アガサ・クリスティの名作を主演の仲間由紀恵ら豪華キャストを迎え、日本で初めて映像化する「そして誰もいなくなった」。このほど、原作には登場しない刑事コンビとして沢村一樹と荒川良々の参加が決定。“孤島”という大きな密室で起きた連続殺人事件の謎解きに挑むことになった。八丈島沖に浮かぶ孤島・兵隊島。その孤島に立つ「自然の島ホテル」のオーナー・七尾審によって、10人の男女が呼び寄せられた。やってきたのは、元水泳選手の白峰涼(仲間由紀恵)、元東京地裁裁判長・磐村兵庫(渡瀬恒彦)、元国会議員・門殿宣明(津川雅彦)、救急センター医師・神波江利香(余貴美子)、元傭兵・ケン石動(柳葉敏郎)、元女優・星空綾子(大地真央)、ミステリー作家・五明卓(向井理)、元刑事の久間部堅吉(國村隼)の8人。だが、島に到着するも、ホテルの執事夫婦・翠川信夫(橋爪功)とつね美(藤真利子)からオーナーの七尾は不在であることを伝えられる。これから何が起こるのか、自分たちはなぜこの島に招待されたのか。期待と不安に包まれながら用意された夕食をとっていると、突如としてどこかから彼らの過去の罪を暴露する“謎の声”が聞こえてくる。それぞれの胸の内に去来する過去の出来事…。10人が互いの過去を探り合う中、招待客の1人が目の前で殺害される。そして、それをきっかけとするように、1人、また1人と招待客が殺されていき――。絶海の孤島にあるホテルに集められた10人が次々に殺されていき、ついには全員が殺され、10体の死体が発見される――というなんとも不可解な連続殺人事件を解決するため、島を訪れる刑事を、沢村さんと荒川さんが演じることになる本作。世界的に有名なミステリーの映像化にさらなる深みを与えるべく、原作にはない本ドラマオリジナルの役どころとなっている。沢村さんが演じるのは、警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也。事件に関する下調べには余念がなく、現場においてはどんな些細な証拠も見逃さない鋭い観察眼を持った敏腕、でも、ちょっと変わった刑事。“黒縁メガネにハット”という特徴的なビジュアルも印象的だ。また、荒川さんが演じるのは、事件が起きた兵隊島の管轄である八丈島東署捜査課の警部補・多々良伴平。優秀だが、一風変わった相国寺に振り回され戸惑いつつも、ともに事件解決のために奔走していく。天才的な観察眼と推理力を持つ相国寺と、仕事はできるが至極平凡な多々良。まったくキャラが違う凸凹コンビの丁々発止なやり取りは、ミステリードラマの中に思わずクスッと笑ってしまうユーモアをもたらすことに。彼らが謎多き事件を鮮やかにしていく様子を、視聴者は同じ目線で見守ることができそうだ。<以下、キャストコメント>■沢村一樹時代を変え、設定を変えるだけでまったく新しい作品になるのがアガサ・クリスティの魅力ですよね。今回この作品で容疑者となり得るのは、仲間由紀恵さんや向井理さん、そして錚々たる先輩方ですが、そんなみなさんにもひけを取らない優秀な頭脳と推理力を持った刑事が、僕の演じる相国寺です。刑事という“職業人”であることを強調できるよう眼鏡を着用し、“とても優秀だけどちょっと風変わりな人物”というのを意識しています。“なんでも出来る人”というよりは“ひとつのことが飛び抜けて出来る人”というイメージで役作りをしてみました。荒川良々さんが演じる多々良との掛け合いは本当に噛み合っていなくて…(笑)、でもそういうお芝居がとても楽しいんです!荒川さんの独特の風貌と間合いも存分に生かされていますし、相国寺ととてもお似合いのコンビですので、そこは楽しんで見ていただきたいですね。これまでいろいろな刑事、探偵の役をやらせていただきましたが、その中でも今回の事件はなかなかのモノです!すごく頭の良い人が緻密に計算した上で行なわれた犯罪の謎をひとつひとつ解いていく――絶対に楽しめるドラマになりますので、ご期待ください!■荒川良々僕が演じる多々良と沢村一樹さんが演じる相国寺は、劇中一緒にいてもまったく噛み合っていなくて、僕は常に沢村さんに翻弄されています。監督からは「いいバランスなんじゃないの?」と言っていただいたので、よかったかな、と思ってはいるのですが…(笑)。僕は刑事の役なので、事件が起きた後に現場にやってくるのですが、つくづく「殺される側じゃなくてよかったな」と思っています(笑)。きっと緊張しちゃいます…。脚本いただいてキャストのみなさんのお名前を見たとき「うわぁぁっ!」ってなるくらい錚々たるみなさんが並んでいましたから!現場でお芝居を直接見てみたいとは思いますが、いまのところは殺されている様子を写真で見るばかりです。みなさん、本当にいろいろな殺され方をしているので、楽しみにしていてください(笑)。二夜連続ドラマスペシャル アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」第一夜は3月25日(土)21時~、第二夜は3月26日(日)21時~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月22日舘ひろし演じる“ダンディー鷹山”と、柴田恭兵演じる“セクシー大下”のバディが横浜を舞台に大暴れする伝説的刑事ドラマの完結編『さらば あぶない刑事』が、2月17日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」に登場する。定年を目前にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、かつて2人が壊滅した銀星会の残党を追って、危険ドラッグ・覚せい剤・拳銃の取引がされるブラックマーケットを2人だけで襲撃するなど、まだまだ暴れ放題!だが、そんな2人の前に現れたのは、世界の闇市場を暴力で牛耳り、縄張りを広げる中南米マフィア。その凶暴な彼らの矛先になったのは、2人が守り続けてきた横浜。このままでは横浜は犯罪都市となってしまう!?史上最強の敵を前に、命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる。刑事としてのタイムリミットは残りわずか5日。横浜中の犯罪組織を巻き込んで、刑事人生最後となる死闘に飛び込んでいく2人は、無事に退職の日を迎えることができるのか――。1986年から放送された最初のTVシリーズが大人気となり、その後2作の劇場版が立て続けに公開。88年にはTVシリーズ第2作と3作目となる劇場版も製作され、80年代を代表する超人気刑事モノとなった「あぶない刑事」。その後も根強い支持を受け続け90年代に劇場版やスペシャルドラマとして復活。さらに2005年には20周年記念となる『まだまだあぶない刑事』が公開。さらにそこから約10年、テレビドラマ放映開始から実に30年を経て製作された“完結編”が本作『さらば あぶない刑事』だ。鷹山敏樹役の舘さん、大下勇次役の柴田さんをはじめ、真山薫役の浅野温子、町田透役の仲村トオル、松村優子役の木の実ナナ、深町新三役の小林稔侍、田中文男役のベンガルといったシリーズを通してのメインキャラクターはもちろん、キョウイチ・ガルシア役で吉川晃司、浜辺夏海役で菜々緒といった魅力的な新キャラクターも登場。タカとユージによる軽妙なかけ合いと派手なガンアクションはもちろん健在。さらに“ユージ走り”も健在。30年の時を駆け抜けた2人の“あぶない刑事”の最後の戦いを今夜は存分に楽しんで。金曜ロードSHOW!『さらば あぶない刑事』は2月17日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月17日元刑事が描くリアリティあふれる警察小説「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」がこの度ドラマ化されることが決定し、ドラマスペシャルとして3月19日(日)に放送されることが明らかになった。主人公の女刑事役には貫地谷しほり、主任刑事役に岸谷五朗と初共演の2人がコンビを組む。原作は、元大阪府警暴力犯担当刑事という経歴を持つ二上剛が退職後に書き上げ、講談社主催の「第2回本格ミステリーベテラン新人発掘プロジェクト」を受賞した同名警察小説。本作は、図らずも所轄署刑事課強行犯係に配属された女性刑事が、少々粗っぽいがやり手のベテラン刑事に次第に認められ、コンビを組んで殺人事件を担当。複雑な謎を解き明かすうちに、警察官だった父親の死の真相を知ることになり、やがては警察組織の闇までをも浮かび上がらせていく。その全てのカギを握るのが、黒い薔薇を好む凛とした老婦人。事件解決のため、巨大な権力に押しつぶされ命を落とした人々のため、そして父親の復讐のため、2人の刑事は警察官としては取ってはならない手段で最後の戦いに挑んでいく…というストーリー。今回貫地谷さんが演じる主人公の女性刑事・神木恭子は、交番の巡査から刑事として東京臨海署刑事課強行犯係へ赴任。剣道の全国大会で上位に入るほどの使い手で、本人は刑事なんて大変なだけ、婦警さんのままでいたかったと思っているという。そんな神木とコンビを組むのが、岸谷さん演じる主任刑事・折原圭作。折原は少々気性が荒いところもあるが、持ち前の観察力の高さで事件解決へと導く頭脳派。新任の神木を煙たがるも、その実力を素直に認める懐の深さも持ち合わせる強行犯係の現場リーダーだ。役柄について「この役は私としては初めての挑戦」といままでの役柄とは違い少し戸惑いもあると語る貫地谷さん。作品については「神木恭子の成長物語でもあると思うのですが、どの登場人物もストーリーの最後まで分からない不思議な魅力がある。そこも面白いと思いますし、見やすいだけでなく重々しい空気もあり、その点は私自身初めての作品だと思っています。台本を読んだときにはその重々しさにゾクゾクしましたし、見る方にもゾクゾクしていただけると思います」と話し、岸谷さんも「よくある2時間ドラマのストーリーとは違い、事件を通して神木が成長する物語でもある。過去の父親のことなどを踏まえた中での憎悪など、いろいろなものが入り混じり、神木を成長させていくという。それだけすごく特殊な2時間だと思います。いわゆる普通の刑事ドラマとは全く違いますね」とコメントした。さらにこの2人のほかにも、黒薔薇を好む謎の老婦人・乾茂美役を野際陽子、事件の黒幕となる実力者・瀬名英一郎役に津川雅彦というベテラン俳優や、中村俊介、西岡徳馬、吹越満、でんでん、丘みつ子など実力派俳優陣も脇を固めている。そして今回映像化にあたり、監督を務めるのは、「相棒」シリーズなどでお馴染みの和泉聖治。本作では、貫地谷さんと岸谷さんも「カッコいい!」と絶賛する照明技法などで独特の世界観を演出。重厚感あふれる映像でリアリティのあるストーリーをさらに盛り上げていくという。ドラマスペシャル「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」は3月19日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月07日日本の刑事ドラマの金字塔にして、昨年、“完結編”として劇場公開された『さらば あぶない刑事』が早くもテレビ初登場。「金曜ロードSHOW!」で2月に放送されることになった。定年を目前にしたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、かつて2人が壊滅した銀星会の残党を追い、まだまだ暴れ放題!だが、そんな2人の前に現れたのは、世界の闇市場を暴力で牛耳り、縄張りを広げる中南米マフィア。史上最強の敵を前に、命を賭けた戦いの火蓋が切って落とされる。刑事としてのタイムリミットは残りわずか5日。刑事人生最後となる死闘に飛び込んでいく2人は、無事に退職の日を迎えることができるのか…。舘ひろし演じる“ダンディー鷹山”と柴田恭兵演じる“セクシー大下”という最強バディが横浜を舞台に大暴れし、長年にわたって日本の刑事ドラマを牽引してきた「あぶデカ」の劇場版第7作目にして完結編となった本作。昨年公開され、第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞を受賞した。舘さんが演じる“ダンディー鷹山(タカ)”と柴田さんが演じる“セクシー大下(ユージ)”といえば、ドラマシリーズを観たことがない人でもその存在を知るほどの印象深いキャラクター。今回『さらば あぶない刑事』にはこの2人を始め、浅野温子、仲村トオルら、おなじみの登場人物が大集合。