岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「セルフリミックス」です。リミックスとは、既存の曲の音源データを使い、それを自由に組み替えて新しくアレンジすることです。元の楽曲の違う一面を引き出したり、構成をガラッと変えてまったく別の曲のように作り上げることができます。僕はデビュー前からミュージシャン仲間などの依頼を受け、リミックスをいろいろ手がけてきました。同期ミュージシャンのヤバTは、シングルを出すたびにオーダーをくれ、毎回、僕のリミックスをシングルにつけてくれています。ほかにも秦基博さんの名曲「鱗」をリミックスさせていただくなど、さまざまなアーティストの楽曲に関わらせていただきました。そして今号のタイトルにある“セルフリミックス”です。セルフとあるように自分の楽曲を自分でリミックスすることを指します。意外と思われるかもしれませんが、僕はこれまでセルフリミックスに手を出したことがありませんでした。今回、新曲の「Knock Out」をパッケージリリースするにあたって、カップリングをどうしようかという話になり、前々号の連載で紹介したA&Rの光永ボーイが「リミックスをやってみてはどうか」と提案してくれました。シングルパッケージには表題曲の「Knock Out」と「なにをやってもあかんわ」の岡崎体育リミックスを収録しています。なぜ、これまでセルフリミックスをしてこなかったのかといえば、ほかの方が作った曲と比べて、自分の楽曲はリミックスがやりにくいんです。自分の楽曲は、自分自身でこれがベストと思ってひとつひとつを仕上げています。ここのアレンジはこんなふうにこだわって作ったものだとか、ひとつひとつのパートに意図がある。それをわざわざ組み直すことは、し難いのです。なので、これまで自分の曲をリミックスすることを避けてきました。カリフォルニアロールってすごくおいしいです。でも、日本の寿司職人がカリフォルニアロールを発想することはなかなか難しいと思います。“寿司はこうだ”という固定観念がありますから。セルフリミックスは寿司職人がカリフォルニアロールを作るようなもの。自分が持っている既存のイメージをどのように打ち破れるかがとても大変です。…と言いつつ、今回のセルフリミックス、めちゃくちゃ固定観念を打ち破ったいいリミックスに仕上がっております。ぜひ、CDで僕の新しいカリフォルニアロールを堪能してみてください!おかざきたいいく「Knock Out」のシングルパッケージ(CD+DVD期間生産盤)を5/24に発売。7月には対バン形式の自主企画イベントokazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」を東京・京都で開催。※『anan』2023年5月31日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年05月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「光永ボーイ」です。光永ボーイとは、最初マネージャーの松下とA&Rの井上の2人しかいなかった岡崎体育チームに少し前に加わったスタッフ、光永太郎のことです。マンガ『遊戯王』の登場人物にペガサス・J・クロフォードというキャラクターがいるのですが、彼は主人公のことを“遊戯ボーイ”と呼ぶ。それを真似てノリで光永ボーイと呼んでいたのが定着しました。光永は僕の2歳年下。同年代で聴いてきた音楽も近く、趣味がすごく似通っていたこともあり、ぜひ彼にもチームに参加してほしいと招き入れました。熱心な岡崎体育ファンには、「宇宙と長野」という曲のエピソードで光永のことは知られていると思います。僕が昨年作った「宇宙と長野」という曲。実は、この曲は昨年シングルとしてリリースする予定でした。でも、それを止めたのが何を隠そう光永です。曲を聴いた光永から「体育さん、この曲、今じゃないかもしれないです」と言われてしまい、すっかりリリースする気になっていた僕は「今じゃないんや……」と結構なショックを受けました。でも、そうやってはっきりと「自分はこう思う」というのを言ってくれるところが、彼を迎えたいと思ったいちばん大きな理由です。今、新しくリリースするアルバムの準備をしていますが、そのタイトルも僕が候補をいくつか出してスタッフ全員で相談をしていて、「これでええか」とほぼ決まりかけていたところに、「いや、僕はこっちがいいと思います」とはっきり言ってくれた。結果、タイトルは光永が推していたものに決定しました。僕はソロアーティストなので、自身の判断が合っているのかどうか、とまどうことがあります。そういうときに「これがいいと思う」と、はっきり言ってくれるスタッフが何人もいるのは本当に心強いです。実はタイトルも光永のファーストネームである太郎から『TARO』とつけよかな、と半分本気で思っていたこともあったのですが、これも却下だと光永に言われました。最新シングル『Knock Out』のA&Rも光永がメインで手がけ、ジャケ写やPVのアイデアなども出してくれた。次のアルバムも光永を中心に制作や宣伝の準備などが着実に進んでいます。岡崎体育のカラーを彼がどのように広げてくれるか楽しみです。彼は会社員なので他のアーティストも兼務していますが、僕のことを主に考えてほしいなと思ってます。おかざきたいいくTVアニメ『マッシュル‐MASHLE‐』オープニングテーマの新曲「Knock Out」が好評配信中。シングルパッケージが5/24発売に。7月には対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」を東京・京都で開催。※『anan』2023年5月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年05月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ダンスミュージックの傾向と対策」です。ダンスミュージック、特にEDMの流行はチェックするようにしています。EDMとは、エレクトロ・ダンス・ミュージックの略で、広い意味で解釈するとシンセサイザーやサンプラーなど電子機器を使って作られたダンスミュージック全般のことを指します。ただ、日本ではEDMという言葉がレイブやダンスフェスカルチャーとともに広まっていて、ノリやすく踊りやすいダンスポップミュージックを総じてEDMというカテゴリーとして扱うようになっていると理解しています。登場してから10年以上が経過していて、EDMのスタイルも変化してきています。以前は四つ打ちのビートが強くゴリッとしているものが主流でしたが、2020年代になるとストイックで音数が少ないものが増えてきました。顕著な例として、ダブステップEDMのオーソリティ、スクリレックスというDJの方がいますが、彼の最新アルバム『Don’t Get Too Close』を聴くと、とてもシンプルでクール。音数が少なくて、スタイリッシュ。そこにオートチューンのラップが入っているような感じ。そういうものが今の欧米のダンスミュージックの主流になっているんだと驚かされます。BPMも10年前とテンポが変わっています。以前は160~170くらいで縦飛びしやすい速さのEDMが覇権を握っていた。でも、今のEDMはBPM125~135くらい。上に上にとジャンプする時代は終わり、どちらかというとゆるく体や頭でリズムを刻む感じに変わっていっているのでは、と思います。最新の流行の変化をいち早く察知し、自分の音楽制作にも取り入れられたらと思っています。例えば、今、ドラムンベースも再注目されています。ドラムンベースは1990年代にイギリスで誕生した、速いテンポの変則的なドラムビートにベースが強調されたブレイクビーツサウンドのこと。以前は疾走感があって攻撃的なサウンドという印象でしたが、今はムーディだったりチルっぽいドラムンベース曲も生まれている。アレンジの自由度や解釈の幅が広がっているんです。チキンラーメンは普通に食べてもおいしいけれどアレンジで汁なしにしてもいいし、甘いスイーツっぽくしてもいい。既存のメニューに対してどんな新しい味、食べたことがない味を表現できるか。今の音楽家にはそれが求められています。時代を牽引できるのはそういうことができるアーティスト。僕もそうありたいです。おかざきたいいくTVアニメ『マッシュル‐MASHLE‐』オープニングテーマの新曲「Knock Out」が好評配信中。シングルパッケージが5/24発売に。7月には対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」を東京・京都で開催。※『anan』2023年5月3日‐10日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年05月02日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「周年イベント」です。来月、アルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューして、7周年を迎えます。3年後の10周年の時に何をしよう?とそろそろ考え始める時期なのですが、実は2022年が“岡崎体育”として活動開始10周年だったんです。それは触れることもなく終わったな、とまず思ってしまいます。まあ、僕はソロアーティストなのでバンド結成みたいな決定的瞬間がなく、ひとり勝手に始めたことなので誰かと分かち合うとかもないのですが……。以前、誕生日パーティが苦手という話をしましたが、節目の周年イベントもそれに似た感覚があります。自ら声をかけて、みなさんに集まっていただいて、「お祝いして!」とお願いすることに抵抗があります。なんなら、お客さんが主催してくださったらいいのにとさえ思います。会場を押さえて、みんなでイベンターとかスタッフの役もしてくれて。カメラも照明もPAもお客さん……。それであれば、みんなに呼んでいただいて、お祝いしてもらうことに納得ができます。でもそんなライブはありえないでしょう。僕がちゃんと声をかけて周年イベントを企画しないといけない。だから、“祝ってもらう”という視点を変えることが大事かなと思いました。そもそも、祝ってもらおうというのって図々しくないですか?周年イベントとは、これまでの10年なら10年、僕を支えてきてくれた人たちに「ありがとう」を言う場所ではないか。自分が音楽をやってごはんを食べていけるのは、僕だけの力では成しえなかったことです。支えてくれるスタッフさんがいてくれたからこそだし、そして僕の音楽を聴いてくれて、ライブに来てくれるファンのみなさんがいてくれたからこそ。10年もの長い間、僕についてきてくれてありがとう、という場所を作ればいいのではないかと思いました。そこで、まずは「ありがとう」という楽曲を用意することから始めます。岡崎体育には意外にも感謝ソングがありません。