公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローの運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」で名古屋の夜景を紹介する特集ページが公開された。サイトは「冬のNAGOYA、ロマンチックナイト。11月-12月」と題して名古屋各地のライトアップやイルミネーションで美しく飾られるスポットを紹介するもの。コンテンツの内容は、「水の宇宙船」やテレビ塔のライトアップが美しい「オアシス21」、名古屋市街を360度展望できる「名古屋テレビ塔」、展望デッキからテレビ塔や東山スカイタワー、ライトアップされた名古屋城などの夜景を眺めることのできる「ミッドランドスクエアスカイプロムナード」が紹介されている。そのほか、「日本夜景遺産・夜景百選」に認定された「東山スカイタワー」や、名古屋おもてなし武将隊や水辺の案内人によるガイドでクルージングを楽しめ、海上から陸地の夜景を楽しむことが出来る「名古屋港ナイトクルーズ」、さらに地上70mの高さから夜景を見ることができる「スカイストリート」や、ガーデンふ頭つどいの広場で11月21日から12月25日まで開催される「STAR☆LIGHTRevue2012」などの情報が掲載されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日名古屋観光コンベンションビューローは、愛知県名古屋市の魅力をPRする「キラッ都なごやメイツ」を募集中だ。応募締め切りは12月27日(木)。「キラッ都なごやメイツ」は観光キャンペーン、各種イベント、コンベンション誘致、国際交流など幅広い分野で名古屋のPR活動を行う。募集人数は3名。応募資格は、名古屋市内に在住しており、在勤または在学の20歳以上であること。名古屋の観光、コンベンション、国際交流などに関心があり、活動意欲があること。英語などの外国語が得意であること。さらに年間30日程度ビューローの事業などに従事可能であることなど。書類選考の後、2013年1月23日(水)に個別面接を実施して採用を決定する。任期は2013年4月1日~2014年3月31日まで。採用後は制服支給、報酬は業務内容により1日7,500円~15,000円となる。詳細は名古屋コンシェルジュホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローは10月31日、運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」のスマートフォン用サイトを開設した。開設されたサイトはPC用サイトのコンテンツをスマートフォンのような小型画面でも見やすいように画面構成したもの。トップページにはFlashなどの動画が無いのでストレスなく表示される(表示速度は機種や回線の状態、地域により異なる)。さらにPCサイトに飛ぶコンテンツは見出しの横に「PC」と表示されており、利用者に配慮した画面設計だ。タイトルロゴの下には「見る・遊ぶ」、「食べる」、「イベント」、「お土産・買う」、「泊まる」、「新着情報」のメインメニューがスマートフォンで操作、表示しやすいよう、大き目のアイコンで縦2列に並ぶ。コンテンツは「ピックアップイベント」、「なごやガイド」、「新着情報」、「特集記事」のほか、「なごや今昔紀行」、「キテ!観て!名古屋」などのコンテンツが縦1列に表示されて見やすいものとなっている。コンテンツの内容を一部紹介すると、名古屋市内の主要16カ所の公園をめぐる「なごやの公園スタンプラリー」や、アートとデザインをポイントに観光する「あいち・NAGOYAアーツ&デザインツアー」など、楽しげなイベントが画像を含め視覚的にわかりやすく表示されている。サイトの詳細は名古屋コンシェルジュスマートフォンサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日名古屋キャンピングカーフェア実行委員会と日本RV協会は27日~28日、「名古屋キャンピングカーフェア2012 Autumn」を開催する。春と秋の年2回開催しているこのフェアは、キャンピングカーやトラベルトレーラーなど、アウトドアで楽しめるクルマ100台以上を展示するイベント。ほとんどの展示車両は実際に室内を見学できる。会場では、小学生以下が無料で入場できるアトラクションなど数々のイベントを用意。アウトドア料理で活躍する鉄鍋「タッチオーブン」を使ったクッキングコーナーでは、料理人が目の前でアウトドア料理を披露し、完成後は来場者に無料で振る舞われるという。28日には石井明美のライブも実施。また会場となるポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)では、同日のイベントとして「ドッグショー」も開催される。開催日時は10月27日、28日10時~17時。入場料は大人前売り800円(当日1,000円)、小学生以下入場無料。詳細は「名古屋キャンピングカーフェア2012」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月17日江戸コン実行委員会は11月10日、江戸コンの名古屋版「尾張コンin名古屋」を開催する。江戸コンは、街コン参加者の悩みの一つである「話したい人と話せない」という問題を解消するため、立食形式のフリースタイル店舗を数多くそろえた街コンシリーズ。これまでに渋谷、表参道、立川、池袋、川越で開催され、現在までのトータル参加者は2,000人を超えている。