台上で放つ個性が素晴らしいですし、さらには、キャストの方々がただそこで生きてくださっていることで、単純に「いい作品だったね」で終わらない日本版になっていると思っています。――普通は集まることのない方達が集まっているのでは…という印象もあります。先日スタッフさんに「これ、新春コンサートじゃないですよね?」と言われて(笑)。出演する皆さんもお話をさせていただいた時は、誰が出るかわからない中で聞いてくださっていたので、出演を決めてくださったことが本当にありがたいです。――これだけ削ぎ落とされた作品ということで、ミュージカルに“ド派手エンターテインメント”を求める観客からは驚かれるかもしれないと思いますが、いかがですか?削ぎ落とされた演出で伝える本作品をきっと楽しんでいただけると思っています。役者さんがシンプルに舞台上で生きています。ただそれは役者さんにとってはとても怖いことだとも思います。今回は開演したら舞台上ではスタッフが一切手を出せなくて、転換も全て役者自身がやるんですよね。本当に人の力で助け合い、100分間を劇場で一緒に共有する。「こういうミュージカルもあるんだ」ということも感じて頂けると思うので、期待して足を運んでいただけたらすごく嬉しいです。お客様は貴重な時間と費用を使って観に来てくだるので、皆様に満足していただけるものをお届けできるように頑張ります。お一人で来ていただいてもパワーをもらえると思いますし、誰かと一緒に観に来ていただいても観劇後に色んな会話をして頂けると思います。若い世代の方にも、人と繋がることの面白さや楽しさなどを感じてもらえると思います。キャストの方々も「今までで1番大変」と言いながら稽古を毎日行ってくださっています。本当に素晴らしいので、ぜひ一人でも多くの方にこの物語が持つ魅力を届けたいですし、パワーをもらいに来ていただけたらと思います。■井川荃芬プロデューサー2008年、ホリプロ入社。関わった作品に『スクールオブロック』『キングアーサー』『COLOR』『ジェイミー』『メリー・ポピンズ』『ビリー・エリオット』『デスノート THE MUSICAL』『スリル・ミー』など。)
2024年03月07日ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』の詳細が発表された。原作は、1992年にウーピー・ゴールドバーグ主演で公開されたコメディ映画『天使にラブ・ソングを…』。3度目の来日となる今回の公演は、過去2回の来日公演とは異なる新演出と、豪華にグレードアップした新しい舞台美術が特徴で、おなじみのストーリーと音楽はそのままに、新たにバージョンアップしたブロードウェイ・ミュージカルとして届けられる。『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』は、2024年7月3日(水) から21日(日) に東京・東急シアターオーブ、2024年7月24日(水) から28日(日) に大阪・オリックス劇場で上演される。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』オリジナルプロデュース:ウーピー・ゴールドバーグ作曲:アラン・メンケン演出:ロバート・ヨハンソン東京公演:2024年7月3日(水)~21日(日) 東急シアターオーブ大阪公演:2024年7月24日(水)~28日(日) オリックス劇場公式サイト:
2024年02月29日ねぐせ。の1stフルアルバム『ファンタジーな祝日を!!!』は失恋ソングとしてTikTok等でロングヒットした「日常革命」を含め、ほとんどが恋愛ソングだ。みんな恋しているので、恋愛ソングが一番共感できる。「みんな恋しているので、恋愛ソングが一番共感できる。作っていて楽しいですし、悲しい恋愛だったとしても、曲に昇華しないとむずむずしてくるんです(笑)。僕は恋愛体質ですし、人に情が湧きやすくて、仲良くなればその子を題材に曲が書けますし、バンドメンバーのことを書いた曲もあります」(りょたち・Gt&Vo)「特に『愛してみてよ減るもんじゃないし』に共感します。“みんなもっと自由な恋愛をしようよ”って思いました」(なおと・Dr)「『猫背と癖』は歌詞だけ読むと照れちゃうんですけど、りょたちの優しい歌声で歌われるとすごくほんわかして、少女漫画を読んでいるような感覚になります」(なおや・Gt)「なよなよしている歌詞だよね(笑)。それが俺っぽい」(りょたち)「〈染み付いた癖と服の汚れをとるのには君かコインランドリーか〉って改めて見るとすごい歌詞だな。この時期のりょたちは特になよなよしてたよね(笑)。恋愛に対して自信がなくて不安がってた」(なおと)ねぐせ。史上一番テンポが速い新曲の「あの娘の胸に飛びこんで!」はクラスのマドンナへの憧れが綴られている。初めてフィクションに挑戦した曲だ。「ほぼ男子校みたいな高校に通っていたので、“こういう青春したかったな”と思って書きました」(りょたち)「僕は男子校出身なので、すごく共感しますね」(しょうと・Ba)「屋上で告白してみたかった」(りょたち)「ライブでは音源よりテンポを速くして演奏しています」(なおと)「ライブ中はアドレナリンが出ているので大丈夫だけど、リハはすごく疲れる(笑)」(しょうと)「なおとはライブでこの曲を演奏した後、袖に行ってそのまま倒れこんでたよな(笑)」(なおや)結成から4年、6月には初の日本武道館単独公演を開催する。「いろいろな場所でライブをして身につけてきたものがあるので、武道館だからといってねぐせ。らしさを変えず、レベルアップした姿を見せたいです。観に来てくれた人と一緒になって楽しみたい」(なおと)「僕たちは張り切りすぎずにいつも通りやらないとダメだと思うんです。僕たちが硬かったらお客さんも硬くなっちゃう」(しょうと)「殻を破れたらこっちのもんだよね」(りょたち)1stフルアルバム『ファンタジーな祝日を!!!』。TikTok9億回再生の「グッドな音楽を」、MV1500万再生超の「日常革命」など全10曲。【通常盤(CD)】¥3,300【初回生産限定盤(CD+DVD)】¥5,500(Ki/oon Music)左上から時計回りに、なおや(Gt)、しょうと(Ba)、りょたち(Gt&Vo)、なおと(Dr)。2020年、名古屋で結成。’22年、「グッドな音楽を」が「TikTok流行語大賞2022」30選にノミネート。6月13日には、初の日本武道館単独公演を開催予定。※『anan』2024年2月21日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・小松香里(by anan編集部)
2024年02月20日オリジナルミュージカル『のだめカンタービレ』の脚本・演出、翻訳ミュージカル『ファースト・デート』『High Fidelity』の訳詞・翻訳・演出、翻訳ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の演出スーパーバイザー、『トッツィー』の演出補、『エブリ・ブリリアント・シング』の翻訳・演出、『カウントダウンミュージカルコンサート2023-2024』の構成・演出……。ここ1年の活動を取り出しただけでも目覚ましい活躍ぶりが分かる演出家、上田一豪が作・演出を務めるオリジナルミュージカル『Play a Life』が、本日2月7日(水)に東京・博品館劇場で幕を開ける。上田の主宰する劇団「Tip Tap」にて、2015年の初演以来繰り返し再演され、2023年にはテレビドラマ化もされた、劇団の代表作とも言える作品だ。上田一豪登場人物は、高校で非常勤講師を務める夫、元小学校教師の妻、夫が指導することになる教育実習生の3人だけ。夫婦はロビン・ウィリアムズ主演の映画『今を生きる』をきっかけに出会って結婚し、彼女は映画に憧れて教師となり、彼は俳優を志していた。だがいつの間にか妻は教師をやめ、夫は非常勤講師となり、二人の生活の間には一匹の猫。何が夫婦の生活を変えたのか? やはり『今を生きる』が好きだという実習生との関わりのなかで、その理由が少しずつ明かされていく――。出演は、佐藤隆紀(LE VELVETS)・平川めぐみ・屋比久知奈の「白猫チーム」と、相葉裕樹・松原凜子・豊原江理佳の「黒猫チーム」の2チーム制。平川は初演の実習生役から妻役への転身、ほかのメンバーは今回が初参加となる。1月に行われた稽古場取材会では、「黒猫チーム」が小澤時史作曲による美しいナンバーを披露した上で、「『生きる』というテーマは日常の中で考えることが少なくなっていると思いますが、この作品を観てそれを感じてもらえたら」(相葉)、「夫役の相葉さんと長年連れ添った夫婦の落ち着いた空気を出すことが重要」(松原)、「この作品との出会いが生きることに向き合うきっかけになれば」(豊原)とそれぞれにコメント。歌唱力にも演技力にも定評のある面々が織りなすドラマに期待が高まる。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『Play a Life』作・演出:上田一豪作曲:小澤時史【キャスト】白猫=佐藤隆紀(LE VELVETS)、平川めぐみ、屋比久知奈黒猫=相葉裕樹、松原凜子、豊原江理佳2024年2月7日(水)~2月12日(月・休)会場:東京・博品館劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年02月07日撮影:鈴木健太 (C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカルラブライブ!シリーズのミュージカル作品『スクールアイドルミュージカル』の2024年公演が、2024年1月11日(木) に東京・THEATER MILANO-Zaで開幕した。本作は対立するふたつの伝統校を舞台に、アイドル活動を通して出会う10人の少女たちの夢への想いと変化を30曲以上の書き下ろし楽曲とともに描く、完全オリジナルストーリーの青春学園ミュージカル。2022年12月に東京、2023年1月に大阪で初演され、その後2023年8月に東京で上演された追加公演でも多くの評価を得て、今回の再演が決定した。さらなる可能性を広げるため、新たにWキャスト制度を採用した本公演の魅力を、公演前に行われたゲネプロの模様と合わせてレポートする。物語は、兵庫の進学校・椿咲花女子高校の理事長の娘で母親の期待に応えるために勉強を頑張りつつも密かにアイドルを応援している椿ルリカ(堀内まり菜)と、大阪の人気校・滝桜女学院の理事長の娘であり、芸能コース選抜アイドル部でセンターを務めながらも、まわりのプレッシャーから自分のやりたいことがわからなくなった滝沢アンズ(関根優那)の出会いが最初の大きな鍵となる。今回で3度目の公演ということもあり、初演から出演するオリジナルキャストたちの役への理解度がより深まったのか、芝居もさらなる進化が感じられた。特に本公演初日の出演キャストで行ったゲネプロでは、ルリカの椿咲花の仲良しメンバーたち、皇ユズハ(浅井七海)、北条ユキノ(杏ジュリア)、天草ヒカル(小山璃奈)、三笠マーヤ(佐藤美波)の4人も全員オリジナルキャストだからか、仲間同士でシンクロするような動きが見られたりと、これまで以上に仲の良い女子高生の雰囲気が見て取れた。ルリカがやりたいことを見つけ、みんなで夢中になっていくシーンでは、よりダイレクトに5人の楽しさが伝わってくる。コミカルなシーンもさらにのびのびとした表現になったことで、それぞれが演じるメンバーの愛らしさや魅力がアップしていた。新キャストが多い滝桜女学院メンバーのシーンでは、新キャストによる芝居のアプローチの変化を受けてオリジナルキャストの芝居も変化したのか、新たな発見があったシーンがいくつもあった。11日出演キャストのゲネプロのなかでは、新キャストの西田有愛が演じる来栖トアは、これまで以上にアンズへの憧れを感じさせ、第一幕序盤のアンズとのかけあいも先輩・後輩の絆が増しているように思えた。西田ひらりが演じるサヤカは爽やかな笑顔が印象的で、第二幕序盤の若槻ミスズ(西葉瑞希)や鈴賀レナ(三田美吹)と話すシーンでは、同級生同士ならではの気さくさが過去の公演よりも感じ取れた。その一方で、演者が変わっても、同じ人物を演じているからこそ変わらない魅力が見つけられることも。異なるキャストが演じることで、ルリカたち登場人物の個性がより浮き彫りになる印象を受けた。また、1月19日(金) までの本公演では、ペンライトやうちわを持ってメンバーたちのライブが楽しめる、恒例のカーテンコールスペシャルステージを実施。さらに公演最後の2日間、1月20日(土) と21日(日) は、スペシャルステージを拡大し、新規書き下ろし楽曲も披露される特別公演『文化祭&後夜祭スペシャル公演』の上演も行われる。