モンテディオ山形所属の元日本代表サッカー選手の土居聖真が11月11日に自身のインスタグラムを更新した。【画像】竹下佳江須磨ビーチフェスタでビーチバレー・浦田とツーショット☀️「2024.11.10 9連勝」と報告し、写真を複数枚アップ。モンテディオ山形はこの試合で4‐0で千葉に勝利し、J1リーグ昇格プレーオフの進出を決定した。土居選手はこの試合で前半にゴールを決め、勝利に大きく貢献した。写真ではプレーの様子や盛り上がりがわかる。今回の試合ではスタジアム最多となる19,316人が来釈したこともアピールした。 この投稿をInstagramで見る 土居聖真(@doi.shoma_official)がシェアした投稿 この投稿には多くのファンから途中移籍後の活躍に感謝と応援の声が届いている。
2024年11月13日俳優の土居志央梨(32)が5日、自身のインスタグラムを更新。“金髪ショートボブ”姿の証明写真を公開した。土居といえば、前期の連続テレビ小説『虎に翼』(2024年 前期/NHK)でショートヘア&男装がクールな女性弁護士・山田よね役を好演し、一躍話題に。現在は、俳優・モデルの菜々緒(36)が主演するテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『無能の鷹』(後11:15)に出演中で、朝ドラとは一変、ロングのオレンジヘアが新鮮な印象を与えている。この日は、自身の証明写真をアップ。“金髪ショートボブ”姿の土居が写し出されており、これまでと雰囲気をガラリと変えている。この投稿にファンからは「え!金髪になってる!!かわいい」「よねさんなのに、よねさんじゃない!」「可愛すぎる」「よねさん感ないー 女優さんって凄い」など、驚きや絶賛の声が寄せられた。
2024年11月05日菜々緒主演ドラマ「無能の鷹」の第3羽(話)から、“同期”役のさとうほなみと土居志央梨の仲睦まじいオフショットが公式SNSで公開。「二人とも可愛い」「喧嘩するほど仲がいい?」「不覚にもウルっときた」といった声が視聴者から上がり、さとうが披露したラップにも注目が集まっている。本作は、清々しいほど無能な女性と、彼女とコンビを組むことになった新入社員。会社の誰もが期待していない2人が、ある日奇跡を起こす、超・脱力系お仕事コメディ。圧倒的なデキるオーラを纏いながら、実は衝撃的に無能な主人公・鷹野ツメ子を菜々緒、鷹野の相棒となる新入社員・鶸田を塩野瑛久、鷹野の指導係・鳩山を井浦新が演じている。さとう演じる《社内CIA》の異名を持つ営業部・鵜飼と開発部のエンジニア・鵙尾(土居志央梨)は、実は高校時代からの親友で同期入社。新入社員の頃はお互いに下の名前で呼び合うくらい仲がよかったのに、いまや犬猿の仲に…。いったい鵜飼と鵙尾に何があったのか、その理由に迫る展開だっただけに、視聴者からは「喧嘩するほど仲がいい?本当はお互い分かり合ってる鵜飼さんと鵙尾さん」「二人とも可愛い」「不覚にもウルっときました」「最高すぎました」などのコメントが寄せられた。また、鵜飼が営業先の“フリーダム”を押しつけるアパレル企業社長・服井繁(本多力)に追い込まれ、菜々緒演じる鷹野に乗せられて披露するラップシーンも公開に。やがて、塩野演じる鶸田も巻き込まれてしまう注目のシーンには、「鷹野が手叩き始めたとこめっちゃ笑った」「さすが音楽のプロ」「ラップバトルかっこよかった」「全員の連携プレイ、最高すぎる!」など面白がるファンが続出している。■第4話圧倒的な《デキるオーラ》を醸しながらも、衝撃的な《無能》ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)。今日もホワイドボードの板書を任されるも、気づけば意味不明な壁画になっている始末。そんな鷹野が見つめる先には、ダルそうにプリンターで資料を印刷し、ホチキス留めする雉谷(工藤阿須加)。雉谷が作った資料…それは《部長の離乳食》なるもので、専門用語に不慣れな部長・朱雀(高橋克実)用に雉谷が必要最低限の内容をまとめたもの。新入社員の鶸田(塩野瑛久)は、そんな先輩の行動を「上司への忖度」もしくは「思いやり」なのかと思うが、同僚の鵜飼(さとうほなみ)は「雉谷くんは、面倒なことになる前に早めに手を打ってるだけ」と評する。その後も鶸田は、「会社でさまざまな地雷を踏まない」ために全力を尽くす男・雉谷のさまざまな能力を目の当たりにする――。「無能の鷹」は毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送中(※一部地域を除く)。(シネマカフェ編集部)
