妊婦から血液を採取して、胎児の先天性異常を診断することができる『新型出生前診断(NIPT)』が大きな注目を集めています。従来の出生前診断と比べて、・早期(妊娠10週前後)に診断できる・母体への影響が軽減される・診断の精度が80〜90%と非常に高いなどの利点があり、より確実に胎児の先天性異常を発見することができるようになっています。しかし、その一方で問題視されているのが、『NIPTコンソーシアム』(新型出生前診断を実施している病院グループ)が発表した「出生前診断で異常が発覚した場合の中絶率は96.5%」というデータ。これを受けて、「出生前診断を受けることは命の選別であり、道徳に反する」という批判が数多く飛び交っています。人によって正解が大きく異なる難しい問題ではありますが、実際にママたちはどう考えているのでしょうか。そこで今回は、パピマミ読者のママに「出生前診断で子どもに異常が出たらどうするか」というアンケートを取ってみました!●出生前診断で子どもに異常が出たらどうしますか?■出生前診断で子どもに異常が出たらどうしますか?・1位:そもそも診断を受けない……47%(150人)・2位:中絶する……42%(134人)・3位:事実を受け入れて産む……10%(32人)※有効回答者数:316人/集計期間:2016年4月27日〜2016年4月29日(パピマミ調べ)●『そもそも診断しない』が約半数『たとえ異常が見つかっても絶対に産むから診断なんて意味ない』(20代ママ)『子どもは天からの授かり物。それを選別するなんて非人道的な行為 です』(30代ママ)多くのママに共通して見られたのは、「どんな結果であっても産むから診断は意味ない」という意見でした。たしかにそういうママにとっては、事前に異常を知っても不安に思う期間が長くなるだけですよね。深刻に悩んでいるうちに体に大きなストレスがかかり、赤ちゃんに悪影響があるという見方もあります。また、出生前診断は35歳以上の高齢出産ママを対象に行われるため、「妊活で苦労の末授かった命を大切にしたい」という人、「異常と診断されると中絶しそうだから受けない」という人もいました。出生前診断を受けないということは、「わが子を産む」という強い意思表示 とも取れますね。さらに一部コメントでは、出生前診断を受けることを「罰当たり」などと厳しく批判するものもありました。●『中絶する』という人は約4割『正直ダウン症と診断されたら、育てていける自信がない。子どものためにも中絶してしまうかも……』(30代ママ)『私が生きてる間はいいけど、死んだら誰が面倒みてくれるの? っていう不安があるから』(30代ママ)『中絶する』と答えた方の多くは、「産み育てる自信がない」という理由で中絶を選択してしまうようです。たしかに障がい児は通常の子どもと比べて育児の苦労が大きいとも言われており、精神的・金銭的な余裕がなければ過酷な家庭環境になる可能性は高いです。しかし、一方では「中絶した罪悪感は一生消えない」 と言われるほど、女性のわが子への愛情は深いものです。人によっては「中絶する人は命を軽く見ている」などと批判したりしますが、そんなことは決してないでしょう。本当は産みたいという気持ちを抱えながら、子どもの心情や将来のことを隅々まで考え尽くした結果の答えが”中絶”なのであれば、誰にも責めることはできません。●『事実を受け入れて産む』というママは約1割という結果に自分の子どもに先天性異常が見つかっても、「事実を受け入れて産む」と答えたママは約1割となりました。異常が発覚した場合の中絶率は9割を超えますが、なぜ彼女たちは「産みたい」と思うのでしょうか。『どんな障害が見つかろうと自分の子には命が宿っている。中絶なんてできないよ……』(20代ママ)『むしろ育てがいがある 、そうポジティブに捉えると思います』(30代ママ)コメントを見ていると、もはや理屈ではなく“愛情”を信じて産みたいと思っている人が多いように思います。金銭的に余裕がある、子どもの面倒を見てくれる親兄弟が多いなど、環境によっては決断しやすいこともあるかと思いますが、それでも先天性異常を抱えていると知りながら産む勇気はとても偉大だと言えます。----------あなただったらどんな決断を下しますか?どの選択肢を取るにしても、決して間違った決断ではありません。子を思ってこその判断であれば、全てが正解だと言えます。「異常が発覚したらどうするか」という出生前診断の話は、命に関わる問題であるため、議論をすることが非常に難しいテーマです。しかし、障がい者や中絶をする女性への偏見をなくすためには、一人ひとりがこの問題について真剣に考えていく必要があると思います。家族と、ママ友と、同僚と、この問題についてぜひ討論してみてください。【参考リンク】・【アンケート結果(3択)】出生前診断で子どもに異常が出たらどうしますか?()(文/パピマミ編集部・上地)
