学校でのトラブルが続くと、子どももしんどい様子…出典 : 娘は、学校でお友だちに指摘したことが発端となり、長期間ケンカをしていた時期があります。その頃、チック症状が増え始めていました。今はでは仲直りをし、普段通りに笑って話せるようになっているものの、それでも1度出現したチック症状はなかなか治まらず、学校へ行くのがつらいと言うようになりました。学校から帰ると頭痛を訴えたり、娘が精神的に追い込まれているときよく出る右足の痛みも、頻繁になっていました。チック症|クラスメイトとのトラブルが原因?新たなチックが出現しました学校を休む基準は、しんどさの度合いで決めればいいのだろうか?Upload By GreenDays私たち家族は、学校を「どうしても行かなくてはならない場所」という位置づけで考えてはいません。熱が出れば休むのと同じように、心が苦しくなった時には積極的に学校を休んで心をほぐす時間に当てようと考えています。ですので、チックが発症して以来、娘は登校日の半分ぐらいの割合で学校を休んでいます。少しずつチックは治まってきましたが、1番症状が激しく出るのは「今日は学校を休むかどうか」を決める瞬間です。娘なりに色々な葛藤もあるのでしょう。行くと決めていたのに、朝食の途中で足が痛みはじめ、結局学校を休んだ日もあります。幼い娘に「学校を休む」という決断をさせるのは酷なようにも思いますが、「しんどい」の度合いは本人にしかわかりませんので、私が決めるというのもなかなか難しく、何か良い方法はないかなと考えていました。娘の「しんどい」を洗い出して可視化!私が娘と話し合うときにいつも困っていたのは、「しんどい」と訴えられても、その詳細な度合いまで共有できない事でした。「ちょっとしんどいけど、まあ頑張れる」レベルなのか、「これ以上頑張ったら苦しい」レベルなのか、「すごくしんどくて心が壊れる寸前」なのか。たくさん会話をしながら探っていきますが、本人も自分の状態をきちんと把握できていないので、私と娘の認識が大きくずれていることもあります。そこで、娘が「しんどい」と思う出来事を「1~10」にレベル分けしてみました。「レベル5」までは、なんとか頑張れる程度。「6~10」は、チックや頭痛・吐き気・足の痛みなどの身体症状が出始めるため、何らかのサポートが必要になってきます。Upload By GreenDaysこうして娘のストレスを数値化することで、「しんどい」と訴えられたときに「今、1~10で言うとどのぐらい?」と確かめ、そのレベルを推測することができるようになりました。しんどいレベルが「4」か「5」の時は、そっと背中を押してあげれば前に進む勇気が出ることもあります。「6」以上の時に背中を押してしまうと「ママの期待に応えなければ」という気持ちが芽生え、余計に娘を追いつめてしまうことになるので「まずは心を休めようね」と声をかけることにしています。この数値化のおかげで娘と私の認識は大きくずれることなく、その認識を前提に話ができるようになりました。出典 : 「しんどさ」がわかれば課題や手立ても見えてくる!また、娘のストレスを書き出してみることで、わかった事もたくさんありました。雨の日と晴れの日では同じ出来事でもストレスの度合いが違うこと、児童精神科への通院前には、娘にとんでもない負荷がかかっていたことお友だちとバイバイする時間になると激しく怒り、泣いて抵抗する娘にも、その瞬間はかなりのストレスがかかっていることも判明しました。わがままなのではなく、自分ではどうしようもない感情の揺れに振り回されていたのです。「お友だちと遊ぶときには、あらかじめ帰り際の対策をたてておく」という課題も見えてきました。こうして娘と一緒に「今はどんな状態だろうね」「こんな状態の時はどうしたらいいかな?」と話し合っていくことで、娘は安心してSOSを発することができるようになっていると思います。年齢が上がるにつれ、いろいろな感情やプライドが邪魔をして、本当のことを話してくれなくなる時期が来るかも知れません。それでも、「SOSを出せば一緒に解決策を考えてもらえる」という経験は、娘の今後の人生できっと役立ってくれることと思います。客観的に自分の状態を判断できるようにUpload By GreenDays「今、自分はどういう状態にあるのかを知る」ことは、とても大切なことだと思います。同じ出来事が起きても、なぜ今回は怒ってしまったのか、なぜ今回は平気だったのか。それを自分自身が少しずつ理解していくことで、自分自身の理解は少しずつ進んでいくと思います。理解が進めば対策が立てやすくなり、対策が立てられれば毎日穏やかに過ごせることも増えるのではないでしょうか。「己を知る」手立てを伝えることは、いずれ私の手を離れて巣立つ娘へ贈る大切なプレゼントです。焦らずゆっくりと。娘に合った方法を模索しながら、いつの日か客観的に自分の状態を判断できる力を身につけてあげたいと思います。
2016年07月21日忘れられない辛さ、みなさんは経験がありますか?過去の辛い記憶や苦い経験、みなさんはどれくらいの時間が経てば消化できますか?思い切り泣いたらスッキリする、一晩寝たら気持ちを切り替えられる、失敗したときと同じ状況になったとき初めて消化できる、など人それぞれだと思います。発達障害には、記憶に関する凸凹があると言われており、特に自閉症は忘れられない障害とも言われるそうです。その「忘れられない」という特性は、アスペルガー症候群の息子にも、色濃く出ています。何かのキッカケで、苦い記憶が、まるで5分前に起きた出来事かのように鮮明によみがえり、ストレスを感じます。忘れてはならない予定や持ち物などは、しょっちゅう忘れてしまうのに、苦い記憶や自分の中で消化できていない事は何年経っても覚えているのです。そのストレスが原因で、パニックを起こしてしまうこともありました。どうしたらこのフラッシュバックから解放されるのでしょうか?当たり前ですが、パニックが起きたときに一番辛いのは本人。息子だって、平穏な生活を望んでいます。息子のパニックを誘発したのは、1年前の出来事Upload By kaoru息子に「苦い記憶を忘れられない」という特性があると気づいたのは、学校からの1本の電話でした。「ある同級生を見かけた途端、飛びかかり、蹴った」との事でした。先生は「理由を聞いても、わからない」と言うのです。「同級生を見かけた途端、飛びかかった」という状況で、息子の言い分は「僕が先にやられたからやり返した!」という内容。息子が跳びかかったときの目撃者も多く、先生は息子の言い分に戸惑ったようでした。私が息子に話を聞くと、確かに相手が先に手を出したのは事実なのですが、それはなんと1年以上前、学校ではなく放課後デイでの出来事だったのです。「突然相手から椅子をぶつけられたから押し返した。そうしたらぼくだけ先生に怒られた。だから今度は僕が先にやった。やり返しただけだ!」これでは学校が対応に苦慮するのも、当然だと思いました。1年前にトラブルになった際、大人の仲裁に納得できず、モヤモヤを忘れられなかったらしいのです。かつてのトラブル相手を見つけた途端、モヤモヤした記憶が鮮明によみがえり、半ばパニック気味になっていたのでしょう。納得ができないことは、息子の中で未消化のまま終わらないのです。消化できないままの出来事は、何年経っても終わらない。そう気付いてから出典 : 今回の件を考えれば、理由があっても手を出すのはいけないことです。そして当時その同級生は椅子をわざとぶつけたわけではなかったのかもしれません。ですが、まずは子どもの気持ちに寄り添い、「口惜しかった」「納得がいかなかった」という気持ちを認めてあげる事に徹しました。1年前に、息子の言い分を聞いてから「わざとじゃなったかもしれないね」と伝え、それから「でも手を出すのはいけないと思う」と言っていたら、この1件は納得して息子の中できちんと消化できていたかもしれません。