乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナー、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。「ファッションの魅力とは何なのか?」「アイドルとファッションの共通項」などファッション談義を繰り広げる。伊藤さんが二人のアトリエを訪問するのには理由がある。3月2日から8日まで、乃木坂46とイセタンガールがコラボレーションし女の子のお稽古をテーマにしたイベント「おけいこガール」が開催される。その中で、伊藤さんも幼い頃から乃木坂46に入るまで習っていたバレエをテーマに、MIKIO SAKABEとJenny Faxとコラボレーションすることになったのだ。■コラボ相手に運命を感じました!(伊藤)伊藤:私自身、坂部さんとジェンファンさんとコラボレーション出来ること自体に驚いてます。私は乃木坂46というアイドルが職業だけど、アイドルがあまりやらないような新しいコラボが出来るのがすごく嬉しいです。そのコラボ相手が、坂部さんやジェンファンさんなのは運命的だなって思いました!坂部:パルコミュージアムで13年秋に開催した「絶命展」や、その後の「絶・絶命展」にも来てくれていたって聞いて、一気に親近感が湧きました。伊藤:ちょうどその頃位からかな?乃木坂46もファッション的に攻めていたんだと思います。坂部:でも乃木坂46は、bodysong.やNORIKONAKAZATOの中里周子やリトゥンアフターワーズの山縣良和が関わっている作品があったり、気になる存在ではありました。AKB48に対して乃木坂46は、おそらく正統派という位置付けなんだろうなと思ってて。でも、意外と衣装やミュージックビデオでもツイストしている部分があって、メンバーそれぞれに、いろんな方向性や可能性があるんだという印象が残っていました。そのひっかりがストンと落ちないからこそ、気になる存在だったのが乃木坂46です。伊藤:今回の伊勢丹とのコラボレーションで嬉しかったのは、衣装でデザイナーの方とご一緒するのではなく、販売するお洋服でデザイナーの方とコラボレーション出来たこと。乃木坂46にとっても、こういった形でのコラボレーションですごく良かったなと思っています。■乃木坂46に受かったのは奇跡だと思ってる(伊藤)坂部:そもそも、どうして乃木坂46に入ることになったの?伊藤:正直にいうとアイドルを目指していた訳じゃなかったんです。ただ今は、アイドルのお仕事もすごく楽しいんですけど。実は、乃木坂46はアイドル志望の子は少なかったと思います。坂部:えっ、それどういうこと?まったく意味がわからないんだけど。伊藤:なんでみんなが乃木坂46に出会ったかというとAKB48の公式ライバルを作るってことに惹かれたからなんだと思います。今でも、オーディションに受かったのは奇跡的だと思ってますけど(笑)私も一期生のオーディションで入る時、「新しいチームだし、なんだか楽しそうだな」っていう気持ちで乃木坂46に入りました。私自身、ずっと外れたものが好きだったし。坂部:王道に対する違う何かが乃木坂46っていうことだね。伊藤:乃木坂46のコンセプトは最初から決まっていた訳ではなかったと思います。だから、乃木坂46はいろんなことにチャレンジ出来るんだと思っています。「こういうメンバーが揃ったから清楚なイメージだね」とか。その積み重ねが、だんだん乃木坂46のスタイルになっていったんだと思ってます。■アイドルって、ちょっとファッションに似てる(坂部)坂部:アイドルって、ちょっとファッションに似ているんです。ファッションは洋服が見られるけど、人間そのものが見られるのがアイドル。人間としての魅力がその子にあるのはもちろんだけど、アイドル像もその時代ごとに変わっていきますよね。だから、「アイドルはこう」っていい切れるものはなくて、時代と共に崩れつつ進化していく。だからこそ、今の日本のアイドルカルチャーがあるのかなと。みんながイメージするアイドルが出てくるんじゃなくて、新しい人間が世に出来ていくような感覚がファッションとすごく似ているなと思います。ーー確かに正統派のアイドルっていうアイドルよりも、まだ見たことのなかったタイプのアイドルが次々に出てきていますね。坂部:ファッションショーでも、洋服がいいだけだと盛り上がりに欠けてしまうんです。そこに見たことのない人がモデルとして存在することで盛り上がる。やっぱり、人は人を見た時に一番熱狂するんですよね。だから、ファッションにおいても「次世代に生きる人の姿」をクリエーションで見せていかなくてはと思っています。だから、「人としての像を考える」という意味では、ファッションもアイドルも連動しているんです。伊藤:乃木坂46も関わるスタッフさんがクリエイティブなものが好きな人が集まっているから、曲もいわゆるアイドルっぽくない楽曲だったり、ミュージックビデオの撮り方にもすごく拘っているんですよね。結果として、それが乃木坂46の武器になっていると思っています。そういうクリエーターさんたちと乃木坂46の取組みの一つに「ファッション」というカテゴリーもあるというイメージでいます。■ファッションに出会ったのは、自分の武器を探していたから(伊藤)伊藤:坂部さんが山縣さんとディレクションされた「絶命展」、実は何度も見に行ってるんです。最初に見たのは高校3年生の時でした。その頃は乃木坂46に受かっていたし、自分の武器を探したくて、ファッションや趣味にすごく意欲的だった時期なんです。だから、展覧会も自分で調べて積極的に見ていました。そんな中で、そのタイトルとビジュアルが気になって「絶命展」を渋谷のパルコに友達と見に行きました。坂部:よく「絶命展」を見つけたね。伊藤:その頃の自分って、グループの中で自分がどうしたらいいか本当に悩んでいて。そんな中で出会った「絶命展」だったから、見つけられてラッキーだったと今でも思っています。「絶命展」では生身の人間を展示していたりとか、正直本当に意味がわからなくて。「これを説明して」っていわれても説明出来ないものしかなくて…。でも、そういうもの求めていた自分の思いと展示が合致して、勝手に舞い上がっていました。すごく理想的なものを見つけた!と思ったんです。ーーアイドルに求められるもの、期待されるものに対して、自分の何を見せていくかすごく悩む気持ちわかります。普通の女の子よりも、周囲からの期待が大きいというか、たくさんの目がある中で前に立たなくてはいけないから。伊藤:だから、その模索していた時期に「絶命展」を見られて良かったんです。その頃から、ファッションをはじめ、自分の好きなものを発信する場としてなくてはならない存在であるブログの内容が濃くなってきたんですよね。だから、「絶命展」に出会えてお礼をいいたいです。後編、乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「少女の記憶とファッション」に続く。
2016年02月25日島根県出身のシンガー・ソングライター、山根万理奈が5月11日(水)にアルバム『山根万理奈とマリナッチ楽団』をリリースする。アルバムは前々作『歌って happy!』、前作『愛と妄想、25歳』に続いて、制作費をクラウドファンディングで募っている。【チケット情報はこちら】山根は、2009年よりYouTubeにて顔を出さずにギター弾き語りの動画を投稿して話題を集め、2011年7月にメジャーデビュー。その後活動の場をインディーズに移し、胸に染み入る切ない歌声と、実直でひたむきで聴く人をハッピーにさせる心豊かな音楽性で、作品ごとにその歌世界を自在に変化させながら、唯一無二の魅力を放っている。音楽活動のほかにも、昨年放送されたTVドラマ『園山俊二と国境の二人』では女優デビューも果たした。同作は山根と同じ島根県松江市出身の漫画家、園山俊二を題材にしたドラマ。山根は園山の妻・宏子役を務めた。昨年末に中国地方でのみオンエアされた同作の全国放送が、NHK総合で2月17日(水)午後3時15分より決定している。山根はアルバムのリリースツアー「山根万理奈とマリナッチ楽団シーズン1」を4月3日(日)東京・下北沢lownより開始。「シーズン3」の10月1日(土)下北沢lown公演まで、チケットは発売中。文:浅野保志(ぴあ)
2016年02月15日コンバース トウキョウがファセッタズムの落合宏理を起用したメンズのニューライン「CONVERSE TOKYO ONE」を16SSよりスタートする。コンバースを代表する“一つ星”ワンスターをシンボルマークに、スタジアムジャンパー、ベースボールジャケット、トレーナー、デニムなどデビューコレクションは、ファセッタズムの得意とするストリートテイストを生かした、本人のワードローブを思わせるアイテムが中心。東京の“儚さ”や“ノイズ感”、“歪み”“孤独感”などがテーマとなっており、渋谷から撮影された東京の街のフォトプリントを全体に施したジャケットや、星をあしらったシャツ、ダメージ加工のデニムやレザーなど、凝ったミクスチャー感は落合ワールド全開。以前からコンバースを愛用し、コレクションではシューズのコラボの実績もあるだけに、全体のコレクションのなかで存在感を見せた。また、東京を代表するアーティストやクリエイターとコラボした雑貨のコレクション「コンバース トウキョウ コラボレーション」でもファセッタズムとのコラボは展開されており、それ以外にイラストレーターのチョコムー、シンガー/DJのユリヤ、ミルクボーイ、面ファスナーを使ったバッグでブレイクしたニュウニュウ、アクセサリーのナナナナを起用して、iPhoneケースやバッグ、ポーチなどを展開。今年9月にオープンした青山店などで販売される。
