アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里と賀喜遥香が7日、東京・渋谷ストリーム ホールで行われた「SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 Produced by anan(略称:シブスクフェス)」に登場。バレーボール漫画『ハイキュー!!』について語った。anan創刊50周年を記念した同イベントで、乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、久保史緒里、賀喜遥香が、「女子の流行モノ! ’20秋 乃木坂46 マイブーム名鑑」と題したステージに登場。それぞれマイブームを明かした。久保は、『ハイキュー!!』にハマっていると明かし、「舞台が私の地元の宮城県ということもあって、ずーっと見ています」と説明。「バレーボールもチーム戦。私たちもグループで活動しているので、響く言葉とか、こういうチームプレーもあるんだなと学ぶことばかりです」と語った。賀喜も「私も見ていました」と明かし、「青春の熱さというか、3年間でしかない絆が本当に身にしみて、なんで私はこんなに熱くなれないんだろうって。熱くなっているんですけど、汗水流して頑張っているのを見ると、私ももっと汗を流さないとって思います」と話した。なお、齋藤は「フィルムカメラのCONTAX T3、山下は「猫」、賀喜は「豆腐」がマイブームだと発表した。
2020年11月07日女優の大政絢が、12月21日に『大政絢カレンダー2021』(SDP 2,420円)を発売することが決定し、表紙のほか収録カットと特典イメージカットが6日、公開された。2020年4月からラグジュアリーファッション誌『Precious』(小学館)の年間表紙キャラクターに就任し、ファッション誌『BAILA』(集英社)ではレギュラーモデルを務めるなど、人気モデルとして引っ張りだこの大政。今回公開されたのは、表紙画像と9月の収録カット、購入特典となるオリジナルフォトカードのイメージカットの計4点。表紙では色っぽくもアンニュイな表情やまとうオーラが醸し出す圧倒的な美しさを、モノクロ仕様のデザインが引き立てている。9月の収録カットは、サイドの開いたセクシーな衣装から覗かせる輝かしい美肌と内面からもあふれ出すラグジュアリーな雰囲気に、男性のみならず女性も見惚れてしまう仕上がりに。特典イメージカットでは、チラリと見せた太ももや健康的で輝かしい美肌で色っぽさを感じさせながらも、やわらかな優しい笑顔をカメラに向ける姿や、抜群のスタイルを活かしたポージングを披露。本作のこだわりは、着用している衣装が全てモノトーンという点。身に着けるアクセサリーも「シンプルさ」「ラグジュアリー感」「女性らしさ」を大事にし、気品あふれる理想的な大人女性としての美しさを存分に引き出している。そのほか、自身のSNSや過去のカレンダーにも頻繁に登場する愛犬たちとの愛らしいカットも収められており、大政の魅力が存分に詰まったカレンダーが完成した。(C)SDP
2020年11月06日グラビアアイドルで女優の寺本莉緒が、19歳を迎える誕生日のきょう11月5日、初めてのカレンダー発売を発表し、同時に表紙カットを公開した。寺本は、7年ぶりに復活したミスマガジンの初年度「ミスマガジン2018」でミスヤングマガジンを受賞。今年3月、高校卒業のタイミングで満を持して発売した1st写真集『CURIOSITY』は3度の重版がかかるなど、大きな話題を呼んでいるグラビアアイドルだ。今回公開された表紙は、パワフルボディを見せつける鮮やかな黄色のビキニ姿。砂浜に身を委ねる“りおりお”のあどけない笑顔を捉えた。寺本は「完全自己プロデュースで、衣装やメイク、写り方などこだわりをもって作成しました」とこだわったポイントを挙げ、また「フィルムカメラのみの写真を使用しているため、今までとは違う雰囲気の寺本莉緒を堪能できると思います」と制作の裏話も明かした。また「2021年は私と一緒に過ごしてみませんか? かわいく仕上がっているので是非ゲットしてみてね!」と、寺本自身も仕上がりに手応えを感じているようだ。12月6日には、福家書店新宿サブナード店での発売記念イベントも予定している。
2020年11月05日俳優の山崎賢人が27日に発売する『山崎賢人2021年カレンダー』(KADOKAWA 2,500円税別)の、オリジナルグッズ画像と購入者対象限定ポストカードの絵柄が公開された。本作のテーマは“自然”で、水、火、空、植物等の自然要素をモチーフにした撮影やナチュラルな表情をとらえたカットまで、多彩な山崎賢人が詰まった卓上リングタイプのカレンダー。このたび、発売を記念してトートバッグ(1,500円税別。グレー・白の2色展開)とマスクケース(1,300円税別)の制作が発表され、マスクケースには目を閉じた山崎に虹がかかったような、儚さや透明感を感じられるカットが使用されている。全国5都市9店舗にて、特設コーナーの設置も決定。対象商品2,500円(税別)以上の購入者に、タワーレコードではひまわりを腰に刺したカット、TSUTAYAでは白いシャツでこちらを見つめるカットと、絵柄が異なる限定ポストカードが進呈される。
2020年11月04日横浜流星の自身7作目となるカレンダー「横浜流星カレンダー2021」が12月21日(月)発売。この度、購入者特典となるポストカードのビジュアルが公開された。B3ポスタータイプ、両面印刷のリバーシブル式での発売となる横浜さんの来年のカレンダー。すでに和と洋の表紙と収録カットが公開され話題となっている。今回新たに公開されたのは、購入者特典となる3種類のポストカードのビジュアル。STARDUST SHOPPERS、楽天ブックス、Loppi/HMV&BOOKS online/HMV店舗の3か所で予約・購入した場合のみ手にすることができ、種類は購入場所ごとに異なる。どのカットも横浜さんの余裕のある大人の色気が醸し出され、クールで思わず吸い込まれそうになる瞳をこちらに向けている。「横浜流星カレンダー2021」は12月21日(月)発売。(cinemacafe.net)
2020年11月04日俳優・横浜流星の自身7作目となるデビュー10周年記念カレンダー『横浜流星カレンダー2021』(SDP・3,500円税別)の購入特典ポストカードが4日、公開された。今回のカレンダーは、迫力満点のB3ポスタータイプ。両面印刷のリバーシブル式で、1冊で「和」と「洋」の2つのテーマを楽しめる贅沢な作りが特徴。先日「和」と「洋」の表紙2点と「洋」テーマ収録カットから1点の合計3点が公開されると、SNSでは「カッコよすぎる」「失神しそう」「色気ハンパない」「ドキドキします」「贅沢の極み」など、発売を楽しみにしていたファンの歓喜の声があふれた。今回新たに公開されたのは、購入者特典となる3種類のポストカードの絵柄。横浜が持つ芯の通った男らしさと、醸し出される余裕のある大人の色気、吸い込まれそうになるクールな瞳は、“破壊力抜群”の仕上がりに。特典はそれぞれ、STARDUST SHOPPERS、楽天ブックス、Loppi/HMV&BOOKS online/HMV店舗3カ所の予約・購入者対象で、絵柄は購入場所ごとに異なる。爽やかで好青年なイメージにとどまらず、その枠を超えて新境地に挑んだ『横浜流星カレンダー2021』は、12月21日発売。(C)SDP