2024年10月28日NHK連続テレビ小説「虎に翼」で山田よね役を演じる土居志央梨と、轟太一役を演じる戸塚純貴が撮影の裏側を語るラジオインタビュー「トラつばの裏側しゃべってみた」がNHKのYouTubeチャンネルにもアップされ、反響を呼んでいる。本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった1人の女性をモデルに、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく情熱あふれる法曹たちの物語を描いた極上のリーガルエンターテインメント。よねと轟は、主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)の学生時代からの友人で、戦後、上野のカフェー「灯台」の跡地に2人で「山田轟法律事務所」を開業。原爆裁判に携わったのち、現在はおぞましい虐待を受けてきた父親を殺害した美位子(石橋菜津美)の弁護を引き受けているのだが…。今回の動画は、9月9日~11日にかけて公式Xや公式Instagramにアップされた前・中・後編のラジオインタビューを1本の動画にまとめたもの。学生時代のシーンのふり返りや、花岡役の岩田剛典とのエピソードほか、同い年で誕生日が1日違いという2人の共通点など、劇中のよねと轟さながらのケミストリーで裏側トークを繰り広げており、SNSには「どうかスピンオフ作って」「ずっと聴いていたい」「半端なく癒される」などの声が続々と上がっている。第25週「女の知恵は後ろへまわる?」寅子(伊藤沙莉)は、最高裁長官・桂場等一郎(松山ケンイチ)が政治家の司法介入を阻止すべく行った人事方針に納得できず、長官室で意見するが「出て行け!」と一蹴される。連続テレビ小説「虎に翼」は毎週月~土曜日8時、NHK総合ほかにて放送中。※土曜は1週間をふり返り(シネマカフェ編集部)
2024年09月19日菜々緒主演、10月期金曜ナイトドラマ「無能の鷹」に、映画『ラストマイル』も話題の安藤玉恵や「虎に翼」の土居志央梨、世界的バレエダンサー・宮尾俊太郎、「君とゆきて咲く~新選組青春録~」の永田崇人の出演が発表された。女性コミック誌「Kiss」(講談社)で現在連載中のはんざき朝未による大人気コミックスを実写ドラマ化する本作。菜々緒演じる主人公の鷹野ツメ子はスマートな身のこなしに落ち着いた声。自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞い。どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えていて、超有能そうな見た目なのに、実は衝撃的に無能で…。ダメダメな主人公が、個性豊かな登場人物と触れあって、切磋琢磨して心身ともに成長を遂げていくサクセスストーリー…でもない、従来のお仕事ドラマとは一線を画す新時代のお仕事ドラマ。先日は、鷹野と同期であり、ひよわすぎる新入社員・鶸田道人を演じる塩野瑛久、優しいばかりに常に損をして、鷹野の指導係まで押し付けられた会社の歯車代表・鳩山樹を演じる井浦新、恐ろしく要領がよく根回しの鬼として名高い“憑依型サラリーマン”雉谷耕太役・工藤阿須加、野望と愛欲にまみれた“会社員ver黒革の手帖”を操る《社内CIA》・鵜飼朱音役・さとうほなみ、「ありがとう」と「ごめんね」が言えない老害部長・朱雀又一郎に扮する高橋克実といった、注目の新鋭からベテランまで演技巧者が解禁。この度、物語を彩り、圧倒的無能なヒロイン・鷹野の成長“しない”姿を見守る、さらなる濃いキャラクターを演じる豪華追加キャストが明らかに。■映画『ラストマイル』やCM「母の推し活」の安藤玉恵クセ者揃いの開発部の部長として部下たちを、疲弊しながらドライにまとめる人徳者・鴫石郁(しぎいし・いく)に扮するのは安藤玉恵。ドラマ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(NHK)の阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂役や、東京ガスのCM「母の推し活」篇ほか、映画『ラストマイル』でもキーパーソンを演じ、数多くの作品で物語をピリッと引き締める名優として知られている。