第2子が1歳になる前に第3子を妊娠しました。第2子のときも「子宮頚管が短い」とのことで薬を処方され、安静生活を強いられていたので、「もしかしたらまた今回も……」とビクビクしながら過ごしていました。しかし2人の子どものいるなかでゆっくり過ごすことはできませんでした。そして妊娠8カ月になるころ、やはり産院で「子宮頚管が短くなっています! 薬を出しますから安静にしてください」と言われてしまったのです。 まさかの年子で第3子を妊娠長女が4歳のときに待望の第2子(次女)を出産しました。子どもは2人でいいと考えていたので、「もうこれで妊娠・出産も終わりだな~」と思っていました。 しかし、次女が1歳になる前に妊娠が判明。まさかの年子で第3子を妊娠したのです。近くに気軽に頼れる身内もおらず、夫の休日は日曜のみ。しかもそのころはエレベーターのないマンションの3階に住んでいました。 さらに次女妊娠中には、子宮頚管が短く要安静生活を強いられていた経験があったため、ヒヤヒヤしながらも、いつも通りの生活をするしかありませんでした。 妊娠8カ月でやっぱり……妊娠7カ月ころまではなんとかもちこたえており、「今回は大丈夫かな」と思っていました。しかしやはり、妊娠8カ月になったころの妊婦健診で、「子宮頚管が短くなっています!」と忠告されました。ただ、次女を出産した産院の同じ先生が担当だったので、事情を理解してくれていました。 そのため入院はなんとか免れましたが、「おなかの張り止めの薬を飲みながら安静にしてください」とのこと。このままではマズいと思い、夫に助けを求めつつ、何か頼れるサービスがないかと探し始めました。 周囲のサポートのおかげで乗り切ることができた!長女と同じ保育園のママ友に送迎を頼んだり、部屋の掃除は夫にお願いしたりしながら、なんとか乗り切っていました。買い物はほぼネットスーパーと宅配にし、住んでいる自治体のファミリーサポートにも登録しました。 それでも荷物と1歳児を抱えて3階の自宅まで上ったり、土曜日は子ども2人を自分だけでみていたりと、完全に安静な生活を送ることはできませんでした。しかし幸いなことに、意外と臨月まで何事もなくもちこたえ、妊娠39週で無事出産。かかった時間は2時間半、3,800gの大きくて元気な長男を出産することができました。 「安静に」と言われても、第2子以降の場合はなかなか安静にもしていられません。できるだけ周囲に状況を詳しく説明して、頼れる人にはとことん頼ること。使えるサービスはできる限り調べて使っておくこと。そうしておくことで、産後も何かと役に立ちました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa著者:岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年01月23日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さん2020年が始まりましたが…1歳と2歳の年子姉妹を育てている妊娠7ヶ月のアラサーママです!今回は「姉妹のインフルエンザ」についてお伝えしたいと思います。低月齢の年子の病院受診は本当に大変です。2歳でイヤイヤ期真っ盛りのさっちゃんと、まだスタスタと歩くことができないれーちゃん。さっちゃんもれーちゃんも病院が嫌いなので聴診器もお口あーんも、ものすごく嫌がります。さっちゃんは全身の力を振り絞って暴れるので動かないように押さえるのが大変です。パパと2人で受診しないと、1人ではさっちゃんのジタバタをどうすることもできません。新年早々さっちゃんとれーちゃんが同じタイミングで発熱しました。さっちゃんは微熱でしたが、れーちゃんは38℃を超える高熱でした。この時期はまだほとんどの小児科がお休みです。開いてる病院を探して駆け込み検査を受けたところ、れーちゃんがインフルエンザA型と判明。さっちゃんは高熱ではなかったのですが、翌日に検査という流れになりました。結局、翌日になりさっちゃんもインフルエンザと発覚しました。しかしさっちゃんは予防接種をしていたためか、それほど熱が上がらずに済みました。1日目38℃位まで熱が上がりましたが、2日目以降微熱、そして平熱に。本当にインフルエンザなの?と疑いたくなるほど元気でした。一方、れーちゃんは、1歳の定期接種との兼ね合いで予防接種を受けるタイミングを逃してしまいました(昨年11月頃、手足口病にかかり1歳の予防接種がずれてしまったのです。)れーちゃんは予防接種を打てていないせいか、2日間39℃を超える高熱が続き、目もうつろ、動く元気もなくほとんど横になり寝ていました。れーちゃんのそんな姿を見たのは初めてでつらかったです。3日目に微熱まで下がりましたが、まだ本調子ではなくぐったりとしていました。家庭内の感染を防ぐのはなかなか難しいですよね。わたしも気を付けてはいるものの半ば諦めモードです。親があとから感染すると元気になった子どもたちの相手をしながら治さないといけないので気を付けたいところです。ウイルスに負けず2020年も子育て街道突っ走ります!おおもりなつみさんの次回の公開は1/30(木)を予定しております。お楽しみに。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年01月16日年子を育てているママの中には、大変すぎていつも疲れ顔になっている人がいるかもしれません。無理をし続けると、心にも体にもよくありません!「毎日がつらくて仕方ない」と感じるママのために、ストレスや負担を減らすアイデアを紹介します。年子育児のあるあるなお悩み年子育児は、双子以上に大変だとよくいわれます。