清野菜名と松坂桃李がW主演する映画『耳をすませば』が10月14日(金)に公開となる。この度、中学生時代の月島雫を演じた安原琉那の場面写真が公開された。1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛マンガ『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼んだ。本作は1995年にスタジオジブリがアニメ映画化しヒット。地上波でも度々放送され、青春映画の金字塔として多くの人々の胸に刻まれている。そんな人気原作を元に、新たな実写映画が誕生。マンガ・アニメ映画でお馴染みの物語はもちろん、完全オリジナルとなる10年後のストーリーが加わる二重構造の作品となるもようだ。キャストは大人になった月島雫を清野菜名が、天沢聖司を松坂桃李が演じ、監督は平川雄一朗が務める。この度公開されたのは、安原琉那が演じた中学生時代の月島雫の場面写真。ドラマ『中学聖日記』(2018年)をはじめ、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(2019~20)、ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2020年)などの出演を経て、本作が映画初出演となる安原は、この役をオーディションで掴み取った。それについて彼女は「どうしても雫になりたかったので、(オーディションで選ばれて)とても嬉しかった」とし、役柄については「雫は元気で明るくて芯の強い女の子なので、みんなが憧れるような女の子」と語っている。場面カットでは、地球屋に訪れた雫が店に置かれたバロンに出会い、熱心にバロンを見つめている姿をはじめ、図書館で本を読んでいる姿、そして、物語を書き上げるため、真剣な眼差しで勉強机に向かう雫の姿が。原作マンガやアニメーション映画の世界観を思い起こすような印象的なシーンが多いなか、安原は「元気で明るく芯の強い女の子」を等身大の姿でのびのびと演じた。勉強机を映したカットでは、雫が好きな本や図書館だよりなど、スタッフの細かなこだわりを見つけることもできる。中学生時代の雫を安原がどのように演じ切ったのか、そして清野菜名演じる10年後の雫へとどのようにバトンが渡されるのか。『耳をすませば』10月14日(金)公開
2022年08月24日看護師になって10年が経つ堤素野子が勤務しているのは〈二子玉川グレース病院〉の東療養病棟。後期高齢者が多く、終末期を活き活きと過ごせるよう尽くしている。南杏子さん著書の『ヴァイタル・サイン』は、素野子を軸に、看護師たちの過酷な日常業務の様子を描いた医療小説だ。看護師が背負う、日常業務の過酷さ。実は、誰もに通じる苦悩と希望の物語。著者の南さんは作家業のかたわら、終末期医療に携わる現役の医師でもある。これまでは女性医師の目線で、医療現場の問題や人間関係の難しさ、患者やその家族との軋轢、女性としての生きづらさなどを描いてきたが、本書は初の看護師視点になっている。「医師と看護師で立場は違えど、悩んでいることはオーバーラップする部分が多々あるんです。作中で起きる出来事は、自分の体験や見聞きしたことから作ったフィクションですが、感情という点ではウソのない物語にしたかったんですね」作中にも出てくる〈ヒエラルキーのミルフィーユ〉や〈感情労働〉という言葉は、素野子が日々晒されているストレスの元凶。「看護師たちは、患者さんにとっていちばん身近で頼れる存在である分、自分の心身をすり減らしてまでも細かな要求にも誠心誠意応えています。それでも、いつもニコニコと“白衣の天使”でいるのが当然のように扱われるというか、そうしたイメージを押しつけられすぎていると感じています」クレーマーのような患者家族、ちょっと自己中心的な後輩看護師、難題を押しつけてくる医師などに振り回され、疲弊していく素野子。あるとき、看護師の本音を綴ったらしいSNSを見つけて、そのどす黒い気持ちにも動揺する。「素野子もそうですが、仕事熱心で責任感が強い人ほど追い詰められてしまうところがありますよね。私はすべての働く人たちに、自分を追い詰めすぎないで、と言いたいです。つらそうな人を見て『なんとかしてあげたい』と思う気持ちを自分に対しても向けてほしいのです」素野子も次第に気づく。自分を慰撫し、ハッピーでいることの大切さを。そういう意味で、描かれているのはとても普遍的な物語だ。「私は問題提起しただけ。作品を読んだ人が『こう考えることもできる』と新しい視点を見つけて、苦しい思いをしている誰かを救うきっかけになれたら…と思うんです」『ヴァイタル・サイン』南さんは、出版社勤務を経て33歳の時に医学部に学士入学し、医療の道に入った異色の経歴を持つ。現場を知るゆえのリアリティは圧巻。小学館1760円みなみ・きょうこ1961年、徳島県生まれ。