主演の西島秀俊、三浦友和、大森南朋、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔らが共演した『グッバイ・クルエル・ワールド』のBlu-ray&DVDが3月3日(金)に発売される。主演を務めるのは、第94回アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた映画『ドライブ・マイ・カー』での演技で、全米映画批評家協会にてアジアの俳優で初となる主演男優賞を受賞するなど、快挙を成し遂げている西島秀俊。共演にも日本映画界の重鎮から、多彩な役柄を無限に演じ分ける実力派、まだ見ぬパワーを秘めた新たな才能たちまで無敵の豪華キャストが集結。今回、Blu-ray&DVDの発売を記念し、西島さん、三浦さん、大森さん、宮沢さん、玉城さん、奥野瑛太、大森立嗣監督よりコメント映像も到着した。大森監督は『日日是好日』(18)や『MOTHER マザー』(20)を手掛けたことで知られ、脚本は『死刑にいたる病』(22)や『そこのみにて光輝く』(14)の高田亮が務めた。大森監督の生々しいまでにこだわる人物描写はそのままに、スタイリッシュな映像による銃撃戦や、さらにソウルやファンク、音楽やファッションにもこだわった、ジャンルを超えた組み合わせで“クルエル”・ワールドを魅せる。映像特典には、撮影現場の裏側に密着したここでしか観られない映像たっぷりのメイキングを収録。さらにBlu-rayのみの限定特典として、大ヒット祈願イベントや完成披露イベントなどイベント集も収録予定。豪華キャストが撮影時の想いや見どころなどを熱く語っている。『グッバイ・クルエル・ワールド』Blu-ray&DVDは3月3日(金)より発売。※レンタル同日リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2023年01月09日ヨーロッパ企画とニッポン放送が贈るエンタメ舞台シリーズの第三弾、『たぶんこれ銀河鉄道の夜』が今春、開幕する。作・演出の上田誠(ヨーロッパ企画代表)が立ち上げるのは、宮沢賢治の傑作『銀河鉄道の夜』をファンタジー×コメディ×音楽で大胆アレンジした劇世界だ。「『銀河鉄道の夜』という作品の凄さは“鉄道が銀河を走る”という発想の大勝利とも言えるキャッチーさ、そしてキリスト教的な死生観にもつながる深いテーマをファンタジックに描いている点だと思うんですね。僕はファンタジーやSFが大好きなので、ぜひ一度やってみたかった。夜テイストの音楽に乗せてポップに描けるんじゃないかなと」(上田)現代に生きる主人公・ナオは、ふとしたことから“自己犠牲に向き合った人が乗れる”銀河鉄道に乗り込むことに。次々に出会う乗客たちに揉まれるうちに、いつしかデスゲームに巻き込まれ…!?今夏の舞台『VAMP SHOW』で魅惑の存在感を放って印象を残した俳優、久保田紗友が「コメディに少しだけ苦手意識がある自分にとって絶対にスキルアップになる舞台、ぜひやりたい!と思いました」と意欲満々、ナオ役に挑む。「上田さんが作る劇世界は、笑いにならないようなことを笑いにしてしまう、複雑なことをシンプルに面白く表現しているところが凄いな!と思います」(久保田)「久保田さんは、真っ直ぐな気持ちで仕事に取り組まれる方なんだなと。『銀河鉄道の夜』には宮沢賢治の野心的な企みと同時に、「幸せを求めるにはどう振舞うべきか」という作者の真摯な視点が感じられます。ひたむきさ、清廉さのある主人公じゃないと真摯なテーマ&エンタメ性のある作品は乗りこなせない。久保田さんならデスゲームに打ち勝ってくれそうだなと思いました」(上田)“負けず嫌い”“忍耐強い”と、久保田から自己分析ワードが出ると、「なるほど、今聞いたことを台本にフィードバックしよう」と上田がほくそ笑む。「え、軽はずみな発言は出来ないですね」と笑う久保田に、上田は「いやいや、稽古場ではどんな軽はずみもOK!」。会話リズムの小気味良さに、舞台に懸ける同等の熱量が伝わって来る。初タッグの化学反応で寓話の傑作がいかなる変貌を遂げるのか、注目必至である。「テーブルワークをたくさんやって、上田さんと出演者の皆さんとのコミュニケーション、その繋がりを大切にしたい。新しい形の『銀河鉄道の夜』は今の時代だからこそ響く内容になるのでは。普段は慎重だけど、大胆に演じられたらいいなと思います。」(久保田)「えっ、『銀河鉄道の夜』でこんなことしていいの!?ってアレンジになっていますが、名作の本質をちゃんと捉えつつ、人間の深いテーマを大逆転で超エンタメに仕上げられたらと思っています」(上田)取材・文上野紀子
2023年01月05日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中なったアイドルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。「小学生のころからモデルとして活躍していた宮沢りえさんを、一躍スターダムに押し上げたのは、’87年に放送された三井のリハウスのCMです。オランダ人の父を持ち、スタイルも顔立ちもお人形さんのよう。若さにあふれており、きわめて’90年代的な表現ですが、まさに“ピチピチ”のかわいい女性でした」こう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。そんな宮沢りえは、映画『ぼくらの七日間戦争』(’88年)で映画初主演後、『青春オーロラ・スピンスワンの涙』(’89年、フジテレビ系)で連ドラ主演、小室哲哉プロデュースの『ドリームラッシュ』(’89年)で歌手デビューを果たすなど、きわめて順風満帆。「普通なら、このままドラマやバラエティ番組への出演を続けて人気を安定させるところですが、’90年のカレンダーで、大胆な“ふんどしルック”を披露しました」“りえママ”こと、母・光子さんのプロデュース力もあり、人気絶頂の18歳で、ヘアヌード写真集『Santa Fe』(’91年、朝日出版社)を発表。つねに話題を提供し続けた。「裁判にもなった大島渚監督の『愛のコリーダ』(’76年)以来、ヌードが“わいせつか芸術か”をめぐっては、規制当局とアーティストのせめぎ合いが続いていました。その先頭に立っていた篠山紀信さんは、’91年に樋口可南子さんの写真集で、ヘアヌードを事実上の解禁へと導き、『Santa Fe』も150万部を超えるベストセラーに。ヘアヌードは社会現象と言われるほどになりました」■90年代初め、話題はいつも“宮沢りえ”だった長年の論争に終止符が打たれるほどの衝撃を与えた宮沢は、’92年、超人気力士・貴花田と婚約を発表。「日本を代表するアイドルが、相撲部屋のおかみさんになるなど、誰も予想しなかったはず。それからわずか2カ月後に、婚約解消を発表したことにも驚きました」出演映画の降板騒ぎもあり、精神面を心配する声も聞こえていた。「当時の常識では、婚約解消された女性に対してネガティブなイメージを持つ人も多かったはず。女性タレントにとっては、致命的なスキャンダルともいえました」しかし、こうした古い常識を打ち破ったのもまた、宮沢自身。「’94年、タカラCanチューハイのCMでの『すったもんだがありました』というセリフで、過去のできごとを笑い話に。その後も話題作に出演し、着実にキャリアアップしていきます。この強さは、日本の女性の生き方にも強く影響を与えたはずです」【PROFILE】牛窪恵’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
2023年01月03日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中になったアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「私がデビューして間もないころ、写真家のアラーキー(荒木経惟)さんに誘われて、役者仲間たちと六本木のバーへ行くと、そこに宮沢りえさんとりえママが!上京したばかりで、田んぼから出てきたカエルのような私はイモくさい服装だったのに、りえちゃんはモダンなアニマルファーのかわいらしいミニワンピ。りえママから『りえ、何か弾いたら』と促されてグランドピアノを弾き始めると、大騒ぎしていた私たちは静まり返り、その存在感に圧倒されてしまいました」デビュー当時の思い出を語るのは、女優の鈴木砂羽さん(50)だ。女優として活躍するため、劇団で研究生をしていたころ、宮沢りえから目が離せなかったという。「“表現者になりたい”と志す土台を作ってくれたのは、小学1年から習い始めたモダンバレエ。県下(静岡県)ではいちばん大きな教室で、年に1回は大きな市民会館で舞台に立っていました。人前でスポットライトを浴びて演じた経験は大きなもの」舞台の上では積極的だったが、ふだんの学校生活はインドア派、1人でいることが多かった。「両親が画家ということもあって、絵を描くのが好きでした。漫画も好きで、一条ゆかり先生の『有閑倶楽部』(’81年~、集英社)や池野恋先生の『ときめきトゥナイト』(’82~’94年・集英社)を読んでは、キャラクターを描き写していました。クラスの友達はジャニーズに夢中でしたが、私は『魔法の天使クリィミーマミ』(’83~’84年、日本テレビ系)にどハマり。再放送やレンタルビデオで何度も見返し、魔法の力を借りて東京に行ってアイドルになる女の子を主人公にした『ラブリードリィ』というオリジナルの漫画を描いたほどでした」高校卒業目前の’90年代初め、砂羽さんは進路に迷っていた。「モダンバレエを続けたことが表現をする自信になっていたし、高校時代に自主映画を製作した経験から、演技の勉強をしたいと思ったんです。憧れの桃井かおりさんや樋口可南子さん、安田成美さんとゆかりのある女子美術大学を目指し、当時はそんなに難易度が高くなかった短期大学部の服飾デザイン系の学科に入学することができました」■三井のリハウスのCM以来、宮沢りえに夢中上京後は、芸能プロダクションが併設されている俳優養成所の門をたたいた。演技のほかにも、歌やダンスなどひととおり習うことができ、女優を目指す野心の強い人たちも集まっていた。「でも、何か違うと感じて……。親にお金を出してもらっていたので1年間は通ったのですが、わりとブランド志向だった私は、“名門に行ってもっと勉強したい”と文学座を目指すことに」当時、朝ドラヒロインの登竜門ともいわれた文学座には、研究生の募集に数千人が集まったが、見事に合格。「研究生として所属することが決まり、女優になるという夢が近くなったような気がして、短大は1年で中退しました」宮沢りえの『Santa Fe』が発売されたのも、ちょうどこのころだった。「当時、トップアイドルが脱ぐなんて初めてのことじゃないですか。それだけでも衝撃的なのに、写真は健康美そのもので、めちゃくちゃきれい。そもそも、私は高校時代に見た三井のリハウスのCM以来、りえちゃんに夢中でした。ありえないくらいかわいくて、実在するのか?本当に人間なのか?と考えて呆然としてしまうほどの美少女。お母さんが日本人でお父さんがオランダ人というハーフなんですが、かなり日本人に近い。こんなハイブリッドな美しさは、逆さになってもかないません。うらやましいを通り越した存在」写真集発表後、砂羽さんにとって宮沢りえは女神のような存在へ。「カラオケで友達が小室哲哉さんプロデュースの『ドリームラッシュ』を歌っているのを聴くだけでテンションが上がりました」さらに女神は、貴花田(現・貴乃花光司)との婚約を発表し、彼女を驚かせた。「婚約のニュースをバイト先のスナックで知って震えるくらい動揺しました。それからですね、りえちゃんだけでなく、なぜかりえママからも目が離せなくなったのは」テレビのワイドショーや女性週刊誌では逐一、りえやりえママの動向が報じられた。「表紙に『りえ』という文字を大きく打ち出していた『女性自身』も毎号欠かさず、当時通っていたお風呂屋さんで読みました。りえちゃんが“お寿司を8貫食べた”という報道ひとつにも、いちいち感動していました」砂羽さんがまだ駆け出しのころ、市原悦子さんと宮沢りえが親子役を演じる『花嫁介添人がゆく』(’90~’96年・フジテレビ系)というドラマシリーズにゲスト出演する機会に恵まれた。「私なんかがおいそれと話しかけられる存在ではありませんでした。でも、あのころ、寿司を8貫食べたという記事があったのに、今は週刊誌で激ヤセと報じられるなど、すごく心配で……。それで私の出番が終わったとき、思い切って手紙を渡したんです。ただ、その内容が“一連の報道を聞いて心配” “話を聞いてあげたい”というようなことを長々と書いた偏執的なもので、今振り返ると恥ずかしさしかありません」’90年代はずっと風呂なしアパートで過ごすほどの貧乏生活が続いたがーー。「お風呂屋さんのお母さんが見かねて卵やキャベツをくださったり、俳優の仲間が貧乏アパートに来て、朝まで怪談話をしたり、ボロボロの中古車でドライブしたり……。毎日が楽しくて豊かでした。そんな20代の経験が女優に生かされていると思います」人生経験を重ね、女優として成長した砂羽さんは、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(’11年、NHK)で再び宮沢りえと共演することに。「撮影時は、りえちゃんとごく普通にお話しすることができました。あの手紙の送り主と、私が結びつかないことを、今でも祈っています(笑)」【PROFILE】鈴木砂羽’72年、静岡県生まれ。’94年に、荒木経惟の写真集を原作とした映画『愛の新世界』で主演デビュー。その後も舞台、テレビドラマで幅広く活躍するかたわら、特技を生かして漫画誌でコミックエッセイの連載も。’22年の『相棒21』にて、14年ぶりに亀山薫の妻・美和子役に復帰した
