「ナイト・ドクター」の最終回が9月13日放送。大きな成長を遂げた岸優太演じる深澤に数多くの反応が集まるとともに、波瑠演じる美月との恋の“その後”が知りたいという視聴者からの声も多数。SNS上には続編を期待する声が次々と投稿され続けている。医師の働き方改革のため設立された夜間救急専門のチーム「ナイト・ドクター」に集った、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちの青春群像を描いてきた本作。昼夜完全交代制を試験的に導入した「あさひ海浜病院」でナイト・ドクターとなった朝倉美月に波瑠さん。美月とは以前同じ救急にいた先輩医師の成瀬暁人に田中圭。ナイト・ドクターとなって大きな成長を遂げた深澤新に岸さん。経営を学びながらナイト・ドクターも続ける桜庭瞬に北村匠海。頭の回転が早く、医師としての責任感も兼ね備えている高岡幸保に岡崎紗絵。ナイト・ドクターを立ち上げるにあたりニューヨークから呼び戻された本郷亨に沢村一樹。深澤の妹で入院している心美には原菜乃華。心美の彼氏である岡本勇馬に宮世琉弥。あさひ海浜病院院長の八雲徳人に小野武彦。桜庭の母親であさひ海浜病院を含む柏桜会会長でもある麗子に真矢ミキといったキャストが出演。一ノ瀬颯、櫻井海音、梶原善らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回ではあさひ海浜病院のナイト・ドクターチームが解散することに。ショックを受ける美月たちだが、本郷は“ナイト・ドクター施行後も救命救急センターは赤字続きだが、病院全体では大きな利益につながっている、この制度をさらに普及させるため、全国の柏桜会グループの主要病院でもナイト・ドクター施行が決まった”と続け、5人に主要病院で各々働いてもらい、現地スタッフにナイト・ドクターのノウハウや信念を伝えて欲しいと提案する。その夜は3件の事故が同時に発生、さらに桜庭も院内のトイレで倒れている患者を発見。それぞれが1人で患者を命を救うため全力を尽くす…そして5人は本郷の提案を受け入れる決意を固め、それぞれの道を歩み出すというストーリーが展開。現場で患者の足を切断する決断をし、1人でそれを実行するまでに成長した深澤に「1人で処置してるときの深澤先生かっこよかった」「深澤先生の足切断の判断と覚悟のシーンは、チキンやハムスターではなく完全に1人のナイトドクターだった」といった賛辞が送られるとともに「深澤先生の成長する姿には、岸くん自身の沢山の経験や大切な出会いが映し出されてるんだな」「深澤先生も岸くんもたくさん成長出来たドラマだった」と演じた岸さん自身の成長に触れたツイートも多数。一方「深澤先生と美月先生の恋の行方どーなったの?」「美月先生への恋心はどうなったのかな?みんなバラバラってやっぱり寂しいな」「深澤先生と美月ちゃんの恋は?気になるので続編希望です」といった美月と深澤のラブストーリーの“その後”が知りたいという視聴者も。また「朝倉のお母さんが桜庭のドナーだって言うのは浅倉本人にはまだ明らかになってないよね、、?続編やると思うな~」と、美月と桜庭の関係性について触れ、2人の“その後”が気になるという反応もあり、SNS上では「成長した5人が再結集した続編を是非よろしくお願いします」「未来のためバラバラになった5人がまた一緒に活躍出来る日を楽しみにしています!」「また5人で一緒にナイトドクターしてほしい 続編かスペシャルお待ちしてます」など続編希望の声が続出中だ。(笠緒)
2021年09月14日波瑠主演「ナイト・ドクター」の10話が9月6日放送。岸優太演じる深澤に「オペ手伝ってる」「頼もしくなって」など、その成長ぶりに感動の声が上がり、さらに本郷から“任命”された“節電隊長”がトレンド入りを果たす注目ぶりとなっている。昼夜完全交代制を試験的に導入した「あさひ海浜病院」で、夜間救急を担うナイト・ドクターとなった年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちの青春群像を描く本作。キャストは「いつでも、どんな患者でも絶対に受け入れる」という強い信念を持ちナイト・ドクターとなった朝倉美月に波瑠さん。かつて美月と共に働いた経験があり、脳外科の研修にも参加している成瀬暁人に田中圭。入院中の妹がいる深澤新に岸優太。心臓を移植された過去を持つ桜庭瞬に北村匠海。以前はハイスペック男子と付き合っていた高岡幸保に岡崎紗絵。ナイト・ドクターの指導医である本郷亨に沢村一樹といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。星崎比呂(泉澤祐希)から胸部大動脈解離が疑われる男性の収容依頼を受ける美月だが、男性は発症から2時間以上経過しており、本郷は美月に断るよう告げる。星崎が連絡している場所からでは搬送中に患者の命がなくなってしまう…本郷の判断に美月も従わざるを得なかった。さらに高所転落による女性の受け入れ依頼が。女性はすでに予断が許さなれない状態で本郷は15分以内に運べるかと美月に促す。救急隊員に尋ねると可能と答えたため本郷は受け入れを許可したが、女性は搬送時間をオーバーして病院に到着。女性の命を取り留めることは出来ず…というのが10話の展開。冒頭で深澤が搬送された患者の処置を行うシーンが放送されると「深澤先生がオペ用のガウン着て、オペ手伝ってる」「ううううう深澤先生も手術着きて処置してるかっこいい」「深澤先生頼もしくなってやがる」「いつの間にそんなに成長したのぉー!!!!」など、深澤の成長ぶりに感動の声が上がる。その翌日、台風が迫るなかであさひ海浜病院一帯が大規模停電になってしまう。多少時間がかかったものの自家発電に切り替わるあさひ海浜病院。「これで安心ですね」と言う深澤に、本郷は「うちの自家発電の燃料は持って3日」と返答。深澤を“節電隊長”に任命、院内中の節電を命じる。「何が節電隊長だよ、ただのパシりだろ」と文句を言いながら院内を駆けまわることになる深澤。だが、それが後々、周辺の病院や自宅で電源が必要な医療機器を使用している多くの患者を受け入れ混乱するなか、役立つことになる。この展開に「チキンからハムスターから節電隊長になった深澤先生」「節電隊長で院内を走り回ったからこそ二階の廊下の存在に気づけたか、よくやったぞ」などの反応も多数。さらに“節電隊長”はトレンド入りも果たすことに。深澤の大きな成長が見られた今回のエピソードだが、ラストでは本郷からナイト・ドクターの解散が告げられる…この展開に「感動してたのに…嘘でしょ 解散しないで欲しい」「来週が気になる。解散だなんて嘘だよね」「絶対に続編やってね!解散はしないでね!絶対に」など、視聴者の間にも動揺が走っている模様だ。(笠緒)
2021年09月07日アイドルグループ・King & Prince(平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岸優太、神宮寺勇太)が出演する、UHA味覚糖「ぷっちょ」の新CM「犯人さがし ぷっちょボール」編、「犯人さがし ぷっちょぶどう」編が、11日より放送される。新CMでは、King & Prince のメンバーしかいないはずの楽屋から忽然と消えてしまった 「ぷっちょボール」と「ぷっちょスティック すっきりぶどう」を探すため聞き込み捜査に乗り出す、刑事役の平野とバディの永瀬。蕎麦屋の岸、ストリートミュージシャンの高橋、容疑者として取り調べを受ける神宮寺が登場するも、その行方がわからずにいると、“犯人”は永瀬だったというストーリーになっている。消えた「ぷっちょ」の真相が永瀬にあることが判明し、平野が永瀬を追いかけるシーンの撮影では、監督の「よーい、スタート!」の声とともに、逃げる永瀬、追う平野という白熱のバトルが繰り広げられる。本気モードで逃げ回る永瀬に、平野は、高橋、岸、神宮寺に加勢してもらい対抗。追い詰められた永瀬だったが、つかまれた手を振り払って脱出に成功。「逃げ切っちゃった!」と勝利宣言が飛び出したところで「はい、カット!」と監督の声が。実はこのシーン、最後は永瀬が平野に「逮捕」されなければならなかったのだ。「なんで逃げ切ってるの!」と息を切らして床に倒れ込んだメンバーたちは大爆笑。そのあと、再び撮影に臨んだ。また新CMで、刑事の聞き込み捜査に協力する蕎麦屋の出前持ち役として、作務衣に小判帽という出で立ちで登場する岸。大のそば好きということでこの配役が決まったそうで、「岸くん、その恰好似合うね!」と平野が絶賛すると、岸は「ありがとう! 本当に嬉しい!」と大喜び。 すると平野は岸の顔をまじまじと見はじめ、「あれ? ぷっちょみたいな顔にも見えてきた……」と突然のむちゃ振りをする。それに対し、「ぷちぷちのグミ入り?」とCM中の(高橋の)セリフを引用して岸が見事に返し、平野が大爆笑するなど、撮影は和気あいあいとした楽しい雰囲気で進んでいた。
2021年09月01日「撮影現場での波瑠さん(30)は真剣そのもの。共演者の岸優太さん(25)が、『怒っているのかと思った』と勘違いするほどの集中力です(笑)」(映像制作関係者)主演を務める月9『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)で、夜間勤務専門の救命医を好演中の波瑠。同作は現在放送されている第8話までの平均視聴率は、11%を超えている。波瑠は’15年に連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)でヒロインに抜擢され、女優人生が変わったという。「演技力はもちろんのこと、体力的にも、精神的にも鍛えられたそうです。1年間にわたり、早朝から深夜まで撮影が続くこともある朝ドラのロケを経験したことで、波瑠さんが連ドラの撮影で不満を漏らすことはほとんどないみたいです。また、波瑠さんは朝ドラの撮影直後にブログで、人間不信になり、女優をやめたいと考えたことを告白しました。その後、『人生の中の特別な試練だった』と言って困難を乗り越えたことも明かしています」(テレビ局関係者)波瑠の女優としての力は、数字という形で表れているとテレビ局関係者は続ける。「近年、テレビの視聴率が減少。そんななかで平均視聴率12%台に届くドラマは1クールに2〜3本あるかないか。ですが波瑠さんが刑事を演じた’18年の主演ドラマ『未解決の女』(テレビ朝日系)は12.9%。’20年のシーズン2でも12.6%と高視聴率を記録しました。彼女は、主に“お仕事もの”ドラマで存在感を増していますね。こうした理由から、キャスティングに名前が挙がりやすいんです」■新視聴率女王に戦々恐々とした“失敗しない”女優そんな波瑠の活躍に、ある大物女優が戦々恐々としているという。「それは米倉涼子さん(46)です。米倉さんは今秋にシーズン7が始まる『ドクターX』や、『リーガルV』(ともにテレビ朝日系)など主演作が軒並み高視聴率を叩き出す連ドラの女王。波瑠さんはそんな彼女に対抗できる連ドラ新女王と期待されていますよ。“職業もの”ドラマで高評価されていることや、芯が強く人に媚びない人柄など共通点があり、比べられやすいんでしょう。波瑠さんの勢いは止まらず、来年1月クールのドラマでも主演に内定しているみたいです」(前出・映像制作関係者)6月1日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、「(30代では)視野を広げつつ、新たな節目を迎えられたらなって思います」と語っていた波瑠。これからの10年が、女優人生のさらなる“ハル”となるかーー。