「尾張コンin名古屋」では、立食店舗のほか着席型店舗も出店。好きなスタイルの店舗を選べ、話したい異性と楽しく話せるスタイルを確立させている。開催日は11月10日14時~17時。参加人数は男女150人ずつで、参加費は男性5,900円、女性3,900円。20歳以上の男女、同性2名での参加が基本だが、3名での参加も可能となっている。詳細及び参加申し込みは「尾張コンin名古屋」公式ページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日ある晩、筆者は久しぶりに会った友達と名古屋市栄の繁華街で飲んでいた。飲み会に金を使うと奥さんに叱られるという友のため、男2人で飲み放題の店に入りしこたま発泡酒を飲んでいい気分の千鳥足。その時である、金ピカの変なポストが目の前にこつぜんと現れたのだ。「なんだこれ?」。そこにあったのは、確かに郵便ポスト。それも全身を黄金色に染めた「金ピカポスト」だ。ポストの上には、お殿様とおぼしき「小さなお兄さん」フィギュアまで取り付けられていた。まじまじとみると、ちゃんとした作りである。細面の貴公子。手には長いキセルを持ち、牛に乗っている。これを聞いて名古屋という地名から一瞬で「もしや」と思う人は、相当な歴史オタクにちがいない!正式名は、開運「ポスト宗春(むねはる)」。なんと公式サイトまで存在していた。やっぱり彼か、徳川宗春なのかと思った筆者は生粋の名古屋っ子。金色は大方の予想通り、名古屋城の金シャチから来ているようだ。2010年11月21日に完成したそうだから、もう2年近くこの栄に鎮座されているのだ。全国のみなさんに解説しよう。宗春というのは尾張藩(今でいう愛知県の左半分)の7代目藩主、徳川宗春(1696~1739)のことだ。彼の時代の江戸幕府の将軍は、かの質素倹約の鬼、徳川吉宗である。国の財政悪化に悩んだ吉宗が断行した政策が、ご存じ江戸三大改革の一つ「享保の改革」だ。倹約を前面に押し出した緊縮財政で、ぜいたく行為はもちろん、歌や芝居といった伝統芸能にも規制をかけ、庶民の楽しみもコントロールした。国のトップである将軍の出した方向性である。当然、全国の諸大名もその流れに追従する中で、たった1人、公然と彼に対して反旗を翻したのが、この徳川宗春だったのである。宗春は尾張藩内で、吉宗の意とは真逆の積極経済政策を取った。この2人の哲学の違い、今でいうならば「財政規律派」と「積極財政派」の違いといえるのかもしれない。古くからの祭りや芸能を手厚く保護し、女性や子供が夜遅く街を自由に歩けるためにと、なんと尾張の町に数多くのちょうちんまで掲げさせたという宗春。その開放政策は、当然、商人や庶民に支持された。結果、日本では愛知県(当時の尾張藩)にだけヒトとカネが集まり、華やかな一時代を築いたという。当時は京都・江戸・大坂の三大都市をしのぐ繁栄ぶりで「名古屋の繁華に興(京)がさめた」とまで言われたらしい。当然、突如現れたインドのマハラジャのような宗春のパフォーマンスを、江戸の吉宗が黙っておくはずがない。吉宗は使者を通じて再三にわたり、スタイルを改めるように迫ったという。しかし、宗春はあらゆる言葉を使い、これまた徹底的に反論したのである。だが、この開放政策も終わりをつげる。開放し過ぎたゆえに風紀が乱れ、加えて藩の借金増といった宗春財政のマイナス面が噴出するようになる。それを待ち構えていたかのような江戸幕府一派の後押しもあったのかもしれない。クーデターが突発して、宗春は元文4年(1739)に44歳の若さで失脚して蟄居(ちっきょ)謹慎を命じられた。これにより、「尾張の開放政策」は最期を迎えた。現代人の彼に対する評価は様々だ。批判する者も多いが、支持派はインテリ、庶民を問わない模様。それは単純に、「あの将軍・吉宗にたてつき、名古屋を盛り上げたリーダー」という理由だけではない。当時にしては珍しい、日本人らしからぬ大胆な統治スタイルに支持が集まっているのだ。例えば、政治家だけでグループを作ることなく、力のある商人との対話を積極的に行い、地域を活性化したこと。はたまた、市場や祭りといったコミュニティーを手厚く保護する一方、当時の日本にまだ多かった、人道に反するような祭りや刑法は規制したこと……。宗春を慕う者は今も多い。このポストを作成したNPO法人「宗春ロマン隊」もその一つだろう。「徳川宗春公を愛し、元気な名古屋を創る」をモットーとする「宗春ロマン隊」。もともとは、戦争中に破損した宗春の墓碑の修復運動をしていたというから驚きだ。いかに宗春が愛されているかがよく分かる。その墓碑修復運動も2010年に完結し、次なる目標として、「宗春を世に知らしめること」を掲げたらしい。ここが名古屋の歴史好きの面白いところ。マニアが集まって過去の歴史上の出来事や人物の様々について語り合い、盛り上がることに終始しない。その良さを、今の社会や地域のコミュニティー作りに積極的に取り込んでいくのだ。「不景気ゆえの日本全体を脅かしている閉塞(へいそく)感を打破したい」。ド派手金ピカ宗春ポストには、そんな気持ちが込められているのかもしれない。今の時代に「宗春」をもってきたというのは、実に名古屋らしいアジテーションで面白い。が、まだまだ寂しいのは、このポスト、栄に“一体だけ”ということだ。一体だけじゃいくらなんでも目立たないのでは?名古屋中のポストをすべて宗春ポストに変えるくらいのことをやってのけないと!そうすれば、観光客のみなさんは、宗春ポストの悪趣味なデザインに驚き、同時に「名古屋らしいなあ」とニンマリしてその哲学を理解されると思うのだが。