2023年01月03日木村拓哉が織田信長、綾瀬はるかが濃姫を演じるほか、宮沢氷魚、音尾琢真、斎藤工、中谷美紀らも出演する映画『レジェンド&バタフライ』より、信長と濃姫の新場面写真が公開された。本作の脚本を担当するのは、「コンフィデンスマンJP」シリーズ、大河ドラマ「どうする家康」などを手掛ける古沢良太。本作では、“政略のために結ばれた二人”という男と女のラブストーリーを書き上げた。信長と濃姫は10代半ばで政略結婚という最悪な形で出会う。結婚も含めてひとつひとつの選択次第で一族が滅んだり、一気に繁栄したりする状況で、水と油のような関係の2人が、同じ時間を共有し、困難を乗り越えていく中で少しずつ絆が生まれ、そして天下統一という夢に向かって奔走していく。今回、濃姫との関係を中心にとらえることで、新たな信長像が見事に浮かび上がってくる。我々が抱く信長のイメージは、創作による影響が大きく、先人たちは時代や状況に合わせてエンタメとして信長をキャラクター化してきたといえる。本当はどのような人物だったのかは誰も分からない、古沢さんは先人たちのようにいまの時代に合わせて再び信長を捉えたという。古沢さんは「この作品にふさわしい信長像を作り上げようという気持ちで創作しました」と語り、現代的な女性として描かれる濃姫の存在を通した、夫婦という関係性から、これまでにない“ひとりの人間”としての戦国の世に生きる織田信長を描いた。また古沢さんは、「物語の舞台は戦国時代、常に死と隣り合わせで生きている人たちだからこそ表現できるものは、どうしたってドラマチックになる。些細なやり取りであっても愛おしさがより大きく、儚さがより深く伝わるはず」ともコメント。現代とは全く違う戦国の世だからこそ、そこに生きる男と女の生き様が、現代を生きる者に新鮮に映るはずと確信をもって、信長と濃姫、そして濃姫を通した“人間”信長を書き上げた。そんな想いを込めた信長と濃姫が、力強い視線を送る今回の場面写真。簡単に夫婦という言葉では表現できない複雑な、どこかでお互いを信頼しているかのような関係性が感じ取れる。『レジェンド&バタフライ』は2023年1月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:レジェンド&バタフライ 2023年1月27日より全国にて公開©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2022年12月29日鈴木亮平と宮沢氷魚が恋人役を演じ、第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された映画『エゴイスト』から、ふたりの愛に満ちた本予告と本ビジュアルが解禁となった。東京国際映画祭にていち早く鑑賞した観客からは、「言葉も無用なほど純愛に満ち溢れた傑作」「この映画の記憶を反芻しそうだ」「キャスティングがぴったり」「すべてよかった。文句がつけられない」「惹かれ合うこと、求め合うことの美しさが投影されていた」「あの世界の中に永遠に、い続けたかった」など、キャスト陣たちの演技や、本作の世界観に好感触の声が続出している。この度解禁となった本予告では、ハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔(鈴木亮平)と、シングルマザーである母(阿川佐和子)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)が出会い、惹かれ合う姿が映し出される。息子がゲイであると知らずに「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と悪気なく言ってくる父親(柄本明)の言葉をかわしつつも、龍太の実家を初めて訪れる時には「恋人の親に会うとか無いから」と不安や緊張でいっぱいになる浩輔。普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、時に龍太の母も交えながら和やかな満ち足りた時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔の元に1本の電話がかかってくる…。終盤に畳み掛けられていく幸せに満ちた2人の姿から一転、「僕は愛が何なのかよくわからないです」という浩輔が絞り出す弱々しいつぶやきで、予告は幕を閉じている。また本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったもの。鮮烈な愛を体現した鈴木さんと宮沢さんの姿のほか、タイトル『エゴイスト』が示す意味のヒントを表した「愛は身勝手。」というストレートでシンプルなキャッチコピーが目を引くものとなった。『エゴイスト』は2023年2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の予告映像・本ビジュアルが20日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。予告ではまるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔が、シングルマザーである母(阿川佐和子)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合う様子が収められる。息子がゲイであることを知らずに「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と悪気なく言ってくる父親(柄本明)の言葉をかわしつつも、龍太の実家を初めて訪れる時には「恋人の親に会うとか無いから」と不安や緊張でいっぱいになる浩輔と、普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、時に龍太の母も交えながら和やかな満ち足りた時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔の元に一本の電話がかかってくる。幸せに満ちた2人の姿から一転、「僕は愛が何なのかよくわからないです」という浩輔が絞り出す弱々しいつぶやきで予告は幕を閉じる。本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったものとなった。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日鈴木亮平と宮沢氷魚が恋人役で共演する映画『エゴイスト』が2023年2月10日(金)に公開される。この度、ふたりの愛に満ちた予告映像と本ビジュアルが解禁された。愛と毒のある切り口で数々の名コラムを世に送り出してきた高山真の自伝的同名小説を、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司監督が映画化。『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞し、Netflix映画『シティーハンター』への主演も話題の鈴木亮平が主人公の浩輔を、その恋人となる龍太を『レジェンド&バタフライ』やNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』など話題作への出演が続く宮沢氷魚が演じ、鮮烈な愛を体現している。さらに浩輔の父親役で柄本明、龍太の母親役で阿川佐和子が出演する。先日開催された第35回東京国際映画祭で、コンペティション部門に選出された本作。いち早く映画祭で観た観客からは「言葉も無用なほど純愛に満ち溢れた傑作」「この映画の記憶を反芻しそうだ」「キャスティングがぴったり」「惹かれ合うこと、求め合うことの美しさが投影されていた」などのコメントが寄せられ、公開前から注目を集めている。この度、それらの魅力がたっぷり詰め込まれた予告映像と本ビジュアルが解禁された。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔(鈴木)。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母(阿川)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢)。ふたりは惹かれ合い、恋人になるまで時間はかからなかった。「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と、息子がゲイであることを知らずに言う父親(柄本)の言葉をかわしつつ、龍太の実家を初めて訪れる際には「恋人の親に会うとか無いから」と不安になる浩輔。普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、ときに龍太の母も交えながら和やかな時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔のもとに1本の電話がかかってくる……。予告にはふたりの幸せに満ちた姿が次々と映し出されるも、終盤には一転、浩輔は「僕は愛が何なのかよくわからないです」と弱々しくつぶやく。この切ない言葉は何を意味しているのか?あわせて公開された本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったもの。タイトル『エゴイスト』が示す意味のヒントにもなっている「愛は身勝手。」というストレートなキャッチコピーも目を引く仕上がりとなっている。映画『エゴイスト』本予告『エゴイスト』2023年2月10日(金)公開レイティング:R15+© 高山真/小学館© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年12月20日展覧会「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」が、2023年1月28日(土)から3月26日(日)まで八王子市夢美術館にて開催される。ますむらひろしの展覧会 - 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を漫画化「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」は、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』を漫画化し、『銀河鉄道の夜・四次稿編』として世に送り出した漫画家・ますむらひろしの生原稿や創作資料などを紹介する展覧会だ。『銀河鉄道の夜・四次稿編』の漫画生原稿や資料が集結『銀河鉄道の夜・四次稿編』は、宮沢賢治が紡ぐ独特のファンタジーと、ますむらひろしの描く猫のキャラクターが交差し、昇華された、美しくも切ない世界観が魅力の漫画。展覧会「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」では、『銀河鉄道の夜・四次稿編』既刊全4巻のうち第1巻、第2巻にフォーカスし、ますむらひろしが描いた漫画生原稿やメモ、ラフスケッチ、資料などを展示する。表情豊かなキャラクター達の姿や、緻密に描き込まれたファンタジックな世界観に注目だ。【詳細】ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編会期:2023年1月28日(土)~3月26日(日)会場:八王子市夢美術館住所:東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F時間:10:00~19:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日観覧料:一般 700円、学生・65歳以上 350円、中学生以下無料【問い合わせ先】八王子市夢美術館TEL:042-621-6777
