芳根京子と重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する、人間味あふれる知的財産エンタメドラマ「それってパクリじゃないですか?」より、2人が写るポスタービジュアルが完成した。本作は、芳根さんが演じるお人好しの新米社員・藤崎亜季と、重岡さんが演じる妥協ゼロのエリート上司・北脇雅美が、仲間の汗と涙の結晶を守る、笑って胸が熱くなる知的財産エンタメドラマ。今回のポスターは、主人公・亜季が「それってパクリじゃないですか?」と書かれた書類を持ちながら、発明を守るべく訴えかける表情をアップで写し、北脇は著作権や商標などに関するマークを持ちながら、亜季の少し後ろで冷ややかな視線を送っており、2人の凸凹コンビ感を押し出したものとなっている。春らしく、淡色のファイルが並ぶ本棚を配置しオフィス感を表現し、知的財産エンタメドラマという一見難しそうなテーマを、親しみやすく明るいポップな印象に感じさせるこちらのポスターは、公式サイトをはじめ、夜からは日テレタワー地下入り口側の広告スペース(ライティングウォール)、4月には交通広告などでも掲出予定だ。「それってパクリじゃないですか?」は4月12日(水)22時~日本テレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2023年03月24日体調不良に悩むアラフォー母、いちまついと子さんの体験を描いたマンガを紹介します。便秘や強い眠気、PMS(月経前症候群)などの体調不良に悩まされていたいちまついと子さん。休みたくても簡単には休めない環境で働くいちまつさんは、体調が悪くてもごまかしながら働くしかありませんでした。そこで、職場の同僚にどうしたらいいのか相談してみたのですが……。★前の話いちまつさんには、仕事を休むことで自分の社会的評価に影響するという考えがありました。そのため、自分の体調がどれだけ悪くても休んで病院に行くということができませんでした。そこで、職場の同僚に更年期やPMS、仕事と家庭の両立について相談してみることに。しかし、相談をしてもいちまつさんの気持ちはモヤモヤしたままでした。こんにちは! アラフォー母のいちまついと子です。私は体調不良や家庭のことなどを数少ない職場の同僚にいろいろ相談してみることにしました。しかし、誰とも悩みをわかり合えず、気づかうような言葉をもらうこともできませんでした。同じ女性なのに「私はつらくても頑張っていたわ!」と私の努力不足のように言われてしまうこともあり……。「なんとかなる!」と言われたこともありましたが、なんとかならないから悩んでいるし苦しいんだけど? なんとかしてきた人に言われてもまったく説得力がありませんでした。ただ「無理しないでね」と言われたいわけでもなかったので、どんな言葉をかけてもらいたいのか……少し考えさせられました。このころの私はきっと、自分のことを気かけてくれているかな? と思えるような親身さが欲しかったのだと思います。結局同僚に相談しても解決することはなく、むしろ環境の違いに嫉妬してしまい精神的にも苦しい思いをさせられることになってしまいました。--------------職場の同僚に体調や家庭のことを相談したものの、余計にモヤモヤとした気持ちになってしまったのだといういちまつさん。今のつらい状況に対し、「なんとかなる!」というような無責任な言葉ではなく、「大丈夫?」と親身になってくれる言葉で共感して欲しかったのだそう。相談事に対して、どんなふうに返答するのかはとても難しい問題ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「思ったより先生が…」耳掃除をしに耳鼻科に行って急にドギマギ #アラフォーの気にし過ぎな毎日 39★関連記事:デイリーミッション爆増! 生活保護申請に必要な書類は何個? #預金資産ゼロの父が倒れた話 52★関連記事:「ちょーぜつに眠い」強烈な眠気と体のだるさ…その原因は #体調不良から脱却したい 1著者/いちまつ いと子3姉妹を育てるズボラな女子力底辺の母。育児に加え自身の老いや体調不良と向き合いながら生きている。ブログ「まつぼっくりのおきあがろこぼし」にて日常マンガを更新中!
2023年03月20日体調不良に悩むアラフォー母、いちまついと子さんの体験を描いたマンガを紹介します。便秘や強い眠気、PMS(月経前症候群)などの体調不良に悩まされていたいちまついと子さん。婦人科の受診したところ、ピルを処方してもらうことになりましたが、ピルはいちまつさんの体に合いませんでした。このまま不調と付き合っていくしかないと思ういちまつさんでしたが……。★前の話ピルの服用を始めたものの、副作用によってさらに体調が悪化してしまい、1週間で服用をやめてしまったいちまつさん。のちのちこの判断は間違っていたことに気付きますが、このときは体調不良と付き合っていくしかないと思っていました。病院の眼科で検査員として働いていたいちまつさんは、体調不良をごまかしながら仕事を続けることに。いちまつさんが病院を再受診できなかったのにはとある理由がありました。こんにちは! アラフォー母のいちまついと子です。婦人科でピルを処方してもらったものの、吐き気や倦怠感などPMSをひどくしたような副作用に苦しめられ、私は勝手な判断でピルの服用をやめてしまいました。病院に行ってピルが合わないことを相談していればよかったのですが、当時の私にそんな余裕はなく……。休みを取ることも難しい職場だったので、体調不良をごまかしてフラフラになりながら仕事をしていました。私は眼科の検査員をしていたのですが、患者数に対してスタッフの数が足りておらず激務を強いられていました。もし自分が休んでしまうと、その分他のスタッフに負担がかかってしまい、なかなか休みが取れない環境でした。しかも私の中には休むことで自分の社会的評価に影響するという考えがあったので、評価が下がることを恐れてさらに休みが取りにくくなるという……。子どもが熱を出したから休ませて欲しい! と訴えても簡単には休めないので「保育園からの連絡があった」という事実が上司を納得させる手段のようなものでした。子どもたちに無理をさせてしまったことや、保育園に迷惑をかけてしまっていたことは今でも申し訳なく、心苦しい思いでいっぱいです。--------------いちまつさんが婦人科を再受診しなかった背景には、職場の環境が大きく関わっていました。自分だけではなく、子どもが体調不良になっても簡単には休むことができず、子どもに無理をさせてしまうこともあったのだとか。いちまつさんはこのことを今でも申し訳ないと思っているそうです。自分や家族の体調が悪いときに休むのは仕方がないことですから、みんなが休みやすい環境になるといいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/いちまつ いと子3姉妹を育てるズボラな女子力底辺の母。育児に加え自身の老いや体調不良と向き合いながら生きている。ブログ「まつぼっくりのおきあがろこぼし」にて日常マンガを更新中!
2023年03月18日体調不良に悩むアラフォー母、いちまついと子さんの体験を描いたマンガを紹介します。便秘や強い眠気、PMS(月経前症候群)などの体調不良に悩まされていたいちまついと子さん。仕事にも影響が出てしまっていたことから、婦人科の受診したところ、ピルを処方してもらうことになりました。これで体調が良くなると期待にしていたいちまつさんでしたが……。★前の話いちまつさんが婦人科で血液検査を受けた結果、女性ホルモンの数値と甲状腺の数値に異常は見つかりませんでした。そこで、PMSを改善するためにピルを処方してもらうことに。ピルを飲み始め、体調が良くなると思ったのもつかの間。猛烈な吐き気がいちまつさんを襲ってきました。こんにちは! アラフォー母のいちまついと子です。ピルを飲めばPMSの症状が和らぐことがあるということだったので、私はその言葉に期待をしてピルを処方してもらいました。このとき服用していたのは低用量ピルで、毎日決まった時間に飲む必要がありました。早速時間を決めて、服用を開始したものの……副作用がかなり強く出てしまいました。眠れないほどの吐き気や倦怠感という、PMSをひどくしたような症状でした。体はむくみがひどくなり、おなかは便秘が悪化してパンパンに膨れてしまう始末。異常な眠気も改善されず……。体調は良くなるどころか悪くなるばかりで、このままでは仕事はおろか子育てすらできなくなってしまうと思った私は、1週間ほどでピルの服用をやめてしまいました。病院を再受診するでもなく、勝手な判断で服用を中断したことは間違いでした。このとき、きちんと婦人科に行き先生に相談していれば……と今でも後悔しています。--------------いちまつさんはピルの服用を開始したものの、副作用のせいでさらに体調が悪化してしまったのだそう。普通に生活することもままならなくなってしまい、自己判断でピルの服用をやめてしまいました。しかし、このときの判断についていちまつさんは後悔しているようでした。薬が体に合わなければ、自分の判断で飲むことをやめるのではなく、まずは医師に相談することが大切ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/いちまつ いと子3姉妹を育てるズボラな女子力底辺の母。育児に加え自身の老いや体調不良と向き合いながら生きている。ブログ「まつぼっくりのおきあがろこぼし」にて日常マンガを更新中!
