2023年4月16日に結婚と妊娠を発表した、フリーアナウンサーの新井恵理那さん。幸せの絶頂かと思いきや、結婚発表から数日しか経っていない同月19日、自身に寄せられる心ないコメントに心を痛めていることを、Instagramで明かしました。いつもあたたかいコメントを下さってありがとうございました。全て読ませていただき、みなさんからのメッセージをいつも楽しみに更新していました^ ^その中で、心無い文章には耐える体力がいまのわたしには心身ともになく、コメントをオフにさせていただきました。申し訳ありません。elina_araiーより引用 この投稿をInstagramで見る 新井恵理那(@elina_arai)がシェアした投稿 人気情報番組で司会を務める新井さんだけに、結婚により、注目度が増したことはまちがいありません。祝福の声以外に、理不尽な誹謗中傷の的になってしまうのは、著名人という立場の弊害ともいえます。しかし、どんな立場であろうと、心ない言葉を投げかけられていいわけはありません。ネット上の誹謗中傷は深刻な社会問題となっており、誰もが被害者になる可能性をはらんでいます。新井さんが自身のInstagramのコメント機能をオフにした1件は話題を呼び、ネット上では憤りの声や励ましの声が寄せられました。・人の幸せを素直に喜んであげられない人にはなりたくない。・かわいそう。誹謗中傷でお祝いの雰囲気を壊すなんて、最低すぎる。・新井さんの自衛は正解。ちゃんと自分で自分のことを守っていこう。元気が出たら、また戻ってきてほしい。中には、誹謗中傷が寄せられることに「ある程度覚悟するべき」「嫌ならSNSなんてしなければいい」といった声もありますが、誰かを傷付け、また傷付けることを容認する社会には疑問が残ります。著名人にとってSNSのコメント欄はファンとの大切な交流の場。双方にとってメリットのある使い方ができるよう、改めてSNSとの付き合い方が問われます。[文・構成/grape編集部]
2023年04月20日《私、新井恵理那は、友人による紹介をきっかけに昨年夏から交際してきた方と今年に入り結婚致しました。また、みなさまへのご報告を予定していたなかで、お腹に命を授かったことがわかりました》4月16日、自身のInstagramにこう綴ったのはフリーアナウンサーの新井恵理那(33)だ。新井は『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)や『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)に出演し、’19年には『上半期タレント番組出演本数ランキング』で女性部門1位(ニホンモニター株式会社調べ)に輝いたこともあるなど超売れっ子。結婚と妊娠を同時に発表し、お相手について《同世代で大阪出身、現在は都内に会社勤めをしている、非常に陽気な方》《純真な彼の人柄に惚れ込んでおります》と伝えている。新井の結婚発表にあたり、コメント欄にはアナウンサー仲間からの《えりなちゃん 本当に本当におめでとう》《えりなさんおめでとうございます!》《えりーなさーん!!おめでとうございます》といった祝福の声が。そんななか、ネットでは俳優・土屋太鳳(28)の結婚発表を思い出すひとたちも多々いたようで。というのも土屋は今年1月1日、GENERATIONSの片寄涼太(28)との結婚と妊娠をInstagramで同時に明かし、さらにこう綴っている。《様々な節目における誠実な相談相手として、また刺激的な表現者として、私たちは尊敬し助け合いながら、出会ってからの月日を乗り越えてまいりました。その絆を未来へと繋げるべく、先輩方にアドバイスをいただきながら結婚に向けての準備を進めておりましたところ、そのステップの中で昨年末、私たちと一緒に歩もうとする新しい生命が芽生えていることに気づきました》土屋も、新井と同じく「結婚準備中に妊娠が判明した」と記しているのだ。そのため、ネットでは新井の妊娠報告に対して《土屋太鳳と同じパターンですね》《流行りなの?》といった声も。新井土屋パターンは、今後も続くだろうか?
2023年04月17日2022年12月31日、バレーボール選手の西田有志さんと古賀紗理那さんが結婚したことを、連名で発表しました。西田有志・古賀紗理那、結婚発表コメント全文同日、お互いのSNSでそろって結婚を発表した2人。ともに現役のバレーボール選手ということもあり「競技レベルも向上できるよう一層精進してまいります」と、つづっています。応援してくださるファンの皆様支えてくださる関係者の皆様いつも温かい応援をありがとうございますこの度、西田有志と古賀紗理那は結婚しましたことをご報告させていただきます。まだまだ未熟な2人ですがこの出会いに感謝し、支え合い、高め合いながらいい家庭を築いていきたいと思います。また、2人とも現役プレーヤーの中で大変なことが沢山あると思いますが、2人で乗り越え、競技レベルも向上できるよう一層精進してまいります。私達は皆様に応援していただけるように努力して参りますので、これからもよろしくお願い致します。@volleyball1301ーより引用ご報告皆さんいつも応援ありがとうございます。まだまだ未熟者の僕ですが、成長できるよう精進して参りますので、応援の程よろしくお願いします。 pic.twitter.com/6BA6gxFzBW — 西田 有志 (@volleyball1301) December 31, 2022 バレーボール日本代表である、西田さんと古賀さん。ビッグカップルの誕生は注目を集め、祝福の声が寄せられています。・年の終わりにビッグサプライズ!・おめでとうございます!今年一番のサプライズが年末に起こりました。・年末に幸せなお知らせをありがとうございます!同じバレーボール界からも祝福の声が相次いだ2人の結婚。西田さん、古賀さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2022年12月31日主演に大竹しのぶ、共演に生田絵梨花、熊谷彩春、佐々木大光(7MEN侍/ジャニーズJr.)らを迎えたMusical「GYPSY」(ジプシー)。この度、艶やかなショービジネスの世界にいざなう、華やかなビジュアルが完成、演出クリストファー・ラスコムのコメントが到着した。実在した“バーレスクの女王”、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を基に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった彼女の母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てた彼女の夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いたミュージカル。初演では、ブロードウェイの女王エセル・マーマンが主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たったいまでも世界中で愛されている。娘をスターにすることを夢見る母親・ローズ役を大竹しのぶがコミカルに演じ、ローズの上の娘であり、後に“バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役には生田絵梨花、パフォーマンス力の高いルイーズの妹・ジューン役には熊谷彩春、ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には佐々木大光、ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役には今井清隆と豪華なメンバーが集結した。演出家は、2016年「Nell Gwynn」でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞を受賞したクリストファー・ラスコムが務める。「この作品の芯にあるのは母と娘の壮大な物語であり、それがこの作品に普遍的な魅力を与えているのだと思います。私がブロードウェイで初めて観たのもこの作品。以来、その素晴らしい楽曲にも親しみを感じ、愛してきました」と語るラスコム。本作について「皆さまにとって、アメリカン・ミュージカルの真の傑作とのスリリングな出逢いとなることを願っています」と来年の公演に向けて意気込みを語っている。Musical「GYPSY」は2023年4月9日(日)~30日(日)東京芸術劇場プレイハウスにて上演。・大阪公演:5月4日(木・祝)~7日(日)森ノ宮ピロティホール・愛知公演:5月12日(金)~14日(日)刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール・福岡公演:5月19日(金)~21日(日)キャナルシティ劇場(text:cinemacafe.net)
2022年12月19日吉沢亮「PICU 小児集中治療室」第9話が12月5日放送。大竹しのぶ演じる南の言葉に「すごい、すごすぎる」「本当に志子田先生のお母さんだと思えた」「大竹しのぶの演技がうますぎ」などの反応続出。視聴者から感動の声が殺到している。高度かつ集中した治療が必要とされる、およそ15歳以下の子どもを対象にした“子どものためのICU”であるPICU(=Pediatric Intensive Care Unit)を北海道に設立、広大な土地で患者を搬送するための医療用ジェット機の運用のために奔走する医師たちの姿を描く本作。キャストは母の南にガン治療を受けさせようとする小児科医・志子田武四郎を吉沢さんが演じるほか、自分が立ち上げたPICUを奪われようとしている植野元に安田顕。最初は武四郎を認めてなかった綿貫りさに木村文乃。植野に誘われ北海道に来た看護師の羽生仁子に高梨臨。武四郎の幼なじみで小児外科医の河本舞に菅野莉央。網走の病院から丘珠病院に移った武四郎の幼なじみ・矢野悠太に高杉真宙。武四郎の母・南と同僚のバスガイド、涌井桃子に生田絵梨花。PICUに力を貸す救命救急医の東上宗介に中尾明慶。同じくPICUに協力する麻酔科医・今成良平に甲本雅裕。PICUを北海道に設立した知事の鮫島立希に菊地凛子。すい臓ガンを患っている武四郎の母・志子田南に大竹しのぶといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。武四郎はすい臓ガンの治療を拒否している母・南に頭を下げ、東京の病院で検査を受けてもらうことに。羽田空港に降り立った武四郎と南は、植野から紹介してもらった東京中央記念病院の腫瘍内科医・原口裕二(平原テツ)のもとに向かう。検査のあと南の代わりに結果を聞かされた武四郎は、寛解は難しいと告げられ、今後の治療について南と相談するよう促される。宿泊先で武四郎は南に対し、「もっと幸せにしてやるよ」と、まだ生きていて欲しいという想いを伝える…。