キャンディストリッパー(Candy Stripper)のデザイナーと、パフィー(PUFFY)大貫亜美によるユニット「ロンパース(ROMPUS)」より、結成15周年を記念したスペシャルコレクションが登場。2018年6月15日(金)より、キャンディストリッパー直営店全店にて発売される。なお、オフィシャルオンラインストアでは、6月1日(金)より先行予約開始となる。2002年に結成以来、大貫亜美のセンスを散りばめたジェンダーレスなアイテムを不定期でリリースしてきた「ロンパース」。今回のスペシャルコレクションでは、グラフィックデザイナーのDaisuke Hongolianによるイラストが施されたTシャツ、ロンT、トートバッグなど全7種類のアイテムがラインナップする。「ROMPUSのOCTOPUS TEE」は、「ウサギとネコの他にタコも好き」という大貫亜美の意見のもと、デザインされたTシャツ。タコの足で“ROMPUS”の文字を模ったイラストは、左胸とバックに大きく配されている。その他にも、大貫亜美の好きなウサギがデザインされたロンTや、フリーハンドのタッチで描かれたトートバッグなど、遊び心の詰まったアイテムが揃う。【詳細】ロンパース 15周年記念スペシャルコレクション発売日:2018年6月15日(金)販売店舗:キャンディストリッパー直営店全店(原宿本店、新宿ミロード店、池袋P’パルコ店、横浜ジョイナス店、名古屋パルコ店、仙台パルコ店、梅田エスト店、福岡ソラリアプラザ店)先行予約開始日:2018年6月1日(金) 12:00販売店舗:キャンディストリッパーオフィシャルオンラインストア、ゾゾタウン
2018年06月02日グラビアアイドルの大貫彩香が3日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA4号店アミューズメント館で最新イメージDVD『さや恋』(発売中 4,104円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)の発売記念イベントを行った。同作の撮影は4月に沖縄で行ったそうで「綺麗に晴れてビーチでもはしゃげましたし、オフショットを自分で撮ったんですけど、ビーチで自撮りをしたり、沖縄をゆるりと楽しんだ思い出があります」と回顧し、「(彼と)一緒に沖縄ではしゃぐようなイメージになっているので、9月になっちゃいましたけど、これを見てまた夏を追いかける気持ちで一緒に楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」とアピール。さらに、彼と1番イチャイチャしているシーンを尋ねられると「初っ端のパイナップルのタンクトップを着ているシーンで、(彼を)朝、起こしに行くんですけど、すぐ起きてくれないみたいな…。でも、まだこの時間を一緒に過ごしたいという感じでイチャイチャしていて、けっこう理想ですね」と声を弾ませ、「寝起きが悪い人は好きかもしれないですね(笑)」と打ち明けた。衣装について聞かれると、「(イメージ作品が)13枚目になるんですけど、今まで着たことがないボンテージや、チャイナ服など新しい挑戦もさせていただきました」と明かし、「お気に入りは紫のレースの水着なんですけど、形もすごくセクシーで、素材もシースルーになっていて、大人の色気を出させてくれる衣装でした」と紹介した。また、タイトルにちなみ、大貫にとっての"理想の恋"を尋ねられると「これ(DVD)が、同じ目線でイチャイチャするような内容なんですけど、そういうのが理想ですね」と目を輝かせ、「少年心を忘れていない人がいいです」とニッコリ。さらに"いま恋をしている『もの』や『こと』"を聞かれると「お芝居の世界がすごく楽しくて、年明けに出たい舞台もあって、それに向けて頑張っているところで、お仕事とか主にお芝居に恋しています」と語った。
