春は桜、秋は紅葉。季節ごとの魅力を持つ京都ですが、夏といえばやはり「川床」でしょう。川床とは、水面や河原に張り出した座敷の上で、夏の素材を使ったお酒や料理を楽しむこと。暑さの厳しい京都ならではの夏の風物詩です。京都の各地ですでに川床が始まっていますが、どこに行くかが悩みどころ。そこで今回は、anan読者におすすめのスポットをご紹介します。・アクセスで選ぶなら定番の鴨川鴨川を一望できる川床は、一度は行ってみたいもの。ショッピングや観光を一度に楽しめる四条界隈で1日を過ごすなら、夜は「鴨川納涼床」へ。京都の風情を満喫できる先斗町の料亭や割烹などが提供する川床も多く、ぜいたくなひと時を過ごすことができます。事前に予約をしておけば、日中を祇園や四条河原町などで過ごしたあと、ほろ酔い気分で夜の雰囲気を味わえるのも魅力的ですね。・涼しさで選ぶなら緑と清流が魅力の貴船青々とした木々、爽やかな清流……夏の京都を肌で感じられる貴船は、都会の喧騒を忘れたい方におすすめの場所。京都とは思えないほどの涼しさを体感できるのも、貴船の川床の魅力です。美しい自然美を感じたいか他は、日中の川床を選んでみて。あふれる緑に包まれながら、岩を打つ水の音を聞く時間は、心が洗われるかのよう。澄んだ空気のなかでいただくお酒や料理の味は格別です。・蛍の光で幻想的な夜を過ごすなら高雄貴船とはまた異なる自然の良さが感じられる高雄。6月中旬~7月上旬は蛍鑑賞ができるプランがあるので、幻想的な夜を過ごしたい方はぜひ。舞妓さんの京舞鑑賞など、京都らしさを楽しむこともできます。京都駅や四条周辺から観光バスで無料送迎を行っているところもあるので、アクセスにも困りません。日中は街中で観光をめいっぱい楽しんでから、別世界を体験してみるのも素敵ですね。鴨川、貴船、高雄。異なる魅力を持つ3つのスポットですが、いずれも京都らしさがふんだんに感じられます。京都での過ごし方やお好みのイメージに合った川床を選んでみてはいかが?
2015年06月17日京都府京都市・京都水族館はこのほど、「交流プラザ」の「小型サンショウウオ」の水槽内にて、青色の体色をした「ニホンアマガエル」2匹の展示を開始した。○黄色細胞が欠損し、青い体色になった「ニホンアマガエル」を展示「ニホンアマガエル」は緑色の体色をした個体がほとんどであり、今回展示をしている個体は両生類が本来持っている黒色と黄色と虹色の色素細胞のうち、黄色細胞が欠損しているため、このような青い体色になったと考えられるという。目立つ体色をした「ニホンアマガエル」は、自然界では捕食される可能性が高く、生き残るのが難しいとされている。同館では、青色の「ニホンアマガエル」をきっかけに京都の自然にすむ生き物の多様性を感じて欲しい、としている。また「ハーベストカフェ」では、青色の「ニホンアマガエル」をイメージしたオリジナルメニュー「青いカエルの卵風スープ」を販売。クチナシ由来の色素から色を付けた青色の冷製ポタージュスープの中には、カエルの卵そっくりのバジルシードが入っている。衝撃的な見た目の冷たいスープとバジルシードのプルプル、プチプチとした食感を楽しめる。販売期間は、6月11日~30日。価格は400円(税込)。
2015年06月17日阪急阪神レストランズは5月15日、「阪急そば若菜」十三店および「阪急そば」十三東口店・上新庄店(いずれも大阪府大阪市)・桂店(京都府京都市)にて「ポテざるそば・うどん」を発売する。同商品は、ざるそばにフライドポテトを合わせたメニュー。「阪急そば若菜」十三店では、2月6日から同商品のシリーズ第1弾である「ポテそば・うどん」(370円)を販売。4月1日からは「阪急そば」十三東口店・桂店・上新庄店の3店舗でも展開している。今回発売する「ポテざるそば・うどん」は、「ポテそば・うどん」の夏バージョンとなる。「ポテそば・うどん」と同様、フライドポテトは揚げたてを別盛りで提供。冷たい「ざるだし」につけた時の温と冷のギャップを楽しめるという。冷たくしめ、ツルッとしたのど越しというそば(うどん)と、カリカリ・サクサクとした食感のポテトフライの組み合わせを味わえる一品となっている。 価格は、「阪急そば若菜」十三店では570円で、プラス80円で十割そばに変更できる。 「阪急そば」の取り扱い各店では500円となる。※価格は全て税込。画像はイメージ
2015年05月14日京都センチュリーホテルは6月30日まで、同ホテルのスイーツブティック「joie joue(ジョアジュー)」(京都府京都市)にて夏のフルーツを使用したスイーツ5種を販売している。同店では、ケーキの新作4種に加え、昨年好評を博したというマンゴーを使用したロールケーキ「来る来る小夏」も復活販売する。それぞれのケーキには、マンゴー・オレンジ・パイナップル・ピンクグレープフルーツ・バナナなど夏が旬のフルーツをトッピング。生地にはココナツ、クリームにはマンゴーがアクセントのクリームを使用するなど、細部にまで夏のフルーツをあしらった。「ココトロピック」(540円)は、軽く焼き上げたココナツのダコワーズに、パッションとバナナ、マンゴーのピュレとサワークリーム、カスタードクリームを組み合わせたケーキ。