その言葉に南は自分の夫で武四郎の父親が若くしてガンを患い、抗がん剤治療の苦しさで人が変わったようになり、亡くなっていったことを話し、自分がガンの治療を拒む理由を明かす…。「ここか、、10分近くのノーカットすごい、すごすぎる」「大竹しのぶさんの演技に感動した回だった 本当に志子田先生のお母さんだと思えた」など南役の大竹さんの演技を絶賛する声が上がる。その後ほどなくして南は亡くなり、さらに小松圭吾(柊木陽太)くんがもう助からないと悟った藤原優里(稲垣来泉)ちゃんから「嘘つき」と厳しい言葉を浴びせられた武四郎は退職届を出し、行方をくらます…。このラストに「優しくて真っ直ぐで嘘をつけない武四郎とPICUは無理矢理にでも距離を置かせるべきだった」「しこちゃんが辛い時支えてくれていたお母さんがもういない(T_T)心が折れたしこちゃん見てて辛い」などの声とともに、「植野先生の沈痛な表情がもう…責任というかなんというか、もうすごいたくさん孕んでて凄かった」と、退職届を見つけた際の植野の表情に触れたコメントも寄せられている。【10話あらすじ】武四郎は植野のデスクに退職願を置いて丘珠病院を後にする。それを知った悠太、桃子、舞の3人は武四郎のことを心配して彼の家を訪ねる。だが武四郎は「ひとりにしてくれ」と言って悠太たちを追い返す。そんな折、武四郎のもとへ1本の電話が入る…。「PICU 小児集中治療室」は毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年12月06日女優の片瀬那奈(41)が12月1日、ファッション通販サイトを運営する「株式会社ロコンド」の社員となった。先月から同社のYouTubeチャンネルで社員になることが発表されており、田中裕輔社長は「企画じゃなくて本当に。基本的に週5で働いてもらう」と語っていた。TVやCMに引っ張りだこだった片瀬の運命が変わったのは昨年7月のこと。同棲していた恋人男性がコカイン所持により麻薬取締法違反容疑で逮捕され、片瀬も家宅捜索や尿検査を受けたことが報じられた。その後、23年間所属した大手事務所を退所し、現在はフリーランスとしてYouTube配信などをしている。「捜査では片瀬さん自身の薬物使用は認められませんでしたから、本人としては芸能界でやり残した気持ちが多いでしょうね。同社の田中社長は宮迫博之さん、カラテカ入江慎也さんとコラボするなど、芸能界を追われたタレントに手を差し伸べる広い心を持っています。ほかに赤西仁さん、錦戸亮さんのブランドも取り扱っています。情報番組の司会を長く務めるなど発信力の高い片瀬さんなら同社の事業になおさら最適と判断したのでしょう」(テレビ局関係者)片瀬にとってはこれが人生初の会社員生活。本誌はその初出社をロコンド本社前で待ったが、出社時刻の10時になっても片瀬は姿を現さない。もしや入社発表は話題作りに過ぎないのかという考えが頭をよぎった頃、7分遅れでタクシーから片瀬が降りてきた。ベージュのチェスターコートにメガネを掛けた彼女は、記者の直撃に少し照れながら朗らかに答えた。――入社おめでとうございます。頑張ります、フフフ。――正社員ということですが名刺もあるんですか?ありますよ。――これからどんな仕事をしたいですか?ロコンドのためにお客様により豊かになれるように、まだ新人ですけど頑張りたいです。――ちょっと遅刻じゃないですか?珍しくタクシーで来たら、30分くらい(道が)混んでて遅れてしまって(笑)。――役職はあるんですか?企画開発やマーケティング、モデルの仕事と社長室みたいなところで、いろいろな役職があります。――今日はタクシーでしたが普段は電車で出勤する?もちろんです。――他の社員の方としゃべったりしましたか?もちろん、もう何度も来ているので。(周囲は)若干戸惑いもある感じはしますけど、これから楽しくやっていきたいので、やっぱり会社はチームワークが大事だと思うので。――芸能活動はやめない?もちろんです。――週5で働くと両立は大変では?そうですね。でも体力が続く限りは頑張っていこうかなと。新しいことやれることに今はワクワクしています。最後には、「あんまり面白いこと言えなくてすみません(笑)」と記者への気遣いも見せ、会社へ入っていった。入社初日から思わぬ“重役出勤”となった片瀬だが、これには理由があったようだ。片瀬は前日夜、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行ったが、ファンからのコメントを丁寧に返しているうちに配信時間は2時間半を超え、終えたときには日付が変わる直前だったのだ。生配信では「20歳ぐらいの人に“オイ新入り”と言われたいですね。それぐらいフランクでいたいです。ドンドン来てほしいですよ」と語っていた片瀬。そのサービス精神で出世街道まっしぐらか。
2022年12月01日沖縄を舞台に性的暴行事件の真相を追う、野木亜紀子新作オリジナル脚本の連続ドラマW「フェンス」。この度、追加キャストとして青木崇高、與那城奨(JO1)、光石研の出演が発表された。松岡茉優と宮本エリアナがW主演を務める本作は、東京から来た雑誌ライター・キーこと小松綺絵と、沖縄で生まれ育った桜がバディを組み、ある性的暴行事件の真相を追う物語。青木さんは、沖縄県警・渉外警ら隊所属の警察官・伊佐兼史。初の連続ドラマ出演となる與那城さんは、桜の元交際相手で米軍基地従業員の仲本颯太。光石さんが、キーの上司で「月刊BOWOW(バウワウ)」編集長・東諭吉を演じる。青木さんは「完成したこの『ドラマ』が、現在ある複雑に絡み合った問題を解きほぐす何かのきっかけになってくれれば」と願い、與那城さんは「僕も今まで沖縄で過ごしてきた中で見ることのなかった側面などを、今の若い世代、僕と同じ世代の方々に、見て気付いて頂けたらなと思います」とコメント。光石さんは「重いテーマを軽やかに。でもしっかりビターな作品に仕上がるのでは。僕自身、出演させてもらうのですが、イチ視聴者として、楽しみで仕方ない!」と完成に期待を寄せた。そのほか、在沖米軍の海兵隊員・ジェイ役でド・ランクザン望、アメリカから来た小児科医・ホリー役でReina、米軍の上官・ハリス役でダンテ・カーヴァー、桜の友人で基地従業員のミッキー役でニッキーと、国際色豊かなキャストが集結。さらに、沖縄出身キャストの役どころも明らかに。颯太の妹・仲本琉那役に比嘉奈菜子、伊佐の後輩で相棒の警察官・上原光栄役に佐久本宝、ジェイの婚約者・山城実結役に松田るか、伊佐の上司で刑事の平良清巳役に志ぃさー、老人ホームで暮らす桜の祖母・大嶺ヨシ役に吉田妙子ら、総勢50人を超える沖縄出身のキャストが、本作のリアリティを高めていく。比嘉さんは「沖縄本土復帰、50周年。私が今まで目を背けてきた沖縄の影の部分、その数の多さにこの作品を通して何度も気付かされ辛くなり引きちぎられる思いでこの作品に向き合っています。"沖縄"の問題だけじゃない、差別、偏見、いじめ、性的暴力、誹謗中傷、誰もが一度は無くなってほしいと考えたことがあるはずです。今この時代だからこそ多くの人に見て欲しい、届けたい。沖縄のフェンスを通して今"何か"に悩んでるあなたに、少しでもその"何か"に対して前を向いて、向き合えるメッセージを伝えていきたいです」と思いを語る。吉田さんは「私事ですが、私の娘は米軍人と結婚し、今、娘と孫たちはアメリカに住んでいます。孫たちのことを思うと、桜の気持ちが痛いほど分かります。沖縄のこと、桜のことを考えて、一生懸命、演じさせて貰いました」とコメントした。連続ドラマW「フェンス」は2023年3月、WOWOWにて放送・配信予定(全5話)。(cinemacafe.net)
2022年11月22日現代日本を代表するアーティストとして国内外で活躍している大竹伸朗さん。彼の作品およそ500点を集めた大規模な回顧展が、現在、東京国立近代美術館で開かれています。プレス内覧会に登壇した大竹さんのコメントとともに、展覧会の様子をレポートします!美術館が宇和島駅に…?!【女子的アートナビ】vol. 269『大竹伸朗展』では、1980年代初めにデビューして以来、絵画や彫刻、映像、インスタレーション、巨大な建造物など幅広いジャンルで多くの作品を手がけてきたアーティスト、大竹伸朗さんの作品約500点を展示。16年ぶりの大回顧展となります。大竹さんは、1955年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、1982年に初個展を開催。その後、ドイツ・カッセルで開かれている世界最大級の国際美術展・ドクメンタ(2012年)や、120年以上の歴史を持つヴェネチア・ビエンナーレ(2013年)など、さまざまな国際展に参加。アートの島として有名な直島に多くの作品が展示されているほか、「東京2020 公式アートポスター展」にも参加するなど、半世紀近くもの長い間、多方面で活躍されています。プレス内覧会に登壇した大竹さんは、次のように述べました。大竹さん本展は挑戦要素が多い展覧会で、今までにないものになっていると思います。世界は破壊が続いていますけど、モノをつくる力、つくりだすパワーを少しでも感じていただければとてもうれしく思います。5回ぐらい来て、見てください(笑)。大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より《宇和島駅》(1997年)また、大竹さんは、美術館のテラスに設置された作品《宇和島駅》についてもコメントしました。大竹さん宇和島は、僕が制作拠点にしている場所です。宇和島駅が新しくなるとき、駅名の文字を廃棄するというので、納得がいかなくて入手しました。駅舎に乗って、ひとつずつ焼き切ったのです。東京国立近代美術館と宇和島駅が交差するのは、ある種のコラージュ。赤い色は僕が創造したもので、夜はライトアップされて見え方が変わります。圧が強すぎ…!7つのテーマで体感大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より手前:《男》(1974-75年)富山県美術館では、展示の様子をご紹介。会場では、テーマに合わせて7つのセクションに分けられています。ただ、テーマに沿って作品をつくっているのではなく、また、制作時代順にも並んでいないので、自分の好きなところから自由に見ていけばいいようです。最初の展示室から、けっこう圧が強め。ちょっと怖い感じの人形のような作品が立っていたり、天井からぶら下がっていたりして、もし照明が暗いとお化け屋敷と思ってしまいそうな雰囲気です。大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より手前:《スクラップブック #71/宇和島》(2018-2021年)本展を担当された東京国立近代美術館の主任研究員、成相肇さんによると、大竹作品の特徴は「貼り付けること。貼ってからはがして、重ねて量を増やして密度を増していき、ほとんどの作品がコラージュ作品になっている」とのこと。