2017年09月09日10月15日(土)に、東京グローブ座で開幕する、梅棒 6th OPUS『GLOVER』。大貫勇輔、梅田彩佳、松浦司(Shya7)らをゲストに迎え、シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」をベースに “ダンス×J-POP×演劇”の梅棒スタイルで上演する。梅棒 6th OPUS『GLOVER』チケット情報今回、その稽古場にお邪魔した。稽古場には、数日前に組みあがったばかりという大きなセットが。東京グローブ座、森ノ宮ピロティホール(大阪)と、梅棒史上で最も大きな劇場となる今回は、セットもこれまでにないサイズ。キャスト達は、それを決まった時間内で転換できるように、スムーズさや見た目にもこだわりながら少しずつ調整していた。その確認作業中、他のメンバーは稽古場のあちこちでジャンルもさまざまなダンスを踊っている。その楽しそうな姿はまさに「梅棒の現場」と感じさせられる光景。この人たちがひとつの作品で一緒に踊ると考えるだけでも楽しみだ。梅棒の総合演出・伊藤今人の号令で、ダンスシーンの稽古がスタート。この日見られたのは3シーンほどだが、これまでより広くなった舞台にも関わらず、ところ狭しといった印象だった。シーン全体から受ける楽しさも、一つひとつの動きの面白さも、両方がパワーアップしており本番への期待が高まる。夜に初の通し稽古を控えていたこの日は、それぞれのシーンを通す中で伊藤からのブラッシュアップや細かな調整が入り、誰もが真剣な表情に。しかしそんな中でも、梅棒メンバーの遠藤誠がクドい芝居をいつまでも続けて伊藤に突っ込まれるなど、梅棒らしい空気が稽古場を盛り上げていた。また、稽古場で圧倒的な存在感を放っていたのが、この物語のヒーロー&ヒロインを担う大貫と梅田。群舞のシーンではふたりが一緒に踊っている姿に目が引き付けられ、「もっとふたりの踊っているところが見たい」と感じさせられた。梅棒は台詞がほとんどなく、J-POPの歌詞で物語を伝える独特のスタイルだが、梅田はダンスで表情豊かに感情を伝えていた。さらに大貫は、あまりイメージにない、世の女性をときめかせるような動きも!普段舞台を観ない人でも楽しませるのが梅棒の舞台。今作はさらに、心動かされるものになりそうだと感じた。ダンスに詳しくなくても、さらにはシェイクスピアに興味がなくても、ぜひ一度体験してほしい。梅棒 6th OPUS『GLOVER』は、10 月15 日(土)から23 日(日)まで東京グローブ座、10月25日(火)から27日(木)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。また、10月16日(日)18:00公演終了後大貫勇輔、梅田彩佳、伊藤今人(梅棒)によるアフタートークも開催決定!詳細は公式HPにて。取材・文:中川實穗
2016年10月13日日本のポップミュージック・シーンにおける女性シンガー&ソングライターの草分け的な存在のひとり、大貫妙子がソロデビュー40周年記念プロジェクトをスタートさせている。その独自の美意識に根差した繊細な音楽世界と飾らない透明な歌声で多くの人を魅了する一方で、CMや映画音楽関連も多く、あの映画『Shall we ダンス?』メインテーマや、竹中直人監督の『東京日和』の音楽プロデュースなど数多くのオリジナルサウンドトラックも手がけ、その活動は日本の音楽シーンで多岐に渡っている。今回、ソロデビュー40周年プロジェクトの第1弾としてアニバーサリーボックスを発売、第2弾として初のシンフォニックコンサートを12月に開催するなど、精力的に活動を展開する大貫妙子に単独インタビュー。これまでのソロデビュー40年について、そして今後の展望について、本人に聞いた。――「パラレルワールド」の制作にあたっては、どういう想いで取り組まれたのでしょうか?「ピュア・アコースティック」というアルバムを80年代に出しまして、当時アナログでレコーディングをしましたが、CDでしか発売されていませんでした。LPがまた復活している今の時期にLPで復刻盤を出しませんか、というお話をいただきまして。そのお話を進めているうちにアイディアが膨らみ、こういうボックスになりました。40周年ということもあって、過去に4回やらせていただいた、メトロポリタン美術館を含む「みんなのうた」シリーズ。それに連なる絵本「金のまきば」、また「ピュア・アコースティック」を制作した当時、NHKで1時間の音楽番組をやらせていただいた、その80年代の映像も入れましょうと。現在の心境を語ったインタビューや、私が選ぶ私のBESTなど、いろいろなものが膨らんで、こういうアニバーサリーBOXになりました。――ソロ活動の集大成という意味合いもありますね?集大成と言うには、もっと入れないと全然足りないですが(笑)、わたしの場合は、ポップスというカテゴリーがあって、その中でアコースティックな音楽、物を書くこと、旅の話、そういったいろいろな要素がそれぞれひとつの世界として存在しつつ、トータルで自分の世界になっています。今回のボックスは、その中でも大人も読むようなファンタジー・ノベルみたいな意味合いも含めて収めてみました。