●information ポスト宗春(設置場所)名古屋市中区錦三丁目22-10 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月12日名古屋生まれの「名古屋メシ」といえば、庶民派なら手羽先、ぜいたく派なら「ひつまぶし」だろう。中でも名古屋市熱田区の蓬莱軒(ほうらいけん)は、ひつまぶしの老舗として名古屋めしピラミッドの頂点に君臨する名店だ。その人気と味のヒミツを探るべく、名物おかみに直撃してみた。「お待ちしておりました」と仲居さんの声が響く。熱田神宮にほど近い蓬莱軒の本店は、来客がひっきりなしだ。奥座敷に案内されると窓からはしゃれた庭園が見え、まるで接待を受けている重役気分になる。ちなみに「ひつまぶし」は、蓬莱軒の登録商標だという。名古屋名物として名高いひつまぶしだが、実は名古屋人もそれほど日常的に食べている訳ではない。その理由は単純で、ごちそうだからだ。食べ慣れているようなやからは、相当な金持ちに違いない。ゆえに、一庶民の筆者としてはテンションがマックスに上がっている。というか、どこからともなくうなぎを焼き上げる香ばしいにおいが漂ってくる時点で、アドレナリンが飽和状態だ。く、食いてぇ…。うなぎ!程なくして、おかみが登場。いよっ、待ってました!「いらっしゃいませ」と満面の笑みをみせてくれた5代目おかみの鈴木詔子さんは、2年前に亡くなった先代おかみの一人娘だ。落ち着きの佇(たたず)まいに、おかみの風格が漂っている。メディアに頻繁に登場して笑顔を振りまいていた先代に負けず劣らずの有名人で、客に記念写真をせがまれることも珍しくない。ひつまぶしはお櫃(ひつ)に盛られたご飯の上に、細かく刻まれたうなぎが載った独特の丼だ。最初はそのまま、次に薬味をかけていただき、最後はお茶漬けで〆る。この「味の三変化」こそ、ひつまぶし最大の特長だ。飢餓状態は頂点に達しているが、これは取材だと自分に言い聞かせる。まずは、そのいわれをおかみに伺おうではないか。「ひつまぶしの由来を教えてください」。おそらく百万回は投げかけられたであろうこの質問。おかみは嫌な顔ひとつせず、「このかいわいは江戸時代、東海道五十三次の「宮宿」があり、人の往来でにぎやかだった」と話し始めた。当時は木曽川で天然うなぎがよく捕れ、「弥次喜多の物語にも“名物が蒲焼とかしわ”と書かれています」とのこと。蓬莱軒がここ宮宿近くに店を構えたのが明治6年(1873)。うな丼の出前注文が多く、明治中期にアイデアマンの店主が大きなお櫃に人数分をドン!と盛って出前したのが、そもそもの始まりだそうだ。ちなみに器をお櫃にしたのは、「瀬戸物だと出前でよく割れるから」。うなぎを細かく刻んだのは、「うなぎばかり先に食べられて、ご飯が残ってしまうことがあったから」だとか。なるほど~。確かに細かく刻んでご飯に混ぜ込めば、どこを食べてもうなぎとご飯の割合は一緒になる。こうして誕生したひつまぶしだが、さらに次のステップがあった。地元・名古屋人も誤解しているが、蓬莱軒はうなぎの専門屋ではなく、実は割烹料亭なのだ。会席料理の〆に、サラサラっとお茶漬けでも食べたい。そんな客のリクエストがうなぎと結び付き、うなぎ茶漬けの発想が生まれたという。さあ、いよいよ実食だ!せっかくなので今回は、おかみに「正式なひつまぶしの食し方」を実演していただいた。まず、お櫃のご飯をしゃもじで四等分する。こうすることで、お櫃のご飯を茶わんにきれいに移すことができるのだ。なんとも上品な!しゃもじをご飯に立てると、ホカホカの湯気がふわっと立ち、蒲焼きの香ばしさが鼻孔をくすぐる。た、たまらん~。「はい、どうぞ」と茶わんを差し出される。ひと口ほおばると、うなぎの皮はパリっ、身はふわっとした絶妙の焼き加減。感動的だ。関西風の直焼きならではの食感!しかも備長炭でじっくりと焼き上げている。老舗ならではの長年継ぎ足されたタレは、名古屋人好みの程よい濃厚さ。何よりコクがハンパない。このように、うなぎ本来のおいしさをストレートに味わうのが1杯目だ。「う、うまい」と、心のなかで呟(つぶや)き、かみしめるように食べる内、あっという間に茶わんは空に。そして2杯目。おかみはこれまた上品な箸さばきで薬味を盛ってくれた。まずはネギ、次にノリ、そしてワサビの順。タレの濃厚さでやや重くなっていた舌が、あら不思議。薬味でスッキリし、さらにガッツリ食が進む。時折、ツーンとくるワサビのアクセントは、ステキだとしかいいようがない。と、ここでいよいよ3杯目のお茶漬けに突入。薬味の上にかけるのは、実はお茶ではなく「だし」。うなぎの臭みを消し、タレの濃厚さをやさしく受け止めて新しい味わいに変貌させてくれる。サラサラっと口の中に流しこむと、今までにないふくよかな風味が口いっぱいに広がる…。これを至福と言わずして何と言おう。ひつまぶしを大満喫しておかみと談笑タイム。蓬莱軒には東京進出の誘いがひっきりなしに来るも、「味を守るほうが大事」と、興味は全くない様子。「名古屋の3店だけで精一杯」と話してくれた。備長炭の炭火焼は熟練を要し、まさに「焼きは一生」だという。「空襲のときはタレと位牌(いはい)だけを持って逃げた」という創業時からの秘伝のタレは、どんな災害が起こっても途絶えないよう分散保存しているとか。「伝統を守るというのはそういうことなんです」と、おかみ。ちくしょう、泣かせやがる。人類滅亡前の最後の晩餐は、蓬莱軒のひつまぶしに決まったぜ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日古くはきしめん、新しくは手羽先やあんかけスパゲティなど、ある意味キワモノ扱いだった名古屋のローカルフードが、「名古屋めし」として全国に認知されつつある。