「オランジュブラン」(540円)はオレンジジュレとサワーミルククリームのムースケーキで、底にはビスキュイを敷いて香ばしく仕上げた。暑い季節でもさっぱりと味わえるスイーツとのこと。「モンテリマールピスタチオ」(540円)は、濃厚なピスタチオムースに、ピンクグレープフルーツとハチミツで漬けたグレープフルーツピールを添えた一品。アーモンド、ドレンチェリー、グレープフルーツピールにユズのミンチをトッピングした。「マンゴープリン」(480円)は、ココナツミルクのブランマンジェと濃厚なマンゴープリンを組み合わせたスイーツとなる。復活販売となる「来る来る小夏」(1,296円)は、フロマージュを入れたクリームとトロピカルマンゴーを軽い生地で巻きこんだロールケーキで、手土産にもぴったりとのこと。※価格は全て税込
2015年05月13日京都を舞台に世界の第一線で活躍する作家36組が参加するPARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015が、来月7日より開催する。京都市美術館と京都府京都文化博物館と市内の複数の会場が連携し、1万平方メートル以上の展示スペースが確保される。参加作家と、主な作品のラインナップが発表となった。『PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015』チケット情報メイン会場となる京都市美術館入り口にはやなぎみわが手がけた巨大な移動舞台車が出現。1階の大陳列室には、蔡國強が制作した高さ15メートルに及ぶ竹製の塔作品に京都の子どもたちが作った大量のオブジェが飾られるという大型作品が展開されるほか、桜の時期には花見を楽しめるカフェや大垣書店の手がける期間限定のブックショップが登場し、作品以外にも芸術祭を楽しめる要素も。また、1950年代に建てられた店舗併存集合住宅のモデル堀川団地には、ピピロッティ・リストらによる作品が出現、鴨川デルタにはドイツで活躍する美術家スーザン・フィリップスによる音の芸術作品が展開されるなど、京都のランドスケープを最大限活用し、馴染みある風景をアート空間に変貌させる。アーティスティックディレクターの河本信治は「準備期間の2年間を通し、参加作家のほとんどを京都に招聘しました。作家達は京都の歴史や文化遺産からだけでなく、人々の暮らし方を感じたり人々と対話する中で新しいビジョンを得たようです」と紹介。京都の景色とアートを楽しめる、他に類を見ない芸術祭となりそうだ。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケットは発売中。
2015年02月10日セレクトリサイクルショップ「パスザバトン(PASS THE BATON)」が、京都・祇園に新店舗を今年の夏にオープンする。住所は京都市東山区末吉町77-6,103-2。パスザバトンはかつての持ち主のプロフィールやエピソードなど、それぞれのアイテムに秘められたストーリーを大切にしたリサイクルを行うセレクトショップ。世界中で買い付けたアンティークやヴィンテージに加え、企業やブランドが持て余した品物に新たな価値を加えたコラボレートアイテムを取り扱う。更に京都の伝統工芸とコラボした、新たな仕掛けも取り入れていく計画だ。ブランドでは3店舗目となる京都祇園店は、町屋が建ち並ぶ新橋の伝統的建造物群保存地区の一角にオープンする。内装を担当するのは丸の内店、表参道店を手掛けたインテリアデザイナーの片山正通。伝統的な建築様式を活かして、過去から未来へとモノの価値を繋げるに相応しい空間を構築していく。
2015年01月22日「京都水族館」は、12月12日から21日まで開催される「京都・嵐山花灯路2014」にて、13日・14日の2日間「京都水族館クラゲSTUDIO」を出展する。「京都水族館クラゲSTUDIO」は、京都の海に生息するさまざまな「クラゲ」を、普段の京都水族館を、スタッフの仕事風景もそのままに展示する「移動水族館」。クラゲは5種約200点で展示され、色とりどりに彩られた水槽の中をゆったりと漂う姿を観察できる。場所は、京福電気鉄道嵐山本線「嵐山」駅構内で、「京都・嵐山花灯路2014」嵯峨・嵐山地域のライトアップの行われる17時より20時30分にかけて展示が行われる。京都水族館では、今後、展示とワークショップが融合した新しいスタイルの移動水族館として、飼育スタッフによる解説や体験しながら学べるワークショップなどを予定している。
