俳優の柴咲コウが25日、都内で行われたTASAKI 70周年アニバーサリーエキシビション『FLOATING SHELL』レセプションに登場した。柴咲は3850万円のネックレスなど総額4000万円超えのジュエリーを身に付け華々しく登場。シースルーの衣装で美脚も披露した。お気に入りのポイントを聞かれると「70周年ということでパールが7つ連なっていてすごく存在感がある。丸いパールで女性らしさがありながら、直線的でエッジの効いたデザインがいいですね。エレガントさを保ちながらインディペンデントウーマンみたいな雰囲気が出るなと思ってかっこいいなと思います」とにっこりほほ笑んだ。店内には人気漫画『チェンソーマン』とのコラボレーションジュエリーもあり「かっこいいエッセンスのあるものは好みなので惹かれました」とワクワクしたことを明かした。今後、記念日にやりたいことについて問われると「昨年25周年で同時にライブツアーもしたのですが、これが30年、35年、40年と続けていければと思います」と話す。また、裏方にも興味があるといい「最近はものづくりにも挑戦をし続けているんですが、そちらも方にも力を入れたいと思います」と意気込んだ。「TASAKI(タサキ)」は、1954年の創業以来、パールとダイヤモンドを二大エレメントとし、モダンでエッジィなジュエリーを生み出し続ける日本発のラグジュアリージュエラー。TASAKI 70周年アニバーサリー エキシビションとなる『FLOATINGSHELL(フローティングシェル)』は、あす26日から5月12日まで、東京・BA-TSU ART GALLERYにて開催される。イベントには柴咲コウ、Perfume(あ~ちゃん、かしゆか、のっち)、町田啓太、MOMO(TWICE)、吉岡里帆も登場した。
2024年04月25日杉咲花が記憶障害の脳外科医を演じる「アンメットある脳外科医の日記」の2話が4月22日に放送。三瓶がミヤビに自分たちの過去の関係を告白し、「三瓶先生の愛」の声が上がっている。モーニングで連載中の同名漫画を原作とした本作は、記憶障害を持つ脳外科医の物語。丘陵セントラル病院で脳外科医として働く川内ミヤビを杉咲花、同僚の三瓶友治を若葉竜也、救急部長の星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、関東医科大学病院・脳外科医の綾野楓を岡山天音、楓の婚約者でグループ会長の孫・西島麻衣を生田絵梨花、ミヤビの主治医で関東医科大学病院の脳外科教授・大迫紘一を井浦新が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。三瓶(若葉竜也)の助手として、記憶障害のミヤビ(杉咲花)が手術に参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの主治医・大迫(井浦新)は厳しい態度を見せる。看護師長の津幡(吉瀬美智子)もそれに同調。ミヤビは、まずは焦らず後遺症のある自分にしかできないことを探そうと考える。そんななか、サッカー強豪校でエースとして活躍する高校生の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中に倒れ、救急に運ばれてくる。検査の結果、右脳を損傷している亮介には身体の左側の感覚を全て失う“左半側無視”という後遺症が残っていると判明。左が見えないだけでなく、左側の情報を全て無視してしまう重い症状でまっすぐ歩くこともままならない亮介だが、仲間との全国大会出場を目指し懸命にリハビリに励む。しかし、亮介はつらい現実に直面する。一方、記憶障害の自分に主治医が務まるのか不安を覚えるミヤビに、三瓶は「僕がそばにいますから」と背中を押す。あくまで医者としてサポートするという三瓶のその言葉に、なぜか胸がザワつくミヤビ。同僚たちからも、三瓶のことが気になっているのではないかと言われており――というのが2話の展開。日常生活に支障のない程度まで、リハビリで回復した亮介だが、サッカーのプレーにおいては先が見えない現実が待っていた。チームメイトに心無い言葉を吐き、病院を抜け出した亮介だが、ミヤビの病気を知り「記憶障害の脳外科医なんてあり得ないよね。それでもね、私は医者でいたいと思ってる。だってさ、障害があるからって、自分の人生諦めるのは悔しいからさ。亮介くんも自分の可能性は自分で決めたいよね」「サッカーを好きでいることまで諦める必要はないと思うよ」という言葉に、心を動かされる。そして、自分を信じて駆けつけてくれたチームメイトの姿をみた亮介は、敵と味方のプレーを分析して対策ノートを作り、仲間に渡すのだった。そして決勝。亮介のノートのアドバイス通り、相手キーパーの弱点を攻めたチームは見事優勝。チームメイトたちは、亮介のユニフォームとノートを嬉しそうにテレビカメラの前に掲げ、亮介に勝利の報告をするのだった。そんなチームメイトたちの姿に、SNSでは「ユニフォームとノート、一緒にプレーしたんだね。優勝できたんだね」や「ユニフォームと練習ノート見せながら名前叫んでくれる仲間たち愛だね~」、「チームメイトがカメラに向かってユニフォームと自分が書いた作戦ノート掲げるのとか号泣なんですけど。泣いた」などの声が。その後、三瓶がミヤビを呼び出し、「これから言うことは、日記には書かないでください」と前置きした上で、「僕たちは婚約していました」と告げる。三瓶がノートに書かないように言ったことで、SNSでは「絶対にノートに書いて欲しい」や「私だったら書くなって言われたけど、って前置きしてノートの1番最後のページに書いてしまうな。気付いたらラッキー的なおみくじみたいな感じで。笑」、「まだなんにもわかってないのに三瓶先生の愛のデカさだけめちゃくちゃ伝わってきてなんかもう無理……(泣)」などの声が上がっている。【第3話あらすじ】ミヤビ(杉咲花)に、「僕たちは、婚約していました」と驚きの過去を明かした三瓶(若葉竜也)。あまりに突然の告白に激しく動揺したミヤビは、その言葉を日記に残すかどうか迷う。さらに翌日には、星前(千葉雄大)から、三瓶が持っていたというミヤビと三瓶のツーショット写真を見せられ、ミヤビはますます混乱する。そんななか、津幡(吉瀬美智子)が大迫(井浦新)の元を訪ね、患者の安全を最優先にするためミヤビを手術に参加させるべきではないと直談判したと言う噂が広まる。すると、看護師たちの間では、安全室長として日頃からスタッフに厳しく接する津幡に反発する声があがり、星前も越権行為だと院長の藤堂(安井順平)に抗議する。しかし藤堂によれば、津幡が患者の安全に固執するのには、ある理由があり――。「アンメットある脳外科医の日記」は毎週月曜22時~カンテレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月23日アナ スイ(ANNA SUI)は、南国の花「ティアレ」モチーフの新作アクセサリーを発売。南国の花「ティアレ」の新作アクセサリー純白の花を咲かせ、花言葉に「清らか・幸福」という意味を持つ「ティアレ」をモチーフにした、ネックレスやピアス、ブレスレットなどが登場する。アクセサリーには、「ティアレ」の中でも特に幸福をもたらすといわれる、8枚の花びらの「ティアレ」の花を装飾。アナ スイのアイコニックな蝶やバラのモチーフと組み合わせ、上品に仕上げている。華奢なチェーンのネックレスには、涼しげなホワイトの「ティアレ」の花と大きな蝶のモチーフをフィーチャー。チェーンにはパールを組み合わせ、さりげない華やかさをプラスしている。ピアスやイヤリングは、パールの粒が揺れる可憐なデザインが魅力。肩耳には「ティアレ」を飾り、もう一方の耳には蝶のとまっているバラをあしらった。この他、バレッタやイヤーカフ、リングなども揃う。【詳細】アナ スイ「ティアレ」モチーフ アクセサリー発売日:2024年4月中旬取扱店舗:全国百貨店アナ スイ アクセサリー売場、アナ スイ 公式オンラインストア 他アイテム例:・ブレスレット 12,100円・ピアス(イヤリング) 13,200円・ネックレス 27,500円
2024年04月22日杉咲花主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」より、三瓶役の若葉竜也からコメントが到着した。本作は、記憶障がいの脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。第1話では、事故の後遺症で過去2年間の記憶を失い、日々の記憶も1日でリセットされてしまう、杉咲さん演じる脳外科医のミヤビが、同じ脳外科医でアメリカ帰りの三瓶と出会い、医師としての自分を少しずつ取り戻していく姿が描かれた。今夜は、右脳を損傷したことで重い後遺症が残ってしまったサッカー強豪校のエースを前に、ミヤビが自分にしかできない治療を追い求め、わずかな光に向かって懸命に進んでいく患者に寄り添う姿が描かれる。腕はいいが、マイペースで変わり者の三瓶。第1話について若葉さんは「見終わったあとの満足度がすごかったです。もちろんもっとブラッシュアップ出来るところも見つけたので、そこをもっと研ぎ澄ましたいと思いました」と感想を語り、「脚本について話し合うことに、一番時間を割いたので。脚本を作りながら、みんなで三瓶像を捉えていったという感じですね」と役作りについて明かした。また、第1話のラストでは、ミヤビと三瓶の2ショット写真が映し出され、今後の展開が気になるが、第2話のあるシーンについて若葉さんは「プロデューサーと深く話し合ったシーンで、そこに向けて台本も含め調整していった感じで思い入れは強いので、1話を見て面白いと感じた方が、続く2話も見てくれたらいいですね」とメッセージを寄せている。若葉竜也コメントQ.第1話をご覧になって、いかがでしたか?見終わったあとの満足度がすごかったです。もちろんもっとブラッシュアップ出来るところも見つけたので、そこをもっと研ぎ澄ましたいと思いました。出演者の1人である僕は、当然、脚本の内容を知っているわけですが、映像として見ると、文字で書かれた世界からはみ出していく役者さんの姿とか、濃度の煮詰まり方とかが、本当に素敵でした。撮影監督のアングルの切り方やライティングとかも素敵で…すごく迫力がありました。Q.若葉さんが思う「アンメット」の魅力とは?『アンメット』の魅力というのを、簡単には言えないのですが…。僕は、“思い出し笑い”がすごく好きで、今目指しているものは、そういったもののような気がします。“思い出し笑い”って、そのときは何となく聞いていただけなのに、あとで思い出して笑ってしまうっていう、いわば記憶に焼きついた衝動で、それが好きなんですよね。つまり、『アンメット』もいつか思い出してもらえるような作品になればいいなと。今の世の中、瞬間的におもしろいものはたくさんあるけれど、思い出してもらえるものって、おそらく数はそんなに多くないと思うんです。10年後でも20年後でもいい、何なら『アンメット』っていう作品名を覚えていなくてもいいので、「こんなドラマがあったな」「こんなセリフがあったな」って思い出して、それがお誰かのお守りみたいになったら…。そんなドラマになったらいいなと思います。Q.三瓶を演じるにあたり、意識したことや一番時間を割いたことはなんですか?意外とないですね。脚本について話し合うことに、一番時間を割いたので。脚本を作りながら、みんなで三瓶像を捉えていったという感じですね。Q.三瓶の白衣スクラブ姿、佇まいに、かっこいいという反響がありますが、ご自身としては、いかがですか?(笑) なんとも思ってないです。普段かっこいいと言われることもないので。Q.映画でもドラマでも“現場”で、若葉さんが好きな瞬間はどんな時ですか?うーん。なんだろう…。食事の時間、例えば温かいカレーが出てきたときに、スタッフさんがそれをすっごくおいしそうに頬張っている姿を見るのが好きですね。Q.杉咲さんが、「予算が心配になるくらい、若葉さんが大量の差し入れをしてくださる」と、言われてましたが、それは、温かいものを食べてもらいたいという思いからですか?現場で温かいものを食べるって、小さいことかもしれないけど、すごく幸せなんです。過酷な撮影が続くこともあるので、お味噌汁1つでも温かいものを食べると、その後のみんなの士気が違うと思うんです。役者陣はどうでもいいんですけど(笑)、スタッフさんのそういう瞬間を見るのが好きですね。Q.杉咲さんが2話のラスト、3話につながるシーンについて「とんでもない瞬間に立ち会ってしまった」とおっしゃっていました。若葉さんのあのような姿を見たことがなくて、なんて素敵な俳優さんなんだろうと、良いシーンが撮れたことに胸がいっぱいになったと言われていて…このシーンについて言える範囲で教えていただければと思います。杉咲さんがそう思ってくれたならよかったです。2話のラストから3話冒頭のシーンは、プロデューサーと深く話し合ったシーンで、米田プロデューサーは「そのシーンで、三瓶の“人間”をみたい」とおっしゃっていて。ネタバレになるので詳しく言えませんが「それなら〇〇してるように見えたらどうですか?」と、僕から一つ提案させてもらいました。そこに向けて台本も含め調整していった感じで、思い入れは強いので、1話を見て面白いと感じた方が、続く2話も見てくれたらいいですね。第2話あらすじ三瓶(若葉竜也)の助手として、記憶障害のミヤビ(杉咲花)が手術に参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの主治医である大迫(井浦新)は、「危険極まりない行為だ」と院長の藤堂(安井順平)に猛抗議。看護師長の津幡(吉瀬美智子)もそれに同調する。ミヤビは、大迫の言葉を胸に、まずは焦らず後遺症のある自分にしかできないことを探そうと思い直す。