今回の1件で、息子は1年前のトラブルが頭から離れず、ストレスを感じ毎日のように私に口惜しい気持ちを話し続けるようになりました。Upload By kaoruなんとか、息子の苦い記憶を消化させてあげたいけれど、なかなか情報がありませんでした。ですが、打開策のヒントは息子自身が言った言葉にありました。「お母さん、僕は忘れたほうがいいのかな?」この言葉にピンときたのです。きっと、忘れたいけど忘れ方が分からないのではないだろうか?「そうだね、君のためには忘れたほうが良いかもしれない。納得できないかもしれないけど、忘れられたら楽になれると思う。口惜しかったよね?納得できなかったよね?その気持ちはお母さんが覚えておくから。」このやり取りを境に、息子はこのトラブルを口にしなくなりました。忘れる事が苦手なのは「忘れてもこの先大丈夫なのかどうか」がわからないからUpload By kaoruこれは私の考えですが、息子は「忘れていい」と言って欲しかったのだと思います。本当は思い出したくないし、パニックになって問題も起こしたくないのが本音でしょう。私が「お母さんが覚えておく」と言ったのは、息子が自閉症スペクトラムである以上、行き場のないネガティブ記憶の処分先を、明確にしたほうが良いのではないか?と思ったからです。その後、息子は忘れたいけど忘れられない記憶ができると、私に「忘れる許可」を求めに来ます。「忘れたい」とは言いませんが「忘れたほうが良いのか?」と聞いてくるのです。自閉症スペクトラムの子は、見通しを立てたり応用する事が苦手と言われますが、「忘れていい」と明確にわかり「忘れてもこの先問題ない」という見通しがないと、忘れることさえ不安なのかもしれません。親子で一歩ずつ、「苦い記憶」と上手に付き合っていけるように出典 : アスペルガー症候群である息子は、知的に遅れもなく言語も達者です。だからこそ「理解できるだろう」と安易に解決を求められ、消化できない苦い記憶が増えてしまうのかもしれません。こうやって積み重なった苦い記憶は、二次障害の原因のひとつにもなると私は感じています。私は、息子に関わる大人にいつもお願いしていることがあります。それは特別扱いをして欲しいとか息子の肩を持って欲しいとかではなく、「本人の言い分を聞いた上で、息子も相手も納得できる解決をして欲しい」ということです。こうした関わりが、消化できない苦い記憶ばかりを増やさない大切なプロセスだと思うからです。周囲の協力と、家でのコミュニケーションを重ね、息子は成長と共に「ある程度流せること」も増えてきました。私に気持ちを話し、共感してもらえると落ち着けるようにもなってきました。それでも、過去の苦い記憶を思い返してグズグズする事もあれば、私が十分に話を聞けない時はなかなか切り替えられない事もあります。ストレスが多いときほど、苦い記憶は忘れにくく、そして思い出しやすくなるように感じます。全ての要因を排除するのは無理だとしても、二次障害を誘引しない程度に、ネガティブな要因を避ける術を学ぶのが目標です。まだまだ「苦い記憶を忘れる」ハードルは高いけれど、親子で1歩ずつ飛び越えて行きたいと思います。
2016年07月20日子ども同士が同じ幼稚園に通っていたり、同じ習い事に通っていたりすると、他のママ友に子どもの送迎を頼まれることがありますよね。反対に自分の子どもの送り迎えを頼むこともあるでしょう。どうしてもお迎えに行けなくなるなど、 やむを得ないということもあるかと思いますが、相手に負担になることであり、気をつけなければトラブルへと発展することも少なくありません。ここでは、子どもの送迎で起きたトラブルについて紹介したいと思います。●子どもの送迎トラブル●(1)いつのまにか送迎が当たり前に『私の仕事は残業がなくいつも決まった時間に終わるので、娘の迎えに行けなくなることはありません。そのため、他のママ友から送迎を頼まれることが多いんです。都合の悪いときに何回かならいいのですが、毎回のように頼んできて、しかも徐々に送迎するのが当たり前みたいな態度になってくる人もいるんです……。方向が同じだから大きな負担ではありませんが、良い気はしませんね』(5歳女の子のママ)送迎の1度や2度ならまだしも、それが何度も続くと負担になってくるはずです。さらに、仕事が忙しい人がそうでない人に頼んでばかりになるなど、送迎の負担に偏りが出てしまう のも問題でしょう。事前に、送迎を頼むときのルール決めをしておく必要があるかもしれません。●(2)車酔いで子どもが嘔吐『友達の子どもを乗せて車で送っていたのですが、なんとその子が途中で吐いちゃったんです!聞いてみると、もともと車酔いをしやすい体質だとか。それなら酔い止めを飲むとか袋を準備するとか何かやりようがあったはずなのに……。車の掃除がとても大変で、本当なら清掃費を請求したいぐらい。安易に引き受けるものではないですね』(8歳男の子のママ)小さい子どもが送迎中に突然体調を崩す ということも考えられます。怒るわけにもいかないし、相手の親にクレームを入れるわけにもいきません。対応に困るトラブルと言えるでしょう。●(3)頼みを聞いたばかりに駐禁を切られた『どうしても迎えにいけなくなったということでママ友に頼まれて、子どもを塾に迎えに行くことに。その子が時間になっても塾からなかなか出てこないので、車を停めて建物の中に迎えにいったのですが、戻ってくるとまさかの駐禁!停めた私が悪いんですが、頼まれなければこんなことにはならなかったと思うと……』(11歳男の子のママ)車での送迎だと、「ちょっとぐらいいいだろう」とつい近くに停めてしまいがち。そんなときに限って違反を取り締まられる こともあります。もちろん、それを理由に相手のお母さんに罰金を請求するなんてできないですよね。----------いくら仲の良いママ友だったとしても、子どもの送り迎えは自分で行うというのが原則。もしそれができないのであれば、習い事に行かせることそのものを考え直さなければならない かもしれません。気持ちの良い交流を続けるためにも、送迎に関しては相手を思いやることが必要でしょう。●文章/パピマミ編集部
2016年06月07日入園や進級、新しい先生やお友達に出会うなどで、緊張していた4月。そんな新しい環境にも慣れ、天候の良さや外遊びなどで気分も開放的になり、6月は保育園でのお友達トラブルが最も多い時期だそう。そこで今回は、園からのトラブル報告にやきもきしないで済むための“ママの心得”を、保育のエキスパートである今井先生に教えてもらいました。お話を聞いたのは今井和子さんいまいかずこ/「子どもとことば研究会」代表。元立教女学院短期大学教授。23年間に及ぶ保育士の経験から、子どもの心と言葉の発達を研究。全国の保育者研修も行う。著書に『遊びこそ豊かな学び』(ひとなる書房)他多数。Illustration HAYASHI Yumi■「ケンカしちゃダメ」と教えるのはダメ!?近年では、保育園でも「ケンカをしない子」が増えています。親の「素直ないい子になってほしい」「トラブルを起こさないでほしい」という思いが実現しているのかもしれません。でも裏を返せば、「自我や自己主張の弱い子が増えた」ということ。ケンカすると親が過剰に反応するので、「どんなときも親は自分の味方だ」という安心感が乏しく、自己肯定感が育ちにくくなっている可能性もあるでしょう。内閣府の調査でも、10〜20代の自己肯定感の低さが問題視されています。乳幼児期の友達トラブルは、健やかな心の成長に欠かせないもの。子どもたちはトラブルに遭うたび、自分の思い通りにならない葛藤を味わいます。そして右記のような力を少しずつ育んでいきます。つまりトラブルの経験が少なければ、こうした力を身に付けるチャンスも少ないということ。「トラブルを起こさない=順調に育っている」ではないのです。ですから、ママの役目は「ケンカしちゃダメ」と教えることではありません。