2021年08月26日ケムリ研究室vol.2『砂の女』が8月22日(日)、シアタートラムにて開幕する。ケムリ研究室はケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)と緒川たまきが立ち上げたユニット。その一作目、昨年9月に上演された『ベイジルタウンの女神」は緒川演じるお金持ちの女社長がふとしたきっかけから貧民街で暮らすことになり、そこで新たな出会いを経験し、やがて街のために立ち上がるという極上のコメディだった。ユニット立ち上げの際、KERAが「作風は公演ごとにバラバラになると思う」と語っていたとおり、彼らが2作目に選んだのは安部公房『砂の女』。昆虫採集のために砂丘へ出かけた男が、砂に埋もれた一軒家に住まう女と出会う。男はそこからの脱出を試みるが、村の人々の邪魔もありなかなか抜け出せない、という物語。女を岸田今日子が演じた1964年の映画が印象深い。「安部公房氏の長編小説『砂の女』が、読者のその後の空想の中で自由に育ち続けているように、ケムリ研究室による舞台『砂の女』もまた、妄想と実験精神たくましく育てあげる所存です」とコメントを出していたケムリ研究室のふたり。公演に先立ち、6月には緒川による原作小説のリーディング、主宰ふたりによるトークのイベントも開催。そんなふうにして制作過程も開示しつつ、地道に丁寧に練り上げてきた作品をようやく目にすることができる。女は緒川たまき、そして男には『ベイジルタウンの女神』をはじめ、KERA作品に多数出演している仲村トオルが扮する。その他、オクイシュージ、武谷公雄、吉増裕士、廣川三憲が共演に名を連ねる。この骨太なキャストたちがあの砂にまみれた世界をどのように表現していくのか、どんな演出と美術であの空気が再現されるのか。閉塞感にからめとられそうな2021年の夏、うだるような暑い陽射しの中を劇場に向かった記憶ごと、忘れられない作品になりそうだ。文:釣木文恵ケムリ研究室no.2『砂の女』原作:安部公房上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ音楽・演奏:上野洋子振付:小野寺修二出演:緒川たまき / 仲村トオルオクイシュージ / 武谷公雄 / 吉増裕士 / 廣川三憲
2021年08月20日アイドルグループ・King & Princeの岸優太が、28日発売のファッション誌『with』8月号(講談社)Special Editionの表紙に登場する。デビュー3周年を迎え、鮮やかな飛躍を遂げているKing & Prince。そのリーダーとして注目を集める岸が今回、同誌でのソロ初表紙を飾る。グループではすでに4回にわたり表紙に登場し、そのたびに話題をさらってきたが、記念すべき単独初の表紙となる今号では、岸の美しさをストレートに表現することを意識し撮影を進行。まっすぐな眼差しが印象的な、麗しい表情のカットが表紙に決定した。取材が行われたのは、21日にスタートしたドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系 毎週月曜21:00〜)の撮影など多忙をきわめる時期。それにもかかわらず、現場での岸は穏やかでニュートラル。シチュエーションに合わせてスイッチを切り替えながら真剣にカメラに向き合い、表現力の高さを感じさせた。最初のシーンは、ベッドでのカットから。岸はベッドに吸い込まれるようにゴロンと横たわるとニッコリ。少し眠たげな“きゅん間違いなし”の表情にも注目だ。また別のカットでは、小道具に用意した揚げパンをおいしそうにパクッとかじり最高の表情に。撮影後「じゃあ、次のカットへ」とスタッフがパンを預かろうとすると「これ、いただいちゃっていいっすか? いただいちゃいます!」と口いっぱいに頬張ると、口のまわりのきなこと格闘しながら完食。 岸らしい優しい空気が流れる中、そのカットを終えた。さらに、読者から寄せられた質問にも回答。あたたかな人柄とチャーミングな個性が随所にあふれ出る、ユニークな回答の数々に「岸優太感」が満載。そして、仕事への真摯な姿勢やグループへの思いが濃厚に感じられるインタビューも掲載されている。
2021年06月24日ケムリ研究室no.2 『砂の女』のビジュアルと公演詳細が発表された。2020年、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)と、女優・緒川たまきが結成した演劇ユニット「ケムリ研究室」。2020年大好評を博した旗揚げ公演『ベイジルタウンの女神』に続き、8月22日()日よりシアタートラムほかにて、第二回公演『砂の女』が上演される。舞台『砂の女』は、1962年安部公房により書き下ろされた小説「砂の女」を原作とし、KERAが上演台本と演出を担当、緒川たまきはじめ、仲村トオル、オクイシュージ、武谷公雄、吉増裕士、廣川三憲、といった実力派俳優が顔を揃えてこの作品に挑むとあって、演劇ファンの大きな期待をあつめている。砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、ある女と関わることによって、とめどない砂に埋もれゆく家に閉じ込められるという、一見奇想天外な設定でありながら、普遍的でリアルな肌触りが迫りくる、この稀代の名作が、ケムリ研究室の“実験”によって、いかなる変化を遂げるのか。チケットは東京・シアタートラム、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールともに、7月17日(土)に一般発売を予定している。なお、6月10日より、主催のキューブのメルマガ会員「cubit club plus」での最速先行申し込みがスタートする。詳しくはcubit club plusオフィシャルサイト( )にて。その後、各プレイガイドでの先行販売も予定されている。また、明日6月11日(金)には公演に先駆けて、LOFT9 shibuyaにて、「ケムリ研究室『砂の女』を研究する〜リーディング&トーク〜」も開催される。緒川による小説『砂の女』の一部抜粋リーディング、KERAと緒川とで『砂の女』について語り合うトークとを織り交ぜながらお届けする研究会となる。配信チケットはアーカイブ視聴ありで販売中。■公演概要ケムリ研究室no.2『砂の女』原作:安部公房上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ音楽・演奏:上野洋子振付:小野寺修二出演:緒川たまき仲村トオルオクイシュージ武谷公雄吉増裕士廣川三憲【東京公演】2021年8月22日(日)〜9月5日(日)シアタートラム<料金>チケット料金:8,800円(前売当日共/全席指定・税込)学生割引券★:5,500円(チケットぴあ前売のみ取扱・税込)チケット一般発売=7月17日(土)企画協力:ラウダ協力:KITTOヘリンボーンダックスープ公演の最新情報はこちら: お問い合わせ:キューブ03-5485-2252(平日12:00〜17:00)企画・製作:キューブ【兵庫公演】2021年9月9日(木)〜9月10日(金) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット料金:A席8,500円 B席5,500円(全席指定・税込)チケット一般発売日:7月17日(土)お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255 (10:00-17:00月曜休み※祝日の場合翌日休み)主催:キューブ/兵庫県/兵庫県立芸術文化センター協力:リコモーション東京・兵庫公演cubit club plus 最速先行受付プレオーダー受付期間:6月10日(木)12:00~6月21日(月)12:00詳細: ■6月11日イベント概要ケムリ研究室『砂の女』を研究する〜リーディング&トーク〜6月11日(金) OPEN 17:00 / START 17:30 (END 19:30〜20:00予定)LOFT9 Shibuya出演:緒川たまき、ケラリーノ・サンドロヴィッチ会場チケット:前売3,000円 / 当日3,500円(+ドリンク代)70席限定配信チケット:2,000円*6月20日(日)23:59までアーカイブ配信あり詳細はこちら: お問い合わせ:LOFT9 Shibuya03-5784-1239企画・製作=ケムリ研究室
2021年06月10日アイドルグループ・King & Princeの岸優太が出演する、三和・SERAO「38 colors mask」の新CM「マスクを、着こなせ。」が、3日より放送されている。新CMでは、「朝の身支度」「おうち時間」「お買い物」「夏祭り」「待ち合わせ」「お出かけ前」など6つのライフスタイルシーンを再現したセットで、それぞれのシチュエーションにおける「38 colors mask」を取り入れた岸が登場。アコースティックギターを弾いたり、夏祭りで浴衣を着たり、さまざまな姿を見ることができる。○■岸優太インタビュー――「38 colors mask」の第一印象はいかがですか?ファッションに合うマスクは今までなかったのではないでしょうか? その点、今回のSERAO「38 colors mask」はビビットなカラーだけじゃなくて、和の柄だったり、鮮やかな色、シンプルな色などがあって、洋服に合わせやすかったり、さまざまなシチュエーションに合わせやすかったりするので、おしゃれの新時代という感じですね!――着け心地はいかがですか?素材がコットンなので肌触りが最高です! 縦にも伸びて、それぞれの顔の形にもしっかりフィットすると思います!――今回、King & Princeというグループではなく、お1人でCMに出演するのは初めてです。どのようなお気持ちですか。ソロでの初めてのCMのお仕事ということで、一生忘れないと思います!――King & Princeの他のメンバーに勧めたいカラーや柄はありますか?メンバーカラーのイメージがあるんですよ。(平野)紫耀だったら赤、神宮寺(勇太)だったらブルーとか。(永瀬)廉だったら黒、(高橋)海人だったら黄色、僕だったら紫、メンバーカラーで揃えたいですよね。――ファンの皆様にむけて一言メッセージをお願いします。マスクをおしゃれしている女性はグッとくるものがあります! (「38 colors mask」は)老若男女楽しめておしゃれできるマスクとなっていますので、 是非一緒に「38 colors mask」でおしゃれしちゃいましょう! おしゃれマスク男子に今日からなります! 是非楽しみにしていてください。皆さんも一緒になりましょう!
