人口300万人都市の名古屋市は16区から構成されているが、その中でチベットを感じられるエリアと言えば守山区だ。奥まった方は山奥に近く、名古屋市最高峰の東谷山(193m)も守山区にあるからというが、その守山区には正真正銘のチベット寺院もあるのだ。○チベット修行後、正式に認められて設立早速取材しようと訪れたのは、2005年に創建されたチベット仏教寺院「強巴林(チャンバリン)」。隣接する倶利加羅不動寺の森下永敏住職が実際にチベットで修行し、正式に認められて日本での建立が実現したという。寺は森下住職の修行地だったチベット最古の寺院、「ジョカン寺」がモデルとなっている。本尊の釈迦牟尼仏像もジョカン寺のそれを忠実に再現しているという。建物からインテリアからどれを取っても、日本の仏教寺院とは全く違った極彩色の世界。一歩踏み入れると、とにかく圧倒される。長い階段をのぼると、チベット仏教につきもののマニ車を発見!中に経典が入っていており、これをくるくるっと回すとお経を読んだことにしてくれるのだ。○余生を仏教に捧げた案内人がレクチャーここで登場してきたのが、「チャンバリンの案内人」こと広報職の浅井覺道さん。「中に入る前にまずお線香をたいて身を清めてください。そして四方にいる仏様に挨拶をしてくださいね。線香は3本あってそれぞれ……(以下略)」と、一つひとつ丁寧に作法をレクチャーしてくれる。この広報・浅井さん、聞くとかなり異色の経歴の持ち主だ。大手デパートのデザイナーを長年勤めたというクリエイター出身なのである。デザイナーとして会社勤めの傍ら、プライベートではなんと山伏の修行に励んでいたというのだ。そして定年と同時に、残りの人生は仏教に身を捧げようとチャンバリンの案内人に就いたのだという。「1階と2階をざっとご案内するだけでも、3倍速で話して1時間はかかります。質問に答えようものなら2時間コース。この前なんか3時間かかった人もいました」とこの時点でトークが止まらない。「お釈迦様のことチベットのこと、仏教のこと。話したいことはいろいろあるんですよ!そもそも仏教とは……(以下略)」輝くまなざしで語り続ける浅井さん。「でもカタイことを言ってはいかん! まずはたくさんの人に来ていただかないと」とのこと。実際、本家ジョカン寺のご本尊のご利益をインスパイアしてつけた寺院のキャッチフレーズは、「縁結び(えんむすび)のお釈迦様」なのだ。○チベット風すいとんをバター茶とともにこのチャンバリンが今、力を入れているのが「グルメ」だ。敷地内には、チベット料理と寺カフェの「パルコル」がある。ここではチベット直伝のカレー(750円~)やチベット茶(400円)といった、現地でしか味わえない本格的なチベット食のメニューはもちろん、フルーツパンケーキ(1,000円)など和製カフェメニューも充実している。せっかくだから珍しいものをと、筆者がチョイスしたのはチベット風すいとんの「トゥクパ」(580円)だ。シソとコリアンダーとカルダモンの香りが強烈で、野菜がたっぷり。味自体はさっぱりしている。これは女性客が多いのもうなずける!続いてオーダーしたのは伝統の「バター茶」(500円)。ヤクの乳で作ったバター入りで、現地では1日40杯ほども飲まれるという。浅井さんは不定期で休みをとっているとのことだが、案内してもらうのに予約は必要ないため、時間にゆとりがある人は浅井さんにレクチャーしてもらおう。異国情緒あふれる寺の内外に圧倒されるとともに、きっと新しい世界が開かれるはず。●Information強巴林(チャンバリン)名古屋市守山区青葉台101
2013年07月05日名古屋の喫茶業界に燦然(さんぜん)と輝く、名古屋市昭和区の喫茶店「マウンテン」。業界をリードしてきたこの店は、オープンから40年以上経た今もなお、店主の持つ独特のオーラのもとで圧倒的な存在感を放つている。今回はこの店の創業者へインタビューを試みた。「お!よぉ来たなぁ。おみゃーさん前にも一度会ったことがあるなぁ」。ギラリと鋭く光るまなざしをまっすぐに筆者へ向けたこの御仁こそ、誰あろう、マウンテン店主の加納幸助氏である。彼の記憶の通り、筆者は15年以上も前に一度だけ彼のインタビューを敢行していた。よく覚えてくれていたなと静かな感激を胸に、改めて彼の顔を見る。久しぶりに会う彼は、顔に若干の年輪を刻んではいるが、その生命力は少しも衰えていないようだ。「今回は何を(写真で)撮る?やっぱ甘口系か?アンタの好きなもん作ったるで何でも言ってちょうよ!」。「甘口」とは何のことかというと、この店の名物「甘口スパゲティ」のこと。このメニューこそ、マウンテンの代名詞ともいうべき名物なのだ。他に類を見ないインパクトで数々のメディアに登場し、その名は全国にとどろいている。ネット情報やガイドブック片手に、この「甘口スパ」だけを目当てに店を訪れる観光客も今や珍しくない。「甘口スパの話しきゃぁ?これはもぉ20年くらい前に作ったんだわ。苦労したわぁ!いろいろ試してよぉ。デザート感覚で食べられるスパゲティを作りたかったんだわ。あったかくても冷たくってもおいしくなけりゃいかん。それが苦労したのよ」。彼の話は更に続く。「甘口抹茶スパの抹茶なんて、高級な粉を使っとるでよ。いためても粉が分離しないよう工夫したったわ。甘口イチゴスパは冬と春の限定なんだわ。イチゴが一番熟した時じゃにゃあとウマないんだわ。でもこの時期のイチゴ使ったら、まぁ抜群にうみゃあでよ」。驚いた。なんとあのソースも自家製だったのか!とにかく見た目のインパクトだけでなく、素材など味のこだわりも強いことが判明した瞬間だった。そう言えば、確かにパスタも生麺だ。このパスタがモチモチしていて、白玉みたいな感じなのだ。そうこうしているうちに、デーンと目の前に「甘口抹茶スパ」が登場。全身グリーンティカラーのパスタに、クリームがどっさり盛られている。そして山の頂には、粒あんがハーゲンダッツのごとくトッピングされているのだ。いつ見ても圧倒的な存在感である。これデザート感覚というには、ボリュームあり過ぎじゃないのか?「量?麺だけで600グラムはあるわ。ホントは、ご飯を食べた最後に、みんなで取り分けて食べてもらおうって感じで作ったんだわ。だけど、ガイドブックとか見て店に来る子とかは、これだけ食べて帰るわなぁ」。なるほど、ホントは取り分けるものなのか……って、今の状況、コレは筆者ひとりで食べろってことなのか??と思ったのもつかの間、加納氏の食べ方レクチャーが始まった。「まずはこのクリームとアンコと麺をかき混ぜるんだわ。このアンコも最上等のもん使っとるでよ!和菓子屋なら金賞もん!」何が金賞なのか一般人には既に理解できない。しかし言われた通りにぐっちゃぐっちゃとかき混ぜると、パスタの熱でクリームがじわっと溶け始める。フォークで麺を丸め意を決してひと口モグモグ。うむ確かに抹茶の味は濃い!麺に絡むのは抹茶ソースというより粉を溶かした抹茶という感じ。いい意味で確かに粉っぽい。