菜々緒、吉川晃司なども加わった豪華キャストによるド派手なアクション、唯一無二の「あぶデカ」ワールドは、かつてのファンも、初めて目にする人も、スカッと楽しめるはず。最後の最後まで熱い、最強の刑事“バディ”の活躍をお見逃しなく。<以下、キャストコメント>■舘ひろし今回テレビで『さらば あぶない刑事』が放送されると聞いてとても嬉しいです。ハードボイルドに、ファッショナブルに、スタイリッシュに、「あぶデカ」らしいフィナーレを迎えられた作品になったと思っています。多くの人に映画やテレビを通して愛されて、「あぶデカ」は本当に幸せでした。是非皆さんでタカとユージの最後の勇姿、見届けてください。■柴田恭兵映画館で“さらば”してから1年、テレビで再び会えると聞いて嬉しい限りです。相変わらずたくさん走ってたくさん撃ちまくってます。一瞬たりとも見逃さないでください。「あぶデカ」がこれからも、私にとっても、皆さんにとっても大切な作品でありますように。タカとユージは永遠に不滅です(笑)。「金曜ロードSHOW!」『さらば あぶない刑事』は2月17日(金)21時~放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月27日俳優の舘ひろしと柴田恭兵が共演する昨年公開の映画『さらば あぶない刑事』が、2月17日(21:00~22:54)に、日本テレビ系『金曜ロードシSHOW』でテレビ初放送される。同作は、舘演じるダンディ鷹山(タカ)と、柴田演じるセクシー大下(ユージ)のコンビが繰り広げるアクションコメディ。シリーズ完結編となる『さらば――』は、この最強バディーの2人が定年まで5日と迫る中、史上最凶の敵が現れるというストーリーだ。舘は「ハードボイルドに、ファッショナブルに、スタイリッシュに、『あぶデカ』らしいフィナーレを迎えられた作品になったと思っています」とコメント。柴田は「相変わらずたくさん走ってたくさん撃ちまくってます。一瞬たりとも見逃さないでください」と呼びかけている。(C)2016「さらば あぶない刑事」製作委員会
2017年01月27日『映画クレヨンしんちゃん』25周年記念作品として、来年4月に公開される『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』。この度、しんのすけと、謎の宇宙人“シリリ”がシリ合ったティザービジュアルが解禁された。ある日、野原家に宇宙人がやってきた!その名は“シリリ”。シリリの謎のビームにより、ひろしとみさえは25歳若返り子どもの姿に!大人に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親のもとに行かなければならないという…。子ども野原一家はシリリをしんのすけのオシリに隠し父親を捜しに日本縦断の旅へ出る!しんのすけ――オシリ、封印!!果たして野原一家はもとの姿に戻れるのか――!?監督・脚本を手掛けるのは、シリーズ23作目『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』で興行収入22. 9億円を突破、シリーズ最高興収を記録した橋本昌和。本作は、ある日やってきた新キャラクター宇宙人シリリと、宇宙規模のおバカしんのすけが劇中で大暴れするストーリー。シリリの声を務めるのは人気声優・沢城みゆきだ。今回到着したのは、しんのすけとシリリが出会ったシーンが描かれているティザービジュアル。「その夜ふたりはシリあった。」という、“しんのすけのシリ封印”、“シリリ”、“おシリ合い”をかけた、しんちゃんらしい秀逸なコピーが印象的な一枚となっている。『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』は4月15日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月09日俳優・船越英一郎主演のテレビ東京系ドラマシリーズの完結編『刑事吉永誠一ファイナル』(12月28日 21:00~22:50)が放送されることが9日、わかった。同作は2004年にスタートして以来12年続く人気シリーズで、これまでに『水曜ミステリー9』枠で全13作(最高視聴率14.9%)を放送、2013年と2014年には連続ドラマとしても放送された。船越演じる神奈川県警本部の刑事・吉永誠一が、様々な事件に挑んでいく。ファイナルでは、小泉孝太郎演じる吉永班刑事・鑑貴一はもちろん、里見浩太朗演じる吉永の恩師・津村健三といった物語のキーパーソンとなる人物が出演。かつて自分を刑事に導いてくれた恩師が容疑者として浮かび上がってきた吉永は、刑事人生の全てをかけ、事件の真相解明に取り組んでいく。同局編成局 ドラマ制作部浅野太プロデューサーは、「テレビ東京のミステリードラマを12年間最前線で引っ張り続けた"看板"が、ついに完結します」と、しみじみとコメント。「刑事ドラマの醍醐味を全て凝縮した"12年間の集大成"を、ぜひお楽しみいただければと思います」とアピールした。
2016年12月09日現在テレビ東京系にて放送中の中村蒼主演ドラマ「潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス」。この度、明日11月26日(土)の第8話にて、「デカダンス」の2ndシングルが解禁となり、ついにメンバーが歌声を披露するという。物語の主役は芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」――。新人刑事の辰屋は刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”。しかも、急遽組んだメンバーは個性豊か過ぎる面々…。芸能界という特殊な世界に戸惑いながらも、繰り出される芸能界の世渡り術やあるあるネタを見事に吸収し、身をもって学びながら売れていくデカダンス!歌って踊って大活躍かと思いきや、順風満帆に進む訳もなく、誰も予想していなかった展開となっていく――。「デカダンス」のメンバー5人には、中村さん演じるリーダーのTATSUYAを始め、YUYA役大東駿介、SHOW役横浜流星、TERU役森永悠希、D役立花裕大が集結。そのほか青山美郷、福地桃子、野間口徹、近藤芳正らも本作に出演する。そして気になる第8話は、「デカダンス」の人気メンバーであるDに隠し子騒動が浮上!ほかのメンバーは、Dから知らされていなかったこの事実に怒り心頭するも、大人気アイドルグループの一員として活動するDは、多くのマスコミから追われる羽目になってしまう。メンバーは会見で自ら謝罪させようとするが、「なぜ謝罪しないといけないのか?」とDは疑問に感じ始める。「自分が大切にしたい人を大切にして、どうして謝らなきゃいけないの?」と。果たして、Dはアイドルでありながら発覚した、子持ちの事実を、どのように解決するのか…。そんなDの隠し子騒動が浮上する中、「デカダンス」は人気情報番組「バサッと力丸」で、大手芸能事務所ライトニングボルトの大人気アイドルグループ「ファルコン」と、東京都知事選のPRソングをかけて対決することに!果たして勝つことはできるのか?Amazonプライム・ビデオでは、放送1週間前から独占先行配信中の本ドラマ。地上波放送を前に第8話を見た視聴者は「刑事ダンスで泣いたの初めてだ」「熱くなりました」「8話のラストは感動でした」と今回は“熱く”“泣ける”ドラマに変わると早くも話題となっている。「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月25日この秋の“テッペン!水ドラ!!枠”は料理の腕前がプロ級の刑事が主人公。柄本佑、小島瑠璃子、西銘駿らの共演で送る異色の刑事ドラマ「コック警部の晩餐会」が10月19日(水)放送を開始する。本作の主人公は捜査一課特命警部で料理の腕前がプロ級の“コック警部”こと古久星三(こっくほしみつ)。彼の捜査方針は「料理はウソをつかない」。その一風変わった独自の理論でマイペースに捜査を進める。罪を逃れてのうのうと好きなものを食べている殺人犯を絶対に許さないコック警部は、被害者を理解するため被害者が食したものを再現し、思いを馳せて推理に及ぶ。この斬新な主人公を演じるのは今作が連続ドラマ初主演となる柄本さん。『美しい夏キリシマ』で主演デビューを飾り、最近ではNHK連続テレビ小説「あさが来た」や「天皇の料理番」『ピース オブ ケイク』などに出演。存在感のある俳優へと成長を遂げた柄本さんがみせる超自由でマイペースな新しい刑事像に期待が高まる。そんなコック警部とコンビを組むことになる新人刑事の七瀬あずみを演じるのは、これまでタレント、グラビア、スポーツキャスターと様々な分野で活躍、本作がドラマ初挑戦となる小島さん。あずみは刑事ドラマ好きが高じて念願叶って夢だった刑事になったが、コンビを組んだのがコック警部だったばかりにその自由過ぎる捜査に振り回され、さらには横暴な猫田刑事にも挟まれてしまう。性格も正反対で犬猿の仲の2人の絶妙なコンビ感にも注目。またコック警部行きつけの創作料理店のシェフ・田部歩には第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。『仮面ライダーゴースト』で主人公を演じた西銘さん。コック警部を目の敵にしている猫田典雄刑事を演じるのは日本ドラマ史に輝く長寿シリーズ「渡る世間は鬼ばかり」などで知られるえなりかずき。コック警部の捜査に一目置いている刑事部長の一条千鶴には歌手・作詞家・作曲家として数多くの作品を世に送り出し、女優としてもNHK連続テレビ小説「花子とアン」ほか様々な作品に出演する藤真利子と、フレッシュなキャストとベテランが共演して、この新感覚ミステリーコメディを盛り上げる。店でラーメンを食していた古久警部(柄本さん)は、新人刑事・あずみ(小島さん)から事件が発生したと呼び出される。事件とは元人気No.1女優の安城冴子(小野真弓)が自宅マンションから転落死したというもの。担当マネジャー・田口久(小木博明)の「転落する直前に電話で遺言を言われた。」という証言から、猫田刑事(えなりさん)は自殺だと主張するが、現場検証でテーブルの上に残されたラーメン丼を見付けた古久は、マイ箸とマイスプーンで中に残されたスープと麺を味わうとあることに気付き、「この事件、私が料理しましょう」と現場を後にする。被害者が最後に食べていた物が“長崎ちゃんぽん”だと気付いた古久は容疑者を探し出す。あずみ、猫田、一条刑事部長(藤さん)に加えて、田口と安城と同じマンションに住む抱かれたい俳優No.1の徳永貞治(塚本高史)を晩餐会に招待。そこで再現された長崎ちゃんぽんから事件の真実が明らかに!古久が料理から見付け出した真実とは…注目の第1話をお見逃しなく。個性豊かなキャラクターたちが織り成すこれまでの刑事ドラマとは“一味”違う面白さ、「コック警部の晩餐会」は10月19日(水)深夜0:10~TBS系でスタート。(笠緒)
