小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。嫌がらせを無視していたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけると、レクトは興奮した様子で、突然殴りかかってきました。ソウがレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くレクト……。その様子に教頭先生は、レクトをかばうようにレクトを保健室へ促します。まるで自分が悪者かのような雰囲気に、ソウは困惑していました。その後、教頭先生から話を聞かれ、帰宅したソウ。学校での出来事に動揺し、出迎えてくれたお母さんを前に、涙が出てしまいます。お母さんに、「レクトが突然殴りかかってきた」と事情を説明していると、教頭先生から電話がかかってきました。 教頭先生の話によるとレクトは、「ソウに殴られて、頬が腫れてしまった。ソウからずっといじめにあっていた」と、教頭先生に説明していたようで……。 先生から、息子が友だちをいじめていたように言われ… 「レクトくんが言うには、『3年生になってからずっとソウくんにいじめられている』と」 教頭先生の話に、耳を疑うソウのお母さん。 「もちろん、確定ではないですが、実際レクトくんの頬は赤く腫れていまして……」 そして、教頭先生が2人のもみ合いを見たとき、ソウがレクトを羽交い締めにしていた、と言うのです。 ソウは殴ろうとしてくるレクトを制止していただけだと知っているお母さん。 「ちょっと待ってください!!」 教頭先生に事情を説明しようとすると……。 「すみません、私は今、お母さんと話したいわけではなく、ソウくんに確認を取りたいので。電話を代わってもらっていいですか?」 お母さんの言葉を遮り、ソウに代わるように言う教頭先生。その対応に、お母さんは表情を曇らせ、憤るのでした。 レクトとのトラブルの経緯を、ソウから聞いていたお母さん。相手との主張の食い違いを先生に説明しようとするも、聞く耳を持ってもらえませんでした。学校でも、教頭先生を前にレクトが突然「痛い」と泣き喚いたことで、自分が悪いかのような状況になってしまったことに困惑していたソウ。加えて、教頭先生からはソウがレクトに嫌がらせをしていると疑っているような発言。親としては子どもから聞いた話を、しっかり先生に説明したいところです。話を遮り、子どもに代わるよう促した先生に、不信感を持ってしまっても仕方がないような気がします。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月06日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。嫌がらせを無視していたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけると、レクトはいきなり暴言を言いながら殴りかかってきました。ソウがレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くレクト……。その様子に教頭先生は、レクトの肩を抱き、保健室へと促したのです。その後、教頭先生はソウとレクトから1人ずつ事情を聞くことに。ソウは先に教頭先生と話し、帰宅しました。 学校での出来事に動揺し、出迎えてくれたお母さんを前に、涙が出るソウ。お母さんからの問いかけに、事情を説明します。ソウはレクトから突然殴りかかられても、冷静に対応しました。しかし、教頭先生が教室に駆けつけると、まるで被害者のような態度を取ったレクト。「まるでオレがいじめていたような状況になってて……。お母さん、オレ、どうしたらよかったの?」と、ソウが困惑していると……。 学校からの電話でまさかの事態に… 自分がトラブルの加害者のような状況になってしまったことで、困惑する息子を前に、表情が曇るお母さん。すると、学校から電話がかかってきました。 「◯◯小学校の教頭です。ソウくんのお母さんですか?」 レクトがソウに殴りかかろうとして騒ぎになったとき、駆けつけた教頭先生からの電話です。 「今日、レクトくんとソウくんの2人がもめていまして。ソウくんからの聴取では、ソウくんは悪くないという話だったのですが……」 ソウは母親に説明したように、教頭先生にも、「突然殴りかかってきたレクトを制止していた」と話したようです。 「ただ……、レクトくんの頬が赤く腫れていまして。『ソウくんに殴られた』と……。『ソウくんからずっといじめにあっていた』と話してまして……」 「えええええ!?」 ソウから聞いていた話とまったく異なる内容に、お母さんは驚き、困惑するのでした。 息子ともめた友だちが、息子とはまるで違うことを先生に話していた今回の出来事。子ども同士のトラブルに大人が介入したとき、双方の主張が食い違うというのは起こりうることなのかもしれません。皆さんは、もしわが子が友だちとケンカをし、友だちの主張と食い違っていた場合、親の立場からどのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月05日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。母親とも話し合い、「レクトからの嫌がらせは無視して関わらない」と決めていたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけました。すると、レクトがいきなり暴言を言いながら殴りかかってきたのです。興奮するレクトを冷静に制止するソウ。騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。その様子を見た教頭先生は、「1人ずつ話を聞く。念のためレクト君は保健室に行きなさい」と、レクトの肩を抱き保健室へ促します。ソウは、まるで自分が悪いかのような雰囲気に、悔しさで涙ぐんでしまいます。 その後、教頭先生から事情を聞かれ帰宅したソウは、「おかえり〜!」と、笑顔で出迎えてくれた母親を見ると、涙が溢れてしまいました。驚いたお母さんですが、その日の習い事を休ませ、ソウからゆっくり話を聞くことに。ソウは、机に打ち伏したまま反応のないレクトに、声をかけたことを説明しようとしますが……。 「オレはどうしたらよかったの!?」わが子は何もしていないのに… 「突っ伏して反応ないって……。具合でも悪かったのかな?」 ソウもそのように思い、レクトに声をかけました。 「オレもそう思って声をかけたら、突然殴りかかってきて!!」 「ええええぇ!? 殴りかかってきた!? なんで!?」 思わぬ展開に声を上げるソウのお母さん。 「わからないよ。“◯ろす!”って言いながら殴りかかってきたんだ」 「◯ろすって何!? ソウは大丈夫? 殴られてない!? でも、ソウは格闘技を習ってるから、やり返したらダメなんだよな……」 ソウの説明に動揺し、あたふたしてしまうお母さん。 「オレはやり返してないよ! レクトが殴ってくるのをおさえただけだ!!」 突然殴りかかられても、冷静に対応したソウ。しかし、教頭先生が教室に駆けつけると、レクトは「痛い痛い」と、まるで被害者のような態度を取りました。 「まるでオレが何かしたかのような状況になってて……。お母さん、オレどうしたら良かったの? もう何が何だかわからないよ」 嫌がらせをされていた理由も、今回、突然殴りかかられた理由もわからないソウ。そして、自分がトラブルの加害者のような状況になってしまったことに困惑し、苦しい顔で母親に問うのでした。 レクトの言動が理解できず、苦しむソウ。加えて、殴りかかってきた友だちを制止したたにもかかわらず、先生がレクトをかばったように感じたソウは、動揺していました。大人同士であっても、相手の言動や考えが理解できずに頭を悩ます場合がありますよね。