2014年12月12日ライカカメラジャパンはこのほど、「ライカ京都店」にて京都の伝統工芸とコラボレーションしたオリジナル商品を発売した。今回発売される商品は、京都の伝統工芸とのコラボレーションによる、カメラバッグとレザーアイテム6種となる。「カメラバッグ HOSOO Collage」は、300年以上の歴史をもつ西陣織の老舗「細尾」とコラボレーションしたカメラバッグ。両サイドとストラップの肩当てに伝統的なコラージュの技法を用いた西陣織のデザインがあしらわれている。生地にはダブルトーンやマルチトーン、淡い色合いや深い色合いなどのカラーリングを取り入れているとのこと。デザインは、デンマークのデザインスタジオ「OeO」のデザイナーであり、ライカユーザーでもあるトーマス・リッケ氏によるもの。カラーはブラック・ブラウンの2色展開で、価格は4万6,000円(税別)。コンパクトカメラやレンズ、小物類を入れるのに適した「レザーポーチ CHISO」は、450年以上の歴史を持つ京友禅の老舗「千總」の京友禅柄プリントのシルク生地を内側に使用したもの。京友禅の柄ごとにレザーの色も異なり、やわらかい本革は使い込むほどに手になじむという。サイズはS・Lの2種で、デザインは各3種類。価格はSサイズで1万2,000円、Lサイズで1万4,000円(ともに税別)となる。
2014年12月08日京都府京都市は12月6日から、京都市内の14の公共交通機関が1日または2日乗り放題になる乗車券「電車・バスでまわる『歩くまち・京都』京都フリーパス」を発売する。このきっぷは、公共交通機関の利用による京都観光の促進を目的に、鉄道事業者7社局・バス事業者7社局の計14社局との連携により発売されるもの。京都市外からのマイカーによる来訪の抑制と京都市内の交通渋滞緩和をめざす目的で、2010年から毎年発行している。1日フリー版と2日フリー版があり、ともに優待を受けられる特典施設の案内と公共交通路線図を掲載したマップが付く。1日フリー版は、有効期間中の任意の1日、対象交通機関のフリーエリアが乗降り自由になる効力を持つ。発売額は大人2,000円、小児1,000円。発売期間・有効期間は12月6日から2015年3月22日まで。京都市交通局の各窓口、JR西日本京都駅みどりの窓口、京都総合観光案内所「京なび」などで取り扱う。2日フリー版は大人用のみで、JR西日本の企画乗車券「京都観光フリーきっぷ」または「のぞみ&京都観光フリーきっぷ」として発売するため、出発地により金額が異なる。発売期間は、「京都観光フリーきっぷ」が11月6日から2015年3月20日まで(富山・高岡発は3月11日まで)、「のぞみ&京都観光フリーきっぷ」は11月11日から2015年3月19日まで。有効期間は1日フリー版と同じ。JR西日本(京阪神、滋賀、奈良エリアを除く)、JR四国(主要駅)、JR九州(一部の駅)のみどりの窓口にて販売する。
2014年11月06日京都水族館は11月8日・9日・15日・16日、謎解きタウンを運営するDASと共同で、「夜の京都水族館×リアル謎解きゲーム~古都京都に隠された秘密~」を開催する。○「夜の京都水族館」でリアル謎解きゲームを体験リアル謎解きゲームは、制限時間の中で設定されたストーリーに沿って、与えられた謎を解いていく大人向けの体験型ゲーム。今回のゲームでは、「京都水族館で働く先祖に会うため未来からタイムリープしてきた少年が、現在の水族館で起こる生物の危機に先祖とともに立ち向かう」というストーリーが設定されている。参加者は、70分の制限時間内で与えられた謎をすべて解き、水生生物の危機回避を目指す。ゲーム開催中は館内照明の一部を消灯し、通常営業とは異なる色の照明演出を行う。また、「オオサンショウウオ」など夜行性の生き物が、普段とは違い活発に動く様子などを観ることができる。「夜の京都水族館」ならではの雰囲気の中でリアル謎解きゲームを楽しめるという。開催日は、11月8日・9日・15日・16日。開催時間は、各日19時~21時。ゲームの進行により終了時間が遅くなる場合がある。受け付けは、18時~、入場開始は18時30分~。受付場所は、京都水族館 エントランス特設受付会場(京都府京都市下京区観喜寺町35-1 梅小路公園内)。参加料金(税込)は、一般:前売り2,800円、当日3,200円、学割:前売り2,300円、当日2,800円。
2014年10月14日京都水族館は11月8日・9日・15日・16日の4日間、謎解きタウンを運営するDASとともに、「夜の京都水族館×リアル謎解きゲーム~古都京都に隠された秘密~」を開催する。○制限時間内で与えられた謎をすべて解き、水生生物の危機回避を目指すリアル謎解きゲームは、制限時間の中で設定されたストーリーに沿って、与えられた謎を解いていく大人向けの体験型ゲーム。今回は、「京都水族館で働く先祖に会うため未来からタイムリープしてきた少年が、現在の水族館で起こる生物の危機に先祖とともに立ち向かう」というストーリーが設定されている。参加者は70分の制限時間内で与えられた謎をすべて解き、水生生物の危機回避を目指す。ゲーム開催中は、館内照明の一部を消灯し、通常営業とは異なる色の照明演出を行う。また、「オオサンショウウオ」など夜行性のいきものが普段とは違い活発に動く様子などを見ることができる、「夜の京都水族館」ならではの雰囲気の中でのリアル謎解きゲームになるという。開催日時は、11月8日・9日・15日・16日 19時~21時。ゲームの進行により終了時間が遅くなる場合がある。受け付けは18時~、入場開始は18時30分~。受付場所は、京都水族館 エントランス特設受付会場(京都府京都市下京区観喜寺町35-1 梅小路公園内)。謎解き参加チケット(税込)は、一般 前売り:2,800円、当日:3,200円。学割 前売り:2,300円、当日:2,800円。購入は、謎解きタウン公式ページより行える。