同期の鳩山(井浦)は良き相談相手、朱雀(高橋)は元上司という間柄である鴫石を「初の女性部長という肩書きなので、幾重にも重なる思いがありそうだと思っています」と分析。それを踏まえ「キャラクターがはっきりしているので、いろいろと遊べそうだなあなんて思っています」と“よし、現場、めっちゃ楽しもう!”というポジティブマインドで鴫石にアプローチ。「鷹野という人物との出会いは、私もそうだったように、視聴者の皆さんにとっても最高なものになるはずです」と高まるメッセージも寄せた。■ウィッグ姿で印象一変、土居志央梨そして「ダル…」が口ぐせの自由人、鵜飼と同期の開発部エンジニア・鵙尾弓(もずお・ゆみ)を演じるのは土居志央梨。連続テレビ小説「虎に翼」で弁護士・山田よねを演じて大ブレイク中の彼女も出演。映画『リバーズ・エッジ』や、連続テレビ小説「おちょやん」、大河ドラマ「青天を衝け」などの作品でも個性を披露した土居が、よねさんから“大胆イメチェン”してオレンジヘアのだるだるエンジニアに!?そんな土居は今回、「無能の鷹」へのオファーがあった際の心境を「キャストの皆様が素敵な方ばかりで、その一員として作品に参加出来るのがとても嬉しかったです」と言い、「ここ一年ずっと黒髪ショートだったので、ウィッグ姿の自分を見るたびにまだ若干『誰…?』となりますが(笑)。ヘンテコ可愛い衣裳も気に入ってます」と気になるコメントも。鵜飼(さとう)とは性格が正反対のため、仲が悪いという設定だが…ふたりの関係の行方にも注目。「金曜日の夜、少しだけ肩の力が抜けるような、人生ってなんだかんだ面白いかもと思えるような、そんな時間をお届けできれば」と意気込みを語る。■「強烈なビジュアルで、新境地が開ける予感」と宮尾俊太郎さらに、開発部に所属する金髪×長髪×ちょびひげのエンジニアで、口ぐせは「人生はロックだよ」。よく分からないけどいつもギターを弾いたりヨガをしており、芸能人の友達が多いと自称、“あれおれ男”でありSNSの投稿が絶妙にイタくて辛い鵤流星(いかるが・りゅうせい)を演じるのは、宮尾俊太郎。世界的なバレエダンサーながら、ドラマ「アンチヒーロー」や舞台「未来少年コナン」などで、シリアスからコメディまでを演じ分ける俳優として実力を披露。2025年に放送予定の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」への出演も決定している俊英。そんな宮尾は原作・台本を読んで「頑張りすぎていたり、自分で気が付かないけど、心が限界を迎えていたり、そんな、なにか窮屈な思いをしてる方々が、思いっきり力が抜けてしまうような作品」と好感触の様子。「皆様とありそうでない、なさそうである世界観を作って行きたい」とコメントする。■永田崇人「《無能の鷹活動》略して、《鷹活》しましょう」とアピールまた、鷹野と鶸田(塩野)の同期で、“あざとすぎる”人事部・烏森皇子(からすもり・おうじ)役には永田崇人。東京ワンピースタワー内で行われていた「ONE PIECE LIVE ATTRACTION」に初代モンキー・D・ルフィ役を務め、俳優デビュー。「君とゆきて咲く~新選組青春録~」では山南敬助役で切腹シーンを熱演し話題沸騰。そのほか、ドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」や「ガン二バル」など、舞台・映像・音楽と幅広く活躍する大注目。空気を読み、人に愛される立ち位置を確保することに長けている、あざとすぎる人事部社員であり、入社早々会社のキーパーソンを抑えるために、社内人物相関図を足しげく作成するなど、新入社員にして激しい計算にまみれた、末恐ろしい男・烏森。永田は原作、台本を読んだ際の感想を聞かれると「とにかく、声を出して何度も笑い転げました。嘘じゃないです!」とハツラツと答え「日々、目一杯生きている同志の皆様!一旦ストーップ!毎週1時間だけでもいいので、この作品を観て、肩の力を抜きましょう!題して《無能の鷹活動》略して、《鷹活》しましょう」と大いにアピールした。さらに、営業部所属で、圧倒的社畜であり忖度の神として営業部に君臨する梟井重蔵(ふくろい・じゅうぞう)役を「おっさんずラブ」シリーズや「unknown」にも出演した鈴木理学。同じく営業部所属で、いつもポジティブすぎる・白鳥京香(しらとり・きょうか)役を「アンメット ある脳外科医の日記」での号泣熱演が記憶に新しい相馬有紀実。そんな個性豊かなキャストが勢ぞろいする中、9月6日(金)に「伝説の頭 翔」放送内では、本作の30秒ティザー映像が地上波初放送される。「無能の鷹」は10月11日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。(シネマカフェ編集部)