2021年06月04日アイドルグループ『King & Prince』のメンバー、岸優太さんがイメージキャラクターを務めるSERAO『38 colors mask』の新テレビCMが、2021年6月3日からオンエアされます。岸優太さんにとって、今回が初めてのソロCM撮影。「ソロでの初めてのCMのお仕事ということで、一生忘れないと思います!」とコメントするなど、ソロでの撮影を満喫した様子を見せています。岸優太、CMで6つのライフスタイルシーンを再現洗えて繰り返し使うことができるだけでなく、38色という豊富な色展開でも話題の『38 colors mask』。『マスクを、着こなせ』をキャッチコピーに、服を選ぶように、日常のさまざまなシーンにあわせたマスク選びができます。CMでは、『朝の身支度』『おうち時間』『お買い物』『夏祭り』『待ち合わせ』『お出かけ前』などの6つのライフスタイルシーンを再現。それぞれのシチュエーションにおける『38 colors mask』を取り入れた岸優太さんが登場します。岸優太、初CMを終えてのコメントQ:SERAO『38 colors mask』の第一印象ファッションに合うマスクは今までなかったのではないでしょうか?その点、今回のSERAO『38 colors mask』はビビットなカラーだけじゃなくて、和の柄だったり、鮮やかな色、シンプルな色などがあって、洋服に合わせやすかったり、さまざまなシチュエーションに合わせやすかったりするので、お洒落の新時代という感じですね!Q:SERAO『38 colors mask』の着け心地素材がコットンなので肌触りが最高です!縦にも伸びて、それぞれの顔の形にもしっかりフィットすると思います!Q:King & Prince というグループではなく、1人でのCMに出演に対する気持ちソロでの初めてのCMのお仕事ということで、一生忘れないと思います!Q:King & Prince のほかのメンバーに勧めたいカラーや柄はメンバーカラーのイメージがあるんですよ。(平野)紫耀だったら赤、神宮寺(勇太)だったらブルーとか。(永瀬)廉だったら黒、(髙橋)海人だったら黄色、僕だったら紫、メンバーカラーでそろえたいですよね。Q:ファンに向けたメッセージマスクをお洒落している女性はグッとくるものがあります!(SERAO『38 colors mask』は)老若男女楽しめてお洒落できるマスクとなっていますので、ぜひ一緒にお洒落しちゃいましょう!CMは、同年6月3日から関東地域で放送を開始し、同月17日からは全国でも放送予定。[文・構成/grape編集部]
2021年06月03日King&Princeの岸優太・神宮寺勇太が2年連続で出演する舞台「DREAM BOYS」が12月10日、初日を前に報道陣にゲネプロを公開した。本作は2004年の滝沢秀明主演の「ドリームボーイズ」以来、ジャニーズでも数々の先輩が演じ継いできた。初演以来の作・構成・演出をしていたジャニー喜多川氏をエターナル・プロデューサーとしてクレジットし、昨年より演出協力をしていた堂本光一が本作では演出に就任。堂本光一がプロデュースした新曲も披露。その中で岸は登場するロープを自身の筋力だけで昇るアクロバットに挑戦した。囲み取材ではこの技について岸は「力岸(りきし)」と名付け笑いに包まれた。ロープに近づくと緊張すると言いながらも何度も稽古を詰んだので見てほしいと語った。劇中ではアクロバットだけではなく、登場人物の気持ちを表現しつつ、ダンサブルなシーンも増え、堂本光一らしさも入ったショーアップされた「DREAM BOYS」が完成した。取材で初日を迎える思いとして岸は「今まで当たり前と思っていたが、生でエンターテイメントを届けられることに感謝をしています。沢山の人に支えられてできるステージなので感謝を感じながらステージに立ちたいと思います。」神宮寺は、344日ぶりのパフォーマンスに驚きつつも「初日までも油断ができずこれからも油断ができない。岸の言う通り改めて今までが当たり前ではなかったということを感じています。」と述べた。また神宮寺は初日の本日もよりよいものをお客様に届けるために修正点が入ったことを暴露し、ジャニー喜多川氏と堂本光一が重なる部分があると思いを馳せた。今回始めての「DREAM BOYS」で岸の弟役を演じた美少年の那須は演出の堂本光一から役を演じているうえで気づかなかった盲点などの指摘をもらい、舞台の動きからや痛みの表現など細かい部分もレクチャーがあったことを披露。同じく美少年の岩崎大昇もミュージカル全てに通じる役を演じる上での大切さを学んだと同意した。「DREAM BOYS」は年明け2021年1月27日まで東京・帝国劇場で上演中。
2020年12月15日劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)と、妻で俳優の緒川たまきが、「ケムリ研究室」なるプロデュース・ユニットを旗揚げ。その第一回公演となる『ベイジルタウンの女神』が、9月13日(日)に開幕する。コロナ禍に揉まれた春、開幕寸前に公演中止となった『桜の園』の無念も記憶に新しいKERA。だからといって、歩みをゆるめる彼ではまるでない。KERA作品常連俳優陣によるコントムービーの製作や、あらゆる工夫をこらしたリーディングアクトの配信公演の敢行など、実に彼らしい創作のいくつかを観客に届けた。そんな彼の次なる一歩は、パートナーである緒川たまきとの連名で立ち上げる新ユニット「ケムリ研究室」の始動である。「ケムリ研究室」ロゴKERAの作品作りにはもはや欠かせない存在である緒川。出演者としてのみならず、作り手同士としての意見交換も大いに行われてきたという。そんな彼女が満を持して、共作者として操縦桿を握る本作。KERAのSNSを見ていると、その稽古が上演の実現に向けて、祈るように重ねられていることがわかる。稽古しながら上演が叶わないことの悔しさを、知っている人による言葉たちだ。その旗揚げ作は、KERAの書き下ろし新作『ベイジルタウンの女神』。仲村トオルや水野美紀、犬山イヌコら常連組と、吉岡里帆や松下洸平、高田聖子ら初参加組が入り乱れる布陣だ。山内圭哉や菅原永二、温水洋一ら、小劇場で磨き抜かれた個性派の参戦にもにんまりさせられる。もちろん、小野寺修二のステージングや、上田大樹による映像とのコラボレーションはここでも万全。始まりの予感と熟練の仕事が入り交じる舞台だ。9月22(火祝)18時の回は「PIA LIVE STREAM」での生配信が決定。本編休憩時間と終了後には、キャストによる座談会も予定されている。公演は9月27日(日)まで世田谷パブリックシアター。兵庫、北九州公演あり。文:小川志津子
2020年09月12日演劇界を牽引する劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と女優・緒川たまきが立ち上げたユニット「ケムリ研究室」の旗揚げ公演、新作『ベイジルタウンの女神』が、9月13日(日)より、世田谷パブリックシアターで初日を迎える。この度、本舞台の9月22日(火・祝)18時開演回(追加公演)が生中継配信されることが決定した。出演は、緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子など。新作ごとに異なる魅力を放つKERAの待望の新作とあって、チケットは争奪戦必至だ。この度の生中継配信は、コロナ禍の影響で今年既に2本の舞台の中止を経たKERAの「来場できない状況の方にもご観劇頂ける機会を」という思いが発端となった。配信は、「PIA LIVE STREAM」と「WOWOWオンデマンド」で視聴可能。「PIA LIVE STREAM」は、チケットぴあの購入ページより視聴チケットを購入し視聴。「PIA LIVE STREAM」配信では、公演生配信に加え、キャスト座談会映像を併せて収録配信予定だ。「WOWOWオンデマンド」は本編配信のみ、WOWOWの加入者対象の配信となる。「PIA LIVE STREAM」配信のチケットは、9月5日(土)より、チケットぴあ にて発売開始。なお、この日は、『ベイジルタウンの女神』東京公演の後半日程の一般チケット発売日であり、9月22日(火)の追加公演の劇場の観劇チケットもこの日に同時発売される。物語は、ふとした事から貧民街で暮らすことになった、俗世知らずの女社長を巡るロマンティック・コメディ。実力派のキャスト陣がどんな群像劇を繰り広げるのか。幅広い層の観客が楽しく笑えるコメディ作品になるとのことだが、「ケムリ研究室」が届ける笑顔の時間を、劇場で、それぞれの場所で、ひととき共有できればと思う。『ベイジルタウンの女神』9月22日(火・祝)18時開演公演中継生配信「PIA LIVE STREAM」※本編休憩時間&終了後にキャスト座談会付き(予定)予定キャスト・緒川たまき×仲村トオル×水野美紀・温水洋一×犬山イヌコ×高田聖子・山内圭哉×吉岡里帆×松下洸平視聴チケット料金:¥4,000(税込)※生配信のみ。アーカイブ視聴無し視聴チケット販売期:2020年9月5日(土)10:00〜9月22日(火・祝)19:30まで(要チケットぴあ会員登録)※公演の途中からご視聴頂く場合でも、巻き戻し再生はできませんので予めご了承ください。チケット販売ページ ※ご視聴方法、推奨環境、等詳細、お問い合わせにつきましては、 PIA LIVE STREAM( ) のページにてご確認ください。「WOWOWメンバーズオンデマンド」※本編生配信のみ。アーカイブ視聴無し詳細 ■『ベイジルタウンの女神』公演詳細情報ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』公演概要●スタッフ作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ振付:小野寺修二映像:上田大樹音楽:鈴木光介●キャスト緒川たまき、仲村トオル、水野美紀、山内圭哉、吉岡里帆、松下洸平、望月綾乃、大場みなみ、斉藤悠、渡邊絵理、荒悠平、高橋美帆、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子(※高橋美帆の「高」は、はしご高)公演日程【東京公演】9月13日(日)〜27日(日) 世田谷パブリックシアター※未就学児の入場はご遠慮ください。※車椅子でのご来場は事前にキューブまでご連絡ください。●チケット料金S席12,000円A席 8,800円学生割引席6000円●チケット一般発売日9/13(日)〜20(日)の公演→8/22(土)発売9/21(月)〜27(日)の公演→9/5(土) 発売●お問合せ(東京公演)株式会社キューブ03-5485-2252(平日12:00〜18:00)