2023年03月16日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。睡眠中、無呼吸になる瞬間があるというへそさんの夫。人間ドックの有料オプションに睡眠時無呼吸症候群の検査があることを知り、検査キットを借りることにしました。3日間の検査を終え、検査結果が届いたということでへそさんはその内容を見てみることに。すると、目を疑うような結果が出ていて……。★前の話へそさんの夫は睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることになり、3日間かけて検査をおこないました。検査期間中は検査キットを装着して寝るということで、なかなかいつものように眠れずにいました。失敗しつつも検査を終え、結果を受け取ったというへそさんの夫。その検査結果にへそさんは驚きを隠せませんでした。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。夫が睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた結果、軽度〜中等度程度だと診断されました。最小酸素飽和度も90%を下回っており、安心できる雰囲気ではありません。1時間に17回も無呼吸になったりしっかりと呼吸ができていないにもかかわらず、中等度程度だなんて……大丈夫なのかと少し疑ってしまいました。夫は「次は1年後だな!」と能天気な様子だったのですが、検査中はチューブを外してしまったり、チューブがねじれてしまっていたりと失敗したことも多く、これが本当の結果ではないかもと私は思いました。一応は経過観察ということになっており、「検査期間中、全然本領発揮してないじゃん! 経過観察って本当に大丈夫なの?」と夫を責めてみたものの……夫が悪いわけではないので少し反省。病院から夫の足が遠のいてしまう気持ちもわかるので、経過観察しつつ夫を支えていこうと思いました。--------------検査の結果、中等度の睡眠時無呼吸症候群であると診断されたへそさんの夫。へそさんはこの検査結果を見て「本当に大丈夫なの?」と不安になったのだとか。反対にへそさんの夫は経過観察でいいと安心しているようでした。そんな夫の様子にモヤモヤしてしまったへそさん。本人が平気だと言っていたとしても、妻としては心配してしまいますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。【高島先生からのアドバイス】検査機器の装着により普段と比べてよく眠れなかったり、センサーの装着不足から本来とは異なった結果が出ることもあります。自宅での検査では脳波を測定することができないため、すべての無呼吸を検知しているわけではなく、過小評価となっていることも少なくはありません。よって、実はもっと重症の無呼吸である可能性も否定できません。そのような場合はご家庭でよく相談された上で、睡眠の専門施設を受診し、一晩入院して検査をする「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受けられることをおすすめします。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年03月14日体調不良に悩むアラフォー母、いちまついと子さんの体験を描いたマンガを紹介します。便秘や強い眠気、PMS(月経前症候群)などの体調不良に悩まされていたいちまついと子さん。仕事にも影響が出てしまっていたことから、婦人科の受診を決心。甲状腺の病気の可能性もあるということで、血液検査を受けた結果……。★前の話いちまつさんは、生理前になると異常なくらい強い眠気に襲われていました。婦人科の診察待ちの間にも寝てしまうくらいで、生活に支障が出てしまっており……。当時38歳だったいちまつさんは年齢的にまだ更年期ではないだろうということだったので、ひとまずは血液検査を受けることになりました。採血から1週間後、再度婦人科を訪れたいちまつさん。検査の結果、ピルを処方してもらうことになりました。こんにちは! アラフォー母のいちまついと子です。私はずっと慢性的な体調不良に悩まされており、市販薬を飲んだりすることでごまかしながら生活していました。しかしここ最近、仕事中立っているにもかかわらず眠気で意識を飛ばしてしまったり、体調が悪いことでイライラしてしまい子どもに強く当たってしまうことがありました。このままではまずい! と思い、婦人科を受診しました。女性ホルモンの数値と甲状腺の数値を調べてもらうために、血液検査をおこなったのですが、検査の結果は異常なし。どちらの数値も正常の範囲内でした。異常値が出れば「やっぱりそうだったのか」と納得できる自分もいるのですが、こんなにもつらいのに正常だと言われてしまい内心もやもや……。ひとまずは甲状腺の病気ではないから、PMSに対する治療をしていくことになりました。そこで処方されたのがピル! 漢方薬を処方してもらうこともできましたが、効いたり効かなかったりすることがある上に即効性がないということだったので、私はピルを選びました。ピルは毎日決まった時間に欠かさず飲むことが必要でしたが、これで体調が良くなると期待に胸を膨らませていました。--------------婦人科で血液検査をした結果、特に目立った異常は見つからなかったといういちまつさん。ずっとしんどくてつらい思いをしているいちまつさんにとって、異常なしという診断は少し納得がいかないものでした。ひとまずはピルで様子を見るということになり、いちまつさんは「これで良くなる!」とピルの効果にとても期待していました。自分の体調が良くなる兆しが見えるととてもうれしいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/いちまつ いと子3姉妹を育てるズボラな女子力底辺の母。育児に加え自身の老いや体調不良と向き合いながら生きている。ブログ「まつぼっくりのおきあがろこぼし」にて日常マンガを更新中!
2023年03月14日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんは、結婚後、ユーマさんとうまく意思疎通がとれず、また周囲にも「やさしい夫なのに」とつらさを理解してもらえず、息苦しさと孤独を感じるように。やがてアコさんは、「もしかしてユーマは発達障害なのかも」と疑いをもち始めます。ある日、友だちの離婚報告を機に、アコさんは離婚を選択肢に入れ始めました。アコさんは、離婚の前に別居するものなのか、自分と同じように悩んでいる人のSNSを覗いてみることに。すると「カサンドラ症候群」という言葉に出合いました……。 「パートナーや家族がアスペルガー症候群のため、意思疎通ができず、心的ストレスから不安障害などの症状が起きている状態をさす」と書かれています。 あまりにも自分の症状にぴったりで、アコさんは自分が「カサンドラ症候群」なのだとはっきり自覚したのでした。この言葉との出合いは、アコさんの人生を大きく変えることになります。 夫の冗談に傷ついて… SNSで「カサンドラ症候群」を知ったアコさん。その後、書籍やネットで調べましたが、やはり自分はこの症状なのだと納得します。 けれども、アコさんにとっては、自分がカサンドラ症候群なのか、ユーマさんがアスペルガー症候群なのかはどうでもいいことでした。一緒にいて苦痛を感じることが、アコさんにとってまぎれもない事実なのです。 離婚を視野に入れたアコさんは、在宅での仕事を増やし、下の息子を保育園に入れることにしました。するとユーマさんは、息子に言いました。 「こんな小さいのにもう保育園行かされるんだ。お前はかわいそうだな~」 ユーマさんは冗談のつもりだったのでしょう。 しかし、保育園に入れることは事実。アコさんは深く傷ついてしまいます。そして、ユーマさんとは価値観が合わないことを再認識して、離婚準備を進めるのでした。 ずっとユーマさんと意思疎通ができず、そしてそのつらさを周囲にも理解してもらえず、孤独を感じて苦しんできたアコさん。とうとう、離婚を決意したようです。ユーマさんとわかりあいたいと強く願ってきたアコさんでしたが、離れたほうが良いと判断したのですね。 今回の「保育園かわいそう」も、とても傷つく言葉ですよね。アコさんが何度も「傷つくからその言い方はやめて」と言っても、次には同じことを繰り返すのがユーマさんの特性なのだとか。相手に悪気はないとわかっていても、仮にささいな言動でも、毎日、何年も続いたら、心がすり減ってしまうものなのかもしれません。 ネットで調べてたどり着いた「カサンドラ症候群」。アコさんがそうであってもなくても、この言葉を知ったことで、他に同じように悩んでいる人がいることを知ることができてよかったですね。似た境遇の人たちの経験を参考にしながら、アコさん、そしてユーマさんのお2人がこれからの人生をより良いものにしていっていただけることを願ってやみません。 このお話は、ベビーカレンダーではこれで最終回となります。続編は、アゴ山さんのInstagramでお読みいただけますので、ぜひご覧ください! 監修/助産師 松田玲子作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年03月01日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんは、結婚後、ユーマさんとうまく意思疎通がとれず、また周囲にも「やさしい夫なのに」と、そのつらさを理解してもらえず、息苦しさと孤独を感じるように。やがてアコさんは、「もしかしてユーマは発達障害なのかも」と、疑いをもち始めます。そんな矢先、友人から「離婚した」と報告が。「離婚」を考えたことのなかったアコさんでしたが、そんな選択肢があることに気が付きました。 ある日、SNSで自分と似た境遇の人がいないか検索していました。すると、アコさんは人生を変えるほどの、衝撃の事実を目にすることになって――!? SNSで衝撃を受けた「カサンドラ症候群」 離婚を考え始めたアコさんでしたが、いきなり離婚するわけにもいかないから、最初は別居するのだろうかと悩み始めました。 そして他の人はどうしているのだろうと、SNSを覗いてみることに。 すると、夫の愚痴がたくさん出てきます。 「アスペルガーっぽい夫との関係で悩んでいる人はいないかな」 アコさんはまた検索してみました。 