考えてみたら抹茶とクリームとアンコの組み合わせ自体は、和洋菓子の世界ではポピュラーなもの。確かに見た目は衝撃的だが、慣れれば食は進む。しかし、壮絶に甘いことに変わりはない。その上、このボリュームだ。必死に食べ続ける僕を尻目に、加納氏は静かに哲学を語り始めた。「哲学はよぉ、この店は小さいけど何でもそろう百貨店みてゃあな店にしたいと思っとるんだわ。全部なんでもそろっとったら、お客は逃げんでよ!」さらに、「でもエエ加減なもの作ったらいかんのだわ。値段が高すぎてもイカン。これはお客との阿吽(あうん)の世界だな」。さすがは加納氏。フード、ドリンク合わせて今現在、メニューだけでもなんと300種以上はあるそうだが、今後も新作に取り組むというのだ。ところで今までのベスト・ワンは?と聞いたところ加納氏らしい答えが返ってきた。「ベスト・ワン?そりゃ全部だわ。みんなかわいい子供みたいなもんだでよ!」そして最後に、「かき氷も食うか?食わんでもエエから、写真撮っときゃあ!」と抹茶パスタで腹いっぱいの筆者の前に次なる「マウンテン」級の巨大イチゴかき氷が現れたのであった。●Information喫茶マウンテン名古屋市昭和区滝川町47-86【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月09日手羽先や名古屋コーチンの存在が示すように、名古屋人はチキン好きだ。その名古屋でも有数の商店街の大須に、チキンマニア垂涎(すいぜん)のB級フードがあることをご存じだろうか?その名も大須名物「ブラジルチキン」。今回は私、名古屋育ちのライター石黒が現地レポートしよう。商店街の一角にあるブラジル料理店「オッソ・ブラジル」で食べられるこのブラジルチキン、決して「名古屋名物」と銘打っていないところがイイ。簡単に言うと丸鶏のローストチキンだ。さらに言えば、ブラジルでは最もポピュラーな料理なので、店オリジナルの料理でもない。店も客も(名古屋育ちの筆者も)当初は「大須名物」だと意識していたわけではない。しかしそのウマさが名古屋在住のブラジル人はもちろん、日本人の間にも口コミで広がり、いつの間にか大須名物として認知されていったのだ。店に入ってまず驚かされるのが、店頭のグリルマシンだ。商店街の人出が多い休日にもなると、2台の巨大なマシンがぐるぐるとチキンをローストしている。一体何羽いるんだろう、とにかくド迫力(笑)。チキンは1羽1,500円。食券を買って、それをグリル前の店員に渡すと、チキンをグリルから出してくれる。この店のいいところは、店先のテラスで出来立てのチキンをそのまま食べられること。食べやすいようにハサミで豪快にカットしてくれるのだ。取材した日は休日だったからか、見回すとテラスのテーブルは一杯だ。お客はブラジル人もいるし、日本人もいる。近年メディアへの登場が多くなったので、雑誌片手に来店する人も少なくない。チキンはテイクアウトもできるが、できれば出来立てアツアツをその場で食べてほしい。マシンから取り出したばかりのチキンをカットすると、中の熱で湯気が立ち込め、ジューシーな肉汁が滴り落ちてくる。チキンは丸一日下味に漬け込んであるから、全体に味がじんわり染みている。じっくりローストされているため、外の皮はパリッと香ばしく、中はふっくら。丸鶏なので、いろいろな部位を味わうことができるのも魅力だ。うまみの凝縮されたモモはもちろん、あっさりした胸、ヘルシーなささみなど、食感の違いを楽しめるのがうれしい。全体に行き渡った、隠し味となるニンニクの風味も食欲をそそる。ビールと一緒に食べれば最高だ。ひと通りプレーンな味を堪能したらひと味プラス。店特製のビネガーソースをかけよう(後で聞いたところによると、これは「ビナグレッチ・モーリョ」と言うらしい)。ソースはスパイシーで酸っぱくて、味ががらっと変わる。バーベキュー好きなブラジルならではの楽しみ方なのだろう。ソースとの相性のよさを満喫するのも楽しく、丸鶏だからボリューム満点だとはいえ、2人でならペロリと食べられる。スタッフはとにかく忙しそうだ。スキを見て「一日にどれぐらい出るの?」と聞いてみたところ、「たくさん出るね」。そりゃ答えになってないだろ(笑)。しかし、少し暇になったところで、もう一度同じ質問を投げかけたら、「土曜日なら150から200、日曜なら200から250」というすごく細かい数字が返ってきた。考えてみたらこの回転の速さこそ、味を保つ秘訣(ひけつ)なのかもしれない。それはすなわち、「常に出来立てが食べられる」ということ。作りおきに当たることはまずない。だからこそ大須名物の称号が与えられるのだろう。ちなみに、一年でもっとも忙しいのはクリスマスの時期だとか。かくいう筆者もクリスマスの時期にチキンを買いに行ったが、あまりにすごい行列で諦めたという経験がある。なお、この店はブラジル料理店であって、チキン専門店ではないので誤解なく。モチモチのチーズパンやいろいろなブラジル料理もそろっているのだ。ご飯をつけてランチ風に食べることもできるので、ぜひ試してみてほしい。●informationオッソ・ブラジル名古屋市中区大須3-41-13 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月08日H&M(エイチアンドエム)は、国内24店舗目となる直営店を愛知県イオンモール熱田に、2013年1月26日(土)よりオープンする。H&Mは、名古屋2店舗目となるショップをイオンモール熱田店にオープンする。イオンモール熱田は、中心地からのアクセスも良い立地で、売場面積は約1,300㎡の1フロア構成となっており、レディース、メンズ、キッズ、アクセサリーを取り扱い、バラエティに富んだ品揃えとなる。H&Mジャパン代表取締役社長、クリスティン・エドマンは、「この度名古屋に2店舗目を開店する事が出来、大変嬉しく思っております。地域に密着した立地ということで、幅広い客層の皆様に日常的にお買い物を楽しんで頂きたいと思っています。」とオープンについてコメントしている。H&Mは2012年12月末日現在では国内に23店舗を展開しており、2013年春にはイオンモール春日部、大阪心斎橋に新たな出店が決定している。イオンモール熱田店のオープン当日は、11時より開店し、先着100名に非売品のオリジナルキーチェーンをプレゼント。さらに、当日は終日税込み5,000円以上お買い上げの方に、お買上げ総額より1,000円割引される。【H&Mイオンモール熱田店】住所:〒456-8763名古屋市熱田区六野一丁目2番11号営業時間 : 10:00~22:00元の記事を読む