なので、10周年を迎える2026年までに必ずや、ありがとうの歌を作りたいと思います。これはいい宿題ができました。岡崎体育の活動としては、10年よりもっと先を見ていきたいと思っています。10周年は一つのセーブポイント。そこを越えて20年、30年とどこまで行けるのか。みなさんに見守ってもらえるためにも「ありがとうの歌」をちゃんとお届けしたいと思います!おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu “TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年4月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年04月25日美容大国・韓国の速乾ヘアドライヤー美容関連商品や健康食品等の販売事業を展開するBP株式会社は、韓国のヘアドライヤー『Blaster Pro』の一般販売を開始した。同社は、「Blaster Pro」の日本総代理店である。ECサイト「白猫と青オオカミの欲しい物」では、白猫と青オオカミが世界のおもしろ商品を紹介。同サイトでは、『Blaster Pro』(通常販売価格44,000円 税込み)を、割引価格の39,800円(税込み)で販売中である。2つの吹き出し口から高速の風が出る『Blaster Pro』は、デュアルBLDCモーターを搭載しており、1秒に最大1,800回も回転するモーターが高速の風を生成して、髪を早く乾かすことができる。髪の速乾だけでなく、頭皮までしっかりと乾燥させる。ドライヤーから出る熱風は、髪を傷める原因となるため、『Blaster Pro』は、使用中にマイナスイオンを放出して髪をケアする。風量は、3段階調節であり、必要な風量を選べる。ダブルレイヤ―ノズルは、長時間使用しても熱を効果的に遮断するので、熱による髪の傷みと火傷を防止する。ノズルは、マグネットで脱着可能。360度回転するので、場所を選びながら風をあてることができる。重さは、680g。従来のドライヤーと同じくらいで女性や子どもでも使用できる。フィルターカバーは、脱着可能なため、お手入れも簡単。カラーは、グレー。本体の他に、ノズル・壁掛け用ハンガーフック・ポーチが付属する。世界中のユニークな製品やサービスを体験できるショールーム「蔦屋家電+」では、4月8日から5月7日まで展示販売を実施する。『Blaster Pro』のデュアルパワーの速乾体験は、ショールームで。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース BP株式会社※白猫と青オオカミの欲しい物
2023年04月16日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ジャンプアニメの主題歌」です。この度、4月7日より放送が始まったTVアニメ『マッシュル‐MASHLE‐』の主題歌を担当させていただいております。『マッシュル‐MASHLE‐』は週刊少年ジャンプで好評連載中の、甲本一先生によるアブノーマル魔法ファンタジー作品です。今回その作品がアニメ化されたんです。…いや~長かったです。それこそLiSAさんの「紅蓮華」をはじめ、同じレコード会社のアーティストたちがジャンプアニメの主題歌を次々と手がけているのに、僕にオファーがまわってくることが、ずーっとなかったんですから。小学生からジャンプを読み始めて、33歳になってやっとです。主題歌のタイトルは「Knock Out」といいます。主人公は、魔法の世界を舞台にしていながら魔法が一つも使えないヤツ。でも筋肉がめっちゃあって拳ひとつで成り上がっていきます。そんな主人公にかけてタイトルを考えました。ジャンプといえば“友情・努力・勝利”がメインスローガン。で、またそのテーマとロックバンドのサウンドってなぜかめちゃくちゃ相性がいいんです。過去のジャンプアニメの名曲たちを思い出してみてください。頭に流れてきたサウンドは、だいたいロックサウンドなんじゃないかなと思います。それを意識して、僕もバンドサウンドにしました。作品のテンションもアクションあり、ギャグあり、バトルありのジャンプらしいスピード感あるものなので、それに合うオフェンシブなロックナンバーがいいなと、ラウドロックシーンを牽引するハードコアバンドPaleduskのDAIDAIさんにアレンジをお願いしました。あえてはずしてジャズやEDM調のアレンジを狙っても…と一瞬思いましたが、「いや、そうじゃないやろ、今回はジャンプだぞ、王道のセオリーに則ってやるべきだ」と、このエネルギッシュな楽曲を生み出すことができました。本作を手がける前にも、僕はポケモンのテーマソングなどを手がけさせていただいたことがあります。その時も感じていましたが、アニメの主題歌って子どもたちが聴いてくれる…というだけでなく、さらには海外にたくさんいる日本のアニメファンたちにも聴いてもらえるんです。これは、本当にうれしいことです。「Knock Out」も日本だけでなく、いろんな国の方々に愛してもらえる曲になればいいなと思っています。みなさん、ぜひTVアニメ『マッシュル‐MASHLE‐』を見てくださいね。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年4月19日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年04月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「脚本家」です。3月まで放送されていた、バカリズムさん脚本の日テレ系列のドラマ『ブラッシュアップライフ』が面白くて、どっぷりハマっていました。きっかけは、マネージャーの松下に「第5話にドラマの衣装合わせで自己紹介するシーンがあり、それが業界あるあるでめっちゃ面白いから見てほしい」と言われたんです。衣装合わせでスタッフ陣が俳優を取り囲んで一人ずつ「照明のです」などと順番に自己紹介していくんですが、それをちょっと面白く皮肉っています。これ、本当にドラマの現場で行われていて、「そんないっぺんに言われて…覚えられる人いる?」と個人的にやや疑問に思っていた慣習だったので、めちゃくちゃ共感してしまいました。わざわざ集まって名乗っていただくより、例えば初回の撮影時だけ全員名札をつけてくれた方がよっぽど覚えられるのにな…とかこっそり思っていたので、このシーンめちゃくちゃわかるわーと思いましたし、そういう場面に目をつけてドラマで描こうと思う視点がバカリズムさんらしくて感動しました。ドラマは1話まで遡って最終話まで拝見しました。安藤サクラさん演じる主人公の近藤麻美は僕と同じ1989年生まれ。なので、当時流行っていたものとか、ドラマで使用される流行ソングなどをリアルに感じられたのも見ていて面白かったです。でも、やっぱりすごいと思ったのは、バカリズムさん独特の着眼点。さきほどの自己紹介のシーンのように普通だったら見過ごしがちな、日常や社会のひとコマの中に潜む可笑しみや情感を捉えて、心がハッとするシーンを描くのが天才的だと思います。もう一つ印象的だったのは、幼稚園児たちがカゴに入れられて散歩に行くシーン。僕もあのカゴに入った園児たちの無力な可愛さに思うところがあったので、あぁこれをこんなシーンとして描くことができるなんて、ドラマって面白いなと感じました。僕も日々の感想をツイッターでつぶやいたりしていますが、そういうものをノートにまとめておいて、一つの脚本に落とし込んで描けたらいいなと思いました。ただ、僕はやはり自分の視点以外で描けないので脚本は難しいかもしれません。バカリズムさんは女性目線もしっかり描き切る。あのアングルの広さこそが人気の秘訣なのではないかと思います。僕も40代くらいになったら視野が広がって、もっと女友達同士の会話とか理解できるようになるのでしょうか。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年4月12日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年04月08日モデルで女優の岡崎紗絵が、4月4日発売の写真週刊誌『FLASH』(光文社刊)の表紙と巻頭グラビアページに登場している。4月13日からテレビ朝日系でスタートする連続ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』の出演が決まっているなど、ドラマやバラエティ、モデルにと様々なジャンルで活躍中の岡崎紗絵。スタジオでは明るく爽やかにふだんっぽい表情をしたかと思えば、バーで撮影したカットでは大人っぽい一面も披露。振れ幅の大きい表現力で見せつけたグラビアは圧巻だ。インタビューでは、散歩中の犬を見かけた時にやってしまったという天然のエピソードも掲載されている。ほか、同誌では、"名前募集中"で話題を集めた現役女子高生グラドルの鈴原すずが健康的グラビアを披露。また、「日本レースクイーン大賞2022」でグランプリに選ばれた名取くるみが〝グラドル界一の黄金比ボディ〟と呼ばれるパーフェクトボディを惜しげもなく見せている。なお、会員制サイト「FLASH Prime」では、高画質メイキング動画と未公開カットが随時公開中。
2023年04月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「審査員」です。2月に『NHKのど自慢チャンピオン大会2023』に、IKKOさん、中川翔子さん、井上芳雄さんに続く審査員のひとりとして参加させていただきました。僕にとって人生初の審査員です。これまでほとんど賞レースに参加したことのない人間なので、審査された経験もそんなにない中で、まさかの審査をする側です。しかも“チャンピオン大会”。各地のチャンピオンが集まる決勝です。この大会をきっかけに、プロの歌手になりたいと思って出ている方もたくさんいらっしゃる。その人たちの人生を左右するかもしれないという自覚のもと、真摯に審査をさせていただきました。とはいえ、僕なんかが歌唱のテクニックやクオリティをジャッジしていいのか?というのはあったので、僕は僕らしい視点で採点をしたいなと思いました。僕は審査員の中で唯一のシンガーソングライター。歌を作る側の立場で、「作り手だったらこの曲をどう歌ってほしいと思うだろう」と想像しながら審査をしました。繰り返しますが、チャンピオン大会なので歌はみなさん上手なんです。だからこそ、ビブラートや、しゃくりの入れ方がうまいとか、ピッチが正確などテクニック的なことよりも、その先にある“曲への理解”を見たいと思いました。曲を作った人の「ここで盛り上げたい、ここを聴かせたい」という気持ちをどれだけ酌んで歌ってくれているか、というところですね。加えて、そこに付随してくるステージング。ステージに立つパフォーマーとして、その人自身がどれだけステージを楽しめているか、お客さんに歌を届けられているかどうかも、一つの基準とさせていただきました。