すると、衝撃の言葉を目にしたのです。 「……ん? カサンドラ症候群……?」 頻繁に出てくるから精神的疾患かなと、その言葉を検索してみました。 すると、パートナーや家族などがアスペルガー症候群ゆえに、心的ストレスから不安障害や躁うつ状態などの症状が起きている状態のことを指すとわかりました。 ほかにも、他人に理解してもらえないことによって精神的な不調が起こること、自己評価の低下、罪悪感、不眠症など、症状はアコさんの身に起きていることと重なりました。 ようやくすべてが腑に落ちた衝撃の日となったのでした。 アコさんは「カサンドラ症候群」という言葉を知ったことで、救われる気持ちになり、人生が大きく変わったと感じたそうです。同じように悩んでいる人がたくさんいることを知ることができたことが、励みになったのではないでしょうか。そして、自分の心と体の不調の原因がわかったことで、イライラする自分がおかしいと、自分を責める気持ちが和らいだのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月28日ダウン症とは?特徴や種類についてダウン症は正式名称を「ダウン症候群」といい、染色体異常による疾患の一つです。21番目の染色体が1本多く、3本あるために起こるので「21トリソミー」(トリ=3の意味)とも呼ばれます。染色体異常による疾患のなかで最も多く、約700人に1人の割合でダウン症のある赤ちゃんが生まれています。ダウン症があると、個人差はありますが、一般的には身体、精神(知的)の発達の遅れがみられます。ダウン症のある人は、両目の間が広く見え、少しつり目で鼻が低め、という顔立ちが特徴です。これは顔の中心部の骨が周囲の骨よりゆっくりしたスピードで発達するからだといわれています。また、筋緊張低下のため、力が弱いことが多いです。ダウン症がある新生児の約50%に先天性心疾患、約60%に先天性白内障、斜視などの眼の障害がみられます。ほかにも消化管や耳の疾患にかかる頻度も高めです。ダウン症は大きく分けると3つのタイプがあります。全体の約95%を占めるのが「標準型」です。受精前の卵子や精子が減数分裂するとき、均等に分かれなかったことが原因で起こる偶発的な事象です。両親の染色体には異常がないことがほとんどで、誰にでも可能性があるといえます。約4~5%を占めるのが、染色体の一部が他の染色体に結合することで起こる「転座型」。(保因者である)両親どちらか一方の21番染色体が、ほかの染色体に結合していることが原因です。もっとも少ないタイプが「モザイク型」で全体の約1~3%以下といわれています。受精後の細胞分裂で染色体が分かれなかったことが原因で発症します。正常な細胞と1本多い細胞が混在しているのが特徴で、正常な細胞が多いときは、ダウン症としての症状が軽くなります。参考:21トリソミーのある方のくらし|厚生労働省ダウン症がある人の児童期の成長と青年期以降・ダウン症のある子どもの新生児、乳幼児期ダウン症がある赤ちゃんは、母乳やミルクを吸って飲むのが難しいことがあります。これは筋緊張低下や舌が大きく口が小さいことが理由です。力が弱いためにおとなしく、泣くこともあまりないので、空腹に気づきにくい場合があります。こまめに体調をチェックしてあげましょう。また、ダウン症があると、以下のような合併症が起こりやすいといわれています。先天性心疾患(心室中隔欠損症、心房中隔欠損症など)消化管疾患(鎖肛、十二指腸閉鎖など)眼疾患(白内障、斜視など)耳鼻疾患(難聴、滲出性中耳炎など)血液の疾患(一過性骨髄増殖症など)内分泌・代謝疾患(甲状腺機能異常、肥満、糖尿病など)整形外科疾患(環軸椎亜脱臼、外反扁平足など)神経疾患(点頭てんかんなど)精神発達遅延自閉スペクトラム症・ダウン症のある子どもの未就学時期ダウン症のある子どもは身体・精神(知的)発達が遅いので、周囲に比べてのんびりしています。言葉が出るのもゆっくりです。赤ちゃんのころにはあまり気にならなかった周囲との発達の差は、成長にしたがって大きくなります。個人差はありますが、知的障害は軽度から重度までさまざまあり、平均的なIQは50といわれています。発達は遅めですが、幼児になると自我が目覚め、こだわりや意思の強さが見られることがあります。発達や合併症とは異なる大変さがありますが、なるべく子どもの気持ちを尊重してあげましょう。また、合併症には引き続き注意が必要です。早期発見・早期治療のためにも定期的に診察を受けましょう。・ダウン症のある子どもの学童期小学校は通常学級に通う子どもも、特別支援学級や特別支援学校を選択する子どももいます。通常学級の場合、ダウン症がある子どもは知的障害や難聴などのため、授業についていくのが難しくなることがあります。そのため、中学、高校では、特別支援学級や特別支援学校に進むケースが多いです。また、小児期には多動や自閉的行動を示す場合がしばしばみられます。学童期においても、合併症の定期的な診察は大切です。特に入学など環境の変化により、大きなストレスを感じていることもあります。学校を卒業して作業所などに通うようになると、これまでの生活がガラッと変わります。すると「これまでできていたことができなくなる」「動作が緩慢になる」「笑顔がなくなる」「言葉が少なくなる」「眠れなくなる」など、運動・生活能力が急激に低下することがあります。これは、大きく変わった環境に不安と緊張があるためと考えられます。そんなときは、家族や作業所の支援員など周囲の人のフォローが大切です。できなくなったことを責めたり、どうしてできないの?などと聞いたりするのはやめましょう。まずは、今できていることや分かることを尊重しましょう。できなくなったことを一気に取り戻すのではなく、徐々にゆっくり取り組んでいくことで、少しずつ回復できるといわれています。不安や緊張が大きい場合は、抗うつ剤や睡眠導入剤などを服用する治療が有効なことがあるので、主治医と相談してください。できなくなったことが再びできるようになるまで、数年かかることもあります。焦らず気長に取り組みましょう。ダウン症がある人は、一般的に30歳代後半から運動能力が低下し始め、40歳代からは筋力や持久力も低下するといわれています。また、知的能力のピークは20〜30歳で、以降は徐々に低下するといわれています。40歳をすぎると急激に低下することが多く、「言葉を発しない」「コミュニケーションがとれない」「体を動かすことを嫌がる」「自制が効かない」など、アルツハイマー型認知症に似た症状が出ることがあります。なかには、てんかん発作や妄想などが出てくることもあります。ただし、初期症状の段階で「認知症だ」と決めつけることはできません。白内障などで目が見えにくくなっていたり、耳が聞こえにくくなっていたり、甲状腺機能低下で体を動かすのがつらかったりする場合があります。病状を正しく見極めるために、成人してからも定期的に健診を受けることが大切です。ダウン症は老化が早い?認知症や早老症との関連性ダウン症は早老症の代表的な疾患の一つです。早老症は「早期老化症」とも呼ばれ、実際の年齢よりも早く、全身の老化が急激に進みます。代表的な見た目の老化には、次のようなものがあります。・白髪、脱毛・尖った鼻(鳥のような顔つき)・小顔(上顎より下顎が小さくなる)・音声の異常(高音域がかすれる)・両手、両足の皮膚の萎縮、硬化・アキレス腱などの石灰化ダウン症のある人が早老症を発症するのは、21番染色体トリソミーが原因と考えられていますが、発症するメカニズムなどは、まだ解明されていません。ダウン症がある人は、40歳をすぎると認知症を発症しやすいといわれています。また、その中でもダウン症がある人は、アルツハイマー型認知症の発症率が高いことも分かっています。これは、ダウン症がある人は、アルツハイマー型認知症の原因物質のひとつと考えられているアミロイドβを産生する遺伝子が過剰にあるため、よく似た症状が出現するためです。ダウン症がある人が認知症を発症したときは、次のような症状があらわれます。・時間や季節、場所、人間関係が分からなくなる(見当識障害)・運動能力が低下し、転びやすくなる・細かい手作業(ボタンを留める、箸を使うなど)ができなくなるまた、これまでできていたことが急にできなくなった、言葉が出ない、なども初期症状と考えられます。変化に気づいたら、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。ダウン症に伴う早老症は、完全に治す方法や予防法はまだ見つかっていません。症状に合わせた対症療法が主に行われます。聴力低下や白内障など一般の高齢者と同じ対応をします。ダウン症の成人期以降の課題甲状腺機能異常や糖尿病などのダウン症の合併症は、成人期以降にも発症することがあります。新生児から学童期までの医療体制は以前から確立されている一方、20歳代以降、成人期の医療体制は十分だとはいえないのが現状です。合併症や認知症の早期発見、早期治療、対応のためにも、住んでいる地域で十分な医療体制を整えることが急務です。ダウン症のある人が障害や合併症と上手につきあっていくためにかつては20歳を超えないといわれていたダウン症の平均寿命は、現在約60歳といわれています。代表的な合併症である先天性の心疾患や消化器疾患の治療が確立し、この20~30年で平均寿命は飛躍的に伸びました。また、現在、日本には約8万人のダウン症のある人がいると推測されていて、過半数以上は成人していると考えられます。ダウン症のある人が、障害や合併症と上手につきあっていくためには、定期的な健診が欠かせません。また、平均寿命が伸びたことで「親なきあと」も、安心・安全に暮らせるバックアップ体制も重要です。学校を卒業してからも切れ目のない医療体制、支援体制の充実を啓発していくことが必要とされています。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月28日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。睡眠中、無呼吸になる瞬間があるというへそさんの夫。職場の人間ドックのオプションで睡眠時無呼吸症候群の検査が受けられると知り、検査キットを借りることに。早速検査キットを試してみるも、へそさんの夫は……。★前の話へそさんは、夫の呼吸が止まっていることに気付いたら体を揺すったり、手を叩いて音を出して夫の呼吸を促すようにしていました。