2020年11月04日大きな話題となったドラマ「恋はつづくよどこまでも」への出演が記憶に新しい俳優・佐藤健の2021年カレンダーが発売決定。カメラマンは友人・神木隆之介が務める。近年では連続テレビ小説「半分、青い。」や「義母と娘のブルース」、『億男』への出演、医者役を演じた「恋はつづくよどこまでも」は大きな話題に。今後は延期が発表されている『るろうに剣心』シリーズの最終章や、同じく主演を務める『護られなかった者たちへ』の公開が控える佐藤さん。今回発売が決定した来年のカレンダーでは、『るろうに剣心 京都大火編』や『バクマン』で共演して以来、ずっと“佐藤さんを撮影したい”と話していた神木さんの念願が叶った。古くからの友人である神木さんだからこそ撮れる距離感で、仲間と過ごす佐藤さんの自然な表情をたっぷりと感じることができるカレンダーを制作。“写真集のようなカレンダー”をテーマに、ドライブ中の車内、渋谷・原宿などの街中、メイドカフェ…と、佐藤さんが神木さんと行きたい場所、神木さんが佐藤さんを撮りたい場所で撮影したスペシャルな1冊だ。また、写真集のように見開くタイプ。お気に入りのページに自由にカレンダーシートを差し込む仕様となっており、カレンダーとしての使用後は、写真集として手元に置いておける永久保存版。さらに、カレンダーメイキング映像が佐藤さんの公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開予定。メイキングの撮影は桜田通が担当しており、3名の素の様子や和気あいあいとした撮影の裏側をのぞくことができる。カレンダー単品販売のほか、カレンダー +クリアケース+マグネット(2個)+フォトカード(ランダム全5種)がセットになった「スペシャルボックス版」、クリアファイルやモバイルバッテリーといったオリジナルグッズの同時販売もされる。「佐藤健 2021年カレンダー」はアスマートにて予約販売中。「佐藤健 2021年カレンダー」カレンダーメイキング映像は11月10日(火)20時~佐藤健公式YouTubeチャンネル「佐藤 健 / Satoh Takeru」にてプレミア公開予定。(cinemacafe.net)
2020年11月03日ミュウミュウ(MIU MIU)2021年春夏コレクションが、パリ・ファッションウィークにて発表された。“ミュウミュウらしさ”で溢れるコレクションミウッチャ・プラダが、ラフ・シモンズを共同クリエティブディレクターとして迎えたプラダ(PRADA)の2021年春夏コレクション。そんな“新生プラダ”に合わせて、ミウッチャが手掛けるもうひとつのブランド「ミュウミュウ」も大きくスタイルを変えるのでは…?と密かに囁かれる中で—―私たちのそんな憶測を良い意味で裏切る――“ミュウミュウらしさ”全開のプレイフルなコレクションが今季も幕を開けた。“IMAGINARY SPORTS PALACE”をテーマに「IMAGINARY SPORTS PALACE」と名付けられた今季のコレクションは、室内競技場のようなセットと共に、“近未来のユニフォーム”のようなアクティブなルックがランウェイを席巻した。相反するエレメントを抱合するブランドならではのアプローチは今季も健在で、もちろんそこには“スポーツ”以外の要素がユニークに絡み合っているのが印象的だ。ガーリーな要素を詰め込んで例えば、緩やかなトラックパンツに合わせたのは、ロマンティックなフリルがなびく淡いピンクのブラウス。またトラックジャケットには、リボン付きのドレスを差し込んでみたり、クラシカルなチェック柄のスカートを合わせてみたり…と、クチュール的要素やトラディショナルなスタイルが自由なスピリットで組み合わされていく。プレイフルなハーモニーまた煌めくビジューや水玉模様でガーリーに引き寄せているルックがあるかと思えば、アクティブなコードとして再解釈されたブランドロゴをはじめ、カラーブロックやラインがコレクションを交差し、リズミカルな表情も同時にプラス。スポーツアイテムの代名詞である足元のスニーカーも、実は“ヒール付き”など、細部にまでそのプレイフルな“ハーモニー”が落とし込まれていた。ケイト・モスの実娘もランウェイデビュー!そして今シーズンは、スーパーモデル ケイト・モスの実娘、ライラ・グレース・モスがランウィデビューを飾ったこともミュウミュウのホットニュース。ショーのラストを飾る顔として現れた彼女は、煌くビジューをたっぷりのせた、キャンディーカラーのホルターネックトップス×ミニスカートという、フレッシュな装いを披露してくれた。
2020年10月23日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2021年春夏コレクションが、2020年10月19日(月)、東京・南青山にて発表された。力強い“明るさ”へ──暗闇に沈んだ空間に、ジャラ、ジャラ......と、無機的で軽快な音が響く。東京で発表された今季のノワール ケイ ニノミヤ、最初に登場したのは、漆黒のビーズが木の実よろしく数多と連なるドレスだ。身体はむしろ露わで、歩みに合わせて揺らめくビーズが織りなすその表情は、どこか虚ろですらある。また、拡大した布地さながらにチューブが波打つドレスも、表皮から乖離した曖昧なシルエットを生み出す。漆黒のドレス続くドレスは、黒を基調にフリルをあしらい、暗く沈んだゴシックの雰囲気を漂わせる。スカート部分には透け感のある繊細なテキスタイルを使用し、歩みに合わせて軽やかに揺らめくさまは優美である。他方で、裾から垂れ下がるビーズのチェーンからは退廃が強く匂いたつ。また、レザー調素材で作られたトップスはどこかプリミティヴな表情で、マットな質感と相まって身体を抑え込んでいるようだ。リボンを数多とあしらって身体を抑え込む──、そのモチーフはリボンから構築されたウェアへと変奏される。なるほどリボンは甘く可憐な装飾モチーフであるが、きゅっと結びつけることで身体を抑え込むこともできるのだ。スリーブ部分を消去し、腕を外に露わにすることも叶わぬドレスは、締め付けられたようなトップスから裾にかけて不穏にAラインを描くとともに、豊かに咲き誇るリボンやラッフルでもって、顔までも埋め尽くしている。また、網目状のニットは柔らかな表情を生み出すものの、どこか果物を包むネットのようにして身体を覆わんとしている。他方で、ふわりと風に揺れるようなオーガンザは淡いピンク色に染まり、気分は明るげだ。ピンクの色合いや数多とあしらわれたリボンはたしかに甘く明るい雰囲気を漂わせるものの、ウェア一面を覆い尽くすその執拗さは、ほとんど祈りのそれに近くも感じられる。幻想的な明るさ拘束と装飾というリボンが有する両義性が、コレクションを陰鬱さから明るさへと反転させる要石として作用しているようにも思われる。この“明るさ”。今季のコレクションでは、パリと変わらない姿勢を貫きながらもポジティヴなエネルギーを表現したかったとデザイナーの二宮啓は語る。いわゆるガーリーとでもいえるような、たっぷりのフリルやリボンが甘く揺らめくピンクのジャケットやドレスは、ほとんどオプティミスティックとまでいえる明るさの幻想的な表れだろう。軽快に揺らめく透明なビーズまた今季は、新素材を開発するというより、コットンやウールなどの身近にあるものを駆使することを意識したという。軽快にきらめくビーズ素材もその一例なのかもしれない。クリスタルのように透明なビーズから構築したブルゾンやスカートは、花のようなモチーフをつなぎ合わせることで、独特の陰影を孕んで豊かな表情を生み出している。そして最後に登場したルックには、咲き乱れる花のようにビーズが揺らめき、まだまだ見る者を明るい幻想へと誘ってやまないのであった。
