テクトロニクス社は1月21日、最新のUSB規格に対する設計検証を素早く実行し、最小のコストで製品をいち早く市場に投入するためのUSB 3.1の統合テストソリューションを発表した。同ソリューションは、発表済みのUSB 3.1、USB 2.0のテスト機能を強化するものであり、新たに10GbpsのデータレートをサポートするUSB 3.1レシーバテストソリューション、USB PD(Power Delivery)テストソリューション、USB Type-Cケーブルテストソリューションを含んでいる。USB 3.1の認証では、データレートが高速になったことで、入力されるビットストリームをレシーバが正しく読み取ることが重要になり、レシーバテストが必要になった。同社のBERTScopeビットエラーレートアナライザの新ソリューション「BSAUSB31」は、このレシーバテストを簡素化する。エンドユーザーはUSBを熟知している必要はなく、テストパラメータを設定し、デバイスを適切なテストモードにすると、エラーが測定可能な他、周波数ごとに結果を表示できる。そして、テスト結果の印刷・保存するなどの手順はすべて完全に自動実行されるため、時間を短縮し、測定確度を上げることができる。加えて、同ソリューションは、SJ、RJ、SSC、コンプライアンスチャネルの信号減衰など、USB 3.1のストレス信号を出力することができる。また、ケーブルで伝送するUSB電源のニーズは、USBバッテリ充電能力を超えて大きくなっている。この制限はUSB Power Delivery仕様で規定されており、20Vで最大100W(双方向)となっている。同社のパートナー企業であるGranite River Labsと共同開発したソフトウェア「GRL-USB-PD」は、電源供給の仕様の第5章のPHYレイヤテストをサポートする。テスト項目には、立ち上り/立ち下り時間、トランスミッタ/レシーバのアイマスクなどが含まれている。さらに、詳細なデバッグ/解析のためのBMC(Binary Mark Coded)信号のパターンデコード機能も備えている。この他、USB-IF(USB Implementer’s Forum)は2014年8月、既存のUSBケーブル/コネクタを補完する、対称性があり、リバーシブル接続が可能なUSB Type-Cコネクタを発表した。USB Type-Cケーブルの新しいMOI(Method Of Implementation)は、同社のWebサイトからダウンロードできる。推奨されているテスト機器には、サンプリングオシロスコープ「DSA8300型」、TDRモジュール「80E10B型」2台、パラメータ解析ソフトウェア「80SSPAR IConnect S」、フィクスチャキット「Luxshare-ICT USB Type-C SI」、USB-IFシグナルインテグリティコンプライアンスツールが含まれている。
2015年01月22日日本女子プロゴルフ協会は1月16日、協会のサーバーに不正アクセスがあったと発表した。同協会によると、14日に不正アクセスの痕跡を確認。現在も調査中で全容は解明できていないものの、以下のデータの流出が確認されたという。トーナメントなどの記録写真データの一部LPGA会員および、その他トーナメント出場選手顔写真データの一部トーナメント取材記者に対して発行するIDカードに使用された写真データの一部選手のマネージャーIDカードに使用された写真データの一部などこれらのデータの一部には、ファイル名に個人名を振っていた。なお、現時点で「住所」や「性別」「生年月日」「電話番号」「クレジットカード番号・有効期限」「金融機関の口座情報」などの信用情報の漏洩は確認されていないとしている。不正アクセスを受けて同協会は、副会長・鈴木 三重子氏を委員長とする「調査委員会」を設置。本格的な調査を開始するとともに、原因と経路の全容解明、セキュリティ対策の強化を図る。
2015年01月16日ピツニーボウズ・ソフトウェアは1月15日、BI上に位置情報機能を統合するソリューション「Spectrum Spatial for BI」の提供を開始した。Spectrum Spatial for BIは、顧客・施設の分布や、人口の地域的濃淡などを効率的に取り扱う「Spectrum Spatial」をベースに、BI上での高度な位置情報活用を行うためのコネクターを提供するもの。位置情報のビジュアライズだけでなく、レポートからマップ、マップからレポートといった2者間でのデータ受け渡しや、BIシステム単体では利用しない人口統計や災害リスク情報などの地理的な外部データの統合的活用などを可能とする。同サービスと連携できるBIシステムは、「SAP Business Objects XI 2.5~4」や「IBM Cognos : 8.4~10.2.1」「Oracle Hyperion 11」「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11」「Microstrategy ~9.4.1」「Microsoft Excel 2003~2013(32/64ビットバージョン)」「QlikTech Qlikview 10~11.2 SR5」となる。価格は、サーバーのプロセッサ数やユーザー数に応じたプランを用意。5ユーザー/別途保守費用が必要な「ユーザーベース」では220万円(税別)~で、1CPU/別途保守費用が必要な「プロセッサベース」では680万円(税別)~だ。
2015年01月15日ノキアソリューションズ&ネットワークスは1月5日、パナソニックシステムネットワークス(以下、PSN)のキャリア向け無線ネットワーク事業の譲り受けに伴う事業統合を完了したと発表した。同事業統合は、2014年10月6日に締結された事業譲渡契約書に基づいて行われたもの。ノキアネットワークスが譲り受けたPSNのキャリア向け無線ネットワーク事業は、携帯電話の通信事業者向けの携帯電話(LTE/3G)無線基地局システム事業、および応用無線機器(光・無線中継装置)システム事業。事業統合に伴い、これら事業に属する固定資産および各種取引関係などはノキアネットワークスに移管され、PSNの当該事業に従事する社員300人以上がノキアネットワークスに転籍した。ノキアネットワークスは今回の事業譲り受けにより、今後、製品開発期間の短縮・品質管理技術の向上など製品開発および研究開発の強化と効率化を図るとともに、基地局システムや応用無線機器市場における事業の強化を図る方針。さらに、ノキアネットワークスのモバイルブロードバンド分野におけるグローバルかつ豊富な経験と技術的なリーダーシップを生かして、国内キャリアの国内外における事業展開をより一層支援していく考えだ。
2015年01月06日既報の通り、Cypress SemiconductorとSpansionは経営統合を行うことを12月1日に発表、これに関するConference callを12月10日(米国時間)に行ったが、12月12日には日本の報道機関向けのConference callが特別に設けられた。そこでこの内容と、12月10日の本国向けConference callの内容をまとめてレポートしたい。まずは簡単に統合の全貌を。CypressとSpansionは株式交換の形で経営統合を行う(Photo01)。これはSpansionの株主は、Spansion株1株をCypressの株2.457株と交換する、という形で実現。存続会社はCypressとなる。実態はともかく、見かけ上はCypressがSpansionを買収した形だ。今年第2四半期の両社の売り上げを見ると、Spansionが3億1470万ドル、Cypressが1億7360万ドルといったところで、両社あわせると四半期あたりほぼ5億ドルとなるので、トータルすると年間20億ドルの売り上げを持つ企業が出現することになる。先ほど「見かけ上は」CypressがSpansionを買収、と書いたが実質的には株主はほぼ同数になり、新会社の取締役会は両社から4名ずつが参加することになる。その意味では対等合併に近い(Photo02)。合併につきものの、独禁法の審査などがあるが、今のところ来年第2四半期中に合併が完了する予定だ。さて、この合併によって何が得られるかという話であるが、説明の中で強調されたのは「両社の製品ポートフォリオには重複が無く、なので相補的効果を最大限に発揮できる」ということ。MCUではSpansionのもつFMシリーズとCypressのPSoCであわせて10億ドル規模の売り上げがあり、一方NOR FlashやSRAM/FRAMといった、いわば「DRAMとFlash以外すべて」のマーケットで両社は強いシェアを握っており、こちらも10億ドル規模になるとする。また、Spansionが強いAutomotive/産業用と、Cypressが強い通信/民生向けということで、マーケット的にも補完関係があり、確かに素直に考えると重複は無い。これに関してSpansionのCEOであるJohn H. Kispert氏に「そうは言ってもローエンドのPSoC4とFM0シリーズは構成が非常に近くないか」と確認したが、アプリケーションがまったく異なるから問題はない、という見解であった。少なくとも短期的にはこれがお互いにぶつかることはなさそうだ。この製品ポートフォリオに関してもう少し判りやすく示したのがこちらである(Photo04)。