テレダイン・レクロイ・ジャパンは4月7日、微小電流の測定用として2種類の高感度電流プローブ「CP030A」および「CP031A」を発表した。これらのプローブは小電力機器の微小な電流測定用として開発されたもので、最高感度1mA/divでの計測が可能なほか、1%の直流/低周波数精度を実現。これにより微小電力の測定を高精度に行うことが可能となっている。また、最大連続電流は30A、最大ピーク電流も50Aと、従来のプローブの仕様をそのまま維持している。さらに、直径5mmまでの電線にクランプすることができるため幅広い用途に適用可能となっているほか、同社のほかの電流プローブと同様に、ProBusプローブ・インタフェースに対応しており、オシロスコープから電源を供給するだけではなく、プローブと通信することでプローブの感度の調整をしたり、電流値を直読したりすることができるため、オシロスコープの演算機能を使って電圧信号と掛け算をすることで電力波形を作り出し、W(ワット)として直読することも可能なほか、自動ゼロ調整やデガウスなどもオシロスコープ側から操作することができるという特徴がある。なお2製品はCP030Aが50MHzの測定帯域、CP031Aが100MHzの測定帯域となっている。
2015年04月08日キーサイト・テクノロジーは4月3日、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションを発表した。同ソリューションは、同社のPXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ(PXI VSA)「M9391A」、PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG)「M9381A」およびソフトウェアなどを組み合わせたもので、TDD方式のLTE-Advancedの商用化に必要な8チャネルを使うMIMO技術の特性評価に最適だと同社では説明している。具体的には、3.5GHz帯を利用したTDD方式のLTE-Advancedの2016年の商用化に向けた研究開発において、チャネル間の位相同期/時間同期を仕様化したほか、8チャネルまでの信号を位相コヒーレント状態で解析(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)することが可能。また、8チャネルまでの位相コヒーレントな入力信号生成(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)も可能だという。なお、同ソリューションは即日販売を開始しており、価格はLTE-Advanced 4×4 MIMO測定ソリューションで3400万円~(税別)、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションで6600万円~(同)となっている。
2015年04月03日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は3月31日、次世代移動体通信(5G)向けの空間電波伝搬特性測定ソリューションを発表した。同ソリューションでは、ミリ波周波数で最大帯域2GHzの入力信号生成、複数アンテナを使用した多チャネル伝搬測定が可能となる。また、伝送/反射ミリ波サウンディング信号の捕捉による選択したチャネル特性の抽出、オープンFPGAを使用したリアルタイム測定による長時間の連続したデータ収集、さらには指向性の強いアンテナの3次元測定が実現した。具体的には、M8190A任意波形発生器が業界最高のサンプリングレートと分解能を、PSGベクトル信号発生器が業界で最も広帯域のI/Q変調機能を提供する。また、ダウンコンバータおよびシグナル・コンディショニング・モジュールにより、5G研究に必要な確度を備えた、広帯域信号の捕捉/解析用のスケーラブルな構成が可能となる。さらに、5Gベースバンド エクスプロレイション ライブラリにより、現実的なチャネルモデルの抽出とシミュレーションが実現する。キーサイトは、「当社は無線通信技術において世界的なリーダーであり、また最適なソリューションを提供できるベンダーでもあり、お客様と連携し、5Gに必要な無線技術の研究開発をリードしています。この空間電波伝搬特性測定ソリューションは、当社が中心となり4Gから5Gへの進化を推し進めることへの新たな決意表明でもあります」とコメントしている。
2015年03月31日東京西川は31日まで、東京・表参道ヒルズで快眠のための体圧分布測定プログラムを体感できる「& Free パーソナル・フィッティング ラボ」を開催している。○新ブランドデビュー記念として実施同社は3月より、パーソナルフィッティングをベースに家族の快眠環境をサポートするトータル寝具ブランド「& Free(アンドフリー)」を発売。表参道ヒルズに登場したラボは、ブランドデビューを記念して期間限定で展開しているもの。ラボの目玉は自身の体圧分布を測定してもらえるプログラムだ。固さや機能が異なるマットレスを寝試しながら、専用の測定器であお向き寝と横向き寝の状態を測る。担当者によると、体にかかる負荷の割合は「頭が8%、肩が33%、腰が44%、脚が15%」が平均的な数値だが、体型や体重など人によって大きく異なるという。例えばやせ型の人は、固いマットレスでは体に接触する部分が少ないので、腰、肩など接触部に大きな負担がかかり、腰痛などを引き起こしやすい。一方、肉付きが良い人は接触面積が広いので、負荷を分散させることができる。体験では、測定器の情報がモニターに映しだされ、体圧負担がどのように掛かっているかを知ることができる。3度試した結果を元に、体圧がかかりやすい箇所の負担を減らせる固さや沈み具合のマットレスを導き出す。寝具売り場で検討する場合、「これがいい気がする…」と感覚頼みになってしまうことも多いだろう。