現実の世の中で、そんな意味合いを持つものがあってもよいかな、と思いましたし、このような企画だからできたこと、だと思います。――それで「パラレルワールド」というタイトルになっているのでしょうか?BOXに入っている「金のまきば」という絵本は復刻ですが、「みんなのうた」の映像を制作している時に、絵本として膨らませることができるのではないかと思い作ったものです。その時期たまたま「ナルニア国物語」を読んでいて。衣装ダンスの中に入っていくと、そこに別世界が!という物語。パラレルワールドは、わたしたちが生きている世界と平行してまったく同じ世界が存在しているということですが。まったく同じに見えて、もうひとつの世界では、なくしたものが存在している。実際にその扉を見つけることができるかどうかわかりませんが、わたしたちは進むべき方向を失っても、チャンスはあるということです。音楽を聴く時に、過去の自分に戻る時がありますが、音楽はファンタジーであると同時にパラレルワールドへ誘ってくれるツールでもあると思う。という希望を込めて「パラレルワールド」というタイトルにしたんです。――ソロデビュー40年周年ですが、ふりかえってみて長かったですか、短かったですか?あっという間ですよね。あっという間の40年間で、あっという間にお墓に入ってしまうかも(笑)。単純に後40年はできないので、100歳を越えてしまいますから。人生ってけっこう短いなって思いました。バンドを始めた20代の頃は、海のものとも山のものともよべないようなものでしたが(笑)。その後ソロになって、たくさんアルバムを出させていただきました。たいしたヒットもない私が続けられたのは、ひとえに支えてくださったファンのみなさまのおかげだと、心から感謝しています。――音楽シーンも劇的に変化を遂げて来ましたが、一番印象的な出来事は何でしたか?LPからCDの時代になり、現在は配信の時代になって、またLPに戻ってみたりしていますが。テクノロジーの変化とともに、音楽も変わってきたと思います。それはとても音楽に影響を与えるものですが、時代とともに受け入れなくてはいけなかったので、当然取り入れてはきました。今の時代は良いか悪いかは別として、譜面が読めなくても楽器が弾けなくても、コンピューターで音楽が作れるようになった。そのおかげで、家で録音が可能になったりと便利にはなりましたが、多くの歴史あるレコーディングスタジオがなくなりました。それは、ほんとにかなしいことだと思います。音楽には、国境がありませんし、言葉が通じなくても音楽は一緒に作り上げることができます。部屋にこもるのではなく、いろいろな世界のミュージシャンともっともっとジャンルを超えて、楽しく世界を広げてほしいですね。――初のシンフォニックコンサートが今年12月22日(木)に開催されるそうですが、どういうコンセプトでしょうか?千住明さんとは30年来のお友だちで、今までも何度かステージでご一緒していますが、今回は初めてふたりでやるんです。もちろんオーケストラと、バンドにも参加していただきますので、とても楽しみにしています。千住さんはポップスからクラシックまで幅広く活動されていて、オーケストラの指揮もなさいますから、今回はそれもお願いしています。今までは呼んでいただいて2~3曲だけの共演だったのが、今回はじっくりご一緒できるので、ふたりでどういう世界を作ることができるかを考えています。コンサートの前に千住さんとCDも作るので、その収録曲もお披露目したいですし、是非、楽しみにしていただければと思います。――この先の40年は?ですから、生きていないですよ(笑)。40周年も区切りではなくて、わたしには通過点だと思っています。これから先は、いつまで続けるかわかりませんけれど、いままでどおり。できるところまで(笑)。(text/photo:Takashi Tokita)
2016年10月01日キャンディストリッパー(Candy Stripper)とPUFFYの大貫亜美によるユニット「ロンパース(ROMPUS)」より、PUFFY20周年を記念した特別なアニバーサリーコレクションが登場。2016年7月15日(金)から、キャンディストリッパー原宿本店・新宿ミロード店・名古屋パルコ店の3店舗限定で発売される。コレクションから登場するのは、パジャマやネグリジェ。「カートのパジャマ」は部屋着・外着両方で活躍するストライプデザインのパジャマだ。ミュージシャンのカート・コバーンを着装源に作成したため、胸元にはカートの刺繍が施されている。フレンチライクなトリコロールとモノトーンの2色で登場。