2020年10月22日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2021年春夏コレクションが、2020年10月19日(月)に発表された。白と黒、無機的なアッサンブラージュ実験室のクリーンルームを思わせる、無機的な純粋さ。今季のジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソンは、白と黒という対照的なカラーを基調に、無機的な素材の断片を組み合わせるようにして衣服を構築する。アッサンブラージュ的ドレス光沢感のある生地やシースルー素材などを組み合わせることで作り上げたドレスは、首に掛けるように交差させたスリーブに布の分量をふんだんに取り、重厚なフォルムを生み出した。無機的な素材を使用し、ホワイトを主体とすることで、アッサンブラージュ的な構築をあくまで実験室的な純粋さのうちに表現している。また、ドルマンスリーブのゆったりとしたドレスも、身体を空気とともにふわりと包み込むシルエットに。裾下はギャザーを寄せるようにして絞りつつも、身頃とスリーブは重厚であり、上半身と足元とがボリュームのコントラストを織りなす。鈍くきらめくスパンコール素材、というよりひとつのモチーフとして繰り返されたのはスパンコールだ。とは言っても、互いに折り重なるようにして衣服にあしらわれ、ギラギラと光を反射するきらびやかさとは距離を置き、マットな質感で規則正しく布地の上に敷き詰められている。ダブルブレストのロングジャケットやトレンチコートは、フロントを二重に重ねて。表には通奏低音であるスパンコールをふんだんに敷き詰めた。テーラードジャケットはスーツ地の端正なベースながらも、裾部分は下から上へと大胆なひだが織りなされ、ある種優美な表情が接木されているといえよう。無機的な素材が生みだすモノトーンの豊かさ実験室のクリーンルームさながらに、カラーは白と黒の純粋さにまとめられた。しかし、多彩な素材がアッサンブラージュ的に組み合わされ、人工素材がもつ光沢感や透け感、スパンコールの鈍いきらめき、あるいは内側を透かせて見せるPVC素材が、無機的ながらも豊かな表情を見せている。
2020年10月22日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2021年春夏コレクションが、2020年10月19日(月)、東京・南青山にて発表された。“ピュアな心”が生み出す大きなエネルギー川久保玲は、今季、“大きなエネルギーを生む人間のピュアな心”に着目したという。ピュアな心があれば、良いことも悪いことも感じられる。心がざわつく。でも、そんな感情の動きが、大きなエネルギーを生み出すのではないかーー?と考えた。至ったテーマは「不協和音」。無垢な心の中で、相反することが犇めき合う複雑な感情とその根源を、創作のインスピレーションとした。クラシックをベースに「不協和音」を奏でるものたち紅いライトに照らされた会場は、東京の路地裏に入ってきたかのような、薄汚れた武骨な壁が演出されている。細い壁の合間をかいくぐるようにして、ゆっくりと優雅に登場するモデルたち。彼女たちは、まるで中世ヨーロッパの貴族たちを彷彿とさせるドレスを身に着けて登場する。すべてがドレスルックで構成されるコレクション。ロココ、エンパイア、クリノリンなど、かつての女性貴族たちが身に着けた豪華絢爛なスタイル全てを贅沢に振り返るみたいで面白い。そこには、当時のレースやフリルといった装飾はなく、代替の飾りとして、ケミカルな素材や派手なプリントが用いられている。派手なプリントの中には、プレイ・コム デ ギャルソンを想起させる“アイ”モチーフやディズニーのミッキーマウス&ミニーマウス、ベアブリックが採用され、ストリート感を助長するスプレーアートまでもが施されている。また、最も象徴的なクリア素材は、何層にも重なる繊細なチュールから、上質なウール生地まですべてを覆いつくす。あえて無造作に寄せ集められたシルエット、黒と透明の編み込みで作られた格子柄、まるで積木をくっつけたかのように立体的なパターン、……クラシックなドレスとは全く相いれないディテールの数々は、ピュアな心から生まれた膨大なエネルギーを現すかのように大胆不敵だ。一方で、純粋な心を率直に感じ取れるモダンなディテールもある。折り紙風の花や赤いドット柄がその好例。そして、最後に登場した、ベージュとクリアカラーだけで表現された2体のルックは、複雑な感情の行きつく先、原点回帰すべき心にあるのは“無垢”だということを表現しているかのようだった。「不協和音」が生みだすポジティブなメッセージ感情の「不協和音」が生む不安定な感覚は、一概に悪いものではない。楽しいと感じられることも、苦しいと感じられることもあるというのは、素敵なことだ。ピュアな心を持ちつづけた先には、ハッピーエンドが待っているのだと教えてくれる今季は、きわめてポジティブな考えに満たされたコレクションなのだろう。
2020年10月22日シュープ(SHOOP)の2021年春夏コレクションが、渋谷ヒカリエにて2021年10月17日(土)に発表された。なお、ランウェイには小松菜奈やKANDYTOWNのメンバー・IOが登場した。現代で必要とされる服を創る時代の転換期とも言える昨今の世界情勢。今季のシュープはそんな現代の世界で求められる新たな衣服を考えた。機能性、耐久性、変形性...様々な機能を伴った服たちは、現代に生まれた新たな衣服へのニーズに応える。デタッチャブルパーツで構築し変形可能なピースは、一着で多様化する現代の服へのニーズにマルチに対応する象徴的なシリーズ。袖やフードが着脱可能なシャツやジャケットはコレクション中に複数登場するメインアイテムの一つとなっていた。また、耐久性を意識して積極的に採用したのが、テクニカルナイロンやジーンズといったタフな素材。それらと並んでアイコニックな素材となるのが、トリコットなど肌が露出する生地。ルック全体に繊細で軽やかなムードを落とし込む。未来への希望を込めたグラフィックそして、アイテムを飾るグラフィックには、明るくポジティブな内容を詰め込んだ。グラフィックのテキストには、未来への希望や価値観を共有できるコミュニティーの大切さを込めた新約聖書内の“Faith,Hope,Love”というメッセージ、平和な世界を願って作られたルイス・アームストロングの楽曲「What a Wonderful World」の歌詞を引用した。今季のコレクションのキーモチーフでもある手形のグラフィックは、今まで以上に人との繋がりを意識するようになった現在の世界からインスピレーションを得たもの。ピースフルなテキストと併せてアイテムに配している。アシックスやファイナルホームの元デザイナー・須田とのコラボアイテムさらに、今季のシュープは、アシックス(ASICS)とのスペシャルプロジェクト用に開発したスパッツをレザーで制作した新作モデルや、ファイナルホーム(FINAL HOME)の元デザイナー・須田伸一とタッグを組んだカプセルコレクションも展開。須田伸一とのコラボレーションカプセルコレクションでは、オーガンジー裏地が顔のプロテクターになるモッズコートをはじめ、ポケットの代わりに取り外し可能なマスクを装着したシャツ、防災頭巾から着想した頭に被るとマスクになるトートバッグをラインナップする。
2020年10月20日俳優・神木隆之介の2021年カレンダーが発売されることが決定。カメラマンは、25周年プロジェクトのひとつとして、蜷川実花との念願のコラボレーションが実現した。今回のカレンダーは、“神木に演じて欲しい小説の登場人物”を、神木さんの公式Twitterで公募。その中から選んだ12作品をテーマに構成。古典作品から、「谷中レトロカメラ店の謎日和シリーズ」といった最新作品まで幅広いラインアップとなっている。カレンダーの中で12作品全て異なる役柄を演じるという新しい試みとなった今回。カレンダーの8月では、「好色一代男」を表現し、煙管などの小道具を使って大人の色気を収めた。また5月は「人間失格」。人間の闇と男性の美しさを演出した。さらにカレンダー撮影のためだけに、自身初となるシルバーヘアーにも挑戦している。カレンダー仕様は、横型A5サイズの卓上形式。表紙1枚+53枚のリングタイプ。なお本日より、カレンダーで惜しくも使用できなかったアザーカットをまとめたポストカードセットや、25周年アニバーサリーグッズの第2弾となるトートバッグ、バスタオルなどのグッズの予約受付も開始となる。「神木隆之介2021年カレンダー」は12月25日(金)発売。(cinemacafe.net)