審査では、番組側からは「こうしてほしい」というお願いをされることもありませんでした。なので、本当に僕の自由意思で点数を付けることができました。審査員としてのコメントをふられた際もそれぞれ良かったと思った部分を伝えたつもりなので、出演された方の心に何か残るものがあればいいなと思います。審査全体でこうすればよかったなと思うことは、トップバッターの方。トップバッターってどうしてもその後の基準になるからプレッシャーですよね。でも、Vaundyくんの「怪獣の花唄」を歌われてトップバッターらしい勢いがあってとても良かった。残念ながら入賞されなかったのですが、僕に権限があったら“トップバッター・オブ・ザ・イヤー”をあげたかったです。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年4月5日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年04月02日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「仕事としてのゲーム」です。趣味でよくミュージシャン仲間とオンラインゲームをしていますが、最近はゲームのお仕事をいただく機会も増えました。ゲーム大会の解説として参加させていただいたり、ゲームをプレイする様子をお届けするテレビ番組に出演したり。仕事でゲームをやる場合は何か変わるのかというと、特に変わるところはありません。ゲームはどんな状況で、どんな方々とやってもただ楽しい。ゲームをすることで報酬が発生するとしても、普段通りに僕はやりたいと思っているので、何か特別に意識することはありません。テレビ東京系列の『有吉ぃぃeeeee!』では、サッカーゲームの『FIFA』で有吉JAPANの一員として参加させていただいています。この番組は、いいプレイをするとみなさんがめちゃくちゃ褒めてくれるのでとても気持ちがいいです。「名波浩に匹敵する名司令塔だ」とか言われて、とにかく気分がいい。そういうみんなでワイワイ言いながらプレイする感じも、よく考えたら小学生の頃から友達とやっていることとずっと同じだなと思い至りました。その延長線上に、大人になったらこんな素敵な仕事があるなんて思いもしませんでしたが、幸せなことだなと感じています。そう考えると、子どもの頃からゲームをやり続けたことが今の僕の生き方を形作っている。そもそも、僕が音楽制作を始めたのもニンテンドーDSの音楽ゲーム『大合奏!バンドブラザーズ』があったからです。ここまでゲームに育ててもらったんだから、創作活動でゲームに恩返しができたらともよく思います。いつかゲーム音楽を手がけてみたいですね。以前から架空のゲームサントラを作りたいという構想は持っていたんです。ゲーム、特にRPGゲームのサントラは、膨大な楽曲が必要です。陽気な曲、バトルシーン、悲しい場面などさまざまな楽曲を用意しないといけません。またRPGの音楽は“ここはどこなのか”を判別するための大事な要素で、同じシーンでは同じ曲がかかり続けます。街の音楽、洞窟のちょっと不気味な雰囲気など特定の場所感のある要素を入れつつ、でもずっと同じ曲がかかっていてもしんどくならない、ループ感覚のセンスも必要です。いや、考えるほどに難しいなと思います。ドラクエの名曲たちを生み出した、すぎやまこういち先生ほどは作れないとしても、いつか自分の能力を試してみたいと思っています。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月25日岡崎体育が新曲「Knock Out」を2023年4月8日(土)0:00にリリース。同日より放送が開始されるテレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲となる。岡崎体育の新曲「Knock Out」岡崎体育は、京都府宇治市出身の男性ソロプロジェクト。2016年に発売したアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューし、同アルバム収録の楽曲「MUSIC VIDEO」の世界観が話題となり人気に。2022年にはヤバイTシャツ屋さんと初コラボの楽曲「Beats Per Minute 220」のリリースでも話題を集めた。そんな岡崎体育の新曲「Knock Out(ノックアウト)」は、ラウドロックシーンを牽引するハードコアバンド、PaleduskのDAIDAIがアレンジを担当。ヘヴィなメタルコア・サウンドを基調としたエネルギッシュで疾走感のあるトラックと、岡崎体育らしさ満載のウィットに富んだリリックが特徴だ。TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲になお、楽曲「Knock Out」は2023年4月より放送開始のアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲に。アニメ予告PVでは楽曲の一部を聴くことが出来る。岡崎体育コメントこの度、マッシュルの主題歌を担当させて頂くことになりました岡崎体育です!イェェェェイ!!ヴゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!レッツゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!初めてジャンプアニメの主題歌を担当するので、ドキドキワクワクで歌いました!日本全国、いや全世界をどつきまわすようなインパクトでブッ飛ばしていきたいですね!アニメも主題歌も全部全部お楽しみに!!!詳細岡崎体育 新曲「Knock Out」配信日:2023年4月8日(土)0:00~※テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』のOP曲。■テレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』放送開始日:2023年4月8日(土)0:00~各局にて©甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会
2023年03月25日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河の撮影が始まってます」です。前回、大河ドラマ『どうする家康』に出演させていただくことになった経緯を紹介させていただきましたが、実際の撮影が着々と進んでいます。今回は僕にとって初の時代劇。いろんなことが初体験です。最初に大変だったのは、かつら合わせ。僕はちょっと頭の形が特殊らしく、なかなか合うかつらがありませんでした。いくつも試しました。NHKには、過去の大河ドラマで使用したいろんな方のかつらの型が残されています。それを次々と出しては僕の頭にかぶせてくれます。通常は5分もかからず終わる作業だそうですが、僕に合うかつらの型がまったく見つからず30分以上もかかりました。最後、ある俳優さんが使っていた型がいちばん合うということで、それを調整して使わせていただくことになりました。僕と同じ、頭の形がちょっと変わっている俳優さんがいらっしゃってよかったです。大河は史実を元にしているので、当然ですがモデルとなる人物がいます。それも今回、僕にとっては初挑戦です。その人のイメージを崩さないようにしないといけません。足軽である鳥居強右衛門(とりい すねえもん)らしく見せるためには、僕の肌は白すぎるなと思い、自主的に日焼けサロンにも行ってみました。走るシーンでは裸になることもあるようなので、体も赤黒く焼けていないとおかしい。でも、日焼けサロンが初体験すぎて。知識ゼロの状態で行ってしまったので見事に焼きムラができてしまい、結局、白い部分は日焼けメイクをしていただくことになりました。また、大河の撮影では事前にリハーサルをするのも新鮮でした。通常ドラマの撮影は、当日にドライ(演者のリハーサル)をして、カメリハ、本番という流れでやることが多いですが、大河は数日前から準備をして撮影日に挑みます。確かなクオリティを保つために、ここまでするのかと驚くことばかりです。撮影スタジオもすごいです。NHKには、たくさんのLEDパネルを組み合わせて作った最新の撮影装置があります。LEDの巨大なディスプレイに映像を映し出し、それを背景にして演技をします。数年前まではグリーンバックで演じて、あとからCG合成をしていたそうですが、今はリアルな戦国時代の風景があるところで演技できる。これは、気持ちを入れやすくてありがたいです。こういった最新の技術を体感しながら仕事ができるのも、とても幸せなことだなと感じています。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「大河のオファーが来た!」です。NHK 大河ドラマ『どうする家康』に私、岡崎体育が出演させていただくことが公式に発表されました。これまでにも、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)やTBSの日曜劇場といった、歴史と話題性のある作品に出演させていただきましたが、まさか“大河”のオファーまでいただけるなんて驚きです。最初にこのお話を伺ったときには、信じられませんでした。だって「こんな太っているやつ、今回の作品の時代におるの?戦国の乱世にこんなに栄養摂れてる奴が居てええんかな?」と…。最初は心配になりましたが、ありがたく受けさせていただくことにしました。僕が演じるのは、三河北部・奥平家の地侍、鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)。「長篠の戦い(1575年)」で大活躍した足軽で、今でも彼の地元の愛知県新城市では英雄として崇められている存在です。ドラマでは「名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”」と謳われています。ふだんは“ろくでなし強右衛門”と呼ばれるほど、やる気も勇気もない男なのですが、武田軍に攻め込まれ絶体絶命というピンチのときに、長篠城を救うために岡崎城の家康のもとまで走っていき、国のために必死で助けを請う役目を果たします。オファーを受けたときにいちばん迷ったのは、史実通りに描かれるとしたら、最後にほぼ全裸の磔(はりつけ)のシーンがあるということ。強右衛門が磔にされた絵「鳥居強右衛門磔図」というのがあり、それを再現するとしたら、国民の前であらわになった姿を見せないといけません。『anan』でもセミヌードしか披露していないというのに…。岡崎体育のわがままボディを国民のみなさんにお見せしてよいものか?と悩みましたが、それ以上にこんなにドラマティックな役柄を演じられるチャンスは他にないと思い、決断いたしました!