「ケンカの仕方」や「折り合いの付け方」を学べるように、先生と連携して子どもを見守っていくことです。■トラブルの相手を教えない園が多い子どもにとって「遊び」は人生の土台を作る基本。そして、「遊びとトラブル」はセットです。ママは「トラブルはお互いさま。発達上、必要なもの」とおおらかに構えておきましょう。低年齢では言葉が未発達で、かむ、押すなども自己表現の一つです。子どもに悪意はないので、「トラブルを防げなかったのは園の責任」とし、相手を教えないことが多いでしょう。言葉が発達してくると子どもからママに相手を教えることもありますが、言語力や記憶力が不十分なので、事実と違うこともあります。ママは心配になるけれど…友達トラブルを通じてこんな大事な力が育まれます!●自己主張する力自分の気持ちや考えを表現する力。「◯◯したい」だけでなく、「このおもちゃは貸したくない」「イヤ! やめて!」なども大切な自己主張です。トラブルの多くは自己主張のぶつかり合いです。●相手の気持ちに気付く力・思いやり自己主張をぶつけ合ううちに、相手の行動の意図に気付いたり、「自分だけが正しいわけじゃない」「相手もつらいんだ」と感じられるように。こうした経験が相手を尊重し、思いやる力につながっていきます。●問題解決力相手との違いに気付けるようになると、「じゃあ、どうすればいいんだろう?」と考えが発展します。幼いながらも、お互いの考えを調整してトラブルを解消しようとする力が備わっていきます。●自律の力トラブルを解消するには、自分と相手の気持ち、そのときの状況など、複数のことを考えて判断、調整することが必要です。ときには自分が我慢して折り合うことで、自律の力も身に付いていきます。■「手を出した方が悪い」ではない友達トラブルの話を先生から聞くときは、「被害者・加害者」「善・悪」の対立で捉えず、「状況・対応・経過」の3つを確認しましょう。トラブルには必ず動機があります。例えば、ぶたれた子が痛くて泣いてしまったとしても、ぶった子は「意地悪されて悔しかった」のかもしれません。そうした「状況」を分からずに、「手を出した方が悪い」と決め付けるのはよくありません。そして先生はその場でどう「対応」したのか。双方の気持ちをくんで、適切に仲裁してくれたなら、多くの場合「その後は仲良く遊べました」という「経過」になるはずです。元通り遊びに戻れたなら、何も心配はいりません。■先生は年齢や状況に合わせて対応する子どものトラブルは年齢によって変わっていくので、先生も対応を変えていきます(下記参照)。3歳未満のクラスでは、先生たちはできるだけトラブルを未然に防ぐように目を配っていますが、以降は介入するタイミングや、仲裁方法を見極めて対応します。どんな年齢でも危険な場合はすぐに介入しますが、「あえて見守る」「子どもたちで解決させる」という場面もあることや、「うまく解決できないことも子どもの学びになる」ということを、ママは知っておきましょう。成長につれてトラブルの質も先生の対応も変わっていきます1〜2歳かむ、引っかくが多発!3歳未満のトラブルの60%は、ものの奪い合いや場所の取り合い。所有意識が強くなり、自分の大事なものや使っているものを人に取られることが我慢できません。しかも言葉が未発達で、イヤなときはかむ、引っかく、押すなどの「行動」が自己表現です。仲良く遊んでいても「取られた!」の瞬間でかんだりするので、先生が防ぎ切れない場面もあります。3〜4歳前半考えていることやイメージの違いでケンカに!言葉が発達し、感情を吐き出し合ってぶつかるようになります。ごっこ遊びでイメージをうまく共有できず「そうじゃない!」とケンカになることも。同じ遊びが好きな子たちで仲良くなる時期なので、他の子が輪に加われないトラブルもしばしば。先生は互いの言い分を聞き、代弁したり解説者になったりします。折り合いがつかないときや危険なときも、適切に介入します。4歳後半〜6歳口ゲンカやグループ同士の対立も!やりたいことを拠点にしてグループを作るようになるため、仲間外れや、グループ同士のケンカも見られるように。当事者でない子がケンカの仲裁に入るなどして、子どもたちだけで解決できる場面も出てきます。先生が強引に仲良くさせようとしても仲間意識を作ることは難しいので、仲間に入れない子も楽しく過ごせる方法でサポートします。やられちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1相手の親子を非難しないケンカの理由はさまざま。トラブルを繰り返す子がいても「あの家はしつけができていない」とレッテルを貼ってはいけません。わが子に「◯◯ちゃんは意地悪ね」などと相手の悪口を聞かせるのも控えましょう。ポイント2話してきたら聞いてあげる帰宅後に子どもからトラブルについて話してきた場合は聞いてあげて、「つらかったね」と共感を。自分から話さない場合は、子どもの中で消化できていることが多いので、わざわざ掘り返さないようにしましょう。ポイント3自己主張する方法を伝えるいつもやられる側になる場合、自己主張が弱い可能性が。「嫌なときは『やめて』って言おうね」など、主張する方法を伝えましょう。また、ママが先に意見するなどで、子どもの主張を押しつぶさないように。読者ママはこうしました!■いじわるされたときは、自分から「嫌だ」と話すことを教えました。(4歳・小学校低学年のママ)■爪で引っかかれた跡があったとき、子どもは「○○くんがやった」と言うけれど真実は分からず、 先生に連絡ノートで相談。 先生は犯人探しをするのではなく、注意深く様子を見てくれて、一度きりで済みました。(4歳のママ)■友達に悪口を言われたときは、どんなことを言われ、どんな指導をしたかを先生に聞きました。先生と親の言うことが違うと子どもを混乱させるので。(4歳のママ)やっちゃったときどうする?家でのフォローポイントポイント1蒸し返して叱らない乳幼児期に叱るのは、トラブル直後でなければ意味がありません。園では先生がきちんと指導しているので大丈夫。帰宅後に蒸し返して叱るのは、理不尽な気分にさせるだけなのでやめましょう。ポイント2ストレスを発散させるトラブルが頻発するなら、ストレスがないか考えてみて。ママが忙しくて構ってあげられないなど、思い当たることがあれば、たっぷり遊ぶ時間を作る、毎晩抱き締めるなどして、ストレス発散のサポートを。ポイント3相手が分かるならお詫びを相手の親子に会ったら、ひと言お詫びがマナー。子どもに無理やり謝らせなくても、親が謝れば相手も納得してくれるはず。大ケガをさせたなど、特殊な場合は、園の先生と対応を相談するとよいでしょう。読者ママはこうしました!■「自分がやられていやなことは、友達にやらないんだよ」と話しました。(3歳のママ)■人を傷付ける行為をしたときは、理由を聞いた上で注意します。真意が分からないときは、先生にお便りなどで確認します。(1歳・5歳のママ)■娘が4歳のとき、お友達に意地悪してしまうことがありました。下の子が生まれた直後だったので、先生に「ママを取られて寂しいのかも」と言われて納得。娘との時間を増やしたら落ち着きました。(2歳・6歳のママ)読者ママの質問に今井先生が答えます!Q、家で手が出やすいので、園でも出ていないか心配。どうすればなおる?(2歳のママ)A、園で手が出ているとしても、先生から報告がなければ園で解決できていますし、成長につれてなくなるので心配いりません。家で手が出たときは、「◯◯したかったの?」と気持ちを解説してあげて。言葉での自己表現が学べます。言葉が発達してからも手が出てしまう場合は、「ぶつんじゃなくて、どうすればよかったと思う?」と考えさせるようにしてみましょう。Q、仲間外れにされたきに、どうフォローする?(5歳のママ)A、幼児期の仲間外れは特別なことではないので、ママ自身が深刻にならないことが大事。「何で入れてくれないのか聞いてみた?」「諦めないでまた『入れて』って言ってみる?」など優しく応援を。先生にも話して援助をお願いしましょう。Q、友達トラブルが原因で「休みたい」と言うときは?(6歳のママ)A、まずは「どうしたらいいかな?」と一緒に考えてあげて。「ママも会社のお友達とケンカしちゃったことあるよ。悲しかったけど、仲直りできたよ」といった体験談も勇気を与えるはずです。先生にも状況を伝えて相談しましょう。ケンカはできるけどいじめはしない子にもう一つ、知っておいてほしいのは、ケンカにはルールがあるということ。「頭や顔をぶつのはダメ/もので叩いてはダメ/足で蹴るのはダメ/大勢で一人を攻撃してはダメ」などは、日頃から家庭で教えておきたいですね。また、身体的特徴や能力、家庭環境などの悪口も、口ゲンカの域を超えた暴力ですから、「絶対にダメ」としっかり教えていきましょう。こうしたルールを守らないトラブルは、ケンカでなく「いじめ」です。今、いじめの低年齢化が進んでいるのは、「ちゃんとしたケンカ」の経験が少ないからかもしれません。保育園時代にたっぷり遊んで、ケンカも仲直りもする。この繰り返しの中で健全な人間関係を築く力を育んでいきましょう。
