会社やデパートなどで、受付の人と話したことはありますか。丁寧で分かりやすい応対を受けると、その場所の印象が変わるものでしょう。ある日、千葉県匝瑳市にある『松山庭園美術館』を訪れた、えぬびい(@enuenuenubi)さん。受付に行くと「めちゃくちゃ仕事のできる子がいた」と驚いたそうです。当時の様子を収めた、こちらの動画をご覧ください。受付にめちゃくちゃ仕事の出来る子がいた pic.twitter.com/RM6FHBJSHG — えぬびい (@enuenuenubi) April 29, 2024 受付にいたのは…猫!小さな窓から覗き込んで、客が来るのをじっと待っていたのです。【ネットの声】・かわいい受付係さん!猫が出迎えてくれるところはどこでも行きたい!・私が行った時も1匹いて、受付して入ろうとしたら、庭園までついてきてくれました。・なぜだろう、猫だろうなと思ったら本当に猫だった。・ここ、行ったことがある。いろいろな展示があるけど、何よりも猫たちに癒されますよ。ちなみに、あるコメントでは「この子とは別の黒猫がいた」というものもあり、シフト交代制なのかもしれないといわれています。また、タイミングによっては受付に猫がいないこともあるそうなので、同美術館を訪れる際は気を付けてください。いずれにせよ、まったりとした雰囲気で出迎えてくれる猫に、一度会いに行きたくなりますね…![文・構成/grape編集部]
2024年05月06日展覧会「佐倉市市制施行70周年記念 エドワード・ゴーリーを巡る旅」が、千葉の佐倉市立美術館にて、2024年6月23日(日)まで開催される。東京の渋谷区立松濤美術館でも開催された巡回展だ。エドワード・ゴーリーの幅広い作品を紹介エドワード・ゴーリーは、20世紀後半に活躍したアメリカの絵本作家だ。『うろんな客』や『不幸な子供』など、不思議な世界観とモノトーンの緻密な線描による絵本で知られるほか、挿絵、舞台や衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど、幅広い分野でその才能を発揮している。展覧会「佐倉市市制施行70周年記念 エドワード・ゴーリーを巡る旅」では、ゴーリーの作品を、「子ども」や「不思議な生き物」、「舞台芸術」といったテーマを軸に紹介。『うろんな客』や『不幸な子供』、『狂瀾怒濤』、『蒼い時』をはじめ、ゴーリーが手がけた絵本の挿絵原画など、約250点の作品や資料を公開する。また、絵本に加えて、『ドラキュラ・トイシアター』表紙の原画など、舞台にまつわる作品も紹介するなど、ゴーリーの幅広い仕事にふれることができる機会となっている。展覧会概要展覧会「佐倉市市制施行70周年記念 エドワード・ゴーリーを巡る旅」会期:2024年4月20日(土)~6月23日(日) 会期中に展示替えあり[前期 4月20日(土)〜5月19日(日) / 後期 5月21日(火)〜6月23日(日)]会場:佐倉市立美術館 2階展示室住所:千葉県佐倉市新町210開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)観覧料:一般 800円(640円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料※( )内は20名以上の団体料金※障害者手帳の所持者本人および介助者1名は無料※リピーター割引:前回観覧時の半券の所持者は2割引【問い合わせ先】佐倉市立美術館TEL:043-485-7851This Exhibition has been planned and originally curated by the Edward Gorey House with the official permission of the Edward Gorey Charitable Trust
2024年05月03日元少年忍者のメンバーでジュニアとして活動していた平塚翔馬が、昨日まで東京・紀伊國屋ホールで上演されていた舞台『大脱出 2~Escape Run~』の千秋楽をもって、所属事務所から卒業することがわかった。ジュニアの公式アカウントは「カーテンコールで報告されましたが、平塚翔馬が卒業となりますたくさんの愛をありがとうございました」と発表。平塚は2001年7月9日生まれの22歳。少年忍者を2022年5月に脱退。その後、事務所に所属しながらソロで活動していた。
2024年04月30日本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いたインスタレーションや現代アート作品を制作する作家、渡辺おさむの展覧会「お菓子の美術館~渡辺おさむ スイーツアート in 氷見~」を5月3日(金)から氷見市芸術文化館【富山県氷見市】にて開催いたします。チョコレートの館■北陸で初開催!お菓子を口にしたときのような、幸せな気分になれる美術展渡辺おさむは、樹脂などを材料に本物そっくりに作られた“スイーツ”を使い、デコレーションするスイーツデコの技術をアートに昇華させた現代美術作家です。本展では、思わず食べたくなるようなホイップクリームやマカロン、キャンディなどカラフルな“スイーツ”を用いて、3mのお菓子のメリーゴーラウンドや4m50cmのお菓子のドラゴン、全長25mのお菓子の水族館など、壮大なスケールの作品を展開します。また、プロの舞台照明チームにより、より作品の世界に没入できるような演出が随所に施されており、夢の世界へ迷い込んだような、圧倒的なファンタジー空間をお楽しみいただけます。お菓子のメリーゴーラウンド■関連イベント●渡辺おさむギャラリートーク日時:5月3日(金・祝)・5月11日(土) 11時~/14時~費用:無料(要観覧券) 予約不要●渡辺おさむワークショップ 「富山名物・細工かまぼこを作ろう」日時 :5月4日(土) 11時~/14時~場所 :交流室1・2 ※参加には展覧会入場券が必要です参加費:1,500円【定員:各回 25名】富山の定番といえば【富山名物・細工かまぼこの鯛】!渡辺おさむさんと一緒に樹脂を用いて、可愛い鯛かまぼこのデコアートを体験しましょう!お申し込みは TEL:0766-30-3430 氷見市芸術文化館まで●フォトスポットラリー【会場内で毎日開催】展覧会の会場内にあるフォトスポットをめぐって撮影しよう!出口でスタッフに画像を提示された方にはプチプレゼントをお渡しします。●ぬりえコンテスト【会場出口エリアで毎日開催】「お菓子の美術館」オリジナルイラストが描かれた用紙を会場出口で配布します。カラフルに彩って提出してくれた方全員にプチプレゼントをお渡しします。また、後日審査のうえ優秀作品に選ばれた方には賞品を進呈します。※提出されたイラストは館内に掲示し、優秀作品は芸術文化館SNSで後日発表します。●氷見市芸術文化館 公式LINEお友達登録キャンペーン【会場内で毎日開催】氷見市芸術文化館の情報をお伝えする公式LINEに登録してくださった方にプチプレゼントをお渡しします。●氷見市芸術文化館 インスタグラムフォロー&投稿キャンペーン【会場内で毎日開催】氷見市芸術文化館の情報をお伝えする公式インスタグラムをフォローして、投稿してくださった方にプチプレゼントをお渡しします。氷見市芸術文化館ホームページ ■渡辺おさむ氏コメントこの度は、能登半島地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。新年に震災のニュースを目にし、展覧会を開催すべきなのか迷いましたが、長い復興の道のりの中で、どこかで芸術が人々に生きる力と感動を与えてくれるはずだと思い、今こそ自分の持てる力を集結させ、夢のあるお菓子の美術館をつくりあげたいと思い、多くの方々の協力を経て本展開催となりました。作品の世界は夢のある世界でありたいと考えています。この展示場所は舞台も兼ねており、プロの舞台照明チームと共にファンタジーの世界に没入できるような演出も計画しており、これまでにない試みですが、手応えを感じています。ご来場いただいた皆様の楽しい思い出の1ページとなりましたら幸いです。■渡辺おさむについて渡辺おさむ(わたなべ おさむ)/2003年東京造形大学デザイン学科卒。スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)などにもとりあげられる。本物そっくりのカラフルで精巧なスイーツアート作品は、国内はもとより世界各国でも話題を呼んでいます。国内では、清須市はるひ美術館「渡辺おさむ お菓子の美術館」(愛知県)、防府市地域交流センター アスピラート「渡辺おさむ展 Sweets Wonderland-お菓子の遊園地-」(山口県)などで開館以来動員人数過去最高記録を更新してきました。渡辺おさむホームページ: ■開催概要会期 :2024年5月3日(金・祝)~2024年5月30日(木)※会期中無休時間 :10時~17時(最終入場:16時30分)土曜日のみ 10時~19時(最終入場:18時30分)会場 :氷見市芸術文化館〒935-0021 富山県氷見市幸町31番9号観覧料 :【一般】 前売券1,000円(当日券1,200円)【高校・大学生】当日券のみ800円【中学生以下】 無料主催 :氷見市文化振興財団、氷見市、氷見市教育委員会、富山新聞社、北國新聞社、北日本放送後援 :富山県、富山県教育委員会、富山県私立幼稚園・認定こども園協会、とやま観光推進機構、氷見市自治振興委員連合会、氷見商工会議所、氷見市観光協会、FMとやま協力 :渡辺おさむアトリエ、氷見まちづくり、氷見菓子工業組合、富山県洋菓子協会、石川県洋菓子協会企画協力:M&M Color 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月19日2024年4月27日(土)より、大阪のあべのハルカス美術館では、『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』を開催する。尾張徳川家の至宝を保存・公開している名古屋市、徳川美術館のコレクションより、尾張徳川家の歴史と華やかな大名文化を紹介する展覧会だ。徳川将軍家に連なる御三家の筆頭格で、諸大名の中でも最も高い格式を誇っていた尾張徳川家。家康の九男・義直(1600-50)が創始して以来、この家系には、家康の遺品「駿府御分物(すんぷおわけもの)」をはじめ、歴代当主や夫人たちの遺愛品など一万件余りが伝えられてきた。その精華を紹介する同展では、まず第一章「尚武」で、武家の象徴として大切に守り伝えられてきた、甲冑や刀剣など格式ある「いくさ道具」を紹介。大阪落城で焼けるも再刃された、刀剣ファンに人気の《脇指銘吉光名物 鯰尾藤四郞》も大阪に帰省する。《脇指銘吉光名物 鯰尾藤四郞》、鎌倉時代 13世紀第二章の「清雅」では、大名が礼法や教養として求め られた茶・能・香といった文化的な側面に焦点を当てる。また第三章「求美」では、大名やその家族が「奥」と呼ばれるプライベートな空間で、趣味や教養を高めるために使用した「奥道具」の数々を展示。第四章「至宝」では、現存最古の源氏絵の遺例である国宝「源氏物語絵巻」と、三代将軍家光の長女・千代姫の婚礼調度、国宝「初音の調度」を紹介する。国宝《初音蒔絵旅櫛箱》江戸時代 寛永16年(1639) ※展示期間:4/27~5/26なお、「源氏物語絵巻」は《竹河(一)》《早蕨》《宿木(三)》《東屋(二)》の四場面を、それぞれ約2週間ずつ、「初音の調度」は《初音蒔絵旅櫛箱》と《胡蝶蒔絵掛硯箱》を、約一カ月ずつ展示する。作品や期間については変更する場合もあるので、展示スケジュールは講演会などの関連イベントの詳細と合せて、美術館ホームページで確認を。<開催概要>『徳川美術館展 尾張徳川家の至宝』会期: 2024年4月27日(土)~6月23日(日)※会期中、展示替えあり会場:あべのハルカス美術館時間:10:00~20:00、月土日祝は18:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日: 5月7日(火)、5月27日(月)料金:一般1,800円、大高1,400円、中小500円公式サイト:
2024年04月11日新潟市美術館にて、企画展「もしも猫展」が2024年4月13日(水)から6月2日(日)まで開催される。江戸時代の“擬人化”表現に迫る以前にも名古屋市博物館や京都文化博物館にて開催された「もしも猫展」。本展の主軸となるのは、猫を“擬人化”したり、逆に役者を猫の顔に見立てたりした作品で知られる浮世絵師の歌川国芳だ。そんな歌川国芳による猫を題材とした作品を中心に、江戸時代から明治時代にかけての擬人化表現の魅力に迫る。擬人化表現を読み解くうえでのポイントのひとつは、作品が“パロディの一種”となっていること。擬人化作品は、当時の人々に広く知られた伝承や、世間を騒がせた話題などをもとに制作されることがある。そのような作品と、元のイメージとを見比べることで、擬人化表現の魅力を再発見することができる。また、1841年(天保12)、歌川国芳による《猫の百面相》という団扇絵が流行。実在する歌舞伎役者を、猫に見立てて描くという趣向は、当時の新機軸となった。会場では、「もしも、あの有名人が猫になったら?」などユーモアの溢れるアイデアと、国芳ならではの観察力や的確な表現力によって展開される作品が紹介される。このほか、山東京山と歌川国芳によって制作された合巻『朧月猫の草紙』や、国芳が擬人化猫作品を集中的に描き始めた頃の作例を展示する。【詳細】「もしも猫展」会期:2024年4月13日(土)~6月2日(日)時間:9:30~18:00休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、5月7日(火)場所:新潟市美術館 企画展示室住所:新潟県新潟市西大畑町5191-9料金:〇前売・一般 1,200円・オリジナルポストカード付前売券 1,300円〇当日・一般 1,400円・大・高校生 1,000円・中学生以下 無料<前売券情報>販売期間:2024年2月22日(木)~4月12日(金)販売場所:セブン-イレブン(セブンチケット、セブンコード103-953)、ローソン(Lコード:35682)、インフォメーションセンターえん(メディアシップ1階)、万代シティビルボードプレイス(2階サービスデスク)、新潟県立万代島美術館ミュージアムショップ、新潟市美術館、新潟市新津美術館※会期中、一部作品の場面替えがある。※観覧券販売は、閉館30分前までとなる。【問い合わせ先】新潟市美術館TEL:025-223-1622
2024年04月02日株式会社相州村の駅(本社:神奈川県小田原市、代表者:瀬上 恭寛)が運営する『漁港の駅 TOTOCO小田原 とと丸食堂』、『ジ アウトレット湘南平塚 小田原海鮮とと丸食堂』は、小田原では「オシツケ」と呼ばれ馴染みのある今が旬のおさかな「アブラボウズ」を使用した特別メニューの数々を、2024年3月より期間限定販売しております。期間限定アブラボウズを堪能するメニューが登場◆アブラボウズとは小田原では「オシツケ」と呼ばれ馴染みがある深海魚。全長は最大で約1.8mに達し、カサゴ目の魚類の中では最大級の大きさです。アブラボウズは脂ののりが抜群ですので、沢山の量を召し上がるのではなく、1切れ1切れを噛みしめて味わう魚で、脂のりが抜群なことからあら汁として調理しても美味しさを味わうことができる白身魚です。アブラボウズ◆期間限定商品について≪漁港の駅TOTOCO小田原 とと丸食堂≫アブラボウズ5種丼~刺身・桜鯛・まぐろ・なめろう・ワカメ~価格:1,680円(税込)アレルギー:大豆・ゴマアブラボウズ5種丼アブラボウズ飯~刺身・炙り・甘エビ・ウニ・いくら・のり佃煮・金粉~価格:2,250円(税込)アレルギー:海老・小麦・いくら・大豆・サバアブラボウズ飯アブラボウズ堪能定食~お刺身・煮つけ・ミニサラダ・あら汁~価格:2,580円(税込)アレルギー:小麦・乳成分・いくら・大豆・サバ・りんごアブラボウズ堪能定食≪小田原海鮮とと丸食堂≫アブラボウズ3種丼定食~アブラボウズ・まぐろ・サーモン+ワカメ酢・あら汁~価格:1,406円(税込)アレルギー:小麦・いくら・ゴマ・大豆アブラボウズ3種アブラボウズ7種桶丼~アブラボウズ・桜鯛・まぐろ・なめろう・わかめ・うに・いくら~価格:1,680円(税込 1,848円)アレルギー:乳成分・さけ・大豆アブラボウズ7種桶丼小田原海鮮とと丸食堂小田原漁港とと丸食堂◆店舗概要≪漁港の駅TOTOCO小田原 とと丸食堂≫・店舗名 :漁港の駅TOTOCO小田原 とと丸食堂(2階)・所在地 :神奈川県小田原市早川1番地28・アクセス :JR早川駅より徒歩5分・TEL :0465-20-6336・営業時間 :1階 9:00~17:002階 10:00~17:00(ラストオーダー16:00)3階 10:59~17:00(ラストオーダー16:00)・定休日 :不定休≪ジ アウトレット湘南平塚 小田原海鮮とと丸食堂≫・店舗名 :小田原海鮮とと丸食堂・所在地 :神奈川県平塚市大神八丁目1番1号ジ アウトレット湘南平塚・アクセス :JR平塚駅よりバス「ツインシティ大神」下車徒歩すぐ・TEL :0463-86-3131・営業時間 :10:00~21:00(LO 20:00)・定休日 :不定休◆会社概要・会社名 : 株式会社相州村の駅・所在地 : 〒250-0021 神奈川県小田原市早川1-15-12・代表者 : 瀬上 恭寛・設立 : 令和2年3月26日・事業内容: 道の駅の運営/観光土産品の企画、開発、卸販、販売・資本金 : 1,000万円・URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月22日「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が2024年4月20日(土)から6月30日(日)まで、熊本市現代美術館にて開催。東京などでも開催された巡回展となる。サンリオ60年の歴史&“カワイイ文化”に迫る展覧会「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」は、2020年に創業60年を迎えたサンリオの軌跡を辿る展覧会。本展では、サンリオが創業される以前の歴史から紐解き、日本の“カワイイ文化”を牽引してきたサンリオの歩みに迫っていく。サンリオが60年の間に生み出したキャラクターは、450以上。会場では、ハローキティをはじめとする人気キャラクターはもちろん、パティ&ジミーなどのなつかしいキャラクターやレアなキャラクターにもスポットを当て、貴重な原画や資料、商品展示などから多角的に“カワイイ文化”を紹介する。また、マイメロディなどのキャラクターが誕生する舞台裏や、ファンとサンリオの交流の場となった機関紙『いちご新聞』、時代性を取り込み変化するハローキティの戦略など、サンリオキャラクターが長く愛され続ける背景にもフォーカス。作り手側だからこそ明らかにできる企画意図や苦労話など、サンリオの秘密を知ることができる貴重な機会となっている。熊本会場オリジナル展示もまた館内では、熊本会場オリジナルの展示も予定。おもちゃの交換プログラム「かえっこ」で集まったサンリオのキャラクターグッズを花のように敷き詰めた、藤浩志の《Happy Garden Ver. Sanrio》など、アーティストとのコラボレーション作品や、熊本ならではのサンリオとの関わりを示す展示にも注目だ。展覧会概要「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」会期:2024年4月20日(土)~6月30日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーI・II住所:熊本県熊本市中央区上通町2₋3 びぷれす熊日会館3階開館時間:10:00~20:00 ※入場は19:30まで休館日:火曜日料金:一般 1,500(1,300)円、シニア 1,200(1,000)円、学生(高校生以上) 900(700)円※()内は前売、20名以上の団体、電車・バス 1日乗車券、 JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証、熊本県立美術館友の会証提示者の料金※中学生以下無料※各種障害者手帳を提示者と付き添い者1名無料(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等を予定)【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2024年03月18日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)と現代アーティスト・村上隆のコラボレーションによる巨大彫刻作品《お花の親子》が、京都市京セラ美術館に登場。京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」展の会期にあわせ、2024年9月1日(日)まで展示される。高さ約13mの巨大彫刻《お花の親子》2020年から2021年にかけて六本木ヒルズに登場し話題を呼んだ、金色に輝く巨大な彫刻作品《お花の親子》。村上が提唱する、伝統的な日本美術とアニメ・マンガの平面性を接続し、日本社会に対する批評性を織り込んだ概念である「スーパーフラット」の彫刻作品だ。そんな《お花の親子》が、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とのコラボレーションにより、メゾンを象徴するトランクと共に京都市京セラ美術館に登場。日本庭園の池に浮かぶように設置された、高さ約13mを超える巨大彫刻作品となっている。前後、側面と角度によって異なる表情を見せてくれるほか、湖面に反射する様子を楽しむことができる。トランクは、両者のコラボレーションにより2003年に発表されたモノグラム・マルチカラーのトランクが着想源。キャンバスやメタルパーツ、木材といったディテールまで細かに表現されている。【詳細】《お花の親子》とルイ・ヴィトンのトランクのインスタレーション期間:~2024年9月1日(日)まで公開場所:京都市京セラ美術館 日本庭園住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124※入場無料エリア【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120‐00-1854
