女優の吉田羊が10月12日、都内で行われた主演ドラマ『連続ドラマWコールドケース ~真実の扉~』の完成披露試写会に出席した。アメリカで2010年まで放送されていた人気ドラマ『コールドケース』の日本版。吉田にとって初の連続ドラマ主演となり、「日本が世界に誇れるドラマが仕上がった」と強い自信を示した。その他の写真オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、本作では舞台を神奈川に移し、吉田演じる神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合をはじめとした未解決の殺人事件=通称“コールドケース”を扱う捜査チームの奮闘を描く。WOWOW開局25周年記念作として、全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作された。「オリジナル版は全体的にとてもドライで、(日本人として)違和感もあったので、日本人らしい人情味を私たちで出せたらなと思った」と振り返る吉田は、「現場が志をひとつにし、同じゴールを目指す贅沢さを痛感した。とても居心地が良く、俳優陣が互いにリスペクトし合える関係性を築くことができた」と役柄を超えたチームの“結束”を語った。完成披露試写会には吉田をはじめ、永山絢斗(高木信次郎役)、滝藤賢一(立川大輔役)、光石研(金子徹役)、三浦友和(本木秀俊役)、波多野貴文監督が出席。実力派キャストに囲まれ、若手の永山は「ガチガチでした」と緊張を告白し、滝藤は「この作品で女性ファンが増えれば」と思わずニンマリ。一方、光石は約3か月半に及んだ撮影を終え「本当にさみしくて、コールドケース“ロス”になりました」としみじみ。三浦はオリジナル版のキャストを引き合いに「きっと僕より年下なんでしょうけど、ものすごく風格で(笑)。とにかくそれに負けないように頑張った」と話した。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話取材・文・写真:内田 涼
2016年10月12日吉田羊が主演を務めるドラマWの新作『コールドケース~真実の扉~』と神奈川県警が先ごろ、タイアップポスターを発表したが、吉田が14日に一日警察署長を務めた。その他の写真本作は、神奈川県警捜査一課に所属する主人公・石川百合(吉田)らが未解決事件に隠された真相を見つけ出していくもので、主演の吉田は14日に、加賀町警察署長の吉田忠之署長から“一日署長”として委嘱された。彼女が訴えるのは“振り込め詐欺撲滅”で、友人の家族が被害あったことを紹介し「“お金を取られたことも悔しいけれど、自分を守りたいと思った親心を利用されたことが腹立たしかった”と友人が語っておりました」と語って、注意を呼びかけた。その後、加賀町警察署を出た吉田は、中華街などをパレードしながら“詐欺撲滅”を訴え、集まった人々に「家族の絆を悪用する振り込め詐欺は絶対に許すことができません。ひとりひとりが警戒心を強め、日頃から家族と密に連絡を取り合うことが、撲滅への第一歩になると思います。みなさま、ご協力をお願いします」と語りかけた。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話
2016年09月15日NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の高幡アリサ役などで知られる元子役で女優の吉田里琴が、学業に専念するため芸能界を引退することを発表した。現在16歳の吉田さんは4月1日(金)、芸能活動を終了するとブログで発表した。「みなさんのおかげで、3歳から子役としてたくさんのお仕事をさせていただきとても幸せな日々を送ってきましたが、学業がどうしてもおろそかになってしまい、このままではいけないと思いました」として、今後は学業に専念すると伝えている。また当該ブログエントリーでは、所属事務所のスタッフによる報告も掲出されており、「大変残念な事ではありますが、吉田里琴の人生もこれから先がずっと長く、芸能以外の世界を知ることは彼女にとっても良い事なのではないかと考えます」と理解を求めている。吉田さんは子役として「リーガル・ハイ」や「坂の上の雲」など多数のドラマに出演してきた。また<a href="" target="_blank">『映画 ひみつのアッコちゃん』</a>で俳優・岡田将生と共演した際、岡田さんに現場で「一緒に住まない?」と誘われたというエピソードから、“岡田将生がプロポーズした美少女”とバラエティ番組などで話題を呼んだ。(花)■関連作品:映画 ひみつのアッコちゃん 2012年9月1日より全国にて公開(C) 赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
2016年04月01日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、「今年もトライしたいことがたくさん。変化は恐れず、楽しみます!」というモデルの吉田沙世さん。雑誌や広告で引っ張りだこの吉田さん。一度は地元で就職するも、ファッションに関わる仕事をしたいという思いから、モデルに転身したそう。「小中高とダンスをやっていて、表現するのが好きだったということもあって。あと、母が若い頃モデルをしていたんですよ。今思うと、その影響も大きかったんでしょうね」。自らを“常に変化を楽しみたいタイプ”と分析。「新しいことをやるのに物怖じはしない方。ラジオや演技にも興味があります。走るのが趣味なので、フルマラソンにトライしたい!」◇よしだ・さよ1990年生まれ。『SEDA』の専属モデルとしてデビューし、小誌や『VoCE』など数々の雑誌で活躍。プライベートが覗けるインスタグラム(@sayobaby)も人気。◇「エアプランツやサボテンが好き。このプラントハンガーもお気に入り」◇「言葉に触れると表現の幅が広がると思うので、毎日何かしら読みます」◇「姉御タイプのシーと甘えん坊のミー。毎日くっついて寝ています♪」※『anan』2016年1月27日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2016年01月24日数々の女性の生き様を演じてきた女優・吉田羊。「演じることが何より好き」と語る女優・吉田羊の周りには、凛とした気配が漂う。とはいえ、周囲へ心を配り、相手の目を見て語りかける優しい声からは、人としての味わい深さも感じられる。そんな彼女が憧れる女性とは?そして、来年の目標とは?ー昨年、ドラマ『HERO』に出演するまでは事務所に借金があったと伺いました。そのような苦労がありながらも女優の仕事を続けられたのはなぜでしょう?なにより演じることが好きだったというのが一番ですね。そして、ある程度、舞台やドラマなどに出演できるようになってきてからは、「楽しみにしてるよ」というファンの方からのメッセージが支えになりました。たまには、自分が「ああ今回はダメだったな」と思う時もあったのですが、ファンの方が「羊さんのこんなところがよかったよ」と声をかけて下さったり、そのみなさんの言葉に支えられて生きてきましたね。ー今年公開された作品でも、映画『ビリギャル』での母親役、ドラマ『コウノドリ』での助産婦役など、沢山の女性を演じられましたね。様々な人生を送る女性たちを演じる時、どのように役作りをされていくのですか?一つ、ファッションというキーワードもありますね。やはり、衣装を着た時にぐっと気持ちが入ります。衣装とヘアメイクでその役は8割完成すると思っているので、普段と違う格好をすることでその役が降りてくるイメージです。特に、私の場合は、憑依型で演じるタイプなので、緻密に計算していくというよりも、衣装とメイクで大枠を捉えたら、あとは現場で五感を研ぎすまして感情を作っていきます。お芝居は生ものだと思っているので、相手役の方やセットなど、視覚や聴覚をフルに使って役をふくらませていきます。だから、私自身で役作りを完成させてから現場に入っていく感覚ではないかもしれないですね。周りのみなさまに沢山のものを頂いて、演じさせて頂いている感覚です。ー多くの女性の憧れでもある羊さんですが、羊さんご自身が憧れる女性像とは?石田ゆり子さんが大好きで敬愛しています。ゆり子さんは、いつも穏やかで、言葉豊かで、自分の哲学を持ちながらも、相手の立場を慮ることが出来る女性です。まさに、私の理想の女性像ですね。ゆり子さんにお会いするたびに、自分が浄化されていく感覚。いつお会いしても、その時の私に必要な言葉を、確実にかけて下さいます。きっと、相手の心をちゃんと見てお話されているのだと思います。私もそういう女性でありたいと思っています。ー2016年は、どんな一年にしたいですか?今年は、沢山お仕事を頂いたのはありがたかったのですが、書物を読む時間がなかなか取れなかったんです。来年は本を読んで、視野を広げて物事を深く理解できるようにしたいなと思っています。女優のお仕事では、年明けに難役を一つ演じることが決まっていますし、頂いている役柄はどれも初挑戦の役ばかりなので、その一つひとつをしっかりと演じていきたいですね。また新しい自分と出会える年になるのではと楽しみにしています。