そんなとき、夫の職場の人間ドックで睡眠時無呼吸症候群の検査が受けられることがわかりました。早速検査を申し込んだへそさんの夫。検査キットを装着したへそさんの夫が見た夢とは。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。夫は睡眠時に無呼吸になることがあり、私は「病院に行け」と思いながら生活していました。そんなある日、夫の職場の人間ドックのオプションに睡眠時無呼吸症候群の検査があることを発見! 有料だったものの、検査してみようとのことで検査キットを借りることに。検査は1日8時間の装着が必要な上に3日かかるということで、金土日の3日間でおこなうことにしました。検査キットは鼻にチューブを付け、そのチューブを手首にセンサーをつなぎ、指先で血中の酸素飽和度を計測するというものでした。チューブがずれないようにテープを貼って、ひとまず就寝。翌朝、夫に感想を聞いてみると……鼻のチューブを外す夢を見て2回も起きたのだとか(笑)。意外と繊細な部分があるんだな、と夫の新たな一面を見ることができました。--------------睡眠時無呼吸症候群の検査を受けることにし、検査キットを借りたへそさんの夫。早速検査キットを装着して寝てみたところ、夜中に2回も起きてしまったのだとか! その理由は鼻のチューブを外す夢を見たからなのだそう。へそさんはそんな夫に繊細さを感じたのだとか。たしかに夢の中での行動を寝ているうちに、再現して起きてしまうことってありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年02月28日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんは、結婚後、ユーマさんとうまく意思疎通がとれず、また周囲にも「やさしい夫なのに」と、そのつらさを理解してもらえず、息苦しさと孤独を感じるように。やがてアコさんは、「もしかしてユーマは発達障害なのかも」と、疑いをもち始めます。毎日悩んでいたある日のこと、友人から1本の電話が―ー。 ユーマさんとのすれ違いに加え、娘の癇癪とパニックで、アコさんはどんどん疲弊して落ち着かなくなりストレスはたまるばかり。 友人からかかってきた電話は「離婚した」という報告でした。驚くアコさんは理由を聞きました。そして……。友人の離婚報告を聞いた私は… 大好きだった家は、よどんだ空気が流れているように感じ、いるだけで苦しくなってきてしまったアコさん。 ユーマさんのことだけでなく、自分のことも毎日イライラして母親としても失格で、大嫌いだと思うように……。 ある日、友人からの電話で、離婚したことを知らされます。突然の知らせにアコさんは腰が抜けるほど驚きました。 友人は旦那のモラハラに悩んでいたと聞いて、「なにも気が付かなくてごめんね」とアコさんは謝りました。 すると友人は明るい声で言いました。 「子どもが小さいから悩んでたんだけどさ。悩んでいる間は話せなかった。今はもうスッキリして楽しくやってるよー! あははっ」 アコさんはこのときはじめて、自分にも「離婚」という選択があることに気が付きました。 アコさんは本当にこのときまで、「離婚」を考えたことがなかったそうです。結婚して子どもがいて、責任を果たさなくてはと、自分なりに呪縛の考えがあったのだとか。けれども友人が離婚をしたことで、その呪いはあっさり解けたと言います。「離婚」という道が良いのかどうかは、誰にもわかりません。しかし、「何も変えられない」、「解決できない」、と心を病んでしまったアコさんにとっては、選択肢ができたことはよかったのかもしれませんね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月26日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんは、結婚後、ユーマさんとうまく意思疎通がとれず、また周囲にも「やさしい夫なのに」と、そのつらさを理解してもらえず、息苦しさと孤独を感じるように。やがてアコさんは、「もしかしてユーマは発達障害なのかも」と、疑いをもち始めます。アコさんのストレスはたまるばかりで――? ユーマさんとの意思疎通がうまくいかず、疲弊していくアコさん。やがて夜、眠れなくなってしまいました。心療内科を受診すると不安障害と診断を受けます。 次第に、ストレスがたまってアコさんは落ち着かなくなりました。すると――。行きついた私の思い アコさんは、癇癪やパニックを起こす娘の対応にも疲弊していました。会話ができない夫とパニックを起こす娘の間に挟まれてアコさんはもうパンク状態。 やがて「どうして私は割り切って対応できないんだろう」「毎日イライラして、母親としても失格だな……」と考えるように。そしてストレスがたまって落ち着かなくなると、タオルを首に巻いて、軽い力で締めました。どうしようもなくイライラしたときは、こうしてアコさんは自分を落ち着かせるように。 アコさんの苦しみは一層深くなるばかりでした。 「なんでこんなにおかしくなっているの?」「私がいなくなったら子どもたちは誰が面倒を見る?」 考えても考えても、解決策が見つかりません。しまいには、消えたいという気持ちから、ユーマさんがいなくなればいいと思ってしまいます。そして、アコさんは涙が止まりませんでした。 アコさんは振り返ると、死にたいという気持ちはなかったのだそう。そして、不思議だけれどこうすることで落ち着けていたのだとか。けれども、ユーマさんとわかりあいたいと、そんな日が来ると信じて諦めなかったアコさんも、とうとう、ユーマさんがいなくなればいいと思ってしまうように……。ユーマさんとの日々のすれ違いに加え、周囲に理解を得られなかったことなどが、アコさんを追い詰めてしまったようですね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月25日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。特に産後は、ユーマさんに育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。そんなある日、娘のために発達障害の本を読んでいたところ、アコさんはユーマさんに症状が当てはまることに気が付きました。「もしかしてユーマは発達障害なのかも」と、アコさんは疑いをもつように。その後も、ユーマさん意思疎通がうまくできない日々が続き、アコさんは疲弊していきました。やがてアコさんは眠れなくなってしまって――!? 心療内科を受診した結果… ※誤)ミュニケーション→正)コミュニケーション ※誤)割り着ればいいんだよ!→正)割り切ればいいんだよ! ユーマさんはお願いごとは何でも聞いてくれましたが、アコさんにとって、意思疎通は難しいものでした。 たとえば、「子どもを見ていてね」とお願いすれば、本当に見ているだけ。絵具を床にぶちまけていても、子どもたちが絵具まみれになっていても何もしません。 またあるとき急いでいたアコさんは、「時計見て!」とユーマさんに言いました。時間を教えてほしかったのですが、ユーマさんは時計を見つめるのみ。 すべてを説明しなければ伝わらないことに、アコさんは疲弊してしまいます。 そんな日が続き、アコさんはある夜から、眠れなくなってしまいました。心の不調を感じたアコさんは、心療内科を受診。 診察の結果、「うつになる手前」ということでした。そして、「診断するとしたら今は不安障害で、ノイローゼの一種」だと医師は言いました。 思い当たる原因はあるかと医師に聞かれたアコさんは、夫であるユーマさんとコミュニケーションがうまくとれないこと、わかり合えないことなど、困っていることを伝えました。 深刻な悩みを打ち明けたアコさんでしたが、医師はあっけらかんと言いました。 「男なんてそんなもんだから割り切らないと! お金稼いできてくれる人って割り切ればいいんだよ!」 アコさんは、反論する気力も起こらず苦笑い……。 そして、医師に言われたことはきっと正しいのだろうと、信じるしかなかったのでした。 アコさんはこのとき、時間をかけて検査してもらった結果、うつではないことにはホッとしたと言います。けれども、医師に割り切るよう笑って言われたことはとてもショックだったに違いありません。悪気はなく励ましのつもりだったのかもしれませんが、ますますアコさんが、自分の考えがおかしいのではないかと、自分を責めたり、落ち込んだりしてしまいそうですね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月24日PMS(月経前症候群)でイライラすることがあった私は、ストレス発散にとたばこを吸ってしまうことがありました。その後、PMSが悪化したことで低用量ピルの服用を考えるように。しかし低用量ピル服用中は、たばこが吸えないと知って……!? 友人の助言! 魅力的だったけれど…PMS(月経前症候群)や生理痛に悩んでいた20代のころ、生理の悩みを共有し合っていた友人から低用量ピルの存在を教えてもらいました。PMSや生理痛の症状を軽減できると聞き、とても魅力的に感じた低用量ピルでしたが、私にはひとつ気になることが……。それは、低用量ピル服用中の喫煙は推奨されないということ。普段、PMSでイライラしたときにたばこを吸ってストレス発散をすることがあった私は、低用量ピル服用中に自分がしっかり禁煙できるのか自信が持てませんでした。そのため、病院を受診するのもためらってしまったのです。 もう我慢できない!しかし、年齢を重ねるごとにPMSや生理痛が日常生活に支障をきたすようになりました。PMSによるイライラで恋人に当たってしまったり、つらい生理痛によって月に1度は仕事を休んでしまったりすることもありました。そのたびに自己嫌悪に陥り「このまま毎月我慢し続けるのはつらすぎる。無理かもしれない……」と感じたのです。そう考えた結果、不安はありましたが禁煙をして低用量ピルを服用することに決めました。 予想外の結果に禁煙を始めてみると、意外とつらさは感じませんでした。もともとヘビースモーカーではなかったことと、低用量ピルがPMSの症状を軽減してくれてイライラすることがなくなり、たばこを吸いたいと思わなくなったことが大きいように感じます。私は副作用もなく、現在も低用量ピルの服用を続けています。