2015年12月10日フラスコやビーカー、試験管など、理科学系の実験グッズをインテリアに取り入れるのが今の流行。とはいっても、ナチュラルで温かみのある北欧インテリアとの相性はどうでしょう? ここでは、様々なテイストのガラス小物を上手に取り入れた参考例を紹介します!○科学系の実験グッズやアンティークのガラス小物でオシャレに!最近は雑貨屋さんでも手に入るフラスコやビーカー。花を飾ったり日用雑貨を入れたり、使い道はいろいろ。スタイリッシュな雰囲気になるので、ぜひ試したいもの。まずはRoomClipの人気ユーザー Igako7121さんの小物使いを見せてもらいましょう。ゴージャス&シックなドライフラワーをフラスコに入れて、今っぽさを出す。フラスコやビーカーは東急ハンズで購入したとか。「食器洗いブラシをビーカーに入れたら、期待以上にカッコよかったので気に入っています」(Igako7121さん)。洗剤もオシャレなパッケージのものを選んでいるとか。ビンテージっぽい計量付きボトルにコーヒー豆を詰め替え。「見た目がオシャレで、口が狭くなっているからドバッと豆が出なくて、使い勝手もいいです」とIgako7121さん。アンティークの薬ビンやボトルにドライフラワーを入れて、遊び心をプラス。ビンは蚤の市で購入したもの。古道具屋さんやフリーマーケットなどで空き瓶を探してみるのもいいですね。使用後のビンもオシャレに再利用してみて。○お伺いしたお宅は……Igako7121 さん部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」フォロワー数2,000を超え、数々の雑誌でも紹介されている人気ユーザー。東京都在住。蚤の市や雑貨ショップをチェックし、お気に入りの雑貨を集めています。ナチュラルな北欧のインテリアに興味を持つようになってから、洗剤や掃除用のスプレーなど日用品まで自然素材にこだわるようになったとか。執筆:ウチダモモコ雑誌やムック、サイトでインテリアや美容、料理など女性のライフスタイル全般について記事を執筆。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月05日アーティスト・藤田理麻の新作絵画展「Maya~幻想と魔法~」が、10月28日から11月3日まで伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーにて開催される。藤田理麻は、ニューヨークと東京を中心に個展活動を行うアメリカ在住のアーティスト。01年には貧しい国々の子どもたちのために、絵本を制作して贈る機関「Books for Children」を設立するなどの活動も行っている。今回、開催される絵画展「Maya~幻想と魔法~」にある“マヤ”は、サンスクリット語で“魔法”や“幻想”を意味する言葉。同展では、すべての人間の心にある“他者への思いやり”という魔法のような力を信じたいと語る藤田理麻が生み出す、“マヤ”をじっくりと体感することが出来る。なお、会期中は毎日14時より、藤田理麻本人が来場。10月31日の14時から14時半まではサイン会を、11月1日、3日の14時から15時まではスライドトーク&サイン会を開催する。【イベント情報】「Maya~幻想と魔法~」会場:伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1会期:10月28日~11月3日新宿店営業時間:10:30~20:00(最終日の絵画展は18:00終了)
2015年10月02日鬼才・石井隆監督による映画『GONIN サーガ』の完成披露試写会が17日(木)都内で行われ、主演の東出昌大、共演の桐谷健太、柄本佑、土屋アンナ、安藤政信、福島リラ、そして石井監督が舞台挨拶に立った。佐藤浩市、本木雅弘らオールスターキャスト出演のハードボイルド映画『GONIN』、19年ぶりの続編。指定暴力団五誠会系大越組襲撃から19年後を舞台に、襲撃事件で殺された大越組の若頭・久松の遺児・勇人(東出さん)、その幼馴染で大越組長の遺児・大輔(桐谷さん)、襲撃事件を追う富田と名乗るルポライター(柄本さん)、そして五誠会に囲われる元アイドルの麻美(土屋さん)らが、尊厳と復讐のために血の雨を降らせる。劇中で東出さんから“ジュニア”と呼ばれていた桐谷さんは「現場では“勇人”“ジュニア”と呼び合っていたので、撮影後の番宣では(東出さんから)“クンかサンのどちらで呼べばいいですか?”と言われた」と東出さんの礼儀正しい性格を明かしながら「相変わらず優しくてチャーミング。身長が高いだけじゃないぞー」といじりつつ褒め称えていた。また前作から19年後が映画の舞台になっていることにちなみ、19年前の自分自身の様子を聞かれた桐谷さんは「16、17歳くらいで、役者になってやるという意識が強かった。目立とうと思って、スカートをはいていましたね。シースルーのスケスケシャツを素肌の上に着て、学校にも行っていた」と斬新すぎる当時のファッション・センスを回想。さらに「なんで自分が雑誌の表紙にならないんだ?と思って、自分で雑誌の表紙を作ったり、ラジオも友達と作っていました」と若気の至りを明かしていた。また石井監督映画の大ファンという安藤さんは「オファーが来たときはフリーで事務所に入らずにブラブラしている時で」と話し始めると、石井監督が「南極にいたんでしょ?」と不可解なツッコミをしてニヤリ。石井監督が安藤さんをウィキペディアで調べた際に、“南極にいる”と書かれていたそうだが、安藤さんは「監督はそれを鵜呑みにしたらしいけれど、俺は普通に自宅にいた」と苦笑い。すかさず柄本さんが「安藤さんは南極に行ったことはあるんですか?」と聞くと、「ない、ない(どうして書かれたのか)俺の方が聞きたいよ」とウィキペディア情報を否定していた。映画『GONIN サーガ』は、9月26日より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日日清食品はこのほど、なだ万と共同開発した「なだ万監修 和だしの麺 しじみだし醤油」「なだ万監修 和だしの麺 蟹だし味噌」を発売した。○"減塩、だけどおいしい"大人のためのラーメン高齢化が進む日本では、50代以上の人口比率が約45%に達している。また、こうした「ニューシニア」と呼ばれる世代は、健康的な食生活に高い関心を持っているほか、加齢に伴って味の嗜好も"塩味"や"油味"から"旨み"へと変化しているという。今回発売となる「なだ万監修 和だしの麺」は、なだ万が監修し、味へのこだわりはもちろん、「塩分の摂りすぎ」にも配慮した"減塩、だけどおいしい"大人のためのラーメンになっているという。しじみ約70個分のオルニチンを配合し、しじみだしの滋味深いうまみが口いっぱいに広がる「しじみだし醤油」と、蟹だしの豊かな風味と旨みが味わえる「蟹だし味噌」は、どちらもなだ万こだわりの和風だしをベースにしており、塩分を控えながらも、うまみをしっかり利かせた奥深い味わいが特徴となる。また、新開発した3層構造のノンフライ麺は、食物繊維を練り込むことでカロリーを低減するとともに、使用する食塩の量を減らしながらも、中華麺ならではの弾力ある食感を保っている。スープまで飲み干しても30%の減塩と178kcalを実現した、まさに、ラーメンをあきらめない大人のための商品になっているとのこと。希望小売価格は、各180円(税別)。