しかし、まだまだ全国的には無名な名古屋めしもある。結論から言うと、それは「スイーツ」だ。名古屋は城下町だけあって、もともと茶の湯が盛んな町。そんなバックボーンから、今もスイーツ好きが多い。加えて、八丁みそやたまりじょうゆが象徴するように、名古屋の味は総じて「濃い」ものが多く、辛いモノは辛く、甘いモノは甘い。スイーツもその例に漏れず、独特かつ強烈な進化を遂げている。その代表的な存在が「小倉トースト」だ。その名の通り、トーストの上に小倉あんがドッサリ乗っかっているトースト、名古屋の喫茶店では定番中の定番メニューだ。店にもよるが、ポイントはこんがり焼いた食パンの上に、先にバターやマーガリンを塗っておくこと。そして、あんは、こしあんではなく粒タイプの小倉あんだということ。パンのサクサク感とバターの風味、そこに小倉あんならではのツブツブ感と甘さが加味される。くぅー、インパクト大である。小倉トーストのおともには、濃い目のコーヒーがオススメだ。この小倉トーストの軽食版が、パスコ(敷島製パン)から出ている「小倉&ネオマーガリン」だ。売れているのは圧倒的に名古屋だが、全国展開されている。ちなみに敷島製パンの本社は名古屋。なるほどネ。え?小倉トーストはもう全国区の名古屋めしだって?そういえば最近は名古屋生まれのコメダ珈琲店が日本中に店を出そうとしているし、コメダなら普通に食べられる。では切り口を変えよう。スイーツの次のキーワードはずばり「生」だ。いまちまたで人気の「とろなまドーナツ」。これは2010年、愛知県で生まれたスイーツだ。さらに生とは少し違うが、「なめらかプリン」も愛知県で生まれた。このように、ナゴヤ人はなぜか「生」に目がない。しかしこれらは実は新参者だ。ひところ「ぬれせんべい」が話題になったが、名古屋スイーツの原点をご紹介しよう。名古屋にはその名も 「生せんべい」という唯一無二の存在があるのだ。この伝説的ご当地スイーツの歴史は、戦国時代にまでさかのぼることができるという。戦に負けて敗走中の徳川家康が、あまりの空腹に耐え切れず、百姓家の庭先に干してあった生のせんべいを焼かずに食べたことから、生せんべいは生まれたそうだ。事実とすれば、約450年もの歴史があることになる。「元祖・生スイーツ」として、もっとブレイクしてもいいのだが…。ところで、名古屋名物の先輩・ういろうの原点に立ち返ろう。それは「おみやげスイーツ」だ。日本全国で作られているういろうが、何故に名古屋名物となったか。それは、東海道新幹線が開通した際、車内販売を許されたからだ。新幹線の乗客は旅の思い出にういろうを買い求め、いつしか名古屋名物として認知されるようになった。名古屋駅の構内ある土産物屋に足を運べば、数々の新しい「名古屋みやげ」がしのぎを削っている。その中でもひときわ光り輝いていた存在が、「シャチボン」だ。「金のシャチホコ」をシュークリーム風に再現したユニークさはもちろん、一つひとつ手作りだけあって同じものはふたつとない。また、どことなくダサかわいいインパクトが絶大で、カルト的な人気を誇っていた。しかし、このシャチボン、残念なことに2011年2月末をもって販売を中止してしまったのだ!今も残る公式ウェブサイトには「シャチボンの休養宣言」と題した名残惜しさのにじむコメントが記されている。「中止」ではなく「休養」という言い回しに、将来のわずかな復活を賭けているファンも少なくない。ところが一方で、名古屋駅には着々とポスト・シャチボンが育っていた。それが、愛知県産名古屋コーチンの卵を使用したというひよこプリン「ぴよりん」だ。なんでも、女性パティシエ考案だそうで、2012年2月に開催された平成23年度優良食品中央コンクールでは、「新製品開発部門農林水産省食料産業 局長賞」を受賞したという。確かにかわいい。キュート。あの銘菓「ひよこ」と同じく「どこから食べるのが残酷でないか」という問題が発生しそうだが、女性や子どもはもらって100パーセント喜ぶスイーツだろう。時には愛知県西尾産抹茶を使った「抹茶ぴよりん」など季節限定モノも発売するなど、着実に発言力を付けてきている。発売1周年にして累計販売は10万個を突破したそうだ。しかし、シャチボンほど直球な「ナゴヤ臭」を感じさせないのが、残念なところだ。果たして、ピヨリンはポスト・シャチボンとしてブレイクするのか!?今後の展開が気になるところだが、さらに気になることが判明した。それは、製造元がジェイアール東海フードサービスと、シャチボンと同じ製造元だったのだ。ということは、シャチボンを強制引退させ、大型新人にその座を譲らせたということか?とすると、このままぴよりんの快進撃は続くのか、シャチボンの復活はあるのか。はたまた、第3の勢力が台頭するのか?名古屋スイーツから当分目が離せないだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日「名古屋人は見えっ張り」。そんな通説を裏付ける好例が、名古屋のド派手結婚式にまつわるエピソードだ。「名古屋で娘が3人いたら家が傾く」「嫁をもらうなら名古屋から」。かつてはこんな言葉がよく使われたものだ。いかに娘を華やかに送り出したか、嫁親の見えっ張り感情が名古屋の結婚式事情には色濃く反映されていたのだ。今回は、そんな名古屋の結婚式ならではのユニークな文化をご紹介しつつ「今と昔」の違いをレポートしよう。結婚式当日、新婦が結婚式場にたつその前に、家の2階などから、枕くらいの大きさのお菓子の袋詰めが大量にバラまかれる。