「最初は地方の一勢力にすぎない北条氏の初期の撮影では、衣装はとても簡素でした。宮沢さんと小池さんも『これなら“素のよさ”が際立つよね〜』と笑顔で言い合って共演者やスタッフを和ませていました」(ドラマ関係者)大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演中の北条政子役・小池栄子(41)と政子の継母・りく役の宮沢りえ(48)。義理の母娘を演じる2人だが、実は小池は以前からりえを尊敬しているそう。「小池さんは『宮沢さんは“もっとダメ出ししてください”と自分から演出家に言えるすごい女優さん。その満足しない感じがカッコイイ』と話していました。私生活でも娘さんの育児をしっかりこなし、『公私とも凛とした私の憧れの女性』と目を輝かせていました」(前出・ドラマ関係者)2人が親しくなったのは、’13年の舞台『今ひとたびの修羅』での共演だと舞台関係者は言う。「当時、小池さんはグラビアやバラエティのタレントから女優業へとシフトしている時期。舞台で女優業のイロハを学んでいました。そんななか本番直前に舞台袖で『どうしよう、今日、私死んじゃうかも……』と緊張してガタガタ震えていたりえさんが、いざ舞台に出るや“命尽きるほどの熱量”で演技する姿に圧倒されたそうです。“女優の道は中途半端な気持ちでは到底進めない”と悟り、自らを戒めていたといいます」以来、女優に開眼した小池はりえと親交を深め、食事の席にはりえの長女や小池の個人事務所の社長で夫の元プロレスラー・坂田亘氏(48)が同席することも。「娘さんを肩車した宮沢さんを、坂田さんが肩車したときもありました。小池さんご夫妻は、りえさんの娘さんもかわいくて仕方ない様子でした」(前出・舞台関係者)小池はかつてインタビューで、舞台の意義をこう語っていた。《『舞台出身の役者は底力がある』と言いますが、実際に先輩方を見ているとそう感じます。(略)数がすべてを物語るわけではありませんが、お客様の反応を見ながら研磨してきた芝居は、説得力と魅力が倍増すると教えていただいたのです》(『THE21』’18年5月号)約10年前から、舞台袖で見たド迫力のりえの背中を追い続ける小池。今作ではりえも小池にアドバイスを求める場面があったという。「三谷幸喜さんの脚本なので、今回の大河にはユーモラスな場面も多い。“コメディは苦手”というりえさんは小池さんに『どう演じれば面白くなる?』と質問。小池さんは『りえさんは、そのままで十分面白いですよ!』と答えていました」(前出・ドラマ関係者)小池&りえの息の合った母娘役は大河を大いに盛り上げそうだ。
2022年02月03日窪田正孝主演・宮沢りえ共演の、ユーモアと皮肉に満ちた新時代ポリティカルコメディ『決戦は日曜日』より、宮沢りえ演じる候補者・有美が怒りを爆発させる抗議演説シーンの本編映像が解禁となった。本作は、突然父の地盤を引き継ぎ出馬することになった政治素人の令嬢・川島有美(宮沢りえ)の選挙を巡り、私設秘書・谷村勉(窪田正孝)ら、ことなかれの主義の議員秘書たちが奮闘するポリティカル・コメディ。赤楚衛二をはじめとして、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真など人気・実力を誇る役者陣が、くせ者ぞろいの秘書チームとして集結している。解禁された本編シーンは、スタッフからの不平不満を谷村に聞かされ怒りを露にする有美が「あなたたちの私の対応に対する抗議です!いいかげんにしなさいよ!」と事務所の入ったビルの屋上からまくし立てる場面から始まる。(何を言い出すんだ…?)と戸惑いを隠せない、下から見上げる秘書チームの面々。しかし、怒りモードの有美は止まらない。「日本の政治は終わってる!誰も興味が無い。それはなぜだか分かりますか?それは私たちなんです。わ・た・したちなんですよ!理由は!これが普通だから。これまでこうやってやってきたから。そうやって何も考えずにやってきた結果が今の日本の状況なんです!誰も魅力を感じない。若者も政治に期待しない。ただただ景気は停滞していく一方。日本はスゴイとむなしく言い続けているこの状況。それを変えるには他人事ではなく自分たちのことなんだと国民に自覚してもらうんです。それにはまず、私たちから変わらなきゃいけないんですよ!改善を要求します!対応が変わらないのなら、私は辞めてやるから!」と、一気に思いを吐き出す。「川島さんって政治家に向いてるんじゃない?」「無茶苦茶正論言ってくるじゃん」と呑気に関心し頷く秘書チーム。谷村は「だからって屋上に行かなくても…」と、どこか迷惑そう。「ココから飛び降りようとする人たまにいますよねえ」「ちょうどいい高さなんですかね?」最終的には谷村がどうにかすることで決着をつけることになるのだが…。有美のこの怒りを谷村どのように収めるのだろうか?有美を見上げる秘書を演じた音尾さんと小市さんはこのシーンをふり返り「これは一票入れる」と思わず口にしたそう。窪田さんと赤楚さんも劇中で一番印象的だと口をそろえた注目のワンシーンだ。『決戦は日曜日』は1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2022年01月06日人形劇団プーク宮沢賢治原作「オツベルと象」より『おとなの童話「オッペルと象」』が2022年1月2日 (日) ~ 1月5日 (水)に紀伊國屋ホール(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ 2019年、90周年記念公演として37年ぶりに脚本・演出を一新。演劇界に与えた影響は大きいとの評価を得、約2年ぶりの上演となります。今、宮沢賢治の問い掛けにもう一度向き合いたい。私たちは賢治自身が抱いていた葛藤を受け止め、新たな時代を創造するエネルギーへ変えていこうと模索しました。弱き者、小さな命といつも共に歩んできたプークの、導き出した答えは・・・。賢治とプークが送る、今を生きるすべての人へのメッセージ。自立することとは?自由であることとは?9月、2週間に渡る四国公演で確かな足跡を残し、再び東京へ帰ってきた『オッペルと象』。大人も子どもも見応えたっぷりにお届けします。ぜひ貴方もご体感ください。〈あらすじ〉南の国のある村。農場では傲慢な地主オッペルに虐げられて働く百姓たちがいた。そこに新しい世界を求めて群れを離れた白象がやってくる。初めは働くことを楽しんでいたが、百姓の仲間には入れてもらえず、食事のわらも日に日に少なくなっていく。体力も気力も衰えた白象は・・・。「働くこと」「本当の自由」を現代の私たちに問いかける宮沢賢治の作品。■出演者大橋友子 / 滝本妃呂美 / 栗原弘昌 / 柴崎喜彦 / 野田史図希■スタッフ原作: 宮沢賢治 / 脚色・演出: 井上幸子 / 美術: 若林由美子 / 音楽/マリオネット: 湯淺 隆、吉田剛士 / 照明: 増子顕一(SLS) / 音響効果: 吉川安志 / 舞台監督: 栗原弘昌 / 制作: 石田伸子 / 協力:ムーブメント指導: 上田亮(音楽座ミュージカル) / 合唱: 東大和少年少女合唱団■公演スケジュール01月02日(日) 16:0001月03日(月) 10:30 / 14:3001月04日(火) 10:30 / 14:3001月05日(水) 10:30※開場は、開演の30分前※上演時間:1時間45分(途中休憩15分含む)■チケット料金一般:5,500円学生(小学生~大学生):2,090円(全席指定・税込)人形劇団プーク1929年創立。現在も活動を続ける最も歴史ある現代人形劇団。現代人形劇の確立と発展に長年寄与し、2019年には創立90周年を迎えた。全国各地での公演の他、1958年の国際人形劇連盟(ウニマ)日本支部の立ち上げ以降、海外交流も活発に行い、共同制作・招聘公演・海外フェスティバルへの招待参加など実績多数。1971年には日本初の常設人形劇場としてプーク人形劇場を建設。2021年に50周年を迎える。新宿を拠点に年間約200回の「人形劇団プーク」子ども向け公演や定期的に行われる大人向け公演の他、毎年世界の優れた人形劇を紹介する「世界の人形劇シリーズ」をはじめ、伝統人形劇の紹介や映画会、講演会、あかちゃんcafe 等々、日本の人形劇センターとして年毎に活動の幅を広げている。また、プークのテレビ部門「スタジオノーヴァ」では、NHK教育テレビ「いないいないばあっ!」「ざわざわ森のがんこちゃん」や三谷幸喜脚本「シャーロックホームズ」をはじめとした、映像に特化した人形劇も手がけている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月20日映画『決戦は日曜日』(2022年1月7日公開)の完成披露試写会が13日に都内で行われ、窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真、坂下雄一郎監督が登場した。同作は坂下雄一郎監督・脚本によるオリジナル作。とある地方都市を舞台に、衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働いている谷村勉(窪田)が、次の選挙で川島の地盤を引き継ぐ人間として白羽の矢が立った川島の娘・有美(宮沢りえ)に振り回されながら、有美の当選を目指す姿をコミカル&シニカルに描く。満員の観客の前に立った窪田は「こうやって皆さんの前に立つのは久しぶり過ぎて。どうしたらいいのか分からないですが。(登壇者の)皆さんと会うのも1年ぶりだったので、感無量です」とやや緊張気味であいさつするも、「たくさん笑ってもらえる、でもどこか他人事じゃないような。とてつもない映画が完成しました」と映画に自信を見せた。続く宮沢は「脚本をいただいた時は、自分が演じるという責任感をまったく忘れて。本当に声を出して笑いながら読んでいました」と語ると、「でもその中で考えさせられることもあって。監督のメッセージが台本からヒシヒシと伝わりました。このメッセージをぜひ皆さんにも受け取ってもらえたらと思います」と続けた。本作で宮沢が演じた有美は、自由奔放で世間知らず、だけど謎の熱意だけはあるという役どころ。そんな役を演じるにあたり、「わたしの役が本当にストレートに感情を出す世間知らずというか、とても自由奔放に自分の意見を言う役だったんです。だから本当にストレスがなく。ここにモヤモヤとしたものがない役だったので、わたしは毎日、撮影に行くのが楽しかったんですが、それを受け止める窪田さんは大変だったろうな」と笑顔を見せるひと幕も。一方の窪田は、本作で初共演となった宮沢について「今回ご一緒させていただいて光栄で。こんなにエネルギーの集合体のような人に僕は会ったことがなくて。すべてがプラスのパワーでできている方というか。だから一緒にいて、話しているだけで治癒されていくんですよ」と感じたそうで、「お芝居をしているんだけど、これは役で出そうと思ってもたぶん、普通には出せないんじゃないかというくらいに、有美さんの役を通じて、りえさんのエネルギーをダイレクトにもらっていたので。パワースポットみたいな。それくらいに最高に楽しかったです」と振り返った。そして最後のコメントを求められた窪田は、「おそらくこんな宮沢りえさんを見たことがある人はいないじゃないかなと思います。候補者の有美さんがいない時の秘書たちの会話。それは毒しかないじゃんというくらいなんですが、この監督が作った流れる空気というか、それを映像を通じて感じていただけたらうれしいなと思います」と観客に向けてメッセージを送った。撮影:壬生智裕