■椿ルリカ役:堀内まり菜 コメントいよいよ初日を迎えます!一人ひとりのキャスト、関わってくださっている全員の力が合わさって、スクールアイドルミュージカルの世界がより鮮やかに進化したのを実感しています。初日から千秋楽まで、様々な組み合わせによる公演で、まさに一期一会の空間が生まれると思います。観に来てくださる皆様に、最高に幸せな時間をお届けできますように。観に行こうか迷っているという方も、ぜひ会いに来てください!“いま”の瞬間を一緒に過ごしましょう!■滝沢アンズ役:関根優那 コメント皆さんからの熱い応援をいただき、またスクミュの世界をお届けすることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、キラキラした夢のつまった特別な時間を皆さんともう一度過ごせることが本当に嬉しいです!さらにパワーアップした姿と、よりスクミュの世界を好きになっていただけるよう、みんなと、アンズちゃんと共に精一杯頑張ります。私たちの想いを、劇場で直接受け取ってください!撮影:鈴木健太<公演情報>THEATERMILANO-Zaオープニングシリーズ『スクールアイドルミュージカル』原作:矢立肇原案:公野櫻子脚本 / 演出 / 振付:岸本功喜作曲 / 編曲 / 音楽監督 / 歌唱指導:小島良太【出演】椿ルリカ:堀内まり菜皇ユズハ:浅井七海 / 鈴木まゆり(Wキャスト)北条ユキノ:杏ジュリア / 寺田光(Wキャスト)天草ヒカル:小山璃奈 / 春名真依(Wキャスト)三笠マーヤ:佐藤美波 / 松澤可苑(Wキャスト)滝沢アンズ:関根優那若槻ミスズ:西葉瑞希 / 南野巴那(Wキャスト)来栖トア:黒木美佑 / 西田有愛(Wキャスト)鈴賀レナ:三田美吹 / 加藤夕夏(Wキャスト)晴風サヤカ:西田ひらり / 山本愛梨(Wキャスト)椿 マドカ:蒼乃夕妃滝沢キョウカ:岡村さやか金子楓 / 藤本くるみ / 古沢朋恵 / 森田佳花 / 森本さくら / 森本めい / 渡辺七海 / 渡来美友【公演日程】2024年1月11日(木)~21日(日) 東京・THEATER MILANO-Zaチケット情報:()公式サイト:プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル
2024年01月11日『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が、2023年12月31日、東京国際フォーラム ホールAにて開催された。甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人の9名の次世代を担うミュージカルスターが、ともに年越しを過ごそうと集まった5000人の観客を魅了。新しい年の幕開けを、華やかに盛り上げた。最初のオーバーチュアで演奏されたのは耳馴染みのある楽曲ばかり。早速心が弾んでくる。続いて聴こえてきたのは、『レ・ミゼラブル』の「One Day More」だ。ひとりずつ登場しながら歌い、どんどん声を重ねていく様がワクワクさせる。楽曲の力強さも相まって、一気に会場の熱が上がった。今回の構成・演出を担ったのは、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』など、数多くの作品を手掛けている上田一豪。音楽監督を、井上芳雄などのアーティストに支持されている大貫祐一郎が務め、クリエイティブ陣も冒頭から手腕を見せた。全員がステージに揃ったところで、海宝がMCの口火を切る。「唯一の昭和生まれの自分が最初にしゃべるというお達しがあったので」と笑わせながらしっかり挨拶するも、「次の時代を担う若手スターというのがこのコンサートの主旨なので宏規くんに回していただこうと思います」とすぐに三浦にバトンタッチ。三浦が仕切って思い思いの自己紹介が始まった。しかし、カウントダウンに合わせなければならないためにタイムキープが厳しく、しゃべりすぎると大貫がピアノで合図。平間が「(0時を)超えちゃってもいいよね〜」と呟くなど、和気あいあいの空気が伝わってくる。このあとも曲の合間にMCが入り、今回が初共演の二人組でのトークもあったが、甲斐が木下に「どういう人なんですか」と聞いたり、森崎がsaraの苗字を聞き出してしまったり、笑いが絶えなかった。なかでも三浦の、「小学生のときに毎朝、『さぁ今日も俺の輝かしい人生が始まる』と言って学校へ行っていた」というエピソードには会場中が爆笑。歌はもちろんだが、MCから透けて見えるそれぞれの素顔も、観客は大いに楽しんだ。さて、MCのあとは、デュエットやソロで様々な楽曲を披露し、8名のダンサーたちが各曲の世界観を創り上げていく。それぞれが出演した作品からの楽曲では、東が『ジャージー・ボーイズ』の「Oh What a Night」を、甲斐が『デスノート THE MUSICAL』の「デスノート」を、三浦が屋比久とともに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の「Suddenly Seymour」を、『ピピン』の「Corner of the Sky」を森崎が歌い、『ロミオ&ジュリエット』の「Aimer」を、21年に出演した甲斐と17年・19年に出演した木下が、主演作『赤と黒』より「赤と黒」を三浦が熱唱。『RENT』の「I’ll Cover You」では、平間が演じたエンジェル役を彷彿とさせるパフォーマンスを東と見せた。『モーツァルト!』の「ダンスはやめられない」を歌った木下、『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」を歌った屋比久、『In the Heights』の「In the Heights」を歌った平間も役を思い起こさせる。海宝と木下の『アナスタシア』「In a Crowd of Thousands」はセリフもあり。『ネクスト・トゥ・ノーマル』の「I’m Alive」はダブルキャストだった海宝と甲斐で。『ヘアスプレー』の「You Can’t Stop the Beat」を三浦と平間が踊りまくり、海宝が『ノートルダムの鐘』の「Out There」をたっぷり聴かせた。本公演だけのスペシャルコラボとなったのは、saraの『CHICAGO』(All That Jazz)、森崎とsaraの『塔の上のラプンツェル』(輝く未来)、木下と屋比久の『Wicked』(あなたを忘れない)。そして、全員で歌った『RENT』の名曲「Seasons of Love」は、その歌声の豊かさが沁み入った。圧巻は2023年に上演された作品のメドレーだ。甲斐・木下・sara・屋比久による「Lady Marmalade」を皮切りに、『SPY×FAMILY』(森崎)『キングアーサー』(平間・屋比久)『エリザベート』(甲斐)『ザ・ビューティフル・ゲーム』(木下・東)『ドリームガールズ』(木下・sara・屋比久)『ジェーン・エア』(屋比久)『ザ・ミュージック・マン』(東)『ファインディング・ネバーランド』(森崎)『ラグタイム』(東・屋比久)『スクール・オブ・ロック』(甲斐)『のだめカンタービレ』(三浦)『クレイジー・フォー・ユー』(sara・平間)まで走り抜け、全員揃ったところでカウントダウンが始まり、0時とともに「ハッピーニューイヤー」の声が響く。まさしく2023年に楽しんだミュージカルを振り返りながら新しい年を迎えることができるとは。出演者にも観客にも、貴重な機会となったに違いない。フィナーレで『Rock of Ages』から「Don’t Stop Believin’」が歌われてさらに盛り上がったあと、アンコールで『コーラスライン』の「愛した日々に悔いはない」が披露された。その歌詞が、ここに集った、ミュージカルを、舞台を愛する者たちの思いに重なっていく。この次世代のスターたちがいれば、これからもきっと良き作品に出会えるはず。そんな期待を募らせながら幕は閉じた。レポート=大内弓子写真=福岡諒祠(株式会社 GEKKO)
2024年01月09日ジェシー・アイゼンバーグ初監督・脚本作品『僕らの世界が交わるまで』より本編映像が解禁された。A24製作、エマ・ストーンがプロデュースを務めた本作は、ジュリアン・ムーア、フィン・ウォルフハード共演で、複雑な親子の関係性を描くヒューマンドラマ。この度解禁となったのは、フィン・ウォルフハード演じるジギーがSNSで配信ライブをしている様子が切り取られた本編映像。SNS上の2万人のフォロワーの前で自作曲を披露するジギー。披露後は集まったフォロワーたちとコミュニケーションをとりながら、投げ銭をもらう。来週も新曲を披露するとフォロワーに向かって話すジギーの表情は明るく自信に満ちているように見える。本シーンを含め、ジギーが歌う曲は、ジェシー・アイゼンバーグ監督と作曲家のエミール・モッセリが制作したオリジナル。ジギーの楽曲について、ジギーが作曲したかのような音楽にすることを重視していたとジェシー監督は言う。「ジギーが拾い集めてきた安物の楽器で演奏したかのような楽曲というコンセプトを元にエミールが作曲してくれた。スコアに使用されたメインの楽器は、おそらくは1990年代初頭の12インチのカシオのキーボードで、自分のことにかまってくれない母親の気に触るようなものを作っている感じの楽曲になっている。ジギーが自分の寝室で不快な手作り音を鳴り響かせて、母親の気を引こうとしているかのような感じを出している。カシオのキーボードで『助けて』と叫んでいるんだ」。そんなジギーの心の叫びともいえる楽曲の数々に、フィン・ウォルフハードが歌声を乗せた。ジェシー監督や、エミールとともに楽曲制作にも携わったフィンは、ジギーの楽曲たちが、ジギーという人間を如実に物語っていると話す。「本当のジギーの姿は、音楽を通してしか見えてこない。それは興味深いことだね。さらに、ジギーは才能があるけれども、まだ子どもで、何を言いたいのか、どんなスタイルでやりたいのかを模索しているところだから、曲の半数は大して良くないし、すばらしいのは数曲だけのところが面白いと思った。僕が普段やっている音楽とはかなり違うけど、ジギーは生真面目といえるぐらいに真面目で、音楽を通して感情をさらけ出しているので、そこには何か美しいものがあるんだ」とコメントしている。『僕らの世界が交わるまで』は2024年1月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らの世界が交わるまで 2024年1月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年12月06日2024年1月19日(金) に公開される映画『僕らの世界が交わるまで』より、ジェシー・アイゼンバーグ監督のテキストインタビューが到着した。2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作は、『ソーシャル・ネットワーク』(2010) でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグの初長編監督作品。製作は、『ラ・ラ・ランド』(2016) でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが、夫であるデイブ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」。本作が初製作映画となる。さらに、『ムーンライト』(2016)、『ミッドサマー』(2019) などを世に送りだしたオスカー常連の映画会社「A24」も製作・北米配給を手掛ける。本作は、アイゼンバーグ監督自身が脚本を手掛けたAudible版のラジオドラマに基づいた物語。フォロワー2万人とオンラインで人気を博しているものの、いささか浅いフォークソングを披露する青年・ジギーと、DVシェルターを懸命に運営する母親・エヴリン。ラジオドラマにも登場したこの2人の関係を掘り下げたかったのだと、アイゼンバーグ監督は制作の理由を語る。「2人は家族だから愛し合うべきなんだけど、価値観や倫理観がまったく違う。そんな2人がひとつ屋根の下で暮らしたらどんなことになるのだろう?そういうことを探求してみたかった」。アイゼンバーグ監督は、2人を通じて、個人的に感じているさまざまな疑問を呈していると話す。「私自身、広く知られた俳優であり、アーティストとして活動しているわけだけど、自分の仕事の意義についてある種のアンビバレンツを感じている。