男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫・てつおさんと妻・キリコさんは、これまでの不満が爆発して大喧嘩。そこに娘が来て「大人なんだから仲直りして」と言われました。冷静になったキリコさんは「小さなことの尻拭いは全部私がしているの。それくらいって言うならあんたがやりなさいよ!」とはっきり言ったのです。てつおさんは……。不機嫌になることで怒りをぶつけていたのかも「ごめん。自分の中で重要じゃないから、つい忘れちゃうんだ」と謝るてつおさん。そして「むしろ俺に不機嫌をまき散らすことで、ストレスを発散しているのかなって思っていた。俺のことを軽んじてるんじゃないかって……」とうつむいたのです。キリコさんは「私もてつおの気持ちがまるでわかっていなかった」と知りました。「軽んじてなんかいないよ!」とキリコさんは……。てつおに「俺のことを軽んじてるんじゃないかって……」と言われ、「軽んじてなんかいないよ! 私の頼みを真面目に聞いてくれないのが嫌だった。私は軽んじられているって思っていたよ」と正直に伝えました。てつおは「俺も軽んじているわけじゃないんだ……。でも、心のどこかでそう思っていたかもしれない」と。私も、不機嫌になることでてつおに怒りをぶつけていたのかも……と思いました。お互いに気持ちをぶつけ合った私たちは、夫婦としてやり直す方法を模索しました。そして、いくつかルールを決めることにしたのです。-----------------------てつおさんもキリコさんも、意地を張らずに正直に気持ちを話し、素直に謝ることができたところがすてきですね。大切なのは「お互いさま」という思いなのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年04月05日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫・てつおさんと妻・キリコさんはこれまでの不満が爆発し、激しい言い合いに。すると娘から「大人なんだから仲直りして」と言われてしまいました。「仕事が早く終わるのだから家のことくらいやってほしい」と言うてつおさんに、キリコさんは「私が家事も育児もしているから、あんたは仕事に集中できるの」と反論したのでした。「本当にわからないんだ」と……キリコさんはてつおさんに「靴下を裏返しにしない、靴をそろえる、麦茶やトイレットペーパーをちゃんと換える。そんな小さなことって言うけど、その尻拭いは全部私がしているの。それくらい察して欲しかった!」と伝えました。そして「それくらいって言うならあんたがやりなさいよ!」とハッキリ言ったのです。てつおさんは「ごめん。そんなつもりじゃ……」と……。「ごめん。そんなつもりじゃ……。自分の中で重要じゃないから、つい忘れちゃうんだ。だからキリコがどうして不機嫌なのかわからないんだ。察してくれって言われても本当にわからないんだ」と言うてつお。そして「むしろ俺に不機嫌をまき散らすことで、ストレスを発散しているのかなって思っていた。キリコはいつも自分ばかり大変みたいな顔をして、俺のことを軽んじてるんじゃないかって……」とうつむいたのです。キリコもてつおの気持ちがまるでわかっていなかったのだと知りました。-----------------------やっと本音を伝え合えた2人。本音をぶちまけるという作業は勇気とパワーが必要で、とても疲れることだけど、やはりとても大切なことだとわかりますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年04月04日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ夫・てつおさんに不満を感じ、つい不機嫌な態度で接してしまう妻・キリコさん。それに腹を立てたてつおさんが怒りだし、激しい言い合いが勃発。そこへ娘が現れ「いいかげんにしなよ! 大人なんだから仲直りして」と。キリコさんもてつおさんも、「はい……」としか言えませんでした。そして……。嫌な気持ちで暮らしたくない「俺も悪かったよ」と謝りつつ、「でもキリコは仕事が終わるのも早いから、家のことくらいやってくれてもいいだろ?」と言うてつおさん。キリコさんは「私がやらなきゃどうにもならないから、仕事を早く終えているの」と反論し、「私が家事も育児もしているから、あんたは仕事に集中できるの」と冷静に伝えたのです。さらに妻は「靴下を裏返しにしない……」と続けて……。靴下を裏返しにしない、靴をそろえる、麦茶やトイレットペーパーをちゃんと換える。あなたはそんな小さなことって言うけど、その尻拭いは全部私がしているの。それくらい察して欲しかった! 私の言っていること、ちゃんと考えて欲しかった!」と、これまでの思いをてつおに伝えました。小さなことでイライラ……こんなふうに嫌な気持ちで暮らしたくないのに……。「それくらいって言うならあんたがやりなさいよ! 私にやらせないで!」とハッキリ言ったのです。-----------------------キリコさんの言い分に「ごもっとも!」と共感した人も多いのではないでしょうか。結局てつおさんは「それくらい」と言いつつ、キリコさんに甘えていたのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年04月04日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫・てつおさんに不満を感じ、つい不機嫌な態度で接してしまう妻・キリコさん。それに腹を立てたてつおさんが怒りだし、ついに両者の不満が爆発。激しい言い合いになりました。そこへ「いいかげんにしなよ!」と現れたのは……。仕事だけしていればいいってすごく幸せなこと娘から「いいかげんにしなよ。お母さん、私には言うのに、なんでお父さんには言わないの? お父さんは、なんで言われたことをやらないの?」と言われたキリコさんとてつおさん。娘はさらに「大人なんだから、ちゃんと仲直りしてよ!」と言い、部屋へ戻って行ったのです。キリコさんもてつおさんも、「はい……」としか言えませんでした。「子どもに言われるなんて情けない……」と……。てつおが「子どもに言われるなんて情けない……」と言うので、思わずまたキレそうになりましたが、「ごめん。落ち着こう」と言われ、私も冷静になりました。「俺も悪かったよ」と謝りつつ、「でもキリコは仕事が終わるのも早いから、家のことくらいやってくれてもいいだろ?」と言うてつお。「勘違いしていない? 私がやらなきゃどうにもならないから、仕事を早く終えているの」と反論しました。私だって何も考えず働きたい。