2022年12月19日舞台、映像の両分野で活躍を続ける中村倫也と黒木華が、宮沢賢治(ケンジ)とその妹とし子(トシ)を演じる舞台『ケンジトシ』が、コロナ禍による無期延期を経て2023年2月に東京、3月に大阪で上演される。2019年の共演ドラマ『凪のお暇』で大注目を浴びたふたりの舞台初共演となる本作に、劇作家・北村想と演出家・栗山民也という、意外にも初顔合わせとなる演劇界の巨頭ふたりが挑む。どこか摩訶不思議で哲学的で、人を煙に巻いたような語り口でありながら、最終的には美しく瑞々し い叙情感へと導かれる北村想の世界。彼が「宮沢賢治と妹トシ」の絆をどのように描き、栗山民也がどの ような切り口で舞台上にその世界を描き出すのか期待せずにはいられない。聡明で賢治のよき理解者として精神的な支えであったと言われているトシは、若くして病に倒れ、故郷に戻り闘病を続けるなか賢治との絆を深めていくが、賢治が見守るなか24歳で早世する。賢治の創作へのインスピレーションであったのではないかとも思えるふたりの関係を、本作では兄妹に関心を寄せる第三者の目を通してふたりの濃密な対話や発見を追いかけていくという。出演はほかに山崎一、田中俊介、河内大和、野坂弘、依田朋子。そしてヴィオラ奏者の徳高真奈美がその弦の調べで物語を彩る。上演に際して主催からは「劇場にて、舞台上の人物たちと共に、東北の大地の土塊を踏みしめるように旅をし、風を感じ、言葉を受け取っていただきたい、と願っています」とメッセージが寄せられた。チケットは12月17日(土)より一般発売。<公演情報>『ケンジトシ』作:北村想演出:栗山民也出演:中村倫也 / 黒木華 / 山崎一 / 田中俊介河内大和 / 野坂弘 / 依田朋子 / 徳高真奈美《ヴィオラ演奏 》【東京公演】日程:2023年2月7日(火) ~2月28日(火)会場:シアタートラム【大阪公演】日程:2023年3月3日(金)~3月10日(金)会場:サンケイホールブリーゼ公演に関するお問い合わせ:シス・カンパニー公式サイト(mailto:info@legendstage.co.jp)TEL:03-5423-5906(平日11:00~19:00)
2022年12月16日女優の宮沢りえさんが、otona MUSE 2023年1月号の撮影カットを公開し、その写真が大人の色気が漂っていると話題になっています。美脚に細ウエスト!雰囲気の異なる2枚の写真を投稿 この投稿をInstagramで見る RIE MIYAZAWA(@riemiyazawa0406_official)がシェアした投稿 1枚目はタイツの上にレギンスを重ね、ピンヒールを合わせたかっこいいモノトーンスタイルの宮沢さんが。大きな襟元と袖を通さないスタイルのオーバーシャツに身を包み、ボトムはぴったりめなコーデでサイズ感のメリハリがおしゃれ!さらに透けタイツからのぞく脚も美しく、クールな存在感を放っています。2枚目は、Tシャツ、レザー、スラックスと異なる素材を組み合わせており、ラフとかっちりを掛け合わせた普段ではあまりやらないような珍しいミックススタイル。素材の違いを目立たせすぎないモノクロ仕様で撮影されており、絵画のような世界観。くびれのあるきれいなウエストにも注目です!本人も「はぁ、楽しぃ時間だった。」とコメントするほど満足度の高い撮影だったそうこの投稿には「ファッションへの愛情とリスペクトが詰まった服を、皆んなで選んで、どういう世界観に着地するか、それぞれが、それぞれの想いを重ね、持ってる引き出しをあけていく。。。子供の頃、外国のファッション雑誌をワクワクしながら立ち読みしていた、夢みたいなものが、叶う時間だなぁ。」という宮沢さんのつぶやきも添えられており、かなり納得のいく撮影だったご様子。そんなモデルとしても大活躍されている宮沢さんのハイセンスなショットに今後も期待です!あわせて読みたい🌈板野友美さんが夫との2ショット公開「凄まじい美男美女」「お似合い」と反響
2022年12月07日俳優・宮沢氷魚が、来年1月20日(金)に初の写真集を発売することが決定。そして、3月をもって雑誌「メンズノンノ」のモデルを卒業する。1994年4月24日生まれ、第30回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、2015年10月号よりメンズノンノモデルとして誌面デビュー。近年では、初主演映画『his』や連続テレビ小説「ちむどんどん」などに出演。7年間同誌の専属モデルとして誌面を盛り上げてきた宮沢さんにとって、今回発売される1st写真集は、その集大成であり、メモリアルな1冊に仕上がっている。撮影は、沖縄と京都で6日間に及び敢行。メンズノンノのスタッフが集結し、1万枚を超えるシャッターが切られた。京都では、東福寺や旧三井家下鴨別邸などの貴重な歴史的建造物で撮影をしたほか、鴨川を背景に、思わずスタッフから感嘆のため息がこぼれた着物姿。沖縄での撮影は、子どものようにはしゃいで海で波と戯れたり、アイスを片手に古民家の周りを散歩したり、得意の三線を披露したりと、これまで見たことのないような素の表情をたくさん見せている。また、両都市ともに夜の街へ繰り出した大人の顔や、グルメを楽しむ様子なども収録し、まるで一緒に旅をしているような臨場感たっぷりの写真集となっている。発売に関して宮沢さんは「仕事というよりはみんなで旅行をしたような感覚で、素の自分の表情を沢山引き出していただきました」と撮影をふり返り、「全てがベストショットの連続です」と自信を見せる。また「28歳の今の自分のすべてが凝縮されていると言っても過言ではなく、10年後、20年後に見返しても、『あぁ、すごくイキイキしているな』と自分自身がエネルギーをもらえるような、心から素敵な1冊になっていると思います。メンズノンノで経験したことがすべて詰まった集大成となる写真集、ぜひご覧ください」と呼びかけた。さらに発売に先駆けて、写真集未収録のアザーカットも公開された。宮沢氷魚 1st写真集「タイトル未定」は2023年1月20日(金)発売。(cinemacafe.net)
2022年11月21日役所広司主演、菅田将暉、森七菜共演の『銀河鉄道の父』より追加キャストが発表され、ティザービジュアルが解禁された。本作は、大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、家族愛を描いた門井慶喜の第158回直木賞受賞作「銀河鉄道の父」の映画化。主演に役所広司、共演に菅田将暉、森七菜といった名優たちが集い、『八日目の蝉』『いのちの停車場』などの成島出が監督を務める。この度、発表となった追加キャストは、政次郎の妻で、賢治の母・イチに坂井真紀。賢治可愛さで突っ走る政次郎、そして時に対立する政次郎と賢治を誰よりも深い愛で見守る母親のイチを優しくおおらかに演じる。政次郎の父・喜助に田中泯。質屋に学問は必要ない、と頭脳明晰だった政次郎の進学を諦めさせ、政次郎を厳しく育てる。賢治に甘い政次郎を諭そうとする喜助を存在感たっぷりに演じる。賢治の弟・清六に、豊田裕大。自由奔放な賢治に、政次郎を筆頭に家族中が振り回されるが、我が道を行く賢治に憧れる清六。賢治の陰に隠れながらも優秀で誠実な清六をフレッシュに演じる。併せてティザーポスタービジュアルも解禁。満面の笑みの政次郎を中心に、純朴で健気な表情の賢治、爽やかな笑顔のトシ(森さん)、穏やかなほほ笑みのイチ、厳格な表情の喜助、真面目な清六と、宮沢家の面々の顔写真が立ち並ぶ印象的なビジュアルとなっている。「このバカ息子!でもラブだ!超マジだ!」というコピーからは、政次郎と賢治の一筋縄にはいかない親子関係、宮沢家を包み込む愛、ぶつかり合いながらも支え合う家族愛が伝わってくる。宮沢賢治没後90年(1896年8月27日生―1933年9月21日没)の2023年にふさわしい、珠玉の一本となることだろう。出演者コメント◆坂井真紀イチは、「人というものは、人のために何かしてあげるために生まれてきたのです」と、子供たちに言葉をかけていたそうです。母というものはどの時代でも、子供を思う気持ち、家族を思う気持ちは、変わらないものです。イチの心を通して見つめた宮沢家は、暖かくて色鮮やかで愛おしくて、「なるほどな」と頷きながら、宮沢賢治の数々の作品を思い出しました。そして、成島組、役所広司さんとの時間は、私の一生の宝物になりました。◆田中泯銀河の星々はすべて主役だと思うが、賢治の祖父であり政次郎の父でもあった男、喜助の死に到る迄の振る舞いに心込めて没入したのでした。はかり知れない人の一生を映画の画面では数度の登場で皆様に感じ取って頂く、何とも不遜で無謀な存在でしょう。撮影されていない祖父喜助のカラダの余白に思い巡らすことが僕の楽しみではありました。楽しかったぁ~。ありがとうありがとう!◆豊田裕大宮沢賢治の弟・清六を演じました。自分の意志を貫き自由に生きる兄に魅了され翻弄されながらも、愛し支えていく宮沢家の一員になれれば、とそんな想いで現場にいました。また実際に作品に参加してみて、今も昔も家族の本質的な姿は変わらないと実感しました。それと同時に愛おしく温かい奇跡の連続で、自分は生きているのだと改めて再確認できました。多くの方にこの映画が届くことを祈っています。『銀河鉄道の父』は2023年GW、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:銀河鉄道の父 2023年GW全国にて公開予定©2022「銀河鉄道の父」製作委員会