ちょっと前の話になるが、11月にSpansionがe.MMC NANDを発表した時に、「Spansionの目的は組み込みマーケットでのNo.1サプライヤになることで、実際Flashに関してはこれが実現しているし、MCUやAnalogもそうだ」というTouhid Raza氏の言葉があり、これはもちろん同氏だけではなくSpansion全体のメッセージであるのだが、確かに今回の合併はこの目的に沿ったものであるとは思う。だからといってまさかCypressと合併するとは思わなかったのだが。さて、ここからはやや日本寄りの話となる。特にSpansionは主要なTier 1 OEMを大量に顧客として抱えており、また元々SpansionのNOR Flashは自動車メーカーに強いプレセンスを持っているから、同社の車載分野での存在は大きい。CypressもTouch SensorやSRAM(今年同社は故障率が0.1FITとなるECC SRAMを発表しており、これも車載向けを当然想定している)などを販売しているが、Spansionに比べればずっとプレセンスは高くない。ところが合併により、既存のFMシリーズMCUやNOR Flashとあわせて、CapSenseやSRAMを提案する機会が増えるから、これは悪い話ではない。長期的にはPSoCを車載向けに提案することも考えている(CypressのPresident and CEOであるT.J. Rodgers氏)そうだ。もう少し細かい数字はこちら(Photo06)。Spansionは現在、自動車業界向けに4億5000万ドルの売り上げがあり、Cypressは4000万ドルである。合計して4億9000万ドルということになる。これはそう大きな数字ではない、というのは2013年の推定売り上げは統計の取り方が調査会社によってまちまちだからという話だが、IHSの2014年4月の数字で言えば、10位のON Semiconductorですら2013年の売り上げが7億5600万ドルだからだ。これは主にパワー半導体などが寄与しており、逆に言えばパワー半導体のラインアップを持ち合わせていない両社にとってはやや厳しい数字なのだが、それでも合併後には両社は4位ないし5位(Rodgers氏は4位、と言っていた)を目指すということだ。あらためてSpansionの現在の売り上げをまとめたのがこちら(Photo07)で、やはりNOR FlashとNAND Flashが同社の大きな稼ぎ頭になっていることが判る。一方のCypressの売り上げはこちら(Photo08)で、一番大きなのがSRAMやnvRAM/FRAM、ついでPSoC/CAPSense、最後がUSBコントローラやPSoC BLE/PRoC BLEということになる。これらを単純に合算した、合併後の売り上げ比率はこんな感じになる(Photo09)。少なくともこれを見る限り、特定の分野に偏らない、バランスの取れた売り上げという風にも思える。ちなみに直近の売り上げ予測と、合併3年後の予測はこんな具合(Photo10)。粗利を現在の42.2%から50%まで引き上げると共に、若干の経費削減によって経常利益を現在から倍増しよう、というなかなか意欲的な計画である。さて、説明に関してはだいたいこのような感じであるが、以下質疑応答からいくつか。まず新会社では、すべての製品はCypressブランドで販売されることになる。なので、これまでは"Spansion NOR Flash"だったのが、"Cypress NOR Flash"になる訳だ。ただし例外があり、自動車向けおよび高信頼性製品の分野に関しては、引き続きSpansionブランドを使い続けるとしている。特にいくつかの認証を取得した製品に関しては、その認証の関係もありSpansionのブランドを使い続ける事は必須らしい。また、明言はされなかったが、Spansionが現在日本に持つ品質管理センターを生かして品質の底上げをしたいとしているあたり、将来的にはCypressの製品ラインのうち、自動車向けのものはSpansionブランドで販売される可能性もある。次に生産に関してであるが、少なくとも今は生産拠点を統合したりする考えはまったくないとの話だった。これも冷静に考えれば当然で、Spansionの方はFab Liteの戦略を取っており、主要な製品は全部外部委託となっている。Cypressは逆にミネソタに65nm~350nmのFabを持っており、主要な製品は全部ここで製造されているほか、Foundry Serviceも提供しているが、Spansionの製品ラインの中でCypressのFabを利用できそうなものはあまり見当たらない。Kispert氏は「我々は富士通セミコンダクター(FSL)と良い関係を築いており、これを引き続き維持してゆく」としており、長期的には見直しなどは入る可能性はあるが、当面は現在のままで行くと思われる。また日本法人に関しても、現時点では特に統合などの予定はなく、引き続きCypress製品は日本サイプレスが、Spansion製品はSpansionの日本オフィスがカバーしてゆくという話であった。
2014年12月15日Talendは12月9日、統合プラットフォームの最新版「Talend 5.6」のリリースを発表した。同製品では、ビッグデータ統合の生産性とプロファイリングのための新たなベンチマークを設定し、モノのインターネット(IoT)におけるデバイスの接続性を拡張した。また、Talend 5.6は最新のHadoop機能拡張「Apache Spark」と「Apache Storm」をサポートすることでパフォーマンスを改善し、リアルタイムかつオペレーショナルなビッグデータプロジェクトを実現する。そのほか、ダイナミックプライシングやカート放棄の改善、なりすまし防止などの瞬間的な意思決定シナリオを可能にする、リアルタイムなオペレーションが要求されるビッグデータ処理に加え、MapReduceの処理性能が向上している。独自のネイティブHadoopサポートのメリットを生かし、TPC-Hベンチマークのパフォーマンスは前バージョンに比べて24%、過去12カ月間で50%以上向上した。さらに、機械が生成するコンテンツデータやIoTデバイスのサポートも同製品の目指す方向性の1つで、2つのプロトコル(MQTTとAMQP)を新たにサポートし、センサーデータが企業のリアルタイムなデータ統合に直接連携できるようにする。同社は日本語ドキュメントの整備を進めており、その一環としてTalend V5.5を対象とした日本語マニュアルの提供を開始する。同マニュアルは、商用製品はもとよりオープンソース製品のユーザーにもコミュニティサイトを通じて無料で提供する。商用製品の価格は190万円より(1年間単位のサブスクリプションライセンスで、保守料金を含む)。
2014年12月09日今や国民病といえるがんの診断と治療技術は、日進月歩で進歩しています。最近のがん治療は通院(外来)で行われることが増えてきました。そのため、入院治療主体の従来型のがん保険では、治療実態と乖離(かいり)し、十分な保障が得られない可能性があります。そこで、最近のがん治療や最新のがん保険について考えてみました。国民の約2人に1人はがんにかかる!?がんは国民病といっていいほど、身近な病気になりました。一生涯のうちにがんと診断される人の割合は、男性58.0%、女性43.1%。約2人に1人ががんにかかるのです。そして、がんは昭和56年(1981年)から日本人の死因第1位を占めています。平成25年のがんによる死亡者数は36万5,000人で、全死亡者のうち28.6%でした。がんは30年以上にわたって死因の第1位を占めていますが、医療技術の進歩によって徐々に治る病気になりつつあります。ただ、治療は長期にわたることもあり、公的医療保険が適用される治療だけを受けても、毎月の医療費負担は家計の重荷になります。もし、高額な先進医療の技術を受けることになると、経済的なダメージはさらに大きくなります。また、がんにかかると、通院のために職場の配置転換や離職を余儀なくされることもあり、収入減や収入途絶が追い打ちをかけます。こういった経済的ダメージへの備えとしてがん保険があるわけですが、最近、保障内容に変革が起きています。それは、治療方法が変わってきたからです。では、最近のがん治療はどう変わったのでしょうか。がん治療は「集学的治療」が主流以前のがん治療は、「入院して手術」が主流でした。現在でも、手術はがん治療の有効な治療法ですが、最近はこれに、放射線治療や抗がん剤治療を効果的に組み合わせる治療法が主流となっています。これを「集学的治療」といいます。放射線治療や抗がん剤治療は通院だけで行われることもあり、手術も技術の進歩で日帰りや短期間の入院ですむケースがあります。こういった治療法の進歩で、がん治療は入院から通院にシフトしているのです。下表は、がんの受療率の年次推移ですが、平成17年を境に、通院治療の方が増えています。ところが、入院・手術を前提とした従来型のがん保険では、通院だけの治療では受け取れる給付金はがん診断給付金くらいで、通院については十分な保障が得られるとは言い難いのです。そこで、最近のがん治療に合わせた保障内容を盛り込んだ新しいがん保険が登場してきています。このタイプをここでは新型がん保険と呼ぶことにします。大きく、「通院重視型」と「一時金重視型」に分かれる新型がん保険の傾向をみてみると、通院だけでも給付金が支払われる「通院重視型」と、診断給付金・治療給付金などまとまったお金の給付を重視した「一時金重視型」に大別されます。通院重視型は、文字通り、手術・放射線治療・抗がん剤治療などの治療を受けるために通院すれば、日数分の給付金が支払われます。入院の有無にかかわらず、がんの治療のために通院すれば給付されるのが通院重視型の新型がん保険の特長です(経口投与による治療は対象外になる等、保障内容は保険商品により異なります)。