映画『127時間』の公開を記念して6月14日(火)、タレントの岡本夏生と安めぐみが、東京・高田馬場にあるクライミングのジム「GRAVITY高田馬場」にてボルダリング(岩登り)に挑戦!つい先日、芸能活動の縮小を発表した岡本さんだが、この日は白いハイレグで果敢に岩場に挑み「還暦になってもハイレグ、ボディコン!」を宣言した。実在の登山家の体験を基に、岩場に挟まれて絶体絶命のピンチに陥った男性の127時間の孤独な戦いと衝撃の決断を描く。生きることをあきらめない男を描いた作品とあって“あきらめない人代表”として岡本さんと安さんが登場。安さんはキュートな“山ガール”でキメたが、岡本さんは岩登りには似つかわしくない真っ白のハイレグで登場し会場をわかせた。本人曰く「スポーツということでレースクィーン、水着かなと思いまして」とノリノリ。映画については2人とも絶賛。特に岡本さんは、「自分の人生とオーバーラップしながら観た」、「連絡先を周りに教えておくのが大切だと気づいた」など独自の視点による感想を語ってくれた。ただ、周囲に何も告げずにあちこちに飛び回る主人公について岡本さんは「自分の命を切り拓いたと言える。生命力がある男性はかっこいい。ギブアップしない、芸能界を生き残りたいという気持ちは私にもあります」と同意しつつも「迷惑極まりない」とバッサリ。安さんも「傍から見てると刺激的で楽しそうだけど、付き合ったら大変そう」とやや及び腰だった。ちなみに岡本さんは「芸能界引退」が報じられたことについては「引退はしない。ずっとしがみ続けます。ただ、このまま忙しいと体力が続かないので、ちょっと仕事を減らします。被災地へのボランティアにも月1回行くので、その時間も作りたい」と引退を否定し、まさに“あきらめない女”を地で行くことを改めて強調。ただ、仕事以外の点については「結婚、出産、恋愛は200%あきらめた。ほかのことでエネルギーを使いたい」とも。2人は実際にボルダリングに挑戦。壁面を登って「あきらめたくない思い」を絶叫。安さんは「いくつになっても女性らしくいることをあきらめません!」と宣言。一方の岡本さんは「還暦になってもハイレグ、ボディコンをあきらめないわ」と力強く誓った。『127時間』は6月18日(土)より、TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開。■関連作品:127時間 2011年6月18日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:自然を愛するアウトドア野郎は恋人としてあり?なし?『127時間』アンケート発表ジェームズ・フランコ インタビューオスカー監督に引き出された新たな魅力窮地に立たされた男の究極の決断『127時間』試写会に20組40名様ご招待『127時間』伝説の本人も登場!世界各地から“運命を変えた瞬間”が到着あなたの運命を変えた瞬間は?『127時間』独占試写会に25組50名様をご招待
2011年06月14日映画『ランウェイ☆ビート』が3月19日(土)に公開を迎え、主演の瀬戸康史をはじめ、桜庭ななみ、桐谷美玲、IMALU、田中圭、加治将樹、小島藤子、大谷健太郎監督らが、都内の劇場で行われた舞台挨拶に登壇。舞台挨拶後には震災被災者のための募金活動も行われた。震災の影響で映画の公開、舞台挨拶の実施も危ぶまれていたが、震災からの復興に何か力になればとの思いから、チャリティを兼ねての舞台挨拶実施を決めた。瀬戸さんは「いまもなお、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃいます。僕たちができることは少ないですが、作品を通して元気やパワーを与えられたら」と真摯に語った。桜庭さんも「映画を観て、ひとりでも多くの人が笑ったり、元気になってくれたら」と語り、桐谷さんも「映画を観てくださったみなさんがちょっとでも幸せな気持ちになって、笑顔で帰っていただければ嬉しい」と語りかけた。IMALUさんは「こんなときだからこそパワーを送れたらと思います」、小島さんも来場した観客への感謝の思いを口にした。この日登壇したキャストの中で最年長で“兄貴分”の田中さんと、現場で“ムードメーカー”だった加治さんは、撮影中に男子だけで銭湯に行ったエピソードを明かすなど、この日も会場のムードを盛り上げた。