でも、てつおはそれが当然って顔をして、協力してくれない……。「私が家事も育児もしているから、あんたは仕事に集中できるの。全然わかってないでしょ?」と冷静に伝えました。-----------------------「家のことくらい」とサラッと言うてつおさん。でも、仕事をしながらひとりで家事と子育てをやるのは、本当に大変なことですよね。せめててつおさんがそれをわかってくれていたら、キリコさんもここまで怒りはしなかったかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年04月02日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫・てつおさんに不満を感じ、つい不機嫌な態度で接してしまう妻・キリコさん。それに腹を立てたてつおさんが「何を怒っているんだよ」と怒鳴り、ついに両者の不満が爆発。激しい言い合いとなりました。ずっとこのままなの?キリコさんが「娘の面倒は私が見ている」と言うと、「大黒柱は俺なんだから仕方ない」とてつおさん。「こんなくだらないことで不機嫌になって『察して』を続けるのか!?」と言われて、キリコさんは「それくらい察してよ!」と叫びました。そのとき「いいかげんにしなよ。さっきからずっと同じ話だよ」と娘が……。「お母さんは『察して』しすぎ」と……。「お母さんは『察して』しすぎ。お父さんは察しなさすぎ」と言う娘のはるか。そして「お母さん、私には言うのになんでお父さんには言わないの? お父さんは、なんで言われたことをやらないの?」と聞いてきました。私とてつおが言い訳をしていると、「じゃあずっとこのままの? 私、嫌だよ。しっかりしてよ、大人なんだから。ちゃんと仲直りしてよ!」と言い、自分の部屋へ戻って行きました。私もてつおも「はい……」としか言えませんでした。-----------------------お母さんが「察して」と求めすぎ、お父さんは察しなさすぎと指摘するあたり、子どもは親が思っている以上に親のことをよく見ているのがわかります。娘のはるかさんが、一番大人だったようですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年04月01日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ夫・てつおさんに不満を感じている妻・キリコさん。「熟年離婚とかするのかな。子どものいなくなったこの家で、夫婦2人なんて無理」と思うのでした。「遠慮と気づかいがなくなった夫婦は、愛情をすり減らしていくしかない。愛情がゼロになったらどうなってしまうんだろう……」と不安になるキリコさんは……。俺のほうが働いている時間が長いから…てつおさんが「明日遅いから」と声をかけると、「お好きにどうぞ」と答えたキリコさん。てつおさんはついに「何を怒っているんだよ。言えよ!」と怒鳴りました。「じゃあ言わせてもらうけど、お風呂の栓を抜いてと何回言っても直らない」とキリコさん。てつおさんは「だからって不機嫌丸出しで、ネチネチ責めてもいいのかよ!?」と怒りました。キリコさんは「そうだよ!」と……。てつおさんに「不機嫌丸出しで、ネチネチ責めてもいいのかよ!?」と言われ、「そうでもしないと私の気持ちのやり場がないの!」と反論したキリコさん。「私のお願いなんて全然聞いてくれない! 私のことを何だと思っている!? 」と言うと、「キリコより働いている時間が長いんだから仕方ない」とてつおさん。「それは私がはるかのことを見ているから。私の犠牲の上で成り立ってんの」と反論すると、「犠牲って、はるかのことをそんなふうに思っているのか」と言われ、思わず「てつおに思ってんだよ!」と叫んだのです。-----------------------どんどんエスカレートしていく口論。でも、2人ともいっそのこと、心の中のわだかまりを全部吐き出してしまったほうが、探り合っているよりはすっきりするかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年03月02日今回は、LINEをもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。【LINE】夫が1人で生活していける理由主人公は夫と2人で暮らしています。夫は亭主関白で「家事は女がするもの」と豪語しており…。そのため、働きながらすべての家事をこなしている主人公。常に上から目線で主人公をこき使おうとする夫。夫のワガママに振り回される毎日を送っていました。そんな最中、夫の朝帰りが増え始め…。ある日突然主人公に「女としての魅力がない」と言い放ったのです。さらには「その上、家事もできない」と主人公を罵倒し始めます。そして夫は続けざまに「離婚だ!」と宣言してきました。突然の離婚宣言出典:Youtube「Lineドラマ」しかしそんな夫の態度に、主人公は一切動揺しません。夫は家事を一切しない上に1人暮らしをしたことがないため…。「1人で生活できるの?」と尋ねた主人公。そして「心配ない」と言い切る夫に、主人公はあることを察します。問題さあ、ここで問題です。主人公が居なくても夫が過ごしていける理由は?ヒント夫には主人公以外に自分を支えてくれる人物がいました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は「新しい女がいるから」でした。夫は「安心して家を任せられる人間がいる」と話します。主人公が「それってつまり…」と追及すると…。「新しい女がいるってことだ!」と堂々と浮気宣言。しかし、主人公はこのときを待っていたのです。元々主人公は夫の浮気の証拠を集めていました。そして今回、浮気の言質をとったことで離婚に快諾します。その後夫に慰謝料を請求すると、夫は「ふざけるな!」と騒ぎ立てたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月25日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言理不尽な態度をとる夫主人公は高給取りの夫と結婚しました。しばらくは専業主婦生活を満喫していた主人公でしたが…。夫の態度が豹変し、主人公が何をしても文句ばかり言うようになったのです。豹変した夫出典:モナ・リザの戯言帰宅した夫を「ごはんできているわよー」と出迎えると「風呂は?」と聞かれます。主人公が「お風呂はまだ…」と言うと舌打ちしてきたのです。夕飯のときにも、夫は理不尽な言動をしました。問題さあ、ここで問題です。お風呂の準備をしていなかった主人公に舌打ちをした夫。その後、夕飯のときに夫はどのような言動をしたでしょうか?