2014年10月10日京都駅に降り立つと、聞こえてくる“はんなり”したやわらかい言葉遣いのせいでしょうか、東京とは違う“たゆたうような時間”がゆったり流れている感じがして思わずにんまりしてしまいます。ああ、今、京都にいる! そう思えることが嬉しくてたまりません。バカンスはもちろん、たとえ仕事であっても、京都は私たちをそんな旅情に誘ってくれます。つい先日も京都を訪れてきました。今回は、京都をこよなく愛するわたしが厳選した“町屋づくし”の京都散策コースをご紹介します。1軒め:300年の歴史を誇る茶舗、一保堂京都本店の喫茶室「嘉木」京都に着くと、まず訪れることにしているのが、御所の南北に走る寺町通り沿いにある、一保堂の喫茶室「嘉木」。この辺り、骨董屋さんやギャラリーが連なる閑静な佇まいで、いい雰囲気なんですよ。美味しい日本茶でリフレッシュして、旅程をあれこれ考えるのにぴったりです。享保年間(1717年)の創業で、宇治発祥の「宇治製法」で作られ、上品な甘みとまろやかな味わいが特徴の「京銘茶」の老舗は、まさにザ・京都の風格です。「嘉木」では、大好物の玉露を頼みます。基本は自分で淹れるのですが、スタッフの方が丁寧に教えてくれるから大丈夫。びっくりするのは、1回に使う茶葉の量が、私たちが普段使う3倍はあること。サーブされるポットのお湯は100度で、一人でも4つ付いてくる小さい湯呑茶碗に、次々入れ替えて冷ましたら、急須に注いで1分半待ちます。これが一煎目で、二煎目以降はそれほど待たずにいただきますが、それぞれ味が異なり、その美味しさに感動! この日は笹屋守栄の「小百合咲く」というお菓子が付いて、くつろいだ気分に…。2軒め:「蕎麦屋にこら」でおまかせ蕎麦コースのランチを!今回、どうしても行きたかったのが、蕎麦好きには避けて通れない「蕎麦屋にこら」です。ランチのコースメニュー(要予約)は、「蕎麦寿司」「穴子のそばがき蒸」「鱧の南蛮漬け」「そば粉のブリニ 鮎のリエット胡瓜ソース」に「ざるそば」か「かけそば」、「杏仁豆腐」か「そば白玉入りぜんざい」のデザートと、ランチらしからぬゴージャスさ!契約農家で無農薬栽培された蕎麦100パーセントを石臼で製粉し、つながるぎりぎりまで粗く挽いて香りを保ち、あえてつなぎは一切入れないという「自家製粉粗挽十割蕎麦」は、蕎麦好きにはたまらない美味しさでした。つなぎを入れないと普通はボソボソしているのに、雑味がなくツルッと軽やか! 蕎麦本来の上品な甘みと爽やかな香りを堪能しました。3軒め祇園に出現した築100年の町屋建築、「ライカ京都店」京都お散歩コースの締めくくりは、3月にオープンして以来、気になっていた「ライカ京都店」。京都の中心地でもある祇園の花見小路通り沿いにありながら、あまりに周囲に馴染んでいるので、思わず通り過ぎてしまいそう。ドイツを代表するカメラの名門ブランドが、伝統的な町屋の梁や柱などを活かした瀟洒なフラッグシップ店を創るとは! その粋なコンセプトは目からウロコの驚きでした。紺色ののれんに付いた赤いLeicaマークが目印です。店内は、ライカの現行商品がフルラインアップで揃えられ、坪庭をのぞむスタジオやギャラリーが併設、ライカの世界観とライカのあるライフスタイルを展覧できるというもの。160年の歴史を誇るライカのクラフトマンシップがそこここに生かされ、それが古都・京都と完璧にマッチングした美しさに、しばし現実を忘れ、悠久の時を彷徨いました。カメラファンならずとも楽しめる京都の新しいスポット、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。・ 一保堂喫茶室「嘉木」 ・ 蕎麦屋にこら ・ ライカ京都店
2014年07月09日春の桜に、夏の祇園祭や川床、秋はもちろん紅葉と季節ごとの特徴が満載の京都。でも、冬の京都ってイマイチ楽しみ方がわからない…。そんな方に向けて今回は、寒い冬だからこそ食べにいきたい京都ならではのあったかごはんや冬限定のスイーツをご紹介します。■九条ネギたっぷりの即効ポカポカうどんまず紹介したいのが、週末は行列必至のうどん屋、「祇をん 萬屋」。祇園の路地裏にひっそりとたたずむお店は、知らなければ見過ごしてしまうので要注意。ここの看板メニューは、麺もだしも覆い隠すほどたっぷりの九条ねぎが入った「ねぎうどん」。シャキシャキとした歯ごたえと、ねぎの甘みが存分に堪能できる一品です。ねぎの辛味成分には、血行を良くし体を温める作用があるだけでなく、葉に含まれるビタミンやカロテンは風邪予防にも効果的という、まさに冬の体にうれしいことづくし。ピリっと効いた高知産のしょうがも、ポカポカ効果が期待できそう。■並んでも食べたい、もちもちのうどんやそばの名店続いてもうどんとおそばのお店「岡北」。いまや、京都の麺の激戦区となった岡崎エリアのなかでもとくにおすすめの一軒です。3代目が受け継ぐだしは、季節や天候などで配合を変え、うどん・そばともに自家製をゆでたてで提供。