2024年09月06日連続テレビ小説「虎に翼」の公式SNSが、伊藤沙莉と土居志央梨演じる寅子&よねのオフショットとメイキング映像を公開した。本作は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルとした、極上のリーガルエンターテインメント。主演を務める伊藤沙莉伊藤さんが日本初の女性弁護士となる猪爪寅子を演じているほか、石田ゆり子、仲野太賀、桜井ユキ、平岩紙、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチらが出演する。今回公開されたのは、寅子と大学時代の仲間・よね(土居志央梨)のシーンの舞台裏。コメント欄には、視聴者からの「仲良しのおふたり」、「よねさん出てきてくれて嬉しい」、「雲野弁護士のもとで意外過ぎる再会よねちゃんのトリセツする寅ちゃん嬉しそう」、「よねさんがどうなるのか気になってたので再会できて嬉しいです!!」、「またよねさん見れるんですね」などと再会を喜ぶ声が多数。寅子の母役の石田ゆり子も「可愛い2人いいですねぇ」とコメントしている。第7週「女の心は猫の目?」(33)5月15日放送晴れて弁護士になったが、性別を理由になかなか依頼をもらえない寅子(伊藤沙莉)は、「女の幸せより大事なものか」という稲(田中真弓)の言葉が頭を離れない――。連続テレビ小説「虎に翼」は毎週月~土曜日8時、NHK総合ほかにて放送中。※土曜は1週間をふり返り(シネマカフェ編集部)
2024年05月14日ミュージカル『リトルプリンス』ゲネプロ&初日囲み取材が東京・日比谷のシアタークリエで行われ、土居裕子、加藤梨里香、井上芳雄、大野幸人、花總まりが初日開演前に取材に応じた。サン=テグジュペリ不朽の名作「星の王子さま」を原作に、1993年に誕生した音楽座ミュージカル『リトルプリンス』の東宝版として上演される本公演。小さな惑星を飛び出し、地球にやってきた王子の旅路を描き出す感動作だ。主人公の「王子」は多くの舞台経験を持つ実力派の加藤と、音楽座ミュージカル初演から王子役を演じてきたオリジナルキャストの土居のWキャストとなる。1993年の初演で王子を演じたオリジナルキャストの土居は「およそ30年ぶりで、まさかもう一回王子をやるなんて、夢にも思ってなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情を見せる。「『リトルプリンス』をクリエで、しかも芳雄さんが飛行士の役をやると聞いて。絶対ピッタリだしぜひやってほしいと言っていたら、いつの間にか私もやらないかということになり……。バカ言ってるんじゃないよ、そんなの無理に決まってるじゃん、なんて言っていたのに騙されましたよ。怖いですね」と冗談めかしつつも、その決意の裏には井上の言葉もあったそうで、「井上さんが『1日でいいから出てくれないか』ということで」と説明する。その言葉を受けた井上は「簡単に言ってますけど、無理やりねじ込んでくださったんです。ほかの作品の本番・稽古もあったので、誰よりも遅くきたんですよ。だから稽古期間がギュッとしてて。およそ30年ぶりということだけでなく、この短期間でこれをしているというのがすごいなと思います」とすっかり感服した様子。そしてもうひとりの「王子」役となる加藤は「ついにこの日が来てしまったか」と切り出しつつも、「稽古をすればするほど、王子という役はとんでもない役だなと思いました。しかも土居裕子さんとダブル主演ということは震えるくらいとんでもないことだなと思いでした」と述懐。「でも稽古の途中から土居さんがいらっしゃって。誰よりも王子のことをたくさん考えてきた方ですから、裕子さんからもらえることがたくさんあった。こんなに心強いダブルキャストはいないんじゃないかなという。とてもすてきな環境で挑ませていただけるなと思っているので、全身全霊で王子として駆け回りたいなと思います」と意気込んだ。