2021年12月13日映画『決戦は日曜日』完成披露試写会が13日に行われ、出演する窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真、坂下雄一郎監督が登壇した。初共演となった窪田さん&宮沢さんは、撮影中、抜群の相性だったそう。窪田さんは「りえさんは、僕にとってパワースポットみたいな。最高に楽しかったです!」と満面の笑みを広げていた。『決戦は日曜日』は坂下監督のオリジナル脚本による、ポリティカル・コメディ。衆議院議員・川島昌平の私設秘書である谷村勉(窪田さん)はことなかれ主義。川島が病に倒れたことをきっかけに、政界に無知な川島の娘・有美(宮沢さん)が選挙に出馬することになり、前代未聞の選挙戦が幕を開ける。窪田さんとの共演について、宮沢さんは「私の役が本当に感情をストレートに出す、世間知らずというか自由奔放だったんです。受け止め切る窪田さん、大変だっただろうなって」と言えば、窪田さんは「いやいや、すごく光栄でした!」と首を振る。「りえさんのような、エネルギーの集合体のような人に会ったことがなくて。話すだけで治癒されていく。役で出そうとしても普通出せないんじゃないかなってくらい、役を通してりえさんのエネルギーをもらっていました」と絶賛した。自身の演じた秘書という役について、窪田さんは「そつなくこなすようでいて、中身はちょっとポンコツで抜けている」とし、コロナ禍を受けて「みんなマスクで、言葉もなかなか出せない中で、役を通してめっちゃ毒を吐いた(笑)。日頃のものを全部出したっていう作品でもありました。浄化しました!」と、存分に作品と役を堪能したと告げていた。本作において、赤楚さんは一番年下の議員秘書を演じた。実力俳優ばかりの現場で、実際赤楚さんも年齢は一番下となったわけだが、赤楚さんは「素敵な先輩方の中でめちゃくちゃ緊張しました。監督に“若者代表でいてほしい”と言われたので、頑張りました」と襟を正す。撮影中も刺激を受けた様子の赤楚さんは「初の秘書の事務所のシーンはまったりした空気感で、ゆるい感じだったんです。けど選挙が始まったときのエネルギーの強さは(すごく)、体中にびしばしと伝わりました!」と充実感をあらわにしていた。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国公開。(cinamacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年12月13日COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』が、12月6日に開幕。これに先立ち、報道陣向けのプレスコールが行われた。唐十郎が自身の率いる劇団唐組で2003年に初演し、第55回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞、第38回紀伊國屋演劇賞、第7回鶴屋南北戯曲賞、第11回読売演劇大賞の優秀演出家賞を獲得した本作。新宿梁山泊の金守珍が演出を手がける今回の上演版には、宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫らがキャスティングされた。プレスコールで公開されたのは、1幕ラストの約20分間。干拓事業の賛否に揺れる長崎の諫早漁港を去った蛍一(磯村)は、まだらボケの詩人・静雄(風間)が店主を務める都会のブリキ店に身を寄せる。そこへ蛍一とかつて一緒に働いていた同僚・しらない二郎(岡田義徳)、二郎に長崎行きを指示したとある会社の秘書室長・月影小夜子(愛希)、「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるヒロイン・やすみ(宮沢)が次々と訪れる。少女時代に“ガン”という漁師から海で助けられ、その養女となったやすみ。「人の海の貯水池で、言ったとおりの人魚になれ」という約束を果たしに上京してきた彼女の太ももには、魚の鱗を思わせる桜貝が貼りついていた。宮沢は「言葉を握りしめ突き進んできた」と稽古を振り返るように、唐戯曲の最たる特徴といえる詩情豊かなセリフ回しをほとばしるように熱っぽく体現。ピュアな瞳で蛍一に向き合うさまは、ストーリーが大きく動き出すであろう2幕への期待を膨らませる。対する磯村は“受け”の演技で応戦。プレスコールで披露された以外のシーンに見せ場があるのか、「夢の中のようなファンタジーの世界へと導かれたと思ったら、突然現実を突きつけられる」「唐さんの描く『美しさ』『純粋さ』が波飛沫となってお客様の心に届くのではないか」とコメントした。『下谷万年町物語』『盲導犬』『ビニールの城』に続いて唐作品4本目となる宮沢に刺激をもらいながら、アングラ演劇で存在感を残す姿に期待したい。ストレートプレイ初挑戦となる愛希は、男装の麗人姿で新境地を見せる。「月の裏側を熟知している」と言ってのけるほど漢気あふれる強烈な小夜子の人物像や作品世界に染まっているさまは、宝塚歌劇月組トップ娘役を務めていた時代や退団後に出演していたミュージカルでの立ち姿と明らかに一線を画していた。上演時間は、約130分(休憩含む2幕)。公演は12月29日(水)まで、東京・Bunkamura シアターコクーンにて。ぴあでは、座席指定できるチケットを販売中。取材・文:岡山朋代
2021年12月06日12月にシアターコクーンで上演する舞台「泥人魚」のライブ配信が、12月15日(水)に実施されることが決定した。港の町を去り、いまは都会の片隅にあるブリキ店で暮らす蛍一(磯村勇斗)。店主・静雄(風間杜夫)は、まだらボケの詩人で、陽が落ちると急にダンディな夜の詩人と化す。あるとき店に現れたのは、詩人を「先生」と呼ぶ男、しらない二郎(岡田義徳)。静雄の元門下生であり、蛍一とは、長崎の諫早漁港で共に働いた仲だった。干拓事業の賛否に揺れる漁港では、湾を分断する「ギロチン堤防」が、内側の調整池の水を腐らせ不漁が続き、池の埋め立てに反対だった仲間の漁師が、次々と土建屋に鞍替えしていく。そんな現実に絶望した蛍一は、港の町を去った。一方の二郎は、実は港に派遣された「さぐり屋」。依頼主は、月の裏側を熟知しているとのたまう月影小夜子(愛希れいか)。二郎の裏切りを蛍一がなじっていると、蛍一を探してやすみ(宮沢りえ)という女が現れる。少女時代、ガンさんという漁師に海で助けられ、その養女となった娘だ。「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるやすみは、ある約束を果たしに来たという。「人の海の貯水池で、言ったとおりの人魚になれ」と。蛍一の前で見せた片方の足には、一条のきらめくものがはりついていて――。2003年に発表され、演劇界を席巻した唐十郎の伝説的戯曲が、劇団・新宿梁山泊主宰の金守珍の演出により、18年ぶりによみがえる本作。舞台では4度目の唐作品への出演となる宮沢りえを筆頭に、唐作品に初挑戦の磯村勇斗、宝塚歌劇団退団後初のストレートプレイに挑む愛希れいかが共演。また風間杜夫が、初演時に唐さんが演じた役で出演する。なお今回のチケットは、12月1日(水)10時よりMY Bunkamuraにて販売がスタート。「Bunkamura STREAMING」にて配信が行われる。COCOON PRODUCTION 2021「泥人魚」は12月15日(水)18時30分~Bunkamura STREAMINGにて配信。※アーカイブ配信なし(cinemacafe.net)
2021年12月01日窪田正孝が主演、宮沢りえと初共演する新時代のポリティカルコメディ『決戦は日曜日』。宮沢さん演じる川島有美事務所の“秘書チーム”として、窪田さん演じる谷村をサポートし、赤楚衛二演じる岩渕に秘書の仕事をレクチャーする個性派俳優たちからコメントと新場面写真が到着した。突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになったものの、実はやる気満々。世間知らずな新人候補・川島有美のくせ者ぞろいの秘書チームが田中菜々(内田慈)・濱口祐介(小市慢太郎)・向井大地(音尾琢真)の3人だ。内田さんはクランクアップの際、撮影をふり返り「もう終わっちゃったんだな…さびしい。この思いを坂下(雄一郎)監督に伝えたら、基本ポーカーフェイスながら監督にしては笑っていました」と、監督の前作『ピンカートンに会いに行く』から続く相性の良さを感じさせるやり取りを明かす。自身の役柄を思い返し、小市さんは「演じていていろんな要素がありました」と言い、「各シーンによっていろんな表現がありました。人間らしさがあって楽しかった」と語り、音尾さんは「監督から役について特に説明は無かったです。ただ一回だけ、物語の中で重要な決断をするシーンの際に『真剣にやったほうが良いかな』と意気込んだのですが、監督から『もっと軽くやっちゃってください!』と言われて、ここぞというところでは考えが伝わってきてすごくやりやすかったです」と各々楽しそうにふり返る。★「窪田君は物語のコアをしっかりつかんでいる」小市さんは「窪田君は物語のコアをしっかりつかんでいるので、捨てるという選択肢を持てる、潔さを感じました」と初共演の窪田さんについてコメント。また、音尾さんは以前共演した時から感じていたと前置き、「気を遣えて頑張り屋さんなので今回も雰囲気が良かった。大物だな!と思います」と称賛の声を惜しまない。「壁が無く、みんなで作る芝居だと態度で示してくださる素敵な方です。中心にいる方がそうであることは本当に素晴らしいです。いかに真剣に演じるかが坂下作品の面白さでもあるので気を付けていたのですが、笑える要素がたくさんある芝居で…窪田さんはご自身でもおっしゃるようにゲラで、こちらもつられてしまいました(笑)」と内田さんも話しており、窪田さんを中心にチームワークの良さが伺える。★「秘書たちではしゃいでいた」印象に残っているシーンは…小市さんと音尾さんは、偶然にも窪田さんの挙げたシーンと同じく「有美(宮沢さん)の屋上演説シーン」だという。「力説されていて、下から見て迫力がすごかった。後日、屋上に上がってみたら思わず『こわっ!』って言ってしまうぐらいの高さで、よくこんなところで芝居なさっていたな!とびっくりしました」と小市さん。「ビルの屋上から演説するシーンがとても楽しかった。選挙で一票入れたいなって思えましたし、カリスマだなっ!と感じました」と音尾さんも続ける。「『これ、一票入れますよね!』と言ったら小市さんも『そうだね、俺も入れる』と思わず下の秘書たちではしゃいでしまいました。当選したら日本の未来は変わるでしょう(笑)」と、そのシーンの面白さに太鼓判。そして、内田さんは秘書チームの最年長でもある小市さんのシーンを挙げ、「小市さんが『くそっ!』と机や壁を叩くシーンがあるのですが…小市さんが怒って大きい声を出していることが面白いですし、それを思いついた時の筆が進んでいたであろう監督の喜びを想像して余計におかしくなってしまいました。映り込んでなくてよかったです。すごく笑ってしまいました(笑)」と、見どころを語っている。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年11月25日人気アイドルグループ・V6が解散した翌日11月2日、夫婦で新事務所「MOSS」を設立した宮沢りえ(48)と森田剛(42)。2人にとって新たな門出となったが、グループ解散前から森田には役者として歩んでいく強い意志があった。「V6の解散が発表されたのは、今年3月です。’19年春頃からメンバーで、デビュー25周年に向けた話し合いの機会が増えたそうです。そのなかで40歳の節目として、森田さんが『ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい』との意向を示したのです。解散後に設立した新事務所は、“夫婦二人三脚”で役者として歩んでいく決意の表れなのでしょう」(芸能関係者)夫婦が新事務所を発表してから2週間あまり。夫婦の間で新たな変化もあった。「りえさんの個人事務所から称号変更した新事務所MOSSの取締役には、りえさんと新たに『宮澤剛』さんの名前が。実は森田さんは、りえさんの婿になっていたのです」(前出・芸能関係者)2人が結婚を発表したのは、’18年3月。’16年8月に上演された蜷川幸雄さん(享年80)の追悼舞台『ビニールの城』で初共演し、恋に発展。約1年半の交際を経てゴールインとなった。「表現者としても大先輩であるりえさんに、森田さんはよく相談に乗ってもらっていたそうです。個人事務所で活動してきたりえさんは、作品選びはもちろん関係者への挨拶回りも自らこなしてきました。そんな経験豊富な面でも、森田さんはりえさんを尊敬し頼っているそうです。夫婦になってからはオファーをもらった台本や企画書を互いにチェックし、相談するのが2人のルールだといいます」(舞台関係者)一方、プライベートではりえに娘がいたが、森田の歩み寄りによって距離は縮まったという。「交際当初は娘さんが大きくなってきたこともあり、りえさんはためらっていた部分もあったそうです。ですが森田さんはりえさんを気遣い、人見知りながらも娘さんと積極的にコミュニケーションを取ったといいます。娘さんもそんな森田さんのことを気に入り、“家族公認”の仲となりました。森田さんは婿となることでりえさんに寄り添い、家族を支えていこうという思いがあったのではないでしょうか」(前出・舞台関係者)結婚発表当時、《家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたい》とコメントしていた2人。その陰には、公私ともに妻についていくという森田の“人生設計”があったのだろう。
