「マイファミリー」第7話が5月21日オンエア。高橋メアリージュン演じる立脇の「ハルカナ」に対する想いに「会社への想い切なかった」「香奈子にとってのマイファミリー」などの声が上がるなか、ついに明かされた“真犯人”に衝撃の声も殺到中だ。人気オンラインゲーム会社社長の娘が誘拐される。犯人は警察を介さず交渉することを求め、社長と妻はそれに応じ、友人たちの協力を得て犯人と交渉をすすめ、無事娘は解放された。事件はそれで終わったかに思われたがその1年後、今度は2人に協力した友人の娘が誘拐される。さらに誘拐は続いて…という展開の本作。自分の会社の社員が誘拐犯だったことを知る鳴沢温人に二宮和也。温人が誘拐犯の交渉係になっていることを知っている妻・鳴沢未知留に多部未華子。温人や未知留の友人で娘が誘拐、解放された弁護士の三輪碧に賀来賢人。過去に娘・心春が誘拐されいまだ消息不明の元刑事・東堂樹生に濱田岳。温人と会社を立ち上げた立脇香菜子に高橋さん。温人が犯人と直接交渉していることに気づいた刑事の葛城圭史に玉木宏。娘の実咲が誘拐されてしまった阿久津晃に松本幸四郎といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。犯人の車を追った温人は、トランクルームで現金を詰め替えるハルカナ社員・鈴間(藤間爽子)を見てしまうが、その瞬間何者かにスタンガンで気絶させられてしまう。GPSデータを追跡してきた未知留と阿久津に助け出された温人は、立脇(高橋メアリージュン)に連絡し鈴間の住所を調べさせる。すると住所は偽りのものだと判明。さらに社内の鈴間のロッカーはもぬけの殻で、監視カメラを確認すると立脇が鈴間の持ち物を持ち出していた。阿久津は自社の携帯会社の通話記録を調べ、立脇が鈴間と連絡を取り合っていたことを知る。立脇に詰め寄る阿久津だが、立脇は自分は犯人ではない、鈴間が誘拐犯だと気付き、会社を守るため鈴間に会社を辞めてもらい、PCを処分したと話す。密かに鈴間を辞めさせることで社内から犯人を排除しようとした理由を「私にとってこの会社が子どもなの。だからどうしてもハルカナを守りたかった」と語る立脇…。「香奈子さんの会社への想い切なかったな」「香奈子にとってのマイファミリーはハルカナ」などの声が上がる一方、「企業もまたひとつのファミリー(家族=共同体)、という意味も加えたトリプルミーニングだったんだね」と番組タイトルに触れたコメントも。一方、捕われた阿久津の娘、実咲(凛美)だが、なんと最近になって再開したボルダリングの腕前を生かし、自力で監禁場所からの脱出を試みる…。「実咲ちゃん!壁!!登る!!わ!!!」「みさきちゃん凄い!頑張れ!!」「実咲ちゃんつよいっっっ……けど無理しないで!!!」など視聴者から声援が送られるなか、ラストで温人は自宅のルーターから盗聴器を発見、それをきっかけに“真犯人”にたどり着く…それは東堂だった。温人は東堂の結婚式の写真に鈴間が映り込んでいるのを見つけ、その画像を突きつける。すると東堂は「俺が誘拐した」と犯行を認める。この展開に「え~まさかの結婚式に鈴間!!」「鈴間居る!?居る!!!!!」など驚きの声が続出。あまりの衝撃に「えっ!?!!誰かに脅されてるとかじゃなく!?」など東堂の犯行を信じたくない視聴者からのコメントや、「鈴間と東堂嫁、姉妹説」「鈴間さんと東堂の奥様は姉妹…東堂は誰かに頼まれて誘拐してる………???」など、東堂の妻と鈴間が姉妹だと推測する声も上がっている。【第8話あらすじ】「俺が誘拐した」親友・東堂の告白に、温人と未知留、三輪は言葉を失くす。最愛の娘を誘拐される苦しみを誰よりも知っているはずの東堂がなぜ…と温人たちは沸き上がる怒りを抑えながら、犯行に至った理由やその一部始終を聞く。そして浮かび上がってくる数々の疑問点、東堂の娘・心春ちゃん誘拐に残る多くの謎と、更なる真実が明かされる…。