PMSや生理痛の改善に加えて、結果的に禁煙まですることができて、低用量ピル服用を決めて本当によかったなと思っています。 低用量ピルを服用する前は、「なんとなく禁煙してはまた喫煙をしてしまう」ということを繰り返していました。しかし、PMSの症状が改善したことでイライラやストレスが減り、当初は思ってもいなかった喫煙の悩みまで解決することができました。 ※低用量ピル服用の際、副作用として血栓症を引き起こす可能性があります。35歳以上で1日15本以上の喫煙をすると血栓症を発症するリスクが高くなるという報告があるため、低用量ピルの服用は推奨されません。また35歳未満の方や1日15本未満の喫煙の場合でも、低用量ピル服用の際には注意が必要です。 著者/ゆりんイラスト/コジママユコ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年02月24日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。特に産後は、ユーマさんに育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。そんなある日、娘のために発達障害の本を読んでいたところ、アコさんはユーマさんに症状が当てはまることに気が付きました。「もしかして夫は発達障害なのだろうか」と思ったアコさんは、娘の療育でおこなっている対応を、ユーマさんにもしてみるように。すると、アコさんが怒らなくなって、家庭が少し明るくなってきた気がしました。 ある日、アコさんはショックな事実を幼稚園の先生から聞かされました……。娘がパパを嫌う理由 幼稚園の先生は、娘のしずくちゃんが、「パパきらい」と言っていたことをアコさんに教えてくれました。先生が理由を尋ねると、しずくちゃんはこう答えたと言います。 「うーんとね……、だって。ママが嫌っているから」 先生は最近家庭で何かあったのかと心配してくれました。ドキッとするアコさん。 アコさんは、自分が子どものころ、親同士や家族の言い争いを聞くのがとても嫌だと思っていました。だから自分も同じことをしないように気を付けていました。 娘は以前アコさんにパパのことをこう言っていました。 「お顔が暗いから怖い」 娘の言葉を鵜呑みにしてしまい、容姿のことを言っているのだと思っていたアコさんは、もっと早く気が付いてあげられたらよかったと、落ち込みました。 アコさんは、娘さんの本心はわからないけれども、娘さんに「パパきらい」「ママがきらっている」と言わせてしまう家庭環境であることを申し訳なく思い、自分を責めてしまったそうです。子どもの前での言動に気を付けていたアコさんですが、いつのまにか娘さんは、ママの気持ちを察していたのかもしれませんね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月23日大きないびきをしつつ、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気の『睡眠時無呼吸症候群』。睡眠中に無呼吸が起きると、身体が低酸素状態となってしまうことから、気を付けたい病気です。お笑いコンビ『鬼越トマホーク』の金ちゃんは、この病気を患っているといいます。症状が出るようになってから、実に30年以上だという金ちゃん。検査のため、入院することになったのですが…。検査入院。30年モノの無呼吸症候群を治す為にはここまでしないとダメなんだ。新しい世界が待ってますように。 pic.twitter.com/5b6llbGXAr — 鬼越トマホーク 金ちゃん (@kinno06) February 22, 2023 金ちゃんの頭は包帯で覆われ、口にはセンサーがついた姿で入院。人によっては痛々しく見えますが、金ちゃんは「治すためにはここまでしないとダメなんだ」と治療のためには必要なことだと理解しているようです。ファンからは、「交通事故に遭ったのかと思ってヒヤッとしました」「1日でも早く治ることを願っています!」と心配やエールが寄せられました。放置しておくと、命にかかわることもある、『睡眠時無呼吸症候群』。日頃から身体を気に掛けて、健康的な生活を送ることが理想ですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月23日芳根京子が主演する新水曜ドラマ「それってパクリじゃないですか?」の放送がこのたび決定。重岡大毅(ジャニーズWEST)との名コンビが誕生する。とある飲料メーカーで開発中の飲料に関する重要な特許がライバル会社に奪われる事件が発生。情報漏洩の疑いをかけられた開発部員・藤崎亜季は、調査のために親会社からやってきた知的財産のプロ・北脇雅美と共に、その特許を取り戻すために奮闘する――。会社の宝となりえる“権利”を社員たちは守ることができるのか。“知的財産バトル”をテーマに、働くこと、人生の楽しさを描く、新生活が始まる春にぴったりのドラマだ。芳根さんが演じるのは、月夜野ドリンク開発部員だったが、あることをきっかけに知的財産に関わる業務につく藤崎亜季。自己評価は意外と低く、自分の意見を主張するのが苦手だ。「明るく、元気で、笑えるドラマ」と本作を説明した芳根さんは、「亜季はまだ知的財産の初心者で、これからどんどん学んでいくので、私も視聴者の方と一緒に同じ目線で進んでいけると思います。『知的財産』という言葉がこれを機会に広まるといいなって思いますね。明日からの活力になるような作品にしたいと思いますので、ぜひ楽しみに観ていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せる。また、重岡さん演じるバディ役・北脇雅美は、月夜野ドリンクで起きたある出来事の調査のため、親会社からやってきたエリート社員。知的財産のプロフェッショナル「弁理士」の資格を持ち、仕事は完璧で隙が無く、合理的で無駄を嫌う。亜季に対して批判的で厳しい言葉をかけるが、その冷徹な態度の裏にはある理由が…。重岡さんは「特許とか著作権とかちょっと小難しい話にも聞こえるんですが、誰かが大切に作った努力の汗と涙の結晶のようなアイデアや商品(知財)を守っていくお話です。僕は亜季と真逆の性格の北脇という人物なんですけれど、超理屈っぽい感じで、ビジネスに正義なんてない、情ではなく、ルールはルールだからっていうような本当に亜季とは水と油のようなコンビになっています」と話し、「春はスタートの季節なので、観て頂くみなさんが前向きに、そして仕事って大変な一面もあるけどもやりがいもあるんだぞ!という情熱の部分も届けたいと思っています。すごく観て欲しいドラマです」と呼びかける。お互いの印象については「テレビで拝見していて笑顔が素敵な方という印象ですね。ちゃんとお話しするのは今日が初めてですがいいキャッチボールをさせていただけている気がするのでお芝居をご一緒するのが楽しみです」(芳根さん)、「とてもエネルギーがある方だなと。自分もエネルギ―がありたい人間なんで、楽しい現場になればいいと思いますし、凸凹コンビなのでそのエネルギー同士がぶつかっていけばいい作品になりそうな気がします」(重岡さん)と明かしている。原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~」。脚本は「半沢直樹」「下町ロケット」の丑尾健太郎が手掛ける。「それってパクリじゃないですか?」は4月、22時~日本テレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月23日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。特に産後は、ユーマさんに育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。それでも、何とかしてユーマさんと分かり合いたいと、アコさんは思っていました。そんなある日、娘のために発達障害の本を読んでいたところ、アコさんはあることに気が付きました……。本に書かれていた発達障害の症状が、ユーマさんにすべてあてはまったのです。「もしかして夫は発達障害……?」とアコさんの心はざわつきます。そして、「分かり合うことが難しい」という文章を読み、ショックで固まってしまいます。夫の発達障害を疑ったアコさんは……!? 分かり合えないのは特性だから… 「発達障害といってもいろいろあるはず。そして、まだ発達障害かどうかを決めつけるのは早い」 アコさんはショックを受けつつも自分にそう言い聞かせました。そして、できる対応はやってみようと思い始めます。 ・分かり合えないことは特性なので期待せずユーマさんを受け入れること・物事を曖昧にせず的確に伝えること・笑顔でいること これらを心がけているうちに、家庭が少し明るくなって気がしてきたアコさん。自分が怒りすぎていたことと、発達障害の人に周囲が合わせる必要があることを実感します。 「はぁー」 アコさんはこれからのことを考えながら大きくため息をつきました。そして、すぐため息をついてしまう癖を直し、笑顔を習慣づけようと思い直すのでした。 アコさんは娘さんの療育でおこなっていることと同じ対応をユーマさんにしました。けれども振り返れば、アコさんはこのときは無理に元気を出して頑張っていた気がするそうです。ユーマさんが発達障害かどうかは確定ではないにせよ、これまで分かり合えなかった要因を知れた気がしたアコさん。はじめこそショックを受けたものの、前に進めると感じたのかもしれませんね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月22日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに産後は、育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても、みな、「頼めばなんでもやってくれるのにぜいたくだ」などと言って、アコさんの、夫とわかり合えないつらさを理解してくれる人はいませんでした。ある日アコさんは、「お願いだから何か言ってよ! 私はユーマの意見が聞きたいの!」と泣いて訴えました。しかしユーマさんは黙ったまま……。アコさんはこうして、期待しては落ち込むを繰り返していました。 また別の日のこと。アコさんは、娘のために買った発達障害の本を読んでいました。