さらに「こんなにも違う作品を観ているような気持ちにさせてくれるダブルキャストはないなと思いました」と語る井上は、「土居さんは本物の王子が来たという感じでしたし、(加藤)梨里香ちゃんは年齢や精神性といった存在感という意味で、王子が子どもなんだということを信じさせてくれる。両極端の王子が観られる。本当に比べようがないんですよね」と王子役の二人について言及するひと幕もあった。井上自身は飛行士とキツネの二役を演じることになったが、「(キツネの衣装は)まだ慣れないというか。気恥ずかしい感じもありましたけど、『キャッツ』にあこがれてミュージカル界に入ったので、猫ではなかったですけど、半分夢がかないました」と笑いながら付け加えた。そして観客に向けたメッセージを求められた加藤が「温かいカンパニーが作った作品だからこそ、作品にも温かさが流れているのかなと思います」と語ると、土居も「星を見るのが大好きになるんじゃないかなと。そして地球のことをあらためてすばらしい星だから大切にしたいなという気持ちになってくださったらいいなと思います」と付け加えた。ミュージカル『リトルプリンス』は1月8日から31日まで日比谷・シアタークリエにて(愛知公演あり)会見写真撮影:壬生智裕
2022年01月08日泣き虫でいじめられっ子だった、少年時代の龍馬出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴です。【偉人の凸凹学】シリーズ4回目は、2018年に150周年を迎える明治維新で、影の立役者となったあの方です。ところでうちの長男が、ちょっとしたことで涙が出そうになる自分を気にして「泣き虫直し方」なんて、ネットで健気に検索している姿を目にしました。なんとかしてあげたい親心。でも、感情の素直さや感受性の豊かさは、彼の長所でもあるんですよね。どうしたら、優しくて豊かな感受性をそのままに、強い心を持てるのか…?その、うってつけのロールモデル(お手本)がそう!坂本龍馬、その人なのです。四国・土佐藩出身の坂本龍馬は、海軍である海援隊を組織したり、敵対していた薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の桂小五郎の仲立ちをして、薩長同盟を結ばせました。そして、仇敵・後藤象二郎と手を結び、江戸幕府から政権を返上させる大政奉還のお膳立てをし、新しい時代の礎となりました。また、剣術の達人としても有名ですね。そんな時代の傑物(けつぶつ)の龍馬ですが、少年時代は泣き虫で、いじめられっ子。なんと12歳の頃までおねしょをしていたのだそう。繊細な少年だった龍馬の心を、いいところはそのままに、私心を捨てて大義のために行動するスケールの大きな人物に、しなやかで大きく強く育てたヒミツは、一体なんだったのでしょうか。「泣き虫」が蝶になる前のサナギ時代の龍馬が、地元・土佐で過ごした日々より、現代家庭の子育てに手軽に応用できるヒントを見つけたいと思います。強くて丈夫で、柔軟な心と身体を作る基礎〜小栗道場出典 : 明治維新前の当時の土佐藩には、上級武士の「上士」と下級武士の「郷士」という、強い上下関係の身分制度がありました。龍馬は豪商の家系で、結構いいトコのおぼっちゃんでしたが、郷士の身分だったので、上士の武士達から差別的な扱いを受けて、悔しい思いをしていたようです。漢学の塾でも、上士の子にいじめられて辞めてしまったとも(諸説あり)。そんな龍馬を心配してか、家族のすすめで少年龍馬は近所の道場に通い始めます。龍馬と言えば、北辰一刀流が有名ですが、実は青春時代の、今で言うと、ちょうど中1から高2くらいまでの約5年間は、地元・土佐の小栗流・日根野弁治先生の道場の門下生でした。この小栗流、表の剣術だけでなく、総合武術として武士の素養をひととおり教えるもので、裏を和術(柔術)としていたのだそうです(他にも、槍や水練、手裏剣など、バラエティに富んだ内容でした)。通称「鞠身之やわら」とも呼ばれ、変幻自在に身体を鞠のように柔らかく保つのが奥義だっだようで、現代にも「鞠身流柔術」として受け継がれているそう。龍馬の柔軟な発想や、立場を超えた大胆で自由な行動にも、通じているのかもしれませんね。この道場での稽古に、少年龍馬は夢中になり、倒されても何度でも起き上がっていく、実に楽しそうな様子が、以下の談話から伺えます。道場へ来て龍馬は心機一変、おねしょも泣き虫も一ぺんに飛んでしもうた。朝はまっ先に夕べは最後まで、飯を食わんでも剣道の稽古一筋。愉快でたまらん、おもしろうてたまらん。そんな気持ちでなんぼでもやる。