12月21日に最終回を迎えた日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』。物語が進むにつれ、謎に包まれていた主人公・三田灯の壮絶な過去が明かされ、最後は彼女が心からの笑顔を見せられる日が来るのか? と、その結末に注目が集まっていた。斉藤和義の情報を見るそして迎えた最終回では、なんと平均視聴率40%、最大瞬間視聴率は23:00~23:03までの間で42.8%という驚異的な数字を記録。同日の最終回直前の21:00から放送されたスペシャル番組「さよなら『家政婦のミタ』特別編」も、平均28.7%という好評ぶりだった。斉藤和義が歌う主題歌『やさしくなりたい』が流れたタイミングは、最高に近い42%台で、ドラマの驚異的な視聴率も追い風となり『やさしくなりたい』の配信総ダウンロード数は累計100万DLを突破。さらに、12月21日付レコチョクデイリーランキングでも1位を獲得した。10月26日の配信リリースから約2ヵ月を経て初のデイリー1位獲得となり、昨年リリースの『ずっと好きだった』に続き異例のロングヒットを記録。『やさしくなりたい』は“大切なものを失った人たちが、再生していく”というドラマの裏テーマをもとに書き下ろされており、ドラマを盛り上げる上で欠かせない楽曲となった。なお、斉藤和義は、12月23日(金)19:00から放送されるテレビ朝日系『ミュージックステーション スーパーライブ 2011』にも出演するので、こちらも注目だ。
2011年12月22日視聴者の度胆を抜く展開が話題を呼び、今年放送されたドラマの中でトップの視聴率を誇る日本テレビ系の人気ドラマ『家政婦のミタ』。この主題歌となっている斉藤和義の『やさしくなりたい』がロングヒットを記録している。斉藤和義の公演情報毎回、ドラマのラストシーンで流れるこの楽曲は、その印象的なメロディと歌詞がドラマの世界観と相まって回を重ねるに連れ話題となり、毎回放送後にCDセールスと配信DL数がじわじわと上昇を続け、オリコンウィークリーチャートでは34位(12月5日付)、20位(12月12日付)を経て、本日発表となった今週12月19日付の同チャートでは13位を記録。さらにレコチョクデイリーチャートでは、11月30日放送の第8話でついに29.6%を獲得した視聴率と連動するかのように、以降2週に渡り5位以内をキープしており、12月7日付の同ウィークリーチャートでは前週の6位から浮上、最高位となる3位を獲得するなど、リリースから1ヵ月半が経過した中での異例とも言えるロングヒットで、まさにドラマとの相乗効果が見てとれる結果となった。連日その話題がテレビ・WEB上でピックアップされるなど、いまや社会現象ともなっている『家政婦のミタ』。止まらぬ勢いの“ミタ旋風”を受け、12月21日(水)の最終回が拡大放送されることも先日発表されたばかり。果たして「キミを笑わせたい」という歌詞の通り、松嶋菜々子演じる主人公・三田の笑顔が見られる日は来るのか? 今一度『やさしくなりたい』の歌詞をチェックし、その内容からドラマの結末を想像してみるのも面白いだろう。ドラマと主題歌、両者とも最後まで目が離せない展開となりそうだ。
2011年12月13日韓国のみならず、世界が認める1960年の傑作韓国映画『下女』。上流階級の裕福な家庭に新しい家政婦がやってきたことで、上流階級の人々が持つ残酷さ、エゴイズム、強い性的な欲望が浮き彫りになっていく様子を描き、衝撃を与えたキム・ギヨン監督の作品だ。韓国国内で活躍する映画監督たちはもちろんのこと、ロマン・ポランスキーやミヒャエル・ハネケら世界の名匠たちにも影響を与えているとされるこの作品が、マーティン・スコセッシのサポートと韓国映像資料院の協力のもと、2007年にデジタルリマスターされ、翌年にはカンヌ国際映画祭に特別上映されたことで再び大きな話題となった。そして、これほどまでの世界的傑作をリメイクするという難題に挑んだのが、『ディナーの後に』、『ティアーズ』、『浮気な家族』などで世界的な名声を確立してきたイム・サンス監督。チョン・ドヨン、イ・ジョンジェら実力派キャストを迎え、伝説を進化させることに成功した彼に、本作へ寄せた思いを聞いた。