すると、気になることが……。 もしかして夫は発達障害…? ※誤)クレーン減少→正)クレーン現象※クレーン現象とは、子どもが何かをしてほしいときに、相手の手を引っ張ってやりたいことを達成しようとする動作のことで、他人に対する要求手段とされています。指差しや言語が出てくると自然になくなると言われています。発達障害がある子どもに多いとされていますが、発達に問題がなくても見られます。 娘のしずくちゃんは、「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断が出ているため、アコさんはこの日、以前に買った発達障害の本をもう1度しっかり読むことにしました。 するとアコさんは、本に書かれていることが気になり始めました。 「受け身すぎる」「表情や話しぶりなどから相手の気持ちをくみ取ることができない」「空気が読めない」「自分のやり方への強い固執」「興味や関心の極端な方より」「的外れなことを言ったりする」 これらは、ユーマさんにあてはまる気がしたのです。 「まさか、そんな……」と思いつつ、でも、発達障害だと考えると、今までのユーマさんの行動が、すべて腑に落ちていきます。 もしかしてユーマも発達障害なの……? そして本を読み進めて次の文章を読んだ瞬間、アコさんは凍り付きました。 「分かり合えることが難しい」 ユーマさんとわかり合いたくて、これまで必死だったアコさん。絶望感に襲われてしまうのでした。 今なら本に書かれていることがすべてではないと思うアコさんですが、当時は、書いてあることがすべて正しいと思い込み、ショックを受けたそうです。アコさんと同じ境遇で、SNSでこのマンガを読んだ方からは、本の内容に同意する苦悩の声もあれば、「相手が発達障害であることがわかってからは付き合いやすくなった」というコメントも届いていました。いつかユーマさんとわかり合えると希望を持って、これまで頑張ってきたアコさん。少しでもわかり合えることを願わずにはいられません。 監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月21日モーツァルトのオペラをヨーロッパの楽士たちの演奏に乗せて能、狂言、文楽の達人たちが演じる。そんな斬新な面白さで人気を博す『狂言風オペラ フィガロの結婚・管楽八重奏版』が3月10日(金)、大阪・大槻能楽堂と、3月12日(日)、東京・観世能楽堂で上演される。それぞれ昼夜の2公演。大阪は4年ぶり、東京は5年ぶりとなる待望の公演だ。狂言風オペラ「フィガロの結婚」チケット情報2002年より狂言を中心に演じられてきたこのシリーズに、能と文楽が合流したのが2018年のこと。芸術総監督に人間国宝の大槻文藏を迎え脚本・演出を笛方藤田流の故・藤田六郎兵衛が手掛けた舞台は、西洋と日本の芸能が出会うものとして高く評価された。が、折からのコロナ禍により、管楽合奏を担当するスイスの演奏団体クラングアートアンサンブルの来日が不可能に。『狂言風オペラ』は翌2019年、大槻能楽堂での再演を最後にしばしの沈黙を余儀なくされることとなる。(画像は2019年公演より)公演を望む声は多く「日本の演奏家を起用しては?」「録音では代替できないか?」といった提案も寄せられたという。しかし出演者一同は「洋の東西の芸能が同じ時間、空間を共有してこその『狂言風オペラ』」という見識に立ち、妥協することなく時期を待った。こうした中、2022年には『狂言風オペラ特別公演』も行われている。シューベルトの歌曲「魔王」をハイライトに、やや趣を異にした『特別公演』ではあったが、クラングアートアンサンブルからはメッセージが寄せられ、また能楽から大槻文藏、文楽から太夫、豊竹呂太夫、人形の桐竹勘十郎が舞台に上っての座談会では各人による『狂言風オペラ』継続への思いが語られた。それらは実に興味深く『狂言風オペラ』本編への期待をつなぐものとなった。こうした流れを経て行われる今回の公演である。ひさびさに来日するクラングアートアンサンブルも含め、それは出演者にとって一層の熱の入ったものとなることだろう。若い女中のスザンナに手を出そうとする伯爵にフィガロや伯爵夫人らが協力して一泡吹かせるという物語が、京の都を舞台に伯爵を中将在原平平(ありわらのひらひら)、伯爵夫人を北の方、橘の上に姿を変えて描かれる。豊竹呂太夫の語りと鶴澤友之助の三味線に乗せて桐竹勘十郎操る人形が身勝手な中将を演じれば、観世流シテ方、赤松禎友が女面、女装束で憂愁の橘の上を舞うといった具合。名人たちの至芸が繰り広げられる中、すべてをユーモラスな笑いにつなげてゆく野村又三郎ら狂言方の動きが圧巻だ。和洋の芸能を結集し、美しさと軽やかな笑いへ誘う「狂言風オペラ フィガロの結婚・管楽八重奏版」。その唯一無二の世界を堪能してほしい。チケットは発売中。文:逢坂聖也
2023年02月17日女優の芳根京子と俳優の松下洸平が13日、都内で行われた「アサヒ生ビール」新CM発表会に出席した。“マルエフ”の愛称で飲食店やファンに愛され続ける「アサヒ生ビール」の新テレビCM「アサヒ生ビール はじめてのおつかれ生です篇」と「アサヒ生ビール ただいまとおつかれ生です篇」が2月13日から全国で放映。新CMキャラクターの芳根と松下が出演する。「アサヒ生ビール はじめてのおつかれ生です篇」は、仕事帰りの芳根が初めて訪れる居酒屋に立ち寄るシーンからスタート。戸惑いつつも一人カウンターに腰掛け、女将や常連客と「アサヒ生ビール」で乾杯を楽しむ様子が描かれている。「アサヒ生ビール ただいまとおつかれ生です篇」は、仕事帰りの松下が、久しぶりに馴染みの小料理屋に訪れるストーリー。大将と女将との再会に喜びを感じながら、リラックスした様子で乾杯を楽しむ松下の様子が描かれている。芳根自身も一人飲みは「します!」とのこと。「家族で飲むことが多いんですけど、1人でも飲むの好きで、小料理屋さんとか焼き肉屋さんとか1人で行って飲んで。全然ふらっと行っちゃいます」と話し、松下は「焼き肉屋さん? すげー!」と驚いた。そして松下は、「お話を聞いていてめちゃくちゃ憧れます。1人でふらっというのはあまり経験がなくて」と一人飲みへの憧れを口にし、「今回CMの中で女将さんや大将の方が『お帰り』と言ってくれたんですよね。それだけでキュンとして、こんなお店が近所にあったら毎日通うなというぐらい温かいセットの空気感の中でやらせていただいたので、伝授してください」と芳根にお願い。松下が「素敵だなと思ったお店にふらっと1人で入られるんですか?」と尋ねると、芳根は「そうですね。初めてのお店は勇気がいります。初めてのお店は1回目は母や友達を連れて行ったりして、お店の方と顔見知りになった上でだと1人挑戦しやすいのかなと学びました」とアドバイス。松下は「勉強になります!」と頭を下げ、司会者から「2023年は1人飲みに挑戦ですね」と言われると、「頑張ります!」と意気込んだ。
2023年02月13日女優の芳根京子と俳優の松下洸平が13日、都内で行われた「アサヒ生ビール」新CM発表会に出席した。“マルエフ”の愛称で飲食店やファンに愛され続ける「アサヒ生ビール」の新テレビCM「アサヒ生ビール はじめてのおつかれ生です篇」と「アサヒ生ビール ただいまとおつかれ生です篇」が2月13日から全国で放映。新CMキャラクターに芳根と松下を起用し、2人がそれぞれの思いを胸に「アサヒ生ビール」を楽しむ様子を描いている。ビールのCM初出演となる芳根は「ずっとマルエフのCMをテレビで拝見していて、素敵なCMだなと思っていたので、まさか自分が出させていただけるとは思ってなかったんですけど、個人的にはビールのCMって一番大人になったなと実感するお仕事なのかもしれないなと思って、とてもうれしかったです」と喜びを述べた。CMでは、おなじみのフレーズ「おつかれ生です」を、芳根も松下も笑顔で披露している。これまでも真似していたか聞かれると、芳根は「やっちゃいますよね」と言い、松下も「やっちゃいますよね」と同調。芳根はさらに「今回CMに出させていただくことが決まってから、うちの両親は乾杯するたびに毎回『おつかれ生です』って毎日言っています」と明かした。
2023年02月13日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに産後は、育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。そんな矢先に、事件が起こります。ユーマさんが、1歳の息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ていたのです! アコさんが怒っても話がかみ合わず、アコさんはわかってもらうことを断念してしまいました。 周囲に相談しても「頼めばやってくれるのにぜいたく」などと言われてしまい、相談しては否定され、次第にアコさんは「自分が悪い」と自分を否定していくことも増えていきました。 ある日、アコさんは黙っているユーマさんにイライラが爆発してしまいました。するとユーマさんは……!?え?生理前だから? アコさんは、ユーマさんとわかり合えないことにイライラし、相談ごとをすることも少なくなっていきました。けれど日常の中で怒ることは多々ありました。 しかし、アコさんが怒ってもユーマさんは黙って聞いているだけ……。 何も言わないユーマさんに、アコさんは泣きながら意見を言ってと訴えましたが、ユーマさんは無言のまま。 しばらくして、アコさんは落ち着きを取り戻すと、「言い過ぎた」と言いました。するとユーマさんは、「大丈夫、わかってるし」と言いました。 そして、 「アコちゃん生理前ってよくこうなるからもう慣れた」 と言ったのです! アコさんは自分の気持ちをまったく理解してもらえず、イライラを生理前の症状ととらえられてしまい、絶句してしまいます……。体を震わすアコさんの横で、事態をわかっていないユーマさん。 アコさんはそれでも、まだユーマさんとわかり合いたい気持ちが残っていたため、割り切ることはできませんでした。そして、期待しては落ち込むを繰り返してしまうのでした。 アコさんは、自分の不満を女性ホルモンのせいにされることは悲しかったと言います。そして「俺は理解があるから」という態度に見えて腹が立ったのだとか。ユーマさんと「きっとわかりあえる」という期待があるからこそ、アコさんにとっては伝わらないときの打撃が大きかったのではないでしょうか。