富士フイルムは2016年1月15日から、デジタルカメラ「Xシリーズ」の発売5周年を記念した写真展「100 X-Photographers」を開催する。会場は東京都港区のFUJIFILM SQUARE。入場料は無料。100 X-Photographersでは、世界各国の写真家100名以上が「Xシリーズ」で撮影した写真を展示。会場は富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・スペース2・ミニギャラリー会場(実施期間:1月15日~1月20日)、ギャラリーX会場(実施期間:1月15日~2月18日)、フジフイルム スクエア2F 特設会場(実施期間:1月16日~1月24日)の3カ所に分かれており、それぞれ異なる作品を展示する。
2015年10月23日タムロンは、「第8回タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景コンテスト」の入賞作品写真展を、そごう大宮店3階特設会場(ビックカメラ連絡通路)にて開催している。期間は10月9日から10月31日まで。入場は無料。本稿では、入賞作品授賞式と入賞作品写真展の様子をお伝えする。タムロン鉄道写真コンテストは、今年で8回目の開催となるフォトコンテスト。風景、スナップなどのスタイルを問わず、鉄道が写った写真を広く募集するもの。撮影機材や撮影場所、カラー・白黒といった制限もない。一般の部と小・中・高校生の部を設けており、小学生未満も応募可能だ。2015年5月1日から8月20日までの期間に作品募集を行い、1,753名から6,554点の応募があった。審査員は鉄道写真家の広田尚敬氏とフォトライターの矢野直美氏が務め、一般の部「大賞」には富澤涼一さんの「新種!電車桜」、小・中・高校生の部「大賞」には北村伶奈さんの「いすみ鉄道女子会」、「ユーモアフォト賞」には西河博美さんの「夏のおもてなし」を選出。それぞれ、賞金とタムロン製レンズが進呈された。入賞作品受賞式では、さいたま市長である清水勇人氏と、さいたま市商工会議所 会頭の佐伯鋼兵氏が祝辞を述べた。清水市長は、「どの写真も、努力なしでは撮影できない個性を持った写真ばかり。写真や鉄道に対するあたたかい想いが伝わってきて、微笑ましかった」とコメント。また、さいたま市商工会議所の佐伯鋼兵氏は、「一瞬のシャッターチャンス狙って、撮影している感じが伝わった。幅広い世代の作品が展示されているので、多くの人に見てもらいたい」と話した。審査員を務めた鉄道写真家の広田氏と、フォトライターの矢野氏は、「年々応募作品のレベルが上がってきている。今年の夏は暑かったが、その熱気をはらんだような作品ばかりだった。今年の傾向として個性的な作品が目立ちましたね」と述べた後、今後のアドバイスとして、「プリントをもう少し頑張れば、もっと良くなる写真が多かった。デジタル写真は簡単にプリントできる分、プリントを良くすると、もっと審査員に伝わりやすい作品になる。撮影技術だけでなく、プリント技術を磨くこともおろそかにしないでほしい」と講評を締めくくった。
2015年10月09日ゲッティイメージズジャパンは、「持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)」の世界的認知拡大に向け、東京国際写真祭にて写真展「Project Everyone」を開催する。会場は東京都・城南島のART FACTORY城南島(屋外エントランス付近)。会期は10月9日~10月18日。開場時間は9:30~21:30(土日祝日は9:00~19:00)。入場無料。同展は、貧困の撲滅やジェンダー不平等の問題や気候変動への対応など、2030年までの達成を目指す17の目標を表現した、17点の象徴的な写真・映像シリーズが展示されるもの。国連で採択された「持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)」の世界的な認知拡大に向けた取り組みである「プロジェクト・エブリワン(Project Everyone)」の一環で開催される。グローバル・ゴールズは、2030年までに極度の貧困やジェンダー不平等を解消し、気候変動に取り組むという17の項目からなる内容の目標で、2015年9月にニューヨークの国連本部において正式に承認された。また、Project Everyoneは、映画『ラブ・アクチュアリー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などの脚本や監督を手がけた英国の脚本家、映画監督であり、人道主義者でもあるリチャード・カーティスが発案したグローバル・ゴールズの大規模な啓発活動プロジェクトである。このプロジェクトは、同目標が採択された2015年9月25日から、7日間で70億人にグローバル・ゴールズを周知することをミッションとしており、米Getty Imagesは、創設パートナーとして協力し、写真や映像の提供、フォトグラファーの派遣と撮影といった協力を行ってきたということだ。ゲッティイメージズジャパンの代表取締役社長・島本久美子氏は、今回の取り組みに対して、以下のコメントを寄せている。「グローバル・ゴールズの認知拡大のためには写真や映像が重要な役割を果たします。写真や映像は言葉を超越し、世界中の人々にわかるメッセージを届けることができるため、ソーシャルメディアやスマートフォンが普及した現代社会において、訴求効果が非常に高く、共通言語と言ってもよいでしょう。多くの方に本写真展をご覧いただき、それによってグローバル・ゴールズへの関心が広がることを願っています。」