2022年11月18日オールナイトニッポン55周年記念公演「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』〜The Night of the Milky Way Train (right?)〜」が、2023年3月から4月にかけて東京・愛知・高知・大阪で上演されることが決定した。『たぶんこれ銀河鉄道の夜』は、宮沢賢治の不朽の名作『銀河鉄道の夜』をベースに、ヨーロッパ企画の上田誠が脚本・演出を手がける新作公演。劇中では舞台を令和にしたSFファンタジーコメディが、ポエトリーラップなどを取り入れたポップな音楽劇として展開される。地方住みで要領が悪く何かと報われない美容師・ナオ役は、本作で舞台初主演を務める久保田紗友、ナオと同じ職場で働く専門学校時代の同級生で、ナオとは対照的に愛想がよく周りから可愛がられる美容師・レナ役は、本作でグループメンバーのいない舞台に初出演となる乃木坂46の4期生・田村真佑、ドッキリ企画で炎上したYouTuber・ざきしょー役は、今回約2年ぶりの舞台出演となる鈴木仁、そしてバイトテロをやらかしバカッターとして炎上した男・シゲフミ役は戸塚純貴が演じる。さらにお笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大と槙尾ユウスケも出演。岩崎は劇団かもめんたるを主宰し近年劇作家・演出家としても才能を発揮しており、以前から交流のあった上田との待望の初タッグとなる。併せて、久保田、田村、鈴木、戸塚、槙尾、岩崎、上田のコメントが到着した。■久保田紗友 コメント「銀河鉄道の夜」という美しくて哀しい壮大な題材を上田さんによってどのようなコメディになるのか、今から楽しみで仕方ありません。個性豊かなキャストの皆さんとはアットホームな雰囲気で良いチームが出来上がる予感がしております。座長として、コミュニケーションを大切に、皆さんと意見を交わしながら唯一無二の作品づくりができればと思っています。是非劇場に足をお運び頂けると嬉しいです。■田村真佑(乃木坂46) コメントわたしにとって久しぶりの舞台で、どこまでやれるのか挑戦という意味でもすごく楽しみにしています。ヨーロッパ企画さんの舞台も拝見しましたが、明るくて和気あいあいとされていて楽しい現場になるだろうなと思いました。モチーフになっている「銀河鉄道の夜」は誰もが知っていて色々な人に親しみやすい作品なので、作品も役もたくさんの方に愛してもらいながら、わたしも役と真剣に向き合って素敵な作品を作り上げていきたいと思っています。■鈴木仁 コメントこの作品に出演が決まって、まずは純粋に嬉しかったですし、僕は舞台の経験がまだ少ない上、初挑戦のコメディということもあり、より一層頑張らないと、と思っています。まだ台本を頂いていないのですが、ヨーロッパ企画さんの世界に入っていく想像を膨らませているところです。また、今回の作品でお客様に新しい自分を見せられる機会になるのではないかとも思うので、楽しみにしていただけたらなと思います。上田さんは出演者の持ち味やキャラクターも活かしつつ作品作りをされると伺ったので、その中で僕自身の味をひとつでも見出していただけるように取り組んでいきたいです。■戸塚純貴 コメントイーハトーブ。僕はその理想郷で生まれ育ちました。その時から宮沢賢治は僕の近くに、すぐそこにいました。この際、親しみを持って賢治と呼ばせてください。親しみもなにもこれ、山とか海の風景。どれも雫石とか小岩井とか滝沢とか花巻はいつも見ている景色です。賢治と同じ景色をみて育ってたんやな〜。しみじみいたします。尚更「銀河鉄道の夜」を公演するに於いては特別な思いです。再び演劇で上田誠さんやヨーロッパ企画のみなさんとご一緒できる“令和版銀河鉄道の夜”大変光栄です。賢治のもつ言葉の響きや美しさもいろんな形で表現していくのだと思います。本が音楽が大好きな上田さんが作る銀河鉄道に早く乗り込みたくてワクワクしています。ほんとうの幸を一緒に探しに行きましょう。■槙尾ユウスケ(かもめんたる) コメントずっと何年も前からヨーロッパ企画さんの舞台に出演したいという思いがあったので、今回お話をいただいた時は飛び上がるほど嬉しかったです。プロットを読むだけで舞台の情景が浮かび上がり、客席にいるお客さんの笑顔もすぐに想像ができました。上田誠さんをはじめ、ヨーロッパ企画の方々は皆さんとても面白い方ばかりなので、これから始まる稽古も楽しみです。今回は MC 的なポジションの車掌役と聞いているので、他の出演者さんを目一杯輝かせられるように頑張りたいと思います!■岩崎う大(かもめんたる) コメントいつか上田さんとは、一緒に公演をやることになると思ってました。ようやく運命の時が来たといった感じです。僕の役は、一筋縄ではいかない役になるんではないでしょうか?だってあの人物ですからねえ。テーマは、重めですが、お話自体は楽しいものになっていくのは間違いないのでお楽しみに!この舞台を機に今後上田さんの世界には、必要不可欠な存在になりたいです。■上田誠(脚本・演出) コメント機嫌よく生きていますが、たまに「ふう、なんで自分ばかりこんな目に」と思う夜だってあるし、そんな夜に丘へ登れば、汽車の音と「銀河ステーション、銀河ステーション」というアナウンスが聞こえてくるでしょう。気づけば車室に、窓の外を見ながら座っているのです。ところが記憶の中の銀河鉄道よりはずいぶんと混みあっているようで、つぎの白鳥の停車場にはさらに人だかりが見えます。報われない人、残業ばかりの人、炎上した人。それぞれの胸にはゼッケンが。僕の胸にも。そうして現れた車掌の叱責とともに、1stステージが始まるのです。<公演情報>オールナイトニッポン55周年記念公演「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』〜The Night of the Milky Way Train (right?)〜」脚本・演出:上田誠(ヨーロッパ企画)オールナイトニッポン55周年記念公演「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』〜The Night of the Milky Way Train (right?)〜」ロゴ【キャスト】久保田紗友田村真佑(乃木坂46)鈴木仁戸塚純貴藤谷理子(ヨーロッパ企画)石田剛太(ヨーロッパ企画)土佐和成(ヨーロッパ企画)中川晴樹(ヨーロッパ企画)後藤剛範加藤啓槙尾ユウスケ(かもめんたる)岩崎う大(かもめんたる)【東京公演】日程:2023年3月17日(金)〜4月2日(日)会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA【東京公演・チケット情報】(全席指定・税込)一般:8,800円学生チケット:3,800円※未就学児童入場不可※学生チケットは枚数限定、当日引換券、一般発売のみ取扱、要学生証提示一般発売日:2023年1月15日(日) 10:00~購入リンク:【愛知公演】日程:2023年4月8日(土)・9日(日)会場:ウインクあいち大ホール【高知公演】日程:2023年4月11日(火)会場:高知県立県民文化ホール・オレンジホール【大阪公演】日程:2023年4月15日(土)・16日(日)会場:サンケイホールブリーゼ関連リンク公式サイト::
2022年11月16日11月上旬の午後9時ごろ、都内の一軒家から親しげに談笑しながら出てきたのは、女優の黒島結菜(25)と俳優の宮沢氷魚(28)だ。NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、夫婦役を演じていた2人が訪れていたのは女優・杏(36)の自宅だった。今年8月にフランスに移住した杏だが、1カ月ほど帰国していたのだ。11月10日に配信が開始された公式YouTubeの動画で、杏はこう語っている。「日本では今回、映画の撮影をしていて」「この最中に子供が誕生日を迎えたので、パーティーをしてお祝いをしました」今回、宮沢と黒島を目撃したのは、その誕生日会だった。「杏さんには6歳の双子の女の子と、5歳の長男がいます。その長男の誕生祝いだったといいます。杏さんと黒島さんは’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演しそれ以来、親交を深めているそうです。杏さんのYouTubeに出演した際に黒島さんは『杏さんは東京に来ていちばん長い友人』と話していました。宮沢さんも’19年のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で杏さんと共演してから交流が続いているそうです。杏さんと宮沢さんは、オタク気質なところや、モデルから俳優に転身したこと、芸能人の親を持つことなど共通点が多く、すぐに打ち解けたそうです。お子さんたちが宮沢さんと黒島さんにすごく懐いていることもあり、今回呼ばれたのだとか。杏さんの知人の家族なども参加していて、久しぶりの再会に大変盛り上がったといいます」(杏の知人)『ちむどんどん』の最終回から1カ月半。思わぬところで“暢子夫妻”再集結が実現していたーー。
2022年11月15日「杏さんのお子さんの誕生日会には、杏さんの知人家族などのほかに『ちむどんどん』(NHK)で夫婦役を務めていた宮沢さんと黒島さんが訪れていたようです。お2人とも杏さんと仲がよく、お子さんたちにも懐かれているため誘われたと聞いています」(映像制作関係者)11月上旬、杏(36)の自宅で開かれた子供の誕生日会から宮沢氷魚(28)と黒島結菜(25)が帰宅する姿を本誌は目撃した。杏と黒島は’16年公開の映画『オケ老人!』で初共演して以来、親交を深め、杏のYouTubeに黒島が出演するほどの関係だ。一方、杏と宮沢が初共演したのは’19年のドラマ『偽装不倫』。「杏さん主演の同作で恋人役を宮沢さんが演じたことがきっかけで、現在まで交流が続いています。犬好きなところなど共通点が多くてすぐに意気投合したのだとか。’17年に俳優デビューした宮沢さんは、わずか2年で杏さんの相手役に抜擢されました。当時のインタビューでは『正直、ドッキリかと思いました』と語っています。そんなこともあり、宮沢さんは、楽しかった作品として、よく『偽装不倫』を挙げるそうです」(芸能関係者)撮影現場で意気込む宮沢を杏は「先輩としてサポートしていた」と前出の映像制作関係者は言う。「杏さんは大役に硬くなっていた宮沢さんを終始、気にかけていたそうです。それ以来、宮沢さんは杏さんのことを俳優として尊敬しているといいます。実直に演技に臨む姿勢がよかったのか、杏さんは周囲に宮沢さんのことを、『ピュアでいいコよ。かわいい』と言っていたこともあったのだとか。またあるとき、理想のタイプとして仕事関係者が彼の名前を挙げると、『わかる~』と同意していたと聞いています」’20年1月19日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で宮沢は、「ラブストーリーで共演者のことを好きになるか?」という問いに、「好きになっちゃうほうですね」と即答。さらに『偽装不倫』ではどうだったのか聞かれ、「(杏さんを好きに)なりました、もちろん」と語るほど役にのめりこんでいた。■6月にシャネルのイベントで再会今年の6月には、イベント「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de Mode」で、モデルとして杏と宮沢は“再共演”。お互いの公式インスタグラムには、そのときの様子が投稿されている。「朝ドラ『ごちそうさん』でヒロインを務めた杏さんに、黒島さんと宮沢さんはそれぞれアドバイスをもらっていたといいます。2人は『結菜ちゃん』『氷魚くん』と呼びあっていて、この朝ドラが初共演と思えないほど。黒島さんは仲よくなるのには少し時間がかかるタイプだそうですが、杏さんの存在も手伝って、すぐに打ち解けたのだとか」(前出・映像制作関係者)朝ドラでも杏に助けられた宮沢。彼女への思いは深まっていったようだと前出の芸能関係者は明かす。「多忙を極める宮沢さんですが、実は今年の9月にフランスを訪れようと考えていたそうなんです。長期休みはもちろん取れないので、できて2泊だと思っていたとか。残念ながら仕事の都合で実現しなかったといいます。9月は杏さんにとってフランスに移住した直後で、心細かったタイミングでしょう。少しでも助けになればと考えていたのではないでしょうか」実は宮沢は今年7月放送のテレビ番組『ガブリエル・シャネルの秘密』(日本テレビ系)で、パリへの憧れを明かしている。「僕、(パリに)行ったことがないから行きたいんですよ!本当に行きたいと思います」この発言には、「杏がいるから」という想いが隠されていたのだろうかーー。宮沢の“追っかけ心”はまだ健在だと前出の芸能関係者は言う。「弾丸旅行であっても杏さんの住むパリにどうしても行きたがっているといいます。都合さえつけば、12月から1月にかけてのオフに1泊でもいいので訪れたいと思っているようです」宮沢は’21年1月に『VoCE』の公式サイトで“憧れる女性”を、《決断力のある人。僕が優柔不断なので、しっかり決められる方だと尊敬します。年齢にはこだわらないのですが、リードしてくれる女性となると年上かもしれないですね》と語っている。パリで“ちむどんどん”新章は始まるのかーー。
