くらし情報『年間売上高20億ドル規模の新半導体企業が誕生 - CypressとSpansionが経営統合に関する説明会を開催』

2014年12月15日 11:30

年間売上高20億ドル規模の新半導体企業が誕生 - CypressとSpansionが経営統合に関する説明会を開催

年間売上高20億ドル規模の新半導体企業が誕生 - CypressとSpansionが経営統合に関する説明会を開催
既報の通り、Cypress SemiconductorとSpansionは経営統合を行うことを12月1日に発表、これに関するConference callを12月10日(米国時間)に行ったが、12月12日には日本の報道機関向けのConference callが特別に設けられた。そこでこの内容と、12月10日の本国向けConference callの内容をまとめてレポートしたい。

まずは簡単に統合の全貌を。CypressとSpansionは株式交換の形で経営統合を行う(Photo01)。これはSpansionの株主は、Spansion株1株をCypressの株2.457株と交換する、という形で実現。存続会社はCypressとなる。実態はともかく、見かけ上はCypressがSpansionを買収した形だ。

今年第2四半期の両社の売り上げを見ると、Spansionが3億1470万ドル、Cypressが1億7360万ドルといったところで、両社あわせると四半期あたりほぼ5億ドルとなるので、トータルすると年間20億ドルの売り上げを持つ企業が出現することになる。


先ほど「見かけ上は」CypressがSpansionを買収、と書いたが実質的には株主はほぼ同数になり、新会社の取締役会は両社から4名ずつが参加することになる。

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