対して私の妻は活動家だし、私の両親は医療ケアシステムの中で教師として働いている。だから身の回りの人たちの仕事の意義と自分の仕事の意義とをいつも比べてしまう。自分の中にあるそういう矛盾をこのストーリーに登場する2人のキャラクターで具現化している」。アイゼンバーグ監督の妻は活動家で、妻の母もインディアナ州でDV被害者のためのシェルターを運営していた。本作は、自伝的作品ではなく、登場人物もすべて架空の人物だが、発想のきっかけとなったのはアイゼンバーグ監督の亡き義母である。高い倫理観をもつ女性が、自身の子どもが大義ではなく、イメージやお金、ポップカルチャーに魅了されるような、彼女が浅はかだと思っていたような人物になったなら、どんな反応を示すのか知りたくなったと語る。「私が考察したかったもっと大きな疑問は、まったく価値観の違う大切な人たちと仲良くやっていくにはどうしたらよいのかということだった。エヴリンにとって、問題はどうしてこんなことが起こったのか、そしてどうやってこの理解に苦しむ人物に育ててしまったのかということだけでなく、今、彼とどう関わっていけばよいのかということなんだ。掘り下げていくとエヴリンとジギーは似ているところがたくさんある。けれど、当人たちは根本的な価値観の衝突にとらわれて、そのことに気づけないんだ」。また、監督は「芸術の世界で育つと、大局的に見て自分は世界の役に立っているのか、貢献できているのかという疑問がいつも浮かんでくるんだ。私はよく、『私は何か本当に意義深いことに貢献しているのだろうか、それともただ好き勝手なことをやっているだけなのだろうか』と自問自答する。私の周りには妻のように私よりもずっと高潔な人々がいる。彼女は、日々社会正義と戦わないのなら、到底役に立っているとは言えないと教えられて育ってきた人なんだ。そういうわけで、この映画はこれらの両極の狭間で揺れる私の心の葛藤を表現したものになったんだ」と、人々を楽しませるクリエイティブな仕事と世界中で苦しんでいる人を支える社会奉仕という、正反対のふたつの生き方から生じるジレンマを感じていることを明かした。<作品情報>『僕らの世界が交わるまで』2024年1月19日(金) 公開『僕らの世界が交わるまで』日本版ポスタービジュアル■ストーリー家族って時々、ムズカシイ。だけどやっぱり、いとおしい。DVシェルターを運営する母・エヴリンと、ネットのライブ配信で人気の高校生・ジギー。社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子は、いまやお互いのことが分かり合えない。しかし彼らの日常にちょっとした変化が訪れる。それは、各々ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続ける“親子そっくり"の姿だった……。公式サイト: SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年12月04日ジェシー・アイゼンバーグ初監督・脚本の『僕らの世界が交わるまで』よりプロデューサーを務めたエマ・ストーンのコメントが到着。本作の魅力について語っている。2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作。ジュリアン・ムーア、フィン・ウォルフハード(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)共演で、母と息子がすれ違いや失敗を経てたどり着くお互いへの想いを描いた珠玉のヒューマンドラマだ。製作・北米配給をA24が務め、さらにエマ・ストーン、デイブ・マッカリーが創立した映画/TV製作会社「フルート・ツリー」も製作を担当。2020年に創立されたばかりの「フルート・ツリー」だが、本作が初の製作作品となったほか、同じくA24との共同プロデュースとなるティルダ・スウィントン主演『Problemista』(原題)や、エマ・ストーン自身が主演を務めるテレビドラマ「The Curse」など、様々な映像作品に意欲的に参加している。『ラ・ラ・ランド』でオスカーを獲得し、現在『哀れなるものたち』でも2度目のオスカー受賞が期待されている、エマ・ストーン。本作の監督であるジェシー・アイゼンバーグとは『ゾンビランド』シリーズで共演して以降、親交が深い。以前からジェシーが書いたショートストーリーや戯曲、「ニューヨーカー」誌に掲載された作品が大好きだったと語るエマが、フルート・ツリー初の製作作品に本作を選んだのは、インフルエンサーが瞬時に生まれ、政治的関与が高まり、家族の絆がもろくなっている現代において、家族に対するジェシーの爽快なまでの率直でユニークな視点に魅了されたからだという。「ジェシーが脚本を書いたと聞いてわくわくした。この脚本に圧倒された。物語にはジェシー本人があちこちに垣間見える。とても個人的な環境から生み出されている。それに、複雑さと人間性がふんだんに描かれ、驚くほど具体的なのは、彼の文章による表現力のなせる技。ジェシーの脚本は面白くて辛辣になることがあるけど、決してシニカルではない。彼がつくる登場人物は、実生活で私たちがそうであるように奇妙で度を越していて、そして愛すべき存在」と、ジェシーの脚本家としての才能を称賛している。しかし、エマは何よりも、これまでにないストーリーに衝撃を受けたと話す。「自分の息子と理解し合えないからと言って息子の身代わりを求める母親の物語なんて聞いたことがなかった。エヴリンとジギーが互いの身代わりのような存在を見いだし、この普通でない関係性を通してふたりが距離を縮めていく様子がとてもいいと思った。母と息子の関係を考察するための痛烈で独特な方法だと気づいた」。多くを語らない簡潔なストーリーテリング、悪びれることなく刺々しい態度をとる登場人物たちに魅力を感じたと語るエマだが、同時に、観客に解釈をゆだねるエンディングにも高揚したという。「ジェシーは、最終的に物語の要所要所を合わせた以上のものがもたらされるようにストーリーを構築している。それが、作品を魅力的にしている理由のひとつ。ジェシーが書く戯曲と同じく、最後にインパクトを与えるために声高で劇的なクライマックスにする必要はない。すべてはエヴリンがジギーとつながりを感じる瞬間に向けて構築されている。次の夕食をふたりが口論せずに食べられるかどうかにかかわらず、その瞬間がすべて」。ストーリー、キャラクター、エンディング。ユニークな視点から得られる独創性でエマ・ストーンの心を射止めたようだ。併せて、エマが魅力のひとつとして語るキャラクターたちの様々な表情をとらえた場面写真も解禁。エヴリン(ジュリアン・ムーア)の真っ赤な車で学校まで送り届けてもらうジギー(フィン・ウォルフハード)の姿や、なにかを見つめておだやかな表情を浮かべるエヴリン、恋心を寄せるライラの隣で弾き語りをしているジギーなどがとらえられている。本作で彼らがどのように周囲とかかわり、行動していくのか?悩めるキャラクターたちの行方が気になる場面写真となっている。『僕らの世界が交わるまで』は2024年1月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らの世界が交わるまで 2024年1月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年11月10日とある殺人事件をめぐる騒動の中、黒人クラブ歌手と修道女たちが友情を育んでいく大人気ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が11月5日、東急シアターオーブにて開幕した。同名の大ヒット映画をもとに2009年にロンドンで初演された作品で、日本では2014年に初演。今回は5度目の上演だ。映画版でウーピー・ゴールドバーグが演じた主人公デロリスは、森公美子と朝夏まなと。豪快さとチャーミングを併せ持つ森と、元宝塚トップスターでゴージャスな魅力の朝夏、まったくタイプの異なるふたりがダブルキャストで同じ役を演じているのも面白いところだが、ここでは朝夏まなと主演版を観劇したレポートをお届けする。舞台は1977年のフィラデルフィア。クラブ歌手のデロリスはスターになることを夢見ているが、なかなか芽が出ない。そんなある日、愛人であるギャングのボス・カーティスが仲間を殺害するところを目撃してしまう。命を狙われるハメになったデロリスは一体どうなる……!?という、“掴み”から非常にニクい。この作品、起承転結が明快でドラマ性が豊か、どんどん物語に引き込まれていくのがまず良いところ。朝夏のデロリスは、どこまで脚なの!? という想像を絶するスタイルの良さと抜群のスター性で、むしろ売れない歌手であることが不思議なほどの輝きを持っている。デロリスが燻ぶっているのは、カーティスがデロリスを手中に収めるために売れるのを阻止しているのではないか、と裏読みをしてしまうほど。実際、カーティスの大澄賢也も日本初演からの続投だが、今回はこれまでの“お茶目なギャング”というより(もちろんそんな一面もあるのだが)、裏社会の人間らしい、肝が冷えるような凄みをストレートに出しているように思う。デロリスは警察に駆け込み警官になった幼馴染エディと再会、彼の勧めで修道院に身を隠すことに。しかし禁欲とは真逆の生活をしていた彼女は、規律正しく慎ましい修道女の生活に馴染まず混乱を起こしてしまう。見かねた修道院長はデロリスに聖歌隊への参加以外の行動を禁止するが、その聖歌隊は想像を絶する音痴だった……。歌手魂に火が点いたデロリスは聖歌隊を熱血指導、すると聖歌隊はみるみる上達し、シスターたちもデロリスを慕うようになる――。ここはまさに本作のハイライト! デロリスと修道女たちという異なる文化を持つ両者を繋ぐのが“歌”である、という物語を描くのに、ミュージカルほどふさわしいものはない。さらに、音楽を手掛けているのは『美女と野獣』『アラジン』などでも知られる天才アラン・メンケン。シスターたちが歌うナンバーも讃美歌だけでなくゴスペルにソウルにと多彩、いずれも心躍るものばかり。これをシスター役の俳優たちが個性的かつ、いきいきと無邪気に楽しそうに歌う姿は、観ているだけで不思議と涙が出るほど心を揺さぶられる。朝夏の歌唱もソウルフル度が増し、伸びやか。純粋に「歌って、合唱っていいな」と思う感動があり、音楽がデロリスとシスターたちを結びつけていくのが無条件に納得できる。また、両者の交流の中で変わっていくのがデロリスだけでなく、シスターたちもまたデロリスの影響で変化していく、というのも良い。中でも内気な性格の修道女見習いメアリー・ロバート(梅田彩佳)の成長は観ていて胸が熱くなるものがある。同時にほのかな恋も進行、デロリスに思いを寄せる警察官“汗っかきエディ”は初参加の廣瀬友祐(石井一孝とダブルキャスト)。長身のスタイルと整った顔立ちを持ちながらなぜかクセのある役も多い廣瀬が、今回も絶妙な“残念”さでコメディセンスを発揮している。しかしながらエディのコンプレックスやひたむきさも丁寧に描き、コミカルに寄せすぎずリアリティある人物像にしているのも好印象だ。聖歌隊の歌唱力が評判となって廃院寸前の修道院に献金も集まり良いことだらけかと思いきや、注目が集まったことでデロリスの所在がカーティスに見つかって……。物語は最後までスリルが止まらないが、しかし最終的には大きな感動が劇場を包む。終盤、デロリスと修道院長(鳳蘭)が語り合うシーンがある。そこで修道院長は起きた事象を「神の御業だ」と言い、デロリスは「人間同士の繋がり(が成したことだ)」と言い、さらに修道院長が「私たちはいつか、ふたつは同じものだとわかるでしょう」と重ねる。信仰や立場で捉え方は異なる、だが互いを否定せず受け入れる光景のなんと美しいことか。現在の世界情勢にも思いを馳せ、このシーンはことのほか心に沁みた。また今回は“客席降り”と呼ばれる客席通路を使用する演出もある。これはコロナ禍真っ最中のここ数年では難しかった演出だ。まだ油断のならない状況ではあるとはいえ以前の日常が戻ってきたなと感慨深い。さらに客席も一緒に踊るカーテンコールも名物。演出家・山田和也の得意とする、客席を巻き込んで盛り上がらせる演出が冴え、最後まで一瞬たりとも飽きさせない。笑って感動して元気になる、ミュージカルの良さが凝縮されたような作品だ。カーテンコールよりなお前述のとおりデロリスとエディはダブルキャストで、2014年の日本初演から同役を務めている森公美子、石井一孝も出演中。森と朝夏、石井と廣瀬とも、俳優としてのタイプもまったく違うので、ふたりのデロリス、ふたりのエディを見比べるのも楽しい。特に森は初日前会見で「去年で(この作品からは)引退だと思っていたが、昨年はやり残した気持ちがあり、再演の話をいただいて『やるやる、やらせてください!』と返事をしました。今回は本当に最後じゃないかな」と気になる発言もしていたため、お見逃しなきよう。公演は11月29日(水)まで同所にて。12月には大阪、静岡でも上演される。初日前会見より、左から)廣瀬友祐、石井一孝、朝夏まなと、森公美子取材・文:平野祥恵<公演情報>ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』音楽:アラン・メンケン歌詞:グレン・スレイター脚本:シェリ・シュタインケルナー&ビル・シュタインケルナー原作:タッチストーン・ピクチャーズ映画「天使にラブ・ソングを・・・」(脚本:ジョセフ・ハワード)演出:山田和也出演:デロリス・ヴァン・カルティエ:森公美子 / 朝夏まなと(Wキャスト)エディ:廣瀬友祐カーティス:大澄賢也シスター・メアリー・ラザールス:春風ひとみシスター・メアリー・ロバート:梅田彩佳TJ:泉見洋平ジョーイ:KENTAROパブロ:林翔太オハラ神父:太川陽介修道院長:鳳蘭ほか【東京公演】2023年11月5日(日)~11月29日(水)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年12月6日(水)~12月10日(日)会場:梅田芸術劇場メインホール【静岡公演】2023年12月23日(土)・24日(日)会場:静岡市清水文化会館マリナートチケット情報:公式サイト:
2023年11月09日ミュージカル『天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~』の初日前会見が4日に東京・東急シアターオーブにて行われ、森公美子、朝夏まなと、廣瀬友祐、 梅田彩佳が取材に応じた。同作は大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』のミュージカル化作。破天荒なクラブ歌手デロリス(森公美子/朝夏まなと ※Wキャスト)は、殺人事件を目撃したことでギャングのボスに命を狙われ、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰う。規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまうが、聖歌隊の特訓に励むうちに、互いに信頼関係が芽生えていく。主演の森・朝夏に加え、石井一孝/廣瀬友祐(Wキャスト)、大澄賢也、春風ひとみ、梅田彩佳、泉見洋平、KENTARO、林翔太、柳本奈都子、河合篤子、福田えり、太川陽介、鳳蘭らが出演する。○■ミュージカル『天使にラブ・ソングを ~シスター・アクト~』初日前会見に朝夏まなとが登場4日の公開ゲネプロでは、Wキャストの朝夏、廣瀬が出演。観て欲しいポイントについて聞かれると、朝夏は「今回、シスターたちもまた新しいメンバーが増え、逆に戻ってきたメンバーもいます。シスターに出会ってデロリスが変わっていくストーリーでもあるので、みんなに歌を教えて一緒に盛り上がる1幕のラストのシーンは、やっぱり見どころ」とアピールする。廣瀬は「エディが歌うナンバーは見応えあるナンバーになってるとは思うんですけど、殻を破る瞬間だったり、人を思って一歩踏み出す瞬間の感動が詰まってる作品なので、エディ的には、最後シスターたちを助けに来る、銃を撃つ瞬間」と回答。「シスターたちと被って、こっち側(上手)からは見えない。こっち側(下手)のお客さんにしか見えないんですけど、撃つまでの瞬間はエディの一つの成長でもあるので、そこです」と勧めると、森が「演出じゃないですか? 見えないのが。で、バッとなってエディだ! って」とツッコミ。さらに宣伝サイドから「映像カメラは上手にある」と教えられ、廣瀬は「じゃあ映らないですね、はい」と締めていた。また、梅田は「(自身が演じるシスター・メアリー・)ロバートが、音楽室のところで初めて大きい声が出せるところは見てほしい」と希望。「その時に周りのシスターたちがすごく喜んでくれているのが、とっても愛があって、すごく素敵だなと思うので、そこを見ていただきたいです」と語った。東京公演は東急シアターオーブにて11月5日~29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて12月6日~10日、静岡公演は静岡市清水文化会館マリナートにて12月23日~24日。
2023年11月04日ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』の初日前会見が4日に東京・東急シアターオーブにて行われ、森公美子、朝夏まなと、廣瀬友祐、 梅田彩佳が取材に応じた。同作は大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』のミュージカル化作。破天荒なクラブ歌手デロリス(森公美子/朝夏まなと ※Wキャスト)は、殺人事件を目撃したことでギャングのボスに命を狙われ、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰う。規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまうが、聖歌隊の特訓に励むうちに、互いに信頼関係が芽生えていく。主演の森・朝夏に加え、石井一孝/廣瀬友祐(Wキャスト)、大澄賢也、春風ひとみ、梅田彩佳、泉見洋平、KENTARO、林翔太、柳本奈都子、河合篤子、福田えり、太川陽介、鳳蘭らが出演する。○■森公美子・朝夏まなと主演ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』2014年の日本初演より同作の主演を務める森は「去年の11月から今年の1月までやっていたんですけど、急に(再演を)やることになって。私はもう去年で引退だと思ってたんです。でも1年もしないうちに再演と聞いた時に『やるやるやる!』って。やり残したことがたくさんあったので、やらせてくださいという気持ちでいっぱいでした。できることになりまして、まぁちゃん(朝夏)にもお世話になりましたけど、いろいろ教えてもらいながら、舞台に立てるという幸せを、今本当に感じております」と心境を吐露。3度目の主演となる朝夏は「去年の公演が半分以上止まってしまったので、初めてこの作品を観に来たいと言っていた友達もダメになって、今年やっと観に来られることになった。それも含めて去年のリベンジもありますし、こんなに短いスパンで再演させていただくことはなかなかない。『覚えてないかも』と思ったんですけど、実際動いてみると自分のデロリスがまだ残っている感じがして、お稽古しながら発見もあったし、新キャストのお二人にいろんな刺激をもらいながら、また新たなでロリス像が作り上げられてきたんじゃないかな」と自信を見せた。エディ役で新参加となる廣瀬は「学生時代の夢だったアフロになれたことで、僕はもう今、初日を迎える前に大満足をしております」と髪型に感無量の様子で、「自分がこの場所にこの役として出演できるのは、これまで本当にたくさんこの作品を愛して、お客様と共に育んで培ってきてくださった皆さんがいるからだと思っています」と感謝。シスター・メアリー・ロバート役の新キャストである梅田は「実は昔、オーディションを受けて、その時は落ちてしまったんですけど、お声がけいただいて、演じられるのが本当に幸せです。私が生きて来なかった人生を歌わせていただけるのが嬉しいですいし、去年観に来ていたので、このセットに立てるんだ、この衣装を着れるんだ、と感動で初日を迎えられるのが幸せです」と、念願の出演を喜んでいた。「2023年はどんな年だったか」という質問には、梅田が「一つの夢だったロバートが演じられた、本当に幸せな年でした。来年もこんな風に一つ夢が叶うように頑張りたいと思います」と回答。8月に実咲凜音との結婚を発表した廣瀬は「俳優としてというよりは、1人の人間として、男として大きな出来事があった1年になったので、またさらなる覚悟を持って、さらなる成長に繋げたいなと思っています」と抱負を掲げる。朝夏は「21周年ということで、自分のコンサートをさせていただいたんですけど、自分がここまで来られたのには本当にたくさんの方の愛や応援があったからこそだと実感する年になったので、背中を押してもらいました」としみじみ。森は「芸歴が42年ということでございまして、ちょうど倍なんです」と朝夏の言葉を受け、「私事でございますけど、ジャズを歌うようになりました。ジャズ歌手になるのが夢だったんですね。64になるんですけれども、一つずつ夢を叶えさせていただいてきたのかななんて思っておりまして。新しい作品やいろんなものに挑戦していける心を持つような、年の取り方をしたいと思っております。『シスターアクト』という作品に出会えなかったら他の作品にも出会えてないような気がしますので、この作品の素晴らしさ、愛の深さ、シスターの優しさとか、目に見えない神様を信じる熱い気持ちとか、ぜひこの会場で体験していただきたいなと思います。ここではミラクルが起こります」とアピールした。東京公演は東急シアターオーブにて11月5日〜29日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて12月6日〜10日、静岡公演は静岡市清水文化会館マリナートにて12月23日〜24日。
2023年11月04日映画『僕らの世界が交わるまで』が2024年1月19日(金)に公開される。すれ違う親子のドタバタ人間模様を描く映画『僕らの世界が交わるまで』は、映画『ソーシャル・ネットワーク』にてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた経歴を持つ俳優、ジェシー・アイゼンバーグが初めて長編監督を務める作品。自身がAmazonのオーディオブック「オーディブル(Audible)」向けに作った5時間のラジオドラマをベースに映画化したヒューマンドラマだ。劇中では、ちぐはぐにすれ違う親子の“ドタバタ”人間模様を描く。登場人物エヴリン…ジュリアン・ムーアDV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母親。自分の息子と理解し合えない。無いものねだりで、息子の代わりを求めていく。『アリスのままで』などに出演し、アカデミー賞、英アカデミー賞、エミー賞など数々の受賞歴を誇り、ベルリン/べネチア/カンヌ国際映画祭でそれぞれ最優秀演技賞を受賞した初めてのアメリカ人女性 ジュリアン・ムーアが演じる。ジギー…フィン・ウォルフハードエヴリンの息子。ネットのライブ配信で人気の男子高校生。自分の頭あるのはフォロワーのことばかり。演じるのは、Netflixドラマシリーズ「ストレンジャーシングス 未知の世界」でマイク・ウィーラー役を務めたフィン・ウォルフハード。ライラ…アリーシャ・ボージギーが恋心を抱く聡明な女子高校生。カイル…ビリー・ブリックエヴリンが世話にのめりこむシェルターに助けを求めに来た少年。エマ・ストーンがプロデュース製作は、エマ・ストーンがデイブ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」。さらに、『ムーンライト』『ミッドサマー』などを世に送り出してきた映画会社「A24」も製作・北米配給を手掛ける。全編フィルムで撮影『僕らの世界が交わるまで』は、監督のジェシー・アイゼンバーグの強いこだわりと、エマ・ストーンの後押しにより全編フィルムで撮影を敢行。心情の変化に重きを置いたストーリーをフィルムならではの色調で映し出すことで、より一層生活感や人間味あふれる映像に仕上げている。映画『僕らの世界が交わるまで』あらすじDVシェルターを運営する母・エヴリンと、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子・ジギー。いまやお互いのことが分かり合えない2人。そんな彼らの日常に、ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続けるという、“親子そっくり”のちょっとした変化が訪れる。親子間のジェネレーションギャップや、理想と現実の食い違い。母と息子、それぞれの失敗を経てたどり着くお互いへの想いとは?