2015年10月07日日本を拠点に世界的な活動を行うフォトグラファーのマーク・ヴァサーロ(MARK VASSALLO)による写真展「FLOWERS」が、10月10日から27日までジュエリースタイルショップ「530パーク」にて開催される。同展では、触れたら壊れてしまいそうな繊細さや儚さを感じさせる一方で、艶めかしい光沢や力強い質感を持つ“花”をモチーフにした作品を展示。マーク・ヴァサーロのファインダーによって、美しい花々の官能的でエロティックな表情が引き出された。なお、会場では展示写真の販売とともに、写真集『FLOWERS』も販売する。【イベント情報】写真展「FLOWERS」会場:530パーク住所:東京都渋谷区神南1-4-10会期:10月10日~27日時間:12:00~20:00
2015年10月04日キヤノンは、創設25周年を迎えた公募形式の写真コンテスト「写真新世紀」の受賞作品を展示する「写真新世紀 東京展 2015」を開催する。期間は12月3日から25日まで。会場は東京都渋谷区にあるヒルサイドフォーラム。入場は無料だ。写真新世紀は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたプロジェクトで、今年で創設25周年を迎える。今回は新たにオンラインでもデジタル作品(静止画、動画)を受け付け、2014年度より約500人多い1,511人の応募があった。12月3日から開催される写真新世紀 東京展 2015では、応募者の中から選出された優秀賞受賞者(6人)、佳作受賞者(18人)の受賞作品を展示。2014年度グランプリ受賞者である須藤絢乃氏の新作個展「面影(Autoscopy)」も同時開催する。12月5日には、受賞者が自身の作品紹介や制作意図を語るトークショーを実施する。2015年度の佳作と優秀賞受賞者、2014年度グランプリ受賞者の須藤絢乃氏が登場する予定だ。12月12日には、ヒルサイドプラザにて公開審査会を開催。グランプリ候補である優秀賞受賞者のプレゼンテーション、審査員との質疑応答を行う。荒木夏実氏、さわひらき氏、澤田知子氏、清水穣氏、野口里佳氏、フリッツ・ヒールスベルフ氏という審査員5人の審議により、2015年度のグランプリを選出する。写真展の開催期間中、ヒルサイドテラスや代官山 蔦屋書店、代官山 北村写真機店において、写真新世紀の創設25周年記念イベント「写真の未来は僕らがつくる!」も開催。審査員や歴代受賞者、プロフォトグラファー、美術評論家、学芸員といったゲストを招き、来場者が持参した写真を対面で見てもらえるポートフォリオレビューのほか、トークショーや写真レクチャーなどを行う。
2015年10月02日NPO法人シルバーリボンジャパンは10月8~11日、ディスプレーに精神疾患の患者の悩みが映し出される展示会「向き合うと、変わりはじめる写真展」を東京都・丸の内で開催する。同写真展は、10月10日の「世界メンタルヘルスデー」にあわせて開かれるもの。会場には、アイトラッキング技術(視線を感知する技術)を使用したディスプレーが並び、精神疾患への理解を促進するための映像をみることができる。ディスプレーにははじめ、患者の映像と共に不規則な文字列が映し出されている。文字列に目を向けると文字がしだいに整列し、「何もかもつらいとしか感じられなかった」など、患者の思いがつづられた文章が表示される。文章を読んでいくにつれ、最初は暗かった患者の表情も明るくなっていくという仕組みになっている。映像は病気を回復させた患者の実例を用いて作成されているとのこと。同NPO法人はこの展示を通して、周囲の人が精神疾患を抱える患者のことを理解しようと向き合えば、回復のサポートにつながることを伝えたいとしている。同写真展の開催時間は10~20時で(最終日は18時まで)、申し込みや入場料は不要。
2015年10月01日フランスの有名ファッション誌などでファッションスナップを手掛けてきた、写真家ボードワン(Baudouin)の写真展「パリジェンヌたちのルームスナップ展」が、10月5日まで西武渋谷店B館8階の特設会場にて開催されている。ボードワンは、フランスの出版界で活躍するフリーランスの写真家。これまで、ファッション誌『エル(ELLE)』や『WAD』などの写真を手掛けてきた。08年には、初の個展を開催している。今回開催された写真展は、パリで暮らす様々な職業の女性の部屋をボードワンが撮り下ろした写真集『75 PARISIENNES』を基にしたもの。総勢75人の女性たちのファッションやライフスタイルを見ることが出来る。【イベント情報】「パリジェンヌたちのルームスナップ展」会場:西武渋谷店B館8階の特設会場住所:東京都渋谷区宇田川町21-1会期:10月5日まで入場無料
2015年09月25日BACONは、合同写真展「行ける工場夜景展」を開催する。会期は9月18日~27日。会場は東京都・浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」。入場料は500円(乳幼児は無料)。同展は、工場を美的な観点から鑑賞する「工場萌え」ブームの流行に始まり、近年あらたな観光資源としても注目されている「工場夜景」の中でも、"今すぐ行ける工場"の写真だけを集めて展示するというもの。展示作品や限定販売の公式ガイドブックには工場へのアクセス情報が付帯しており、シルバーウィークに現地へ行って、写真と実物を見比べるなどの楽しみ方を提案している。また、会場内の特設ブースでは、ドローンで空撮された工場夜景などを投影する森大輔のインスタレーション作品も公開される。参加作家は、室蘭を中心に工場夜景を撮影する写真家・森大輔氏や、夜景情報サイト「yakei.jp」の縄手真人氏、写真集「工場夜景」監修も努める大倉裕史氏、篠塚雄介・彩乃夫妻、大森衛氏、ちぃ介氏など、約11組のアーティストが参加。未発表の新作を含む約200点以上を展示予定。そのほか、会場限定の物販として、工場へのアクセスマップ付の公式ガイドブックを販売予定(200部限定)。先着2,000名には、オリジナルの工場夜景ポストカードをプレゼントする。