2016年10月18日宇宙をめぐる約200点の展示と幻想的な空間六本木ヒルズの森美術館で、2016年7月30日から2017年1月9日まで開催されている「宇宙と芸術展」。古代から残された天文学資料から、現代の最新技術を駆使した現代アートまで、宇宙にまつわる約200点の展示物が公開されています。展示は4つのSECTION、「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」に分かれ、未来に向けて新たな宇宙観、そして人間観を示します。SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」展示のスタートは、SECTION 1「人は宇宙をどう見てきたか?」から。南北朝時代と室町時代に日本で描かれた宇宙を表す両界曼荼羅や星曼荼羅をはじめ、古来アジアでは宇宙がどのように捉えられてきたか探ります。SECTION 2「宇宙という時空間」ビョーン・ダーレム《ブラックホール(M-領域)》2008年SECTION 2「宇宙という時空間」は、宇宙空間の不思議を紐解きながら、時空の認識が変わるターニングポイントとなった天体観測技術などを紹介。さらに、現代美術を牽引する作家たちが、ブラックホールや銀河系などを、写真からインスタレーションまでさまざまな手法を用いた作品で表現します。コンラッド・ショウクロス《タイムピース》2013年SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」SECTION 3「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」では、隕石・化石などの展示から人類が想像してきた宇宙人像、さらには未来の人類の進化した姿まで一挙に紹介。パトリシア・ピッチニーニ《ザ・ルーキー》2015年イラストレーターとして世界で評価されている空山基氏が手掛ける、メタリックに輝く女性型ロボット「セクシーロボット」も見どころです。空山 基《セクシーロボット》2016年SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」最後のパートを締めくくるのは、SECTION 4「宇宙旅行と人間の未来」。JAXAのプロジェクトの紹介や、火星での仮想住居「マーズ・アイス・ハウス」の模型、宇宙開発の最前線、スペースシャトル「チャレンジャー号」の模型「ザ・クローラー」といった作品から、これからの宇宙時代の未来をうかがい知ることができます。トム・サックス《ザ・クローラー》2003年ほかにも、まるで宇宙遊泳のような浮遊感を体感できるインタラクティブなインスタレーション「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space」も見逃せません。チームラボ 《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》2016年東京の中心から宇宙の神秘を探る旅に出かけてみてはいかがでしょう?取材・文/末吉陽子イベント情報イベント名:森美術館「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」催行期間:2016年07月30日 〜 2017年01月09日住所:森美術館/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階電話番号:03-5777-8600
2016年10月14日「勇者ヨシヒコ」「孤独のグルメ」など独自の作風で注目を集めるテレ東深夜ドラマが仕掛ける“刑事×アイドル”の新感覚クレイジーコメディー「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」。この度、中村蒼の上半身裸姿がメインのポスタービジュアルが解禁となった。物語の主役は、芸能界で起きている事件を解決するために場当たり的に組まされた潜入捜査アイドル「デカダンス」。新人刑事の辰屋は刑事ドラマに出てくるような熱血刑事になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は“事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること”だった…。しかも、急遽組んだメンバーは元詐欺師・コミュ障の引きこもり・売れない元子役・超バカなバイトなど、個性豊か過ぎる面々!最初は芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも、事件を解決するたびになぜか売れていってしまう「デカダンス」。そして、徐々に増してくるアイドルとしての自覚。背後には謎の巨悪が。なぜか感動のステージも待っている――!バラエティー班×ドラマ班の混成チームで作り上げる、爆笑と感動を巻き起こすかつてないハチャメチャな本作。主人公の新人刑事辰屋すみれ役を演じるのは、TBSドラマ「せいせいするほど、愛してる」の好演で“宮様ロス”が話題の俳優・中村蒼。さらに、アイドルグループ「デカダンス」のメンバーには、『グッドモーニングショー』『曇天に笑う』などの公開作が控える大東駿介、「烈車戦隊トッキュウジャー」の横浜流星。『ちはやふる』「お迎えデス。」の森永悠希、俳優やモデルとして活躍する立花裕大らが集結。劇中では、彼らが激動の芸能界で起こる事件を解決していく様が描かれる。今回、本作のポスタービジュアルが解禁。ポスターの中では、「土曜の夜に抱かれたい」というキャッチコピーとともに、中村さんの上半身が裸の写真がメインとなっており、女子から評判の肉体美を披露。さらに、「デカダンス」のメンバーが架空のテレビ雑誌の表紙を飾っており、フレッシュな俳優たちのキラキラアイドルスマイルにも注目だ。土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日より毎週土曜日0時20分~テレビ東京にて放送※Amazonプライム・ビデオにて、独占先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月04日「TeNQ×ウルトラセブン企画展 ウルトラアイからみた宇宙」が、東京ドームシティの宇宙ミュージアム TeNQにて、2016年11月10日(木)から2017年3月5日(日)まで開催される。最先端の技術を駆使し、圧倒的な宇宙空間を体感できるTeNQ。本展では、「ウルトラセブン」とコラボレーションし、TeNQの高度に演出された宇宙を舞台に、ウルトラセブンが地球に来訪する以前のストーリーを展開する。ウルトラセブンが地球を守るきっかけとなった原点を知ることができる。展示は、ウルトラセブンが地球を守るきっかけとなった「遊星間侵略戦争」を再現。地球を破壊しようと企む宇宙人とウルトラセブンの戦いが、どのように繰り広げられたかを宇宙マップで説明する。さらに会場では、高さ2mのアイスラッガーやウルトラセブンの衣装の展示、また地球を狙う宇宙人の名言集なども公開される。さらに、ユニークな仕掛けも。ウルトラセブンの変身アイテム「ウルトラアイ」を通して映像を見ると、見えていなかった宇宙人達が現れ、まるで自分も変身しているような経験を楽しめる。ウルトラセブンの世界を、迫力満点の宇宙空間のなかで体感し、学ぶことができるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】TeNQ×ウルトラセブン企画展 ウルトラアイからみた宇宙期間:2016年11月10日(木)~2017年3月5日(日)会場:TeNQ内 企画展示室住所:東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ 黄色いビル営業時間:平日 11:00~21:00 / 土日祝・特定日 10:00~21:00 (最終入館20:00)※12月20日(火)は整備休館※特定日は12月26日(月)~2017年1月4日(水)、12月31日(土)~2017年1月4日(水)は20:00まで (最終入館 20:00)入館料:一般 1,800円 / 学生 1,500円 / 4歳~中学生 1,200円 / シニア(65歳以上) 1,200円 ※前売200円引き(公式サイトからのオンライン、またはセブンチケットにて前日迄に購入) ※チケットは日時指定制、4歳未満の入館不可 ※観覧料はTeNQ入館料に含む 【問い合わせ先】宇宙ミュージアムTeNQTEL:03-3814-0109
2016年10月03日俳優・中村蒼が「なぞの転校生」以来約2年半ぶりにテレビ東京でドラマ主演。偽アイドルとして芸能界で潜入捜査を行う刑事に扮する「潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス」が10月8日(土)毎週土曜深夜0時20分~放送開始となる。これまでも「勇者ヨシヒコ」や「孤独のグルメ」など個性的な作品を生みだしてきたテレビ東京の深夜ドラマが、次に世に送り出すのはまさかの“刑事×アイドル”という組み合わせ。中村さん演じる辰屋すみれが偽アイドル「デカダンス」として激動の芸能界を潜り抜け事件を解決していく様を、ネットテレビ局の勃興や青春映画ブーム、スキャンダルやネットニュースなどの“テレビあるある”を取り上げつつ描くという。今作で主演を務める中村さんはジュノン・スーパーボーイ・コンテストから芸能界入り。2007年にはドラマ「しにがみのバラッド」に出演、その後映画『恋空』『BECK』『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』などに出演。最近では8月にNHK BSプレミアムで放送された「洞窟おじさん」で主演を務めたほか、現在TBS系で放送中の「せいせいするほど、愛してる」ではヒロインに想いを寄せる関西弁の明るい男・宮沢役を演じ女性視聴者を中心に支持を集めた。さらに今回はスタッフ陣もバラエティーとドラマの両方から才能が集結。脚本を「ウレロ」シリーズなどのオークラ、土屋亮一と「SMAP×SMAP」「水曜日のダウンタウン」などの構成に参加している大井洋一が担当。「戦国鍋TV」や「実在性ミリオンアーサー」といった独創的なドラマを手がけてきた住田崇が監督を務める。今作を演じるにあたって中村さんは「劇中ではあることをきっかけに“デカダンス”というアイドルグループを結成します。ふざけたアイドル名にふざけた衣装を着てふざけた事を真面目にやります。共演する役者さん方とどんな化学反応が起こるのかいまからとても楽しみです。皆さんから応援される期間限定国民的アイドルを目指して頑張ります」と意気込みをコメントした。新人刑事の辰屋(タツヤ)すみれは刑事ドラマに出てくるような熱血刑事(デカ)になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は「事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること」だった。元詐欺師・売れない子役・コミュ障の引きこもり・超バカなバイトなど個性豊か過ぎる面々と潜入捜査アイドル「デカダンス」を組まされた辰屋は、芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも事件を解決するたびに何故か売れていってしまう。徐々にアイドルとしての自覚が芽生えるなかで、辰屋には謎の巨悪と感動のステージが待っていた…という物語。土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日(土)より毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2016年08月30日今年の春にオープンした銀座の新名所・東急プラザ銀座の一角を占める「METoA Ginza(メトア ギンザ)」で、「Space in Ginza-銀座の中の宇宙」が開催中です。期間は2016年9月下旬まで。最新のテクノロジーとアートがコラボした、宇宙がテーマの作品が多数展示中です。さらに64面液晶マルチディスプレイ「METoA VISION」では、神秘的で雄大な宇宙の世界が楽しめます。この夏、銀座に壮大な宇宙空間が!「Space in Ginza―銀座の中の宇宙」開催中東京・銀座にある三菱電機プロデュースのイベントスクエア「メトア ギンザ」で、宇宙の魅力を体感できるイベント「Space in Ginza―銀座の中の宇宙」が2016年7月9日にスタートしました。三菱電機グループの最新テクノロジーと今話題のクリエイターとのコラボレーションによるアート作品や、標準衛星プラットフォーム「DS2000」の大型1/2模型、人工衛星の縮小模型、NASA船外活動宇宙服などが展示されています。また、ISSに滞在中のJAXA大西宇宙飛行士と子どもたちが、リアルタイムで交信するイベントも行われる予定です。展示の見どころをご紹介!●1F METoA1●宇宙服×レーザー光によるライティングアート!「BLUE ORBITS」太陽系の惑星軌道や星々の輝きをイメージさせるライティングインスタレーション「BLUE ORBITS」。特殊なフィルムで処理された透明な円盤をレーザーライトが通過することで、空中に輝く光点と軌道をダイナミックに映し出します。●1日20食限定!宇宙とコラボしたスイーツが登場カフェ&レストラン「Me's CAFE & KITCHEN」には、期間中1日20食限定で特別スイーツセットが登場しています。メインのスイーツは土星のようなガトーショコラがベースで、夏にぴったりのマンゴーアイスをトッピング。銀河や月を連想させる粒々のソースで壮大な宇宙を表現した一品です。バリスタが1杯1杯丁寧にアートを施すスペースモカとセットで楽しめます。●2F METoA2●METoA VISION×映像クリエイターによるコラボレーション2階は横幅19.4m、高さ2.7mの三菱電機の64面液晶マルチディスプレイが映像の舞台となる「METoA VISION」です。