2015年12月28日アンリアレイジ(ANREALAGE)と、アートディレクターの吉田ユニとのコラボレーションによる「STAR WARS COLLECTION」が12月1日、そごう・西武限定で販売を開始した。同コレクションは、映画『スター・ウォーズ』のオープニングロールをイメージして製作されたもの。これまでの物語が文字で語られ、文字が宇宙に放たれていくかのように画面奥に流れて行く同作の象徴的なオープニングシーンを、シルエットやテキスタイル柄を変形させることでファッションに変換した。ラインアップは、遠近感のある独特な形と柄が印象的なTシャツ(2万2,000円)やスカート(4万8,000円)、シャツ(6万円)から、ネックレス(4万5,000円)など。平面の洋服に立体的なスケール感を与えることで、斬新かつ新しいファッションを作り上げた。取り扱いは西武 池袋本店、西武 渋谷店、そごう 横浜店となっている。
2015年12月01日「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)などのブランドでおなじみの吉田カバンは、その機能性とデザイン性の高さからビジネスパーソンにもすっかりおなじみ。国内の協力業者の職人さんによる「メイドインジャパン」が特徴であり、年間180万本のカバンを生産しているそうです。そんな吉田カバンのビジネススタイルを明かしているのが、その名も『吉田基準 価値を高め続ける吉田カバンの仕事術』(吉田輝幸著、日本実業出版社)。現在も増収増益を続けているという、同社の成功の秘密が明かされているのです。■基本的に「値引き」をしない理由ところで吉田カバンは、原則として値引きをしないことで知られています。もし、小売店舗が承諾を得ずに値引きをしていた場合は、「商品引き上げ」という措置をとることもあるというのですから徹底しています。しかし、なぜそこまで値引きを拒むのでしょうか?著者によれば、そこにはいくつかの理由があるそうです。まず第一は、あとから値引きしたとしたら、定価で買ってくださったお客さまに対して失礼にあたるため。また値引きをするとブランドイメージも崩れ、当然のことながら利駅も減ってしまいます。もともと吉田カバンの商品は、手間ひまをかけて制作する職人さんの工賃と、材料費や運送費などの諸経費、そして一定の利益を乗せて「販売価格」を設定したもの。余分な上乗せは一切していないのだそうです。つまり値引きをしたとしたら、つくり手側は誰も幸せになれないというわけです。■百貨店との取引を減らした理由かつて、吉田カバンの主要販路は百貨店だったそうですが、2000年代に入ってから、百貨店との取引を徐々に減らしていったことがあったのだといいます。普通に考えれば、百貨店はきわめて重要な顧客であるはず。なのになぜ、そんなことをしたのでしょうか?著者によればその理由は、売り場の方との「考え方の違い」だったのだとか。というのも、いつのころからか百貨店からの要求がどんどん強くなっていったそうなのです。「吉田カバンの販売担当をする店員を2人雇ってくれ」といわれるときもあれば、「売り場のディスプレーは全部負担してほしい」「小品を置くための什器は持ち込んでくれ」というように、吉田カバン側の負担が大きくなっていったということ。そして、値引きをしない吉田カバンの商品はそれまで「セール除外品」となっていたのに、クリアランスセールの時期になると例外が許されなくなり、「今後、バーゲンを行うから必ず商品を何本か出してほしい」といわれるようになっていったのだとか。立場的に断ることができなかったため、やむなく対応した時期もあったとはいいます。しかしそれが何度も続いたので、「とてもこれ以上はおつきあいできない」との判断を下し、結果的に取引を減らしていったのだということ。メーカーと店舗との間で、ありそうな話ではあります。しかし近年は、取引を再開するケースが増えているのだそうです。吉田カバンのそうしたスタンスを理解してもらえるようになり、ブランドイメージが崩れないよう、「セレクトショップ的な商品構成の売り場で扱いたい」といったような依頼が多くなってきたから。方向性や考え方が認知されたということになりますから、時間がかかったとはいえ、これは理想的な展開だといえるのではないでしょうか?■あまり商品の値上げもしない理由ちなみに吉田カバンでは、値引きをしないかわりに、頻繁な値上げも行わないのだそうです。同社のカバンの主要顧客層は社会人男性。だからこそ多くのカバンは、1万円台から4万円台の価格帯に抑えるようにしているということ。いわば、「手の届く範囲での高品質」を目指すことが、吉田カバンのモノづくりの基本姿勢だというわけです。*他にも「広告を打たない理由」「バーコードを使わない理由」、果ては修理に対する考え方など、吉田カバンならではの考え方がぎっしりと詰まっています。なお余談になりますが、タイトルにもなっている「吉田基準」の語源についてもご説明しておきましょう。これは、決して妥協しない社員の姿勢に対して、職人さんや取引先の人々の間で使われはじめた言葉。だとすればそれは、本書に書かれている戦略があったからこそ生まれたといえるのではないでしょうか。(文/書評家・印南敦史)【参考】※吉田輝幸(2015)『吉田基準 価値を高め続ける吉田カバンの仕事術』日本実業出版社
2015年11月29日吉田羊がクールからキュートに!11月20日、花王は、化粧品ブランド「オーブ クチュール」の新CMに吉田羊を起用したと発表した。話題のドラマや舞台に出演し、男女を問わず人気のある彼女。人生初の化粧品CMということで、普段のクールな雰囲気を一新し、キュートな表情をみせている。“ぽんぽんチーク”を絶賛気になるCM内容は、11月24日から新発売する“ぽんぽんチーク”を楽しんでいる様子が撮られており、「自分で言うのもなんですがとっても綺麗でした」とメイクの仕上がりを絶賛した。簡単でなじみがいい!透明感もアップ多く女性が頭を抱えていたチークの入れ方。どの位置につけたらいいのかわからない、適量を取るのが難しい、ナチュラルにぼかせない、などの悩みに真剣に向き合い、開発されたのが同新商品だ。使い方は、本体から取りはずした「チークナビ」を、小鼻の横に“ぽんぽん”するだけ!簡単なのにふんわりなじんで、思わず笑みがこぼれてしまう。また、血色がよくみえることで透明感もアップし、理想の肌へと近づく。カラーは、柔らかな色合いのピンク、ピーチ、オレンジに加え、華やかなローズとレッドをあわせた5色を用意。彼女のようにイメージチェンジをして、可愛らしい女性を演出してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王 プレスリリース(PR TIMES)
2015年11月21日トレンダーズは11月4日、吉田正樹事務所と動画事業における業務提携に至ったことを発表した。これにより同社は、動画マーケティングの事業領域を拡大したい考えだ。吉田正樹事務所とは、フジテレビ「夢で逢えたら」「笑う犬の生活 - YARANEVA!」など、数々のヒット番組を企画制作してきた吉田正樹氏が2009年1月に設立。TVも分かるクリエイティブカンパニーとして、Webを中心としたプロデュースや映像制作、インバウンドに強いYouTuberやタレントマネジメントを手がける。トレンダーズによると、企業のプロモーション・PRにおける動画の活用が注目を集め、動画制作ニーズが高まる一方で、制作した動画の視聴回数が伸び悩み、想定していた効果が得られないという課題を抱える企業も増加したほか、スマートデバイスとSNSの急激な普及により、動画を活用したプロモーションはSNS拡散が成否を決めるといっても過言ではいという。このような現状を踏まえ、同社は、企業のプロモーション動画の企画・制作において豊富な実績を誇る吉田正樹事務所と業務提携することで、SNSでより効果的に拡散される動画の企画・制作からPRまでをワンストップで請け負うことが可能に。今後、ユーザーアクションに加え、ユーザーインサイトの分析をさらに強化し、吉田正樹事務所の企画力を掛け合わせ、ターゲットユーザーへのリーチや拡散、共感を呼ぶ動画の制作を目指す。