ヒント夫は作りたての料理が食べたいと言っていたので、主人公は従います。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「テーブルを叩き『みそ汁熱すぎ!ヤケドさせる気か!』と言った」でした。主人公は夕飯に作りたての料理を出しました。すると作りたてがいいと言っていたはずの夫は「みそ汁熱すぎ!」と怒ります。しかし翌日には「みそ汁ぬるすぎ!」と怒鳴る夫。さらに「ソファで手を出したらリモコンを渡せ」と理不尽な要求までしてきます。横柄な態度をとる夫に、これが夫の本性だとすべてを察した主人公。「ど、どうしよう結婚する人間違えちゃったかも」とショックを受けるのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年02月03日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫・てつおさんの愚痴を女友だちに愚痴った妻・キリコさん。友だちの「共働きなのに女の負担が大きい。時代はなかなか変わらない」という言葉に共感しつつ、「本当に男ってずるい」と思うキリコさんなのでした。家に帰って妻が不機嫌だと気がめいる夫一方、てつおさんも男友だちにキリコさんのことを愚痴りました。すると友だちからも、「麦茶ちょっとだけ残したまま冷蔵庫に置いておくなって言われた」「ちょっと残さないでトイレットペーパー替えろとか」など愚痴が噴出。「仕事で夜まで働いてるのに、細かいこと言われても知るかっ!」と夫3人で盛り上がったのでした。さらにてつおさんの愚痴は続き……。「くっだらないことで不機嫌アピールされる身にもなってほしい」とこぼすてつおさん。「家に帰って妻が不機嫌だと気がめいる」と思う夫3人でした。「なんか夫って肩身が狭いよなあ」とてつおさん。友だちの1人も「自分ばっかり大変だと思っているんだよ」と共感します。「軽んじられてるよな。サンドバッグじゃないっつーの。俺たちってなんなんだろ?」と思うてつおさんでした。-----------------------たしかに家に帰っても安らげないのは、つらいですよね。無言での「不機嫌アピール」は、妻にとっても夫にとってもメリットはなさそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年02月01日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。夫のてつおさんから「どうして怒ってるの?」と聞かれ、「別に」と答えつつ「私はただ靴下を裏返しにするなって言ってんだよ!」と思った妻・キリコさん。しかし、何度言っても直さない夫に、キリコさんは不機嫌の鎧(よろい)をまとうようになったのでした。そんなキリコさんを見て……。そんなくだらないことで…「別に」と言うキリコさんを見て、「怒ってないって言われたら、もう何も言えないじゃん。そのくせ放置したらもっと怒るだろ?」と思い、「面倒くさい……」とつぶやいたてつおさん。すると、「面倒くさいって言った!?」と素早い反応のキリコさん。そして「なんでわかんないの? あんた何回言っても、靴下裏返しじゃん!」と言ったのです。てつおさんは「は?」と……。「は? 靴下?」と驚くてつおさん。キリコさんが「そーだよ! 何回言えばわかるの!?」と言うと、「そんなくだらないことで不機嫌だったの……?」と言うのです。キリコさんが「くだらなくない! なんでお願いしているのに聞いてくれないの!?」と言っても「靴下くらいで家庭不和を起こすなよ。くだらねー」と言い、「どれよ。直すから貸して」と。キリコさんがすでに直したと伝えると、「直したのに怒ってんの!? 更年期かなんか始まってんじゃないの」とまで言うのです。-----------------------キリコさんは「そんなことも直せないのか」と怒り、てつおさんは「そんなことぐらいで」と思っているのが、よくわかります。どちらの言い分も一理あるだけに、解決が難しそうです……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年01月07日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。キリコさんは夫・てつおさんの靴下が裏返しのまま放置されているのを見つけ、「何度言っても直さない」と腹を立てました。一方、てつおさんはキリコさんが急に不機嫌になった理由がわからず、「女って面倒くさい」と腹を立てていたのです。負担が偏るのが当たり前になって…キリコさん夫婦には娘・はるかさんがいます。夫婦とも正社員で共働きですが、娘のことで駆り出されるのはいつもキリコさん。キリコさんが職場復帰する際の保育園探しも、手続きもキリコさん。たまにキリコさんがSOSを出しても「俺はわかんないよ。はるかのことはキリコの管轄」と、てつおさんは何もしようとしませんでした。そんな中でキリコさんが思ったのは……。たしかに娘・はるかのことはずっと私がやってきました。産休・育休を取ったのは私だから。でも、それは私しか産めないんだから不可抗力というもの。保育園の送迎も病気の対応も全部私で、私1人に負担が偏るのが少しずつ当たり前になり、でき上がったのが夫のてつお。これって私が悪いの!?いちいち指摘する余裕なんてなかった。何も言わなくても、相手が困っていたたら助け合うのが夫婦なんじゃないの?わかるわけないじゃない。こんなふうになるなんて!だから私はもう諦めたのです。どうせ言ったって無駄なんだから。-----------------------特に初めての子育てなら、もうそれだけでいっぱいいっぱいになってしまうもの。冷静に夫に指導なんてできませんよね。キリコさんの思いに共感した女性たちは多いのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年01月03日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。何度言っても間違いを直さない夫・てつおさんにイライラする妻・キリコさん。裏返しのまま放置してある靴下を見つけ、「何度言っても直さない」と腹を立てました。一方、てつおさんは……。娘のことで駆り出されるのはいつも私てつおさんは、キリコさんがため息をつく様子から「怒っている」と察知。しかし、なぜ怒っているのかがわからりません。「明日ケーキ買ってこようか」とご機嫌をうかがうも、「いらない」と即答され、「なんですぐ不機嫌になるんだ? 女って、面倒くさい」と、腹を立てていたのです。好き合って結婚した2人が険悪になるのは……。