2020年10月20日今年デビュー25周年イヤーを迎えた俳優の神木隆之介が、「神木隆之介2021年カレンダー」を12月25日に発売することが決定した。本日19時より予約販売を開始する。「神木隆之介2021年カレンダー」より今回のカレンダーは25周年プロジェクトのひとつとして、写真家・映画監督の蜷川実花氏との念願のコラボレーションが実現。今回は“神木に演じて欲しい小説の登場人物”を、神木の公式Twitterにて公募し、その中から選んだ12作品をテーマに構成。古典作品から、『谷中レトロカメラ店の謎日和シリーズ』といった最新の作品まで、幅広いラインナップとなった。また、公募の際には、声優の梶裕貴、映画監督の岩井俊二氏ら著名人や、作品の作者からも直接反応があるなど、盛り上がりをみせた。カレンダーの中で12作品全て異なる役柄を演じるという、新しい試みだったが、蜷川氏が作りだす世界観の中で、見事に12作品を体現。カレンダーの8月に掲載の小説『好色一代男』では、色彩豊かなセットの中で、煙管(きせる)などの小道具を使い、今までにない大人の色気を表現し、5月に掲載の小説『人間失格』では、人間の闇と男性の美しさを表現した。さらに神木は、今回のカレンダー撮影のためだけに、自身初となるシルバーヘアーにも挑戦。黒髪での撮影を含め、2日に渡って行われ、このカレンダーでしか見ることが出来ない、貴重な姿が収められている。また、本日より、カレンダーで惜しくも使用できなかったアザーカットをまとめたポストカードセットや、25周年アニバーサリーグッズの第2弾となるトートバッグ、バスタオルなどのグッズの予約受付も開始される。
2020年10月20日ジン カトウ(ZIN KATO)の2021年春夏コレクションが、東京・北青山で発表された。「再生」をテーマに、約2年ぶりのショーテーマは「再生」。“何かが変わる、そして変えられる”と2020年の変動を見つめ直したデザイナー加藤徹は、約2年ぶりにコレクション制作と向き合った。とにかく作ろう、その一心で始めた製作であったが、作っていく中でテーマが決まり、コレクション発表時には自身まで“再生”する起爆剤になったと話す。色の変化が心の変化へと繋がるそんなデザイナー加藤の心境の変化を具現化するように、コレクションは黒の世界から多彩な色彩の世界、そして白の世界へと繋ぐ、ストーリー仕立てになっていた。この流れるような色の変化は感情に訴えかけるところがあり、白の世界が終わる頃には、穏やかで開放的な気分が感じられた。エレガントなドレスに眠る“意外性”ショーピースは、美しい日本の生地やレースを使って仕上げた繊細なデザイン。クラシックでエレガント、この基軸からぶれることなく、シルエット違いで様々なドレスを展開した。ユニークなのは、パッと見た印象と近くでみた時に感じる印象の変化。中華刺繍を施した黒のロングコートは、落ち着きのあるように見えたが、近づくほどに、その漆黒の世界から小さな花模様が浮かび上がり、ロマンティックに映る。メタルプレート付きのレザーベルトを組み合わせたレッドのワンピースも、大胆さや強さを感じられたが、距離が縮まるほどに、内側にもレースがあしらわれていることに気づかされ、繊細なイメージへと変わる。愛情を生む、丁寧な仕事ぶりまた、一つ一つのピースに詰め込まれたディテールからは、デザイナー加藤の丁寧な仕事ぶりが感じられた。胸を中心にシンメトリーにあしらわれたカッティング、均衡にスカートから除くレース、格子模様の上にのせた小さな花刺繍など、洋服と過ごす時間が長くなるほどに愛情が深まるような、繊細なディテールが多く見られた。なお、ショーはギターの生演奏とともに進行。当日の演奏を担当したのは、アーティストのDejima Tatsuyaで、全て彼が作曲したオリジナル楽曲だという。
2020年10月20日ファセッタズム(FACETASM)は、2021年春夏コレクションを、2020年10月16日(金)に東京・天王洲アイルの寺田倉庫 Warehouse TERRADAにて発表した。創作によって重ねていく「幸せの記憶」“More memories.”というテーマのもと展開された今季。“楽しみながらショーを開催した”と話すデザイナーの落合宏理の表情からは、クリエーションへのポジティブな姿勢がうかがえる。時の流れとともに積み重ねられていく記憶に着目した落合は、クリエーションを続けることで「幸せの記憶」の中を歩んでいきたい、という思いをコレクションに投影した。自由な絵、まっさらな創造性象徴的なのは、落合の息子が4歳の時に描いた絵を落とし込んだウェアだ。ミリタリーテイストのジャケットやトレンチコートに、カラフルで自由な線が伸びていく。生き物のように見える形や、迷いなく引かれた線。既存の創作物から影響を受けていない、まっさらな感性で描かれた絵は開放感に満ちており、見る者や身に着ける者の感性も既成概念から解放してくれるかのようだ。呼応する自由な感性伸びやかな絵に呼応するかのように、服のデザインも自由度を増していく。プリーツの襟を様々な角度から積み上げるようにして組み合わせたジャケットはうねるような造形が生き生きとした動きを感じさせる。モッズコートには二重にフードを配し、トレンチコートはパーツをセパレートして構築的なデザインに仕上げた。カットソーにはフェザーを差し込み、端正なテーラードジャケットにはフラッグチェックやボックスロゴのポップなプリントを、ファイヤーマンジャケットにはリフレクターをグラフィカルに配している。アクティブなブルゾンにはカラフルな幾何学模様を切り替えで表現し、レザーのコートは生地の端を粗野に破ったような仕上がりで無骨な印象に。前方から見ると普通のジャージに見えるトラックジャケットは背中が開くデザインになっており、紐を結んで固定する仕様になっている。その他にも、プリーツシフォンをジャージと組み合わせたジャケットや、オーガンザを立体的に構築して装飾したブラトップなど、意外性から生まれるセンシュアリティや芸術性が見て取れた。軽快な素材また、軽やかな素材感もポジティブさの表れかもしれない。赤、青、黄色といった薄く軽やかなオーガンザを幾重にも重ねて仕立てたドレスは、色が繊細に重なり合って幻想的なムードを帯びている。布地の形そのままで頭からまとった無作為な佇まいや、歩を進める度に後ろ裾が大きく風になびくフード付きジャケットは軽快そのもので、飄々とした無垢さを感じさせる。ジョーダンブランドのジャケットやジョージコックスコラボシューズナイキ(NIKE)のジョーダンブランド(JORDAN BRAND)とラッセル・ウェストブルックのコラボレーションによるジャケットは、袖にヴィヴィッドなラインをあしらいラフな佇まいに。その他、フーディーやジョガーパンツ、スニーカーもランウェイ上に登場した。さらに、ジョージコックス(GEORGE COX)とのコラボレーションシューズも登場した。
2020年10月19日ヨハン クー ゴールドレーベル(Johan Ku GoLd Label)の2021春夏コレクション「ザ・ペインターズ(The Painters)」が、2020年10月16日(金)に発表された。画家と制作アイテムに着想台湾のアーティスト、彭柏勳(ポン・ボーシュン)の作品と、絵筆や絵具チューブといったアート制作に関わるアイテムを着想源とした今季のヨハン・クー。アートにまつわるモチーフに変奏を重ね、さながらネオンサインのようにまばゆい色彩とともに、テーラードジャケットやライダーズブルゾン、シャツといったウェアに散りばめた。絵筆やチューブは色鮮やかに絵筆やブラシ、絵具チューブといったモチーフは、シャツやテーラードジャケット、シャツブルゾンなどにのせられている。モチーフを自由に拡大・回転させ、色合いを鮮やかに変調することで、ベーシックなウェアながらも大胆な表情に仕上げられている。絵具の一筋を変奏して一方、一筋の筆跡にロゴを施したモチーフは、色鮮やかな色彩とともに格子柄やストライプ柄へと変奏されている。ノースリーブで仕上げたトレンチコートには大きく、一方でシャツには小さくパターンを連ね、表情の違いを生み出した。色とりどりの色彩を並べるまた、ドロップショルダーのブルゾンやスカートなどには、絵筆のタッチで生み出された色面を、色とりどりのブロック状のパターンとして用いている。色面を並べるさまはモネのようだが、ここでは色彩自体が引き立てられ、より抽象的な効果を上げている。また、オーバーなサイズ感で仕上げたピークドラペルのジャケットには、より激しい筆致で表現された色彩をのせた。鮮やかなカラーのコントラスト絵筆で描いた“フレーム”を連ねた模様は、鮮やかな色彩と素材自体の色合いのコントラストがより際立つ。いずれも、テキスタイルにはライトグレーやブラックといった落ち着いたカラーを使用することで、ヴィヴィッドな色彩の効果を引き立てている。