もちろん、入院治療でも給付金は支払われます。一時金重視型は、診断給付金や治療給付金としてまとまったお金を受け取って、自由に治療費、あるいは生活費の補填等にあてられるタイプの保険です。どちらのタイプがいいかは、その人の考え方によります。入院・通院のどちらの治療を受けても日数分の給付金を受け取りたい人は通院重視型、まとまったお金をもらって治療費などにかかる費用を賄う方がいいと考える人は一時金重視型がいいでしょう。新型がん保険を検討する際は、がん診断給付金の内容もチェックしてください。診断給付金はがんと診断されると支払われるがん保険がほとんどで、入院を伴わなくても受け取れます。ただ、最初のがん診断時に1回のみしか受け取れないがん保険と、複数回(2年に1回が限度の商品が多い)受け取れるがん保険があります。がんは再発や転移が心配な病気なので、複数回の方が安心でしょう。ただ、保障が手厚い分、保険料は高くなるので、1回のみしか受け取れないがん保険でもいいと割り切ることも必要かもしれません。先進医療の保障は、どちらのタイプのがん保険にもセットされているか、特約でつけられるようになっています。がんに関する先進医療の技術料は高額なものがあるので、今や必須の保障といっていいでしょう。通算限度額は1,000万円、2,000万円などがあり、2,000万円が主流になりつつあります。これは、1,000万円か2,000万円あればよいでしょう。ただし、現在ご加入の医療保険に先進医療の保障がセットされていたら、がん保険にはなくてもいいでしょう。医療保険の先進医療でがんの先進医療もカバーしているので、両方につけると重複してしまうからです。なお、公的医療保険適用、自由診療(海外では治療に使われているが、日本国内では承認がおりていない抗がん剤を使用する治療などのこと。治療費が公的医療保険対象部分も含めて全額自己負担になる)のどちらの治療を受けても、先進医療の治療費を含めてかかった治療費の全額が支払われるがん保険もあります。5年以上前にがん保険に加入した人は、保障内容は従来型のがん保険のケースが多いので、この機会に見直しをしましょう。コラム執筆者プロフィール 小川 千尋(おがわ ちひろ)ファイナンシャルプランナー/子育て・教育資金アドバイザー/終活カウンセラー/整理収納アドバイザー1994年AFP資格取得。独立系ファイナンシャルプランナーとして、主にマネー誌、一般誌、新聞などのマネー記事の編集・執筆・監修、セミナー講師などで活動。オールアバウト「生命保険」ガイドも務めている。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年12月09日Cypress SemiconductorとSpansionは12月1日(米国時間)、株式交換によって経営統合を行うことを発表した。今回の統合に伴い、Spansionの株主は1株あたり2.457株のCypress株を受け取ることとなり、合併後の社名はCypressとなる予定。新会社の売り上げは年間20億ドル規模になる模様で、NOR型フラッシュメモリならびにSRAMの世界シェアが1位になるとする。統合に向けたスケジュールとしては、両社の株主の承認のほか、米国、ドイツ、中国の当局の承認を受けた後、2015年前半の完了を予定しており、この統合により、3年間で年間1億3500万ドルを超すコスト削減効果を生み出すことが見込まれるとしている。
2014年12月04日セールスフォース・ドットコムは11月18日、レガシーシステムに格納されているあらゆるデータをSalesforceに統合可能とする「Salesforce1 Lightning Connect」を発表した。ユーザは Salesforce1 Platformを基盤に、レガシーのバックオフィスシステムに格納されているデータから最大限の価値を引き出せるという。Salesforce1 Lightning Connectの特徴は、「高速性」「リアルタイム性」「拡張性」の3点。完全にコードフリーで統合できるため、ユーザーは数クリックでリアルタイムかつ迅速にデータを統合できる。また、Salesforceの外部のデータへアクセスし、Salesforce環境内と同じようにデータ処理も可能だ。例えばマーケティング部門であれば、米Salesforceが提供するPaaS環境「Heroku」で顧客ロイヤリティマーケティングを構築し、同アプリケーションからのデータをSalesforceで利用できる。なお、既にInformatica、Jitterbit、MuleSoft、Progress Software、SnapLogic、SoftwareAGをはじめとするインテグレーションベンダーがLightning Connect用アダプタの拡張的なライブラリを構築し、Salesforceと簡単に統合できる環境を実現している。またBrown-FormanやHD Supply Facilities Maintenanceなどの大手企業が、Salesforce1 Platformによってバックオフィスシステムを再活用したという。
2014年11月18日組込みシステム技術協会(JASA)は11月17日、ソフトウェアに関する国際的な標準化団体である「OMG(Object Management Group)」がロボットおよび組込機器向けのハードウェア抽象化レイヤの国際標準化を進めるために行った標準公募に対し、「OpenEL」を国際規格とする提案を行ったと発表した。OpenELはベンダやデバイスごとに異なっているロボットや組込機器におけるAPI仕様の標準化を目指したオープンライブラリ。主にロボットや制御システムを対象とし、モーター制御やセンサなどのデバイスの入出力に特化した標準API仕様を定義しており、このハードウェア抽象化レイヤが設けられることで、初心者では難しかったモーター制御が、そのAPIを用いることで簡単にできるようになり、ソフトウェアの開発後にデバイスが変更されてもソフトウェアの変更は不要となることを実現するとしている。今後は、2014年12月に米国カリフォルニア州ロングビーチで開催されるOMG主催の技術会議において提案レビューを行い、必要に応じ変更提案などを行った後、早ければ2015年6月の国際規格化を目指すとしている。
2014年11月17日富士通システムズ・ウエストは11月14日、計画管理業務を統合的に管理する「FUJITSU Enterprise Application PROFOURS(PROFOURS)」をアジアに展開する企業向けに、2015年1月より販売開始すると発表した。「PROFOURS」の特長は、多拠点にわたるシームレスな需給調整を可能にした点で、日本と生産拠点となる海外の販売、生産で扱う計画情報(需要計画・需給計画・製造計画・調達計画)を、総括して管理することができる。これにより、多拠点にわたる企業全体の作業効率、計画精度の向上が期待できるという。また、アジアへの展開に合わせ、商慣習、言語、導入方法などがローカライズされているほか、導入方法については、利用者が自身で導入する方式からコンサルティングを受けながら導入する方式まで用意されており、利用者がニーズに合わせて選択できる。なお、同製品は、同社海外グループ会社であるFujitsu Systems Global Solutions Managementを中心に販売・サポートを行う。販売対象国はタイ、中国と、順次アジア地域を中心に拡大していく予定となっている。
2014年11月14日メタップスは11月12日、アプリ運営会社が自社アプリのデータを統合的に管理し分析できるプライベートDMP「Metaps Analytics」の提供を開始した。Metaps Analyticsは、アプリディベロッパーが自社アプリのデータを統合的に管理し分析できるDMPで、これにより「アプリデータの統合管理と分析」や「運営とマーケティングの最適化」「プラットフォームの構築」が可能だという。同ツールでは、課金額や課金回数、利用頻度などのユーザ行動履歴に基づいたセグメントを作成することで、アプリを横断したデータの一元管理を実現するほか、セグメントごとにユーザの動向も分析できる。作成した各セグメントに対しては、細かな運営施策やプロモーションが可能で、各アプリキャンペーンの一元管理により、セグメントと流入経路を組み合わせた複数の分析軸による投資対効果の検証が行える。また、複数アプリのデータを横断的に管理することで、アプリ間の相互送客や離脱ユーザの呼び戻し、無課金ユーザへの新作タイトルの告知など、柔軟なプラットフォームの構築を実現するという。同社は今後、広告代理店やゲームパブリッシャー、プラットフォーマーへのOEM提供や、導入企業が保有する独自データとの統合などのカスタマイズにも対応していく。
2014年11月13日インターネットは、音楽作成・楽譜作成・楽器練習を実現する音楽統合ソフトウェアの最新版「Singer Song Writer Lite 9」を発売した。価格は税別1万5,000円。最新バージョンでは、操作性や視認性を向上するため、ソングエディタをはじめとした各種ウィンドウをブラッシュアップ。快適なミキシングワークを実現するため、ミキサーウィンドウを常に前面に表示することも可能になった。また、VSTプラグインエフェクト/VSTiの選択メニューは階層化されたことで視認性や選択スピードも向上し、VSTiエディットウインドウの視認性・操作性を向上させるため、常時前面表示にも対応した。さらに、ハイクオリティなピッチやタイミングの補正を実現する「ボーカルエディタ」、GM2対応でマルチサンプリングを含む高品位な256音色、9ドラムセットを内蔵したマルチティンバー形式のVSTi音源「Roland Hyper Canvas」なども搭載する。なお、5ジャンル・20ファイル、合計でおよそ650パターン(小節)のアレンジデータを追加収録するなど伴奏作成&アレンジ機能の強化も行われている。対応OSは、Windows Vista/7/8/8.1(64bit,32bit)。