これを目当てに、集まった近所の人たち(おばあちゃんから子どもまで)が壮絶な争奪戦を繰り広げるのが「菓子まき」だ。最近は結婚式の余興として結構な人気のようで、厳かに結婚式が挙行された後、参列者は結婚式場の中庭に出るよううながされる。そこから建物の2階を見上げると、新郎新婦が窓から顔を出し、レッツ盛大な菓子まきを始めるのだ。さっきまでの挙式の厳かさはどこへやら「こっちゃー!」「ウチの子どもがまだ取っとらんー!」叫び声が響きわたる。デパートのバーゲンに群がるおばちゃんを上回る迫力である。このブライダル用菓子は、名古屋市西区明道町にある「明道町 菓子問屋街」と呼ばれているエリアで入手することができる。今も昔も、多くの問屋の看板に「嫁入菓子」と赤々とペイントされているのも、名古屋ならではだろう。名古屋の嫁入りで、ステータスを決定付ける最も大きな要素、それは嫁入り道具だ。かわいい娘の輿(こし)入れに、いかに豪華な婚礼家具を用意できるか。それをまたご近所さんにいかに派手に見せびらかすか。ここに全てを賭けるのが、名古屋嫁入りの醍醐味(だいごみ)である。東京の人が見たら爆笑ものだろう。象徴するアイテムとは、トラックの荷台に嫁入り道具を満載にして町を疾走する「嫁入りトラック」である。荷台に満載の婚礼家具を紅白の帯で結び、新居へ向かうトラック。ただし、家具店から新居にではないのだ。家具は一度、家具店から新婦方の家に運ばれ、そこで身内やご近所を対象にした「内覧会」が行われるのだ。たんまりと「立派な家具だがね~」「あんた、ええねぇ~」と褒めまくってもらい、よし!上機嫌で新居へと向かうというわけだ。ちなみにこの嫁入りトラック、運転のバックは「出戻り」に通じて縁起が悪いというジンクスがあり、決してバックをしてはいけないと決まりまである。かつては荷台がガラス張りになって中がよく見える「寿トラック」や、嫁入り道具のレンタル業者まで存在していたという。名古屋人の見えっ張り根性は尋常ではない。しかし、時代は変わった。ここまで派手に書いておいてなんだが、こういった名古屋の嫁入り文化は、近年、確実に縮小傾向にある。地元の主婦たちに尋ねてみても、嫁入りトラックはここ数年、目にしていないという。「若い世代は、私たちジイチャンバアチャンに比べて”近所付き合い”なんて全くしないでしょ。内覧会をして嫁入り道具を見せびらかすような近所友達が、そもそもいないでしょう」。そう語る近所のご婦人たち。なるほどと思う反面、寂しい現実であるとも感じる。結婚式の引き出物もそう。ひと昔前は名古屋の披露宴に出ると、両手に袋パンパンの引き出物をいただいた。どう考えても使えないような重い皿やつぼまであった。しかし、近年はA4サイズのカタログギフトが幅を利かせているようだ。「結婚式だけじゃないでしょ。料理でも家づくりでも何でもそう。派手なものをきちんとやると、手がかかるのよ。金も時間もかかるし、たくさんの人が参加すれば、当然、気を使う。だから今の世の中、なるべく人間関係を拡大せず、身内だけでこぢんまりして、つましく、省エネルギーで無駄も無くして引き締めたいのよ」。オールド主婦たちはそう語るがしかし、全国一斉に、皆が皆その方向に走ってしまうと不景気に拍車がかかるだけじゃないのか?人生に何度もない大イベント結婚式くらいドカーンと一発!他県の人に非常識だの悪趣味だのと言われてもいいじゃないか。ド派手な結婚式文化を名古屋くらいは若者が継承していくのも、日本全体を明るくするために必要なことだと思うのだが……。みなさんはどう思うだろうか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日名古屋駅桜通口正面に位置し、そのインパクトある名称と看板で知られている大名古屋ビルヂング。名古屋の玄関口に立っていることもあり、他のエリアから訪れる観光客の話題となることも多かった同ビルだが、老朽化にともないこの9月に閉館することとなった。大名古屋ビルヂングの情報現在、大名古屋ビルヂングではそれを記念した写真展「閉館記念写真展」が開催中。1962年の竣工からの50年を、100点以上の写真パネルで振り返ろうという写真展だ。展示会は9月23日(日)まで同ビルの1階にて開催中。入場は無料となっている。なお、大名古屋ビルヂングは建て替え計画がすでに発表されており、隣接していた「ロイヤルパークイン名古屋」の跡地も使い地上34階・地下4階の新ビルの建設が決定している。2012年度着工、2015年度に竣工する予定だ。
2012年08月31日三陽商会は10月13日、セレクトショップ「エポカ ザ ショップ名古屋」を10月13日に名古屋駅にある商業施設「ミッドランド スクエア」の3階に新規オープンする。「エポカ ザ ショップ」は、1997年にオープンして以来、全国に7店舗を展開。エポカのスタイリッシュな世界観はそのままに、世界中からセレクトされたエレガントでフェミニンなアイテムを取りそろえる。このほど、「ミッドランド スクエア」の上質なライフスタイルを提案するという考えと、「エポカ ザ ショップ」の上質なファッションを届けたいという思いが一致し、新たなショップをオープンすることを決定した。新ショップは従来の店舗にはないイタリアのモダンな邸宅をイメージ。店内には初となる「ギフトコーナー」を設置し、洗練された内装で、大人の女性がゆったりと買い物を楽しめる空間になるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、同園で35年ぶりに誕生したライオンの赤ちゃん(2頭)の一般公開を開始した。