大谷監督も、仲の良いキャスト陣の様子に目を細めつつ「映画人は映画を通して夢と希望を与えるのが仕事」と語り、映画の持つ“力”を訴えた。最後にマイクを握った瀬戸さんは「“自分を信じること、勇気を出して一歩を踏み出すこと”がこの映画のメッセージですが、こういうときだからこそ、このメッセージが大事だと思う。下を向くのではなく、上を向いて進みたい」と力強く語り、その後、自らが先頭に立って募金活動を開始。場内には長蛇の列ができ、瀬戸さんら登壇陣はひとりひとりに丁寧に感謝の言葉をかけていた。集まった募金は「日本赤十字社」を通して寄付され、さらに本作からトートバッグ5,000個、Tシャツ300枚が、中央区を通じて被災地に送られる。『ランウェイ☆ビート』は一部の映画館をのぞいて全国にて公開中。■関連作品:ランウェイ☆ビート 2011年3月19日より全国にて公開© 2011「ランウェイ☆ビート」製作委員会■関連記事:ファッション×青春!『ランウェイ☆ビート』スタッフTシャツを3名様プレゼントシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第12回)ガーリー服が似合うオシャレ男優は?瀬戸康史、神戸コレクションのランウェイに緊張!ファンモンの熱唱に観衆大熱狂瀬戸康史天才的デザインセンスを持つ役に「運命と言っていい」自分を変えるファッションショー!『ランウェイ☆ビート』試写会に10組20名様ご招待
2011年03月22日東京国立近代美術館で3月8日(火)より2か月にわたって開催される「生誕100周年 岡本太郎展」の開会式が3月7日(月)に同所で行われ、現在、NHKで放送中のドラマ「TAROの塔」に出演中の常盤貴子がテープカットのために特別ゲストとして来場した。大阪万博のシンボル「太陽の塔」をはじめとして、数々の傑作と「芸術は爆発だ!」などの名言を残した芸術家・岡本太郎の生誕100年を記念して製作されたドラマでは、松尾スズキを太郎役に迎え、様々な葛藤や出会いを経て、彼が太陽の塔を完成させるまでの軌跡を描く。常盤さんは、公私にわたる太郎のパートナー、敏子を演じている。常盤さんは艶めかしい着物姿で登場。ドラマに出演する以前の太郎の印象を尋ねられると「面白い人と思ってました」と告白。だが、ドラマへの出演を経て「いまでは、日本で一番、太郎さんのことが好きな自信があります」と笑顔で語った。今回の「岡本太郎展」をひと足早く鑑賞したという常盤さんだが、鑑賞を控えた観客を前に「最初からすごいです!」と興奮気味に予告し、「見るだけでなく芸術してください!」と呼びかけた。さらに今回、ドラマに出演してみて、太郎と敏子の関係性について「どちらかが欠けていても、いま私たちが知っている岡本太郎は存在しなかったと思います。ものを作る人にとっては、そばに敏子のような人がいたら毎日頑張れるだろうと思います」と強い愛着を込めて語った。「生誕100周年 岡本太郎展」は3月8日(火)より5月8日(日)まで東京国立近代美術館で開催。ドラマ「TAROの塔」はNHKにて全4回にわたり放送中。
2011年03月07日伝説の芸術家・岡本太郎の生涯を初めて映像化するNHK土曜ドラマ「TAROの塔」の完成試写会が2月17日(木)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主人公・太郎を演じた松尾スズキをはじめ、常盤貴子(平野敏子役)、田辺誠一(岡本一平役)、寺島しのぶ(岡本かの子役)が役柄への思いや撮影の裏話を語った。岡本太郎の生誕100年を記念し企画された本作。18歳で単身パリに留学し、最先端のアートに触れて学んだ後、戦後の焼け野原で創作活動を始めた太郎が、その代表作となる巨大オブジェ「太陽の塔」を完成させるまでの姿を軸に、太郎とその家族、そして秘書にして後に養女となった敏子の生き様をエネルギッシュに描く。多くの関係者への徹底取材、膨大な資料から得た“新しい発見”をドラマとして再構築。稀代のアーティスト・岡本太郎の実像に迫る意欲作だ。松尾さんは「いい意味でポップじゃない、ゴツゴツした手触りで見終わった後にグッとくる。