好き合って結婚した2人が険悪になる……。そんな男と結婚したのが悪い、と思っていたころが私にもありました。わが家は子ども1人の共働き。私も夫も正社員だけど、娘のことで駆り出されるのは私。もちろん、キャリアは中断。それは、子を持つ上である程度は覚悟していました。ただし、夫は何?職場復帰にあたって、はるかの保育園を探したのも私。準備も手続きも全部私。たまにSOSを出しても「俺はわかんないよ。はるかのことはキリコの管轄だからさ」と……!-----------------------妻の職場復帰のことであろうと、子どものことは夫婦共同の管轄のはず。でも、こういうふうに言って逃げる夫は少なくないようです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年01月02日男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。何度言っても間違いを直さない夫・てつおさんにイライラする妻・キリコさん。ある日、裏返しのまま放置されていた靴下を見つけ、「私何回同じことを言った?」と思ったキリコさん。わざとため息を……。妻の機嫌が治るまでおとなしくするしかないてつおさんの裏返し靴下を見つけ、「何度言っても直しゃしない」と思ったキリコさん。わざと大きなため息をついてみたものの、てつおさんには無視されました。「ほんの少しの手助けで、私は機嫌良く家事ができるのに……。本当に腹が立つ!」と思うのでした。しかし、てつおさんは無視したのではなく……。ため息をつくキリコの様子から、怒っているのがわかりました。でも、なんで怒っているのか……全然わからない……。「明日ケーキ買ってこようか」とご機嫌をうかがうも、「いらない」と即答するキリコ。怖……。なんですぐ不機嫌になるんだ?女って、面倒くさい……。俺は妻の機嫌が治るまでおとなしくするしかない。本当に嫌になる。-----------------------てつおさんからすれば、理由を言おうとせずに不機嫌になっているキリコさんが腹立たしいのでしょう。同じ状況でも、立場が変われば見方も変わるものですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神谷もち2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。
2024年01月01日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。スマホの光で目に痛みを感じたり、視界に黒い虫のようなものが飛んでいるように見える状態になる飛蚊症のような症状が現れたりするなど、目の老化に悩まされていたというるるさん。何もしていなくても涙が出てしまうこともあったようですが、夫のMさんが心配してくれる様子はなく……。★前の話私はこんなにも心配しているのに!昔から近眼で遠くの物が見にくいというるるさん。最近では老眼も加わり、以前よりも目のピントが合いにくくなっているのだとか。そのせいか目も疲れやすくなり、夫のMさんに対して「目が痛い~」など弱音を口にしてしまうこともしばしば。しかし、Mさんはるるさんではなくスマホに夢中な様子でした。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。男性よりも女性のほうが「観察力」や「共感力」が高いとよく言われますが、Mの鈍感さにはたまにああきれます。「あれ? 私の姿、見えてないの?」と思うくらい、体調をスルーされがちです。私はMの調子が悪いときは、いち早く察して声をかけるようにしているのに……。夫婦2人きりだからこそ、私にできることがあれば、できる限り力になりたいといつも思っています。Mは「薬を持ってきて」「背中をたたいて」などと具体的にどうして欲しいかを伝えれば、すぐに何でもやってくれます。でも、いちいち言わなくても察して欲しいときってありますよね。Mは察すること自体しません……。私自身、たくさん心配して欲しい! と言うわけではありませんが、少しくらい気にかけてくれてもいいのではないかと思ってしまいます。出会って30年くらいたちますが、以心伝心は一生難しいかもしれません(笑)。--------------男性は女性に比べて、察することが苦手なんでしょうね。でもMさんはストレートに伝えれば、すぐに対応してくれますし、物腰柔らかくも言葉遣いも穏やかな人です。そんなやさしいMさんと素直に気持ちを伝えることができるるるさんだから、いい関係が築けているのでしょうね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年07月04日ディスカヴァー・トゥエンティワンは4月21日、『携書 察しない男 説明しない女』(五百田達成・著)を刊行しました。■あなたは男タイプ?女タイプ?すぐわかるチェックシート付『携書 察しない男 説明しない女』は、シリーズ100万部を突破している『察しない男 説明しない女』を持ち運びやすい携書サイズにし、再編集したもの。著者はメディアでも活躍する心理カウンセラーの五百田達成(いおた・たつなり)氏。コミュニケーションのプロフェショナルが、仕事・家庭・恋愛で「あるある」のすれ違いシーンに効く魔法のひとことを伝えています。同書によると、「男と女は異星人」と言ってもいいほど違うとのこと。鈍感で察しが悪くて、理屈っぽくて、上下関係が大好きで、なめられたくないのが男。よく気がまわり、感情的で、感覚的で、言わなくてもわかってほしいのが女。「同じ人間なんだからわかるはず」「日本人同士だから伝わるはず」という思い込みが、男女のコミュニケーションのすれ違いを生むと話します。また、同書でいう男・女とは、性別的なものではなく、コミュニケーション上の「カテゴリ」。男性的な感じ方・考え方・話し方・伝え方をするのが「男」、女性的な感じ方・考え方・話し方・伝え方をするのが「女」で、コミュニケーションのパターンを2つに分けたうえで、その象徴として「男・女」を使っています。自分のコミュニケーションが、男タイプ、女タイプなのかは、同書のコミュニケーションタイプチェックシートで確認できます。タイプがわかれば、コミュニケーションがうまくいかない「異性(自分とは逆のタイプの人)」の考え方や行動パターン、習性などを学び、相手に伝わる言葉を使って話してみましょう。同書では「男のヤンキー好き・女のファンシー好き」、「男は子どもでいたい・女は女でいたい」などの例を挙げ、全項目で「男は女に(⇔女は男に)こう言えば伝わる!」という象徴的なフレーズとして「ひとくち男女語会話」を紹介しています。■書誌概要タイトル:『携書 察しない男 説明しない女』発売日:2023年4月21日刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン仕様:携書判/256ページISBN:978-4-7993-2945-0定価:1,210円(フォルサ)