2014年11月11日美容外科ガーデンクリニック 池袋院は、切らずに20分で治療が終わる、最新ワキガ・多汗症治療『ビューホット』を、11月より開始いたしました。ガーデンクリニック『ビューホット』 ■『ビューホット』サービス開始背景従来、ワキガ・多汗症を改善する治療法はメスを使用する手術が主流であることから、傷跡が残ったり、一定期間のダウンタイムが必要という問題がありました。また、薬物療法やボトックス法という治療法は効果が永続的でなく、定期的な通院・施術が必要であるため、「手術はしたくない、定期的な通院をせずにワキガ・多汗症を治したい…」という声が多くありました。この声を受け、ガーデンクリニックは、皮膚を切らずに片脇10分・合計20分で治療が終わる最新ワキガ・多汗症治療『ビューホット』を11月より開始いたしました。■『ビューホット』について<極細針で切らない治療法>『ビューホット』は、高周波を発生させる多数の極細針でワキガ・多汗症の原因である汗腺だけを効果的に破壊する最新の治療法です。カートリッジに内蔵されている極細の針を、深さを変えながら汗腺がある層まで到達させ、熱を発する高周波により臭いの元となるアポクリン汗腺、汗の元となるエクリン腺の二つを同時に破壊します。<局所麻酔で痛みにも安心>また、当院では局所麻酔を用いた「完全無痛」の状態で治療を行うため、痛みに不安がある方でも安心して治療いただけます。ダウンタイムもほとんどなく、翌日からシャワーも可能ですぐに日常生活にお戻りいただけます。従来のワキガ・多汗症治療では効果が出なかった方や、気になっているが手術までは踏み出せない方にとって画期的な治療法です。■『ビューホット』治療メニュー<特徴>・高周波を発生させる極細針を装着したカートリッジによる切らない治療法・局所麻酔を用い、冷却システムで冷やしながら行う痛くない治療法・片脇10分・両脇で20分程度の治療時間・治療1~2回で改善率98%の効果が立証済み・圧迫固定なし、翌日からシャワー可能の短いダウンタイム<価格>通常料金:385,000円(税込) → モニター価格:330,000円(税込)※その他各種治療も行っております。詳しくはお問い合わせください。【クリニック概要】美容外科 ガーデンクリニックTEL : 0120-008-219URL : ・池袋院:東京都 豊島区南池袋2丁目26-6 島倉ビル 4階・品川院:東京都 港区高輪4丁目24-58 サマセット品川東京 2階・横浜院:神奈川県 横浜市西区北幸2丁目10-40 横浜西口TYビル 3階・名古屋院:愛知県 名古屋市中区栄3丁目27-18 ブラザー栄ビル 6階・大阪院:大阪府 大阪市北区梅田1丁目11-4 大阪駅前第4ビル 6階・福岡院:福岡県 福岡市中央区大名1丁目15-35 大名247ビル 5階※『ビューホット』の施術は、池袋院のみでご提供致します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2014年11月11日Texas Instruments(TI)は11月6日、高性能アナログペリフェラルを統合し、高い正確性、高精度、およびコストの削減を実現する産業用マイコン「MSP430」の新シリーズ「MSP430i204x」を発表した。同シリーズは、正確性と高精度を可能にする、最大4個のデルタ-シグマ型A/Dコンバータ(ADC)を内蔵しており、2000:1のダイナミックレンジと0.5%の誤差を有するスマートメータ製品の開発を可能にする。さらに、デジタル制御発振器(DCO)を内蔵していることから、外付けの水晶発振子が不要であり、正確性を向上すると同時に、パッケージが小型化でき、基板実装面積とシステムコストの削減が図れる。また、16KBもしくは32KBのフラッシュメモリと、シグマ-デルタ型アナログフロントエンド(AFE)をはじめとしたアナログペリフェラルのスケーラビリティを活用できる。加えて、単相スマートメータやサブメータ、スマートパワーストリップ製品の設計の迅速な開始に役立つ、回路図、ブロック図、部品リスト(BOM)、設計ファイルやテストリポートなどが付属したTI Designsが提供される。これらの産業製品向けリファレンスデザインは、降圧型コンバータ「TPS54060」や、SimpleLink Wi-Fiワイヤレスマイコン「CC3200」を組み込んでいるため、ネットワーク接続デバイスとの通信を実現する。この他、同社のD/Aコンバータ(DAC)「DAC8760」により、4~20mAカレントループ用の産業用センサ製品において、さらに基板実装面積やシステムコストの削減が可能になるとしている。なお、価格は16KBのフラッシュメモリを内蔵した「MSP430i2040」が1000個受注時で1.70ドル、32KBのフラッシュメモリを内蔵した「MSP430i2041」が同1.75ドル。また、産業向け製品の迅速な設計に役立つサブメータEVM(評価モジュール)「MSP430-i2040SUBMTR」は99ドル、またターゲットボード「MSP-TS430RHB32A」は同115ドルとなっている。
2014年11月07日ドワンゴおよびKADOKAWAは、2014年10月1日に行われた両社の経営統合を記念するキャンペーン企画のひとつとして、niconicoのユーザーイベント「ニコニコ書店会議」を11月9日より開催することを発表した。「ニコニコ書店会議」は、千葉県・幕張メッセで毎年開催される巨大イベント「ニコニコ超会議」、および全国の町で開催される「ニコニコ町会議」に続くniconicoの新しいユーザー参加型イベントで、11月9日より鳥取県米子市の「本の学校今井ブックセンター」を皮切りに全国10カ所の書店で順次開催される。当日は「ゲーム実況」や「歌ってみた」といったニコニコの人気コンテンツを店舗で展開するほか、ビブリオバトル(書評合戦)によりお薦め本を専用本棚に飾る「ニコニコ認定本棚」、KADOKAWA作品の人気作家サイン会など、書店ならではの企画も用意。イベントの模様はニコニコ生放送で中継し、"本屋の魅力"や"本の面白さ"を全国に発信していくという。このほか来店特典として、高校生(18歳)以下の来場者には、niconicoの「1年間プレミアム会員券」がプレゼントされる予定(数量限定)。なお、初回開催地の「本の学校今井ブックセンター」では、ファミ通グループ名物編集者"水ピン"による『マリオカート8』実況をはじめ、KADOKAWAライトノベル『甘城ブリリアントパーク』で知られる賀東招二氏のサイン会、ニコニコで活躍する歌い手も登場する「書店お一人様カラオケ」などが実施予定。出演者は、百花繚乱、ぽこた(ROOT FIVE)、こーすけ(最終兵器俺達)、☆カミィ☆、じゅん☆じゅんとなっている。イベントの詳細、以降の開催スケジュールなどは公式サイトまで。イベント名:「ニコニコ書店会議 第一章」開催日時:2014年11月9日(日)12:00~16:00開催場所:鳥取県米子市「本の学校今井ブックセンター」書店内および屋外駐車場ゲスト:賀東招二氏(作家)、モッフル(『甘城ブリリアントパーク』の看板マスコット)出演者:百花繚乱、ぽこた(ROOT FIVE)、こーすけ(最終兵器俺達)、☆カミィ☆、じゅん☆じゅん番組ページはこちら
2014年10月31日日本HPは10月24日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」向けの「HP ConvergedSystem」(垂直統合システム)として、「HP ConvergedSystem 900 for SAP HANA Scale-up Configurations(以下、HP CS 900)」を発表した。同日より販売開始する。SAP HANA向けのHP ConvergedSystemとしては、同社は今年の4月に中小規模向けに「HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA」を発表しており、今回の「HP CS 900」は、これに追加するもので、大規模ERPやビッグデータ分析用途を想定している。「HP CS 900」は、シングル・メモリ・プールで最大12TBのデータを提供できるSAP認定を取得しており、CPUも最大240コアをサポート、同社によれば業界最大のスケーラビリティだという。「SAP HANA」向けの垂直統合システムはすでに多くのベンダーから提供されているが、今回の「HP CS 900」は、HPとSAPによる共同開発プロジェクト「Project Kraken」によって生まれている。日本HP 執行役員 エンタープライズグループ事業統括 HPサーバー事業統括本部 事業統括本部長 手島主税氏は、「SAPとHPは『Project Kraken』というプロジェクトを立ち上げ、戦略的な提携があった。開発レベルで提携しシステム開発した唯一のアプライアンスだ。単純なコンバージドシステムではない。これが他社にない強みだ」と述べた。具体的には、OSやパフォーマンスチューニングなどソフトウェア面で改善されているという。