2024年03月11日2024年3月2日(土)から2025年2月24日(月・祝)の期間、長野県茅野市にある白樺リゾート内の「森の美術館」にて『ペネロペ絵本原画展』が開催されます。累計発行部数300万部を超える「ペネロペ」の絵本原画34点が展示されます。フォトスポットやグッズコーナーも楽しめます。【ペネロペ絵本原画展】開催概要会期:2024年3月2日(土)~2025年2月24日(月・祝)会場:白樺リゾート森の美術館(〒391-0392 長野県茅野市白樺湖)開館時間:9:30~16:30※最終入館 閉館30分前休館日:なし(施設及び展示品管理のため、休館になる場合があります)入館料:大人 500円 小人 300円(3歳~小学6年生)ホームページ: 総合予約センター: 0266-68-2100 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月08日2024年1月5日(金)~3月10日(日)の期間、福岡市美術館にて開催中の「永遠の都ローマ展」は、たくさんの方にご来場いただき、この度来場者3万人を達成しました。当日は、来場者3万人記念としてセレモニーを開催し、来場者に「永遠の都ローマ展」の図録が贈呈されました。来場3万人セレモニー本展では永遠の都ローマの二千年を超える栄えある歴史と文化を築いたカピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介しています。「永遠の都ローマ展」は3月10日(日)まで。週末は込み合うので、ゆっくりとご観覧いただく場合は、平日のご来館がお薦めです。引き続き、皆さまのご来場をお待ちしています!「永遠の都ローマ展」展示風景<ご来場者3万人達成記念キャンペーン>●平日限定 オリジナルコースタープレゼント!●来場者全員にオリジナルコースター(全5種類)プレゼント!※お1人様1枚のみとなります。コースターの種類は選べません。※なくなり次第、終了となります。●(同時開催)SNS投稿でオリジナルコースタープレゼント!●SNSでローマ展の情報を発信してくださった方にもオリジナルコースターをプレゼント!※平日・土日祝どちらも実施しております。※SNSに投稿した画面を会場入口でお見せいただければその場でプレゼントいたします。※SNS投稿数に関わらず、コースタープレゼントは1枚となります。コースターの種類は選べません。オリジナルコースター(5種類)<ジュニアガイドによる「永遠の都ローマ展スタンプラリー」開催中!>●お子様向け展覧会鑑賞ガイド配付中●・小学5年生以上を対象としたお子様向け展覧会鑑賞ガイド「ジュニアガイド」を配布!(福岡市美術館2階とNHK福岡放送局に設置)●大人も楽しめるスタンプラリー実施中●スタンプを集めてNHK福岡放送局に持っていくと記念品として特製缶バッジがもらえます。【期間】2月25日までジュニアガイドによる「永遠の都ローマ展スタンプラリー」<特設サイトも充実>特設サイトでは、ローマ展を楽しんでいただくためのローマに関するクイズやコラムを展開中( )<会場限定販売のオリジナルグッズも充実>(グッズの一例)・212年から216年にかけてカラカラ帝の治世に造営された「カラカラ浴場」にちなんだお風呂・サウナグッズ・ローマの象徴「カピトリーノの牝狼」をモチーフにしたローマ展オリジナルキャラクターのぬいぐるみ・今回展示をされている作品のポストカードやクリアファイル・イタリアの伝統的な製法で焼き上げた「ローマ展オリジナルビスコッティ」<音声ガイドも大好評>ローマ建国から2千年の歴史を旅する「永遠の都ローマ展」では、作品をより深く知っていただく為に音声ガイドをご用意。ナビゲーターは諏訪部順一さん、ナレーターは早見沙織さんが担当!ご来場の皆様にご好評をいただいています。<「永遠の都ローマ展」4つのみどころ>(1) 永遠の都、二千年の美をめぐる建国神話から、古代ローマ、ルネサンス、バロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマの美の歴史をたどります。(2) 必見!カピトリーノ美術館のコレクションローマの観光地としても人気の高いカピトリーノ美術館のコレクションのなかから選りすぐりの名品をご覧いただけます。(3) 頭部だけで約1.8メートル!迫力の巨大彫刻古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品を展示します。コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)(4) 奇跡の初来日!カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》バロックを代表する画家カラヴァッジョによる《洗礼者聖ヨハネ》が福岡に初来日。カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》【開催概要】名称 :永遠の都ローマ展会期 :2024年1月5日(金)~3月10日(日)開館時間 :午前9時30分~午後5時30分休館日 :毎週月曜日観覧料(税込):一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,200円(1,000円)、小中生 600円(400円)※( )は団体料金※未就学児は、観覧無料。※団体料金は20名以上が対象。※学生の方は入場の際、学生証等をご提示ください。※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料※チケット取扱展覧会チケットサイトetix( )の他、ローソンチケット(Lコード82032)、チケットぴあ(Pコード994-450)、セブンチケット、イープラス、ファミリーマートほか、主要プレイガイドにて好評発売中。主催 : 福岡市美術館、毎日新聞社、NHK福岡放送局、NHKエンタープライズ九州共催 : ローマ市、ローマ市文化政策局、ローマ市文化財監督局後援 : 駐日イタリア大使館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会助成 : 公益財団法人福岡文化財団協賛 : JR東日本、ダイワ化成、DNP大日本印刷、西日本シティ銀行協力 : ITAエアウェイズ、日本貨物航空、イタリア文化会館・大阪特設サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月22日グッチ(GUCCI)の歴史をたどる展覧会「GUCCI COSMOS」が、京都市京セラ美術館にて、2024年10月1日(火)から12月1日(日)まで開催される。グッチの国際巡回展が日本上陸「GUCCI COSMOS」展は、100年以上にわたるグッチの歴史における、特に代表的なデザインをたどる展覧会だ。2023年4月に中国・上海で、10月にはイギリス・ロンドンで開催された同展が、京都に巡回する。本展では、イタリア・フィレンツェにあるグッチのアーカイブ収蔵拠点を通して、グッチを象徴するアイテムが生みだされた過程を紹介。1921年に創設され、以後100年以上にわたって継承されてきたグッチの精神が、いかにしてデザインに反映されてきたのか、そして各時代を代表するアイテムがどのようにして歴代のグッチのクリエイティブ・ディレクターに着想を与えてきたのかに光をあててゆく。展覧会概要展覧会「GUCCI COSMOS」会期:2024年10月1日(火)〜12月1日(日)会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階、新館 東山キューブ住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124開館時間:10:00~18:00(入場は17:00まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館)※詳細については追って告知【問い合わせ先】グッチ クライアントサービスTEL:0120-99-2177
2024年02月22日京都市美術館開館90周年記念展『村上隆 もののけ 京都』が、京都市京セラ美術館で2024年2月3日(土)から開幕した。オープン前日に行われたプレス向け内覧会では、多国籍な関係者が集まり、日本語と英語のバイリンガルで説明が行われ、アーティスト村上隆も英語を混ぜながら挨拶した。それでは会場にレッツゴー!村上隆《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》2023-2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.入口をくぐって、第1室にどーん!とあるのが、この《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》。京都の町を表現した《洛中洛外図》は、室町時代後期から多くの絵師や画家が手掛けている。村上は、岩佐又兵衛による《洛中洛外図》を元に、AIで線画するなどのテクノロジーを使って、このように緻密に描いた。画面には、京都御所、二条城、清水寺といった京都の名所のみならず、暮らしているたくさんの人々を見ることができ、圧巻!「琳派水紋」をアレンジした床も必見だ。スカル(どくろ)柄のカーテンに手を通し、第2室に入る。照明は作品を照らすだけの、八角形の空間となっている。『村上隆 もののけ 京都』展示風景、京都市京セラ美術館 2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.この展示室は怖いような、緊張感が漂うような空間だ。壁には、京都の町を四つの方角から守るモチーフ(東=青龍、西=白虎、北=玄武、南=朱雀)を表現した、大きなペインティング。中心には《六角螺旋堂》があり、手を合わせたくなるような立体作品も置かれている。京都といえば、雅(みやび)な宮廷文化をイメージするが、疫病や災害も多く、たくさんの人々が犠牲となっている。よく見ると、展示室の床にも、スカル(どくろ)がたくさんちりばめられている。続いて第3室・・・・・・お?『村上隆 もののけ 京都』展示風景、京都市京セラ美術館 2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.「DOB往還期」と名付けられた第3室では、世界にムラカミの名を知らしめた、「DOBくん」や「スーパーフラット」を紹介している。他にも村上が生み出した「カイカイ」と「キキ」のような、時代とともに変遷するキャラクターは、美術作品(ペインティングや立体作品)として表現・展示しているだけではない。『村上隆 もののけ 京都』展示風景、京都市京セラ美術館 2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.グッズとなったキャラクターは、展示室の一角にあるショーケースに並べられている。つまり、大衆に消費されるグッズが美術館に置かれると、美術品として価値があるものになる、という「スーパーフラット」の考え方を具現化しているのだ。第4室に入ると目に入るのは、《風神図》、《雷神図》。(左)村上隆《風神図》2023-2024年、(右)村上隆《雷神図》2023-2024年、いずれもⒸ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.え、ゆるキャラ?!村上によると、これまで先人たちによる《風神図》、《雷神図》は、時代背景によって顔つきなどが違うそうだ。そこで村上が考えたのは、このような表情!2024年を生きる私たちは、これを見ると笑顔になってしまうが、何百年か後の人たちが見たとき、どう思うのだろうか。村上隆《雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》》2010年"アクリル、カンヴァス 363×1800cm 作家蔵 Ⓒ2010 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.この第4室にある、上記の作品や、琳派を想起させるような大型の新作たちは、見ごたえ十分!『村上隆 もののけ 京都』展示風景、京都市京セラ美術館 2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.さらに、展示作品の元絵であるデッサンやスケッチも展示されており、とても興味深い。『村上隆 もののけ 京都』展示風景、京都市京セラ美術館 2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.第5室は、村上が手掛けるNFTやトレーディングカードといった、最新トレンドを追っている。