2015年09月07日公開初日を迎えた映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の舞台あいさつが29日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、大森南朋、平野俊一監督が出席した。小森陽一の同名漫画を実写化して話題を集めた2014年放送のTBS系ドラマ『S-最後の警官-』。その映画版となる本作は、犯人を殺さずに捕えるNPS隊員の神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)などが、日本壊滅を狙う国際テロリスト・正木圭吾(オダギリジョー)に立ち向かうストーリーとなっている。主演の向井は「本当に長い長い戦いでした。テレビから数えれば、撮影は2年ぐらい掛かってますし、たくさんの人と時間を費やしてここまで来れました。皆さんと共有できて本当に幸せです」とあいさつ。公開初日を迎えて「素直に言うとホッとしています。あとは『S』と関わるのが最後になるので、寂しい気持ちというか複雑な気持ちですね」と話し、綾野も「素直に感謝の気持ちで一杯です。ここに立てることに感謝していますし、本当に走り抜いた作品ですね」とやり切った様子だった。そんな向井と綾野はプライベートでも大の仲良し。それについて向井は「共演シーンは多くありませんでしたが、少ないシーンの中で色んな関係性を出していければと思っていました」と話し始めると、新垣が「よく触り合ってましたよね。とにかく触り合っていましたよ」と横槍を入れる場面も。新垣に応じた綾野は「本番中に尻とか触ってきて対応できませんでしたよ」と観客を笑わせつつ、「ドラマから映画にかけての1年間、身体を作りながら精神的にも保っていた。走り抜いた向井に感謝申し上げたいし、色んな意味で向井理が立ち続けたのがこの作品の本質。向井理! お疲れ!」と労いの言葉。思わず照れ笑いを浮かべた向井は「みんなが同じ目標に走ったことがチームワークにつながりました」と謙遜しながらも「良いチームワークを(次回作以降の)現場で発揮できればと思います」とシリーズ化に意欲を見せていた。
2015年08月30日向井理は自ら出演作品を選ぶということをしない。マネージャーが持ってきた仕事をこなす。そして、そこに強いこだわりや哲学を持っているわけでもない。「それが事務所の方針なので。マネジメントをするのがマネージャーの仕事。そこで『なんで?』と思ったこともない。仕事ですから。僕は台本と向き合うだけ」。「仕事だから」という素っ気なくも感じられる言葉に、この男の強い責任感と誇りが込められている。「自分で強く望んで選んだ作品だったとしても、与えられたものだったとしても、仕事を一生懸命やることは変わらないです。もし、自分で選んだ作品だから一生懸命やりますというのは、逆に失礼な話で、こちらは選んでいただいたからにはやりますという気持ちです」。そんな変わらぬ思いを胸に、向井さんが文字通り、命懸けで挑んだのが『S-最後の警官 -奪還 RECOVERY_OF OUR FUTURE-』である。「海猿」でも知られる小森陽一の原作による人気漫画の実写化作品として昨年放送された連続ドラマ「S-最後の警官-」の劇場版となる本作。「SAT(警視庁特殊部隊)」、「SIT(警視庁特殊犯捜査係)」に続く“第3のS”として発足し、犯人を生かしたまま捉える“確保”を主眼にした部隊「NPS(警察庁特殊急襲捜査班)」が国際テロリストによる核燃料を積んだ巨大タンカー乗っ取り事件に立ち向かう。連ドラの放送開始時には映画化が決まっているという、これまでの連続ドラマの映画化とはやや異なる流れで製作された本作だが、実は「連ドラの放送が終了した時点(※昨年3月)でも、(原作のエピソードの中で)何を映画にするのか、まだ決まってなかった」という。「キャストもスタッフも当初から『プルトニウム編』(原作10巻~12巻)をやりたいという思いはあったんですけど、とはいえ内容的には非常にタイムリーなテーマであり、世相に関わってくるので、どうなるか…?とは聞かされていたんですが、実際に台本が上がってきたら、こういう話になっていて、非常にありがたいなと思いました」。連ドラ時から映画のような映像や激しいアクションが魅力であったが、今回の劇場版ではそれをさらに上回るスケールで物語が展開する。「台本を読んでも正直、壮大過ぎて想像がつかない部分も多かったです。タンカーの上を走るといっても、どれくらいの大きさのタンカーなのか分からないし…。台本はすごくシンプルで、2~3行の説明しかないんですよ(苦笑)。そこは台本を全く信用してなかったです(笑)」。「今回、アクションに関してはほとんど吹き替えを使ってないんです。アクション用の防具は普段つけているものと比べて軽く片方で3キロ程度なので、そんなに重くなかったですね。オダギリさんとのアクションシーンは朝の9時に撮影を始めて、終わったのは翌朝の4時くらい。正直、もっと掛かると思ってたので早く終わってラッキーでした」。……。淡々と発せられる言葉の数々から本作のアクションの凄まじさ、そしてそれを当然の“仕事”として受け止めてしまう向井さんの覚悟、プロ意識の高さがうかがえる。実際、本作のために特殊部隊の動きなどを学んだことで、単に役柄のためというだけ以上に多くのものを得たと感じている。「怖さというのをすごく感じたし、実際に人々のために命を張っている人がいるということも強く感じるようになりました。そこからニュースを見る目がガラリと変わったと思います。マンションに男が立てこもり、特殊部隊が突入するという事件が実際にありましたが、おそらくは陽動のためなんでしょうが、本当に僕らが映画の中でやらせてもらったように、隊員たちがロープで降りていくのを見て、『自分たちがドラマでやってることは本当のことだったんだ…』と実感しました。パリの出版社襲撃事件の時も、現地のテロ制圧の特殊部隊の装備を見て、つけている肘あて、ヒザあてなどの装備が僕らのと変わらないもので、そこに生々しさと恐怖を強く感じました」。画面を通してリアリティを見る者に伝える。そこに俳優という仕事の面白さを感じている。「いろんなことを伝えられると思うし、その分、責任もある、NPSは架空の存在ですがSATやSITは実在するし、そういう人たちが陰にいて、活動してくれているということを知ってもらえる。そこに僕らの仕事の意味はあるのかなと思ってます」。冒頭の作品を自分では「選ばない」ということとも繋がるが、常に目の前の作品に全力で没頭し、ディティールを積み重ねてきた。だからだろうか?世間ではNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で一気にブレイクし、その後、スター街道をひた走ってきたというイメージが強いが、当人はそんな意識は全くないという。「作品が『当たった』と思ったことはないんですよね。それはあくまでも周りが言うことで、僕としては常に変わらずモチベーションを保ってやってきたつもり。だから正直『この作品でこうなりましたね』と言われても、正直、ピンときたことがないんです。それまでに積み重ねたものがあって、その作品に呼ばれているわけで『ゲゲゲの女房』で言うなら、プロデューサーがそれ以前の僕の作品を見て、キャスティングしてくださった。いきなりあれでデビューしたのでもないし、あの役をいきなり任されてもできなかっただろうと思うくらい難しい役でしたし。あまりひとつの役や作品でターニングポイントを迎えたという感覚はないんです」。今年で33歳を迎えたが、年齢に関しても「俳優という仕事に実年齢はあまり関係ないと思っている」とも。「与えられた役の年齢がその俳優の年齢なんだと思います。それさえも、極端なことを言えば周りが決めることなのかなと思います。この年齢になったからこういう役を…とかこんなイメージで…とかそこも結局、自分ではなく周りが決める事であって、それでいいんじゃないかと思ってます。さすがに最近は学生役はぱったり来なくなりましたし、まあ当然ですが(笑)、それも周りが決めることで、お話をいただけるのであればやりますよ」。淡々と飄々と。それでも向井理は常に全力なのだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月28日プロフィギュアスケーターの安藤美姫と教育評論家の尾木直樹が8月19日(水)、都内で行われた「GapKids x ED キャンペーン」のPRトークイベントに出席した。現役選手時代は“ミキティ”の愛称で人気を博した安藤さんは「フィギュアスケートは18歳の頃になると、毎日のように“辞めたい”と思うようになった」と現役を退いた今だからこその衝撃告白。それでも続けて来られたのは「スケートに出会った9歳の頃からの夢は、コーチになる事。それは今も叶えていないので、その夢があったから」と説明しながら「フィギュアスケートを今まで一度も嫌いになった事はなかった。その思いが今に繋がっている」と複雑な思いと共に振り返った。一方、プライベートでも親交があるという“尾木ママ”から「(安藤さんの娘の)ひまわりちゃんは素敵で元気。一生懸命お母さんが面倒を見ているからね」と良き母親ぶりを披露されると、恐縮気味に照れ笑い。ここ2、3年で人生に対する心境の変化もあったようで「出会いや時間を大切にするようになった。スケートの練習も気持ちよく出来ているし、プライベートを持つことで両方が満たされた。悪い時もあればいい時もある。それがライフ」と晴れ晴れとした表情で熱弁していた。(text:cinemacafe.net)