ステージの違う2人の赤ちゃんを同時に世話することは本当に目まぐるしく、いっときも休む暇が無いものです。ここでは年子育児でよくある悩みを3つ紹介します。年子のママには、しみじみ共感できることばかりなのではないでしょうか。2人そろっての夜泣きで寝られない上の子の夜泣きが始まる時期と下の赤ちゃんの授乳時期が重なるなど、2人同時の夜泣きは本当に大変です。下の子に授乳しながら上の子をおんぶしてあやすなど、同時に2人のお世話をしなくてはいけません。上の子がやっと寝たと思ったら今度は下の子が泣き出すという場合もあります。お世話する時間も手間も2倍なので、ママは睡眠が取れずフラフラになってしまいます。お風呂・お出かけが大変上の子と下の子が一緒に入るようになると、お風呂は修羅場です!おもちゃで上の子の気を引いているうちに、下の子をシャンプーするなど、ママは同時進行でいろいろなことをこなさないといけません。水を使うので2人から目が離せず、湯冷めさせないよう何事もスピーディーに行う必要があります。まさに頭も体もフル回転です。お出かけ時には、おむつや着替えのサイズが違うので持ち物が2倍に膨れます。ただでさえ荷物が多いのに、上の子に抱っこをせがまれるなどすると、汗だくになって歩かなければなりませんね。成長の追いかけっこになる新生児と1歳など、2人の成長のステージが1年違うので、それぞれ子どもへの対応を変えなくてはいけないことも悩みの1つです。例えば、下の子が新生児で授乳・おむつ替えの頻度が高い時期に、上の子には離乳食やミルクなど別の物を用意しなくてはいけません。また、イヤイヤ期の上の子をなだめているうちに、歩き出した下の子がいつの間にか1人で遠くへ行ってしまい冷や汗をかくといった状況もあるあるですね。ノイローゼにならないために 対策方法年子の育児に家事にと、ママが頑張りすぎて体や心を壊してしまうこともあるでしょう。真面目できちょうめんな人ほど1人で全部を抱え込もうとする傾向にあるため、注意が必要といえます。ノイローゼにならないために、少しでもママが楽になる方法を3つ紹介します。基本的に上の子を優先する下の子が生まれると、どうしてもそちらに手がかかって上の子に我慢をさせてしまいがちです。個人差はありますが、上の子もまだまだママに甘えたいお年頃なのではないでしょうか。下の子ばかり優先すると、上の子はヤキモチを焼いて下の子にいじわるしたり、赤ちゃん返りをしてわざとママを困らせたりする可能性も。上の子を優先させることで、気持ちが安定して下の子にも優しくなれたり、ご機嫌に1人で遊んでくれしたりします。ママにとってもメリットがあるでしょう。最低限必要なもの以外家事は後回し子どもが2人いると、日々育児で精一杯。家事は全てを完璧にしようとせず、最低限必要なものだけササッとこなして、あとは余裕ができるまで見ないふりをしましょう。よい意味で諦めることが大切です。市販のベビーフードやスーパーのお惣菜を活用しましょう。掃除も毎日しなくても大丈夫です。『何でもボックス』を作ってとりあえず全部そこに入れるなど、ざっくりと子どもの安全確保ができればOKとしましょう。洗濯は乾燥機・全自動洗濯機もアリです。干す場合は衣類をハンガーにかけ、乾いたらそのまま収納するとたたむ手間が省けますよ。誰かにヘルプ要請をしよう子育ては母親だけがするものではありません。夫・両親・義両親などにヘルプを頼みましょう。助け合うことで夫婦・家族の絆がいっそう強まることもあります。話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますよ。家族や友人・知人に頼れないママの場合は、一時保育やベビーシッターを利用することも選択肢の1つです。罪悪感を抱く必要はありません。ママにもリフレッシュは必要です。いつまで大変?年子育児のメリットとは大変でつらい育児の最中には、状況が永遠に続くように感じるものです。でもそんなことはありません。子どもは毎日成長しています。具体的に、年子育児の大変さは「上の子が幼稚園に入るまで」という意見が多いようです。つまり上の子が4歳になるまでの3年ほどということですね。この3年を乗り切ったら、年子育児にはメリットも多いといわれています。どんなメリットがあるのでしょうか?手のかかる幼児期がまとめられる年が離れたきょうだいの場合、ママは子どもが生まれる度に新生児から幼児期までの大変な時期を繰り返します。しかし年子の場合はその期間を1回にまとめられるのです。つまり、ほかのママよりも『時間を短縮・節約できる』と考えてみてはどうでしょう。確かに幼児期は2倍ハードですが、その時期を過ぎれば子育てから解放されるときがずっと早く来ますよ。仲よしになればママの手が離れるのも早い年が近いと興味の対象も似ているものです。仲よしの年子は2人で一緒に遊んでくれることが多いのでママはうんと楽になります。「ママと遊ぶより、きょうだい同士で遊ぶ方が楽しい」と子どもが言い出すときは案外すぐかもしれませんよ?1人で頑張らず頼れるものには頼って大変な時期を無事に乗り切るためには、自分だけで頑張らず人でも物でも頼れるものには頼ることが大切です。信頼できる人に甘えましょう。近年は便利な子育てグッズやサービスもたくさんあります。どんどん活用しましょう。ママが笑顔でいられることが、子どもにとっても何よりハッピーなことですよ!