【作品詳細】映画『僕らの世界が交わるまで』公開日:2024年1月19日(金)監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ製作:エマ・ストーン、デイヴ・マッケイ、アリ・ハーティング出演:ジュリアン・ムーア、フィン・ウォルフハード、アリーシャ・ボー、ジェイ・O・サンダース、ビリー・ブリック、エレオノール・ヘンドリックス他北米配給・製作:A24提供:カルチュア・エンタテインメント配給:カルチュア・パブリッシャーズ原題:When You Finish Saving The World© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年10月23日ジェシー・アイゼンバーグ初監督、エマ・ストーンの製作会社と「A24」がタッグを組んだ『When You Finish Saving the World』が、『僕らの世界が交わるまで』の邦題で2024年1月19日(金)より日本公開決定。ジュリアン・ムーアとフィン・ウォルフハードが共演する。社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子はお互いのことを分かり合えず、すれ違ってばかり。そんな2人にちょっとした変化が訪れる。それは、各々ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続ける“親子そっくり"の姿だった…!本作で描かれるのは、ちぐはぐにすれ違う家族のドタバタ人間模様。DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母・エヴリンと、ネットのライブ配信で人気の高校生ジギー。ジュリアン・ムーア-(C)Getty Images母・エヴリンを演じるのは、『アリスのままで』などに出演し、アカデミー賞、英アカデミー賞(BAFTA)、エミー賞など数々の受賞歴を誇るジュリアン・ムーア。アメリカの銃犯罪撲滅をめざす活動を広めるため、クリエイティブ・コミュニティ“エブリタウン・フォー・ガン・セイフティ・クリエイティブ・カウンシル”を自ら立ち上げ、会長に就任したジュリアンが、社会奉仕に尽力する母親を演じる。フィン・ウォルフハード-(C)Getty Images息子のジギー役を務めるのは、俳優・監督・アーティストと多岐にわたって活躍するフィン・ウォルフハード。Netflixシリーズ「ストレンジャーシングス 未知の世界」のマイク・ウィーラー役で人気沸騰中のフィンが、思春期の葛藤を抱く少年を好演する。また、ジギーが恋心を抱く聡明な高校生・ライラ役はNetflixシリーズ「13の理由」でジェシカ役を演じたアリーシャ・ボー、エヴリンが世話にのめりこむシェルターに助けを求めに来た少年・カイル役をビリー・ブリックが演じる。ジェシー・アイゼンバーグ - (C) Getty Images2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作は、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優、ジェシー・アイゼンバーグの初長編監督作品。自身がAudible(Amazonのオーディオブック)向けに作った5時間のラジオドラマを基に、ジェシー自ら脚本も担当している。デイヴ・マッカリー&エマ・ストーン (C) Getty Images製作は、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが、デイブ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」で本作が初製作映画。さらに、『ムーンライト』『ミッドサマー』などを世に送りだし、映画ファンから絶大な人気を誇り、オスカー常連となっている映画会社「A24」も製作・北米配給を手掛ける。解禁となった日本版ポスタービジュアルには、すれ違い続きの親子、エヴリンとジギーが隣り合って見つめあう姿がとらえられている。誰にとっても身近な“親子”の物語。共感あふれる不器用なコミュニケーションに身悶えしながら、悩める彼らの行方が気になるビジュアルとなっている。『僕らの世界が交わるまで』は2024年1月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らの世界が交わるまで 2024年1月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
2023年10月19日『エリザベート』『モーツァルト!』などの人気ミュージカルで知られるソングライター・コンビ、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイ。その珠玉のナンバーを、彼らの作品にゆかりの深い豪華キャスト陣が歌い上げるコンサートが、本日9月10日(日)から26日(火)までシアタークリエで開催される。好評を博した2010年の第1弾、2012年の第2弾に続く、実に11年ぶりとなる待望の第3弾だ。クンツェ&リーヴァイの名を日本に知らしめたのは、実在したオーストリア皇后エリザベートの数奇な人生を、黄泉の帝王トートという架空の存在と絡めてドラマチックに描いた『エリザベート』。1996年にまず宝塚歌劇団によって日本初演され、2000年には東宝による男女混合キャスト版も誕生、以来いずれの形でも何度となく再演される大定番作品となった。それに続いたのが、作曲家モーツァルトを神に愛された天才ではなく、ひとりの苦悩する青年として描き出す『モーツァルト!』。こちらも2002年の日本初演以来、たびたび再演が重ねられている。ここに『レベッカ』(2008年日本初演)を加えた3作は、日本版ならではの演出が施されてはいるものの、世界初演の地はウィーン。一方、遠藤周作の小説が原作の『マリー・アントワネット』は2006年に、英国女王エリザベス1世の戴冠までを描く『レディ・ベス』は2014年に、ここ日本で世界初演の幕を開けた作品だ。クンツェ&リーヴァイはウィーンミュージカルの巨匠であると同時に、日本産ミュージカルの重要人物でもあるというわけだ。以上5作からのミュージカルナンバーが披露される本コンサートに出演するのは、『エリザベート』宝塚版初代トートにして東宝版初代エリザベートの一路真輝(10~18日)、5作すべての出演経験を持ち『マリー・アントワネット』初演ではタイトルロールを務めた涼風真世(20~26日)、『エリザベート』宝塚版と東宝版で長きにわたりエリザベートを当たり役とした花總まり(同)を筆頭に、これまでの公演で主要な役を務めてきた俳優陣。またMCとして、盛り上げ上手の俳優として知られる原田優一が全回に出演する予定となっており、クンツェ&リーヴァイの壮麗な音楽に酔いしれるとともに、軽妙なトークが楽しめる場ともなりそうだ。文:熊田音子<公演情報>『M.クンツェ&S.リーヴァイの世界~3rd Season~』2023年9月10日(日)~9月26日(火)会場:東京・シアタークリエ<歌唱予定作品>『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『レベッカ』『レディ・ベス』<全公演回出演>LE VELVETS / 小野田龍之介 / MC 原田優一<9/10~18出演>一路真輝 / 愛希れいか / 和音美桜(9/10、11のみ出演) / 新妻聖子(9/12~18のみ出演) / 古川雄大(9/10、11のみ出演)<9/20~26出演>涼風真世 / 花總まり / 昆夏美 / 城田優 / 田代万里生(9/20~22のみ出演) / 上口耕平(9/23~26のみ出演)彩花まり / 岩﨑亜希子 / 樺島麻美 / 島田彩 / 吉田萌美 / 安部誠司 / 後藤晋彦 / 武内耕 / 中山昇 / 横沢健司公式サイト
2023年09月10日THEATRICAL LIVE『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』の開幕を直前に控え、このたびゲネプロが開催された。2021年7月号から『月刊プリンセス』(秋田書店)で連載が続くnaked apeの漫画、2023年9月8日に東京・品川プリンスホテル クラブeXで、9月22日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演を迎える舞台、そして2023年10月27日に公開を控えた映画と、3つのメディアを通して一つの物語を紡ぐ一大プロジェクト『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』。人魚の子孫の命とひきかえに死から救われ、不老不死となった2人の男の数奇な運命と宿命が、平安時代から現代まで千年にわたり描かれていく。舞台と映画でW主演を務めるのは、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)と浜中文一の二人。舞台版で描かれるのは平安時代の物語で、男たちの千年にわたる旅が幕を開ける。辰巳が演じるのは孤児で両親を知らず、卑しい者として虐げられる草介。彼は村の最下層民として人々から疎まれ、理由もなく殴る蹴るの足蹴にされる。草介に手を差し伸べるのが、AKANE LIV扮する尼僧の八百比丘尼。ある日草介は菅原りこ扮する少女・とわに助けられ、不可思議な体験をする。一方、浜中演じる下級貴族の妾の子・光蔭は、なぜか草介のことが気にかかる。そんななか、草介と光蔭、とわの3人の運命を決める出来事が起こるーー。幕が上がるとまず驚かされるのが、舞台を満たすロックのリズム。“THEATRICAL LIVE”と銘打つ通り、舞台上にはミュージシャンが控え、演者がバンドの生演奏で歌い踊る様子はさながらロックミュージシャンのライブのよう。平安時代とロックという意外性も面白く、イマジネーションをかき立てる。上演台本・演出は数々の朗読劇やストレートプレイの脚本演出で知られる鈴木勝秀。いわゆる会話劇とは違い、その台詞回しは独特だ。演者が長台詞を繰り出しては、シーンや役どころ、想いの丈をモノローグのように語り上げていく。しかもキャストは4人のみで、平安時代という千年の幕開けを描写する必要がある。役者にとって力量が試されるステージといえよう。草介はどんなに人々から虐待されようと、うつほ(からっぽ)で痛みを感じないという。それを辰巳は屈託なくピュアに演じてみせる。“誰とも関係をもたなければ心の苦しみはない”だから“名もない草になりたい”と訴え、“私は何も感じません!”言い切る辰巳の笑みはおだやかで、それだけに切ない。光蔭は草介を足蹴にする者たちに嫌悪感を覚え、そんな自身の想いに戸惑う。ふと優しさを見せたかと思えば、どこまでも残酷に自身の欲を貫く。浜中はその両面を行き交い、ときにクールに、ときに戸惑いをあらわにしていく。光蔭の葛藤と屈折を体現する、その繊細な表現力に目を奪われる。全ての楽曲は本作のため書き下ろしたという大嶋吾郎作曲のオリジナルで、4人の演者たちはそれぞれキャラクターの心情を歌に込める。AKANE LIVの歌声は何ともパワフルで力強く、澄み切った声で言葉にならない想いを歌う菅原はどこまでも表情豊か。辰巳は草介の想いをどこまでも真っ直ぐに歌い上げ、光蔭と出会うとその歌声もまた変わり心情の変化を伝えくる。舞台の幕切れは衝撃的だ。不老不死の身体を手に入れたいと願った男と、奇しくも不老不死の身体を手に入れてしまった男。彼らはこれから千年の時を繰り返し生き続け、映画版ではその終結となる現代の物語が待ち受ける。ゲネプロ終了後、W主演の二人が意気込みを語った。辰巳「映画をより深く楽しんでいただける舞台になっていると思います。熱いハートで演じ、バンドの生演奏と出会ったとき生まれる、舞台ならではの生の魅力を楽しんでいただけたらうれしいです!」浜中「生のバンドも入り、円形のステージで僕らの姿もいろいろな角度から見ていただける、非常に見応えのある作品になっています。ぜひ劇場にお越しください!」永久の命は彼らに何をもたらし、彼らは何を背負うのか。永久の命は果たして幸せなのか、その代償は何なのか、物語が語りかけるテーマは深い。まずはこの舞台で、男たちの長い旅の始まりを見届けてほしい。