「海老天ぷらのけいらんうどん」は、とろとろのあんに、玉子をたっぷりとじた冬にぴったりのメニュー。だしを一口飲み干せば、行列に並んで冷えた体も一瞬で温まること間違いなし。細めでやわらかい麺と大きな海老の天ぷらもだしによく合い、最後の一口までしあわせ気分が味わえる絶品の一杯。落ち着いた雰囲気の店内からは、京都らしい坪庭をのぞくこともでき、風情も抜群。週末は開店前から行列ができるので、時間に余裕を持って訪れて。■あんこ派?黒蜜派? 心まであったまる冬限定スイーツごはんだけでなく、甘いものでも季節を感じられるのも京都のいいところ。八坂神社の入り口のすぐ近く、四条通に面した京飴の老舗「家傳京飴 祗園小石」は、おみやげとしても根強い人気を誇る色とりどりの飴はもちろん、店内でいただけるさまざまな甘味も魅力的。なかでも冬限定のメニュー「あつあつ白玉」は、冬の京都さんぽで冷えた体にとっておきのひとやすみスイーツです。もちもちの白玉を自分ですくって、きなこやあんこにからませて食べるしあわせは寒い冬だからこそ味わえるもの! 王道のきなこ・あんこのコンビもいいけれど、ちょっぴり大人の味・黒蜜しょうがもおすすめ。とろ~りあったかい黒蜜の上品な甘さとしょうがのアクセントが絶妙です。祇をん 萬屋住所:東山区花見小路四条下ル二筋目西入ルtel.075-551-3409営業時間:12:00~20:00LO(日曜・祝日~16:00LO)岡北 公式サイト 家傳京飴 祗園小石 公式サイト 「旅で元気になる」をコンセプトにしたガイドブックシリーズ、 『地球の歩き方Cheers!』 。 『地球の歩き方Cheers! 京都2014-15』 では、京都を彩る季節の情報はもちろん、通年を通して楽しめる見どころやグルメ・おみやげ情報。きりっとした冬の空気のなかでこそ参拝したい、世界遺産の社寺の見どころをぎゅっとまとめた特別付録付き!
2014年01月31日京都の玄関口として、1日平均約63万人以上の乗降車数を数える京都駅。実は同駅のJR西日本在来線ホームが奇妙なことになっている。○0番ホームが存在する駅京都駅在来線の中央口を抜けると、「0番」と表示された乗り場が見える。北陸方面に向かうサンダーバードなどが止まるホームだ。そして隣の乗り場の番号を見ると2番、3番……と続いている。そう、なぜか1番ホームが存在しないのだ。その理由を説明する前に、そもそも「0番」ホームなどというものが存在することに違和感を覚える人もいるだろう。しかしこ、れは京都駅特有のものではなく、0番線及び0番ホームのある駅は、現在、全国に40ほどある。その多くは、元々あった1番線ホームの手前に路線とホームが追加され、そこに「1」より小さい数字である「0」番を当てたパターンだ。全ホームの番号を新たに振り直すと、付随してダイヤから表示板まであらゆるものを変更する必要が生じるので、それを避けるために取られた策なのだ。○駅ビル工事による運転番線の改訂さて、京都駅に1番ホームがない理由だが、まずは線路の方から説明しよう。1992年、駅ビル工事の一環で最も北側の線路をつぶし、かつてのホームを拡張。この時、運転番線(線路の番号)の改訂が行われたのだが、東海道新幹線の管轄である11~14番線の数字は動かせないため、JR西日本在来線11本の運転番線を10以内で収める必要があった。そこで「1」ではなく「0」からスタートして10までの数字を11本の運転番線に割り当てたわけだ。一方ホームの方は、1番から始まり2番、3番……と番号が振られていた。つまりこの時点では1番ホームは存在していたのだ。ただし、ホームは1番だがそのホームで利用する運転番線は0番という状態である。利用者はホームの番号(○運転番線とホームを一致させたところ……「それなら、ホームの方も0番、1番、2番……とナンバリングされているハズなのに、なぜ1番がないのか?」という疑問がまだ残るだろう。京都駅の0番ホームから2番ホームに向かって線路を見ると、0番ホームに入ってくる線路と2番ホームに入ってくる線路の間に、もう1本の線路が見える。実はこれが運転番線1番の線路で、貨物列車通過専用線路として使われており、乗降ホームがないのだ。したがってかつての1番ホームを運転番線に合わせて0番ホームにし、次のホームは運転番線2番にあるから2番ホーム。こうして、0番から始まり、1番を飛ばして2~10番というホームの番号になったのである。○京都駅にはこんな日本一もなお、この0番ホームは端から端までの距離が558mで日本一長いホームとしても有名である。ちなみに、厳密に言うと0番ホーム単独ではなく、ほぼ一直線上に地続きでつながっている山陰線30番ホームも含めての長さである。また、京都駅には34番ホームまであり、これも日本の駅の中で最も数字の大きいホーム番号となっている。ただし、決して京都駅に34もののりばがあるわけではなく、実際ののりばの数は19。関西空港線と山陰線のホームを、山陰線の“さん”にちなんで、30番台の数字にしているのだ。こうしてみると、「実は自分がふだん使っている駅にも0番線があるかも」と気になってくるのでは?駅を利用する際、ちょっと眺めてみると意外な発見ができるかもしれない!?