2019年12月23日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さん今日も夜がやってきた先日れーちゃんが1歳になりました!さっちゃんは2歳4ヶ月。最近れーちゃんが自分と同じ動きをするようになってきたことに戸惑っているのか、抱っこ抱っこ!のオンパレードです。お腹の赤ちゃんもすくすくと成長。現在妊娠6ヶ月で、れーちゃんと年子になる予定です。今回は年子育児における「毎晩の就寝事情」についてみなさんにお伝えしたいと思います。さっちゃんもれーちゃんも毎晩20:00頃までには就寝します。部屋を真っ暗にして、私と、日によってはパパも一緒に寝ます。部屋を真っ暗にすると、ふたりとも自ら寝るモードに入ってくれます。ほとんど寝かしつけをする必要がないのです。新生児の頃からこのライフスタイルは変わりません。そのため私とパパもとても健康的な生活を送っています!しかし、年子の子どもたちの寝かしつけはなかなか大変なときもあります。お気に入りの授乳枕で寝るさっちゃん。どの位置で寝るかを毎日決めるのですが、意見がコロコロ変わります。お互いに蹴り合う危険もあるので、れーちゃんと隣同士では寝かせられません。そのため、さっちゃんのポジションを早く決めてもらわないとれーちゃんの位置を決めらないのです。れーちゃんが先に寝てから、さっちゃんは「あっちいく」とれーちゃんの位置に移動したがることもあります。「れーちゃん寝てるからあっちいけないよ」と伝えると大泣きしてしまい、なだめるのが大変です。そして、ふたりともとにかく真っ直ぐ寝てくれません!ふたりの足が私の顔の両隣にあって顔を両サイドから蹴られるなんてことも。布団の上は常に歳の近いふたりが入り乱れてわちゃわちゃ!さっちゃんは寝る前もとにかく元気で私のお腹の上に座り「ちゅっぱつちんこー!(出発進行)」と跳ねてきます。お腹には赤ちゃんがいるので、「赤ちゃん痛い痛いからバツだよ。」と優しく諭しますが、これまた大泣き。また、度重なる妊娠により、お腹も妊娠の都度大きくなる気がして、仰向けに寝るのが辛い状態です。しかし両サイドに子どもが寝ているので、左右どちらかだけを向いて寝ることはなかなかできません。そのため、お腹をひねる形でふたりの手を繋ぐわけですが、その体勢もなかなかきつい!さっちゃんもれーちゃんもまだまだ幼く、自分だけを見てほしい年頃。そんなふたりを見守りつつ、お腹の赤ちゃんを気遣うことがなかなかできていないなぁと感じる毎日です。寝かしつけは大変なときもあるけれど、毎日ふたりの寝顔を見ると愛しさが溢れてきます。「ふたりとも毎日ありがとう!楽しくて幸せな夢を見てね」とふたりが寝静まったあと、こっそりと呟くのでした。おおもりなつみさんの次回の公開は12/19(木)を予定しております。お楽しみに。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2019年12月05日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さん2歳3ヶ月の「さっちゃん」と0歳11ヶ月の「れーちゃん」、 1歳4ヶ月差の年子姉妹を育てているアラサーママです。そして現在妊娠5ヶ月。お腹野中の3人目はれーちゃんとは1歳5ヶ月差とまたまた年子になる予定です。年子というとまわりには、「大変だね」「すごいね」などと言われることが多いですが、そんな年子育児と年子妊娠のことをお話ししたいと思います!第2子の妊娠が分かったのは、さっちゃんが0歳8ヶ月頃のことでした。私と夫は10歳離れている歳の差婚(夫が上)なので、なるべく早く2人目を希望していました。妊娠が分かったときは嬉しくて嬉しくて!びっくりしたのを覚えています。しかし!喜びで浮かれていられるのも最初のうちだけ。つわりが始まって一番きつかったのは上の子の離乳食。見た目と匂いに完全にノックアウト!離乳食の時間は度々吐きました。月齢的に三回食に進んだ頃で、初めての育児ということもあり「毎日ちゃんと三食あげなくちゃいけない!栄養バランスも考えなくちゃいけない!」と考えていたこともあり精神的にとてもきつかったです。今は、「外国では毎食ベビーフードだし!栄養あるし!美味しいだろうし!」と割りきることができますが、当時は自分を追い詰めていました。悪阻が明けると、次は「外に出て色んな刺激を与えなくちゃいけない、他の赤ちゃんと遊ばせるのも大事かな...」と身重だけど動き回らなくては、、と自分を追い詰めるようになりました。なるべく外に行き、支援センターでよその子と一緒に過ごすという刺激を経験させて、毎日ヘトヘト。初めての育児は分からないことだらけで、自分のせいでこの子に不自由な思いをさせて、私はいけないママなんだと自暴自棄になっていました。今は、ママがゆったりとした気持ちでいるだけで赤ちゃんも満足だよねと思えます。なんだかんだで臨月。臨月になると突然さっちゃん(上の子)が変貌。後追いに拍車がかかりました。どこに行っても泣きながらどこまでもついてくる!離れない!「ママのお腹に誰かいる」とはっきり気付いたのかもしれません。不安になっているさっちゃんを見ると泣けてきました。毎日夜泣きもするようになりました。背中をトントンすれば良いというレベルではない!立ち上がって徘徊しながらギャンギャン泣いていました。れーちゃん(下の子)が生まれてからもしばらくは夜泣きと焼きもちとで情緒不安定でした。時が過ぎ、今は仲良しの二人。当時は明けない夜はないと思いながら毎日ひたすら過ごしていましたが、今となれば本当にその通りで、あっという間に過ぎてしまう日々。これからも大切に過ごしていきたいと思います。さっちゃんいつもありがとう!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!著者情報合わせて読みたい