例えば、人間の煩悩と同じ数108枚ある、この作品。村上隆《Murakami. Flowers Collectible Trading Card 2023》2023-2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.京都市の「ふるさと納税特別返礼品」である、村上の「COLLECTIBLE TRADING CARD」には、この《Murakami. Flowers Collectible Trading Card 2023》がデザインされている。アートやアーティストがふるさと納税?と驚いてしまうが、2月2日現在、3億円が集まっているそうだ。それに、美術館でトレーディングカード?!実は、この「ふるさと納税特別返礼品」のトレカとは別で、展覧会来場者先着5万人に、限定トレーディングカードのプレゼントもある。この第5室の作品は、一見デジタル表現に見えるが、実はカンヴァスにアクリル絵具。細部までじっくり眺めてほしい。金色の壁面がまぶしい第6室は、京都ゆかりの作品群だ。村上隆《Murakami. Flowers Collectible Trading Card 2023》2023-2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.昨年11月の 記者会見レポート() でも紹介した、京都南座の「祝幕」の原画や、送り火で知られる京都五山をモチーフにした作品などが、本展最後の空間を彩る。2024年9月1日(日)まで開かれている 『村上隆 もののけ 京都』は、村上隆というアーティストが持つ多様性や幅の広さに気付かされる展覧会だ。いま京都で生活する村上ならではの「京都愛」も感じながら、NFTやトレーディングカード、ふるさと納税を取り入れるような「時代の最先端」、そして(以下の作品にあるような)キャプションは日本語と英語のバイリンガルという「グローバル目線」を見て取れる。村上隆《「村上隆 もののけ 京都」展をみるにあたっての注意書きです。》2023-2024年 Ⓒ2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.おそらくこれは村上隆の回顧展ではない、と私は信じたいが、2000年以降の日本を代表するアーティスト村上隆が、この20~30年間発表してきた主な作品を日本で一通り見ることができる、超貴重な展覧会であることは間違いない。同時代に生きる者として、ぜひ見ておきたい。取材・文:藤田千彩<開催概要>京都市美術館開館90周年記念展 『村上隆 もののけ 京都』会期:2024年9月1日(日)まで会場:京都市京セラ美術館[ 新館 東山キューブ ]時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(祝日の場合)料金:一般2,200円、大学1,500円、高校1,000円公式サイト:チケット情報()
2024年02月05日東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」を2024年3月15日(金)から4月7日(日)まで開催する。桜など春にちなんだ作品が集結桜の開花時期に合わせて、東京国立近代美術館で開催される毎年恒例の「美術館の春まつり」。期間中は、所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」にて、桜をはじめとする花を描いた作品などを含めた作品約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口から紹介する。会場では、春の時期のみ公開する東京国立近代美術館の代表作のひとつ、川合玉堂による重要文化財《行く春》、雨に濡れる吉野の桜を描いた菊池芳文《小雨ふる吉野》などを展示。また、木の枝や桜など自然を対象とした絵を多く描いた現代作家・児玉靖枝の《ambient light - sakura》のほか、“樹”をモチーフにし続けてきた日高理恵子、20世紀に活躍したスイスの画家、パウル・クレーらによる春にちなんだ作品も鑑賞することができる。開催概要「美術館の春まつり」会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで※同時開催の企画展「中平卓馬火―氾濫」■所蔵作品展 「MOMATコレクション」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:4-2階 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料※所蔵作品展入館当日にかぎり、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可■同時開催・企画展「中平卓馬火―氾濫」会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:1階 企画展ギャラリー観覧料:一般 1,500円、大学生 1,000円※高校生以上および18歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料※企画展入館当日にかぎり、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可・コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:2階 ギャラリー 4※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で鑑賞可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2024年01月26日豊田市美術館では、2024年1月20日(土)より、「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」が開催される。2024年4月26日(金)、同館の隣に地域の歴史・文化・産業や自然などをテーマにした総合博物館「豊田市博物館」が開館することを機に、文化表象の実践の場としてのミュージアムの未来の可能性を探る展覧会だ。タイトルにある「ヴンダーカンマー」とは、絵画や彫刻に加え、動物の剥製や植物標本、地図や天球儀、東洋の陶磁器など、世界中からあらゆる美しいものや珍しいものを集めた「驚異の部屋」のことをいう。15世紀のヨーロッパで始まったこの部屋は、やがて美術館や博物館として、美術品や収集品を公開する場となっていった。しかし、「博物館行き」という言葉があるように、かつては作品がミュージアムに入ることは物事の終焉を意味していた。同展では、リウ・チュアン(中国)、タウス・マハチェヴァ(旧ソビエト連邦)、ガブリエル・リコ(メキシコ)、田村友一郎(日本)、ヤン・ヴォー(べトナム)という5人の作家が、歴史や資料を調査・収集して、現在のテクノロジーを交えながら物事を編み直し、そこに新たな姿や意味を見出していく。現在における国や地域のアイデンティティとは何か?画一化していく世界のなかで伝統はどうなるのか?文化の真正性とは何か?と未来に向けて問いかけていくことで、改めてミュージアムと社会の関係や、展示における政治的・美学的意義も浮き彫りになっていくことだろう。ものまねタレントのミラクルひかるも登場する出品作家田村友一郎によるトークや、担当学芸員によるスライドトークなど、関連プログラムも各種用意されている。詳細は随時美術館ウェブサイトにアップされるので、興味のある方は確認を。<開催概要>企画展『未完の始まり:未来のヴンダーカンマー』会期:2024年1月20日(土)~5月6日(月・祝)会場:豊田市美術館時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)休館日:月曜(2月12日、4月29日、5月6日は開館)料金:一般1,500円、大高1,000円公式サイト:
2024年01月17日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2024年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせいたします。「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」会 期 :2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)共 催 :読売テレビ、産経新聞社開 催 趣 旨 :19世紀後半、モネへの酷評に始まるも西洋美術の伝統を覆した印象派。フランスに留学していた画家たちは、革新的な表現手法を持ち帰り各国で独自に展開していきました。本展では、1898年にアメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に出品。とくにアメリカにおける印象派の諸相に注目し、その衝撃と影響をたどります。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum※上記の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日2024年1月5日(金)~3月10日(日)の期間、福岡市美術館にて「永遠の都ローマ展」を開催します。永遠の都ローマの二千年を超える栄えある歴史と文化を築いたカピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。特設サイト: 【「永遠の都ローマ展」4つのみどころ】(1)永遠の都、二千年の美をめぐる建国神話から、古代ローマ、ルネサンス、バロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマの美の歴史をたどります。(2)必見!カピトリーノ美術館のコレクション世界的に最も歴史の古い美術館の一つであるカピトリーノ美術館のコレクションのなかから選りすぐりの名品をご覧いただけます。(3)頭部だけで約1.8メートル!迫力の巨大彫刻古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品を展示します。(4)奇跡の初来日!カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》バロックを代表する画家カラヴァッジョによる《洗礼者聖ヨハネ》が福岡に初来日。カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》【「永遠の都ローマ展」展示構成】第1章 ローマ建国神話の創造ローマ建国神話のエピソードの代表格である軍神マルスと巫女レア・シルウィアの子、双子のロムルスとレムスを育てる牝狼の物語を伝える《カピトリーノの牝狼(複製)》を展示します。《カピトリーノの牝狼(複製)》第2章 古代ローマ帝国の栄光歴代ローマ皇帝の肖像や帝国ゆかりの女性たちの肖像を展示。加えて、帝国の栄華を象徴する、《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大複製で展示します。《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)》第3章 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想カピトリーノ美術館の起源から16世紀に巨匠ミケランジェロが手がけたカンピドリオ広場建設プロジェクトまでの展開を絵画、版画等を通して紹介します。