2021年11月20日2003年の初演時に様々な演劇賞を受賞した唐十郎の『泥人魚』。その傑作戯曲が18年ぶりに上演される。ヒロインを演じるのは、唐戯曲はこれが4作目となる宮沢りえ。そして、ヒロインをはじめとする登場人物たちに翻弄される青年に唐作品初参加の磯村勇斗が扮する。長崎県諫早湾の干拓という現実の問題を題材にしながらも、広がるのは、異世界に迷い込んだような詩的な世界。アングラ演劇ならではの、唐十郎ならではのその劇世界の魅力を、ふたりが語ってくれた。詩のような唐さんの言葉が大好きなんです――宮沢さんは唐十郎作品への出演が4度目、磯村さんは初めてでいらっしゃいますが、まず、『泥人魚』の戯曲を読んでの感想から聞かせてください。宮沢唐さんの戯曲を読んだときの衝撃度は一向に変わりません。正直、読み込んでも読み込んでもどうしても頭で考えてしまって、飲み込もうと思ってもなかなか飲み込めなくて、これはどんな物語なんだろうってわからなくなるんです。それが、稽古に入って、唐さんの言葉を自分の音で発して返ってきてということを重ねていくと、頭じゃなくて心で理解できるようになって、自分が唐さんの芝居の中に生きているんだという実感が湧いてくる。だから、4度目とはいえ、この『泥人魚』という戯曲に向かう気持ちは、磯村さんと変わらないと思っています。磯村僕は初めて唐さんの戯曲を読んだんですが、一度読んだだけでは、これはいったいどういう世界なんだろうと理解できませんでした。そして、2度読んだらさらにわからなくなって、迷宮に入ってしまったというのが正直なところです(笑)。でも、稽古が始まったら、宮沢さんや共演者の方と一緒にお芝居をしていく中で発見をし、それが徐々に自分の身体に馴染んで、唐さんの詩のような言葉が体中に流れていくようになればいいのかなと思っているので。あまり頭でっかちになってはいけないだろうなと感じていますね。宮沢私はその詩のような唐さんの言葉が大好きなんです。それに、迷宮とはいえ、登場人物がみんな、発する言葉も人間性もチャーミングなところが面白いんですよね。初演では唐さんご本人が演じられていて、今回は風間杜夫さんが演じられる“まだらボケの詩人”の役なんて、本当に素敵なんです(笑)。磯村詩的な要素がいっぱいあるから、心情的にスッと出てこない言葉は多いんですけど。でも、だからこそ、自分がこれを発するときにどうやって音を出していくんだろうっていうのが楽しみで。すごく気持ちいいところがきっとあるんだろうなと思うので、気持ちいい音色を出したいなと思っています。実際にそこに生きている人たちの魂が作品の中に生きている――おふたりが演じられるのは、港町を去って今は都会のブリキ店で暮らす蛍一と、蛍一を探しに現れるやすみ。その背景には、干拓事業の賛否に揺れる諫早湾の話があります。宮沢これまで私が出演してきた唐さんの戯曲の中で、実際に起きている問題が根底にあるのはこれが初めてなんです。だから、この『泥人魚』は今までとちょっと違うなと思っていて。もちろん、これまでも取材をして書かれることはあったでしょうし、テーマもしっかりあったんですけど。でも、干拓によって海の生態系が変わって生きる術を奪われた漁師さんたちが実際にいらっしゃって。日本の発展のために堤防が作られて泥水のようになった海に、漁師さんたちの心も沈められて、見えないところに様々な対立があって、今も未解決であるっていう事実は、その人たちを取材して書かれた唐さんの本を体現するときに、エネルギーのひとつになるのではないかなと思っているんです。磯村蛍一という役にとっても、“ギロチン堤防”と呼ばれているものがひとつの肝になっていて、それが原因で人生が変わっていっていくんです。だから僕自身も、被害に遭った人たちの声を含め、もっとしっかり調べていかなければなと思っています。あくまでも作品の中の役を演じるんですけど、この作品の中には実際にそこに生きている人たちの魂が生きている気がしますし。その魂を背負って、責任を持って演じないといけないなと思いますね。――そんな物語の中で、演じる役にはそれぞれどんな魅力が出てきそうでしょうか。お互いの印象から感じることを教えてください。『泥人魚』メインビジュアル左から愛希れいか、宮沢りえ、磯村勇斗、風間杜夫宮沢この本は、ある意味、蛍一の物語だと私は思っているんです。ある問題を残して故郷の諫早を出ていった青年のもとに人々が押しかけてくる。そして、やすみもそうですけど、登場人物はみんな、蛍一に話をして、蛍一に対してメッセージを送るんです。しかも、この濃いキャストの皆さんの言葉と魂を受け止めなければならないんですから、とてつもないエネルギーが必要でしょうし、すごく大変だろうなと思うんですね。でも、磯村さんにはそこに対する不安が一切感じられないというか。それは、これまで拝見してきた作品や、こうしてお目にかかった直感で感じることですけれども。どんな異物が飛んできても飲み込む力がある人だろうなという印象があるので、とても楽しみですね。磯村蛍一はやすみによって変わっていくので、蛍一にとってやすみは、とても大事な人物なんですよね。やすみは少女時代に海で拾われて、人か魚かわからないと言われている女性で、ミステリアスというか、引き寄せられる力を持っている。そのやすみが醸し出すもの、やすみから出てくるパワーを、僕はすでに宮沢さんから感じていて、引き寄せられているので(笑)。お芝居ではなく、自然に、どんどんやすみに近づいていくことができるのかなと思っています。宮沢唐さんの作品の中のヒロインというのは、今回のタイトルのように、まさしく泥の中で力強く生きている印象があって。それも魅力のひとつだと思います。自分の声を持って発していくことの大切さが伝われば――演出の金守珍さんとは、宮沢さんは『ビニールの城』でご一緒されています。どんな演出をされる方なのか、また初めてご一緒される磯村さんは、どういう演出家か、聞いておられたりしましたか。磯村僕は、今回の共演者のおひとりである六平直政さんから金さんの話を聞いていて、やさしいけど、強い人だから戦うことはしないほうがいいと言われました(笑)。宮沢(笑)。強いというか、熱量の高い人なんですよね。唐さんの戯曲には、理屈じゃなく熱量で表現してやっと成立する瞬間があって、それを稽古場で金さんが目の前で体現してくださるので、その熱量に乗っかっていけば何か見えたりつかめたりするんです。アングラのお芝居の世界に生きていらっしゃるエネルギーや、ジレンマ、強いメッセージを心の中心に持っておられる方ですし。唐さんの戯曲を演出するのにぴったりな方だなと思います。――唐十郎さんはアングラ演劇の旗手と呼ばれ、金守珍さんは、唐さんの「状況劇場」に在籍した後に、自身で劇団「新宿梁山泊」を旗揚げして、アングラ演劇を継承されています。アングラ演劇と呼ばれるものにはどんな思いを持っていらっしゃいますか。宮沢私は10代の頃に唐さんや石橋蓮司さんといった、70年代にアングラ演劇を始めて勢いを持って生きて、その魂を持ち続けているカッコいい大人たちに出会って単純に憧れ、その気持ちが今も残っているんです。出会いから30年経って、あの頃とは時代が変わってきているというのはとても感じますけど、でも、変わっているからこそ、唐さんの戯曲の世界を通して、自分のメッセージを持ち、自分の声を持って発していくことの大切さが伝わればいいなという願いも強くあるんです。それをまだ20代の磯村さんと一緒にできるのはすごくうれしいですし。そこに風間さんたちがいるのも面白いなと思っています。磯村僕自身は何がアングラなのか、正直わかっていないんですけど(笑)。でも僕も、地元の静岡で芝居を始めたときに小劇場に立って、チェーホフの芝居をやったりしたので。とにかく舞台というものが少しでも盛り上がっていくように、とくにこのご時世で影響を受けていることもあるので、その力になれるように、僕も頑張りたいと思っています。宮沢そういう意味では、唐さんの戯曲は、何百年後も舞台で上演されていてほしいなと心から思いますね。熱量を持って唐さんの言葉を吐いている人が同じ空間にいることって、励みになるんじゃないかなと思うんです。取材・文:大内弓子撮影:大久保惠造ヘアメイク:[宮沢]千吉良恵子(cheek one)[磯村]佐藤友勝スタイリスト:[宮沢]三宅陽子[磯村]笠井時夢衣裳協力:[磯村] ジャケット¥79,200、ベスト¥49,500、シャツ¥46,200、パンツ¥46,200/以上すべてUJOH(M)、ヴィンテージネックレス¥4,180/new territoryその他/スタイリスト私物〈ショップリスト〉M ☎︎ 03-3498-6633new territory ☎︎ 03-6451-0534COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』【作】唐十郎【演出】金守珍【出演】宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫ほか【期間】12月6日(月)~29日(水)【会場】Bunkamuraシアターコクーン
2021年11月19日宮沢りえ&寺島しのぶがW主演を務め、山崎豊子の名作をドラマ化する「女系家族」で、2人と共に壮絶な遺産相続争いを繰り広げる、濃厚で個性派揃いな豪華共演陣が発表された。大阪・船場で四代続く“女系筋”の老舗木綿問屋「矢島商店」。そこの当主・矢島嘉蔵が亡くなったことで、矢島家ではその莫大な遺産を巡り、総領娘・藤代(寺島しのぶ)を筆頭とした三姉妹の醜く、し烈な争いが繰り広げられようとしていた。そこに突然明らかになる、嘉蔵の愛人・浜田文乃(宮沢りえ)の存在。しかも嘉蔵の子を身ごもっていることを告白する。三姉妹は、姉妹間の壮絶な駆け引きに加え、突然現れた文乃とも対峙することを余儀なくされ、遺産相続争いは思いもよらぬ展開を見せていくことに…。水川あさみ、山本美月、渡辺えり…矢島家の激しくも静かな戦いの行方は?矢島家三姉妹の次女・千寿を演じるのは、コミカルからシリアスまで幅広い役柄をこなす水川あさみ。婿をとり、家業を継ごうとしていた矢島家の次女・千寿は、姉である藤代に劣等感を抱き、その思いから藤代を「出戻りの穀潰し」と揶揄。遺産相続争いでは、夫の良吉を操り、少しでも多くの取り分をと暗躍する。三姉妹の真ん中ゆえの苦悩や引け目を抱える千寿を、芸達者な水川さんがどのように体現するのか、要注目。そして矢島家の三女、雛子役には山本美月。近年はドラマ・映画で様々な役に挑んでいる山本さんが今作で演じるのは、やや世間知らずで遺産相続争いにも疎い三姉妹の末っ子。「このままでは損をする」と叔母の芳子に焚き付けられ、相続争いの渦中へと身を投じていくが…?そんな雛子の後ろ盾となる叔母の芳子を演じるのは、押しも押されもせぬ実力派の渡辺えり。どんな作品においても圧倒的な存在感を示し続ける渡辺さんが、今作でも三女・雛子を巧みに操りながら相続分を手中に収めようとする“女系・矢島家”の陰の実力者を演じる。伊藤英明、余貴美子…矢島家に関わる人物たちにも大きな渦が押し寄せる!当主が遺した数十億の財産を巡り、繰り広げられる激しくも静かな戦い――。それは、家族以外の者をも巻き込み、展開していく。日本舞踊の師匠で、寺島さん演じる藤代とは恋愛関係にある梅村芳三郎。藤代から財産分与のことで相談をもちかけられ、旧知の不動産業者を紹介するなど、ともに裏工作を画策する人物を伊藤英明が演じ、物語における重要なポジションを担う。矢島家の大番頭・大野宇市の愛人、小林君枝を演じるのは余貴美子。何年にも渡って内縁関係にある宇市から、矢島家の遺産相続にまつわるあれこれを聞くうち、次第にその争いの渦に巻き込まれていくことになる。その独特な存在感で強い印象を残す余さんが演じる女性が気になるところだ。さらに、水川さん演じる次女・千寿の婿である良吉役に長谷川朝晴、宮沢さん演じる文乃の自宅の近所にある薬局の奥さん・出目金役には山村紅葉が名を連ねる。そして、矢島家に長年、大番頭として仕える大野宇市を演じるのが、日本を代表する俳優・奥田瑛二。当主・嘉蔵が亡くなり、遺言執行人として親族を前に遺言状を読み上げるが、その裏で様々な裏工作をし、相続問題をますます混沌とさせていく宇市は、実直そうに見えて狡猾な裏の顔を持つ今作きってのクセ者。激しい争いを繰り広げる矢島家の面々の中で飄々とした宇市の佇まいは、魑魅魍魎ばかりがうごめく矢島家の相続争いの中で、ひと際不気味さを放つ。2夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「女系家族」は12月、テレビ朝日系24局にて2夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2021年11月10日モデルで俳優の宮沢氷魚の2022年日めくりカレンダー「HIOMEKURI CALENDAR 2022」の発売が決定。宮沢さん本人のお気に入りカットをはじめ、写真の一部も初公開された。2015年に「MEN'S NON-NO」専属モデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビューした宮沢さん。その後、TVドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビューし、「偽装不倫」『騙し絵の牙』『ムーンライト・シャドウ』に出演。初主演映画『his』では、TAMA映画賞最優秀新進男優賞、報知映画賞新人賞など、数々の賞を受賞。来年放送予定の連続テレビ小説「ちむどんどん」にも出演が決定しており、今後の活躍にも期待される。“日をめくり(氷魚めくり)”と名付けられた同カレンダーは、昨年に引き続き、今年で2回目の販売となり、2022年の365日分、全てが異なるカットで構成。撮影は、神奈川県箱根町や都内各所、全8箇所に及ぶロケ地で計3日間行われ、昨年とはまた一味違う内容に仕上がっている。また、昨年発売時に購入者から数多く寄せられた、「日をめくった後にカレンダーを保存できる場所がない」という意見を受け、今回はカレンダーが丸々収まるBOX仕様にパワーアップ。めくった後のカレンダーも何度でも見返して楽しむことが出来る。本人セレクトカット宮沢さん本人がピックアップしていたお気に入りカットと共に、発売に際してコメントも到着。「他ではあまり見せることのできない素の自分をたくさん撮って頂きました。とても楽しく撮影に挑めたので、ぜひその姿を見てください」とメッセージを寄せている。本人セレクトカットなお、メンバーシップ会員限定で購入可能な“限定版”も用意。全員にオリジナルのポストカード及び撮影メイキング映像が視聴可能なQRコードが付属。さらに、「HIOMEKURI KUJI」と題し、生電話や直筆サインなど、いずれかの特典が入っているという。「HIOMEKURI CALENDAR 2022」は販売中。(cinemacafe.net)
2021年11月05日11月2日、宮沢りえ(48)と森田剛(42)が新事務所『MOSS』を立ち上げたと発表された。森田は前日、V6としての活動を終了させたばかり。ジャニーズ事務所も退所し、新天地でさらなる活躍を目指すことになる。さかのぼること今年3月、解散を発表したV6。当時、ジャニーズ事務所がマスコミ各社に送ったコメントで「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という訴えが森田からあったと明かしていた。「森田さんは’95年11月、V6のメンバーとしてデビューしました。以降、音楽活動のかたわら舞台を中心に役者業を邁進。故・蜷川幸雄さん(享年80)や宮本亞門さん(63)など、そうそうたる演出家とタッグを組んできました。もともと観劇にすら興味はなかったそうですが、次第に“演じること”にのめりこむように。その芝居力はV6のメンバーからも一目置かれていました」(事務所関係者)そんな森田の俳優人生を二人三脚で歩んできたのが、妻のりえだ。2人は’16年8月に上演された蜷川さんの追悼舞台『ビニールの城』での共演がキッカケで恋に落ちた。「2人とも蜷川さんに恩義を感じていたので、気合いは相当なものでした。そして、りえさんは森田さんにとって俳優の先輩。現場で彼はりえさんを頼りにしていましたね。普通なら演出家に相談するところでも、りえさんに相談。彼女も手取り足取り、弟をかわいがるみたいに面倒をみていました」(舞台関係者)■連名コメントで「表現者として志高く歩んでいきたい」2人の熱愛は16年10月、『週刊新潮』で報じられた。当時、本誌は沖縄旅行へと向かう2人の姿をキャッチ。機内ではりえが森田にもたれかかり、到着後も手をつなぐなどラブラブ状態だった。さらに’17年12月30日、本誌は都心にあるゴルフ練習場で2人を目撃。豪快なショットを決めたりえは喜びを隠し切れないまま、後ろのソファに座っていた森田のもとへ。少しかがむと、2人の顔が近づいていく。そして森田は目を閉じ、りえはそっと唇を重ねる――。まるで恋愛映画のような瞬間だった。2人は’18年3月に結婚を発表。「これからは家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたいと思います。そして、表現者として志高く歩んでいきたいと思っております」と連名でコメントを発表していた。「りえさんは“V6・森田剛”のファンでもありました。そこで他メンバーの奥さんたちともやりとりしていましたね。岡田准一さん(40)の妻・宮崎あおいさん(35)の妊娠が判明すると、『あおいちゃん、おめでとう!落ち着いたら、ご飯行こうね!』と連絡。“メンバー妻同士”の交流にも力を入れていたそうです」(テレビ局関係者)■りえというよき理解者とともに、森田は俳優業に専念森田を陰で支えるりえ。そして彼の事務所退所にも、りえの“一押し”があったという。「森田さんは退所に相当悩み、りえさんにも相談したそうです。それは結婚発表時、連名で《表現者として志高く歩んでいきたい》とコメントしていたことからもわかるように、お互いのことを俳優として尊敬しているから。だから、りえさんは森田さんの背中を力強く押したのです。そうして森田さんも退所を決断し、役者一本で勝負していく覚悟ができたといいます」(前出・舞台関係者)公私ともに寄り添う2人。夫婦であり“同志”でもあるのだ。「2人はオファーがあった際、お互いに台本や企画書をチェック。そして、“仕事を受けるか受けないか”を一緒に相談するのが夫婦のルールだといいます。新事務所『MOSS』の設立によって、さらに2人の“密度”は高まることでしょう。りえさんというよき理解者とともに、森田さんはこれから大好きな舞台をメインに俳優業に専念する考えだそうです」(別の舞台関係者)V6の解散コンサートで「これから自分を信じたい」と語った森田。りえとともに、信じる道を突き進む。
2021年11月02日来年1月に公開の窪田正孝×宮沢りえ共演のポリティカルコメディ『決戦は日曜日』より、本予告が解禁となった。本作は、窪田正孝演じる事なかれ主義の議員秘書が宮沢りえ演じる世間知らずの二世議員とともに選挙戦を戦うことになる、ユーモアと皮肉に満ちた新時代のポリティカルコメディ。 脚本・監督を務めるのは『東京ウィンドオーケストラ』『ピンカートンに会いにいく』などのオリジナル脚本でコメディ作品を発表してきた坂下雄一郎。執筆に5年の月日をかけた脚本で、豪華キャスト陣によるコミカル&シニカルな選挙活動を描く。解禁となった予告編は、宮沢さん演じる川島有美の衆院選立候補表明会見から始まる。地元の有力な議員として手腕を振るっていた衆議院議員の父・川島昌平の地盤を引き継いだことを示す重要な局面だ。二世議員が何を語るのか注目が集まる中、有美の口から発せられたのは…「かくかくが、かくかくの信頼を取り戻す」というまさかの堂々たる読み間違い。窪田さん演じる私設秘書・谷村勉は心の中で「おのおのだよ…」と、心の中でツッコむのだった。「君たち秘書があのバカ操作してくれないと!うまくいくものもいかんだろう!」「もっとちゃんとしなさいよ!」と地方議員や後援会からの叱責に「申し訳ない」「すみません」と頭を下げてばかりの谷村、岩渕(赤楚衛二)、田中(内田慈)、濱口(小市慢太郎)、向井(音尾琢真)の事なかれ主義の秘書チーム。有美はド素人の二世議員であってもやる気だけは十分。他候補者の街頭演説に横槍を入れ、突撃取材に怒り暴行するなど世間知らずな行動を取り、秘書たちの頭を悩ませることに。秘書チームの面々も、「クルーの皆さんも当選目指してがんばりましょう!」と発破をかける有美に対し「ちょっと欧米感あったね (笑)」「やる気あるんですけど、わかってないんですよね」とどこか冷めた対応。足並みのそろわないまま、彼らは選挙戦を戦い抜くことができるのか…と思った予告の最後には有美の「日本の政治は終わってる」「選挙に落ちたらいい」という衝撃の発言と、それに驚く谷村の姿が。果たして、前代未聞の選挙戦の行方は…?本格的なコメディ映画は初挑戦だという宮沢さんのコメディエンヌぶりも光り、本編への期待が高まる予告編となっている。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年10月28日女優の宮沢りえ、南沙良が出演する、江崎グリコ「ポッキーチョコレート」のWEBムービー「娘の帰省、家族の絆」編が22日、公開された。宮沢と南が親子役で共演する「ポッキーと、とある家族の物語」シリーズの第10作目となる今作は、「キモチ重なる、キズナ深まる。」というテーマのもと、ポッキーを分かち合うことでお互いの胸の内を理解し、心を通わせ合う“家族の絆”がテーマの物語である。16歳から同シリーズに出演し、今年で19歳になった南。撮影セッティング中、宮沢がふと思い出したようにスマホを取り出し、「これ、沙良ちゃんと同じぐらいの年齢の時の私」と自身の写真を披露する場面が。南が「美しい……」とつぶやくと、宮沢は「この頃は色々変化があって大変なのに、沙良ちゃんはとても落ち着いていて、すごいよね」と称賛。そして「私も沙良ちゃんみたいな落ち着きがほしいな(笑)」と茶目っ気たっぷりに話していた。
2021年10月22日話題の秋ドラマに出演中の窪田正孝×宮沢りえが共演する、ユーモアと皮肉に満ちた新時代ポリティカルコメディ『決戦は日曜日』よりポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。窪田正孝が事なかれ主義の議員秘書、宮沢りえが政界に無知な空回り新人候補者を演じる本作。この度解禁となったのは、宮沢さん演じる川島ゆみを落選させるため密かに奔走する(?)窪田さん演じる谷村の決意に満ちた表情が印象的なポスタービジュアル。「私に清き一票を…入れないでください!」という落選に向けた強い意思を代弁するかのようなコピーも記されている。併せて解禁となった場面写真では、真っ赤なスーツを着て先頭に立ち選挙活動に勤しむ川島とその傍らで不安そうに見守る谷村の姿が切り取られ、前途多難な選挙戦を予感させる。また「必勝」の文字を背に何やら驚いている濱口(小市慢太郎)と谷村の2ショット、岩渕(赤楚衛二)をはじめ秘書チームが川島をサポートする選挙事務所での様子を写した場面写真も到着した。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年10月20日俳優の宮沢氷魚が出演する、オリオンビール・オリオン ザ・ドラフトの新CM「のどごし」編が、12日より放送開始した。新CMでは、宮沢が沖縄の亜熱帯の森を抜けて白い砂浜へ駆け下りると、目の前には沖縄の青い海。グラスに注がれたビールを一口飲んで「うん。これだ!」と頷き、笑顔でグラスを掲げる。撮影地は沖縄県恩納村。気温30度を超える猛暑の中だったが、宮沢の爽やかな笑顔と開放的な沖縄のロケーションで、爽快感のある仕上がりになっている。■宮沢氷魚インタビュー――今回のCM撮影の感想は?すごく楽しかったです。久しぶりに沖縄に来たので、懐かしさと変わらない景色をたくさん見ることができて安心しましたし、僕も以前からオリオンビールが大好きなので、こういった形でオリオンビールのCMに出られたことは、すごく嬉しく思っております。――普段ビールはどんなシチュエーションで飲んでいますか?仕事終わりに飲むっていうのが習慣付いていて、まだ結構暑い日々が続いているので日中、外でロケとか仕事して家に帰ってきて、まず1缶飲むのが最高に美味しいですよね!――オリオン ザ・ドラフトはどんな時に飲みたいですか?もちろん夜飲むビールも美味しいですけど、まだちょっと暑さ(太陽)が残っているうちに。最初の一口飲んだ時のあの爽快感は他にはないでしょうね。――オリオンビールファンの皆さんへ僕もオリオンビールの大ファンなので、大好きなオリオンビール「ザ・ドラフト」のCMに出演させていただいて本当に嬉しく思っております。この美味しさが一人でも多くの人に伝わるよう僕も頑張りましたので、皆さん是非CMの方もご覧になって頂き、美味しいビールを飲みましょう!