2016年05月18日最近では、ファミリー席を用意するなど、ベテランアーティストのコンサートでも、子どもが参加できることがあります。子どもも音楽が好きなら一緒に楽しめるし、誰かに預けなくてもいいのでうれしいですよね。しかし、マナー違反などの問題からトラブルが起こることも…。子どもをコンサートへ連れて行くときの注意点を考えてみましょう。■いつでも退場する覚悟で!コンサートは2時間前後、長いときには4時間近く行われることがあるので、子どもが好きなアイドルやアーティストでも、途中で飽きてしまうこともあります。飽きた子どもは途中でぐずったり、ワガママをいったりするものです。ステージに夢中になりすぎず、その様子を見逃さないようにしましょう。子どもが飽きたときのためにスマホのゲームやポータブルゲーム機を用意している親を見かけることがありますが、暗い会場では光が演出の邪魔になるもの。子どもと一緒に参加するときには、いつでも退場する覚悟が必要です。少しでもぐずりそうなら、一度、客席から離れたほうがいいですね。それでも、退場時には周囲に迷惑をかけてしまうので、開演前に周囲の人へひとこと、先に謝っておくといいいでしょう。また、会場内のトイレは非常に混雑するので、会場外ですませておくのはもちろん、会場にも早めに入っておいたほうが安心です。空腹もぐずる原因となるので、食事のタイミングにも気をつけましょう。■子どもの安全を第一に考えてロック系のコンサートではなくても、会場内の音量はかなり大きいです。とくにバンドなどの生演奏では、子どもは大人以上に音が大きく感じます。デリケートな耳に爆音を響かせてしまうと、難聴になる可能性も。子どもの耳を守るために、防音効果のあるイヤーマフを用意しましょう。完全に音が聞こえなくなるわけではないので、音楽を楽しむことができます。しかし、つけなれていないと嫌がることがあるので、事前になれさせておくこと。また、観客が総立ちになるコンサートでは、小さな子どもはステージを見ることができません。少しでも見せてあげたい気持ちはわかりますが、椅子の上に立たせたり、肩車をしたりするのはNG! 周囲への迷惑はもちろん、子どもにとっても危険です。ただでさえ子連れでのコンサート参加は、周囲の目が厳しいものです。小さなころから生の音楽にふれさせることも大事ですが、子どもがマナーを守れるようになるまでは避けたほうがいいかもしれませんね。どうしても連れていく場合も、事前に「少しでもさわいだら即退場」といったルールを教えておきましょう。子どもがファンだったら、「うるさくすると●●ちゃんが悲しむよ」と情に訴えてもOKです。コンサートに参加することが決まったら、DVDなどで予習をしておきましょう。
2016年04月28日大型連休や長期休みなど、イベントシーズンには子どもに関係するトラブルが多いもの。世の中には、「子どもがいるだけで嫌だ」と感じる人もいるのです。こうした人には、できるだけ近づかないのが得策ですが、会社の人たちとバーベキューをしたときなど、意外な人が子ども嫌いで驚くことがあります。トラブルを招かないためにも、子ども嫌いの人の特徴を把握しておきましょう。■視線をチェック子どもを見ると露骨にいやそうな顔をする人は、わかりやすいですよね。一緒の空間にいるだけでわずらわしいと思うようで、それが表情に現れています。子どもと目線を合わせたがらない人も、子ども好きではない可能性大。「子どもが嫌い」だと大きな声ではいえないけれど、近づいてほしくないという心理状態を察することができます。子どもと接する機会が少なくて「どう接したらいいかわからない」という場合もありますが、このようなタイプは子どもに話しかけられるだけで疲れてしまうことも。迷惑をかけないためにも、あまり近づかせないようにしたほうがいいでしょう。■ふだんの行動をチェック仕事上の付き合いの人は、子どもが好きかどうかわかりにくいですよね。でも、行動パターンにある傾向が見られるように感じます。たとえば、周囲には上から目線だけど、立場が上の人にはさからえないタイプ。弱い立場の人にはえらそうな姿勢から、子どもに対して強くあたる可能性がうかがえます。また、イレギュラーなことに対処できない人も要注意。子どもの動きはつねに予測不能ですから、振り回されることを嫌がる傾向があります。神経質な人も同様に、子どもが汚したりしないか心配で、イライラしてしまうようです。 ■誰もが子ども好きとは限らないたとえば子どもがいる人の中にも、「自分の子ども以外はいやだ」という人もいます。誰もが子ども好きとは限らない。このことを忘れないようにするだけでも、トラブルの予防に役立ちます。周りが子ども好きなことを前提に考えてしまうと、周囲に甘えてしまいがちです。嫌がられてしまう可能性もあることを意識し、子どもの行動に対してつねに注意を払うようにしましょう。「子どもが嫌いなんて信じられない!」と思うかもしれませんが、犬を「かわいい」と思う人もいれば「こわい」と思う人もいるように、価値観は人それぞれです。子ども嫌いな人を察知して近づかせないようにする。トラブルのリスクを少しでも減らすために心がけたいところです。
2016年04月24日【ママからのご相談】先日、子どもがお友達親子に誘われてスキーに行ってきました。お友達のお家はよくスキーに行くらしく、雪山には慣れているだろうと思い子どもを預けました。しかし、スキー自体は何もなく無事楽しめたようなのですが、帰宅時に雪が降っていたため、視界が悪く車が山道で事故を起こしてしまったのです。お友達親子もケガをしているので言いにくい部分はあるのですが、自分の子どもは骨折をし、かなりの大けがを負ってしまいました。こういった場合、運転していたお友達家族に治療費等の請求することはできるのでしょうか。●A. お友達家族に請求することができます。ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の篠田恵里香です。せっかくのスキー旅行が事故でケガとは、お気の毒ですね。この場合、運転していたドライバーの方に治療費や慰謝料の請求ができます。ただ、ドライバーの方ご本人が負担するのではなく、基本的には加入されている自動車保険(自賠責と任意保険)から支払われますので、さほど気兼ねする必要はないと思われます。ぎくしゃくするよりはしっかり請求した方がよいでしょう 。●誰に請求すればいいの?自動車が単独事故を起こし、同乗者がケガをした場合、ドライバーが“加害者”、同乗者が“被害者”という立場になります。この場合、不法行為(民法709条)に基づき、同乗者はドライバーに対し、治療費や慰謝料などの損害賠償請求ができます 。強制加入である自賠責保険はもちろんのこと、通常はドライバーの方が“任意保険”にも加入していることが多いため、治療費や慰謝料などについては、全額保険会社が負担するのが一般的です。