その密度の濃さを体験してほしいそうです。もっとも密度を感じられるのは、スクラップブックと題された作品たち。もはやスクラップブックの面影もないような、大きな塊です。展示室に巨大な小屋が…!大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》(2012年)本展でもっとも目を引く作品は、ドイツの国際展にも展示された《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》。ネオンサインやトレーラー、ギター、巨大なスクラップブックなどが凝縮されたパワフルなインスタレーションです。展示室の空間に巨大な小屋が置かれ、かなり迫力があります。小屋の中をのぞくと、いろいろなものが詰まっていて、こちらも圧が強め。音も鳴る作品で、大竹さんの集大成のひとつといわれています。人気のニューシャネルも…!また、本展はグッズも充実。大竹さんは、文字の作品も多く手がけていて、本展の「大竹伸朗展」という文字も今回の新作です。そんな「大竹文字」のひとつが《ニューシャネル》(1998年)。スナックの看板をモチーフにしてつくられたもので、Tシャツなどのグッズが大人気です。今回のためにつくられた新作グッズもあるので、ぜひ特設ショップものぞいてみてください。本展は2023年2月5日(日)まで開催。その後、愛媛県美術館と富山県美術館に巡回予定です。Information会期:~2023年2月5日(日)休館日:月曜日(ただし1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月10日(火)会場:東京国立近代美術館開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)(入館は各閉館時間の30分前まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥1,500、大学生¥1,000、高校生以下および18歳未満は無料お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00~20:00)
2022年11月19日大竹しのぶはこうでなくちゃ。主人公・布引けいを再演で演じた『女の一生』。一人の女性が明治、大正、昭和という激動の三時代を、なぜ、頑なに生きたのか。それを鮮やかに浮かび出した彼女は、やはり演出の段田安則が言い当てたように“希代の名優”に違いない。戦後の昭和20年10月。第一幕一場で焼け跡に立つけい、50歳。全てを失った人生の冬である。「あなた、栄二さん」。初恋相手との再開で大竹は高い口調の声で口を大きく開き、万感の思いを放った。一庶民の女が乗り越えてきた道を回想させる芝居だ。一転して二場は明治38年正月。けい、16歳。見せ場である。幸せ一杯の堤家の庭先に入り込んだ時、一場とは別人の初々しさ。何て杉村春子に似ているのだ、と目を擦った。そして女主人しずの励ましを聞く間の苦しく、悲しさが入り混じった心境を一瞬にして演じた。庭に下りての号泣。声に悲しみに色が加わり、胸を打つ。見せ場は続く。第二幕は堤家の人となり長男・伸太郎(段田安則)の嫁にと、しず(銀粉蝶)から迫られる。この場面、女主人の銀粉蝶がいい。女の一生の分岐点だ。その意外さに驚き、戸惑う。栄二(高橋克実)との別れでもある。自分と結び付けた思い出の櫛を折り、涙と共に庭に投げ捨てる芝居は初演より心情が濃くなった。泣く場面の名女優は誰もが巧いものだ。大正4年の第三幕。けいは堤家の大黒柱になっている。長女・総子(西尾まり)のお見合いの日だ。夫(林翔太)に不満を抱く次女・ふみ(大和田美帆)に聞こえがしに、言う。「誰が選んでくれたものでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの」。最初のこの名台詞はサラリと。叔父・章介から、自分の心に嘘を付いているのでは―と言われた、二度目の台詞。ここは、やや右上に顔と目を向けながら、一気に強く言い放った。前回よりもグッと深みを増していた。日露戦争後の行方などを叔父、伸太郎と言い争う場面での傲慢な態度や厭味な性分。けいの「負」の一面をたっぷりと見せたが、何とも巧いのが、久しぶりに戻った夫との第四幕。寒々とした心境が座敷の空気にまで伝わっていた。森本薫・作『女の一生』は、大竹しのぶの継承によって日本演劇史の金字塔として長く残ると、信じたのである。(10/20所見)<公演情報>『女の一生』2022年10月18日(火)~10月23日(日)会場:東京・新橋演舞場2022年10月27日(木)~11月8日(火)会場:京都・南座2022年11月18日(金)~11月30日(水)会場:福岡・博多座プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には『名優の食卓』(演劇出版社)、『歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて』(中央公論新社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年11月05日山崎賢人主演「アトムの童」の3話が10月30日オンエア。急遽融資金の返済に迫られ、スーツ姿で投資家にアポなしでプレゼンする那由他に「那由他のスーツ姿は反則」「ため息でるほどかっこいい」などの声が殺到している。山崎さんが日曜劇場およびTBS連続ドラマ初主演を務める本作は、「相棒」シリーズや「この恋あたためますか」などを手がけた神森万里江による完全オリジナルストーリー。“ゲームを奪われた”若き天才ゲーム開発者たちを巡る物語が繰り広げられる。覆面クリエイター、ジョン・ドゥとして活動するも興津にゲームを奪われ、ゲーム作りから身を引いていたが、再びゲーム開発に挑むことになった安積那由他に山崎さん。那由他とともにジョン・ドゥとしてゲームを作っていたが、那由他がゲーム作りをやめた後は興津の会社「SAGAS」に在籍していた菅生隼人役に松下洸平。カプセルトイを企画・製造する老舗玩具メーカー「アトム玩具」のひとり娘で、那由他を探し出しゲーム作りを依頼した富永海役で岸井ゆきの。今は亡き那由他と隼人の親友・緒方公哉に柳俊太郎。銀行員時代の海の上司だが興津と繋がっている皆川猿時。隼人の知り合いでゲーム販売やインディー開発者の手助けをするパブリッシャー、相良晶に玄理。インターネット検索サービス「SAGAS」(サガス)の社長で、かつて那由他と隼人が作り上げたゲームを“奪った”興津晃彦役にはオダギリジョーといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。那由他と隼人がアトム玩具でゲーム作りを始めて10カ月。ゲーム作りも大詰めを迎え、アトム玩具は経営再建に向け順調な滑り出しをうかがわせた。ところがその矢先、やよい銀行の小山田(皆川猿時)から突然、融資金のうち5000万を1か月内に返金するよう宣告される。従業員総出で資金集めを始めるアトム玩具社員たち。そんな折、晶が、投資家とゲームクリエイターをつなぐ大規模プレゼン大会への参加を提案する…というのが3話の展開。投資家にプレゼンするためいつものパーカースタイルからスーツ姿に“変身”した那由他…視聴者からは「那由他のスーツ姿は反則っす やっぱりかっこいいなぁ」「スーツだとスタイルの良さ引き立つカッコ良すぎる」「スーツ姿の賢人くんため息でるほどかっこいいな」といった声が続出。そして那由他、隼人、海のプレゼンを見ていたインド人投資家が、アトム玩具のゲームに興味を示す…その矢先、突如那由他と隼人のPCからデータが消えてしまう…。衝撃的なラストシーンだが視聴者からは「おーい!ちゃんとデータはサーバーにバックアップしとけよ~」「ゲームのこととか全然分かんないけど、バックアップ取りながら作業してるよね?!」「バックアップ一切とらないで、ローカルだけでプログラミングってそんなことないだろーと思っちゃう」などのツッコミが殺到。一方で「バックアップは那由他たちのアパートの方にあると推測」「アパートのPCの方にバックアップあるとかないの?」「アパートの端末にバックアップがあるパターンだな」と、バックアップの場所の推測する投稿も寄せられている。【第4話あらすじ】完成を目前にゲームデータが消える事件が発生する。10日後までにゲームを復元できなければインド人投資家へのプレゼンに間に合わない。時間が迫る中、那由他らは急ピッチで復元を試みるが、作業の進め方をめぐって隼人と意見が割れ口論になる。さらに興津は次なる一手を進めていた…。「アトムの童」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年10月31日フリーアナウンサーの新井恵理那が18日、インスタグラムを通じ、自身の熱愛報道について「とても不快に思っています」と胸中を明かした。新井は18日の投稿で出演番組を振り返った後、「現在、わたしの個人的なことで不快に思われた方に対しては、申し訳ありません」と謝罪。「あたたかい言葉を下さる方が多く、とても救われています。ありがとうございます」と支えとなっている周囲への謝意も示した。そして、「今回のことは盗撮されて勝手に書かれたもので、わたしとしては怖いです。お相手のこともありますし、間違った内容も多くとても不快に思っています」と吐露。「乗り越えるべき試練と思って、これまで通り公私とも頑張ろうと思います」と気持ちを切り替え、「よろしくお願いします」と結んでいる。今月17日の『Smart FLASH』では、新井が一般男性とスーパーで買い物する姿を捉えた写真を掲載。顔にボカシが入った相手の男性も写っており、「熱愛」「ほぼ同棲状態」などと報じていた。