作家、医師。2016年『サイレント・ブレス』でデビュー。『ディア・ペイシェント』はNHKでドラマ化、『いのちの停車場』は映画化もされた。撮影:永井守※『anan』2021年10月20日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年10月17日江波杏子さんが10月27日、肺気腫の急性増悪のため亡くなった。76歳だった。各スポーツ紙によると江波さんは肺気腫を長年患っていたが、これまで日常生活に支障はなかったという。しかし先月26日に体調不良を訴え、緊急入院。翌日の午後、息を引き取った。66年の映画「女の賭場」で演じた女賭博師役が評判を呼び、以降“映画女優”として活躍した江波さん。近年では11年「カーネーション」や16年「べっぴんさん」といったNHK朝の連続テレビ小説にも出演し、お茶の間でもその存在感を発揮していた。あまりに突然すぎる死――。Twitterでは驚きとともに、悲しみの声が上がっている。《一本筋の通った女性が持つ美しさ、凛としたかっこよさ。若い頃もお歳を召してからも実にお美しかった》《語り、表情、所作、美しさ、儚さ、今でも忘れられません》《かっこよくて好きな女優さんでした。残念……》公開されているものでは、今年4月に公開された松坂桃李(30)の主演作「娼年」が最後の映画作品。同作で江波さんは松坂演じる男娼を”買う”老女を演じ、その艷やかな演技が大評判。ファン層をさらに広げていた。実は江波さんにとって、同作はターニングポイントだったようだ。「江波さんは年齢のこともあり、『娼年』のオファーを受けるまで引退を考えていたそうです。しかし同作で濡れ場に挑戦し、女優魂が再燃。仕事に対し、さらに積極的になっていました。亡くなった当時は来年のスケジュールも予定にあったと聞きます。ですからファンのみならず、周囲も動揺が隠せないようですね……」(映画関係者)その姿は、観た者の記憶の中で生き続けるだろう――。
2018年11月02日去る2018年10月27日、名女優・江波杏子さんが肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪のため、急逝したことが所属事務所より発表された。76歳だった。1942年10月15日生まれ、1960年公開の『おとうと』で映画デビューを果たし、その後初主演作『女の賭場』が大ヒットとなり、『女賭博師』シリーズとして17本がつくられ大映の看板スターになった江波さん。近年では、「女王の教室」「ごくせん」や連続テレビ小説「カーネーション」「べっぴんさん」などに出演。さらに、松坂桃李主演の映画『娼年』では、舞台版に引き続き上品な老女役で出演していた。この度の急逝に関して、所属事務所は「あまりに突然の出来事に言葉もありません」とコメント。さらに、「肺気腫は長年患っておりましたが、日常生活には差し障りなく女優業に励んでおりました。現に10月22日(月)まで、NHKのラジオドラマの収録をしておりましたし、11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と明かしている。この訃報にネットでは、「また一人、格好良い女優さんが旅立たれた」「江波杏子さんは、この間まで再放送していた朝ドラカーネーションに出ていたからショック。好きな女優さんの一人」「また一人大好きな女優さんが逝ってしまった」「嘘でしょ… ショック…」といった悼む声が後を絶たない。また、舞台版「娼年」で共演した女優・須藤理彩は、SNSにて共演をふり返りつつ「また成長してお会いしたかったです。ありがとうございます」と悲しみの声を寄せている。なお、江波さんが出演したドラマは今後も放送していく予定だという。素晴らしい演技で多くの人々を魅了してきた江波さん――心よりご冥福をお祈りいたします。・「カラスになったおれは地上の世界を見おろした。」11月10日(土)22時~NHKBSプレミアム・「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体」11月16日(金)19時57分~フジテレビ・「FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵」(ラジオドラマ)12月8日(土)22時~NHKFM・「小吉の女房」2019年1月11日(金)20時~(全8回)NHKBSプレミアム(cinemacafe.net)