そんななか、サッカー強豪校でエースとして活躍する高校生の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中に倒れ、救急に運ばれてくる。検査の結果、右脳を損傷している亮介には身体の左側の感覚を全て失う“左半側無視”という後遺症が残っていると判明。亮介は、左が見えないだけでなく、左側の情報を全て無視してしまう重い症状でまっすぐ歩くこともままならない。それでも、チームの仲間と全国大会出場を目指す亮介は、落ち込むどころか、サッカー復帰を目指して懸命にリハビリに励む。ミヤビはマンツーマンで亮介のリハビリに寄り添うが、やがて“つらい現実”を亮介に伝えなければならなくなる。一方、記憶障がいの自分に主治医が務まるのか不安を覚えるミヤビに、三瓶は「僕がそばにいますから」と背中を押す。あくまで医者としてサポートするという三瓶のその言葉になぜか胸がザワつくミヤビ。日記で読んでも自分の感情の正体が分からないミヤビは首をかしげる。「アンメット ある脳外科医の日記」は毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月22日女優の杉咲花が主演を務める映画『朽ちないサクラ』(6月21日公開)の場面写真が20日、公開された。○■映画『朽ちないサクラ』、場面写真初解禁今回公開されたのは、美しく咲き誇る満開の桜を背に強く真っすぐに前を見つめる、森口泉(杉咲)の姿が印象的なカットをはじめとした7点の場面写真。ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死に捜査権の無い警察事務職員・森口は、どう立ち向かっていくのか。そして事件を追う内に自分自身が信じる正義と対峙し、葛藤を繰り返し強く成長を遂げる姿が描かれている。さらに、バディとなり森口と一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開。神社で衝撃的な真相を知ってしまう物語の鍵となるシーンとなっている。ほかにも県警捜査一課を指揮する梶山(豊原功補)や森口の上司で元公安の富樫(安田顕)がそれぞれの立場から真相を追い求めて動き出す姿をとらえている。【編集部MEMO】映画『朽ちないサクラ』は、『孤狼の血』『佐方貞人』『合理的にあり得ない』など数々のシリーズが映像化されている柚月裕子氏による同名小説の実写化作。県警の広報職員という、本来は捜査する立場にない県警・広報職員の森口泉(杉咲花)が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく。
2024年04月20日杉咲花主演『朽ちないサクラ』より場面写真が解禁された。「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を映画化した本作。複雑に重なり合う事件と、警察内部の巨大な闇に立ち向かう主人公の姿を描く。この度解禁されたのは、杉咲花演じる泉ほか、登場人物の姿を捉えた場面写真。美しく咲き誇る満開の桜を背にまっすぐに前を見つめる、森口泉(杉咲花)の姿が印象的なカットをはじめ、バディとなり泉と一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開。神社で衝撃的な真相を知ってしまう、物語の鍵となるシーンとなっている。そのほか、県警捜査一課を指揮する梶山(豊原功補)や泉の上司で元公安の富樫(安田顕)がそれぞれの立場から真相を追い求めて動き出す姿も捉えられている。ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死…捜査権の無い警察事務職員・泉は、どう立ち向かっていくのか。事件を追ううちに、泉は自分自身が信じる正義と対峙し葛藤を繰り返し、強く成長を遂げる。杉咲さんについて、「目が強い」というプロデューサーの言葉をきっかけにキャスティングが決定した本作。泉の視線がどのように変化を遂げるのか、その緻密な演技にも注目だ。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年04月20日女優の杉咲花が17日、都内で行われたファンケル「toiro」新CM発表会に出席した。化粧品メーカーのファンケルは、不規則な生活習慣や睡眠不足で肌の調子を崩しやすい30歳前後に向けた無添加スキンケアの新シリーズ「toiro(トイロ)」を18日より新発売。それに伴い、杉花咲をイメージキャラクターに起用した新CM「一人十色篇」を発売日より全国で放映スタート。YUKIの新曲「Hello,it’s me」をバックに30歳前後の女性たちが深く共感できる7種類もの日常的なシーンを杉咲が等身大に演じている。爽やかな水色のフォーマルな衣装姿でイベントに登場した杉咲は、基礎化粧品のCMは今回が初めてだといい、「このtoiroは色んな場面の日常生活で肌を整えて肌の味方になってくれるとお聞きしたので、とても心強い商品のCMに出演できたことがうれしかったです」と笑顔を見せた。新CMで7つのシーンを演じており、「かなりタイトなスケジュールで撮っていました。今回はどういう顔をとらえたらいいんだろうっていうことを、 メイクさんやスタイリストさんや監督さん、現場にいる人たちみんなで考えながら作っていく時間が、とっても優しい時間が流れていて幸せでしたね」と撮影を振り返った。CMソングとして使われたYUKIの「Hello,it’s me」については「とても明るくてポジティブな曲で、生命力に満ちたメロディと歌詞に背中を押される方がたくさんいらっしゃると思います」と絶賛。そのYUKIからのメッセージが代読され、「彼女の演じるCMの中の女性も様々な経験を通して、誰にも奪われない知性と感性を養っていくことでしょう」という言葉を聞いて「すごく素敵なメッセージでしたね。自分自身も励まされました。ありがとうございます」と感謝した。イベントの後半では杉咲と同世代の一般女性に聞いたアンケート結果を発表するコーナーも。「こう思ったんだけど実際にそのタイミングが来たら違うことをしちゃう? 色んな自分が出ちゃう?」という設問に「早く寝たくてもダラダラしてしまって24時頃になってしまう。お風呂で動画を見て時間が経ってしまう」という回答に大きくうなずいた杉咲。「私もやっちゃいます(笑)。一昨日とか次の日が早くてセリフを覚えなくてはいけないのに、夜の2時ぐらいまでダラダラして『いかんいかん!』と思って自分を正してました」と明かした。深夜に食べることを我慢すると思いきや、「割と食べてしまう方です(笑)。我慢するよりもその感情に素直に従う方が心が健康になるかなって思ってしまいますね」と告白。また、「あなたは思いのまま感じたまま行動して、 あなたらしく生きていると感じますか?」という設問については「自分はそばかすがあるんですけど、最近ドラマ(自分が出演する『アンメット』)が放送されると、色んな反響をいただきます。そのままで出てすごく良いと言ってくださる方もいれば、(そばかすを)取ったらいいのにとおっしゃる方と色々です」と十人十色の反響を明かしつつ、「自分のそばかすはこれで良いと思っているし、それがありのままの自分だと思うからあまり隠さなくて良いかなと感じています。そのままでいられることが素敵なことじゃないかと思います」と自身の姿勢に胸を張った。
2024年04月17日俳優の杉咲花(26)が17日、都内で行われた「ファンケル無添加スキンケアシリーズ『toiro』新CM発表会」に出席し、CMで“7つの顔”を演じたことを振り返った。杉咲は、買い物、ジョギング、寝落ちから目覚めるシーン、カラオケで友達と悩みを話すシーン、コンビニから帰宅するシーン、スキンケア後のカーディガン姿など”7つの顔”を表現。「ほとんど共感できるシーンが多かった」と話した。一方、演じる上で難しさもあったそう。「カラオケのシーンでは、実際に自分も仲の良い人に悩みや愚痴を聞いてもらうこともあるのですが、(今回は)感情の発露が結構見られるので、その加減が難しかったです」と明かした。そして「その人が一生懸命いきているさまを美しい視点で見つめている作品だなと。そんなCMに関われてうれしいなと思いました」と充実感あふれる笑顔に。「楽しかったです。その人のどういう感じを捉えたらいいかを現場にいる人みんなで考えながら作っていく優しい時間が流れていて、幸せでした」と語った。杉咲が出演する新CM「一人十色篇」は、新商品の発売に合わせ、あす18日から全国で放送される。CM楽曲には、YUKIの新曲「Hello, it’s me」を採用。杉咲が、同年代の女性が共感できる日常のシーンを等身大に演じる。
2024年04月17日俳優の杉咲花(26)が17日、都内で行われた「ファンケル無添加スキンケアシリーズ『toiro』新CM発表会」に出席。放送中のカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜後10:00)で話題となった”そばかす”について言及した。杉咲は、主人公の記憶障害の脳外科医・川内ミヤビ役で出演する。15日の第1話放送後には、そばかすが見えるほど薄いメイクが作品の世界観に合い、リアリティさを表現していると好評だった。杉咲は「自分はそばかすがあるんです。そのままで出ていて『すごくいい』っていう方もいれば、『取った方がいい』という方もいるんですよね」と反響について触れ、「私は、自分のそばかすをこれでいいと思っているし、それがありのままの自分だと思うから隠さなくてもいいかなと感じていて」と告白。「きれいにしたい方はしていいと思います。本人が望むようにいられることがすてきなことだなと思います」と語った。同作は、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(原作・子鹿ゆずる氏、漫画・大槻閑人氏)を実写化。主人公を“記憶喪失の脳外科医”ミヤビとして再構築し、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく、新たな医療ヒューマンストーリーを目指す。大病院を舞台に、ミヤビの“2年間の記憶”に隠されたミステリーも見どころとなる。脚本は篠崎絵里子氏(※崎=たつさき)。杉咲が出演する新CM「一人十色篇」は、新商品の発売に合わせ、あす18日から全国で放送される。CM楽曲には、YUKIの新曲「Hello, it’s me」を採用。杉咲が、同年代の女性が共感できる日常のシーンを等身大に演じる。
2024年04月17日杉咲花が記憶障害の脳外科医を演じる「アンメットある脳外科医の日記」の1話が4月15日に放送。三瓶がミヤビに投げかけた言葉に「号泣」や「余韻に浸りたいドラマ」などの声が上がっている。モーニングで連載中の同名漫画を原作とした本作は、記憶障害を持つ脳外科医の物語。丘陵セントラル病院で脳外科医として働く川内ミヤビを杉咲花、アメリカから来た同僚の三瓶友治を若葉竜也、救急部長の星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、関東医科大学病院・脳外科医の綾野楓を岡山天音、楓の婚約者でグループ会長の孫・西島麻衣を生田絵梨花、ミヤビの主治医で関東医科大学病院の脳外科教授・大迫紘一を井浦新が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶をすべて失い、新しい記憶も1日しかもたない記憶障害に。寝て起きると前日の記憶はすべて失われているため、毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いていた。そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が着任。ミヤビが院内を案内していると、急患で俳優の赤嶺レナが運ばれてくる。脳梗塞と判明し、すぐさま治療に移ろうとする三瓶は、ミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子)に止められる。そして三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大)からミヤビが記憶障害であると聞かされるのだった。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、後遺症により失語症を発症。俳優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、何もできない自分に葛藤するミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で医師として働くよう言う。さらにミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平)に直談判して――というのが1話の展開。三瓶の働きかけで再び医者として患者と関わることになったミヤビは、三瓶と共にレナを診ていく。また、三瓶は手術の練習をするミヤビを見て、その腕前を評価。技術が記憶と関係ないことを立証する実験を行い、院長にミヤビの手術参加の可能性を示す。しかしミヤビは「手術はできません。やっぱり私は医者として患者さんに関わるのはやめた方が良いと思うので」と発言。そんなミヤビに三瓶は、「あなた医者ですよね。それで良いんですか」と言い、怖がって「私の今日は明日に繋がらないし、今日も明日に繋がりません」と言うミヤビに「足りない部分は周りがフォローすれば良い。当然のことです。川内先生、あなたは障害のある人は人生を諦めてただ生きてれば良いと思ってるんですか。絶望してしまうのは仕方ないと思います。でも患者を救えないことよりご自分の絶望が怖いなら、まあ仕方ないですね」と言って去っていくのだった。