皆さんはそのようなとき、ソウのように誰かに打ち明け、第三者の意見を聞きますか? それとも、相手の考えを理解できるまでコミュニケーションを図りますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月04日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。母親とも話し合い、「レクトからの嫌がらせは無視して関わらない」と決めていたソウですが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり声をかけました。すると、レクトがいきなり暴言を言いながら殴りかかってきたのです。興奮するレクトを冷静に制止するソウ。騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけると、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。その様子を見た教頭先生は、「1人ずつ話を聞く。念のためレクト君は保健室に行きなさい」と、レクトの肩を抱き保健室へ促します。ソウは、まるで自分が悪いかのような雰囲気に、悔しさで涙ぐんでしまいます。 その後、ソウは教頭先生から事情を聞かれ、帰宅しました。「おかえり〜!」と、笑顔で出迎えてくれた母親を前に、我慢していた涙が溢れるソウ。お母さんは慌てて「ソウ!何かあった!?」と尋ねると……。 子どもが先生から呼び出し…!? いつも明るいわが子が、帰宅早々、涙したことに気が気でないお母さん。 「今日の習い事は、お休みの連絡をしておいたからね」「どうした? 学校で何かあった?」 落ち着いてソウから話を聞こうとします。 「教頭先生に呼び出しくらった」 「え!? 呼び出し!? ソウ、何をやらかしちゃったの!?」 お母さんは、“先生から呼び出された”ということに、驚きを隠せません。 「レクトがずっと机に突っ伏してて、反応がないから給食係も困ってて……」 レクトとのトラブルについて説明しようとするソウ。 「待って! レクト君って、ちょっかい出してくるって言ってた、あの子だよね」 以前、ソウからレクトの話を聞いていたお母さんは、先生に呼び出されるほどのトラブルが起きたことに驚くのでした。 学校から帰ってきた息子のただならぬ様子に、習い事を休ませ、ゆっくり話を聞こうとしたソウのお母さん。子どもがSOSを出したとき、しっかりと向き合おうとした姿勢はとても素晴らしいですね。成長していくにつれ、友だち同士のトラブルを親に話しづらいと感じる子どももいるのではないでしょうか。子どもが親を頼ってくれたときに、しっかり子どもと向き合うことが、親子の信頼関係を育む方法のひとつなのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月03日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ソウはレクトからの嫌がらせに取り合わず、やり過ごしていましたが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり、声をかけました。すると、レクトはと勢いよく起き上がり、暴言を言いながら殴りかかってきたのです。ソウがレクトの腕をつかみ制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が教室に入ってきました。2人の様子に驚く教頭先生に対し、レクトは目を潤ませ、「助けて……」と訴えます。ソウは、「俺は何もしてない。こいつが何もしないなら離すよ」と両手をあげますが、レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚きました。 その様子を見た教頭先生は、「念のため君は保健室に行きなさい」と、レクトの肩を抱き保健室へ促します。まるで自分が悪いかのような雰囲気に、悔しさで涙ぐむソウ。その後、ソウは教頭先生から事情を聞かれ、帰宅。レクトも教頭先生と話をしますが……。 殴りかかった生徒が被害者のように… ソウから騒ぎについて聞き取りをした後、レクトからも話を聞く教頭先生。レクトと対面した教頭先生は、思わず声を上げます。 「君その顔は……!? さっきのソウくんが!?」 レクトは頬を押さえ、「オレ、実は……」と意味深に話しだします。 そのころ、ソウは学校から帰宅。 「ソウ、おかえり!遅かったね!」 笑顔で出迎えるソウの母親。「習い事があるから急がないと!」とソウに駆け寄ると、ソウは唇を噛み締めながら涙していました。 「どうしたの? ソウ!? 何かあった?」 お母さんは慌てて、ソウに尋ねるのでした。 レクトに殴られそうになったにもかかわず、教頭先生に誤解されているかもしれないと、悔しさや不安な思いで帰宅したソウ。母親の顔を見て、涙がこぼれてしまいました。学校で我慢していたことも、親の顔を見ると安心感から感情が溢れ出てしまうのは、わかるような気がします。小学生といえど、親の目の届かない家の外では、さまざまなトラブルが起こることも。子どもには、家族が待っている自分の家を、「安心して何でも話せる“自分を受け入れてくれる場所”」と感じてもらいたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年02月02日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そのことを偶然、母親に知られたソウは、「奥さんの出産のため3日間不在にしている担任が戻るまで、レクトとはなるべく関わらない」と母親と約束していました。ソウは母親との約束を守り、レクトからの嫌がらせを無視していましたが、ある日、机に打ち伏したまま反応のないレクトが心配になり、声をかけました。「具合、悪いのか?」ソウがレクトに声をかけると、「うるせぇ! お前なんか消えろぉぉぉぉ!」と勢いよく起き上がり、殴りかかってきたレクト。ソウはレクトの拳をかわしますが、激昂しているレクトは収まらず、再び向かってきます。 ソウは冷静に、「なんで殴ろうとするんだよ!?」と問いながら、殴りかかってくるレクトの腕をつかみ制止するも、レクトの興奮は収まらず「絶対に許さないぞ」と叫んでいます。そんな2人のもとへ……。 止めに入った先生に、殴りかかってきた友だちは… 「騒がしいぞ!どうしたんだ!?」 殴りかかってくるレクトを制止しようと、後ろからレクトを抱えていたソウ。教室に駆けつけた教頭先生は、2人の様子を見て、「何をやっているんだ!?」と怒鳴ります。 するとレクトは目を潤ませ、「助けて……」と、教頭先生に訴えるのです。 「離しなさい!!」とっさにソウを止めようとする教頭先生。 「俺は何もしてない。こいつが何もしないなら離すよ」 ソウが制止していたレクトを離し、両手を上げると……。 「痛いぃぃぃぃぃ」 レクトは突然うずくまり、「痛い」と泣き喚くのでした。 ソウに突然殴りかかったにもかかわらず、教頭先生が現れると、あたかも自分が何かされたかのように泣き出したレクト。状況を何も知らない教頭先生からすると、泣き出したレクトが、ソウに何かをされたように感じてしまいますよね。しかし実際は、いきなり手を出したのはレクト。レクトにもさまざまな思いがありそうですが、暴力はいけません。教頭先生にはしっかり双方の話を聞いてもらい、先入観にとらわれずに判断してほしいですね。 愛すべき宇宙人さんのマンガや、日常のほっこりエピソードなどもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月31日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だちでした。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そのことを偶然、母親に知られたソウは、「奥さんの出産のために3日間不在にしている担任が戻り次第、相談しよう。その間はレクトとなるべく関わらない」と母親と約束しました。