『坂本もうよかろう』というと『先生もう一本、もう一本』といくらでもうってかかる。祖父[土居楠五郎]は外の弟子もケイコをつけてやらねばならんので、龍馬ばかりは困る。そこで体当たりをやると、体は大きいが若いのでぶっ倒れる。すると、はね起きてまたかかってくる。襟首をつかんで前に引き倒すと腹這いに延びる。それでもすぐ起きてまたかかってくる。この根性にはすっかり感心した。一度道場内の試合で龍馬が勝ち放し。二つも三つも年上のもの[兄弟子]をこの時は祖父も師匠達もびっくり。弟子達もびっくり、龍馬自身もびっくりということだった(師範代・土居楠五郎の孫の談話)「龍馬堂」HP小栗流の系譜〜日根野道場〜よりそして、小栗流は宗家制度(家元の家系が流派を継ぐこと)ではなく、実力主義。日根野道場の弁治先生も郷士出身で、門弟には上級武士から庶民まで、様々な身分の者が入り乱れていました。今で言う、「ダイバーシティ(多様性)」を認める環境だったことも、龍馬がのびのびと好きなことに打ち込み、才能を伸ばせた理由のひとつかもしれませんね。このように、龍馬は青春時代、夢中になって身体の基礎作りをし、5年間の修行の末「小栗流和兵法事目録」を受け、江戸へ剣術の修行に旅立ちます。虚弱だったとも言われる龍馬が、丈夫で柔軟な心と身体を得たことと、実力主義の道場で認められたことが、大きな自信となったのではないでしょうか。現代でも、いじめられっ子に武道や格闘技を習わせる、なんて話も聞きますよね。ボクシングの元世界王者の内藤大助さんも、いじめられた経験がきっかけでボクシングを始めたのだそうです。龍馬や内藤さんのように、身体を動かすことに夢中になれれば、悩み事が吹き飛んでしまうことだって、あるかもしれません。でも「子どもが、ゲームやYouTubeばっかりで、武道や格闘技に興味を示さない」なんて場合も多いかと思います。少年龍馬のように繊細な子は、1つのことをあれこれと考え過ぎて、不安感を一層強めてしまうところがあるようです。これを和らげてあげるには、武道でも基礎となる、ストレッチと呼吸法を日常の中に取り入れるだけでも、違うのではないでしょうか。出典 : 私も、割と思い詰めやすいほうなので、「1つのことばかり、モヤモヤと気にし過ぎているな」と思ったら、簡単なストレッチをするように心がけています。人は、強い不安感やプレッシャーを感じると、筋肉がガチガチに固まってしまうので、それを意識的にほぐすようにしています。鞠のように柔軟な身体は、柔軟な心を育ててくれるようです。また、いじめられた経験や、失敗や叱責の積み重ねなどがあると、心が過敏になって、少しのことで気持ちが大きく動揺したり、上士のように威圧的な人を見るだけでドキドキしてしまうかもしれません。そんなときには、意識的に腹式呼吸をして呼吸を整えるようにすると心を落ち着かせることができるでしょう。「丹田呼吸法」などは、武士道の精神にも通じているようです。腹式呼吸はもちろん家庭で誰でもできますが、習い事や部活の場合、武道系の他、吹奏楽や、演劇や声楽のボイストレーニングなどでも、近いものが体得できるように思います。コツを掴むために、風船を膨らまして練習するのもいいですよ。成人の方は、人気のマインドフルネスや、ヨガ教室、座禅の体験などもおススメです。兵庫県立教育研究所 心の教育総合センター いじめ未然防止プログラム・授業プラン「10秒呼吸法を使ったストレスマネジメント」「《いじめられている君へ》内藤大助さん」朝日新聞デジタル視野を広げ、世界の大きさを感じ取る経験〜下田屋出典 : また、後に龍馬は脱藩して、土佐の小さな世界を飛び出し、国の未来を考えて日本中を奔走します。そして、私怨を捨てて仇敵・後藤象二郎とも手を結び、大政奉還が成された後は「世界の海援隊でもやらんかな」と言って西郷隆盛に言葉を失わせるほど、スケールのどでかい人物へと成長します。こんな龍馬の心の器を大きく育てた下地には、少年時代、姉と度々出入りしていた、継母・伊与に縁のある藩の御用廻船商人の、下田屋(川島家)での経験が関係しているように思えます。龍馬の人格形成において多大な影響を与えていったのは、父・八平の後妻・伊与の前夫の実家である下田屋(川島家)といわれている。龍馬は姉・乙女とともに浦戸湾を船で渡り、当時土佐藩御船蔵のあった種崎にある川島家をたびたび訪れては、長崎や下関からの珍しい土産話などを聞いたとされる。また、世界地図や数々の輸入品を見て外の世界への憧れを高めたともいわれている。