2021年10月12日世界30か国以上で翻訳されている、吉本ばななさんの小説「ムーンライト・シャドウ」が、33年の月日を経て映画化に。メガホンを取ったのは、エドモンド・ヨウ監督。主人公のさつき役に小松菜奈さん、等役に宮沢氷魚さんに加え最旬の若手俳優が配役され、物語の世界観を昇華させた。小松菜奈:お話をいただき、日本の名作をマレーシア出身の監督が手がけるという異色な組み合わせに興味を持ちました。個性的なメンバーで、生と死に向き合う重さをファンタジーに描くのも魅力的で。この先「間違いなく自分の人生に必要だった」と言える作品になると思いました。宮沢氷魚:僕も脚本を読んだ時すごく素敵な作品だと思ったんですが、そのあと原作を読んだら、この世界観をどう映像化するんだろうという不安も出てきて。でもエドモンド監督と一緒に撮り重ねていくうちに、情熱的でチャーミングなこの監督に任せたら大丈夫だ、と自信が持てました。小松:画面越しですが、宮沢さんとは以前、リモートのお仕事でお話ししたことがあって。初対面なのに自然に話せる不思議な雰囲気を持っていて、絶対いい人だ、って思ってましたね(笑)。宮沢:あははは(笑)。うれしい。小松:(佐藤)緋美くんも臼田(あさ美)さんも(中原)ナナちゃんも、役柄にピッタリで、演じているうちに役ではなく本人なんじゃないかという感覚になるぐらい。それがとっても素敵に映像に表れています。――4人のほのぼのとした日常から始まるものの、等と、中原さん演じるゆみこが突然事故で死んでしまうところから物語は一変。恋人を失ったさつきの苦しみと向き合いつつも、完成作を観た時には、役作りについて納得できたという小松さん。小松:監督はさつきを変わった女の子に描こうとしていたんですが、私は現実を受け止めている普通の女の子を演じたくて、現場では2パターン撮ったりもしたんです。それがすごくうまくつながれていました。そして深いテーマですが、カラフルな衣装やポップな美術演出の効果で、とても見やすくなっていて。以前に監督の別の作品を映画館で拝見した時も思ったんですが、監督のちょっと現実離れした感覚と原作の世界観が見事にマッチしていました。宮沢:完成作では、映像の美しさに加えて個性的なキャラクターの思いや訴えかけるものをとても色鮮やかに感じました。ただ、僕が12月の寒さの中で水に浸かって撮ったシーンはいつ出てくるんだろう…と思っているうちに、映画が終わって。緋美くん演じる柊のダンスシーンは想像の倍以上ありましたけど(笑)。小松:あはは(笑)。監督イチオシのおしゃれなシーン。でも冬の橋の上や川沿いの撮影は本当に寒かった!――寒さと引き換えに、澄んだ空気は、夜空や川原の自然をより美しく見せてくれたのも印象的だったよう。小松:物語の核になる“月影現象”が起こるシーンは一発撮り。役者もスタッフも、天気も見事にぴったりハマった。その一体感とともに自然との共存が得られた気がして、カットのあとには拍手が起こりました。宮沢:重いテーマではあるけれど、希望を与えてくれる作品です。小松:誰にでも共感できる部分があるはず。構えずに観てほしいです。――物語のキーアイテムとなる“鈴”と“セーラー服”のように、お二人にも大切に持ち歩くものがあるそう。宮沢:15年使っているポール・スミスの財布がもうボロボロなんですが、これを親がプレゼントしてくれてから大学受験もうまくいったし、この仕事も始められたので幸運のアイテム。いつもそばにないと不安なんです。でも穴が開いてしまい一円玉が落ちるので、そろそろ替えないと…。小松:私は小さい頃に撮った家族写真。紙焼きだからボロボロだけど、それがよさでもあるんですよね。『ムーンライト・シャドウ』恋人の突然の死に直面し、深い悲しみに打ちひしがれているさつき。満月の夜の終わりに死者と出会えるかもしれないという不思議な“月影現象”に導かれていく…。原作は『キッチン』に収録。全国公開中。©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会こまつ・なな1996年2月16日生まれ、東京都出身。2008年にモデルデビューし、’14年に映画『渇き。』で俳優デビューを果たす。映画初主演は’16年公開の『溺れるナイフ』。映画『恋する寄生虫』が11月に公開予定。ジャケット¥163,900トップス¥71,500パンツ¥82,500(以上パトゥ/イザ TEL:0120・135・015)リング、人差し指¥121,000中指¥148,500薬指¥77,000(以上シハラ/シハラ ラボ TEL:03・3486・1922)みやざわ・ひお1994年4月24日生まれ、サンフランシスコ出身。2022年春に放送予定の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)に青柳和彦役として出演。代表作はドラマ『偽装不倫』、映画『his』『騙し絵の牙』ほか。ジャケット¥108,900シャツ¥39,600パンツ 参考商品(以上コム デ ギャルソン オム ドゥ/コム デ ギャルソン TEL:03・3486・7611)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・遠藤彩香(小松さん)秋山貴紀(宮沢さん)ヘア&メイク・小澤麻衣(mod’s hair/小松さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年09月25日小松菜奈や宮沢氷魚が出演する、吉本ばなな原作の映画『ムーンライト・シャドウ』が現在公開中。この度、本作のコラボレーションソング、小袋成彬による「Parallax」のコラボMVが到着した。本作のコラボソングを歌う小袋さんは、2018年に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム「分離派の夏」でメジャーデビュー。現在はロンドン在住でアーティストとして活動する傍ら、プロデューサーや作家としてもマルチに活動している。今回到着したMVは、本作のメガホンを取ったエドモンド・ヨウ監督が特別に制作。楽曲タイトルの「Parallax」は、“視差”(=ものを観察する場合に、見る場所や見る条件によって見え方に差ができること)という意味であることから、主人公・さつき(小松さん)の一人称で描かれる映画とはまた違った角度となる、さつきの恋人・等(宮沢さん)目線で物語を捉えた映像となっている。『ムーンライト・シャドウ』コラボソングMV夜明け前の薄暗い川の水面に横たわる等が映し出され、「Parallax」が静かに語りかけるように流れ出す本映像。本作のキーアイテムである“鈴”は、さつきと等の出会いを導くもので、イヤリングに付けていた鈴を失くして探すさつきと、それをたまたま見つけた等が、河原で出会う場面を神秘的に映し出す。恋人関係になるさつきと等の穏やかで幸せな日々、さつきと等の表情にフィーチャーした掛け合いの演出が続き、そして「あなたから隠れて黙って戦っていたこと」という歌詞が、お互い何か秘密にしていることがあるのではないか…と、暗示させるようで、物語の違った側面を幻想的に表現している。惜しくも本編からカットされてしまったシーンも使用されており、さつきや等らの心情の機微に触れるようで、観賞後にもまた違う角度から楽しめる映像だ。また本作を鑑賞した映画監督たちから絶賛コメントも到着。岩井俊二監督は「この映画を観た私たちはきっと何か特別な一日を手に入れるだろう」と言い、行定勲監督も「小さな音に耳をすますような研ぎ澄まされた感動がこの映画にはある」と話している。■エドモンド・ヨウ監督 コメントParallaxとは視差、物の位置の差異を表します。視点が変わると言う意味において、成彬さんの素晴らしい曲と映画『ムーンライト・シャドウ』は響き合っているのではないかと思います。映画はさつきの視点で語られますが、Parallaxと言う曲は等の声であると考えることが出来るのではないかと思います。等の言葉にし難い感情と言うものが、完璧にこの歌によって表現されていると思います。したがって、私は意図的にこのMVの中で、本編で使わなかったカットやシーンを取り入れました。そして等の視点から見た物語を再訪することを意図しました。等は居なくなったかもしれませんが、それは単にパララックスによるものです。さつきが別の視点で見ることによって、等の感情というものが残っているはずです。『ムーンライト・シャドウ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト・シャドウ 2021年9月10日より全国にて公開©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会
2021年09月17日『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』の完成報告会見が9月13日、都内で行われ、連続ドラマ初主演となる上白石萌歌、共演する宮沢氷魚と山本舞香が出席した。クリスマスの朝、雪の積もった校庭で藤野涼子はクラスメイトの死体を発見する。警察や高校が自殺と断定する中、藤野涼子(上白石)のもとに“同級生らによる殺人“を告発する匿名の手紙が届く。自殺か他殺か、転落死をめぐって騒ぎ出すマスコミやSNS。大人たちの対応に納得できない涼子は、謎の他校生・神原和彦(宮沢)とともに立ち上がる。2012年にWOWOWで放送された『分身』で女優デビューを飾った上白石は「原点に帰ってくるような、懐かしさを感じ、背筋が伸びる。台本を開いて、自分の名前が最初にあるのも不思議な気持ち」と連続ドラマ初主演に対する思いを告白。「藤野涼子は誰よりもいろんなものを背負った女の子。(演技を通して)彼女を生きながら、何とか救うことはできないか。責任と重圧を背負った、強い眼差しで物事を見つめる姿勢で撮影に臨んだ」と振り返った。劇中で“学校内裁判”を主導する涼子は、検事の役割を果たしており「神原くんと対峙するシーンが多く、絶対に負けないぞと鼻息が荒くなるような、緊張感と対抗心があふれる現場だった」と回想。「たくさんの情報が飛び交い、何が正しいのか、真実って何だろうと考えさせられる時代に、この作品が届けられるメッセージは多いと思う」と語り、「各登場人物にフォーカスを絞ったシーンも連続ドラマならでは。見応えある作品になった」とアピールしていた。宮沢は撮影当時26歳だったといい「まさか、高校生を演じることになるなって。フレッシュな気持ちを思い出し、役と向き合った」と照れ笑い。「とにかく孤独でミステリアス。大きな秘密を抱えていて、それを誰にも悟られないように、前に進む姿を演じるのは結構つらかった」とも明かした。また、学内でいじめに悩む三宅樹理を演じた山本は「ハードな芝居が多くて、素の自分が分からなくなっていた」。樹理のラストに納得できず「撮影の前日に、監督(権野元)に電話して、ラストを変えてほしいとお願いした」と強いこだわりも明かしていた。原作は作家・宮部みゆきが、構想に15年、執筆に9年もの歳月を経て完成させた同名ベストセラー。原作は1990年代の公立中学校を舞台としているが、今回のドラマ版ではSNSが普及する現代の私立高校に置き換え、全8話で完全ドラマ化。2017年1月に放送された『連続ドラマW 楽園』チームが再集結し、再び宮部ワールドを描き出す。取材・文・写真=内田涼WOWOW開局30周年記念連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」10月3日(日)スタート(全8話)毎週日曜夜10:00 放送・配信〔第1話無料放送〕