圧倒的なスケールの中、宇宙空間に包み込まれたかのような体感が楽しめます。気鋭の日本人映像クリエイター集団が創り出す、今までに見たことない美しい宇宙と出会えますよ。そのほかにも、宇宙事業を支える標準衛星プラットフォーム「DS2000」の大型1/2模型の展示や、宇宙事業紹介映像が展示されています。●3F METoA3●「今、ここにいるよ。/ I am here」3階には、親しみと感動を届けてくれる来場者参加型のインスタレーションが展示されています。高度約4万㎞の上空から自分のいる場所を精緻に測れる準天頂衛星の精度を、美しく可視化します。銀座の雑踏をイメージしており、その中に迷い込んだ何かが存在しているといった作品です。●「HYPERSPACE」こうのとり×アーティストの不思議なコラボレーション三菱電機の宇宙開発技術の高さを世界に知らしめた、国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」。鏡のボックスに置くことで「こうのとり」の無限の航跡が反射し、動きと奥行きの幻想世界が広がるアート作品が登場します。ほかにも、「宇宙飛行士たちの生活」や「国際宇宙ステーション(ISS)から見える地球の姿」を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の協力のもと展示。宇宙での食事や睡眠のとり方、宇宙から見える美しい地球の姿を鑑賞できます。宇宙とリアルタイムで交信できるキッズ用イベントが開催!開催期間中には、小中学生を対象とした特別イベントも行われます。2016年8月19日(金)には、今年打ち上げが予定されている気象衛星「ひまわり9号」について楽しく学べるイベントを実施。2016年8月30日(火)には、ISS滞在中の大西卓哉宇宙飛行士とのリアルタイム交信イベントが開催予定です。夏休みの自由研究や思い出作りにもぴったりですよ。詳しくは公式サイトでチェックしてみてください。イベント詳細名称:Space in Ginza─銀座の中の宇宙場所:METoA Ginza1F~3F住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座内開催期間:2016年7月9日(土)~9月下旬(予定)時間:11:00~21:00 ※1F「Me’s CAFE & KITCHEN at METoA Ginza」は23:00まで営業料金:無料公式サイト:
2016年08月16日警視庁機動捜査隊の刑事・ 天樹悠(東山紀之) を中心に、さまざまな分野のプロフェッショナルたちが力を結集し、あらゆる凶悪事件に立ち向かって行くドラマ「刑事7人」の第5話が、今夜8月10日(水)放送される。先週放送の第4話では、仲間である捜査一課12係の刑事・永沢圭太(鈴木浩介)が殉職し、天樹ら7人のエキスパートと視聴者の心を激しく揺さぶっていた。そんな中で迎える第5話では、今度は主人公である天樹がピンチに見舞われてしまうという。女性を襲おうとした男を追い、誤って団地の屋上から転落死したと思われていた警視庁捜査一課12係の刑事・永沢。だが、事故死を裏付ける証言をした団地住民のうちの誰かに呼び出され、殺された可能性が浮上。そんな折、12係が盗聴されていたことが判明。しかも、証言者らは一斉に引っ越し、姿を消してしまう…。天樹らは永沢の“弔い合戦”を誓い、捜査を開始。そんな中、天樹は永沢が約1か月前、実家へ戻りあるカセットテープを聴いていたことを突き止める。そのテープはかつて、殉職した元警察官の父・永沢圭介(岩淵敏司)が息子の20歳の誕生日プレゼントとして、タイムカプセルに入れて埋めていたものだった。そして…そこには「もし警察官になっていて、信頼できる仲間ができたときは、暗号化された手帳の捜査メモをもとに真相を追ってほしい」という、父の切なるメッセージが残されていた。しかし、どういうわけか肝心の手帳はどこにも見当たらず。と、その時。天樹は永沢がこっそり残していた謎のダイイングメッセージから、30年前に起きた殺人事件の被疑者・三窪厳(大高洋夫)の存在にたどり着く。永沢は父の遺志を受け継ぎ、30年前の殺人事件を追っていたに違いない。そう考えた天樹らは、すでに出所している三窪と接触。あらゆる角度から、当時の事件を洗い直す。すると、捜査の矛盾点が次々と出てきて…!? というストーリー。ついに天樹は“真相究明のカギを握る証拠品”を入手するのだが、しかし、その証拠品を奪おうとする何者かが、天樹を襲撃! 一緒にいた12係の刑事・青山新(塚本高史)も反撃を試むが、相手は想像をはるかに超える身のこなしだった。物語も新たな局面を迎え、ますます目が離せなくなりそうだ。「刑事7人」第5話は8月10日(水)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月10日俳優の東山紀之が、きょう10日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)の第5話で、何者かに襲撃されるというシーンを迎える。機動捜査隊に異動した東山演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく同作。前回の第4話で、仲間の刑事・永沢圭太(鈴木浩介)が団地の屋上から転落死したと思われていたが、誰かに呼び出されて殺された可能性が浮上し、天樹らは"弔い合戦"を誓って捜査を開始する。そんな中、天樹は真相究明の鍵を握る証拠品を入手するが、何者かがその証拠品を奪おうとして天樹を襲撃。一緒にいた刑事・青山新(塚本高史)も反撃を試みるが、相手は想像をはるかに超える身のこなしを見せる。
2016年08月10日俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)は、3日に放送される第4話で、鈴木浩介演じる刑事・永沢圭太が殉職するという衝撃の展開を迎える。機動捜査隊に異動した東山演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく同作。第4話は、勤務を終えた永沢が「デートがある」と言って職場を後にするが、その数時間後、団地の敷地内で遺体となって発見される。天樹や沙村康介(高嶋政宏)ら永沢の仲間は、激しく動揺しながら捜査を進めるが、永沢は団地に住む女性を襲おうとした男を追い、誤って屋上から転落したことが判明する。昨年7~9月の第1シリーズから永沢を演じてきた鈴木だが、この殉職でクランクアップ。この展開は「全く予想もしていませんでした!」といい、共演者から花を贈られると「こんなにたくさんお花をもらうシステムは初めてなので、今ちょっと頭がパニック状態です(笑)」と冗談めかした。ただ、本音は「正直なところ、本当に寂しい気持ちがあります」と、次の日も撮影現場に来てしまいそうだという感覚を告白。東山に対し、「"物語をとことん追求していく姿勢"は本当に勉強になりました。こういう現場を拝見できたことは、僕にとって間違いなく、これからの財産になると思います」と感謝し、「現場でたくさんいじっていただいたことも感謝しております(笑)」とメッセージを送っていた。
2016年08月01日「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が、2016年7月30日から2017年1月9日まで、東京・六本木の森美術館で開催される。本展では、歴史的な天文学資料、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西の宇宙に関する多様な出展物約200点を一挙公開。「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」という4つのセクションを通して、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観を提示することを試みる。「人は宇宙をどう見てきたか?」のセクションでは、歴史的な宇宙観の一端を紹介。南北朝時代、室町時代に描かれた両界曼荼羅や星曼荼羅、方位に宿る神々を描いた十二天像、日本最古のSF小説とも言える「竹取物語」の絵巻、日本初公開となるレオナルド・ダ・ヴィンチの天文学手稿、ケプラー、ニュートンなどの天文学や科学の初版本、北山善夫、北脇昇、前田征紀、向山喜章による現代美術作品が展示される。また、明治時代に富山県に流れ落ちた隕鉄と呼ばれる鉄の隕石から作られた伝説の日本刀「流星刀」も展示し、日本古来の刀から宇宙と地球の関係性を探る。「宇宙という時空間」のセクションでは、ブラックホールや多元宇宙を表現したビョーン・ダーレムの大型インスタレーション《ブラックホール(M-領域)》をはじめ、ヴォルフガング・ティルマンスの写真作品《金星の日面通過》、古来の時間観測法である日時計を表現したコンラッド・ショウクロスの大型のキネティック・インスタレーション《タイムピース》、太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねたセミコンダクターの3チャンネル・ビデオ・インスタレーション《ブリリアント・ノイズ》などが展示される。「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」のセクションでは、隕石や化石を起点に、ピエール・ユイグや杉本博司、瀬戸桃子の人類史を超えた世界、江戸時代のUFO伝説とも言われる「うつろ舟の蛮女」、荒俣宏のSF雑誌コレクションが展示されるほか、ローラン・グラッソの作品に見られる宇宙人像、最先端の遺伝子工学やA.I.技術などについて言及したパトリシア・ピッチニーニ、ヴァンサン・フルニエの作品、さらには、セクシーでメカニカルな女性を造形し、エアロスミスのアルバム「Just Push Play」のアルバムジャケットにも使用された空山基の《セクシーロボット》が登場する。「宇宙旅行と人間の未来」のセクションでは、チームラボによる本展のための新作インスタレーション《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》や、トム・サックス、野村仁、逢坂卓郎、ジュール・ド・バランクールなどの作品を通して、人間と宇宙の関係とその未来について考える。また、アメリカとロシアの宇宙開発の歴史や、JAXAの「ISS/きぼう 文化・人文社会科学利用パイロットミッション」参加作品、月面住居や火星住居モデル、民間月面無人探査に参加するHAKUTO、MITメディアラボ、ネリ・オリックスマンの宇宙服など、宇宙開発の最前線が一堂に展示される。なお、会期中には、トークセッションやアーティストトーク、シンポジウムなども行われる予定だ。詳細は、森美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。【イベント情報】「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階会期:2016年7月30日~2017年1月9日時間:10:00~22:00(火曜日は17:00まで)※いずれも入館時間は閉館時間の30分前まで料金:一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円休館日:会期中無休
2016年07月10日俳優の塚本高史が、7月13日スタートのテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)に、レギュラーキャストとして加わることが22日、分かった。第1シリーズでは、"刑事の墓場"と揶揄(やゆ)される警視庁捜査一課12係に集められた個性あふれる刑事6人と、法医学教授の権威が、難事件を解決してきた同作。今回の第2シリーズでは、機動捜査隊に異動した、主演の東山紀之演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく。そんな中、塚本が演じるのは、所轄の刑事・青山新。第1話で、スタンドプレーが目立つ天樹のお目付け役を命じられるが、自身は以前、相当なワルだったという異色の刑事だ。このキャラクターについて、塚本は「彼にはちゃんと自分の考えがあって、筋を通して生きてきたんだけど、それがたまたま周りの人が進む道からは外れていたというか…。そういう意味では、男気のある人物だと思うんですよね」と理解。行動を共にするシーンが多い東山は、撮影現場で台本から膨らませるアイデアを多く出してくれるそうで、「いつも助けられています」と感謝しながら、「青山として生きている実感がすごく得られますし、とても楽しいですね」と充実ぶりを話している。