今回公開する赤ちゃんは、6月18日生まれの2頭で性別は不明。出生時の体の大きさは推定で体長30cm程度、体重は1~2kg程度。現在では体長50cm程度、体重4~5kg程度まで成長している。幼獣期は、体に暗色斑(バラ斑)があり、成長に伴い消失する。2頭とも経過は順調で、最近では寝室内を活発に歩き回るようになったという。公開は、動物園本園「ライオン舎屋内観覧室」にて。動物の体調により公開を中止することがあり、照明、フラッシュ、ストロボ撮影は禁止となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、暑い名古屋の夏を涼しくすごさせるために、毎年この時期にホッキョクグマに氷を与えている。飼育員が60リットル程度の容器で、リンゴなどの果物やホッケ(魚)を入れた氷の塊を作り、ホッキョクグマに与える。ホッキョクグマは、氷を抱きかかえたり少しずつかじったりしながら、その冷たさを楽しむように遊ぶ。本年度も、8月の毎週日曜日14:00より、「ホッキョクグマ舎」にて実施。氷は運動場に設置するため、一般来園者も観覧できる。見ることで、来園者も涼を感じられるこの行事、ぜひ足を運んでみては。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では7月25日、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんが生まれたのは、同園の「自然動物館」夜行性動物コーナー。動物園飼育第二係の安藤和典氏は、「とてもかわいい赤ちゃんなので、ぜひ覗きに来てくださいね」と話している。ただし、「お母さんのおなかで隠れてしまっていることもあるので、ご覧いただけないときもあります。その際は残念ですがご了承ください」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋嬢だけではありません仕事や観光など、名古屋に行ったことがあるという人は多いのでは?行ったことがない人も、テレビや雑誌などで見て、さまざまなイメージを持っていると思います。今回は、女性の思う「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋の皆さん、あくまで「イメージ」ですからね。>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き45.3%2位喫茶店が多い34.4%3位結婚式が盛大29.1%4位食文化が独特26.2%5位食べ物がおいしい18.4%■派手好き・「名古屋巻きをした名古屋嬢のイメージ」(25歳/医療・福祉/専門職)・「なんとなく、ゴールドが好きなイメージ」(32歳/その他)・「ヒョウ柄のイメージ」(28歳/商社・卸/専門職)・「服装から生活スタイルまで派手そう」(29歳/小売店/専門職)■喫茶店が多い・「喫茶店が多く、モーニングが充実している」(24歳/医療・福祉/専門職)・「テレビでよく紹介されているので」(30歳/金属・化学・鉄鋼/技術職)・「名古屋で喫茶店に入ったら、コーヒーに小さなクッキーがついてきてビックリしたが、あちらではそういうサービスが多いらしい」(44歳/建設・土木/専門職)■結婚式が盛大・「テレビで特集しているのを見て、名古屋の人は大変だなぁと思った」(46歳/その他)・「前にテレビで、結婚式に一番お金をかけるのは名古屋だといっていたから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「お金がほかの地域に比べてかかると聞いたので」(25歳/その他)■食文化が独特・「小倉サンドや、ひつまぶしやてんむすなど、変わっているけど美味しいものが多い」(40歳/ソフトウェア/技術職)・「あんかけスパゲッティなど、変わったものがあるから」(24歳/金融・証券/専門職)・「名古屋出身ですが、ほかの地域の人からよくこう言われるから」(28歳/自動車関連/技術職)■食べ物がおいしい・「ひつまぶしや手羽先など、食べ物がおいしいイメージが強い」(25歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「名物がいろいろ浮かんでくるから」(25歳/金融・証券/専門職)■番外編:方言がきつい美男美女?・「関西弁より聞きなれないので、きつく聞こえる」(24歳/情報・IT/専門職)・「キレイ系が多いと思う」(23歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋巻き」をした「名古屋嬢」が歩いている、というイメージでしょうか。「ゴールドが好きなイメージ」は、しゃちほこがあるから?派手好きは3位の「結婚式が盛大」というイメージにもつながりますね。2位は「喫茶店が多い」です。ボリュームたっぷりの「モーニング」のイメージが強い様子。名古屋に本社を置く喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」は、いまでは有名になりました。名古屋駅近くの店舗では、よく行列ができています。シロノワールがおいしいんですよね。4位は「食文化が独特」、5位は「食べ物がおいしい」でした。みそカツや小倉トースト、ひつまぶしや手羽先など、「名古屋名物」と呼ばれるものはたくさんあります。それが理由なのか、食べ物のイメージが強いようです。食べてみたいという声のほか、食べてみたらおいしかったという声を聞くと、名古屋出身の私はうれしくなってしまいます。