2022年11月15日連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演、2023年には映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』『エゴイスト』が公開される宮沢氷魚の2023年カレンダーが発売されることが決定した。今年は、昨年までの日めくりカレンダーとは異なり、初のポスターカレンダーと卓上カレンダーの2種を展開。撮影にあたっては、モデル・宮沢氷魚として着こなす華麗な衣装を身に纏い、衣装と佇まいで魅せるカレンダーに。日常感を味わえるような日めくりカレンダーとはまた異なる、クールな宮沢さんのカットが満載となっている。ポスターカレンダーは、通常のタンザック製本ではなく、スクラム製本で仕上げることで、ファッショナブルなタブロイド紙のようにページをめくる感覚で楽しめる。また、タンザック製本をされていないことで、1枚1枚の紙を取り出しやすく、保存も考慮されている。卓上カレンダーは今回、デザイナーとしてアートディレクターの上西祐理を迎え、カレンダーでありながら写真集のような楽しみ方も。そのために、カレンダーの文字が入ったページと写真のページをあえて分けることで、文字のページをめくると、違う表情の宮沢さんが登場するような仕掛け。また、B6サイズでリング製本をされたカレンダーは、3箇所を取り外し可能なリング留めに。そのため、お気に入りカットをカレンダー本体から取り外し、単独で使うことや、好きなページとカレンダーページを組み替えることで、オリジナルカレンダーとして使用することも可能。宮沢さんは「今年はファッションに特化し厳選された写真からカレンダーをデザインしました」と語り、「2023年に29歳を迎えることもあり、20代ラストの年に改めて自分の原点でもある『ファッションモデル』として何かを作りたい想いがありました」と明かす。「その想いに素敵なクリエイターが集まってくださりました。Suzuki Chikashiさん、Demi Demuさん、Yoshida Taroさん、Uenishi Yuriさんが力を貸して下さり、本当に素敵なカレンダーが完成しました。皆さんにも喜んで頂けると嬉しいです」と、コメントした。「宮沢氷魚2023年カレンダー」セットは価格:9,500円(税込/送料別)。ポスターカレンダー(通常版)は価格:4,750円(税込/送料別)卓上カレンダー(通常版)は価格:4,750円(税込/送料別)※いずれも受注販売期間は11月10日(木)19:00~11月21日(月)23:59まで。(text:cinemacafe.net)
2022年11月10日俳優の鈴木亮平と宮沢氷魚が24日、東京・日比谷で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「コンペティション」部門に選出された映画『エゴイスト』で主演を務める鈴木と共演の宮沢は、松永大司監督とともに登場。鈴木は「今日はこの場に立てて非常に光栄です。思い返せば3年前の東京国際映画祭で監督から『亮平と一緒にやりたい企画がある』と言われて出来上がったのがこの『エゴイスト』という作品です。それに宮沢氷魚くんという非常に強力な味方を得て、ここに立てて感無量です」と感慨深げに語った。「東京国際映画祭」は、日本で唯一の国際映画製作者連盟から公認を受けた国際映画祭。日比谷・有楽町・銀座エリアに会場を移して2年目となる今年は、10月24日から11月2日まで開催する。今回、丸の内ピカデリーや丸の内ピカデリーなども会場として加わり、主要9部門の上映本数も昨年の86本から110本へと増加。海外ゲストの招へいも本格的に再開した。コンペティション部門は、107の国・地域から寄せられた1,695本もの応募の中から15作品が選ばれ、日本からは『窓辺にて』(今泉力也監督/稲垣吾郎主演)、『山女』(福永壮志監督/山田杏奈)、『エゴイスト』(松永大司監督/鈴木亮平主演)が選出されている。撮影:蔦野裕
2022年10月24日俳優の鈴木亮平が主演を務める映画『エゴイスト』の場面写真が21日に公開された。同作は高山真の自伝的小説『エゴイスト』の実写化作。母を失い田舎町で鬱屈とした思春期を過ごした浩輔(鈴木)は、東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い惹かれ合った2人は満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだったが、2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。この度解禁された新場面写真は、浩輔と龍太2人の各々の感情が伝わってくる6つのシーン。いつものハイブランドの服とは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。さらに、打って変わって、何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も収められた。(C) 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日主演に鈴木亮平、共演に宮沢氷魚を迎え、第35回東京国際映画祭コンペティション部門への出品が決定している映画『エゴイスト』。この度、2人が演じた浩輔と龍太、各々の感情が伝わってくる新場面写真6点が解禁となった。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔(鈴木さん)。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太(宮沢さん)。この度解禁された新場面写真では、いつものハイブランドとは異なるスーツ姿の浩輔と、とても嬉しそうな龍太との1枚や、龍太の母の妙子(阿川佐和子)も含めた幸せそうな3ショットの集合写真。そして幸せな顔でお互いに手を振っているシーンなど、とてもいい関係を築いている2人ということが伝わってくる。しかし、打って変わって何かに悩み、寂しげな表情を浮かべる龍太の姿を写した場面も。龍太は何について悩み寂しげな表情を浮かべているのか。今後の2人がますます気になる場面写真が到着した。『エゴイスト』は2023年2月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年10月21日アニメ―ション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』公開記念舞台挨拶が8日、都内で開催され、声優初挑戦となった俳優の宮沢氷魚をはじめ、橋本愛、蒔田彩珠、水野美紀、西岡德馬が登壇。選択をしていく物語にちなんで「最近した大きな選択」について聞かれた宮沢は、連続テレビ小説を経験して行った選択について語った。本作は、TikTokで話題を呼んだ乙野四方字の『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』という2つの小説を同時にアニメーション映画化。並行世界を行き来している世界で、宮沢演じる同じ名前を持つ2人が、それぞれの世界で一人の少女と恋をする姿を描く。一つ一つの選択が人生にとって進む道を決定していくというテーマが内在する物語。「最近した大きな決断や選択」について問われた登壇者たち。宮沢は先日まで放送されていた連続テレビ小説『ちむどんどん』に黒島結菜演じる主人公・暢子の相手役として出演していたが「先月、1年かけて撮影していた朝ドラが終わって、1年間使わなかったものを全部処分しようと決断しました」と断捨離したことを明かすと「ほとんどのものを捨ててしまい、冷蔵庫にもビール2本と調味料しか残っていません。すごくすっきりしました」と笑顔を見せる。同じく作品にちなんで「恥ずかしいことや失敗したとき、並行世界があったら逃げるか?」という質問がされると宮沢は「もちろん僕は逃げます」と即答。司会者から「逃げなさそうな感じですよね」とストイックなイメージがあることを告げられると「結構失敗とか恥ずかしいことがあると引きずってしまい、逃げて忘れたいと思っちゃうんです」と意外な一面を見せる。同じ質問に西岡が「逃げてもまた同じことをしちゃうので。逃げないでいたから今があるんですよね」と深い話を披露すると、宮沢は「西岡さんの話を聞いてその通りだなと思いました。今後は頑張りたいです」と爽やかに語っていた。また「愛する人が並行世界の人と入れ替わっても愛し続けられるか?」という質問に宮沢は「愛し続けたいです」と一途な面を見せるも「でもめちゃくちゃ怖くなっていたり、怒るようになったらちょっとダメかも。怒鳴られるが苦手なので……」と苦笑いを浮かべていた。
2022年10月08日映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』で声優を務める俳優の宮沢氷魚と女優の蒔田彩珠のコメント動画が、auスマートパスプレミアム公式YouTubeチャンネルで7日、公開された。7日に同時公開されたアニメ映画『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』は、2016年に発売され、累計40万部を突破した乙野四方字氏の同名小説を映画化。“並行世界”を行き来することができる世界でひとりの少年が、 それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリーだ。今回公開されたコメント動画には、2作とも主演を務めた宮沢と、『君愛』でヒロインを演じた蒔田が登場したほか、『僕愛』の主題歌「雲を恋う」を歌う須田景凪、『君愛』の主題歌「紫苑」を歌うSaucy Dogも出演し、各映画のストーリーや、 それぞれが考える作品の見どころを語っている。