2016年06月23日綾野剛演じる新人刑事・諸星要一は、慣れない運転で犯人の車両を猛追。ゴミ箱に衝突して停車した逃走車両に駆け寄ると、犯人は急発進。車に戻った諸星がシートベルトをしようとしてもたついていると、助手席の先輩刑事・栗林健司(青木崇高)は「シートベルトをしてる刑事、どこにいんだよ!」と怒鳴りつける。警察への忠誠を誓いすぎたことで、成績を上げるためにやらせ捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸といった悪事に手を染めていく諸星。腐敗した組織風土を背景に「北海道警のエース」と呼ばれるまで登りつめる男の右も左も分からない見習い時代が、映画『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)冒頭にある"シートベルト"シーンだ。"日本警察史上、最大の不祥事"とも呼ばれる2002年に実際に起こった「稲葉事件」をもとにした本作。メガホンを取った白石和彌監督が4日、東京・銀座のアップルストア銀座にて行われたトークイベントに出席。「映画がはじまるとすぐに出てくる場面。1つだけネタバレ的に言うと」と切り出し、そのシーンを入れた意図を語り始めた。諸星と先輩刑事のこのやりとりは当初、台本にはなかった。白石監督は、「銀行強盗もシートベルトをしなきゃいけない時代。それをバカにしているわけではなくて」と前置きし、「みんな悔しいだろうなと思って」。演出が制限されることの現実を痛いほど分かっているからこそ「みんなも勇気を持ってやってもらいたい」という映画人としての熱い思いがあり、「この映画の宣言として最初のシーンに入れました」と急きょ撮影した場面だったことを明かした。司会を務めた文筆家・轟夕起夫氏からの「タブーをやりたいというよりも、表現に忠実になるとやらざるを得ないということですよね」という指摘に、「そうですね」と認める白石監督。リアリティを追求するのは当然のことで、周知されている事件、罪であればなおさら。その表現を自粛してしまうことは「それこそ原作レイプ」になってしまうと判断し、「思い切りそこをやろう。そこが見せ場」という姿勢で臨んだという。また、現場を通して「おそらく俳優もこういう映画に飢えている」と実感。2013年度の映画賞28冠に輝いた『凶悪』で死刑囚を演じたピエール瀧、そして今回の綾野も覚せい剤を打つ場面から、彼らの"演じる喜び"が伝わったという。白石監督は、「今のテレビや映画がこういうことをなるべくなくして、当たり障りのない表現でいかに終わらせているか」と投げかけながらも、「たぶん、クリエイターは振り切ったことをやりたいんです。でも、環境が許してくれない」と現実にも目を向け、「表現は表現としてやれることはやりたい」と語っていた。警部と"S"(スパイ)と呼ばれる捜査協力者たちとの人間模様を、不謹慎な笑いと残酷な現実で描く本作。原作となったノンフィクション『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』(講談社)には、9年の服役を経て、元エース刑事・稲葉圭昭氏の懺悔が266ページにわたってつづられている。(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会
2016年06月06日フジテレビは、6月3日から10日まで、さまざまな番組で"宇宙"を取り上げるキャンペーン「宇宙ウィーク」を展開する。このキャンペーンは、日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんが、6月24日に国際宇宙ステーション(ISS)へ飛び立つことなどを受け、視聴者に宇宙への興味関心を醸成することを目的に実施するもの。期間中は、『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)のコーナー「ビストロSMAP」で、ゲストの西島秀俊と竹内結子が"宇宙メニュー"を堪能するほか、『人生のパイセンTV』(毎週日曜24:30~25:00)では宇宙航空研究開発機構(JAXA)を訪問するなど、各レギュラー番組で、宇宙に関連した企画を実施していく。また、6~9日(24:25~24:35)には、特別番組『池上彰が今 宇宙で働くひと に聞きたいこと』を放送。ジャーナリストの池上彰が、宇宙飛行士・山崎直子氏や、JAXAの現役スタッフと対談し、「宇宙空間に生物を放り出すとどうなるのか?」などの素朴な疑問を解き明かしていく。さらに、10日(21:00~22:52)には、アカデミー賞7冠の映画『ゼロ・グラビティ』(13年)を地上波初放送。番組冒頭では、俳優・斎藤工と映画通として知られる同局の笠井信輔アナウンサーによるトークを放送するほか、データ放送・スマートフォンの連動企画も用意されている。企画を担当した同局編成部の狩野雄太氏は、各番組での趣向をこらした企画について「本当にこの1週間だけしか見ることができない特別なもの」とアピール。特に、池上の特番については「シンプルだけどあまり聞いたことがなかった質問に思わず"へぇ~"と言ってしまう回答が盛りだくさん」と自信を見せている。○「宇宙ウィーク」連動番組●6月3日『全力!脱力タイムズ』(23:00~23:30)『Love music』(23:30~23:58)『ミッドナイトアートシアター 映画「ソラリス」』(深夜2:45~4:50)●6月4日『もしもツアーズ』(18:30~19:00)●6月5日『ワンピース』(9:30~10:00)『KinKi Kidsのブンブブーン』(13:30~14:00)『ちびまる子ちゃん』(18:00~18:30)『サザエさん』(18:30~19:00)『日曜ファミリア「やっちまったTV」(19:00~20:54)『人生のパイセンTV』(24:30~25:00)『魁!ミュージック』(深夜1:00~1:30)●6月6日『ネプリーグ』(19:00~19:57)『SMAP×SMAP』(22:00~22:54)『キスマイBUSAIKU!?』(23:00~23:30)●6月8日『おじゃMAP!!』(19:00~19:57)『世界の何だコレ!?ミステリー』(19:57~20:54)『TOKIOカケル』(23:00~23:30)『いただきハイジャンプ』(深夜1:35~2:05)●6月9日『VS嵐』(19:00~19:57)『奇跡体験!アンビリーバボー』(19:57~20:54)『MATSUぼっち』(24:25~24:55)●6月10日『幸せ追求バラエティ 金曜日の聞きたい女たち』(19:00~19:57)※6月6~9日(24:25~24:35)『池上彰が今 宇宙で働くひと に聞きたいこと』
2016年05月27日俳優のトム・クルーズが、宇宙飛行のためにNASAで極秘にトレーニングを受けていたことが明らかになった。宇宙好きで知られるトムは2002年、スペースシャトルで宇宙へ旅立つことを条件に国際宇宙ステーションを描いた短編ドキュメンタリー『スペース・ステーション』のナレーターを務めることに同意したというが、翌2003年にコロンビア号が大気圏に突入する際、テキサス州とルイジアナ州の上空で空中分解し、7名の全乗組員が犠牲になる事故が起きたことで宇宙行きの話が立ち消えていたのだという。同作の監督を務めたトニー・マイヤーズはザ・サン紙に「トムは宇宙飛行士になりたかったの。彼はガルフストリーム IV機も所有しているし、パイロットの資格も持っているわ」「『スペース・ステーション』にもすごく乗り気になってくれたんだけど、スペースシャトルに乗ることも条件に入っていたの」「実現される可能性は十分にあったんだけど、事故が起こってしまって話がなくなってしまったのよ」と説明した。そんな宇宙飛行の夢が消えてしまったトムだが、以前には地球外生命体の存在を信じると語っていたことがあった。「可能性を否定することなんてできないと思うんだ」「この広い宇宙の中で僕ら人間だけだなんて考え方は傲慢すぎると思うしね。ただまだ出会っていないだけさ!」コロンビア号の事故は発泡断熱材の一部が剥落し、左主翼前縁を直撃したことが原因で起こっていた。(C)BANG Media International
2016年05月27日現在公開中の『ヒーローマニア-生活-』ではヘタレなフリーターを演じている東出昌大が、初めての刑事役に挑戦する6月18日(土)公開の『クリーピー 偽りの隣人』。先日、双子のパパになったことでも話題を呼んだ、東出さんのイケメンで頼もしい刑事姿の場面写真が到着した。第66回ベルリン国際映画祭に正式出品され、第40回香港国際映画祭では日本映画初となるクロージング上映が実現し、早くも世界から注目を集めている本作。描かれるのは、6年前に起きた未解決の一家失踪事件の分析をする犯罪心理学者・高倉(西島秀俊)と、その奇妙な隣人・西野(香川照之)一家との不可解な関係。一見、何の関わりもない2つの繋がりに高倉が気付いたとき、妻・康子(竹内結子)の身に“深い闇”が迫っていく…。本作では、西島秀俊演じる主人公・高倉の元同僚刑事・野上を熱演する東出さん。先日も女優で妻の杏との間に、双子の女児が誕生したことが話題になったばかり。主演作『ヒーローマニア-生活-』や『デスノート Light up the NEW world』など、話題作への出演も絶えず、俳優としても、1人の男性としても、ますます注目を浴びる存在となっている。今回到着した場面写真では、未解決の一家失踪事件を解決するため、高倉と共に奮闘する正義感あふれる刑事姿を披露!剣道3段の腕前で硬派なイメージがあるものの、意外にも今回が初めての刑事役。高倉と事件の真相を探るため調査に出る場面、拳銃を握りしめ睨みをきかせる場面と、どちらも凛々しく、カッコイイ東出さんの姿に、「こんなイケメン刑事に守られたい!」女子が続出しそうだ。『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月26日米国の宇宙開発企業スペースXは4月9日5時43分(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を補給する「ドラゴン」補給船を搭載した「ファルコン9」ロケットを打ち上げる。ドラゴンの中には、ISSへ向けた食料品や生活必需品、実験装置などが搭載されているが、その中で今回最も注目されているのは「BEAM」という、小さな宇宙ステーションのモジュールである。BEAMは風船のように膨らんで、人が暮らす空間を作り出すという、変わった仕組みを採用している。BEAMは、宇宙ホテルの建造を目指す米国の企業「ビゲロウ・エアロスペース」が開発した。ISSに結合して運用し、さまざまなデータを取ることで、宇宙ホテルの実現に向けた知見を得ることを目的としている。BEAMのような風船型の宇宙ステーションがなぜ必要なのか、はたして風船のような弱々しく思える構造は、宇宙の環境に耐えられるのだろうか。そして私たちがこのホテルに宿泊できる時代は来るのだろうか。○広くて狭い宇宙「無限に広がる大宇宙」とはよく言ったもので、猫の額ほどの土地しかない東京とは比べものにならないほど、宇宙は広大である。しかし、空気のない宇宙で人が生活するためには、東京のアパートよりも狭い部屋で暮らさなければならない。たとえば国際宇宙ステーション(ISS)に結合されている日本のモジュール「きぼう」は、直径約4m、長さ約11mの円筒形ほどの大きさしかなく、さらにその中には実験装置や物置がつめ込まれているため、非常に狭い。JAXA筑波宇宙センターに展示されている実物大模型の中に入ると、その窮屈さがよくわかる[*1]。ISSや、ソヴィエト連邦が建造した宇宙ステーション「ミール」では、この小さなモジュールをいくつもつなぎ合わせることで大きな宇宙ステーションを実現しているが、部屋数は多くなるものの、各々の部屋自体が大きくなるわけではない。さらに、宇宙飛行士が一人になれる個室はもっと狭く、電話ボックスほどの広さしかない。その中で睡眠をとったり、音楽を聞いたりといった、個人的な時間を過ごすことになる。なぜ、宇宙ステーションはこれほどにまで狭いのだろうか。