2019年11月08日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、保育士の中田馨です。保育所では、公園に行くときに1人の保育士が2~3人の子どもを担当します。赤ちゃんがよちよち歩きくらいのときはまだ少し余裕がありますが、幼児になり走ることができるようになったら、急に走り出すことがあるので大変! どちらを追いかけようかと焦ってしまいます。 今回は、年子や双子の赤ちゃんの公園遊びがラクになるコツを紹介します。 行先の公園と移動経路を調べておく赤ちゃんを2人連れていくときの第一条件は安全であること。まずは、赤ちゃん2人を連れていくのに安全な公園かを確認します。 例えば、こんな公園が理想的です。・出入り口が1つ(複数ある場合は出入り口の位置が近い)・車道に出にくい・遊具が年齢に合っている・ママが公園内を見渡せる ママが公園内を見渡せる範囲で赤ちゃんが遊べる公園が安全です。遊具のトンネルや木々の茂みなどは、赤ちゃんにとってはとても楽しい環境なのですが、姿が見えなくなって安全確認ができにくくなるという欠点があります。また、行く公園が決まったら、公園に行くまでの移動経路が安全かなども調べておきましょう。 年齢に合わせた移動手段公園までは、子どもの年齢に合わせた移動手段を取りましょう。年齢が高くなり、自転車の前後ろに乗れるようになれば自転車での移動がラクですが、それまではベビーカーや抱っこを併用しながらの移動になると思います。 公園へ行く時間が短時間とはいえ、どちらかがグズグズ言い出したときのために、抱っこ紐(おんぶ紐)を持っていると便利です。 よちよち歩きのとき体力がついてきて、おうち遊びだけでは物足りなくなってくる1歳半ごろは、歩くのが楽しい時期でもあります。「自分の力で歩くんだから!」とママの手を払いのけて、自分の好きなところに歩く姿が見られるようになります。好きなように歩く赤ちゃんが2人いたら、ママはそれぞれを追いかけて連れ戻しを繰り返して大変です。こんなときは、ボールや砂遊びセットを持って出かけてみましょう。ボールがあると、ひとつのボールを3人で追いかけて遊べます。たくさん歩きますので、赤ちゃんも満足します。また、移動せずに落ち着いて遊ぶには砂遊びが最適。スコップやコップなどを持っていきます。水道があると、砂を湿らせることができるので遊びが広がります。 どちらかがぐずったときは、おんぶをするのがおすすめ。おんぶをすることで、ぐずった子は落ち着き、両手が空くので、もう一人の子を見守ることもできます。もし、2人を一度に遊ばせるのが不安なときは、ひとりはベビーカーに座らせたり抱っこしたりして、ひとりずつ遊ぶという方法もあります。そのとき待っている子には、代わりになるおもちゃなどを用意しましょう。 走るようになってきたら走るスピードが速くなってくると、追いかけるのにも一苦労することがあります。とにかく子どもは好奇心いっぱいですので、興味を持ったところにタタ~ッと走っていきます。走って車道に出てしまうと危ないので、出入り口が出にくい公園を選びます。 遊具にも興味を持ち、自分からどんどん遊ぶ子もいるでしょう。できるだけ2人一緒の遊びができるように、ボールや砂遊びには一工夫を加えましょう。例えば砂遊びの場合、おままごとセットや車など、ごっこ遊びができるおもちゃを持っていきます。カップを使って砂でケーキを作ったり、砂でコースを作って車を走らせたり、子どもの想像力が広がる遊びをしてみましょう。 普段ママと行く公園は、ママも赤ちゃんも遊び慣れている公園だと安心。ママにとって無理のない環境で公園遊びを楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年10月30日年子の育児は大変そうというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実際にも年子がいるママは疲労でイライラしてしまうことも多くあるようです。年子のメリット・デメリットのほかに、大変な時期を乗り越えるコツについて紹介します。■そもそも年子の定義とは『年子』という言葉には、どのような意味や定義があるか知っていますか?説明しようとしても、実はよく分からないという人も少なくありません。まずは、年子の定義について知っておきましょう。▼年子とは、1歳違いで生まれた子どもを指す年子とは、『同じ母親から年が続いて1つ違いで生まれた子ども』のことです。上の子が何月に生まれたかは関係なく、下の子が翌年の12月31日までに生まれると年子となります。たとえば、上の子が2019年6月生まれで、下の子が2020年12月生まれのような場合です。また、1学年違いのときも年子と呼ばれます。日本では4~3月を1学年の区切りとしているため、下の子が1~3月の早生まれの場合、生まれた年が2年違っていても学年的には年子と表現されることがあります。上の子が2歳の誕生日を迎える前に下の子が生まれていれば、一般的には年子と呼ばれるのです。▼年子の学年は1年違いではないことも「年子は1学年差の兄弟姉妹のことではないの?」と思っている人も多いでしょう。しかし、2学年差の年子もたくさんいるのです。上の子が早生まれで、下の子が翌年に生まれた場合は、1学年ではなく2学年差の年子になります。例えば、上の子が2019年月1月生まれで、下の子が2020年8月生まれのようなケースです。また、年子の定義では『年が続いて生まれること』とされていますが、2019年12月生まれと2021年4月生まれの場合も2学年差の年子になります。上の子が2歳の誕生日を迎えておらず、年の差が1歳4カ月になるためです。また、上の子が4~6月に生まれ、すぐに次の子を妊娠して4月1日までに生まれると、子ども同士が同級生になることもあります。