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月07日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られないのです。アコさんの心はどんどん離れていきました。ある日、事件が起こります。ユーマさんは1歳の息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ていたのです! アコさんが怒っても話がかみ合わず、アコさんはわかってもらうことを断念してしまいました。 息子放置事件後、ユーマさんに子どもを任せることが怖くなってしまったアコさん。自分で子どもたちを守らねばと、ますます育児の負担が増えてしまいます。ほかにもたくさんの負担がのしかかりますが、アコさんが周囲に相談しても誰にも理解してもらえません。するとアコさんは……。 主張がないということは…※誤)ユーマと子どもだけ過ごすことが→正)ユーマと子どもだけで過ごすことが ※誤)抱擁力→正)包容力 息子を放置されたことから、アコさんはユーマさんと子どもだけで過ごさせることを怖いと思うようになりました。 「私の子どもは私が守らないと」と、今まで以上に育児の負担が重くのしかかります。 ほかにもユーマさんはスマホでラインやネット注文などの利用を拒むため、注文などのお願いもできず、お出かけや買い物など、アコさんが考えて決めていました。 やがてアコさんは脳に疲れが出始めます……。 結婚前、アコさんはユーマさんのことを、自分の話に口を挟まずに何でも聞いてくれて、おおらかで包容力がある人だと思っていました。しかし今では自分の主張がない人だと感じるように。そしてそれは、アコさんの負担や不安が増えることだと気付いたのです。 たとえば、アコさんが風を引いたときのこと。ご飯を買ってきて欲しいと頼むと、なんとユーマさんは自分の分だけを買ってきました。また、妊娠したとき、子どもが初めてハイハイしたとき、アコさんが大喜びで伝えても、ユーマさんは表情を変えずに「そっか」と言うだけでした。 「何か言ってよ!」とアコさんが懇願するように伝えても、ユーマさんは石のように固まってますます黙ってしまいます。 これらのことを周囲に相談しても、「あなたが選んだ相手」「真面目できちんと働いているし、頼めばやってくれるのにぜいたく」「男なんて無口が普通」などと言われ、誰にもつらさを理解してもらえません。 相談するたびに、アコさんは「自分が悪いのだ」と、自分を否定していくのでした。 夫婦ともなれば将来の話、子育ての方針、日常の悩みごとなど、2人で話し合って意見を出し合って乗り越えていくものがたくさんありますよね。夫にもし意見がなかったら……。日々の小さなことだけでなく、将来像も見えなくて、不安になってしまうような気がします。アコさんの精神的負担が心配ですね。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月06日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに娘が生まれてから、より顕著になっていきました。育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られないのです。アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても「やさしい夫なのに」と悩みを理解してもらえず、アコさんは落ち込みます。そして、ユーマさんは頼めば子どものお世話もよくしてくれるから十分なのだと、思おうとしていました。そんな矢先に、ユーマさんが、息子を真っ暗な1階の部屋に置き去りにしたまま、2階で寝ているという事件が! アコさんは惨事を目の当たりにして「ぽったん!」と叫びました。 次の日、アコさんはユーマさんとじっくり話をしました。はたしてユーマさんの言い分は……!? そういうことじゃない! ※誤)貯まりすぎて→正)溜まりすぎて 翌日、ユーマさんとアコさんはじっくり話しましたが、ユーマさんは、なぜ2階で寝ていたか自分でもわからないと言います。 そして、「ゴメン、ほんと疲れて……」という言葉を聞いたとき、アコさんの溜まっていたものが湧き出しました。 育児を毎日しているアコさんだって寝不足で肉体が限界であること、アコさんこそ疲れていると訴えたのです。 するとユーマさんは「アコちゃんみたいにできる人間じゃなくてほんとごめん。もう一緒に寝ないから安心して」と言いました。 きちんと育児をしてほしいという話をしていたのに、もうやらないから安心してと、間違った解釈をしているユーマさん。この話さえも通じないのかと、アコさんは、打ちひしがれ、そして伝えることを諦めることにしました。この日を境に、子どもをユーマさんに任せることはほぼ、なくなってしまったのでした……。 アコさんは自分も疲れているから、「疲れていることを言い訳にせず責任感をもって育児をしてほしい」「アコさんは寝不足だから、せめて夜は分担させてほしい」こういうことをユーマさんに伝えたかったのだと思います。それなのにもうやらないから安心してと言われてしまっては、ショックですよね。再度説明して、わかってもらおうとする気力が起こらなくなってしまうのも、無理はないのかもしれません。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年02月05日40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状が軽くなってきたからだ!と気が付きました。30代後半から、生理前の精神的なモヤモヤを感じ始めると憂うつでしたが、今は「あれ、そういえば生理前だった、今月はPMSないな」と感じることが増えてきました。PMSが改善するまでをお伝えします。★関連記事:仕事中に気絶!? 生理前のPMSと便秘が重なり体調は絶不調に #体調不良から脱却したい 6モヤモヤ、イライラ、クヨクヨに悩まされる日々30代後半のころの私は高齢の義父母との同居と2人の未就園児の子育てで、日々の生活に疲れを感じながらも、義父母からの小言なども気にせずにさらりと対応できていました。しかし、あるときから生理前になると、精神的なモヤモヤを感じるように。義父母からの小言にいちいち反応してしまい、口答えをしてはクヨクヨ落ち込んで、自分の精神状態が落ち着かないことに参ってしまいました。また生理前に子どもへのイライラした怒り方が尋常ではなかったことから、PMSを疑うようになりました。低用量ピルから市販薬へ切り替えてPMSかどうかを確かめたくて、ホルモン値を計ってほしいと婦人科を受診しました。現状を説明すると、ホルモン検査はしてもらえなかったのですがPMSの症状だと言われ、低用量ピルを処方されました。漢方も説明されすすめられましたが、即効性が欲しかったのでピルを選択。だんだん調子も回復していき、飲んでよかったなと心から思いました。でも、一つ気がかりなのは、血栓ができる可能性があるというピルの副作用でした。数カ月ごとに血液検査を受けなければならないのも面倒になってきて、飲み始めて1年後ピルをやめ、PMS治療の市販薬「プレフェミン」と「命の母」を飲み始めることにしました。ピルは毎日飲みますが、市販薬は自分がモヤモヤを感じ始めたときから、生理が始まるまでの間だけ飲みました。飲むことで、今の時期はPMSだからしょうがないねと自分を客観視できて、心を落ち着かせてくれるお守りのようでした。漢方薬でストレスが軽減!食事も見直し44歳になっても、毎月の症状に合わせ薬の量を調節しつつも、市販薬「プレフェミン」や「命の母」を毎月の生理前に飲んでいました。穏やかな性格の自分が、怒りの感情でいっぱいになるのに耐えられなかったからです。しかし、これらの薬を飲むようになってすでに7年が経過。このまま飲み続けて良いのだろうかと悩むようになりました。以前ほど子どもに手がかからなくなり余裕ができたため、もう一度自分の体に向き合おうと、45歳でPMS治療に特化した婦人科を受診。ホルモン値(プロゲステロン8ng/mL)から、PMSと診断され、漢方薬の「柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)」を処方されました。漢方薬は、最初は1日に3回飲みましたが、調子が良ければ1回に減らすことができるので薬を飲むストレスが減りました。実際に、今日は飲まなくても大丈夫だなと実感できたのには、びっくりしました。そのころ、書店で目にした『マンガでわかるココロの不調回復食べてうつぬけ』(主婦の友社/奥平智之著)を読んでからは、貧血がメンタルヘルスに関わっているということを知りました。そこで、若いころからの貧血を改善しようと鉄剤も処方してもらい、甘い物を減らして、マグネシウムや野菜スープ、たんぱく質などを増やすように自分の食事を整えていきました。まとめPMSと付き合い始めて約8年、漢方薬の服用と自分が満足できる栄養を体に与えることで、ようやくしんどい思いから卒業できそうな気がしています。家族を優先にして生活していた中で不快な症状の改善を諦めず、自分の心や感覚を無視せずに向き合い、つらければつらいなりに病院に相談し薬を飲んだことで、最終的には自分に合う解決策が見つかったと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。【駒形先生からのアドバイス】柴胡加竜骨牡蛎湯は胃もたれをする人がいますので、内服の際はきちんと診察を受けてください。イラスト/村澤綾香著者/ゆみか(45歳)小学生2人の母。高齢の義両親を介護する日々、自分の時間も充実させたい。隙間時間に、カフェや本屋さんへ行くのが好き。