2020年09月04日女優で作家の岸惠子が、2020年10月3日(土)の新宿文化センター大ホールでの公演を皮切りに、スペシャルトークショー『岸惠子 いまを生きる』を全8回開催する。【チケット情報はこちら】岸のユーモアとエスプリが詰まった、単独トークショーは毎年恒例になりつつある。これまでのトークショーでは、映画の撮影秘話や海外で遭遇した出来事を語るほか、自身が書いた物語『わりなき恋』の一人芝居を上演するなど、毎回毎回趣向を凝らしてきた。8月14日に行われた取材会で、現段階の構想を尋ねると、「今は本を書くことに夢中で。私、2つのことを同時にできないの。舞台で話すことはこれから考えようと思います」と素直に話してくれた。8月11日に88歳になった岸。決意や目標を聞くと「何歳になったから、今日から決意するなんていうことはなくて。私はいつも一生懸命に生きてきた。私、めげない人間だと思っているのね。誰かに頼ったことがない。そういう生き方をしてきたので、決意なんて何もありません」。そして、その若々しさと美しさの秘訣を問うと「88歳に見えないという褒め言葉しかないのですか?(笑)。秘訣は、自然体で暮らすこと。見栄を張らず、自分にできることを誠心誠意やろうと思っているだけです」ときっぱりと語った。今年は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界が大きく変化した。岸は「私が恐れている唯一のことは、各国が地域主義になって、国際的な感覚がなくなって、世界中が非常に閉じこもってしまうこと。それが一番怖いですね」と述べる。そして「電車に乗るのもタクシーに乗るのも怖いので、うちにこもっています。なので、劇場にみなさんにおいでくださいというのは、ちょっと気が引けるのですが、来てはいただきたいです」と複雑な心境も明かした。このコロナ禍が収束したら何かしたいことはあるのか。記者からそう問われた岸は、福山雅治がNHKの番組でブラジル大西洋岸に広がる太古の森・マタアトランティカを旅したことを例に挙げ、「(福山は)好奇心と冒険心があり、素晴らしい仕事をしていらっしゃる。私、文明の栄えていないところにすごく惹かれるんですね。今の私は(福山と同じような旅は)できないけれど、若かったらああいう仕事をやってみたかったです」。10月3、4日は新宿文化センター大ホール、10日は相模女子大学グリーンホール 大ホール、11日は川口リリア・メインホール、14日はオリンパスホール八王子、18日はなかのZERO大ホール、24日は習志野文化ホール、26日は神奈川県民ホール大ホール。上演時間は約60分。料金は前売4800円、当日5000円(全席指定・税込)。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2020年08月26日アイドルグループ・King & Prince(平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岸優太、神宮寺勇太)が出演する、ぷっちょの新TVCM「ぷっちょの歌 平野さん」編(15秒)、「ぷっちょの歌 永瀬さん」編(15秒)、「ぷっちょの歌 髙橋さん」編(15秒)、「ぷっちょの歌 岸さん」編(15秒)、「ぷっちょの歌 神宮寺さん」編(15秒)が、9月12日より全国でOAされる。同CMは、OAに先駆け9月2日より「ぷっちょ」ブランドサイトでも公開。ビルの屋上でたたずむKing & Princeの5人が、どこからともなく聞こえてくる「ぷっちょの歌」の歌詞に反応し、答えたり、つっこんだりしながら「ぷっちょボール」の魅力を伝えていく。メンバーは巨大な「ぷっちょスティック ストロングソーダ」「ぷっちょスティック 贅沢ぶどう」「ぷっちょボール」のパッケージを持ちながら、子供たちが歌う「ぷっちょの歌」の不思議なリズムに合わせて体を揺らすという、シュールでユーモアのあるCMとなっている。また新TVCMのオンエア開始に併せ、店頭で使用される「ぷっちょスティック ストロングソーダ」「ぷっちょスティック ストロングコーラ」「ぷっちょスティック 贅沢ぶどう」の商品箱やPOP広告のデザインがリニューアルされる。撮影では、実際に作られた巨大なモックアップ(模型)の「ぷっちょ」(実物の1,000個分)と「ぷっちょボール」(実物の750個分)パッケージが登場。CMでは映っていないパッケージの裏面や側面までも完全に再現し、原材料表示やバーコードなど細部までこだわった出来栄えに、メンバーも撮影の合間には「すごい!」と皆で集まり、まじまじと観察するなど、興味津々の様子を見せる。また、岸が「ぷっちょボール」を落としそうになるというシーンでは、完成したCMと別に、実は「ぷっちょボール」を投げ上げて口でキャッチするというパターンでも撮影が行われていた。しかし、なかなかうまく口でキャッチすることができず、悔しそうな表情を浮かべる岸に、他のメンバーからは「岸くんならできる!」「頑張れ!」「大丈夫! 落ち着いて!」とエールが飛び交う。その声に岸も奮起して挑んでおり、チームワークの良さを見せていた。
2020年08月26日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が、パートナーでもある緒川たまきと共に、新たなユニット「ケムリ研究室」を立ち上げ。その第1回公演『ベイジルタウンの女神』の本格始動を前に、KERAに現在の構想を聞いた。【チケット情報はこちら】緒川とのユニットについて、「8、9年前から考えていたこと」と振り返るKERA。というのも緒川は、すでに数々の作品で、KERAのブレーン的役割を担ってきている。「『百年の秘密』とか、ちょっとヘビー目な人間ドラマに関しては、彼女の力がかなり大きいです。でもこれまではすべてノンクレジット。だから共作しているって部分をもっと堂々と打ち出せるものがあってもいいんじゃないかなと。緒川さんからは、『将来的には野外劇やテント芝居もやるぐらいの挑戦的なユニットになれれば』なんて話も出ていますし、ともかくフレキシブルに動けるユニットでありたいんです。」今回緒川が演じるのは、父親の会社を成り行き上継ぐことになった女社長。そんな彼女がなぜか貧民窟で暮らすことになり……というファンタジック・コメディだ。「これまで僕が緒川さんに当てて書いた役って、もともと彼女の中にあるものを拡大していたんですよね。でも今回に関しては、本人にとって若干やり難いところにも踏み込んでもらおうかなと。その方がやりがいもあると思いますし。コメディとしては、ニヤニヤ、クスクス、そしてたまにゲラゲラみたいなところを狙っていけたらと思っています」第1回公演ということで、「幅広い人に受け止めてもらえるような、賑やかで、明るくて、観た後にハッピーな気分になれる作品に仕上げたい」とも語るKERA。その想いは、仲村トオルや水野美紀、吉岡里帆に松下洸平といった、豪華なキャスト陣からも伺うことが出来る。だがこの時期の上演で何よりも気がかりなのは、やはりコロナ問題。「台本を書くとか、その前の段階ですよね。もし台本をフルに書いて上演中止なんてことになったら、今回はちょっと立ち直れないかも……。でも中途半端なものには出来ませんし、自己暗示をかけてでも「やれる」と信じてやっていかないと。もちろん安全第一でね。」また現在、『ケラリーノ・サンドロヴィッチ自選戯曲集1・2』が発売中のKERA。「印刷物フェチ」を自称する彼のこだわりが詰まった2冊で、「自分の仕事が紙で残せることが個人的にすごく嬉しい」と笑みを浮かべる。旧作の戯曲を読みつつ、新作舞台の無事の開幕を、一ファンとしても切に願いたい。9月13日(日)から27日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演後、兵庫、北九州を巡演予定。チケットぴあでは8月10日(月・祝) 23:59まで東京公演の先行抽選プレリザーブ受付中。取材・文:野上瑠美子
2020年08月04日11/10(水)発売のanan2176号「絆体内美容レシピ79」特集の表紙に登場した、岸優太さんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部滴る水がキラキラと光って。“可愛い岸くん”が、急激に大人に!?「体内美容レシピ」をテーマに掲げた今号。皆さま、表紙の岸優太さんのカラダは、もうご覧になっていただけましたか!? お料理好きかつ無類のそば好きで知られる、ヘルシーな印象の岸さん。ボクサー役で主演された舞台『DREAM BOYS』では、鍛え抜かれた美ボディが大きな話題になりました。そんな岸さん、今回のananが単独初表紙です! 「いや〜初ソロっすね〜、ありがとうございます! 僕で、いいんですかね?」と照れ笑い。「今日の撮影は、カラダを見せていただくカットも…」とご説明していると、「わっかりました。今朝も筋トレしてきました。本当に好きなんです」とニコリ。撮影が始まり、3ポーズ目にして男らしい上半身がお目見え! 素肌にパーカを羽織り、バッと前を開けた瞬間、「うわー」っとスタジオ内にどよめきが。想像以上に割れた腹筋、分厚い胸筋、隆起した広背筋…そのパーフェクトボディに、スタッフもテンション大幅アップ。一気にその場の熱が上がった感じでした。そこからさらに、しっとりと、大人っぽい色気を見せていくシーンの撮影へ。濡らしたガラス越しに刹那げな表情を浮かべる岸さんは、いつもの癒しの天然キャラとはまったく異なり、憂いを帯びたセクシーな顔つきに。そして、撮影はどんどんクライマックスへ。服を着たまま頭上から水をかぶる「ずぶ濡れカット」に挑戦。「これ、撮るの一発ですよね? じゃあ、いっちゃいます…!」と緊張しながらも、あまりにも美しい「水も滴るいい男」の奇跡カットが大連発。髪から、顔、デコルテへと、水滴がキラキラと輝き、大人びた艶っぽさを放つ神々しい岸さんが降臨しました(これ、編集部イチオシのカットです!)。自分でモニターを確認しながら、「お〜。すげ〜(笑)」と笑ういつも通りの岸さんを見て、この方の表現力は本当に計り知れないなぁと感じたスタッフでした。最後はふわふわのニットに着替えていただき、「ナチュラルに可愛い岸さんを撮りたいです」とお伝えすると、「オッケーっす! ナチュカワっすね〜」と答えながら、アイドルらしい笑顔とキュートな仕草を見せてくれた岸さん。可愛さと色気のギャップを目の当たりにした撮影となりました。そんな岸さん、近ごろハマっている意外な食べ物があるとか。その辺りのお話は、ぜひ本誌インタビューで。相変わらず、ちょっぴり不思議な“岸ワールド”をお楽しみに!(S)