■年子、じつはメリットもたくさんある!年子の育児には、「育児が難しそう」「1度にお金がかかりそう」とさまざまなイメージがあるでしょう。しかし、中にはライフスタイルの変化から、あえて年子出産を計画する家庭も多いようです。年子を妊娠・出産・育児することのメリットについて紹介します。▼年子のメリット1、赤ちゃん返りが比較的少ない2人目以降の妊娠を考えたときに、上の子の赤ちゃん返りが気になる人も多いでしょう。しかし、年子の場合は上の子の赤ちゃん返りが比較的に少ないといわれています。上の子がまだ赤ちゃんのときにママのお腹が大きくなり、2人目の誕生を自然と受け入れるケースが多いのかも。または焼きもちや寂しいという感情を抱く前に赤ちゃんが生まれるので、赤ちゃんにいじわるをすることもほとんどないのかもしれませんね。赤ちゃん返りに悩まされるママが多いなか、そのような心配が少ないのはママにとっても気が楽ですね。▼年子のメリット2、長い目で見れば育児の時間が短い年子の育児は一気に終わることが多いため、育児の時間が短いのが特徴です。年子の赤ちゃんが生まれて数年は、お世話に手がかかる時期がかぶります。そのときは非常にハードですが、長い目で見ると育児期間は短いと感じる人が多いようです。逆に、子どもの年齢差が離れているほど育児の期間は長くなるといえます。年子の場合、早くに育児から手が離れるため、仕事復帰を考えているママも予定が立てやすくなります。子どもに手がかかる期間が長いと、自分の時間をフルに使えるまでには相当の時間がかかってしまう場合があります。年子の場合には、ほぼ同じ時期に子どもが巣立ちますので、そのあとにママが新しいことにチャレンジしやすくなることもメリットといえそうです。▼年子のメリット3、保育園を利用しやすい年々増えていく待機児童問題。地域によっては、年子がいる場合では保育園を利用しやすくなることもあります。養育している未就学児の人数が多かったり、在園している兄弟姉妹がいたりする場合はポイントが加点され、有利になることがあります。これは、各家庭の状況を点数にし、保育園入園基準のポイントが高い順から優先的に入園させる制度があるためです。順番待ちをせず入園するためには、このポイントが大きく影響するといえます。地域によって異なるため事前に保育園の入園基準などを調べるようにしましょう。■年子育児、デメリットはどんなことがある?年子の育児にはメリットがある反面、デメリットも存在します。年子だからこそ起こってしまう独自の問題点を押さえておきましょう。▼年子のデメリット1、子育てが重なる分だけ大変年子育児は一気に終わるのが特徴だと紹介しました。しかし、子育てが重なる期間はそれだけ大変だと覚悟する必要があるでしょう。お風呂や寝かしつけ・おんぶ・抱っこと、赤ちゃん2人分の負担がかかることになります。赤ちゃん2人を1人でお風呂に入れる・1人が寝たら1人が泣き出して寝かしつけが終わらない・2人同時に夜泣きをする…そんな状況も頻繁に起こるでしょう。とくに、下の子が生まれてからの3カ月が1番大変だったという声が多数です。ひとときも子どもたちから離れられず、ママの心身に大きな負担となることが考えられます。▼年子のデメリット2、続けて入園・入学など経済的な面幼稚園や保育園・小学校・中学・高校・大学と、毎年のように入園・入学のタイミングがやってきます。学用品や授業料などお金がかかる時期が1度に重なり、経済的にも負担となるでしょう。次の出費までに準備する期間が1年しかないため、あらかじめ大きな出費に備えておく必要があるといえます。また、乳幼児期には、オムツ・おしり拭きなどの消耗品や育児アイテムが2倍必要になります。とくに、消耗品は大量に使うことになるため、出費も大きくなるでしょう。少し大きくなると、2人で1つのおもちゃでは嫌がるようになり、全く同じおもちゃを2つ買い与えたりすることもあります。■年子育児をうまく乗り越えるコツ乳幼児期の年子がいるママは、休む暇がないほど忙しくなります。そんな大変な時期を乗り切るコツについて、あらかじめチェックしておきましょう。▼年子の子育て、無理をしないで誰かに助けてもらう子どもと毎日向き合い続け、頑張る日が続くとママもダウンしてしまいます。年子を育てるためには、周囲の協力が不可欠といえるでしょう。パパにミルクやオムツ替え、お風呂、外遊びなど育児に積極的に参加してもらいましょう。仕事が忙しくて難しい場合には、自分の両親や親戚に協力を仰ぎましょう。友だちや近所の人を家に招いてお茶を飲むのもよいですね。下の子に授乳したいときやトイレに行きたいときにちょっと抱っこしてもらうだけでも助かりますよ。「がんばっているね」「赤ちゃんかわいいね」といった言葉をかけられて、救われた気持ちになったというママも少なくありません。▼子育ては、寝かしつけ・家事など完璧でなくて大丈夫すべてを完璧にこなす必要はありません。寝かしつけや家事は、必要最低限でよいと考えましょう。上の子のときと同じ水準で下の子のお世話をするのは難しいものです。オムツを替えたりミルクをあげたりと、できるだけのことをしても泣き止まなければしばらく泣かせておきます。布団に置いたまま泣かせるのに抵抗がある場合は、揺れの設定ができる電動バウンサーがおすすめです。心地よい揺れで、泣いていた赤ちゃんがそのまま寝てしまうこともありますよ。また、掃除や料理も手を抜いてしまいましょう。掃除は毎日ではなく、リビングや寝室など赤ちゃんが過ごすことが多い場所中心に行います。料理は煮物を大量に作って数日に分けて食べたり、レトルトや惣菜を活用したりすればOKです。