ソウはその通りに、レクトからの嫌がらせをやり過ごしていましたが……。ある日、レクトは友だちからの呼びかけに一切反応せず、給食も食べないで机に打ち伏していました。そんなレクトの様子に、「気にしない、気にしない」と無視しようとしますが、心配する気持ちが勝ったソウ。思い切ってレクトに声をかけます。 「具合、悪いのか?」ソウがレクトに声をかけると、「うるせぇ!お前なんか消えろぉぉぉぉ!」と勢いよく起き上がり、殴りかかってきたレクト。ソウは間一髪レクトの拳をかわしますが、レクトは「ソウ! ○ねぇぇ!」と叫びながら、再び殴りかかってきて……!? 突然、殴りかかってくる友だちを… ヒートアップしたレクトが「◯ねぇぇ!」と叫びながら振り上げた拳を、瞬時に掴むソウ。 「ふざけんじゃねぇ!」 激昂するレクトにソウは、「ふざけてるのはお前だろ!? なんで殴ろうとするんだよ!?」と冷静に問います。 しかし、興奮しているレクトは聞く耳を持たず、再び殴りかかろうとするも……。 ソウはレクトの拳を払い、腕をつかみ、制止します。 「離せ!! 絶対に許さないぞ!」 ソウが冷静に対応するも、レクトの興奮は収まることはありませんでした。 レクトに突然殴りかかられるも、やり返すことなく冷静に対応したソウ。「なんで殴ろうとするんだよ」と、相手の話を聞こうとしたのは、とてもえらいですよね。レクトは理由があって突っかかってきたのかもしれませんが、ソウは友だちが心配で声をかけただけ。突然、理不尽な出来事が起きたとき、冷静に反応することは大人にとっても難しいことですよね。皆さんは「なんで!?」と思うような、理不尽なことが起きたとき、どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月29日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。2人は、ソウがレクトに声をかけたことをきっかけに、遊ぶようになりました。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だち。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そのことを偶然、母親に知られてしまったソウは、母親と話し合い、奥さんの出産のために3日間不在にしている担任の先生が戻り次第、嫌がらせについて相談することに。そして、「それまでの間はレクトとあまり関わらない」と約束しました。お母さんと話し合った翌日も、レクトから嫌がらせを受けたソウ。気が気でないお母さんは、「担任はいないけど、学校に相談に行こうか」と提案しますが、ソウは「我慢すればいいだけ」と返答。お母さんも納得し、とりあえず様子をみることになりました。 担任が戻るまであと2日。その日も、レクトからの嫌がらせに反応もせず、やり過ごすソウ。そのころレクトは、友だちの呼びかけにも一切答えることなく、机に打ち伏して、顔を歪めていました。ソウがレクトの嫌がらせに反応しないことが、かえってレクトの怒りを増幅させていたようで……。 執拗な嫌がらせ…。それでも…! 給食係の友だちが、給食を食べないレクトを心配し声をかけるも、反応がありません。 「レクトどうする?」「知らねぇよ。めんどくせぇ」 そんな給食係のやり取りを偶然耳にしたソウ。 「ねぇ。どうしたの?」 思わず給食係の友だちに話しかけると、レクトが給食も食べず、話しかけても反応しないことを知ります。 「どうしたんだろう」と気にはなるものの、お母さんと「レクトとあまり関わらない」と約束していたため、「気にしない、気にしない」と思い直します。 しかし、「もし、具合が悪かったとしたら?」と、心配する気持ちも。 「見捨てることにならないか?」 「ええい! 心配するくらいなら、直接聞いてやる!」 嫌がらせを受けるようになってしまったものの、以前は一緒に遊ぶ友だちだったレクト。体調が悪いのかもしれないのに、見捨てられないという気持ちで、ソウはレクトに声をかけたのでした。 嫌がらせをしてくる友だちでも、「もし、体調が悪かったら?」と心配になって声をかけたソウ。お母さんと「レクトとあまり関わらないように」と話していたにもかかわらず、良心が勝ちました。親としては、ソウの友だち思いな行動は、誇らしくうれしいことなのではないでしょうか。もちろん、嫌な思いをしている子どもを守りたいというのが親心ですが、相手を心配する気持ちを優先して臨機応変に対応したソウは、とてもえらいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月24日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。2人は、ソウがレクトに声をかけたことをきっかけに、遊ぶようになりました。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だち。2人の関係には温度差があり、ソウが習い事を理由にレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。誰にも言わずやり過ごしていたソウですが、偶然、お母さんに嫌がらせを受けていることを知られてしまいます。ソウはお母さんと話し合い、奥さんの出産のために3日間不在にしている担任の戻りを待ち、嫌がらせについて相談することになりました。お母さんから、「担任に相談するまで、レクトくんとあまり関わらないように」と言われた翌日、ソウはレクトがわざと肩をぶつけてきても、気にしない様子を見せ、我慢していました。 帰宅後、お母さんにレクトから受けた嫌がらせを報告するソウ。気が気でないお母さんが、「担任はいないけど、明日学校に相談に行こうかな」と言ったところ、ソウは「2日くらいなら頑張る。我慢すればいいだけだし」と返答。ソウの言葉に「まぁね。とりあえず明日も様子みるか」と、お母さんも納得していましたが……。 あのとき、相談していたら… ソウとお母さんが、「担任が戻るまでのあと2日、様子を見よう」と話した翌日。 「担任の鈴木先生は、明日まで休みです。何かあったらすぐ言いに来てください」 ソウとレクトのクラスで、教頭先生が生徒たちに話していました。 とにかく担任が戻るまでは、レクトを刺激しないようにしていたソウ。レクトからの執拗な嫌がらせを「無視無視」と、反応もせずやり過ごしていました。「レクト! 給食だぞ! おい、レクト! レクトってば!」 友だちの呼びかけにも一切答えることなく、机に打ち伏して、顔を歪めるレクト。ソウがレクトの嫌がらせに反応しないことが、かえってレクトの怒りを増幅させていたとは知る由もありませんでした。 友だちからの嫌がらせに対して、母親と話し合い冷静に対応するソウ。“相手を刺激しないよう、嫌がらせに対して反応しない”という選択が、今回の場合、逆効果になっていたようです。大人になっても、職場や友人関係で嫌がらせをしてくる人が絶対に現れないとは限りませんよね。もし、皆さんが生活している中で、執拗に嫌がらせを受けたら、どうのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2023年01月22日誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。2人は、ソウがレクトに声をかけたことをきっかけに、放課後の公園で遊ぶように。元々は違うクラスでしたが、3年生の新学期から同じクラスになります。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だち。2人の関係には温度差があり、学校であまり交流のがないことに、レクトは不満をもっていました。ある日、レクトに「放課後、公園で遊ぼう」と誘われたソウですが、習い事を始めるため、レクトの誘いを断りました。レクトには「せめて放課後の公園だけでもソウと遊びたい」という切なる思いがありましたが、ソウは知るよしもありません。 