仮に加入が自賠責保険のみということであれば、自賠責は賠償額に制限があるため、この制限を超える部分につき、ドライバーの方にご負担いただくことになります。●保険の種類によってもらえる金額が変わる?ここで、“人身傷害保険”や“搭乗者傷害保険”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。両者とも、“事故を起こした自動車の運転手や同乗者のケガ・死亡につき保険が下りる”保険ですが、支払われる保険金の計算方法や補償の範囲が異なってきます。簡単に言うと、人身傷害保険は、「ドライバーの過失に関わらず、実際に生じた損害全てを補償する保険」であり、搭乗者傷害保険は、「ケガの症状によってあらかじめ決められた定額を支払う保険」です。もちろん、両方に加入している場合が一番払われる保険金額が大きい ということになります。今回は、単独事故のようなので、基本的にはドライバーが100%過失ありとなり、ドライバー自身のケガについては、人身傷害保険が非常に大事になってきます。今回のケースと異なり、別の車に追突されたということであれば話は別です。停車中に別の車に追突された場合などは、原則として追突してきた車が100%悪いので、追突してきた車のドライバーに対して、こちらの過失も認められる状況だった場合には、過失割合に応じてそれぞれのドライバーに請求することになります 。この場合も、それぞれのドライバーの保険を使うことになるでしょう。●保険会社の賠償金は少ない!?事故の被害に遭ったとき、治療費は全額支払ってもらうのはもちろんですが、損害賠償には“保険会社基準”と“裁判所基準”の2つの数値が存在しています。“保険会社基準”の損害賠償は“裁判所基準”と比べて慰謝料などの金額は低く設定されてしまうことが通常なので注意が必要です。一度示談をしてしまうと、よほどの事情がない限りやり直すことはできませんので、一度弁護士に相談してから慰謝料などの保険金を受け取ることをおすすめします 。●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所パートナー弁護士)
2016年03月08日ママ同士の付き合いの中で、「うちの子ちょっと預かってて」なんて言われたり、逆に子どもを預かってもらったり。よくあることですが、、そこでトラブルが起こってしまったら、、法的にはどうなるのでしょうか。今回もアディーレ法律事務所の島田さくら弁護士が切ってくれました。「子どもを預かって」と託児をお願いされ、預かっている時の責任の範囲はどこまで?「うちの子ちょっと預かってて」「いいよ」ということで、子どもを預かった場合、民法上は、準委任契約(民法656条)、あるいは、これに似た契約が成立すると考えられます。準委任契約というのは、(法律の専門知識を含まない)事務や仕事をお願いして、頼まれた人にある程度やり方を任せる契約です。つまり、預けたママを委任者、預かったママを受任者として、子どもを預かるという仕事をお願いするという契約が成立したとみることができます。準委任契約が成立した場合、受任者(預かったママ)は、善良な管理者の注意をもって事務処理をする必要が出てきます(民法644条)。簡単に言うと、預けたママの信頼に沿うように子供を預からなくてはなりません。預かっている子どもがお腹すいたと言ってきた。食事を用意してあげないといけないのか。また、食事やおやつにかかった費用など、暗黙の了解でこちらが出しているのだが請求することはできるのかたとえば、預かっている子どもが「お腹がすいた」と言ってきた場合、子どもをお腹が減った状態で放っておくこともできませんよね。では、ご飯やおやつをあげた場合、この費用は誰が負担することになるのでしょうか?準委任契約を前提として考えれば、ある程度の時間子どもを預かる際のご飯やおやつは、必要な費用と考えられるので、子どものママに請求することができます(民法650条1項)。ただ、お互いに子どもを預け合うような関係にあるのであれば、「お互いさま」ということで、預かった側が負担するのが一般的でしょうね。このように、預かった側がちょっとした費用は負担するという暗黙の了解、口にはしなくても合意があったような場合には、預かっている側が負担することになります。食物アレルギーがある事を伝えられておらず、おやつに出したピーナッツを食べたところ預かっていた子どもが痙攣を起こしてしまったり、「触っちゃいけない」と言っていた植物に子どもが触ってケガをしたりした場合、誰が悪いのか好意で子どもを預かった場合であっても、故意や過失によって子どもにケガや病気をさせた場合には、治療費や慰謝料等の損害賠償責任を払わなくてはいけなくなる可能性もあります。子どもにアレルギーがあることをまったく知らされずおやつにピーナツを出して、子どもがアレルギー反応を起こしてしまったという場合であれば、預かっている側には何の過失もないわけですから、損害賠償責任を負うことはないでしょう。また、事故が起こることを予想できたのに、事故を防ぐために必要なことをしなかった場合(積極的に片づけていなかった場合)にも、預かっている側が損害賠償責任を負うことがあります。もっとも、子どもの行動によって事故が起こった場合、事故が起こらないように子どもに指導しないまま他人に預けておいた子どもの親も悪いので、子どもに生じた損害の全額を賠償する必要はありません(民法709条、津地裁 昭和58年2月25日判決)。触ったらケガをするような植物の場合、「触っちゃいけないよ」と教えていても、子どもの年齢によっては触ってしまうこともあるでしょうから、見ていなかった大人にも責任がありそうです。一方、しつけがなっていなかったのも原因という部分があれば、子ども自身も悪いということになるので、過失相殺といって「お互い悪かったね」となり、損害賠償額が減額されることになります。このあたりは、子どもの年齢にもよってきますね。家のものを壊されてしまった時や、家にある高価な物を食べられてしまった時の解決方法は?わざと、あるいはうっかりであっても、人の物を壊せば、損害賠償責任を負います。ただし、自分のやった行為がどういう結果をもたらすのかわからないような小さな子どもについて、責任を問うことはできません。このような場合、親に対して、損害賠償を請求することになります(民法712条、民法714条1項本文)。家にある高価な食べ物を食べられてしまった場合も同様です。ただ、小さな子どもを預かっているわけですから、預かる側も、壊れやすいものや高価な食べ物を子どもの手の届かないところに置くといった対策ができますよね。こういった対策を一切とっていなかったのであれば、場合によっては、預かった側にも過失があるとして、損害賠償額の一部が減額されることもあるでしょう。まとめ法的な話をすれば、上記の通りになります。ただ、ご飯やおやつを出さなければならないのか、誰が費用を負担するのか、なんてところに疑問を持つような関係性であれば、子どもを預け合ったりするのは止めた方がよさそうですね。トラブルのもとです。もちろん、子どもを預かった以上、しっかりと子どもを見ていなければ、責任を問われるのも事実です。面倒をみきれる自信がないのであれば、時には、勇気をもって断ることも必要ですよ。あとがき最近急に涼しくなってきましたね。夏が終わってしまったのは少しさみしいですが、秋は食べ物がおいしいので私は好きです。秋のフルーツである柿やブドウなど、少し高価なのでたくさんは食べられませんが、子どもと一緒に秋を楽しみながら食べたいと思います。・協力: アディーレ法律事務所 (島田さくら<アディーレ法律事務所>)