【公演情報】THEATRICAL LIVE 『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』東京公演2023年9月8日(金)~18日(月祝)会場:品川プリンスホテル クラブeX大阪公演2023年9月22日(金)~24日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールチケット:全席指定 9,800円(税込)出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)浜中文一菅原りこ AKANE LIV上演台本・演出:鈴木勝秀問い合わせ:東映ビデオカスタマーセンター0120-1081-46(平日10:00~13:00、14:00~17:00) 【公開情報】映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』出演:辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)浜中文一小西桜子筒井真理子監督:菊地健雄製作幹事・配給:東映ビデオ製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ©僕らの千年プロジェクト ©2023映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会2023年10月27日(金)公開 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月08日インディーゲームサークル「松島研究室」は、2023年8月27日に新作フリーゲーム『僕らの受験戦争』の配信がノベルゲームコレクションにて開始されたことをお知らせします。【ノベルゲームコレクション 配信ページ】 トップ■あらすじ適当に高校に進学し、適当に遊んで過ごす日々。そんな主人公はある日トラックに轢かれてしまう。目を覚ますとそこは、自宅のベッドの上だった。身体には目立った傷もなく、健康そのもの。しかし、母親の様子はいつもと違っていた。「あんた、このままじゃ中卒よ。最終学歴で職業が決まる社会なんだから、勉強しないと!」どうやらトラックに轢かれてから、不思議な世界に迷い込んでしまったようだ。果たして主人公の未来はどうなってしまうのかCG1CG2■作品情報『僕らの受験戦争』は、クイズ要素を掛け合わせたアドベンチャーゲームです。学歴が全てを牛耳る社会に転生した主人公は、一年間という限られた時間を使い勉学に励みます。プレイヤーはどのランクの大学を志望するのか、どの教科を勉強するのかを選択し、ゲームを進めることができます。試験時には、クイズが出題されその結果も合否に影響を与えます。CG3CG4CG5■ゲーム概要タイトル : 僕らの受験戦争ジャンル : クイズ+アドベンチャーゲームリリース日 : 2023年8月27日シナリオ : 幹下グラフィック : 弥生由麻( @Yayoi_yuma )・元宮参緒( @honeyprn0141 )システム : ゆー・ぽにょ企画・制作 : 松島研究室公式サイト : PV : X(旧:Twitter): 配信ページ : ■松島研究室についてフリーゲームを制作するインディーゲームサークル。これまでに「ノベルゲームコレクション」にて『僕と君と彼女の話』『僕らはそれでも恋をする』を公開中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月29日映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』の本ビジュアルと予告編が公開された。『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』は、映画版に加え、9月に東京・大阪で上演される舞台版、そして2021年7月号から『月刊プリンセス』(秋田書店)で連載されている漫画版の、3つのメディアからなるプロジェクト。映画版、舞台版ともに、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)と浜中文一がダブル主演を務め、映画版では物語の終局「現代」、舞台版では物語のはじまりにあたる「平安時代」が描かれる。これまでに発表されていたティザービジュアルでは、草介(辰巳)、光蔭(浜中)、とわ(小西桜子)による3人の微妙な関係性を表すようなデザインだったが、本ビジュアルでは、草介、光蔭、とわのほかに、記憶喪失の草介のカウンセラーである水島(筒井真理子)の姿も映し出されている。また予告編では、記憶を失っている草介、そして秘密を抱えながら草介に寄り添う光蔭という不老不死のふたりを主軸に、草介と女優の卵である舞(小西桜子)との出会い、そこから始まる草介の記憶の混乱、葛藤や苦悩が描かれている。さらに本作の主題歌が、辰巳が所属するふぉ~ゆ~のオリジナルソング「心つないで」に決定。本作のために書き下ろされた「心つないで」は、作詞を花房遊、作曲を吉川慶、そして編曲をCHOKKAKUが担当したバラードとなっている。主題歌の一部は予告編の中で聴くことができる。<ふぉ~ゆ~コメント>■福田悠太どうも、歌手ふぉ~ゆ~の福田悠太です。え?ふぉ~ゆ~が歌手?バカ言ってんじゃないよ。と誰かが言ってるのはただの噂ですか?そんな方に申し訳ない気持ちいっぱいでお送りしますのは、こんな情報。「ふぉ~ゆ~映画の主題歌歌います」ふぉ~ゆ~歌手に昇格です。おめでとうございます。■辰巳雄大自分の初主演、初出演映画の主題歌をふぉ~ゆ~で歌う事になるとは夢にも思いませんでした。歌詞に隠れている幾つかの重要な言葉をレコーディングで歌った時、作品の撮影風景と重なり鳥肌が立ちました。初号を観た時、映画のエンドロールに合わせて歌が流れた瞬間は何とも言えない感動を味わいました。劇場で是非、エンドロールまで作品を楽しんで下さい。■越岡裕貴CDデビューしてないふぉ~ゆ~が映画の主題歌?って思った皆さん、私もそう思いました(笑)。しかも、メンバーの辰巳がダブル主演を務める『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』の主題歌ですよ。感慨深いです、、。レコーディングの際、僕の喉の調子がすこぶる悪くて、別日にしてもらったのもいい思い出です。ふぉ~ゆ~のバラードもなかなかいいですよ、是非劇場で楽しんで下さい。■松崎祐介トゥクストゥ~~~~ル~!!でお馴染みのふぉ~ゆ~松崎祐介です。また初をいただいてしまいました。初、映画主題歌でございます。ジャニーズの中で初が多いふぉ~ゆ~です。この曲を初めて聞いた時、とても吸い込まれる感じだったのでとても吸い込まれる感じでレコーディングに参戦しました。高いだけじゃなく世界観が素敵だと素直に感じました。まさにトゥクストゥ~~~~ル~ですね。映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』予告編<作品情報>映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』10月27日(金) 公開プロジェクト公式サイト:僕らの千年プロジェクト (C)映画「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」製作委員会
2023年07月31日コロナ禍の2020年、52公演中たった14回しか上演されずに幕を下ろしたミュージカル『アナスタシア』が帰ってくる──。記憶を無くした女性が過去を取り戻し、愛する家族と心の帰る場所を見つける旅路を描いた本作。初演に引き続いて主人公アーニャをWキャストで続投する葵わかなと木下晴香に、待望の再演に向けた想いを尋ねた。公演中止後、3年で培った経験を再びアーニャにぶつけたい──初演時を振り返って得た感触を、まずお聞かせいただけますか?葵楽しさを感じられる前に終わっちゃった、というのが正直な実感です。木下そうだよね。幕が開いては(緊急事態宣言で)止まり、再開したと思ったら全公演中止になってしまって。葵まだ14公演しかやっていなかったもんね。私は公演数を重ねて体力の配分がわかってくるタイプなので、楽しいと感じられる部分がこれからもっと増える予定だっただけに残念でなりません。木下そうだよね。私たちを含めて『アナスタシア』にはWキャストやトリプルキャストが多いんですが、一度しかやっていない組み合わせもあるんですよ。私はその楽しさを感じられないまま、終わってしまった印象がありました。──楽しむところまで行かないうちに終わってしまった初演に対して、待望の再演となります。どのように受け止めていらっしゃいますか?葵純粋に嬉しいです! 前回は私たちがアジア初演でしたので、キャストも海外から来日してくださったスタッフを含め、すごく熱量のある稽古場だったんですよ。「なんとしても初演を成功させよう」って気概に満ちていたような気がします。その環境にまた身を置けることが喜ばしいですし、ご縁に恵まれて感謝です。木下私は再演が決まり、またアーニャとして舞台に立てることが本当に嬉しかったです。初演は精一杯やっていましたが、自分の足りない部分が見えてきた時期でもあったんです。実力的に悔しい思いをたくさんした作品でもあったので、その後さまざまな経験を通じて培ったものをしっかり『アナスタシア』にぶつけて、一から向き合ってつくっていきたいと考えています。──初演から3年が経って「当時と比べてこんな点が成長したのでは」とおふたりが感じるポイントを教えてください。木下どこが境目か、私の中でも曖昧なんですけど……『アナスタシア』くらいまでは、自分でない誰かになることによって自信を持って舞台に立っていたんですよね。演じるからこそ人前に出ていける感覚があって。メイクして衣装を身にまとうことでだんだんと違う自分になって、役としてステージに立っているから怖くない、みたいな。葵そうなんだ。木下うん。でもコロナ禍の3年を通じて、やっぱり演じるのってどこまでも「自分でしかない」ってことを痛感しました。自分自身を見せることが次第に怖くなくなっていっている……というんですかね。やっぱり自分を介して届けないと、わかなちゃんみたいにお客さんの心を打つ芝居にならないんだなって。葵(恐縮して首を振りながら)いやいやいやいや!(苦笑)木下……なんだか取ってつけたようになってしまいましたけど(笑)、芯を食った芝居にならない気がしたんです。他者をコーティングしながら演じていたのが、だんだんと自分を通せるようになったのが私の変化かな、と感じています。「感情はお腹から」という言葉が腑に落ちるようになってきました。葵そっか、すごいね! 私はポジティブになったことが変化のひとつかもしれません。コロナ禍が影響している気がするんですが、自分ひとりの力でどうにもできないことってあるじゃないですか。そういう状況に対して20代前半ではまっすぐ向き合って躍起になっていたんですけど、現在ならもっと柔軟でいられる。その時になす術が無かったとしても、この『アナスタシア』のように何年後かに再び挑戦できる機会が巡ってくるって信じられるようになったのかな。人生は繋がっていて、取り組めなかったことも一生できないわけではないんですよね。そうやって少しずつ自分の人生を長い目で捉えられるようになって、肩の力が抜けたような気がしています。木下素敵な考え方だね、それ。葵ありがとう。そう思えたから、この3年で挑戦させてもらったいろんな作品や役が尊くて。ひとつの役にこだわるというより、自分の引き出しが増えていくことを楽しめたんですよね。同時に役への没入感も以前より増している気がして。いい時間を過ごしていると思います。セリフの行間に想いを巡らせたら、初演と異なる解釈をしていた──おふたりの成長を通じて、3年前と今回やるアーニャにどんな変化が生まれるのか気になりました。現時点で何か考えていらっしゃるアイディアはありますか?葵・木下うーん、そうだなぁ。──では3年前、おふたりはアーニャの人物像をどのように受け止めて形にしていかれたのですか?葵とにかく「がむしゃらな女性」という印象でした。なりふり構わず、両腕をワーッと回しながら駆け回っているようなイメージ(笑)。もちろん私も若くて子どもから大人になったばかりの時期だったので、アーニャのように猪突猛進でしたし、そういう部分に共感しながら表現したような気がします。木下本当にそう。3年前はただただ必死で……あの時はすごく視野が狭かったですね。役の向き合い方にしても、アーニャを「演じる」のに精一杯だった記憶が私の体感としてあって。でもその状態がアーニャの必死さに通じていたのかもしれませんけど。葵今回は「経年変化」をお見せしたいです。若輩者の3年なんて大したことないかもしれませんが、「年月が経つってこういうことなんだな」って。アーニャは記憶がないんですけど、当時演じていた自分は「21年分の記憶がない人」というアウトプットしかできませんが、今回はその記憶に3年が加わります。記憶喪失になる期間って長ければ長いほど重みが増すというか、そのキャラクターが孤独に苛まれて生きてきた人間性に関わるんじゃないかなって。木下確かに!