2018年11月02日日本のファッションブランド「ラムシェ(Rumché)」が2018年秋冬よりデビュー。元ダズリン(dazzlin)のデザイナー兼ブランドディレクターの安原瑠美が手掛ける新ブランドとなる。2018年9月12日(水)からジェイアール名古屋タカシマヤにオープンする期間限定ショップを皮切りに、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿店、西武渋谷店にも期間限定で登場する。過去にデザイナー兼クリエイティブディレクターとして「ダズリン(dazzlin)」を手掛け、現在はサマンサタバサグループのアパレルブランド「レディアゼル(REDYAZEL)」でブランドディレクションを行っている安原が、ついに自身のブランド「ラムシェ」をスタート。「一生永く着られる、デイリーなデザイン服」をコンセプトに、クラシック・ミリタリー・ヴィンテージの要素を組み合わせたラグジュアリーなデザインを提案する。装いは、メイド・イン・ジャパンにこだわり、愛知県・尾州や山形県・米沢で作ったオリジナルのテキスタイルなどで仕上げている。曲線美をポイントにしたシルエットは、女性らしくエレガントな仕上がりだ。デビューコレクションとなる2018-19年秋冬コレクションでは、オリジナルのアクセサリーも展開。1960年代のドイツのガラスや、1960〜80年代の日本のパール、チェーンなどのヴィンテージパーツを組み合わせた、ユニークなデザインとなっている。「ラムシェ」のデビューコレクションを一同に集めた期間限定ストアは、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、西武渋谷店に順次オープン。華やかなアイテムを実際に手に取ってチェックできるので、ぜひ足を運んでみてはいかが。【詳細】新ブランド「ラムシェ」<価格帯>アウター40,000~100,000円+税ワンピース30,000~70,000円+税ブラウス25,000~45,000円+税ボトム25,000~50,000円+税ニット20,000~45,000円+税カットソー10,000~35,000円+税<期間限定ショップ>・ジェイアール名古屋タカシマヤ4階 グローバルセンスイベントスポットオープン期間:2018年9月12日(水)~9月18日(火)住所:名古屋市中村区名駅1丁目1番4号TEL:052-566-1101営業時間:10:00~20:00・阪急うめだ本店3階 婦人服(モード) イベントスペースオープン期間:2018年9月19日(水)~9月25日(火)所在地:大阪府大阪市北区角田町8番7号TEL:06-6361-1381(代表番号)営業時間:日~木曜日 10:00~20:00、金・土曜日 10:00~21:00・伊勢丹新宿店本館2階=TOKYOクローゼット/リ・スタイルTOKYOオープン期間:2018年10月17日(水)~10月23日(火)所在地:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111(大代表)営業時間:10:30~20:00・西武渋谷店A館3階=プロモーションスペースオープン期間:2018年10月30日(火)~11月5日(月)住所:東京都渋谷区宇田川町21-1TEL:03-3462-0111(代表)営業時間:月~土曜日 10:00~21:00、日・祝休日 10:00~20:00
2018年08月30日グラビアアイドルの一色杏子がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『Cream Girl』(発売中 4,104円税込 発売元:Cream)の発売記念イベントを行った。"あんこ"の愛称でファンから親しまれているグラビアアイドルの一色杏子。現在はグラドルの活動と並行しながら、ハードロックアイドルユニット"DISDOL"のメンバーとしても活躍している。そんな彼女の通算5枚目となる同DVDは、今年6月に東京と沖縄で撮影。視聴者が一色と沖縄旅行を疑似体験できるという内容で、これまで見せたことのないセクシーなシーンにも果敢に挑んだ意欲作となっている。「沖縄はすごく暑くて耐えられませんでした。撮影中はずっと『暑い!』しか言ってないです(笑)」と振り返った一色は、内容について「私と一緒に沖縄旅行するという内容で、初めてセリフというものを言わせていただきました」と解説。現在18歳ということで、これまでの作品ではキュートなシーンが多かったが、「今回は黒下着を着て彼氏とベットでいちゃついたりします。いつもは可愛い感じですが、とてもセクシーで前髪も流して大人っぽい仕上がりになっていますよ」とセクシーアピールするも、「ベッドのシーンでは彼氏に見立てたカメラといちゃつくんですが、あんまりそういうキャラではないので恥ずかしかったです」と赤面した。今年の夏は海やプールに行くなど夏を満喫しているという一色。「この前は由比ヶ浜に行きました。まだまだ夏は終わってないので、これからも海やプールに行きたいですね」という彼女にナンパの有無を問うと「しょっちゅうあります。『可愛いね! 女子だけなの?』みたいな感じで声を掛けてくるんですけど、私は『はいはい』と言いながらスルーしちゃいます。女の子に慣れていて一途な男性ならついていくかも(笑)。女の子なら誰でも良いという男性は嫌いです」と話していた。一色杏子(いっしき きょうこ)1998年3月24日生まれ。埼玉県出身。B型。身長152㎝。スリーサイズはB86・W59・H84。"あんこ"の愛称でファンから親しまれているグラビアアイドル。グラビアは高校3年生だった2015年10月に1stDVD『あんこちゃん』をリリースし、高校生離れしたEカップバストと豊満ボディーを披露して瞬く間にグラドルファンから注目を集めた。現在は同じ事務所の高橋ナツミや辻あいりらとともにハードロックアイドルユニット"DISDOL"のメンバーとしても活動中。特技・趣味はダンス。