2015年09月23日楽しい毎日を送るためにも、ご近所さんとは、良好な関係でいたいですよね。そんなママの願いとは裏腹に、子どもたちがご近所さんとトラブルを起こしてしまうことがあります。今回は、「子どものご近所トラブル」について、アディーレ法律事務所の島田弁護士が疑問を解決してくれます。近所のおじさんは、どれくらい子どもを叱ると犯罪になる?最近は、子どもを叱ってくれるおじさんも少なくなってきましたね。ところで、近所のおじさんが、あまりにひどく子どもを叱ったら、犯罪になるのでしょうか。人の身体に向けて殴る・蹴るといった暴力行為をした場合、暴行罪(刑法208条)にあたります。なので、おじさんが子どもにゲンコツをくらわせたり、ひっぱたいたりしたら、暴行罪になりえます。また、直接手を出したわけでなくても、精神的な苦痛を与えて病気に追い込んだりした場合には、傷害罪(刑法204条)が成立する可能性があります。実際の判例でも、被害者の家の前の道路で怒号、騒音を発して抑うつ状態に陥らせた事例では、傷害罪が認められています。 このように考えてみた場合、おじさん(第三者)が単に子どもを叱りつけただけという場合には、もちろん暴行罪や傷害罪は成立しません。一方で、小さな子どもに対して、長時間、不必要に大声で怒鳴りつけ、子どもが失神したり、ストレスで睡眠障害になったりしたというような極端な場合には、傷害罪が成立する可能性もあります。子どもが外で騒ぐ声がうるさい場合、騒音になるの?「騒音」といえるかどうかについての具体的な基準として、環境省は、環境基本法16条にもとづく騒音環境基準を定めています。たとえば、住居専用地域の昼間では、55デシベル(50デシベル:静かな事務所/60デシベル:静かな乗用車)というのが基準になります。大声での会話は90デシベル程度で、人が「うるさい」と感じる音量なので、環境基準からいえば、「騒音」にあたりそうです。ただし、環境基準での「騒音」にあたるとしても、直ちに「慰謝料だ」「損害賠償だ」ということになるわけではありません。無音で生活することなんてできませんし、地域で暮らしていくのであればお互いさまという部分もありますよね。なので、社会生活において、ある程度は我慢をすることが一般的に相当でしょうと判断される場合には、騒音での慰謝料請求等はできません。一方、あまりにも限度を超えるような騒音が続いて、注意しているのに改善もみられないというような場合には、慰謝料等の請求の可能性が出てきます。子どもが近所の建物などで勝手にかくれんぼをしたら罪になるの?人の住んでいる建物や敷地に勝手に入った場合、刑法上の住居侵入罪(刑法130条)となり、人が住んでいなくて誰も管理していない建物に入った場合は、軽犯罪法に該当する可能性があります(軽犯罪法1条1号)。 もっとも、14歳未満の者が罪にあたる行為をした場合、刑事責任は問われませんが、「触法少年」として、家庭裁判所の審判を受けることがあります。ですから、子どもといえども、やはり他人の迷惑になることはやめるように注意しておくことが大切だと思いますね。どれも子どものやりそうな行為ですが、時に問題が大きくなってしまうこともあります。自分の家族と同じように、ご近所さんも自分たちを見守ってくれている大切な人たちなので、うまく付き合っていきたいものですね。あとがきまだまだ暑い日が続きますね。熱中症のニュースが怖すぎて、わが家はこの夏、寝る時もエアコンつけっぱなしでした。もったいない気もするけど、いざ子どもが熱中症になったら、救急車だの入院だのでもっとお金かかりそうで。うちみたいな母子家庭だと、「私が倒れたら、誰にも助けを求められない」というのもリアルな話です。皆様も体調にはお気をつけてお過ごしください!・協力: アディーレ法律事務所 (ライター:島田さくら<アディーレ法律事務所>)
2015年08月26日PCやモバイル、その他のスマートデバイスに詳しいのなら、友達や家族に技術上のトラブル解決を頼まれるという場合も多いのではないか? そんな"非公式"のITサポート人員のために、オンラインセキュリティの3つのポイントを伝授する。○デスクトップとノートPCにウイルスやマルウェアがないかをチェック友達や家族がPC関連の問題を解決してくれとやってきたとする。もしかすると、たくさんのスパムメールを受け取っていたり、動作が遅かったり、邪魔なポップアップが表示されていないだろうか?このような場合は、マルウェアが紛れ込んでいる可能性がありそうだ。Windows PCであれば、各種セキュリティベンダーから無料のウイルス削除ツールが提供されているため、あらゆるマルウェアとウイルスを検出して一掃できる。○無償ファイアウォールで家族を守ろう一部ベンダーが無料のソフトウェアファイアウォールを提供しているケースもある。電子メールスキャンやWebフィルタリング、VPN、Webアプリケーションセキュリティなど、企業向けに有料で提供するものと同じメリットを得られる。○データセキュリティについて教えてあげようセキュリティをわかりやすく説明することは容易なことではない。おばあちゃんにフィッシングとは何かを説明すると想像してみてほしい。セキュリティベンダー各社がブログで様々なセキュリティ用語を解説しているほか、英Sophosはコンピューターとデータセキュリティガイド「Threatsaurus(英語版)」を作成している。AndroidマルウェアからZbotまで、さまざまなセキュリティ関連の言葉をシンプルに説明したものだ。
2015年05月18日小さな子どもや大きな子ども、いろんな子どもたちの多く集う公園でわが子を遊ばせる時、子ども同士のトラブルが起きてしまうことは珍しくありません。そんな時、ママはどんな信念をもって対応すべきなのでしょうか? ■何か起きても、危険でなければいったん様子をみるたとえば、子ども同士でケンカになっていたとします。どちらが悪いともとれない状況で、両者がにらみあっている場合、どうすべきなのでしょうか。そんな時、私が心がけているのは、危ない場所・危ない行動をしていない限り、いきなり割って入ることはせず、いったん子ども同士に任せてしまうことです。ある程度会話ができ、自分の気持ちを表現できる年齢であれば、「誰かと衝突する」経験も必要なことであり、踏まなければいけない場数のひとつなのではないでしょうか。いったん様子を見ることで、ママ自身もまた客観的に物事を判断できるはずです。■子ども本人から「何がおこったか」を聞く子どもが泣き出して会話が成立しないなど、親の介入が必要そうになった場合は、一部始終を見ていたとしても、まずは子ども本人に「どうしたの?」と問いかけてみましょう。子どもの口から説明させることで、どんな問題が勃発し、子どもがそれをどう受け止めているのかが、よく分かります。泣いてパニックになっている子どもを一度、我に返らせることで、ぐちゃぐちゃになっている頭の中を整理させることもできますし、一体どうすれば良かったのかと考え直す時間を与えることができるのではないでしょうか。怒りもせず、笑いもせず、ただ子どもから話を引き出す。これが「子ども同士で解決できるようになる」練習にもなるはずです。■いったん相手親子と離れても、最後には声がけを感情が高ぶっているうちに無理やり、「ほら、ごめんなさいしなさい」といわれても、子どもは納得できない時があるかもしれません。子どもから話を聞く時には、いったんその場から離れてみましょう。トラブルのあった相手のいない場所で冷静に、静かに、丁寧に子どもから話を聞いたら「どうすればいいかな?」と問いかけてみる。それでも、子どもが納得しないことも時にはあるかもしれません。そんな子どもの気持ちに引きずられて、ママももやもやした気持ちになってしまうこともあるでしょう。そんな時は、どちらが悪い場合でも必ず一言、相手の子どもやママに声かけをしてみましょう。「さっきはすみません!」「ごめんね。また遊んでね」など、ささいな一言で大丈夫です。お互い、あるいはどちらかがもやもやしていた場合でも、その声かけが「子育てはお互いさま」という気持ちに切り替える、キッカケになるはずです。子どものトラブルは、できれば子ども同士で解決させたいもの。それを実現させるためには、親が手助けしすぎず、そっと見守る姿勢が大事なのかもしれません。辛抱のいる作業かもしれませんが、それはママ・パパにしかできない貴重な経験として、子どもをサポートしてあげたいものですね。