「マイファミリー」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年05月23日中島敦、芥川龍之介、太宰治、といった文豪の名を懐くキャラクターが異能力を用いて戦う、朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)による人気漫画『文豪ストレイドッグス』。アニメ、ゲーム、小説など幅広く展開し、舞台『文豪ストレイドッグス』も"文ステ"の愛称で親しまれている。2017 年12月に、TV アニメ第1シーズンをもとに上演して以来、『文豪ストレイドッグス黒の時代』(2018年9〜10月)、『文豪ストレイドッグス三社鼎立』(2019年6〜7月)、『文豪ストレイドッグス 序 探偵社設立秘話・太宰治の入社試験』(2020年9月)と、それぞれ様々なキャラクターと時代にスポットを当てた公演が行われ、この度は5作品目の舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』(4月16日〜18日:大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール、4月23日〜5月5日:東京・日本青年館ホール)が上演される。今回は、舞台化シリーズ開始から主人公・中島敦を演じてきた鳥越裕貴にインタビュー。2018年3 月に映画としてヒットした作品を舞台化するにあたり、原作者の朝霧カフカが脚本を務めたことでも注目となっている同作について、話を聞いた。○■キャラの掘り下げにも関わってくる舞台に——今回、朝霧カフカ先生が脚本を手がけられるということで、ずっと関わっている鳥越さんはどういう風に感じていますか?こんなことは2度とないんじゃないかなというくらい貴重な機会です。原作の先生が舞台のために脚本を書いてくれるなんて、なかなか聞いたことがないですし、これはぜひ原作の『文スト』ファンの方にも見ていただきたいなと思います。カフカ先生の脚本で、個々のキャラクターの奥行きが増したという点は感じました。あとは、カフカ先生の言葉は身に染みるというか、希望に満ちあふれてると感じるんです。どれだけダークなセリフであっても、どこか希望に満ちているので、今のような、気持ちが落ちている時代にこそ観てほしいです。——漫画やアニメのファンの方に向けてアピールするところはありますか?映画の『DEAD APPLE』では見えなかった面を見ることが出来ますし、それがなんとカフカ先生の言葉で表現されている。キャラの掘り下げにも関わってくると思うので、配信などでもぜひ見ていただけたら嬉しいです。——カフカ先生と直接お会いする機会もあるんでしょうか?けっこうあります。最近は皆で食事に行くこと自体が難しいですが、今までだったら懇親会にも来てくださっていたし、先日なんかKADOKAWAの本社で僕が取材を受けてるのを見に来てましたからね(笑)。そんな緊張することはないから、こっちは「やめてください」と言いながら、カフカ先生自身も歩み寄ってくれてるのが、嬉しくて。コロナ禍の前は食事に行く機会もあり、カフカ先生の前でプロデューサーも交え、「ヒロインは鏡花や」「いや、モンゴメリだ」みたいな熱い話をしていた自分を恥ずかしく思いました(笑)。——今回は新しいキャストも入って来て、雰囲気は変わりましたか?少人数ですし、大概が顔見知りなので、いちいちわちゃわちゃする必要はないかなと思い、まったりしています。でもそれを見た振付のスズキ拓朗さんが「あれ、鳥ちゃん元気ない」と言っていたらしく、「そんな感じで見えてるんや」という発見でした(笑)。前回はキャストが30人もいたから、自分がわちゃわちゃせなと思ったし、コロナもなかったのでいろいろできたんですけど、今は落ち着いてます。——そこは自分が率先して…という意識はあるんですか?先陣を切って楽しまない限り、やっぱり伝わらないと思っていて。役者が楽しんでいないと、作品も楽しくならない。無理なくですけど、率先して「演劇を楽しんでます」ということを見せるようにしていました。——特に新しいメンバーについて、印象的だったことなどはありますか?