太郎さんも『芸術はきれいであってはいけない、心地よくあってはいけない』と言っていたが、その通りのドラマになった」。自身が演じた太郎については「奇天烈なイメージが強いが、そうすることで周りとの距離を取っていたのでは。とても孤独な人だったと思うし、今回演じたことでその思いはより強いものになった」と語った。それだけに演じる際は、岡本太郎という偉人のイメージと実像のはざまで悩んだのだとか。「岡本さんの“対極主義”って言葉を思い出して、じゃあ2つの岡本太郎をぶつけ合うことでエネルギーを発散させようと。昔テレビでやっていた『芸術は爆発だ!』のCMもめっちゃ鏡の前で真似しましたね(場内笑い)」と役作りをふり返った。常盤さんも「パブリックイメージと素顔…。敏子さんの資料を読めば読むほど、自分で折り合いをつけるのが難しかった。今も正解かどうかはわかりませんし」と実在の人物を演じる難しさを吐露。意識したのは「秘書として養女として、いかに太郎さんの後ろに隠れていられるか」だったといい、女優として新境地となったようだ。撮影現場には岡本太郎が生み出したオブジェの実物が運び込まれ「本物との共演で、エネルギーをもらいました」と語った。一方、田辺さんは太郎の父親・一平を演じ「ご本人に失礼がないよう、いろんなことを考えながら演じました。当時のエネルギーや熱気を感じるドラマで、正直すごいものができたと思います」と自信のコメント。太郎の母親・かの子を演じる寺島さんは「そのまんまを演じることは絶対できないわけで、リスペクトしつつ、自分なりのかの子像を作った」とこちらも実在したご本人への思いを大切にした様子。同時にアドリブを織り込む場面もあったといい「台本には(幼少期の)太郎の顔を赤く塗る予定だったが、急に自分の顔を塗りたくなってしまって(笑)。一発勝負でしたがアーティスティックな仕上がりで…」と自画自賛だった。「TAROの塔」は2月26日(土)より、NHK総合にて毎週土曜日21:00より放送開始(全4回)。
2011年02月17日宮崎あおいに堀北真希など、いまをときめく女優を輩出してきた人気ドラマ「ケータイ刑事」シリーズ。劇場版第3作では、銭形海(六代目)、命(七代目)、結(八代目)の三姉妹が競演を果たすのに加え、『ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!〜パンドラの箱の秘密』というタイトル通り、本物のモーニング娘。のメンバーが出演している。バスの中から忽然と消えたモーニング娘。と命の行方は――?三姉妹を演じた大政絢、岡本あずさ、岡本杏理が揃ってインタビューに登場!本物の姉妹のような3人が、映画ならではの見どころから撮影秘話までたっぷりと語ってくれた。――TVシリーズではもちろん、今回の映画でも3人それぞれ、違った個性を発揮してくれますが、海、命、結それぞれのキャラクターの見どころは?大政:私は名前の通り、海に関するテーマが多いですね。実際、ドラマの第1話も海から出て来ましたし(笑)。あずさ:私はドラマでは、中学の頃からやってたサックスを吹かせてもらいました。そういう音楽の部分に加えて、自転車に乗ったりとアクティブなところが特徴ですね。映画では私ひとりだけさらわれてしまうんですが(笑)、それも冒険心あふれる命だからこそ!アクティブ&冒険が命のテーマです。杏理:名前が“結”ということで髪の毛を結んでるんです。ドラマの方では、相棒の方に対して今ドキの言葉を使うシーンもありますよ!――そんな個性的な3人が一緒に見られるのがこの映画の特徴。では、今回の映画で3人一緒だからこそ気を付けたことは?大政:掛け合いが多いのでそこは大事にしましたね。息が合わないと姉妹に見えないので、本番前に練習したり…。あずさ:でも、元々、3人ともプライベートでも仲が良いので、そこは結構自然にうまくいきました。杏理:ラスト近くのシーンで3人で楽しく話すシーンがあるんですが、そこはアドリブを入れたりしながらすごく自然に楽しめましたね。私は「マジで?」とか言うところもあって(笑)。――以前から仲が良いということですが、共演してみてお互いにこれまでと違う一面が見えたりは…?大政:でも本当に2か月に一度は会ってるので、もう十分に知ってるんですよね(笑)。