2012年12月19日愛知県の名古屋観光ブランド協会(名古屋観光コンベンションビューロー)が主催する「名古屋観光ブランド協会推奨品審査会」において、「名古屋市長賞」をはじめとする、各賞の受賞商品が決定。名古屋観光コンベンションビューローの公式WEBサイトで発表された。「名古屋観光ブランド協会推奨品審査会」が選ぶ賞の最高位とされる「名古屋市長賞」は、名古屋市西区「豆福」の「豆でなも(6個入り)」577円(税込み)が受賞。「豆でなも」は、名古屋イメージを演出したパッケージデザインで、みそ味の「八丁味噌カシュー」と抹茶味の「西尾抹茶だいず」がそれぞれ小袋に入った豆菓子。地元の名古屋ではJRタカシマヤ、大丸松坂屋名古屋店などで販売されているほか、ネット通販でも購入可能。続いて「名古屋観光コンベンションビューロー理事長賞」は、名古屋の昔からのおやつである「鬼まんじゅう」と「ういろう」のコラボ商品である、餅文総本店の「鬼まんういろ」630円(税込み)が受賞。さらに、「名古屋観光ブランド協会会長賞」として、坂角総本舖の「さくさく日記(海老)」630円(税込み)、長登屋の「ひつまぶしの里茶漬け(2食入り)」525円(税込み)、なごやきしめん亭の「名古屋味あわせ」1,050円(税込み)の3点が選ばれた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日江戸コン実行委員会は2013年1月13日に、名古屋駅周辺で街コン「ヤングコンin名古屋駅」を開催する。「街コン」は各地の商店街や地域の自治体と協力しながら、男女の出会いの場を提供し、少子化防止や地域の活性化を促す大規模型の交流イベント。江戸コンはシリーズされた街コンで、東京都内だけではなく、近隣の県でも行い、今まで多くの男女を動員してきた。江戸コンの特長は、話したい人とたくさん話せるように着席型店舗だけでなく、立食形式のフリースタイル店舗を数多く準備していること。もちろんゆっくり食事を楽しみたい人向けに、着席型の店舗も準備している。このほど「江戸コン」が名古屋に登場。今回は、同世代の人と話せるようにと20代限定(20~29歳)の「ヤングコン」を開催する。また、街コンは本来2名申し込みだが、3名からの申し込みも可能となっている。開催時間は14時~17時。参加資格は20歳~29歳の男女(同性2人1組、または3人1組で参加)。参加費用は男性5,900円、女性3,900円。定員は男性150人、女性150人。申し込みは「ヤングコンin名古屋駅」公式サイトで受け付けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日民営鉄道事業者の名古屋鉄道は、12月1日から12月31日まで、年始(2013年1月1日から1月5日)に名鉄電車が1日乗り放題になる「迎春1DAYフリーきっぷ」を、名鉄出札係員配置駅(弥富・赤池駅を除く)および名鉄名古屋駅サービスセンターにて、前売り限定で発売する。価格は1,500円。12月1日から12月31日に発売した引換券を、利用日までに窓口(駅員のいない駅から乗車する場合は、インターホンで係員に問い合わせ)で磁気式フリーきっぷに交換することで、利用することができる。特別車の利用には、別途「特別車両券」(ミューチケット)が必要とのこと。なお、「迎春1DAYフリーきっぷ」および、各種フリーきっぷ(1月1日から1月5日に有効なフリーきっぷ)購入者には、中部国際空港セントレアや、犬山 成田山、名古屋テレビ塔などで利用できる優待券を進呈する。詳細は、同社ホームページ「迎春1DAYフリーきっぷ」を参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日江戸コン実行委員会は12月16日、愛知県の名古屋栄駅周辺で、街コン「尾張コンin名古屋栄」を開催する。江戸コンは、各地の商店街や地域の自治体と協力しながら、男女の出会いの場を提供し、少子化防止や地域の活性化を促す大規模型の交流イベント街コンがシリーズ化されたもの。今までに渋谷、表参道、立川、池袋、川越などで実施し、毎回300名~700名の男女を集めている。「話したい人と話せない」という参加者の悩みを解消するため、立食のフリースタイル形式の店舗を数多く準備するという。開催日時は12月16日14時~17時。参加資格は20歳以上の男女(同性2人1組で参加)。本来2名の申し込みが基本だが、江戸コンでは3名の参加も可能だ。参加費用は男性5,900円、女性3,900円。詳細は尾張コンin名古屋栄 公式ホームページで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローの運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」で名古屋の夜景を紹介する特集ページが公開された。サイトは「冬のNAGOYA、ロマンチックナイト。11月-12月」と題して名古屋各地のライトアップやイルミネーションで美しく飾られるスポットを紹介するもの。コンテンツの内容は、「水の宇宙船」やテレビ塔のライトアップが美しい「オアシス21」、名古屋市街を360度展望できる「名古屋テレビ塔」、展望デッキからテレビ塔や東山スカイタワー、ライトアップされた名古屋城などの夜景を眺めることのできる「ミッドランドスクエアスカイプロムナード」が紹介されている。そのほか、「日本夜景遺産・夜景百選」に認定された「東山スカイタワー」や、名古屋おもてなし武将隊や水辺の案内人によるガイドでクルージングを楽しめ、海上から陸地の夜景を楽しむことが出来る「名古屋港ナイトクルーズ」、さらに地上70mの高さから夜景を見ることができる「スカイストリート」や、ガーデンふ頭つどいの広場で11月21日から12月25日まで開催される「STAR☆LIGHTRevue2012」などの情報が掲載されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローは10月31日、運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」のスマートフォン用サイトを開設した。開設されたサイトはPC用サイトのコンテンツをスマートフォンのような小型画面でも見やすいように画面構成したもの。トップページにはFlashなどの動画が無いのでストレスなく表示される(表示速度は機種や回線の状態、地域により異なる)。さらにPCサイトに飛ぶコンテンツは見出しの横に「PC」と表示されており、利用者に配慮した画面設計だ。タイトルロゴの下には「見る・遊ぶ」、「食べる」、「イベント」、「お土産・買う」、「泊まる」、「新着情報」のメインメニューがスマートフォンで操作、表示しやすいよう、大き目のアイコンで縦2列に並ぶ。コンテンツは「ピックアップイベント」、「なごやガイド」、「新着情報」、「特集記事」のほか、「なごや今昔紀行」、「キテ!観て!名古屋」などのコンテンツが縦1列に表示されて見やすいものとなっている。コンテンツの内容を一部紹介すると、名古屋市内の主要16カ所の公園をめぐる「なごやの公園スタンプラリー」や、アートとデザインをポイントに観光する「あいち・NAGOYAアーツ&デザインツアー」など、楽しげなイベントが画像を含め視覚的にわかりやすく表示されている。