そこにはまず、宇宙ではわずかな隙間からでも空気が漏れてしまうことから、宇宙で壁を継ぎ接ぎすることが難しく、あらかじめ部屋として完成した状態、つまり壁や床の面積や間取りが決まった状態で打ち上げなければならないという大前提がある。また、そうして造られた部屋を宇宙へ打ち上げるためのロケットは、最大でも直径5mほどの太さのものしか積むことができない。こうした理由から現在は、ロケットで打ち上げられる大きさの限界が、そのままステーションの部屋の広さの限界になっているのである。○膨張式居住棟宇宙に行きたい人はごまんといるだろうが、何人もの人と狭い空間に閉じ込められ、一日の大半をいっしょに過ごし、プライベートは空間はごくわずかで、その中で何週間、何カ月、あるいは何年も過ごさなければならないとなると、躊躇してしまう人も多いだろう。実はISSの建造が始まるよりもはるか昔、1960年代にはすでに、米国航空宇宙局(NASA)はこの問題を十分に認識していた。なんとかして現実的な方法で広い空間をもつモジュールを打ち上げることはできないか。そう考えたNASAは、ある画期的な解決策を思いつく。それが膨張式、つまり空気で膨らませるというものだった。これはちょうど風船やゴムボートと同じようなもので、ロケットで打ち上げる際には空気を抜いて萎ませておき、宇宙で空気を入れて膨らませることで、ロケットの大きさ限界に依らない、広い空間をもつモジュールが実現できる。NASAは1990年代、実際にこの仕組みを使ったISSのモジュール「トランスハブ」の開発に着手する。その直径は8.2mと「きぼう」の2倍近くもあり、体積は「きぼう」の約54m3から約400m3と、相当に広い。その内部には、キッチンや体力維持のためのフィットネス・ルームなどが設置される予定だった。風船のように膨らむということは、壁は当然、金属を使う従来型のモジュールとは違い、布のように柔らかい素材が使われている。となると、不安になるのは「宇宙ゴミ(スペース・デブリ)や小さな隕石(マイクロメテオロイド)が衝突したときに破れないか」ということである。他にも強力な放射線や、大きな熱の変化などにも耐えなければならない。そこでトランスハブの外壁は、航空機や防弾チョッキなどにも使われる強靭な繊維であるケブラーを、何層にも重ねて構成されることになっていた。また内壁には、消防士の防火服などにも使われる、強靭かつ耐火性に優れたノーメックスが使われている。○ビゲロウ・エアロスペーストランスハブはその後、予算などの関係でISS計画が見直されたことで開発中止となるが、この技術はビゲロウ・エアロスペースという会社に受け継がれることになった。ビゲロウ・エアロスペースは1999年に、ホテル王として知られるロバート・ビゲロウ氏によって設立された会社で、宇宙ホテルを建造することを目指している。ホテルである以上、快適であることが第一であり、そのためには広い内部を実現できる膨張式のモジュールはうってつけだった。同社はまず、「ジェネシス」という小型の無人試験機を2機開発し、2006年と2007年にロシアのロケットで打ち上げた。ジェネシスはトランスハブの技術を活かしつつ、外壁にはケブラーよりもさらに強靭な、NASAの火星探査車の着陸用エアバッグなどにも使われるベクトランという素材が使われている。そして軌道上で実際に膨らませ、耐久性などの試験が行われた。ビゲロウ・エアロスペースによると、必要な耐久性を達成したどころか、「通常の金属製ISSモジュールよりも強い」と主張している。実際、ジェネシスの外壁は一度も破れることはなかった。こうした経緯を経て、ビゲロウ・エアロスペースは、ジェネシスで得られた技術を活かし、「BEAM」(Bigelow Expandable Activity Module)と名付けられた新しいモジュールを開発。2013年にはNASAと契約し、ISSに設置し、耐久性や居住性が試験されることになった。BEAMは直径3.2m、全長4mで、居住区の体積は16m3ほどある。あくまで試験機であるため、内部に特別な内装などは施されておらず、また電源や生命維持装置はもっておらず、他のモジュールから供給される。またハッチは基本的に閉じたままの状態にするとされ、宇宙飛行士がいつも入り浸れるわけではないという。試験期間は約2年が予定されており、試験終了後はISSにから分離され、大気圏に落として処分される予定となっている。この試みが成功すれば、ビゲロウ・エアロスペースにとって宇宙ホテルを実現するために大きな実績を得ることになる。○宇宙ホテル、惑星間飛行の居住区、惑星上の居住区にもビゲロウ・エアロスペースではまた、BEAMより大型の膨張式モジュールや、本格的な宇宙ホテルの開発も進めている。2017年以降に打ち上げが予定されているのが「BA 330」、もしくは「ノーチラス」と呼ばれているもので、生命維持装置や太陽電池、エンジンなどをもち、独立した宇宙船として運用することができる。内部の体積は330m3もあり、最大6人が快適に滞在することができるという。宇宙ホテルのほか、月や火星へ飛行する際の居住区としても使用できるとしている。そして本格的な宇宙ホテルを目指して開発されているのが、「BA 2100」、あるいは「オリンパス」と呼ばれているものである。体積は2250m3と、文字通り桁違いの広さをもち、最大16人もの収容能力をもつという。もちろんここまで大きくなると、空気を入れていない状態でも相当に巨大となるため、打ち上げにはNASAが開発中の超大型ロケット「スペース・ローンチ・システム」を使う予定だという。ビゲロウ・エアロスペースはこの他にも、月や火星の地表に建てる居住区や研究所などの建物にも、この膨張式モジュールの技術が使えるとしている。○実現には安価な宇宙船との二人三脚が必要ただ、こうした宇宙ホテルの実現には、そこへ行くためのロケットと宇宙船の開発も重要になる。現在、宇宙に行くためには、厳しい試験と訓練を経て宇宙飛行士に選ばれるか、あるいは数十億円の運賃を支払えるほどの大富豪になるかしかない。最近、低コストなロケットの開発に挑んでいることで話題の「スペースX」は、「ドラゴン2」という宇宙船を開発しているが、そのコストは1人あたり2000万ドル(現在のレートで約22億円)と見積もっている。ドラゴン宇宙船は再使用ができるため、運用が続けられるなかでコストが下がる可能性はあるが、それでも数千万円ほどまでにしか下がらないだろう。今よりも安全・安価で、誰でも気軽に乗ることができる宇宙船がなければ、私たちが実際に宿泊に行くことは難しい。『2001年宇宙の旅』のワンシーンのように、海外旅行に行くような感覚で宇宙に行ける時代は、まだ当分先のことになるだろう。唯一の希望は、そうした未来が実現することを目指して活動している企業が、現にいくつか存在するということである。【脚注】*1: もっとも実際に滞在した宇宙飛行士によると、宇宙では上下の感覚がなくなるため、地上で感じるほどの窮屈さはないという。【参考】・NASA - Bigelow Expandable Activity Module・・HSF -- TransHab・Bigelow Aerospace - BEAM・Bigelow Aerospace - B330
2016年04月07日ロシア国営宇宙会社Roskosmosは3月19日、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう3人の宇宙飛行士を乗せた「サユースTMA-20M」宇宙船の打ち上げに成功した。サユースTMA-Mの飛行は今回で最後となり、今後は新型の「サユースMS」が使用される。サユースTMA-20Mを載せた「サユースFG」ロケットは、日本時間3月19日6時26分(現地時間3月19日3時26分)、カザフスタン共和国にあるバイカヌール宇宙基地の第1発射台「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後に宇宙船を軌道に投入した。宇宙船は太陽電池パドルやアンテナの展開にも成功。徐々に高度を上げつつISSに近付き、打ち上げから約6時間後の12時9分58秒にISSの「ポーイスク」モジュールへドッキングした。その後、ハッチの気密確認や、宇宙船とISSとの間の気圧の調整などが行われ、13時55分にハッチが開かれ、宇宙飛行士らはISSへ入室した。○サユースTMA-20MサユースTMA-20Mにはロシアのアリクセーイ・アフチーニン宇宙飛行士と、アリェーク・スクリーパチュカ宇宙飛行士、米国のジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士の3人が搭乗していた。アフチーニン飛行士は1971年生まれの44歳で、今回が初の宇宙飛行ながら、宇宙船のコマンダーを務めた。スクリーパチュカ飛行士は1969年生まれの46歳で、2010年にサユースTMA-01M宇宙船でISSに長期滞在した経験を持つ。今回が2回目の飛行となる。ウィリアムズ飛行士は1958年生まれの58歳で、これまでに、スペースシャトル「アトランティス」のSTS-101ミッション(2000年)、サユースTMA-8(2006年)、サユースTMA-16(2009年)で宇宙飛行した経験を持ち、今回が4回目の宇宙飛行となる。この3人は第47/48次長期滞在員として、ISSに約6か月間滞在する。ISSには昨年12月から、ロシアのユーリィ・マレーンチェンカ飛行士、欧州のティモシー・ピーク飛行士、ティモシー・コプラ飛行士が滞在しており、3人が合流することで、ISSは6人体制での運用となる。今回打ち上げられた3人は、今年9月6日ごろに地球に帰還する予定となっている。帰還時にも、今回と同じサユースTMA-20Mに搭乗する。○最後のサユースTMA-M、今後はMS型にサユースTMA-M宇宙船は、ロシアの傑作宇宙船サユースの最新型で、2010年に1号機が打ち上げられた。TMA-Mは従来型と比べ、搭載コンピューターなどの機器が一新され、性能向上の他、軽量化と消費電力の低減が行われた。また、コクピットのコンソールも新しくなり、船体構造も見直されている。さらに軌道修正の精度が上がったことで、それまで約2日も掛かっていた打ち上げからISS到着までの時間が、わずか6時間に短縮された。サユースの船内は狭く、2日もの間、3人がその中で過ごすのは決して快適ではなく、宇宙飛行士からは大きく喜ばれた。ただ、6時間で到着するためには、打ち上げ日時など、いくつか条件があり、打ち上げ前、あるいは軌道投入後に、何らかの事情で予定が変わった場合は、2日かかる飛行プロファイルに変更せざるを得ない。新型コンピューターなどの改良点の多くは、有人のサユースへの採用に先立ち、2008年から運用が始まった無人の補給船「プラグリェースM-M」に適用され、試験が行われた。しかし、1号機「サユースTMA-M」(*1)では、打ち上げ時に船内で酸素漏れが発生し、またコンソールに一部のデータが表示されないなど、いくつかのトラブルが発生。その後も、TMA-12Mではスラスターの噴射がうまくいかなかったり、TMA-14Mでは太陽電池パドルが開かなかったりなど、細かなトラブルがたびたび発生した。ただ、人命にかかわるほどの大きな事故は起こしていない。サユースTMA-Mは、今回の20号機で最後となり、今後はさらに大幅な改良が加えられた「サユースMS」が使われる。1号機の打ち上げは今年6月21日ごろに予定されており、ロシアのアナトーリィ・イヴァニーシン飛行士、米国のキャスリーン・ルービンズ飛行士、そしてJAXAの大西卓哉飛行士が搭乗する。サユースMSは、サユース宇宙船シリーズの最新型にして、そして最後となる予定で、現在まったく新しい後継機の「フィディラーツィヤ」の開発も進められている。ロシアの宇宙開発では近年、ロケットの打ち上げ失敗や衛星の故障などの問題が続いており、信頼性の低下が叫ばれている。しかし有人宇宙開発に関しては、無人機よりも慎重に進められていることもあり、前述のような細かなトラブルを除けば、大きな事故は起きていない。今後、サユースMSの運用、そしてフィディラーツィヤの開発で、その技術を維持することができるかどうかが注目される。【脚注】*1: ロシアの宇宙機の多くは、1号機に「1」という数字は付かず、機体名をそのまま呼ぶ。なお、2号機以降は数字が振られ、たとえばサユースTMA-Mの2号機は「サユースTMA-02M」である。【参考】・・・Launch, Docking Returns International Space Station Crew to Full Stren | NASA・New Crew Launches and Heads to Space Station | Space Station・New Expedition 47 Crew Arrives at Station | Space Station