案の定、監督からは「痩せてください」とダイエットのお願いをされました。リハーサルで初対面した松本潤さんにも「痩せないとね!」と愛のある叱咤激励をいただきました。かくして『DCU』のとき以来のダイエットを始めることにしましたが、大誤算だったのは年末年始を挟んだことです。縁起物は食べないといけません。だって、縁起物ですから。一体、僕がどんな鳥居強右衛門になったのか。果たして武士らしい姿で大河の大舞台に立てるのか。期待して待っていていただけたらと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「加山雄三さんに学ぶこと」です。昨年、歌手の加山雄三さんが、2022年でコンサート活動を引退することを発表され、ニュースで話題になりました。85歳の決断だそうで、アーティスト活動は今後もされていくとのことでした。そのニュースを見て、なんか、とても勇気をいただいたんです。ここのところ、俳優の仕事をいただいたり、バラエティに呼んでいただいたり、本職である音楽以外で評価していただくことが多かった。でも、自分の本筋は音楽だ。その道を大事にしないといけないぞ、という太い道筋を加山さんに示していただいたように、勝手に思いました。80歳を過ぎてもギターを持って歌うって、すごいことだと思うんです。シンプルに憧れます。だから、僕も加山雄三さんみたいになりたい!とマジで思いました。80を過ぎてもパソコンひとつを携えてステージに立ち続けたいと思います。そのためにはまず、もっと魅力的なステージをしないといけないなと思います。この人のステージを観たい。そう思ってもらえるアーティストでい続けなければいけない。僕たちの仕事には定年がありません。だからやろうと思えばいつまでもできます。でも、いつまででもできることと、みんなに観たいと思ってもらえるアーティストでいることはまた別の話です。ニュースを見て、加山さんは今、どんなステージパフォーマンスをされるんだろう、どんな感じで歌を歌われるのだろうと興味が湧きました。僕はやるんだったら、興行としてお見せできるものをとことんまでやりたいと思っています。もちろん赤字を出したくはないし、黒字のライブを80過ぎまでやりたい。でもライブは、たくさんの人に動いてもらわないとできません。そのためには、何歳になってもいろんな世代のみなさんに愛されるアーティストを目指さないと。これはなかなか大変なことです。もちろん、体力も必要です。ファンのみなさんの応援も。たまにツイッターなどで「死ぬまで音楽やります!」と書くこともあります。それに対して「体育くんが80歳のとき、わたしは102歳か。ライブには足を運べないかもしれないけど応援しているよ」と返事をくれた方がいました。今は、そんな言葉が大きな支えですね。今の人たちには死ぬまで聴いていてほしいなと思うし、この瞬間に生まれた赤ちゃん、これから生まれてくる子たちにもいい音楽と思ってもらいたいです。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年03月04日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「最新ホラー音楽事情」です。「最近、ホラー多ない?」と思います。Netflixなどの海外ドラマもホラー要素のあるものがウケているなと思っていましたが、気づけば韓国のドラマも、日本のドラマもホラーやバイオレンス要素のあるものが話題です。僕は、ホラーもバイオレンスものも実は苦手。でも、職業上、話題になっているエンターテインメント作品はできるだけ観たいなと思っているので、かなり気合を入れて、腹に力を入れつつ観るようにしています。でも、あまりに刺激が強すぎると途中で離脱したりもします……。ホラー作品において、音楽や音響は恐怖を増幅する役割があります。怖い怖いと怯えているときに「カチャン…」と何か小さな音がするだけでも、人は異常にびくっと怯えてしまうものです。どんな聴覚情報を効果的に使うかはホラー作品にとってとても重要です。僕は、大学時代の卒業研究で映像と音楽の密接さについて論文を書いていて、もともと映像と音楽の関係性に興味があります。音楽には長調(メジャー)と短調(マイナー)があり、通常、恐怖や不安、悲しみを演出するのは短調の音楽といわれています。ただ、最近のホラー作品を観ていると、この通説と変わってきているなと感じます。どういうことかというと、恐怖をもっとも煽りたい、観客に悲壮感を突きつけたいというときにこそ、明るい長調の曲を使うという演出が増えてきているように思うんです。童謡は明るい長調の曲が多いです。そんな童謡の歌を伴奏なしで少女がハミングで歌うと、なんかめちゃくちゃ怖い。そういう感じです。よい例が、韓国ドラマ『イカゲーム』。「だるまさんがころんだ」で動いてしまうと射殺されてしまう。その緊張感の中で小さな女の子の声で「だるまさんがころんだ~」と響く。恐怖の音楽とは真逆の少女のかわいらしい声です。そのかわいらしい声が死と表裏になっていると気づくと得体の知れない恐怖感が増します。不協和音は、調和しない不安定な音が人の不安感を誘うといいます。明るい音楽と恐怖の映像というのは、まさにその効果を視覚と聴覚でやっているのではないかと思います。映像と音楽が合わない。その違和感が人をどうしようもなく不安にさせるのではないでしょうか。これはホラー作品特有の音楽演出の考え方で面白いなと思います。ラブロマンスの作品では、どう考えてもやらないほうがいいと思います。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベント「okazakitaiiku purezentsu“TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年3月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月25日浅田次郎原作の『ピエタ』が、5月18日(木) から24日(水) にわたって東京・俳優座劇場にて梅田彩佳、高泉淳子出演で初ミュージカル化されることが決定した。本作は、ミケランジェロの“ピエタ像”になぞらえ描く、1989年のイタリアを舞台にした娘と母の愛憎と葛藤の物語。脚本・作詞には、翻訳物をはじめ様々な作品で一目置かれる高橋亜子、演出はブロードウェイでの実績を携え日本でも活躍の場を広げている渋谷真紀子、振付はパフォーマーとしても活躍する原田薫、音楽は若手音楽監督として注目を浴びている小澤時史、田中和音という布陣で作品を創り上げる。主人公の友子(娘)には、近年の話題作への出演やミュージカル女優としての活躍が目覚ましい梅田彩佳。幼かった友子を捨て、自分の人生を求めた母・千代子には、映像、舞台、執筆と表現活動に常に輝きを放つ高泉淳子が演じる。そして物語のキーマンとなる友子の婚約者リー・インにはミュージカル俳優の伊藤裕一と神田恭平(Wキャスト)、友子の祖父にはベテラン俳優の畠中洋の出演も決定した。<コメント>■梅田彩佳ミュージカル『ピエタ』に出演させて頂きます、梅田彩佳です。台本を読ませて頂いた時、なんてリアルで繊細な話なんだろうと、胸がギュッとなりました。触れてしまったら壊れてしまいそうな、そんな繊細な心の動きを丁寧に、そして大胆に演じさせていただけたらと思っています。新しい私も見せられるように、そしてこのお話を素敵なキャスト、スタッフの皆さんと作り上げていける過程を楽しみにしています。ぜひ皆様お越しください。よろしくお願い致します!■高泉淳子浅田次郎の短編小説『ピエタ』をミュージカルでやると聞いたとき、何故ミュージカル?と最初に思いました。日本のミュージカルということにこだわって長年作品を創り続けてきたこと、そして今、母と娘のドラマ『ピエタ』に挑みたいということ、話の中でその思いが伝わってきました。この歳でミュージカルに出演するとは思ってもみなかったこと。『ピエタ』に潜む作品力が、自分に潜んでいる表現力がまだあったなら、見いだしてくれるのではと願っています。■脚本・作詞 高橋亜子何かをつくったり、目標に向かったりするとき、誰かに見せたくて、その人に認めてほしくて頑張るということが誰にでもあるのではないでしょうか。私の場合、長い間それは母でした。だから原作の小説を読んだとき、友子が母を求めて頑張り続けたその想いに、当初は直視できない痛みを感じました。友子の気持ちを解きほぐしながらミュージカル化する作業は、自分の痛みを見つめる時間でもありました。友子の母への想いはどういう形で届くのか、何が友子の心の欠落を埋めるのか……。魅力的なスタッフ、キャストの皆さんと共に舞台作品として表現できればと思っています。■演出 渋谷真紀子バブル期の東京。24年間果たされなかった母との約束に決着をつけるため、ローマへ。必死に生きて、想いを綴ってきた母娘の凄まじい想いが積み重なっていく本作。浅田次郎の傑作短編小説から、魂を削って言葉を紡ぎ出す高橋亜子さんによってミュージカル版『ピエタ』が姿を表し、小澤時史さんと田中和音さんの音楽で翔くこの新作に挑むのが待ち遠しいです。魅力的なキャスト、スタッフ陣と共に、一丸となってミュージカル『ピエタ』に命を吹き込みます。劇場で意欲作の誕生を体感して下さい。<公演情報>オールスタッフプロデュース ミュージカル『ピエタ』2023年5月18日(木)~24日(水) 全10公演会場:俳優座劇場原作:浅田次郎(文春文庫刊『月のしずく』所収)脚本・作詞:高橋亜子演出:渋谷真紀子音楽:小澤時史音楽監督:田中和音振付:原田薫【出演】梅田彩佳、高泉淳子伊藤裕一/神田恭兵(Wキャスト)西田健二、中野太一、轟晃遙、橘未佐子、東城由依、伊宮理恵、戸張柚/御園紬(Wキャスト)、畠中洋■演奏田中和音(Pf.)、大内満春(W.W.)【あらすじ】1989年―。30歳になる永井友子は大学を卒業後、大手出版社で人気女性誌の副編集長を任せられていた。友子の母は24年前、駅で友子を捨てたきり、音信不通のままであった。母が残した『いい子でいれば、帰ってくる』という言葉を信じて努力を重ね、友子は優等生となった。再婚した父に気を遣って大学進学を機に自立し、唯一の味方であった祖父が他界したあとも友子は「いい子」でいつづけてきた。しかし母がいつまでも戻って来ないことに心を蝕まれ、自分の中に隠しようのない歪みを自覚した友子は、ついに消息不明の母を探し出したのだった。友子の母はイタリアで観光ガイドとして働いていた。友子は、母の目の前で優等生の自分自身を壊すために、愛していない男を「婚約者」に仕立て上げ、イタリアへ向かうのだった。【チケット料金】(全席指定・税込)前売:7,800円U-25チケット:5,000円(25歳以下、当日要年齢証明)HC割:5,000円(障がい者手帳をお持ちの方)当日券:8,500円■チケット発売日2023年3月16日(木)チケットはこちら:※公演中止の場合を除き、チケットの払い戻し・お振替は致しかねます。問合せ:オールスタッフ03-5823-1055(平日 11:00~18:00)公式サイト:
2023年02月21日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「B.LEAGUE公式テーマソング」です。日本の男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUEの公式テーマソング「Insane(B.LEAGUE version)」を配信リリースさせていただきました。僕が毎週火曜日にレギュラー出演している『おはスタ』(テレビ東京系)で共演している、声優の木村昴さんとお笑い芸人のアイクぬわらさんをフィーチャリングボーカルとしてお迎えして、3人でパフォーマンスをしています。二人のラップがめちゃくちゃかっこいいです。スバにぃ(木村さん)とは以前、『おはスタ』のテーマソング「モーニンググローリー」で共演しているので、そのラップスキルの高さは承知していたのですが、今回もう一人のメンバーである、ぬわちゃんもめちゃくちゃいい味を出してくれました。バスケの本場はアメリカですから。やっぱりニューヨーク生まれ、シアトル育ちのぬわちゃんのネイティブ感が乗ると楽曲がグッと引き締まる感じがします。このテーマ曲の制作は「ぬわちゃんも参加してくれるならやります」と制作会議で言ったほど、僕は彼に参加してほしかった。僕たっての希望でできたスペシャルなユニットなんです。できあがってみて、その考えはやはり間違いなかったなと思っています。また、いつも1人なので3人で作るというのもとても勉強になりました。スバにぃのラップの書き方や言葉の持っていき方はさすがやなと思うところがたくさんあったし、ぬわちゃんに英語部分の作詞を助けてもらってありがたかったです。B.LEAGUEのオールスター戦では3人でステージにも立ちました。おそろいのユニフォーム衣装を着てパフォーマンスをするのはグループのクルー感がありとても楽しかった。ビースティ(・ボーイズ)みたいでめっちゃかっこいい…とこっそり思っていたので、またいつかこの奇跡のユニットで一緒にやりたいです。オールスター戦に呼んでいただいたので、B.LEAGUEの試合も楽しむことができました。バスケは学生時代の体育の授業でやったくらいでプロの試合を観るのは初めてのこと。いや、めちゃくちゃ面白かったです。こんなに客席が近いんだということにまず驚き、ここまで臨場感のあるスポーツは他にないんちゃうかなと思いました。今、巷では映画『THE FIRST SLAM DUNK』も話題になっていますし、僕の楽曲もバスケットボールブームの一助になれたら、こんなにうれしいことはないですね。おかざきたいいく対バン形式の自主企画イベントokazakitaiiku purezentsu “TECHNIQUE”」Vol.3、4を7/5・6に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で、Vol.5、6を7/22・23に京都・宇治市文化センター 大ホールで開催。※『anan』2023年2月22日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月17日ジェルネイル成分で密着度アップ株式会社コスメ・デ・ボーテは、60 秒速乾マニキュア「ジーニッシュマニキュア」において2023年3月4日より春の新色(3色)を発売する。同マニキュアシリーズは、ジェルネイル成分(高硬化樹脂)を配合。太陽光や日常光で爪への密着度がアップし、持続性が高くなる。サロンのような仕上がりとツヤ感も特徴で、発色も持続しやすい。またワンコート60秒という速乾性により、UV/LEDライトなどは不要だ。簡単にセルフネイルを楽しみたい、ネイルを持続させたいというニーズに応えて開発されている。「速乾、ツヤ、持続力」を実現する次世代マニキュアでありながら、「アセトン」「パラベン類」フリーで爪にもやさしい。春の新色3つを3月より発売今回の新色は3つ。いちじくをイメージし、落ち着いた色合いに仕上げた「ブラウンレッド」、穏やかなグリーンにくすみを加え肌なじみのよい「ブルーグリーン」、そしてパールのような輝きとやさしい色合いの「クリームイエロー」だ。春の暖かな風や風景、まどろみながら過ごす幻想の世界をイメージしたアンニュイなカラーのスプリングコレクションとなっている。同商品は3月4日より全国で発売を開始。コスメ・デ・ボーテ公式オンラインショップでは3月2日(木)20時より先行販売を開始する予定だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社コスメ・デ・ボーテのプレスリリース
2023年02月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「リバイバルブーム」です。過去のヒット曲がまた脚光を集める“リバイバルブーム”が話題です。倖田來未さんが歌った「め組のひと」や広瀬香美さんの楽曲が、TikTokなどでティーンたちを中心にブームになっています。過去の曲を今の若い人の感性で選んでいるのが特徴ですが、ダンスがしやすいノリのいい曲や、メロディや歌詞がキャッチーな曲をうまいこと見つけてくるものだな、と感心しています。面白いと思う一方で、ティーンたちの消費スピードの速さにも恐れおののいています。すごいスピードで音楽を吸収して自分たちのカルチャーに取り込んでいっている。これもまた、音楽のストリーミングサービスが当たり前で、いつでもいろんなジャンル、時代の楽曲にアクセスできる今の世代ならではの音楽の楽しみ方なのではないでしょうか。それに、若い子たちが新鮮だと思って流行らせた曲が社会現象となり多く聴かれるようになると、上の世代も懐かしいとまた聴くようになる。若い子たちが起こしたムーブメントはいろいろな世代に伝播していきますから、いい曲が再び広く聴かれるようになるのは、とてもいいことなのではと思っています。もちろん僕の曲もそうなれたらいいなと思うことがあります。何十年後かに、あのとき流行った曲としてリバイバルされたら最高です。正直に言えば、いま子供向け番組に出て子供たちに発信をしているのは、その伏線を張っているようなところもあります。子供たちに岡崎体育という存在を認識しておいてもらいたいんです。だって、その子たちがいずれクリエイターになったり、レコード会社に入ったり、広告代理店、テレビ局、大企業に勤めるようになるかもしれない。そのときに「岡崎体育っておもろい人おったな」と思い出してもらい、楽曲を使ってもらったり、キャスティングしてもらえたらこんなにいいことはない。常日頃からそんな先々を考えて、虎視眈々と子供たちに元気と笑顔をお届けしています。とは言いつつも、リバイバルヒットは本当に難しいことだと思います。まず、そもそもみんなに知ってもらっている楽曲でないといけない。その上で、時が経ってから「やっぱりこれ、いい曲だったな」と2段階認証してもらう必要があるのですから。こんなの最初から狙ってできることじゃない。だからこそ、リバイバルヒットはすごいことなんです。おかざきたいいく岡崎体育、木村昴、アイクぬわらのスペシャルユニット「岡崎体育 featuring 木村昴&アイクぬわら」による〈B.LEAGUE 2022‐23 SEASON公式テーマソング〉「Insane(B.LEAGUE version)」が配信中。※『anan』2023年2月15日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月11日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「ポケモン主題歌」です。2月1日、『ポケットモンスター』の歴代主題歌をまとめたベストアルバム『ポケモンTVアニメ主題歌 BEST OF BEST OF BEST 1997‐2023』が発売されました。『ポケットモンスター サン&ムーン』シリーズで僕が手がけた、「キミの冒険」「ポーズ」「ジャリボーイ・ジャリガール」「心のノート」の4曲も収録されています。僕は7歳のときからポケモンを見て育っている現役のポケモン世代です。僕が住んでいた宇治では、小学生当時ポケモンを放送していたテレビ東京は映らなかったんです。なので、離れて暮らしていた父に録画を頼み、VHSのビデオテープをわざわざ郵送してもらいそのテープを繰り返し繰り返し見ていました。ポケモンは現在、新シリーズ『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』を放送中。これは、ピカチュウとサトシの“最終章”が描かれる物語。25年にわたり主人公を務めたサトシ編が終わりを迎えるんです。サトシとお別れしないといけないことをまだ寂しく感じていますが、その集大成的なアルバムに名を連ねることができたのは、長年ポケモンを愛してきたひとりとして、本当に幸せだなと感じています。しかも、収録曲のラインナップをよく見てみると、僕はサトシの次くらいに歌っている回数が多いんです。いや、サトシこと松本梨香さんが歌っている曲がもちろんダントツで多いのですが、その次点となるのが岡崎体育か中川翔子さんか……なのではないでしょうか?これは、めちゃくちゃうれしいことですね。収録曲の中で、思い出深い好きなポケモンソングといえば「タイプ:ワイルド」です。ポケモンの代表曲である「めざせポケモンマスター」の作詞・戸田昭吾さんと作曲・たなかひろかずさんコンビによる名曲で、個人的にはこれを超える曲はないのでは?と思うほど完成された曲。まずイントロのギターフレーズがいいんです。それに歌詞も最高です。“このスニーカーも いまでは 世界中 さがしてもみつからない 最高の ボロボロぐつさ!”という歌詞が子供心にむちゃくちゃ刺さったことを覚えています。自分がポケモンの曲を作れるとなったときも、まず最初にこの曲のことを考えました。僕なりの「タイプ:ワイルド」が作りたいと、それを目指そうと思って制作したことを覚えています。おかざきたいいく岡崎体育、木村昴、アイクぬわらのスペシャルユニット「岡崎体育 featuring 木村昴&アイクぬわら」による〈B.LEAGUE 2022‐23 SEASON公式テーマソング〉「Insane(B.LEAGUE version)」が配信中。※『anan』2023年2月8日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年02月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「反抗期」です。ロック少年のイメージといえば、反骨精神や若さゆえの衝動みたいなものがあるのではないかと思います。“大人はわかってくれない”的なことや“学校の窓ガラスを割る”的なことって、10代の心情を歌う曲ではひとつの常套句となっているのではと思うのですが……「僕の中にはないなぁ」っていつも思います。