2015年09月10日9月3日から9月14日まで、ズッカ(ZUCCa)による写真展「TRAVEL WITH ZUCCa」の第3弾が開催される。場所はカバン ド ズッカ 代官山。「TRAVEL WITH ZUCCa」はその名の通り、旅を通してズッカの世界観を表現するプロジェクト。フォトグラファー小浪次郎とスタイリスト川上薫、スタッフらが世界各地を巡り、そのシーズンのコレクションテーマにちなんだ作品を撮り下ろす。メキシコのオアハカ、日本の北陸地方に続く、第3弾となる今回の旅地はドイツ・ベルリン。シュルレアリスムをテーマに、ベルリンの風景や人々が小浪のレンズを通して表現された。会場では、少年たちと風景を切り取った大きなコラージュ作品が出迎えてくれ、額装された作品やベルリンから持ち帰った”お土産”も販売されている。ちなみに、モデルたちは皆現地でストリートハントして、参加してもらったそうだ。代官山に続き、京都の藤井大丸のユーモア・ショップ バイ エイ・ネット(9月19日から10月4日まで)でも開催。もちろん入場は無料。気軽に足を運んで、ズッカと共に旅する気分を味わって。
2015年09月04日9月2日から、キヤノンオープンギャラリーにて「ボケフォトファン グループ展」が開催される。写真のボケ味を愛好するグループ「ボケフォトファン」が、ボケ味を主役にした作品を展示する写真展だ。入場は無料で、開催期間は9月17日まで。ボケフォトファンは、1,400名以上のボケ味愛好家が所属するFacebookグループ。写真展では、一眼レフならではのボケ味、デジタルカメラならではのゴースト現象、レンズの収差によるボケ味、オリジナルの技法で発生させたボケ味を主題とした作品が84点展示される。
2015年08月27日世界的に有名な写真家・アニー・リーボヴィッツの女性肖像画にフォーカスした新作写真作品の展示会「アニー・リーボヴィッツ世界巡回展」が、16年1月より開催されることが決定した。世界有数の金融グループUBS主導のもと、1年を掛け、世界10都市を巡る同展はロンドンを皮切りに、東京、サンフランシスコ、香港、シンガポール、メキシコシティ、イスタンブール、フランクフルト、ニューヨーク、チューリッヒを舞台に開催される予定だ。今回、巡回展のために新たに制作された作品群は、約15年前に作家でエッセイストのスーザン・ソンタグとの共作で出版された肖像写真集『Women』をきっかけとしたプロジェクト「リーボヴィッツ」の続編として撮りおろされた。『Women』は出版に伴い、ワシントンD.C.にあるコーコラン美術館で展覧会も開催され、高い人気を誇る不朽の写真集となった。新たに制作された作品群には今回の巡回展でもタイトルに『Women』と付けられ、現代における女性の役割の変化を反映したものとなっている。なお、入場料は無料。また、同展に併せて世界各地の文化機関と連携した学習プログラムも実施。同プログラムでは、地域社会の若者たちと協力し、写真を通じて物事の見方や捉え方を探求していく。
2015年08月25日写真の国際的な賞である「Prix Pictet」の東京巡回展が、10月3日から18日まで東京・渋谷のBATSU ART GALLERYで開催される。08年に創始された「Prix Pictet」賞では、毎年設定されるテーマのもと、写真のプロフェッショナル275名の推薦により約700名の写真家がノミネートされ、最終審査員の審査を経て各賞が発表されている。これまで、昨今の緊迫した社会問題や環境問題に貢献した優れた写真家とその作品を紹介してきた。日本で初開催となる今回の巡回展では、“Consumption(消費)”をテーマに行われた第5回「Prix Pictet」で選出された11名の写真家の作品が紹介される。最優秀賞受賞者であるドイツのMichael Schmidtを始め、アメリカのAdam Barto、Allan Sekula、Laurie Simmons、日本のMotoyuki Daifu、オランダのRineke Dijkstr、中国のHong Hao、イギリスのMishka Henner、コロンビアのJuan Fernando Herran、ウクライナのBoris Mikhailov、ナイジェリアのAbraham Oghobaseの計11人が選ばれた。なお、“Disorder(無秩序)”がテーマの第6回のファイナリストたちの作品は、11月にパリ市立近代美術館にて展示される予定だ。また、日本が世界で活躍する優れた写真家を多く輩出していることから、新たに日本の写真家に対する賞「Prix Pictet Japan Prize- Jaoanese Photographer of the Year-」が創設されることが決定。第1回では、08年から今年までに「Prix Pictet」にノミネートされた日本人作家の中から40歳以下の若手写真家にフォーカス。“優れた考察がなされ、独自性に富み、現代社会が抱える様々な事象や問題に関して写真表現を通じて挑戦的に取り組んできた作家”に賞が贈られる。【イベント情報】国際写真賞「Prix Pictet」東京巡回展会場:BATSU ART GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5 1階会期:10月3日~18日時間:10:00~20:00休館日:10月14日~16日入場無料