2015年11月05日○モバイル向けイメージセンサ増産で今年度2100億円規模投資世界規模の半導体装置材料業界団体Semiconductor Equipment and Materials International(SEMI)の日本法人SEMI Japanが8月20日に会員企業向けイベント「SEMI Members Day 東京」を開催した(図1)。そのなかで、ソニー デバイスソリューション事業本部イメージングシステム事業部事業戦略部統括部長の大場重生氏が「イメージングの深化とセンシングの進化で新たな感動・価値を撮る ~IoT/IoEの世界におけるイメージセンサーの可能性~」と題して同社の将来を見据えたイメージセンサの事業戦略を語った(図2)。同氏は1988年にソニーに入社後、メモリ、システムLSI事業部門を経て、現在は、イメージセンサの将来の可能性を探り、10~20年先を見据えた長期戦略立案し、新たな市場開拓するチームを統括している。ソニーは今年イメージセンサ事業に2100億円の設備投資をすることを公表しており、半導体製造装置・材料メーカーにとって、国内では数少ないビジネスチャンスであるため、参加者は熱心に大場氏の講演に耳を傾けていた。著者注:「イメージセンサ事業部」は最近「イメージングシステム事業部」と改名し、イメージセンサという部品提供にとどまることなく、システムソリューションの提供に力点を移しているようだ。○目標は「フィルムを越える」から「人の目を越える」へソニーは1970年からイメージセンサを開発してきて、1981年には今のデジタル・スチルカメラの原型とも言える電子カメラ「Mavica」を発表した。CCDイメージセンサの開発に着手した際の目標は「写真フィルムを超える」だった。時代は、CCDからCMOSへと移り、CMOSイメージセンサの開発目標は「人の目を超える」に定めて長期的視野で開発を進めている。現在、イメージセンサは、スマートフォン、タブレットなどのモバイル、デジタル・スチルカメラ、デジタル・ビデオカメラ。一眼レフ、医療用、防犯・監視用、放送・シネマ用、車載用と様々なエレクトロニクス製品に使われている(図3)。イメージセンサの市場規模は、デジタル・ビデオカメラ向けが四半世紀以上前から1000万個規模(年間出荷台数)、今世紀に入り急拡大したデジタル・スチルカメラ向けがその10倍の1億個規模、そして携帯電話からスマートフォンへと変貌したモバイルフォン向けがデジタル・スチルカメラの10倍の10億個規模である(図4)。衰退気味のデジタル・ビデオカメラやスチルカメラ市場に対して、モバイル向け市場はさらに20億個へと規模拡大中で、まだまだ伸びる。その次の主役については後述する。ソニーにおけるイメージセンサの売り上げは、2014年は前年比5割増し、2015年は3割増しと勢いが止まらない(図5)。モバイル向けビジネスの比率は高まるばかりで、現在売り上げの8割を超えている。今後少なくとも数年はスマートフォン向けの拡大に注力し、新たな価値提案をしてスマートフォン向けカメラの世界を変えていく。Audio-Visual向け需要は減る方向だが、これを監視用で補って非モバイル向けビジネスの売り上げは現状維持する。新規領域としては、医療向けや車載向けの仕込みを着実に行う。ソニーのイメージセンサ生産能力は、2010年末に月産2万5000枚(300mmウェハ換算)だったが、現在は6万8000枚と3倍近く増産しており、2016年9月には8万7000枚へと増やす計画だ(図6)。今までも熊本テック、長崎テック、山形テック(旧NEC山形、旧ルネサス山形セミコンダクター鶴岡工場をソニーが買収)に継続的に設備投資をしてきたが、今後もいままで以上に効率的な投資を行い、ROIを改善させる。著者注:ソニーの吉田憲一郎・最高財務責任者(CFO)は2014年4月30日の決算記者会見で、「2016年3月期、イメージセンサ分野に2100億円を投資する」と述べている(後編はコチラ)
2015年09月01日女優の吉田羊と木村佳乃が、黒木瞳の映画初監督作『嫌な女』(2016年公開)で、W主演を務めることが17日、明らかになった。吉田の映画主演は、本作が初となる。本作は、作家・桂望実氏の同名小説(光文社)を原作に、来年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を担当する西田征史氏が脚本を務める作品。人と打ち解けられないことから友だちができず孤独で真面目一徹な弁護士・石田徹子役を吉田、派手好きで社交的な天才詐欺師・小谷夏子役を木村が演じる。境遇や立場が正反対の2人を通して、女性の強さや友情をコミカルで感動的な人間ドラマとして描き出す。昨年7月期に放送されたドラマ『HERO』(フジテレビ系)で一気に知名度を上げた吉田。以来、ドラマや映画のオファーが殺到しているが、本作は「共演すらまだない大先輩黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話を頂いた時は自分の耳を疑いました」と本人にとっても予想外の抜てきだった。「かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品に掛ける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さをぜひ見たいとも思いました。脚本と登場人物がうなるほど魅力的で、これは何としても最高の作品にしたいという思いです」と気合をみなぎらせ、「共演者・スタッフの皆さまの胸を借りながら、丸裸で、瞳監督の情熱にぶつかっていきたいと思います」と意気込む。一方の木村も、「黒木瞳さんが映画の監督をされると聞いて、大変驚きました」と心境を伝え、「内容を知らない内から、ぜひやらせていただきたいと心躍っていました」と撮影を心待ちにしていた様子。「台本を頂いた後瞳さんにお会いして、監督のこの作品への強い想いを感じました。これから 大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、いまだかつてない緊張を感じております。とてもとても熱い夏になりそうです」と女優としての喜びを噛みしめている。2人の魅力について、黒木監督は「自分の殻にとどまらず、何かをみつけたい、何かを試したい、何かを成し遂げたいというエネルギーに満ちあふれた女優だと思っています」と説明。その印象は撮影がスタートしてからも「徹子を演じる羊ちゃんからは、忍耐力と理性とふところの深さを感じます」「夏子を演じる佳乃ちゃんからは、順応性と探究心、そして自由自在の瞬発力を感じます」と変わらなかったが、「お二人は、同じ画面の中に存在していても、まったく違う色の光を発します。そのふたつの光が交わったときは圧倒されます。私の言葉に耳を傾け芝居に入る徹子と夏子、スクリーンの中で、この夏の太陽より輝いている吉田羊さんと木村佳乃さんの『嫌な女』を、ご期待ください」と撮影前の予感は手応え、そして確信へと変わった。東映東京撮影所のほか、関東近郊でロケ。8月末にクランクアップ予定で、今秋の初号を予定している。
2015年08月18日3D昆虫ドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』が7月11日(土)に公開を迎え、ナレーション、ボイスキャストを務めたDAIGOと吉田羊、撮影監督の栗林慧、鴨下潔監督が舞台挨拶に登壇した。この日、客席には多くの子供たちの姿も見られたが、初日に劇場に足を運んだ観客の中から100名に、昆虫好きで知られる哀川翔から、生きているカブトムシのつがいがプレゼントされるというスペシャルサービスを実施!これは哀川さん自身が飼育したカブトムシで、こうした映画のイベントで観客に生物がプレゼントされるのは初めてのこととなる。舞台挨拶では、吉田さんが開口一番「“YSDY”吉田羊です」とDAIGOさんのお株を奪う“DAI語”を炸裂させる。負けじとDAIGOさんも、今回のオファーが届いた時の心境について「わかりやすく言うと“TK”って感じでしたね」と語るが、これを司会者は「そうですか。次に吉田さんは…」と華麗にスルー!DAIGOさんは慌てて「そこスルーされちゃうと…!」と抗議し、改めて「TK」について「ついに来たかってことです」と説明するが、この微妙なやりとりに吉田さんが「喋りづらいなぁ…」とポツリと漏らし、会場は爆笑に包まれた。撮影監督の栗林さんは本作の撮影の苦労について「世界初の昆虫3Dということで、(適した)カメラがなかった。風景や人物を撮る3Dカメラはあっても、小さな昆虫を撮れるものがなく、世界中を探して医療用の内視鏡の3Dレンズに行き着きました。レンズが固定されているのでピントを合わせることができず、大変でした。カマキリなどの大きな昆虫を撮るには、苦心してカメラそのものを作りました」と明かした。