2023年05月10日大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)ボランティアバンクの学生が、大阪府警察主催「サイバー防犯教室」に協力。インターネット社会で育つ小学生を対象に、インターネットやSNSの安全な使い方・危険な事例を知ってもらい、子どもたちの未来を守ることを目的としたボランティア活動。学生たちは大阪府警察本部サイバーセキュリティ対策課の方々と協力し、児童に向けて、スライドと動画で構成された教材を使い、台本をもとに工夫を凝らした出前授業を実施している。対面形式・リモート形式のいずれも授業時間は、意見交換などを含めて45分間。大阪府警察主催「サイバー防犯教室」は府内各地で開催されており、本学は2019年から参加している。学生たちが児童に対してスマートフォンやキッズケータイなどを持っていますか?と問いかけると、過半数以上が手を挙げた。授業後、学生は「自分自身がスマートフォンを手にしたのは高校生だったが、今は小学生でも自分のスマートフォンを持っていることに驚いた。授業内で伝えたことを忘れずに、これから上手にインターネットを使いながら生活して欲しい。」と話している。学生自身もインターネットの使い方を再確認しながら、引き続き、サイバー防犯教室を実施する。【本件に関するお問い合わせ】大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 地域協働センター住所: 大阪府守口市藤田町6-21-57TEL: 06-6902-0617(直)FAX: 06-6902-0619Mail: collabo@oiu.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月22日繊細で優しいA型の彼に、もっと愛されたいと思っている女性たちへ♡今回は、「A型男性に溺愛される女性の共通点」をご紹介します。相手を察する能力が必要?!A型の彼は、女性のこんなところに惹かれているんです。察するスキルが高い女性A型の男性は、「細かいことに気がつく女性」に惹かれることが多いようです。気になることがあっても、なかなか発言できない人が多いA型男性。思っていることを口にしなくても先回りして理解してあげる、察するスキルを持っている女性だと心地よく過ごせそうです。気持ちに気づいてあげられる女性は、A型男性にきっと溺愛されるはず。あなたがあまり細かいことを気にしないタイプなら、彼をよく観察することを心がけておくといいでしょう。先回りして気を配れる女性神経質で、自分が抱えている問題に押しつぶされそうになることが多いA型男性。そんなA型男性は「気配り上手な女性」にも、どんどん惹かれていくようです。いっぱいいっぱいになっていて彼の手が回らないところを見つけたら、すぐに先回りして気を配ってあげるといいでしょう。そんなあなたの優しさに気づいた彼は、深く感謝し「もっと愛したい」そう思わずにはいられなくなるはずです。「彼がやってくれるでしょ」と、なんでも相手任せで横柄な態度をとると、ストレスを感じさせてしまうので注意したほうがよさそうです。人の気持ちを理解して配慮ができる女性繊細で小さなことでも、くよくよ悩んでしまいがちなA型男性。ナイーブな性格で傷つきやすい彼に、無神経な発言は絶対NGです。何を言えば喜ぶかだけではなく、嫌な思いをさせないか、傷つけないかというところまで考えて発言できる、「人の気持ちを理解できる女性」は愛され続けるでしょう。なんでも思ったまま口にせず、相手の気持ちを配慮した会話ができるあなたに、彼はメロメロになるはずです。A型の彼にもっと愛されよう♡「A型男性に溺愛される女性の共通点」を紹介してきましたが、いかがでしたか?繊細な性格を理解して、彼が求めていることを先回りしてやってあげると、いつまでも愛されそうですね。A型の彼と付き合っている人は、ぜひ参考にしてください。監修:NOTE-X"
2021年08月31日これは高校生時代に予期しないタイミングで始まった生理に困惑したときのお話です。あまり親しくない関係でも「相手が生理で困っている」とわかれば助け合うという謎の結束……。そんな女子特有の空気感に救われたエピソードを紹介します。 生理がきたけどナプキンがない!私は、学生時代にはまだ生理周期が安定していなかったために、予想外のタイミングで生理が始まってしまうことがしばしばありました。そのために「いつ生理がきても大丈夫なように」と常に生理用のナプキンをかばんに入れていました。しかし、たまたまナプキンを持ってくることを忘れていた日に、生理が始まってしまって……。。探しても探しても、かばんの中からはナプキンが出てこなかったのです。 やさしく声をかけてくれたのは…ナプキンを持ってきていないことに気付いた私は、仲のいい女の子にナプキンを持っていないか聞こうと思ったのですが、あいにく今教室にいる女の子は、あまり話したことのない子ひとりだけでした。生理はとてもデリケートなことなので、あまり親しくない子に助けを求めるのはさすがに気が引けるなぁと私はちゅうちょしました。でもナプキンがないと困るのも事実なので「どうしよう……」とひとりで困惑していました。 そんな私の様子に気づいたのか、突然その子が私のもとにきて「違ってたらごめんね」と言ってナプキンをこっそり渡してくれたのです。 困ったときに助けてくれて……感謝!まさか彼女のほうから声をかけてくれるとは思っていなかったので、驚きとうれしさで心がいっぱいになった私。「ありがとう……! 本当にありがとう……!」と繰り返すほかありませんでした。 しかも、彼女に借りたナプキンを使ってトイレから教室に帰ってくると、「体、冷えてない?」と言ってペットボトルに入った温かいお茶まで準備してくれていたのです。ナプキンだけでなく、体のことまで気づかってくれるなんて、今思い出しても素敵な子だなぁと思います。 ついさっきまで、彼女には「あまり話したこともない子」という認識を持っていたのに、この出来事を通して一瞬で「とても察しが良くて親切な子」に変わったのでした。 生理中にナプキンがなくて困ってしまうというというのは多くの人が体験したことがあるであろうアクシデントですが、今回の出来事は素敵な思い出になりました。助けてくれた彼女には今でも感謝しかありません。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------著者/橘 純香