だって、学校の勉強も、先生も、大人のことも普通に好きだったので。10代のころ、世の中の仕組みに納得いかないことなんかひとつもなかったんです。全部、納得していた。そんなわけで、僕には非行に走るような反抗期がありませんでした。中学2年の時、全校集会で在校生が新入生に部活の紹介をした時のことを思い出します。卓球部の部長が部活紹介をしないといけない場面で突然、学校に対する不満を壇上でぶちまけたんです。たぶん、部長はそれをずっと言いたくて胸の内に溜めていたのでしょう。先生たちが慌ててステージにあがって彼を取り押さえていた。僕はそれをただ見ていました。まるで「金八」みたいな衝撃のシーンや、こんなことあるんや、と体育館で三角座りしたまま思いました。3年生たちは「そうだそうだ!」という感じで興奮していましたが、2年生の僕は一切そういうことを思っていなかったので、「この学校、いいと思うけどな……」と心の内で思っていた。それくらい環境に苛立ちや不満を持つことがなかったんです。どうしてそうだったのかと振り返ると、やはりおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていたからではないかと思います。相当愛されているという自負があるのと、家族が多いとやはりそこに守られている、属しているという強い連帯の意識が芽生えます。強いロープで結ばれている安心感があると人は反抗しようなんて思わないのではないでしょうか。そういうマインドで育ったからこそ実家暮らしも長かったのだと思います。反抗してないですから現状維持でいいですし、実家に住んでいたら家賃もかからず経済的で合理的です。よく世の中では実家男子は独立心がなく結婚するにはちょっと……なんて言われますが、とんでもないと思います。家族に愛されてないと成立しないし、愛情をきちんと理解できる男性であることは間違いない。長い目で将来のことを考えるなら、反抗知らずで平和主義の実家男子こそ結婚向きなのではないでしょうか。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、1/29東京、2/11沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月28日愛知県岡崎市にある岡崎公園内に「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」が1月21日(土)にオープンした。岡崎は、現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康の生誕の地として知られており、同施設は来年1月8日(月・祝)までの期間限定で運営される。場内にはドラマの概要や登場人物の相関図などがわかるエリアや、ドラマに登場する衣装、小道具などの展示、デジタル等身大パネル、番組制作や美術の舞台裏を見ることのできる一角も登場。ドラマの登場人物たちと一緒に写真を撮れるLED等身大パネルのフォトスポットがあり、記念撮影が可能だ。※約15秒おきに登場人物が変わる。4Kシアターでは出演者インタビュー、メイキング映像を交えながらドラマのテーマを深堀りする特別映像を上映。当館でしか観ることのできないものも多く、本作のファンは見逃せない映像だ。さらに、リアルな歴史に基づいた史実展示「徳川家康の一生と三河武士ゾーン」もあり、有名な関ヶ原合戦のジオラマや、史料の精密な複製が登場。本作の物語や出来事をより広い視点で多角的に楽しめる内容になっている。同敷地内には「観光みやげ店 おかざき屋」もオープンされ、地酒や八丁味噌などや岡崎ゆかりのものが販売される。オカザえもんや東海オンエアグッズなども取り扱いをしており、大河ドラマ館へ行った際にはあわせて立ち寄り、おみやげを購入することもできそうだ。どうする家康 岡崎 大河ドラマ館愛知県岡崎市康生町561-12024年1月8日(月・祝)まで開館時間:9時から17時まで(最終入館16時30分)休館日:無休当日券大人:800円(高校生以上)小人:400円(小・中学生)※未就学児は無料■チケット情報
2023年01月26日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「歌詞の覚え方」です。ミュージシャンの方はみなさん、自分の持ち歌の歌詞をどのように覚えているのでしょう。実は僕は歌詞を覚えるのがとても苦手です。自分で書いているのですが全然覚えきれません。ほかのミュージシャンの方と比べて比較的歌詞の分量も多いほうなのではと思いますし、そもそも歌詞にストーリー性や意味がないことが多いので、とにかく覚えにくいです。韻を踏むためや語呂合わせ的な歌詞も多いので、それもあってどっちが1番でどっちが2番かよくわからなくなります。ライブでよくやる定番の楽曲でも間違えることがあります。それこそ一発撮りでパフォーマンスを披露する「THE FIRST TAKE」で「エクレア」を披露した時も歌詞を間違えました。僕には珍しい真剣なバラード曲なのに……。ライブでもちょいちょいそういう間違いがあります。でも、本心を言えばできるだけ間違えたくない。当然、そう思っています。なので、久しぶりにライブでやる曲などは、その前夜に必ず練習をするようにしています。楽曲を何度も聴いて、歌いまくります。それしか覚える方法はないと僕は思っています。ポイントは寝る前にやることです。人は寝ている間に、インプットした内容を脳の中で整理して記憶を定着させます。だから、寝ないでがんばるとかライブが始まる直前に覚えるよりも、寝る前に入れておいたほうがいい。これ、受験勉強と同じシステムです。徹夜の一夜漬けは効率が悪いです。それよりも、時間を決めて前日にしっかり勉強してちゃんと寝る。これで脳から引き出したい時に情報をすっと引き出せるようになります。それでも覚えておけないこともあります。大きな箱でのライブではプロンプターという歌詞を流してくれるモニターが用意されていることが多いです。それは本当にありがたいです。ふとしたことで歌詞が飛んでしまった時など、パッと見て確認できるのでアクシデントを防ぐことができます。最近では、タブレットに歌詞を入れてそれを手元に置いておくミュージシャンもいるとか。歌詞は絶対に覚えたほうがいいに決まっていますが、こういう救済措置があれば助かるというのも事実です。でも、小さなライブハウスには当然そんな設備はありません。なので、今回のライブハウスツアーではめちゃくちゃ歌詞の間違いが多かった気がします。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月25日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月21日中小企業のビジネス相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」(センター長・高嶋 舞)がサポートし、岡崎市内の和洋菓子屋2店舗がNHK大河ドラマ「どうする家康」第2話で“寅年 寅の日 寅の刻”生まれの家康が「実はウサギ年生まれだった?」「勇ましく振舞うが陰でウサギのように震える」というエピソードにちなんだスイーツを1月21日(土)より新発売します。新商品は、洋菓子屋マジカルではロールケーキ「徳川家康虎ロール~厭離穢土欣求浄土~」、和菓子屋ますだ家では「虎の皮をかぶった白うさぎ」です。いずれも“虎”柄の生地のなかに、“白うさぎ”をイメージした生クリームとイチゴをたっぷりと詰めたユーモアあふれる商品です。“虎の皮をかぶった白うさぎ”スイーツ■商品概要NHK大河ドラマの中で“寅年 寅の日 寅の刻”生まれの家康が「実はウサギ年生まれだった?」というエピソードや「家臣には虎のように勇ましく振舞うが、陰でウサギのように震える」描写がネットで話題になったことに着想を得て、表の生地を勇ましい“虎”柄に、中にはかわいらしい“白うさぎ”をイメージした生クリームとイチゴを詰めたお菓子を開発しました。▼マジカル商品名 :「徳川家康虎ロール~厭離穢土欣求浄土~」価格 :1本2,200円(税込)賞味期限:購入当日まで販売 :マジカル 店頭(愛知県岡崎市山綱町字天神16の5)※1/21(土)・22(日)限定、数量限定※1本~予約可能。予約は前日までに電話にて(0564-48-7788)。※1/18(水)・19(木)休業特徴 :・人気お土産商品“家紋ロール”をドラマ仕様にアレンジ。・ロールケーキ表面の虎柄は可食インクのフードプリントで再現。・岡崎産の卵を使用したコクのある生地に、あっさり生クリームと岡崎産の大粒イチゴを合わせた。・パッケージも大河をイメージした特別仕様▼ますだ家商品名 :「虎の皮をかぶった白うさぎ」価格 :1個 280円(税込)賞味期限:購入の翌日まで販売 :ますだ家全店舗 店頭※1/21(土)~29(日)限定、数量限定※1個~予約可能。予約は前日午前中までに受取店舗まで電話にて。特徴 :・ますだ家の人気商品“三河虎童子”をドラマ仕様にアレンジ。・どら焼き表面の虎柄を焼きで再現。・沖縄県産の黒糖を使用した生地に生クリームとイチゴを合わせた。また隠し味に十勝産小豆を使用したこだわりのあんこを合わせた。・パッケージも大河をイメージした特別仕様。■オカビズサポートオカビズではかねてより岡崎ゆかりのNHK大河ドラマ「どうする家康」放送に合わせて、大河に絡めた中小事業者の商品開発をサポート。ドラマ第2話放送直後にTwitterで家康の「虎と白うさぎ」の話題を確認すると、2社の事業者さんと即連絡を取り合い、早々なる商品化の提案をしました。その話を受けて2社は翌日には試作品を製作。その後も打合せを重ね、6日後の商品化に至りました。■商品に込める想いと今後の展開▼マジカル代表・パティシエの尾崎は根っからの大河ドラマファン。岡崎が舞台となる大河ドラマを以前より心待ちにしており、早くからお土産商品「家紋ロール」を開発するなど、地元岡崎を盛り上げようと準備してきました。当店は家族連れの方も多くお越しになり、一家団らんを豊かにしていただきたいという想いでケーキを提供しています。ぜひ家族みんなで大河ドラマを見ながら「家康公って本当はどんな人だったんだろうね?」と会話に花を咲かせるお手伝いができれば嬉しいです。今後も家康にちなんだ新商品を検討していく予定です。▼ますだ家当店は大正2年の創業以来、岡崎のまちに根ざした店づくりを進めてきました。看板商品「三河虎童子」のように、商品にはそれぞれ岡崎にゆかりのある名を付け「岡崎を出るときのお供となるように、食べた方に岡崎を愛していただけるように」という想いを込めています。今回の新商品をきっかけに、岡崎がより話題になり足を運ぶ方が増えることを願っています。今後も岡崎密着の商品づくりで地元を盛り上げていきたいと思っています。