2013年10月22日グランドプリンスホテル京都(京都府京都市)は、正月商品として変わり種おせち「スイーツおせち」を販売する。価格は40個限定で4,000円。同商品は、おせち離れが進んでいると言われている若者向けの新生おせちとして、同ホテルのパティシェが作った洋風スイーツおせち。和のテイストを取り入れて仕上げた。食後のおもてなしとして最適とのこと。内容は、マドレーヌ、フィナンシェ、メープルパウンドケーキ、ショコラガナシェ、モンブランのタルト、ロールケーキ(2種)、3色マカロン、フランボワーズのケーキ、チョコレートのケーキ、ブッセ(ゆずジャム、バタークリーム)。ただし、食材入荷の都合により、変更する場合もある。受け渡し期間は12月31日~2013年1月5日。3日前までの予約が必要となる。予約はグランドプリンスホテル京都内のポンドカフェで電話で受け付ける。価格は4,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日京都と聞くと、やはり「金閣寺」や「舞妓さん」といった、京都市内の観光スポットをイメージされる方が多いと思います。しかし、京都の魅力は京都市内だけにある訳ではありません!そこよりずっと北側、京都府の日本海側には知られざる観光スポットや名物が盛りだくさんなのです!今回は、京都府北部出身者がオススメする、京都の日本海側の観光スポットを紹介します!●田辺城資料館(舞鶴市)戦国時代の武将・細川幽斎が築城した田辺城跡地に建てられた資料館です。田辺城は有名な関ヶ原の戦いの前哨戦とも言える、『田辺城の戦い』が行われた知る人ぞ知るマニアックなスポット。歴史好きに特にオススメです。●五老スカイタワー(舞鶴市)舞鶴市のほぼ中央に位置する五老岳の頂上に立てられた展望タワーです。このスカイタワーからの眺めは「近畿百景」の第1位に選ばれるほど美しく、リアス式海岸として有名な舞鶴湾はしばらく眺めていても飽きません。昼でも夜でも景色が楽しめるスポットです。●自衛隊桟橋(舞鶴市)海上自衛隊の基地が置かれている舞鶴ならではの観光スポットと言えるのが、この自衛隊桟橋です。土・日・祝日は一般公開されており、間近で護衛艦などを見ることができます。●舞鶴港とれとれセンター(舞鶴市)魚介類が豊富に水揚げされる舞鶴で忘れてはならないのが、ここ。新鮮な魚をおみやげとして買って帰ることができます。季節によって旬の魚介類が変わるので、行くたびに楽しめます。その他、舞鶴市には『舞鶴かまぼこ』や『丹後とり貝』、さらには舞鶴発祥とされる『肉じゃが』など、食べ物でもさまざまな名物があります。●天橋立(宮津市)京都府北部で最も有名な観光スポットと言えるのが、この『天橋立』です。逆さに見ると砂浜が空に続いているように見えることから、天橋立と言われています。宮島、松島と並ぶ日本三景の1つなので、名前だけは聞いたことがあるかもしれませんね。がっかりスポットとも言われていますが、「超楽しい!」という観光地ではないので、海を眺めながら松の木陰をゆっくりと歩いたり、安らぎを感じることのできる場所なので、癒しを求めたい人にオススメです。●琴引浜(京丹後市)踏むと「キュッキュッ」と鳴いているように聞こえる「鳴き砂」が有名な景勝地です。日本の白砂青松100選などにも選ばれており、鳴き砂の音だけでなく、美しい砂浜の景色も楽しむことができます。●伊根の舟屋(伊根町)京都府のほぼ最北に位置する伊根町には、舟屋と呼ばれる、1階部分が船のガレージ、2階部分が住居スペースになっている建造物があります。約230もの舟屋が海際にズラっと立ち並んでいる景色はなかなか見られるものではありません。民宿として利用できる舟屋もあるので、一風変わった宿泊体験がしたいという人は、一泊してみるのもいいですね。これらの観光スポットはそこまでメジャーではない場所が多いので、観光シーズンでもメジャースポットと違ってゆっくりと観光することができます。また、一泊二日の車での旅行なら全部のスポットを回ることができる範囲ですよ。慌ただしいレジャーはちょっと……という人は、こういった少し外れにある観光スポットに足を伸ばしてみてはいかがですか?(貫井康徳@dcp)