ママのメンタルや健康を第一優先にすれば、赤ちゃんにも余裕を持って接することができるようになりますよ。▼年子育児のお助けグッズ・サービス育児に役立つ便利グッズを積極的に取り入れましょう。下の子の首が据わると、『バンボ』が使えるようになります。赤ちゃんが機嫌よく座っていてくれると評判のアイテムです。ぐずりがちな赤ちゃんが泣き止む時間も一気に増えますよ。お風呂に入れるときには、下の子は脱衣所に置いたバウンサーに乗せて待たせておくとよいでしょう。下の子を洗っているときには、上の子は洗い場でバスチェアに座らせるのがおすすめです。小さい子を連れての買い物が大変なときには、宅配サービスを利用しましょう。日用品や食材だけでなく、加熱すれば食卓に出せるおかずセットを用意しているサービスもありますよ。毎日の買い物にストレスを感じているママは、利用してみる価値があるでしょう。【バンボ】商品名:Bumbo バンボベビーソファー参考価格:¥6,980(税込) Bumbo 詳細はこちら(Amazon) 【2人乗り ベビーカー】商品名:Newox2人乗り ベビーカー価格:¥22,800(税込) Newox 二人乗りベビーカー 詳細はこちら(Amazon) 【バウンサー】商品名:アップリカ 電動 ベビーラック バウンサー価格:¥34,799(税込) アップリカ(Aprica) 電動 バウンサー 詳細はこちら(Amazon) 商品名:ベビービョルン バウンサーバランスソフト Air価格:¥15,390(税込) ベビービョルン バウンサー詳細はこちら(Amazon) 【バスチェアー】商品名:アップリカバスチェアー価格:¥3,770(税込) アップリカ バスチェアー 詳細はこちら(Amazon) 【ベビーベッド】商品名:カトージ ベッドチャーミー参考価格:¥17,064(税込) カトージ ベッドチャーミー 詳細はこちら(Amazon) 【ベビーメリー】商品名:やすらぎふわふわメリー No.5820参考価格:¥5,940(税込) やすらぎふわふわメリー詳細はこちら(Amazon) ■年子育児、大変なのは一時期。肩の力を抜いていこう年子の赤ちゃんを育児するのは、想像以上に大変なことです。しかし、その時期もトータルで見ると短く、育児が楽しいと感じる日がきっとやって来るでしょう。自分だけで抱え過ぎずに周囲に助けを求めてみたり、便利なグッズを利用したりするのがおすすめです。肩肘張らずに手を抜いて、大変な時期を乗り越えていきましょう。
2019年09月26日今回は、産後間もない時期に次回の妊娠を考えている方と妊娠された方のために、年子で妊娠したときに大切なことをお話しします。 年子とは?年子は同じ母親から生まれた1つ違いの兄弟姉妹を意味する言葉です。年齢の数え方は、満年齢(生まれた時点を0歳として、誕生日を迎えるタイミングで1つ加算する)で数えるのが一般的ですが、古くからの風習にある数え年(生まれた時点を1歳として、元旦を迎えるタイミングで1つ加算する)で数えて年子と表現することもあります。 年子というと、1歳差で生まれた子あるいは学年が1つ異なるというイメージを抱きやすいですが、日本の学校教育法では4月2日生まれ~4月1日生まれを学年毎にまとめるため、生まれたタイミングによって年齢差が1つでも学年の差が1つ違いとは限らないケースも起こり得ます。 例・生まれた年が1年違い、学年が1つ異なる例:2018年4月生まれと2019年9月生まれ・生まれた年が1年違い、学年は2つ異なる例:2018年1月生まれと2019年6月生まれ・生まれた年が1年違い、学年は同じ例;2019年4月2日生まれと2020年4月1日生まれ 参考:年齢計算ニ関スル法律明治35年12月2日法律第50号学校教育法第59条 年子で妊娠したときに大切にしてほしいこと出産から次回の妊娠までの期間が1年未満の場合、母体の合併症が起こる確率が高くなり、新生児死亡率や乳児死亡率、低出生体重児、胎児発育遅延、早産の危険性が有意に高くなることがわかっています。日本は諸外国と比べると最も安全な医療体制を整えているため、出産間隔が1年よりも短いタイミングでの妊娠を良しとする風潮はあります。しかし、母親の身体機能さえ回復すれば妊娠して良いというわけではなく、体力や精神的な負担、子育てそのものの負担、生まれた赤ちゃんへの影響など、いろいろな視点から産婦人科医や助産師、保健師は産後早期の妊娠を積極的にすすめないケースもあります。 もし、さまざまな理由から次の妊娠を早く望む場合や、次回の妊娠までどのくらい期間をあけるべきか悩むときは、まずは産婦人科医へ相談しましょう。もし、年子で妊娠した場合は、前回の妊娠期間よりもより慎重に過ごすことを心得ておきましょう。 家族が増えることは、自分や家族の人生設計を多少変更もしくは調整する必要があるかもしれません。また、上の子を妊娠したときと比べると、産後の回復過程で再び妊娠しているために、体力の衰えを感じるかもしれません。妊娠中はおなかの中の赤ちゃんよりも、目の前で動き回る子どものお世話を優先してしまいがちですが、おなかが張りやすいなどの症状が起こりやすい場合は慎重に過ごしましょう。 0歳から1歳までは、手を使うようになる、立って歩くようになる、お話できるようになる、母乳や育児用ミルクだけなく口から食べ物を食べるようになるなど、人間らしさが育つ時期です。上の子の子育てと新たな生命を授かった生活の両立に苦労はあるかもしれませんが、上の子との年齢差がないことで上の子のときに親としてうまくできないと思っていたことが、下の子のときには気持ちに余裕をもってできることもあります。親が上の子の成長と共に子育てに慣れていきながら、下の子のお世話に応用が利くというのは強みでしょう。 