鴨下監督も「昆虫には演出できないので、ワンチャンスを撮り逃さないようにした」と苦労に満ちた撮影を振り返っていた。最後の写真撮影は、DAIGOさんも吉田さんも、哀川さんに贈られた本物のカブトムシを手に行われた。「小学生の頃、桜の木に毛虫が大量発生し、30センチ四方の箱に毛虫を詰めて母にプレゼントしてこっぴどく叱られた」という“武勇伝”を持つ吉田さんも、一切、怖がることなくカブトムシを触っていたが、DAIGOさんのカブトムシが突然、飛び立つというハプニングが!さらに吉田さんのカブトムシも飛んで壁に張り付いてしまい、思わぬ事態に会場は笑いや子供たちの歓声に包まれた。『アリのままでいたい』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月11日●2015年度はチャレンジに向けた投資の年ソニーは4月30日、2014年度連結業績および2015年度の通期業績見通しについて発表した。2015年度の見通しは、売上高が前年比3.8%減の7兆9000億円、営業利益は367.2%増の3,200億円、税引前利益は769.0%増の3,450億円、当期純利益は前年度の1,259億円の赤字から、1,400億円の黒字転換を見込む。ソニー 代表執行役副社長兼CFOの吉田憲一郎氏は、「赤字、無配というところからは脱しつつあるが、まだ病み上がりの状態」と表現する一方、「テレビ事業は83億円の営業黒字。2003年度以来、11年ぶりの黒字になった。2015年度も50億円の黒字を見込む」とテレビ事業の黒字化を強調してみせた。○2014年度までは地道に止血、2015年度はチャレンジに向けた投資また、2月の事業方針説明会で平井一夫社長が掲げた「2017年度にROE10%以上、営業利益5,000億円以上」という経営数値目標に対しては、「2015年度は、平井ソニー第2期の目標を達成するための投資の年になる。2017年度の5,000億円という水準は20年ぶりのチャレンジ。これを達成することと同様に重要になのは、5,000億円の水準を維持、向上することである。とくに、リカーリング型事業に投資をしていきたい」とした。リカーリング型事業とは、顧客ベースを増やし、そこで長年の契約を結んだり、コンテンツやオプションを継続的に販売するビジネスなどを指し、長期的に収益の安定化を図る狙いがある。「2014年度まではエレクトロニクスが大幅な赤字を続いており、PC事業の撤退、本社、販売会社の構造改革など、止血のためのアクションを地道に実行してきた。過去の赤字、下方修正の反省を踏まえて、リスクをマネージするもの、投資をしていくものといった形に事業を仕分けし、今後3年に向けた、事業ポートフォリオを再編し、そのやり方を決めた年であった。社長の平井は、感性価値、創業の原点へのチャレンジを掲げており、長期的にどんな会社になるのか、財務的にどうしていくのかといったことを考え、新たなチャレンジをするために投資をしていくという腹決めをした。今年度はそれを実行する年になる」と語った。また、「テレビ、カメラ、スマホは台数を追わない。創業の精神は、いたずらに規模を追わずに、価値を追う点にある。今回は、それに沿った予算の立て方になっている。リスクコントロール事業に位置づけているテレビとスマホは、一度しゃがむしかない。ボリュームを落として、次の戦略を考える。売り上げは追わない。だが、BtoCはしっかりとやり抜く」と述べた。●2015年度の業績見通し○モバイル事業は2,100人削減、高付加価値モデルに集中2015年度通期のセグメント別業績見通しは、今年度からのセグメント変更によって新たにソネットを加えた「モバイル・コミュニケーションズ」の売上高が前年比7.1%減の1兆3,100億円、営業損失は1,786億円改善するもののマイナス390億円の赤字を見込む。「スマートフォンは収益性を重視し、高付加価値モデルに集中。販売台数は前年度の3,910万台から、3,000万台にまで減少させる。モバイル事業は構造改革を実行する1年と位置づけ、人員の3割にあたる2,100人の人員削減を実行。オペレーション費用についても、3割減の900億円の引き下げを実施する。この効果は2016年度から寄与することになる」と語った。全社の構造改革は2014年度でほぼ実行できたとする一方で、モバイル・コミュニケーションズは1年遅れでの構造改革への取り組みになることを示した。スマートフォンの販売台数の縮小は、中級価格帯の比率を下げるほか、中国からの撤退が影響するという。なお、「ソネットはモバイルコンバージェンスでの展開を視野に入れて、この分野に入れた」という。○PS4好調、プレイステーションネットワークを積極拡大2015年度における「ゲーム&ネットワークサービス」の売上高見通しは前年比1.3%減の1兆3,700億円、営業利益は81億円減の400億円とした。「PS4が引き続き好調を維持すると予想しているが、PS3の減少や為替影響により、売上高はほぼ前年並みとなる。今年度は、プレイステーションネットワークを存在感があるエンターテインメントプラットフォームに成長させるための投資の年と位置づける。ネットワークサービスのアクティブユーザー数は6,500万人、PS Plusは1,000万人を超えた。PS4を1台でも多く販売し、ネットワーク利用者の拡大を図る」という。また、サードパーティ製ソフトウェアの開発強化や、ソニー・ピクチャーズと連携して制作した連続ドラマなどのオリジナルコンテンツの制作のほか、PS Vueのラインアップ拡充、開発中のProject Morpheusのような新しいハードウェアへの開発投資も行う姿勢を示した。○イメージセンサーは大幅増収見込み、2,100億円の積極投資も「イメージング・プロダクツ&ソリシューション」は売上高が4.2%減の6,900億円、営業利益は47億円減の500億円を見込む。「市場の減少が続くという前提であり、とくに、デジタルカメラやビデオカメラは減少する」とした。「ホームエンタテインメント&サウンド」の売上高は前年比6.3%減の1兆1,600億円、営業利益は21億円減の220億円。「テレビ事業は通期黒字見通しだが、第1四半期は新製品の切り替え時期にあたり、一部製品の出荷が遅れるため、赤字になる」という。「デバイス」の売上高は16.5%増の1兆800億円、営業利益は320億円増の1,210億円。イメージセンサーの大幅な増収が見込まれ、「技術に裏付けられた顧客企業との協業関係をベースにしており、リカーリング型ビジネスの典型になる」と述べたほか、「2015年度は半導体の設備投資として2,900億円を予定。そのうち、イメージセンサーに2,100億円を投資する。当社のイメージセンサーへの投資は、二面積層という貼り合わせやアナログ技術をベースとしたものであり、最先端技術によるシリコンサイクルの影響を受けず、陳腐化しにくいもの」と語った。また、「映画」は売上高が16.1%増の1兆200億円、営業利益は55億円増の640億円。メディアネットワーク事業の売上拡大を見込んでいる。音楽は売上高が1.6%減の5,500億円、営業利益は134億円増の740億円。デジタル化への対応、アーティストの発掘活動、事業の多角化を推進するという。金融は売上高が2.2%減の1兆600億円、営業利益は183億円減の1,750億円とした。なお、為替の感応度は、エレクトロニクス5分野で、米ドルに対する1円の円安で70億円のマイナス、ユーロでは55億円のプラスになるという。また、2015年度の構造改革費用として350億円を予定。さらに、PCの撤退に伴うサポート費用が2015年度にも100億円弱発生するとした。そのほか、吉田CFOは、「当社は過去7年で15回の下方修正をしている、市場からの信頼を回復する必要がある」などと述べた。●2014年度の連結業績○テレビ事業の黒字化は大きな意味を持つが……一方、2014年度の連結業績は、売上高が前年比5.8%増の8兆2,158億円、営業利益は158.7%増の685億円、税引前利益は54.3%増の397億円、当期純利益は前年度の1,283億円の赤字だったものが、1,259億円の赤字となった。「売上高は円安がプラスに影響している。利益については、モバイル・コミュニケーションズ分野が悪化したが、デバイスを中心に損益が改善。2014年度の構造改革は、ほぼ予定通り実行ができた。販売会社で20%、本社30%として固定費削減は達成。2015年度見込みで1,100億円の費用削減(2013年度比)を実現できる」とした。セグメント別の業績は、「モバイル・コミュニケーションズ」の売上高が前年比11.0%増の1兆3233億円、営業損失は2,330億円減のマイナス2,204億円の赤字。「営業権の減損により、1,760億円を計上しており、これを除くと444億円の赤字になる。