2015年08月20日パンティストッキングのパッケージ制作のクリエイティブディレクターとして10年以上のキャリアを誇るフォトグラファー、石垣健司の写真展「Nylon FAB」が東京・代々木上原の「Fireking cafe(ファイヤーキングカフェ)」で8月17日よりスタートした。福助のクリエイティブディレクターをスタートに、アツギのハイエンドブランド「EXHALE(エクスエール)」まで、過去10年にわたり“日本で最もパンストのヴィジュアルを手掛けたディレクター”として、自らのパンストへのフェティッシュを今回、新たに撮り下ろした。これまで1,000点以上のパンストのパッケージを手掛けたディレクターの視点から、今回は自らのフォトグラファーとしてのスタート地点を見つめ直した作品展となっている。【イベント詳細】「Nylon FAB」期間:8月17日~9月6日場所:Fireking cafe住所:東京都渋谷区上原1-30-8
2015年08月17日富士フイルムは8月28日から、デジタルカメラ「Xシリーズ」で撮影した写真を集めた「Xシリーズ写真展 -2015秋-」を開催する。写真展は東京都・富士フォトギャラリー新宿を皮切りに、全国6都市で行われる。写真展では、公式Facebookページ「FUJIFILM Xseries Japan」で募集した写真の中から60点を展示。作品は、Xシリーズの特性を理解したプリント技術者が仕上げる「FUJIFILM Professional Xプリント」で印刷している。開催日程は以下の通り。富士フォトギャラリー新宿住所:新宿区新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F会期:2015年8月28日(金)~9月3日(木)時間:10:00~18:00(最終日14:00まで)富士フイルムフォトサロン福岡住所:福岡市博多区住吉3-1-1 富士フイルムビル1F会期:2015年9月18日(金)~9月23日(水)時間:10:00~18:30富士フイルムフォトサロン名古屋住所:名古屋市中区栄1-12-17 富士フイルムビル1F会期:2015年10月9日(金)~10月15日(木)時間:10:00~18:00(最終日14:00まで)富士フイルム大阪サービスステーション住所:大阪市中央区備後町3-2-8 大阪長谷ビル3F会期:2015年11月6日(金)~11月18日(水)時間:10:00~18:30(木曜休館、日曜・祝日18:00まで)富士フイルムフォトサロン札幌住所:札幌市中央区大通西6-1 富士フイルムビル1F会期:2015年11月27日(金)~12月2日(水)時間:10:00~19:00富士フイルムフォトサロン仙台住所:仙台市宮城野区二十人町99 富士フイルムビル1F会期:2016年1月7日(木)~1月26日(火)時間:10:00~17:30(土日祝日休館)
2015年08月13日東京都・原宿のギャラリー「PATER’S Shop and Gallery」では8月21日~9月2日、写真展「古賀学『水中ニーソキューブ』展」が開催される。同展は、水中でニーハイソックスを履いた女の子をモデルにした古賀氏の「水中ニーソ」の新作写真集『水中ニーソキューブ』の発売にあわせて実施される。古賀氏は2013年8月に「水中ニーソ」、2014年10月には「水中ニーソプラス」を販売しており、同作は第3弾となる。『水中ニーソキューブ』は、"足し算"をテーマにした前作「水中ニーソプラス」の続編。女の子同士の"掛け合わせ"をテーマに、モデル同士が水の中で互いに影響し合って生まれる関係性を写しだしているという。なお、モデルが着用している衣装はそれぞれ、女性向けブランド・feast by GOMI HAYAKAWA、水着メーカー・REALISE、口枷屋モイラさんとのコラボレーションデザインによるものとなっている。さらに今回、フィギュアメーカー・海洋堂とのコラボレーションで、モデル・真縞しまりすさん(しまりすちゃん)を10分の1スケールでフィギュア化。宮崎駿氏の「鉄砲侍 蛭子八郎太」の原型製作などを手がけた辻村聡志氏が造形と彩色を担当した。フィギュアは、写真集の中でも印象的に登場するとのこと。写真展「古賀学『水中ニーソキューブ』展」では、同書収録写真をプリントした作品や、海洋堂フィギュア、全天球映像制作チームによる映像作品「全天球水中ニーソ」を展示するほか、オリジナルの水中ニーソグッズの販売も行うとのこと。開催時間は12時~19時で、入場は無料。8月27日は休館となる。
2015年08月04日カシオ計算機とシー・エム・エスは8月8日と9日に、写真家・テラウチマサト氏の写真展「受け継がれていく高岡の心」を開催する。会場は富山県の高岡山瑞龍寺。瑞龍寺の入場料は、通常の開館時間となる9時~16時30分は一般500円、中高生200円、小学生100円だ。展示写真の撮影に使用したのは、2軸ブラケティング機能や60枚/秒の高速撮影機能を搭載したカシオのデジタルカメラ「EXILIM EX-100F」と、カメラ部分とモニター部分を分離できる同じくカシオのフリースタイルカメラ「EXILIM EX-FR10」の2機種。60枚/秒で撮った作品や普段は見られない角度から切り取った作品など、瑞龍寺と高岡市の伝統工芸を受け継ぐ職人の姿を伝える。また、瑞龍寺では同じ日程で「夜の祈りと大福市」と題したライトアップとプロジェクションマッピングを実施。実施時間は18時30分から21時30分まで。こちらは、8月8日と9日の当日券で500円、前売り券で350円(中学生以下は無料)となる。