2022年10月18日大竹しのぶ主演で2020年に上演され、絶賛された舞台「女の一生」の再演公演が10月18日より新橋演舞場にて開幕する。これに先立ち10月17日に記者会見が行われ、大竹をはじめ、初演に続いての出演となり、演出も務める段田安則、同じく初演に続いて出演する高橋克実、風間杜夫が出席した。明治、大正、昭和の激動の時代を生き抜いた女性の姿を描き、杉村春子が生涯947回にわたり主人公・布引けいを演じたことでも知られる本作。2020年に大竹主演で上演されるも、新型コロナウイルスの影響で東京・新橋演舞場での上演は行われたが、その後、予定されていた京都・南座での公演は中止になった。今回の再演では東京、京都に加え、福岡・博多座でも上演される。2年前の初演からの変化を問われた大竹は、コロナ禍における様々な厳しい制限下だった前回との稽古場の雰囲気の変化を指摘。「(制限があるのは)今も変わらないけど、少しだけ自分たちの気持ちも慣れてきて、コミュニケーションをとる時間が前よりも持てました。人と話したりする無駄な時間、何でもない時間がどれほど大切か今回の稽古で分かりました」としみじみと語る。大竹しのぶちなみに、大竹によると、高橋は前回の初演で段田の厳しい演出を受けて「7キロ痩せた」とのこと。大竹から「今回は痩せてない?」と問われた高橋は「痩せてないですね」と答えたが、大竹から即座に「じゃあ、今回はダメですね(笑)」とダメ出しが。さらに風間からは「(高橋は)2年前はTVで忙しかったから。TVに魂を売った(笑)」とイジられる。演出の段田は、このやりとりを受けつつ、初演との違いについて「高橋克実が腕を上げて、素晴らしい俳優になっております!」と強調。高橋は「(この日のゲネプロで)初めてマスクを取るので期待してください!」と意気込んだが、風間から「かつら飛ばさないようにね(笑)」と茶々が入るなど、ベテラン俳優陣4人が壇上で軽妙なやりとりを見せた。高橋克実風間杜夫劇中、大竹は10代のけいも演じる。大竹は還暦を迎えた2017年に、20代前半で参加したミュージカル『にんじん』で演じた14歳の少年・にんじん役を1979年以来、約38年ぶりに演じて話題を呼んだが、この時の経験にも触れつつ「いまはどう見ても“少女”じゃないので、『心で見てくれ』と。心でやればなんとかなるのかなと思います。参考という意味では、若い時にお手伝いの役や、けなげな女の子の役が多かったので、その時の自分の声を思い出したりしています。でも、あまり作ったりしないで、心で見てもらおうと思っています」と語った。大竹の言葉に段田は「映像では無理ですが、舞台では十分に堪えてます」と擁護(?)。大竹は、段田らが学生服姿を舞台で見せることを明かし、段田は「私と高橋克実の学生服姿は怖いですよ(笑)。それだけでも見る価値があります!」と語ったが、大竹は「価値はないと思う(笑)」とバッサリ斬り捨て笑いを誘っていた。段田安則杉村春子が生涯947回にわたり、けいを演じたが、今後の目標回数などを尋ねられた大竹は「ないです」と即答。「杉村さんのように900回……となると100歳くらいになっちゃう(笑)。とにかくこの公演を最後までやれれば」と語る。そして、布引けいの「私の一生はこれからだと思う。新しい歴史の中に私も入っていくんだ」というセリフを引用しつつ「前向きなけいは素敵だなと思うし、ふり返ることなく、前を向きながら進むのが人生だと思うので、ふり返るヒマもないって感じで生きています」と語っていた。「女の一生」は10月23日より新橋演舞場にて開幕。10月27日より京都・南座、11月18日より博多座にて上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2022年10月18日2022年10・11月に上演される『女の一生』の取材会が行われ、主人公・布引けい役を務める大竹しのぶ、演出を担いながらけいの夫・伸太郎を演じる段田安則が登壇した。森本薫が文学座に書き下ろした『女の一生』は、名優・杉村春子の代表作(初演:1945年)。2020年に誕生した段田の演出版では、天涯孤独の少女けいが、拾われた家の長男に嫁いで家業を守る40年間が描かれる。なお本作は2020年に東京・京都で上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で京都・南座公演のみ中止になった経緯がある。人生経験を重ねる実感が、ヒロインの一生を通じて目の当たりにできる──段田さんの演出版が再演されることになりました。いまのお気持ちは?段田2020年は新橋演舞場のみ、上演が叶ったんですよね。前回公演中止になってしまった京都の南座だけでなく、今回は博多座にもお持ちして九州の皆さんにもお目にかけたいと思います。大竹演舞場も、客席を「半分」まで減らしてね。お客さまがその半分に満たない日もありました。はじめはショックでしたが、いつも満席の劇場は当たり前ではなかったんですよね。すぐ「この状況でもご来場のお客さまがこんなにいらっしゃるんだ」「ひとりでも劇場にいらしてくださるなら、私たちは演劇を続けよう」と思い直しました。段田そんな状況になって、もう2年以上が経つんですよね。大竹コロナ禍で踏んだ舞台ということもあって、『女の一生』は初心に帰らせてくれたお芝居という想いがあります。客席の皆さんが喜んだり集中したりする姿を拝見していると、何より私たちが励まされる。再演の機会をいただいたからには、お客さまの反応をもっと引き出せるようにパワーアップしたいですね。段田「文学座の宝」というべき不朽の名作ですが、2年前に立ち上げてみて改めて素晴らしい作品だということがわかりました。主人公の布引けいも、現在の日本では大竹しのぶしか演じられる方がいないのでは、と思います。大竹戯曲が素晴らしいんですよ。杉村春子さんが947回も「演じ続けたい」と感じた理由が、戯曲と向き合ってよく理解できました。段ちゃんも、いつも稽古場で「これは本当にいい本で、やればやるほど深さがよくわかる」「書かれてあることをそのままやればいい作品になる」とおっしゃっていたほど。──おふたりは戯曲のどんな点を気に入っていらっしゃるのですか?段田セリフがいいんですよね。これ、森本薫さんが34歳でお亡くなりになる直前に書かれた戯曲なんですが「その年齢でよくこれだけ人間の心情が描けたな」と感心するくらい。僕の演出版だと1905(明治38)年〜1945(昭和20)年を時代背景に、思春期から晩年の夫婦の会話まで16歳〜56歳の布引けいを取り巻く心情が描き分けられています。大竹それほど好きじゃないのに、なんなら高橋克実さん演じる次男に惹かれているのに、段田さん演じる堤家の長男と結婚させられてね(笑)。そういう夫婦間の冷え冷えしたところ、段ちゃんがとてもうまく演じられるんですよ(苦笑)。そこから時間が経って許し合う夫婦、老いていく夫婦の寂しさ、愛とは違う形で結びつく情みたいなものが、すべて描かれている。「人生経験を重ねるって、そういうことなんだな」という実感が、布引けいの一生を通じて目の当たりにできるんですよね。段田森本さんは杉村春子さんに当て書きされたそうですが、ヒロイン布引けいの多面的な描き方も気に入っています。戦災孤児だったけいが才覚を買われて堤家を盛り立てる成功譚に終わらせず、いや〜な影の一面もきちんと書くんですよね。大竹そうそう。明治・大正・昭和を生き抜いたヒロインは、明るくたくましく健気にがんばるだけじゃない。「人生そんなに甘いもんじゃない」って面も描かれます。そんな彼女だからこそ、有名な「誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩き出した道ですもの」というセリフが響くんじゃないかな。布引けいのたくましい生き方は、現代の観客にとってエネルギーになる──大竹さんが演じる布引けいの魅力を、段田さんはどのように受け止めていらっしゃいますか?段田ヒロインが年を重ねることで生じる「内面の変化」を目の当たりにできるのが、大竹さんが持つ最大の魅力ですね。布引けいの人生を思春期から老年にさしかかるあたりまで演じ分けてもらう中で、扮装や声のトーンなど創意工夫のしどころはたくさんあると思いますが……大竹さんの場合は必ず「内面」がともなう。これが切り替わるだけで、10代にも50代にもなれるんですよ。その様子をそばで拝見しているのが、本当に楽しかったです。大竹芝居の「嘘」を楽しんで、笑ってもらうしかないですよね。だって段ちゃんは学生服を着ているし、高橋さんはカツラかぶっているんだから(笑)。2017年のミュージカル『にんじん』で、22歳のときにやった少年役に再び挑戦したことを思い出しました。若かった当時より、還暦を迎えた60歳で“にんじん”を演じた方がお芝居をしないで済んだ……といいますか、開き直れて楽しかったんですよね。見た目は仕方ないけれど、登場人物の気持ちを理解することはできる。今回なら、布引けいという少女の心になれるのが楽しいんです。──主人公の運命が変わっていく10代のヒロイン登場シーンに際して、段田さんはどんな演出をつけたのでしょうか?段田それが、特に大きな注文はつけなかったんですよ。大竹さん演じる布引けいが、僕にはちゃんと「16歳」に見えた。それでオッケーかなって。晩年の杉村春子さんは実年齢80代で、10代のヒロインを演じたんですよね。これから年を重ねた大竹さんも、どんな風に若き日のけいを演じるのでしょうね。そんな経年変化を楽しめる作品でもあると思います。──段田演出の魅力、どんなところに感じますか?大竹段ちゃんとは30年近く一緒に芝居をしていて、何でも相談しあえる役者仲間です。俳優同士で演技の話をするのは意外と難しいんですよ。現場において、それは演出家や監督の領域なので。でも段ちゃんは、そういうことが言い合える唯一の役者仲間。稽古中はもちろん、幕が上がってからも「あのセリフってさ」「アンタしつこいね!」とやり合いながら、一緒に追求しています。今回もこの難しい台本をよく演出なさったと思いますね。コロナ禍で出番でない人は早く帰らなければならず、稽古時間が限られる中でもしつこく粘り強く演出をつけてくれました。やっぱり私たちの仕事って、しつこく粘ってどこまでも追求するもの。それをまっとうできる仲間であり、演出家だと思いますね。──劇中には第一次・第二次世界大戦が人々の生活に影響を与え、日本が苦難の道を歩む様子も描かれます。ロシアによるウクライナ侵攻やいまだ収まらないコロナ禍など世界を取り巻く現状と通じる部分があると思いますが、その中で『女の一生』を上演する意義はどこにあると思いますか?段田布引けいのたくましい生き方は、現代の観客にとってエネルギーになる気がしますね。彼女の人生には、悲喜こもごもいろんなことが起こります。のほほんとしていたら、足元すくわれるわけです。周りをよく見て、現実としっかり渡り合ってさえいれば「人生に何があっても生きていける」という前向きなメッセージが得られると思います。大竹激動の時代を生き抜くため、自分の生き方を受け入れながらも強く前を向く布引けいの姿に、お客さんたちは励まされると思いますね。加えて私は、『女の一生』の初演が戦時中の1945(昭和20)年4月だったことにも胸に迫る想いがあります。憲兵に見張られ禁止されたら、空襲警報が鳴ったら幕が下りるかもしれない中でも「芝居を届けたい」という切実さが、ちょうど私たちが『女の一生』をコロナ禍で上演しようと思った気持ちに通じるんです。劇場に吹く風はまだまだ厳しいですが、それでも来てくださるお客さまの心に訴えるよい芝居を届けたいと思っています。取材・文:岡山朋代撮影:荒川潤ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★【よくばり❣ぴあニスト限定】招待券プレゼント受付中! ※10/12(水)迄【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『女の一生』チケット情報はこちら:
2022年09月30日この秋スタートの新月9ドラマは、吉沢亮が駆け出しの小児科医を演じるメディカルヒューマンドラマ「PICU 小児集中治療室」を放送。この度、大竹しのぶが吉沢亮演じる主人公の母親役で出演することが分かった。大竹さんが演じる南は、北海道出身で女手一つで武四郎(吉沢さん)を育ててきた母。武四郎が落ち込んでいるときは、武四郎の大好きなおかずを作って励まし、厳しくも愛情深い言葉で鼓舞する存在。また、涌井桃子(生田絵梨花)の実家が営む観光バス会社のバスガイドだったが、定年後のいまも時折、バスガイドのヘルプに出ており、桃子とも仲良しでいつも茶飲み話で盛り上がっている。武四郎はそんな母のことが世界で一番大好きだが、不器用な性格も相まって、素直に愛情表現できず、生意気なことばっかり言ってしまう。今作で初共演となる吉沢さんについて大竹さんは「初めての一緒のシーンから不思議なぐらい会話が自然で、本当に一緒に芝居が出来て“喜び”を感じています」と印象を明かし、視聴者へ向けて「愛があふれるドラマです。ぜひ、ぜひ、ぜひ!」とメッセージを寄せている。「PICU 小児集中治療室」は10月10日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2022年09月30日自分のピローケースを交換しようと手に取ったとき、フワッと嫌な臭いがしました。え?という気持ちでピローケースを嗅いでみると、これがまさかの加齢臭?というような臭い……。指で頭皮を触ってみると、ベタベタ。臭いをかいでみると、ピローケースと同じ臭いがしました。そこで、美容に詳しい知り合いに頭皮の臭いについて話してみたら、頭皮をオイルマッサージしてから洗髪すると頭皮のベタつきと臭いが軽減されると教えてもらったので、実践した体験談です。★関連記事:「抜け毛ごっそり、頭皮ベタベタ」更年期でも諦めない頭皮ケア【体験談】オイルをホホバオイルに決定友人に相談すると、頭皮マッサージに使うオイルとしてはココナツオイルはちょっとベタベタするので、サラサラとしたホホバオイルが使いやすいと勧められました。手っ取り早く購入したかったのでネットでホホバオイルを探してみると、化粧品研究所の「マッサージオイル精製ホホバオイル100ml」を見つけたので 使ってみることにしました。化粧品研究所は手作り化粧品の原料や自然化粧品のお店ということで、なんとなく安心して使えるのではと思い選びました。早速頭皮マッサージを実践頭皮マッサージの方法を知らなかったので、まずはネットで調べてみることから始めました。頭皮マッサージでホホバオイルを使用する際、手のひらに取ってからだと頭皮にしっかり付きにくかったので、頭皮にしっかり付けるために、ホホバオイルをノズルのあるポンプへ移し替えてから直接頭皮に付けてみることにしました。使用量ですが、使ったポンプだと分け目に3プッシュぐらいがちょうどよく、頭頂部を3ブロックに分けて塗布しマッサージをしました。その後、1回目のシャンプーではスッキリと洗い流すことはできず、2回目のシャンプーでいつものように洗い終わることができました。 ドライヤーでしっかり乾かすと、仕上がりは頭皮にオイルのベタベタ感はなく、スッキリしていました。心が折れてしまいそうになるあの臭いからの解放翌朝、ドキドキしながらピローケースを嗅いでみるとあの嫌な臭いがしません。メイクのときに鏡で顔を見ていると、髪がふんわりしていて、頭皮を指で触ってみるとベタベタがありません。その指を嗅いでみても臭いはしませんでした!それから、日中は大丈夫でしたが夕方に頭皮を触ってみると少しだけベタつきが気になりました が、以前ほどではなくまったく気にならない程度です。その日の夜のシャンプーは普段通りのシャンプーとトリートメントで、スッキリと洗うことができました。まとめオイルマッサージなしで今のスッキリとした状態をどのくらいキープできるか試してみると、10日間くらいは維持することができました。 初めての頭皮マッサージでしたが気持ちが良いですし、何よりオイルマッサージをすると頭皮のベタベタとあの臭いから解放されたので、これからも続けていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/このは(41歳)気になることは納得するまで調べる、中身だけ1回り成長したい40歳。マイペースな子どもたちの子育て中。
2022年09月20日レスリー・マンヴィル主演『ミセス・ハリス、パリへ行く』より、ポスターと予告編が解禁。予告編のナレーションは大竹しのぶがつとめている。『ポセイドン・アドベンチャー』ほか数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコの「ハリスおばさんパリへ行く」を原作とする本作。クリスチャン ディオールのドレスに魅せられた家政婦がドレスを買うためにパリへと向かい、そこで巻き起こる騒動と人々との出会いを描く。解禁されたメインビジュアルには、意気揚々とグリーンのドレスを抱きしめるハリスの姿が写し出されている。チャーミングな笑顔とともに彼女のドレスへの憧れの強さが伝わってくるようなポスターだ。またロンドンのハリスの友人であるヴァイや、パリで出会うイザベル・ユペール演じるディオールの敏腕支配人、マダム・コルベールなどのキャラクターの姿も。しっかりドレスを抱きしめているハリスだが、お気に入りの一着を手に入れることはできるのか…?夢見るハリスが人々を巻き込んで起こす、とびきり素敵な奇跡を予感させる1枚となっている。さらに解禁された予告編では、家政婦の仕事中に運命のドレスに出会う、夢のはじまりのシーンから、パリへ渡ったあともドレスのために奔走するハリスのまっすぐな姿が描かれている。マダム・コルベールと対立しながらも、夢を諦めない彼女に人々の心も動かされていく…。物語の重要なカギとなるディオールのドレスにも注目だ。この予告編では、いくつになっても夢を追う気持ちを忘れない、という本作のコンセプトに合わせて、女優としていつまでも輝き続ける大竹しのぶにナレーションを依頼。大竹さんのチャーミングな声は本作の世界観にもぴったりだ。実は以前に原作を読んでいたという大竹さんは、「とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました」とコメント。原作ファンにも、当時の気持ちまで楽しめる作品となっているようだ。▼大竹しのぶ コメント20代のころ、山田洋次監督に薦められて原作本の「ハリスおばさんパリへ行く」を読みました。とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました。慎ましく、ささやかな喜びで生きていた女性がクリスチャン ディオールのドレスに出会ったことで、外の世界に飛び出してゆく姿が大胆でもありチャーミングで。そして周りの人達も優しいんです。本当に胸がキュンとします。正直に、一生懸命に生きていれば神様は見ていてくださるんだ、という優しく爽やかな気持ちになる映画です。『ミセス・ハリス、パリへ行く』は11月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミセス・ハリス パリへ行く 2022年11月18日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2022 Universal Studios
2022年09月15日清野菜名と松坂桃李がW主演する映画『耳をすませば』が10月14日(金)に公開となる。この度、中学生時代の月島雫を演じた安原琉那の場面写真が公開された。1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛マンガ『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼んだ。本作は1995年にスタジオジブリがアニメ映画化しヒット。地上波でも度々放送され、青春映画の金字塔として多くの人々の胸に刻まれている。そんな人気原作を元に、新たな実写映画が誕生。マンガ・アニメ映画でお馴染みの物語はもちろん、完全オリジナルとなる10年後のストーリーが加わる二重構造の作品となるもようだ。キャストは大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李が演じ、監督は平川雄一朗が務める。この度公開されたのは、安原琉那が演じた中学生時代の月島雫の場面写真。ドラマ『中学聖日記』(2018年)をはじめ、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(2019~20)、ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2020年)などの出演を経て、本作が映画初出演となる安原は、この役をオーディションで掴み取った。それについて彼女は「どうしても雫になりたかったので、(オーディションで選ばれて)とても嬉しかった」とし、役柄については「雫は元気で明るくて芯の強い女の子なので、みんなが憧れるような女の子」と語っている。場面カットでは、地球屋に訪れた雫が店に置かれたバロンに出会い、熱心にバロンを見つめている姿をはじめ、図書館で本を読んでいる姿、そして、物語を書き上げるため、真剣な眼差しで勉強机に向かう雫の姿が。原作マンガやアニメーション映画の世界観を思い起こすような印象的なシーンが多いなか、安原は「元気で明るく芯の強い女の子」を等身大の姿でのびのびと演じた。勉強机を映したカットでは、雫が好きな本や図書館だよりなど、スタッフの細かなこだわりを見つけることもできる。中学生時代の雫を安原がどのように演じ切ったのか、そして清野菜名演じる10年後の雫へとどのようにバトンが渡されるのか。『耳をすませば』10月14日(金)公開