サイトの詳細は名古屋コンシェルジュスマートフォンサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日江戸コン実行委員会は11月10日、江戸コンの名古屋版「尾張コンin名古屋」を開催する。江戸コンは、街コン参加者の悩みの一つである「話したい人と話せない」という問題を解消するため、立食形式のフリースタイル店舗を数多くそろえた街コンシリーズ。これまでに渋谷、表参道、立川、池袋、川越で開催され、現在までのトータル参加者は2,000人を超えている。「尾張コンin名古屋」では、立食店舗のほか着席型店舗も出店。好きなスタイルの店舗を選べ、話したい異性と楽しく話せるスタイルを確立させている。開催日は11月10日14時~17時。参加人数は男女150人ずつで、参加費は男性5,900円、女性3,900円。20歳以上の男女、同性2名での参加が基本だが、3名での参加も可能となっている。詳細及び参加申し込みは「尾張コンin名古屋」公式ページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日名古屋生まれの「名古屋メシ」といえば、庶民派なら手羽先、ぜいたく派なら「ひつまぶし」だろう。中でも名古屋市熱田区の蓬莱軒(ほうらいけん)は、ひつまぶしの老舗として名古屋めしピラミッドの頂点に君臨する名店だ。その人気と味のヒミツを探るべく、名物おかみに直撃してみた。「お待ちしておりました」と仲居さんの声が響く。熱田神宮にほど近い蓬莱軒の本店は、来客がひっきりなしだ。奥座敷に案内されると窓からはしゃれた庭園が見え、まるで接待を受けている重役気分になる。ちなみに「ひつまぶし」は、蓬莱軒の登録商標だという。名古屋名物として名高いひつまぶしだが、実は名古屋人もそれほど日常的に食べている訳ではない。その理由は単純で、ごちそうだからだ。食べ慣れているようなやからは、相当な金持ちに違いない。ゆえに、一庶民の筆者としてはテンションがマックスに上がっている。というか、どこからともなくうなぎを焼き上げる香ばしいにおいが漂ってくる時点で、アドレナリンが飽和状態だ。く、食いてぇ…。うなぎ!程なくして、おかみが登場。いよっ、待ってました!「いらっしゃいませ」と満面の笑みをみせてくれた5代目おかみの鈴木詔子さんは、2年前に亡くなった先代おかみの一人娘だ。落ち着きの佇(たたず)まいに、おかみの風格が漂っている。メディアに頻繁に登場して笑顔を振りまいていた先代に負けず劣らずの有名人で、客に記念写真をせがまれることも珍しくない。ひつまぶしはお櫃(ひつ)に盛られたご飯の上に、細かく刻まれたうなぎが載った独特の丼だ。最初はそのまま、次に薬味をかけていただき、最後はお茶漬けで〆る。この「味の三変化」こそ、ひつまぶし最大の特長だ。飢餓状態は頂点に達しているが、これは取材だと自分に言い聞かせる。まずは、そのいわれをおかみに伺おうではないか。「ひつまぶしの由来を教えてください」。おそらく百万回は投げかけられたであろうこの質問。おかみは嫌な顔ひとつせず、「このかいわいは江戸時代、東海道五十三次の「宮宿」があり、人の往来でにぎやかだった」と話し始めた。当時は木曽川で天然うなぎがよく捕れ、「弥次喜多の物語にも“名物が蒲焼とかしわ”と書かれています」とのこと。蓬莱軒がここ宮宿近くに店を構えたのが明治6年(1873)。うな丼の出前注文が多く、明治中期にアイデアマンの店主が大きなお櫃に人数分をドン!と盛って出前したのが、そもそもの始まりだそうだ。ちなみに器をお櫃にしたのは、「瀬戸物だと出前でよく割れるから」。うなぎを細かく刻んだのは、「うなぎばかり先に食べられて、ご飯が残ってしまうことがあったから」だとか。なるほど~。確かに細かく刻んでご飯に混ぜ込めば、どこを食べてもうなぎとご飯の割合は一緒になる。こうして誕生したひつまぶしだが、さらに次のステップがあった。地元・名古屋人も誤解しているが、蓬莱軒はうなぎの専門屋ではなく、実は割烹料亭なのだ。会席料理の〆に、サラサラっとお茶漬けでも食べたい。そんな客のリクエストがうなぎと結び付き、うなぎ茶漬けの発想が生まれたという。さあ、いよいよ実食だ!せっかくなので今回は、おかみに「正式なひつまぶしの食し方」を実演していただいた。まず、お櫃のご飯をしゃもじで四等分する。こうすることで、お櫃のご飯を茶わんにきれいに移すことができるのだ。なんとも上品な!しゃもじをご飯に立てると、ホカホカの湯気がふわっと立ち、蒲焼きの香ばしさが鼻孔をくすぐる。た、たまらん~。「はい、どうぞ」と茶わんを差し出される。ひと口ほおばると、うなぎの皮はパリっ、身はふわっとした絶妙の焼き加減。感動的だ。関西風の直焼きならではの食感!しかも備長炭でじっくりと焼き上げている。老舗ならではの長年継ぎ足されたタレは、名古屋人好みの程よい濃厚さ。何よりコクがハンパない。このように、うなぎ本来のおいしさをストレートに味わうのが1杯目だ。「う、うまい」と、心のなかで呟(つぶや)き、かみしめるように食べる内、あっという間に茶わんは空に。そして2杯目。おかみはこれまた上品な箸さばきで薬味を盛ってくれた。まずはネギ、次にノリ、そしてワサビの順。タレの濃厚さでやや重くなっていた舌が、あら不思議。薬味でスッキリし、さらにガッツリ食が進む。時折、ツーンとくるワサビのアクセントは、ステキだとしかいいようがない。と、ここでいよいよ3杯目のお茶漬けに突入。薬味の上にかけるのは、実はお茶ではなく「だし」。うなぎの臭みを消し、タレの濃厚さをやさしく受け止めて新しい味わいに変貌させてくれる。サラサラっと口の中に流しこむと、今までにないふくよかな風味が口いっぱいに広がる…。これを至福と言わずして何と言おう。ひつまぶしを大満喫しておかみと談笑タイム。蓬莱軒には東京進出の誘いがひっきりなしに来るも、「味を守るほうが大事」と、興味は全くない様子。「名古屋の3店だけで精一杯」と話してくれた。備長炭の炭火焼は熟練を要し、まさに「焼きは一生」だという。「空襲のときはタレと位牌(いはい)だけを持って逃げた」という創業時からの秘伝のタレは、どんな災害が起こっても途絶えないよう分散保存しているとか。「伝統を守るというのはそういうことなんです」と、おかみ。ちくしょう、泣かせやがる。人類滅亡前の最後の晩餐は、蓬莱軒のひつまぶしに決まったぜ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日古くはきしめん、新しくは手羽先やあんかけスパゲティなど、ある意味キワモノ扱いだった名古屋のローカルフードが、「名古屋めし」として全国に認知されつつある。しかし、まだまだ全国的には無名な名古屋めしもある。結論から言うと、それは「スイーツ」だ。名古屋は城下町だけあって、もともと茶の湯が盛んな町。そんなバックボーンから、今もスイーツ好きが多い。