2019年11月12日アイドルグループ・King & Princeのリーダー・岸優太が、11月13日に発売される女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2176号の表紙にソロで初登場。主演舞台や全国ツアーを通じて鍛え上げてきた芸術的な肉体美を披露する。岸は、圧倒的歌唱力とキレのいいダンスでファンを魅了したかと思えば、おとぼけ発言や言い間違いなど、「超」がつく天然ぶりで場の空気を和やかにする癒やしの存在。そして、ちゃちゃっと料理が得意で、無類のそば好きとして知られている。今回、忙しい人でも簡単に作れる「体内美容レシピ」特集に登場する。表紙では、天然キャラからは想像もつかない引き締まった精悍ボディを惜しみなく披露。「表紙、ありがとうございます! 筋トレしてきました(笑)」と照れながらスタジオ入り。いつもの明るく柔らかな物腰でありながらも、服を着替えた瞬間、その鍛え抜かれた完璧なカラダに、一同驚愕。素肌+パーカのスタイリングでは、くっきりとラインが浮き出た腹筋や、横を向くとS字を描く胸筋がお目見え。さらに、パーカを脱ぐ途中で後ろ姿になると、ぼこぼこと隆起した広背筋まで…芸術的な筋肉美に、「背中が鬼の顔みたい…!」と言い出すスタッフもいたという。インタビューでは、天然な“岸優太節”炸裂ながらも、9月に帝国劇場で行われた主演舞台『DREAM BOYS』出演にあたり、共演の神宮寺勇太と共に切磋琢磨、計画的に構築してきたカラダ論を語っている。ソフトな内面の一方で、ものすごくストイックな“努力の人”ぶりが感じられる。そのほかグラビアでは、モードなスタイリングで舞う姿、笑い声まで聞こえてきそうな笑顔ショット、ふわふわニットでのキュートな表情など、岸の魅力を余すところなく網羅。また、頭上から水を浴びて雫がしたたるカットでは、ドキッとさせられるしっとりとした色気がにじみ出ている。男らしく、艶っぽく、でも可愛らしくもある岸の多面的な魅力が堪能できる。
2019年11月04日女優・寺島しのぶと「King&Prince」の岸優太がMCを務め、豪華なゲストと“愛”について学んでいくNHK総合「密会レストラン」。その9月23日(月・祝)放送回に、堂本光一がゲスト出演。岸さんとの“先輩後輩”トークで愛について語り合う。マダム寺島さんと、ギャルソン岸さん、アシスタントの「平成ノブシコブシ」吉村崇がお店にゲストを迎えるという趣向の本番組。今回は堂本さんのほかシシド・カフカ、水原希子 、「クレイジーケンバンド」横山剣もゲスト出演。また常連客として哀川翔、「メイプル超合金」安藤なつ、ミッツ・マングローブも出演する。女優にモデルと幅広く活躍する水原さんは、モテまくった少女時代、過去につき合った男性のちょっと変わった行動などを赤裸々トークしカウンターを大爆笑させるほか、横山さんは“超照れ屋”な恋愛エピソードを披露。シシドさんはミュージシャンならではの恋愛事情をトーク。さらに哀川さんからは現在のパートナーを射止めるために挑んだ驚きの行動、安藤さんからもイケメンからの求愛体験などが語られる。そしてギャルソンの岸さん“憧れの人”である堂本さんが登場。「ジャニーズ事務所は恋愛禁止じゃない、なんでも答えます!」という堂本さんは岸さんと“密会部屋”へ。果たしてどんな話が飛び出すのか!?「岸がうまくやろうとしないで番組をやっているのがすごくおもしろい!このまま上手くならないで欲しいな。その方が岸らしい!」とトークの感想を語る堂本さんに、岸さんも「尊敬する大先輩と共演させていただけるなんて本当にサプライズ!光一くんは結構な話をしてくれて、王子様の光一くんだけでなく、オトナの光一くんを新たに知ることができました!」と感激もひとしおの様子。寺島さんも「岸さんと堂本さんとの1対1のトークがとてもよかった。ますます岸さんってどういう人なんだろう、 と興味がわきます」と語る2人の濃密なトークにも注目。「密会レストラン」は9月23日(月・祝)22時50分~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年09月23日長らくパリを拠点に活躍していた女優・作家の岸惠子が、今年も2部構成のトークショー『ひとり語り輝ける夕暮れ』を開催する。第1部の一人芝居『わりなき恋』は25万部以上を売り上げた自身の同名小説が原作。今年は2015年の初演から魅力を凝縮した、新演出版をお届けする。国際線の機内で偶然隣り合わせた男女の恋を描いた本作は、自身の体験をもとに創作したと明かす岸惠子。その時、隣席の男性から「パリを経由しプラハへ行く」と告げられた岸の脳裏には、ある光景が蘇っていた。岸惠子 ひとり語り「輝ける夕暮れ」チケット情報1968年、各地で学生紛争が頻発するなど世界は革命の時代にあった。30代だった岸はチェコの民主化運動を取材するためプラハへ飛んだ。「その男性も当時『プラハの春』と呼ばれたドプチェクの革命に胸を熱くした大学生で、プラハの春は僕にとっても青春の大事な1ページですと仰ったのです」。それまで小説の主人公像を掴みきれずにいた岸は、この偶然の出会いからインスピレーションを得て『わりなき恋』を上梓した。「認知症や健康についてのテレビ番組が多い中、赤ちゃん言葉で介護されている老人の映像を目にした時は、どんな人間にも尊厳はあると憤りを感じました。人生100年の時代にも、ぱぁっと虹が立つほど華やかな人生の夕暮れ時があっていい。この公演名には、黄金色の夕映えが見れたらいいなとの思いを込めました」。第2部は、初めて訳したおとなの絵本『パリのおばあさんの物語』の話から、世界で活躍する岸ならではの彩り豊かな人生観を、ユーモアたっぷりに語り尽くす。「先日は私の散歩道にあるノートルダム大聖堂が火災に見舞われ、スリランカでも大規模なテロがありました。世界は刻々と変化しているのに日本人は割合にのんびりしていて、そこが良くもあり腰砕けな部分でもある」。24歳でパリに渡って以降、岸は積極的に世界中で取材と冒険を重ねてきた。「私もぺしゃんこに失敗する時だってある。ただ、この冒険心と行動力がなかったら今ごろ退屈なだけの老後を送っていたと思います。男女問わず特に若い方には、世界情勢にもっと敏感になってほしい」。同時に、日本人はもっと“自分を思いやった方がいい”とも。「人が雑に考えた常識の枠にはまらず、自分で考えて行動する。自分の考える自分を生きた方がいいと思います」。年齢を感じさせない熱い語り口とスマートな身のこなし、気品溢れるオーラは健在だ。5月初旬には新作エッセー『孤独という道連れ』が発売された。「ひとりの生活は不便や寂しさもありますが、ひとりじゃないと味わえない自由や喜び、蜜のような甘さもある。そんな話もしてみたいなと思います」。大阪公演は6月11日(火)フェスティバルホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年05月31日アイドルグループ・King & Princeの永瀬廉の主演映画『うちの執事が言うことには』(5月17日公開)に、メンバーの岸優太がコメントを寄せた。同作は、高里椎奈による同名小説を実写映画化。シリーズ累計35万部を売り上げ、コミックス化もされている。英国帰りのメガネ男子で、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎(永瀬)が、青年執事・衣更月蒼馬(清原翔)とともに、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう。エンドロールでは、King & Princeが歌う主題歌「君に ありがとう」にのせて、撮影合間のオフショットや、劇中とは反対に永瀬演じる当主と、執事や使用人たちが入れ替わるという映像が流れるが、今回はティーセットを持つ永瀬のカットも公開。重そうなティーポットをお盆にのせて、ソファに座る清原にお茶を入れたり、ハウスキーパー役の優希や神尾から、シャンデリアの掃除の指示を受けたりと、劇中とは違う使用人ぶりを披露している。オフショットでは、永瀬、清原、神宮寺が上流階級ならではの封蝋印を押すのにチャレンジしたり、永瀬が清原に「シンデレラガール」の振り付けを指南したりと、和気藹々とした姿を見せる。主題歌を担当したKing & Princeのメンバーも映画を鑑賞し、リーダーの岸がコメントを寄せた。○岸優太 コメント先日、『うちの執事が言うことには』を鑑賞させていただきました。本当にすごかったです!!僕たちの知らない廉と神宮寺の姿に、つい嫉妬をしてしまいました。本当に烏丸花穎と赤目刻弥になってました!!!!最後の場面では、どんでん返しにワクワクもできますし、ついホロリと涙してしまう展開もあります!!そして、ラストは本当に感動しました!僕たちKing & Princeが担当させてもらっている主題歌の「君に ありがとう」が映画のストーリーとリンクしていて、この曲を歌うたびに『うちの執事が言うことには』の世界感が蘇ってきます!廉と神宮寺の頑張りを知ってるからこそ、、、入り込んじゃうものもありました。同じメンバーとしてあの大きなスクリーンで堂々と演じている姿に色々な感情が湧き上がってきました!私、岸優太が言うことには誰もが観た後に心が温まるステキな映画でした!!!是非皆さんも温まってみてください!!