2015年08月19日9日(日)、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタにおいて、ディズニー・フェアリーテイル・ウェディングの累計組数が、1万組に到達した。記念すべき1万組目の新郎新婦には、同ホテルのスイートルームの宿泊招待(1泊1室)など、豪華なプレゼントなども贈られた。8月9日(日)午後12時30分頃、「チャペル・ミラコスタ」にて1万組目の新郎新婦となったゲストは、東京都の本山正幸(もとやままさゆき)さんと、中村恵(なかむらめぐみ)さん。1万組目に選ばれた感想については、「このお話をうかがったときは『まさか私たちが』とびっくりしました。ホテルミラコスタでのウェディングという夢が叶うだけでも幸せなのに、1万組目という幸運に恵まれてとてもうれしく、光栄なことと思います」と語った。またホテルミラコスタを選ばれた理由については、「2人とも東京ディズニーリゾートが大好きで、昔からよく遊びにきていました。また、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタでのウェディングが新婦の夢だったので、こちらのホテルに決めました」と話した。1万組目の挙式に先立って同ホテル内では、同ホテル総支配人の石井章弘(いしいあきひろ)氏によって、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ スイートルームの宿泊招待(1泊1室)とミッキー&ミニー・ウェディングドールなどのプレゼントの贈呈も。ドナルドダックやチップ&デールなど明るくユーモアがあるキャラクターが好きな新郎の正幸さん、ディズニーが大好きな新婦の恵さんのおふたりは、石井総支配人をはじめ、大勢のキャストに祝福されると、喜びをかくしきれない様子で、記念のプレゼントを受け取ったという。「ディズニー・フェアリーテイル・ウェディング」とは、3つのディズニーホテル(ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテル)の各ホテルで選べる、ディズニーホテルの婚礼プログラムの総称のこと。各ホテルで多様なプログラムを用意していて、今回の1万組目の挙式は、2001年9月4日に東京ディズニーシー・ホテルミラコスタが開業して以来、13年340日目での到達となった。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会が8月11日(火)に開催され、主演の向井理をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が舞台挨拶に登壇した。『海猿』シリーズの原案を務める小森陽一による人気漫画(作画:藤堂裕)を原作に製作された人気連続ドラマの劇場版。巨大な輸送船が海上で乗っ取られるという事態に一號(向井さん)をはじめ、それぞれに国や家族、仲間の命を背負った者たちが解決に向けて奔走する。この日の会場にはレッドカーペットが敷かれ、舞台からせり出した花道を一人ずつ歩いて登場したが、最初に向井さんが姿を見せると、会場のボルテージは一気に上がる。続いて、綾野さんが登壇し、花道中央で向井さんとガッチリと男の抱擁を交わし、会場は大歓声に包まれた。途中、吹石さんが履いていたサンダルの留め金が、歩いている最中に外れてしまうハプニングがあったが、すぐに綾野さんが機転を利かせ、落ちた金具を拾い上げた。向井さんは、連ドラ放送の段階で発表されていた劇場版のお披露目に「やっとこの日を迎えました」と感慨深げ。ドラマ放送時にはケガで撮影が中断することもあったそうで「命を削りながら作っていた作品」と強い思いを口にした。向井さんと綾野さんは同い年。綾野さんは向井さんについて「共演者を超えて、友人関係でもある」と語る。プライベートで一緒に飲みに行くこともあるそうだが「映画の話はほとんどしないです」と笑う。本作を通じて長い時間を過ごし「素直に長い付き合いにあると思った」とも語り、本作の今後にも言及。NPS(警察庁特殊急襲捜査班)の一號(向井さん)とSAT(警視庁特殊部隊)の蘇我(綾野さん)について「10年後に隊長になってたらいいですね」とさらなる続編への意欲をのぞかせた。向井さんも同じ気持ちを持っているようで、会場に詰めかけた観客に「もう一度『S』を作れるように…みなさんの頑張りにかかってます!」と呼びかけ、会場は期待を込めた熱い拍手に包まれた。『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月11日俳優の向井理が8月11日に、都内で行われた主演作『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会に出席し、「命を削りながら作った作品を、皆さんにご覧いただけるのは感無量。成長した一號(いちご)を見てもらえるはず」と感激しきり。「あわよくば、皆さんのお力を借りて、また新しい『S』を作れれば」と続編にも意欲を燃やした。その他の画像向井演じる主人公・神御蔵一號(かみくら・いちご)をはじめ、犯人の“確保”を目的とした警察特殊急襲捜査班(通称:NPS)の隊員たちが、凶悪犯罪に立ち向かうテレビドラマの劇場版。要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという重大事件に立ち向かう彼らの奮闘を軸に、新たな“S”にあたる海上保安庁の特殊部隊との共闘、国際テロリスト・傷をもつ因縁の男“M”の暗躍を描く。完成披露試写会には向井をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が出席。一號のライバルで警視庁特殊部隊(通称:SAT)の天才スナイパー、蘇我伊織(そが・いおり)を演じる綾野は、「映画をきっかけに、理との関係性もより深まったし、役柄としても作品としても、素直に長い付き合いになりそう」と向井同様、さらなる本作の広がりに期待を寄せた。ドラマから引き続きメガホンをとる平野監督は、「向井くんの気合い、迫力、オーラに圧倒された。シビレましたね。話しかけられないほどの気迫で、周りを引っ張ってくれた」と謝意を述べ、「ここにいる皆さんが最高のパフォーマンスを見せてくれて、熱量の高い映画になっている」と胸を張った。『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』8月29日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年08月11日劇団四季が上演しているミュージカル『ライオンキング』が7月15日、日本公演通算10000回に達した。10000回の大台に達した公演は日本国内ではほかになく、日本演劇史に残る快挙だ。『ライオンキング』は現在、東京・四季劇場[春]と、大阪・大阪四季劇場の2会場で同時上演中だが、当日は両会場で特別カーテンコールが実施された。劇団四季『ライオンキング』チケット情報アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの子シンバの成長を通し“生命の連環”という深遠なテーマを描き出す『ライオンキング』は、1997年にブロードウェイで初演され、翌1998年には早くも日本上陸。四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕した。以降、東京公演は開幕から途切れることなく16年以上のロングランを続行、並行して大阪、福岡、名古屋、札幌でも上演されている。この日までの観客動員数は1015万人、出演した俳優の人数は950人。“ミュージカルの王者”の呼称も納得の記録を樹立している。この日の公演では、東京、大阪とも、事前に行った“『ライオンキング』ナンバー人気投票”の上位曲によるスペシャルカーテンコールが行われた。通常のカーテンコールが終了すると、ヤングシンバとヤングナラがステージ上に再登場。ふたりの掛け声で幕が再度上がると、そこには「ライオンキング10000回 2015.7.15」と記された将棋型の大看板と、ライオンキング仕様の高崎だるまが。そのオブジェの前で、『早く王様になりたい』『ハクナ・マタタ』等、作品を代表する人気ナンバーがメドレー形式で披露されていく。最後はキャスト全員が揃い『サークル・オブ・ライフ』を合唱。場内は大きな拍手と歓声に沸いた。東京公演ではラフィキ役の青山弥生が、大阪公演ではシンバ役の南晶人が代表して挨拶、「本日10000回という大きな節目を迎えられましたのも、ひとえにお客さまのご支援があればこそ」と感謝を伝えるとともに、「この10000回は通過点。今後もお客さまへ作品の感動をお届けできるよう、一回一回の舞台を精一杯務めてまいります」と決意を述べていた。チケットは現在、東京公演は12月31日(木)まで、大阪公演は11月29日(日)まで発売中。(c)Disney