2020年10月19日タエ アシダ(TAE ASHIDA)は、2021年春夏コレクションを2020年10月16日(金)にデジタル形式で発表した。自然界の温もりや香りをデザインに今季のテーマは“Lyrics of Nature”。花や森の植物、海、空、雲、光と影といった、自然界の様々な感触や香り、温もりをデザインに落とし込んだ。素材は春夏らしくコットンやピュアリネンを採用し、プリントや刺繍を駆使して優しく清らかな表情のウェアに仕上げている。ウィメンズに加え、4シーズン目を迎えるメンズラインもウィメンズと連動したデザインで展開された。生き生きとした花や植物をプリント・刺繍で表現繊細に表現された花や植物は、ゆったりとしたロングドレスやワイドパンツ、フレアスカートにオン。ドレープ感のある布地に、生き生きとした植物の姿が躍動感をもたらしている。ツタの葉はシャツやジャケットの前立て、袖を縁取るようにして刺繍し、装飾的な要素をプラスする。また、芦田多恵が撮影した植物の写真をインクジェットプリントで配したタイトワンピースも登場。鮮やかな色彩とみずみずしい質感で表現された花の存在感を、シンプルなフォルムが際立たせた。ダイナミックな植物プリントのスカートには、細やかに織られたピンクのツイードジャケットをコーディネート。温かみのあるツイードの質感と、襟に配された華やかな模様が、柔らかさをもたらしている。空や海のように清涼感あふれる佇まい空や海、雲を思わせるルックは、清涼感あふれる雰囲気が印象的だ。布地の分量を取ってゆったりと仕上げたワンピースには、大きくプリーツを配してイノセントな表情に。波打つようなフォルムの襟や袖がフェミニンなブルーストライプのシャツには、裾に向かってなだらかに広がるワイドフレアパンツをコーディネートして、リラクシングながら優雅さも感じさせるシルエットを見せた。光と影のコントラスト光と影は、はっきりとした白黒のコントラストで表現。繊細に咲くユリの花をドレスやパンツ、ベストの身頃を横断するように配した。バルーンスリーブのジャケットには、襟元を彩るかのようにユリのレースを配置。シェイプされたウエスト、ペプラム、ふくらみのある袖といった緩急のあるフォルムと平面的なユリのレースが絶妙な対比を生み出している。自然光の似合うドレスコレクション終盤に登場したドレスは、自然光の似合う繊細なきらめきが余韻を残す。陽の光のように輝くメタリックなグラデーションドレスや、シャイニーなホルターネックのジャンプスーツ、流れるような布地に沿って光を放つアシンメトリーなドレスなどが登場。一方で、花が群生しているかのように立体的な装飾を施した、可憐なロングドレスも展開された。尚、今季はムービーにてコレクションを発表。アーティストのMatt Roseやバレエダンサーの柄本弾がモデルとして起用された。
2020年10月19日コーティー(KoH T)の2021年春夏ウィメンズ&メンズコレクションが発表された。シーズンテーマは「COSMIC DUAL FORCES PLUS 27」。糀泰佑が手掛けるコーティーコーティーは、「歴史を紡ぎ未来を創るブランド」をコンセプトに掲げ、デザイナーの糀泰佑が2019年にスタートしたブランド。リラックス感のあるテーラリングを得意としており、これまれにロンドン、バンクーバー、ヘルシンキなどでもコレクション発表を行ってきた。「陰と陽」の“陽”にフォーカス今シーズン、デザイナーの糀がフォーカスしたのは、「陰と陽」の“陽”の部分。糀は、「陰と陽」「光と影」は両者が無いと成り立たないものであるとしつつ、今の世の中の流れや人の感情を感じとり、あえて“陽(プラス)”の部分を発信することにしたという。“陽”にフォーカスしただけあって、コレクション全体のムードはポジティブで明るく、軽快。ホワイトカラーと、リネンやシルクコットンなど軽やかなファブリックを基調とした、リラクシングなピースが揃っている。ただし、その裏に潜む“陰”の部分を彷彿とさせる、センシュアルでエッジィな奥行きもどこかに感じさせる。ピュアでセンシュアルなサマードレスたとえば、裾にギャザーを寄せた爽やかな純白のサマードレスは、バックスタイルを大胆に開けることで、セクシーな雰囲気をプラス。ウィメンズのガウンコートには、裾に煌めくゴールドを散りばめて、ピュアな印象の中にも、内に秘める意志の強さを感じさせるスタイルに仕上げた。ナチュラルさの中に技巧が光るセットアップメンズは、ダブルブレストのジャケット&センタープレスパンツのセットアップなどを軽やかなファブリックで提案。上質な素材を使用したナチュラルなピースの中に、刺繍などの職人技を駆使したディテールが光る。また、スーツルックにはパフスリーブのシャツを差し込んだり、半袖シャツ&ワイドパンツのセットアップにはスカーフをヘッドアクセサリーとして採用したりと、エレガンスが漂うスタイリングも目を惹いた。
2020年10月19日ベースマーク(BASE MARK)は、2021年春夏コレクションを2020年10月15日(木)にデジタル形式にて発表した。「編む・結ぶ」をテーマに明るい陽の光が差し込む悴田梨園にて撮影された今季のコレクション。日本で古くから和装や儀式に用いられ、幸せが宿るとも言われる「結び」から着想を得て、「編む・結ぶ」にフォーカスしたデザインを展開した。イエローやベージュなど明るいカラーをメインに構成したコレクション全体からは、優しくリラクシングなムードが漂っている。例えば、トレンチコートの袖口にはリボンをぎゅっと結び、分量感のある袖をたくし上げるようにして着用。所々にイエローのコードを交差させたレースアップのディテールをあしらい、アクセントを効かせている。足元には、甲の部分に編み目のできるデザインのレースアップサンダルをセット。プリミティブさとフレッシュさ、両方の雰囲気を兼ね備えたデザインが印象的だ。尚、サンダルの展開はベースマークにとって今季が初となる。動きをもたらす“結び目”また、シャツの裾やパンツのウエスト、ジャケットのショルダーなど様々なパーツに結び目の装飾を施すことで、ウェアの造形に変化や動きを持たせているのが印象的だ。柔らかな白のワンピースは、布地を寄せ集めるようにして結び目を作ることで不均一なドレープが生まれ、躍動感のある佇まいに仕上げている。非対称のパターンメイキング非対称的なパターンメイキングも特徴的。布地の直線的な形を生かし巻き付けたようなスカートや、角張った裾のアウトラインのキャミソールなどが目に留まる。淡いグリーンのセットアップは、袖口や裾の一部、身頃にスリットを入れたデザインによって布地の生き生きとした動きを生み出し、歩を進める度に揺れ動く様子が余韻を残していく。編み目の延長にある“菱形模様”グラフィカルな菱形模様は、編み目の延長線上にあるモチーフとして落とし込まれた。ワンピースやカットソーは、生地をバイアスに取って仕立てることでアシンメトリーなフォルムに視覚的効果をプラスする。半袖ニットやニットポロの背面や袖には、カットを施すことで透かし模様の菱形モチーフがあしらわれている。