加えて、八丁みそやたまりじょうゆが象徴するように、名古屋の味は総じて「濃い」ものが多く、辛いモノは辛く、甘いモノは甘い。スイーツもその例に漏れず、独特かつ強烈な進化を遂げている。その代表的な存在が「小倉トースト」だ。その名の通り、トーストの上に小倉あんがドッサリ乗っかっているトースト、名古屋の喫茶店では定番中の定番メニューだ。店にもよるが、ポイントはこんがり焼いた食パンの上に、先にバターやマーガリンを塗っておくこと。そして、あんは、こしあんではなく粒タイプの小倉あんだということ。パンのサクサク感とバターの風味、そこに小倉あんならではのツブツブ感と甘さが加味される。くぅー、インパクト大である。小倉トーストのおともには、濃い目のコーヒーがオススメだ。この小倉トーストの軽食版が、パスコ(敷島製パン)から出ている「小倉&ネオマーガリン」だ。売れているのは圧倒的に名古屋だが、全国展開されている。ちなみに敷島製パンの本社は名古屋。なるほどネ。え?小倉トーストはもう全国区の名古屋めしだって?そういえば最近は名古屋生まれのコメダ珈琲店が日本中に店を出そうとしているし、コメダなら普通に食べられる。では切り口を変えよう。スイーツの次のキーワードはずばり「生」だ。いまちまたで人気の「とろなまドーナツ」。これは2010年、愛知県で生まれたスイーツだ。さらに生とは少し違うが、「なめらかプリン」も愛知県で生まれた。このように、ナゴヤ人はなぜか「生」に目がない。しかしこれらは実は新参者だ。ひところ「ぬれせんべい」が話題になったが、名古屋スイーツの原点をご紹介しよう。名古屋にはその名も 「生せんべい」という唯一無二の存在があるのだ。この伝説的ご当地スイーツの歴史は、戦国時代にまでさかのぼることができるという。戦に負けて敗走中の徳川家康が、あまりの空腹に耐え切れず、百姓家の庭先に干してあった生のせんべいを焼かずに食べたことから、生せんべいは生まれたそうだ。事実とすれば、約450年もの歴史があることになる。「元祖・生スイーツ」として、もっとブレイクしてもいいのだが…。ところで、名古屋名物の先輩・ういろうの原点に立ち返ろう。それは「おみやげスイーツ」だ。日本全国で作られているういろうが、何故に名古屋名物となったか。それは、東海道新幹線が開通した際、車内販売を許されたからだ。新幹線の乗客は旅の思い出にういろうを買い求め、いつしか名古屋名物として認知されるようになった。名古屋駅の構内ある土産物屋に足を運べば、数々の新しい「名古屋みやげ」がしのぎを削っている。その中でもひときわ光り輝いていた存在が、「シャチボン」だ。「金のシャチホコ」をシュークリーム風に再現したユニークさはもちろん、一つひとつ手作りだけあって同じものはふたつとない。また、どことなくダサかわいいインパクトが絶大で、カルト的な人気を誇っていた。しかし、このシャチボン、残念なことに2011年2月末をもって販売を中止してしまったのだ!今も残る公式ウェブサイトには「シャチボンの休養宣言」と題した名残惜しさのにじむコメントが記されている。「中止」ではなく「休養」という言い回しに、将来のわずかな復活を賭けているファンも少なくない。ところが一方で、名古屋駅には着々とポスト・シャチボンが育っていた。それが、愛知県産名古屋コーチンの卵を使用したというひよこプリン「ぴよりん」だ。なんでも、女性パティシエ考案だそうで、2012年2月に開催された平成23年度優良食品中央コンクールでは、「新製品開発部門農林水産省食料産業 局長賞」を受賞したという。確かにかわいい。キュート。あの銘菓「ひよこ」と同じく「どこから食べるのが残酷でないか」という問題が発生しそうだが、女性や子どもはもらって100パーセント喜ぶスイーツだろう。時には愛知県西尾産抹茶を使った「抹茶ぴよりん」など季節限定モノも発売するなど、着実に発言力を付けてきている。発売1周年にして累計販売は10万個を突破したそうだ。しかし、シャチボンほど直球な「ナゴヤ臭」を感じさせないのが、残念なところだ。果たして、ピヨリンはポスト・シャチボンとしてブレイクするのか!?今後の展開が気になるところだが、さらに気になることが判明した。それは、製造元がジェイアール東海フードサービスと、シャチボンと同じ製造元だったのだ。ということは、シャチボンを強制引退させ、大型新人にその座を譲らせたということか?とすると、このままぴよりんの快進撃は続くのか、シャチボンの復活はあるのか。はたまた、第3の勢力が台頭するのか?名古屋スイーツから当分目が離せないだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日「名古屋人は見えっ張り」。そんな通説を裏付ける好例が、名古屋のド派手結婚式にまつわるエピソードだ。「名古屋で娘が3人いたら家が傾く」「嫁をもらうなら名古屋から」。かつてはこんな言葉がよく使われたものだ。いかに娘を華やかに送り出したか、嫁親の見えっ張り感情が名古屋の結婚式事情には色濃く反映されていたのだ。今回は、そんな名古屋の結婚式ならではのユニークな文化をご紹介しつつ「今と昔」の違いをレポートしよう。結婚式当日、新婦が結婚式場にたつその前に、家の2階などから、枕くらいの大きさのお菓子の袋詰めが大量にバラまかれる。これを目当てに、集まった近所の人たち(おばあちゃんから子どもまで)が壮絶な争奪戦を繰り広げるのが「菓子まき」だ。最近は結婚式の余興として結構な人気のようで、厳かに結婚式が挙行された後、参列者は結婚式場の中庭に出るよううながされる。そこから建物の2階を見上げると、新郎新婦が窓から顔を出し、レッツ盛大な菓子まきを始めるのだ。さっきまでの挙式の厳かさはどこへやら「こっちゃー!」「ウチの子どもがまだ取っとらんー!」叫び声が響きわたる。デパートのバーゲンに群がるおばちゃんを上回る迫力である。このブライダル用菓子は、名古屋市西区明道町にある「明道町 菓子問屋街」と呼ばれているエリアで入手することができる。今も昔も、多くの問屋の看板に「嫁入菓子」と赤々とペイントされているのも、名古屋ならではだろう。名古屋の嫁入りで、ステータスを決定付ける最も大きな要素、それは嫁入り道具だ。かわいい娘の輿(こし)入れに、いかに豪華な婚礼家具を用意できるか。それをまたご近所さんにいかに派手に見せびらかすか。ここに全てを賭けるのが、名古屋嫁入りの醍醐味(だいごみ)である。東京の人が見たら爆笑ものだろう。象徴するアイテムとは、トラックの荷台に嫁入り道具を満載にして町を疾走する「嫁入りトラック」である。荷台に満載の婚礼家具を紅白の帯で結び、新居へ向かうトラック。ただし、家具店から新居にではないのだ。家具は一度、家具店から新婦方の家に運ばれ、そこで身内やご近所を対象にした「内覧会」が行われるのだ。たんまりと「立派な家具だがね~」「あんた、ええねぇ~」と褒めまくってもらい、よし!上機嫌で新居へと向かうというわけだ。ちなみにこの嫁入りトラック、運転のバックは「出戻り」に通じて縁起が悪いというジンクスがあり、決してバックをしてはいけないと決まりまである。