「リメイクというのは常に前作を越えることが難しく、制限のある中で作品をつくらなくてはいけないということもあるので、監督をやらないかというお話をいただいた際は色々と葛藤や懸念はありました」。決断前の複雑な心境と、気持ちを変えていった要素について、隠すことなく口にしていくイム監督。「キム・ギヨン監督の『下女』は歴史に残る名作ですし、非常に熱狂的なファンの方も多い作品ですが、実は私自身はそこまで熱狂的なファンというわけではなかったからです。そんな私が引き受けていいものなのかと不安に思いました。さらに、これだけ称えられている作品をリメイクするとなると制限されることも多くなってくるでしょう。たくさん越えなければならないハードルがあることで葛藤も多かったのです。でも、脚本と演出について自由にやらせてくださるというお話をいただけたこと、さらには、“階級問題”というテーマをいまの時代に真っ向から取り扱うことは商業映画監督にはなかなかできないことであり、この作品ではそれができると思ったので、この作品の監督を引き受けました。目指したことも、この作品を通して“階級問題”を描くということでした」。本作に登場する特権階級の人々は、人間の欲望を象徴する存在として、物語に強い緊張感を与えていく。階級問題を通して見えてくる社会の不条理は、生々しくて恐ろしい。「過去の身分制度は終わり、私たちは誰もが平等な民主主義の時代を生きていると思ってしまっていますが、世界のどこかしらで、財産や職業、出身、国籍、皮膚の色等々を理由に未だ侮辱的な生活を強いられている人がいるのが現実です。一部の傲慢な特権(上流)階級の人々が遠慮なく侮辱をばら撒いていて、その侮辱を受け止めて苦しんでいる人々が世の中に散在しているのがいまの時代だと思います。そういうことを知ってもらうためにも、上流階級の人々を題材として取り上げました」。そう話す監督がこの物語を練り上げていく上で最もこだわったのは、“サスペンス”というスタイルだったそう。「制限された空間でたった6人のキャラクターと彼らのシンプルな関係性だけを用いて、どのように観客を興奮させ、映画に没頭させることができるか。そこにこだわりましたね。メイドは家主とこっそり関係を交わし、それが自分だけの秘密だと考えていましたが、メイドが気づかないうちに女主人の知るところとなり、女主人は怒りを感じる。このとき、観客はサスペンスというものを感じ始めます。メイドは一家に背信を感じて関係を終わらせますが、女主人はある陰謀を画策し始める。観客のサスペンスは増幅されます。陰謀によりメイドは恐ろしい目に遭う…。サスペンスは創り上げていくというより、様々な要素を絡み合わせていくことで生まれるものなので、面白さはそこにあると言えるでしょう」。陰謀に巻き込まれる純真なメイド・ウニを演じているのが、国内外で高い評価を得ている名女優チョン・ドヨン。監督は彼女に“一級の芸術家”と最高の賛辞を捧げている。「チョン・ドヨンには苦労をかけたと思います。彼女は、感情型(感情を大事にするタイプ)の女優ですが、私はその反対のところにいる演出家です。私は彼女にできるだけ感情を排除した形の演技を求めました。それは彼女にとって大変な苦痛だったと思います。あるとき、私の元に来て『どうしたらいいのか分からない。私は本当にウニになれているの?」と泣きながら訴えたことがありました。そんな迷いや葛藤も含め、彼女はウニそのものだなと感じていました。彼女でなければ、ウニは成立しませんでした。彼女はどんなときも素晴らしいです。撮影に臨む時点で、正確に100のものを持ってきます。でも私がそこに対して5つ変なことを言うんです(笑)。そうすると、彼女は駄々をこねたり、正面切って私を非難したりしながらも、撮影に入る時にはその5つを利用して再度プラス10をつくりあげ、110の状態で演じるんです。素晴らしい女優だなと感じました。今回はユン・ヨジョンさんやイ・ジョンジェさんという存在も、相乗効果として働いてくれましたね」。今回のインタビューでも、オリジナリティ溢れる言葉遣いで心情を披露し、優れた表現者たる風格を感じさせてくれた監督だが、映画的言語センスにも極めて優れていることは、本作を観ただけでもよく分かる。