2012年11月28日京都の夏の風物詩として知られる“大文字送り火”。実際には「五山送り火」の中の1つで、毎年、お盆が終わる8月16日に行われ、多くの観光客が訪れている。その大文字焼きが、実は高知県中村市でも行われているのをご存じだろうか?正式には「大文字の送り火」といい、四万十市間崎地区の盆行事だ。京都と異なるのは、旧暦の7月16日に行われる点。旧暦に従っているため、毎年行われる日が違ってくる。ちなみに、2012年は9月2日だった。四万十市観光協会の小川元さんによると、「今年は特別で、だいたいは8月の終わり頃に行われます」とのこと。いずれにしても、京都と同様に、夏の終わりを告げる風物詩として市民の生活になじんだ行事になっている。大文字の送り火が行われるのは四万十市の十代地山で、昔から山の神を祀っていた、通称「大の字山」の中腹。緑に覆われた山の草木を大の字形に掘っている様は、京都の大文字山とそっくりだ。「送り火の当日は、そこに地区の各戸から集めたたいまつを配してたき火を行います」(小川さん)。京都から離れた四万十市でこの行事が行われるようになったのは、約500年前だと言われている。小川さんは、「応仁の乱を逃れて中村に下った一條教房(のりふさ)の息子の房家(ふさいえ)が、教房と祖父・兼良(かねよし、あるいは、かねら)の精霊を慰めるために、京都を懐かしんで始めたと伝えらています」と話してくれた。しかし、高知が始めたものが京都に伝わったという別の説もある。真偽はハッキリと分かっていないようだが、いずれにしても古い歴史があることには間違いはない。このように長い歴史を誇る中村市の大文字の送り火が、京都と違う点がもう1つある。それはスケールが小さい点で、口の悪い人は「小文字焼き」と言ったりするようだ。そもそも町の規模が違うのだから、それは仕方のないこと。ある意味、観光目的ではない素朴なままの送り火の風情が残っているので、こちらの方が風情あると言っていいかもしれない。その送り火を見るベストビューポイントが、トロ池を挟んだ対岸にある「四万十川野鳥自然公園」だ。ほどよい距離がある上に、ちょうど目の前に広がることから、地元の人もおすすめのスポットになっている。なお、トロ池は野鳥の生息地・飛来地としても有名。観察小屋や遊歩道、野鳥解説板などがあり、オオヨシキリやホオジロなども生息している。大文字の送り火を見るついでに、こちらの観光も合わせて楽しむといいかもしれない。四万十と京都の送り火の共通点は、運営を担当する地区住民が7組に分かれ、各組が1年交代で当番にあたるという点だ。「現在は京都とここだけしか残っていない仕来りです」と小川さん。こうした伝統が残るのも、四万十市が「土佐の小京都」と呼ばれる町だからかもしれない。京都を模して町を形成した際に碁盤目となった道、そして「東山」や「鴨川」といった地名からも歴史を感じることができる。また、大文字が行われる四万十市には、日本最後の清流と言われる四万十川、沈下橋やトンボ自然公園など、人と自然が調和した暮らしから生み出された多くの観光スポットがある。もし大文字の送り火を見に行かれるのなら、それらの観光もぜひ忘れずに。● information 四万十川観光協会【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月13日京都市動物園(京都府京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内)では、普段子どもたち向けの施設と思われがちな動物園で、“あえて”大人向けのイベントを開催する。本格的な夏が到来し、子どもたちは夏休みの真っ最中。各地で子どもたちのためのイベントが多数開催される中、同園では、この夏休み期間にあえて大人向けのイベントを開催。テーマは「キリンの骨を組み立てよう」。ほかの多くの哺乳(ほにゅう)類とは、見るからに体形が違うキリンだが、今回は生きているキリンの観察ではなく、骨の勉強をする。教材となる骨は、かつて同園で活躍してくれたキリンの「貴船」さん。1980年に同園で生まれ、98年に息を引き取った。同園飼育課では、「彼女の生前のお話もしながら、勉強させてくれることに感謝しつつ、みなさんと一緒に骨を組み立てたいと思います」と話す。開催は、8月12日の13:30から。中学生以上の20名限定で整理券が必要となる。当日10時から事務所前で整理券を配布する。ちょっと難しい話をいっぱいできるのが大人向けイベントのいいところ。室内でゆっくりと行うこのイベントにぜひ、参加してみては。なお、「え~! 大人ばっかりずるい!」と叫んでいるキッズのために、10月にはキッズ向け「キリンの骨を組み立てよう」を開催。キリン好きはもちろん、恐竜好きな子どもたちも要注目だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載5回目の今回は、京都の涼です。京都も夏本番!盆地で湿度が高く、蒸し暑いのが京都の夏の特徴。ジリジリ、ムシムシしていて本当に京都の暑さって身体に堪えるんですよねー。そんなこともあって、昔から涼をとりながら夏の風情を楽しむ、鴨川納涼床や川床などの文化が生まれました。さて、そんなあっつい京都の夏。市内の中心地に比べると−5°の気温差があると言われる京都の奥座敷、鞍馬-貴船へ出かけてきました。