エティエンヌ・デュペラック《カンピドリオ広場の眺め》第4章 絵画館コレクション膨大なカピトリーノ美術館コレクションより、16世紀から18世紀に活躍した画家たちの作品を中心に紹介します。カラヴァッジョ派の画家(17世紀前半)《メロンをもつ若者(嗅覚の寓意)》第5章 芸術の都ローマヘの憧れ一空想と現実のあわい古代記念碑「トラヤヌス帝記念柱」をモティーフとする版画や模型、ピラネージ、ファン・ヴィッテル、カノーヴァらの名品を紹介します。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ《古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点(『ローマの古代遺跡』第2巻より)》【特集展示 カピトリーノ美術館と日本】1876年に日本初の美術教育機関である工学寮美術校が開設された際、国外からの指導者たちが持ち込んだ石膏像が教材として使用されました。これにはカピトリーノ美術館の石膏像も含まれていました。この特集展示では、カピトリーノ美術館と日本の交流を、様々な展示物を通して紹介します。カンピドリオ広場のカピトリーノ美術館【開催概要】名称 :永遠の都ローマ展会期 :2024年1月5日(金)~3月10日(日)開館時間 :午前9時30分~午後5時30分休館日 :毎週月曜日※1月8日(月・祝)、2月12日(月・祝)は開館1月9日(火)、2月13日(火)は休館観覧料(税込) :一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,200円(1,000円)、小中生 600円(400円)※( )は前売・団体料金※未就学児は、観覧無料。※団体料金は20名以上が対象。※学生の方は入場の際、学生証等をご提示ください。※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料チケット取扱:※前売券は展覧会チケットサイトetix( )で。ローソンチケット(Lコード82032)、チケットぴあ(Pコード994-450)、セブンチケット、イープラス、ファミリーマートほか、主要プレイガイドにて好評発売中。主催 : 福岡市美術館、毎日新聞社、NHK福岡放送局、NHKエンタープライズ九州共催 : ローマ市、ローマ市文化政策局、ローマ市文化財監督局後援 : 駐日イタリア大使館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会助成 : 公益財団法人福岡文化財団協賛 : JR東日本、ダイワ化成、DNP大日本印刷、西日本シティ銀行協力 : ITAエアウェイズ、日本貨物航空、イタリア文化会館・大阪特設サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月10日株式会社エミュール(所在地:埼玉県川口市、代表取締役:寺田 三紀)は、2023年10月20日(金)より、東京丸の内にある美術館「静嘉堂文庫美術館」が所蔵する国宝「曜変天目」とコラボレーションし、入浴剤「エミュール ミネラルバスパウダー」25g×3個入を「曜変天目」をイメージしたパッケージで発売しました。静嘉堂至福の泡風呂とエミュール入浴剤■国宝「曜変天目」とは静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)所蔵の国宝「曜変天目(ようへんてんもく)」は、中国・南宋時代(12~13世紀)、福建省・建窯(けんよう)で偶然に焼成されたものです。茶碗の高台(こうだい)部分を除く全体に、黒い釉(うわぐすり)がかかり、その内面に浮かぶ多数の斑紋の周囲に、青く輝く“光彩”が現われているのが特徴です。今日まで現存するものは世界に3点、そのすべてが日本に伝えられています。静嘉堂の曜変天目は、そのうち、もっとも斑紋と光彩が華やかな作品とされ、「器の中に宇宙が見える」とまでいわれるような美しい茶碗です。国宝 曜変天目(稲葉天目) 南宋時代(12~13世紀)●「曜変天目」は、静嘉堂文庫美術館の「静嘉堂@丸の内 開館1周年記念特別展 二つの頂―宋磁と清朝官窯」展にて公開中●期間:2023年12月17日まで■コラボ商品化の背景美術品の「曜変天目」と入浴剤「エミュール ミネラルバスパウダー」は、それぞれ異なる分野ですが、「泡」という共通点があります。曜変天目の特徴である釉薬の中の気泡が生じたことでできた斑紋と、それを取り巻く光彩は、茶道具・美術品として最も高く格付けされるだけでなく、そこに偶然生じた独特の模様が美しいとされています。一方、「エミュール ミネラルバスパウダー」は、天然由来成分を使用し、肌に優しく、泡風呂にすることでリラックスと美肌効果を同時に提供することができる入浴剤で、美とリラックスを追求する方々に支持されています。■体験型のコラボ商品の誕生美術館で曜変天目の美しさに酔いしれた後、帰宅し、エミュール ミネラルバスパウダーを使って泡風呂に浸かりながら、その余韻に浸るという「泡」のエッセンスを盛り込んだ体験型のコラボ商品「静嘉堂至福の泡風呂」が誕生しました。今回のコラボ商品化によって、美術と美容の世界を結びつけ、訪れる人々に新たな感動を提供します。【商品概要】商品名:「静嘉堂至福!?の泡風呂」内容 :エミュール ミネラルバスパウダー25g×3個入り価格 :1,100円(税込)<販売場所>静嘉堂@丸の内ミュージアムショップ※営業時間等は下記の美術館開館時間に準じます。ミュージアムショップのみのご利用も可能です。・開館時間 10:00~17:00(金曜日は~18:00) ※美術館の入館は閉館の30分前まで・休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌火曜日休館)、展示替え期間 年末年始など・所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F・TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)・公式サイト 静嘉堂至福の泡風呂 裏面■会社概要社名 : 株式会社エミュール設立 : 2008年11月5日資本金 : 600万円代表 : 代表取締役 寺田 三紀所在地 : 〒332-0004 埼玉県川口市領家1-11-9公式サイト: <エミュール Instagram> <エミュール X(旧:Twitter)> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月20日入谷【Inoubliable】上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】上野【鮨尽誠】上野【中国料理古月池之端本店】上野【ブラッスリーレカン】入谷【Inoubliable】本格フレンチを厳選ワインと堪能。スタイリッシュな店内も話題に美しいロゼ色、柔らかな食感の『仔羊のロティ』モダンフレンチの【Inoubliable】は東京メトロ・入谷駅から徒歩2分。長野県産の「野菜」や北海道産「ミルキーポーク」など、生産者が真心込めてつくりあげたこだわり食材をふんだんに使用した、独創的な世界観を表現する逸品がそろいます。オシャレな雰囲気の中、至福のひと皿が堪能できるはず。U字方のカウンターはひとりにもカップルにもオススメ。居心地抜群北欧のカフェを思わせるカジュアルな雰囲気の店内に設置されるのは、12席のカウンター席と8席のテーブル席。木調の温かみのある空間は一人でもリラックスできる雰囲気で、西洋絵画に親しんだ後などにピッタリのお店です。フランス産のものを中心にセレクトしたワインとおいしい料理で寛ぎの時間を過ごしてみては。Inoubliable【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】入谷駅 徒歩2分上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】厳選素材を革新的なメニューで提供。アイデア光る魅惑のコースワンタンの皮で包んださつま芋をサクッと素揚げした『芋の天ぷら』上野・不忍池近く。東京メトロ・上野駅から徒歩10分の【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】は、独創性あふれるコース料理が堪能できるダイニングバー。魚介類は朝一番に豊洲へ出向いてシェフ自らが目利きするなど、素材のクオリティを徹底重視。洗練と華やかさを備えた盛付けは目にもおいしい限りです。計算された照明が心地よく、席に着いた瞬間から日常を忘れさせてくれますカウンター席を中心に、ゆったり過ごせるソファ席も用意。落ち着いた雰囲気に一輪挿しの花を添えるといった空間づくりの妙は、特別な日を過ごすのにピッタリです。席数には限りがあるので、予約して訪ねるのがベター。カリフォルニア産を中心とした70種以上のワインも自慢です。Chanfe Tokyo/シャンフェ東京【エリア】湯島【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩10分上野【鮨尽誠】目利きの素材で旬のおまかせ握りを満喫。個室の夜景も思い出に旬素材の逸品料理を織り交ぜた『特上おまかせ握りコース』各線・上野駅からの徒歩1分という絶好アクセス。【鮨尽誠】は大将自らが厳選した新鮮な魚介類を、一つ一つ工夫を凝らして丹念に仕上げた料理の数々が自慢。名店で修業を重ねた職人が織り成す握りと、旬素材を活かした一品料理が存分に楽しめます。おまかせ握りコースで味わうのがオススメ!凛とした空気感が漂うカウンター席。店主との会話が緊張をほぐします落ち着いた和の空間の中心は洗練されたカウンター席。店主のおもてなしも心地よく、鮨店のカウンターデビューにもピッタリです。4名からの小グループから利用できる個室は夜景も見事。旬が香るコース料理と相性抜群の日本酒やワインも取りそろえるなど、ドリンクメニューも充実しています。鮨尽誠【エリア】上野【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】上野駅 徒歩1分上野【中国料理古月池之端本店】レトロムードに包まれた一軒家レストランで出合う、体にやさしい会席中国料理中国と日本の精進料理の長所を掛け合わせた『夜の精進料理コース』東京メトロ・根津駅から徒歩3分。JR上野駅からも徒歩圏内の【中国料理古月池之端本店】。昭和初期から残る風情あふれる一軒家で味わえるのは、伝統的な技法を駆使した斬新な会席風の中国料理。1つのコースに20もの野菜を盛り込むこだわりは、「栄養薬膳大師」の資格をもつ実力派ならではです。襖を外せば大広間としても使える座敷席。多彩なシーンに活躍します豊かな緑に包まれた閑静な一角に立つ一軒家は、まさに大人の隠れ家。店内には、座敷席や畳のテーブル席など趣の違う大小5つの個室があり、特別なひとときを過ごすのに最適です。昭和初期の建具なども活かしたレトロな雰囲気も魅力的。博物館帰りに、展示の話題を語り合うのにオススメです。中国料理古月池之端本店【エリア】上野【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】根津駅 徒歩3分上野【ブラッスリーレカン】歴史を刻んだ旧貴賓室でいただく、エスプリが香り立つフランス料理魚介のうまみたっぷり。スペシャリテ『末竹シェフの特製ブイヤベース』JR上野駅の改札口を出てすぐという好立地。【ブラッスリーレカン】は、駅に残る旧貴賓室を利用したクラシックなレストランです。テーマは「自由に楽しむもう一つのフランス料理の世界」。各国から厳選した素材でコース料理だけでなく、日本の季節感を大切にアラカルトも豊富にそろえます。