■事業者概要▼マジカルカラメルの隠し味に八丁味噌を使用した「岡崎純情プリン」、近隣農家のイチゴを贅沢に使用したかき氷「プレミアムいちご」など、地元に密着した商品や、可食インクで写真をプリントできるクッキーなど、おいしくて食べる人が笑顔になる洋菓子を開発し続け、提供している。所在地 : 愛知県岡崎市山綱町字天神16の5営業時間: 9:00~18:30(定休日:木曜日・第3水曜日)電話 : 0564-48-7788HP : ▼ますだ家(ますだ家製菓有限会社)「ますだ家」は徳川時代岡崎市藩士であった当家の先祖が、明治時代にはいり菓子作りをはじめたことに端を発します。現在のますだ家の礎は大正時代に現会長の祖父新八が築きました。徳川時代に先祖が枡を使ったお役目をしていたことに因んで屋号を「ますだ家」とし、豊橋の地で本格的に菓子屋の営業を開始いたしました。昭和時代になり「ますだ家」の菓子は当時の軍隊の兵士にも愛され、その縁で満州に渡ることになりました。中国大陸で遠く故郷を離れた多くの日本の方々に和菓子をお届けし心を慰めていたと言われております。所在地 : 愛知県岡崎市久後崎町字本郷15番地2営業時間: 9:00~16:00(定休日:水曜日・日曜日)電話 : 0564-22-3215HP : ※所在地等は本店の概要。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月19日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「憧れの時代」です。いまの時代、音楽ストリーミングサービスの普及で、自分が生まれる前の(時代の)楽曲に簡単に触れることができます。20年前だとか、それよりもっと前の曲がリバイバルでブームになることも多いですよね。いろいろな楽曲に接していると、その年代に僕が生まれていたらどんな感じだったんだろうと思うことがあります。この時代にミュージシャンとして活躍してみたかったな~と思うのはバブルのころ。世間が浮かれていてCDも売れに売れていた’80~’90年代です。その興奮をミュージシャン側で体感してみたかったなというのはあります。CDが売れていたということは印税もいまよりもっと多く入るはず……。そうしたら、すごい自宅スタジオとかを作れたのかなと思うと、ちょっとワクワクしますね。みんなの音楽の聴き方もいまとはちょっと違っていたんじゃないかなとも思います。主にCDで聴いていたわけで、いまのストリーミングサービスのように手軽に聴く感じとはまた違っていたと思う。音楽がすごく大事に聴かれていた最後の時代なんじゃないかなと思うんです。そういう時代の感覚もちょっといいなと思います。でも、そうやって具体的に想像していくと、その時代に岡崎体育がメジャーデビューするのはなかなか難しかったかもしれないなとも思います。DTMなんて発想がまずない時代ですし、いまみたいに楽器を持たずに気軽に音楽を作れる環境はなかったわけです。作曲をするにも、才能や技術、資金力が必要だったわけで。それに比べるといまは、パソコン1台あればけっこう何でもできる。恵まれています。僕はやはり、いまの時代だからこそ日の目を見ることができたミュージシャンなんだなと思います。いまの技術を持っていけるなら、戦国時代や江戸時代に音楽活動をするのもいいですね。江戸時代はまだ音階やスケールなど日本古来の伝統の中で音楽をやっている時代。そこにグローバルなジャズやポップスのコード進行を持ち込んだら「なんだこの天才は!?」と崇められるのではないかと思います。もはや“神”と呼ばれるのでは?江戸時代に行って音楽の神になるのもいいですね!これは、もっとも売れる可能性があります。それこそバブル時代なんて比ではないのではないでしょうか。殿のお気に入りになったらすごい褒美がいただけそうです。おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月18日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月14日中小企業のビジネス相談所「岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ」(センター長・高嶋 舞)がサポートし、岡崎市内2店舗の和菓子屋がNHK大河ドラマ「どうする家康」第1回に放送された「待ってろよ竹千代…俺の白うさぎ」の台詞にちなんだ新商品を発売します。商品を発売するのは、小野玉川堂(岡崎市伝馬通/小野悟)と近江屋本舗(岡崎市矢作町/黒田祥裕)。小野玉川堂では薯蕷(上用)饅頭“5羽”入りの「まってろよ おれの白うさぎ」を1月14日(土)より販売開始します。家康公をイメージしたウサギが1つと、家臣のウサギ4つのセット商品です。近江屋本舗では台詞をイメージしたふわふわの白ウサギの上生菓子「俺の白兎」と、それを含む「新春上生菓子セット」を1月9日(月)より販売しています。「まってろよ おれの白うさぎ」新商品■商品概要▼小野玉川堂商品名 :「まってろよ おれの白うさぎ」内容 :薯蕷(上用)饅頭 5つ入り価格 :2,000円(税込)賞味期限:3日間販売 :小野玉川堂 店頭(岡崎市伝馬通4丁目3番地) ※数量限定。※1箱~予約可能。予約する場合は、3日前までに電話にて(0564-22-0412)。特徴:・ドラマの中で松平元康(のちの徳川家康、松本潤)が着ていた甲冑を模したデザインのパッケージが1つ、中には粒あんの饅頭。・三方ヶ原の戦いで家康がうんこを漏らしながら浜松城へ逃げ帰ったというエピソードをヒントに、ウサギのうんこに似ている小豆の形を残した粒あんを採用するという職人のこだわり。・家臣に見立てた白うさぎデザインのパッケージ(4つ)はこしあんの饅頭。・若年層の和菓子離れに着目したブランド「antabe(アンタベ)」より、ウサギ好きのデザイナーと共同開発した「迷菓 兎尻饅頭(めいか うさしりまんじゅう)」を大河仕様にアレンジした商品。▼近江屋本舗商品名 :(1)「俺の白兎」、(2)「新春上生菓子セット」価格 :(1)1個 248円(税込)、(2)9種1つずつ入り2,570円(税込)賞味期限:購入の翌日まで販売 :近江屋本舗 店頭(岡崎市矢作町加護畑107)※なくなり次第、販売終了。※1個~予約可能。当日、お電話でも可(0564-31-3350)。特徴:・大河ドラマ初回の名台詞をイメージした、白兎の形の和菓子。・外側はもちもちのういろう皮、中身は白あん。・すべて手作りで、とても柔らかい商品のため、一羽一羽表情が異なる。・“ブサカワ”と美味しさを両立。■オカビズサポートオカビズでは大河初回放送直後にTwitterでのトレンド入りを確認すると、2社の事業者さんと即連絡を取り合い、早々に商品化の提案をしました。その話を受けて、近江屋本舗さんでは翌日には商品化し、店頭での販売を開始。また小野玉川堂さんは商品化のアイディアをさらにオカビズでブラッシュアップし、オリジナルの「まってろよ おれの白うさぎ」パッケージを整えて、6日後の商品化に至りました。■今後の展開▼小野玉川堂以前から地域の教育に携わる取り組みに力を入れており、これまでには岡崎商業高校、岩津高校、愛知県立農業大学校などと連携をした数々のプロジェクトを実施してきました。約2年前には、愛知教育大学附属 岡崎小学校の社会科科目にて、伝統地場産業を学んで・体験して・成果を出すコンテンツを提供。「antabe」ブランドを通して子どもたちに和菓子の魅力を伝える活動が同大学の教授の目に止まり、2022年11月には大学主催の地域イベントにて体験プログラムを開催、2023年度には授業の一環で地元の食材を使った和菓子づくりに学生と一緒に挑戦する予定です。教育方面は引き続き精力的に活動を行い、ほか本年中には看板商品のどら焼きに並ぶ、事業の軸となる商品を開発したいと考えています。▼近江屋本舗2022年末より、近江屋本舗の店舗に隣接した駐車場の一角で冷凍の和菓子を販売する自動販売機を設置しています。「夢大福」や「バター餅」など、当店の強みである餅とあんこの技術を活かした人気商品が、24時間購入可能になっています。これはサービス業に従事する方など、この日・この時間にしか来られない観光客の方に残念な思いをさせてしまうことなく、せっかくお越しいただいた方には全員喜んで帰っていただきたいとの想いから始めました。2023年にも観光需要を見越し、様々な取り組みを展開していきます。■事業者概要▼小野玉川堂薪であんを焚く昔ながらの製法を守る老舗和菓子店。大正11年創業、2022年に100周年を迎えた。絶品のあんこが人気で、特にどら焼きはファンが多い。一方、若い世代に和菓子やあんこに親しみを持ってもらいたいと新ブランドを立ち上げ、様々な新商品も積極的に開発。和菓子の魅力普及を軸に、市内高校や小学校での後進の育成や出前授業、市内事業者とのコラボ商品の開発なども行っている。所在地 : 愛知県岡崎市伝馬通4丁目3番地営業時間: 9:00~18:30(定休日:火曜日)電話 : 0564-22-0412HP : ▼近江屋本舗明治時代より岡崎の地で100年以上、4代続く和菓子屋。時代の流れを汲んだ、日常でも親しまれる商品を伝統的な製法で作ることを大切にしている。あんこは店舗に隣接した自社工場で、お菓子一つ一つに合う硬さになるまで、熟練した職人が一日をかけて手作業で、毎日丁寧に練り上げている。餡を包む餅(求肥)にも妥協をせず、数種類のもち粉と砂糖を使い分けて商品の特性によって配合を変えているこだわり。所在地 : 愛知県岡崎市矢作町加護畑107営業時間: 9:00~19:00(定休日:火曜日)電話 : 0564-31-3350HP : ▼岡崎ビジネスサポートセンター・オカビズ2013年に岡崎市が立ち上げ、運営する「中小企業のための無料の経営相談所」です。一人ひとりが経営者でもある専門家チームが中小企業の強みをともに探し出し、お金をかけずにアイディアをつかって、伴走支援で売上アップをお手伝いします。売上のことだけでなく、創業から人材採用、事業承継まであらゆるビジネスの相談ができる相談所です。開設から2022年10月までの9年間で、約22,000件の相談に応じています。新規相談のうち84.6%の方が口コミでお越しになります。また、一度相談した方でよかったからまた行こうというリピートは84.8%。相談はほぼ予約で埋まっており、長い時だと1ヶ月ほどお待ちいただくこともあり、行列ができる相談所とも言われています。(9年目実績)その成果を高く評価され、2015年内閣府「女性のチャレンジ支援賞」受賞。2018年度総務省「ふるさとづくり大賞」地方自治体表彰受賞などの受賞歴があります。HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「今年の抱負」です。この号は2023年1回目の号だということなので、今年の抱負を語っておきたいと思います。なにはともあれまずは新しいアルバムをリリースしたいと思います。そのために僕はお正月休みも返上して、新曲制作に取り組みたいと思っています。