「HP CS 900」には、管理サーバとして「HP ProLiant DL380p Gen8 Server」、ストレージとして、 HP 3PAR StoreServe 7400シリーズ、サーバとして、HP ProLiant and Superdomeを搭載。参考価格はメモリ6TB/CPU 8ソケットモデルが2億9,515万円~、メモリ 12TB/CPU 16ソケットモデルが5億5,913万9,000円~、メモリ2TB~96TBのスケールアウトモデルが7億7,721万円~(いずれも導入作業と3年間の保守サービスを含む、SAP HANAライセンスは含まず、税別)。「HP CS 900」は出荷前に工場内で事前構成し、最適化と検証を済ませることで、システムの注文からインストール、運用までの時間を30日に短縮する。手島氏は、「HP CS 900」のポイントとして、業界最大のスケーラビリティ、業界最速のパフォーマンス、業界最高クラスの高可用性、高信頼性を挙げた。スケーラビリティでは、メモリ最大12TB、最大CPU 16ソケット(240コア)の拡張性を確保したこと、パフォーマンスでは、「HP CS 900」がベンチマークで世界記録を更新したこと、高可用性、高信頼性では、DIMM上のDRAMが2つ故障してもメモリ上で吸収され、システムに影響しないメモリ保護機能やメモリエラー詳細ログの取得、SAP HANAに最適化されたクラスタリングソフト「HP Serviceguard for SAP HANA」を搭載している点を挙げた。発表会でゲストとして登壇したSAPジャパン バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部長 堀田徹哉氏は、「SAP HANAは3年前から提供し、インメモリの高速性を活かしたビッグデータアナリティクスからスタートしたが、昨年から『SAP Business Suite powered by SAP HANA』を提供し、基幹系システムも動作するように進化してきた。今後は、アナリティクス、ERP、M2MなどさまざまなミッションクリティカルシステムがHANA上に載るようになる。そのような基盤を支えるには、強力なハードウェアが必要で、HP CovergedSystem 900はまさにベストタイミングだ」と述べた。
2014年10月24日T-MEDIAホールディングスは、CCCグループが運営するTSUTAYA online等の全てのネットサービスを統合したネットサービス「T-SITE」を10月22日にオープンしたと発表した。「T-SITE」は、ログインしたユーザーの好みに合わせて、最新ライフスタイルニュース、映画、音楽、書籍などのエンタテインメント情報が集まる新たなネットサービス。T‐MEDIA社内に新設した編集部が作成したエンタテインメントとライフスタイル分野のオリジナルのニュース記事をはじめ、「Pen Online」「madameFIGARO.jp」「Newsweek日本版」等の約40のライススタイルメディアから提供された記事を配信。サービスの特徴として、ユーザーが閲覧した記事内容や、約5000万人のT会員データベースから導き出された興味・関心の傾向値に、音楽、映像、書籍、放送、人名、地域情報を体系的かつ作品の特徴情報を整理した商品データベースを用いて、ユーザーごとにおすすめの記事や商品を紹介する。また、ネット企業とのサービス提携や、ベンチャー企業向けのマーケティング支援プログラム「T-VENTURE PROGRAM」を通じ、「T-SITE」をオープンプラットフォームとして活用した、ネット上での新たなライフスタイル提案サービスを来春以降に提供を予定している。現在、「T-SITE」のオープンを記念してログインしたユーザーを対象にした「エンタメ1年無料キャンペーン」と「全員にTポイント5ポイントが当たるキャンペーン」を実施中。T-MEDIAは、今後も、顧客のライフスタイルがより豊かになるサービスの充実を図っていく。
2014年10月23日Freescale Semiconductorの日本法人であるフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは10月23日、0.3gという軽量小型の統合パッケージタイヤ空気圧モニタリング・システム(TPMS)ソリューション「FXTH87ファミリ」を発表した。同ファミリは、7mm×7mm×2.2mmパッケージを採用しながら2軸加速度センサ・アーキテクチャ、圧力および温度センサ、統合マイクロコントローラ、RFトランスミッタ、および低周波(LF)レシーバを搭載しており、小型TPMSモジュールを構築することを可能とする。また、RF消費電力も7mA lddとしており、バッテリ寿命の延長を可能にするという。さらにマイコンと専用ファームウェアを統合したことで、最大8KBのカスタマ用フラッシュメモリの利用が可能とのことで、アプリケーションの柔軟性の強化ならびに製品市場投入の早期化を可能にするとしている。なお、同ファミリはすでに量産出荷を開始しており、1万個購入時の単価は参考価格ながら3.45ドルからとしている。
2014年10月23日ルネサス エレクトロニクスは10月22日、自動車市場で今後成長が期待されるディスプレイ・オーディオとエントリモデル向け統合コックピットに対応するソリューション「R-Car E2/SoC」を製品化し、即日サンプル出荷を開始したと発表した。同ソリューションは、エントリモデルに最適化した機能・性能の実現に向け、TSMCの28nm HPMプロセスを用いたデュアルコアのARM Cortex-A7とSH-4Aを搭載した2+1のCPU構成を採用。これにより、従来のエントリ向け製品「R-Car E1」に比べて約4倍の性能を実現した。具体的にはDhrystone MIPS(DMIPS)として前世代の上位製品R-Car M1と同程度の演算性能を実現したほか、グラフィクスもM1で採用していたImagination Technologies(IMG)のPowerVR SGX540を採用したとする。また、外部メモリとしてDDR3に対応したことで、16ビット接続の外部DDRメモリ1つでシステム要件を満たす性能を発揮することを可能としたという。さらに、搭載CPUコアであるCortex-A7は上位製品であるR-Car H2/M2で採用しているCortex-A15とバイナリ互換性を有しており、同一機能、IP、メモリマップの共通化が可能なほか、ドライバとミドルウェアの共通化も可能となっており、開発コストと期間の短縮、ならびにソフトウェア開発・管理の一元化などを図ることが可能だという。加えて、従来の「システム構築・インテグレーション環境用」のソフトウェア開発ボードのほか、ディスプレイ・オーディオで要求されるスマートフォン接続インタフェース、バックモニタ用カメラ、メディアプレーヤなど標準となる機能を実現する「アプリケーション・ミドルウェア環境用」のソフトウェア開発ボードもパートナー企業を通じて数万円程度で提供する計画とのことで、これによりエコシステムの拡大を目指すとしている。なお、R-Car E2はサンプル価格4000円で2016年6月より量産を開始し、2017年6月には月産50万個に生産量を引き上げる計画だという。
2014年10月23日不妊治療もしたけれど…最終的に下した「産まない」選択不妊治療でもっとも難しいのは、なかなか授からない場合に“やめどき”を決めることかもしれません。この記事を読んでいる人の中にも、今まさに悩んでいる人もいることでしょう。今回は、不妊治療をやめ、「産まない選択」をした女性の体験談を聞きました。●仕事がおもしろくなり、執着がなくなったAさんのケースAさんは38歳で離婚。前夫は家庭を築くというより自由に生きたいタイプで、子どもを持つことにも乗り気ではなく、その意識の違いが離婚の原因の1つにもなったそう。「40歳で再婚し、すぐにタイミング療法(*1)で子づくりを始めたものの授からず、1年経った時点で人工授精(*2)に変更。それでも授からず、体外受精(*3)も試しました。でもやっぱりダメで、不妊治療をストップしたのは44歳の時でした。治療をやめてもいいと思えたのは、仕事がうまくいくようになったからです。子どもが欲しくてたまらなかった時期って、今思えば仕事に行き詰まっていた時期だったんです。そんなつもりはなかったけど、心のどこかで、妊娠を、人生を変えるきっかけにしたかったのかもしれない。年齢的に出産がいよいよ厳しくなる時期と、仕事が充実しだした時期が重なったのは、私にとってラッキーだったかもしれません。『子どもがいなくても人生を楽しめる、無理しなくていい』って、自然に思えるようになりました」また、Aさんは治療をやめて精神的に楽になった、と言います。「治療中は、期待と失望の繰り返しがつらかったし、不妊治療のことしか考えられなくなっていました。検査薬をたくさん買い込んで、生理予定日が近づくとトイレのたびにチェックしたりして。でも不思議なもので、治療から離れた今は、もう執着していません。急な出張があっても思い切り仕事ができるので、これはこれでいいかなと思っています」●夫婦で旅行を楽しむことが生きがいのBさんのケースBさん夫婦は、旅行が趣味。結婚前から2人で毎年旅行に出かけていたそうです。「でも、37歳から不妊治療を始めて、そんな経済的余裕はなくなりました。有名なクリニックに通って何度も体外受精をしたので、治療代がかなり負担になっていましたから。精神的にも旅行を楽しめなくなっていましたね。このお金で体外受精ができるとか考えていましたし、妊娠しているかもしれないと思うと、温泉は良くないかもとか、この食べ物は大丈夫なのかとか、気になってしまって…」Aさん同様、不妊治療中は、そのことしか考えられなくなってしまったという人は多いようです。