2021年04月06日夫から言われた言葉に「カチン」ときたことはありませんか? 逆に、自分が発したなにげない一言に夫がイライラ。そんな最悪な状況、子育て中のママなら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。新婚当初はラブラブで、夫とはなにを話しても楽しかったのに、出産を機に、話題は子どもの話が中心に。仕事や育児に追われていると、気づけば夫との会話は乏しくなり、夫婦仲も冷めてしまい…と、負のループにおちいってしまうことはよくあります。一番近い存在だからこそ、本当はケンカなんてしたくないのに…。夫との良好な関係を保つための“ヒント”を、 『話し方で損する人 得する人』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出したばかりの作家で心理カウンセラーの五百田達成さんに教えてもらいました。「夫のことは愛しているけれど、今さら口に出して自分の気持ちを伝えるなんて気恥ずかしい。でもやっぱり、ずっと仲良くしていたい」。そんな夫婦間のジレンマを解消するには、「日常の会話を意識することが大切」だと五百田さんはおっしゃいます。一体、どんな会話が効果的なのでしょう?五百田達成さん プロフィール作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(新潮文庫)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■コミュニケーション障害?「敵をつくらない」回りくどい言い方――日常生活を送るうえで欠かせない「会話」。あまりにも当たり前すぎて見逃しがちですが、そもそもなぜ会話に着目したのですか?五百田達成さん(以下、五百田さん):私は普段から言葉の本来の意味や正しい使われ方を気にしていて、例えば、レストランでの注文時に「◯◯でよろしかったですか?」と店員さんに聞かれると、すごく不自然に感じてしまうんです。ほかにも、「五百田さんのためを思って言うけど」と相手から言われても、内心「本当に私のことを思って言っているの?」と疑問に思ってしまったり。じゃあ、どうしたら心がザワつかない言い方になるのか? 自分なりにずっと考えていたのですが、どうやら、ストレートに言った方が相手は不快にならず、かつ明確に伝えられることが経験上分かりました。例えば、コーヒーが飲みたい時。カフェの店員さんに「おい、コーヒー」ではあまりにも無礼ですが、かといって「なんだか、のどが渇きました」では、回りくどくて相手にはまったく伝わりません。ここは「コーヒーを一つお願いします」と注文すればいいわけです。特に、大人の女性はとても気をつかうので、なるべく角の立たない会話をしがちですが、もっと主観的に気持ちを伝えてもいいのではと、よく感じるんですよ。――確かに最近、回りくどい言い方をよく耳にする気がします。現代の社会背景が関係しているのでしょうか? それとも、もともとの国民性なのでしょうか?五百田さん:おそらくSNSの定着が理由のひとつでしょうね。失礼なこと、変なことを言うとすぐ炎上してしまう昨今、穏便で無難なゆるい人間関係が好まれるようになりました。つまり、面と向かってストレートに話すこと、生のコミュニケーションに多くの人が逃げ腰になっているので、会話も遠回しな言い方になってしまう。「◯◯してもらうことって可能ですか?」なんて言わずに、ストレートに「◯◯してください」と言えばいいのに。日本人の和を重んじる国民性も関係していると思います。確かに、日本人特有の角の立たない会話もいいですが、もう少しストレートに言っても問題ないと思いますよ。要は伝わり方がすべてですからね。回りくどく言って相手に理解してもらえないのでは、コミュニケーションとしては失敗です。それよりも、ストレートに、フラットに伝えて相手に思い通りに動いてもらう。これこそが本来のコミュニケーションであって、得する話し方なのですから。それと、会話するうえで意識したいのが、明るくポジティブであること。毒舌を売りにしている芸能人やコメンテーターがもてはやされていますが、彼らはプロ中のプロ。素人の私たちが皮肉や悪口ばかりを言っていたら、相手はうんざりしてしまいます。それよりも、いつも前向きな会話をしているほうが、結局はみんなに好かれます。■察しない夫「わかっているはず」は禁物!――ストレートでフラット、そして明るくポジティブな会話が、円滑なコミュニケーションには大切なのですね。でも、肝心の夫に、今さらそんな話し方ができるかどうか心配です…。五百田さん:大丈夫です。どのご家庭も、同じような悩みを抱えていらっしゃいますから! まず言えるのが、世の夫は奥さんの心情を察しない、ということです。残酷な言い方ですが、これが事実です。夫婦はもっとも近い関係なので、つい阿吽(あうん)の呼吸で会話をしがちですが、相手には通じていないことが多いのですね。例えば、「今日よろしくね」と奥さんがお願いしたとしても、夫にはほとんど意味が通じていません。ここはもっと具体性を持たせて、かつストレートに「今日、◯◯時に子どものお迎えよろしくね」と言うのが正解です。大事な相手だからこそ、コミュニケーションをサボってはいけないのです。初めての仕事の取引先と同じように、状況や要望をきちんと説明する。しかも毎回。それが大事です。■妻が社長、夫はアルバイト!?「言いすぎず、やり過ぎず」――相手はわかってくれているだろうと、つい会話に手を抜いてしまいますが、家族だからこそ真剣に話す必要があるのですね。五百田さん:その通り。特に夫には120%の気持ちで話すようにしましょう。長年一緒にいると会話が乏しくなる夫婦もいますが、ここも120%の会話を意識すればいいのです。「今日は何時に帰宅?」「雨が上がったね」、どんな些細(ささい)な内容でもいいんです。とにかく声をかけ合ううちに、新婚当初のような会話のたえない夫婦に戻れるはずですよ。また、子育て中のママから、「夫が家事や育児に消極的」なんて嘆きの声を聞きますが、これも当然のこと。なぜならやりたくないから(笑)。なかには家事も育児も進んでこなすイクメンの方々もいらっしゃいますが、基本、夫というものは家では働きたくない生き物です。だから、夫が家でゴロゴロしていたとしても、いちいちイラっとしないように。ここは冷静に、「◯◯やってくれる?」とストレートに、笑顔でお願いするのが賢い会話の仕方です。家の中では、妻が社長、夫はアルバイトぐらいの気持ちでいれば、相手に高いパフォーマンスを求めることもなくなりますよ。――仕事の取引先のようにフラットに付き合う。