2020年10月18日ハレ(HARE)の2021年春夏メンズ・ウィメンズコレクションが、2020年10月15日(木)、東京・恵比寿のザ・ガーデンホールにて発表された。“似ている”けれど“違う”暗闇に沈んだステージ。スポットライトが幾筋と差し込んで絡み合う。力強いドラムの推進力に駆られるようにして始まったハレのショー。2人1組で登場するルックは、双子のように、あるいは鏡に映したかのように互いに類似している。軽やかに戯れる“白と黒”白と黒──2人は双子のようにそっくりだが、狂った鏡のように配色はまったくの反対だ。ほつれた生地をつなぎ合わせるようにして構成されたセットアップは、ゆったりと丈感を長くとり、一方でパンツもオーバーサイズで仕上げた。また、シャツワンピースには、バックにさながらマントのようにしてプリーツが波打つ生地を組み合わて。歩みに合わせて揺らめくその様子は、窓辺のレースの軽妙な戯れをイメージさせる。素材のコントラスト涼しげなシースルー素材などとは対照的なレザー風ウェアも、白と黒という対照的な配色で登場した。オーバーなサイズで仕上げたライダースブルゾンや裾にフリンジをあしらったトップスは、一方は黒く沈み、他方は明るくホワイトアウトして、0-1のトーンの対比による素材の表情の違いを強調している。大胆な柄植物の姿をドローイングを施したような柄も、爽やかなシースルー素材になどにのせられた。白と黒という明るさと暗さの対極にあるカラーだからこそ、力強くうねるようにして広がる柄が、2人のあいだで点滅するかのようにコントラストを織りなしている。色彩はニュアンス豊かに「赤と黒」ならぬ「白と黒」のコレクションと思いきや、後半にはニュアンスに富んだ色彩を、やはり対をなすようにして展開した。テーラードジャケットのセットアップには、淡いピンクやモスグリーンをのせて。また、ライトグリーンとブルーのブラウスは、ボディ部分やスリーブにたっぷりと生地の分量をとりつつも、シアーな素材感と相まり、その印象はあくまで空気を包んだようにして重さを感じない。不連続な素材が生む表情パンツの一部を透け感のある素材で切り替えるなど、異なる素材が生み出す風合いの不連続性も心地よい。また、“超”ショート丈のジャケットの下には、ボタンを開けたカーディガンをタックイン。軽やかなウェアが中心であるからこそ、着こなしではレイヤードを駆使して奥行きを与えている。
2020年10月18日ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO) 2021年春夏コレクションが、2020年10月15日(木)に発表された。テーマは、“Surreal inhabitants(シュールな住人たち)”。プレイフルなカラーパレット“シュールな住人達のファンタジー”を描いたという今シーズンは、実に楽し気で、プレイフルなムードに満ちている。イエローやピンク、ブルーなど、自由でカラフルなカラーメイクを楽しむ“住人”たち同様、コレクションに行き交うのは、まるで規則のない多彩なカラーパレット。好きな絵の具を大胆にミックスしたようなドレスには、丸く繰り抜いた図形的な袖口を組み合わせることで、“どこか違う世界”の洋服を見ているかのような、ファンタジックなムードを纏っている。ニットを主役にそんな自由なパレットと呼応するように、様々な素材も散見された。透け感のあるシフォンのトップスや、レースを贅沢にあしらったジャケット、春夏らしいコットンのTシャツなど。そんな中でも特に印象的だったのが、“ニット”を使用したワードローブ。さらりと羽織ったタンクトップやビキニといった、春夏ならではのスタイルは、カラフルなニットで再解釈。また足の“半分”まで覆ったユニークなソックスも、鮮やかなニット共に提案された。生命力溢れるモチーフ自然界の生命が息づく春夏の訪れを祝して、植物や動物といったモチーフもコレクションに彩りを添えている。ショート丈のニットウェアのショルダー部分には、鮮やかな羽根を持つ不思議なインコをデコレーション。またメッシュのような、網目模様が目を惹くミニドレスには、カラフルな木を生い茂らすことで、森を彷彿させる生き生きとしたビジュアルに仕上げた。ドラマティックなドレスラストに現れたのは、胸元に大きなリボンを飾ったロマンティックなドレス。床をなぞるほど長いプリーツ入りのスカートは、しっとりとした落ち感のある生地も相まって、エレガントな佇まいをみせている。しかしひとたびモデルがぐるりと回ると、その豊かな布地は命を得たように広がり、ドラマティックな表情をみせる。そのシルエットは、フェミニンな要素の中に潜む、力強さを感じさせてくれるものだった。
2020年10月18日ヴェルサーチェ(VERSACE)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。色鮮やかな海の饗宴今季のヴェルサーチェの舞台は、“海の底”の世界。力強く鮮やかなカラーに彩られたルックは、きらびやかな色彩に満ちあふれた饗宴のようだ。華やかな活気と海が孕んだ魅惑的なモチーフをふんだんに散りばめ、海の底の饗宴へと誘う。波や潮流のようなフォルム変化してやまない海の動きを彷彿とさせるフォルムが印象的だ。自由にそして力強くうねるヘムラインは、波をイメージ。また、眩いばかりに色鮮やかなドレスやスカートには、大胆に波打つラッフルをふんだんにあしらった。ボディ部分は身体のラインを強調するようにぴたりと仕上げられているため、動きに富んだこれらのフォルムはいっそう引き立てられている。繊細なプリーツプリーツ加工を施したドレスは、その繊細な表情が際立つようシンプルなシルエットにまとめられた。ここにも動きに富んだラッフルがあしらわれ、さながらセイレーンの口から立ち昇る気泡のきらめきをも思わせる。海の生物をのせて素肌をさらけ出し、身体の官能を際立てるドレスやスーツなどには、ヒトデや貝といった海の生物を色とりどりに描いた「トレゾール ドゥ ラ メール」のプリントをのせて。スリーブのボリューム感を強調したドレスなどのプリーツ素材にも、海の生物を大胆に拡大してプリントすることで、精巧な素材感ながらもインパクトのあるアイテムに仕上げている。鮮やかな色彩コレクションを彩るのは、レッドやブルー、イエロー、グリーンをはじめ、ヴィヴィッドで生気に満ち溢れた色彩の数々だ。波打つようなラッフルやプリーツをあしらった躍動感あふれるフォルムはさることながら、溌剌とした色彩の魅力がダイレクトに表現されているといえよう。また今季は、ハンドバッグライン「ラ メドゥーサ」も新登場。しなやかなレザーを使用し、洗練されていながらも気負わない雰囲気に仕上げたこのバッグもまた、色鮮やかなカラーでコレクションを彩っている。
2020年10月17日シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)の2021年春夏メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。“ビュッフェ”のようなオムニバス式コレクション普段のコレクションを一つの煮詰めたコンセプトのもとに作るコース料理に例えるならば、今シーズンは、様々な味を楽しめるビュッフェのようなコレクション。異なる背景や歴史を持つ様々なブランドやアーティストとコラボレーションしたカプセルコレクションを集め、オムニバス形式のクリエーションを展開している。注目コラボが目白押しこれまでにも度々タッグを組んできたディッキーズ(Dickies)とは、裾に向かってふんわりと広がるボリューミーなシルエットが特徴のボトムスを制作。フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)とは、肩のラインをぐっと落としたオーバーシルエットのTシャツを作り上げた。ハワイアンシャツのパイオニア的存在であるレインスプーナーとは、ボタニカル柄のシャツワンピースやハーフパンツ、ワイドパンツを。ハワイアンシャツから連想されるプレイフルなムードを、ブラック×ホワイトのモノトーンなど、落ち着いた配色を取り入れることでシックな印象へとシフトチェンジした。コラージュアーティスト・ヤビク エンリケ ユウジのアート作品は、ホワイトのロングコートのバックスタイルに配して。アートの周りに施した赤い刺繍が、まるで額縁のようなアクセントを加えている。その他にも、コラボレーションパートナーには、コウタ グシケン、ファーラーなどが名を連ねている。“記憶”を頼りに作る新ライン「AS IT WAS」また、今シーズンは“"あのままで”という意味を持つ新ライン「AS IT WAS」をスタート。リーバイスの「1st」や「501」など、誰もがその名を知る有名なモデルを、最初に頭に思い浮かんだまま、リサーチせずに具現化するユニークな試みを行っている。忘れてしまっていたり、余分にプラスしてしまったり...頭の中の曖昧な記憶を頼りに作り上げたデニムジャケットやジーンズには、そんな遊び心が宿っている。