2015年07月16日安藤裕子が6月16日(火)に東京・LIQUIDROOMでライブツアー「安藤裕子 LIVE 2015 『あなたが寝てる間に』」の追加公演を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】3月から4月にかけて4公演行われたツアー「安藤裕子 LIVE 2015 『あなたが寝てる間に』」。同ツアーでは今年の1月にリリースされた最新アルバム『あなたが寝てる間に』の楽曲を中心に披露。今回の追加公演では、同アルバムの楽曲に加え、7月29日(水)リリースのシングルが披露される予定。同曲はスキマスイッチが書き下ろし曲を提供することで話題となっている。チケット一般発売は5月31日(日)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、オフィシャル先行を実施。受付は5月15日(金)午後6時から24日(日)午後11時59分まで。■安藤裕子 LIVE 2015 「あなたが寝てる間に」追加公演6月16日(火)LIQUIDROOM(東京都)開場 18:45 / 開演 19:30料金: スタンディング 5800円 ※ドリンク代別途必要
2015年05月14日映画『娚(おとこ)の一生』の先行上映イベントが9日、都内で行われ、キャストの榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキと廣木隆一監督が出席した。西炯子の同名漫画(小学館刊)を実写化した本作は、恋をしないと決めた女性と大学教授の恋愛を描く大人のラブストーリー。東京で辛い恋愛をしていた堂園つぐみ(榮倉)は、祖母が暮らす田舎で自分の人生を見つめ直すことを決意する。独身の大学教授・海江田醇(豊川)と奇妙な同居生活を送ることになったつぐみは、海江田からの熱烈な求愛に素直になれず――というストーリーで、映画は14日から全国公開。劇場の大階段で行われた写真撮影で、相手役の豊川と腕を組んで現れた榮倉は、「贅沢だけど照れくさいですね。あの演出は恥ずかしい」とはにかむと、豊川に、「そういう風にしなさいと言われたので(笑)。1人でも大丈夫だったんじゃない?」と言われ、「そんな事ないです!」と慌ててフォロー。同演出は、豊川と向井の2人によるエスコートで現れるはずだったが、頭をかきながら気まずそうに登場した元彼役の向井は、「直前に、『豊川さんだけで大丈夫』って断られて、何も言えなかった」と悲しそうに打ち明けると、榮倉は、「両手はちょっとどうかな? と思って」と苦笑いしていた。劇中で、様々な男性に想いを寄せられる榮倉は、「豊川さんと向井さんの2人は贅沢だけど、実際は煩わしい。もめ事は嫌だな」とぶっちゃけつつ、"大人の恋愛"について、「心のどこかで恋心に気づいても、ブレーキをかけて一歩踏み出せないもどかしい気持ちは理解できる。新しい一歩は昔よりは勇気がいる」と持論を展開。一方、“大人の男”を演じた豊川は、「魅力的なキャラなので、僕でいいのかと思ったけど一生懸命やりました。海江田さんみたいな男になりたい」と話すと、向井は、「豊川さんを拝見していて、経験や包容力は、何を考えて生きてきたかで出てくると思った。革製品のようで格好良い」と憧れの眼差しを向けていた。また、トークショーでは、海江田のセリフである「恋なので、仕方ありませんでした」にちなんだエピソードを披露する場面も。「中学の頃、好きな女の子の家に行ったら、お父さんに『まだ早い!』って説教された。好きなんだもん、仕方ない」(豊川)、「10代の頃、付き合っていた人にフラれたけど、やり直したんですが、今度は1週間でフラれた」(向井)とほろ苦い思い出を語る男性陣に対し、女性陣は、「子どもの頃、夕方6時から朝6時まで寝てたのでノッポになりました。"眠いので仕方ありません"」(榮倉)、「父の実家の池に鯉がいて、一緒に泳いだら臭くなった。"鯉なので仕方なかった"」(安藤)と笑いにシフトチェンジしていた。
2015年02月10日映画『娚の一生』の先行試写会が2月9日(月)に開催。舞台挨拶に登壇した榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が“大人の男”、“大人の恋”などについて熱く(?)語った。西炯子の人気漫画を原作に、不毛な恋に疲れ、祖母が暮らす家へとやってきたつぐみ(榮倉さん)と52歳の独身大学教授・海江田(豊川さん)という歳の離れた2人の恋模様が描き出される本作。これまでに豊川さんの榮倉さんへの“足キス”シーンなどがニュースとなって大きな話題を集めてきた。豊川さんは“大人の男”と称される海江田役について「すごく魅力的なキャラクターで、最初は『僕でいいのかな?』と思いました。素晴らしい役をいただいたので一生懸命やりました」と語る。海江田が、つぐみとの恋愛について語る際の「恋なので仕方ありませんでした」というセリフも話題を呼んでいるが、豊川さんは「ひと言では言えないけど、海江田さんのセリフは本当に素晴らしい言葉の数々なので、シナリオを読んで生の声で立体化できるか?不安でした。すごいセリフなんですが、本質を捉えているセリフなので、僕自身が理解できていれば大丈夫と思ってやりました」と述懐する。榮倉さんは、実際にこの言葉を言われて「『言われたい』と思ったけど、『言いたい』とも思いました。『恋なので仕方ありませんでした』と言える恋をしたいと思った」と語る。向井さんは、豊川さんとのシーンをふり返り「共演シーンは少ないけど、経験や包容力というのは、自分がいま得ようと思っても手に入らないもの。ただ年齢を重ねるだけでなく、何を考えて生きてきたのか?革製品を使っているように自分の色が出てくるものなんだと思います」と豊川さんが醸し出す“大人の色気”に言及する。豊川さんは、共演陣からの褒め言葉のオンパレードに「僕じゃなくて海江田さんですからね(笑)。僕もそうなりたいと思いました」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。登壇陣にはこの「恋なので仕方ない」というセリフのように思ったり、行動した経験は?という質問が投げかけられたが、豊川さんは「中学の時、好きな女の子に告白しようと思ってピンポンを押したらお父さんが出てきて…。『中学生の分際で早い!』と説教されました。『(恋なので)仕方ないよね~』と思いました(笑)」と告白。向井さんは「10代の頃、付き合っていた人がいて、一度、フラれたんですが、すごく好きだったので『やり直したい』と言って、もう一度付き合い直したんですが、1週間でまたフラれました(苦笑)。モヤモヤしてたんですが、それでスッキリしました」と明かし、一見、モテモテのような人気俳優2人の意外な失恋エピソードに会場は沸いていた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月10日映画『娚の一生』の公開を前に先行試写会が開催され、主演の榮倉奈々、豊川悦司をはじめ、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。西炯子の同名漫画を映画化した本作。東京でキャリアを積むも不毛な恋に疲れ、祖母の住む田舎に戻ったつぐみが、祖母の死をきっかけに生前の祖母を知る52歳の大学教授・海江田と知り合い、奇妙な同居生活を送ることに…。この日は、舞台挨拶を前に劇場のロビーの大階段で報道陣用に記念撮影が行われた。榮倉さんは、豊川さんにエスコートされ、白いロングドレス姿で登場した。榮倉さんは「照れくさいです!贅沢ですね。ありがたいですけど、あのシチュエーションは恥ずかしいですね…(笑)」と照れくさそう。当初の予定では、豊川さん、そして映画でつぐみのいわく付きの“元カレ”を演じた向井さんという恋敵の男性2人が榮倉さんを一緒にエスコートする予定だったが、向井さん曰く「直前に『豊川さんだけで大丈夫』と榮倉さんに断られた(苦笑)」とのこと。榮倉さんは「両手にってのも変だし、恥ずかしい!」とハニかんでいた。また、この日だけでなく映画の中でも期せずして豊川さん演じる海江田、向井さん演じる元カレの中川という2人の男性に迫られることになるが、榮倉さんは「今回は(演じているのが)豊川さんと向井さんで贅沢ですが、実際にそうなったら煩わしいですよね(笑)?揉めごとはイヤだ!」とバッサリ。サバサバした物言いに会場からは笑いがわき起こった。一方の豊川さんと向井さんの反応は?つぐみを巡り、実際に劇中で“対決”するシーンもあるが、豊川さんは撮影をふり返り「向井くん、強そうなんで…」と腰が引け気味で、向井さんは「あのシーンに全てを懸けてました。あれくらいしか出てないんで(苦笑)。結構、ケガもしました。流血もしましたよ…かすり傷ですけど(笑)」と強い思いを吐露!豊川さんは「僕の方は万全の防護体制だったので(笑)」とサラリと笑顔でかわし、年の功(?)をうかがわせた。『娚の一生』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:娚の一生 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