2016年03月25日国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在したシルゲーイ・ヴォールカフ宇宙飛行士、ミハイール・カルニエーンカ宇宙飛行士、スコット・ケリー宇宙飛行士が3月2日(日本時間)、地球への帰還に成功した。このうちカルニエーンカ、ケリー飛行士は、1年にもわたってISSに滞在し、将来のより長期の有人宇宙飛行に向けた貴重な知見を得ることになった。ヴォールカフ、カルニエーンカ、ケリー飛行士は「サユースTMA-18M」宇宙船に乗り、3月2日10時02分(日本時間、以下同)にISSを離れた。宇宙船は単独で飛行し、12時32分に軌道を離脱するための噴射を実施して大気圏に再突入した。そしてパラシュートを開きつつ降下し、13時26分にカザフスタン共和国ジェスカズガンの南東にある草原地帯にへ着陸した。今回のミッションで、ヴォールカフ飛行士の宇宙滞在期間は182日、コカルニエーンカ、ケリー飛行士は340日となった。飛行士たちの健康状態に問題はないという。このあと飛行士はリハビリを行いつつ、宇宙滞在が体に与えた影響のデータ取得などが予定されている。カルニエーンカ、ケリー飛行士は昨年3月28日に「サユースTMA-16M」宇宙船に乗って打ち上げられ、ISSに到着。340日にわたる長期滞在を開始した。一方のヴォールカフ飛行士は昨年9月4日にサユースTMA-18MでISSに到着し、182日にわたって滞在した。○ISS最長、1年間の宇宙滞在ミハイール・カルニエーンカ飛行士とスコット・ケリー飛行士は今回、ISSに約1年間にわたって滞在し続ける「One-Year Mission」に挑んだ。1回のミッションで1年も滞在するのは、ISSの運用が始まって以来最長となった。このミッションは、長期間の宇宙滞在が人間の体にどのような影響を与えるのかを調べることを目的としたもの。将来、人類が火星や小惑星、さらに先の星々に向けて旅立つとき、年単位の宇宙滞在は避けては通れない。たとえば有人火星探査であれば、500日は宇宙船に乗って宇宙を航行する必要があると想定されている。これまでの研究で、人間が長期間宇宙に滞在すると、視力が落ちたり、筋肉が萎縮したり、また骨量が減少したりすることがわかっている。また、それには個人差があることもわかっている。しかし、そうした衰えがどの程度まで進行するのか、またそれは防いだり、進行を遅らせたりすることができるのか、といったことについては結論が出ておらず、人間の体が長期の宇宙飛行に耐えられるかどうかはまだわかっていない。今回のミッションでは、宇宙滞在中のカルニエーンカ、ケリー飛行士の睡眠パターンの調査や、頭蓋骨の内部の圧力の変化の調査、代謝の変化を通じたストレスや免疫機能の調査、運動活動を通じた身体機能の調査、体にいる微生物の調査などが実施された。また地球への帰還後も、さらに調査が続けられる。また、ケリー宇宙飛行士にはマーク・ケリー氏という一卵性双生児の兄弟がおり、2人のDNAを比べることで、宇宙と地球上での変化の違いなども調べられるという。マーク・ケリー氏は元宇宙飛行士で、スペースシャトルで4回飛行した経験を持っている。今回のミッションで、両飛行士は340日間宇宙に滞在し、カルニエーンカ飛行士の累積宇宙滞在日数は516日間となった。またケリー飛行士は米国人による1回の飛行で最長の宇宙滞在日数を記録し、さらに累積では520日となり、米国人として最長の累積宇宙滞在日数を更新した。参考・・NASA Astronaut Scott Kelly Safely Back on Earth after One-Year Mission | NASA・国際宇宙ステーションへのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(44S) - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA・Expedition 46 Undocking and Landing Timeline | Space Station・Expedition 46 Trio Leaves Station for Ride to Earth | Space Station
2016年03月07日アポロの月面着陸、火星探査機の活躍、国際宇宙ステーション――。数々の華々しい成功に彩られている宇宙開発だが、その栄光の影には、失敗の歴史が連なっている。多くの人から望まれるもさまざまな事情により実現しなかったもの。あるいはごく少数からしか望まれず、消えるべくして消えたもの…。この連載では、そんな宇宙開発の"影"の歴史を振り返っていく。国際宇宙ステーション(ISS)に約141日間滞在した油井亀美也宇宙飛行士が、2015年12月11日に地球に帰還した。油井さんの滞在中、ISSは宇宙飛行士の滞在開始から15周年、また最初の打ち上げから17周年を迎えた。地球上では何かと対立している米国とロシアだが、ISSの運用には影響なく、平和の象徴として今日も地球のまわりを回っている。だが、米国とソヴィエトが対立していた1960年代。宇宙ステーションが平和の象徴としてではなく、宇宙の軍事利用の象徴として使われる可能性が存在した。本連載の第1回では、米国が1960年代に計画していた、軍事目的の有人宇宙ステーション「MOL」(モウル)を取り上げる。○宇宙から敵を見下ろす冷戦の中で、米ソの間には常に緊張の糸が張りつめていた。お互いに相手に負けじと、新しい飛行機や核兵器、そして大陸間弾道ミサイルの開発を推し進めた。米国もソ連もそれぞれ相手の状況を知りたがったが、飛行場もミサイル基地も、相手が支配する空の下にしかない。そこを飛行機で飛行し、写真を撮影して帰ってくるのは至難の業だった。実際、1960年には、米空軍のU-2偵察機がソ連領内を偵察中、対空ミサイルで迎撃されるという事件が起きている。そんな中、1957年10月4日にソ連は、世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功。続いて1958年1月31日には、米国も初の人工衛星「エクスプローラー1」の打ち上げに成功する。これをきっかけに両国は、次々と新しい人工衛星や月・惑星探査機、有人宇宙船を打ち上げ、人間を月に送り込むことを目指した競争を繰り広げることになるわけだが、それと同時に、人工衛星という新しい道具には、軍や諜報機関も大きな興味を抱いた。人工衛星は飛行機が飛べる限界よりもはるかに高いところを飛び続けることができる。そこから地球の表面を見れば、戦闘機や対空ミサイルに邪魔されることなく、相手を自由に観察することができるということになる。それに気付いた米ソは、宇宙から地表を監視する衛星、今でいう偵察衛星の開発を始めた。だが、当時はまだ技術が浅く、見たいところにカメラを向け、撮影して地上に送るという、今なら1kgぐらいの超小型衛星でもできることが難しかった。そこで米国では、「無人の衛星では難しいならば、人間を宇宙に滞在させれば良いではないか」という考えが生まれた。人間の脳と目、手は、ある意味では最強のコンピューターであり、カメラであり、ロボット・アームである。人間ならその目で直接地上を監視することができるし、手でカメラを自由自在に動かすこともできる。何か緊急事態が起きれば、すぐに地上の軍隊に指令を出す判断もできる。そして1962年、米空軍と米国家偵察局(NRO)は「MOL」(Manned Orbiting Laboratory、モウル)と名付けられた、「宇宙の司令所」を造る計画を立ち上げた。○宇宙の司令所実はMOL計画が立ち上がる前から、米空軍は宇宙を軍事利用することに興味を抱いていた。宇宙は空の向こうにある。ならばそこを支配するのは空軍の役目である、というのがその理屈だった。米空軍の動きは早く、1957年にはすでに、小型のスペースシャトル「X-20 ダイナソア」の開発計画を立ち上げている。1957年というと、米航空宇宙局(NASA)が最初の宇宙船「マーキュリー」を開発するよりも早く、さらに米国が初の人工衛星を打ち上げるよりも前のことだった。X-20は1963年に開発中止となるが、そのころNASAでは、すでに有人月着を目指したアポロ計画がスタートしており、その中で必要となる、宇宙船同士のランデヴーやドッキング、長期間滞在、船外活動などの技術や経験を得ることを目的とした新しい宇宙船「ジェミニ」を開発していた。米空軍はジェミニにも早い段階から秋波を送っており、まだNASAで初飛行すらしていない1962年に、すでに軍用ジェミニとも言うべき、「ブルー・ジェミニ」という計画が立ち上げている。人が乗って宇宙に行って帰ってこられるだけの単なるカプセルだったマーキュリーとは違い、ジェミニは軌道上で長期間滞在でき、また軌道を変えたり、機体を自由自在に動かしたりできる、本格的な宇宙船として最低限の能力をもっていた。NASAにとってジェミニはアポロへの通過点に過ぎなかったかもしれないが、米空軍にとっては宇宙の軍事利用の嚆矢として、まさにうってつけな宇宙船だったのである。しかし、ブルー・ジェミニもまたX-20同様に1963年に中止され、X-20とブルー・ジェミニの仕切りなおしとして始まったのが、MOLだったのである。MOLの計画は完全に秘匿されていたわけではなく、1963年12月10日にはロバート・マクナマラ国防長官によって開発の開始が発表され、計画の存在は公のものとなっている。ただ、このときは「米空軍による宇宙の軍事利用の有効性を試験する」というあいまいな名目のみが掲げられ、NROによる地表の偵察という目的は明らかにされなかった。ちなみにNROでは「KH-10 ドリアン」というコードネームで呼ばれていた。○恐るべき船底の穴MOLは、宇宙飛行士が打ち上げと帰還の際に搭乗する「ジェミニB」と、宇宙飛行士の滞在場所となり、また地上を監視するための大きな望遠鏡を装備する宇宙ステーション部分とで構成される。宇宙ステーション部分は円筒形をしたシンプルなもので、ミサイルや宇宙ロケットとして活躍していた「タイタンII」というロケットの第2段を流用して造られている。内部は宇宙飛行士が生活するための区画や、実験などの活動を行うための区画などに仕切られている。ジェミニBはジェミニを改造した宇宙船で、外見や大きさにはあまり大きな変化はない。ただその内部は大きく改修されており、NASAのジェミニとは異なっている。この宇宙ステーションとジェミニBとの間をどう行き来するかはひとつの課題となった。ジェミニには側面にしかハッチ(扉)がなく、いったん宇宙空間に出て、外側を伝ってMOLに乗り移らなければならなかった。かといって、アポロ宇宙船やロシアのサユース宇宙船のように、上面にハッチを造ろうにも、ジェミニの上部には機器が入っているため難しく、また上部にMOLを装着して打ち上げることはできないため、宇宙空間で反転させてドッキングするといった面倒な手間がかかる。そこで編み出された結論が、「宇宙船の下部にハッチを設ける」ということだった。ただ、宇宙船の下部には、大気圏再突入時に熱を受け止める耐熱シールドがある。そこにハッチを設けるということは、たとえばハッチが壊れ閉められないと帰還できなくなるし、また耐熱シールドに穴を設けるということは構造的に弱点ができるということを意味しており、これは非常に挑戦的なことだった。宇宙ステーション部分とジェミニBは結合された状態で打ち上げられ、帰還時には宇宙ステーションからジェミニBのみ切り離され、地球に帰還する。宇宙ステーションは基本的に使い捨てで、ISSのように何度も訪れることはできず、次のミッションではまた新しい宇宙ステーションとジェミニBが打ち上げられることになっていた。ただ将来構想として、ドッキング・ポートを設け、ジェミニBに乗った宇宙飛行士が何度も訪れることができる、長期的な宇宙ステーションにする案もあったようだ。【参考】・江藤巌. 宇宙の傑作機 No. 2.5 ジェミニ宇宙船. 風虎通信, 2008, 56p.・The DORIAN FILES REVEALED: A COMPENDIUM OF THE NRO’S MANNED ORBITING LABORATORY DOCUMENTS・NRO - Declassified Records: GAMBIT and HEXAGON Histories・On The Shoulders of Titans - Ch6-2・NASA - Spacesuits Open Doors to MOL History