2016年05月05日システムサポートは1月13日、 データベース診断サービス「ズバッとDB診断サービス」により、エジソンで使用している Oracle Databaseの診断を行いデータベースの処理時間を短縮したと発表した。同サービスは、Oracle Database を対象として、システムのうちすでに問題が発生している部分にフォーカスして診断を行うサービス。 日本エクセムの「MaxGauge」を使用し従来のSTATSPACKやAWRでは取得することが困難なOS/データベースのリソース情報を1秒単位で取得し、診断・改善の提案を行う。エジソンは、管理会社・排出事業者、処理事業者向けのサービスとして、廃棄物総合管理システム 「GENESYS」を提供している。GENESYSはユーザー数の増加に伴いデータ量が急増し、 システム全体でレスポンスが遅くなる現象が見受けられていたという。エジソンは、自社の情報システム部門でGENESYSを支えるOracle Databaseのチューニングを行っていたが、時間をとられてITを活用したビジネス企画に注力できなかったことから、同サービスを利用した。システムサポートが「GENESYS」のデータを分析したところ、特定の2パターンの高負荷SQLにおける処理遅延が判明。これを受け、高負荷SQLの索引追加やキャッシュ設定などを実施した結果 、システム全体として データベースの処理時間が短縮されたという。
2016年01月14日東北大学は6月24日、厚生労働省が毎年発表している都道府県別の合計特殊出生率の計算方法を改善した「合計特殊出生率 本当の都道府県ランキング」を発表した。合計特殊出生率は、15~49歳までの年齢別出生率(母の年齢別の出生数をその年齢の女子人口で割った値)を合計することで計算される。厚生労働省の「人口動態統計」で公表されている全国値の合計特殊出生率の計算方法では、分子・分母ともに外国人を含まない日本人のみのデータを用いて計算されている。一方、都道府県別の合計特殊出生率は、分子の出生数は日本人のみのデータであるのに対し、分母の女性人口については外国人を含む総人口のデータを用いており、分子と分母の整合性が取れていない。これは、国勢調査が実施されない年では、外国人を含む総人口が代用されるためだ。この計算方法の違いにより、2014年の都道府県別の合計特殊出生率は、分母に外国人が含まれている分だけ全国値より小さめに計算されており、両者を比較することができなくなっていた。この問題をかねてより指摘していた同大学大学院経済学研究科 高齢経済社会研究センターの吉田浩 教授らは、今年6月に厚生労働省が公表した2014年の合計特殊出生率について、同省の計算方法を改善して、都道府県別の合計特殊出生率を再計算した。吉田教授らの計算方法は、総務省統計局の「人口推計」にある「都道府県 年齢(5 歳階級)、男女別人口」に、直近の国勢調査時における年齢(5歳階級)別の日本人人口比率(総人口に占める日本人人口の割合:総務省統計局『平成 22 年国勢調査による基準人口』より算出)を乗じることによって推計する。その結果、全国値の1.42以下とされていた青森県、岐阜県、兵庫県は実際には全国値を上回っていたほか、厚生労働省のデータでは3位となっていた島根県が2位、12位となっていた福井県が9位、35位となっていた岐阜県が24位になるなど、都道府県別の順位も変動した。同研究は5月の第189回でも取り上げられ、政府は「次回国勢調査が行われる平成二十七年以降においては、(中略)同調査が行われた年と同様の方法で都道府県別の合計特殊出生率を算出してまいりたい。」との答弁書を出している。
2015年06月25日講談社は、『本当は怖い高齢出産妊婦の4人に1人が35歳以上の時代』(週刊現代編集部編)を、12月17日(首都圏基準)に全国の書店・オンラインブックストアで発売した。価格は971円。○東尾理子さんなど著名人も多数登場同書によると、現在35歳以上で出産する高齢出産の割合は、妊婦の4人に1人に当たるという。妊娠・出産年齢が上がるごとに流産や先天異常のリスクも増加すると言われ、胎児の異常有無の判定を目的として、妊娠中に実施する「出生前診断」が注目されている。同書は、「週刊現代」で連載された特集記事「高齢出産・不妊治療・出生前診断」を加筆再構成。「高齢出産は、本当のところはどうなのか?」「出生前診断って、具体的にどんなことをするのか?」など、高齢出産の本当のリスクや、出生前診断について詳細に紹介している。内容は、「出遅れ不妊に注意」「卵子の老化」「母体に迫る危険」「先天異常のリスク」「本当は多い男性不妊」「卵子提供の真実」「新型出生前検査で分かること」「命の選別という問題」「妊娠前検査とは」など。また、高齢出産・不妊治療を経験した著名人の体験談も多数掲載している。著名人は、東尾理子さん、ジャガー横田さん、野田聖子さん、ダイアモンドユカイさん(※)、太田光代さん、松野明美さんなどが登場する。また、産婦人科の最前線で活躍する医師が、女性に知ってほしい妊娠・出産の最新事情についても語っている。同社は、「妊娠・出産を考えている20代後半以上の女性」「特に高齢出産ゾーンにさしかかる35歳前後の女性」「妊娠・出産を考えている20代後半以上の女性や35歳前後の女性をパートナーに持つ男性や、娘に持つ親」に特に手にとって欲しいという。※ダイアモンドユカイさんの正式名称は、「ダイアモンド」「ユカイ」の間に六芒星が入る