2015年08月03日横浜高島屋が、遠藤湖舟の写真展「天空の美、地上の美。-見つめることで『美』は姿を現す-」を7月29日から8月10日まで開催する。同展では星々から身近なものに至るまでの「美」を見つめ、撮影した作品約130点を展示。大判アクリル作品(高さ1.8m/幅2.7m)や、大判プリント作品(高さ1.5m/幅2.2m)のほか、屏風や掛け軸、映像などの手法を使い作品を立体的に構成した体感型写真展となっている。また、風に揺れる水面を写した、遠藤氏の代表作である「ゆらぎ」シリーズも展示される。遠藤氏は同展の開催に合わせて、横浜みなとみらいで「ゆらぎ」新作を撮影。横浜ならではの大観覧車のイルミネーションを映した同作品は、横浜高島屋のみでの限定展示の予定だ。同展は15年3月より、日本橋高島屋、京都高島屋、大阪高島屋を巡回しており、横浜高島屋でファイナルを迎える。初日である29日の11時と14時からは遠藤氏によるギャラリートークが開催される。【イベント情報】遠藤湖舟写真展「天空の美、地上の美。-見つめることで「美」は姿を現す-」会場:横浜高島屋ギャラリー8階住所:横浜市西区南幸1-6-31会期:7月29日~8月10日時間:10:00~19:30※最終日は17:30まで(18:00閉場)入場料:一般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下は無料
2015年07月26日書籍「世界で一番美しい猫の図鑑」をもとにした「『世界で一番美しい猫の図鑑』写真展」が、7月27日~8月3日まで、西武渋谷店B館7階特設会場で開催される。同時に、高級ペット雑貨などこだわりの猫関連アイテムも展示販売される。○猫とともに暮らすライフスタイルを提案「世界で一番美しい猫の図鑑」は、「The Elegance of the Cat: An Illustrated History」の邦訳版で、古くから愛されてきた猫の魅力を、猫種それぞれの歴史に隠された物語を美しい写真とともに紹介した写真集。写真展では、同書にまつわる40種を超える猫種の歴史を、約100点の美しい写真とともに展示する。また、従来のペットショップにはない洗練されたデザインのキャットタワーや、キャットハウスなど、猫とともに快適に暮らす猫関連アイテムを約30種類販売する。Copyright (c) 2013 Astrid HarrissonImages supplied from The Beauty of Cat produced by Quintessence Editions Ltd
2015年07月24日BACONは、鉄道の特大ジオラマを自由に撮影できる企画展「はじめての鉄道写真展」を7月31日から開催する。場所は東京都・浅草橋の「TODAYS GALLERY STUDIO」。期間は8月9日まで。入場料は500円だ。はじめての鉄道写真展は「撮って! 遊んで! 考える!」をテーマにした企画展で、写真展示を鑑賞するだけでなく、会場内を自由に撮影できる。かけやま、特攻野郎Bチーム、星野俊光など9組のアーティスト(敬称略)による、200点超の作品が展示される予定だ。来場者は会場内に設置された特大ジオラマなどを撮影して楽しめる。また、バンダイの鉄道模型「Bトレインショーティー」を自由に操縦できる子供向けのコーナーも設ける。自由研究スペースには色鉛筆も用意する。入場特典として先着1,000名に、「新幹線電気軌道総合試験車」(通称:ドクターイエロー)のオリジナルポストカードセットをプレゼント。小学生以下には、塗り絵バージョンのものを提供する。
2015年07月23日7月~10月にかけて、動物写真家・岩合光昭氏の写真展が東京都、神奈川県、北海道など全国各地で順次開催される。東京・渋谷の渋谷ヒカリエでは、同氏の最新作となる写真展「『ふるさとのねこ』津軽の四季、子ネコたちの物語。」を開催。会期は7月25日~8月31日となる。また、同展では、来場客が自身が撮影した猫の写真を提供することで当日券が2割引きになるキャンペーンも開催する。そごう横浜店(神奈川県横浜市)、大丸札幌店(北海道札幌市)、福岡三越(福岡県福岡市)の3会場では、同氏の写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き」を開催。会期はそれぞれ、そごう横浜店と大丸札幌店で8月5日~17日、福岡三越で8月8日~8月23日となる。佐野美術館(静岡県三島市)、青森県立郷土館(青森県青森市)、ふくやま美術館(広島県福山市)では、写真展「ねこ歩き」が開催される。 いずれの会場でも開催中で、会期は佐野美術館で~8月17日、青山県立郷土館で~8月23日、ふくやま美術館で~9月13日。藤丸百貨店(北海道帯広市)、水戸京成百貨店(茨城県水戸市)、秋田県立美術館(秋田県秋田市)、砺波市美術館(富山県砺波市)では写真展「ねこ」を開催。会期は、藤丸百貨店で7月23日~8月10日、水戸京成百貨店で8月11日~8月18日、秋田県立美術館で7月25日~8月23日、砺波市美術館にて9月5日~10月12日となっている。そごう柏店(千葉県柏市)と高崎タカシマヤ(群馬県高崎市)では写真展「ネコライオン」を開催する。そごう柏店での会期は7月24日~8月2日で、高崎タカシマヤでは7月29日~8月6日。伊勢丹 相模原店(神奈川県相模原市)と仙台三越(宮城県仙台市)で開催する展覧会は、ミニ写真展「ねこのとけい」。伊勢丹 相模原店では7月29日~8月11日、仙台三越では8発6日~8月16日となる。勝央美術文学館(岡山県勝央町)では、7月25日~9月23日に写真展「どうぶつ家族」が開催される。なお、同展に猫の作品は含まされていないとのこと。