2022年10月07日●自分の声のキャパシティーをもっと広げてきたい俳優の宮沢氷魚が、アニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日公開)で声優に初挑戦した。2015年に『MEN’S NON-NO』専属モデルとしてデビューし、2017年より俳優としても活動。先日最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』ではヒロインの夫を演じるなど、着実に存在感を高めているが、声優挑戦は自身にとってどんな経験になったのか。また、俳優デビューから5年での成長・変化や、今後についても話を聞いた。乙野四方字氏の小説を原作とする2つの作品は、“並行世界”を行き来することができる世界で、1人の少年がそれぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。――声優初挑戦となりましたが、オファーを受けたときの心境から教えてください。うれしさと不安と両方ありました。最初は正直、自分の声でお芝居できる自信がなかったので、どうしようと思ったのですが、台本を読んでとても面白いなと。これやりたいと思い、僕に声をかけてくださった皆様に感謝しています。――ご自身もパラレルワールドについて考えることがあり、パラレルワールドがテーマの物語に惹かれたそうですね。毎日考えているわけではないですけど、ふとした瞬間にこの世界線だけがすべてではないんだろうなと考えることがあります。この物語ではパラレルシフトが可能で、しかもオプショナルシフトという、自分が行きたいところに行けるというのはとても面白いなと。僕が生きているうちに移動できるようになる可能性もあるのではないかなと思いました。――パラレルシフトが可能になったらどうしたいですか?すごく近いところにシフトして、自分の周りの環境がどう変わっているのか、自分の日々の小さい選択の積み重ねがその瞬間の自分を作り上げていると実感できたら満足です。物語の中でも、遠いところに行くとトラブルが起こってしまうということだったので、それは起こしたくないです。――いつか声優をやってみたいという思いはあったのでしょうか?よく朝のテレビ番組で俳優さんがアニメに挑戦した公開収録の様子を見て、これは難しそうだなと。皆さん「難しい」とコメントされているので、やりたいやりたくないということ以上にできないだろうと思っていました。しかも、自分に声がかかるとは思ってなかったので。今となっては本当にやってよかったなと思います。――本作のイベントで「普段お芝居をするボリュームよりも上を目指して出さないと自分の声が画に負けてしまう」と声優の難しさを話されていましたが、面白さは感じましたか?面白さもたくさんありました。やっているときはいっぱいいっぱいで、この日できるものを出し切って帰ることしか考えられなかったですが、自分が声を乗せることによって作品がどんどん成長していく過程を見ると、自分が大きく関わっている作品になったなと感じることができましたし、改めて声の重要さを感じました。――声の重要さについてはどう感じましたか?普段の芝居だと、声や表情、動きなど、体の表現すべてで演じることができますが、今回は声だけだったので、声ですべてを表現する難しさをすごく感じました。今まで演じた作品でも声や言葉を大事にしていましたが、どこかほかの表現に甘えていた部分もあって、声だけで勝負となったときにまだ納得できない瞬間がいくつもあって、自分の声のキャパシティーをもっと広げていこうと、それに気づかせてくれた作品になりました。――声のキャパシティーを広げていくことは、普段の演技にもプラスになりますよね。そうですね。悲しいシーンは泣いたり、うれしいシーンは笑顔になったりして、だいたい気持ちが伝わりますが、声だけでどういう感情なのか、どういう物語なのか伝わるくらい極めていきたいです。●経験を重ねて芽生えた俳優としての覚悟舞台が転機に――以前から声や言葉を大事にしていたとのことですが、俳優業を始めたときからそうだったのでしょうか。舞台をやってからですね。舞台はロングランだと何十公演も毎日声を出すし、1日2回公演もあるので、声の出し方を一つでも間違えるともたないんです。テクニックでいうと発生方法……奥の人に届くかどうかは、どういう風に声を出すかが重要になってくるのですが、声優は声優で独特の声の出し方があって、求められるものも普段と違うので喉がしんどくなり、筋肉痛にもなりました。無駄な力が入っていたんだろうなと。演じるという大きな枠でいうと同じですが、普段の表現とは違う声優を経験できてよかったです。――『僕愛』と『君愛』では、1つの選択によって主人公の人生が変わります。宮沢さんは、芸能界に入ったことが一番の分岐点だと話していましたが、俳優になりたいと思ったきっかけを改めて教えてください。母がドラマ好きで家族で小さいときから見ていて、ドラマや映画が流れているのが当たり前の家だったので、自然とドラマの世界に魅力を感じました。僕が見ていた『山田太郎ものがたり』や『花ざかりの君たちへ』、『花より男子』など、キラキラした世界に入りたいと思い、入るにはどうしたらいいんだろうと考えるようになりました。――2017年にTBS系ドラマ『コウノドリ』で俳優デビューから5年経ちましたが、俳優業への思いに変化はありますか?楽しさでいうと、始めた頃のほうが楽しかったです。夢見ていた世界に入れているという喜びがあったから楽しい! という感じでしたが、いろんな作品を経験させていただき、楽しいだけではやれないんだと、自分の身を削ってでも役に近づく過程が必要だと気づき、誰かを演じることに覚悟ができました。やりがいはどんどん生まれていて、関わった作品が誰か1人でも感動を与えたり人生を変えることができていると思うと頑張ろうとすごく思います。――俳優人生における分岐点も教えてください。自分の中で分岐点になっているのが舞台で、初めて舞台をやったときも、渡辺謙さんと一緒に『ピサロ』をやったときも、ごまかしがきかないというか、自分がその瞬間やったものが皆さんに届くわけで、一つの瞬間に全部の集中力を持っていって演じるということに気づかせてくれました。どの舞台も難しくて大変に感じることも多いですが、達成感や喜びがあるから続けられています。――舞台経験は映像作品にも生きていると感じますか?すごく生きています。お金をもらっている以上はそれに見合ったクオリティのものを提供するのは当たり前ですが、舞台はチケットが高いですし、地方から来てくださる方もいて、お金と時間をいただいているというところで、それにちゃんとお応えしないといけないという覚悟ができました。舞台以外の仕事も誰かの時間をいただいているので、無駄にはできないなと。今回の声優の仕事も、この作品をよりよくするために自分には何が求められているのか常に考えながら挑みました。――宮沢さんは優しい声がとても魅力的ですが、自分の声についてどう思っていますか?よく自分の声を褒めていただきますが、自分の思っている声と作品とかで聞く声って違いますし、「自分ってこんな声なんだ。ふ~ん」という感じです(笑)――そうだったんですね(笑)俳優さんはそういう方が多いと思いますよ。もちろん自分を向上させるために出演したものは全部見て研究していますが、自分の芝居や声に満足することはないですし、それは必要なことだと思っています。満足するのではなく、もっとこういう声を出したいとか、もっと上を目指せると思うがゆえに「ふ~ん」って思うのかなと思います。●全速力で走りつつ、自分にしかできない作品を探したい――今後はどうなっていきたいと考えているのでしょうか。今年28歳になって、もうすぐ30歳。今はまだ体力も有り余っていて、やりたい仕事もたくさんあるので、しばらくは全速力で走っていき、いろんな作品やいろんな出会いに恵まれたらいいなと思いますが、どこかで体力が落ちていく。意外と30代で来ると思うので、そのときにどうしたいかというのを最近考えています。いただいた仕事を全部やるのもかっこいいですが、自分にしかできない作品や自分がやることによってすごく生きる作品を探っていき、そういう作品にたっぷりと時間と体力をかけて挑んでみたいという気持ちもあります。それまでは若さと勢いで突っ走っていきたいと思います。――自分にしかできない作品というのは、どういうものを思い浮かべていますか?まだ見つかっていませんが、いろんなパターンを考えていて、英語を話せるので英語を使って日本や日本人の魅力を世界に伝えていくことも考えていますし、僕はクォーターなので、独特な見た目でもあるので、アンニュイな役やそういう雰囲気が求められる作品にも出演したいなと思っています。――英語を使って日本の魅力を伝えるというのは、海外の作品に出演して発信できればということでしょうか?そうですね。――最後に……「氷魚(ひお)」さんというお名前について質問させてください。どんな環境の変化でも生きていける鮎の稚魚・氷魚(ひうお)に由来し、「どんなプレッシャーや環境の変化にも対応できて突き進んでいけるように」と願いを込めて命名されたそうですが、実際にそれがご自身のモットーにもなっているのでしょうか。そうですね。この仕事は常に環境が変わり、毎日違うところに行って違う仕事をするわけですけど、対応力が必要だなと感じています。また、みんなと楽しくいいものを作っていきたいという思いや、いろんな出会いに感謝ができるからこそ続けられていると思うので、そういったことを教育してくれた両親にはすごく感謝しています。――現場ごとに対応しながらいろんなお仕事をされているわけですよね。ドラマだと3カ月ずっと一緒にいて、この前まで朝ドラをやらせていただいていましたが、朝ドラだとほぼ1年間、週6日会っていたのが、クランクアップすると会わなくなって、みんなそれぞれ違う現場で新しいファミリーができる。そこに対応しつつ、それを楽しめるかどうかだと思いますが、これからも楽しんでいけたらと思います。■宮沢氷魚(みやざわ・ひお)1994年4月24日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。2017年にドラマ『コウノドリ」で俳優デビュー。ドラマ『偽装不倫』(19)、連続テレビ小説『エール』(20)などに出演。初主演映画『his』(20)にて数々の新人賞を受賞、また、映画『騙し絵の牙』(21)では、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。先日最終回を迎えた連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演。映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が公開中。映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』と映画『エゴイスト』が2023年公開予定。
2022年10月06日主演・鈴木亮平、共演・宮沢氷魚が紡ぐ独りよがりな愛の献身を描く『エゴイスト』が、この度、第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出決定。ティザービジュアルの解禁とともに、追加キャストとして阿川佐和子、中村優子、和田庵、柄本明の出演が明らかとなった。女手一つで龍太(宮沢氷魚)を育てた母・中村妙子役として、2008年に小説「婚約のあとで」で第十五回島清恋愛文学賞を受賞、2014年第六十二回菊池寛賞を受賞するなど執筆を中心にインタビュー、テレビ等、幅広く活躍する阿川佐和子が、浩輔(鈴木亮平)と龍太をつなぐ非常に重要な役どころで出演する。阿川佐和子(中村妙子役)浩輔が14歳の時に亡くなった母・斉藤しず子役を演じるのは、2001年、映画『火垂』で主演を務め、同年ブエノスアイレス映画祭で主演女優賞を受賞、2020年の青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞をW受賞した韓国映画『ユンヒヘ』にも出演した中村優子。中村優子(斉藤しず子役)中学時代の浩輔役を演じた和田庵は、『ミックス。』に映画初出演、映画『茜色に焼かれる』で主人公の息子役を熱演し、第95回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞などを受賞した期待の若手俳優。和田庵(中学時代の浩輔役)浩輔の父・斉藤義夫役は、1976年劇団東京乾電池を結成し座長を務め、1998年『カンゾー先生』にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、舞台や映画、テレビドラマにも多数出演し、数々の映画賞他、2019年には旭日小綬章を受章した柄本明が演じる。柄本明(斉藤義夫役)まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。解禁となったティザービジュアルは、そんな2人を象徴する“これ以上ない幸せな瞬間”を切り取った1枚。亡き母への想いを抱えた浩輔は、母に寄り添う龍太の姿にどこか自分を重ね、溢れんばかりの愛で包むように龍太の髪を乾かす。それに応えるかのように、龍太は純粋無垢な微笑みで浩輔を見つめる。2人の澄み切った笑顔に惹きつけられるティザービジュアルとなった。さらに本作は、10月24日(月)~11月2日(水)の10日間開催される第35回東京国際映画祭コンペティション部門に選出。