かつては荷台がガラス張りになって中がよく見える「寿トラック」や、嫁入り道具のレンタル業者まで存在していたという。名古屋人の見えっ張り根性は尋常ではない。しかし、時代は変わった。ここまで派手に書いておいてなんだが、こういった名古屋の嫁入り文化は、近年、確実に縮小傾向にある。地元の主婦たちに尋ねてみても、嫁入りトラックはここ数年、目にしていないという。「若い世代は、私たちジイチャンバアチャンに比べて”近所付き合い”なんて全くしないでしょ。内覧会をして嫁入り道具を見せびらかすような近所友達が、そもそもいないでしょう」。そう語る近所のご婦人たち。なるほどと思う反面、寂しい現実であるとも感じる。結婚式の引き出物もそう。ひと昔前は名古屋の披露宴に出ると、両手に袋パンパンの引き出物をいただいた。どう考えても使えないような重い皿やつぼまであった。しかし、近年はA4サイズのカタログギフトが幅を利かせているようだ。「結婚式だけじゃないでしょ。料理でも家づくりでも何でもそう。派手なものをきちんとやると、手がかかるのよ。金も時間もかかるし、たくさんの人が参加すれば、当然、気を使う。だから今の世の中、なるべく人間関係を拡大せず、身内だけでこぢんまりして、つましく、省エネルギーで無駄も無くして引き締めたいのよ」。オールド主婦たちはそう語るがしかし、全国一斉に、皆が皆その方向に走ってしまうと不景気に拍車がかかるだけじゃないのか?人生に何度もない大イベント結婚式くらいドカーンと一発!他県の人に非常識だの悪趣味だのと言われてもいいじゃないか。ド派手な結婚式文化を名古屋くらいは若者が継承していくのも、日本全体を明るくするために必要なことだと思うのだが……。みなさんはどう思うだろうか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日名古屋駅桜通口正面に位置し、そのインパクトある名称と看板で知られている大名古屋ビルヂング。名古屋の玄関口に立っていることもあり、他のエリアから訪れる観光客の話題となることも多かった同ビルだが、老朽化にともないこの9月に閉館することとなった。大名古屋ビルヂングの情報現在、大名古屋ビルヂングではそれを記念した写真展「閉館記念写真展」が開催中。1962年の竣工からの50年を、100点以上の写真パネルで振り返ろうという写真展だ。展示会は9月23日(日)まで同ビルの1階にて開催中。入場は無料となっている。なお、大名古屋ビルヂングは建て替え計画がすでに発表されており、隣接していた「ロイヤルパークイン名古屋」の跡地も使い地上34階・地下4階の新ビルの建設が決定している。2012年度着工、2015年度に竣工する予定だ。
2012年08月31日名古屋のご当地コンビニといって、名古屋人が思いつくのが「サークルK」。サークルKは愛知県に本社をおくスーパーのユニーが親会社となって、1979年に第1号店を名古屋市に開店した。現在の出店数は全国で3,000店ほど。その内なんと半数が東海三県に集中している。というわけで、当然、名古屋人にとってなじみの深いコンビニといえばサークルK。そのため、東京あたりに行くと、サークルKの少なさにがくぜんとする。少し昔の話になるが、2002年、名古屋のコンビニ業界に激震が走った。最大手のセブンイレブンが、ついに名古屋へ進出してきたのだ。それまでの東海地方は、セブンイレブンの空白区。ゆえに、“いよいよ黒船が襲来か!”と、皆がドキドキしたものだ。それから約10年、セブンイレブンは東海地方で順調に出店を重ね、今やすっかり名古屋の街に溶け込んでいる。この状況をコンビニ各社、とりわけ愛知県をお膝元とするサークルKは一体どう思い、どんな対策を打っているのか?早速サークルK広報に取材を申し入れた。すると、東海エリアでの勢力維持のため、さぞ多くの戦略を打ち立てているかと思っていたわれわれの期待をよそに、のっけから肩透かし気味の回答が返ってきた。「現在、弊社の店舗は全国にあります。そして、その土地土地で地域色を生かした展開をしています。ですから東海地区のみに注力している訳ではないのです」。そう答えてくれたのは、サークルKサンクス広報IR秘書室の小田原さん。ふむ。考えてみたら、サークルKはサンクスと企業統合しているんだったっけ。それでもサークルKの地盤が東海地方なことに変わりはない。食い下がって「名古屋ならではの取り組みって何かされているのですか?」と聞いてみる。すると、小田原さんとのやり取りの中から、意外な側面が見えてきた。現在、コンビニ業界はおかずブームなのだそうだ。震災後の節電取り組みや家飲みブームなどが重なり、「家庭の台所支援」として、各社がこぞっておかずに力を入れている。手軽に食べられる夕食の一品として、また、晩酌のお供にと、コンビニのおかずが求められている。サークルKサンクスでは、特に焼き鳥に力を入れているそうで、6月26日からは「ジャンボ豚串カツ」の販売も始めた。小田原さんは言う。「ソースは特製ソースとみそだれの2種類を用意しています」。え?みそ?それは、みそカツってことですか?それこそベタベタな名古屋メシじゃあないですか!これは東海エリアだけの取り組みかと思ったら、なんと全国のサークルKサンクスで販売していくという。しかし、プレスリリース(企業が対外的に発表する広報)を入手しても、「みそぐし かつ用のタレ」とサラリと書いてあるだけで、名古屋めしのナの字も表示していない。当の小田原さんも「それほど名古屋の味ということを意識してアピールしていません」と、こともなげ。サークルKの持ち味の一つに、親会社であるユニーが中心となって開発しているPV(プライベート・ブランド)、スタイルワンの商品を豊富にそろえている点がある。また商品の仕入れにも、ユニーのチャンネルが生かされている。いかにサークルKサンクスの展開が全国規模であろうと、商品の品ぞろえには自然と名古屋色がにじみ出ているのだ。その証拠に、サークルKのお菓子コーナーには、唐揚げチップス“手羽先風味”なる商品まで存在している。ことさら名古屋を強調しなくても、名古屋の味とセンスがさらりと根底に根付いているように見える。「しるこサンド」というお菓子を例に取ろう。製造元は松永製菓という愛知県の会社だ。北海道産あずきがサンドされたビスケットで、ほんのりした甘さと塩加減が絶妙。名古屋で昔から愛されてきた定番のお菓子だが、当然、全国ではまったく無名だった。なんと、このご当地スナック・しるこサンドを初めてコンビニの棚に並べたのが、サークルKである。小田原さん自身「こんなにおいしいお菓子があるなんて知らなかった」と言う。名古屋のローカルな味を、ことさらPRせずにさらりと全国区へ持っていっていったサークルK。今では他社のコンビニにもしるこサンドが並んでいるという。他にも、地元テレビ局とのタイアップで弁当を開発したり、地元有名ラーメン店の商品をカップめん化したりすることも多い。