アメリカ映画やヨーロッパ映画を観て育ったという監督は、「実は、韓国映画をちゃんと観始めたのは20代を過ぎてからで、ほかのアジア諸国の映画を観始めたのは…監督になった後なんです。 映画監督としては、悲劇的ですね」と笑う。「十代の頃から映画監督になること以外は考えずに生きてきました。ただ、映画だけを愛して崇拝するということについては、違和感を覚えます。監督になろうと考えながらも、映画にただただ魅了されてきたのかというと、私はちょっと違うように思いますね」。映画監督を目指しながらも、映画だけに囚われない。そんな個性が、広い視野を育み、鋭い感性が溢れる豊かな映画作りへと反映されるのだろう。「今後は国際的な合作プロジェクトというものをやってみたいですね。日本や中国という近い国とのプロジェクトからやっていってみたいです」と、これからの創作にも意欲を燃やす。国境という枠に囚われず、より高く羽ばたくイム・サンス監督の創造性に触れる日が、もう既に待ち遠しい。(text:June Makiguchi)特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」■関連作品:ハウスメイド 2011年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開© 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved■関連記事:K-POPグループ「バニラルーシー」がメイドに変身?美脚と生演奏を披露!どちらを観る?両極端の“純愛”描く『ハウスメイド』&『サンザシの樹の下で』禁断の愛から始まる衝撃のサスペンス『ハウスメイド』試写会に10組20名様ご招待危険な家政婦に警告!女を知り尽くした女優、漫画家、作家らの強烈コメント到着【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら…アジア発のこの二作
2011年08月22日豪華邸宅を舞台に繰り広げられる、禁断の愛に端を発した韓国発の話題のサスペンス『ハウスメイド』。数々の国際映画祭において熱狂をもって迎えられたこの極上の官能ドラマに、内田春菊、川島なお美、小沢真珠、岩井志摩子ら、女の心理を裏の裏まで知り尽くした著名人からコメントが到着した。あのマーティン・スコセッシが自らデジタルリマスター版を手がけた、故キム・ギヨン監督の傑作『下女』をリメイク。豪華邸宅に新たに雇われた真面目で従順な若きメイド・ウニ。求められるままに主人と関係を持ち始めたことから次々と不可解な出来事が…。無垢で危うさを感じさせる彼女の存在が邸宅に出入りする人々の本能を刺激し、それぞれの理性の封印を破る。やがて彼女は妊娠。そこから神さえも予想できないような驚くべき結末が導き出される。可憐で従順なメイドを中心に人々の野望、欲望、思惑が入り乱れる展開に各界から絶賛の声が!昼ドラマ「牡丹と薔薇」(フジテレビ)や数々の2時間ドラマに出演してきた小沢真珠は「女の逞しさ、愛の深さ、激しさ。女であることの意味を考えさせられる。本物の愛を武器にした復讐は全てを焼き尽くすほどの力を持つ。これぞ、究極の復讐!」とコメント。人気推理作家の故山村美紗さんの長女・山村紅葉は「女、嫉妬、確執、パワハラと現代日本にもゴロゴロ転がる要素に思いっきり感情移入してウニになりきっていたら、あまりにも衝撃的な結末に…ミステリーの裏女王の私も全く読めなかった!!ミステリーの女王の『山村美紗』も度肝を抜かれたでしょう」と驚愕の結末に称賛を送る。結婚で幸せをつかんだ身としてのアドバイスと言うべきか「幸せな結婚生活のための第一箇条。住み込みのメイドだけは決して雇ってはならない。エプロンを脱いだら女はみな魔性だから」と警告するのは川島なお美。自らの数々の恋愛体験を基に女の性(さが)を描き続ける作家・岩井志摩子は「冷静な制作者の熱狂と、巧みな役者の捨て身の演技。だから韓国映画は中毒を起こさせる。その毒が美味なのだからどうしようもない」とその毒性の強さを明かす。