ドル高や引当金が赤字の要因」とした。「ゲーム&ネットワークサービス」の売上高は前年比33.0%増の1兆3,880億円、営業利益は669億円増の481億円と黒字転換した。PS4が好調を維持。PS4は前年度の750万台に対して、1,480万台を出荷したという。「イメージング・プロダクツ&ソリシューション」は売上高が2.9%減の7,200億円、営業利益は284億円増の547億円。「高付加価値ビジネスが好調であった」という。「ホームエンタテインメント&サウンド」の売上高は前年比3.3%増の1兆2,073億円、営業利益は456億円増の201億円。テレビ事業は83億円の営業黒字。「テレビ事業の黒字化によって事業を継続できることは大きな意味がある。黒字化したのは、過去3年に渡って、大幅に固定費を縮小してきたことが最大の要因。いたずらに量を追わず、販路を絞った。2015年度もさらに台数を減らすことになる。4月1日付の組織改革において、テレビのマネジメントと販売会社を実質的に一体化した。これは今後のテレビ事業において、重要な意味を持つことになる」と述べた。液晶テレビの販売台数は、2014年度実績で1,460万台と、前年度の1,350万台からは増加しているが、2015年度は1,150万台にまで絞り込む。「デバイス」の売上高は23.9%増の9,578億円、営業利益は1,055億円増の931億円と黒字転換した。「映画」は売上高が5.9%増の8,787億円、営業利益は69億円増の858億円。前年度に比べて劇場興行収入の減少。また、サイバー攻撃対応に関する費用として、49億円を計上したという。「音楽」は売上高が8.2%増の5,446億円、営業利益は88億円増の590億円。デジタルストリーミング配信の売上が増加した。ただし、音楽ディスク事業については、「国内では利益を計上しているが、海外事業では2年間合計で約500億円の損失を計上しており、CFOとして大変反省している」と述べた。「金融」は売上高が9.0%増の1兆836億円、営業利益は230億円増の1,933億円。その他事業は売上高が42.8%減の4,911億円、営業損失は327億円増となったものの、1,034億円の赤字となった。一方、分社化のスケジュールについては、2015年10月にビデオ&サウンド事業を予定通り分社化することを示す一方で、「他のセグメントは具体的に言える段階にはない」(ソニー経営企画管理部シニアゼネラルマネージャー VPの武田和彦氏)と述べた。今回の業績発表では、11年ぶりとなるテレビ事業の黒字化が大きな成果だったといえるが、2015年度の黒字幅も小さく、以前として販売台数の縮小路線を余儀なくされることを考えれば、吉田CFOが語る「病み上がり」という言葉は、テレビ事業にも当てはまるだろう。その一方で、中期的な成長を担うデバイス事業が、その軌道に乗っていることを示した点では大きな成果がある。だが、過去に何度も下方修正を繰り返してきたソニーだけに、2015年度以降の成長戦略の数値を鵜呑みにするとはできないという見方があるのも事実。第1四半期から、成長の道を着実に歩んでいる成果を示す必要がある。
2015年05月01日集英社は1月26日、女子レスリングで活躍する吉田沙保里選手の初エッセイ「明日へのタックル!」を発売する。吉田沙保里選手はアテネ、北京、ロンドンのオリンピック3大会で金メダルを獲得したほか、現在も世界選手権を含めた世界大会15連覇の記録を更新し続けている。今回発売する「明日へのタックル!」では、世界トップレベルのアスリートとして、また30代の1人の女性としての考えや、レスリングを始めた子供時代の思い出をはじめとするこれまでの歩みがつづられている。その他、連勝記録が途絶えて初めてわかったことや、3つの金メダルの裏にあった苦悩、急逝した最愛の父への思いについても語られている。価格は1,200円(税別)。
2015年01月23日既報のとおり、1月1日付けで日本HPの新社長に吉田仁志氏が就任したが、日本HPは1月8日、同氏の就任会見を都内のホテルで開催した。吉田氏は、2014年12月まで米SAS Institute副社長 兼 SAS Institute Japan 代表取締役社長を務めていた。この会見の中で、米HP シニアバイスプレジデント エンタープライズグループ&マネージングディレクター アジアパシフック&ジャパン担当 ジム・メリット(Jim Merritt)氏は、吉田氏を新たな社長に指名した理由を、「吉田さんとは長いこと知り合いだが、すばらしい実績があり、ソフト、サービス、ハードでも経験がある。これは非常に重要だ。また、リーダーとしてあらゆる資質をもっている。面接を通じて、吉田さんであれば、日本HPを任せられると確信した」と説明した。日本HP 代表取締役 社長執行役員 エンタープライズグループ 事業統括 吉田仁志氏は、日本HPを新たな職場として選択した理由を次のように述べた。「私も年をとるにつれ、日本を元気にし、いい状態で次の世代に渡していかなければならないという気持ちがずっとあった。HPはITのトップ企業だ。また、顧客志向の高い会社で社会に貢献していくというすばらしい企業文化をもっている、非常にまじめな会社だ。HPを元気にすれば、日本に、さらには世界に貢献できると思い日本HPに入社した。現在はビジネスモデルを変えざるを得ない状況になっており、これからITの果たす役割は大きい。HPは業界の中でも一番影響力のある会社で、ありとあらゆるものがある。それにより、包括的的なサービスを提供できる。そういったサービスを提供できる会社は数えるほどしかなく、さらに、グローバルで貢献できるのはHPしかない。HPの果たす役割は大きく、業界の先頭を切って貢献できる。私は8年4カ月SASにいたが、記録的な成長を続けてきた。今回、縁があってHPに来ることになったが、わくわくしている」(吉田氏)また、今年の3月までの活動については、「日本HPについては勉強中だ。3月まではお客様、パートナー、社員の話を聞いていきたい。そして、さらなる顧客志向を目指し、企業の業績に貢献するにはどうすればいいのかという点に取り組んでいきたい。ただ、HPだけではできないので、お客様やパートナーとチームになって取り組んでいきたい」と語った。日本HPの課題について同氏は、「社内にはまじめですばらしい人がいるが、まじめすぎることろがある。もっと高い視点で、価値の高い提案をしていってほしい。また、もっと積極的にアピールしてもいいと思っている」と述べた。なお、日本HPが分社化したあと、吉田氏が「Hewlett-Packard Enterprise」の社長に就任するのかという質問に対して、ジム・メリット氏は明言を避けた。
2015年01月09日吉田拓郎が12月3日に発売した最新ライブBlu-ray『吉田拓郎 LIVE 2014』。同作が今週12月15日付オリコン週間総合Blu-ray Discランキングで初登場9位を記録し、同チャートにおける最年長TOP10入り記録を更新した。同作で、これまで小田和正が2012年に発売した『小田和正コンサート“どーもどーも”その日が来るまでin東京ドーム』で達成した“65歳2か月”を3年6か月上回る“68歳8か月”を記録し、同記録歴代1位となった。吉田は2013年1月にリリースしたDVD『吉田拓郎 LIVE 2012』で、週間総合DVDランキングにおける歌手最年長TOP10入り記録を樹立しており、今回の偉業達成によって、同記録におけるDVD&BDランキング1位の2冠を手にする事になった。現在avexのオフィシャルYouTubeでは同作のダイジェスト動画が公開されているので、気になる方はご確認を。■『吉田拓郎 LIVE 2014』【DVD&2CD】8,640円(税込)【Blu-ray&2CD】9,180円(税込)【DVD】6,480円(税込)【Blu-ray】7,020円(税込)