授乳中に妊娠したら気を付けることいつまで授乳を続けるのかは、お子さんの月齢と妊娠の経過によって判断しましょう。妊娠経過が順調であれば、母乳育児を続けてもかまいませんが、切迫流産や切迫早産と診断された際には、授乳を控えましょう。おっぱいを吸われた刺激で分泌するオキシトシンが子宮の収縮を起こす可能性があるからです。実際は授乳した程度では流産は起きませんが、妊娠経過が順調でも産婦人科医や助産師、保健師から母乳だけで育てることを止めるように助言されることがあるかもしれません。 突然やめてしまうと、授乳中のお子さんの気持ちが不安定になったり、ママのおっぱいに乳腺炎が起こることもあるので、お子さんの変化を見守りながら母乳以外で十分に栄養が摂れるように切り替えていきましょう。おっぱい以外のスキンシップや遊びなどでコミュニケーションをとるように心がけましょう。授乳中に妊娠した場合に、上の子への授乳方法や接し方で困りごとがあれば、助産師へ相談しましょう。 妊娠・出産・子育ては夫や家族のサポートが肝心上の子の要求に付き合えなくて罪悪感を抱いたり、思い悩んだりすることはあるかもしれませんが、妊娠したママだけが心身のストレスを抱えることはありません。パパや家族、周囲の人の協力は必要不可欠です。家族内でのサポートが不足する場合は、居住地の保健所や保健センターへ相談して、産前や産後に利用できるサービスを紹介してもらいましょう。 まとめ年子で妊娠といっても、月齢差や年齢差にはいろいろなパターンがあります。年子で妊娠すると、周りの人からの心ない言葉に傷つけられたり、インターネットで拡散される根拠のない情報に思い悩むこともあるでしょう。妊娠・出産・子育てに対する個人的な価値観の押し付けやネガティブな意見、医学的根拠のない情報は聞き流しましょう。参考:・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・WHO Postpartum Family Planning 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年09月14日出産後1年経ってダイエットを開始した時、私は3歳のまだまだ甘えたい長女と、もうすぐいやいや期をむかえる2歳前の次女の育児に追われていました。ダイエットうんぬんの前に、娘たちのお世話をしていると1日があっという間に終わってしまう毎日。こんなに慌ただしい中、子育てとダイエットの両立ができるのだろうか、と不安になったこともありました。しかし、日々時間が過ぎ、ただ肥えていくだけの自分の体についに目をそらすことができない現実が…! それは、娘たちと一緒に写真を撮ってもらったときのこと。その写真を見ると二の腕が自分で思っていた以上にたくましかったのです…。その写真がこちら。これはとうとうやばい。ついに自分の体型から見て見ぬふりをするのはやめようと思えるきっかけとなりました。これまでもお話したように、1番自分が太ってしまった原因はストレスをすべて食事に向けていたこと。育児中のママは、ついイライラすることが多いと思います。独身時代の時のようにお酒を飲みに外へ出かけたり、友人を気軽に誘って遊びに行ったりなどもできず、家の中で簡単にストレス解消できる方法と言えば好きなお菓子を好きなだけ食べること。食べているときはとっても幸せなのですが、食べた後はなんともいえない罪悪感に苛まれます。ストレスをためないことはまず不可能なので、解消方法をダイエットに向けてみることから始めました。 育児の中にダイエットを取り入れる場面はたくさんあります。1番オススメなのは、ショッピングモールのウォーキング。子連れでも気兼ねなく行けますし、買い物ついでに沢山歩いて、まずは日ごろの運動不足な体に鞭を打ちます。他には断捨離やちょこっと大掃除。意識して体を動かしながら掃除をすることで部屋も体もきれいになるというイメージで行います。次に、食べることも料理をすることも好きなので、太らないスイーツや糖質オフ料理を研究して作ること。結果、食べて痩せるという方法を見いだせることができました。また、子どもたちの性格や生活スタイルによるかと思いますが、子どもたちが早寝になってくれたことが私にとってはダイエット成功の大きな秘訣でした。ネントレの効果もあり、部屋を暗くするだけで寝てくれ、夜の時間を自分の好きなように使えるようになり、ダイエット前なら早く寝てもらってアイスを食べるところでしたが、夜はストレッチやお風呂にゆっくりつかったり好きなドラマを見ながら筋トレをしたり作り置きを作ったりと唯一の自分の時間でここでストレスをうまく解消できるようになったと思います。産後の慌ただしい1日の全てをダイエットに費やすことは不可能なので、生活の中にうまく取り入れることのできるやり方がオススメです。※この連載は筆者のMONAさんが出産してから1年後の2016年から始めた独自のダイエット方法を綴っています。あくまでも筆者の体験談であり、痩せることを保証する内容ではありません。