そんな三瓶の言葉にSNSでは「三瓶先生の言葉は理路整然さと優しさと厳しさが共存してる」や「名言にさせない脚本の良さと、若葉竜也の“居る”人間らしさが高いところで噛み合っているアンメット1話。必ず誰かにとって宝物のようなドラマになる」、「「患者を救うより、自分の絶望が怖いなら、仕方ないですね」っていう台詞がこのドラマにリアリティを出してて鳥肌だった、ここに来て「仕方ないですね」が来るのかよ」などの声が。その後、ミヤビは三瓶に「諦めたくないんですよね。記憶がなくてもあなたが積み重ねてきた努力は身についています。昨日を覚えてなくてもあなたが生きてきた日々は確かにあるんです。その自分を信じてください」と説得を受け、時間との勝負になったレナの手術に参加することに。素早い縫合技術を見せ、無事に手術は終了する。そして、手術を終え一歩前に進み始めたレナの姿を見て涙を流しながら「すみません、覚えてないくせに」と言うミヤビに、三瓶は「記憶を失っても、強い感情は忘れません。患者を助けたいと強く願えば、その思いは心が覚えてるんです。繋がりましたね。川内先生の今日が、明日に」と言うのだった。そんな自分の今日は明日に繋がらないと思っていたミヤビにかけた三瓶の言葉に、「三瓶先生の言葉に号泣した…若葉竜也の演技ほんっとうに好きです…」や「グッときた…見た後余韻に浸りたいドラマだな」、「「繋がりましたね」の瞬間、三瓶せんせぇ~~~と心の中で叫んだ!」などの声が上がっている。【第2話あらすじ】三瓶(若葉竜也)の助手として、記憶障害のミヤビ(杉咲花)が手術に参加したことは大きな波紋を呼ぶことに。ミヤビの主治医・大迫(井浦新)は院長の藤堂(安井順平)に猛抗議し、看護師長の津幡(吉瀬美智子)もそれに同調する。ミヤビは大迫の言葉を胸に、まずは焦らず後遺症のある自分にしかできないことを探そうと思い直す。そんななか、サッカー強豪校でエースとして活躍する高校生の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中に倒れ、救急に運ばれてくる。検査の結果、右脳を損傷している亮介には身体の左側の感覚を全て失う“左半側無視”という後遺症が残っていると判明。左が見えないだけでなく、左側の情報を全て無視してしまう重い症状でまっすぐ歩くこともままならない亮介だが、チームの仲間との全国大会出場を目指し、懸命にリハビリに励む。しかし、ミヤビはそんな亮介につらい現実を伝えなければならなくなる。一方、記憶障害の自分に主治医が務まるのか不安を覚えるミヤビに、三瓶は「僕がそばにいますから」と背中を押す。あくまで医者としてサポートするという三瓶のその言葉に、なぜか胸がザワつくミヤビ。日記を読んでも自分の感情の正体が分からないミヤビは首をかしげ――。「アンメットある脳外科医の日記」は毎週月曜22時~カンテレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月16日俳優・杉咲花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜後10:00)が、きょう15日から放送スタートした。医療ドラマ初出演となる杉咲は、物語のキーとなる「手術」シーンを代役なしで演じ、重要アイテムの「日記」も自ら記している。Yuki Saito監督とともに、撮影の裏側を語った。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(原作・子鹿ゆずる氏、漫画・大槻閑人氏)を実写化。原作から主人公を変更して、“記憶喪失の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)とし、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく、新たな医療ヒューマンストーリーをつむぐ。消えた“2年間の記憶”に隠された謎も見どころとなる。脚本は篠崎絵里子氏(※崎=たつさき)。共演は、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純、尾崎匠海(INI)、中村里帆/安井順平、野呂佳代、千葉雄大/小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新/第1話ゲスト:風間俊介、中村映里子。主題歌は、あいみょん「会いに行くのに」。第1話は、ミヤビや主要キャラクターが登場。ミヤビの現状と葛藤や、新たな医療スタッフ、自分同様に脳に後遺症が残った俳優・マネージャー夫婦との出会いが描かれ、物語が幕を明けた。■杉咲花×Yuki Saito監督インタビュー全文(聞き手・カンテレ)――『アンメット』という作品に出合ったときの印象を教えてください。【杉咲】 脳の疾患には後遺症がつきもので、手術をして終わりではなく、その先の人生にも医者たちが思いを馳せるという、原作者の子鹿先生ご自身の経験に基づくメッセージがとても印象的でした。一方で、医療の話にとどまらず、患者を救う側の医者も、誰かに救われたい瞬間があるという一人一人の生活者たちの物語でもあって、暮らしの手触りを感じられる作品だと思いました。【Yuki】 確かに『アンメット』は、最初から伝えたいことがストレートに伝わってくる作品で、患者さんやその家族、さまざまな局面において、普段光が当たらない人にもちゃんと光を灯す。それが、子鹿先生が『アンメット』を通して伝えたいことなんだなと思いました。原作と違い、ドラマではミヤビが主人公ですが、彼女もまたすごい女性で、自分も脳に障害を抱えていて思い悩むことがたくさんあるはずなのに、それを人に見せない、明るい印象しかないキャラクター。朝起きて、忘れている2年分の記憶を2時間で自分の中にインプットして、それであの笑顔に至っていると思ったら、その部分は僕もすごく見たいと思ったし、そこにこそドラマが生まれると思いました。【杉咲】 ミヤビは、誰にでも対等に向き合う人。それは記憶障害を抱えているからということではなく、なんというか、先天的にフェアな人なんだと思うんです。そのとき目の前にいる人と同じ目線に立って、陽だまりのような光で包み込んでしまう。例えば、この作品の中で三瓶先生はちょっと変わった人物として捉えられることもありますが、ミヤビは決してそんな風には思っていないのではないかと思うんです。物事を否定的に考えることをしない、彼女だけの独立したリズムを持った人なんじゃないかなって。【Yuki】 そういう意味では、花ちゃんと似ているところもあるよね。言葉を借りるなら、先天的にフェアなところ。立場やポジション関係なく、同じ目線で向き合えるところは2人の共通点だと思うし、あと、明るく現場にいてくれるところ。ミヤビは苦悩を人に見せないけれど、花ちゃんも緊張や心の揺れを現場では決して見せない。朝、現場に入ったら笑顔で「おはようございます!」と言ってくれる感じが、すごく似ていると思います。だからこそ、現場に来てくださった子鹿先生も、花ちゃんのお芝居を見て「ミヤビにしか見えない」と言ってくれんだと思います。【杉咲】 子鹿先生のそのお言葉は、本当にすごくうれしかったです。■「ミヤビにしか見えない」…制作サイドと俳優部の垣根超えて濃密議論――撮影現場では、俳優陣とスタッフで日々ディスカッションが行われているそうですね。【Yuki】 実は、クランクイン前からかなり濃密な話し合いを重ねています。2023年の9月くらいからですかね。杉咲さんと首脳陣が頻繁に集まって、ご飯とかスイーツタイムを挟みながら、全体の構成から脚本のことまで8時間くらいのミーティング(笑)。僕の経験上、連続ドラマでこんなに長い時間かけて意見交換をしたのは初めてです。でも、プロデューサーと杉咲さんが話していることを聞いているだけでも方向性が見えてくるし、それを踏まえて自分もいろいろなプランを考えられるので、あの時間はとても貴重だったし、その後の撮影にも大きな影響を与えてくれたと思います。【杉咲】 今も、現場ではほとんどのシーンで議論が生まれていて、制作サイドと俳優部といった垣根を越えたところでそれぞれの意見を共有して、より物語を煮詰めていく時間が日常的に流れています。それができるのも、去年から皆さんと積み上げてきた関係性があってこそだと思いますし、なによりこの作品に関わる人間の熱量が並々ならないから。ドラマ撮影というタイトなスケジュール感で、ここまで感覚をすり合わせられることはなかなかないですし、一人一人の覚悟がそういった時間を生んでいると思うので、やっぱりやりがいがあります。とはいえ、細かいところまで突き詰めて話し合ってきた分、頭ではわかっているけれどそこに心が着地しない瞬間もあったりして。文字を追いかけながら想像をめぐらせて話し合うのと、実際に肉体を通して現場に立つのはまったく感覚が違うので。【Yuki】 ある種、プロデューサーや監督の目線に近いのかもしれないね。作品全体を見るのと、自分自身がミヤビを演じるのはやっぱり違うと思うし。花ちゃんはその両方が見えていて、ミヤビをどう見せたいのか客観的に分かっているから、いざ演じてみると、そのギャップが生まれるのかも。【杉咲】 実際に現場に立つと、脚本を読んでいたときには想像もしなかった事態が起こるというか、例えば三瓶先生が目の前に立っているだけでどうしようもなく心が動かされてしまって、こんな感覚になるんだという気づきがあったりもして、それがすごく面白いんです。それは、これまで何度も共演してきた若葉(竜也)さんが三瓶先生を演じているからということもあるのかもしれませんが、今回の現場ではそんなことがあまりに連発するので。不思議な体験ですし、特別すぎる時間だなって。【Yuki】 それは僕も同じで、所詮、僕が台本を読んで考えていたことなんて、ある種机上の空論で、現場で生身の人間がお芝居を始めたら、簡単に、いい意味で裏切られるんです。だからこそ、演じている人、役を生きている人の意見は強いと思っています。昔、アメリカで尊敬している先生に「Listen to the actor」――俳優が自分に言ってきたことは聞きなさい、聞く耳を持てる監督になりなさいと教わって、それを今でも実践するようにしているんです。だから、『アンメット』で到達したいところ、ゴールさえ同じ方向を向いていれば、俳優でもスタッフでも、自分の考えや意見を言葉にしていいと思うし、その方が僕自身も楽しい。そして、今の『アンメット』の現場はそれができていて、それこそが我々の最大の強みだと思っています。■医療技術を毎日練習→代役なし「日記」もリアルで“異常な緊張感”――手術シーンに向けた練習も大変だったのでは?【杉咲】 2023年の10月頃に監修で入ってくださっている石川先生に、実技も含めた医療の基礎的な知識を教えていただきました。その際に練習用のキットをいただいて、毎日練習を続けています。所作にはその人の暮らしが映るものだと思いますし、やっぱり観てくださる方々に「ここまでやるのか」と思ってもらいたいんです。いつ自分の手元が映っても大丈夫なレベルまで上達したい気持ちで、今も取り組んでいます。【Yuki】 脳外科の手術の難しさはあらかじめ聞いていたので、当初、手元はカットを分けて、花ちゃんと別で撮影しようと思っていたんです。でも、「それは挑戦してから決めてほしい」とご本人に言われて、最初からあきらめていた自分にハッとしました。実際にミヤビの手元で撮影すると、やっぱりリアリティが生まれるし、その緊張感と連鎖するように、手術を見守っている三瓶先生たちの表情も変わってくるんです。【杉咲】 そう言っていただけるとうれしいですね。ミヤビが見ている景色、小さな小さな世界のなかでどれだけ繊細なことをやっているのかということが、映像を通して少しでも伝われば。【Yuki】 実際、医療指導の先生たちも花ちゃんの腕前には驚いているんです。「研修医でもなかなかできる人いないよね」って。【杉咲】 先生方が親身に教えてくださるので、本当にありがたいです。ですが、10月に初めて縫合練習を体験したとき、3時間ほどかけてやっと感覚をつかめるようになったその横で、若葉くんは開始5分くらいで既に習得していました。若葉くんの方がよっぽど器用!この間も、縫合とはまた違う吻合(ふんごう)の練習をしていたら「ちょっとやらせて」と言われて、まさかと思ったら若葉くん、初めてやったのにできちゃったんですよ。あれは結構ヘコみました(笑)【Yuki】 …たまたま、この現場に器用で優秀な俳優が2人いたということですかね(笑)。――この作品のキーアイテムである日記も、杉咲さんの直筆だとか。【杉咲】 日記は、朝目覚めたミヤビがいちばん最初に手に取るもので、読み返すところから1日が始まり、ミヤビにとっては命綱のような存在なのではないかと思うんです。だからこそ、彼女が過ごしてきた時間をよりそばに感じられるように、自分で書かせてもらいたいですとお願いしました。実際に書いていて間違えたところは修正テープで消したりもしているので、リアリティのある日記になっているのではないかと思います。【Yuki】 日記は作品の副題にもあるくらいのキーアイテムですし、「書く作業だけで相当な負担になるよ」とは伝えたんですけど、「それでも気持ちが入りやすいから」とのことだったので、お言葉に甘えてお願いしました。通常は、一部本人が書いたとしても、残りは助監督や美術部のスタッフが書くものなんですが、今回はすべてミヤビ本人の字で統一されているため、結果的に、朝起きてパラパラ…と日記をめくったときでも違和感ひとつなく、お芝居も撮影も自由度が増しました。【杉咲】 ミヤビは、日記に対してかなり緊張感を持っていると思うんです。私たちも、撮影の順番に合わせて日記の中身をその都度整理しながら進めているので、その緊張感はミヤビとシンクロしている感じもしていいなって。日記を持っていると、より気が引き締まります。【Yuki】 確かに、台本に「日記」の文字があると、現場にも緊張感が漂いますね。