2014年12月18日●回復基調にある各社のテレビ事業 - ソニーは2四半期続けて黒字を確保電機大手8社から、2014年度第2四半期(2014年4月~9月)の連結業績が発表された。8社合計の売上高は前年同期比2.4%増の21兆8,572億円、営業利益は12.0%増の6,945億円、当期純利益は2.7%減の2,331億円となった(※各社合計数値は億単位で切り捨て合算したもの)。本稿では前編に引き続き「テレビ」「PC」「スマートフォン」のカテゴリー別に、折り返し地点を過ぎた2014年度の各社の業績をみていく。○プラズマは諦めてもテレビは残すパナソニック - 各社とも4K化に注力地デジ化以後、長いトンネルに入っていたテレビ分野ではようやく回復基調がみられている。シャープは、液晶テレビ事業を含むデジタル情報家電で売上高が前年同期比0.6%減の3,327億円、営業利益が8.8倍となる75億円を計上。そのうち、液晶テレビの販売金額は2.5%減の1,891億円、販売台数は前年同期比2.4%減の360万台となった。シャープの高橋興三社長は、「液晶テレビについては、北米と中国で販売台数を伸ばしたものの、アジアの新興国や中近東における景気減速、政情不安、国内の消費税による駆け込み需要反動の影響から台数、金額ともに前年を下回った」としながらも、「4K対応やクアトロンプロなどの大型、高精細モデルの販売強化をする。中国では4Kビジネスが加速しており、欧州でも構造改革で体制が大きく変わったことで収益性が改善されるだろう」と期待感を示した。パナソニックはアプライアンス社の業績のうち、テレビ事業の売上高が第2四半期単独で16%減の1,031億円、営業利益が22億円の赤字となった。「PDP(プラズマディスプレイパネル)事業の終息によるテレビ事業の縮小や、欧州における競合他社の価格攻勢のマイナス影響があったが、4Kテレビの販売増加、米国におけるファクトリーダイレクトモデルによる流通改革効果、パネル調達の合理化といった成果が着実に出ている」(パナソニックの河井英明代表取締役専務)という。パナソニックにとって、赤字のテレビ事業は課題事業であることに変わりはない。パナソニックでは営業利益率5%を全社目標に掲げており、各事業部にも営業利益率5%の達成を課している。だが、パナソニックの津賀一宏社長は「テレビは残す」ということを明確にした上で、「テレビ事業では、5%の営業利益を確保するのは難しいと考えている。それにもかかわらず継続する理由は、パナソニックのテレビを必要とする人がいることと、家という大きな空間においてテレビのようなデバイスが不可欠であると判断したことにある。テレビ事業は、赤字と黒字のところをフラフラしているが、どうすればテレビが残せるのかということを考えている」と語った。ソニーは、テレビを含むホームエンタテインメント&サウンド分野の売上高が前年同期比5.4%増の5,681億円、営業利益は244億円増の156億円。そのうちテレビ事業は、第1四半期の売上高が2,050億円、営業利益が79億円。第2四半期の売上高は1,997億円、営業利益は49億円。2四半期連続での黒字は2003年度第3四半期および第4四半期以来、12年ぶりとなった。「製造コスト、宣伝販促費の見直しのほか、販売会社の固定削減効果もある。過去は量を追うフェーズであったことから、マーケットで値崩れを起こしていたのが原因。市場環境が悪いところにはモノを入れないという方針にした。今回、通期見通しを100万台下方修正して1,450万台としたが、これは中南米に代表される市場環境が厳しいところに対して、数を落としたのが理由」と、ソニーの吉田憲一郎CFOは説明。「2四半期連続の黒字を達成したが、テレビは過去10年間に渡り赤字だった事業であり、引き続き慎重にみている」とした。東芝はテレビ事業の売上高が前年同期比17%減の929億円と、1,000億円を割り込んだ。販売地域の絞り込みが原因だという。だが、テレビ事業は構造改革の成果もあり、大幅に収益が改善しているという。●PCはWindows XPサポート終了に伴う駆け込み需要の反動からの建て直しがカギPC事業に関しては、Windows XPのサポート終了に伴う需要の反動が影響し、第2四半期以降の落ち込みが激しい。そのなかで、収益確保に向けた取り組みが各社の課題になっている。東芝は、PC事業の売上高が前年同期並の3,323億円。「PC事業では、構造改革費用として200億円を計上している。第1四半期に続き第2四半期は、構造改革費用を除くといずれも黒字基調であったが、安定的かつ継続的に黒字を確保するために、9月には追加の構造改革を発表。PC事業で構造改革に伴う100億円の営業外損益も計上している」(東芝の前田恵造代表執行役専務)とした上で、「為替の影響もあるが、それよりもオペレーションを改善して新製品をタイミングよく投入し、高い価値を持った段階で売り切ることの方が業績への影響が大きい。BtoBへのシフトを明確化しているが、上期で見てもBtoB事業は10%程度成長しており、PC事業におけるBtoB事業の拡大は着実に進んでいる。この分野では東芝の強みを発揮できると考えている」との見通しを示した。富士通は、ユビキタスソリューションの売上高が前年同期比7.4%増の5,139億円と伸長。営業利益も前年同期の285億円の赤字から、96億円の黒字に転換した。四半期別にみると、昨年度第4四半期からの黒字を維持し続けている。そのうち、PCおよび携帯電話の売上高が前年同期比6.0%増の3,457億円となった。PCについては「第1四半期にはWindows XPのサポート終了に伴う買い換え需要が継続していたが、第2四半期は販売が減速した。だが、上期トータルでは国内外とも増収。価格の安定化やコストダウン効果、米ドルに対するユーロ高が進んだことで、欧州拠点での調達部材のコスト低減効果もあり、採算性が改善。2桁(10億円)の黒字になった」(富士通の塚野英博執行役員常務)という。だが、2014年度通期のPC出荷計画は、7月公表値に比べて30万台減の480万台とし、年間500万台の規模を切ることになる。塚野氏は「下期の厳しい需要動向を反映して下方修正した。PCは下期、2桁でも下の方の赤字だろう」とする。「だが、コンシューマ製品であるだけに振れも大きく、上振れする期待感もある」と、上方修正への含みも持たせた。●中国での苦戦にあえぐソニー、富士通は構造改革で増益 - スマートフォンスマートフォンは、各社各様といった様相だ。モバイル事業の改革が早急の課題となっているソニーは、モバイル・コミュニケーションの売上高が前年同期比5.5%増の6,227億円、営業損益は1,961億円減の1,747億円の赤字となった。損益悪化の要因は、営業権の減損として1,760億円を計上したことに加えて、販路拡大のためのマーケティング費用や、研究開発費が増加したことを理由に挙げている。また、今回発表した業績悪化の発表を背景に、年間の出荷台数見通しを200万台下方修正し、4,100万台とした。吉田憲一郎CFOは、「中国でのスマホ事業を大幅に縮小することを軸とした1,000人の人員削減、中国市場向けの専用モデルの開発、販売の中止など、普及価格帯の製品の減少が理由。中国は世界最大のスマホ市場であり、そこのビジネスを縮小していいのかという議論も社内ではあったが、いまは業績を立て直すフェーズであるとの認識のもとにこれを決定した。将来に渡って中国市場をやらないというわけではない」と説明した。一方、11月16日付でソニーモバイルコミュニケーションズの社長に、ソニー本社で業務執行役員SVPを務める十時裕樹氏が就任することについても言及。「平井(ソニー・平井一夫社長)の期待は、各国のキャリアとの関係強化や商品力強化によって収益構造を安定、向上させ、ソニーモバイルコミュニケーションズの変革を促すことにある。すでに変革プランの策定には着手しており、11月25日にもこれを発表することになる」とした。モバイルのトップに任命された十時氏は「モバイルの収益性改善にフォーカスしていく。業界全体が速いスピードで動くなかで、経営スヒードもあげていかなくてはならない。売れるという前提に基づくのではなく、すべての製品を合理的に作り、合理的にマージンを確保するといったことが大切である。ソニーはいい商品を作る力がある。これを丁寧に磨き上げていけば、収益力が高まると考えている」とコメントした。11月25日に明らかになるソニーのモバイル・コミュニケーション事業の変革プランに注目が集まる。シャープは、デジタル情報家電事業のうち、携帯電話の販売金額は前年同期比1.8%減の859億円、販売台数は0.5%減の241万台となった。「IGZO液晶搭載や、狭額縁デザインのEDGESTを国内3キャリアへ展開するなど、高付加価値スマートフォンの市場投入や、コストダウン推進効果が損益に寄与している。売上高は前年同期を割り込むものの増益を確保した。通信キャリアとの連携強化により特徴的な端末の創出を図る」と、シャープ・高橋興三社長は語る。富士通は、PCおよび携帯電話として合計の売上高を公表。先にも触れたように同部門の売上高は前年同期比6.0%増の3,457億円となった。「携帯電話は、らくらくシリーズなどのフィーチャーフォンが伸長したものの、スマートフォンの競争激化や新機種投入の減少などが影響し、減収になった。だが、構造改革効果や品質安定化に伴う対策費用の減少、コストダウン効果などにより、前年同期の3桁(100億円)の赤字から黒字転換。大幅に改善した」(富士通の塚野英博執行役員常務)という。黒字転換を図ったことで今後、どんな成長戦略を描くのかが注目される。スマートフォンでは、ソニーの回復の遅れが目立つが、シャープ、富士通は少しずつではあるが、トンネルから抜け出そうという気配が見られているようだ。