「治療をやめたのは43歳の時です。たまには旅行にでも、と誘ってくれた夫に『もし妊娠してたらどうするの!』と怒鳴ったところ、『そんな怖い顔をしているお母さんのところに、赤ちゃんも来たくないよ』って言われたんです。その時はひどい夫だと思って大泣きしましたが、その後、夫婦で何度か話し合って、治療をやめました。今はまた、夫婦で旅行を楽しんでいて、老後は海外移住もいいかなって話してるんです。子どもや孫の心配がないぶん、身軽にどこへでも行けますからね」●ペットと生活しながら“ゆる妊活”を続けるCさんのケース完全に不妊治療をやめる人がいる一方で、「治療はやめても完全に諦めたわけではない」というCさんのような人もいます。「タイミング療法、人工授精、体外受精、冷えとり、漢方薬、サプリメントなど、さまざまな不妊治療を行ってきたのですが、残念ながら授かりませんでした。私は、ズルズル続けるのはつらいと思っていたし、『治療をやめたとたんに授かった』という話もありますから、最初から42歳までって決めていたんです。ただ、まだ可能性があるかもとは思っていて、卵子に良いというサプリメント療法だけ続けています。あとは、体を冷やさないように気をつけているくらい。赤ちゃんが授からなかったとしても、美容や健康のためにいいので、気は楽ですね」子どもへの思いもありながら本格的な治療をやめるのは、勇気がいる決断だったのでは?「治療をやめたのと同時に犬を2頭飼い始めたので、この子たちが癒やしになってくれている部分は大きいです。もちろん子どもとは違うけれど、夫婦2人だけよりはだいぶ違いますね。子どもは、できたらうれしいけど、できなくても大丈夫だと思えます」今回、3人の女性にお話をうかがって、「子どもがいる、いないが女性の幸せを左右するのではない」と改めて気づかされました。不妊治療をしていると「子どもを授かる」ことだけに意識がいきがちですが、授かってから子育ての大変さ、子を持つことの責任という壁にぶつかって悩む女性も多いでしょう。子ども以外の生きがいや楽しみを持つのは、子どもを授かっても授からなくても、大事なことなのかもしれません。(*1)タイミング療法:エコーで排卵時期を測定し、タイミングを合わせて性交する方法。軽微な排卵誘発剤を処方されることもある(*2)人工授精:精子を排卵時期に合わせて女性の膣内に戻す方法(*3)体外受精:卵子を体内から取り出し、シャーレで精子と受精させて体内に戻す方法<取材・文/島田彩子>
2014年10月13日トライポッドワークスとフォーバルテレコムは10月6日、IP-PBXとUTMを統合した次世代版IP統合ソリューション「CuteBOX」を同日より提供すると発表した。CuteBOXは、両社が共同開発した、中小企業向けIP統合アプライアンス製品。すでに8000社に販売した実績を持つIP統合製品「SWIFTBOX」の後継モデルで、コンパクト化を図ったという。CuteBOXでは、セキュリティ機能強化を図るため、アルプスシステム インテグレーション(ALSI)製の「InterSafeWebFilter」を採用。携帯キャリアも採用する高精度なデータベースに基づくフィルタリングが可能で、不正サイトへのアクセスや書き込みを防止できるという。フィルタリング機能以外にも、SECUI UTMの全機能(アンチウイルス、アンチスパム、IPS/IDS、ファイアウォール)が利用できる。一方で、PBX機能としては、IP電話14chとISDN 4ch、内線電話機36台をカバー。スマートフォンを内線収容できる機能を搭載しており、スマートフォンアプリ「2waySmart」を活用するだけで、内線子機として使用できる。また、既存のPBXとの連携も可能だ。
2014年10月06日ドワンゴとKADOKAWAは30日、経営統合に関する記者会見を東京・六本木のニコファーレにて開催した。会見では川上量生会長と佐藤社長が登壇し挨拶を行った他、経営統合を記念した「KADOKAWA dwango 統合キャンペーン ニコニコカドカワ祭り」での新企画として、全国10ヶ所の書店を回るイベント「ニコニコ書店会議」の開催が発表となった。「明日から統合なんですが、それほど実感はありません」。いつも通りのセーターにジーンズというラフな服装で会見に登壇したドワンゴ川上会長は、リラックスした表情でそう切り出した。今月の初めに第一子が誕生したという川上会長。「文春に連載を持っていて、いつも締切の朝に嫌々書いているんですが、娘が生まれてからは娘の話ばかりで、3回分くらいストックがある状態です。でも今週はKADOKAWA dwangoの統合の話にしてくれと言われています(笑)」。何とも川上氏らしいユニークなあいさつだった。一方の佐藤社長は、「明日からは東銀座のドワンゴオフィスの上に出勤するので、いかにも出版社の社長というようなスーツではなく、こんな(川上氏のような)格好で出勤しようかと思います(笑)」と笑わせながらも、表情を引き締め「統合が決まって最初にヨーロッパの市場関係者に話をしに行った時、今回の統合は角川が成長市場にポジションチェンジするために必要だと説明しました。インターネット広告やゲームや電子書籍にこれから行くんだという話をして、今回の統合はデジタルな時代に適合していくための統合だと(説明した)。やることはシンプルですが大変です。一緒に成長していくので応援していただきたい」とあいさつした。両社の経営統合が発表となってから3カ月半。短い期間での統合準備となったが、佐藤社長は「新事業の話をしているので楽しいことばかり」だという。「KADOKAWAとドワンゴはビジネスモデルが違っていて、(ユーザー)の年齢も一回りほど違う。その違いを楽しんでいます」(佐藤社長)経営統合することでシナジー効果が期待される両社だが、一方で統合の効果に疑問を呈する評論家もいる。具体的にどんな効果が得られるのかについて、川上会長は「何をやるかはまだあまり考えていませんし、話せる段階にもありません」ときっぱり。もっとも、ニコニコ動画まわりのイベントや新サービスについては、すでにさまざまな企画が動き出しているという。「ニコニコ国会議やニコニコ本社は相当面白いです。また、年内にニコ生以来の大型新サービスを発表します。名前はニコキャスになる予定です」(川上会長)「ニコキャス」という名前以外には何も発表されなかった新サービスだが、いったいどんなサービスになるのか。会見のオープニングで流れたムービーで川上会長が「そのプラットフォームでできることは、ひと通りやり尽くされる」と語っている通り、ニコニコ動画やニコニコ生放送はすでに成熟期に入っていると言える。「ニコキャス」がニコニコ動画にどんな新たな価値をもたらしてくれるのか注目したい。会見後半では、KADOKAWAとドワンゴの経営統合を記念したキャンペーンの続報が発表となった。まずは「ニコニコカドカワ祭り BOOK☆WALKERでも、いいことザクザク」と題したキャンペーンだ。これは、10月1日~7日までの期間中、KADOKAWAの電子書籍を50%オフで販売するというもの。また、総勢30名以上の著者からのお祝い色紙とオススメ電子書籍紹介を特設サイトで公開するという。ドワンゴ側で行うキャンペーン新企画が「ニコニコ書店会議」。これは全国10カ所の書店を回って行うイベントで、いわば「ニコニコ超会議」や「ニコニコ町会議」の書店版。店頭で「歌ってみた」や「ゲーム実況」などユーザー参加型の企画を実施するほか、KADOKAWA関連作家によるサイン会やトークショーも開催する予定。また、高校生以下のニコニコユーザーを対象に、一年間のプレミアム会員無料券を数量限定で配布する。最初の開催地として選ばれたのは、鳥取県米子市にある本の学校 今井ブックセンター。創業140年を誇る老舗で、"「読む」を楽しむ"をコンセプトに、地域に根ざした書店である。開催日は11月9日。初回のニコニコ書店会議は「甘城ブリリアントパーク」とコラボし、作者の賀東招二氏がサイン会を開催する。この米子市でのイベントを皮切りに、その後は11月23日に北海道留萌市・留萌ブックセンター、12月7日に山形県天童市 TENDO八文字屋、12月21日に石川県金沢市・金沢ビーンズと全国を巡っていく。1月以降の開催書店は公募により決定し、書店めぐりは2015年3月頃まで続く予定だ。ニコニコ書店会議はあくまでもKADOKAWAとドワンゴの経営統合キャンペーンの一環として行われるイベントだが、好評であれば今後も継続してやっていきたいという。会見後の質疑応答では、経営統合後の展開やビジョンについて質問が飛んだが、「新しいプラットフォームはまだ考えていない。早くても来年とかだと思う」「海外展開は重要なテーマだとは思っており、模索はしている」「BOOK☆WALKERとニコニコ書籍を単に統合するだけではつまらない。どうせやるなら新しいすごいものをやらないといけないが、そのためには時間がかかる」(すべて川上氏)と、現時点ではまだどれも発表できる段階にないようだ。まずは経営統合キャンペーンとニコニコ書店会議、そしてニコニコ本社オープンとシンガポールでの国会議開催、年内に予定されている「ニコキャス」なる新サービスが、経営統合後の大きな動きになるだろうか。両社の持ち味がどのようにミックスされていくのか、統合効果が出てくると思われる来年以降の展開に注目したい。