2015年07月21日渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)にて7月25日より、岩合光昭写真展「ふるさとのねこ 津軽の四季、子ネコたちの物語。」が開催される。会場に自身が撮影した自慢のねこ写真を提供すると当日券を2割引きになるほか、その写真を写真展会場横に展示し、岩合さんがお気に入りのねこ写真「今日のいい子だね~」の選出も予定している。写真の大きさはL判~2L版約13×18cmが目安で、裏面に名前、住所、連絡先の明記が必要となる。また、オンライン投稿にも対応し、チケット販売カウンターにて自身の投稿と分かる画面(アカウント画面等)を携帯端末等で提示すれば、同様に2割引きとなる。オンライン投稿の場合は、自身で撮影したねこ写真にハッシュタグ(♯iwagocats)をつけて、 InstagramまたはTwitterに投稿で対応する。持ち込みのねこ写真は写真展会場横の有料エリア外にて展示し、ギャラリートーク&サイン会にあわせ岩合氏にその日のお気に入りのねこ写真「今日のいい子だね~」を選出してもらう予定となっている。写真は自身で撮影したものに限定しており、返却には対応しない。写真に人物が入る場合は必ず被写体本人の承諾を得ることが必要なる(被写体等に関するトラブルについては主催者は関知しない)。なお、名前等を表示するほか、持込み多数の場合は展示を入れ替える、他会場の岩合展横で展示表示する場合がある。同展は渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールBにて、7月25日~8月31日10:00~20:00に開催する。当日券は一般800円、中・高生600円、小学生以下無料(前売券は一般640円、中・高生480円)となる。
2015年07月18日富士フイルムは2015年7月17日から、応募者全員の写真を展示する参加型写真展「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」を開催する。会場は日本全国29都市で、会期は2015年11月5日まで。まずは富士フイルム東京ミッドタウン本社「フジフイルム スクエア」からスタートする。7月16日には報道向けの内覧会が開催され、概要や趣旨などを紹介するとともに、ゲストとして佐々木希さんと平井理央さんがトークセッションを行った。冒頭で主催者挨拶として登壇したのは、富士フイルム 宣伝部長の松本考司氏。「30,000人の写真展」が今年(2015年)で10周年を迎えることに触れつつ、概要や見どころを紹介した。来場者数も年々増え、2014年は70万人を突破。2015年は75万人を見込む。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の大きな特徴は、応募された写真を「すべて」展示することだ。メイン会場の7都市とサテライト会場の22都市から、応募者が希望する会場で展示される。2015年については、応募者の年齢は0歳~94歳、作品(写真)点数は実に35,387点にのぼった。松本氏のプレゼンで印象に残ったのは、近年はスマートフォンで撮った写真の応募がどんどん増えていること。今年の作品では、全体の約13%がスマートフォンで撮った写真だ。写真を撮るという行為と楽しみが広まっているのはもちろん、プリントして手に持つこと、飾ることで得られる価値や感情を伝えていくのも、この展示会のコンセプトとなっている。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の見どころだが、まず「一般展示部門」を拡大。従来の「大伸ばしプリント」作品の展示に加えて、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で撮影&プリントした作品、複数の写真をシャッフルプリントした作品が展示される。さらに、10周年特別企画部門として、「みんなに見せたいあの頃の写真」と「ご当地の昔懐かしい写真」を集めた。明治時代の家族写真や、報道各社が協力した「昔の新宿」といった写真を展示する。もうひとつは「来場者も楽しめる特別企画」だ。気に入った写真の出展者に対して、会場でメッセージを手書きして「絆ポスト」へ投函すると、出展者へ届けられる。また、著名人やプロ写真家が選ぶ「心に響いた100選」を展示。選者(敬称略)は、小山薫堂、佐々木希、佐野史郎、なぎら健壱、松たか子、松田聖子、およびプロ写真家の熊切圭介、小松ひとみ、笹岡啓子、前川貴行の10人だ。メイン会場(7都市)では、「撮る」「残す」「飾る」「贈る」のスマホプリント体験コーナーも設置される。○佐々木希さんと平井理央さんにとっての「写真」内覧会のゲストとして、モデル・女優の佐々木希さんと、フリーアナウンサー・タレントの平井理央さんが招かれた。お二人とも今回の展示会に作品を出展しており、プリントしたものを見たり選んだりしているときに、写真の力と素晴らしさを改めて実感したという。最後にはチェキで写真を撮り合い、司会者にうながされて「10年後の自分へ」というメッセージを書き込む。平井さんは「なんと佐々木希さんに撮っていただいたチェキ、貴重すぎる!」と、興奮の体験をそのまま残した。一方の佐々木さんは「未来の私へ。子どもは何人いますか? 幸せですか?」と語りかけ、ウキウキしながら書いたと微笑んだ。
2015年07月16日クレヴィスは7月25日から、動物写真家・岩合光昭氏の写真展「ふるさとのねこ」を開催する。会場は東京都の渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールB。開催期間は8月31日まで。入場料は当日券で一般800円、中高生600円。前売券で一般640円、中高生480円。写真展は春、夏、秋、冬の4テーマで構成され、岩合氏が青森県津軽地方で1年をかけて撮影した猫の写真(約160点)を展示する。会期中は岩合氏によるギャラリートーク&サイン会を開催。開催予定日は7月25日、30日、31日、および8月2日、15日、16日、23日、29日、30日、31日で、各日11時と14時から行われる(25日は14時の回のみ)。また、会期中の毎週土曜日と日曜日には、岩合氏が使用しているオリンパス製ミラーレスカメラのタッチ&トライコーナーを設置。会場ではオリンパスの社員からカメラに関する説明を受けられる。