それからしばらく経つと、ソウのくつ箱に紙クズを入れられる、嫌がらせが始まります。ソウは、犯人の見当がついているものの、誰にも言わずに我慢していました。すると、嫌がらせは次第にエスカレートしていき……。 先生に呼ばれ席を立つと、突然足をかけられ… 「ノートを返すから、順番に取りに来て」 先生のかけ声とともに、次々に生徒が名前を呼ばれ、ソウの番に。席を立ち、歩き出すと誰かに足をかけられるソウ。 「ちょっ……! あぶなっ」 ソウはよろめき、床に手をつきます。 「思い切り転ぶところだった……」 なんとか怪我することなく済んだソウですが、顔を上げると……。 ニヤッとほくそ笑むレクトが、ソウを見つめています。 「なんでレクトはオレに嫌がらせをしてくるんだ!?」 ソウはくつ箱に紙クズを入れてくる犯人が、レクトだと気付いていました。そして、今回は足をかけて転ばせようとしてきたのです。 ソウのくつ箱に紙クズを入れる嫌がらせの後、転ばせようとしてきたレクト。レクトはソウのことが好きすぎるあまり、“放課後の公園でもソウと遊べない”という事実を受け入れられなかったのかもしれません。唯一の友だち、ソウに拒絶されたように感じたレクトの悲しみは、“嫌がらせ”という形で、吐き出されてしまいました。 たとえレクトの考えすぎでも、誰かに拒絶されるということは、心に深いダメージを受けます。多感な時期の子どもの心はとても複雑。子どもの気持ちをすべて把握するのは難しいことですが、周りの大人が子どもの変化に気付き、フォローしてあげることが理想ですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月30日友だちの輪になかなか馴染めずにいた、小学生のレクト。放課後の公園でレクトに声をかけ、一緒に遊ぶようになった、同じ学校のソウ。唯一、レクトをグループに入れてくれたソウは、レクトにとってとても大きな存在になっていました。元々違うクラスだった2人は、3年生になる新学期から同じクラスに。「学校も放課後も、ソウと一緒に遊べる!」と喜んでいた、レクトですが……。「同じクラスになれたぞ!」レクトは意気揚々と、ソウに話しかけますが、ソウは呆気ない反応。すぐに他の友だちに呼ばれ、レクトの元から去ってしまいました。 ソウの周りには常に人がいて、ソウにとってレクトはその中の1人に過ぎないよう。しかし、レクトにとってソウは唯一の友だち。期待していた新学期とは、程遠かったレクトですが……。 「やっと声をかけてくれた!」しかし… 家も学校もつまらないと感じていたレクトは、ソウと同じクラスになれば、楽しい学校生活が送れると思っていました。 しかし、現実はソウの姿を目で追いかける日々。 「楽しくなるはずだったのに……。むしろモヤモヤする……」 やり場のない感情を抱き、ぼんやりしているレクト。そこに、やっとソウが話しかけてくれました。 「レクトどうした? 体調でも悪いか?」 突然のことに驚くレクト。 「大丈夫! 眠いだけ!!」「それより、今日も公園行くだろ? 今日はドロケイしない?」 ソウが話しかけてくれたうれしさを抑え、ソウを遊びに誘うレクト。せっかくソウと同じクラスになったのに、学校では相変わらずひとりぼっちの日々。「放課後の公園さえ楽しければ」という気持ちで、ソウを遊びに誘いました。 「ごめん、もう公園には行かないんだ」 しかしソウは、思いもよらぬ言葉で返すのでした。 期待していた学校生活とはいかなかったレクト。ソウはレクトを気遣う様子もあり、悪気はまったくありません。“ソウは唯一の友だち”というレクトの気持ちが大きすぎて、ソウの言動に一喜一憂。真っ直ぐなレクトの気持ちを思うと、胸が痛みますね。幼い子どもたちにとって、学校や友だちとの関わりは世界のすべてのように感じてしまうもの……。誰かを「唯一の友だち!」と思い込まずに、いろいろな子と交流を持てるといいのですが、まだ成長途中の子どもたちが過ごす小さな世界の中では、人間関係がより複雑なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月26日友だちの輪になかなか馴染めずにいた、小学生のレクト。放課後の公園でひとりうなだれていたレクトに、声をかけたのが、同じ学校のソウでした。レクトはソウのグループ入って、一緒に遊ぶようになります。いつしかレクトにとってソウは、唯一自分をグループに入れてくれた、大きな存在になっていました。レクトとソウは違うクラスだったため、学校での交流はなく、遊ぶのは放課後の公園だけ。「学校も放課後もソウと遊べるように……。3年生はソウと同じクラスになれますように!」唯一の友だち、ソウと同じクラスになれるよう願うレクト。 そして、新学期。クラス替えの表には、レクトと同じクラスの一覧にソウの名前が。「願いが叶った!」と、レクトは歓喜していましたが……。 せっかく同じクラスになれたのに、なんで…? 念願叶い、ソウと同じクラスになれたレクト。 「ソウ!オレたち同じクラスだぞ!」 「おう、レクト。同じクラスか。よろしくな」 そんな会話を交わす2人ですが、すぐにソウは他の友だちに呼ばれ、去ってしまいます。 「なんで、行っちゃうの? せっかく同じクラスになれたのに、オレと一緒にいないの?」 ソウの背中に問いかけるレクト。 ソウの周りには常に人がいて、ソウにとってレクトはその中の1人に過ぎないようです。しかし、レクトにとってソウは唯一の友だち。 「オレに気付いて。気付いてよ!ソウ……」 期待していた新学期ではなかったレクトは、ただただソウの後ろ姿を目で追うのでした。 ソウのように、誰にでも分け隔てなく話しかける人気者は、どのクラスにも1人はいたのではないでしょうか。友だちが常に周りにいるような子、物静かな子、マイペースに過ごす子……。学校にはいろいろな子が集まり、同じ環境でさまざまな経験をして、共に成長していきます。親のそばから離れての集団生活は不安も多いですが、学校は子どもたち一人ひとりが楽しく過ごせる場所であってほしいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月22日友だちの輪になかなか馴染めない、小学2年生のレクト。唯一声をかけてくれるのが、同じ学校で違うクラスのソウでした。レクトが放課後の公園にひとりでいると、ソウが声をかけるようになり、レクトはソウのグループ入って、一緒に遊ぶようになります。いつしかレクトにとってソウは、唯一自分をグループに入れてくれた、大きな存在になっていました。ある日、いつものように放課後の公園で遊んでいたレクトとソウ。夕焼けチャイムが鳴り、帰ろうとするソウを「まだ遊ぼう」とレクトが引き止めました。しかし、ソウは「オレは夕焼けチャイムが鳴ったら帰るように、親に言われてるから」と帰ってしまいます。 唯一の友だちが帰ってしまった、夕方の公園で… 「家に帰ってもつまんねぇし、学校もつまんねぇ」 夕焼けチャイムが鳴り、ソウが帰ってしまった公園でうなだれるレクト。 「もっとソウと遊びたいのに」 そんな気持ちから、レクトは「夕焼けチャイム壊してぇ」と呟いてしまいます。 学校では交流のない、レクトとソウ。 「ソウと同じクラスならめっちゃ楽しくなるのに」 「学校も放課後もソウと遊べるように……。3年生はソウと同じクラスになれますように!」レクトはそう願わずにはいられませんでした。 そして、新学期。クラス替えの表が張り出された掲示板を見て、レクトは歓喜します。 「ソウと同じクラスだ!願いが叶った!」 新学期から2人は同じクラスになるのでした。 「仲の良い友だちと同じクラスになりたい!」学生時代、新学期になるとソワソワしながら登校する……、なんだか懐かしい思い出です。皆さんは、学生のころ、新学期で印象に残っている思い出はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月21日友だちの輪になかなか馴染めない、小学2年生のレクト。放課後の公園で友だちから「ついてくるな」と言われ、その場に座り込んでしまいました。