35回目を迎える東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催される。<阿川佐和子よりコメント>数少ない私の演技経験の範囲で申し上げるのは僭越ながら、この映画と、そして松永監督率いるすべてのスタッフと関われたことは、私にとってかけがえのない宝物として心に刻み込まれました。軽々には捉えにくい愛の世界を前にして、これほど素直になれ、これほど美しいと思えることは、なんと豊かで幸せなのでしょう。『エゴイスト』は2023年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年09月21日役所広司主演、菅田将暉と森七菜が共演する映画『銀河鉄道の父』の公開が決定した。映画初共演で親子を演じる。宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。学校卒業後は、農業や人工宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆を執るも――。原作は、門井慶喜の小説「銀河鉄道の父」。門井さんが大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、宮沢賢治の生涯を、父親の視線を通して活写する、究極の親子愛を描いた第158回直木賞受賞作。2016年に小説が発売され、2017年から映画化プロジェクトは動き出し、6年越しで満を持して映画製作が動き出した。役所さんが演じる宮沢政次郎は、父の代から富裕の質屋を営み、家業と一家の主人として、責任感と情熱のある明治の男。しかし、長男・賢治が生まれると、珍しく子育てに熱心になり、子どもにはめっぽう甘い人物。また、菅田さんが、質屋を継ぐことに反発し、学力もないのに学問の道へ進み、さらには商人家系にもかかわらず農業や宗教の道に進みたいと、親泣かせの我が道を行く息子・宮沢賢治を短髪坊主頭で挑んだ。森さんは、そんな2人がお互いうまくいくように指南する、賢くしっかり者の妹トシを演じている。監督は、『ちょっと今から仕事やめてくる』『いのちの停車場』の成島出が務めた。<出演者・監督・原作者コメント>◆役所広司原作に、宮沢賢治の父政次郎のことを「厳格だが、妙に隙だらけの父親だ」というような一文があり、これを手がかりに息子であり、作家宮沢賢治の大ファンの男を演じてゆこうと思いました。また、この人物を作り上げる為に「花巻弁」を聞き取れるギリギリまで攻めてゆけば強力な武器になると信じ頑張りました。成島組に集まったスタッフ、キャスト、素晴らしいチームでした!◆菅田将暉クランクイン前に、岩手県花巻市に行きました。町の至るところに、宮沢賢治さんの言葉や生きた証が残っていて、その残り香を感じることができました。ひとりの生き様が約100年後の今なおこれほど土地に影響を与えている。そして、その言葉や思想、物語は海を渡り世界中に伝わっている。改めてそんな事を思うと、あまりにも大役で身が引き締まる思いでした。しかし今回はその家族のお話です。賢治の父や母、妹、弟、祖父、家族との時間がいかに彼の人生にとって大切であったか。偉大な作品の裏側を想像すると、ひとりの何者でもない青年にも見えてきました。役との出会いはいつも不思議な縁を感じますが、今回ほど出会えて良かったと思わされた現場も珍しいように思います。過不足なく演じることは不可能かもしれませんが、自分なりに宮沢賢治と真摯に向き合わせて頂きました。どうか、宜しくお願いします。◆森七菜今回宮沢賢治の妹宮沢トシを演じさせていただくことになりました。森七菜です。「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」など、あの名作たちが生まれた時間を肌で感じることが出来た事は、今後の人生においてもとても貴重で豊かな経験になりました。宮沢賢治作品は国語の教科書などで読んだりもしていたので少し難しく考えてしまっていましたが、そんな若い世代の人にも、宮沢家の暖かく愉快で人間味溢れる時間が描かれたこの作品を通して、より宮沢賢治作品を楽しめるきっかけにもしていただけると思います。◆監督・成島出どんな時代でも、親は子の心配をし、振り回されるものです。それは、国民的作家、宮沢賢治の父にも当てはまりました。門井慶喜さんの原作で描かれている、宮沢賢治の父・政次郎の"父でありすぎる"人物像に魅了されました。そして、ダメ息子だった賢治が、生きる道を見つけ、若くしてその生涯を閉じるまでを、底なしの愛で包み込んだ宮沢家の人々に、普遍的な家族の絆を感じました。役所広司さんの大らかで人を惹きつける父・政次郎、菅田将暉さんの繊細で透き通ったガラスのような息子・賢治、森七菜さんの賢明ではじけるような輝きを放つ妹・トシに、ご自身の家族や大切な人を想いながら観て頂けたら幸いです。◆原作・門井慶喜子供が親を選べないように、親も子供を選べない。生まれてくるのは天才か、努力家か、それとも生活能力のない夢想家か。宮沢賢治はそのすべてだった。ありあまるほどの生活能力を持ち、家の将来に全責任を負わなければならない父・政次郎との共感。衝突。その向こうにあるものの輝き。この世には、親子の数だけ銀河がある。私は今回の映画化をもっとも楽しみにしている者のひとりです。『銀河鉄道の父』は2023年GW、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年09月19日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢。「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。ファンから事前に募集した質問にも回答。物語にちなんで「人生の分岐点だったなと思うこと」を聞かれると、宮沢は「このお仕事を始めたのが自分の中での一番の分岐点」と答え、「20歳、21歳くらいなんですけど、それまでアメリカの大学で環境学を勉強していたんです。だからこの仕事を選んでなかったらたぶん環境の仕事、環境汚染とか、そういうことをやっていたんじゃないかなと思うので、全然世界が違う。そこが自分の人生の一番の分岐点だったと思います」と語った。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日俳優の宮沢氷魚が16日、都内で行われたアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(10月7日2作同日公開)のトークイベントに出席した。乙野四方字氏の小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ハヤカワ文庫刊)を原作とするこの物語は、“並行世界”を行き来することができる世界で、ひとりの少年が、それぞれの世界で別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。ふたつの世界が絡み合い交差して、お互いがお互いの世界を支え合っている。『僕愛』『君愛』2作品の主人公・暦を宮沢氷魚が担当し、『僕愛』で暦と恋仲になるヒロイン・和音を橋本愛、『君愛』で暦と恋仲になるヒロイン・栞を蒔田彩珠が演じた。声優初挑戦で、違う人生を送る2人の暦を演じた宮沢は「大変でした。改めて声優さんってすごいなって思いました」と声優の難しさを実感。「自分の声が絵に負けてしまう。普段お芝居をするエネルギーというかボリュームよりもちょっと上を目指して出さないと声が後ろになってしまうので、そこの調整がすごく大変でした」と吐露しつつ、「4日か5日で2本録ったのですが、自分の中でもこういう風にやればいいんだって、どんどんわかってきて、部分的に上達しているところもあると思うので、そこも気にしながら見てほしいです」と成長を語った。また、「『僕愛』と『君愛』は、選択肢が違ったらという2つの世界線。1つに選択で人は大きく変わる。あのときこっちの選択をしていなかったら、こういう仕事についていたかもしれないという、一つ一つの選択で今の僕たちになっていると思うので、そこの微妙の変化というか、あの選択をしたら人間性がこう変わっていったというところはかなり気をつけながら演じました」とアフレコで意識したことを説明した。さらに、「この作品はとても挑戦的な作品で、2作同時公開という僕は過去に聞いたことがないとても大きなチャレンジに挑んでいる作品です。どちらも素晴らしいキャスト、主題歌・挿入歌が加わって最強の作品になっていると確信しています。どっちを先に見るかによって感じ方も違いますが、どちらもたぶん正解で、なので直観と、口コミとかもあると思いますが、ぜひ両方見ていただけたらうれしいなと思います」とアピールした。イベントには、『僕愛』の主題歌・挿入歌を担当した須田景凪、『君愛』の主題歌・挿入歌を担当したSaucy Dogも出席した。
2022年09月16日9月9日(金)明日、いよいよ公開となる大森立嗣監督映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、事件に深く巻き込まれるラブホ従業員役で出演している宮沢氷魚のインタビュー映像が到着した。西島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が、互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団を演じる本作。彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功、それぞれの生活に戻るも、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。そんな彼らの事件に大きく巻き込まれていくのが、宮沢さん演じるラブホテルの従業員・矢野大輝。インタビューでは、「初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」と言い、充実した撮影だった様子。役柄については「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と語る。また、ドラマデビュー作「コウノドリ」で共演し、本作ではヤクザと黒い繋がりを持つ刑事を演じている大森南朋について「大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです」と共演をふり返っている。そして、本作のテーマについて「何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」と呼びかけた。『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ・クルエル・ワールド 2022年9月9日より全国にて公開(C)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日9月9日(金)から公開される映画『グッバイ・クルエル・ワールド』より、宮沢氷魚のインタビュー映像が公開された。本作は、『MOTHER マザー』『日日是好日』など繊細な人物描写と映像に定評のある大森立嗣監督が、『死刑にいたる病』などの脚本を手がけた高田亮とタッグを組んで作り上げたクライム・エンタテインメント作。⻄島秀俊、斎藤工、玉城ティナ、宮川大輔、三浦友和が演じるのは、全員互いに素性を明かさない一夜限りの強盗団。ある夜、彼らはラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功。それぞれの生活に戻るメンバーだったが、警察やヤクザ組織に追われる日々が始まる。宮沢氷魚演じるラブホテル従業員、大森南朋演じるヤクザと黒い繋がりを持つ刑事などを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。