鞍馬へは、出町柳駅から叡山電車へ乗っていきます。ただ昨年の台風の影響で現在も市原駅までの運行となっていますので、ご注意を。1日も早い復旧を願うばかりです。叡電市原駅からはバスに乗り換えて鞍馬へ向かいます。▲市原駅は無人駅。緑がいっぱいののどかな駅周辺。鞍馬寺は、西暦770年建立の歴史あるお寺で、また牛若丸が修行をした場所など、伝説もいっぱいです。鞍馬山はお山自体が尊天の御神体と考えられており、天狗が住むと言われる京都屈指のパワースポット。なるほど、見るからに圧倒されるパワーを感じるお寺です。山門をくぐって参道を30分ほど登って本殿へ。ケーブルカーを使って登る方法もあるので脚力に自信のない方もご安心を。▲バスを降りたらすぐに登場!幻想的で神々しい雰囲気が漂っています。▲途中にある神社も厳かな雰囲気。立派な杉の木が目を引きます。そこからもうひと頑張り。清少納言も『枕草子』で「近うて遠きもの、鞍馬のつづら折りという道」と書いた「木の根道」を通って川床の名店が立ち並ぶ、まさに京都の涼の聖地、貴船へ向かいます。歩いて約40分ほどの道のりです。▲これが木の根道。すごい迫力です。▲山を下ると川のせせらぎが。ついに貴船へ到着!やはり街中よりも少し涼しい気が!それに川の流れる音が聞こえることで、気持ちも洗われるようです。川床料理のお店の間を少し歩けば、貴船神社に到着です。▲青紅葉が美しい貴船神社。縁結びで有名です。ここも京都市内かと疑いたくなるくらい、清涼感のある場所でした。いつかはリッチに川床で流しそうめんや懐石料理を楽しんでみたいものです。京都へ住んでいてもなかなか近くて遠い鞍馬と貴船。大人がしっとり涼を楽しむ地域としておすすめです。ぜひ足を運んでくださいね。今月の京都のちょっといいことは、ここまで。また来月お会いしましょう! おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日こんにちは、おーまえです。京都のちょっといいこと、連載2回目の今回は、京都御苑のお話です。親しみを込めて御所と呼ばれることが多いのですが、京都御苑(キョウトギョエン)が正式名称。京都市内の真ん中に位置し緑がたっぷりで癒される、まさにセントラルパーク的存在でありながら、葵祭や時代祭などの起点ともなる由緒のある場所です。京都御苑の基礎知識を少しご紹介すると、明治になるまで天皇がお住まいになられた京都御所をはじめ、京都大宮御所・京都仙洞御所、京都迎賓館などのある国民公園。約100ヘクタールという広さは、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さとほぼ同じなんだそう!こう聞くとどんなに広いか、わかりますよねー。車がビュンビュン走る大通りから、歴史ある門をくぐれば広がる自然たっぷりの大空間。思わず深呼吸したくなるほど、本当に気持ちがいいです。▲こちらは蛤御門。よく見ると蛤御門の変の際についた弾痕が残っているとか。。。御苑のほぼ中央にあるのが京都御所。現在あるものは1855年の造営。中の参観も可能です。歴史的でもあり、是非見ておきたい建築物でもあります。▲立派な門とどこまでも続くように見える塀も美しい。中には野球場やテニスコート、池や小川、神社などがあり、みなさん思い思いにいい時間を過ごされています。休憩所も三ヶ所あり、車も通らないので、わんちゃんのお散歩や小さいお子様連れの方にもおすすめ。私も子どもが小さい頃はよく連れてきて、お弁当食べたりしてましたー。▲小川周辺は、保育園の子どもたちなどでいつも賑わっているスポット。中で食べるお弁当もいいのですが、御苑周辺には美味しいお店もたくさん!今日は、御所西にある懐かしい雰囲気の人気のお店でカレーライスをいただきました。お家カレー風に見えて実はスパイスの効いた本格派。▲来た人ほとんどみんなが頼むカレーライス。ルーのおかわりができるのも人気のポイント!また、憩いの公園である御苑ですが、市内の真ん中に位置することで、通勤通学の道としても使われています。普通の通りよりも静かで緑もたっぷりで、ショートカットになることもあるから嬉しい!朝から森林浴してる気分になれます。▲御苑名物、自転車の轍。この細い轍の上を走るのが京都自転車あるある。コンパクトな市内の中心に、こんな広大で気持ちのいい場所があるのは有り難く、ちょっと?いや、すごくいいことだと思います。改めて京都御苑の魅力に気づけましたー。今回はここまで。また次回にお会いしましょう。 おーまえ京都在住。ほぼ毎日自転車行動。時間があると気になる場所やお店をウロウロ探し回りがち。お笑いと犬がずっと好き。最近はリボベジに小さな幸せを感じてます。
2001年12月05日