2019年05月23日5月・6月に全国を巡る 岸惠子 ひとり語り『輝ける夕暮れ』が5月18日に開幕。それに先がけて囲み取材が行われた。第1部で一人芝居『わりなき恋』(朗読劇)の上演、第2部でフリートークを行う今回。第1部の『わりなき恋』は、岸が2013年に発表しベストセラーになった小説で、一人芝居は2015年に初演、2016年に再演。今回はそれを「要になる場面を編集し直して50分にまとめてやることにしました」(岸)と、新演出・凝縮版で上演する。「私がこの小説を完成させたのが80歳、今は86歳です。テレビで高齢者の惨めな様子ばかり映すことに憤りが湧いて、“人生の夕暮れ時に、偶然でも夢でもいいから、パーッと虹が立つような美しい景色がないかしら”と思って書きました」と執筆のきっかけを振り返る。描かれているのは、成熟した女の愛と矜持の冒険譚。生々しい描写もあるが「高齢者の恋にはさまざまな障害があるんですよ。男にも女にも身体の変化がありますからね。私はそういうものから逃げずとことん書くぞという覚悟で、パリでは産婦人科の先生数名に話を聞き、日本でもいろんな取材をしました。今日もそういう場面はあります」と明かす。そしてラストは「出会いがあれば必ず別れがある。私はその別れを、清々しく美しく、私流の美学で飾りたいと思いました。我ながら成功したように思っているので、それを汲み取っていただけたら嬉しいなと思います」そして第2部はフリートーク。話す内容については「今朝まで悩んでたんです」と笑顔をみせ、「私はこの5月2日に『孤独という道連れ』という本を出したのですが、出版社の方に“若いときや女盛りのときのあなたじゃなくて、今老いていく最晩年の日々を書いてほしい”と言われ、16編のエッセイを書きました。今回はその中の話をしようと思っています。でもどの話をするかは…まだ迷ってます(笑)」と話した。舞台について「その都度、ドキドキしてやっています。でも舞台っておもしろいですよ。お客さんが湧いてくださったりするとすごくしあわせです」と語る岸が、第1部、第2部でさまざまな表情を見せる 岸惠子 ひとり語り『輝ける夕暮れ』は、5月18日の東京・新宿文化センター 大ホールを皮切りに、愛知、埼玉、千葉、大阪、神奈川など全10会場を巡演。取材・文:中川實穗
2019年05月21日「愛に生きる女」を情熱的に演じてきた女優・寺島しのぶと「King&Prince」の岸優太がMCを担当、豪華なゲストを迎え“愛”について学んでいくNHK総合「密会レストラン」が5月5日(日)に放送される。渋谷の某所にひっそりと佇むレストラン――「愛に生きる女」を情熱的に演じてきた女優・寺島さんが密かに営む「密会レストラン」。ここでのルールはただ一つ、「この店に来たら、恥ずかしがらずに、恋の話を楽しむ」こと。このレストランでギャルソンとして寺島さんを手伝いながら“愛”について学んでいくのが、いま一番熱いアイドル「King&Prince」の岸さん。岸さんに愛を教えるゲストとしてスガシカオ、土屋アンナ、夏木マリ、澤穂希、稲川淳二、武井壮、千原ジュニア、「怒髪天」増子直純、ミッツ・マングローブ、「平成ノブシコブシ」吉村崇らが出演。出演者全員の秘密の一面が明かされる“恋愛遍歴ラブヒストリー”を紹介。スガさんは「恋愛偏差値が低すぎた…」と若き日の失恋を告白、土屋さんは「上手な別れ方」を自身の経験を交じえ解説。千原さんは「マスコミに追いかけられる恋」の苦労を語り、女子サッカー元日本代表の澤さんも「夢と愛の間で揺れた過去」を明かすなど、ゲストたちの素の人生が浮かびあがっていく。さらにレストラン特製の密会部屋では夏木さんと寺島さんによる深すぎる大人のラブトークも展開。どんな至言・名言・迷言が炸裂するのか…目が離せない。ジャニーズJr.としての活動中に「仮面ティーチャー」で俳優デビュー、その後「近キョリ恋愛 ~Season Zero~」や「お兄ちゃん、ガチャ」などを経てドラマ、映画と展開した『黒崎くんの言いなりになんてならない』や『ニセコイ』などにも出演。俳優としても躍進中の岸さんだが、昨年デビューし大ヒットを連発中の「King&Prince」としての1stアルバム『King & Prince』が6月19日(水)に発売される。ゲストのスガさんは3年ぶりとなる『労働なんかしないで光合成だけで生きたい』が現在好評発売中。デビュー20周年を迎えたスガさんの魅力が詰まった1作になっている。「密会レストラン」は5月5日(日)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年05月05日毎年恒例である岸惠子のトークショーが今年も5月・6月に上演される。今年のタイトルは「岸惠子 ひとり語り 輝ける夕暮れ」。第1部で一人芝居『わりなき恋』の上演、第2部でフリートークを行うという。その取材会が行われた。前半の一人芝居『わりなき恋』は自著小説の朗読劇。2015年に初演し好評を博した作品を新演出・凝縮版で上演する。岸は「今回で3度目になりますし、どうかとは思ったのですが、私の心もなにもかもを注いだ作品なので。どうしてもこれを一幕目にやりたいって」と今回の上演の経緯を語る。これまで2度上演している作品だが「今年はちょっと凝縮して、“これは聞いてほしい”と思うところをやります」。物語は成熟した女の愛と矜持の冒険譚。岸は「恋なんて突拍子もないことが人生の最晩年にあってもいいんじゃないかなと思うんです」と語る。「今、日本でも世界でも高齢者が非常に増えていますよね。でもある日テレビを見ていると、若い看護士さんに“おばあちゃん、食べなきゃだめよ”と赤ちゃん言葉であやされて、生きているかもわからないような表情をした高齢者の方を延々と大映ししていて。私は憤りを感じました。それで、年を取っても輝くとまではいかなくても、人生の夕暮れ時にパーッと虹が立つような話があるといいなって、高齢者の男女が巡り合って恋に落ちる物語を書きたいと思いました」後半のフリートークでは、岸が今もっとも大切にしたいことや、変わらずに伝え続けていきたいことを語るそう。「実は今エッセイを書いていて。幻冬舎の社長さんが“最晩年を生きている今のあなたの生活を書いてくださいよ”って言うから(笑)、むつかしいなとは思ったのですが、私が感じることなどを書いてる最中です。そのお話もするつもりです。私の舞台を観に来てくださる方は50、60、70代の方々だと思うので、そういう方にちょっと聞いてほしいなと思うことを話そうと思っています」。エッセイのタイトルは『孤独という道連れ』。「“孤独”って寂しいひとりぼっちだって意味で捉えられてるんじゃないかと思って。でも私は、若いときから割とひとりでいるのが好きだったし、ひとりじゃなきゃできないことがたくさんあるんですよね」。パリと日本を往復しながら、唯一無二の人生を歩いてきた岸ならではの、聡明で豊かなトークを楽しみにしたい。「岸惠子 ひとり語り 輝ける夕暮れ」は、5月18日(土)の東京・新宿文化センター 大ホールを皮切りに、愛知、埼玉、千葉、大阪、神奈川など全10会場を巡演。取材・文:中川實穗
2019年02月06日映画『ニセコイ』(公開中)の生コメンタリー付プレミア上映会舞台挨拶が10日に都内で行われ、中島健人、岸優太、DAIGO、丸山智己が登場した。同作は『少年ジャンプ』にて2016年まで連載され、シリーズ累計1,200万部を突破したラブコメ漫画を実写化。極道一家の一人息子・一条楽(中島)と、ギャング組織の一人娘・桐崎千棘(中条あやみ)が、お互いの組織の抗争を鎮めるために“偽物の恋人=ニセコイ”を強制的に演じさせられることから始まるラブコメディとなる。男性キャスト陣は観客とともに映画を観て、生でコメントするという試みを行った。観客が映画ではなく後ろのキャスト陣ばかり見ていたという様子を再現し、中島は"振り向きセクシー"ポーズを披露。さらに、年男だという岸に中島が「猪突猛進なポーズを」と無茶振りすると、岸は「猪突猛進ってなんですか?」とわからず、中島が「イノシシっぽいポーズ」とフォローする。中島が「俺のさっきのセクシーポーズと、お前の猪突猛進ポーズどっちが多く使われるかだよ」と勝負を挑むと、なぜかツノを出したポーズを見せた岸。猪にツノがないことを指摘されると、「こっちだ!」と牙と勘違いしていた様子で、「亥年失格ですね」と反省する。午前中のせいでこの状態かとつっこまれるも、「通常営業です。通常運業です? ……通常です! 僕のベーシック状態です」とアピールしていた。そんな岸の様子に、中島は「いつも、崖っぷちじゃなくて"岸っぷち"なんだよね」と苦笑し、厄年の岸に「厄払いのポーズ」と再度無茶振り。岸は両手を広げて背中を丸め、"払う"ポーズを披露した。さらに中島は「"払い"のポーズは丸山さんが1番上手いんだよ」と丸山にまで無茶振りし、丸山は「お前、このやろう!」と崩れつつも、「払います!」ときっちり"シェー"のようなポーズを披露した。さらにその後も岸は中島から「もう出ないのポーズ」と振られ、漢字の「出」の形のようなポーズを披露していた。また、誰が一番男前だったか、と言う質問には、中島は「全員」、中島以外は中島を挙げる結果に。「場をものすごく盛り上げてくださるし、ネガティブな言葉を聞いたことがないし、全てのスタッフさんに気配りする」(丸山)、「終始にこやかで、朝4時までで大変な時とかだったけど『俺、現場が好きなんです』みたいな感じですごい眩しい笑顔。太陽よりも眩しい笑顔」(DAIGO)と絶賛する。岸も「後輩からもほんとに憧れる先輩という、像ですよね。等身大というんですか?」と若干言葉遣いを間違えつつ、「目標の人物」と熱弁。2人でごはんに行き、「人を幸せにするにはどうしたらいいか」など話し合ったという。ここまでにまとめた3倍くらいの長さだった岸の話に、DAIGOがたまらず「岸さ、もうちょっとタイトにできない?」とつっこむと、岸は「僕はどちらかといえば編集点で切り抜きやすいように、数で勝負してるんですよ!」と手の内を明かし、DAIGOは「なるほど、ごめんごめん。それは一つの手法だから」と納得。ボケ通しの岸はもう一度「払いのポーズ」を希望され、体を斜めにした躍動感あるポーズで「セルフ厄払い」した。最後に2019年の目標を聞かれると、丸山は「健康」と回答。岸は「四字熟語でいいですか? 東西南北。どの方向の方からにもたくさんの方に愛されて、知っていただきたいです」と答え、周囲からは四字熟語なのか総ツッコミを。改めて「"四字"です。いや、認知ですね。愛されて、愛してみたいな」と弁解する。さらにDAIGO「前後左右ですかね。意味的にはキッシーと丸かぶりで」と語った。中島は「僕は、四字で言うと"しあわせ"です。今年も去年に負けないくらいの幸せで、健康で、東西南北に愛されて、前後左右に気をつけて、猪突猛進で行きたい」と今までに出てきた言葉を全て使用し、拍手を浴びていた。