ラブホテルの従業員で事件に大きく巻き込まれていく矢野大輝を演じる宮沢は、本作の役柄は新しい挑戦だったようで、「毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです」とコメント。演じた矢野については、「儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました」と分析しながら演じたことを明かした。本作は、予告編などからも分かる通り多くの死も描かれる。その点については、「一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています」とメッセージを寄せた。宮沢氷魚(矢野大輝役)インタビューコメント全文Q:本作に出演してみてこの役柄は初めて挑戦するタイプだったので、毎回新鮮な気持ちで現場に行けて、新しいことに挑戦できたのですごく楽しかったし、もう少しこの役を演じていたかったです。Q:大森監督について監督とは、対等にお話ができて、躊躇もなく相談できたので感謝しています。同じカットを何回も撮らないのは、演じる側はやりやすいです。本番で出るその瞬間にしか生まれないものって間違いなくあると思うんです。1回で集中していかに100%に近いものにするかっていう努力をしてくださっていたので、本当に感謝しています。Q:脚本について斬新で、派手で、読んでいてすごく面白くて、これって映像化できるのかなってくらい密度の濃い作品だし。実際撮影に入ると、大森さんの演出とキャストのお芝居が脚本とすごくリンクしていて、この映像とこの脚本はこのスタッフでしか再現できないだろうなと感じました。Q:演じた矢野について儚さがある生きる意味を見出せない、派手なんだけどどこか心優しいところがあって、(玉城ティナさん演じる)美流に出会って生きる意味というか、この人のために自分を捧げたいと思える存在ができて、その人のためにすべてを犠牲にしてでも生きていきたいと思えるピュアさを持っていると思うので、そこを注意しながら演じました。Q:共演者について大森南朋さんと以前、僕のドラマデビュー作の「コウノドリ」(2017/TBS)で共演したことがあって、大森さんにいろいろ助けてもらいました。僕も少しは成長しましたよってことを見てもらえる機会になったので、すごく嬉しかったですし、また共演できるくらい頑張ってこれたんだという自信にも繋がるので嬉しかったです。Q:本作が描いているテーマについて何のために生きるんだろうとか、何のために死ぬんだろうとか、ちゃんと考えるきっかけになる作品だと思っています。一筋の光というか、何らかの希望を持って生きていけたらいいなって。(本作は)一見たくさんの人が死んで希望がないように見えますが、その裏にはとてつもない希望があって。それを感じ取っていただけたらと思っています。『グッバイ・クルエル・ワールド』9月9日(金) 全国公開(c)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
2022年09月08日返り血を浴びれば浴びるほど、銀幕の中の彼は輝いて見えた。俳優・宮沢氷魚がまた新たにその存在をスクリーンに焼きつけた。9月9日(金) 公開の映画『グッバイ・クルエル・ワールド』で演じたのは、ラブホテルの従業員・矢野。強盗団が奪った大金をめぐり、玉城ティナ演じる風俗嬢・美流とタッグを組んで、事件の中心へと飛び込んでいく役どころだ。宮沢氷魚の演じる役は、どれも宮沢氷魚にしか出せない唯一無二の存在感がある。表現者として、彼は自分自身のことをどう捉えているのだろうか。矢野本人にとっては転落ではなかったと思う「きっと今この瞬間を生きてるという快感があったと思います。しかも、タッグを組む相手は、自分のことをいちばんわかってくれている美流。彼女と何かをなし遂げている達成感もあったはず。あのとき、矢野は今まで感じたことのないハイな状態にいたんじゃないかなという気がします」そう銃を手に粛清を果たすシーンを振り返った。平凡な日常を生きていたはずの矢野は、美流と出会ったことで、今まで知ることもなかった裏社会へと巻き込まれていく。はたから見れば転落劇。けれど、宮沢は「本人にとっては転落ではなかったと思う」と矢野の気持ちに寄り添った。「撮影現場は血のりですごいことになっていて。もちろんそれが偽物だということはわかっている。でも演じているときは、返り血も全部本物だと思っているわけじゃないですか。しかも目の前では3秒前まで生きていた人がバタバタと死んでいって。その中で自分は生きている。なんだか変な感じでした」予告編でも、返り血を浴びながら銃をぶっ放す矢野と美流の姿が鮮烈におさめられている。死とは、日常の真逆にあるもの。退屈を持て余した矢野は、それを目の当たりにすることで、初めて生に覚醒する。「ビルの屋上でパルクールをする動画をYouTubeにアップされている方がいるじゃないですか。普通の感覚で言えば、そんな危ないことできない…と感じると思うんですけど、きっとあの方たちも生死のギリギリのところに自分を追い込むことで、何か特別な快楽物質みたいなものが出ていると思うんですよ。それに近いものがあのシーンにはありました」『グッバイ・クルエル・ワールド』予告編矢野を演じる宮沢の髪は赤く染まっている。このインパクトのある髪色は、矢野を理解する上で大きな助けになったと言う。「矢野って、たぶん言葉でうまく自分を表現できない人間なんですよね。思ったことをうまく言えない分、自分の内に秘めているものを何らかの形で表に出したかった。そのひとつのメソッドとして、髪型があったのかなと。たぶん何の感情もなかったら髪を染めることすらしないと思うんです。でも、彼の中には何かに反抗したい気持ちがあった。それがあの髪型に表れているんじゃないかなと思います」変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もあった矢野はずっと生きる希望を感じられずにいた。どこにも自分の居場所を持てずにいた。その空洞めいた存在は、特殊なようで、どこか現代人の持つ共通の虚無感にも見えた。「僕も自分の居場所がわからないという時期は結構ありました。と言うのも、母がハーフで、僕はクオーター。小さい頃は毛も茶色いし目も茶色くて、イジメまでいかないですけど、なんか変なヤツがいるみたいな目で見られた瞬間は何度もありました。学校はインター(ナショナルスクール)だったので、学校に行ってしまえば楽だったんですけどね。一歩外に出ると、居心地の悪さはずっと感じていて。しかも、日本にいたら日本にいたでクオーター扱いされて、アメリカに行ったら今度は日本人扱いされる。結局自分は何なんだろうと思うことはありましたね」他人と違うことによって生まれる、疎外感。宮沢氷魚が、自己を受容できるようになったのは「この仕事を始めてから」と明かす。「この仕事をしていると、みんなと違うことがいいとされる。僕自身、どういう人間かわからない役とか、オーラを持ってる役でお声がけいただけることがありがたいことに多くて。それってみんなと何かが違うからだと思うんですね。人との違いが、自分のひとつの武器になった。そう実感できるようになって、ようやく肯定できるようになりました」宮沢氷魚の表現者としての武器は、間違いなく目だろう。その色素の薄い瞳は、深い湖を見ているように不思議と人の気持ちを落ち着け、人の気持ちをざわめかせる。宮沢自身は、自分の目についてどう思っているのだろうか。「気に入ってますよ。綺麗な目だなって(笑)」そう自分で言って、恥ずかしそうに笑ってから、まるで照れ隠しのようにこんなエピソードを付け加える。「大変なのが、色素が薄いと眩しいんです。外のロケでレフ板を入れると、眩しくて目が開かない(笑)。外国とか行くとみんなサングラスしてるじゃないですか。あれはね、カッコつけてるんじゃなくて、本当に目が開かないからつけてるだけなんです。でも、日本でサングラスをしてると、友達からも『芸能人ぶって』とからかわれるので、あんまりつけないようにしてます(笑)」だが、その目が矢野の心を物語った「矢野は言葉で語らない分、表情とか佇まいが大事になってくるなとは台本を読んだときから感じていました。その中でもいちばん気をつけたのは、目。序盤は目の輝きがまったく失われた状態からスタートして、美流と出会い、変わっていく中で、どんどん目に光が帯びてくる。矢野の心が希望で満ちあふれていくのを目で表せたらというのは、ずっと意識していました」残酷な世界だからこそ、人間の希望も感じるタイトルになっている「クルエル・ワールド」とは直訳すると「残酷な世界」。この世界はクルエルでしょうか。それともワンダフルでしょうか。そう尋ねると、宮沢は「正直に言うと、ずっとクルエルだと思います」と話しはじめた。「歴史上、戦争が途絶えたことは一度もないし、今も殺人事件や銃乱射事件といった残酷なニュースが絶えない。人間というものが誕生したときから、この地球上に真の平和が訪れたことは一度もないと思うんです。いつかこの世界はワンダフルだと言える日が来てほしいと願っているけれど、残念ながらまだまだクルエルな世界は続いてくんだろうな、という気持ちではいます」映画の中でも、残酷な世界が続いていく。「どんなに頑張っても、100%報われるとは限らない。でも、幸せになりたい、報われたいという思いがあるから、そんな残酷な世界でも最後までみんな生きようとあがく。この映画で描かれている現実は、僕たちが知らない裏の世界の話ですけど、本当にこういうことが起こっているかもしれないし、これに似たようなことはきっとあるんだろうなと思います」そして、そんな残酷な物語の中にも希望はあると宮沢は想いを込める。「矢野が最後にどうなったかはわからない。でも、僕はあのシーンを演じながら、1人でもいい、どうか誰か幸せになってほしい、報われてほしいと思っていました。それって希望じゃないですか。この映画がどういう物語かなんて観る人が決めることであって、僕たちが判断することじゃないですけど、僕はそういう物語だと思っています」そして、宮沢は硝煙の匂い漂うこの残酷な現代にも、「きっと希望はある」と前を向く。「たとえばウクライナがああいう状況下になったときに、救援物資を送ったり、避難民を自分たちの国に入国させてあげたり、世界中から救いの手が届いた。起きている現実は酷ですけど、大変な状況下に置かれたときこそ生まれる人の愛情があるのも確か。そういうものを見ると、やっぱり人間にはまだ希望があるのかなと思う。自分のことだけを考えているのが人じゃない。他の人も救いたいという気持ちが人にはある。そう信じられることが、希望なのかなって」じっくりと考えながら、宮沢は祈るように言葉を紡いだ。その言葉に、宮沢氷魚という人間の持つ心の美しさが反射されているようだった。最後に「小さなことでいいです。この残酷な世界で生きててよかったと感じる瞬間はありますか」と質問を重ねると、穏やかな目元を一層柔らかくして、宮沢は答えた。「その日の終わりに、今日が終わってほしくないなって思えたとき。いいことも悪いことも含めて、今日はなんかすごくいい日だったって。明日になってほしくない、今日が終わってほしくないなって思えたときに、生きててよかったと感じます」それは、なんだか心にすっと涼やかな風が吹き込むような答えだった。その神秘性で次々と大役を射止めてきた宮沢氷魚。だがいちばんの魅力は、こうした素朴で質実な人柄なのかもしれない。取材・文:横川良明撮影:奥田耕平ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント宮沢さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『グッバイ・クルエル・ワールド』公式サイト:ぴあアプリをダウンロードしていただくと、アプリでしか読めないインタビューと写真が見られます。ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2)
2022年09月08日