2022年08月24日俳優の片瀬那奈さんが、2022年8月14日に自身のInstagramを更新。1歳の頃の写真を公開し、ファンから反響が上がりました。同日、片瀬さんの母親は誕生日を迎えたといいます。片瀬さんは、母親に対する感謝の言葉とともに、1歳の頃に撮影したという自身の写真を公開しました。※写真は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 片瀬那奈(@nana_katase)がシェアした投稿 写真に写る片瀬さんは、満面の笑みや、きょとんした様子を浮かべながら、カメラに目線を向けています。あどけない表情がかわいらしいですね!片瀬さんは、当時を振り返り、「1歳の頃から、笑い方が変わっていない」とコメント。そんな片瀬さんの姿に、ファンから「1歳の時点で顔がきれいですね」「とてもかわいい!」などの声が上がりました。「お母さんが生まれて来なかったら私も存在しない」と語った片瀬さん。母親に感謝をしつつ、片瀬さんは今後も仕事に取り組んでいくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年08月17日「KINTO×17LIVEライブコマース配信」の取材会が1日、都内にて行われ、モデルでライバーの那月結衣、17LIVE 執行役員の須藤芳紀氏、KINTO マーケティング企画部 主幹の小池瑛之氏が登壇した。同日、KINTOが展開するクルマのサブスクリプションサービスのプロモーションの一環として、ライブ配信アプリ「17LIVE」を活用した「ライブコマース配信」を初実施。「KINTO公式アンバサダー」の那月が、KINTOのコンシェルジュとともに、KINTOの利用方法やメリットについて紹介した。今回、「17LIVE」内で行われたオーディションイベントで「KINTO公式アンバサダー」を勝ち取った那月は「配信オーディションという形で選んでいただけたので、すごく嬉しいです」と喜びのコメント。「(アンバサダーに)なりたかった人が他にもたくさんいるので、責任があるなと。今後も引き続き、学ぶべきことをしっかりと学んで、KINTOの魅力を発信していきたいです」と意気込んだ。なお、那月は今年3月に自動車運転免許を取得したばかり。マイカーはまだ持っていないそうで、KINTOのサブスクリプションサービスを利用していきたいと話した。その那月に対し、小池氏は「KINTOのサービスは申込者の多くが20代で、初めての一台を選ぶのに利用していただくことが多く、那月さんに近い特性の方が多いと思うので、那月さんにはサービスについて学ぶなかで分かりにくかったことや、タメになったことをリアルに発信していただいて、ユーザーの皆様に届けていただきたいです」と期待。須藤氏も「ユーザーの方からの質問にインタラクティブに答えていただいたり、通常のテレビCMなど一方通行の情報では伝わらないことを伝えていただくようなやり取りを通して、“車に乗ったみたいな”、“KINTOのサービスを使ってみたい”という方がお一人でも増えれば、KINTOさんにとっても非常に良いですし、弊社としても今後ライブコマースを活用していく良いスタートになるような配信を期待したい」と伝えた。二人からのコメントを受け、「より頑張らなければならないなと思いました」と決意を新たにした那月。「個人の配信ではリスナーさんからコメントを書き込んでもらって、私がそれに返す形が多いので、アンバサダーとしての配信でもすぐにリスナーさんからの質問に答えられるようにサービスの勉強をしていきたいと思います」と自らを奮い立たせた。
2022年07月04日俳優の大竹しのぶさんが、2022年5月25日にInstagramを更新。ありし日のような写真を投稿して話題になっています。注目を集めた姿が、こちら! この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 あどけなさが残る顔に、「あれ、若返った!?」とビックリしますね!大竹さんによると、子供の顔になれるスマホアプリを使用して、写真を加工したのだとか。かわいさに、多くの人が反応しています。・大竹さんの子供の頃のお顔は、こんな感じだったのでしょうね。かわいい!・時々、テレビ番組などで紹介されている、大竹さんの10代の姿とそっくり。・加工とはいえ、ナチュラルにかわいい。どこのアイドルかと思った。・俳優の高畑充希さんとか、芦田愛菜ちゃんに似てる!スマホアプリを使いこなし、楽しんでいる大竹さん。SNSを通して、おちゃめな一面を私たちに見せてくれました![文・構成/grape編集部]
2022年05月28日近年は、白髪を生かした「グレイヘア」がブームになっているように、“加齢を受け入れてありのままの自分でいることが美しい”という価値観が広まってきている。そんななかで、“あからさまなアンチエイジング”をするマドンナ(63)やニコール・キッドマン(54)にファンから心配する声や批判的な声が上がっている。今年デビュー40周年を迎えるマドンナは63歳だが、自身のインスタグラムに投稿する近影はまるで20代のような若々しさ。シワひとつない顔に、過激なファッションを着こなす引き締まった体は、さすがに不自然ではある。かつては「整形しすぎ」と言われたマドンナだが、最近は「フォトショップで顔を修正しすぎ」とファンの間で物議を醸してる。《マドンナはどこ?》《これが真実だと信じる人はいるのだろうか?こんな63歳は地球上どこにもいない》《まるでティーンエイジャー。真の強さは、優雅に年を重ねることから生まれるのに》《フォトショップで顔を加工しないで。不健康だし、歳を取るのは悪いことだというメッセージを送ってしまう》《年齢を重ねることは恥ずかしくないし、20代に見える必要はない。若い世代に、ありのままの自分に価値があることを伝えるべき。63歳の美しいあなたでいて》《数十年も応援している私は確実に年を取っているのに、彼女はあの頃とまったく変わらない。一緒に年齢を重ねられないなんて悲しい》また、ニコール・キッドマンは今月、撮影中のドラマの監督とのツーショットをインスタグラムに投稿。白いノースリーブ姿でノーメーク風の素顔を公開したが、ピンと張った肌はシワひとつなく滑らか。こちらも投稿を見た人たちから「顔どうしたの!?」などのコメントが続出した。ニコールは過去にボトックスをしていたことを認めた上で「もうボトックスはやめた」と公言していたこともあり、ファンは敏感に反応したようだ。《また顔が変わってる》《その顔一体どうしちゃったの?》《ニコールに見えない。お願いだからやめて》《せっかくの美しい顔をめちゃくちゃにしないで。そのままでゴージャスだから》《時間を止めるために顔を破壊する必要があると感じるのはとても残念》■加齢を受け入れられなくても“ポジティブ”なセレブたち好意的に受け止めているファンも少なくない数いるのだが、「ありのままの自分を否定すること」や「老いに抗う生き方」について懸念の声が上がっていることは事実だ。“加齢を受け入れられない”女性の心理について、心理カウンセラーの横山真香さんは次のように解説する。「加齢を“受け入れられない人”も“受け入れられる人”も、実はどちらにもポジティブな心理とネガティブな心理があるんです。まず、“加齢を受け入れられずネガティブ”な場合とは、過去の写真に執着したり、若い頃のファションに固執するなど、周りからも見て取れるような、いわゆる“あがき”や“もがき”という状態です。一方で、“加齢を受け入れられないがポジティブ”な場合は、受け入れられないからこそ、諦めたら終わりなので『挑戦していこう』という、実は前向きな姿勢があります。老いには抗っても、いつまでも素敵な自分でいようと努力しているということです。逆に“受け入れているがネガティブ”な場合は、『どうせ年だし』『誰も見てない』などと、洋服にもこだわらず、美容院も何カ月も行かないなど、諦めの境地です。一方で、“受け入れてポジティブ”な場合、『グレイヘアも素敵』『目尻のシワも美しいし、これが私』といったように、ありのままの自然体な自分に満足している状態です。マドンナの場合、下着のような際どいファッションも『着たいから着ているだけ』であり、年齢など関係なく“マドンナらしく”生きるということを体現している。彼女のメッセージはそういう“生き方”だと思います。とはいえ、顔を20代のように修正するのは、老いを受け入れられない本音の部分もあるのかもしれません。現実は残酷です。でも、だからといって諦めたくもない。彼女が投稿する写真は、世界が注目する“永遠のアイコン”かつオピニオンリーダーとしての、作品的なメッセージではないでしょうか。ニコール・キッドマンの場合も、女優として周囲が彼女に何を求めているかを理解しているからこその挑戦だと思います。果敢に美しさをキープすることは決してネガティブな心理からとは限りません。54歳というと年齢的に求められる役柄が難しい時期だと思います。逆にもう少し年齢が上になれば、アネット・ベニングやシガニー・ウィーバーのように歳をとった素敵な女優になるかもしれません」■人の老化が気になる人は、自分にコンプレックスがある加齢を受け入れられない姿勢が批判される一方で、受け入れているのに批判されることもある。『セックス・アンド・ザ・シティ』で人気を博した女優のサラ・ジェシカ・パーカー(57)は自然なシルバーヘアにした際に、年齢や容姿に関する批判的なコメントに晒された。これについて、本人が『VOGUE』(日本版WEBでは1月30日配信)のインタビューで苦言を呈している。《特にソーシャルメディアについてはそうです。誰もが言いたいことを言っています。『シワが多過ぎる』とか『シワが少な過ぎる』とか。世の中の人たちは、私たちが今の自分に完璧に満足していては不愉快になるのでは? 私たちが今の自分の姿に悩み、苦しんでいるところを見て溜飲を下げたいのでは? と思ってしまいます。それは自然に年齢を重ね、容姿の衰えを受け入れる道を選んでも、良かれと思って何か対策をしても、同じことです。今の自分がどんな見た目か、私はわかっています。何をしても何か言われます。私はどうすればいいんでしょう?老化に抗うべきなんですか? それとも消えろ、と?》サラのこの発言にこそ「真理が含まれている」と横山さんは指摘する。「結局、見ている人の受け止め方の問題なんです。自分が『もう60歳になっちゃった』とか『シワができちゃった……』と無自覚でも気にしている人は、他人に対しても『あの人キレイにしていても整形だしね』とか『あの人は年齢よりも老けて見えてだらしない』などとネガティブな感情が沸くこともあります。逆に、年齢など気にしていない人からすればどうでもいい話。つまり、他人の年齢や容姿に何か言いたい人というのは、自分に何かがある人です。合わせ鏡のように自分の中のモヤモヤを他者に見つけてしまい、気になってスルーできないのです。白髪を染めたければ染めればいいし、白髪が素敵だと思えばそのままにすればいい。個人のチョイスなんです。ひと昔前なら、たとえば、デパートの店員さんは女性だけは白髪を染めなければいけないとされた時代もありました。でも今は、『男性の加齢や白髪は渋いけど、女性が年老いていくことは恥』というような考え方が古くなりました。女性の加齢がポジティブに捉えられるようになって、昔より選択肢が広がったというだけのことです。自然体じゃなきゃ不健全ということでもないし、若々しくいるべきということもない。『若作り』と言われても、本人が好きで楽しくやっていれば健全ですよ」問題なのは「アンチエイジング」or「老化に抗わない生き方」ではなく、見る側のマインドということか。
2022年05月15日モデルで女優の久間田琳加が9日、自身のインスタグラムを更新し、ボブヘアを披露した。長年、ロングヘアだった髪を20cm以上ばっさりカットし、人生初のボブヘアを披露した久間田。今後控えている作品に向けたカットしたといい、「ロングだった期間が長すぎて、首元寒く感じたり、まだシャンプーも多くとってしまいます……! 短いことがなかったので、初めての感覚です」と慣れない髪型の感想を伝えた。また、コメント欄には「ボブくまも最高に可愛い」「新たな琳加ちゃん、ボブくま楽しみ」など、久間田の愛称“りんくま”にかけた新たな愛称を使ったコメントも寄せられている。