ただでさえ、俳優の皆さんが緊張している現場だというのに(笑)。【杉咲】本当に、この現場の緊張感はちょっと異質ですよね。私もあるシーンの撮影中、録音部さんが来てマイクの位置を変えることになったのですが、後から聞いたら「心臓の音が聞こえるから位置を下げた」と言われたんです。普段から緊張するタイプではあるのですが、そんなことは初めてで。ですが私だけではなくて、本番中はほとんどの俳優が緊張しているように感じるんです。その緊張は1人1人の責任や覚悟から生まれるものだと思うのですが、それだけナイーブに物語と向き合っているからこそ、突き抜けたところへ行ける瞬間がやってくるんだ、と救われたような気持ちになりました。【Yuki】 皆さん、ものづくりへの意識がストイックなんです。決して現場の空気がピリピリして嫌なムードなわけではなく、むしろ穏やかなんですけど、和気あいあいとはしていない。“楽しい”ではなく“充実している”という表現が当てはまる感じです。ミヤビと三瓶に「いいものを作るぞ」という覇気があるので、それがいい意味で、現場にいい緊張感を生んでるのだと思います。■ハリウッドで学んだYuki Saito監督「世界への扉を開けたら」――最後に、見どころをお願いします。【Yuki】 原作の子鹿先生が元脳外科医ということもあり、『アンメット』は医療に対してすごくリアリティがある作品です。なので、そこは原作に忠実に、医療従事者の方が見たときに、医療を真摯に扱っていることが伝わるように、ある種ドキュメンタリーを作り上げるような気持ちで臨んできました。特に手術シーンは、僕と杉咲さんと若葉くんで実際の手術を見学させてもらったときに感じた独特の空気感、緊張感をどこまで伝えられるかという点にこだわって撮影し、実際に目標地点まで到達するものが完成したと思っています。日本のドラマは国内向けと言われる今の映像業界で、海外ドラマや映画とも肩を並べる作品を作りたいと思って臨んだ作品でもあるので、視聴者の方には新感覚の医療ドラマを心ゆくまで楽しんでいただきたいですし、この『アンメット』で世界への扉を開けたらうれしいです。【杉咲】 監督がおっしゃる通り、本作では脳外科医の日常とそこに関わる人々の心のうごめきに手触りを感じられることを目指して、日々撮影に臨んでいます。この作品を見て、医療従事者の方々に「知ってる景色だ」と思ってもらえるものにしたいですし、患者さんやその家族など、描かれるそれぞれの人物に自分の姿を投影してもらえるような作品をこの先も目指していきたいです。■プロフィール・杉咲花1997年10月2日生まれ、東京都出身。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀賞助演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞。ヒロインを務めた連続テレビ小説『おちょやん』をはじめ多くのドラマや映画に出演。映画『朽ちないサクラ』が2024年6月21日、『片思い世界』が25年に公開予定。・Yuki Saito監督1979年生まれ。高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年間映画を学ぶ。2016年に映画『古都』で商業長編デビューを果たす。近年は、映画『君が落とした青空』、テレビ朝日『おっさんずラブ―リターンズ―』『リエゾン―こどものこころ診療所―』などを監督。
2024年04月15日『アンメット ある脳外科医の日記』に出演する、杉咲 花さんのインタビューをお届けします。明日を迎えることに前向きになったら。これまでさまざまな作品に出演してきたが、医師役は初。憧れのジャンルだったという杉咲花さん。「お話をいただいた時、SNSや配信などを含めたくさんのエンターテインメントが溢れているこの時代にこそ、記憶に残る新しいものを作りたい、という米田(孝)プロデューサーの熱意に突き動かされて。『やるぞ!』という気持ちになりました。医者は世の中に欠かせない職業だと思いますが、その立場にならないと感じられない責任やプレッシャーは、物語を通して自分が演じた時にどういう感覚になるのだろう、という興味もずっと持っていたんですよね。衣装合わせでスクラブと白衣を着た時に、スイッチが切り替わる感じがしたし、鏡に映る自分のその姿には感慨深いものがありました。どの役を演じる時も、役衣装は役に近づくための入り口みたいな感覚です」演じるのは、事件の後遺症で記憶障害を抱える脳外科医・川内ミヤビ。同じく後遺症に苦しむ患者に寄り添い、希望をもたらす様を描いていく。「クランクイン前に脚本を読んでいて、相手役の人がなぜ同じことを繰り返しているのだろう…そっか、ミヤビは昨日までの記憶がないからだ、と立ち返る瞬間もあったりして。まずはそこから自分の体に落とし込んで、馴染ませていくことに注力しました。でもそれでも、人間の本質は変わらないはず。ミヤビという人間が生活の中にどんな価値を見出し、何に寂しさを感じるのかなどの感情を探して、深めていけば、人物像は見えてくるはずだと信じて向き合っています」続けて、「演じることに恐怖はつきもの。そもそも、安心してしまったら他者を演じることはできないと思っています」と胸の内を明かした。「この役に限らず、いつもクランクアップするまでは、演じる人物について模索しながら出口の見えないところに潜り続けている感覚で役と向き合っています。でもその気持ちが強すぎても、自分が崩れてしまう。バランスをとるのはすごく難しいです。毎回プレッシャーのほうが大きくて、演じることが楽しいとか早くお芝居がしたいとはなかなか思えません。けれど、それでももがきながら演じているうちに、この先の俳優人生において必要な何かがきっと刻まれていくような気がするから続けられるのではないかなって。例えば、お芝居をしている最中に相手のお芝居と何かが絡み合ったと感じる瞬間は、言葉にできない感動があります。そういう体験があるから、次にまた訪れる恐怖も受け入れられるのではないかなと」今作の魅力について「見てくださるみなさんが、明日を迎えることに前向きになれる物語な気がしています」と杉咲さん。「この作品は、患者が救われて終わりではなく、その先の人生に思いを馳せる物語。また、一人の人間でもある医者たちが、さまざまな状況を乗り越えていく姿は、きっとみなさんの現実世界にも重なる部分があるのではないでしょうか」『アンメット ある脳外科医の日記』原作は、原作者が元脳外科医の子鹿ゆずる、漫画は大槻閑人で、『モーニング』(講談社)にて連載中の同名漫画。共演は若葉竜也、井浦新ほか。4月15日より毎週月曜22時~、カンテレ・フジテレビ系にて放送開始。すぎさき・はな1997年10月2日生まれ、東京都出身。主演映画『朽ちないサクラ』が6月21日公開予定。また、広瀬すず、清原果耶と共に主演を務める映画『片思い世界』が2025年に公開を控えている。ジャケット¥316,800シャツ¥57,200パンツ¥152,900(以上ROSETTA GETTY/CORONET TEL:03・5216・6518)※『anan』2024年4月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉田達哉ヘア&メイク・宮本 愛(yosine.)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2024年04月15日俳優・杉咲花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜後10:00)が、きょう15日にスタートする。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(原作・小鹿ゆずる、漫画・大槻閑人)を実写化する、新たな医療ヒューマンドラマ。目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)がベールを脱ぐ。第1話は、ミヤビや主要キャラクターが登場。ミヤビの現状と葛藤、環境の変化や、自分同様に脳に後遺症が残った俳優・マネージャー夫婦との出会いが描かれる。ミヤビは医療行為をすることは許されておらず、2人の人生とどう向き合うのか…。■第1話あらすじ1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビは、過去2年間の記憶をすべて失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害がある。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いている。そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が新たに着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は俳優の赤嶺レナ(中村映里子)で、検査の結果、脳梗塞と判明。夫でマネージャーの江本博嗣(風間俊介)の同意を得て、すぐさま治療が行われることになり、三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子)がそれを制止。三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大)から、ミヤビが記憶障害であることを聞かされる。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断される。俳優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、何もできない自分にミヤビは葛藤する。そんなミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で、「人手が足りないんだから、できることはやってもらわなきゃ困る」と言い放ち、ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平)に直談判して…。
2024年04月15日俳優・杉咲花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜後10:00)が、きょう15日にスタートする。人気漫画をどう実写ドラマ化するか、配役やキャクター像、ストーリーなど、元脳外科医の原作者・小鹿ゆずる氏とドラマプロデューサーの米田孝氏(カンテレ)が語った。原作は、小鹿氏が講談社『モーニング』で連載中の同名漫画(漫画・大槻閑人氏)。ドラマは脚本を篠崎絵里子氏(※崎=たつさき)が担当。主人公の“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく姿を通じて、新たな医療ヒューマンストーリーをつむぐ。共演は、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純、尾崎匠海(INI)、中村里帆/安井順平、野呂佳代、千葉雄大/小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新/第1話ゲスト:風間俊介、中村映里子。主題歌は、あいみょん「会いに行くのに」。第1話は、ミヤビや主要キャラクターが登場。ミヤビの現状と葛藤や、新たな医療スタッフ、自分同様に脳に後遺症が残った俳優・マネージャー夫婦との出会いとともに、物語が幕を開ける。■原作者・小鹿ゆずる氏×米田孝プロデューサー対談(聞き手・カンテレ)――先日、ドラマの撮影現場を見学されたそうですが、いかがでしたか?【子鹿】 撮影現場を見るのは初めての経験だったので、スタジオに入ってまず「こんなにたくさんの人で作っているのか」とスタッフの数に驚き、セットを見学した際には、手術室の再現度の高さにも驚きました。すごくいい(高価な)顕微鏡が置いてあって、思わず食いついてしまったほどです(笑)。現場は明るく和やかで、初めてお会いした杉咲花さんと若葉竜也さんもミヤビと三瓶そのもの。杉咲さんは、撮影の合間に縫合の練習の成果を見せてくれたのですが、とてもお上手でびっくりしました。顕微鏡越しの縫合に少し苦戦されているとのことだったので、僭越(せんえつ)ながら、縫合のコツなどもアドバイスさせてもらいました。【米田】 お2人とも、普段からそれぞれのキャラクターについて考えを巡らせ、何度も話し合いを重ねているので、そのキャラクターの生みの親である子鹿先生にお会いできて、とてもうれしかったようです。■ミヤビを主人公にドラマ化オファー、数社の中から選ぶ【子鹿】僕も、それぞれのキャラクターや作品に込めた思いを直接お伝えすることができて良かったです。特に、今回のドラマでは原作と違ってミヤビが主人公ですからね。原作を書いている僕がいうのもなんですが、ミヤビは記憶障害を抱えていること以外に、キャラクターとしては少し薄味なんですよね。三瓶みたいに突拍子もないことを言い出したりしないし。それは、連載開始当初、僕がミヤビの心の葛藤をどう描いていいのか分からなかったことも要因なのですが(笑)、だからこそ、演じる杉咲さんも、つかみどころがなくて難しいんじゃないかなと思っていました。でも、杉咲さんが見せる多彩な表情は、どれもミヤビそのもので、僕の心配は杞憂(きゆう)に終わりました。実は、僕がこの作品を出版社のコンテストに応募したとき、ミヤビというキャラクターはまだ存在せず、主人公の脳外科医が記憶障害の看護師を助けるために帰国したという設定だったんです。それが、看護師ではなく同じ脳外科医にしようということで、今のミヤビが誕生しました。そして、僕の中ではミヤビこそが、この作品の中でいちばんの人格者。表立ってはいないけれど、自然と周囲の尊敬を集めるような人物に描いてきたつもりです。