「なんでいつもこうなんだ」ひとり悶々としていると、「具合でも悪いのか?」と男の子に声をかけられます。その少年は、同じ学校に通う同級生のソウでした。うずくまっているレクトを心配し、声をかけたソウ。レクトが「座ってるだけ」と答えると、ソウは安心した様子を見せ、「学校で見たことある!オレ、2年3組のソウ」と教えてくれました。そして、「今から鬼ごっこやるけどお前も入る?」と、レクトを遊びに誘ってくれたのです。 ひとりぼっちだったレクトを仲間に入れてくれた少年 違うクラスのレクトとソウは、学校ではまるで交流がありませんでした。しかし、放課後の公園では、ソウがレクトに声をかけてくれます。 「お前、またひとりでいるの?」 レクトを気にかけ、遊びに誘ってくれるソウ。レクトはソウのグループ入って、一緒に遊ぶようになりました。 ソウは同じ学校の同級生をたまたま見かけて、声をかけただけかもしれません。しかし、レクトにとってソウは、唯一自分をグループに入れてくれた、大きな存在になっていました。 ある日の夕方、夕焼けチャイムが鳴り、公園で解散する小学生たち。 「レクトも帰るぞ」ソウがレクトに声をかけると、まだソウと遊んでいたいレクトは、「まだ遊ぼう」とソウを引き止めます。 しかし、ソウは「オレは夕焼けチャイムが鳴ったら帰るように、親に言われてるから」と帰ってしまいました。 レクトは、帰宅するソウの後ろ姿を悲しい気持ちで見つめるのでした。 「ソウともっと遊びたい!」という、純粋な気持ちから、前のめりになってしまったレクト。親との約束を守ったソウはえらいですが、やっと仲間に入れたうれしさが溢れてしまう、ソウの真っ直ぐな気持ちを思うと、なんだか切ないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月19日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。担任の先生は、フミヤの母に、モリオくんへの両親に意地悪の件は報告しないと伝えたものの、先生自身も学校の対応に不信感が拭ず教頭先生に反論。教頭先生はフミヤを守ることも、モリオくんを守ることも大事なのだと言います。「それなら……モリオくんは何をやってもとがめられなくなりませんか?」と担任の先生は懸念しますが、「この学校にいる大人全員の目で彼を見守って行きましょう」教頭先生に言われ、「はい。承知いたしました」と答えて……。 モリオくんと仲直りしたフミヤの様子は… モリオくんと仲直り後、フミヤは毎日元気に学校に通うようになります。 フミヤの母は息子の様子に安心しつつ、モリオくんの両親がフミヤのことを加害者の認識のままだと思うと、モヤモヤする気持ちもあって……。 ある日、忘れ物を届けにフミヤの母が学校に行ったところ、校門前に教頭先生が立っていました。 事件は解決したものの、学校と先生に対してどこかギクシャクした気持ちを拭えないまま、教頭先生に忘れ物を託したのです。 フミヤくんが元気に学校に通うようになってよかったですね。でも、モリオくんの親にはモリオくんがした意地悪は伝わっていないと思うと、すぐに気持ちは切り替えられませんよね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月15日小学校で起きるさまざまな問題や子ども同士の人間関係を描く、愛すべき宇宙人さんの小学生トラブルマンガ。友だちの輪になかなか馴染めない、小学2年生のレクト。放課後の公園でうなだれているレクトに声をかけた少年・ソウ。ふたりの出会いから、物語が始まります。小学2年生のレクトは、友だちから仲間外れにされてしまう理由もわからず、公園でひとりうずくまっていました。そこに声をかけてきたのは、同じ小学校に通う同級生のソウでした。 「なんでいつも…」仲間外れにされてしまった少年は… 「レクト、もうお前は仲間に入れてやらない」 小学2年生のレクトは、放課後の公園で友だちから「ついてくるな」と言われ、その場に座り込んでしまいました。 「なんでいつもこうなんだ」 ひとり悶々としていると、「具合でも悪いのか?」と男の子に声をかけられます。 「座ってただけ」と答えるレクトに、安心した様子の男の子。 「同じ小学校だろ?」「オレ、2年3組のソウ。今から鬼ごっこやるけどお前も入る?」 「小学校で見たことがある」と遊びに誘ってくれたのは、違うクラスのソウでした。 自分が子どものころ、公園でひとり寂しそうにしている子がいたら、声をかけてあげられたかな……?と、思わず考えてしまうエピソード。これは大人同士の人間関係にも置き換えられるのではないでしょうか。職場や子どもの保育園などで困っているような人がいたら、ソウのように声をかけられるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月14日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。担任の先生は、フミヤの母に、モリオくんへの両親に意地悪の件は報告しないと伝えたものの、先生自身も学校の対応に不信感が拭ず教頭先生に反論。教頭先生は公平かどうかも大切なことだけれど、教師はまず第一に児童を守ることが大事なことなのだと言います。担任の先生の意見に、児童を守るためだと教頭先生。話し合いでのモリオくんの両親の様子、モリオくんは学校でのキャラとは違い、必要以上に話さなかったという様子から、かなり違和感のある家族だからだと説明を始め……。 教頭先生の言葉に担任の先生は… 「モリオくんも守らなければいけない」「フミヤくんとの問題では、意地悪をした加害者だったかもしれないけれど、もしかしたら家庭では被害者なのかもしれない」 教頭先生は、モリオくんの両親に、意地悪のことを話すことで、モリオくんが家庭で被害を受ける不安があると、話します。 「それなら……モリオくんは何をやってもとがめられなくなりませんか?」と担任の先生が懸念しますが、教頭先生は、そうならないよう学校にいるすべての職員に今回の話し合いの状況を把握してもらって、何かあれば躊躇なく動けるようにすると説明し……。 「この学校にいる大人全員の目で彼を見守って行きましょう」 教頭先生の言葉に、担任の先生は「はい。承知いたしました」と答えたのです。 教頭先生は、フミヤくんだけでなく、モリオくんを守ることも大事なことだと考えていたのですね。学校の先生たちに状況をしっかり共有してくれるのは安心につながりますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月14日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。担任の先生は、フミヤの母に、モリオくんへの両親に意地悪の件は報告しないと伝えたものの、先生自身も学校の対応に不信感が拭えません。そして教頭先生に「学校側はこれ以上ことを荒立てないために、モリオくんの両親には意地悪について話さないってことですよね?」「それって不公平じゃないですか?」と反論します。担任の先生の意見に、児童を守るためだと教頭先生。話し合いでのモリオくんの両親の様子、モリオくんは学校でのキャラとは違い、必要以上に話さなかったという様子から、かなり違和感のある家族だからだと説明を始め……。 フミヤをいじめていたモリオくんから出た言葉は衝撃で…… 「モリオくんがフミヤくんへの意地悪を自白したとき……このことをお父さんだけには言わないでくれって懇願されたって報告してくれたわよね?」 教頭先生は、公平かどうかも大切なことだけれど、教師はまず第一に児童を守ることが大事なことなのだと、担任の先生に説明をします。 「加害者だと思っていたフミヤくんは、実は意地悪をされていた被害者だった」「2度とこんなことがないように今後は、私たち教師が目を光らせて守らなきゃ」 「そしてもう一つ……」教頭先生は、児童を守ることについて、さらに話を続けたのです。 お父さんに言わないでくれと言った、モリオくんの様子を想像すると胸が痛みますね。教師の立場として、どう児童を守るのかという視点・考え方もあるのですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月13日ピンクのパンダが親子を救う…かもしれない。今回は、「小学生の子ども同士のトラブル」の対応に悩むママのお話です。小学校から帰ってくると、何やら泣いている様子の男の子…。悲しんでいる子どもを前に、つい戸惑ってしまうけれど…。小学生同士のトラブル、いったいどうするのが正解なのか分からない…!対応に悩んでいると、パンダ登場!? 解決の糸口は見つかるのか…さてどうなる?→次回に続く!(全5回)毎日12時更新!