2022年05月11日YouTubeチャンネル『ばんばんざい』のメンバーで、個人チャンネルを含めた総登録者数250万人超えの人気YouTuber・森元流那の1st写真集『森元流那写真集 Mine #るなになる』(3,300円 A4判 KADOKAWA)が、20日に発売される。20歳を迎えた森元の少女から大人になる瞬間をおさめ、無邪気で切なく、ときには大胆な表情をふんだんに盛り込んだ一冊。フレッシュな水着姿や初のランジェリーカット、バスルムーム・制服カットなど、普段の動画では見せることのない姿を多数収録した。また、巻末には森元が上京当時を振り返るロングインタビューも掲載している。今回の写真集について、森元はYouTubeチャンネルで「中身がすごいの。結構やばいよ」「いろんな写真を撮ったので、ぜひ見てほしい」とアピール。「こんな程度だったんだっていう写真集にはしたくなかった」と同作への思いを伝え、「買ってよかったなって思ってもらえるような写真集を出せればなと思っているので、届いたらぜひ感想をお願いします」と呼びかけている。
2022年04月20日岡田准一がヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官を演じる主演映画『ヘルドッグス』に、松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶが出演していることが分かった。松岡茉優が演じるのは、兼高(岡田さん)とバディの室岡(坂口健太郎)が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人で、刺激大好きで挑発的なグリーンヘアの吉佐恵美裏。松岡さんは「台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました。恵美裏は魅力的で頭が良くて、私も憧れてしまうような女性です」と役について明かし、艶っぽさと怪しさをあわせもった恵美裏のビジュアルについては「赤いリップを引きたいと思ったんです。口紅が赤なら髪は補色の緑だと、ちょっと目で追っちゃう色合いだなと思って。赤の補色であれば、最初は青ということも考えましたが、ゆっくり青緑になっていき、最終的に緑の髪色になりました」とこだわりも語っている。松岡茉優また、兼高と室岡のボスで、東鞘会最高幹部である東鞘会三羽烏の一人、任侠100%の人情組長・土岐勉を北村一輝。東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む潜入捜査員の連絡係・衣笠典子を大竹しのぶが演じる。北村一輝土岐は、全身に龍の和彫りの刺青を入れ、ヴィンテージのバーバーチェアで行う散髪タイムを大事にする兼高の親父(オヤジ)。「最初に脚本を読んだ時はハードボイルド、男の世界の話なんだと思いました。自分にとっても本当に久しぶりで、少し懐かしいなと思いながら読ませていただいて。その中で土岐という、人間性が結構かっこよかったりする、筋が通っていて、非常に魅力的な役だなと思いました」と印象を述べた北村さん。警察と兼高を繋ぐ重要な役割を担いながら、東鞘会にも出入りをしている謎の存在を演じる大竹さんは「撮影は緊張感があり、映画を撮ってるんだなって実感することが出来ました」とふり返り、岡田さんについては「全然変わらず、初めてご一緒した当時に戻ったみたいで楽しかったです。『全く変わってないね』と話したら、私も変わってないと言われて、撮影の合間は色々な思い出話に花を咲かせました」と再会を喜んだという。大竹しのぶ見どころについては「アクションというのはなにも戦ってだけのシーンではなく、全体的な動きであったり、その空気感というのを、監督がこだわっていたりしましたので、そこは僕も個人的に見てみたいところです」(北村さん)、「本当に岡田さんの、日本人最強の動きが随所に、そして今回はもう右にも左にもとても強いキャラクターだから、最強っぷりが堪能できますし、それに食らいついている坂口くんがまたミステリアスで、対比がすごく良いんです!」(松岡さん)と明かし、大竹さんも「台本を読むと、とても怖いシーンが次々に出てくるんですけれど、先を読まずにはいられない気持ちにさせられます。出てくるキャラクターも、みんなどこか寂しくて魅力ある人たちなので、とにかく楽しみにしてほしいなと思います」と呼びかけている。『ヘルドッグス』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年04月04日フランスを代表する世界的なシャンソン歌手エディット・ピアフ。彼女の人生を、その名曲の数々と共に描く『ピアフ』は、2011年に栗山民也演出のもと、大竹しのぶが初めて演じて以来、「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた!」と多くの称賛を受け、上演を重ねてきた。2016年には第67回紅白歌合戦で「愛の讃歌」を熱唱。2018年にはピアフ楽曲をCD化した『SHINOBU avec PIAF』をリリースするなど、公演ごとに自身が演じる“ピアフ”像を深化させている大竹しのぶに、本舞台の魅力と、5度目となる再演への思いを聴いた。エディット・ピアフとの出会いは、20歳のとき中村勘三郎(当時・勘九郎)が貸してくれた1冊の本『わが愛の讃歌─エディット・ピアフ自伝─』。それから美輪明宏の『愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語〜』や、ロンドンで本作のオリジナル舞台『ピアフ』を観て、“すごい人”だとは思っていたが「まさか自分が演じることになるとは思ってもいなかった」と振り返る。貧民街で生まれ、路上で歌っていた10代から、歌手として認められ、情熱的な恋に身を焦がした若き日。そんな“バラ色”の日々もつかの間、最愛の恋人の死、2度の交通事故、モルヒネ中毒…と、さまざまな悲劇に見舞われた壮絶な人生が、舞台では短い場面の連続で一気に描かれていく。「ピアフのジェットコースターのような人生を、目の前でお見せできるのが舞台の醍醐味。彼女の恋や絶望を、生の肌感覚で一緒に感じとっていただけると嬉しいです。どんなことがあろうと、人を愛することと、愛を与えることを忘れず前に進んでいったピアフは、まるで愛の塊のような存在。舞台を通して、そのエネルギーを皆さんと共有できればいいなと思っています」。大竹は劇中で『愛の讃歌』『バラ色の人生』『水に流して』など多数のナンバーを披露。「物語にそって流れていく楽曲が、この舞台の大きな要素。歌にはお芝居とはまた違う力があると思います。だからこそ、みなさんの心に届くよう、きちんと歌わなければという使命感は強いですね」と意気込む。「初演よりも再演、再演よりも再々演と、やればやるほどハードルは高くなっていくので、5度目となるともう本当に…頑張るしかないです」と笑顔で締めくくった大竹。ピアフとして生き、ピアフとして歌う大竹の“魂の舞台”に期待が高まる。公演は、3月18日(金)まで東京・シアタークリエ、3月25日(金)~28日(月)大阪・森ノ宮ピロティホール、4月1日(金)~10(日)福岡・博多座にて。博多座での上演は今回が初となる。チケットは発売中。
2022年03月08日女優の大竹しのぶが2月23日、東京・日比谷のシアタークリエで行われた主演舞台『ピアフ』のゲネプロ及び取材会に出席した。フランスの国民的歌手であるエディット・ピアフが歩んだ波乱の人生を描く本作。4年ぶり5度目の上演となり「栗山(民也)さんの新たな演出のもとで、新鮮な気持ちで臨みたい。こういう状況だからこそ、劇場に来てくださる皆さんのためにも、良いお芝居にしなければ。愛って本当にすばらしいということをお届けしたい」と意気込みを語った。シアタークリエに続き、福岡・博多座での大千穐楽をもって、上演200回目を迎えるが、大竹本人が「へえ~!」と驚いた様子。感想を求められると「(数字は)関係ない」と即答し、「1回1回、今日よりも明日をより良い状態に持っていければ。こういう状況ですから、明日どうなるかもわからないですし。201回目?だから、そういうの(意識)はないです」と女優としての矜持を示した。また、「せっかく博多に行くのに。おいしいものが食べたいです。その頃までに、元の世界に戻ってほしい」と願いも明かした。栗山民也演出のもと、大竹が初めてピアフを演じた2011年以来、「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と熱い支持を集め、2013年、2016年、2018年公演も盛況を博した。今回はピアフが愛する男性陣が新キャストとなり、中河内雅貴(ピアフと最も熱い恋をしたボクサー、マルセル・セルダン役)、上原理生(シャルル・アズナブール役)、竹内將人(ピアフに見出だされた歌手・イヴ・モンタン役)、山崎大輝(ピアフの生涯最後の恋人・テオ・サラボ役)と実力派が集結した。コロナ禍での稽古について、大竹は「マスクをつけてのお稽古はもちろんですけど、稽古が終わったらすぐ撤収しないといけないですし、一緒にご飯を食べたり、飲みにも行けない」と明かし、共演陣との親睦に苦心した様子。「だから、恥ずかしがっている時間はなくて、最初からオープンな気持ちで皆さんとは向き合っています。無理やりじゃないですけど(笑)、まるでピアフのように、いきなり『あなたが好きです、愛してください』って」と振り返った。報道陣が共演陣に対し、大竹の“座長ぶり”を問いかけると、大竹は「正直に言ってごらん!」。上原は「お芝居がうまくできないとき、しのぶさんがすっと来て『落ち込む必要はない』って言ってくださった」と感謝し、中河内も「大竹さんの姿を見て、自分から動こうという活力をいただいている」と敬意を表していた。取材・文・写真(会見写真)=内田涼『ピアフ』作:パム・ジェムス翻訳:常田景子演出:栗山民也<東京公演>2022年2月24日(木)~3月18日(金)会場:シアタークリエ<大阪公演>2022年3月25日(金)~3月28日(月)会場:森ノ宮ピロティホール<福岡公演>2022年4月1日(金)~4月10日(日)会場:博多座