2014年11月07日●上期の実績からみる事業構造改革の進捗状況電機大手8社から、2014年度第2四半期(2014年4月~9月)の連結業績が発表された。8社合計の売上高は前年同期比2.4%増の21兆8,572億円、営業利益は12.0%増の6,945億円、四半期純利益は2.7%減の2,331億円となった。8社合計の営業利益率は3.2%となった(※各社合計数値は億単位で切り捨て合算したもの)。本稿では、折り返し地点を過ぎた2014年度の業績をみていく。○本業は回復したか? 東芝は過去3番目の高水準、日立は四半期単独で過去最高売上高および営業利益は前年実績から回復。内訳をみても、本業での回復ぶりを示すものとなったが、最終利益(四半期純利益)では8社合計が前年割れとなり、一部企業での構造改革の遅れが浮き彫りになる決算内容となった。売上高では日立製作所、パナソニック、ソニー、東芝、富士通、三菱電機の上位6社が前年実績を上回ったが、シャープ、NECの2社が前年割れの実績となった。だが、NECでは「事業の非連結化の影響などにより減収となっており、現在注力する事業ベースでは約3%の増収になる」(NECの遠藤信博社長)と述べた。営業利益では、NECが携帯電話事業の赤字解消やパブリックおよびシステムプラットフォーム事業での採算改善により大幅な回復を見せたほか、三菱電機、日立製作所、パナソニックが2桁の成長率を達成。一方でシャープが前年割れ、ソニーが赤字転落となった。三菱電機は営業利益率で6.1%という高い水準を達成したのが特筆できるほか、東芝では過去3番目の水準、日立製作所では第2四半期単独で過去最高となったという。そして四半期純利益では、日立製作所、三菱電機、富士通、東芝が高い成長率を達成。シャープも前年同期の赤字から黒字へと転換。東芝では「リーマンショック後では過去最高益になった」と回復ぶりを強調した。だが、ソニーは最終赤字幅を大きく増やした。●2014年度通期での業績見通しはソニー、シャープを除き上方修正が相次ぐ一方で、今回の業績発表に併せて、2014年度通期見通しを修正する企業が相次いだ。8社中5社が修正を発表している。日立製作所は売上高、営業利益、当期純利益のすべてを上方修正。「営業利益率は6.1%となるが、実行面ではもう少し高いところを目指したい」(日立製作所の中村豊明執行役副社長兼CFO)と強気の姿勢をみせる。パナソニックは、営業利益と当期純利益を上方修正。「今回の修正により、2015年度を最終年度とする中期経営計画の営業利益目標である3,500億円を、1年前倒しで2014年度に達成する。今年度の営業利益率見通しは4.5%となるが、5%の達成が視野に入ってきた。今年度中に前倒しで達成したい」(パナソニック・津賀一宏社長)と、こちらも強気の姿勢をみせる。そして、三菱電機も売上高、営業利益、当期純利益で上方修正を発表してみせた。これに対して、下方修正を発表したのは2社。ソニーは営業利益と当期純利益を下方修正。シャープは売上高を下方修正した。これにより、通期で営業赤字見通しはソニー1社。当期純損失でもソニーだけが赤字見通しだ。ソニーの吉田憲一郎CFOは、「モバイル・コミュニケーション分野における営業権1,760億円減損の影響によるもの。また、コーポレート(本社機能)の高コスト体質、エレクトロニクスの低収益という課題がある。為替も全体としてはマイナスに振れている」と下方修正の理由を語った。この結果、電機大手8社の通期見通しは、売上高が前年比0.6%増の46兆6,700億円、営業利益は8.7%増の1兆9,000億円、当期純利益は25.2%増の6,950億円となった。営業利益率は4.1%と、4%台への回復を見込むことになる。●消費増税や冷夏によるエアコン売上減少の影響は?こうして電機大手8社の動きを俯瞰すると全体的には回復基調にあることがわかる。そして、営業利益の伸び率が2桁を伺おうとしている点にも強い回復感が感じられる。だが、この背景には円安の影響があることも加味しなくてはならないだろう。では、電機大手8社の2014年度上期決算をもとに、いくつかの領域から電機業界の動きを見てみよう。○消費増税後も大きな落ち込みはさほどなく、海外市場が好調だった白物家電白物家電分野では、家電各社の主力となる国内市場において、消費増税前の駆け込み需要の反動とともに、昨年の猛暑とは対照的となった冷夏の影響により、エアコンの売れ行きが鈍化したことが指摘されているが、結果としては予想以上の落ち込みにはなっていないようだ。シャープでは、白物家電をはじめとする健康・環境事業の売上高は前年同期比1.8%増の1,628億円、営業利益が19.8%減の77億円。「消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動や、天候不順の影響があったものの、前年同期を上回る売上高を確保できた。特に、今年3月の駆け込み需要によって販売台数は空前のものとなった影響で、4月以降は実売が減少したものの、その在庫を補充するといった動きがあった。また、海外における空気清浄機の販売が好調であった」と、シャープの高橋興三社長は語る。パナソニックでは、アプライアンス社の売上高が前年同期比1%増の9,164億円、営業利益は141%増の324億円と増収増益。「エアコンは、日本での天候不順の影響があったが、中国での増販効果が出ているのがプラス要素」(パナソニックの河井英明代表取締役専務)とする。日立製作所では、生活・エコシステムの売上高は前年同期比4%増の3,883億円、営業利益は84億円増の143億円となった。空調事業を中心に海外での売上高が増加したのが要因。好調ぶりを受けて、2014年度通期の同部門の営業利益見通しを上方修正している。東芝は、ライフスタイル部門の売上高が前年同期比5%減の5,822億円、営業利益が59億円改善したものの293億円の赤字。だが、構造改革費用を除くと295億円の増益になると説明した。同部門の業績のなかには家庭電器以外にも、PCやテレビが含まれており、家庭電器だけでは売上高が前年同期比4%減の1,179億円。東芝の前田恵造代表取締役専務は、「白物家電は第1四半期、第2四半期ともに売上高で前年実績を下回っている。消費増税前の駆け込み需要の反動というよりも、エアコンなどの夏場の季節商品の売れ行きが落ちているのが理由。毎週土日に台風が直撃したことも影響している。利益面では、商品力強化や円安対策などにより、大幅な増益となっている。第3四半期以降の消費増税の反動の影響はなくなり、国内事業も前年同期実績を上回るものと予測している」と述べた。三菱電機は、家庭電器の売上高が前年同期比4%増の4,771億円、営業利益は120億円増の352億円となった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動を受けたが、アジア、北米、欧州市場向けの空調機器、国内向けの業務用空調機器に加えて、円安の影響もあり、売上高が増加したという。こうしてみると、白物家電分野は国内の市況に懸念材料があったものの、その影響が限定的であったこと、海外での成長が下支えして、各社とも比較的好調な業績になっているといえよう。後編では、テレビ、PC、スマートフォンについてみていく。
2014年11月06日●エレクトロニクス事業の構造改革は成果を出し始めているソニーは10月31日、2014年度第2四半期(2014年7月1日~9月30日)の連結業績を発表した。四半期単独の売上高は1兆9,015億円と前年同期比7.2%増となったものの、営業損益は△856億円(損失)で前年同期より995億円減少、最終損益(「当社株主に帰属する四半期純利益」という)は△1,360億円と大幅に悪化した。事前にアナウンスされた通り、モバイル・コミュニケーション(MC)分野における将来キャッシュフローの見積り減少による営業権の減損損失1,760億円を計上。通期での連結業績見通しも、7月の第1四半期業績発表当初より大幅に下方修正された。なお、第1~第2四半期の累計期間ベースでは、売上高が3兆7,114億円(前年同期比6.5%増)、営業損益が△158億円、税引前利益が△216億円、最終損益が△1,092億円となっている。セグメント別では、MC分野と"その他"分野を除く全てにおいて売上高、営業損益ともに改善。課題とされているエレクトロニクス事業は売上高2兆5,842億円、営業損益△1,373億円(いずれも第1~第2四半期累計ベース)だった。