2021年09月13日上白石萌歌、宮沢氷魚らが出演する、宮部みゆきの傑作ヒューマンミステリーを原作とした連続ドラマ「ソロモンの偽証」より、ポスタービジュアルが解禁となった。クリスマスの朝、雪の積もった校庭で藤野涼子(上白石萌歌)はクラスメイト・柏木卓也(野村裕基)の死体を発見する。警察や高校が自殺と断定する中、涼子のもとに“同級生・大出俊次(坂東龍汰)らによる殺人”を告発する匿名の手紙が届く。自殺か他殺か、転落死をめぐって騒ぎだすマスコミやSNSユーザー。校長の津崎正男(小林薫)は事態の収束を図るも、さらなる事故が起きてしまう。次々に起こる不可解な出来事。大人たちの対応に納得できない涼子は謎の他校生、神原和彦(宮沢氷魚)とともに立ち上がる。「裁判をしませんか。わたしたちで」。前代未聞の学校内裁判が始まる…。宮部みゆきが構想に15年、執筆に9年もの歳月を経て完成させた「ソロモンの偽証」は売上累計300万冊超えのミステリーの金字塔だ。2015年には映画化もされているが、1990年代の公立中学校だった原作の舞台を、本作ではSNSが普及する現代の私立高校に置き換えており、より時代性を意識した作品となっている。連続ドラマ初主演となる上白石萌歌が“学校内裁判”を主導する高校生・藤野涼子を演じ、裁判に参加する謎の青年・神原和彦役に宮沢氷魚、ひどいニキビに悩む三宅樹理役に山本舞香、ある事件を追う刑事で涼子の父・藤野剛役に高嶋政宏、生徒や警察、マスコミの対応に苦慮する校長・津崎正男役に小林薫など、注目俳優やベテラン勢が脇を固める。そのほか浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、野村裕基、坂東龍汰、モトーラ世理奈、富田望生、坂井真紀、西田尚美、篠原ゆき子、橋本じゅん、田中哲司ら豪華俳優陣が集結した。そしてこの度解禁されたのは、総勢15名の俳優陣によるポスタービジュアル。真っ直ぐな眼差しの生徒たち、それぞれの思惑を持った大人たちが写し出され、緊迫感あふれるデザインとなっている。ひとりの転落死から始まる不可解な出来事。動揺する生徒、困惑する保護者、体裁を気にする教師、騒ぎ立てるマスコミやSNSユーザー。一体、誰が真実を話し、誰が嘘をついているのか。謎に満ちた衝撃の真相とは?現代社会へ警鐘を鳴らすミステリーに期待が高まる。WOWOW開局30周年記念 連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」は10月3日(日)より毎週日曜22時~放送・配信スタート(全8話、第1話無料放送)(text:cinemacafe.net)
2021年09月02日映画『ムーンライト・シャドウ』(9月10日公開)の完成報告会見が1日に都内で行われ、小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉本ばなな(原作者)、エドモンド・ヨウ監督(リモート)が登場した。同作は、小説家・吉本ばななによる社会現象ともいえる大ヒット作『キッチン』に収録されている短編小説の実写映画化作。突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、主人公・さつき(小松菜奈)の物語となる。小松は「ばななさんは24歳の時に『キッチン』を出して、私も役を演じた時に24歳だったので、すごく運命的というか、導いてくださって本当に光栄というか、とても嬉しいです」と感謝する。撮影時は「減量もあって痩せていて、撮影する時もたくさん走ったんですけど、どんどん自分の心が薄くなっていく感じというか、さつきの気持ちがふっと入ったときはすごく感動的で、寂しい気持ちになりました」と振り返り、「1人なんだという孤独に襲われた時間もありました。撮影している時に晴れたりきれいな朝日が見えたり、環境さえも味方をしてくれていたので、そういう空気とか息を吸うこととか、全部を身に染みながらこの役を全身全霊で演じたいと思いました。まっすぐ現実を見たいなと思いました」と気持ちを明かした。吉本は「書いている時は頭の中の世界の人たちなので、結局思いだけを描く形になるんですけど、小松さんがさつきを演じてくださったことで、エロい意味でなく、若い肉体が肉体のぬくもりを失ったんだなということがすごく伝わってきた」と絶賛。「何を書いたかあんまり覚えてないなりに、『こういう感じが書きたかったんだな』と思い出せました」と語った。そんな吉本の言葉に、小松は「安心しました。すごく不安なんですよね。原作者の方と一緒に観るということがなかったので、初めての試写のときに目の前にばななさんがいて観るという緊張感に押しつぶされそうで。生みの親であるばななさんに良かったと喜んでもらえることが本当に幸せですし、一生懸命やってきて良かったなと思います」としみじみ。また、この日はエドモンド・ヨウ監督がマレーシアからリモートでサプライズ登場し、キャスト陣は驚いた様子に。吉本を尊敬しているというヨウ監督は、早稲田大学に留学していた際に新宿の紀伊國屋書店で吉本の本を立ち読みしていたことを振り返る。吉本は「本屋で読み終わらないでください」とつっこみつつ、「監督の映像を一目見て、この人なら任せてもいいと思いました」と信頼を寄せていた。
2021年09月01日映画『ムーンライト・シャドウ』が9月10日(金)より公開される。この度、公開前におさらいしておきたい、5人の主要キャラクターをご紹介。原作「ムーンライト・シャドウ」とは――1988年に刊行され、世界30か国以上で翻訳、社会現象ともいえる大ヒットとなった吉本ばななによる「キッチン」収録の短編小説。吉本さん自身は「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語っており、ファンの中では“初期の名作”との呼び声も高い作品だ。名作ラブストーリーを魅力的な俳優陣で映画化33年の時を経ても変わらず愛され続ける「ムーンライト・シャドウ」。そこには“恋人の死”という受け入れがたい現実に直面し、それでもなお、哀しみを乗り越え未来へ進んでいこうとする者たちが描かれ、彼らに巻き起こる様々な感情は、我々現代人にもきっと共感できるはず。そして本作には、吉本さんが「ぴったり」と太鼓判を押した、理想のキャスト陣が集結。主人公役には、『渇き。』『溺れるナイフ』『糸』などに出演、『沈黙-サイレンス-』でハリウッドデビューも果たした小松菜奈。また、モデルであり、「コウノドリ」で俳優デビュー以降、「偽装不倫」、『騙し絵の牙』、『his』と話題作に出演する宮沢氷魚。オーディションを勝ち抜き、本作で次世代を担う才能を遺憾なく発揮している佐藤緋美と中原ナナ。さらに、どんな役にもハマる抜群の演技力を持つ臼田あさ美。彼らが情緒豊かにその世界観を彩り、「ムーンライト・シャドウ」を見事に実写へと昇華させている。唯一無二の個性と確かな実力で魅せる主要キャラクター主人公・さつき/小松菜奈いなくなってしまった飼い猫を探している途中、身に付けていたはずの鈴を河原でなくしてしまう。そして偶然、鈴を拾ってくれた等と導かれるようにして出会い、瞬く間に恋に落ちる。等と穏やかな毎日を過ごしていたが、ある日突然、等を事故で失ってしまい、以来、深い哀しみに飲み込まれそうな気持ちを紛らわすように毎日走り続け、必死に哀しみと向き合おうとしている。そして不思議な女性・麗と出会い、徐々に“生きていく”という日常を取り戻していく。さつきの恋人・等/宮沢氷魚全てを包み込むような優しさを持つ一方、いつのまにかその場からいなくなってしまうような儚さがどこか漂う人物。さつきはその優しさと雰囲気に惹かれ、恋人として幸せな時間を過ごしていく。弟・柊とも仲が良く、柊の恋人・ゆみこと4人で過ごす時間も大切にしているが、突然、帰らぬ人となってしまう。等の弟・柊/佐藤緋美等の3つ下の弟。初対面の人に手料理を振る舞うことを流儀としており、食べている姿で相手がどんな人なのかを感じ取る。ある日突然、等と共に恋人・ゆみこも帰らぬ人となってしまい、さつきと同じく深い哀しみを紛らわすため、洋服好きのゆみこを想い、彼女の制服を着て生活することで何かを感じようとしている。柊の恋人・ゆみこ/中原ナナ洋服が好きで、ダンスが得意。満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な<月影現象>について、誰よりも興味を示す。さつきを慕い、4人で楽しく穏やかな日々を過ごしていたが、等と共に突然、帰らぬ人となってしまう。麗/臼田あさ美等を亡くしたさつきの前に現れる、不思議な女性。どこかミステリアスな存在で、<月影現象>へさつきと柊を導いていく人物。『ムーンライト・シャドウ』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト・シャドウ 2021年9月10日より全国にて公開©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会
2021年08月28日舞台『泥人魚(どろにんぎょ)』が、2021年12月6日(月)から12月29日(水)まで渋谷・Bunkamura シアターコクーンで上演される。宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、風間杜夫らが出演する。唐十郎の傑作戯曲『泥人魚』『泥人魚』は、2003年4月に唐十郎が「劇団 唐組」で初演し、第五十五回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞や第三十八回紀伊國屋演劇賞 個人賞に輝くなど演劇界を席巻した作品。人形劇『ひょっこりひょうたん島』をはじめ、数々の名作を残した井上ひさしが、「独特の詩情と叙情とユーモア。すぐれた劇詩人で舞台の魔術師、唐十郎の集大成」と絶賛した傑作戯曲でもある。ヒロインに宮沢りえ、磯村勇斗&愛希れいかも出演そんな『泥人魚』が、唐十郎と蜷川幸雄を師とする金守珍の演出により、初演以来18年ぶりに上演されることに。ヒロイン・やすみ役には、『下谷万年町物語』『盲導犬』『ビニールの城』に続き、舞台では本作が4作目の唐十郎作品出演となる宮沢りえを起用した。また、人気ドラマ『サ道 2021』や映画『東京リベンジャーズ』に出演し、劇場版『きのう何食べた?』の公開が控える磯村勇斗、宝塚歌劇団月組トップ娘役として人気を博し、退団後は舞台を中心に活躍する愛希れいかも出演。さらに風間杜夫、岡田義徳、大鶴美仁音、渡会久美子、広島光、島本和人、八代定治、宮原奨伍、板倉武志、奈良原大泰、キンタカオ、趙博、石井愃一、金守珍、六平直政もキャストに名を連ねる。舞台『泥人魚』あらすじ港の町を去って、今は都会の片隅にあるブリキ店で暮らす蛍一(磯村勇斗)。店主の静雄(風間杜夫)は 、 まだらボケの詩人だ。陽が落ちると急にダンディな夜の詩人と化す。ある時店に現れたのは、詩人を「先生」と呼ぶ男、しらない二郎(岡田義徳)。二郎は詩人静雄の元門下生であり、蛍一とは、長崎の諫早漁港で共に働いた仲だった。干拓事業の賛否に揺れる漁港では、湾を分断する「ギロチン堤防」が内側の調整池の水を腐らせ不漁が続き、池の埋め立てに反対だった仲間の漁師が、次々と土建屋に鞍替えしていく。そんな現実に絶望した蛍一は、港の町を去ったのだ。一方の二郎は、実は港に派遣された「さぐり屋」だった。依頼主は、月の裏側を熟知しているとのたまう女、月影小夜子(愛希れいか)。二郎の裏切りを蛍一がなじっていると、蛍一を探して、やすみ(宮沢りえ)という女が現れる。少女時代 、ガンさんという漁師に海で助けられ、その養女となった娘だ。「ヒトか魚か分からぬコ」と呼ばれるやすみは、ある約束を果たしに来たと言う。「人の海の貯水池で、言ったとおりの人魚になれ」と。蛍一の前で見せた片方の足には、一条のきらめくものがはりついていて──。<登場人物>やすみ(宮沢りえ)…「しゃっぱ漁港」から蛍一をさがして上京してきた娘。少女時代、ガンさんという漁師に、海で助けられ、そこの養女となる。海に漂う前は、椿という名でもあった浦上蛍一(磯村勇斗)…海の町を去って、今は都会の隅にあるブリキ加工店で暮らす月影小夜子(愛希れいか)…月の裏側を熟知していると、のたまう女性。しらない二郎を長崎に使いに行かした…。