2020年10月17日ライフスタイルに自転車を取り入れ、オン&オフで活用している女性が増えています。乗る楽しさや愛用のアイテムなど、4人の女性にそれぞれの自転車ライフをうかがいました。移動手段だけではない+αの楽しさが選ぶ理由。街中でスマートに自転車を乗りこなしている女性の姿を最近よく目にしませんか?通勤や通学時の移動ツールとして、オフの日のリフレッシュアイテムとしてなど利用目的はさまざま。軽くて走りやすいという機能性に加えて、フォルムやカラーのおしゃれなデザイン性は、お気に入りの服を着て出かける感覚と共通しています。また、他人と密接せずに移動可能な点は、これからの生活様式において重要なポイント。日々の生活で自転車を利用する4人の女性の例を参考に、ぜひ取り入れてみませんか?自転車を所有するほどでもないならば、都心、住宅街、観光地など各地で数を増やしている、シェアサイクルサービスを利用するのもおすすめ。使いたい時間分の料金を支払い、借りるのと返却が別の場所でもOKなど、便利で使い勝手も良好です。女優・寺本莉緒さん:サイクリング途中に公園で読書がお気に入り。私が愛用している自転車は、以前、兄が通学用に使っていたもの。引き継いでから5年くらい乗っています。タイヤが小さい割にこぎ始めるとすぐにスピードが出て走りやすく、小回りも利くので、いろいろな街を自転車で散策するのが好きになりました。スポーツが得意ではないのでエクササイズの代わりとしても。途中で公園に寄って読書をして休憩するのもお気に入り。サイクリングの楽しみのひとつが、実はラーメン店巡りなんです。こってりとした“家系ラーメン”が大好物。1日2食食べることも!好みの店を探してラーメンMAPを作るのが楽しみ。てらもと・りお2001年11月5日生まれ。広島県出身。「ミスマガジン2018」でミスヤングマガジン賞を受賞。雑誌グラビアや舞台で注目を集める。8月にYouTubeチャンネル「りおのこと。」を開設。モデル、料理家・浅野美奈弥さん:河川や公園を走行して心身をリフレッシュ。3年前、フルマラソンを完走したのがきっかけでトライアスロンにも挑戦し、それ以来、自転車が生活の一部です。東京と千葉の九十九里の往復サイクリングをしたことも!この自転車はトライアスロン用にカスタマイズしたもの。リフレッシュしたい時に、多摩川河川敷や駒沢公園などで乗っています。住宅街にあるヒーリングスポット、等々力渓谷に寄るのが大好きなルートです。目標をもって達成したことが自信になって、楽しさが広がりましたね。あさの・みなみ1991年3月3日生まれ。北海道出身。ケータリング『美菜屋』、女性限定ランニングコミュニティ「GO GIRL」主宰。モデル・KUYURIさん:お気に入りルートのラストは銭湯でスッキリ。10km圏内の移動なら迷わず自転車ですね。ソーシャルディスタンスを保ててタイムロスもない。行き先に合わせてコーデを考えることから始めます。たとえば、パリの蚤の市のような古道具店に行く時は、パリで街乗りするイメージに。お気に入りのカフェに寄ってから野菜を買って、サウナにも寄ろうと考えると、大きなリュックがマストアイテムです。駅から離れた場所でも躊躇しなくなりました。どのコースで行くかルートを考えるのも楽しいです。クユリ177cmの日本人離れしたボディを武器に『Yohji Yamamoto』のコレクションをはじめ世界で活躍している。会社員・河野楓子さん:休日は美味しい店巡り。紅葉も見に行きたい。漫画『弱虫ペダル』を読んでビアンキのクロスバイクを買いました。鮮やかなチェレステカラーに一目惚れしたんです。クロスバイクは軽量で乗りやすいし、ちょっとスピードを上げて風を切るのも気持ちいいですよ。あと、目線が上向きになるからか、空が広く見えるのが好きです。以前見た、視界いっぱいに広がった朝焼けの美しさは忘れられないですね。気になるお店を回って美味しいものを食べるのが定番コースですが、秋は紅葉も見に行きたいです。こうの・ふうこ1994年11月12日生まれ。東京都出身。食品関係の企業に勤務し、今年から小田原に住み始める。自転車通勤歴は約3年。※『anan』2020年10月21日号より。写真・土佐麻理子取材、文・池田祐美子金山 靖(河野さん)(by anan編集部)
2020年10月16日メアグラーティア(meagratia)の2021年春夏コレクションが発表された。テーマは“The blooming of the unraveled seam”。“あわい”への眼差したぶん、ひとつのキーワードは“境界線”なのであろう──白と黒のあいだに柔らかなグレーの領域があるように、あるいは、空気に接する水面が波打っては波紋を広げるように。今季のメアグラーティアは、そうした“あわい”の繊細な領域をまなざすかのように思える。ギミックの効いたジャケット&コートトレンチコートやダブルブレストのジャケットは、スリーブをボタンで外してアレンジできるよう、ギミックを効かせて仕上げた。肩を覗かせ、スリーブのボリューム感を引き立てるようにして着ることも、スリーブを完全に外してロングジレ風に着こなすことも提案されている。丈感には変化をつけてまた、レイヤードスタイルへの意識だろうか、丈感の変化にも富んでいる。ドロップショルダーのロングシャツは、ストライプを走らせることで縦のラインを強調。Gジャンを思わせるピースには、ライダーステイストのショートジャケットを重ねた。ジャケットの裾をほつれさせているところに見るように、レイヤードの奥行きよりもむしろ、異なる素材がせめぎ合う境界部分こそが主眼であるようにも思わせる。クラシカルさを和らげるダブルブレスト風に仕上げたジレや燕尾服のようなジャケットなど、クラシカルな面影を残すアイテムは、程よいシワ感のある素材や、ともに合わせるワイドシルエットのパンツで、カジュアルな雰囲気へと緩やかなに接続した。花はストライプに巻きつき落ち着きのあるテキスタイルが主体となるなかで、ストライプに絡みつくようにして表現された花柄は、オープンカラーシャツやブルゾンのフロントなどに新鮮なアクセントを添えている。一方で、ドロップショルダーのシャツには、緩やかに墨を流したマーブル模様をうつし出している。柔らかな色彩の感覚色彩は、明瞭な色彩のあわいに浮遊するかのように、ニュートラルで柔らかだ。グレーや生成り、ベージュといった中性的なカラーに、クラシカルなネイビー、花柄をのせたテキスタイルのライトグリーンが程よい色味を添えている。