葵初演時は記憶がない状態をいたずらに怖がって立ち向かっていたけれど、再演では「記憶喪失の恐怖に葛藤した瞬間はなかったのかな」とか、セリフの行間に何が書かれているのか気になっています。彼女の人生をイメージして「どんな道をひとりで歩いてきたんだろう」と想いを巡らせることによって、役が広がったり深まったり、立体的になるんじゃないかな。もちろん演出があるので、この考えをどこまで活かせるか未知数ではありますが……当時より少しだけ大人になった自分がアーニャを演じるのがおもしろいんじゃないかと思います。木下それでいうと、私は初演と今回でアーニャの「強さ」に解釈の違いが生まれたような気がしていて。前回は強さの源にあるのが、記憶を無くしてもひとりで生きてきたという彼女の「バックボーン」にあると思っていたんです。実際、これを大事に演じようとしていました。一方で再演にあたって久しぶりに台本を読み返した時に、自身の居場所や自分は何者なのか、アーニャが「生き方やアイデンティティを取り戻す旅」が現在進行形で進むからこそ得る強さもあるのかな、と感じまして。そこは初演と捉えるポイントが異なるのかな。その変化を大切にできたら、と思っています。──おふたりは初演時に長い時間を共有しました。ご自分にとってプラスになったと感じられるお互いの魅力やポイントを教えてください。葵晴(はる)ちゃんの柔軟さは私にないところで、すごいなと感じていました。どんな指示を受けても、まず一回は受け入れるんですよ。私は怖いものって跳ね返してしまうし、「受け入れていいのかな」って吟味する時間が必要なので。理解や納得できないと飲み込めないタイプだから、晴ちゃんが物事に対して「わかりました」と素直に受け入れる姿勢はすごく大人だと感じていました。それは流されるってことではなく、すぐ懐に入れてあげられる優しさなんだなって。そこからどうすればいいか、自分で決めればいいわけですし。誰かと一緒にクリエーションする上で大切なスタンスだと思います。木下初めてわかなちゃんと出会ったのが、『ロミオ&ジュリエット』(2019年)なんですよね。で、稽古でわかなちゃんが見せた、とある芝居に「なんだこのエネルギー」って衝撃を受けまして。そこからわかなちゃんが見せる芝居の深みと熱量に魅了されっぱなしです。役に入っていく瞬間の集中力、芯があるのにやわらかい歌声が大好きです!葵お互いに褒め合うの恥ずかしいね(笑)木下まだまだ出てくるよ!(笑)。小さい頃からミュージカルに触れる中で「強い声で歌うのがいいんだ」みたいな勝手な先入観があったんですけど、わかなちゃんから役としての自然な声をお客さんに届けていることが伝わってきたの。この重要なポイントに気づかせてくれた、大切な存在なんですよ。「芝居歌」っていうのかなぁ。私の凝り固まったミュージカル脳をアップデートしてくれた感覚があるんです。葵晴ちゃんは歌についてすごく深く考えているよね。ミュージカル鑑賞で得た知識もあるし。私にはそれがないから「まずやるしかない」って感じなんだよ。培ってきたものを活かす努力をし続けているのも晴ちゃんを尊敬しているポイント。木下ありがとう。やっぱり恥ずかしいね(笑)。──『アナスタシア』はアーニャが魅力的でないと成立しない物語です。そんな役どころに臨むおふたりの意気込みを最後にお聞かせください。葵自分の手で運命を切り拓いていく力強いヒロインに私自身が共感しますし、そのサクセスストーリーに背中を押してもらえると思います。いろんな可能性や魅力を秘めたアーニャを再び演じられるご縁を大切にしながら、誠実に向き合っていきたいです。木下アーニャの「人間としての生き方を取り戻していく旅」に、ご覧になる方も心を寄せていただけるのではないでしょうか。彼女がもがく姿を全力でお見せして、歌も芝居もパワーアップした状態でお届けできるように精一杯がんばります!取材・文:岡山朋代撮影:You Ishii<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報
2023年06月30日DISH//の新曲「ウェディングソング」が、2023年6月28日(水)に配信リリースされる。DISH//の新曲「ウェディングソング」配信限定リリース新作アルバム『TRIANGLE』を提げた全国ライブツアー「DISH// HALL TOUR 2023 "TRIANGLE"」を開催中のDISH//。配信限定でリリースされる新曲「ウェディングソング」は、その15公演目となる埼玉・大宮ソニックシティ公演のアンコールにてサプライズ発表された楽曲だ。新たな人生の門出に贈る“ウェディングソング”ジューンブライドの時期にリリースされる本楽曲は、結婚という新たな人生の門出に贈る“ウェディングソング”。作詞作曲はドラムの泉大智が手掛けており、実際の挙式で撮影されたという配信ジャケットビジュアルも合わせて公開された。作品情報DISH// 新曲「ウェディングソング」配信日:2023年6月28日(水)
2023年06月24日さだまさしの新曲「なつかしい未来」が、今夏スタート予定の“SOMPOケア新CMソング”に決定したことが発表された。本楽曲は、本日6月14日(水) にリリースされたさだまさしデビュー50周年記念オリジナルアルバム『なつかしい未来』の表題曲。SOMPOケアのCMソングには、2020年10月から現在までさだの名曲「奇跡~大きな愛のように~」のセルフカバー「奇跡2021」が起用されており、今回CMの新装タイミングにあわせて楽曲も新曲へと変わることとなった。さだは、本日より今年の全国コンサートツアー『さだまさし 50th Anniversaryコンサートツアー2023~なつかしい未来~』を大阪フェスティバルホールよりスタート。同ツアーの前半戦は、大阪・名古屋・東京でそれぞれ趣向を変えて4夜ずつ開催となり、初日14日は第一夜“グレープナイト”、15日は第二夜“工務店ナイト”となる。また、さだのコンサート公演回数は本日の公演をもって前人未踏の4581回、明日の公演で4582回となる。さらに、今週17日(土) にはフジテレビ系『MUSIC FAIR~さだまさしスペシャル~』に出演し、50年のキャリアにふさわしいロングメドレーや新曲「なつかしい未来」を初披露。22日(木) 放送NHK総合『SONGS~さだまさし~』では長尺名曲として有名な「親父の一番長い日」と元WBC日本代表監督・栗山英樹がコーラス&台詞に参加し話題となったニューアルバム収録新曲「マイアミの歓喜もしくは開運~侍ジャパンと栗山英樹監督に捧ぐ~」を初披露する。23日(金) にはNHK総合『今夜も生でさだまさし』が秋田より生放送で予定されている。「なつかしい未来」アニメーション・リリックムービー「マイアミの歓喜もしくは開運~侍ジャパンと栗山英樹監督に捧ぐ~」ドキュメンタリームービー<リリース情報>44th New Album『なつかしい未来』発売中●初回限定盤(CD+DVD)5,500円(税込)●通常盤(CD Only)3,850円(税込)『なつかしい未来』初回限定盤ジャケット『なつかしい未来』通常盤ジャケット【CD収録曲】01. 序曲「未来へ」 ~さだまさしに捧ぐ~02. はてしない恋の歌03. 夢の街04. ドレスコード05. 昭和から06. わたしはあきらめない07. マイアミの歓喜もしくは開運 ~侍ジャパンと栗山英樹監督に捧ぐ~08. 愛によって09. 中秋無月10. 私の小さな歌11. なつかしい未来【DVD収録曲】■GRAPE 50年坂一夜限りのグレープ復活コンサート at 神田共立講堂 ~トークを中心にお届けするたっぷりダイジェスト~■Animation Movie「主人公」「ペンギン皆きょうだい2020」(short edit version)「孤悲」(アルバムトレーラー)【チェーン別予約・購入オリジナル特典】■ビクターオンラインストアデビュー50周年記念直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙(絵柄A)■山野楽器CD/DVD取り扱い店舗(一部店舗除く)およびオンラインショップデビュー50周年記念直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙(絵柄B)■WonderGOO/新星堂(一部店舗除く)デビュー50周年記念直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙(絵柄C)■五番街デビュー50周年記念直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙(絵柄D)■上記以外の店舗・オンラインストアデビュー50周年記念直筆メッセージ・プリント・ミニ色紙(絵柄E)■楽天ブックスアクリルコースター■Amazon.co.jpメガジャケ配信リンク:ライブ作品『さだまさしコンサートツアー2022~孤悲~』7月12日(水) リリース●CD(2枚組):4950円(税込)●Blu-ray:8800円(税込)●DVD:7700円(税込)【収録曲】※CD収録曲表記■Disc101. 偶成02. 抱擁03. 破04. トーク1)こんばんはさだですよ!05. パンプキン・パイとシナモン・ティー06. 道化師のソネット07. 療養所08. トーク2)エレクトーン「ハイ!」事件 2022バージョン09. さだ工務店のテーマ2020■Disc201. トーク3)ウクライナ侵攻02. キーウから遠く離れて03. フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-04. トーク4)グレープのニューアルバム制作中です05. 詩人06. 舞姫07. トーク5)太宰府天満宮の鷽替え神事08. 鷽替え09. 孤悲10. 歌を歌おう【収録曲】※Blu-ray / DVD収録曲表記01. 偶成02. 抱擁03. 破04. パンプキン・パイとシナモン・ティー05. 道化師のソネット06. 療養所07. さだ工務店のテーマ202008. キーウから遠く離れて09. フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-10. 詩人11. 舞姫12. 鷽替え13. 孤悲14. 歌を歌おう<ライブ情報>『さだまさし50th Anniversary コンサートツアー~なつかしい未来~』6月14日(水) 大阪フェスティバルホールよりスタート関連リンクオフィシャルアーティストサイト:オフィシャルレーベルサイト:: Official Twitter: YouTube Channel:
2023年06月14日「HYBE LABELS」が開催する新しいガールズグループが誕生するサバイバルプログラム番組「R U Next?(アーユーネクスト?)」のテーマソングに、スジが歌う「R.U.N」が決定した。「R U Next?」は「HYBE」と「CJ ENM」のJVレーベル「BELIFT LAB」による次世代グローバルガールズグループの最終メンバーを決めるプログラム。デビューを夢見る参加者たちは、体系的なカリキュラムの中でトレーニングを受け、サバイバルの関門を1つずつ通過し、計7つのラウンドミッションを遂行していき、“グローバルK-POPスター”になるための自身の潜在力とスター性を示していく。そのテーマソングが、スジが歌う「R.U.N」に決定。「R.U.N」は「R U Next?」のアイデンティティと、参加者が進むべき方向性が込められた曲となっている。スジ「HYBE」のネクストガールズグループ誕生が予告された中で、テーマソングに込められているメッセージと曲の雰囲気がグローバルファンの好奇心を刺激するだろう。「R.U.N」は6月12日(月)18時より各種音源サイトを通じて発売。「R U Next?」は6月30日(金)20時50分~ABEMAにて国内字幕付き独占無料放送(全10話予定)。(text:cinemacafe.net)