2016年03月01日連続ドラマ史上初の刑事専門弁護士の巻き起こす痛快逆転劇を描く「99.9-刑事専門弁護士-」にこの度、「嵐」の松本潤が主演を務めることが明らかになった。併せて共演に香川照之、榮倉奈々らが参加することが分かった。深山大翔は、お金にならない刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士。ある日実績を買われ、日本4大法律事務所の1つ、斑目法律事務所の所長・斑目春彦からヘッドハンティングされる。パラリーガルの明石達也とともに移籍した深山であったが、バディを組むはずの室長・佐田篤弘は、大企業の顧問弁護士を務め巨額の利益をもたらしてきた民事のトッププレーヤー。斑目からの条件に渋々異動を了承したものの、金にならない刑事事件には全く興味が無い様子だ。さらにチームのもう一人の弁護士である立花彩乃も、斑目の命によりこれまでの業務とは全く畑違いの刑事事件ルームに嫌々入ることになってしまった弁護士だった。そんなチームのもとへ殺人事件の弁護依頼が舞い込む。依頼人は運送業の経営者で、ネットショップ社長が殺害された事件の殺人容疑として逮捕されたが、本人は酒に酔っていて事件当日の記憶がなく事件の関与を否定。しかし検察庁の調べによると、指紋のついた凶器などの状況証拠に加え動機も充分。まさに犯人である条件が揃っていた。検察は有罪確実な案件しか起訴しないから日本の刑事事件は起訴されると99.9%有罪になる。検事出身の佐田は、容疑者に罪を認めさせ反省を示した上で情状酌量を探る道を探すのが弁護士の仕事だと深山に促す。だが、深山は「肝心なのは調書より事実。99.9%有罪が確定していても、0.1%に事実があるかもしれない」と諦めない。そして深山の頭には、ある可能性が浮かんでくる――。主演には、日曜劇場初主演となる「嵐」の松本さん。探偵役や料理人役、御曹司役など様々な役どころを演じてきた松本さんは、今回自らが納得するまでとことん追及する超型破りな若手弁護士・深山大翔役で初の弁護士役に挑戦する。そして共演者には、深山とひょんなことからチームを組むことになる弁護士・佐田篤弘役の香川さんと、佐田同様に深山とチームを組むことになる立花彩乃役の榮倉さん。意外にも松本さんとは初共演となる香川さんは、敏腕弁護士だが真逆のスタンスの深山とぶつかり合いながら仕事を進めていく役どころ。そして榮倉さんは、上昇志向が強い努力型の秀才だが、努力していることを出さずにデキる女を装う役を好演する。また深山と佐田を引き合わせるキーマンで、事務所の所長のやり手弁護士・斑目春彦役に「相棒」シリーズの岸部一徳、深山と敵対する検事・丸川貴久役に「龍馬伝」「平清盛」の青木崇高、そして、俳優のほかにナレーター、映画監督など多方面で活躍する奥田瑛二が、豪腕で鳴らし有罪率100%を誇る名声に満ちた次期検事総長候補・大友修一役を演じる。そのほか、斑目法律事務所のパラリーガルとして片桐仁、マギー、渡辺真起子が、斑目法律事務所・企業法務担当弁護士役に藤本隆宏、その部下役に馬場徹が脇を固めている。最後の瞬間まで諦めず事実を追い求めていく主人公と、真逆のスタンスで生きてきた利益至上主義の個性派弁護士たちが繰り広げる本作。多彩なキャストたちが共演することでどんな化学反応が起こるのか放送が楽しみだ。<以下、キャストコメント>■松本潤(深山大翔役)今回、このお話を頂いたときは素直に嬉しかったです。初めて弁護士役を演じることになりますが、僕も弁護士役を演じられる年齢になったのだなと実感しました。また、『花より男子』で一緒に仕事をさせて頂いた瀬戸口プロデューサーからオファーを頂けたことも嬉しかったですね。今回の作品は新たなチャレンジになると思っています。台本を読んでみて、トリックの面白さや人間関係の描き方がとても面白かったです。監督が描かれたい世界観に、自分も入っていけたらいいなと思っています。また、数多くの良い作品が生まれてきた日曜劇場で、主演に抜擢して頂けたことは非常に光栄です。今は正直プレッシャーよりも楽しみの方が大きいですね。真実は100人いれば100人分それぞれ違いますが、事実はたった1つしかありません。0.1%の可能性の中で、 たった1つの事実を必死に見つける。そこまでして何故その事実を見つけるのか。それが今回のテーマだと思っています。0.1%に賭ける思いや、行動に込められた思いを視聴者の方々に伝えたいです。月曜日から明るい気持ちで自分の人生と向き合えってもらえると嬉しく思います。是非ご覧ください。■香川照之(佐田篤弘役)私が演じる佐田は、松本さんが演じる深山とは距離感があり、同じ方向を向いているとは言い難い役柄です。深山は型破りな弁護士であるため、僕は逆にフォーマルな弁護士を楷書で演じるつもりで今はいます。作品として、ドラマ性だけが高く突出することは痛快ですが、実際の弁護士像とかけ離れないよう注意し、そのことがどうキャストの間で化学反応を生んでいくのか、楽しみにしています。■榮倉奈々(立花彩乃役)私が演じる彩乃は、自分自身を出来る女だと思っているのですが、深山にペースを乱されていく役柄です。松本さん演じる深山にかき乱される場面で、ドラマのリズムが出たら良いなと思っています。松本さんとは共演させて頂くことが多いのですが、何も変わってないなと思われないように頑張ります。今回、新しい関係性での共演なので、新しい気持ちで演じたいと思っています。日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」は4月17日21時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年02月25日約10年ぶりとなるシリーズ最新作『さらば あぶない刑事』のヒット御礼舞台あいさつが2月10日に、東京・新宿バルト9で行われ、舘ひろしと柴田恭兵、村川透監督が出席。この日が“あぶ刑事”コンビにとって、最後の舞台あいさつとなり、「ここまで続けられたのは、本当に皆さんのおかげ。ありがとう!」(舘)、「幅広いファンの方々に育てていただいた」(柴田)と感謝しきりだった。その他の写真1986年のドラマ放送以来、根強い人気を誇る『あぶない刑事』の劇場版第7作にして、完結編。定年退職まであと5日と迫った横浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘)&ユージこと大下勇次(柴田)が、凶悪な中南米マフィアとの戦いに立ち向かう。過去6作品で総興収82億円を記録している『あぶ刑事』シリーズ。公開中の最新作は動員60万人を突破しており、早くも前作『まだまだ あぶない刑事』の動員・興収を上回る好調ぶり。最終的にシリーズ累計興収が100億円に届く可能性も見えており、村川監督は「スタッフを代表し、感謝申し上げます」と感無量の面持ちだった。シリーズ完結について、舘は「かなしいです」と胸中を告白。柴田は「これで本当に最後。大下勇次を演じられないのはもちろん、タカと会えなくなるのがさみしい。舘さんとは会えますけど(笑)」と30年間で培った絆にしみじみ。また、「これまで経験した、一番“あぶない”出来事は?」と聞かれると、「セリフが4行以上あったこと」(舘)、「舘さんが現場に女性を連れてきたことかな(笑)」(柴田)と丁々発止のやりとりで、ファンを沸かせた。「この作品で柴田恭兵という俳優と出会うことができ、刺激を受けた。何より作品を通じて、(ファンの)皆さんと出会えたのが幸せです」と舘。柴田も「心から、皆さんのパワーを感じます」と感謝を新たにしていた。『さらば あぶない刑事』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年02月10日アカデミー賞作品賞の有力候補と言われる『オデッセイ』の試写会が2月2日(火)に米国大使公邸で開催され、上映後には元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムによる質疑応答が行われた。第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)に輝き、オスカーでも7部門ノミネートの本作。事故で火星にたったひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、地球への帰還に向けた孤独な戦いを描く。この特別試写会は学生を招待しており、映画を観終わったばかりの学生たちの質問に山崎さんらが答えた。最初に米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、偉大な宇宙飛行士の挑戦を称え、父のケネディ大統領の時代に月面着陸が達成されたことに触れ「父が月に人類を送ろうとしたのは、それが簡単だからではなく困難だからです」と語り、映画で描かれる火星での有人のミッションについて「危険かつ偉大な冒険ですが、ここにいる何人かが、いつか実現することを信じています」と語った。招待された学生の多くは高校生とあって、宇宙飛行士たちの学生時代について尋ねると、山崎さんは「子どものころは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』を見て宇宙に感化されました(笑)」と明かし「中学でチャレンジャー号の事故を見て、いつか自分も宇宙飛行士にと思ったのですが、どうしたらなれるのかもわからず、高校時代はテニスに打ち込んでいました。その後、、エンジニアになり、1回目の(宇宙飛行士の)試験は書類審査で門前払いだったのですが、2回目で合格しました」と振り返った。ちなみに、山崎さんが落ちた試験で合格したのが、野口さん。「ごめん(笑)」と山崎さんを拝みつつ、野口さんは「僕は高校のときは、まさにみなさんと同じような感じでした。映画も学校も好きで『スター・ウォーズ』を見ましたね」と懐かしそうに語る。野口さんは、質疑応答を通じてたびたび「仲間」そして「チームワーク」の重要性を熱く語る。「宇宙飛行士の試験で何を見ているかというと、やる気とモチベーション。そして仲間とコミュニケーションを取って解決できるか?一緒に仕事をしてポジティブでいられるかということ。これは壁にぶち当たった時に大事なことと同じです。やる気の強さが壁を乗り越える力になるし、そのためには仲間とのコミュニケーション、ポジティブに楽しんでやれるかということ。宇宙はチームスポーツです!」と語った。映画ではひとり残されたワトソンが、ろくな音楽を聴くことができずに嘆くシーンがあるが、宇宙で恋しくなったものについては、野口さんは「ラーメン!」と即答。山崎さんは「シャワーとお風呂です。映画の中でも出てきますが、体を拭くことしかできず、シャンプーもできないので…(苦笑)」と明かした。映画に関しては山崎さんは「リアリティがあってハラハラしました」と称賛。火星での主人公のサバイバル生活が実際に宇宙ステーションで行われている実験に則していることに加え「チームワークで成り立っていることも描かれており、元気をもらいました」と語る。さらに「心理描写に関しての共感を覚えました」とも。主人公が生活を映像で日記のように記録する点について「私もそうなったら同じことするかなと思いました。ユーモアを取り入れてる点もそうです」と語った。映画の中で、嵐に巻き込まれて行方不明になった主人公を残したまま発つか否かの決断を迫られるシーンがあるが、野口さんは「難しい決断です。思い出したのは僕が初めて宇宙に行く直前にコロンビア号の事故が起きたこと。事故後、最初のフライトになったんですが、船長の女性飛行士が、自分たちが宇宙に行く上での目標について『行きと同じ人数で帰ってくることだけ』と語っていて、それはすごく心に残っています」と自身の経験と重ねて語った。改めて、学生たちとの触れ合いについて山崎さんは「自分が高校生だったころに比べてしっかりしてると思います。いろんな観点で考えていて、嬉しかったです」と積極的に質問を投げかけてきた高校生たちを称えていた。『オデッセイ』は2月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日