「あみのねこちゃん、ケンのネグリジェ」は丸襟とフリルがついた淡いピンクカラーと、ブラックの2色で展開される。ピンクのネグリジェは、大貫亜美が小学生の時に着ていた、ねこの総柄ネグリジェを思い出しながらデザインしたもの。■ロンパースについて大貫亜美(PUFFY)と板橋よしえ(Candy Stripper)によるユニット。ROMPUS(ロンパース)=Romp with us(一緒に遊ぼう)という意味の造語。2002年に結成して以降不定期で活動中。毎回、大貫亜美独自のセンスが散りばめられたジェンダーレスで楽しめるコレクションを展開している。【詳細】ROMPUS 2016 SPECIAL COLLECTION発売日:2016年7月15日(金)価格:・カートのパジャマ(上・下) 17,800円+税サイズ:M、L・あみのねこちゃん、ケンのネグリジェ 33,800円+税サイズ:S、M取扱店舗:キャンディストリッパー原宿本店、新宿ミロード店、名古屋パルコ店【問い合わせ先】Candy StripperTEL:03-5770-2204
2016年07月17日ダンスをはじめ、映像やストレートプレイでも活躍をみせる大貫勇輔。今回、舞台『フラメンコ・カフェ・デル・ガト』では、フラメンコに初挑戦する。ジャズ、コンテンポラリー、ストリートダンスなど何でも得意の彼が、どんな踊りを見せてくれるのか。稽古を目前に、その心意気を聞いた。「フラメンコ・カフェ・デル・ガト」チケット情報湖月わたる、水 夏希、原田 薫で結成されたユニット『BAD GIRLS』が、異国の男性ダンサーと共演する舞台「DANCE LEGEND」シリーズ。今回はその人気シリーズの第3弾で、構成・演出・振付をフラメンコの名手ホセ・バリオスが手掛ける。大貫はスペインのフラメンコダンサーとともに参加する。「フラメンコは今まで踊ったことはないんです。スペインには以前から興味があり、現地で稽古があると聞いて『やったー!』と声を上げてしまいました(笑)。以前、パリに行きたいと思っていたら、ストリートダンスの大会で優勝してパリに行けたり、自分がやりたいと思うと何かつながる瞬間があるんです。今回もスペインに呼ばれているような気がして、運命的なものを感じました」。フラメンコ初挑戦に「もちろん不安はあります」というが、どこか余裕を感じさせる。「水 夏希さんが、フラメンコのテクニックを学んだだけでは、外国人が付け焼刃で日本舞踊を踊るみたいになってしまう。それよりも、どれだけスペインの文化を愛し、フラメンコの血を自分の中に入れられるかが大事だとおっしゃっていたんです。僕も同感で、自分の内側から出て来るものが一番大切。それがダンスだと思うんです」。フラメンコは、ジプシーと呼ばれるロマ族をはじめとする多数の民族が培ってきた伝統文化だ。「僕は、ダンサーの母親の胎内にいるときから舞台に立っていて、生まれながらのダンサーだと思っています。言葉にならない思いや、つらかったことを肉体を通して変換し表現してきた。フラメンコも現地の人が生きる上で、必要としてきた踊りです。そこは通じる思いがあるんです」。核が同じなら、ダンスのジャンルが違っても踊りこなせる。そんな自信が彼の中に脈打っているのが伝わってくる。今作は第1幕が『ロミオ&ジュリエット』のように愛や闘いを描く物語で、大貫もある役柄を演じ、第2幕は、スペインの地方や都市を巡るショー形式の舞台になる予定だ。「いいダンサーは日本で食べていくのは難しいから、まず、海外に出て日本に帰ってくる。それは熊川哲也さんがすでにされているから負けず嫌いの僕は、逆の発想で(笑)、日本を拠点にして世界に行きたい」と言い切る。「僕と同じ踊りはほかの人にはできない。僕にしかできないものを持っている」ともいう。大貫ならではのフラメンコに注目したい。公演は、6月25日(土)・26日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、6月29日(水)から7月4日(月)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年05月02日12月19日(土)に東京・LIQUIDROOMでライブイベント「The 35th Anniversary LONDON NITE X’mas Special 2015」が行われる。【チケット情報はこちら】同公演は、イベント「LONDON NITE」の35周年を記念して開催。BRAHMAN、SHERBETS、THE SKA FLAMESなど7組がライブを披露。