2015年07月13日東京都豊島区の東武百貨店池袋店8階催事場で7月15日から21日まで、動物写真家・岩合光昭氏の写真展「ねこ」が開催される。○世界中の愛らしい猫たちの写真を多数展示同展では、NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」でも知られる写真家の岩合光昭氏が、40年以上に及ぶ写真家人生の中で撮り続けてきた猫たちの写真が一堂に集められている。岩合氏は身近な猫の撮影をライフワークとして続けており、猫にまつわる著書も多数出版している。会場では猫をモチーフとした岩合氏のオリジナルグッズも販売する。また、「自慢のねこちゃん写真大募集! 」では、来場者から募集した猫の写真を会場横に展示する。応募写真は通常のL判プリントに限り、応募者には「オリジナルポストカード(1枚)」がプレゼントされる。展示時間は10時から20時まで。ただし最終日は17時閉場で、最終の入場は各日閉場の30分前までとなる。料金は一般・大学生500円、中高校生300円、小学生以下無料(身体障害者手帳の呈示で、本人と同伴者1名まで無料)。チケット購入時に、東武カード・東武友の会会員証・ロイヤルカードを呈示すると100円引きの優待を受けられる。(c)Mitsuaki Iwago
2015年07月08日クレヴィスは、7月25日~8月31日まで、東京都渋谷区の渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールBにて 写真家の岩合光昭氏の写真展「ふるさとのねこ 津軽の四季、子ネコたちの物語。」を開催する。期間中は無休。岩合氏は、世界各地で野生動物たちの写真を撮影している動物写真家。身近な猫の撮影も40年以上ライフワークとして続けている。同展では、岩合氏が1年をかけて青森・津軽地方で撮影したの子猫と人々の暮らしを撮影した写真を紹介する。会場は四季をテーマに、「春・夏・秋・冬」の4章で構成し、約160点の作品を展示する。花咲く春、夏の祭り、リンゴが実る秋、深く長い冬と、津軽の美しい風景と子猫が成長する様子を紹介。開催時間は10:00~20:00(初日は13時~)。入場料は当日一般800円、中・高生600円、前売は一般640円、中・高生480円、小学生以下無料。会期中には岩合氏のギャラリートークとサイン会も行う。実施日は7月25日、30日、31日、8月2日、15日、16日、23日、29日、30日、31日。ギャラリートークの参加には入場券が必要となる。サイン会参加は整理券が必要で、併設の物販会場で当日写真集を購入した人に先着で配布する。また、写真展で展示する「ねこの写真」を募集している。チケット販売カウンターに、猫の写真を持参すると、当日の入場券が2割引になり、会場横にその写真を展示する。
2015年06月28日モダニズムの巨匠として知られる建築家ル・コルビュジエの『没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展』が、7月6日から8月2日まで早稲田大学會津八一記念博物館で開催される。パリを拠点に画家として活動した後、35歳で建築事務所を設立したル・コルビュジエ。建築の知識はほとんど独学で、1927年にジュネーヴの国際連盟本部の設計コンペティションに当選したことをきっかけに名前が知られるようになる。「現代建築国際会議(CIAM)」の中心メンバーとして、いくつもの都市計画案を提示。独自の尺度「モデュロール」を用いて、集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」や「ロンシャンの礼拝堂」などを手掛けた。13年には自身が設計を手掛けた東京・国立西洋美術館で「ル・コルビュジエと20世紀美術」展が開催されている。『没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展』では、ル・コルビュジエが生前に空間的思考の道具として撮影していた写真を展示。パリのル・コルビュジエ財団の協力を得て、数ある写真の中から約350枚を一挙に公開する。写真作品の他、16mmで撮影された動画の上映も行われる。また、同展に合わせて2つのシンポジウムを開催。7月11日に行われる「ル・コルビュジエの眼差し」には、多摩美術大学学長の建畠晢や、早稲田大学會津八一記念博物館館長で法学学術院教授の塚原史、早稲田大学理工学術院教授で建築家の古谷誠章が登壇。インタビュー映像には建築家の鈴木恂も登場する。7月16日に行われる「ル・コルビュジエとフォトグラム」では、ル・コルビュジエ財団、研究資料室室長のアルノー・デルセルを始め、白石哲雄、塚原史、古谷誠章などが登壇する。【イベント情報】没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展会場:早稲田大学會津八一記念博物館住所:東京都新宿区 西早稲田1-6-1会期:7月6日~8月2日時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:日曜、祝日(7月20日、8月2日は開館)入場無料