ただ、女性の心の内を描くとなると難しくて、正直、思うように書けなかった部分も。そんなときに、関西テレビさんから「ミヤビを主人公にしてドラマ化したい」とお話をいただいたんです。実はドラマ化のオファーはほかにも数社あったのですが、ミヤビを主人公にと提案してくれたのはカンテレさんだけ。それはおもしろそうだとワクワクしましたし、主人公ともなれば、僕が描きたかったミヤビをしっかり描いてもらえるのではないかと思いました。【米田】 原作と主人公を変えるという点を含め、先生にドラマ化を快諾していただいたときは本当にうれしかったです。最初は、朝起きると前日のことをすべて忘れてしまうミヤビが、どういう心情で1日をスタートし、患者さんとどう向き合い、どうやって過去を乗り越えていくのかを見たいという僕の率直な思いから、ミヤビを主人公にしたいとご提案させていただきました。先生や担当編集者の方との打ち合わせの中で、ミヤビは自分が抱えた障害を恨むのではなく、受け入れたうえで患者さんと向き合う人なのだと理解を深めてからは、それこそがキャラクターづくりの根幹になる部分だと思い、先生から聞いたお話をもとに、杉咲さんとコミュニケーションを重ねてきました。その結果、「こういうとき、ミヤビはミヤビにしかできないことをすると思う」と、杉咲さんが自らミヤビの動きについてアイデアを出すこともありました。■「原作で描ききれなかった部分をドラマで描いてもらえるとうれしい」【子鹿】ミヤビの持つ明るさは、決して外に向けたものではないんです。障害があるけど明るく振る舞う、障害をものともしない明るさを持った人…とかではなく、強いて言うなら、物事の受け取り方が明るい人というイメージです。それが、彼女の強さだったり、患者さんとその家族の救いになったりするので、そういった、僕が原作で描ききれなかった部分をドラマで描いてもらえるとうれしいです。【米田】 そうですね。僕たちがやるべきことは、そんなミヤビを客観的に見つめるのではなく、彼女の強さや意志、かわいらしさというものを彼女の主観を通して作っていくこと。患者さんにしてもそうですが、障害を抱えた人が、苦しい中で前を向こうとする姿、立ち上がろうとする強さを描いてはいきますが、決してお涙頂戴だけの物語にはしたくないし、ましてや、三瓶によるスーパードクターの話にしたいわけでもないんです。【子鹿】脳外科は命を救って終わりじゃない。その後の人生の方がもっと長くて、それを見ていくのが僕らですから。だからこそ、脳外科にはドラマがあるんです。【米田】そう、やはりそこが、この作品のいちばんの魅力ですよね。もちろん作り手としては、視聴者の方に各話のクライマックスで感動していただきたいですが、僕らが本当に目指すのはそこではなくて、その先の希望の光。視聴者の方が、登場する患者さんの未来をいかに想像できるか、思いを馳せられるかというのがゴールだと思っています。そのためにも、今回のドラマでは、患者さんと同じように荷物を背負ったミヤビを主人公に据えて、全話を通してミヤビ自身に、前を向いて進んでいく姿を体現してもらいたいんです。【子鹿】医師として葛藤しながらも未来は明るいと信じて進んでいくミヤビは、まさに僕が描きたかった姿。彼女が持つ明るさや強さは周囲の人を動かす原動力となり、希望の光となるので、そんなミヤビをドラマで見られると思うと、楽しみです。■原作者の経験が物語の原点、プロデューサー「肝に銘じて」――ドラマ化にあたり、子鹿先生から制作陣にリクエストしたことはありますか?【子鹿】僕は、どのエピソードが選ばれても、それをどう調理していただいても構わないのですが、やはり原作を愛してくださっている読者の方や、この作品で勇気づけられたという患者さん、そのご家族の方たちを裏切るような形にはしたくありません。だから、そういった方たちが見ても納得していただけるものにしてほしいと、最初にお願いしました。そういう意味でも、1話は本当によかったですね。原作とは設定が異なりますが、それでも最後のシーンは、僕も脚本を読んでちょっと涙が出てしまいました。【米田】 本当ですか!?それはよかった、安心しました(笑)。実は、プロデューサーとして医療ドラマを本格的に手がけるのは初めてなので、物語上で医療の場面をどう描くか迷ったときに、原作があって子鹿先生がいてくださるというのは、本当に心強いんです。最初の頃に先生ともお話ししましたが、後遺症という厳しい現実を提示する作品だからこそ、やはり医療的な裏付けというか、筋が通ったものにしたい。そのうえで、エンターテインメントとして視聴者のみなさんにお届けしたいと思っています。――『アンメット』を通して、視聴者の方にいちばん伝えたいことは何ですか?【子鹿】僕が育ってきた昭和の日本社会では、重度の障害を抱えた人は施設などに入れて保護することを良しとしてきました。実は、僕の兄にも重度の障害があり、当時は施設に入所するしかなかったのですが、入所の際の兄の悲しみを目の当たりにし、母も僕もずっと罪悪感を感じて生きてきました。『アンメット』は、そんな僕の経験が原点になっているんです。【米田】 人間(この社会)は、光が当たるところに目が行きがちで、その光によってできた影には目が向かない。影の側にいる人たちは、社会の隅に追いやられてしまう――この作品が訴えるテーマは、先生ご自身の経験から生まれたものだったんですね。以前、先生は「三瓶の根底にあるのは怒りだと思う」とおっしゃっていましたが、今のお話を聞いて合点がいきました。そして、この作品をお預かりする責任を今まで以上に感じています。ドラマ化するにあたっては、その根幹の部分の捉え方を間違ったり、軽んじてしまうことのないよう肝に銘じて、最終回まで走り抜けたいと思います。【子鹿】年月が経ち、今では施設入所以外の福祉サービスも増え、共生可能な社会になりつつありますが、いまだに、後遺症で苦しむ人や障害を抱えた人に無関心な人が多いと思います。ドラマを見てくださる方には、『アンメット』に登場する患者さんのような方たちの存在を知ってほしいですし、決して他人事だと思わずに、少しでも理解していただけたら。そして、本当の意味で共生社会の大切さが伝わり、後遺症と闘う人やそのご家族、医療関係者の方に、少しでも希望の光を注ぐことができたら幸いです。【米田】 この作品に登場する患者さんの多くは、手術を受けても完全には回復できず、後遺症と闘いながら生きていくことを余儀なくされます。そんな中で、当事者とその家族はどうやって希望の光を見出すのか、このドラマでは、ミヤビというヒロインを通して、それを見つけていきます。くしくも僕自身、このドラマを企画した直後、母に脳腫瘍が見つかりました。予後不良の状態でしたが、それでも母は、小さな希望を見つけては笑顔をのぞかせていました。ほんの少しでも希望があれば、人は今日を明日につなげて前を向ける。家族としてそれを体感したからこそ、作品を通して伝えられることがあるのではないかと思っています。『アンメット』がオンエアされた翌日の火曜日は、世の中が月曜日よりほんの少し明るくなってくれたら…。切にそう願っています。■プロフィール(敬称略)【子鹿ゆずる】元脳外科医。「○○だったけど転職したら夢の印税生活で賞」略して「転生賞」にて『M’s BRAIN』で大賞を受賞。原作を担当する『アンメット ーある脳外科医の日記ー』が『モーニング』(講談社)で連載中。【米田孝】カンテレ制作部所属。2017年『僕たちがやりました』でドラマ初プロデュース。その後、『健康的で文化的な最低限度の生活』『まだ結婚できない男』『竜の道 二つの顔の復讐者』『恋なんて、本気でやってどうするの?』などを手がける。
2024年04月15日俳優・杉咲花がJA職員役を演じるJAバンクの新TVCM「集まるあしたもよろしく。」篇と「つながるあしたもよろしく。」篇が4月15日より順次公開となる。前作から引き続きJA職員を演じる杉咲。仕事にも慣れ、JA職員としてさらにパワーアップ。組合員や利用者の暮らしに寄り添い、地域で暮らす組合員や利用者の明日や未来のために明るく、ポジティブに活動する姿を演じている。■杉咲花インタビュー――CM撮影を終えての感想を教えてください。また、JA職員を演じる上で、特に意識されたことはありますか。「組合員の方々ととても温かな距離感で、心を寄せて共にあろうとする姿を大切に演じられたらいいなと思ってました」――今回のCMの注目ポイントを教えてください。「色んな世代の方々が集まって皆でゲームとか、一つのことを楽しむシーンがあるので、そこは自分自身もすごく楽しかったです」――最近お仕事や私生活で”人とのつながりや地域とのつながり”を感じたエピソードはありますか。「ある共演者の方にちょっとした食べ物を作ったのでおすそ分けしたら、そのタッパーに今度はご自身が作ったものを入れて返してくれたことがあって、それがすごく嬉しかったですね」――4月は、新生活の季節ですが、なにかあたらしくはじめたことはありますか?「去年免許を取ったんですけど、春の季節に運転をしたことがまだないので、桜が沢山咲いている場所をドライブしたいなと思います」――JAバンクのイメージキャラクターとして、今後の意気込みを教えていただけないでしょうか。「JAバンクさんの、とってもフランクで温かな空気感をお伝えできるように頑張りたいなと思います」――視聴者の皆様に一言メッセージをお願いします。「前回と同じように、人とのとても温もりのある関係性がCMの中では描かれているのですけども、設定が前回は新入社員だったところから時間が経ち、仕事に慣れてきた姿も描かれていて、人との関わりを続けていく中で変化とか成長を自分は感じられるCMになっているような気がしています。そういう意味でも温かな気持ちや勇気をもらえるCMになっているのではないかと思うので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです」
2024年04月12日俳優の杉咲花と生田絵梨花が、きょう9日放送のカンテレ・フジテレビ系バラエティー番組『火曜は全力! 華大さんと千鳥くん』(毎週火曜後10:00)にゲスト出演する。ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(15日スタート、後10:00)で共演する杉咲と生田は、ゲームを通じてスパイを予想し合う人気企画「スパイ7分の1」に参戦。杉咲は「人狼ゲームがすごく好きなので楽しみです。スパイを引いてみたい」と意気込み、生田は「人狼ゲームが苦手。すぐバレちゃったりする…」と不安げ。千鳥・大悟は「ちょっとあの件聞きたいんやけど」と切り出し、かまいたち・濱家隆一と生田が“ハマいく”として出演した『NHK紅白歌合戦』での“濱家ご乱心発言”について直撃。すると、博多華丸・大吉&千鳥も「えー!!」と驚く、濱家の恥ずかしすぎる裏側が暴露される。最初のゲーム“全員一致イラスト伝達”では、杉咲のまさかの大暴走に「大女優は怖い!」と早くもスパイ疑惑が高まる事態に。“画力がヤバい”とうわさの生田が堂々と描きあげたイラストには、大悟が“ある不自然さ”を指摘する。ところが、大悟も違和感を抱かれ、相方・ノブから「大スパイ男」と命名されてしまう。2人1組で長い筆を使って漢字を書く“ロングロング書道”では、書道準7段のはずの生田がチャレンジ開始早々に大暴れ。これには他のメンバーも「いくちゃん!?」「ウソやろ!?」と戸惑を隠せず。そして“7人で答えを合わせましょう!”では、1人だけ違う回答を出した生田が“スパイなのか天然なのか”で議論に発展。すると、音楽番組で共演している濱家から、生田のあるエピソードが明かされる。■杉咲花&生田絵梨花コメント――『お二人とも今回が番組初登場ということでしたが、収録を終えた感想を教えてください。杉咲:難しかったです…。生田:すごく難しかったけど、楽しかった!杉咲:個人的には、生田さんとまだ撮影でご一緒できていなかったので、バラエティーでお会いできるのを楽しみにしていました。うれしかったです!生田:うれしいです。杉咲さんが結構ゲームを回していて、「すごいなぁ」って思っていました。「この人は怪しい」とか推理したり、スパイっぽい回答を出したりしていて、やっぱりこの人はすごいなって思いました。だから、おかげでのびのびゲームに参加できました(笑)。――今回、「全員一致!イラスト伝言」と「ロングロング書道」、「7人で答えを合わせましょう!」の3つのゲームに挑戦していただきましたが、その中で特に印象に残ったゲームはありますか?杉咲:私はイラスト伝言ゲームですね。イラストを描ける時間が20秒しかなくて、その中で瞬時にどこを抜き取って、フォーカスを当てるかっていうのが、それぞれ皆さん違って面白かったです。生田:個人的に楽しかったのは書道です。本当にやってみると難しいですし、私が言うのも…なんですけど、書き順とか、二人が疎通してないと全然違うブレ方になっちゃうので、難しかったですけど、すごく楽しかったです。――「ロングロング書道」に出てくる筆を操るのは大変でしたか?生田:ほんとに書きづらいよね。杉咲:そう!でも確かに、不得意っていうか練習を2人で一緒にやったりもしたんですけど、(生田さんが)すごく難しそうにしてました!(笑)生田:あれはリアルなんです。――生田さんは、濱家さんと別番組で共演されていますが、別番組でご一緒されているときの濱家さんと、きょうの濱家さんでは、何か違うところはありましたか?生田:私、あんまりイジられてる濱家さんをこれまで見てないんです。普段MCとして一緒にいるときは、仕切ったりとか、つっこんだりすることの方がメインでされているので。だから、『華大さんと千鳥くん』のメンバーの皆さんにイジられてる濱家さんを見ると、「あっ!こっちが本当の濱家さんなんだ(笑)」って思いました。――視聴者の皆さまに見どころや、メッセージをお願いします!杉咲:最後まで、誰がスパイかなかなか見極められない回なんじゃないかなと思うので、楽しんでほしいです。生田:だんだんスパイ容疑者が増えて、その複雑感というか混乱感を楽しんでもらえたらいいなと思います。