とある会社の秘書室長伊藤静雄(風間杜夫)…まだら呆けの詩人で、ブリキ店の店主作品詳細COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』作:唐十郎演出:金守珍出演:宮沢りえ、磯村勇斗、愛希れいか、岡田義徳、大鶴美仁音、渡会久美子、広島光、島本和人、八代定治、宮原奨伍、板倉武志、奈良原大泰、キンタカオ、趙博、石井愃一 、金守珍、六平直政、風間杜夫音楽:大貫誉美術:大塚聡照明:泉次雄音響:友部秋一衣装:伊藤佐智子ヘアメイク:新井健生映像:大鹿奈穂、石原澄礼殺陣:佐藤正行美術助手:岩本三玲演出助手:加藤由紀子舞台監督:幸光順平宣伝美術:榎本太郎宣伝写真:江森康之宣伝衣装:伊藤佐智子宣伝ヘアメイク:稲垣亮弐宣伝広報:ディップス・プラネット■公演スケジュール公演期間:2021年12月6日(月)~12月29日(水)全28回会場:Bunkamura シアターコクーン住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1チケット発売日:2021年10月17日(日)10:00~チケット料金:S席 11,000円、A席 9,900円、コクーンシート 5,500円(全席指定)※コクーンシートは特に見づらい席となっている。■プレイガイド・Bunkamura チケットセンター(オペレーター対応/10:00~17:00)10月17日(日)発売日初日特電:TEL 03-3477-991210月18日(月)以降:TEL 03-3477-9999・オンラインチケット MY Bunkamura(システム利用料無料 PC・スマホ共通/座席選択可能)・Bunkamura チケットカウンター:10月18日(月)以降 Bunkamura1F 10:00~18:00・東急シアターオーブチケットカウンター:10月18日(月)以降(渋谷ヒカリエ 2F 11:00~18:00)・チケットぴあ10月17日(日)発売日初日特電:TEL 0570-02-9923(Pコード不要 10:00~23:59)10月18日(月)以降:TEL 0570-02-9999(Pコード:507-689)24時間・音声自動応答公式サイト:PC ・スマホ共通/座席選択可能セブン イレブン(24時間対応/毎週火曜日・水曜日の1:30~5:30を除く)※一般発売初日 10月17日(日)の取扱いは10:00~・イープラス公式サイト:PC・スマホ共通/座席選択可能ファミリーマート各店舗(店内Famiポート直接購入/座席選択可能)・ローソンチケット公式サイト:PC ・スマホ共通/座席選択可能ローソン・ミニストップ各店舗(店内Loppi直接購入/Lコード:32885)・楽天チケット:公式サイト(PC・スマホ共通/座席選択可能)※本公演は政府の判断によるイベント収容率に基づき、販売座席を決定する。※公演中止または、主催者がやむを得ないと判断する場合以外のチケットの払い戻しはしない。※発売初日のみ1回の受付につき4枚までの枚数制限がある。※10月18日(月)以降は残席がある場合のみ取扱う。※未就学児童の入場はできない。※チケット購入時に登録の氏名・緊急連絡先は公的機関からの要請により提供する場合がある。※車椅子スペース(S席相当)には限りがある。車椅子での観劇希望者は、座席指定券を購入のうえ、早めにBunkamuraへ連絡する。S席以外の座席指定券購入者は、差額を支払う。また、座席で観劇する場合も公演日前日までに購入席番をBunkamuraに連絡する。※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は禁止。※各営業時間は変更になる可能性がある。詳細はホームページを要確認。【問い合わせ先】・チケットに関する問い合わせ先Bunkamura チケットセンター:TEL 03-3477-9999(10:00~17:00)・公演に関する問い合わせ先Bunkamura:TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)
2021年08月21日感染症によるマスク生活が長引き、「肌の調子が悪い」「肌が揺らぐ」といった悩みが増えた人も多いのでは。まだ出口が見えないからこそ、肌の調子を整えて、気持ちを前向きに保ちたいですね。ランコムは肌と向き合い、強さみなぎる輝き溢れる肌の第一歩を踏み出せるオンラインイベント「ランコム フューチャーサロン」を開催中。このほど、ゲストに宮沢氷魚さんを迎え、記者発表会をオンラインで開催しました。ランコムを代表する美容液「ジェニフィック」「ジェニフィック」は、2009年に誕生し、2019年9月には誰もが持つ美肌菌*に着目し進化しました。みずみずしい日本専用フォーミュラは、洗顔後すぐの肌に使用することで、浸透感の良い肌に。2020年には美容液売り上げプラス40%成長、数多くのベストコスメを受賞するランコムを代表するレジェンド美容液です。(*皮膚常在菌叢(ランコムとしての定義))「ランコム フューチャーサロン」発表会に宮沢氷魚さんが登場8月13日(金)のオープンに先駆け、「ランコム フューチャーサロン」の内容を紹介する当発表会にゲストとして登場したのが、宮沢氷魚さんです。ジェニフィックがもたらす強さみなぎる、輝き溢れる肌を体現する「Mr. ジェニフィック」を目指して「ランコム フューチャーサロン」内のコンテンツを体験。宮沢さんは、「ランコム フューチャーサロン」内で上映されるスペシャルムービーにも出演しています。ジェニフィックを愛用している宮沢さんは、使いだしてまだ間もないものの、ジェニフィックがスキンケアの中心的存在になったと、すでに宮沢さんにとって欠かせないアイテムとなっているといいます。毎日のルーティンとして活用し、ジェニフィックを使い肌と向き合う “ジェニフィックタイム”を日々大切にしているとのこと。「『Mr. ジェニフィック』と言ってもらえるように、もっとスキンケアや美肌菌*のことを知りたいですね。」と宮沢さんはこれからの抱負を語りました。(*皮膚常在菌叢(ランコムとしての定義))「ランコム フューチャーサロン」 実施概要■ イベント名:ランコム フューチャーサロン■ 期間:2021年8月13日(金)~19日(木)7日間■ URL:記事下部参照スマートフォンで顔写真を撮ると、AIが素早く分析してくれるゾーンや、宮沢氷魚さんのスペシャルムービーを公開しているゾーンなど、5つのゾーンが楽しめます。開催期間中、全ゾーンを体験して、ジェニフィック1年分ゲットのチャンスも。ランコム フューチャーサロンに隠れているジェニフィックボトルを探し、5本すべて集めてキーワードをゲット。ランコム公式LINEでキーワードを入力すると、ジェニフィック1年分など豪華特典のチャンス!ぜひ、フューチャーサロンの全ゾーンを体験して応募してください。【参考】※ランコム フューチャーサロン
2021年08月16日マスクをする生活には慣れてきたものの、真夏の高い気温や湿度に肌が慣れず、肌荒れを起こしてしまっている…という人は多いのではないでしょうか。そんな方にぴったりの体験型オンラインサロン「ランコム フューチャーサロン」が期間限定でオープンしました!オープンを記念した発表会では、ランコムの大人気美容液「ジェニフィック アドバンスト N」を愛用する俳優の宮沢氷魚さんが登場。自身の美肌の秘訣やスキンケアの方法なども聞くことができたので、早速レポートします!強さみなぎる、輝き溢れる肌へと導く「ランコム フューチャーサロン」2021年8月13日(金)〜19日(木)までの期間限定でオープン中の「ランコム フューチャーサロン」。肌と向き合う5つのゾーンを通して、ランコム先進のビューティーテックや、誰もが持っているという美肌菌*研究などを体験できるものです。(*皮膚常在菌叢(ランコムとしての定義))マスクや気温、湿気など肌にとって厳しい環境が続く今こそ、改めて自分の肌と向き合い、根本から健康的で美しい肌を保ちたいもの。本イベントは、将来の肌を強さみなぎる、輝き溢れる肌へ導くきっかけをつくってくれます。モバイル端末からいつでもどこでも無料でアクセスでき、堅苦しさなしで楽しめるのもポイントです!fam8_js_async(’’, ’_site=7202&_mloc=33117’);宮沢氷魚さんが美肌ルーティーンを大公開!発表会では、大人気俳優の宮沢氷魚さんが登場!仕事柄普段からスキンケアや美容に関心があり、家でのケアにも気を配っているそうです。普段欠かさずに行っている美容習慣を尋ねられると、「乾燥してしまうのでお風呂からあがったらすぐに顔と体をケアするようにしています。季節によって使うものや使う量を調整したり。とにかく時間との勝負です!」と、本格的な回答をしてくれた宮沢さん。ランコムの美容液 「ジェニフィック」も、最近使い始めたのだとか!「みずみずしくて肌にスーッと馴染んでいくんですよね。日本専用のフォーミュラということで、日本人の肌質にあっているような感じがします!」と、ジェニフィックがお気に入りの様子でした。さらに、「朝の洗顔後に使用しているのですが、一瞬で肌が潤い、気持ちよく目が覚めるので、朝のルーティーンとなっています。夜のお風呂あがりにもすぐに肌に馴染ませるようにしています。これも時間との勝負です!」と、詳しい朝のルーティーンも紹介してくれました。宮沢さんにとってジェニフィックを使うひとときは「自分の肌と向き合う時間」。その時の自分の肌の状態を確認し、それによって生活リズムを見直すなど忙しい中でも大切にしている時間の一つだといいます。肌状態を楽しく知り学べる「ランコム フューチャーサロン」を体験!自分の肌と向き合う時間を発展させ、さらにサイエンスの観点から肌状態を知ることができるのが「ランコム フューチャーサロン」。宮沢さんもタブレットで実際に体験!肌測定のゾーンはランコム初のオンライン肌診断ができ、スマートフォンで撮った画像でハリ・ツヤ・シミ・シワ・キメの5つの肌状態が判明。「すぐに判断してくれるし、周りの目も気にならないので男女関係なくおすすめできます!」と宮沢さんも太鼓判!ちなみに宮沢さんの結果は良いものだったのだとか。ランコムのインターナショナルサイエンティフィックディレクターである、ドクターアニーさんのコーナーも。健康な肌に不可欠な美肌菌*の重要性を学べますよ。(*皮膚常在菌叢(ランコムとしての定義))美肌菌とお肌に4層あるバリア機能の関係を体感できるゲームゾーン、オンライン限定の商品が購入できるバーチャルストアゾーンもあります。また限定ムービーゾーンでは、このオンラインサロンでしか見られない宮沢さんのかっこいい動画が公開されています!「リアルにショップに行って買い物をしたような感覚にもなれる」と、宮沢さん。自分が知らなかった肌に関する重要なポイントを知ることができ、楽しんで勉強できたと、体験した感想を笑顔で語ってくれました。気軽に出かけることが難しい昨今ですが、お家にいながら肌の状態を客観的に知ることができるなど美肌力を底上げできるコンテンツが魅力的でした。見ているだけでもテンションを上げてくれるので、ぜひアクセスしてみてくださいね。参考:ランコム フューチャーサロン