2015年06月23日“写真界の芥川賞”といわれる「木村伊兵衛写真賞」の受賞作品を集めた写真展「木村伊兵衛写真賞40周年記念展」が、7月18日から9月23日まで川崎市市民ミュージアムで開催される。「木村伊兵衛写真賞」は、日本写真界の発展に寄与した昭和を代表する写真家、故・木村伊兵衛の功績を記念して、朝日新聞社が1975年に創設した写真賞。毎年、時代を切り開く優れた成果をあげた若い写真家に贈られるものだ。これまでに、藤原新也、都築響一、ホンマタカシ、蜷川実花、HIROMIX、梅佳代などが受賞している。同展では、第1回から第40回までの全受賞作品に加え、木村伊兵衛による作品も展示。日本を代表する写真家たちが撮った風景や人物、大自然や社会問題など、現代写真の40年間の歩みを見ることが出来る。また関連イベントとして、8月5日には第34回受賞作家の浅田政志によるトークイベント「木村伊兵衛もびっくり!楽しい家族写真を撮ろう」を開催。8月19日にはカメラ・写真の雑誌『アサヒカメラ』編集長の佐々木広人を聞き手に迎え、第5回受賞作家の岩合光昭によるトークイベントを実施する。その他、写真初心者向けの入門講座「いい写真撮ろう 初めてのデジタルカメラ」や、カメラの仕組みを体験する「ワークショップ 巨大カメラをつくろう!」、レビュアーによる写真の講評会など様々なイベントが開催される。【イベント情報】「木村伊兵衛写真賞40周年記念展」会場:川崎市市民ミュージアム住所:神奈川県川崎市中原区等々力1-2会期:7月18日~9月23日料金:一般700円、学生・65歳以上600円、中学生以下無料
2015年06月17日BACON(べーこん)は6月21日~28日、「さよなら、ユースフルデイズ - ミスiD2015 x 青山裕企 写真展 - 」をギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」(東京都・浅草橋)で開催する。ミスiD2015公式写真集『さよなら、ユースフルデイズ』(発行 3時0時/6月19日発売/税別1,000円)の発売を記念したもの。同展では、写真集に収録したショットはもちろん、会期中にしか見ることのできない未公開ショット、さらには"現代フェティシズムの雄"としても名高い青山裕企氏の過去のアーカイブ作品も一挙400点以上を展示する。時間は11時~19時。入場料500円。さらに、最終日28日には、青山裕企氏と参加モデル数名によるトークショー(17時~)&サイン・握手会(18時~)も開催される。イベント出演モデル(予定)は、桃香さん、新井希美さん、筒井のどかさん、堀越千史さん、来夢さん。参加条件は、当日会場で写真集『さよなら、ユースフルデイズ』を購入した人。ミスiD2015とは、講談社が主催する"新しいタイプの女の子"を発掘し、育成するオーディション企画。これまで、初代グランプリでモデルの玉城ティナや、2014年グランプリでモデル兼女優の蒼波純など、新世代を代表する若き才能を次々と生み出してきた。写真家の青山裕企さんは昨年実施されたミスiD2015の審査員を務め、その際に若いモデルたちの夢に賭ける強い気持ちを感じ、今しか表現できない(それがたとえ不器用だとしても)彼女たちの青春時代(youthful days)の輝きや焦燥感を写真で残したいと思い、同写真集を制作したという。
2015年06月10日東京都・恵比寿のALにて、シンドウミツオ初の写真展「graphical photographyby mitsuo shindo」が開催されている。開催期間は6月7日まで、開場時間は12:00~19:00(最終日のみ17:00まで)。入場は無料。同展は、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして音楽シーンをデザインしてきた信藤三雄の、写真家としての顔を紹介する初の写真展。1990年に制作されたフリッパーズ・ギターのアルバム「カメラ・トーク」に、アートディレクターとして参加していたパリでの撮影にて急きょ写真家デビューを果たし、写真を撮る楽しさに目覚めたのだという。最近では、AKB48の39枚目のシングル「Green Flash」の顔アップ写真も信藤の仕事だ。その後、仕事の現場で名だたる写真家たちを師匠として、三浦憲治からは「絶体絶命! どんな状況の中でもピントを外さない凄さ」、田島一成からは「写真に文字を入れさせない構図の強さ」、鶴田直樹からは「モデルへのポージング&多様なライティング」、そして荒木経惟からは「貪欲な姿勢」など、「撮り方」を学んでいく。また、なぜいまシンドウミツオとして"写真家宣言"をするのかという問いには、「人はぼくをアートディレクターというジャンルでしか評価しない。だから写真もその一部分であると思われてしまう。でも本当は、写真は写真として見てもらいたいんです。(中略) とにかく気分は新人。身軽に写真だけを撮ってみたいと思ったんです」と答えている。
2015年06月04日東京都・渋谷区のディーゼルアートギャラリーは、2012年に逝去した写真家・深瀬昌久の写真展「救いようのないエゴイスト」を開催する。会期は8月14日まで。入場料は無料。本展は、日本の写真界に影響を及ぼした写真家・深瀬昌久の7年ぶりとなる写真展で、代表作はもちろん、数十年の沈黙を続けてきた貴重な未発表作品までも公開する。1974年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された写真展「New Japanese Photography」では、土門拳や東松照明、奈良原一高、森山大道らと並んで世界に紹介された深瀬昌久。彼の写真は、妻や家族、あるいはカラス、猫など、常に身近なモチーフにレンズを向けながらも、「自分とは何者か?」という問いを追い求めるものだったといい、元妻・洋子も1973年発刊のカメラ誌に寄稿した原稿の中で「彼の写した私は、まごうことない彼自身でしかなかった」と語ったという。本展タイトルは、この原稿の題名『救いようのないエゴイスト』から付けられたとのこと。会期中は、展示作品に加え、今回が半世紀ぶりの公開となるという1963年の作品『屠』をまとめた写真集(3,780円)などを部数限定で販売するほか、展示作品からピックアップしたポストカードも4種用意される(各216円)。なお、本展キュレーターは、深瀬が遺した写真作品の普及管理活動にも携わるアートプロデューサー、トモ・コスガが務める。
2015年06月02日