2019年01月10日映画『ニセコイ』(12月21日公開)の公開記念舞台挨拶が22日に都内で行われ、中島健人(Sexy Zone)、中条あやみ、池間夏海、島崎遥香、岸優太(King & Prince)、DAIGO、大江優成が登場した。同作は『少年ジャンプ』にて2016年まで連載され、シリーズ累計1,200万部を突破したラブコメ漫画を実写化。極道一家の一人息子・一条楽(中島)と、ギャング組織の一人娘・桐崎千棘(中条)が、お互いの組織の抗争を鎮めるために“偽物の恋人=ニセコイ”を強制的に演じさせられることから始まるラブコメディとなる。帝国劇場で舞台に出演していた岸は、イベントの途中から舞台衣装で駆けつけ「イルミネーションより光ってる」と中島からつっこまれる。さらに「遅れてもあたたかい歓声と、黄色い、なんていうんですか? 息……」と語り、中島から「黄色い声援!」とさらにつっこまれていた。途中参加となったためにトークでも張り切った岸は「この人にこれだけは言っておきたい」というテーマに元気よく手を挙げ、中島に「女性の皆さんと風呂入ってたシーンなんですけど、ずるくないですか? だって、男のロマン全部持って行ってるじゃないですか。俺だって入りたかったですよ」と抗議。中島は「男の夢を叶える立場だったから」と弁解する。しかし、混浴シーンに「緊張した」という中島に、DAIGOが「ケンティー、ビジネスセクシーなんじゃないかなって思っちゃう」と指摘すると、中島は「5年かけてセクシーを築城してるんですけど、この1年でだんだん落城しかけてる」と苦笑。岸は「前に健人くんとごはん行った時に、店員さんにセクシーサンキューって言ってましたよね。ナチュラルにセクシーが染み付いてるセクシーなんですよ」とフォローし、中島は「最近あだ名が"セクシー"だからね」と明かす。岸は「僕も、"セキシー"、いつか! ブラザーみたいな」と自分の新たなあだ名を希望し、「いつか、お風呂に入るシーンをもらえた時に」と、混浴シーンを夢見ていた。
2018年12月22日JR東京駅、丸の内駅舎内の東京ステーションギャラリーでは、竹久夢二の展覧会「夢二繚乱」を、5月19日から7月1日まで開催する。『婦人グラフ』第3巻第5号表紙 大正15(1926)年 千代田区教育委員会蔵出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展してきた、東京ステーションギャラリーのある千代田区。千代田区九段南にある出版社、龍星閣は、高村光太郎の『智恵子抄』の版元として知られているが、戦後、竹久夢二の画集を次々と出版し、第二次夢二ブームを牽引した存在でもある。本展は、夢二の著作や画集の出版のために龍星閣の創業者、澤田伊四郎が収集した1200点を超える膨大な夢二コレクションが千代田区に寄贈されたことを記念し、その精華を紹介する。画文集『揺籃』表紙 明治36(1903)年 千代田区教育委員会蔵4章構成の本展、第1章は、「夢二のはじまり」と題し、夢二の原点に迫る。若かりし学生時代、新聞、雑誌に絵や詩を投書して糊口を凌いでいた夢二。転機となったのは、明治38(1905)年6月に『中学世界』夏期増刊「青年傑作集」へ投書したコマ絵「筒井筒」の第一賞入選、そして明治42(1909)年の『夢二画集 春の巻』の刊行だった。若き日の夢二の姿を紹介すると同時に、初期の作例を通して、どのように画家として歩み始めたのかを探る。本展では、早稲田実業学校に在学中に制作した肉筆の画文集『揺籃』を初公開。『揺籃』は、明治36(1903)年に制作された、外国文学の翻案や創作、さらに数点の挿絵を含む手書きの冊子。推敲の跡も生々しいこの試作からは、20歳の夢二の豊かな才能と、自分の創作を世に問いたいという強い願望を感じとることができる。《港屋絵草紙店》大正3(1914)年 千代田区教育委員会蔵第2章は「 可愛いもの、美しいもの」。大正3(1914)年10月、日本橋呉服町に、夢二が正式に結婚した唯一の女性、岸たまきが主人を務めた「港屋絵草紙店」が開店。港屋は、夢二がデザインした千代紙、便箋や封筒、半襟などを販売するブランドショップであると同時に、恩地孝四郎や田中恭吉ら若い芸術家たちが集い、作品を発表できるギャラリーでもあった。この時期には「夢二式美人」のスタイルが確立されただけでなく、絵葉書、雑誌の表紙や挿絵、本の装幀など、多方面にわたって夢二は活動を展開させていた。自らの個展の開催にも意気込む一方で、鑑賞者や読者、女性や子どもの手に届く美術を提供し続けた夢二の幅広い画業を見ることができる。セノオ楽譜《雲雀》原画 大正13(1924)年 千代田区教育委員会蔵第3章は「目で見る音楽」。数多くの楽譜の表紙を描いた夢二。代表的なのは、セノオ音楽出版社より発刊されたセノオ楽譜で、日本や世界各国の楽曲のイメージをさまざまなジャンルの要素を取り入れたデザインで表現した。夢二は自ら作詞を手がけた「宵待草」のほか270点余りの楽譜で、いわばジャケットを任されていた。また、夢二は童謡の楽譜にも積極的に参加。夢二が描いた大正時代の豊かな音楽の世界を紹介する。『出帆』原画 昭和2(1927)年 千代田区教育委員会蔵第4章は「出帆」。昭和2(1927)年に都新聞で連載された『出帆』は、夢二の半生を綴った自伝小説。挿絵には、彼の愛した女性たちや彼女たちと訪れた風景、あるいは抽象的な心理描写などが水墨で描かれている。『出帆』の連載後に海外へ旅立った夢二は、自ら新聞記事を切り抜いてまとめ、『出帆』の書籍化を友人らに託していた。自伝的小説『出帆』は、134点の挿絵が付けられ、発表当時大きな話題となった。本展では、この挿絵原画全点を一堂に初公開。この時代の小説で、挿絵原画がすべて残されているのはたいへん珍しい例。夢二円熟期の傑作挿絵を存分に堪能できる。本展は、過去最大級の500点を超える展示品によって、夢二の多彩な活動をさまざまな角度から紹介する。数多く出版された自身の画集をはじめ、装幀本、楽譜集、子どものための絵、絵葉書や千代紙、半襟のデザイン、そして肉筆画に至るまで、竹久夢二の全貌を感じられる展覧会となっている。会期中は様々なトークイベントも開催。5月31日、6月14日の15時から行われる担当学芸員による展覧会解説のギャラリートークの他、本展関連記念講演会として千葉市美術館学芸員の西山純子による「ジャーナリズムと竹久夢二」を、5月31日に千代田区立日比谷図書文化館地下1階大ホールにて開催。6月5日には千代田区役所1階区民ホールにて、日比谷図書文化館学芸員の井上海による「出版活動と千代田、龍星閣コレクション」が、6月21日には日比谷図書文化館地下1階大ホールにて、美術史家の岩切信一郎による「装幀・出版からみた竹久夢二」が開催される。関連記念講演会は事前申込制。なお、前売券をローソンチケット(Lコード=35577)、イープラス、CNプレイガイド、セブンチケットにて、一般700円、高校・大学生500円で5月18日まで販売中。東京ステーションギャラリー窓口では5月6日までの開館日(閉館30分前まで)に限り販売中。【展覧会情報】千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」会期:5月19日~7月1日会場:東京ステーションギャラリー住所:東京都千代田区丸の内1-9-1時間:10:00~18:00、金曜日は20:00まで(入館は閉館の30 分前まで)料金:一般900円、高校・大学生700円、中学生以下無料休館日:月曜日(6月25日は除く)【イベント情報】ギャラリートーク(担当学芸員による展覧会解説)会期:5月31日、6月14日会場:東京ステーションギャラリー時間:15:00~(約30分)料金:参加無料(要別途入館料)3階展示室集合、事前申込不要、混雑時には中止する場合ありレンガ・タッチ& トーク(煉瓦が特徴的な東京ステーションギャラリーのたてもの解説)会期:5月24日、6月7日会場:東京ステーションギャラリー時間:15:00~(約30分)料金:参加無料(要別途入館料)定員:15名1階エントランス集合、当日1階受付にて申し込み「夢二繚乱」展関連記念講演会「ジャーナリズムと竹久夢二」日時:5月31日会場:日比谷図書文化館 地下1階大ホール住所:東京都千代田区日比谷公園1-4時間:開演 19:00、開場 18:30(約90分)料金:500円定員:200名(未就学児不可)講師:西山純子(千葉市美術館学芸員)申込締切:5月20日「出版活動と千代田、龍星閣コレクション」日時:6月5日会場:千代田区役所 1階区民ホール住所:東京都千代田区九段南1-2-1時間:開演 14:00、開場 13:30(約90分)料金:500円定員:100名(未就学児不可)講師:井上海(千代田区立日比谷図書文化館文化財事務室学芸員)聞き手:冨田章(東京ステーションギャラリー館長)申込締切:5月27日「装幀・出版からみた竹久夢二」会期:6月21日会場:日比谷図書文化館 地下1階大ホール時間:開演 19:00、開場 18:30(約90分)料金:500円定員:200名(未就学児不可)講師:岩切信一郎(美術史家)申込締切:6月10日※「夢二繚乱」展関連記念講演会申し込み方法往復はがきに講座名、氏名・年齢、住所、電話番号を記載し、各講演会の申込締切日までに下記へ郵送(いずれも当日消印有効)1講座につき1枚、応募者多数の場合は抽選。〒100-0012 千代田区日比谷公園1-4千代田区立日比谷図書文化館文化財事務室Tel. 03-3502-3348 / FAX 03-3502-3361