またDJとして、大貫憲章、ヒカル、稲葉達哉などが出演する。開催に際し、LONDON NITE主催の大貫憲章は「彼らと一緒に35周年を迎えられるのが自分としても本当にうれしくて。普段夜遊びしない人たちも足を運んでもらいやすいように、当日は開演も15時と早めの時間になっているので、ぜひとも皆さんいらしていただいて音楽漬けになってほしいですね!」とコメントを寄せている。「LONDON NITE」はロックで踊る!をテーマに、音楽評論家の大貫憲章が1980年に新宿ツバキハウスでスタートさせたイベント。日本のロック系クラブイベントの嚆矢として、数々のフォロワーを生み、現在も東京を拠点として、定期的に開催されている。チケットは発売中。■The 35th Anniversary LONDON NITE X’mas Special 2015日時:12月19日(土) 開場 / 開演15:00会場: LIQUIDROOM(東京都)出演:【LIVE】BRAHMAN / Buffalo’3 / LEARNERS / THE MAN / SHERBETS / THE SKA FLAMES / ZOOT16【DJ】大貫憲章 / ヒカル / 稲葉達哉 / SHOJI / YOSSY / Katchin’ / U-ichi / YU-TA / and more…料金:オールスタンディング5,000円(ドリンク代別途必要)
2015年12月01日宮尾俊太郎(バレエ)×大貫勇輔(コンテンポラリーダンス)×尾上菊之丞(日本舞踊)×藤原道山(尺八)×SINSKE(マリンバ)による『Clementia』が上演に。昨年、大貫がSINSKEと共演した公演の第二弾で、今回は構成・演出・振付に川崎悦子を迎え、スケールアップした舞台となる。『Clementia』チケット情報大貫は「昨年の『Clementia』は、マリンバ奏者のSINSKEさんの1対1で踊りたいという思いで始めました。1回で完結させるつもりでしたが、あまりに楽しかったので続けたくなって」と振り返る。その彼が共演を切望したのが宮尾だ。大貫と宮尾は、2013年のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で同じ「死」の役を踊って以来、互いの舞台を観に行く仲。宮尾は「ここ数年、自分が培ったものとは違う環境にも身を置いてみたいと思っていたんです。前回の『Clementia』を観た時、演奏者とダンサーが飾りのない丸裸の状態で舞台を成立させていて、こういうことをしたいと感じました」と語る。今回は舞台でのナレーション、和の音楽での踊りなど、宮尾にとって初挑戦尽くしだ。公演は二部構成。第一部は物語仕立てで、昔話『桃太郎』を5人全員のコラボレーションで上演。第二部はオムニバス形式で、柳本雅寛振付『ボレロ』のほか、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の曲を用いたダンス、5人でのインプロビゼーションなど新しいコラボレーションに挑む。取材日、稽古場では川崎の指導の下、第一部の稽古が行われていた。キジ役の宮尾が華麗な跳躍や回転技を披露したかと思えば、帽子をかぶったイヌ役の大貫がセクシーなジャズダンスやブレイクダンス風のフロア技を決める。なお、菊之丞がサル役、道山が鬼役となり、桃太郎役は、基本的にはSINSKEが担うほか、大貫が幼少期、宮尾が青年期を表現することもあるという。さらに稽古は第二部の『ボレロ』へ。互いの身体を支点に展開していくコンタクト的な動きが柳本らしい。Kバレエカンパニーでプリンシパル・ソリストを務めるほか、昨年生まれたカンパニー内のグループ“Ballet Gents”では座長として演出・振付を手がける宮尾。「Kバレエでは古典で自分が感じていることやキャリアに応じた表現を追求し、Gentsでは一歩引いたところから踊り全体を俯瞰するという経験をし、今回のような外の舞台で刺激を受ける。とても充実しています」。一方、大貫は「昨年、ラスタ・トーマス率いる“Bad Boys of Dance”の『ロミオ&ジュリエット』ドイツ公演に参加して、すごいダンサーがたくさんいることを肌で感じたり、今年、『アドルフに告ぐ』で演出家の栗山民也さんや素晴らしい俳優陣とお仕事をしたりする中で、色々と考えさせられたことが、この企画に繋がっています。異ジャンルのクロスオーバーを重ねて、いつか日本発のカンパニーとして世界に持って行きたい」とする。出演者たちの今が交錯する『Clementia』に注目だ。公演は9月12日(土)・13日(日)東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:高橋彩子