Wikipedia「坂本龍馬」の項より広い太平洋に面した四国・土佐には造船所があり、多くの職人達が住んでいて「プロの仕事」を間近で見たり、話を聞くことができたのだと思います。また、鎖国中だった日本でも、他藩から情報を得たり、外国の商船が漂着するなど、「外の世界」を垣間見ることができたようです。きっと、土佐の海岸には、異国を感じるさまざまなものが流れ着いていたことでしょうね。強い身分制度に支配された中で、少々窮屈な思いをしていた少年龍馬は、見聞を広めながら「土佐が世界の全てではない」と実感し、外の広い世界に希望を見い出して、当時は重罪だった脱藩へと駆り立てられたのかもしれません。これは後に、土佐と同じく、幕末期の閉塞的な状況にあった、島国・日本に新しい自由な風を送り込む龍馬の行動の原体験になったようにも思えます。出典 : もし、今、お子さんが小さなグループの中でいじめられて悩んでいたり、学校などの狭い社会に馴染めずにいるのなら、さり気なく外の広い世界へ、目が向くようにしてあげるといいでしょう。できれば、龍馬のように、広い大海原を眺めたり、船で旅してみるなど、視野を広げる実体験や、学校の交友関係を離れて、習い事や趣味の活動などで、大人や違う年齢・学区のお子さんなど、多種多様な人々と交流する機会があるといいかもしれませんね。ただ、お子さんの心が大きく傷ついているときや、日々の生活で消耗しきっているときには、そんなエネルギーは出て来ないものですよね。さらに現代は、脱藩せずとも世界中のありとあらゆる情報があふれ、自宅に居ながら世界各国の品々がポチッと簡単に手に入る時代ですから、かえって内向きに心が閉じてしまいやすい環境でもあるでしょう。逆に、そういった便利な技術を、視野を広げるために利用することもできます。例えば、うちの長男はオンラインゲームで、年齢も国籍も多種多様な海外ユーザーと、簡単な英語でチャットしながら一緒に遊んでいます。長男曰く「日本人同士のグループよりも、仲良く遊べる」とのこと。空気を読まなくて済む、シンプルでオープンなコミュニケーションのほうが長男には分かりやすいようです。また、「Google Earth」などをおもちゃ替わりにして遊ぶと、自分の今住んでいる世界が、どれだけ小さいのかが、手に取るようによく分かります。地球の裏側の生活をストリートビューで垣間見ることもできます。エッフェル塔だって、ピラミッドだって、グランドキャニオンだって、いつでもお茶の間から行けますからね。まさに「どこでもドア」です。例え、今、閉塞的な状況にあっても、龍馬のように、世界の広さを感じ取ることで小さな世界から飛び出す勇気が持てるかもしれません。何より、思い詰めているお子さんには「その小さな世界が、世界の全てではない」こと、気がついて欲しいです。 Earthありのままの自分を、いつでも受け止めてもらえる存在〜乙女姉さん出典 : そして龍馬を、芯が強く飾らない人柄の魅力的な人物に育てた最大の要因は、「大きな」姉の存在だったように思います。先述のように、郷士出身ながらも豪商の家系だった龍馬は、裕福な家庭のお坊ちゃんで、年の離れた兄と3人の姉がいる末っ子として大事に育てられましたが、9〜10才の頃に病弱だった母を亡くし、毎日泣いて暮らしていたのだそうです。そんな龍馬のために立ち上がったのが、すぐ上の姉・乙女(おとめ)。ですが、この方なんと、一説には身長175cm・体重111kgの豪傑で「坂本のお仁王様」と呼ばれる、ゴッドねえちゃんでした!文武両道の才女だった乙女様は、スパルタ式で龍馬に武術や学問をビシビシ指導していたのだそう。ある時は「武士の子が泳げないとは情けない!」と、龍馬を竹竿の先に縄でくくりつけ、素っ裸で川に放り込んで特訓したのだとか…(お気の毒です)。でも、乙女姉さんは、ただ厳しいだけの人ではなかったようです。おれは若いとき親に死に別れてからは、乙女姉さんの世話になって成長(ふと)ったので、親の恩より姉さんの恩が大きい(『千里駒後日譚』)「龍馬の言葉」坂本優二・著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、p72より…と、龍馬は親代りとなって育ててくれた姉に対し、深く感謝しています。出典 : また、筆まめな龍馬の現存する135通の手紙の中で、一番多かったのも乙女宛でした。その内容からも、龍馬が姉に心を許し、強い愛情と信頼関係を結んでいることが感じ取れます。