2018年03月15日大活躍中のグラビアアイドルグラビアアイドルの岸明日香が13日、オフィシャルブログにて「体型の変化」を告白し、大胆なビキニ姿の写真を掲載した。セクシーなボディラインとはんなりした京都弁のアンバランスさが魅力の岸明日香は、数多くの雑誌の表紙を飾る、トップグラビアアイドルだ。セクシーなのに健康的岸はこの1~2年で体型が変化し、鎖骨が目立つようになってきたと話す。ブログに掲載されたビキニ姿の写真では、ふっくらと豊満なバストと筋肉が浮き上がるウエスト、そして白い肌に鎖骨のラインが映える美しいデコルテがよくわかる。引き締まってるけど柔らかいが理想です(岸明日香オフィシャルブログより引用)と綴る岸だが、そのボディは理想通りに仕上がっているようだ。ブログには、ノースリーブのリブニットにタイトスカートを合わせた姿も掲載。シンプルなコーディネートだけに、そのメリハリのあるシルエットが際立っている。美の秘密は食生活にあり?!Instagramでは、自炊した食事のメニューも頻繁に掲載。9日には、メカジキのレモンバターソテー、ささみきゅうり、ほうれん草のお浸し、玉子スープ、麦ご飯、ベリーリーフサラダと、栄養バランスのとれた献立を披露した。多くの男性を惑わせる完璧なスタイルは、日々の健康的な食生活によって支えられているのかもしれない。(画像は岸明日香オフィシャルブログより)【参考】※岸明日香オフィシャルブログ※Instagram
2018年03月15日2月20日にシアタートラムで開幕した『岸 リトラル』。この舞台から発せられる熱量は何なのだろう──。父親の遺体を埋葬するために、旅に出た息子。現実と空想が入り混じり、生と死のはざまで国境も越え、時空をいともたやすく超えてしまう、荒唐無稽な物語の幕がおりたときの客席も巻き込んだ高揚感。『岸 リトラル』は決して万人に喜々として迎えられる芝居ではないかもしれない。が、死してなお息子に悪態をつく父親、息子の空想上の親友である騎士たちも含め、確かにそこには人間が存在する。研ぎ澄まされた深い愛を感じずにはいられない。 刺激的な3時間半の初日の舞台を終えた出演者は言う。舞台『岸 リトラル』チケット情報「旅が始まった!という気持ちです。『お客様が受け止めてくれている』『一緒に旅をしている』という実感が波のように襲ってきました。そして自分たちでは見つけられないゴールに、急に連れて行ってくれた感じがして、とても嬉しかった」と母親ジャンヌと歌う娘シモーヌ役の中嶋朋子。騎士ギロムランと映画監督、盲目の老人の3役をやり終えた大谷亮介は「ほぼ全員が何役も演じるので出ずっぱり、セットも入り組んでいるというハードな芝居をやりきったのは、いろんな感慨があります。特に抽象的なギロムランをどう演じるか、稽古場では苦労しましたが、でも実際に人間には現実だけでなく、頭のなかには空想が常にある。現実をただ辛く描くだけではないこの作品でも、必要な登場人物だと思って演じました」と。ほぼ出ずっぱりの息子役、亀田佳明は「明日またどういう風に挑めるか、ウィルフリードとしては、写し鏡のように相手役の方と向き合うことでしか演じられないと感じています。千秋楽までとにかく瞬間瞬間、高みを目指してウィルフリードとして存在していきたいです」と気持ちはすでに前へ。そして「しゃべる死者」である父、岡本健一は、「いまここに生きている自分たちへのメッセージを、この作品は伝えてくれるような気がしています。この登場人物たちは様々な人との出会いによって人生がいい方向に変わっていく。それと同じように、僕たちも上村くんが船頭となって導いてくれる船に、みんなで全身全霊を込めて信じて乗っかっていく」と、『炎 アンサンディ』でもタッグを組んだ上村聡史の演出力をたたえる。その上村は「難しいか難しくないかでいうと、難しい芝居かもしれないです。でも心地よい爽快感もあって、感覚的に伝わることが大事な作品でもありますので、最後のシーンでのお客様の反応を見て、それを受け取っていただけたのかなと感じています」ほかに、栗田桃子、小柳友、鈴木勝大、佐川和正も時に応じてひとり何役も演じ、レバノン出身の作家、ワジディ・ムワワドの誌的なセリフを劇場に響かせる。果たして父子は、魂の還る場所にたどりつけるのだろうか。3月11日(日)までシアタートラムにて上演、3月17日(土)に兵庫公演。
2018年02月26日レバノン出身の劇作家ワジディ・ムワワドが執筆し、数々の演劇賞に輝いた『炎 アンサンディ』に続き、上村聡史が演出を手掛ける『岸 リトラル』が東京・シアタートラムで上演される。舞台『岸 リトラル』チケット情報生きる意義を見いだせない青年・ウィルフリードと自らの死を受け入れられない父親・イスマイルの魂が、死体を埋葬すべき場所を求めて旅するさまを描く本作。ウィルフリードの死んだ母親や父子が旅路で出会う“歌う娘”など4役を演じるのが、上村作品初出演となる中嶋朋子だ。8年前に初めて本作を読んだという上村。改めて本を読み返し「荒唐無稽に突っ走りながら、古代と現代を行き来するような叙事詩のような質感が面白いと感じた」と明かす。『炎~』を含めたムワワドの“「約束の血」四部作”の第一作目に位置づけられ、作者が28歳の時に書いた作品だが、いま読んで、強く感じたのは若さゆえのエネルギーだという。「何かを創造し、世界を変革するには、このエネルギーは必要なんだと感じました。個人史的な部分から、大きな歴史――『オイディプス王』からシェイクスピアの『ハムレット』、ドストエフスキーの『白痴』まで様々なモチーフを抱えながら、大きな物語に展開していく。いまだからこそ、それをやりたいと思った」中嶋は、上村の舞台を観て「個人的で、でもすごく大きな物語があると思う」とムワワド作品と重なるものを感じているようだ。中東の荒野で展開する壮大な物語に圧倒されつつ、ワクワクした気持ちも抱いている。「『炎~』もそうなんですが、どうやって稽古から作っていったの? と感じさせるんです。今回、オファーをいただいて、掴み切れないような大きさを感じつつ、でも『あぁ、演劇するってそういうことなんだ』とどこかで思わせてもらいました。いまは『上村さんにすごい切符をもらったぜ!』と思ってます(笑)。私にとって新たな格闘のスタイルになると思うし、地球の硬い核のような深い部分まで掘り起こさないといけない何かがあるはずで、そこに触れた時、私はどうなるんだろう? という気持ちです。いまはまだ、全く想像がつかないですけど、生命として海から陸に上がって、肺呼吸になるくらいの変革、衝撃があるんじゃないかと思ってます」そんな中嶋に対し、上村は彼女の発する声、言葉に特別な“何か”を感じたという。「言葉が美しいんですよね。リアルなお芝居でも古典でも、発語された言葉が透明感をもって伝わってくる。愛することや憎しみ、その葛藤や、静謐さが時に荒々しさをもって、中嶋さんの声を通して伝われば」と期待を寄せる。その発言を受けて中嶋は「未知数です」と苦笑しつつ、歌で世界を変えようとする難役に対し「彼女の歌は歌唱というより、魂の響き。だから、きっと大丈夫」と語る。「俳優の身体を通した言葉に明かりを当てる」――。これは上村が信頼を置く照明の沢田祐二に言われ、自らの核としてきたという言葉。中嶋の歌声がどんなパッションを帯びて発せられるのか。楽しみだ。公演は2月20日(火)から3月11日(日)まで。取材・文:黒豆直樹
2017年12月28日日本の映画黄金期より、第一線で活躍を続けてきた女優・岸惠子。パリ生活を綴ったエッセイや中東へのハードなルポ、近年では小説『わりなき恋』のヒットで作家としても知られる岸が、秘蔵写真と共にトークを繰り広げるのが本作だ。1932年に横浜で生まれた岸は、映画『君の名は』の真知子役で国民的スターとなりながらも、その進取の気性としなやかな感性によって、自らの人生を選び取ってきた。8月9日、全国ツアーの幕開けとなった東京・なかのZERO大ホールに足を運んだ。岸惠子スペシャルトークショー~夢のあとさき~ チケット情報スクリーンに懐かしい写真が次々と映し出され、岸のナレーションが重なってトークショーがスタート。ほどなくして登場した岸は、「50年前にあつらえた」というゴールドのドレスで登場。“スター岸惠子”の変わらぬあでやかさに、満員の客席からはため息が漏れる。第1部は、岸が12歳の時に被災した横浜大空襲の話から。「この日、自分の意思で動くという意味で“大人”になったのだと思います」というエピソードが、聞く者の胸に迫る。続いて、出演作の中でも岸が大好きだという映画『雪国』(豊田四郎監督、1957年)と、『おとうと』(市川崑監督、1960年)の紹介と、監督や共演者との逸話を。それぞれ「(役作りに)苦労したから好きなんです」というのがいかにも気骨のある岸らしく、当時の映画界の裏話も興味深い。一方、当時のハリウッドで行われたという岸のお披露目パーティーには、ウィリアム・ホールデンやジョン・ウェインなど名だたる映画スターが登場。ケーリー・グラントの名前をゲイリー・クーパーと間違えるなど、岸自身が「そそっかしいの」と認めるエピソードには、客席からも笑いが起こった。休憩を挟んだ第2部では、鮮やかな赤いジャケットに衣装替え、トークは作家・岸惠子の本懐へと触れてゆく。「たくましさの中のお茶目なユーモアが素晴らしいと思った」というユダヤ人の友人との話。1980年代に、すんでのところで暗殺事件に遭遇しそうになり、「イスラムってなんだろう」と思うようになったという話。どれも過去の出来事ではなく、現在の世界と日本につながっていると語る岸の姿が印象的だ。初日の前に行われた囲み会見では、「来てくださった方に“こんな人生もあるんだ”と思っていただければ」と話していた岸。ちょうど初日直後の8月11日に85歳の誕生日を迎えるとあって、変わらぬ美しさとバイタリティについて問われると、岸は「元気に見えるとしたら“苦労が多いこと”ね。いろんな“事件”に対処するため、普通の優しいおばあさんにはなれないのかもしれません」と笑顔で語った。過去を振り返るだけでなく、そこから未来への眼差しも感じられた本作。公演地によって内容も変わるというから、今後の上演も楽しみに待ちたい。「岸惠子スペシャルトークショー~夢のあとさき~」は8月から11月まで日本全国全19会場にて開催。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年08月21日