2015年02月09日安藤証券はこのたび、国内上場株式などを他の金融機関から移管すると、移管元の金融機関に支払った移管にかかる手数料をキャッシュバックする「株券等 ウェルカム ウィンターキャンペーン」を実施すると発表した。○「株券等 ウェルカム ウィンターキャンペーン」の概要対象:安藤証券で取引の顧客実施期間:2月~3月末まで内容:期間中、国内上場株式、国債・国内事業債、国内投資信託を他の金融機関から移管すると、移管元の金融機関に支払った移管にかかる手数料を同社がキャッシュバックする用意するもの:移管にかかった費用を確認できる、移管元金融機関発行の書類(移管依頼書・領収書・計算書など)上記書類が用意できない場合、移管元金融機関の手数料表(移管に係る諸経費が表示されたもの)、移管手数料相当額が表示された顧客勘定元帳・銀行振込依頼書・月次報告書など、移管にかかった費用を証明できる書類を可能な限り提示する。提示する書類の内容で移管手数料相当額を把握することができない場合、キャンペーンの対象外となる場合がある。
2015年01月29日向井理が1月28日(水)、自身がイメージキャラクターを務める「全労済」の新商品「住まいる共済」の新CM発表会に出席した。3年前から「全労済」のイメージキャラクターを務めてきた向井さん。今回、従来の主力商品であった「自然災害保障付火災共済」の制度改定が行われ、「全労済の住まいる共済」としてリニューアルされることに伴い、新CMが制作され、向井さんが出演している。災害や火災に対し、向井さんもここ数年で高い意識を持つようになったようで「大きな震災があったとき、仕事で地方に行ってて、帰ったときに家がどうなってるんだろう?と思ってました。そのときは大丈夫だったんですが、自然災害も多いし、家のことはちゃんとしないとと思います」と語る。先日、女優の国仲涼子と入籍したばかりの新婚ほやほやの向井さん。住まいや暮らしなどはタイムリーなテーマであり、新婚生活についての話が出るかと報道陣の期待も高まったが、司会者との間での質疑応答でも、そうした言及はなかなか出てこない。それでも「向井さんが住まいに関して大切にしていることは?」という問いに「体重をコントロールしなくてはならなくて自炊することがあるので、なるべく使い勝手のいいキッチンがあるといいですね。あとは、公園など周りの環境も大事。走ったりもするので」と私生活の一端をのぞかせる。さらに「向井さんにとっての“住まい”とは?」という問いには「仕事柄、空けることが多いし、帰ってくるのが明け方や夜中のこともあるんですが、なるべくリラックスできる空間にしたい。大変なことも多いけど、それでも頑張れるのは家に帰る楽しみがあり、ゆっくりできるから。オフの部分は静かに生活したい」と仕事を離れての家での時間の重要性を口にした。まもなく2月7日には33歳の誕生日を迎える。「あまり意識してなかった…」と笑うが、改めて今後について「仕事を精一杯やることが目の前の目標。いろんな人に助けていただいているので恩返しして行ければと思います。日々、全力を注いでいきたいです」と抱負を明かした。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日元フィギュアスケート選手・安藤美姫さんが1月6日、自身のInstagramを更新し、1日に愛娘(まなむすめ)のひまわりちゃんと交際中のフィギュアスケーター、ハビエル・フェルナンデス選手との3ショットを公開した理由を説明した。安藤さんは、ハビエル選手との交際の公表などを踏まえ、「私達がいろいろ少しずつ公表している理由として、1つはあまり隠し事をしたくないから」と告白。さらに「もう1つはファンの方への応援に感謝を込めてご挨拶やできるだけいろんな事をシェアしたいと思ったからです」と説明した。安藤さんは1日、「2015年もまた沢山の方と出会えますよう…そして皆様にとっても健康で素敵な1年になりますように」などのコメントと共にInstagramを更新。長女・ひまわりちゃんとハビエル選手に寄り添う3ショットを披露していた(コメントはすべて原文)。安藤さんは2013年にひまわりちゃんを出産。安全面の配慮などから、ひまわりちゃんの顔やその父親をこれまで公に知らしめていなかった。そのため、1日に初めてひまわりちゃんの顔を明らかにしたことにより、「すてきな写真をありがとうございます」「本当の父親の顔も投稿してほしい」などのコメントがインターネット上にあがり、賛否両論となっていた。
2015年01月06日フィギュアスケートの世界選手権大会で優勝するなどの成績を収めた安藤美姫さんが11月26日、自身のInstagramにてスペイン出身のフィギュアスケーター、ハビエル・フェルナンデス選手と交際していることを明かした。安藤さんは、自身のInstagramでフェルナンデス選手と仲むつまじく寄り添っている2ショット写真をファンに披露。英語と日本語で、今の気持ちをメッセージとしてつづっている。安藤さんは冒頭、「今日は私達にとってとても大切な日です。 私達の気持ちを皆様にお伝えしたいと思いましたので聞いて下さい」と、どうしてもファンに向けて報告したいことがあったことを告白。その上で、「私達はお互い【愛】と【家族】を築きあげていきたいと思いました。まだお付き合いさせて頂いたばかりですがあたたかく見守っていただけると幸いです」とつづった。本文の最後には「美姫とハビエルより」と名前を入れ、2人からのメッセージであることを強調している(コメントはすべて原文)。フェルナンデス選手は今年のソチ五輪で4位に入り、世界選手権大会で2年連続3位につけるなどの成績を持つ、男子フィギュアスケート界を代表する実力者だ。フィギュアスケートによって結ばれた2人に、ファンからは「とてもお似合いのカップルですね。お幸せに」「末長くお幸せになってくださいね! 2人が大好きです」「祝福します」などのお祝いコメントが多数寄せられている(すべて原文)。なお、安藤さんは2013年4月に女児を出産しているが、女児の父親が誰なのかは公表していない。
2014年11月26日デビュー作『カケラ』が国内外から高い評価を受けた新進監督の安藤桃子と、出演作ごとに圧倒的な存在感を放つ女優の安藤サクラ。実の姉妹であるふたりは“いつか一緒に映画を”との想いを互いに抱いていたという。その姉妹の想いがこのたび結実した。その他の写真安藤桃子監督の長編第二作にして主演に安藤サクラを迎えた『0.5ミリ』は、監督自身が書き下ろした同名小説の映画化。自身の介護経験に着想を得た物語は、当初から妹を想定して書き上げたという。「私がひとつなにか物語を創作しようとなるとき、いつも主人公はサクラなんです。実はデビュー作の『カケラ』もそう。ですから、小説の段階から“映画化したときの主人公はサクラで”と思っていました」(桃子)「そのことを姉から聞いて、小説はすぐに読みました。以前から姉は“次は一緒に映画を撮る”と決めていたので、それがついに実現できるのがうれしかったです。それにこの主人公は俳優としてもすごく憧れる主人公像。全力で“サワ”という人物を表現して、この作品で姉妹最強タッグを組みたいと強く思いました」(サクラ)安藤サクラ演じるのは、情の厚い介護ヘルパーの山岸サワ。“冥土の土産におじいちゃんと一緒に寝てもらえないか”との依頼を断りきれなかったばっかりに仕事もお金も家も失ってしまった彼女は生活のため、今度は困っている老人宅に居候する“おしかけヘルパー”となる。作品は、そんな彼女と老人たちの織り成す笑いあり涙ありの人情ドラマから、高齢化や格差といった現代日本の問題が透けて見えてくる。「姉はいろいろなところにアンテナを張っている。改めてすごい人だなと思いました」(サクラ)ただ、そういった社会風刺の効いたドラマである一方で、実に魅力的なヒロイン映画でもあるといいたい。196分の長さなど気にしないでほしい。なぜなら、おそらく山岸サワ=安藤サクラから目が離せなくなるから。今まで見たことがないチャーミングな安藤サクラがここに存在する。「私は生まれたときからサクラをずっと見てきた。彼女にはまだ隠された魅力がたくさんある。今回、その一端は引き出せたかなと思っています」(桃子)父・奥田瑛二、母・安藤和津という両親と同じようでいて重ならない、独自の道を歩み始めた安藤桃子とサクラの姉妹。今後のさらなる飛躍が期待されるふたりの互いの感性が存分に発揮された1作に注目したい。『0.5ミリ』公開中※取材・文・写真:水上賢治