2022年02月24日舞台『ピアフ』の公開ゲネプロが23日に東京・日比谷シアタークリエで行われ、大竹しのぶ、中河内雅貴、上原理生、竹内將人、山崎大輝が登場した。同作は仏歌手エディット・ピアフの人生を、パム・ジェムスが戯曲化し、2011年に栗山民也演出の元、大竹により日本で初演を迎えた。4年ぶり5度目の上演で、ピアフと熱い恋をしたボクサーのマルセル・マルダンを中河内、ピアフが見出す歌手シャルル・アズナブールを上原、イヴ・モンタンを竹内、20歳年下の生涯最後の恋人テオ・サラボを山崎が演じる。5度目の挑戦に、大竹は「栗山(民也)さんが新たに細かく演出をつけてくださっているので、また新しい気持ちでやっているし、新しいキャストとも一緒なので、すごい新鮮な気持ちです」と心境を表す。コロナ禍での稽古については「すぐに撤収しなければいけないのと、一緒にご飯を食べに行くとことやお酒を飲みに行くことが全くできていない状況なので、恥ずかしがったりとか、グズグズ言ってる時間はなくて、最初からオープンな気持ちにならないと、もう無理。だから無理矢理でも仲良くして、いきなり『あなたが好きです、愛してください』という、ピアフと同じように人間関係を作ってる」と明かした。さらに大竹は「ごはんとか食べなくても、きちんとお互いに芝居ができればこんなに仲良くなれるし、信頼し合えるチームになれるんだということがわかりました。そういう状況でもいいものを作らなくてはいけないし、こういう状況でもチケットを買ってくださる人に、やっぱり『来てよかった』と思わせなくてはいけないので、ハードではありますけど、私たちは届けたいなと思います」と意気込む。座長としての大竹について、山崎は「遠慮しちゃうところがあるなと思いつつ、ぶち壊しに来てくださってるのを感じて、何て器の大きい方なんだと思いながら稽古をしています」、竹内は「すごく優しく声をかけてくださって、本当にありがとうございます」と感謝。上原は「うまくできないことがあるんですけど、そういうときに稽古場でしのぶさんがスッと来て『落ち込む必要は全然ないし、みんなで最後まで一緒になって頑張って作ってくものだから気にしないで頑張ろう』とパッと声をかけてくれたことがすごい印象的」としみじみし、中河内も「大竹さんは残って稽古をされてるので、自然と僕らも残って見届けてしまう。そういう姿を見させていただいていたので、活力をいただいた」と様子を語る。共演者に声をかけることについて、大竹は「じっくり観察しようとかは思わなくて、一緒に芝居をしていたら絶対に『今日は元気がないな』とか『演出家に言われて落ち込んじゃうのかな』とか、わかる。若い子を見てやろうとかそういうことは全くないです。いい芝居を作りたいというだけかな」と説明。また「残って歌のお稽古してるのを見てくれているのは嬉しいし、逆に私もエネルギーをもらいました。そういう稽古場ってありそうでないから嬉しい」と振り返った。福岡・博多座で上演200回を迎えることを教えられると、大竹は驚きつつも「関係ない! もう、1回1回なんです。本当に。今日のゲネがどうなるか、明日どうなるかという感じだから、まったく関係ない」ときっぱり。200回以降、次回上演についての意欲を尋ねられると、「だから、ない! そんな明日のこともわかんないし! 今、今、今!」と訴えていた。東京公演は日比谷シアタークリエにて2月24日~3月18日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて3月25日~28日、福岡公演は博多座にて4月1日~10日。
2022年02月23日株式会社文藝春秋 電子書籍編集部では、2/18(金)セント・フォース所属の5人のキャスター(新井恵理那、鷲見玲奈、皆藤愛子、阿部華也子、岡副麻希)の電子オリジナル写真集を同時発売します。電子書籍のみの発売になります。発売中の写真集「原色美人キャスター大図鑑2022」(文春ムック)撮影時の、未掲載カットを中心とした、オリジナル写真集です。美人キャスターたちのテレビとは違う素顔に出会える、ファン必携の作品です。【書誌情報】書名:『原色美人キャスター大図鑑 新井恵理那2022』 『原色美人キャスター大図鑑 鷲見玲奈2022』 『原色美人キャスター大図鑑 皆藤愛子2022』 『原色美人キャスター大図鑑 阿部華也子2022』 『原色美人キャスター大図鑑 岡副麻希2022』 撮影:根本好伸価格:税込500円(※電子書店によって異なる場合があります)配信開始日:2/18(金)●関連書籍『原色美人キャスター大図鑑2022』 ●関連動画 販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、ブックライブ、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店※価格は各電子書店にてご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月18日歌手エディット・ピアフの愛と歌で彩られたドラマチックな人生を描く、大竹しのぶ主演舞台『ピアフ』(演出:栗山民也)が2022年2月24日から日比谷シアタークリエほかで開幕する。1月13日、東京都内で製作発表があり、大竹のほか、梅沢昌代、中河内雅貴、竹内將人、山崎大輝が登壇して、取材に応じた。大竹は2011年に主演してから、今回で5度目の挑戦。「何回もやれば慣れるかなと思っていても、やればやるほどプレッシャーが大きくて。やるからには前よりもいいものを作らなくてはというプレッシャーもありつつ、初演から一緒にやっている梅ちゃんこと梅沢昌代さんはじめ、また新しいキャストと一緒に、また新しいピアフに出会えたら」と決意を話す。一方で、大竹が「年をとった分、若い人との年の差が激しくなって、どうもすみませんと言う感じ」と自嘲する場面も。それに対して、初演からタッグを組む梅沢は「初演から(自分自身、少女には)見えていない。10年なんてクソくらえ」と笑っていた。長年、ピアフと向き合う中で見方が変わった部分があるかと尋ねると、大竹は「教えられている部分がすごくある。『あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと』というセリフがすごく好き。一瞬一瞬、全部愛を捧げるという生き方には、いつも教えられている。それと同時にいつも孤独を抱えていて。孤独と愛の繰り返しという感じ」と語った。ピアフとの愛に生きた男性たちを演じる新キャスト。「愛に生きた生涯」についてのコメントを求められると、中河内は「(演じる)マルセルは妻子がいながらもピアフに心を寄せていた人物。ピアフを心の底から信頼して、お互いがお互いを支え合っていたと思う。魂と魂が深く絡み合う、真剣で純粋で誠実な愛」と熱心に話し、竹内は「ピアフが苦しんだ分だけ、その感情がピアフの呼吸や唇に乗って、お客さんに届いた。愛した男性たちなしに、この伝説的なピアフはなかったのかなと思う」と鋭く分析。山崎は「月並みな言葉になってしまうが、愛の力はすごい」などと緊張気味に話していた。東京公演は2月24日(木)から3月18日(金)まで日比谷シアタークリエ。大阪公演は3月25日(金)から3月28日(月)まで森ノ宮ピロティホール。福岡公演は4月1日(金)から10日(日)まで博多座。東京公演はチケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年01月17日舞台『ピアフ』の製作発表が13日に都内で行われ、大竹しのぶ、梅沢昌代、中河内雅貴、竹内將人、山崎大輝が登場した。同作は仏歌手エディット・ピアフの人生を、パム・ジェムスが戯曲化し、2011年に栗山民也演出の元、大竹により日本で初演を迎えた。4年ぶりの5演目の上演で、初演以来ピアフの親友トワーヌを演じる梅沢に加え、ピアフを取り巻く男性に新キャストとして中河内、竹内、山崎が登場する。同作へついての思いを聞かれた大竹は「次があるとは思わないでいつもやっているので、毎日『今日1回だけ』と無我夢中でピアフの人生を3時間生きるということしかない」と心境を表す。「経験を積めば積んだだけ、愛の深さなどはわかるかなと思います」と言いつつも、「若い人との年の差が激しくなって『どうもすいません』という感じ。ねえ梅ちゃん、とても困るよね。少女なんですよ。誰も見えないですよね」と梅沢に話を振ると、梅沢は「初演(2011年)から見えてないから、10年なんてくそくらえ」と頼もしい言葉。ピアフを取り巻く俳優陣について、大竹は「うちの息子よりも若いんですよ。どうしよう。でもいいや、ピアフもそうだったから」と自分で納得していた。ピアフの恋人でボクサーのマルセル・セルダン役の中河内は「マルセルは妻子がいながらもピアフに心を寄せ愛していたという人物で、心の底からピアフを信頼して打ち解け合っていた。お互いがお互いを支え合い、やっとひとりぼっちじゃなくなるような瞬間が、2人の中にあたたかい愛としてあったんじゃないかな」と分析。ピアフが見出した歌手のイヴ・モンタン役の竹内は、ピアフについて「とても皮肉な人生だなと思います。もしピアフが本当に幸せに1人の男性を愛し切って、ここまでいろいろな苦しみがなかったとしたら、遥か遠く離れた国でミュージカル化されるくらい伝説的な歌手になっていたかな? と思いますし、苦しんだ分だけ感情がピアフの呼吸や唇に乗ってお客さんに届いたのかなと思う」と語る。「愛した男性達なしに伝説的なピアフはなかったのかな」と思いを馳せた。ピアフより20歳年下で生涯最後の恋人となるテオ・サラポ役の山崎は「愛の力は本当にすごいもので、僕が演じるテオがピアフと結婚したのが26歳の時。僕自身も26歳で、僕のこの時に、あれだけの病にもかかっている年上の方に……」と率直な感想で、キャスト陣も思わず笑ってしまう。「『僕が治す』といった言葉もあったそうで、その心意気に今からならなければいけないんだなということを、稽古に入る前から考えておりました。まとめますと、愛の力はすごい」と締めていた。そんな3人の言葉を聞いて、大竹は「役に対する思いを聞いていて『大丈夫だな』と思いました。舞台上で3時間接するわけですけど、本当の愛をお互いに感じ合わないとお芝居ができないと思うので。私も明かりとか当たってるから大丈夫だと思うし、思いっきり愛すので愛してほしいと思います」と語りかける。中河内は「いやもう、最上の愛で返しますよ。こうしてお芝居の中でも初めましてから始まり、深いところまでいくのが芝居の醍醐味でもありますし、いろいろな変化を楽しみながら感情を出し合うキャッチボールが大好きなので、大竹さんとしっかりと愛を結びたいと思います」と返し、「この期間だけは妻よりも愛していきます」と宣言。竹内も「今までのどの愛よりも強い愛で」、山崎も「(テオは)ピアフに憧れを持った状態で初めてお会いするわけなので、愛の度合いとしては僕がマックスの状態から愛を与えたいと。受け取ってもらえるように頑張ります」とそれぞれに誓った。なお、同作には俳優の前山剛久が出演する予定だったが、活動休止による降板が発表されていた。前山についてどう受け止めたか聞かれた大竹は「受け止めると言っても、お会いしたこともない方なので、わからないんです」と回答。また、故・神田沙也加さんについての思いを尋ねられると「むやみにコメントできるようなことではないので」と誠実に答えた。東京公演は日比谷シアタークリエにて2月24日〜3月18日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて3月25日〜28日、福岡公演は博多座にて4月1日〜10日。
2022年01月13日