2024年04月09日杉咲花が主演する、「孤狼の血」「合理的にあり得ない」などの柚月裕子の原作小説の映画化『朽ちないサクラ』から本予告映像、本ポスタービジュアルとともに新キャストが解禁された。杉咲さんが本作で演じるのは、県警・広報職員の森口泉。泉が親友の死の真相に立ち向かう本予告映像では、桜が美しく咲き誇る中、ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死、事件が重なり合い緊迫する様子から幕を開ける。捜査権のない警察事務職員である泉は、警察の不祥事が明るみにでたことを、親友で新聞記者の津村千佳(森田想)が情報をリークしたのだと疑う。「信じてよ」という言葉を残し、自身の疑いをはらそうと事件に迫っていた千佳は何者かに殺された。泉は「信じてあげられなかった」と自責の念に駆られ、物語が大きく動き出す。一連の捜査に乗り出す県警捜査一課を指揮する梶山(豊原功補)、捜査をする泉を上司として見守る元公安の富樫(安田顕)、そしてストーカー殺人の発端となった生活安全課で勤務する磯川(萩原利久)、互いの正義が真相を窮地に追い込んでしまう。そして泉が涙ながらに訴える「歪んだ正義」とは一体何なのかーー。全てが明らかになるとき、そこには決して触れてはいけない闇が存在していたーー。また、今回解禁となる本ポスターは、殺された親友・千佳の後ろ姿が印象的に撮られ、その千佳を見つめる泉と富樫、そして真相に迫ろうとする梶山と磯川が桜の前で肩を並べている。複雑な表情の下には、それぞれの胸の内に秘めた“正義”との葛藤が隠されているかのよう。「わたしを信じて。」のキャッチコピーに込められた、謎めき重なり合う、“警察サスペンスミステリー”の真相に注目だ。さらに新キャストとして、泉の親友で新聞記者役の津村千佳役に森田想、生活安全課の磯川の先輩・辺見学役に坂東巳之助、千佳の上司で米崎新聞社の記者・兵藤洋役に駿河太郎、千佳殺害の捜査線上に浮かびあがる浅羽弘毅役に遠藤雄弥、公安の警察官役に和田聰宏、千佳の母親・津村雅子役に藤田朋子という実力派俳優陣が決定。なお、本作のムビチケが4月12日(金)から発売が決定。購入特典には、満開の桜をバックにまっすぐ前を向き歩き出す泉(杉咲さん)と、磯川(萩原さん)、梶山(豊原さん)、富樫(安田さん)が遠くを見つめる姿が印象的に使われた「オリジナルA5クリアファイル」が付く。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年04月09日月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」制作発表会見が4月7日(日)に都内にて行われ、主演の杉咲花が共演の若葉竜也らと出席した。民放ドラマ出演について、若葉さんは「そもそも民放をあまりやらなので、初めてです」と話し、出演の決め手については「杉咲さんから電話がかかってきて『やるよね?』とプレッシャーをかけられたので、やるか、と(笑)」と明かす。杉咲さんは「本当にぴったりの役だと思ったんです。若葉さんしかいないのでは、と気づいたら電話しちゃってました」と朗らかに語っていた。「アンメット ある脳外科医の日記」は杉咲さんが記憶障害の脳外科医・川内ミヤビを演じる医療ドラマ。将来を嘱望される優秀な若手脳外科医ミヤビは、不慮の事故で記憶障害を負ってしまう。現在、彼女は過去2年間の記憶を失った上、今日のことを明日にはすべて忘れてしまう。しかしミヤビはアメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉さん)の導きにより、もう一度脳外科医としての道を歩むことになる。杉咲さんは、本作にかける思いが人一倍強いことを会見で語る。「今日まで『アンメット』に関わる方々と何百時間言葉を交わしてきただろうと思うと、胸の奥がじんとする気持ちになったりもします。素晴らしい製作陣が集って今日まですごしてきて、すでにとんでもなく素敵なシーンがたくさん収められているように感じています」と、杉咲さんは感無量の表情となった。そんな杉咲さんの思いは、自分が出演しないシーンでも表れているという。岡山天音は、生田絵梨花との二人のシーンのときに「現場の隅っこに杉咲花さんっぽい人がいて…あれ?(本人)だなと思って、一気に芝居が固くなりました(笑)。座長は一番ハードなポジションですし、その中で顔を出しにきてくださった。そこで座長パンチをくらったというか。本当に魅力的な人だし、座長として出会ったことのない方です」と手放しで褒める。若葉さんも「数少ない頼りにできる座長だと思います。すごく信頼しています。人間としても、役者としても」と言い、杉咲さんも「うれしいです。私自身もまったく同じ気持ちなので」とそっと返していた。そのほか、制作発表会見には千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新も出席した。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送、初回15分拡大。(シネマカフェ編集部)
2024年04月07日俳優の杉咲花、若葉竜也が7日、都内で行われたカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(4月15日スタート、毎週月曜後10:00)制作発表会見に登場した。2020年度後期放送の朝ドラ『おちょやん』でも共演した杉咲と若葉が互いへの信頼を告白した。若葉は今作の出演について「プロデューサーの熱い思いに応えたいなと思いました。あとは杉咲さんから電話がかかってきて『やるよね?』と、プレッシャーをかけられたので(笑)」とオファーを受けたきっかけについて明かす。杉咲はその時の思いを「役がぴったりで、若葉さんしかいないんじゃないかと思って。気づいたら電話しちゃってました」と振り返った。また、杉咲主演の作品に出演するのが今回で4回目だという若葉は、杉咲を「数少ない頼りにできる座長」といい「座長としても人間としてもすごく信頼しています」と思いを告白。杉咲も「私自身も全く同じ気持ちなのでうれしいです。人が見つけられないような感動や幸福を見つける若葉君の感覚をすごく信じているし、ほかの人にない視点で作品をとらえてくださっているので、本当に心強い存在です」と思いを伝えた。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を実写化。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく姿を描く、新たな医療ヒューマンドラマ。会見には2人のほか、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新ら出演キャストも登場した。
2024年04月07日俳優の杉咲花が7日、都内で行われたカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(15日スタート、毎週月曜後10:00)制作発表会見に登場した。杉咲が同作の現場で前向きになれたというエピソードを披露した。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を実写化。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく姿を描く、新たな医療ヒューマンドラマ。会見には杉咲のほか、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新ら出演キャストが集合した。杉咲はドラマの放送を目前に「きょうまで『アンメット』に関わる方々と何百時間交わしてただろうと考えると胸がジーンとする感覚です」といい、「おととしプロデューサーさんから、原作を映像化するに当たっての熱を帯びた思いを伝えてくださった。もうすでにとんでもなく、すてきなシーンがたくさん収められているように感じて、放送されると思うと息が速くなるような気持ちです」と現在の心境を語った。現場の雰囲気を聞かれると「すっごくすてきな現場です。みんな仲良しですし、毎日行くのが本当に楽しみです」とにっこり。また、「初めての現象なんですけど、今回の現場では皆さんがすごく緊張感を持たれているように感じていて。私も本番に向かってすごく緊張してきて、心臓の鼓動音をマイクが拾ってしまうこともありました。それがコンプレックスに思う時期もあったんですけど、皆さんの緊張感も感じて、それだけナイーブに向き合っているからこそたどり着ける領域があるんだと、目の前で感じて光を見つけられたような気持ちになりました」と前向きになれたことを明かした。
2024年04月07日新ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の公式Xが、医師役で出演する杉咲花と若葉竜也の自撮り写真を公開した。本作は、「モーニング」(講談社)にて連載中の同名漫画のドラマ化。記憶障がいの脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマだ。杉咲さんが演じるのは、事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶を失い、今日のことも明日には全て忘れてしまう後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ。若葉さんは、状況を知った上で「ただでさえ人手が足りないんだから、できることはやってもらわないと」と言う、変わり者の脳外科医・三瓶友治を演じる。今回公開されたのは、“ミヤビ桜”をバックに、2人が自撮りをする2ショット写真。コメント欄には「二人ともいい笑顔で素敵な写真」、「2人の会話ききたい」、「自撮りで下から撮るという初心者感丸出しの2人かわいいです!」、「どのアングルから撮ってもかわいい」、「早くドラマ観たいです!」といったコメントや、「おちょやんコンビ胸アツ!」、「市子で一緒だったお2人だからこちらは表情が明るくてなんか泣きそうになった」などと再共演を喜ぶ声も見られた。第1話ストーリー不慮の事故で脳を損傷した脳外科医・川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶を失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先、丘陵セントラル病院で看護助手として働いている。ある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は女優の赤嶺レナで、検査の結果、脳梗塞と判明。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断される――。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(シネマカフェ編集部)
2024年04月05日シンガーソングライターのあいみょんが、新曲「会いに行くのに」を発表。杉咲花が主演を務める月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の主題歌となる。あいみょんの新曲「会いに行くのに」2024年6月から豪華ゲストが出演する対バンツアー、9月からは全国アリーナライブツアーの開催を控えているあいみょん。新曲の「会いに行くのに」は、4月15日(月)より放送がスタートする月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の主題歌となる。主演・杉咲花のドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」主題歌に原作は、子鹿ゆずる(原作)・大槻閑人(漫画)が講談社「モーニング」で連載中の漫画作品。記憶障害の脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救いながら、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマだ。元脳外科医という経歴を持つ原作者の子鹿ゆずるが描く、“リアル脳外科医”の世界で注目を集めている。あいみょん コメント枕を見た時に浮かび上がる記憶。呑み過ぎた日の次の日にグルグル回る嫌な記憶。バレンタインが来るたびに蘇る記憶。さまざまな記憶が私の中で生きていてその記憶が私の財産になり曲になります。"記憶"が鍵になっているドラマの中でどんな風に聴こえてくるのか、とても楽しみです!作品情報あいみょん 新曲「会いに行くのに」※「アンメット ある脳外科医の日記」主題歌。リリース日:未定
2024年03月31日俳優・杉咲花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(4月15日スタート、毎週月曜後10:00)の主題歌が、シンガー・ソングライターあいみょんの新曲「会いに行くのに」に決定した。講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を実写化。“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、患者を全力で救い、自身も再生していく、新たな医療ヒューマンドラマを、あいみょんの歌声が彩る。主題歌の解禁に合わせ、主題歌入りのドラマ予告編映像も公開された。■あいみょんコメント枕を見た時に浮かび上がる記憶。呑み過ぎた日の次の日にグルグル回る嫌な記憶。バレンタインが来るたびに蘇る記憶。さまざまな記憶が私の中で生きていてその記憶が私の財産になり曲になります。"記憶"が鍵になっているドラマの中でどんな風に聴こえてくるのか、とても楽しみです!■杉咲花コメントこの楽曲が物語を羽ばたいて、ノスタルジックな風となり暮らしに吹き込んでくるさまを想像せずにはいられません。あいみょんさんの歌声に触れたとき、側にはアンメットの気配があるとするのなら。なんてうれしいことだろうと思います。