由緒ある旧貴賓室を活かした空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる存在昭和7年に造られたアールデコ様式の店内は、当時のままのレトロなインテリアが残るエレガントな雰囲気に満ちています。テーブル席とソファ席を含め座席は全56席で、貸切りも可能。特別な時間が流れる空間は、美術館での余韻にひたるにはベストな選択です。ワインの品ぞろえにも自信あり。ブラッスリーレカン【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月16日現代美術の最前線で活躍する村上隆による国内の美術館ではおよそ8年ぶりとなる大規模個展『村上隆 もののけ 京都』が、京都市京セラ美術館にて2024年2月3日より9月1日まで、7か月間にわたって開催される。2023年2月の時点では、会期終了が2024年6月30日と発表されていたが、大幅に延長し、9月1日までの開催となることが決定した。マンガやアニメといったポピュラーカルチャーなどの引用やそれらとのコラボレーションを通して、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきた村上隆。現代のアートシーンを代表する存在として世界中で高い評価を受けており、『アートレビュー』誌の「Power 100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されている。今年度開館90周年を迎える京都市京セラ美術館で開催される同展は、江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上による、東京以外では初の大規模個展となる。現在、同展に向けて《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》(2008年)や、「光琳」シリーズ(2015年)など日本美術に想を得た作品の同展特別バージョンを制作しているほか、京都とその歴史を参照した数々の新作を構想中とのこと。美しい伝統が息づく京都を舞台に、村上隆の新たなる世界が展開される予定だ。<開催情報>『京都市美術館開館90 周年記念展 「村上隆 もののけ 京都」』2024年2月3日(土) 〜 9月1日(日)、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて開催
2023年10月16日「古代エジプト美術館展」が、東広島市立美術館にて2023年10月10日(火)から11月26日(日)まで開催される。福岡アジア美術館でも開催された巡回展だ。古代エジプト専門美術館「古代エジプト美術館 渋谷」所蔵作品を紹介「古代エジプト美術館展」は、古代エジプト専門美術館である「古代エジプト美術館 渋谷」の所蔵作品を紹介する展覧会だ。同館が所蔵する古代エジプト遺物は1,000点以上にのぼり、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅。それらコレクションからは、古代エジプト文化の全貌をうかがい知ることができる。ミイラや木棺・ツタンカーメンの指輪など約200点を展示本展では、「古代エジプトの神々と信仰」「ファラオが率いた国家」「古代エジプト人の衣・食・住」「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」の4つのテーマに分けて作品を展示。ミイラやミイラマスク、人型木棺、神殿の石柱、ツタンカーメンの指輪といった当時の生活様式が分かる作品など約200点を展示する。古代エジプトの神々と信仰古代エジプト人は、この世界や宇宙は創世神によって創造されたもので、後に多くの神々が誕生したと考えていた。中でも、動物は人間にはない特別な能力を持つものと信じられていたことから、多くの動物神が信仰されていた。第1章「古代エジプトの神々と信仰」では、そんな動物神の信仰に着目し、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを扱う。ファラオが率いた国家&古代エジプト人の衣・食・住このほか、第2章「ファラオが率いた国家」では、常に絶対的権力を行使していた国王ファラオや、人口の約10%にあたるエリート高官たちにフォーカスし、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを展示。また第3章「古代エジプト人の衣・食・住」では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示することで、当時の人々の生活様式に迫る。古代エジプトの死生観ー再生とミイラまた、古代エジプト人は、死後に再生し永遠なる生命を得ると信じており、死者の遺体をミイラとして保存していた。現在確認できている最古のエジプトのミイラは、先王朝時代に自然乾燥により作られたものだ。そして、第3中間期にミイラ作りの技術が頂点に達して以降、末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られた。第4章「古代エジプトの死生観ー再生とミイラ」では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介する。ピラミッドの最新調査の様子も紹介さらに本展では、過去100年間学術調査がほとんど行われなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査も紹介。古代エジプト人が築いた神々への信仰や国家、暮らし、死生観など多様なテーマから、3,000年にわたる巨大文明の歴史を紐解いていく。展覧会概要「古代エジプト美術館展」会期:2023年10月10日(火)~11月26日(日)会場:東広島市立美術館 2階・3階展示室住所:広島県東広島市西条栄町9-1時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで、ただし10月10日(火)は10:00開館、10月28日(土)・11月25日(土)は19:00まで開館)休館日:月曜日観覧料:・前売券 一般 1,040円、大学生 720円・当日券 一般 1,300円、大学生 900円、高校生以下無料※当日券に限り20名以上の団体2割引き。※学生料金は学生証の提示が必要。※後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付対象者は提示により、観覧無料。※11月3日(金・祝)は無料開館日。前売券販売所:東広島市立美術館、セブンチケット(セブンコード:102-269)※販売期間:2023年8月10日(木)~10月9日(月・祝)/東広島市立美術館での販売は休館日を除く。【問い合わせ先】東広島市立美術館TEL:082‐430-7117
2023年09月28日森の中の小さな美術館 西予市立美術館ギャラリーしろかわ(所在地:愛媛県西予市)では、平成7年に始まった全国「かまぼこ板の絵」展覧会も28回目となりました。今回のテーマは「届けたい想いがあります」です。全国各地及び海外(インドネシア・モンゴル・ミャンマー・イタリア)から届いた、応募者数6,482人が描いた6,355作品(板の枚数11,369枚)全てを展示し、令和6年1月14日(日)まで開催します。1枚のかまぼこ板をキャンバスとし小さなスペースに凝縮された絵。その日本一小さなキャンバスから湧き出てくる心揺さぶる感動、込められた想いを皆さんとともに未来へつないでいきたいと願っています。ぜひご覧ください。展示の模様 01展示の模様 02■展覧会概要展覧会名:第28回全国「かまぼこ板の絵」展覧会期間 :令和5年7月15日(土)~令和6年1月14日(日)時間 :09:00~17:00(受付は16:30まで)休館 :毎週火曜日(祝日の場合は翌日が休館)、年末年始主催 :愛媛県西予市主管 :西予市立美術館ギャラリーしろかわ後援 :日本郵便株式会社四国支社、愛媛県、愛媛県教育委員会、愛媛県市長会、愛媛県町村会、坂井市(福井県)、公益財団法人丸岡文化財団(福井県)、公益財団法人愛媛県文化振興財団、愛媛新聞社、NHK松山放送局、南海放送、テレビ愛媛、FM愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、愛媛県農業協同組合中央会、愛媛県森林組合連合会、伊予銀行、愛媛銀行、愛媛信用金庫、宇和島信用金庫、コープえひめ、宇和島蒲鉾協同組合、伊予蒲鉾、大一ガス、ポストのある風景フォトコンテスト実行委員会、東宇和農業協同組合、「小さな親切」運動愛媛県本部、西予市議会、西予市森林組合、西予市商工会、西予市文化協会、西予CATV、四国西予ジオパーク推進協議会■審査員のご紹介(敬称略)審査員長 車 だん吉(タレント)審査員 折笠 勝之(洋画家)、神山 恭昭(絵日記作家)伊東 正次(日本画家)、夏井 いつき(俳人)■主管概要館名 : 西予市立美術館ギャラリーしろかわ(せいよしりつびじゅつかん ぎゃらりーしろかわ)所在地: 〒797-1717 愛媛県西予市城川町下相680番地営業 : 09:00~17:00(受付は16:30まで)休館 : 毎週火曜日(祝日の場合はその翌日が休館)、年末年始入館料: 一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料(団体割引なし。障がい者割引あり。)※四国西予ジオミュージアム、城川歴史民俗資料館との入館料がセットになったお得な3施設共通観覧券もあります。代表者: 市長 管家 一夫、館長 小田原 誠開館 : 1993年7月30日床面積: 1041.2平方メートル収蔵品: 横山 大観、片岡 球子、マリー・ローランサン、北村 西望、ミロ、ロダンほか500点以上URL : ギャラリーしろかわ【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】西予市立美術館ギャラリーしろかわTel : 0894-82-1001Fax : 0894-82-0756E-Mail: s-gallery@city.seiyo.ehime.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月15日夜空に浮かぶ無数の星や、ふっと姿を現す流れ星に、心をときめかせた経験がある人もいるのではないでしょうか。神奈川県平塚市にある、平塚市博物館で働く藤井大地(@dfuji1)さんも、そんな景色を目撃した1人。2023年9月2日の19時頃、同市上空で見られた光景を動画に収め、X(Twitter)に投稿しました。こちらをご覧ください。2023年9月2日18時54分に平塚の自宅から撮影したスターリンク衛星(Starlink G6-13)の様子です。実際のスピードで再生しています。わずかな晴れ間を通過しました。明日(9/3)は、平塚では18時57分頃に天頂近くを通過します。 pic.twitter.com/uLR6S9qGOg— 藤井大地 (@dfuji1) September 2, 2023 一列に並び、一定のスピードで移動する、数々の光!2023年2月に亡くなった、漫画家の松本零士さんによる作品『銀河鉄道999』に出てきそうな風景ですね。流れ星のように思えますが、これはインターネットサービスを提供する衛星ネットワークシステム『スターリンク』の人工衛星なのだそう。数千基もの人工衛星が地球の周りを飛んでおり、今回動画に収められたのはその一部のようです。【ネットの声】・もっとうっすらとしていたけど、初めて肉眼で見れました!感動!・もうこれ、松本零士の世界観だよね…。『銀河鉄道999』に出てくる、鉄郎とメーテルが乗っていそう。・映画監督のクリストファー・ノーランによる作品みたい。美しい。