稽古では、フョードル・D役の岸本勇太が、(村田)充さんとかと稽古場でやり合ってるのを見て、「よくすんなりと立ち向かえるな」と感心しています。肝が座ってますよね。(田淵)累生は別作品があって稽古に来れていないんですけど(取材は3月下旬)、連絡は取っているので「もう通し稽古だぞ」と教えたら、彼自身も「セリフは入れました!」と言っていて、いいプレッシャーはありつつ彼なりにのびのびやるんじゃないかと。○■ファンの考えが深い——鳥越さんはYouTubeの番組『ぼくたちのあそびば』で「2.5次元あるある」の企画をされていたりもされますが、2.5次元作品の面白さって、改めてどのようなところにあると思いますか?最初は「2.5次元」という言葉にもひっかかりはあったんです。僕らは通常の舞台をやっているのに枠にとらわれるようで、「何の舞台だって変わらない」と、まあまあ尖っていました(笑)。でも、それまで舞台を観たことがなかったというアニメや漫画のファンの方が劇場に来てくれた時に、「演劇の面白さを広められる機会でもあるんだ」と思うようになりました。逆に僕自身も(舞台を観て)原作のファンになったりもしているので、架け橋にもなるんだな、と。役者としても、原作をリスペクトして「この絵が欲しいからこの動きをしたい」とか、「でもここは舞台だからこう表現をしよう」とか、演劇を表現することに対しての楽しみが増えましたし、それも面白さなのかなと思います。——ファンの方も「ここは原作でこう描かれてるから、舞台でこう表現されてるんじゃないか」といろいろ考察をされたりもしていますよね。2.5次元作品のファンの方も、原作ファンの方も、考えが深いですよね。だからより演劇を好きになったり面白がれたり、豊かになる気がしていて。どんな舞台でも「これはこうやったな」という観劇終わりの感想戦が1番楽しかったりもするので、そういう楽しみを知っていただけたら嬉しいです。——ちなみに、鳥越さんの思う“『文ステ』あるある”はありますか?絶対に、5日以内に通す。大体、台本持たずに通す。今回も4日目くらいで覚えたりしたんですけど、こんな現場なかなかないです。初演の時には「早いなあ」と思うくらいだったんですが、その次の『黒の時代』で谷口賢志さんが「おい鳥、あの現場どうなってるんだ! 台本もらって2日で通すとは!」と言っていたので、「やっぱおかしいよな、この現場」と(笑)。でも、それでも皆覚えて来るから、プロ根性に溢れていてすごく好きです。——何か理由はあるんでしょうか?中屋敷さんの中ではあると思いますけど、推測すると、枠組みを見たいということなのかな。役者としても1回通した方が流れもつかみやすいので、助かる面もあるんですけど、まあ「早すぎか!」とは思ってます(笑)。でも、間に合わせる根性が出るのも『文ステ』の魅力で、やっぱり役者ってMな方が多いから、どんどん責められると、燃える部分がある。そういうポイントが多い舞台だと思います。■鳥越裕貴1991年3月31日生まれ、大阪府出身。2010年に舞台『イナズマイレブン』で初舞台。その後様々な作品で活躍する。主な出演作にドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』(19年)、『ただいま!小山内三兄弟』(20年)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(12年〜15年)、『SHOW BY ROCK!! MUSICAL』シリーズ(16年〜18年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(16年〜)、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、『改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』(20年)など。高橋健介・ゆうたろう・井阪郁巳とともにYouTube番組『ぼくたちのあそびば』(毎週月・金 20:00配信)を配信している。ヘアメイク:古橋香奈子
2021年04月15日