2015年09月01日70年代からプラスチックスを起点に、後に世界的なブームを巻き起こす東京ストリートカルチャー誕生の火付け役的存在の立花ハジメと、ストリートの流れをモードに消化して世界を相手にコレクションを展開する「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のデザイナー、高橋盾(ジョニオ)が、お互いのクリエーションを振り返りながら、東京、音楽、ファッションについて語った。立花ハジメ(以下H):ジョニオと初めて会ったのっていつだっけ?高橋盾(以下J):東京セックスピストルズの頃でしょう。H:それっていつだっけ?J: (青山のスパイラルであった)「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のショーに出た時ですよね、1989年か90年。H:そうだ、みんなで出たんだ。(藤原)ヒロシとか甲田益也子、(高木)完ちゃんとかと一緒に。J:日本のコレクターの人が持っているワールズエンドやセディショナリーズを着て。ヴィヴィアン本人も来日して。僕はまだ、学生だったんで、ヴィヴィアンの本物は持ってなかったですけど。ヒロシ君に誘われて。H:ジョニオ、あの時まだ学生だったの?NIGOとかも一緒の頃?J:そうですよ。文化服装学院の2年か3年生。NIGOは1年下です。そのショーで(MILKの大川)ひとみさんが僕を見つけて、次の週にあなた面白いからって呼び出され、それからあっちこっち遊びに連れてもらって。H:僕も(藤原)ヒロシを紹介されたのはひとみちゃんなんだよね。彼女はとにかく、キレイでカッコイイ才能のある子は男の子でも女の子でも大好きで、いつも若い子を連れていて、ツバキハウスやいろんなところ連れていっては、いろんな人を紹介するんだよ。J:僕の頃はもうツバキハウスはなかったんですが、もう毎晩クラブを4軒位回る。その頃は芝浦のGOLDとかピカソ。H:新宿の花園神社のところ何だっけ?J:元第3倉庫の跡のミロスガレージ。H:そう、ロンドンナイトをやってたよね。J:そのロンドンナイトで大貫憲章さんのレコードとかを学生の僕が運んでて、ただでクラブとか入れてもらってて。その時に、ヒロシ君が「君、おしゃれだね」と声を掛けてきて。H:へぇー。そうなの(笑)。J:僕はジョニー・ロットンみたいな格好していて。こっちは勿論、ヒロシ君のこと雑誌とかで知ってるじゃないですか。そこから仲良くなって、ヴィヴィアンのショーに出てって感じです。ハジメさんとはそのショーで直接お会いしたのは初めてですね。中学の頃からパンクとか好きだったんで、プラスチックスのこともリアルタイムではなかったんですけれど、レコードは聞いていたので立花ハジメの存在は知っていましたよ。H:僕自身はクラブとかあまり遊びに行かなかったから、一緒に遊ぶという関係ではなかったんだけど。J:ちょうど、藤井フミヤさんとも仲良かったんで、ハジメさんの個展を見に行きましたね。H:プラスチックス(Plastics)を止めて10年ほど経って、92年に「BAMBI」を出したけれど、ジョニオに会ったのはそれを製作していた頃かな。90年代に入って個展をやることが多くなって。92年が初の個展となるタイポグラフィ展、93年がDEPT展、95年がアプリケーションツアー、97年にリトグラフ展をやって、その年に発表した「LOW POWERS」のバンドの衣装デザインをジョニオにお願いしたんだよね。J:あれって、もうそんな前ですか?H:そう、新しいバンドをやるとか、DJやるからって時はいつもジョニオにTシャツのデザインとか頼むんだよね。お世話になってます(笑)。ちょっと話を元に戻そう。そう、東京セックスピストルズだ!あれってメンバーは誰がいたんだっけ? NIGOもいた?J:ベースが(BOUNTY×HUNTERの岩永)ヒカル君、ギターは(DOGDAY AFTERNOONの)片桐 (Katcin’) 克巳君。NIGOはレギュラーメンバーのドラムが突然、ライブに来ないなどということがあって、たまにドラム叩いてもらっていました。NIGOはドラム叩けるんで。東京NO.1ソウルセットの(渡辺)俊美君とかにも手伝ってもらったことありますよ。H:でも、ライブとかで一緒になったこととかは無いんだよね。J:まあ、僕達はコピーバンドですから(笑)。2/6に続く。
2014年05月28日