例えば、尊敬する勝海舟先生に弟子入りできた時の手紙には「少しエヘン顔して、ひそかにおります」と、まるで子どものように得意げに自慢している姿が浮かびます。また、有名な「日本を今一度洗濯いたし申し候」という一文のある長い手紙も乙女宛ですが、国の行く末を思うのと同時に、さまざまな理不尽な出来事から、龍馬は憤りの感情を素直にぶつけています。中には「右申所の姦吏を一事に軍いたし打殺(意訳:あんなヤツらメッタメタのギッタギタにしてやる)」なんて言葉も。そうかと思えば、夫婦喧嘩で実家に帰り「出家したい」とグチった乙女に、「ぶん、と屁の鳴るほどやってみよ」とか「万が一のときは、盗賊の金玉までひきたくれ」なんて飾らない表現で、姉をユーモラスにからかいながら、元気づけています。他にも、後の妻・お龍や千葉道場の娘・佐那など気になる女性の話や、資金難で「七千八百両でヒイヒイと困っていた」など、姉には何でも心おきなく打ち明けている様子が、乙女宛の手紙から伝わってきます。こんな風に、自分のポジティブな感情も、ネガティブな感情も、少々カッコ悪いことや恥ずかしいことも、素直にさらけ出して表現できるのは、姉・乙女が、龍馬のどんな姿でも丸ごと受け止めていたからに他ならないと私は思います。そして、龍馬を想えばこそ厳しくすることもあったけれど、「乙女姉さんだけは、どんな自分でも絶対に嫌いになったりしない」という、姉の深い愛情に確信があったからこそ、しなやかで折れない心を持てたのではないでしょうか。どんな子も「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」や「いつでも安心して帰れる家」があれば、失敗してもやり直せる、転んでも起き上がれる、壁にぶつかっても回り道を探して歩き続ける、「本当の強さ」を手に入れることが、きっとできるハズです。「坂本乙女こと龍馬のお姉ちゃん 身長175・体重111kgは日本史最強クラスの女傑!?」BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)弱さは強さになれる…!出典 : こうして「泣き虫」龍馬は、いつの間にか強く逞しい「蝶」になって、広い世界へと羽ばたいていきました。晩年、知り合いの家で、1人の少年が涙ぐんでいるのを、入浴中だった龍馬が見かけたのだそうです。すると龍馬は少年を手招きして、自分の胸の古い刀傷を見せ…「ここをご覧、これは刀傷じゃ。オンチャン(おじさん)は斬られても泣かんぜよ。おまえも斬られたくらいで泣いちゃアいかんぜよ」「龍馬の言葉」坂本優二・著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、p57より…と、笑ってなだめてあげたエピソードが残っているのだそうです。そして、龍馬はこの1ヶ月半後に京都で暗殺され、世の中が大きく変わるのを見届けることができないまま、最期を迎えます。でも、もしも龍馬が、最初から強い心を持っていたのなら、こんな1人の少年の小さな心の痛みに、気がつき寄り添うことはなかったのかもしれません。繊細で人一倍優しい心を持った龍馬だからこそ、できない人の気持ちが分かり、弱い者や小さな者達の声を拾い上げ、自分も身分差別でいじめられて悔しい想いを沢山してきたから、平等な社会実現のために東奔西走する原動力が生まれたのではないでしょうか。もしかしたら、龍馬が泣き虫だったおかげで、今の日本があるのかもしれません。そして、欠点があったり、少々カッコ悪い自分でも受け容れられ、自分の感情に素直でいられたことが、龍馬を人間らしい、より魅力的な人物へと成長させたように思えます。そう想うと、うちの泣き虫少年も、いっぱい泣いて、いっぱい怒って、いっぱい笑って、強くなってゆくのかもしれませんね。彼が今日学校から帰って来たら、「おかえり!」って、両手を広げて迎えてあげたいと思います。出典 : タイトル画像出典:坂本竜馬 | 近代日本人の肖像 国立国会図書館ウェブサイト「龍馬の言葉」坂本 優二・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン「龍馬の手紙」宮地 佐一郎・著、講談社学術文庫「図説坂本龍馬」小椋克己/土居晴夫・監修、戎光祥出版「おーい!竜馬」全12巻(武田 鉄矢・原作、小山 ゆう・著、小学館 ビッグコミックススペシャル[新装版])
2017年11月21日