2024年03月28日杉咲花が主演するドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の主題歌が、あいみょんの新曲「会いに行くのに」に決定した。本作は、記憶障がいの脳外科医が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。原作は、「モーニング」(講談社)で連載中の同名漫画。元脳外科医・子鹿ゆずるが描くリアル脳外科医の世界は、医療従事者をはじめ、各方面から絶賛されている。また、主題歌発表に合わせて、主題歌入りのドラマ予告映像も公開された。コメントあいみょん・あいみょん枕を見た時に浮かび上がる記憶。呑み過ぎた日の次の日にグルグル回る嫌な記憶。バレンタインが来るたびに蘇る記憶。さまざまな記憶が私の中で生きていてその記憶が私の財産になり曲になります。"記憶"が鍵になっているドラマの中でどんな風に聴こえてくるのか、とても楽しみです!・杉咲花この楽曲が物語を羽ばたいて、ノスタルジックな風となり暮らしに吹き込んでくるさまを想像せずにはいられません。あいみょんさんの歌声に触れたとき、側にはアンメットの気配があるとするのなら。なんて嬉しいことだろうと思います。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日杉咲花主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の初回ゲストとして、風間俊介と中村映里子が出演する。本作は、記憶障がいの脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。中村さんと風間さんが演じるのは、ようやく花開きつつある俳優・赤嶺レナと、マネージャーであり夫の江本博嗣。ようやくつかんだ初主演ドラマを控えたある日、突然、脳梗塞で倒れてしまうレナ。脳外科医の三瓶(若葉竜也)の治療により、危険な状態は脱したものの、失語症が残り、読み書きすることも、言葉を発することもできなくなってしまう。脳外科医のミヤビ(杉咲さん)は、絶望する江本夫婦の姿に心を痛め寄り添おうとするが、記憶障がいを負っているため、医療行為をすることは許されていない。彼女は、2人の人生とどう向き合うのか――。脳血管疾患の患者数は約174万人といわれ、その患者の多くが後遺症と闘っている。「脳外科医が診るのは、“脳”ではなく“人生”」。本作は、手術を成功させて終わりではなく、後遺症に直面し人生が大きく変わって動揺する患者やその家族の人生を、正面から描いていく。妻のいちばんの理解者であり協力者でありながら、何もしてあげられないもどかしさに苦悩する江本を演じた風間さんは、「台本を読んだ時、なんて素敵な物語なのだろうと思いました。幾重にも重なったキャラクター達の想いが、素晴らしいハーモニーを奏でている台本だったので気合が入りました」と物語の印象を話し、「1話を観ていただければ、私と同じように皆様にも魅力を理解していただけると思います。2話以降は私もテレビの前で、物語の行く末を楽しみにしたいと思います。まずは『アンメット』第1話、是非ご覧ください」と視聴者へメッセージ。失語症に苦しむ俳優に挑んだ中村さんは、「生半可な気持ちでやれるような役ではないと、言葉を失う、ということにも必死で向き合わせていただいたつもりなのですが、ずっと不安でした。“心”をめいっぱい使って演じるしかないと思いながら臨んでいました」とふり返り、「失語症の症状の程度は人によって様々だそうですが、レナはどのように言葉を失ったのかという描写や苦悩を見ていただき、失語症への理解が少しでも広がれば良いと思います。レナが言葉を失った暗闇の中で一緒に光を探してくれる家族や医師たちとの関わりを見ていただけたらと思います。そこに静かに強く振動しているものが、すべての人へ、それぞれの形で響いてもらえれば幸いです」とコメントしている。第1話あらすじ1年半前、不慮の事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、過去2年間の記憶を全て失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害に。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務しているが、医療行為は一切行わず、看護助手として働いている。そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が新たに着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は女優の赤嶺レナで、検査の結果、脳梗塞と判明。夫でマネージャーの江本博嗣の同意を得て、すぐさま治療が行われることになり、三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子)がそれを制止。三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大)から、ミヤビが記憶障害であることを聞かされる。治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断。女優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、何もできない自分にミヤビは葛藤する。そんなミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で、「人手が足りないんだから、できることはやってもらわなきゃ困る」と言い放ち、ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平)に直談判して…。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(シネマカフェ編集部)
2024年03月27日4月15日より放送開始となる、杉咲花が主演を務める月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」よりポスタービジュアルが解禁された。杉咲花が“記憶障害の脳外科医”を演じる本作は、元脳外科医の子鹿ゆずるが描く“リアル脳外科医”の世界が話題の同名漫画(講談社「モーニング」連載中)を原作とする医療ヒューマンドラマ。この度、解禁となったビジュアルは、主人公・ミヤビの優しい笑顔が印象的…だが、その一方で、一部が大胆にも歪み引き延ばされている。時空が歪んだようにそこに佇むのは、失われた記憶なのか、それとも?そして、“何も変わらない。今の君も、昔の君も。”というキャッチコピーが示唆する、このドラマの根底にあるテーマやミヤビの“本当の思い”とは…。“麻痺”“言語障害”そして“記憶障害”…このドラマには、様々な脳の後遺症を負った患者やその家族が登場する。“脳外科医の世界”を舞台に繰り広げられる、心温まる医療ヒューマンドラマでありながら、“ミヤビの失われた記憶”にまつわるミステリーも物語の大きな軸となる。ドラマ本編の世界観が、作りこまない自然さを大切にしながら、見るものに一瞬の“違和感”や“不穏さ”を感じさせるデザインによって表現されている。そして、ミヤビ(杉咲さん)のかたわらには、彼女を取り巻く登場人物たちの姿が。アメリカから赴任してきた変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)、ミヤビが尊敬する脳外科の権威で、主治医でもある大迫紘一(井浦新)、明るく熱い医療チームのムードメーカー、救急部長の星前宏太(千葉雄大)、自分にも人にも厳しい看護師長・津幡玲子(吉瀬美智子)、野心家な関東医大の脳外科医・綾野楓(岡山天音)、綾野の婚約者で関東医大の脳外科秘書・西島麻衣(生田絵梨花)。それぞれの立場と思惑で、ミヤビと関わる彼らの表情にも注目したい。今回のポスターデザインを担当したのは、アートディレクター・吉良進太郎。映画『キングダム』や『東京リベンジャーズ』など、数多くの映画・ドラマのキーアートのほか、人気アーティストのジャケットデザインも手掛けている。<アートディレクター:吉良進太郎コメント>ミヤビだからこそできる笑顔をメインにすることで、医師としても記憶障害のある一人間としても力強く生きていく様を表現しました。ポスター全体として、キャストがそれぞれ違う場所やポジションで葛藤や苦悩がある様を感じてもらえたらと思います。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日(月)より毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月24日杉咲花が主演する月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」のティザー映像が、WEBにて先行解禁された。本作は、講談社「モーニング」で連載中の同名漫画を原作に、記憶障害の脳外科医を主人公にした医療ヒューマンドラマ。この度解禁されたティザー映像は、登場人物7名の日常の一コマが斬新に切り取られており、医療ドラマというジャンルにとらわれない、ミステリアスな雰囲気に引き込まれる映像に仕上がっている。誰もいない病院の廊下が映し出されたあと、まず登場するのは、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)。続いて、頼りになる救急部長の星前宏太(千葉雄大)、人にも自分にも厳しい看護師長・津幡玲子(吉瀬美智子)、野心家な若き脳外科医・綾野楓(岡山天音)、綾野とともに政略結婚を目論む西島麻衣(生田絵梨花)、ミヤビの主治医を務める脳外科教授・大迫紘一(井浦新)、そして最後に、主人公である“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲花)がまっすぐこちらを見据えている。実力派俳優陣が魅せる、一瞬だが、心に残る表情の数々。よく見ると、彼らが身に着けている白衣やマスクには、何かが描かれており、文字が浮遊している。また、全ての場面を一本の朱色の糸が絡まりながら紡がれ、繋がっている。はたして、その意味とは?主人公・ミヤビは、過去2年間の記憶がない。そして、日々の記憶も留めて置けない、“1日記憶”の脳外科医だ。人の記憶の曖昧さ、そこに潜むウソや真実…。断片的なイメージで表現したこの15秒に、多くの情報はなく、謎も残る映像となっている。過去を背負い、それぞれの思惑を胸に秘めた7名が、“脳外科医の世界”を舞台に、どのように患者に向き合っていくのか。そして、取り出せないミヤビの記憶の中には何が隠されているのか?心温まる医療ヒューマンドラマでありながら、ミステリー要素もある本作に期待が高まる。なお、このティザー映像は、今夜22時から放送のドラマ「春になったら」の中で、地上波では初放送される。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日杉咲花が第48回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第78回毎日映画コンクールで女優主演賞を受賞した映画『市子』が7月3日(金)よりBlu-ray&DVDでリリースされる。原作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団「チーズtheater」旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した舞台「川辺市子のために」。観客から熱い支持を受け2度再演された人気の舞台を戸田監督が自ら映画化。プロポーズを受けた翌日に姿を消した川辺市子。痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも、「生きること」を諦めなかった市子を演じるのは杉咲花。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な半生を凄まじい熱量で体現、芝居を超えて役を生き抜く姿を鮮烈に観る者の心に焼きつける。また、市子が3年間一緒に暮らしていた恋人の長谷川を演じるのは若葉竜也。重厚な物語の軸を担う長谷川が、市子の真の姿を知る過程で揺れ動く感情の変化を繊細に演じ切る。さらに、共演陣には森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆりらが名を連ね、市子の底知れない人物像や過去が第三者の目線から描かれていく。どのような環境下であっても、自分の“存在”と向き合い続けたひとりの女性の生き様が心を打ちのめす、唯一無二の衝撃作だ。『市子』は7月3日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。<『市子』リリース情報>Blu-ray5,500円(税込)DVD4,400円(税込)発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©2023 映画「市子」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:市子 2023年12月8日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2023 映画「市子」製作委員会