2022年12月12日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。その後、2人はお互いに謝り、仲直りします。しかし、モリオくんの両親には、モリオくんがおこなった息子への意地悪を報告しないと先生。フミヤの母は子どもたちが何より優先だと考え、そのことを受け入れますが、「モリオくんのフミヤへの意地悪が始まった原因は、リレーの選手に選ばれて、そこからの嫉妬と聞きました」と気がかりだったことを先生に尋ねます。「ほかにもリレーの選手に選ばれた子はいたのに、なぜ標的がフミヤだけだったんでしょう」フミヤの母からそう言われ、担任の先生はしばらく無言になり……。 フミヤの母からの問いに先生は思わず… 「フミヤくんは一切悪くないです。あの…!!たまたまなんです」 え、たまたまって……!? フミヤの母は先生の言葉に一瞬驚きます。 モリオくんは、フミヤくんがフミヤの父と一緒にかけっこの練習をしているのを見かけて、それがとてもうらやましく「ズルイ」と思ってしまったようだと、先生。 「おそらくそれがフミヤくんが意地悪の標的になった原因で……」「モリオくんもお父さんと練習したかったのかもしれませんね」 誰が本当の加害者なんだろう……。本当の被害者は誰なんだろう。 そんな思いで頭がグルグルしながら、フミヤの母は先生との電話を終えたのです。 モリオくんは、親からの愛情を求めていたのかもしれませんね。自分の子どもに意地悪をしていたとしても、そんな話を聞くと心が痛みますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年12月10日私は4人の子どもを育てており、一番上の子が小学2年生です。学校の規模が小さく、遊ぶお友だちは年齢の上の子ともよく遊びます。周りのお友だちの影響を受けて、多少の言葉づかいの変化はよくあることかなと思っていたのですが、日に日に下の子たちも影響を受けてしまい、「ザコ」「死ね」などといった聞いていて嫌な言葉や耳障りな言葉を覚えてしまいました。そこで私が気を付け始めたことについてお話しします。 言葉づかいが悪くなったきっかけは?上の子が小学校に入学して新たな人間関係の元、言葉づかいが少し変わってきました。私には言いませんが、お友だちに向かっては「はいー残念でしたー」「〇〇じゃねーし!」など。 進級してゲームを買ってからは、敵を倒すときにお友だちが「死ね、消えろ、うざい、ザコ」など言っているのを聞く機会が増えてしまっていました。カッコつけたい気持ちもあるのかなと様子を見つつ、あまりに傷つくような言い方をしたら注意していましたが、お友だちの言葉づかいには注意できないでいました。 しゃべり始めた娘までもが…多少の言葉づかいはしょうがないと思っていたのですが、5歳の次男もゲームをする際に年上のお友だちの影響を受けて「はい、ザコー!」などと叫ぶように……。 しゃべり始めた3歳の娘もお友だちが敵を倒しているのを見ながら「ちねちねー!」と言っているのを見たときに、このままではマズイ!と思いました。おそらく「死ねー」という意味はわかっていないのだと思います。けれど、だからこそ気軽にそんな言葉を使ってほしくないと思ったのです。 私からお友だちにお願いしたことお友だちがきてくれると子どもの遊び相手になってくれてとても助かっていたので、相手の子も傷つけたくないなとは思っていました。 そこで、うちにきたときに、「最近下の子たちの言葉づかいが悪くなってきてしまったの。お兄さんたちの言葉づかいを覚えてしまうから協力してもらえるかな?」と言って、特にゲーム中の言葉に気を付けてもらうようにしました。お友だちもすんなりと「わかりました! 気を付けます!」と言ってくれました。 お友だちにお願いしてからは、下の子から「死ね」というような言葉は聞かれなくなりました。また、私に注意を受けたお友だちも、他の子が乱暴な言葉づかいをすると、「言葉づかい気を付けて!」と注意してくれています。今後もお友だちとは長い付き合いになると思うので、穏便に解決できてよかったです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/みいの著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年12月03日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。その後、2人はお互いに謝り、仲直りします。これで一件落着かと思いきや、担任の先生は「大変なのはここからだ」と硬い表情で職員室へ向かいます。そして、モリオくんとフミヤの家に連絡をし、それぞれ伝えなければいけないことがあり……。 モリオくんと仲直りしたフミヤは… 帰宅したフミヤを出迎えたフミヤの母。 「うん。僕、ちゃんと謝ったよ。モリオ君も僕に謝ったよ」 笑顔で答えたフミヤの様子を見て、フミヤの中では解決できたのかな、とホッとします。けれど……。 モリオくんの両親のことが気にかかるフミヤの母。 以前の話し合いで、フミヤはモリオくんのパパに怒鳴られ、すごまれたことを思い返します。 今回のトラブルが起きたそもそもの原因は、自分の子どもであるモリオくんがフミヤに意地悪をしていたことだと知ったら……。 フミヤの母は、想像するだけで身構えてしまいますが、まずは先生からの連絡を待とうと決めます。 そしてついに、担任の先生から電話がかかってきたのです。 お友だちと仲直りして、笑顔で帰ってきたフミヤくん。その様子を見るだけで、親としてはよかったなと、ホッとしますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年11月22日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。フミヤの母は、フミヤと話し合いの場を持ち、フミヤは学校に行くことを決意します。登校すると校門前に担任の先生とモリオくんが立っているのを見つけます。「フミヤくん、学校に来てくれてよかった。朝の時間ちょっといいかな?」担任の先生にそう言われ、フミヤは「はい、あの……」と言いながら、先生の隣でうつむくモリオくんに話しかけようとします。すると「フミヤ、ごめん!!」「ずっと意地悪してごめん!! 俺、悔しくて……」「本当にごめん!! ごめんなさい!!」と、モリオくんが突然謝ってきて……。 謝ってきたモリオくんに息子は… 「僕……僕もごめんなさい」「鉛筆でモリオくんのこと……ごめん。ごめんなさい」 その様子を見て担任の先生は、2人とも謝ることができてよかったと安心します。 そして、何が悪かったと思うか、今度からはどうしたらいいかを2人に聞きます。 「傷つけるのは何があってもいけない」「イライラしても人にぶつけてはいけない」とフミヤとモリオくんは答えます。 これで一件落着かと思いきや……「大変なのはここからだ」と思う先生。 モリオくんとフミヤの家に連絡をし、それぞれ伝えなければいけないことがあったのです。 お互いに謝ることができて本当によかったですね。子どものトラブルは大変ですが、それをきっかけに子どもが自分自身を見つめ直すこともできるのですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年11月21日小学2年の息子・フミヤは、傷付けてしまったお友だち・モリオくんに、いじめられていたことが担任の先生の聴取により確定。