杏理ちゃんは小学生の頃から知ってるし…。だから新たな一面を発見というよりも落ち着いて、気を遣わずにいられた。あずさ:2か月に一回のペースで会ってるけど、会うたびに絢ちゃんが大人っぽくなって変わっていくんですよ(笑)。お姉ちゃんという感じは以前からだけど、どんどんお姉ちゃんになっていくのでついて行きたいって気持ちは増しました。杏理ちゃんはすごく大人っぽくなっていくんですが、毎回どこか抜けてて(笑)、すごく安心しました。杏理:初めての現場で緊張してたけど、いつも知っている2人ということでリラックスできてよかったです。同じ「銭形」を演じるということ本当にいろんなことを学ばせてもらいました。――現場で楽しかったエピソードは?大政:毎回、アドリブが多くてどのシーンも傑作に思えてくる。本にない新しいことが生まれるのが「ケータイ」だなぁって。本当にすごいんですよ!金剛地(武志)さんと大堀(こういち)さんが次々とアドリブを繰り出していって、大堀さんが負けて、止まってしまったり。杏理:みなさんがアドリブすると笑いをこらえるのが大変で「早くカットかけて!」って。一度、ドラマの方の撮影でカットが掛かる前に笑ってしまったことがありました。――そして今回はモーニング娘。との共演が!みなさんが小学生の頃から大人気のアイドルですよね?大政:小学生のとき、TVで見てましたよ。周りもみんな大好きで。その方々と共演できるってすごく嬉しかったです。あずさ:小学校低学年のときからファンで、カードやブロマイドまで持ってました。カラオケ行ったらシメはみんなで「LOVEマシーン」で(笑)。だから共演できるって聞いて感激でした!みなさん、実際に会ったら気さくな方たちで優しかったです。杏理:私もTVで見てました。高橋(愛)さんに「(あずささん、杏理さんが出演したドラマ)『恋とオシャレと男のコ』見てたよ」って言われて感激でした!――では、最後に映画の見どころを!大政:刑事モノなのにどこか抜けてます(笑)。初めて観る方でも楽しめるのでぜひ!あずさ:高校生が刑事っていうのが新鮮だと思います。逮捕前の口上を3人で声を揃えて言うところを見てください。杏理:決めゼリフがたくさんあるので、知っている人はどこで来るかお楽しみに。初めて観る方にはぜひ真似してほしいです!■関連作品:ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!〜パンドラの箱の秘密 2011年2月5日池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2011 ケータイ刑事 THE MOVIE 3 製作委員会■関連記事:『ケータイ刑事』サプライズ卒業式に大政絢、こらえつつも…涙、涙!大政絢インタビュー「仕事で泣きそうになること?ある…けど我慢してます(笑)!」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第9回) 来年ブレイクしそうな俳優は?映画版『ケータイ刑事』に大政絢ら歴代ヒロイン3人!モーニング娘。も本人役で出演
2011年02月15日Aメロ、Bメロをすっ飛ばして、いきなり“サビ”から入る極端で個性的な男女を描いたオムニバス『サビ男サビ女』が1月15日(土)に公開初日を迎え、桜庭ななみ、中村蒼、友近、お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコと白鳥久美子が東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で舞台挨拶に登壇した。何事も励まさずにはいられない女子大生(桜庭さん)の奮闘を描く「ハゲマシガールズ」、地味な高校生(中村さん)が写真部部長の美少女に近づくため、女装に挑む「Boy?meets girl.」、電力会社にクレームをつける独身女(友近さん)と、苦情処理責任者のバトルを描く「くれえむないと!」、そして行き場のないリストラ男を次々と自宅に連れ帰ってしまう主婦(小泉今日子)の日常劇「せびろやしき」の4本仕立てで贈るショートムービー。桜庭さんは「台本を読んだときは、どういう風になるんだろうって思っていたんですが、予想を超える面白さの映画になった。