2021年08月16日ランコムは、8月12日(木)10時より、「ランコム フューチャーサロン」 オンラインイベントの記者発表会をオンラインで開催。ゲストには宮沢氷魚さんが登場し、「Mr. ジェニフィック」を目指すべく、サロン内のコンテンツを体験した。「ジェニフィック アドバンスト N」 製品概要「ジェニフィック アドバンスト N」は、美肌菌*の変化に着想を得て誕生。美肌菌*は誰もが肌に生まれ持つマイクロバイオーム(皮膚常在菌叢)のことで、肌のバリア機能を強化し、回復を促す重要な役割を果たしている。ランコムの15年にわたる美肌菌*研究を経て、2019年9月に進化した。(*皮膚常在菌叢(ランコムとしての定義))「ランコム フューチャーサロン」イベント冒頭、「ジェニフィックを使うことによって肌がみずみずしくなっていくのを感じました。日本専用のみずみずしいフォーミュラの美容液なので、僕の肌になじんでとても気に入っています。」とジェニフィックの魅力を語った宮沢さん。「ランコム フューチャーサロン」に降り立った宮沢さんは、「ランコムの先進のテクノロジーやサイエンスを感じられる、“フューチャーサロン”の名前にふさわしい世界観ですね」とフレッシュな笑顔を見せた。■ イベント名:ランコム フューチャーサロン■ 期間:2021年8月13日(金)~19日(木)7日間■ URL:記事下部参照・ゾーン1 AIで肌測定・ゾーン2 宮沢氷魚さん動画・ゾーン3 専門家のアニーに質問・ゾーン4 スキンバリアゲーム・ゾーン5 バーチャルストアオンライン限定キット■ジェニフィック キット30mLキット:11,000円(税込)/50mLキット:15,400円(税込)【製品内容(セット内容)】ジェニフィック アドバンスト N 30mLもしくは50mL (美容液)クラリフィック デュアル エッセンス ローション 50mL (美容化粧水/試供品)ジェニフィック アドバンスト アイクリーム 5mL (目もと用クリーム/試供品)ジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク 28g×1枚 (シート状マスク/試供品)■ジェニフィック アドバンスト N 定期お届け便(全5回)15,400円(税込) × 5回 お支払い総額77,000円(税込)(全3回)15,400円(税込) × 3回 お支払い総額46,200円(税込)【製品内容(セット内容)】ジェニフィック アドバンスト N 50 mL (美容液)ジェニフィック アドバンスト N 7mL (美容液/試供品)アプソリュ エッセンス ローション 50mL (化粧水/試供品)クラリフィック デュアル エッセンス ローション 50mL (美容化粧水/試供品)ジェニフィック アドバンスト ハイドロジェル メルティングマスク 28g×1枚 (シート状マスク/試供品)UV エクスペール トーン アップ ローズ 10mL (日やけ止め用乳液・メイクアップベース/試供品)(5回コースのみ最終回に、ジェニフィック アドバンスト N 30mL (美容液)をお届けします)8月13日(金)~19日(木)までの7日間は、ジェニフィック1年分など豪華特典のチャンスがあるキャンペーンも実施中。ぜひ「ランコム フューチャーサロン」にアクセスしてほしい。【参考】※ランコム フューチャーサロン
2021年08月16日小松菜奈、宮沢氷魚を迎え、吉本ばなな著「キッチン」収録の短編小説をマレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督が映画化した『ムーンライト・シャドウ』。この度、原作ファンから注目を集めていた柊(ひいらぎ)役に期待の若手俳優・アーティストの佐藤緋美、物語のキーパーソンとなる麗(うらら)役に臼田あさ美が決定。さらに、彼らが登場する本予告と、メインビジュアル、コラボレーションソングが解禁された。本作は、ある日突然、愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。主人公さつき(小松菜奈)の恋人で、突如帰らぬ人になってしまう等役を宮沢氷魚が演じることが発表され、原作ファンの間でも大きな話題をさらった。そしてこの度、追加キャストが明らかとなり、「いったい誰がやるのか?」と真っ先に大きな注目が集まっていた柊のキャスティング。柊は兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、兄の恋人であったさつきともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく難しい役どころ。そんな柊役を今回見事オーディションで勝ち取ったのが、浅野忠信とCharaを両親にもつ俳優・アーティストの佐藤緋美。2018年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」(18)で主演デビューし、その後『#ハンド全力』などの映画に出演、【HIMI】としてのアーティスト活動でも、才能あふれる独自の存在感を発揮している。柊は亡くなった恋人・ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。佐藤さんは演じることが決まった際、「まさかこの役をいただけるとは思っていなかったのでびっくりした。柊は僕自身と合致する部分が全くないので、正直すごく難しかったけれど、だからこそ挑戦してみたいと思った」と語っている。印象的なもみあげ・おかっぱの髪型も「素の自分とは違う姿で演じたい」と自ら監督に提案。監督は佐藤さんを起用した理由として「オーディションで、独自のリズムとテンポによって出来た別世界に住んでいるような印象で、原作で描かれる柊にとても近いと感じた」と語り、現場では「自由奔放で、刺激的なエネルギーを発していた」とふり返る。そしてもう一人、原作ファンが注目していたキャラクターで、さつきの前に現れる不思議な女性・麗役には、映画『南瓜とマヨネーズ』『愚行録』『美人が婚活してみたら』『架空OL日記』など、幅広いジャンルの作品でどんな役でも演じきる、臼田あさ美。麗は、どこかミステリアスな存在感を放ちながら、「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象〈月影現象〉へ、さつきと柊を次第に導いていく。臼田さん自身も「とても不思議なキャラクターで、答えがないと感じた。『監督はこの作品をどんな風に撮るんだろう?』と、予測できない部分に興味が湧いた」とオファーを受けたときをふり返る。麗がどんな風に作品にスパイスを加えているのか、期待が高まる。また、柊の恋人・ゆみこを演じた中原ナナは、「カネボウ」や「コカ・コーラ」「Adidas」などの海外広告のイメージモデルとして活躍し、本作でゆみこ役のオーディションを見事に勝ち抜き、鮮烈な女優デビューを果たした。さつきの親友・蛍役に吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役に中野誠也など、原作にはないオリジナルのキャラクターも登場する。追加キャスト発表と併せて、60秒の予告映像が解禁。「等はいつも、小さな鈴を肌身離さず持ち歩いていた。それは彼のそばを最後まで離れない運命となった――」。さつき(小松さん)の含みのあるナレーションとともに始まる映像には、失くした鈴をきっかけに出会い、恋に落ち、付き合い出すさつきと等(宮沢さん)の幸せいっぱいの姿が。そして、等から紹介され、初めて会ったときから意気投合した等の弟・柊(佐藤さん)とその恋人のゆみこ(中原さん)との、何気ないけれど穏やかで幸せな4人の日々が、安らかでどこか神秘的な音楽とともに美しく収められている。だが、突然の着信音により状況は一変。「事故があって、二人とも、死んだ――」柊から電話越しに受けた突然の訃報に、深い哀しみに打ちひしがれ、生きる気力さえも失ってしまったような、痛々しいさつきの姿が画面いっぱいに映し出される。ここで小袋成彬によるコラボレーションソングの「Parallax」がかかると、不思議な女性・麗(臼田さん)に出会い、「満月の夜の終わり」に「死者と再会できる」〈月影現象〉という不思議な現象に導かれていくさつきと柊の姿が描かれる。さつきの中に湧き上がる等と過ごした愛しい記憶、「もう、その音は、私の頭の中にしかなくて……」涙を流しながらあふれる想いを“声”に出すさつき。彼らは愛する人との別れをどう乗り越えるのか――。「どこかとどこかの歯車が、偶然噛み合ったら、何かが起こるのかも」という、等からの最後のメッセージに込められた意味とは?コラボレーションソング「Parallax」は、小袋さんの2019年12月にリリースされた2ndアルバム「Piercing」以来1年9か月振りとなる新曲予告映像内で楽曲も同時に初解禁となった。2018年に宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム「分離派の夏」でメジャーデビュー、現在はロンドン在住で、アーティストとして活動する傍ら、プロデューサー、作家としてもマルチに活躍。彼の研ぎ澄まされた感性による音楽が、本作のどこか日常から少し浮いているような世界観とマッチし、その美しくも儚いメロディーが映像を彩る。さらに、メインビジュアルには「ひとつのキャラバンが終わり、また次が始まる。」とのコピーが。これは原作の小説でも非常に印象深く刻まれている、主人公・さつきの台詞。「キャラバン」という、一見聞きなれないが心の奥深くに残るその言葉からは、原作者・吉本ばななの作品が内包する、現実と妄想の狭間のような独特の世界観が浮かび上がり、映画にも描かれている1つの“メッセージ”となっている。『ムーンライト・シャドウ』は9月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト・シャドウ 2021年9月10日より全国にて公開予定©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会
2021年08月13日窪田正孝と宮沢りえが共演する、ユーモアと皮肉に満ちた新時代ポリティカルコメディ映画『決戦は日曜日』よりティザーポスタービジュアルと場面写真が到着した。今回完成したティザーポスターは、選挙が近くなると街中で目にする選挙ポスターを模したデザイン。民自党公認・新人の川島ゆみ(宮沢さん)の選挙ポスターが貼られ、その下で主人公・谷村勉(窪田さん)が困惑の表情を浮かべる、選挙戦の行方が気になる仕上がりとなっている。そして今回新たに、場面写真が9点一挙に到着。谷村や、市民の前で熱弁する川島。川島をサポートする秘書軍団メンバー岩淵勇気(赤楚衛二)、田中菜々(内田慈)、濱口祐介(小市慢太郎)、向井大地(音尾琢真)。癖のありそうな後援会重鎮三人衆や、県議会議員などの姿も写し出されている。『決戦は日曜日』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:決戦は日曜日 2022年1月7日より全国にて公開Ⓒ2021「決戦は日曜日」製作委員会
2021年07月28日「宮沢さんが10月クールの連続ドラマに出演することが内定したそうです。民放の連ドラに出演するのは’04年の『一番大切な人は誰ですか?』(日本テレビ系)以来だといいます」(テレビ局関係者)17年ぶりに民放連ドラへ“帰還”する宮沢りえ(48)。37年にわたるキャリアのなかでも本作は彼女にとって挑戦作になるという。「ネット上などで起こる現代社会の闇を描いた社会派ミステリー作品。宮沢さんは幸せだったはずの家庭から娘とともに突如失踪する母親役を演じるそうです」(前出・テレビ局関係者)ここ数年、映画や舞台を中心に活躍してきたりえ。そんな彼女が連ドラ復帰を決めた裏にはコロナ禍の苦境が影響していると、ある舞台関係者は言う。「宮沢さんは昨年2本の舞台に出演予定でしたが、感染拡大で中止に。長時間マスクなしで演じることなどから今も舞台はコロナの影響を受けやすい。そのため舞台よりもリスクの少ない連ドラ出演を決めたのではないでしょうか」昨年、インタビューでの「来年はどんな年になる?」という質問に対してりえはこう答えている。《まだハッキリとは分かりませんが、お客様を前に舞台でお芝居をすることが当たり前じゃなくなった時期を経たことで、仕事への向き合い方が変わっていくと思っています》(『otona MUSE』’21年2月号)■りえの背中を押した森田との“夫婦ルール”女優人生の岐路に立つりえを支えているのが’18年3月に結婚した夫の森田剛(42)。森田との間に定めた“夫婦のルール”が今回の判断を後押ししたようだ。「森田さんは故・蜷川幸雄さんも高く評価したジャニーズきっての演技派。宮沢さんと森田さんは役者としても信頼し合っており、オファーがあった際はお互いに台本や企画書をチェックして、相談するのが2人のルールだといいます」(前出・舞台関係者)11月1日をもってジャニーズ事務所を退所する森田の決断も、りえを奮い立たせているという。「退所後、森田さんは大好きな舞台を主軸に俳優業に専念する考えのようです。ただ、この状況下なので舞台は収入的には大きなリスクを伴います。最近の宮沢さんは『全裸監督2』(Netflix)や来年放送の大河『鎌倉殿の13人』(NHK)に出演するなど、ドラマへの出演を増やしています。今回の連ドラ復帰にも、役者として新たなステージに立つ森田さんを全力で支えたいという気持ちがあるのだと思います」(前出・テレビ局関係者)転換期を迎えても、“役者夫婦の絆”は不動のようだ――。
2021年07月27日