そうすれば余計な感情も生まれず、結果として夫と衝突することもなくなり、夫婦仲も良好な関係が保てそうですね!五百田:特に女性は感情的になりがちですが、常に冷静さをキープして。たとえ夫が仕事で疲れて帰ってきても、過度なやさしさは必要ないと思います。おだてたり、持ち上げたりすると夫は家庭で手を抜くようになるので、結果として奥さんにタスクが増えて疲れるだけ。仕事も育児もしているのに、これ以上負担をかかえないためにも、夫にはフラットな対応がベストではないでしょうか。「◯◯までに◯◯してほしい」などとストレートに伝えれば、夫もひとりの大人として、甘えることなく奥さんの要望に応えてくれるはずです。夫は唯一無二の存在だからこそ、真剣に、丁寧に対応することが大切だと思います。仕事や育児で日々追われていると、夫との会話をおろそかにしがちですが、そんな時は深呼吸。いったん冷静になって伝えたいことをストレートに言えば、相手も不快に思うことなくすんなり受け止めてくれることでしょう。一番近い存在だからこそ、全身全霊で会話につとめる。ぜひ今晩、ご主人と今日あったできごとで盛り上がってみませんか?参考図書: 『話し方で損する人 得する人』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)ベストセラー著者であり、話し方のプロフェッショナルである五百田氏渾身の話し方の決定版。話し方のちょっとした違いで、「損する人」にも「得する人」にもなる。よかれと思ってやっていたこと、ダメだなと思いつつ言ってしまっていること、その「損する話し方」を「得する話し方に」変えるだけで、こじれていた人間関係が改善したり、あたらしい出会いが広がる!? 本書では、各項目で「損」「得」2つの話し方を紹介。取材・文/長谷部美佐
2018年10月20日「家事育児に非協力的」「イラッとする余計な一言が多い」など、日々の暮らしで、夫に対するイライラをつのらせている妻は多いよう。離婚するほど深刻ではないけれど、だったらなおさら、この先の夫との長い生活に少しでもストレスなく暮らしたいものです。好きで結婚したはずの夫が、なぜいるだけでムカつく人になってしまったのか? そんな夫ともう一度楽しく暮らせるようになるためには?そこで、夫に対するイライラの原因&解消法について、「HaRuカウンセリングオフィス」代表、夫婦問題カウンセラー・高草木陽光さんにお話をうかがってきました。高草木さんは、今までに約7,000人のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題を解決してきた、夫婦問題解決のプロフェッショナル。著書の 「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」 は、今まで高草木さんが受けてきた夫婦の相談事例から導き出した、具体的かつ実践的な解決法が満載です。お話をうかがったのは…高草木 陽光(たかくさぎ はるみ)さん「HaRuカウンセリングオフィス」代表、夫婦問題カウンセラー。7年間で約7,000人のカウンセリングを行い、夫婦問題・家族問題で悩む人の心に寄り添いながら解決に向けてのお手伝いをしている。美容師、育毛カウンセラーを経て、その後結婚して専業主婦となったが、夫の束縛や価値観の押しつけに違和感を覚え、「結婚生活とは何か」ということを深く考え始める。その後、「離婚カウンセラー」という職業があることを知り、自分たち夫婦のため、夫婦関係で悩んでいる人たちのために必ず役に立つと確信し、2009年に「NPO法人日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得し、夫婦問題カウンセラーとなる。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など幅広いメディアで活躍中。■なにもしないのはどうして? そもそも夫にはない「察する」機能――このテーマで妻たちの声を集めたところ、非常にたくさんの不満をいただきました。特に多かったのは、「家事育児に非協力的」「いつも自分のことばかり優先」という声でした。下記に一例を紹介していますが、高草木さんのところにも、こういった相談は多く寄せられますか?・子どもが生まれてから私の生活は激変したというのに、夫は相変わらず夜は飲み会、休日も自分の趣味優先で、何も変えようとしてくれない。こんなの不平等じゃない?(31歳・子ども1人)・「今日体調悪いから夕ごはん作れない」とLINEしたら、「じゃあ、俺は外で食べてくるからいいよ」と返信が。自分じゃなくて、子ども(と私)のごはんの心配してよ!(37歳・子ども2人)・私は朝から晩まで、家事や仕事、子どものお世話でフル回転だというのに、旦那は家にいると、いつもスマホをいじったり、ソファでゴロゴロしてばかり。私が「少しは手伝ってよ!」と言うと口答えしたり、しぶしぶやるという感じで…。共働きなんだし、もっと積極的に協力するべきでは?(38歳・子ども3人)・子連れで外食する時は、いつも夫は自分が食べたいものを頼んで、私が子どもとシェアできるものを選ぶはめに…。私だって、たまには外で好きな物を食べたいのに!(35歳・子ども1人)高草木陽光さん(以下:高草木さん):こういった「私はこんなに大変なのに、なんでわかってくれないのよ!」と、妻が夫に対してイライラをつのらせるケースはとても多いですよ。こういう不満に対して、まず私が妻側に伝えたいのは、夫に対して「察して」という期待は捨てた方がいいということです。女性は想像力が豊かなのに対して、男性は非常に想像力に欠けるのです。もう、夫とは脳が違うと思った方がいい。これって、冷蔵庫にお湯を沸かしてほしいと求めるのと同じようなものなのですよ。――どういうことでしょうか?高草木さん:冷蔵庫は食品を冷蔵・冷凍保存するもので、お湯を沸かす機能はありませんよね? それと同じくらい、夫に「なんで察してくれないの? と求めるのはムダということです。――なるほど(笑)。高草木さん:イライラしてしまうのは、相手に期待して、期待が裏切られた時なのです。だから、まず期待しないこと。夫から理想通りのこたえが返ってくるなんて、まずありえないと思った方がいいです。ただ、ここでいう「期待しない」というのは、「この人には何を言ってもムダ」という悲観的なものではなく、「夫のことは信頼しているけど期待しない」という感じ。夫に対して、期待のハードルを下げるだけでも、ずっと楽に生きられると思いますよ。 ■なにもしない夫が動く「主語を変える伝え方」――では、夫に察してもらうのは無理なので、妻がしっかり言葉で伝えていかなければならない、というわけですね?高草木さん:伝え方にも工夫が必要です。