2024年03月17日杉咲花が主演を務める月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」の新キャストとして、安井順平、野呂佳代、小市慢太郎、酒向芳、山谷花純、尾崎匠海(INI)、中村里帆の出演が決定した。本作は、“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。原作は、講談社「モーニング」で連載中の同名漫画で、元脳外科医である子鹿ゆずるが描く“リアル脳外科医”の世界が医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている。主人公・川内ミヤビを演じる杉咲さんのほか、変わり者の脳外科医・三瓶友治役に若葉竜也、野心家な関東医大の脳外科医・綾野楓役に岡山天音、綾野の婚約者で関東医大の脳外科秘書・西島麻衣役に生田絵梨花、明るくて熱い救急部長・星前宏太役に千葉雄大、厳しい看護師長・津幡玲子役に吉瀬美智子、関東医大の脳外科教授・大迫紘一役に井浦新というレギュラーキャストがすでに発表されている。さらに今回は、ドラマを彩る個性派揃いのキャスト陣が明らかとなった。★NOと言えない、丘陵セントラル病院院長安井順平が演じるのは、ミヤビ(杉咲さん)が働く丘陵セントラル病院の院長・藤堂利幸(とうどう・としゆき)。決断力にやや乏しく、頼まれると断れない性格。記憶障害を患ったミヤビを預かっているのも脳外科の権威・大迫(井浦さん)から頼まれたためで、本音では持て余し気味。部下たちに振り回されながらも、優しく皆を見守るお人好し。★ベテラン麻酔科医は、ミヤビの頼もしい味方野呂佳代が演じるのは、丘陵セントラル病院の麻酔科医・成増貴子(なります・たかこ)。腕の立つベテランで、困難な状況でも涼しい顔で切り抜ける実力者。飄々としているが、医者として再生しようともがくミヤビのことは応援しており、何かとミヤビの背中を押す存在。周囲を引っかき回す三瓶(若葉さん)に興味を持つ。★料亭居酒屋“たかみ”は、丘陵セントラルメンバーの憩いの場小市慢太郎が演じるのは、料亭居酒屋“たかみ”の店主・高美武志(たかみ・たけし)。丘陵セントラル病院から徒歩圏内にある居酒屋を長年夫婦で営んでいる。常連客たちの味の好みを覚えており、1人1人の好みに合わせた料理を提供する。「○○ちゃんは、これやろ」と、料理を出してくるのが定番。“たかみ”は丘陵セントラルメンバーの憩いの場となっている。★絶大な権力を誇る、医療グループの最高責任者酒向芳が演じるのは、関東医大・同窓会長の西島秀雄(にしじま・ひでお)。西島医療グループの最高権力者であり、麻衣(生田さん)の祖父。地域一帯で絶大な権力を誇る西島は青くさい理想はとうに捨て、グループ拡大のためには手段を選ばない。大迫ですら西島の意向には逆らえず、黒い噂が絶えない人物。★看護師“森ちゃん”は、ミヤビのよき理解者山谷花純が演じるのは、丘陵セントラル病院脳外科の看護師・森陽南子(もり・ひなこ)。明るくあっけらかんとした性格で、ミヤビとは、事故の前から仲が良く、飲み友達。ミヤビにとっては、仕事のこともプライベートなことも本音で話せる、気を許せる相手。患者思いで、看護師としても優秀、素早く的確な判断ができる。愛称は“森ちゃん”。★生意気だが憎めない、愛されキャラの研修医尾崎匠海(INI)が演じるのは、丘陵セントラル病院の研修医・風間灯織(かざま・とおり)。いまは、救急部で星前(千葉さん)の下についている。努力を重ねて医者になった苦労人タイプで、上昇志向が強く、アメリカでの輝かしい経歴を持つ三瓶に興味を持つ。ハッキリ物を言う性格で、ミヤビが脳外科医に復帰することに「本当に、大丈夫なんですか?」と疑問を示す。理屈っぽく生意気だが、憎めない性格。看護師の森(山谷さん)に思いを寄せているが、いつもスルーされている。★叱られながらも、日々成長を目指す真面目な看護師中村里帆が演じるのは、森と同じく、丘陵セントラル病院脳外科の看護師・新井小春(あらい・こはる)。この病院で働き始めて、まだ2年に満たないため、ミヤビの記憶にはない人物。明るい森とは対照的に、真面目で冷静。タイプは異なるものの、森のことが好きで仲良くしており、ミヤビを含めよく3人で一緒にいる。看護師としてはまだまだな部分があり、津幡(吉瀬さん)から叱られることも多い。今回、新たに解禁された7人は、ミヤビを取り巻く重要人物たち。脳外科の世界という専門的でシリアスな舞台設定ながらも、魅力的なキャスト陣が集結、その個性を遺憾なく発揮することで、作品にユーモアと温かみを加えていく。本作は、王道の医療ドラマであり、ミステリーの要素もあり、クスッと笑えて、ときに泣けるヒューマンドラマの側面も。脳外科医の日常や織りなす会話の妙も見どころとなっている。新キャストコメント<安井順平(院長/藤堂利幸役)>クランクインの日が50歳の誕生日と重なる奇跡が起きまして、密かにこの小さな奇跡に喜びを感じました。50歳の初現場は「アンメット」と、私の脳にいい記憶として保存されたことでしょう。そう、このドラマは「記憶」にまつわる物語。医療は日々進歩し、大きな奇跡を起こし続けてきました。私も負けじと素敵なキャスト・スタッフの皆さんと一緒にこの作品に奇跡を起こせたらと思っています。後々にいい記憶として再生されることを信じて。そう、このドラマは「再生」の物語でもあるのです。<野呂佳代(麻酔科医/成増貴子役)>今回お話を頂いてとても嬉しかったです。原作が面白くて色々な描写が細かく描かれていて夢中になって読みました。細かく描かれている作品だからこそ、大切に思いを込めていい作品に仕上げいこうというスタッフさんの熱い気持ちと共に、私も頑張りたいと思います。是非ご覧ください。<小市慢太郎(居酒屋の店主/高美武志役)>地元の皆様に愛される居酒屋として、おかみと二人、毎日心を込めて料理を仕込んでおります。「うまいもんつくってまっとるで!」そんな高美武志役を演じます。この与えられた機会を素晴らしい仲間達と共に、目一杯楽しみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。<酒向芳(関東医大・同窓会長/西島秀雄役)>年を重ねるごとに利用頻度が高くなる病院。その白い箱の中で起きる日常と非日常の数々。出来ればお世話になりたくない場所でもある。死に近づく入口でもあれば、死から遠ざかる出口でもある。寺山修司の残した言葉にこんなものがあった。「出口は入口で、入口は出口である」このドラマの出入り口はどうか。面白いドラマになることを期待して頂ければ幸いです。<山谷花純(看護師/森陽南子役)>台本を読んだ時、日々更新される日常を押し付けるのではなく、寄り添う形でミヤビに届ける存在が森だと感じました。病という壁を0にするのとは違う、ミヤビとの絶妙な距離感を大切にする彼女なりの思い遣りの形に私自身も学ぶ事が多いです。これまで救われる側の役を演じる機会が多かったので、看護師という立場からはどんな景色が広がりどんな感情が湧き出るのか。作品を通してまた一つ成長できる時間にしたいです。誠実に向き合います。<尾崎匠海(INI)(研修医/風間灯織役)>素敵な作品に携われること、光栄に思います。僕にとって初めての医療ドラマなので挑戦ではありますが、杉咲さん、若葉さんをはじめ素敵な俳優陣に囲まれながら、良い意味でプレッシャーを持って挑もうと思います。ぜひ、ご覧ください。<中村里帆(看護師/新井小春役)>私が演じさせて頂く新井小春はミヤビ先生の記憶にはない人物です。 台本を頂いてから、どのような感じで毎朝ミヤビ先生と挨拶を交わしているのだろう、どんな話をしているのだろうと考えては悩んでの繰り返しでしたが、 ミヤビ先生の優しい笑顔を近くで見た時、 小春としてミヤビ先生がほっと一息つけるような居心地の良い温かい空気感を作っていけたらいいなと、強く感じました。 ミヤビ先生を始めとした先生方の背中を見て、そしてこれから沢山出会う患者様の生き様を見て、この役を通して私自身も成長できたらと思います。「アンメット ある脳外科医の日記」は4月15日より毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月16日女優の杉咲花が主演を務める映画『朽ちないサクラ』(6月21日公開)のキャスト、キャラクタービジュアル、特報映像が12日に公開された。同作は柚月裕子氏による同名小説の実写化作。杉咲が主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じ、クジラたち』『片思い世界』と映画での主演が続く実力派俳優。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら強さを手に入れていく姿を、繊細な演技で体現していく。○■映画『朽ちないサクラ』杉咲花の年下同期に萩原利久この度、杉咲演じる主人公・泉を取り巻く警察官役役となるキャストが明らかに。泉のバディ的な存在となる年下同期の磯川俊一には萩原利久が扮する。泉への好意を隠しつつ、泉の調査を献身的にサポートする好青年役で、フレッシュな魅力を放っている。一連の事件を捜査する県警捜査一課の梶山浩介は豊原功補、泉の上司で元公安の富樫俊幸は安田顕が演じ、静の富樫と動の梶山というコントラストを見せる。キャラクタービジュアルでは、今回の一連の事件のキーワードとなる美しい満開の「サクラ」の中で不穏な表情で佇み、それぞれの心の葛藤と後悔の念を感じさせるキャッチコピーが添えられた。泉は「信じてあげられなかった」、磯川は「大切な人を巻き込んでしまった」、梶山は「染みついた思想は、そう簡単には拭えはしない」、富樫は「許される日がくるとは、思っていない」。このキーワードがストーリー展開に大事な意味を持ち合わせているという。ビジュアルは、1年前の2023年3月末に撮影現場の満開の桜の下で撮影された。特報映像では、本編映像を初解禁。冒頭の「警察内部の闇を炙り出す、サスペンスミステリー」というナレーションで始まる映像は、事件の真相に迫れば迫るほど翻弄されていく登場人物たちの、切迫し感情がかき乱される様を映し出す。水に落とされ水しぶきが響き渡る女性らしき人、テロと思われる騒然とした事件現場に立ちすくむ男性の後ろ姿、そしてマントを被った人物に頭を掴まれ水に叩き込まれる人のシーンから、複雑に絡み合ういくつもの不可解な事件と触れてはいけない大きな闇の存在を感じさせる。○■萩原利久 コメント磯川俊一役を演じました萩原利久です。今回作品を通じて、モノや景色、起こる1つ1つの出来事に対して、当事者なのか部外者なのか、はたまた環境なのか立場なのか、主観客観、人間社会において様々な視点を感じました。自分自身も演じた当時と今とでは全く異なる見え方に変化していることもあるかもしれません。でも、自分なりに向き合った現場で演者として身体で感じた緊張や刺激は鮮明に残っています。素晴らしい経験をさせてもらい、今もいき続けています。1人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです。○■豊原功補 コメント個々において大切にする思いと組織の論理。誰もが一個人であるはずが一体どこから権力と同化し真実を濁らせてしまうのか。人間の営みと社会の構造、つねに私の心にも横たわる深い問いがこの物語に描かれています。私が演じた梶山という男もまた警察という大きな組織の一員でありますが、このひとりの人間が生きる矜持と生きる問いを共に感じ、胸に携えて撮影に臨んだつもりです。本当のことはいつも見えづらくて、本当の言葉はいつも喉に詰まってしまいそうになるけれど、それでもしっかりとまっすぐな瞳でいることの強さを心に残してもらえたらと願っています。○■安田顕 コメント試写でこの映画を拝見したとき、その面白さに唸りました。登場人物の入り乱れる感情、秘める思惑、そして抱く決意。様々な表情が垣間見える作品です。これらの点が線となったとき、皆様の目に見えるもの・胸に届くものは異なるかと思います。その一方で、どのように届くのかが興味深いほど、この作品の受け取り方には数えきれない色があると感じています。原作・脚本・演出・出演者の皆様、何拍子も揃った臨場感を十分に味わえる仕上がり。原監督の手腕に脱帽です。是非、劇場でご覧ください。○■原廣利監督 コメント原作を最初に読んだ時に感じた見えない不穏な「空気」「匂い」がとても印象的でした。春の「サクラ」を魅せる事で登場人物たちに纏わる「空気」と「匂い」を感じて欲しいと思い全力で撮影しました。それぞれの「正義」が交錯する時に、物語は大きく動き出します。今回情報解禁になった、安田顕さん、萩原利久さん、豊原功補さんのそれぞれが目にする「正義」にもご注目下さい。杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優部、スタッフと共に「朽ちないサクラ」を創り上げられた事を本当に誇りに思います。【編集部MEMO】『孤狼の血』『佐方貞人』『合理的にあり得ない』など数々のシリーズが映像化されている柚月裕子氏の小説で、「サクラ」シリーズのはじまりとなる『朽ちないサクラ』。県警の広報職員という、本来は捜査する立場にない主人公が、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説となる。発行部数は続編の『月下のサクラ』と合わせて累計27万部を刊行する人気シリーズとなっている。(C)2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年03月12日