2023年02月05日30年ほど前、まだ成長中の体だったのか、生理痛やPMS(月経前症候群)の症状などはなく、経血量も少なかった私。「生理=秘めごと、恥ずかしいこと」のように感じ、生理について家族や友だちと話したり相談したりすることができずにいました。そんなときにしてしまった生理の失敗が、私の中で生理に対する考え方を変えたと言っても過言ではありません。 生理は慣れたもん?中学2年生のある日、生理経験も4年目のことです。良くも悪くも生理の過ごし方に慣れ、初潮を迎えたころのような緊張感や不安がなくなっていました。生理用のショーツをはくことはダサいし、ナプキン交換のためにトイレに何度も行くことがおっくうで仕方がない。そう感じていて、持ち歩くナプキンは1日に2、3枚でポケットに入る分だけ。こまめに交換しなきゃいけないなんてこれっぽちも思ってもいなかったのです。 そして、この日は昼前に交換したのが最後。「あとは午後の授業と掃除、帰りの会だけだし」と、高を括っていました……。 それは突然やってきた午後の授業のあと、ドロリとした塊が自分の体から溢れ出てくるような、今まで経験したことのない感覚が。 慌ててトイレに行ってみると、普通の日用のナプキンがすでに満タン状態! 「うわ……」と、初めて見る経血の量に驚きつつも、このときはすでに予備のナプキンはなし。友だちや先生に相談することもできず、このまま下校まで乗り切る決意をするしかありませんでした。 バレた! まさかの対応に涙 その後も何度となくドロリとした感覚があって……。帰りの会のときには、なんとなく太ももの内側やおしりのあたりに濡れていている感じまでしてきて、「もしかしてモレてるかも……」と思っていました。 見ると……案の定、椅子には赤い経血の染みがくっきり。幸い席は一番後ろで壁際でしたが、隣の席にはいつもからかってくるAくんが……。気づかれたら笑われるかもしれないと挙動不審な動きになったせいで、号令で立ち上がったとき、椅子についた経血汚れをAくんに見られてしまいました。 「バレた!」 恥ずかしいけれど、私は何も言えなくて……。からかわれてしまう、と思いましたが、Aくんは何を言うわけでもなく、さっと体ごと横を向き、私に背を向けたのです。 そして、教室にいたみんなに「さっさと部活行けよ」「早くしろよ!」と、いつもなら絶対言わないであろうを言葉をかけ始めました。 Aくんの声かけもあり、しばらくすると教室には誰もいなくなりました。そして、Aくんも何も言わずに去っていって……。おかげで、私はスムーズに椅子の掃除と、トイレットペーパーでの緊急手当てをして下校することができたのです。 Aくんも私も何も言えず、実際のところAくんが経血汚れに気づいていたかどうかはわかりません。それでも、彼なりのさり気ないやさしさだったと信じていますし、そのやさしさが今でも忘れられません。 生理の失敗はいくつになっても恥ずかしいですし自己嫌悪に苦しみますが、私がこれまで生きてきた中で、失敗を責めたり馬鹿にしたり、笑ったりする人は、Aくんを始め1人もいませんでした。この経験から、もし私の周りで生理で困っている女性たちがいて、自分にできることがあるならば、サポートを惜しまずおこなおうと思えるようになったのです。 著者/天木 みみ作画/Michika監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター Michika横浜に暮らす中2、小4、小3の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2023年02月02日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じていくように。それはとくに娘が生まれて顕著になっていきました。娘に「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断が出たとき、前に進めると感じたアコさん。けれども医師の診断を疑うユーマさんの姿に、アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても「やさしい夫なのに」となかなかアコさんの孤独な気持ちを理解してもらえず、アコさんはますます落ち込んでしまいます。ユーマさんとわかり合えないことに悩むアコさんでしたが、ユーマさんは、アコさんが上の娘と過ごす時間をとれるようにと、下の息子の面倒をよくみてくれていました。そんな姿を見て、アコさんは「これで十分ではないか」と、自分に言い聞かせようとしていました。 しかし、そんな矢先に、ユーマさんのことを信用できなくなる事件が起こってしまいます……!下の子を夫に任せたところ… 1歳の息子、ぽったんはパパ見知りをしませんでした。そこでアコさんが娘のしずくちゃんと一緒に過ごす時間を確保するために、今日はユーマさんがぽったんと下の部屋で寝ることに。 2階でアコさんとしずくちゃんが寝ていると、ぽったんの泣き声が聞こえてきました。 ユーマさんが一緒にいるので、きっと泣き止ませてくれるだろうと、アコさんは再度眠りにつこうとしました。しかし、泣き声は止むどころか、どんどん大きくなっていきます。 さすがに気になったアコさんは、ぽったんの様子を見に行こうとしました。 すると、1階でぽったんと一緒にいるはずのユーマさんが、アコさんの隣で寝ているではありませんか! 「何やってんの……!?」と言って、アコさんはあわててぽったんのところに駆けつけました。 そこには真っ暗な部屋で、布団の上でひとりお座りして泣いているぽったんの姿が! 「あああああああ! ぽったん! ぽったんー!」 ぽったんの泣き声と一緒に、アコさんの悲痛な叫び声が響き渡ったのでした。 自発的ではなかったけれど息子さんのお世話を引き受けてくれたので、アコさんはこのときユーマさんのやさしさを感じていたのだそう。それだけに、そして子どもの安全に関わる出来事だからこそ、衝撃が大きかったのではないでしょうか。 作画:鳥頭ゆば著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山
2023年02月01日厳しい寒さが観測されると、気を付けないといけないのが、水道管の凍結。水を使おうとして蛇口をゆるめても、出なかったら…考えただけでもゾッとする出来事です。そのため各家庭では、屋外に設置されている水道管は布やビニールテープを使って覆う、水を抜くための装置である『水抜き栓』がある場合は回しておくといった対策が取られています。屋外に設置されている水道管の凍結を防ぐには?大沢愛(@ai_oosawa)さんが水道管凍結のため行った対策が、ネット上で注目を集めました。多くの家庭で行われている対策は、上記の方法のほか、水道管が外気に触れないよう、保温材を巻きつけるといったやり方。しかし大沢さんが対策として行ったのは…。何しろ降水量の少ない土地柄ですので路面凍結はわりと何とかなります困るのは水道管凍結ですが……我が家ではドリンク剤の空き箱をこんな風に被せるだけで屋外水道管は凍りません下部は開いてますが関係なし布を巻いたときにはあっさり凍ったのに段ボール,すごいです…… pic.twitter.com/Cnpod6oT8O — 大沢愛 (@ai_oosawa) January 24, 2023 大沢さんは、蛇口を空き箱で覆ったのです!以前は布で巻いたところ、水道管は凍結してしまったとのこと。しかし空き箱を使って以降、凍結を防げているそうです。結露で発生した水滴が凍ることで、水道管は凍結してしまいます。外気温と水道管内の温度差が大きいほど、結露は起こりやすくなるため、水栓全体を段ボールで断熱することで、凍結防止により効果が期待できるのです。実際、自治体によっては、水道管の凍結を防ぐ対策として、空き箱をはじめとする段ボールで覆うことを推奨しているところがあります。また中には、水道管の蛇口だけでなく、水道メーターも段ボールで覆うやり方を紹介している自治体も。大沢さんがTwitterでこの方法を投稿したところ、「今からでもやっておこう」「この方法は知らなかった」と驚く人からのコメントが相次ぎました。普段から寒い地域に住んでいる人だけでなく、比較的暖かい場所に住んでいる人も、試してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年02月01日アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じていくように――。アコさんが娘の発達のことを相談すると「大丈夫だよ」と言うユーマさん。悩みに真剣に向き合ってもらえないと、アコさんは心のすれ違いを感じるように。その後、病院で娘は「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断を受けました。診断結果を聞いて前へ進もうとするアコさんと、医師の診断を疑うユーマさん。ますますアコさんの心は離れていきました。悩んだアコさんは……。アコさんは、友だちにユーマさんのことを相談しますが、「いい人なのに贅沢な悩み」と誰にも理解してもらえません。 ユーマさんとの関係に悩み、落ち込むアコさん。どんどん深みにはまっていってしまって――!? じわじわ時間をかけて鬱っぽくなっていった私 ※誤)新婚の頃はも→正)新婚の頃は アコさんは、ユーマさんと性格が正反対だからこそ合う夫婦だと思っていました。しかし、子どものことを相談すると、固まって返事が来なかったり、思うような答えが返ってこなかったりして、最近は「合わないのかな」と思うように。 そんな風に思ってしまう自分を、アコさんは、ユーマさんの意見を尊重できない自分がいけないのかもしれないと、思い悩むようになりました。 「うちはもう期待しない」「夫なんて共同の経営者って考えればいい。割り切って考えたらすごいラク」 友だちのこういったアドバイスは正しいと思えたアコさん。ユーマさんが子どものお世話をしているのを見ては、割り切れない自分がいけないように感じてどんどん落ち込んでしまいます。 娘に嫌われても落ち込まず、娘との時間を作るために下の子の面倒を見てくれているユーマさんは、いわゆるイクメンだなと思いました。しかし、ユーマさんを認めようとしていたところに、事件が起こってしまうのでした。 アゴ山さんのSNSでこのマンガを読んだ、アコさんと同じ境遇のママたちからは、「エピソードに共感しかない」「周りの言葉に傷つくのわかります」「うちと同じすぎて読んでて苦しくなります」と、共感の声が届いていました。毎日一緒に過ごす、そして子育てを共にするパートナーである旦那さんと心が通い合えていないつらさは、当事者しかわからないものなのかもしれません。相談されるとつい助言しなくてはと思ってしまいがちですが、悩みにじっくり耳を傾けて、悩みを理解し、寄り添うことを心がけたいですね。 監修/助産師 松田玲子 作画:鳥頭ゆば 著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。
2023年01月30日