2014年10月01日理化学研究所(理研)は7月14日、統合失調症や自閉症などの精神疾患の発症に、脂肪酸を運搬する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」が関与している可能性を見出したと発表した。同成果は、理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの島本知英研修生(お茶の水女子大学大学院生)、同 大西哲生研究員、同 吉川武男チームリーダー、山口大学の大和田祐二 教授、浜松医科大学の森則夫 教授らによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Human Molecular Genetics」のオンライン版に近日中に掲載される予定だという。統合失調症は、幻覚や幻聴、妄想などさまざまな精神症状が現れる疾患で、自閉症は対人コミュニケーションの障害、限定的な行動や興味などの特徴がみられる疾患として知られているが、近年の研究から、「脂肪酸」がそうした疾患の発症に関与している可能性があるという説が注目されるようになってきた。脂肪酸は、脳の正常な発達に必須な物質だが、水分となじまない性質であるため、細胞内の働くべき場所で働くためには、その移動を補助する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」の役割が重要とされている。FABPは10種類以上の近縁タンパク質の総称であり、これまで研究グループは、死後脳の研究から、その内の1つで、主に脳で働く「FABP7」の発現量が統合失調症患者の方が上昇していること、ならびにFABP7を作る「FABP7遺伝子」が統合失調症の原因遺伝子の1つであることを報告していた。しかし、ヒトの脳ではFABP7だけでなく「FABP3」と「FABP5」も発現していることから、今回の研究では、FABP7、FABP3、FABP5の3つが、統合失調症や統合失調症と遺伝的・臨床的な関連性が報告されている自閉症とどのように関係しているのかを調査したという。FABP7と同様にFABP3とFABP5の発現量を正常対照群と統合失調症患者の死後脳とで比較したところ、統合失調症患者ではFABP5の発現量が上昇しているほか、生存している統合失調症患者の血液細胞ではFABP5の発現量が低下している、自閉症患者の死後脳ではFABP7の発現が上昇している、そしてFABP3はどの試料においても、正常対照群との差が見られない、ということが判明したという。また、2097人の統合失調症患者と316人の自閉症患者のサンプルを用いて、実際にFABPの機能異常を引き起こすような遺伝子変異があるのかを調べたところ、8種類の変異(2種類のフレームシフト変異と6種類のミスセンス変異)を発見。これらの変異がFABPにどのような機能的異常を引き起こすのかを調べたところ、2種類のフレームシフト変異タンパク質は、どちらも細胞内で異常な分布を示すと同時に壊れやすい性質を持つことが判明したほか、6種類のミスセンス変異タンパク質のうち2種類の変異では、いくつかの脂肪酸に対する結合特性が変化しており、変異を持つ患者の細胞中の脂肪酸の働き方に異常がある可能性が示唆されたとする。これらの結果を踏まえ、Fabp遺伝子が脳の働きにどのような役割を果たすのかの解明を目指し、3種類のFabpをそれぞれノックアウトさせたマウスを用いて、精神疾患に関連する行動試験も実施。その結果、Fabp3ノックアウトマウスは新しいものに対する興味が低下していること、Fabp7ノックアウトマウスは活動性が高い一方で不安を感じやすいことが観察され、これらの行動が統合失調症や自閉症で見られる特徴と一致していることが示されたという。なお、研究グループは今回の成果を踏まえ、FABP5の発現量と脂肪酸量の変動を組み合わせて検査することでより正確なバイオマーカーとして利用できる可能性が出てきたとする。また、一部の統合失調症患者や自閉症患者では脳の発達期に脂肪酸機能の不全があることが示唆されたことから、脳の発達期である妊娠期や乳児期・幼児期に適切な量と質の脂肪酸を摂取することや、遺伝的な要因によって引き起こされる脂肪酸機能不全であってもそれを補う適切な量と質の脂肪酸を摂取することで、そうした症状を予防できる可能性が示されたとするほか、発症後でも、脂肪酸の適切な摂取が症状の軽減に有効である可能性が考えられると説明しており、今後、どの脂肪酸をどの程度、どのぐらいの期間・時期に摂取すれば症状を軽減できるのかを明らかにすることで、新たな治療法の確立につながると期待できるとしている。
2014年07月14日オプティムはこのほど、MDMソフト「Optimal Biz for Mobile」をIT資産管理ソフト「Optimal Biz」に統合した新バージョン「Optimal Biz 7」を6月30日より提供すると発表した。このアップデートにより、「Optimal Biz」はアプリケーション管理の「MAM」やコンテンツ管理の「MCM」、基幹システムと業務アプリの連携を図る「EMMプラットフォーム(企業モビリティ管理)」として提供していくという。また、同時にメーラーやスケジューラー、連絡帳も7月から提供し、オプティムではこれを「MSP(モビリティ・サービス・プラットフォーム)」として推進していく。○コンテナ管理でセキュアに、シンプルに同社は都内で記者会見を開き、Biz事業担当取締役の古賀 一彦氏と営業担当取締役の野々村 耕一郎氏、Biz 開発責任者 山本 大祐氏が新バージョンの説明を行なった。Optimal Bizは2008年にIT資産管理ソフトとして提供を開始したが、大きな強みはMDMソフトのOptimal Biz for Mobileだ。同社の発表によると、MDMソフト市場において3年連続でシェア1位に輝いており、通信事業者が提供するMDM管理ソフトのコンポーネントに採用されるなどの実績も持つ。その上で、モバイルのトレンドとしてデバイス管理のMDMだけではなく、コンテンツ管理やアプリ管理もあわせた統合管理プラットフォームとして今回、Optimal Bizへの統合を図った。「MSP」と呼ばれるプラットフォームでは、企業の基幹システムとの連携をセキュアでシンプルに提供することを掲げている。専用ブラウザを提供することで、通常ブラウザなどとは異なるユーザーエージェントだけのアクセスを許可することで、セキュリティを高められるメリットを紹介。また、専用メーラーについても、送受信コンテンツを、専用のコンテナに保存することで、外部アプリからアクセスできないようにしてセキュリティを高めている。メーラーなどは、一つのアプリとしてコンテナを用意して集約して表示できる。これは、BYOD用途などの利用でも安全かつ簡便に提供できるとしてオプティムは説明していた。
2014年06月13日メスもいらない熱治療美容スキン治療の世界的市場リーダーであるSolta Medical, Inc.から、全く新しい、シワ取り治療法Thermage Total Tip 3.0を発表した。同社は美容医療の拡大に向けて、患者に対して安心安全で効果的なソリューションを提供し、肌のリサーフェシングと若返り、ニキビ減らし、ボディーコントゥアリング、肌の引き締め用の美容エネルギー機器および最新の脂肪吸引技術を最適化するツール、付属品を開発している。Thermageと呼ばれる治療法は、非侵襲の高周波処置を利用して、しわを取り除き、なめらかでハリのある肌を取り戻すというもの。メスや注射などを一切使わず、治療部位に高周波による熱処理を行うことで、目元のシワや顎、首のたるみに効果的な治療を施すことが出来る。肌質を選ばず安全にまた、Thermageは均一で大容量の熱を施すために、顔面治療に効果的で、1回の治療でも目に見える違いを感じやすいという特性を持っている。Total Tipは2度程度の大量の熱量を安全に照射し、一時的にセルライト(堆積脂肪)の出現を減らす高周波技術を使うことで、肌のなめらかさを取り戻すというもの。この治療法は、患者への治療を通して10年の技術的改善が行われ、より持続的な結果をもたらすよう開発された。2002年以来、100万回を超えるThermage治療が、80カ国余りで行われ、あらゆる年齢層、肌質、治療部位を選ばずに患者に施され、これまで前例を見ないほどに顕著な治療結果があったと多くの医師に受け入れられている。的確な高周波エネルギーによって即効性のある結果を経験することができる上に、全てのスキンタイプに対して安全であるというこの治療法は日本でも数多くのクリニックで取り入れられている。元の記事を読む