・こんなものが町中で普通に見られる時代になるとか、確実にSFの世界に近づいてるな。どこかロマンチックで、ファンタジーを感じる風景。たまには顔を上げて、新しい風に心を洗う時間を持ってみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年09月03日特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」が、香川の高松市美術館にて、2023年9月30日(土)から11月19日(日)まで開催される。20世紀日本、未知の表現の追求明治時代以降の日本では、西洋化と近代化による社会の変化とともに、新しい美術表現が切り拓かれてきた。特別展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」は、20世紀の日本美術の展開を、西洋の近代美術にもふれつつ紹介する展覧会だ。東京国立近代美術館のコレクションを中心に本展では、東京国立近代美術館のコレクションに、高松市美術館、熊本県立美術館の所蔵品を交えた78点の作品を展示。岸田劉生の《麗子肖像(麗子五歳之像)》、モダンガールや潜水艦といった近代文明を象徴するモチーフを散りばめた古賀春江の《海》など、東京国立近代美術館が誇る名品の数々を目にすることができる。日本における近代美術から現代美術への展開本展では、日本における近代美術から現代美術への展開を紹介。西洋から「美術」という概念がもたらされ、展覧会や美術学校といった制度が整備された明治時代、個に根差した表現が重視された大正時代、抑圧のもとで前衛芸術が追求された昭和時代の戦前期、そして新たな発想や従来にない素材を用いて多様な表現が展開された戦後期まで、未知の表現を開拓することを試みてきた軌跡をたどってゆく。西洋の近代美術もさらに、会場では、日本の近代美術の展開を語るうえで欠くことのできない、西洋の近代美術も紹介。ピエール=オーギュスト・ルノワールの《胸に花を飾る少女》や、アンリ・ルソー《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》、パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》、ワシリー・カンディンスキー《全体》などを展示する。展覧会概要高松市美術館開館35周年記念令和5年度国立美術館巡回展「20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート」会期:2023年9月30日(土)~11月19日(日)会場:高松市美術館 2階展示室住所:香川県高松市紺屋町10番地4開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は19:00まで)※入室はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(10月9日(月・祝)は開館)、10月10日(火)観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 600円(480円)、高校生以下 無料※( )内は前売および20名以上の団体料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は入場無料※前売券は、9月29日(金)まで、高松市美術館ほかにて販売■巡回情報・熊本県立美術館会期:2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝)住所:熊本県熊本市中央区二の丸2番【問い合わせ先】高松市美術館TEL:087-823-1711
2023年09月02日展覧会「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art(アイコンズ オブ アーバン アート)~バンクシーからカウズまで~」が、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて、2023年10月20日(金)から2024年1月8日(月・祝)まで開催される。大分市美術館でも開催された巡回展だ。ドイツ・ミュンヘンの美術館「MUCA」コレクションが上陸ドイツ・ミュンヘンに拠点を置く「MUCA(Museum of Urban and Contemporary Art)」は、アーバン・アートと現代アートに特化したヨーロッパで高い人気を誇る美術館。先に述べたアーバン・アートとは、壁や建物、道路や橋などの公共の場所に描かれたアートを指す、現代の都市空間で発達した視覚芸術のこと。MUCAは開館以来、アーバン・アートや現代アート作品を精力的に収集、展示し、都市の景観を作品の一部としても収蔵している。ポップ・アートをはじめ、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など、多様なテーマを扱い、そのコレクションは1,200点以上におよぶ。MUCA所蔵作品約70点を展示「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」では、MUCA所蔵の日本初公開作品を含む約70点の作品を展示。特に世界で活躍するバンクシーやカウズ(KAWS)など10名の作家に焦点を当て、アーバン・アートの「アイコン」とも称せる先駆者たちの独創的な作品の数々を展観する。バンクシーの大型彫刻作品やカウズの代表作など会場には、日本初上陸となるバンクシーによる大型彫刻作品や、カウズの代表作《4フィート・コンパニオン・ディセクテッド・ブラウン(4ft Companion [Dissected Brown])》が登場。加えて、カラーブロックやパターンを組み合わせた絵画やインスタレーション作品で知られるバギー・マッギー、黒いシルエットの人物をモチーフにした作品で知られるリチャード・ハンブルトンなど、国際的に有名なアーティストのキャリアを決定づけた作品が集う。展覧会概要「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」会期:2023年10月20日(金)~2024年1月8日(月・祝)会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月2日(火))観覧料:一般 1,900円(1,700円)、大高生 1,400円(1,200円)、中小生 800円(600円)※土日祝は一般 2,100円(1,900円)※( )内は前売・団体料金、団体は20名以上※未就学児は入場無料※障がい者手帳等提示者本人及び介護者1名まで無料(確認できるものを提示)<出展アーティスト>バンクシー、カウズ、バリー・マッギー、オス・ジェメオス、インベーダー、シェパード・フェアリー、リチャード・ハンブルトン、ジェイアール、スウーン、ヴィルズ【問い合わせ先】ICONS of Urban Art制作委員会TEL:050-1807-9356
2023年08月26日イギリスを代表する美術館、テート美術館のコレクションから「光」をテーマにした作品を紹介する展覧会『テート美術館展光― ターナー、印象派から現代へ』が、7月12日(水)に国立新美術館にて開幕、好評を博している。18世紀末から現代までの約120点の作品がならぶ展覧会は10月2日(月) まで開催される。テートは、英国政府が所有する美術コレクションを収蔵、管理する組織で、ロンドンのテート・ブリテンとテート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイブスの4つの国立美術館で構成されている。この展覧会はそのテートが誇る約7万7000点のコレクションのなかから「光」をテーマに約120点をセレクトし紹介する国際巡回展。2021年、上海の美術館を皮切りにソウル、メルボルン、オークランドを巡回し、日本が最終会場となる。展覧会は7章で構成され、それぞれテーマに沿った作品が展示される。第1章「精神的で崇高な光」は、光と闇をもって宗教的主題や精神世界の表現を追求した作品が並ぶ。詩人であり画家であったウィリアム・ブレイクの《アダムを裁く神》では、神の背後に後光が描きこまれているが、これは威厳や権威を表現したもの。ジョン・マーティンの《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》では、イタリアのヴェスヴィオ火山の噴火と逃げまとう人々を光と闇を用いてドラマティックに描き出した。また、バーン=ジョーンズの《愛と巡礼者》では、天使のような人物が黒い服をまとった巡礼者を誘導する場面で光と闇を対比的に用いている。ウィリアム・ブレイク《アダムを裁く神》1795年ジョン・マーティン《ポンペイとヘルクラネウムの崩壊》1822年~2011年修復エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ《愛と巡礼者》1896~97年第2章「自然の光」は、自然のなかにある光をありのままに捉えようとした画家たちの動きを追う。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》は、雲の間を抜け、海に光を落とすやわらかい光を描いている。ターナーやコンスタブルなどイギリスを代表する画家や、モネやシスレーなど印象派の画家たちの作品もならぶ展示室中央には草間彌生による鏡の作品《去ってゆく冬》が据えられており、周囲の作品や人物、そして光を映し出す印象的な空間になっている。ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年中央:草間彌生《去ってゆく冬》2005年第3章「室内の光」は、室内の光を捉えようとした画家の作品に焦点を当てる。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイは、自宅の一室を何度となく描き続けた。第4章「光の効果」では、科学的なアプローチなどを用いて光と対峙した絵画、インスタレーション、写真などを取り上げている。左:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年、右:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》1906年第5章の「色と光」は、色と光の関係を探求した作品を紹介する。光を探求し、さまざまな切り口の作品を制作するゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング(726)》は、なにかが描かれていた画面から絵具がスキージ(へら)で削り取られ、その結果抽象的な作品へと変化した作品。先に描かれていたと思われる絵はぼんやりとした形で残されていて、光に包まれているようにも見える。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(726)》1990年アメリカ人作家、ベー・ホワイトによる《ぶら下がったかけら》は、482本の糸と色とりどりの紙片で構成された作品だ。ペー・ホワイト《ぶら下がったかけら》2004年第6章「光の再構成」は、人工の光を素材とするアーティストに着目する。デイヴィッド・バチェラーの《ブリック・レーンのスペクトル 2》は夜の都市のような光を作り出し、オラファー・エリアソンは《黄色vs紫》で、特殊なフィルターが貼られた黄色いディスクに光を当てるインスタレーションを展開している。プロジェクターから投射された光は、ディスクを通して、2種類の色を壁に映し出されている。左:デイヴィッド・バチェラー《ブリック・レーンのスペクトル 2》2007年、右:デイヴィッド・バチェラー《私が愛するキングス・クロス駅、私を愛するキングス・クロス駅 8》2002〜07年オラファー・エリアソン《黄色vs紫》2003年そして最終章となる第7章「広大な光」では、光をよりダイナミックに扱う作家の作品を紹介する。ジェームズ・タレルの巨大なインスタレーションや、四方に光を投げかけながら回転するオラファー・エリアソンの《星くずの素粒子》などは、時間を忘れて見つめてしまうはずだ。オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》2014年単なる名品展にとどまらず、18世紀の絵画作品から現代アートまで幅広い作品を通して「光」について考えることができる非常に刺激的で新しい発見に富んだ展覧会。夏休みにぜひ訪れたい展覧会だ。取材・文:浦島茂世<開催情報>『テート美術館展光— ターナー、印象派から現代へ』2023年7月12日(水)〜10月2日(月)、国立新美術館にて開催