2016年09月04日日本最先端の女子カルチャーがタイ・バンコクにお目見え2011年に始まった東京を中心に活動する若手女子クリエイターによるカルチャーイベント「シブカル祭。」を起点とする「SHIBUKARU MATSURI goes to BANGKOK」が、タイ・バンコクのThe Jam Factoryにて2015年6月19日から28日まで開催中。2011年に始まった東京を中心に活動する若手女子クリエイターによるカルチャーイベント「シブカル祭(まつり)。」が初めてバンコクで開催される。会場となるThe Jam FactoryThe Jam Factoryは古い倉庫をリノベーションした場所で、現在ではサブカルの聖地として若者が集う憩いの場所シブカル祭。がバンコクで魅せる表現愛☆まどんなライブペインティング(レセプションパーティーにて)「シブカル祭。」は、2011年に始まったパルコのカルチャーイベント。毎年10月、渋谷パルコ全館を舞台に約10日間にわたって開催される本イベントには、アート、ファッション、音楽、パフォーマンスなどあらゆるジャンルから、この4年間でのべ800名以上の女子クリエイターが参加している。今回バンコクで開催されるSHIBUKARU MATSURI goes to BANGKOKには「シブカル祭。」参加クリエイターの中でも特に人気と評価の高い東京の女子クリエイター10組と、バンコクの女子クリエイター7名が参加。アートだけではなく、音楽、ファッション、映像など、ジャンルにとらわれない日タイの才能溢れる多彩な若手女子クリエイターの表現をここで発表している。展示スペースのようす東京・渋谷発女子クリエイティブをバンコクで紹介することで、女子カルチャーの種を蒔くと共に、両都市クリエイターのコラボレーションから新しい文化が生まれることをサポート。更には日本から海外へ飛び出す女子クリエイターに対して刺激的なイベントとしたいという想いが込められている。女子カルチャーの見どころキュンチョメの作品本イベントの見どころは、日本から参加したキュンチョメ、安原杏子a.k.a青椒肉絲が約1ヶ月バンコクに滞在して創り上げた新作、そして日本とタイの最旬のカルチャーが凝縮された作品の数々。正に“カルチャー”を実感できる展示は、感性を刺激するものばかり。Ly ライブペインティング(レセプションパーティーにて)カルチャーを通じて繋がる世界来場者との記念撮影(レセプションパーティーにて)世界は一つであり、カルチャーを通じてより一体化する。女子の計り知れないエネルギーと内部に起こる混沌とした心情、女子だからこそ表現できる芸術。日本とタイの若手女子クリエイターを通じて、 アジアの女子が共同で共有し創造する、日本最先端の女子カルチャーにバンコクで触れてみてはいかがだろうか?参加クリエイターたち(レセプションパーティーにて)イベント詳細・イベント名:SHIBUKARU MATSURI goes to BANGKOK・開催期間2015年6月19日~ 28日11:00-20:00・会場: The Jam Factory (Charoennakorn Rd., Klingsan Bangkok Thailand 10600)・入場料: 無料・主催: RCKT/Rocket Company*、PRACTICAL Design Studio、国際交流基金バンコク日本文化センター・協力:PARCO 、The Jam Factory、a day magazine、happening magazine、Somboon Seafood、Hoegaarden©all photos by SHIBUKARU MATSURI goes to BANGKOK