フミヤの母は、先生との電話の後、フミヤと話し合いの場を持ち、親としての想いを伝えました。一方学校では、担任の田中先生が教頭先生から、今後の対処の仕方について話をされます。「もし、子ども同士が仲直りできても、フミヤくんの親からしてみれば、我慢してもらうことになるんだと思う」「この件については、逐一、私に報告してちょうだい」と教頭先生。担任の田中先生は、この事件は最初から私の手に負えるものではなかったと、痛感し……。 小学校に行くことを決めた息子は… フミヤの気持ちはもう前を向いている。きっと大丈夫……。 フミヤの母は自分に言い聞かせながら、フミヤを見送りました。 そして学校に行ったフミヤくんはというと……。 「えっ」 なぜか校門前に担任の先生と、傷付けてしまったお友だち・モリオくんが立っていて……。 「フミヤくん、学校に来てくれてよかった。朝の時間ちょっといいかな?」 担任の先生が教室に行く前に別の教室に来てもらうよう、フミヤに聞きます。 「はい、あの……」フミヤはそう言いながら、先生の隣でうつむくモリオくんを見て、モリオくんに話しかけようとすると……。 「フミヤ、ごめん!!」「ずっと意地悪してごめん!!俺、悔しくて……」「本当にごめん!! ごめんなさい!!」 モリオくんは突然フミヤに謝ったのです。 子ども同士のトラブルが起きた後、子どもが大丈夫そうにしていても、学校に行かせるのは親として心配ですよね。 子どもが元気に帰ってきてくれるのか、帰宅までドキドキしてしまいそうですね 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年11月20日お友だちとのおもちゃの貸し借りでの子どものトラブル、経験したことがあるという方も多いのでは……!? 今回は保育士の中田馨さんが、お友だちとのおもちゃトラブルを招く、実はNGな声かけについて教えてくれました。こんにちは。保育士の中田馨です。私は0~2歳児が対象の保育園を運営しています。日々、子どもたちと過ごしていてよくあるのが「お友だちとのおもちゃトラブル」です。おもちゃをとられてしまった時や、逆に相手のおもちゃをとってしまった時に「どう声かけをするべきか?」と悩むところだと思います。今回は、低年齢児の子どもたちの「お友だちとのおもちゃトラブル」についてお話しします。 お友だちにおもちゃを取られた場合はどうすればいい?公園や児童館で遊んでいて、同じくらいの年齢のお友だちにおもちゃを取られる場面があると思います。相手の親御さんは見ているのに何も言ってこない。さて、こんなときどうすればいいか? このような場合、まず大切にしたいのがご自身のお子さんの「遊びを保証」することです。きっとその遊びを楽しんでいたと思います。ですので「今、遊んでいるからおもちゃ返して欲しいな」と伝えましょう。そしてお子さんには「お友だちも遊びたいみたいだから、終わったら渡そうね」と伝えます。 お友だちも返そうとはしないかもしれません。そんなときは、相手の親御さんにも協力してもらえるとベストですが「うちの子も使いたいのに、なんで貸してくれないのよ」と思っているかもしれません。そうなると、なかなか難しいですよね。 でも、私は「すぐに貸せることがえらい」とは思いません。子どもがその遊びに満足し「もう、貸せるよ!」という気持ちになるまで周りの大人が待つことも大切だと思います。まずは「この子の遊びが終わるまで、待ってもらえますか?」とお願いしてみましょう。 お友だちのおもちゃを取ったときはどうすればいい?逆に、ご自身のお子さんがお友だちのおもちゃを取ったときはどうしましょう? この場合まずは、返さなければいけませんね。「このおもちゃで遊びたかったの?」と遊びたかったことに共感し、「でも、これはお友だちのだから返そうね」と伝えます。 低年齢児は、自分から返すことがなかなかできませんので「返しなさい」と何度も言うのではなく「ママと一緒に返そうね」と一緒に返すといいでしょう。このとき、お子さんが泣いても返します。そして「あのおもちゃで遊びたかったんだね」と遊びたかった気持ちに共感します。 また、こんな場面は「貸して」と伝えることを学ぶ機会でもあります。「貸してもらえるかママと聞いてみよう!」と一緒に聞いてみましょう。「いいよ」と言われれば「やった!!」ですし、もし「イヤ」と言われても「今、お友だち、楽しく遊んでいるみたい。じゃあ、あっちでママと遊ぼうか!」と気持ちを切り替えることも大切な経験です。 「お友だちと仲良く遊ぶ」ことはとても大切なこと。しかし、実は「お友だちとモノの取り合いやケンカする」ことも大切なんです。「こうしたら友だちは嫌がる」「こうなったら悲しい」「これをされたら嬉しい」なんて喜怒哀楽の感情を沸き立たせる経験は、友だち関係だからこそできること。今、子どもたちは親以外の人間関係を学んでいる時です。むやみに止めるのではなく、安心して友だちと過ごせる場を提供することも、私たち大人の役目なのですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月20日現在、小学生の息子を子育て中のおにぎり2525です。今回は息子の幼稚園時代に経験した「お友達トラブル」についてご紹介します。4月から息子が幼稚園に通いだしました。新しいお友達ができるか不安だったのですが、どうやら楽しいようで安心していました。通い始めて3ヶ月ほど経ったころ、幼稚園のお迎えのときに先生から個人的に話がありました。内容を聞くと、座るときに足を触って邪魔したり、くすぐったり・・・ちょこちょこちょっかいを出しているみたいでした。お友達にケガはさせていないとはいえ、相手が嫌がることをしてはいけません。帰ってから息子に詳しく話を聞きました。話を聞いたものの、言葉に出して「やめて」と言われないとわからない様子。6歳に「察して!!」と伝えるのは難しい・・・相手が嫌がることはしないようにと何度も繰り返し説明しました。息子が理解してくれたかどうか不安でしたが、親子の話し合いは一段落。Aくんのママへの謝罪に動き始めます。次回に続く(全5話)は毎日17時更新!
2022年11月18日小学1年生のようみんさんの長女が、帰宅時間になっても帰ってこず、ようみんさんの夫が探しに行き、無事に長女を発見。新しい友だちの誘いを断れずに公園に行っていたとのこと。しかも、長女以外の3人のお友だちは、長女を置いて一旦帰ってしまったと聞き、ようみんさんは「それも怖すぎる」と思います。「お友だちに帰っちゃダメって言われても、帰ってこないと! そこは断っていいんだよ」と娘に伝えたようみんさん。その後、長女が無事帰宅したこと、クラスの子と公園にいたことを担任の先生に報告します。すると先生は、今日あったことを、一緒に公園にいた子のお母さんたちに話してみると言ってくれました。 担任の先生は子どもたちに… 次の日、担任の先生は、ようみんさんの長女と、一緒に遊んだ3人のお友だちを呼び、学校が終わったら寄り道せず家に帰ること、お友だちと遊ぶときは必ず親に伝えてからにすることを話してくれました。 一緒にいたお友だちのママたちにも、先生が電話をしてくれ、昨日起きたことを伝えると……。 「え! 3人以外にクラスの女の子がいたんですか!?」と一同に驚いたそう。 3人のお友だちは「隣の公園に行ってくる」とだけ言って出かけたようで、ママたちは同じマンション以外のお友だちもいることは聞いていなかったのです。 その事件から1カ月後……。 長女のクラスのママたちの連絡先を知らなかったようみんさんは、保護者会で初めて、1カ月前に起きたことについて、ママたちと話をしました。 そして長女には、「学校が終わったら寄り道せず帰宅すること!」と改めて伝えます。 その後は、万が一のために見守りGPSを購入し、しばらくは下校時間に学校の近くで長女を待離、一緒に帰るように対策したのです。 