2013年05月15日キリンビバレッジは同社が販売するコーラ系飲料「キリン メッツ コーラ」が、日本人間ドック健診協会から「日本人間ドック健診協会推薦商品」に認定されたことを発表した。同商品は難消化性デキストリンを配合し、食事の際に脂肪の吸収を抑える、特定保健用食品(トクホ)史上初のコーラ系飲料。2012年4月に発売を開始した。健康意識の高い大人層やコーラ系飲料ユーザーから支持を得て、2012年10月末までの累計販売数量は、500万ケースを突破した。このほど、同商品は日本人間ドック健診協会から「日本人間ドック健診協会推薦商品」として認定。理由としては、食事の際に脂肪の吸収を抑えるトクホ史上初のコーラ系飲料であること。また、人間ドックや健康診断で予見できる生活習慣病の一次予防に役立つこと、健全な食習慣を継続的に行うことを目的とした商品であることがあげられた。10月には480mlペットボトルに加え、1.5リットルサイズも販売開始。また“特製ピザ”が1万人に当たるキャンペーンも実施した。11月からはさらなる認知拡大と味覚体験を目的とした、「100万人サンプリング」を実施している。また、11月12日からはFacebookを活用した、「『キリン メッツ コーラ』と相性のいい食べ物を選ぼう!キャンペーン」を実施する。同キャンペーンは、同商品と相性がいい食べ物の候補の中から1つを選んで投票。投票者の中から抽選で300名に「キリン メッツ コーラ」1ケース(480ml×24本)をプレゼントする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日リード エグジビション ジャパンと、福井県眼鏡協会が主催するアジア最大級のメガネの国際総合展「iOFT 2012」が22日~24日、東京ビッグサイトで開催された。メガネフレームやサングラス、コンタクト関連商品、グラスチェーンやメガネケースなどが展示され、今年は世界20カ国から520社が出展し、会場は大いににぎわった。メガネ店、アパレルショップ、スポーツ用品店、メーカー海外バイヤーなどの業界関係者が来場し、それぞれの出展社のブースで活発な商談が行われたとのこと。今年のイベントでは、特に業界人向けのセミナーに力を入れており、メガネのディスプレーの仕方や、チラシ・DMの打ち方、メガネ市場における経営戦略やクレーム対応の方法などの講演が行われた。メガネフレームを扱うKUJOは、べっ甲を素材としたメガネを展示した。現在、べっ甲の材料は輸入禁止となっているため、同社の商品には国内の在庫のみを使用している。べっ甲はプラスチックよりも軽く、長時間メガネを着用しても鼻や耳などに負担がかかりにくいという。また、べっ甲のフレームは、人の体温で微妙に変形するため、鼻あての部分が着用者の鼻にフィットしやすいという性質を持つ。メガネフレーム修理、メガネアフターサービス業務を行うリペア社は、セル巻加工のメガネを展示。セル巻とは、金属のメガネフレームにプラスチックを巻く加工技術を指す。セル巻を行うことによって、シンプルなメタルフレームのメガネを、好みの色や柄に変えることができる。サプリメントなどの開発および販売を行うわかさ生活は、「ブルーベリーアイ」を展示した。同製品には、北欧産のブルーべリーが使用されている。メガネ関連商品の開発・製造販売を行うパールは、金のメガネケースなどを展示した。同製品の純度はK18(全体の75%が金)で、重量は340グラム。金を使用しているため、価格は時期によって変動する。イタリアのブランドPATTY PAILLETTE(パティ パイレット)は、カラフルな女性向けのメガネを展示した。渋谷ヒカリエに店舗があり、特に若い女性に人気とのこと。ビスケットを連想させるフレームのメガネ(写真左)や、レトロなイメージの丸メガネ(写真右)などが紹介された。いずれの製品も、通常のメガネよりレンズが少し大きめであることが特徴だ。メガネやコンタクトレンズの販売を行うイワキは、スポーツ用メガネ「レックスペックス」を展示した。広い視野を確保し、顔にぴったりとフィットする形状であるため、サッカーやバスケットボールなど、激しく動くスポーツをプレイしてもずれにくいという。価格は15,750円から。また、テンプル(耳にかける部分)をはずしてバンドに取り換え、ゴーグルタイプとして使用することもできるとのこと。老眼鏡やサングラスなどの販売を行うアイマジンジャパンは、コンパクト老眼鏡「チューブリーダー」を展示した。マスカラほどの細さのケースに収めることが可能で、持ち運びが容易。価格は5,040円。2005年には、デザインと機能に優れるメガネ製品に贈られる「アイウェア・オブ・ザ・イヤー」の機能・技術部門に入賞している。メガネ用品の販売を行う栄商会は、動物型のメガネスタンドを展示した。価格は1,050円から。これらのスタンドは、動物の開いた口の中にメガネを差し込むという仕様。柔らかい布であるため、レンズの表面に傷が付きにくいのが利点だという。メガネを入れない時には、インテリアとして楽しむことも可能だ。カラーコンタクトの販売を行うJPSは、さまざまなデザインのコンタクトを展示した。2枚のレンズを重ね、その間に着色料を挟みこむサンドッチ製法を採用しているため、着色料が直接瞳に触れないという。カラーバリエーションも豊富で、赤やピンク、緑といったコスプレイヤー向けの商品から、自然なブラウンや黒など、普段使いに向いている商品まで様々。価格は1,980円から。メガネの製造を行うプラスジャックは、かわったデザインのメガネを展示。猫の耳が付いたものや、チョウの形をしたものなど、若い女性向けのメガネや、江戸時代のメガネを現代風にアレンジした「江戸風伊達眼鏡」、眼帯型の片目サングラスなどを紹介していた。サングラスやスノーゴーグルなどの企画・販売を行うデュークは、LEDライトつきの携帯ルーペを展示。表面にはラインストーンが埋め込まれており、猫やバラなどのイラストが描かれている。レンズをスライドさせるとLEDが点灯し、暗い場所で文字などを見る際にも使用できるという。顕微鏡や望遠鏡の設計・販売を行うビクセンは、手のひらサイズの双眼鏡を展示した。同製品の倍率は、ブルーとイエローが6倍(7,875円)、グリーンとピンクが8倍(8,400円)とのこと。重さは210グラムと軽量で、使用しない際は二つ折りにしてコンパクトに折りたたむことができる。メガネレンズの製造販売を行うアドレンズ・ジャパンは、液体レンズテクノロジーを用いて自分で度数を調節するメガネ「adlens p.o.v.(アドレンズ ピー・オー・ヴィー)」の第2弾を展示した。「JOHN LENNON(TM)」(ジョン・レノン)の製品名で、12月中旬より発売を予定している。希望小売価格は8,800円。フレームサイドに装着したレバーを回すと、液体レンズの度数を自分にあったものに変更することができる。調節後は、ダイヤルをフレームからはずし、レンズを密封して使用。適用度数は-4.5D(近視)から+3.5D(遠視・老眼)とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日日本毛髪科学協会は毎年10月20日を「頭髪の日」と定めている。頭髪の日を前に、頭髪治療専門の城西クリニックは、同クリニックの来院者数をはじめ、薄毛のメカニズムや治療法など、頭髪に関する情報を公開した。同クリニックによると、思春期以降に徐々に髪が薄くなる男性型脱毛症(以下AGA 、後述)の人は全国で1,260万人という。頭髪治療を13年間行ってきた同クリニックの来院者数も年々増える傾向にあり、過去6年間で約1.7倍に増加した。来院患者の約6割は20代、30代で、薄毛を気にする若年層が多いことが明らかとなった。AGAの原因は、男性ホルモンの「テストステロン」が脱毛を促す「ジヒドロテストステロン」に変化し、髪の成長期を阻害することと考えられている。症状の特徴としては、徐々に額が後退するや頭頂部が薄くなるなどが挙げられ、約40%の男性が20代前後から35歳までに何らかの症状を感じるという。症状はまず額の生え際や頭頂部の髪が細く短くなり(軟毛化)、徐々に薄毛(うす毛)が進行する。発症年齢や進行には個人差があり、一般的に「遺伝」と「男性ホルモンの影響」が考えられている。クリニックではAGA患者に対し、経口育毛剤「フィナステリド」と、塗布する外用薬「ミノキシジル」の2種類の薬剤を併用する治療を行っている。治療を行うことによってAGAの進行を遅らせ、毛母の細胞分裂を活性化させる働きがあるという。また、同クリニックの関連団体のFuture Medical Laboratory(F.M.L.)は、2009年より頭髪の日の10月20日に向け、髪にまつわる川柳のコンテストを実施している。2011年度の大賞は「としかさね母はうつくし絹白髪(西造さん)」、優秀賞は「遼よりも量が気になるアゲンスト(はるやすさん)」など3作品。2012年の結果は、10月10日に発表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日イオンクレジットサービスとイオン銀行は12日、両社の取締役会決議において、両社の経営統合(以下本経営統合)について経営統合契約(以下本経営統合契約)を締結すること、および本経営統合の一環として、2013年1月1日(予定)を効力発生日として、イオンクレジットサービスを株式交換完全親会社、イオン銀行を株式交換完全子会社とする株式交換(以下本株式交換)に係る株式交換契約(以下本株式交換契約)を締結することをそれぞれ決議したと発表した。また、イオンクレジットサービスおよびイオン銀行は、本経営統合契約において、2013年4月1日(予定)を効力発生日として、イオンクレジットサービスが、イオン銀行に対し、クレジットカード事業に関する権利義務(ただし当事者が別途合意した権利義務を除く)を承継する会社分割(以下本吸収分割①)を行うこと、および同社が新たに設立する完全子会社(以下新イオンクレジットサービス)に対し、それ以外の事業に関する権利義務(ただし、当事者が別途合意した権利義務を除く)を承継する会社分割(以下本吸収分割②といい、本吸収分割①と本吸収分割②をあわせて、以下本吸収分割)を行うことを合意しており、本株式交換及び本吸収分割により、イオンクレジットサービスは、銀行業務及びクレジットカード事業等を営む子会社を有する、持株会社(銀行持株会社)に移行し、商号をイオンフィナンシャルサービス株式会社(以下イオンフィナンシャルサービス)に変更する予定。同経営統合は、イオンクレジットサービスおよびイオン銀行それぞれの株主総会での承認と法令上必要な関係当局の認可取得等を条件としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日