ひとつのポイントは、言葉を省略しないで、具体的に伝えること。例えば「リビングをちょっと片づけておいてね」ではなく、「リビングに散らかっているおもちゃを全部棚にしまったら、掃除機をかけて、床にモップをかけておいてね」などと具体的に言わないと、夫には通じません。「そんな細かく説明するのは面倒くさい」と思う方もいるかもしれません。でも、それを面倒くさがって省いてしまうと、自分の望みはかなえられません。夫に、自分が望む通りに動いてほしいなら、具体的に細かく伝えることが大事なのです。――なるほど。でも、「頼みごとをすると夫が不機嫌になってムカつく」という声もあったのですが、夫がご機嫌に動いてくれるようなうまい伝え方はありますか?高草木さん:多分、夫が不機嫌になるのは、「〇〇やってよ」というような「YOU」メッセージで伝えているからだと思いますよ。――どういうことでしょうか?高草木さん:YOUメッセージとは、「あなた」が主語になる言い方のことで、「あなたが〇〇やってよ」というふうに、どうしても相手を責めるようなキツイ言い方になってしまうのです。男性にこういう言い方をすると、責められていると思ってシャットアウトしたり、つい反論したくなっちゃうので逆効果なんですよ。――では、どういう言い方に変えたら?高草木さん:「I」メッセージ、つまり「私」を主語にして伝えましょう。例えば、「早く帰ってきてよ!」(=YOUメッセージ)ではなくて、「私は、あなたが早く帰ってきてくれると助かるんだけどな」(=Iメッセージ)というふうに。相手の行動を責めるのではなく、自分の気持ちを伝えればいいのです。人って、自分のことを責められると、つい反論したくなるけど、相手の気持ちについては反論しにくいから、聞き入れてもらいやすくなるんです。たとえ夫婦間に何の問題がなくても、ふだんからYOUメッセージではなく、Iメッセージを心がけてコミュニケーションをとると、夫婦関係が円滑になると思います。そして、これは夫だけではなく、子どもに対しても同じ。お子さんに「早く宿題をしなさい」とか「早く片づけなさい」などという言い方をしていませんか? 子どもにYOUメッセージで伝えると、「今やろうと思ってたのに! お母さんが余計なこと言うからやる気がなくなった!」などと機嫌を損ねて、ますます宿題が終わるのに時間がかかるのがオチです。そうではなく、Iメッセージで「早く宿題をすませてくれると、お母さん、ごはんの準備ができて助かるんだけどな」などと気持ちを伝えた方が、子どもも受け止めやすく、結果、スムーズにことが進むのです。「夫のなににイライラしているのか?」自分の心に聞いてみる高草木さん:Iメッセージでコミュニケーションをすることには、もうひとつメリットがあります。それは、自分の気持ちに目を向けられるということ。例えば、先ほど「夫がゴロゴロしていることにイライラする」という声がありましたが、これもYOUメッセージで、「どうして、あなたはいつもゴロゴロしてるのよ!」と夫に言っても、「疲れているんだからしょうがないだろ?」と言い返されて終わってしまいますよね?そこで、Iメッセージで自分の気持ちを伝えるわけですが、そのためには、まず自分自身に「なぜ私は夫がゴロゴロしているとイライラするのか? 私は夫にどうしてほしいのか?」を問うことになります。――確かに。すぐ文句を言うのではなく、ひと呼吸置いて、ちょっと考えられそうですね。高草木さん:夕飯の準備を一緒に手伝ってほしいのか? 夕飯の準備の間に洗たく物を取りこんでたたんでほしいのか? その間に子どもの宿題をすませてほしいのか? イライラの裏側には、いろいろな思いや目的があるはずです。自分の目的がわかったら、Iメッセージで、「私が夕飯作っている間に、洗たく物を取りこんでたたんでくれると助かるんだけど」などと、具体的に伝えてみてください。自分の気持ちを正しいコミュニケーション方法で細かく伝えれば、さすがの夫も動いてくれるのではないでしょうか? 察しない夫「俺、全然やっていない…」と理解させる“分担の可視化”高草木さん:また、夫に家事や育児に協力してもらうには、可視化することも効果的です。紙に、夫と妻がそれぞれ担当している家事を、朝から夜まで時間軸で細かく書き出します。例えば、ゴミ出しひとつにしても、夫はまとまったゴミ袋を外に持っていくことがゴミ出しだと思いがちですが、ゴミ出しには、日々分別したり、家じゅうのゴミ箱からゴミを集めたり、新たにゴミ袋をセットしたりと、いろいろな工程がともなうわけです。そういうことも、細かく全部書き出す。そうすると、お互いの担っている仕事が一目瞭然になり、夫は「俺ってこんなにやってなかったの?」とビックリするのではないでしょうか?――ただイライラをぶつけるのではなく、Iメッセージを使ったり、可視化したり、妻側も、夫に伝わりやすい賢いコミュニケーション方法を学ばなければならないのですね?高草木さん:ただ感情をぶつけるだけでは、「妻が怒っている」ということしか夫には伝わりません。実際、私のところにも、こういった「妻が一体、なにに怒っているかわからない」という男性からの相談はとても多いのですよ。夫は「なんかよくわからないけど、とりあえず大人しくしておこう」と、その場はうまくおさめますが、怒りの本質がわかっていないので、また同じことが繰り返されるだけです。夫とのコミュニケーションがうまくいかないと思ったら、まず、自分の言動やコミュニケーション方法を見直してみてください。男と女の性質の差を理解して、自分の気持ちや目的を明確にし、行動を意図的に変えれば、きっと夫とムダにぶつからず、今よりずっとストレスなく生活できるはずですよ。お話をうかがって、自分の伝え方を見直してみると、恥ずかしながらYOUメッセージだらけでした…。「早速今日から、Iメッセージで話しかけてみようと思います」と伝えると、高草木さんは、「きっと、Nさんの夫婦関係も今日から変わるはずですよ」と、にっこり笑うのでした。次回は、「プチモラハラ系夫にどう対処する?」をご紹介します。参考図書: 「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか」 (左右社)高草木 陽光著 1,836円(税込) 夫婦問題カウンセリング7000件の実績をもつ著者が、これまでの相談内容から導き出した解決方法を紹介。具体的な事例をあげ、「夫と妻の考え方の違い」「夫と妻の受け取り方の違い」「問題になりやすい事柄」「改善策につながるヒント」「考え方のポイント」を、家事、育児、会話など38のテーマ別にアドバイス。何らかの問題を抱えている夫婦にも、ひとり頭を抱えて悩んでいる夫・妻にも、「うちは問題ない」と思っている人にも役立つ一冊。まちとこ出版社N
2018年08月08日