2023年07月26日小企画展「美術館の悪ものたち」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2023年9月3日(日)まで開催される。国立西洋美術館に潜む「悪ものたち」に着目国立西洋美術館が所蔵する作品には、多くの「悪ものたち」が登場する。お金に目がくらむ若者、若い女性にうつつを抜かし、あるいは嫉妬する老人、盗人たち。ひいては悪魔や魔女といった悪を象徴する存在やその手下たち、死の象徴でもある憎々しい骸骨などがその例である。小企画展「美術館の悪ものたち」は、国立西洋美術館が所蔵する作品に見られる「悪ものたち」に着目した展覧会。15世紀から20世紀初頭にかけての所蔵版画作品を中心に紹介する。画面の中に描かれた個性的で、時にコミカルな姿で表される悪ものたちの姿を通じて、芸術家の豊かな空想力を感じることができる。会場では、「罪深い人々」「悪魔と魔女」「魔物」「死」「近代都市の悪ものたち」に分けて版画数十点、絵画数点を展示。特にマルカントニオ・ライモンディやアルブレヒト・デューラーが描いた各ジャンルの「悪ものたち」の作品を鑑賞できる。悪に対するかつての西洋の価値観を垣間見るはるか昔に描かれた「悪」や「正しくないこと」は、現代の価値観とマッチするものもあれば、理解に苦しむものもある。たとえば殺人や嫉妬は「悪」であり「正しくないこと」であるのに対し、大食いが罪とされるのには違和感を覚えるように、善悪の線引きは、古来より変わらないものもあれば、時代や地域、社会によって異なるのである。18世紀末期以降に脱宗教化・世俗化が進むと、「悪」を客観的に捉え社会批判を含んだ絵画なども多く描かれるようになる。「近代都市の悪ものたち」の章では、フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテスやオノレ・ドーミエらによる作品も展示される。本展は、「悪」に対する西洋の価値観の一端にも触れることができる展覧会となっている。展覧会概要小企画展「美術館の悪ものたち」会期:2023年6月27日(火)~9月3日(日)会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし8月14日(月)は開館観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館時に学生証または年齢の確認できるものを提示)※心身障害者および付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)※7月9日(日)、8月13日(日)、9月3日(日)(Kawasaki Free Sunday)は本展および常設展は観覧無料※8月26日(土)(にぎやかサタデー)は本展、常設展および企画展は観覧無料※本展は常設展の観覧券または企画展「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」(7月4日(火)~9月3日(日))観覧当日に限り、同展観覧券で観覧可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年07月24日展覧会「映画監督 山崎貴の世界」が、長野・松本市美術館で2023年7月15日(土)から10月29日(日)まで開催される。映画監督・山崎貴の作品を紹介山崎貴は、2000年に『ジュブナイル』で監督デビューを果たした、長野県松本市出身の映画監督。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現、“VFX(ビジュアル・エフェクツ/視覚効果)”の第一人者と言われている人物だ。2005年に発表した映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では、東京タワーの建設や東京オリンピックが行われた昭和30年代をVFXで表現し、第29回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞をはじめ、13部門中12部門を受賞。多方面から話題を集めた。その後も『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『永遠の0』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などにおいて、CG合成とは思えない緻密な映像で多くの人々を魅了。共同監督を務めた『STAND BY ME ドラえもん』では、3DCGアニメーションの分野でも高い評価を獲得した。デビュー作~最新作まで「映画監督 山崎貴の世界」は、そんな山崎貴のデビュー作から最新作までを紹介する展覧会。『ジュブナイル』や『永遠の0』の絵コンテ、『アルキメデスの大戦』のために作った平山案戦艦の模型をはじめ、デザイン画、出演者の衣裳、実物大のセット、VFXの制作過程、完成映像などを通じて、山崎貴がつくりあげてきた映像の魅力に迫る。【詳細】展覧会「映画監督 山崎貴の世界」期間:2023年7月15日(土)~10月29日(日)※月曜休館(祝日の場合翌平日)、ただし8月中は無休会場:松本市美術館 企画展示室住所:長野県松本市中央4-2-22開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)観覧料:大人1,300円、大学高校生900円前売券:大人1,100円、大学高校生700円※20名以上の団体は200円引き。※大学高校生は、観覧当日、学生証の呈示が必要。※本展観覧券では松本市美術館3階コレクション展示室と記念展示室は鑑賞できない。別途、コレクション展示の観覧券が必要。※前売券の取り扱いは7月14日(金)まで。【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2023年07月10日ふくやま書道美術館で、夏の所蔵品展2「日本の書画 ー幕末から現代」を開催しますふくやま書道美術館(広島県福山市)では、個性豊かな近現代の日本書画をテーマにした”夏の所蔵品展2「日本の書画 ー幕末から現代」”を7月7日から開催します。展覧会名夏の所蔵品展2「日本の書画 ―幕末から現代」会期2023年7月7日(金曜日)~8月20日(日曜日)開館時間午前9時30分~午後5時休館日月曜日※ただし、7月17日(月曜日・祝日)と8月14日(月曜日)は開館、7月18日(火曜日)は休館。会場ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室観覧料一般150円(120円)、高校生以下無料※( )内は有料20名以上の団体料金概要幕末から明治初期の書道は西洋文化の流入により沈滞していましたが、1880年(明治13)に来日した楊守敬(ようしゅけい)がもたらした未知の文字資料によって活気づきます。大正期には一変して仮名書道が発展し、昭和へと受け継がれました。以降現代まで書を専門に研究する書家たちによって漢字・仮名書道ともに大いに発展してきました。本展では、幕末の歌人 大田垣蓮月尼、勝海舟など幕末の三舟、異色の文人画家 富岡鉄斎、明治を代表する書家 中林梧竹・巌谷一六・日下部鳴鶴、日本画家 橋本関雪などの書に、現代書道界において指導的な立場であった書家たちの書や文房具等を加えた約87点を展観し、個性豊かな近現代の日本の書画を紹介します。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。夏の所蔵品展2「日本の書画 -幕末から現代」 - 福山市ホームページ : 福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月04日展覧会「日本近現代ガラスの源流」が、富山市ガラス美術館にて、2023年7月8日(土)から10月9日(月・祝)まで開催される。日本の近現代ガラス芸術の源流を探る明治以降、国内では洋式ガラスの普及に伴い、幅広いガラス製品が生産されるようになる中、芸術としてのガラス地位向上に努め、独自の表現を追求する作家は次第に増えていった。1950年代から1970年代にかけてはガラス会社に所属する多くのデザイナーが、プロダクト・デザインと美術工芸作品の両方を手掛けて活躍するようになる。一方、会社には所属せずに、工場と職人を借りる「壺借り」という方法で制作を行う作家や、ガラス会社を経て個人の窯を築く作家も現れる。展覧会「日本近現代ガラスの源流」では、1870年代から1970年代前半までのおよそ100年の動きを追いつつ、各時代、各作家の重要作品と関連資料を展示。作品を通して、日本のガラス芸術がどのように切り拓かれてきたのか、日本の近現代ガラス芸術の源流を探る。本展では、それぞれの作家による想像性豊かな作品の数々が見どころのひとつ。たとえば、日本の近現代ガラス芸術の先駆者とも言える岩田藤七は、溶けたガラスに息を吹き込む「吹きガラス」による表現を、またもうひとりの先駆者である各務鑛三は、ガラス表面を削って加飾する「グラヴィール」や「カット」によって、自身の創造性を作品に落とし込んだ。展覧会概要企画展「日本近現代ガラスの源流」会期:2023年7月8日(土)~10月9日(月・祝)会場:富山市ガラス美術館2・3階 展示室1~3住所:富山県富山市西町5-1開場時間:9:30~18:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)休館日:第1・3水曜日(ただし8月16日(水)は開場、8月23日(水)は閉場)観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生 1,000円(800円)※( )内は20名以上の団体※本展観覧券で常設展も観覧可※前売券取り扱いは一般 1,000円のみ※無料観覧の対象は、高校生以下、富山市に住所登録がある70歳以上、お出かけ定期券またはシルバーパスカ提示の65歳以上、身体障がい者手帳、療育手帳、または精神障がい者保健福祉手帳提示者及びその介助者(1名)、団体引率者■出展作品・作家岩城滝次郎、小林菊一郎、岡本一太郎、明治~昭和初期の氷コップ・醤油差し等、松浦玉圃、岩田藤七、各務鑛三、明道長次郎、高木茂、降旗正男、淡島(小畑)雅吉、佐藤潤四郎、青野武市、各務満、各務クリスタル製作所、岩城硝子工藝部、小川雄平、小柴外一、吉田丈夫、佐々文夫、竹内傳治、佐々木硝子株式会社、株式会社保谷硝子、船越三郎、菅澤利雄、岩田久利、岩田糸子、岩田工芸ガラス株式会社、藤田喬平、益田芳徳、小谷眞三、舩木倭帆、他(展示導線順、会社名は展示作品・資料の制作当時)【問い合わせ先】富山市ガラス美術館TEL:076-461-3100
2023年06月29日