……いや、初詣に出かけたり、お雑煮を食べたりしてちょっとは休んでいるかもしれませんが、基本的には休み返上でアルバムに入れる新曲をたくさん作りたいと思います。2022年は、いろいろなジャンルのお仕事をやらせてもらえるようになった一年でした。バラエティもドラマもありましたし、TVCMも話題になる作品に参加させていただき、なんだか自分のこととは思えないくらい、すごいことだったなと感じています。どのお仕事も楽しくやらせていただきました。でも、僕の肩書はミュージシャンです。なので2023年こそ「シンガーソングライター、岡崎体育ここにあり」というところを見せていきたいです。ここ最近思うのは、デビューから6年も経つといろいろなことが見えてきます。そうすると僕みたいな性格だといろんな人の顔色を窺ってしまう。ファンはこんなネタ曲が好きなのかなとか、クライアントが求めているのはこんな感じの曲かな、とか。それに合わせて、ある程度リクエストに応えられるくらいにはできるようになってきていると思います。一方で、昔の曲はどれも粗削りですが本気の想いや勢いみたいなものが詰まっていたんじゃないかなと思います。先日、ある新曲をスタッフに聴いてもらったら「昔の岡崎くんの音が戻ってきた」と言われてうれしかったんです。世間の顔色や売れ筋を考えず、自分の心の底から湧いた感情やアイデアそのままの曲をリリースできるようになりたい。してみたいことをストレートに、実直にできる一年にできたらいいなと思います。個人的にそれ以外でやってみたいことは……、もう少し普通の服を着られるようになりたいです。もう太っていることがしんどいなと思うようになりました。そうです、真剣にダイエットをしたいと思います!できれば運動をたくさんして健康的にやせたいですね。健康も大切ですから、それが実現できたら2023年はもっとうまくいく気がします。2023年の岡崎体育もどうぞよろしくお願いします!おかざきたいいくキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」の追加公演が、大阪、東京、沖縄で開催される。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2023年1月11日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2023年01月07日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「孫」です。デビューして間もないころ、ソニーミュージック内で韓国の方とコラボレーションしてみないかという話がありました。その方はどうやら“韓国国民の孫”といわれている方らしく、日本を代表するおじいちゃん、おばあちゃん子である僕が選ばれたのかなと思いました。ま、実現することはなくその話はなくなったのですが……。でも、“孫”って言葉が僕はすごく好きです。“国民の孫”という冠も僕が欲しい称号のひとつです。今の芸能界、音楽業界で僕より孫っぽい人いないと思いますがどうでしょうか?僕は根っからのおじいちゃん、おばあちゃん子です。一緒に暮らしていたことが大きいと思います。たくさん甘やかされて育ちましたし、おじいちゃん、おばあちゃんとのエピソードを語ることも多いので、そういうイメージを持たれているだろうなと思います。おばあちゃんには楽曲に参加してもらったこともあります。僕がミュージシャンとして活躍していることもとても喜んでくれています。おばあちゃんは、ご近所さんとの井戸端会議で「お孫さん、ご活躍ですね」と言われるととてもうれしそうにしている、と母からよく聞きます。そういう時は、いい祖父母孝行ができているなとほっとします。今は離れて暮らしていますが、京都でテレビのレギュラー番組を持っているので月に1回は帰省します。今もなお、相当身近な孫だと思います。おじいちゃんはすでに他界しているのですが、おばあちゃんとは帰ればいろいろな話をします。最近の流行りは、おばあちゃんにクイズを出すこと。一緒にテレビを見ながら「おばあちゃん、このCMに出ている女優さんは誰?」と、流れてきたものに合わせてクイズを出しています。なので、最近の会話は8割クイズです。おばあちゃんは、面倒だなと実は思っているかもしれませんが、それでも孫の出すクイズだから「誰やったっけな」と考えてくれます。でもそれが、おじいちゃんやおばあちゃんとうまく話すコツかなと思います。同じ目線で話すとどうしてもズレが生じる。だったらこっちが教えてあげるでもいいし、逆に歴史に詳しいとか、おじいちゃんやおばあちゃんの得意分野があるならその話を聞いてあげてもいい。寄り添ってあげることでいい温度感で話せる空気につながる。孫マエストロとしては、もっと全国の孫たちにおじいちゃん、おばあちゃんとの時間を大切にしてもらいたいです。おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月26日岡崎体育の連載、「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「追加公演」です。現在、僕は全国17道府県18か所のライブハウスを回る「JAPAN TOUR」を開催中です。その公演に大阪、東京、沖縄の3か所の追加公演が決定しました。追加公演とは何か、と考えると個人的には規模の大きなアンコールのようなものかなと思っています。ツアーは、スタートしてから各所を巡り公演を重ねていくことでステージがどんどん成長していくものです。こうしたほうがいいという肉付けがされ、不要なものは削ぎ落とされて洗練されていく。ツアーが終わると全体の総括をします。セットリストはこれが盛り上がったなとか、このMCはウケなかったなとか、良かったところ悪かったところが見えてくる。そういった総括で出てきた修正点を調整した完全版が追加公演では観られると思います。より完成度の高い、そのツアーの最終形態ライブ、それが追加公演なのではないかと思います。一方で、追加公演でガラッと内容を変える場合もあります。実はこれもアリだなと思っています。ライブって何度も通ってくださる方もいる。すべての公演を追いかけて“全通”してくれる熱心なファンの方もいる。そういう何回も観てくれる方のために、新しい内容を加味したいという気持ちもあります。自分が観客だとしても追加公演があるとうれしいですね。行きたいと思っても会場が遠かったり、チケットが取れず行けなかったりしていた時に、もう1回チャンスがあるかも!となる追加公演はとてもありがたいと感じるもの。今回の僕の追加公演も、みなさんがそんな気持ちでいてくれたらうれしいです。追加公演が決まった沖縄は、デビューしたばかりの2017年に石垣島でライブをしたことがありますが、それ以来となります。沖縄本島でのライブは初めてなので、どんな感じになるのか楽しみにしています。それに、公演はすべて年が明けてからです。となると、僕のおみくじの結果が気になってきます。初詣では必ずおみくじを引きますので、その結果次第でライブのテンションも変わってくるでしょう……。実はこのところ、僕はおみくじで“凶”ばかり引いています。京都のロケ番組で引いたおみくじも、家の近所で引いたおみくじも凶だった。できることなら大事な追加公演の前のおみくじは“大吉”を引きたいところです。大吉が出るように今から神様にお願いしておきたいと思います!おかざきたいいく現在、17道府県で18公演を行うキャリア最多公演数となるワンマンツアー「JAPAN TOUR」開催中。1月と2月に追加公演決定。岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」@さいたまスーパーアリーナのライブ音源が配信中。※『anan』2022年12月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)文・梅原加奈(by anan編集部)
2022年12月16日浅田次郎原作映画『大名倒産』の主演を神木隆之介が務めることが決定。ティザービジュアルと特報映像も公開された。神木隆之介が演じるのは、ひょんなことから越後丹生山藩・第十三代藩主となる松平小四郎。庶民から一国の殿様へ、まさにシンデレラストーリーかと思えたが、実は25万両、現在の価値で借金100億を抱える、ワケあり藩だった…。月代(さかやき)と呼ばれる前髪部分の無いちょんまげ姿を披露するのは、本作がキャリア初となった神木さんが、“巻き込まれ系プリンス”をコミカルに演じる。「キャスト、スタッフの方々に支えていただきながら頑張りました。ぜひ楽しんでください!」とメッセージも寄せている。また、幼なじみのさよを杉咲花、兄・新次郎を松山ケンイチ、病弱だが聡明な兄・喜三郎を桜田通、育ての父・間垣作兵衛を小日向文世、母・なつを宮崎あおいが演じる。杉咲さんは「立ちあがること、伝えること、信じることの美しさを改めて感じることのできる作品になるのではないかなと胸を膨らませています」とコメントし、松山さんは「時代劇ですが、結構自由にやらせて頂きました。他の皆さんも結構自由にやっていました」とふり返る。桜田さんは「熱く優しい、家族の繋がりや人々の想いが詰まったとても素敵な物語になると思います」と自信を見せ、小日向さんは「神木君の事は少年の頃から知っているので、共演していて本当の親として成長を見守るような気持ちになりました」と語る。宮崎さんは「神木さんがニコニコ爽やかでとても素敵だったので、きっとこの作品は観てくださる方がクスッと笑って幸せになれる映画になっていくのだろうと思いました」と話している。そして、丹生山藩の勘定奉行・橋爪佐平次を小手伸也、教育係・磯貝平八郎を浅野忠信、小四郎を藩主に任命する実父、一狐斎を佐藤浩市が演じる。小手さんは「内容は時代劇でありながら非常に現代的で、笑って泣ける痛快エンターテイメント作品になっております」とアピールし、浅野さんは「僕が演じた平八郎は何しろ静かな人だったので、小四郎とさよの後ろでひたすら真面目な顔をしていました(笑)」と役柄について明かす。佐藤さんは「神木くんとは初めてご一緒しましたが、キャリアが長いのでしっかりしていらっしゃるし、年齢以上に経験が醸し出すものがあると思いました」と神木さんの印象を語っている。映像では、父から藩主を命じられ、シンデレラストーリーが始まる予感から一転、「無理だよ~」と思わず本音をこぼす小四郎の姿が映し出される。これまでの時代劇とはまた異なる、ポップでカラフルな世界観が垣間見える。合わせて公開されたティザービジュアルは、小四郎が印刷されたお札と小判が散乱し、中央のお札からは困り果てた顔の小四郎が抜け出そうとしている。また、お札が折り曲がり、笑顔や泣き顔になっている様子も見られる。『大名倒産』は2023年6月23日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:大名倒産 2023年6月23日より公開© 2023『⼤名倒産』製作委員会
2022年12月14日