2014年11月12日発売から1ヶ月で販売数1万本越「感動化粧品マナラ」のリキッドBBバーが、販売数1万本を突破した。製造・販売を行っている株式会社ランクアップが10月29日に発表したもので、好調な売れ行きのリキッドBBバーは発売からわずか1ヶ月で販売数1万本越えを達成した。何度も試作を重ね、開発マナラのリキッドBBバーは、美しい仕上がりと強いカバー力で根強い人気を持つ、リキッドファンデーションの機能を持たせたことが最大の特徴。たった1つで日焼け止め、化粧下地、美容液、ファンデーションなどの役割をするBBクリームは毎日忙しくしている女性の救世主的存在になったが、使用感が良くない、カバー力がイマイチ、といった不満の声も少なからずあがっていた。そこでマナラは何度も試作を繰り返し、今までにない、進化したBBクリーム作り出すことに。BBクリームの手軽さと、リキッドファンデーションの素晴らしい使用感を併せ持つ、マナラのリキッドBBバーの開発に成功した。簡単に美しく、を実現使い方も顔にのせた後に手やスポンジで馴染ませるだけでOK、という簡単なもの。これだけで美しく仕上がり、カバー力にも優れているというのだから、多くの女性に人気となるのは当然のことだろう。明るめと標準の2色があり、7g、3,400円。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社ランクアッププレスリリース
2014年11月10日女優の安藤サクラが11月8日(土)、姉・安藤桃子監督と初タッグを組んだ主演映画『0.5ミリ』の初日舞台挨拶に、安藤監督と共演の津川雅彦とともに登壇。エグゼクティブプロデューサーに父・奥田瑛二、フードスタイリストに母・安藤和津、共演に義父母の柄本明&角替和枝と、家族一丸となって取り組んだ渾身作の公開に感激し、こらえきれず涙を流した。「超カッコ悪い。やだー(笑)!」と照れ笑いを浮かべたサクラさんは、「まさかこんなにたくさんの人が来てくださるなんて思いもせず、緊張の糸がブツンと切れた。泣いているブサイクな写真じゃなくて、可愛いの使ってください!」と報道陣に懇願した。本作は、安藤監督が自身の介護経験から着想を得て書き下ろした小説の映画化。ワケありの老人を見つけては介護を買って出る“おしかけヘルパー”サワ(サクラさん)の旅路を描いたロードムービーだ。先日、結婚と妊娠が明らかになったばかりの安藤監督は、「今マラソンを走り切ったような清々しい気持ち。この映画の生命力が光となって東京を飛び出していってくれたら嬉しい」と感慨深げ。司会を務めた奥田さんは、「結婚、妊娠とおめでたい。お父さまにもよろしくお伝えください」と冗談交じりにツッコミ、会場の笑いを誘っていた。津川さんは、初共演のサクラさんを大絶賛。「これまでになかった良い味が出てる。すごい女優だなってつくづく思った。この子の感性、生き様が素敵!」と褒めちぎり、「一人は結婚、妊娠。もう一人は緊張のあまり泣く。青春ですよ」と微笑ましげに姉妹を見守った。本作で新たな魅力を開花させたサクラさんは、「サワちゃんという役は、おじいちゃま方のところにズカズカと入っていかないといけない。緊張したけれど津川さんのことも“ジジイ”と思って接した(笑)。イチ女優としても、イチ生物としても贅沢で貴重な時間を過ごしました」と手応えを語った。『0.5ミリ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年11月09日俳優の向井理と女優の片桐はいりが30日、都内で行われた映画『小野寺の弟・小野寺の姉』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。『小野寺の弟・小野寺の姉』は、両親を亡くしてから、一軒家で暮らす不器用な姉弟の恋を描く、温かい人間ドラマ。向井、片桐の他、山本美月、及川光博、ムロツヨシ、寿美菜子、麻生久美子、大森南朋ら豪華キャストが出演。実写映画『怪物くん』(2011年)や、アニメ「TIGER&BUNNY」などの脚本を手掛けた西田征史監督がメガホンをとった。ぴあの出口調査で満足度ナンバー1になったことについて向井は「すごくうれしいです。満足度ってバロメーターなので」と大喜び。姉弟役ということで、似ている部分を尋ねられると、片桐は「体温が同じでした。体温というか、作品に対するモチベーションの温度が、同じでした。それは奇跡的なこと」と言うと、向井もうなずき「気負いがなかった。だらけているわけじゃないけど、西田さんがメガホンをとっていたからだと思います。一軒家で撮影していて、昭和のノスタルジーみたいな感じ。今回は脱力系のお芝居が必要とされていたので、そこの調節が似ていたかなと思います」と、撮影を振り返った。続いて、向井と片桐の仲良しぶりがわかるエピソードを、西田監督が披露。「一軒家に控室があり、呼びに行ったら、ふたりが横で寝てるんです。男と女じゃないですか!主演女優と、主演男優でしょ!?2人が無防備に寝てるのを見て、姉弟みたいだなと思いました」と感心。2人は覚えてないようだったが、片桐は「でも、これだけいっしょにいて、何の噂もなかった(苦笑)。悔しいな」と恨み節を口にし、会場は爆笑の渦に。3人とも続編についても前向きで、向井が「何でもできると思うんです。西田さん次第で」と言うと、片桐も「寅さん映画みたいに46作!」と西田監督にラブコールし、会場からも拍手が上がる。また、クロストークの後、向井たちから、感謝の気持ちを込めて、スペシャル映画グッズが当たる抽選も行われ、大盛況のまま、幕を閉じた。
2014年10月31日安藤サクラ×新井浩文共演の『百円の恋』が10月25日(土)、開催中の第27回東京国際映画祭にて上映され、安藤さんと新井さん、武正晴監督、脚本の足立紳が上映後のQ&Aに来場した。山口県の周南映画祭に創設された第一回「松田優作賞」グランプリを獲得した脚本を安藤さんと新井さんを迎えて映画化。自堕落な生活を送っていたが妹とのケンカをきっかけに家を出て働き始めたヒロインの一子は、中年ボクサーとの出会いからジムに入門し、サンドバッグを叩くようになるが…。安藤さんは700を超える応募の中からオーディションで一子役を勝ちとったが「戦いたいと思ったから」と本作への出演を熱望した理由を語る。一方の新井さんは「素敵な脚本と、安藤サクラが主演と聞いたから。個人的にいま、日本映画の女優でNo.1だと思っている」と語り、会場は拍手に包まれた。一子は自堕落な女性からボクサーへの変貌を遂げていくが、安藤さんはそれに合わせて体格を大きく変えた。最初に一度太って、その後、体重を落としていったが「金がある映画なら、痩せるための期間があるけど、そんなのなかったから(笑)、撮影が始まって10日くらいで絞りました。自分でも信じられないです。人の体ってすごいです」とふり返る。新井さんもボクサー役ということで同様に減量が課せられたが「うちの場合、(太ったり痩せたりの)変化はなかったので、ただボクサーに見せるというだけ。3か月前から筋トレと食事制限をしました」と明かす。最後の数日は、本物の試合前のボクサーと同様に“水抜き”も行なったそうで「つらかったです。もうやりたくないですね」と苦笑交じりに苦労をのぞかせた。一子がボクシングとの出会いで大きく生き方を変えることになるが、安藤さんは「この作品が私にとってはそういう出来事、出会いであったなと感じています」と本作の経験の大きさ、強い思いを口にする。「仕事がなくて『自分たちで仕事を作るしかない』とシナリオを作り始めた」という武監督と足立さんにとっても本作はもちろん、特別な作品。4年前に書き上げるも、映画化になかなか漕ぎ着けられない中で、映画化を実現するための助けになればとの思いで「松田優作賞」に募集したとのこと。この日は安藤さんらと一緒に作品を鑑賞したが、安藤さんは「私は(一子が)自分なので、笑っちゃうんですが、両隣のおっさんは泣いてました(笑)」と暴露し、会場は笑いに包まれた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『百円の恋』は12月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月26日「今回ほど、自分自身と役の境目がなかったことはないですね」。映画『小野寺の弟・小野寺の姉』で演じた進という役柄について、向井理はそう語る。朝ドラから漫画原作の映画までタイプの異なる幅広い役をこなし、自然に役に溶け込むがゆえ、どの役からもなかなか彼自身の“素”が見えないが、本人の言葉を信じるなら、本作で見せている姿が、まさにプライベートでの向井理そのものということになる。その他の写真両親の死後、2人で生きてきた姉のより子と弟の進が反発し合いながらも互いの幸せを願い奔走する姿、各々の不器用な恋愛模様を絡めつつ描き出す本作。向井にとって特別な作品となったようだ。原作は本作で長編初監督を務めた西田征史自身による小説。映画に先立ち昨年、映画と同じく向井と片桐はいり主演、西田演出による舞台版が上演されたが、5年ほど前から映画化を含めた企画が決定していたとあって「やっと来た、という思いだった」と明かす。舞台版が姉弟に降りかかる非日常的な事件を描いたのに対し、映画で描かれるのは他愛のない日常。それを踏まえ、向井が意識したのは「より子との距離感」だった。「2人が一緒にいて話しているシーンはもちろんですが、セリフなしでより子を見ている進の表情からより子の人物像が見えてきたり、一人でいる時でも何となく互いへの愛情が見えてくる、そんな雰囲気を出せればと思ってました」。とはいえ冒頭の発言でも分かるように、役を作りこむといった作業は一切なく、西田からも細かい注文も片桐と姉弟関係について話し込むということも全くなかった。