2015年05月05日幼い子ども同士で遊んでいると、おもちゃの取り合いになってしまうことが多々あります。子どもの年齢にもよりますが、「お友だちに貸してあげたら?」とママが言っても、まったく聞く耳を持たず、子ども同士のケンカに発展してしまうこともあるでしょう。ママの目の前でいざこざが起こってしまった時は、これから挙げる4つの方法を参考に対処してみてください。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(1)「10まで数えたら交代」などのルールをつくる普段から、物の貸し借りのルールをつくっておくことが、いざというときに役立ちます。「10まで数えたら貸してね」「『いいよ』って言われてから貸してもらうんだよ」と、子どもにしっかりと伝えておくことが大切です。なお、子ども同士がおもちゃの取り合いをしている時は、決して頭ごなしに「やめて」「ダメ」とは言わないように。小さな子どもは否定の言葉に敏感です。「先にお友だちに貸してあげよっか?」などと、子どもの立場に立った言い方をしましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(2)貸し借りができたら思い切り褒める子どもがお友だちに、渋々ながらでもおもちゃを手渡すことができた時は、オーバーなくらいに褒めてあげましょう。「貸し借りできるのはすごいことなんだ」と思わせることで、少しずつ子ども同士のやり取りもうまくいくようになります。自分の意志でおもちゃを貸すということは、子どもにとって大きな成長。そんなわが子の成長を心から褒めて、喜びを共有しましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(3)代わりのおもちゃを勧めるプレイルームや児童館なら、たくさんのおもちゃがあるはず。1つのおもちゃに執着しているようなら、「こんなおもちゃもあるよ」「あっちのおもちゃのほうが楽しそうよ」と、子どもの興味をほかのおもちゃに持っていくように働きかけてみましょう。ただし、この方法では、ただ単にその場から離れ、トラブルの火種を未然に避けるだけになってしまい、お友だちとのやり取り、すなわちコミュニケーションを学んでいるわけではないことを覚えておきましょう。■子供同士のおもちゃの貸し借りトラブル対策(4)どうしてもダメな時は、相手の子どもに対応してみるどんな方法を使っても、わが子の気持ちをそらすことができない、ということもあるでしょう。どうしてもおもちゃを貸すことができない時は、相手の子どもにやさしく言葉をかけてあげてください。「ごめんね。もうちょっとだけ貸してもらえる?」「一緒にほかのおもちゃで遊ぼっか」などと声をかけて反応を見ましょう。近くに相手の子のママがいるなら、「すみません、うちの子、わがままで…」とひと言伝えておくことも忘れずに。こうした気遣いは、決して無駄ではありません。何も言わずに子どもの好きなようにさせているのと、ひと言声をかけておくのとでは、相手の気持ちが違ってくるはずです。幼いながらも、お友達と関わることや協調性、社会性を学ぶきっかけとなるので、ある程度は見守ることも必要。とはいえ、まだ加減のわからない幼児同士の場合、できれば無用なトラブルは避けたいのが親心。適切な時に適切な対応を取れるようにしておきましょう。
2015年03月24日大切な友達と好きな人がかぶっちゃったことってありませんか?気が合うからこそのトラブルかもしれませんが、一気に友達も恋も失ってしまうかもしれないこの状況。間違った方向に突っ走るとかなりのダメージを受けかねません。という訳で今回は友達と好きな人がかぶってしまったことがある女性にいい対処法について聞いてきましたよ!■1.気になる程度なら身を引く「好きの程度が“お気に入り”程度なら身を引いた方がいいと思う。突き進むと、付き合えてもフラれても絶対傷つくことになるから。“すべてを失っていい!”くらいのしっかりとした覚悟がないうちは進むべきじゃない。」(27歳/テレビ)どんなにあなたや友達が人間的に出来ていたとしても、状況的には泥沼。足を踏み入れれば、多かれ少なかれ傷つくことになります。何となく好きという位の淡い気持ちなら、失うものの大きさを考え、身を引いた方が自分のため。世の中に男性は沢山いるので、“どうしてもこの人じゃなきゃダメ!”という強い思いがないのなら、新しい恋をお勧めします。結婚相手以外の男性は友達と違い、所詮、一生ものではありませんよ。■2.どうしても好きなら友達に話す「諦められないほど好きになっちゃった時には、まず正直な気持ちをその友達に話すかな。抜け駆けみたいに思われたくないし。隠して友情が壊れるくらいなら、一時的にギクシャクしてもいつか戻れるように、ちゃんとした対応をしておいた方がいいと思うから。」(25歳/メーカー)なかなか打ち明けるのは勇気がいると思いますが、友達を信じて、素直な気持ちを話してみましょう。抜け駆けすると、後々取り返しのつかないことになり兼ねません。事前にきちんと話しておけば、一時的に気まずくなったとしても、お互いの心の整理がついた時に、きっとまた元のような仲良しに戻れるはずです。■3.友達はライバルではない「必死になると視野が狭くなって、友達をライバルだと思いがちだけど、彼が自分を選んでくれるかは、その友達がいるいないに関係ないんだよね。だから変に友達を敵視するより、彼にどうやったら好かれるかだけを真っ直ぐに考えた方がいいと思うの。周りを見てる時間なんてない!」(26歳/高校教師)女の敵は女になりやすいものですが、別に同じ人を好きになったからってその友達をライバル視しても彼との距離は近づきません。大事なのは“あなたと彼”。愛を育むのに周りは関係ありません。周りをキョロキョロ気にするくらいなら、彼の気持ちを気にかけた方が、ずっと両想いに近道ですよ!■4.周りに友達を下げるようなことは言わない「同じ人を好きになると、どうしても友達に嫉妬しちゃう。特にその子が周りから過大評価されてたりすると、『実は違うよ!』とか言いたくなっちゃうけど、そこはぐっと耐えて我慢。ついポロっと言っちゃったことで一生の友を無くすことになるかもしれないからね。」(28歳/IT)人間なのですから、そりゃ時と場合によっては嫉妬しちゃうこともあります。それは仕方ないことです。でも一時の感情に流されて、友達の悪口を言うのは絶対にNG。好きな人を取り合ってるという印象を周りに強く与え、あなたの評価が下がってしまうかも。更にそれが友達の耳に入れば、その子との友情さえも失ってしまいます。悪口は一瞬ですべてを破壊する力を持っているということをどうか忘れないでください!■おわりにいかがでしたでしょうか?大切な友情と大切な恋、どちらかを選ぶことはとても難しいことです。辛くて、悩んで当たり前ですが、それはお友達も同じです。自分の意思を貫きつつも、友情を壊さないよう、思いやりを持って行動してくださいね。(城山ちょこ/ハウコレ)