同日、報道関係者向けに説明を行った代表執行役EVP CFOの吉田憲一郎氏によれば、「エレクトロニクス事業の構造改革の成果は出始めていると感じている」と、同事業が収益性改善に向けた明るい兆しをみせていることを強調した。●中国のモバイル市場向けには専用モデルの開発を当面凍結するセグメント別業績を細かくみていくと、まずMC分野においては、前述の営業権の減損損失1,760億円を計上したことで、営業損益が大幅に悪化した。ただし、売上高についても7月時点の見通しより100億円下方修正となっている。これは、主に中国市場での販売台数減少によるもので、2014年度通期での販売台数見通しは7月時点で4,300万台だったものが、今回4,100万台とされた。競争激化が続く中国市場についてソニーでは展開を大幅縮小する方針を示しているが、この点について吉田氏は「大きな市場である中国について、大幅縮小して良いのかという議論は社内でもあった」と述べるとともに、将来的に再注力することを否定するものではないとコメント。なお、説明会には11月16日付でソニーモバイルコミュニケーションズの代表取締役社長兼CEOに就任する十時裕樹氏も出席。ソニー代表執行役兼取締役CEOである平井一夫社長から十時氏が課されたミッションは、「商品力の強化と収益力の改善だ」という。中国市場について、現状は中国専用モデルの開発を凍結しSIMフリーモデルなどで展開する方針だが、機会を窺ってまた注力市場とする可能性もあることに言及した。○テレビは2003年以来となる2四半期続けての黒字化続いて、ホームエンタテインメント&サウンド分野についての説明も行われた。同分野は、エレクトロニクス事業の収益改善に向けてキーとなるテレビ事業が含まれている。テレビ事業単独での売上高は1,997億円、営業利益は49億円となっており、売上高2,050億円、営業利益79億円を計上した第1四半期に続いて黒字となった。2四半期続けての黒字は2003年以来といい、吉田氏は「製造コスト、宣伝広告費の削減に加えて、販売店の固定費削減が大きく寄与した」と収益構造改善に向けた取り組みが成功したことを強調。数を追う路線から「売れないところには投入しない」という方針も黒字化を促進した。吉田氏は「10年続けて(通期で)赤字だった事業なので、引き続き慎重に見守る必要がある」と、通期での黒字化達成に向けて注意深い舵取りが必要との姿勢を示した。2014年度通期の見通しは、7兆8,000億円の売上高及び営業収入、1,400億円の営業利益、1,300億円の税引前利益を見込み、事業構造改革費用の計上などにより最終損益(当社株主に帰属する当期純利益)は△500億円(損失)を見込む。
2014年10月31日Hameeは、吉田カバンのブランド「PORTER」とインテリアショップブランド「Gallery1950」のコラボレーションで誕生したスマートフォン用バッグ、タブレット用バッグ計3製品の販売を開始した。iPhone/スマホアクセサリー専門店Hameeストラップヤ本店を通じて購入できる。同社が販売するのは、以下の3製品。「PORTER×G1950 Muiti Mobile Shoulder Case モバイルショルダーケース」「PORTER×G1950 2Pocket Mobile Holderツーポケットモバイルホルダー」「PORTER×G1950 Tarminal Case All in One 7インチタブレットターミナルケース」。「PORTER×G1950 Muiti Mobile Shoulder Case モバイルショルダーケース」は、カラビナ、ショルダーベルトなどがついており、腰につけたり、肩からさげたりする使い方が可能。カードポケットやファスナーポケット、コインポケットも付いている。メイン収納内寸は約縦14×横8.3×厚2.5cm。直販価格は12,390円。「PORTER×G1950 Tarminal Case All in One 7インチタブレットターミナルケース」は、7インチタブレット対応ケース。iPad miniなどに最適で、カードポケットやファスナーポケットなども付いており、タブレットのほかにスマートフォンやクレジットカード、紙幣やコインも入れることができる。メイン収納内寸は約縦14×横22.4cm。直販価格は13,440円。「PORTER×G1950 2Pocket Mobile Holderツーポケットモバイルホルダー」は、ポケットが2つついたホルダー。スマートフォンほか、携帯電話を入れて持ち運べる。背面のベルトループ面ファスナーを使い、ベルトに挟んでつけたり、ベルトからぶら下げたりすることができる。メイン収納内寸は約縦15.2×横7.5×厚1.7cm。直販価格は9,975円。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年01月08日吉田拓郎が来年の1月30日(水)にライブDVD『吉田拓郎 LIVE 2012』をリリースすることが決定した。『Forever Young Concert in つま恋』以来、6年ぶりのライブDVDとなる本作。約3年ぶりに行われた首都圏ライブから11月6日の東京・NHKホール公演の模様を収録。こちらの公演では今年リリースされたアルバム『午後の天気』の楽曲はもちろん、『落陽』や『流星』といった名曲も披露された。久々のライブだったが、最後まで声量が衰えることはなく、全22曲を歌い上げた。なお、チケットぴあwebサイトでは同公演のライブレポートを公開中。■『吉田拓郎 LIVE 2012』2013年1月30日(水)発売・LIVE DVD+LIVE CD(2枚組予定)+フォットブック8,950円 (税込み)※初回限定<スリーブ・ジャケット+特殊パッケージ仕様+フォトブック10P予定>・LIVE DVD 6,300円 (税込み)・Blu-ray 6,825円 (税込み)
2012年11月30日吉田拓郎が3年ぶりにライブを行う事が決定した。【公演情報はこちら】今回のタイトルは「吉田拓郎 LIVE 2012」。今年6月にリリースしたアルバム『午後の天気』で、アレンジとキーボードで参加した武部聡志と、ギタリスト鳥山雄司が13年振りにライブに参加する。ライブ日程は10月22日(月)東京国際フォーラム・ホールA、25日(木)大宮ソニックシティ 大ホール、29日(月)パシフィコ横浜国立大ホール、11月6日(火)東京・NHKホールの4公演。今回の公演について、本日8月27日放送の『坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』にてコメントが予定されている。なお、オフィシャルサイトでは、9月29日(土)のチケット一般発売に先がけて、8月29日(水)午前12時から9月10日(月)23時59分まで、オフィシャル先行受付を実施。■「吉田拓郎 LIVE 2012」日程:10月22日(月)東京国際フォーラム・ホールA10月25日(木)大宮ソニックシティ 大ホール10月29日(月)パシフィコ横浜国立大ホール11月6日(火)NHKホール(東京都)(各開演18:30/全席指定・9,000円)
2012年08月27日吉田美和、彼の母親は団塊の世代には懐かしい女性「DREAMS COME TRUE」の吉田美和(46)が19歳年下のロックバンド「FUZZY CONTROL」のJUNONこと鎌田樹音(27)との結婚を3月8日にしていたことを発表した。吉田の心を射止めた鎌田は、父親はギタリストで沖縄県出身のミュージシャンの前田達也の甥でもある。さらに、団塊の世代には大変懐かしい歌「私はないています」(1974年)で知られる歌手りりィを母親に持つ。吉田は前夫と死別吉田にとって再婚となるが、吉田と前夫である映像ディレクター、末田健氏とは不倫の末の略奪愛の噂の中結ばれた。しかし末田氏は33歳の若さで胚細胞腫瘍により他界、その際の吉田の落ち込みは激しかったという。二人のコメント吉田のブログには愛するベィビーズのみなみなさま。ニューヨークはあちこちで水仙や木蓮が咲いています。元気ですか?今日はこの場を借りてみんなに報告があります。あのね、ファジーコントロールの樹音くんと3月8日に入籍しました。ふたりで開けるこのドアがどこに通じているかはわからないけれど共に愛する音楽をますます大切にしながら家族や友達、まささん、そしてもちろんみんなから貰った勇気と愛をしっかりたっぷり抱えて一歩踏み出してみます。でも自分のことながら、縁って、ホンット、つくづく不思議なものだよね・・・。20122012年3月21日午後になって急に温度が上がっていきなりみんな半袖になってるnyから吉田美和でした。そして鎌田も「FUZZY CONTROL」の公式サイトで全身全霊を賭けて彼女を守り幸せにします。見ていて下さい。お願いしますと吉田への愛を誓っている。元の記事を読む
2012年03月21日