また、サークルKサンクスが全国で取り組んでいる「MOT PROJECT」では、地産地消を活性化させるために、地元食材を使った商品の開発まで行っているという。名古屋のローカルな食文化を、地元だけにとどめず、全国に広めていったサークルK。堅い「守り」の姿勢を貫くのではなく、名古屋の味を全国へ「発信」してきたのである。各地のサークルKに、あんかけスパゲティやきしめんが並ぶ日もそう遠くないのかもしれない。出張の多い名古屋人の私は、そう夢見るのである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日三陽商会は10月13日、セレクトショップ「エポカ ザ ショップ名古屋」を10月13日に名古屋駅にある商業施設「ミッドランド スクエア」の3階に新規オープンする。「エポカ ザ ショップ」は、1997年にオープンして以来、全国に7店舗を展開。エポカのスタイリッシュな世界観はそのままに、世界中からセレクトされたエレガントでフェミニンなアイテムを取りそろえる。このほど、「ミッドランド スクエア」の上質なライフスタイルを提案するという考えと、「エポカ ザ ショップ」の上質なファッションを届けたいという思いが一致し、新たなショップをオープンすることを決定した。新ショップは従来の店舗にはないイタリアのモダンな邸宅をイメージ。店内には初となる「ギフトコーナー」を設置し、洗練された内装で、大人の女性がゆったりと買い物を楽しめる空間になるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、暑い名古屋の夏を涼しくすごさせるために、毎年この時期にホッキョクグマに氷を与えている。飼育員が60リットル程度の容器で、リンゴなどの果物やホッケ(魚)を入れた氷の塊を作り、ホッキョクグマに与える。ホッキョクグマは、氷を抱きかかえたり少しずつかじったりしながら、その冷たさを楽しむように遊ぶ。本年度も、8月の毎週日曜日14:00より、「ホッキョクグマ舎」にて実施。氷は運動場に設置するため、一般来園者も観覧できる。見ることで、来園者も涼を感じられるこの行事、ぜひ足を運んでみては。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では7月25日、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんが生まれたのは、同園の「自然動物館」夜行性動物コーナー。動物園飼育第二係の安藤和典氏は、「とてもかわいい赤ちゃんなので、ぜひ覗きに来てくださいね」と話している。ただし、「お母さんのおなかで隠れてしまっていることもあるので、ご覧いただけないときもあります。その際は残念ですがご了承ください」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋嬢だけではありません仕事や観光など、名古屋に行ったことがあるという人は多いのでは?行ったことがない人も、テレビや雑誌などで見て、さまざまなイメージを持っていると思います。今回は、女性の思う「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋の皆さん、あくまで「イメージ」ですからね。>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き45.3%2位喫茶店が多い34.4%3位結婚式が盛大29.1%4位食文化が独特26.2%5位食べ物がおいしい18.4%■派手好き・「名古屋巻きをした名古屋嬢のイメージ」(25歳/医療・福祉/専門職)・「なんとなく、ゴールドが好きなイメージ」(32歳/その他)・「ヒョウ柄のイメージ」(28歳/商社・卸/専門職)・「服装から生活スタイルまで派手そう」(29歳/小売店/専門職)■喫茶店が多い・「喫茶店が多く、モーニングが充実している」(24歳/医療・福祉/専門職)・「テレビでよく紹介されているので」(30歳/金属・化学・鉄鋼/技術職)・「名古屋で喫茶店に入ったら、コーヒーに小さなクッキーがついてきてビックリしたが、あちらではそういうサービスが多いらしい」(44歳/建設・土木/専門職)■結婚式が盛大・「テレビで特集しているのを見て、名古屋の人は大変だなぁと思った」(46歳/その他)・「前にテレビで、結婚式に一番お金をかけるのは名古屋だといっていたから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「お金がほかの地域に比べてかかると聞いたので」(25歳/その他)■食文化が独特・「小倉サンドや、ひつまぶしやてんむすなど、変わっているけど美味しいものが多い」(40歳/ソフトウェア/技術職)・「あんかけスパゲッティなど、変わったものがあるから」(24歳/金融・証券/専門職)・「名古屋出身ですが、ほかの地域の人からよくこう言われるから」(28歳/自動車関連/技術職)■食べ物がおいしい・「ひつまぶしや手羽先など、食べ物がおいしいイメージが強い」(25歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「名物がいろいろ浮かんでくるから」(25歳/金融・証券/専門職)■番外編:方言がきつい美男美女?・「関西弁より聞きなれないので、きつく聞こえる」(24歳/情報・IT/専門職)・「キレイ系が多いと思う」(23歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋巻き」をした「名古屋嬢」が歩いている、というイメージでしょうか。「ゴールドが好きなイメージ」は、しゃちほこがあるから?派手好きは3位の「結婚式が盛大」というイメージにもつながりますね。2位は「喫茶店が多い」です。ボリュームたっぷりの「モーニング」のイメージが強い様子。名古屋に本社を置く喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」は、いまでは有名になりました。名古屋駅近くの店舗では、よく行列ができています。シロノワールがおいしいんですよね。4位は「食文化が独特」、5位は「食べ物がおいしい」でした。みそカツや小倉トースト、ひつまぶしや手羽先など、「名古屋名物」と呼ばれるものはたくさんあります。それが理由なのか、食べ物のイメージが強いようです。食べてみたいという声のほか、食べてみたらおいしかったという声を聞くと、名古屋出身の私はうれしくなってしまいます。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性512名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】東京のイメージランキング【女性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【女性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日名古屋にどえりゃあ、いきたいがや日本三大都市圏のひとつである名古屋。