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性512名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】東京のイメージランキング【女性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【女性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日名古屋にどえりゃあ、いきたいがや日本三大都市圏のひとつである名古屋。東京、大阪に比べると、取り上げられることの少ない都市ではありますが、食文化など、個性的なイメージがありませんか?男性の抱く「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋といえば、何を思い浮かべますか?>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き29.0%2位食文化が独特26.6%3位喫茶店が多い25.0%4位結婚式が盛大21.5%5位食べ物がおいしい15.4%■派手好き・「宝石好きが多そう。ファッションにお金を使っている気がする」(26歳/不動産)・「派手な女の人が多い気がする」(29歳/損保・生保/専門職)・「交際費が多そう」(28歳/商社・卸/営業職)・「見えっ張りと聞く」(29歳/ソフトウェア/技術職)■食文化が独特・「何にでも、みそが使われるイメージ」(28歳/その他)・「みそカツやきしめんから、そういうイメージがある」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「小倉トーストなど、特殊な料理がある」(30歳/情報・IT/技術職)■喫茶店が多い・「喫茶店は、サービス争いをしなければいけないほど多い」(28歳/自動車関連/技術職)・「実際に数も多いし、うわさに聞いていたとおり、食べ物のボリュームが多かったのには感動した」(27歳/その他)・「わざわざ『モーニング』を食べに行ったことがある」(25歳/小売店/販売職・サービス系)■結婚式が盛大・「テレビで見てそう思った」(35歳/通信/技術職)・「披露宴を両家、関係者をあわせて、数百人規模で行いそうなイメージ」(32歳/情報・IT/技術職)■食べ物がおいしい・「親子丼、手羽先など、鶏肉料理が最高においしかった」(45歳/アパレル・繊維/専門職)・「出張に行ったときにひつまぶし、名古屋コーチン、みそかつ、そのほか、いろいろ食べた」(30歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)■番外編:これも、名古屋ならでは?・「ピンク色っぽいことを、『ピンくい』と言うらしい」(28歳/その他/クリエイティブ職)・「雨が降っていても、ぬれずにいろいろなところに移動できると聞いたことがある」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「やたら縦ロールの女性が多い。小倉トーストがデフォルト」(32歳/情報・IT/技術職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋嬢」のイメージからか、「女の人が派手」「ファッションにお金を使っている」というイメージがあるよう。4位の「結婚式が派手」にも通じるところがありますね。「友達の嫁入り道具がトラック4台分だった」という話を挙げている人もいました。2位は「食文化が独特」。みそカツやきしめん、小倉トーストにあんかけスパゲッティなど、独特の料理を挙げればキリがありません。生クリームやフルーツがのったスパゲッティを提供する「喫茶マウンテン」も有名ですね。3位は「喫茶店が多い」。たくさんある喫茶店同士の競争から、モーニングサービスが盛りだくさんになったとも。いまや有名になった「モーニング」を食べに、名古屋に行ったという人もいましたね。子どものころ、名古屋に住んでいましたが、休日の朝は家族でモーニングを食べに、喫茶店に行くこともありました。それが独特の文化だということに、上京してから気づいたのでした。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性376名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】東京のイメージランキング【男性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【男性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日リノベるは22日、シェアオフィスを併設したリノベーションのショールーム「リノベる。名古屋」を、名古屋市中区丸の内にある複合ビル「LINC MARUNOUCHI」にオープンする。名古屋初出店となる同ショールームは、住宅のリノベーションを検討するユーザーが、工事後の内装を実物大で見て、触れて、体感することのできる施設。できあがりがイメージしづらい、請負型リノベーションに対するユーザーの不安を解消するため、ビルのワンフロアに、リノベーションされたマンション1戸をそのまま再現するものだ。今回出店する同ビルは、同社が企画・設計・施工を手がけ、一棟まるごとリノベーションを行っている。1Fに飲食店、2Fにリノベーションショールーム、3F・4Fにはシェアオフィスを併設(開業は10月を予定)。