2020年10月16日リンシュウ(RYNSHU)の2021年春夏コレクションが、2020年10月12日(月)、東京・白金台の八芳園にて発表された。新香水の香りから“服を纏う自由”を考える今季のリンシュウは、2020年秋冬コレクションにて発表した“透明なウェア”をコンセプトに掲げる香水「RYNSHU 1217」をイメージして製作を進めた。ピュアで繊細、ほのかにミステリアスを感じる、絶妙な調香。それを、あらゆる垣根を超えたジェンダーレスな世界観で描いていく。メンズテーラードの新境地ランウェイに登場するのは、ほとんどがメンズテーラード。しかし、従来のテーラードにみる男性的な表現は極めて少なく解釈している。例えば、ジャケットは、ビジューやテープ刺繍によって、可憐な表情を創り出し、パンツは、ドレープの効いたファブリックで、時にナイトドレスのように流れる動きをもたらす。輝く刺繍がもたらすドラマまた、色彩豊かなラメをミックスしたパイソン柄のジャカードや、ホログラムのように力強く輝く刺繍は、ミステリアスな魅力を増幅させる手段だ。オールブラックのクラシックなセットアップには、夜空に瞬く星のようなスワロフスキーを輝かせ、ロマンティックなムードも取り込んだ。シルエットが導く“自由”シルエットから見る“自由”も今季の重要な点。クラシックなジャケットは、袖周りのスリットによってショールに似たシルエットで提案している。ブルゾンはあくまで“ブルゾン風”で、ジャケットのような“くびれ”があり、通常にはない華奢なニュアンスを加味している。“自由”を極めた先にあるものエレガントなスーツとドレスの合間をいくワードローブの連続は、“服を纏う”ことの自由を称えるかのよう。男性らしくも、女性らしくもある香りに準えるような表現で、自由を極めた先には、未だ見たことのない“美”の存在を、予感させてくれる。
2020年10月15日女優・のんの『のんカレンダー2021 “NON TOUCH”』(ハゴロモ 12月19日発売)の予約受付が、14日からファンクラブ、全国の書店やCDショップで、15日からAmazonほかWEBショップで開始した。テーマは“Touch”。ソーシャルディスタンスの時代だからこそ、敢えて掲げたものだという。「のんに“Touch”」に始まり、影、花、光、水へのTouchなど「触れること=Touch」の喜びを表現。ファニーな表情やモードなニュアンスなど、アート感のある仕上がりとなっている。のんは、現在の状況になって初めて「仲間と肩を組みたい。触れ合いたい。と思うようになった」と明かす。本作は、みんなのそんな歯痒い思いを解消するために触れる喜びを閉じ込めたという。「このカレンダーで、皆さんの心にも触れられたらいいなあ」というコメントから、のん自身も発売を楽しみにしていることが伺える。大判カレンダーと卓上カレンダーは、異なるビジュアルを使用。また、のん公式ファンクラブ「NonKnock」予約特典の、お正月に届く年賀状サンプル画像も公開された。
2020年10月15日リト(Rito)2021年春夏コレクションが、2020年10月12日(月)にて発表された。軽やかな素材×実用性こだわりぬいたテキスタイル使いで、毎シーズン注目を集めるリト。今季は、春夏らしい軽やかな素材を起用しながら、実用性とブランドらしいモードな表情をバランスよくミックスしているのが特徴だ。例えば、アイコニックなドビーストライプ柄は、程よく透け感のある綿混素材で、ハンサムなテーラリングジャケットやワイドパンツとなって登場。ゆったりとしたビッグシャツは、共布で着脱可能なポケットをぐるりと巻き付けたことで、ブラックドレスとのリラクシングなレイヤードシルエットに、程よいアクセントをもたらしている。“connected line”の新作アイテムクリーンなノースリーブのシャツには、ゆるやかなプリーツが目を惹く、艶やかなサテン生地のプリーツスカートを組み合わせ。さり気ないアシンメトリーなシルエットや、モデルの膝を覗かせるスリットも相まって、ベーシックな組み合わせの中にも、女性らしいセンシュアルなムードが感じられる。そして実はこのピース、リトの他のアイテムと組み合わせて楽しめる“connected line”と呼ばれるもの。スカートはもちろん、シャツに付属するキャミソールもそれぞれ単品でスタイリングできる、マルチな一面も持ち合わせている。テキスタイルに想いを込めてリトならではのオリジナルテキスタイルも印象的だった。一見シンプルなベージュの2ピースに採用されたのは、ブランドの頭文字“R”が分裂して進化をしていく様を表現したジャカード生地。モノで溢れる時代の中で、洋服の鮮度を保ったまま長く纏ってもらうこと――“纏う人によってどんどん変化して貰いたい”というデザイナーの思いを、モチーフに託した、愛情たっぷりのデザインとなっている。カラーパレットカラーは、ピュアホワイト、アイボリー、ベージュといった穏やかなパレットをベースに、時折はっと目を惹くコバルトグリーンやサファイアブルーを差し込んで。キーパターンである“ストライプ柄”同士を組み合わせた2ピースには、ピッチや素材に変化を加えることで、大人の遊び心溢れるスタイルを提案した。より“特別な”素材へなお“Continuous Structure”をテーマに、サステイナブルも意識したという今シーズンからは、廃棄を余儀なくされた繊維の再生を新たに決意。本コレクションを皮切りに、 繊維を土として再利用とする「繊維培地事業」への取り組みをスタートしていくという。
2020年10月15日シャネル(CHANEL) 2021年春夏 プレタポルテ コレクションが、パリ・ファッションウィークにて発表された。シャネルの“ミューズ”にオマージュを捧げてシャネルの長い長い歴史を支えてきた、女優たちとの深い絆。いつの時代も、シャネルスーツに身を包んだ自信に満ち溢れる彼女たちは、人々に夢を与える存在であると同時に、メゾンのミューズでもあった。今シーズン、ヴィルジニー ヴィアールは、そんなシャネルと繋がりの深い女優たちへのオマージュを捧げたコレクションを発表。遠い昔の記憶に残るミューズから、現代に生きる彼女たちまで、“愛すべき女性”たちに捧げる喜びに満ち溢れたコレクションに仕上げている。ボリューミーなジャケットスタイルヴィルジニーが思い浮かべたのは、レッドカーペットでフォトグラファーたちから声をかけられ、フォトコールに臨む女優たちの“瞬間”を捉えた姿。堂々と構え、風格がある彼女たちの様子を表現するかのように、今季のジャケットは、肩幅を強調したややボリューミーなシルエットで仕立てられているのが特徴だ。フレッシュな要素でモダンにアレンジそれと同時にヴィルジニーが意識したのは、往年の女優達の存在をイメージさせるような“ヴィンテージ風”ではなく、活気にみちたモダンさを加えること。そのためアイコニックなツイードジャケットは、フレッシュなショート丈で再解釈され、快活なショートパンツと共にスタイリング。また足元には、素足×サンダルという春夏らしい組み合わせで、爽やかなムードもプラスしている。ショーを彩る鮮やかなカラーエクリュやブラックといった、メゾンを象徴するクラシカルなパレットのピースに並び、蛍光カラーのジーンズ、メタリックレッドの煌びやかなジャケット、ペールピンクのカプリ パンツといった、ハッと目を惹くカラーアイテムを取り入れているのも今季の特徴といえるだろう。“ネオンライト”のようなCHANELロゴも中でも印象的だったのは、ネオンライトのようなCHANELロゴをプリントしたミニ丈のドレス。ラップスカートのように、腰元でぐるりと布地を巻き付けたアシンメトリーなシルエットによって、その大胆なロゴをカモフラージュしているかのような、ユニークな表情に仕上げている。またモデルの手元には、同モチーフを全面にあしらった、カジュアルなトートバッグも登場した。ゴージャスな装飾も取り入れてショーの終盤に掛けて現れたのは、フサフサと揺れるフェザーや、煌くスパンコールなど、華やかな装飾をあしらったゴージャスなピース。またブラックの軽やかなシフォンが象徴的に差し込まれ、ツイードと切り替えたドレスとなったり、まるでマントのようにモデル達の肩から掛けれられていたりする。それらはいずれも“レッドカーペット”の装いを連想させる優雅な佇まいで、それも又観る者をシャネルの夢の世界へと誘うのだった。
2020年10月12日