東京、大阪に比べると、取り上げられることの少ない都市ではありますが、食文化など、個性的なイメージがありませんか?男性の抱く「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋といえば、何を思い浮かべますか?>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き29.0%2位食文化が独特26.6%3位喫茶店が多い25.0%4位結婚式が盛大21.5%5位食べ物がおいしい15.4%■派手好き・「宝石好きが多そう。ファッションにお金を使っている気がする」(26歳/不動産)・「派手な女の人が多い気がする」(29歳/損保・生保/専門職)・「交際費が多そう」(28歳/商社・卸/営業職)・「見えっ張りと聞く」(29歳/ソフトウェア/技術職)■食文化が独特・「何にでも、みそが使われるイメージ」(28歳/その他)・「みそカツやきしめんから、そういうイメージがある」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「小倉トーストなど、特殊な料理がある」(30歳/情報・IT/技術職)■喫茶店が多い・「喫茶店は、サービス争いをしなければいけないほど多い」(28歳/自動車関連/技術職)・「実際に数も多いし、うわさに聞いていたとおり、食べ物のボリュームが多かったのには感動した」(27歳/その他)・「わざわざ『モーニング』を食べに行ったことがある」(25歳/小売店/販売職・サービス系)■結婚式が盛大・「テレビで見てそう思った」(35歳/通信/技術職)・「披露宴を両家、関係者をあわせて、数百人規模で行いそうなイメージ」(32歳/情報・IT/技術職)■食べ物がおいしい・「親子丼、手羽先など、鶏肉料理が最高においしかった」(45歳/アパレル・繊維/専門職)・「出張に行ったときにひつまぶし、名古屋コーチン、みそかつ、そのほか、いろいろ食べた」(30歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)■番外編:これも、名古屋ならでは?・「ピンク色っぽいことを、『ピンくい』と言うらしい」(28歳/その他/クリエイティブ職)・「雨が降っていても、ぬれずにいろいろなところに移動できると聞いたことがある」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「やたら縦ロールの女性が多い。小倉トーストがデフォルト」(32歳/情報・IT/技術職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋嬢」のイメージからか、「女の人が派手」「ファッションにお金を使っている」というイメージがあるよう。4位の「結婚式が派手」にも通じるところがありますね。「友達の嫁入り道具がトラック4台分だった」という話を挙げている人もいました。2位は「食文化が独特」。みそカツやきしめん、小倉トーストにあんかけスパゲッティなど、独特の料理を挙げればキリがありません。生クリームやフルーツがのったスパゲッティを提供する「喫茶マウンテン」も有名ですね。3位は「喫茶店が多い」。たくさんある喫茶店同士の競争から、モーニングサービスが盛りだくさんになったとも。いまや有名になった「モーニング」を食べに、名古屋に行ったという人もいましたね。子どものころ、名古屋に住んでいましたが、休日の朝は家族でモーニングを食べに、喫茶店に行くこともありました。それが独特の文化だということに、上京してから気づいたのでした。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性376名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】東京のイメージランキング【男性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【男性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日リノベるは22日、シェアオフィスを併設したリノベーションのショールーム「リノベる。名古屋」を、名古屋市中区丸の内にある複合ビル「LINC MARUNOUCHI」にオープンする。名古屋初出店となる同ショールームは、住宅のリノベーションを検討するユーザーが、工事後の内装を実物大で見て、触れて、体感することのできる施設。できあがりがイメージしづらい、請負型リノベーションに対するユーザーの不安を解消するため、ビルのワンフロアに、リノベーションされたマンション1戸をそのまま再現するものだ。今回出店する同ビルは、同社が企画・設計・施工を手がけ、一棟まるごとリノベーションを行っている。1Fに飲食店、2Fにリノベーションショールーム、3F・4Fにはシェアオフィスを併設(開業は10月を予定)。8月には、入居を希望するクリエイターに向けた説明会、新しい働き方に関するイベントも行われる。6月22日は、プレス発表会を兼ねたオープニングイベント(予約制)を開催。また、6月24日15:00~16:00 には、初心者向けのリノベーションセミナー「リノベ徹底解剖 入門編」も行われる。申し込みは同社サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日パパママ向けの勉強会名古屋市を中心に保険代理店を展開する「保険サロン」の名古屋植田店が、11月16日火曜日に学資保険勉強会を開催する。子供の成長を喜ぶとともに、学費などに不安を覚える両親も多いのが現実だが、保険サロンによれば、教育資金の準備には3つの種類があるという。これはそれを中心に学んでいこうという勉強会だ。同サロンは以下のように呼びかける。「大きくなったら何になりたい?」無限の可能性とともに成長するこどもたち。はるか先の話のように思える教育資金ですが、確実に貯めるには1ヶ月でも早く貯め始めるのがポイントです!!こんな時代、あなたならどうしますか?地元密着の多彩なイベント参加費は無料で時間は10:30~12:00まで。電話での事前申込みが必要となる。この他にも植田店では、ヨガのインストラクターもしている保育士による「ベビーマッサージセミナー」や、子供とのコミュニケーションを取る「リズム遊び」などのイベントを開催。また同サロン吹上店では、11月20日に「年金〔無料〕相談会」を開催。 地域密着を掲げる店舗だけに、地元に住んでいる方は1度訪ねてみる機会といえるかもしれない。
2010年11月05日