2015年06月23日ワコールは、『ヌメロ・トウキョウ(Numero Tokyo)』編集長の田中杏子をディレクターに迎え、期間限定ショップ「WACOAL made in Japan mode in Japan」を伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで15日から21日の期間限定でオープンする。ダンスユニットのアヤバンビ(AyaBambi)をイメージモデルに起用し、下着をモードに高めるワコールの姿勢を体感してもらう考え。同ショップでは、日本ならではの物作りへのこだわりを感じてもらおうと、日本製の商品の中から田中杏子がセレクトした下着をブランドミックスで提案。また、注目のダンスユニットAyaBambiがワコールの縫製を行う北陸の工場で撮影したオリジナルムービーを披露。このムービーは、ミシンの音がBGMに使われるなど物作りの躍動感を感じられる仕掛け。会場内では、ワコール創業時のブラパットや工場で使用されているミシンが展示される他、下着文化を捉えて表現してきたワコールの斬新な広告コピーをグラフィカルに展示する。15日、18日、19日には、「ワコール ディア(WACOAL DIA)」のクリエイティブスタッフがランジェリー作りのテクニックを実演で披露。20日には田中杏子によるスタイリングトークショーも予定されている。
2015年04月11日アニメーション映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』より、佐倉杏子が浴衣姿でフィギュア化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年6月発売予定で、価格は9,074円(税別)。『佐倉杏子 浴衣Ver.』は、少し大人っぽい浴衣姿の杏子を1/8スケールで立体化。特徴的なポニーテルの髪の流れ、頬を薄っすら赤らめた表情なども細かく造形されている。手に持っているのはもちろんリンゴ飴で、発売済みの『暁美ほむら 浴衣Ver.』や『鹿目まどか 浴衣Ver.』、2015年4月発売予定の『巴マミ 浴衣Ver.』などと合わせてディスプレイしたいフィギュアに仕上がっている。全高は約200mm。商品価格は9,074円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年2月12日21:00。商品の発売および発送は、2015年6月を予定している。なお、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』浴衣シリーズのラストを飾る『美樹さやか 浴衣Ver.』も追って案内されるという。(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project
2015年01月15日温水洋一と江波杏子が劇団「はえぎわ」のノゾエ征爾の演出の下、カナダの劇作家モーリス・パニッチによる皮肉に満ちたふたり芝居に挑む『ご臨終』。初日まで10日ほどに迫った10月下旬、静かな熱気に包まれた稽古場に足を運んだ。何十年も音信不通だった叔母からの「もうじき死ぬ」との手紙を受け取り、中年の甥は仕事をやめてまで彼女の元に駆けつけ、共同生活を送ることにするが、彼女は寝たきりながら一向に死ぬ気配がない。やがて、ある驚愕の事実が判明し…。叔母の寝室というワンシチュエーションで物語は展開するが、生活感に満ちたふたりのやりとりをよそに、セットは「人物をより浮き立たせたい」というノゾエの狙いもあって抽象的な作りとなっている。本作が“異色の”と表現される最大の要因は、ふたり芝居でありながら、ほとんどのセリフを甥が話し、叔母はほとんど言葉を発しないという点。膨大なセリフを抱える温水はもちろんだが、「病気のため寝たきり」という設定の中で甥の言葉を受け止め、時にスルーし、わずかな動きや表情、視線、そして沈黙でもって感情や寝室の空気を伝えなくてはならない江波の苦労もかなりのものである。ノゾエは演出席でふたりの芝居を見つめるが、シーンが終わるごとにふたりの元に駆け付け、壇上で3人が細かくディスカッションし、試行錯誤を繰り返しながら作り上げていくという光景が繰り広げられた。仲が良いとは言えない叔母と甥が、死や老い、孤独といった人生で避けられない現実と向き合うさまを描くが、全体に漂うのはシニカルで辛口のユーモアに満ちた空気。温水は、親から愛されずに育ち、“生きづらい”人生を送る甥を体現しており、明るい口調で葬儀の段取りや棺桶のサイズを決めたかと思えば、急に泣き出したり、というひねくれた情けない中年を文字通り感情豊かに演じる。そんな彼の姿をも通じて、謎の叔母の姿が浮かび上がってくるが、ふたりの関係性や空気感を伝えるためにノゾエ、温水、江波が徹底的に話し合い、細部にわたって詰めていたのがセリフの間や動作のタイミング。食事に塩を振る動作、ふと顔を上げる瞬間、ちょっとした視線など小さな動きの積み重ねが、独特の空間を作り上げていることが分かる。やがて判明する衝撃の事実――。人生の終盤を迎えた者たちの哀愁と人間臭さに満ちた静かな空間をじっくりと味わえる舞台になりそうだ。新国立劇場にて11月5日(水)開幕。取材・原稿・撮影:黒豆直樹
2014年10月31日