2013年12月19日医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、本年9月にも国内で開始されると伝えられた「新型の出生前診断」に関する調査を実施。調査は8月31日~9月4日にかけて行われ、2,353の有効回答が寄せられた。「新型の出生前診断」とは、妊婦の血液から胎児の染色体異常を判断するというもの。全診療科目の医師に対し、その診断方法の国内の導入・普及をどのように考えるか尋ねたところ、全体の40%が「一定の条件を設けた上で賛成」と回答した。その理由としては、安易な堕胎手術の増加を懸念する声が多かった。また、「男女の産み分けに使用されてはならない」という意見もあった。「賛成」と回答したのは39%。「羊水検査よりリスクが少ない」「高齢出産が増えているので必要」「障害児を育てるかどうかは、両親の判断にゆだねるべき」というコメントが寄せられた。「条件を設けた上で賛成」と合わせると、約8割が新型の出生前診断に肯定的なようだ。一方、「反対」は5%。その理由として、「医療というより倫理的な問題」「神の領域に踏み込みすぎ」というコメントがあった。また、産婦人科の医師93名だけを対象に見てみると、「一定の条件を設けた上で賛成」と回答したのは46%、「賛成」と回答したのは44%。約9割の産婦人科医は、新型の出生前診断に肯定的であることが分かった。「おそらく、なし崩し的に全員検査することになるのでは?」と予測する声もあった。産婦人科医の中で「反対」は6%。「一般的に普及させるのは時期尚早」「まだ社会が成熟していない」という意見があった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、自分では気づかない疲労度を7人のおとぎ話のお姫様に例えて診断するサイト「おつかれ姫診断」を3月21日よりスタートする。インターネットの普及に伴い、モニターやディスプレイを長時間見ることによる「目の疲れ」や、SNSの急速な普及を背景とした「ソーシャル疲れ」が増えてきているという。しかし、それらの疲れに気づかず過ごす人が多いことから、ジョンソン・エンド・ジョンソンは「おつかれ姫診断」をスタート。自分では気づかない疲労を知るきっかけとなることを目的としている。「おつかれ姫診断」は、ウェブサイトにアクセスした本人とSNS上の友人・フォロワーたちとのアクションの傾向をもとに判断されるとのこと。使い方は簡単で、まずは同サイトにアクセスし、自身のSNS(Twitter、Facebook)アカウントからログイン。ワンクリックで、誰もが知っている「白雪姫」「シンデレラ」「人魚姫」「眠り姫」「かぐや姫」「織姫」「おやゆび姫」の7人のお姫様タイプに例えた「おつかれ姫診断結果」が表示される。例えば、何かと本人のアクション数が多い人は、「白雪姫」、夜0時までの間にアクティブになる人は「シンデレラ」。異性友人からのコメント、いいね!数が多い、フォロワーの数がフォロー数よりも多いなどモテ体質の人は「かぐや姫」、投稿やコメントが少ないにもかかわらず、いいね!が多い人は「人魚姫」など。診断のほか、疲れが解消するようなアドバイスも同時に表示され、その診断結果はSNSを通じて友人・知人に知らせることもできるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日シャーリーズ・セロンが規格外の主人公を演じる最新作『ヤング≒アダルト』が25日(土)から公開されるのを前に、公式サイトで“ヤング≒アダルト度チェック”診断が行われている。その他の写真公式サイトで行われている“ヤング≒アダルト度チェック”は、用意されている10の項目の中から、あてはまるものにチェックをするだけに“ヤング≒アダルト度”がわかるというもの。劇中のエピソードからセレクトされた質問は、とくにアラサー女子にはどれもリアル過ぎるのでは!? という内容で、いずれも大人のみなさまには少し“痛い”内容ばかり。果たして自分は“アダルト”に成長できているのか試してみてはどうだろうか。本作は、『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を始めとする数々の賞を受賞したジェイソン・ライトマン監督と脚本家ディアブロ・コディが再びタッグを組み、“真の幸せとは何か?” というテーマに深く踏み込んだヒューマンドラマ。『ヤング≒アダルト』2月25日(土)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
2012年02月06日