「何も考えてなかったというのが正直なところです(笑)。舞台の上で少し緊張してスタンバイしている僕らの姿や、撮影の合間にベラベラと話している様子を見て、西田さんには僕らが本当に姉弟に見えたそうです。作りこんで役に寄せるのではなく、自然に築いてきた関係をそのまま映像に乗せたという感じでした」。2010年の『ゲゲゲの女房』への出演と前後して巻き起こった“熱狂”から数年。いまなお人気は衰えることを知らないが、周囲の喧騒をよそに当人は「僕自身はデビューしてから何も変わってないというのが正直な思い」と冷静そのもの。ただ、本作の西田然り、同じ監督・演出家と2度目、3度目となる仕事が増えてきたことに喜びと責任を感じている。「一度呼ばれて、次もまたその次の作品でも呼ばれるものを常に提示していきたいです」。『小野寺の弟・小野寺の姉』10月25日(土)新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月23日元フィギュアスケート選手の安藤美姫が9日、都内で行われた「ベストジーニスト2014」発表会に出席し、「協議会選出部門」を受賞した。【写真】へそ出しルックで…抜群のスタイルを見せつけたローラフィギュアスケートの普及活動だけでなく、後進の育成にも力を入れるなど挑戦し続ける姿が、“ジーンズスピリッツ”に通じるものとして評価された安藤。授賞式では「支えてくれるファンの皆さまのおかけで、このような素晴らしい賞をいただくことができました」とファンへの感謝を示した。同賞は2006年に安藤の先輩である荒川静香も受賞しており、「尊敬する荒川さんも受賞されているので、とても光栄です。フィギュアスケートはスポーツの中でもファッションとの関連性が高いので、このようなファッションに関する賞をいただけたことは、後進にも明るいニュースになれば」と業界全体へのメリットになる喜びも語った。この日のコーディネイトは「ストレッチのきいた穿きやすジーンズで、練習に行くときのような楽な感じに、ヒールと胸元のゴールドのアクセサリーで華やかさをプラスしました」と紹介。動きやすさを重視したアスリートらしいこだわりに、女性っぽいセンスを垣間見せた。協議会選出部門は安藤のほか、女優の小池栄子、お笑いコンビのさまぁ~ず、さらにグローバル特別敢闘賞としてニューヨークヤンキースの田中将大投手が受賞。一般選出では男性部門はKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔、女性部門はローラ(2年連続)が選出された。
2014年10月09日様々な場面で活躍する女性達の“輝き”の理由に迫る連載インタビュー企画。第6回は株式会社スプリー代表の安藤美冬(あんどうみふゆ)さん。--安藤さんには仕事を完全に切り離した時間はありますか?仕事を自分から切り離すことはないですね。プライベートと仕事の境界線が限りなくゼロに近い感じです。ワークライフバランスという言葉がありますが、私は今のような暮らしを「ワークライフブレンド」と呼んでいます。会社員時代には、フリーランスの人達が「確かに休みはないけど、仕事が遊びみたいなものだから」って言うのを、「どういうこと?」と思っていたのですが、自分がそういう立場になった今は、よく分かります。例えば、先日プライベートでインドネシアのジャカルタへ旅行に行きましたが、それを連載の原稿のネタにしましたし、現地で見聞きすることは全部、「これって、日本に帰ったらどんな仕事にできるかな?」と考えていたりしました。仕事でご一緒するのをきっかけにして、なんとなくウマがあってご飯を食べるようになって仲良くなることもしょっちゅうですし。--では、本当のお休みはないですか?まったく何もしない日は月に1日もありません。でも、この8月、9月は台湾、スリランカ、カタール、ルーマニア、ギリシャ、ロシアなど数カ国をプライベートや本の取材、地球一周の船旅「ピースボート」での仕事でまわってきて、会社員時代よりもより多くの海外や国内をまわっています。現地で仕事をするときもあれば、思いっきり美味しいモノを食べたり買い物をしたり海で遊ぶ事もある。先ほどの質問にお答えしたように、「遊びと仕事」の区別がほとんどない今、完全なオフモードになれるお休みがなくても、お休みを欲しがるほどのストレスは溜まらないのでこれでいいのかなと思っています。--今日の取材には、メイクも入っていますが、普段のスタイルはどんな感じですか?全体的にカジュアルなスタイルですね。好きなコーディネートはTシャツに細身のジーンズ、そしてジャケットスタイル。足下はフラットシューズかスニーカーです。例えば「ミュベール(Muveil)」のTシャツに「アクネ(ACNE)」のジーンズを合わせて、靴は「トムス(TOMS)」とか。ファストファッションでは「トップショップ(TOPSHOP)」が大好きで、「(Milly)」や「ダイアンフォンファステンバーグ(DIANE von FURSTENBERG)」のワンピースでドレスアップする時もあります。大学での講義や大企業との仕事、クリエイターや書籍編集者との仕事、各種パーティーや取材旅行など様々な仕事を同時並行でやっているので、基本のカジュアルなスタイルは定番として、割と幅広いテイストの服を着ていると思います。メイクについては、ナチュラルメイクですね。基礎化粧品からチーク、リップグロスまでほとんどは「スリー(THREE)」でそろえていて、もともとの顔立ちがはっきりしているであまり派手になり過ぎないように気を付けています。また、メディアに出演する時やここ1番で勝負をかけたい仕事の時などは、つけまつげをすることも多いですね。メイクは完全に門外漢で、自己流に適当にやっていることなので、今日はプロのメイクさんのお仕事からたくさん学ばせてもらいます(笑)そんな安藤さんのメイクを今回手掛けたのは、イセタンミラーガールの岡本智恵さん。普段はブラウン系のメイクが多いという安藤さん。「カジュアルなファッションにもフォーマルなファッションにも使えるブラウンに、ピンクを混ぜて女性らしさをプラスしたメイクがおすすめですね。安藤さんはお肌もすごく綺麗なので、その肌感をより引き立てるメイクにしていきたいです」と、目元はソフトブラウン、頬はナチュラルピンク、潤いのあるリップででナチュラルかつ口元を印象付けるようなメイクを紹介。「普段重視しているのはアイメイク」という安藤さんには、一つのコンパクトでグラデーションメイクが楽しめるランコムのパレットと、ルナソルのパレットを使用。ブラウン、ベージュ、ピンクとグラデーションをしっかり重ねて繊細な目元に仕上げた。アイライナーには書きやすく、落ちにくい便利なものを。下まぶたにはカーキを入れて自然に強調した目元に。チークは、ブラウンアイにもマッチする肌の内側から発色したようなナチュラルピンクを使用し、自然体な安藤さんの魅力が引き出されたようだ。一方で、リップはグロスのようなみずみずしい質感のピンクをチョイス。フェミニンさもさりげなくプラスし、ナチュラルビューティーが完成。主な使用アイテムは、THREE「フローレスエシリアル フルイド ファンデーション 204」、ランコム「イプノパレット ST3」、ルナソル「スリーディメンショナルアイズ 02」、イセタンミラーボーテ「アイライナーペンシル 05」、ローラメルシエ「セカンドスキン チークカラー ラッシュネクタリン」、RMK「イレジスティブル リップスC 25」。【安藤美冬プロフィール】(株)スプリー代表/ノマドライフ実践者1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、(株)集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。多摩大学経営情報学部専任講師、講談社『ミスiD(アイドル)2015』選考委員、雑誌『DRESS』の「女の内閣」働き方担当相などを務めるほか、商品企画、コラム執筆、イベント出演など幅広く活動中。2014年より、スリランカ取材、講師としてピースボート乗船など海外活動も開始。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』などメディア出演多数。著書に7万部突破の『冒険に出よう』、『20代のうちにやりたいこと手帳』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。【イセタンミラーについて】イセタンミラーは「欲しい時に好きなように欲しいモノだけ買えるラグジュアリーコスメショップ」がコンセプトのコスメショップ。そこで働くのがイセタンミラーガールだ。かつて百貨店でしか買えなかったブランドコスメを、ブランドの垣根を越えてセレクト出来る同ショップでは、アイテムを1人で試して選ぶことも、イセタンミラーガールに相談して選ぶことも可能。現在、国内で9店舗展開している。
2014年09月27日