冬の寒さを吹き飛ばしてくれるはず」と笑顔でアピール。映画の中では川村さん、白鳥さんと共に奇妙な“肉食ダンス”も披露し「コメディ演技も楽しかったです」と新境地の開拓に満足そうな表情だった。一方、人生初の舞台挨拶に緊張した川村さんは開口一番「こんじつは」と挨拶。“こんにちは”と“本日は”がミックスされた斬新な(?)第一声で会場を笑いに包み、それに釣られた白鳥さんも“レッスン”と“練習”が混じってしまい、「ダンスのレッ習は大変だった」と爆笑を誘った。女装に初チャレンジの中村さんは「気持ち悪くて、最悪ですよ」と自分の“美貌”に厳しい採点。しかし、自宅で自ら腕や足など脱毛処理したといい「ツルツルになって気持ちよかったです」と実は新たな一面に開眼してしまった?友近さんも「すっごくかわいい。声も仕草も女性以上に女性らしい」と太鼓判を押していた。その友近さんは「普段から『これはおかしい』と思ったら、バンバン言うタイプなんで。文句じゃないんですよ!あくまで世直しのつもりなので(笑)。だから役作りはあまりしていない」とあくまで自然体。とはいえ、劇中では“お色気シーン”もあり、「ダイエットしたしたと言っても、こんな大きなスクリーンだと恥ずかしくって」と恐縮しきりだった。『サビ男サビ女』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:サビ男サビ女 2011年1月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 「サビ男サビ女」製作委員会
2011年01月15日桜庭ななみが12月18日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー2で行われた、ヒロインを務める映画『最後の忠臣蔵』の初日舞台挨拶に、主演の役所広司、佐藤浩市らと出席。感極まって号泣した。赤穂浪士の中で死を許されず、生きて使命を受けた武士・瀬尾孫左衛門(役所さん)が、大石内蔵助の隠し子・可音(桜庭さん)を大切に育て上げていく歳月を描く物語。初日を祝って、サプライズでキャスト陣それぞれに宛てて手紙が読み上げられ、桜庭さんには「ある人から」としてメッセージが紹介された。現在18歳、撮影当時17歳で時代劇初挑戦となった桜庭さんの奮闘に「ずいぶんと年の離れた大人たちの中で、誰ひとり同年代の友達もなく、緊張と孤独に打ち震え、暗闇を手探りで進んでいこうとしている君の姿は…」と称える言葉が続くと、桜庭さんは大粒の涙をポロポロ。最後に手紙の差出人が、この日も同席している杉田成道監督から、と知ると、右手で顔を覆って号泣した。そのまま泣きじゃくりながら「オーディションのときは、ただ台本を読んで絶対落ちたと思った。撮影に入る前、1か月くらいリハーサルをやってくださり、1シーン、1シーン丁寧に教えていただきました。誕生日(10月17日)も夜中11時くらいまでやって『このヤロー』って思ったんですけど」。素直な言葉に、キャスト陣と杉田監督は爆笑。桜庭さんは「こうやって初日を迎えられて、拍手をいただけると、本当に監督のお陰だなって」と感謝の弁を述べた。杉田監督は「私はそういう立場なので、全員にどう思われても何とも思いません」と顔をくしゃくしゃにして苦笑い。役所さんは、桜庭さんに「鼻をフンとしなさい」と言ってハンカチを手渡し「こんなベタな演出が用意されているとは知らず、ビックリです。さすが杉田組だなぁ」と感心。会場の笑いを誘っていた。『最後の忠臣蔵』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:最後の忠臣蔵 2010年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会■関連記事:桜庭ななみクリスマスは「友達と集まろうとか話してます(笑)」『最後の忠臣蔵』役所広司インタビュー“生かされた男”の矜持を語る『最後の忠臣蔵』リアリティを追及し世界文化遺産でも撮影敢行!役所広司&佐藤浩市で描かれる“その後”『最後の忠臣蔵』試写会に50組100名様ご招待役所広司&桜庭ななみ、『最後の忠臣蔵』ハリウッド試写盛況で笑顔マシ・オカも出席
2010年12月18日