2023年06月10日インディーゲームサークル「松島研究室」は、2023年5月24日に新作フリーノベルゲーム『僕らはそれでも恋をする』の配信がノベルゲームコレクションにて開始されたことをお知らせします。タイトル【ノベルゲームコレクション 配信ページ】 ■あらすじ高校生だというのに浮いた話は一つもなく、勉学に励むわけでもなく、労働に勤しんでいる少年、渡辺隼人。彼には学校を休んでまでバイトに明け暮れる理由があった。そんな渡辺の前に、いつか交わした約束を果たすために、ある少女が現れる。「私と結婚しましょう!」少女は他の生徒の前で堂々と宣言する。突如始まるラブコメ。しかし、渡辺に湧き上がった感情は、嫌悪感であった。そう、彼は恋愛が苦手だったのだ。■作品情報『僕らはそれでも恋をする』は、3人の女の子をヒロインとする恋愛アドベンチャーゲームになります。メインキャラクターには、全台詞にボイスが入っております。本作はヒロインの1人、赤池茜が主人公である渡辺隼人の住む街に引っ越してきたことをきっかけに物語が始まります。赤池茜は、渡辺隼人に再会するのと同時に求婚しますが、雑に扱われ断られるのでした。渡辺隼人が断ったのは突然の求婚に戸惑ったことも要員の一つでしたが、それとは別に隼人の身に起きた過去のある出来事が原因でした。それは隼人の父親の不貞行為です。隼人は幼い頃、父親の不倫現場を目撃してしまい、それ以来、隼人は人と付き合うこと、そして性に抵抗感を覚えるようになってしまうのでした。本作の物語は、各キャラクターが抱える悩みをクローズアップし展開されていきます。家庭の悩み、性についての悩み、病気についての悩み…それぞれのキャラクターが持つ悩みに対してどのような解決策を見せるのか、が本シナリオのキモとなっています。■登場人物・赤池茜(あかいけ あかね)CV:恋摘もなか小学生の頃、主人公と仲が良くどんな時も一緒にいた。しかし、小学6年生の時に転校することになり離れ離れになってしまう。それから数年が経ち、もう一度主人公に会うために帰ってくる。CG1・青山唯(あおやま ゆい)CV:天音玲主人公の幼馴染の一人。主人公のよき理解者として、どんな時も近くから見守っている。清楚な見た目にクールな性格から学内で密かに狙っている男子も少なくない。CG2・浅黄薫(あさぎ かおる)CV:柚春マツリ幼稚園の頃から主人公を兄のように慕い、ついて回っていた一つ下の女の子。しかし、中学の頃とある事件をきっかけに主人公と疎遠になってしまう。CG3■キャスト赤池茜:恋摘もなか青山唯:天音玲浅黄薫:柚春マツリ百瀬 :みたらしうにに一ノ瀬:日和みか子二宮 :木下アルヴィン三井 :岡田寄太郎四谷 :荘司哲也白石 :西玲子教祖 :如月彩葉■ゲーム概要タイトル : 『僕らはそれでも恋をする』ジャンル : 恋愛アドベンチャーゲームリリース日 : 2023年5月24日シナリオ : 幹下グラフィック: 水無瀬ノア( @Noa_eaka )・元宮参緒( @honeyprn0141 )企画・制作 : 松島研究室公式サイト : Twitter : 配信ページ : ■松島研究室についてフリーゲームを制作するインディーゲームサークル。これまでに「ノベルゲームコレクション」にて『スクールシャーク』『僕と君と彼女の話』を公開中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月25日ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』が2023年11月に東急シアターオーブにて上演されることが1日、明らかになった。同作は大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』のミュージカル化作。破天荒なクラブ歌手デロリスは、殺人事件を目撃したことでギャングのボスに命を狙われ、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰う。規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまうが、聖歌隊の特訓に励むうちに、互いに信頼関係が芽生えていく。2022年〜2023年の公演では新型コロナウイルスの影響により東京公演13回が中止となったが、全国ツアー公演も各地で大歓迎され、1月22日に長野公演で大千穐楽を迎えた。多くの要望があったことからこの度スピード再演を決定。5度目の上演となる。映画でウーピーが演じた歌手・デロリス役には、初演で帝劇初主演を果たし、圧倒的な歌唱力とコメディセンスで客席を爆笑の渦に巻き込む森公美子と、元宝塚男役トップスターで恵まれた身体能力と太陽のような明るい笑顔で魅力を放つ朝夏まなと、というユニークすぎる奇跡のWキャストが続投した。デロリスの幼馴染で警察官のエディ役には、舞台映えするルックスとパワフルな歌声で魅せる石井一孝に加えて、Wキャストとして端正なルックスと抜群のコメディセンスを併せ持つ廣瀬友祐が新加入。冷酷なギャングのボスでデロリスの元恋人・カーティス役には初演から同役を演じ続ける大澄賢也が扮し、その子分三人組には、TJ役の泉見洋平、ジョーイ役のKENTARO、そしてパブロ役には2019年公演で同役を務めた林翔太が戻って来る。教会を取り巻くメンバーは、続投のメアリー・ラザールス役の春風ひとみに加え、メアリー・ロバート役で梅田彩佳が初参加。2016年公演で修道女の一人を演じた柳本奈都子が今回はメアリー・パトリック役、クラブシンガーのミッシェルとティナには河合篤子と福田えり、修道女たちをやさしく見守るオハラ神父役は太川陽介が引き続き演じる。厳格な修道院長役は初演から演じている鳳蘭が扮する。『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』『ニュージーズ』などのミュージカル・ナンバーは、ディズニー映画の名曲の数々を手掛けたアラン・メンケンによるもの。演出は、『ウェディング・シンガー』『ラ・カージュ・オ・フォール』『ダンスオブヴァンパイア』『ヘアスプレー』など、盛り上がれるミュージカルをこれまでいくつも手掛けてきた山田和也が担当する。公演は東急シアターオーブにて11月5日〜29日。ほか全国公演を予定している。
2023年05月01日大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』のミュージカル日本版が、11月に東急シアターオーブにて再演されることが決定した。前回、2022年から2023年にかけての公演は、東急シアターオーブでの東京公演がコロナの猛威により全29回のうち13回を中止せざるを得ず全16回の上演に。その後全国ツアー公演を経て、1月22日(日) に長野公演で大千穐楽を迎えたばかりだが、多くの要望を受けて新キャストを迎えてのスピード再演となった。映画でウーピー・ゴールドバーグが演じた歌手・デロリス役には初演で帝劇初主演を果たし、歌唱力とコメディセンスで客席を爆笑の渦に巻き込む森公美子と、元宝塚男役トップスターの朝夏まなと、というユニークなWキャストが再び実現。デロリスの幼馴染で警察官のエディ役には、石井一孝と廣瀬友祐のWキャスト、冷酷なギャングのボスでデロリスの元恋人・カーティス役には初演から同役を演じ続ける大澄賢也、その子分三人組には、TJ役の泉見洋平、ジョーイ役のKENTARO、そしてパブロ役には2019年公演で同役を務めた林翔太が戻って来る。また、教会を取り巻くメンバーは、続投のメアリー・ラザールス役の春風ひとみに加え、メアリー・ロバート役で梅田彩佳が初参加。2016年公演で修道女の一人を演じた柳本奈都子が今回はメアリー・パトリック役、クラブシンガーのミッシェルとティナには河合篤子と福田えり、修道女たちをやさしく見守るオハラ神父役は太川陽介が続投する。そして、厳格な修道院長役は初演から演じている鳳蘭が扮する。本作の大きな見どころ・聴きどころの一つであるミュージカルナンバーは、『リトル・マーメイド』『アラジン』など、ディズニー映画の名曲を手掛けたアラン・メンケン。そして演出は、『ウェディング・シンガー』『ヘアスプレー』などのミュージカルをいくつも手掛けてきた山田和也が担当する。<公演情報>『天使にラブソングを~シスター・アクト~』11月5日(日)~11月29日(水) 東急シアターオーブ※ほか全国公演あり
2023年05月01日インディーゲームサークル「松島研究室」は、2023年4月4日に新作フリーノベルゲーム『僕らはそれでも恋をする』の公式サイトが公開されたことをお知らせします。タイトル■あらすじ高校生だというのに浮いた話は一つもなく、勉学に励むわけでもなく、労働に勤しんでいる少年、渡辺隼人。彼には学校を休んでまでバイトに明け暮れる理由があった。そんな渡辺の前に、いつか交わした約束を果たすために、ある少女が現れる。「私と結婚しましょう!」少女は他の生徒の前で堂々と宣言する。突如始まるラブコメ。しかし、渡辺に湧き上がった感情は、嫌悪感であった。そう、彼は恋愛が苦手だったのだ。CG■作品情報『僕らはそれでも恋をする』は、3人の女の子をヒロインとする恋愛アドベンチャーゲームになります。ゲーム投稿サイト「ノベルゲームコレクション」にて、無料で2023年夏に公開する予定となっています。メインキャラクターには、全台詞にボイスが入っております。本作はヒロインの1人、赤池茜が主人公である渡辺隼人の住む街に引っ越してきたことをきっかけに物語が始まります。赤池茜は、渡辺隼人に再会するのと同時に求婚しますが、雑に扱われ断られるのでした。渡辺隼人が断ったのは突然の求婚に戸惑ったことも要員の一つでしたが、それとは別に隼人の身に起きた過去のある出来事が原因でした。それは隼人の父親の不貞行為です。隼人は幼い頃、父親の不倫現場を目撃してしまい、それ以来、隼人は人と付き合うこと、そして性に抵抗感を覚えるようになってしまうのでした。本作の物語は、各キャラクターが抱える悩みをクローズアップし展開されていきます。家庭の悩み、性についての悩み、病気についての悩み…それぞれのキャラクターが持つ悩みに対してどのような解決策を見せるのか、が本シナリオのキモとなっています。■登場人物・赤池茜(あかいけ あかね)CV:恋摘 もなか小学生の頃、主人公と仲が良くどんな時も一緒にいた。しかし、小学6年生の時に転校することになり離れ離れになってしまう。それから数年が経ち、もう一度主人公に会うために帰ってくる。・青山唯(あおやま ゆい)CV:天音 玲主人公の幼馴染の一人。主人公のよき理解者として、どんな時も近くから見守っている。清楚な見た目にクールな性格から学内で密かに狙っている男子も少なくない。・浅黄薫(あさぎ かおる)CV:柚春 マツリ幼稚園の頃から主人公を兄のように慕い、ついて回っていた一つ下の女の子。しかし、中学の頃とある事件をきっかけに主人公と疎遠になってしまう。■スタッフシナリオ :松島研究室( @matsushimalab )グラフィック:水無瀬ノア( @Noa_eaka )・元宮参緒( @honeyprn0141 )■スペックタイトル:『僕らはそれでも恋をする』ジャンル:恋愛アドベンチャーゲーム■公式サイト ■Twitter ■リリース時期2023年夏■松島研究室についてフリーゲームを制作するインディーゲームサークル。これまでに「ノベルゲームコレクション」にて『スクールシャーク』『僕と君と彼女の話』を公開中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日犬飼貴丈と飯島寛騎がW主演するドラマ「僕らの食卓」の予告編が公開された。人と食事をするのが苦手な豊(犬飼さん)が公園で出会ったのは、年の離れた兄弟・穣(飯島さん)と種(前くうが)。以来、彼らと一緒にご飯を食べることが増えた豊。いつしか、みんなで食事をするのが楽しみになっていく――。本作は、雑誌「ルチル」(幻冬舎コミックス)で連載され、2017年に単行本が刊行された三田織の同名漫画のドラマ化。食事を通して、人のつながりを描くハートフルドラマになる。豊の「僕の体は、だいたいスーパーの総菜とサラダとおにぎりでできている」というナレーションで幕を開ける今回の映像では、公園で一人寂しそうにしている豊のおにぎりを見つめる兄弟との出会いが垣間見える。また映像に合わせて、オープニング主題歌となるBeverly(ビバリー)の「アンダンテに砂時計」が公開。Beverlyは、アメリカ、フィリピン等の音楽祭で数々の受賞歴を持ち、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の主題歌(オープニング曲)に抜擢され、いま世界からも注目されるシンガー。優しい歌声と映像が重なり、食を通してできる人とのあたたかいつながりを感じられる映像に仕上がっている。今回の起用にBeverlyは「みなさんのパートナーや家族、友人など、一緒にいて心地よく、楽しいことだけでなく、悲しいこともシェアできる相手への愛の歌です。晴れた日にただ歩いているような、軽やかで優しい楽曲になりました。ドラマにも寄り添える曲となれば嬉しいです」とコメントしている。「僕らの食卓」は4月6日より毎週木曜日23時~BS-TBSにて放送、4月12日(水)よりLeminoにて独占配信開始。(cinemacafe.net)
2023年03月14日