ほかにも「財力、権威、教養、美貌、全てを手に入れているご主人さま。彼の傲慢さが女たちの欲情を掻き毟(むし)る。怖い展開に震えながら興奮した」(作家・斎藤綾子)。「従順なメイドが欲望のままに主人の誘惑まで受け入れてしまうなんて!復讐を決意し豹変したメイドは幽霊のように恐ろしい」(モデル・前田典子)。「ありがちな筋書きさえありがちでなくなる、韓国映画の強烈な感性につかまり、女たちの情念に激しく揺さぶられる、目眩く107分!!」(美容ジャーナリスト/エッセイスト・齋藤薫)などなど、業の深さ、女の恐ろしさを語る著名人のコメントが到着。極めつけは漫画家の内田春菊。迫真のイラストを添えて「驚きに、開いた口がふさがりません。官能シーンでの『ご主人』のキャラ立ちもいい!絶叫マシン的疑似体験ができる、女性のための映画」とその衝撃を語る。ちなみに内田さんのイラストの横からそっとのぞき見するように顔をのぞかせているのは、ウニの先輩のメイドであるビョンシク。まさに「家政婦は見た!」的な趣きで笑いを誘うが、本編を見たら女の業の深さを笑ってられないかも…?『ハウスメイド』は8月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開。特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」■関連作品:ハウスメイド 2011年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開© 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved■関連記事:【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら…アジア発のこの二作恐ろしいほどの愛情『ハウスメイド』女性限定試写会に10組20名様ご招待シュワちゃんも鳥肌もの?禁断サスペンス『ハウスメイド』衝撃の予告編が到着!
2011年07月28日2期務めたカリフォルニア州知事の職を離れると同時に元家政婦との間に隠し子がいることが発覚、5月初旬に25年間連れ添った夫人のマリア・シュライヴァーとの別居が明らかになったアーノルド・シュワルツェネッガー。離婚に踏み切るのも時間の問題と目されているが、その際マリアに支払う慰謝料の額が250万ドルになるのでは、と言われている。夫妻は財産に関する婚前契約(プリナップ)を交わしていると思われるが、結婚生活が25年という長期間にわたっていることや、シュワルツェネッガーが浮気したことにより、契約が白紙になる可能性もあるという。マリアは離婚専門の辣腕の女性弁護士を雇い、策を練っている。一方、シュワルツェネッガーの浮気相手と2年前に離婚した夫が英国の大衆紙「Daily Mirror」の取材を受け、元妻とシュワルツェネッガーの間に生まれた今年13歳になる少年について、ずっと自分の息子だと信じていたこと、少年が生まれたときにシュワルツェネッガーが「(少年の誕生を)誇りに思うだろう?」としらじらしいお祝いの言葉を述べたことを明らかにした。この男性は「裏切らたと知って、ショックです。怒りを感じています。私たちは何度も会っているし、彼は私と友だちのように接してくれた。でも、それは嘘だったんです。シュワルツェネッガー氏がこの件についてどう思っているのか知りたい」と訴えている。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:エクスペンダブルズ 2010年10月16日より全国にて公開© 2010 ALTA VISTA PRODUCTIONS, INC■関連記事:シュワルツェネッガー、隠し子発覚がマリア夫人との破局理由だったアーノルド・シュワルツェネッガー、25年間連れ添った夫人と別居へ第14回ハリウッド・アワード授賞式に新旧ハリウッド・スターが勢ぞろい!ブルース・ウィリス主演作の晴れ舞台に盟友スタローン&J・フォスターも登場スタローン&ドルフがおしゃれイズム出演!「一番怖いものは…」
2011年05月27日