8月には、入居を希望するクリエイターに向けた説明会、新しい働き方に関するイベントも行われる。6月22日は、プレス発表会を兼ねたオープニングイベント(予約制)を開催。また、6月24日15:00~16:00 には、初心者向けのリノベーションセミナー「リノベ徹底解剖 入門編」も行われる。申し込みは同社サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日社団法人日本舟艇工業会中部支部は、愛知県名古屋市のポートメッセ名古屋において中部地区最大級のボートショー「2012名古屋ボートショー」を開催することを発表した。開催は4月21日・22日の2日間。出展者数は30。入場無料。「2012名古屋ボートショー」では、国内外のメーカーやインポーターが、プレジャーボートやスモールボートを発表するほか、水上オートバイメーカーも2012年ニューモデルを発表する。また、日本・ボート・オブ・ザ・イヤー2011の受賞モデルも多数出展されるという。そのほか、トレーラー、航海計器の展示や、マリン用品即売会も実施。マリーナ・ボート免許についてのブースも設けられているとのこと。同ボートショーは、4月21日・22日にポートメッセ名古屋 第3展示場で開催。開催時間は10時~17時。入場無料。主な出展者は、ボート部門では、アインスAリゾート、スズキ、トーハツ、トヨタ自動車、日産、ヤマハ発動機、ヤンマー、スモールボート部門では、ジョイクラフト、アキレス、オーパ・クラフトなど。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日パンとお菓子のレシピ投稿サイト「キッチン」では、料理家の中川たまさんの特集がスタートした。季節の野菜やフルーツの素材を活かしたレシピを提案している、料理家の中川たまさん。さまざまなハーブが育つ広い庭のあるご自宅に伺い、食へのこだわりと、今おすすめのスイーツレシピを教えていただいた。今回中川さんがご提案してくれたのは、「桃とトマトのビネガーコンポートとグラニテ」と「黒糖寒天とパイナップルのジンジャーマリネ」のレシピ。まだまだ続きそうな蒸し暑い日には、こんなひんやりデザートはいかがだろうか。 中川たまさんのすてきな暮らし方、オリジナルのデザートレシピはこちら!「キッチン」中川たまさんインタビューへ ≫ 【お知らせ】 中川たまさん イベント情報 日常展日時:2011年8月27日(土)~9月4日(日) 営業日:木・金・土・日 11:00~17:00場所:12月(じゅうにつき) 横浜市青葉区鉄町1265 5周年展 日時:2011年9月9日(金)~17日(木)営業日:金・土 13:00~17:00場所:aterier303 横浜市中区北仲通4-49万国ビル303 取材/キッチン編集部
2011年09月05日「古き良き遊びごころ」をコンセプトに、手紡ぎ手織り麻をベースとした商品を展開している和の生活雑貨ブランド“遊 中川”。その商品を、ものづくりの産地に焦点をあてて品揃えしているのが“遊 中川 日本市”というお店だ。ecute東京店に続き、この“遊 中川 日本市”2号店目となる“遊 中川 日本市 羽田空港第2ターミナル店”が、7月24日(日)にオープンとなる。オープンを記念し、“日本市”のオリジナルロゴを配した「遊 中川 日本市 オリジナルエコバッグ」が同日より発売。また、オープニングキャンペーンとして、オープン当日より7月31日(日)までの期間に税込5,250円以上お買い上げのお客様に、奈良特産の蚊帳生地を用いた「花ふきん」がプレゼントされる。 「都会に出て自分の地元のモノを見ると、とても懐かしい気持ちになります。自分の地元の産業が日本一であったり、特別なものだったりと、その歴史を知ることでちょっと誇らしく胸をはった気持ちになってほしい。そして、日本の産業・工芸に興味を持っていただきたい。そんな思いで店づくりをしています」という、“遊 中川 日本市”の店舗コンセプト。日本の古き良き習慣を、現代の暮らしに取り入れるヒントを探しにお出かけしてみては?遊 中川 日本市 羽田空港第2ターミナル店東京都大田区羽田空港3丁目4番2号 羽田空港第2ターミナルビル駅地下1階営業時間:8:00~20:00TEL:03-3747-0460 取材/おうちスタイル編集部
2011年07月20日パパママ向けの勉強会名古屋市を中心に保険代理店を展開する「保険サロン」の名古屋植田店が、11月16日火曜日に学資保険勉強会を開催する。子供の成長を喜ぶとともに、学費などに不安を覚える両親も多いのが現実だが、保険サロンによれば、教育資金の準備には3つの種類があるという。これはそれを中心に学んでいこうという勉強会だ。同サロンは以下のように呼びかける。「大きくなったら何になりたい?」無限の可能性とともに成長するこどもたち。はるか先の話のように思える教育資金ですが、確実に貯めるには1ヶ月でも早く貯め始めるのがポイントです!!こんな時代、あなたならどうしますか?地元密着の多彩なイベント参加費は無料で時間は10:30~12:00まで。電話での事前申込みが必要となる。この他にも植田店では、ヨガのインストラクターもしている保育士による「ベビーマッサージセミナー」や、子供とのコミュニケーションを取る「リズム遊び」などのイベントを開催。また同サロン吹上店では、11月20日に「年金〔無料〕相談会」を開催。 地域密着を掲げる店舗だけに、地元に住んでいる方は1度訪ねてみる機会といえるかもしれない。
2010年11月05日