2014年11月19日女友達から赤ちゃんの写真付きのメールが送られてきた。よく見ると、赤ちゃんが着ているのは出産祝いにあげた洋服。「かわいいね~」と返信したものの、「でも、大きくなってきたから、もうこの洋服着られなくなりそう」との返事が。赤ちゃんって本当に大きくなるのが早いのね。©taka - Fotolia.comせっかくもらった洋服もすぐ着られなくなるというのは残念だけど、赤ちゃんの成長はうれしいもの。ただ、どんどん洋服を買い換えるのもお金がかかるだろうし、一時期しか使わないベビーグッズとかもありそう。そういったものは、世間のママはどうしてるのかな。そこで調べたところ、とっても便利なアプリを発見。それは、ママのための子育てフリマアプリ「Prima」。子育てジャンルに特化した商品を売買できるから、ママにぴったり。「Prima」なら、スマホから最短3分で簡単に出品でき、出品者と購入者がコミュニケーションンしながら、実際のフリーマーケットのように商品の売り買いを楽しむことができるらしい。登録や出品が無料というのもママにやさしそう。出品はスマホで写真を撮って必要情報を入力するだけ、購入ももちろんスマホから。子育てで忙しいママでもちょっとした時間に手軽に商品が探せそうだから、これは便利。おしゃれな洋服やグッズは値段が高くてなかなか買えないときもあると聞くけど、「Prima」を見てみると、全国のママからいろいろな商品がたくさん出品されているのでビックリ。もう手に入らない商品や、特定のお店でしか販売されていない限定ものなども見つかるかも。商品を探すのも簡単。ブランドやメーカーから探したり、サイズから探したり、価格帯から探したりできる。ファッション、マタニティ、雑貨、ハンドメイド、家具、シング、ベビーカー、おもちゃ、育児用品など、ジャンルでも探せるから、ほしいものを探すのもらくらく。そして、代金の支払いは「Prima」を介して行われるから、安心して取り引きできるというのもうれしいポイント。購入者が商品代金の決済手続きを行って、商品の到着を確認してから、出品者に商品代金が支払われるから、「商品を送ったのに代金が支払われない」「商品代金を支払ったのに商品が届かない」などのトラブルはなし。女友達にメールで「Prima」のことを教えてあげて、私がプレゼントした服を売っていいから、代わりにかわいい洋服を買ってあげてって言おうかな。自分もとってもおしゃれだった友達だから、自分の赤ちゃんにもきっとおしゃれをさせたいはず。「Prima」でどんどん欲しい洋服が買えたらきっと喜んでくれるに違いない! 今は本当におしゃれなママが増えているから、こういうアプリも盛り上がるんだろうな。だんだん自分の着たいものを主張するようになった姪っこに振り回されているお姉ちゃんにも「Prima」のことを教えてあげよう。きっと喜んでくれそうだ。・Prima 公式サイト 【アプリ概要】アプリ名:Prima価格:無料ダウンロードはこちらから (iPhone) (Android)
2014年04月28日国民生活センターは12日、子どものオンラインゲームに関する相談件数が急増しているとして、大人は子どもに利用させるオンラインゲームの仕組みや利用実態を理解し、スマートフォンやクレジットカードの管理責任を徹底するよう、注意を呼びかけた。PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、オンラインゲームに関する相談件数は、2009年以降、年々増加している。2012年度は、2009年の1,437件と比べて約4倍の5,616件と過去最高を記録。2013年度も、11月15日現在で3,181件と前年同時期と同水準の相談が寄せられており、その中で、契約当事者が未成年者である相談は、前年同時期の約2.5倍と大幅に増加している。相談件数のうち契約当事者が未成年者の件数の推移を見ると、2009年度は378件、2010年度は353件、2011年度は781件、2012年度は1,371件、2013年度は1,341件(前年同時期は532件)。2012年度は全体の約20%だったが、2013年度は約40%に増加し、契約当時者の低年齢化が急速に進んでいることが明らかになった。オンラインゲームの平均契約購入金額を見た場合、全体では約21万円だったのに対し、未成年者の相談に限定すると約23万円と、金額が大きくなる傾向が見られた。また、契約購入金額の分布を調べたところ、2012年度と比べて10万円以上100万円未満の割合が増加しており、高額化していることもわかった。支払手段にはクレジットカードが利用されることが多く、未成年者においては7割以上がクレジットカードの利用をしたケースだった。相談事例を見ると、「孫がゲーム機でオンラインゲームをし、祖父のカードで決済をした」「娘が親のスマートフォンでゲームをし、課金時に親がパスワードを入力した」「息子が携帯型音楽プレーヤーを使いオンラインゲームで有料アイテムを購入していた」といったものが寄せられた。これらの相談事例からは、「クレジットカード等の仕組みを理解していなくても、子どもは決済の手続きを容易に行っている」「大人はオンラインゲームの決済の仕組み等を十分に理解していない」「スマートフォンやタブレット端末のIDに、クレジットカード情報を登録していたり、機器をそのまま子どもに渡して使わせている」などの問題点が浮き彫りになった。国民生活センターは、「親子でスマートフォンやゲーム機の機器やゲームの仕組みについて確認する」「大人はクレジットカードの管理について、注意する」などのアドバイスを行うとともに、トラブルに遭った場合は、最寄りの消費生活センターに相談するよう呼びかけている。
2013年12月13日まだ結婚もしていないし、もちろん子どもはいないけれど、既婚の女友達の子どもを見ると、かわいいなぁと思うときもしばしば。毎年、年賀状で見る子どもたちの成長ぶりを、ママである本人の近況報告と同様に楽しみにしているかも。そんなことを思い出したのは、ベビーモデル募集コンテストが行われることを知ったから。それは、子ども服ブランドとして有名なミキハウスと、スマホアプリ「baby days」がコラボしておこなっているベビーモデルの募集コンテスト。(対象年齢は0~3歳。6月30日まで開催中))グランプリに選ばれた2名(男女1名ずつ)は、ミキハウスの通販サイト「ミキハウスCiao!」の限定モデルとしてデビューできるというから、もし友達の子どもが選ばれたらすごい。さらに、入賞した赤ちゃん10名もキャンペーン特設サイトで紹介されるから、チャンスはあるかも。それに、グランプリか入賞に選ばれると、ミキハウスのオリジナル商品がプレゼントされるっていうのもいいよね。あの友達にこのコンテストを教えてあげようかな。生まれて半年ぐらいのときに一度会っただけの女の子だけど、すごーく可愛かったし。それに、アプリの「baby days」についても教えてあげたら喜ぶかも。「baby days」は、赤ちゃんの笑顔や寝顔など日々の成長を簡単に写真日記で記録できるアプリ。赤ちゃんの写真にぴったりなスタンプやフレームが110種類以上もあるから、写真をステキに残せそう。さらにその写真をFacebookやTwitterに投稿するのも簡単。ママだったら、可愛い赤ちゃんを自慢したいはず。それに、「baby days」では、おしゃべりコミュニティ「トーク」で、年の近い子どもを持ったパパやママ同士で、日々の気になることや疑問について相談することもできるんだって。離乳食のこととか夜泣きのこと、予防接種のこととか、子どもを育てるってやっぱりいろいろ悩みがつきないみたい。実際に子育てを経験している人の意見が聞けるのは心強く感じるんじゃないかな。アプリ「baby days」とモデル募集の両方を知らせてあげよう。同時にお互いに近況報告もしたりして。子どもがいると、いつ連絡するのがタイミングがいいかいろいろ考えてしまったりもするけど、こんないい情報があるんだったら、それをきっかけに連絡してみたらいいよね。それでもしグランプリに選ばれたら、きっとすごく喜ばれるはず。せっかくの機会だもん、応募をすすめてみよう。妊娠、出産でちょっと連絡が途切れている子がいたら、こんなのあるよっていうお知らせと一緒にメールしてみては?・ベビーモデル募集コンテスト 公式サイト ・baby days 公式サイト
2013年05月31日