2018年02月03日4歳と3歳の年子の女の子二人を育てるママ、MONAさん。産後ストレスを食事に当て激太りしてしまった子育て奮闘中のママがお金を掛けずに自宅でストレスなく続けられるダイエットを開始。なんと産後15キロの産後ダイエットに成功したのです。今回は出産後、間もなくダイエットを決心したMONAさんのダイエット奮闘記の第三話です。私が産後ダイエットを決意したのは、二人目を出産した1年後の2016年から。まず食生活の見直しからはじめました。ダイエット前の食生活を箇条書きにしてみると…・冷凍庫にレンジでチンすればすぐに食べられるもの(たこ焼き・唐揚げ)・お菓子BOXには常に満タン(子供用、自分用)・朝食は、仕事をしていた時はコンビニでおにぎりのみ・産後は朝昼兼用でがっつりメニュー(ラーメンなど)・昼食は簡単なもの=炭水化物だらけ。袋麺、炒飯、パスタなど・夜ごはんを食べて、寝かしつけ終わりにまたお菓子やアイス・ストレスを感じたら満腹になることでストレスを解消書き出してみると、よくこんな生活をしていたものだなとゾッとします。■産後ダイエットを始める前までの生活1番の原因はストレスが溜まりやすい環境を自分で作っていたことです。地元が遠く、身寄りも知り合いも少なかったので、出かける先は近所の公園やコンビニ、スーパーのみ。唯一の楽しみはお菓子コーナーで新作のお菓子(主にポテトチップス)を食べることでした。特に2人目の産後は、慣れない年子育児で寝不足になってしまったのと、寝不足になることでいつもお腹が空いていて、食べていないと満足できなかったことでした。荒療治かもしれませんが、まずは1番太ったのではないかと思われるポテトチップスや冷凍たこ焼きを断ち、規則正しい食生活にすることから始めました。それまで、週4、5日のペースで食べていたので最初は頭の中がお菓子のことでいっぱいになるほど辛かったですが、私の場合、辛いのは最初の1週間だけでした。スナック菓子を断つようになってからは、嘘のようにお菓子を食べなくても平気になったので、次のステップへ進むことができました。しかし、スナック菓子を断つことは出来ても、基本的には食べることが大好きだったので、食事制限は無理だな……、と思っていました。そんな矢先、工夫すればきちんと食べても痩せることができる糖質オフにたどり着いたのです。■私が産後ダイエットは始めた時期ちなみに、私が産後ダイエットを始めたのは、下の子の卒乳が終わってから。授乳中の食欲は産前よりも増しますし、ママの体も本調子ではないので、あまりおすすめできません。しかし、私は卒乳後も授乳中のように炭水化物が大好きなことに変わりはありませんでした。そこで、まずは試しにと色々と糖質オフのメニューを勉強してみることに。すると、好みのメニューが沢山あることに気付き、産後ダイエットを始めた2年前から今もなお、継続して糖質オフをしています。ただ、徹底したスーパー糖質制限ではなく、パワーのいる朝や昼は炭水化物(玄米など)OK、夜のみ糖質オフという食生活が根付くようになりました。※この連載は筆者のMONAさんが出産してから1年後の2016年から始めた独自のダイエット方法を綴っています。あくまでも筆者の体験談であり、痩せることを保証する内容ではありません。
2018年01月27日4歳と3歳の年子の女の子二人のママのMONAさん。産後の年子育児は想像以上に大変で、ストレスを食事に当て激太り。実家も遠く、子どもを預ける人も居ない…。そんな子育てママがお金を掛けずに自宅でストレスなく続けられるダイエットを開始。なんと産後15キロの産後ダイエットに成功したのです。今回は出産の後、ダイエットを決心したMONAさんの奮闘記の第二話です。産後ダイエットを決意したもののダイエット初心者の私がまず思いついたことは食事制限。食べないダイエットでした。しかし、食べないという選択は簡単ですが、何を食べていいのかわからず結局お菓子などの誘惑に負けてあえなく失敗。私には食べないダイエットはむいていないんだと知りました。世の中にはたくさんありとあらゆるダイエット方法で溢れています。まずは、自分ができそうなダイエットを何でも挑戦してみて、継続できそうであればやってみる、だめだったら諦めるというように試行錯誤方法に切り替えました。ちょうど2年前の2016年1月、最初に挑戦したのはダイエットDVD(モムチャンダイエット、トレーシーメソッド)です。運動は得意ではなかったので、どんな運動をしていいのかわから分からず、見よう見まねでやってみましたが、きれいなお姉さんを見ながらの運動は、「自分もこうなりたい!」と、モチベーションアップにつながり、結果楽しく続けることができました。今思えば特にモムチャンダイエットは、身体をキレイに引き締めるための、基礎的な動きを凝縮したトレーニングだったので、ダイエット初心者の方にはとってもオススメです。モムチャンダイエットに慣れてきた方は次にトレーシーメソッドへ挑戦という流れがいいと思います。次に、大好きなスナック菓子などのお菓子断ちを決意しました。それまで、ストレス解消方法はコンビニへ行きスナック菓子を買い漁ることだったので、まずはこの行いを改める必要があるなと思ったのです。そのお菓子断ちを決意した1週間はさほどきつくなく、むしろ「ここで負けてお菓子に手を出してしまってはもったいない」という気持ちが勝っていました。1週間後、1ヶ月後と経過しお菓子を断ってみると、まるで中毒が抜けたように食べなくても平気になり、私は肌荒れが改善し体重が落ちやすくなりました。このように、無理に自分に合わないダイエットを続けるのではなく、まずはいくつかのダイエット方法を1週間ずつやってみて、自分にできそうかどうか試行錯誤する方法が長続きできて成功率がアップします。ストレスだらけのダイエットではかえって逆効果。日々小さな子どもたちを相手にしている子育て中ならばなおさらです。次回は、無理なく効率的に食生活を変えた方法についてお話します。※この連載は筆者のMONAさんが出産してから1年後の2016年から始めた独自のダイエット方法を綴っています。あくまでも筆者の体験談であり、痩せることを保証する内容ではありません。
2018年01月20日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日