子どもから聞いていた話と違うことがあるとびっくりしますよね。子どもは成長とともに親の手を離れていくからこそ、しっかりと約束事を決め、対策をすることが必要なのですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月01日私は生理中のあるアクシデントで友だちに迷惑をかけてしまったことがあります。当時、私は大学生。友だちの服を借りて遊びに行っていたのですが……。 お泊まりの朝、楽しいファッションショー私が大学生時代に、仲のいい友だちの家でお泊まり会をしたときの話です。そのとき私は生理中で細心の注意を払いながら友人とのお泊まり会を楽しんでいました。お泊まりをした次の日の朝、友だちが「今日は何を着ようかな~」と言いながらクローゼットを開け、あれこれと服を探し始め……次第に、何着かの服を体に当てながらポーズを取るようになり2人だけのファッションショーに発展していきました。 お互いに服を当てがって、「似合うー?」「似合う!」などと楽しい会話をしながら時間が過ぎていきました。そして、いろいろと服を当てているうちに、友だちが「その服めちゃ似合うね! 今日着なよ!」と、1着のワンピースを私に服を貸してくれたのです。 経血汚れに気付きパニック!私は借りたワンピースを着て、友だちと一緒に近所の映画館へ。映画が終わり余韻に浸りながらお手洗いに行くと、お手洗いの入り口にある全身鏡の前を通ったとき、何か違和感を覚えました。戻って鏡を見てみると、私が着ているワンピースのおしりのところに赤いシミが見えたのです。 「え、やば……!」。そう呟きながら個室に入ると、ショーツに着けていたナプキンが少しズレていて、ショーツ、さらにはワンピースへと経血が染みてしまっていました。 「借りている服なのにどうしよう……なんて言って謝ったらいいかな……このシミ取れるかな……許してくれるかな……」。私の脳内では、いくつもの悩みがグルグルと周り、軽くパニックに。 気になる友だちの反応は?洗面台でできる範囲で経血を落としましたが、すべて落とし切ることはできませんでした。お手洗い入口で待ってくれていた友だちのところへ行き、私は素直にワンピースを汚してしまったことを謝罪。 すると友だちは、「えっ! でも、それは仕方のないやつやね! そんなしょんぼりしなくていいよ~」と笑いながら許してくれたのでした。 そこから急いで友だちの家に戻り、2人で専用洗剤を使って洗うと汚れはしっかり落ち、私はほっと胸を撫で下ろしたのを今でも覚えています。 生理中だから服を汚してしまうかもしれないということを考えず、軽率に友だちの服を借りてしまったのが間違いだったなと反省した出来事でした。同じような過ちをしないよう、今回の事件は忘れないようにしたいです。 著者/橘純香作画/まっふ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2022年10月30日保育士の中田馨さんが、子どものお友だちとの関わり方について詳しく教えてくれました。「お友だちに乱暴してしまう」、「なかなかお友だちと関わろうとしない……」などお友だちとの関わり方に悩んでいるというパパやママも多いことでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。急に涼しくなってきましたね。外遊びにはちょうどよい季節になってきました。外遊びをするときに疑問に思うことのひとつが、公園で出会うお友だちとの関わり方。そこで今回は、以前から何度か書かせていただいているテーマでもある『お友だちとの関わり方』について、おさらいをしたいと思います。 お友だちに乱暴する場合お友だちをたたいたり、引っ張ったり、ひっかいたり、噛んだり…と乱暴な姿が見られると、ヒヤヒヤしますし、どうすればやめてくれるか?困ってしまいますね。まだ言葉が未発達な時期ですので、言葉より先に手が出てしまう子は多いものです。 お友だちに乱暴しようとした場合は、すぐに体で止めて「たたいたらダメ!」と子どもと同じ高さで目を合わせて強く伝えます。この時よくあるのが、「口で言って!」などと言ってしまいがち。でも、じっくり考えてみてください。「口で言って?」ってどういう意味でしょう?子どもに伝わりますか?「“やめて”って言ったらいいのよ」などと具体的な言葉で伝えるようにしてください。 もし、お友だちにけがをさせてしまった場合は、何よりも先にけがしたお友だちへの対応をしましょう。 お友だちと関わろうとしない場合もっとお友だちと関わってほしいのに…。お友だちが「あそぼう」と誘ってくれても知らん顔。自分からお友だちと関わろうとすることもなかったら、「この子、人付き合いが苦手なのかしら?」と思ってしまうかもしれません。 大人はどこかで、「公園(外)へ行ったら、お友だちと遊ぶことが正しい遊び方」と思ってしまっていませんか? 分かります分かります。実は私も、わが子にはそうでした。なので、幼稚園から帰ってきたら「今日は何して遊んだの?」と聞き「走った!」「誰と?」「一人で!」と言う返事に「え?一人で走ってた??」と不安を覚えた記憶があります!ママ友に相談したら「うちの子も、それよく言ってる!」と言われ、なんだかホッとしたものです。 まだ、0・1・2歳児。まずは、信頼できる大人(ママやパパなど)と遊べていればOKなのです。信頼できる人と遊んで心が満足したら、少しずつ外の世界(お友達)に目を向けられるようになってきます。 家族以外の人との関わりを持つこの時期は、社会生活への第一歩でもあります。大人の思うような言動をしないでしょうが「それが当たり前」と、周りの大人があたたかく見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年10月26日みなさま、こんにちは。かわベーコンです。金木犀のいい香りに秋を感じるようになってきました。秋は大好きなのですが、私はどうやらイネ科の植物がダメらしく、絶賛、肌荒れ期間に突入中です…。早く治ってくれぇ。今年の初秋は台風がきて、学校が休みになり、必然的におうち時間が増え、子どもたちがオンラインゲームで遊ぶ機会が増えました。今回は、そこに昔とは違う、新しいトラブルの種が転がっていた話です。■マネされるのが嫌なお年頃なのも分かるけど…ケンカの内容がまさに小学生! って感じで、ちょっと懐かしくなってしまった…。このぐらいの年頃は、マネされることが嫌だったりしますよね。娘から話を聞くと、その着せ替えゲームは、学校のお友だちも一緒にやっているようで、娘は自分で動画で情報収集して、自分のアバターやプロフィールをカスタマイズしています。しかし、お友だちも娘と同じカスタマイズをしていて、それを見たお友だちとトラブルに…。仲の良いお友だちなので、気が合うのなら、好みのものも似ると思うけどなぁ。もちろん娘はマネしているつもりはなく、別のお友だちからもらった洋服をアバターに着せているようでした。 ■子どものネットトラブルには気をつけたい着せ替えゲームなので、人気の洋服や髪型のランキングとかあるわけだし、ほかの人も使っているわけですから、絶対に被らないなんてアリエナイナイ…。それを使ってたらみんなマネしているってことになっちゃうけど? と言っても、娘のお友だちは“嫌だから空気読んで”、ってことらしく…。そして、ブロックもされてるのに、なぜかまだ言ってくるらしいです。私「????」シンプルにその子がそういうゲームに向いていないと思ったので、「その子はネットやめたら?」って言ったら娘が爆笑していました。後日、その子とどうなったか聞いてみたら「仲直りできた!」とのこと。う~ん! これもこの年頃あるある(苦笑)。妙なことでケンカして、仲直りする…謎ですが、そうやって成長していくんだなぁ。なかなか難しいですが、「嫌なら見るな」の精神、さらに古きネット界の教えである「半年ROMれ」は大事ですね。気軽にネットができる今だからこそ、子どものネットトラブルには気をつけたいと思う母なのでした。
2022年10月21日