しかし、ラボではどの固さがもっとも合っているのかを、数値的に見ることができるのだ。このプログラムは、もともと同社の日本睡眠科学研究所が、サッカーのネイマールJr.選手や三浦知良選手を始めとしたトップアスリートや著名人にのみ提供してきたもの。一般向けの実施は今回が初めてとなる。また後頭部から首までのカーブを測定し、自身の骨格や体型にあった枕の高さ・固さ・形をオーダーできる枕のフィッティングも実施。理想的な睡眠のアイテムを体感できる。枕はマットレスとの組み合わせも考慮して測定してもらえるので、理想的な寝心地のトータルコーディネートも可能だ。○快眠グッズなども展示店内ではグリーンやアロマ、CD、ハーブティーなどの快眠グッズも展示。プログラムを体験し、アンケートに答えるとオリジナルエコバッグとハーブティーがもらえる。開催期間は~3月31日、11時~20時。場所は東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 西館1階。入場・体験料は無料で、寝具の販売は行わない。表参道ヒルズのラボは3月いっぱいのオープンだが、4月以降、東京・横浜の百貨店など7店舗で期間限定「パーソナルフィッティング・ラボ」を展開予定。実施店舗は日本橋西川、高島屋 玉川店、西武百貨店 池袋店、東急ハンズ 新宿店、東急百貨店 渋谷・本店、たまプラーザ店、そごう 横浜店。
2015年03月31日東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)とキーサイト・テクノロジーは、次世代メモリの1つである「STT-MRAM」の測定技術を共同で研究し、その成果を基にキーサイトがSTT-MRAM測定システムの製品化することを決定したと発表した。製品のリリースは2016年初頭を予定しており、CIESにおける産学共同研究の成果に基づいた製品化発表となる。CIESが運営する国際産学連携コンソーシアムでは、国際産学共同研究を実施することにより、集積エレクトロニクス機器の飛躍的省エネを実現する革新的な基盤技術群を創出することを目標として、7テーマの研究開発を推進している。7テーマのうちの1つである遠藤哲郎教授を代表とする「不揮発性ワーキングメモリを目指したSTT-MRAMとその製造技術の研究開発」においては、飛躍的な省エネルギーシステムを実現する不揮発性ワーキングメモリの実用化を促進し、低炭素・省エネルギー社会の実現に貢献することを目的とするスピントロニクス技術とシリコンCMOS技術の融合によるSTT-MRAMとその製造を、産学が連携して開発してきた。キーサイトは、この「不揮発性ワーキングメモリを目指したSTT-MRAMとその製造技術の研究開発」における測定技術開発分野に参画し、CIESが提供するSTT-MRAMを活用して、CIESと共にSTT-MRAMの測定技術に関して研究開発を行った。特に、STT-MRAMの測定技術に不可欠な高速な信号生成技術や高精度の測定技術等、さまざまな有用な評価技術を開発してきた。今回のCIESとの共同研究を通して、高速信号生成と、高精度測定技術に一定の成果を得たことで、STT-MRAM測定システムを2016年初頭のリリースを目指して製品化することを決定したという。
2015年03月19日ロックオンは3月3日、ネイティブアプリの効果測定ができるアドエビスの新サービス「アプリエビス」の提供を開始した。同サービスは、ネイティブアプリの集客・マーケティングに特化した機能を提供するもの。リスティング広告やアフィリエイト、アドネットワーク、純広告など各種広告を経由したアプリダウンロード数の計測やLTV計測等による「広告効果測定機能」や、自然検索や広告別にて、ダウンロード済みユーザーの詳細な利用状況や継続率を確認可能な「アプリ内アクセス解析機能」、ストアに登録したアプリのカテゴリ別順位や指定した検索キーワードでのランキングを確認できる「アプリストア最適化(ASO)機能」を実装する。これらデータは、詳細なレポート表示が可能で、エクセルやCSV形式でダウンロードすることもできる。価格は、初期費用が5万円(税別)で、月額利用料が3万円(税別)~。月額利用料は、月間トラフィック数により異なる仕組みだ。
2015年03月04日米Applied Materials(AMAT)は2月23日(現地時間)、インライン3D CD SEM測定装置「Applied VeritySEM 5i」を発表した。同装置は、高アスペクト比で複雑な表面形状を持つ3D NANDやFinFETデバイスの測定課題に対応、最先端の高解像度撮像技術と後方散乱電子(BSE)技術を通じて、インラインでの微細寸法(CD)制御に優れた力を発揮する。また、半導体メーカーのプロセス開発や生産立ち上げが迅速化され、量産に伴うデバイス性能と歩留り向上にも寄与するとしている。具体的には、先進的な高解像度SEMコラムやチルトビーム、BSE撮像を駆使することで、FinFETや3D NANDにおける重要かつ複雑な構造のインライン測定とモニタリングに対応したユニークな3D測定機能を実現している。中でも、トレンチ内ビアの底部CDをBSE撮像する技術は、上下のメタル層との接続を確保する上で重要な役割を担っている。また、FinFETの側壁やゲートとフィンの高さの制御に少しでもばらつきがあると、デバイス性能や歩留りに悪影響が生じる。そこで、同装置ではチルトビームを利用して正確かつ再現性のあるインライン測定を行う。高解像度のBSE撮像は、高感度化により60:1もしくは、それ以上の高いアスペクト比を有する3D NANDデバイスの非対称の側壁や底部CDの測定にも対応し、連続的な垂直測定を可能にする。
2015年02月25日トランスコスモスは2月23日、メタップスと、アプリ向け広告効果測定やデータ管理・分析領域での戦略的業務提携に合意したと発表した。メタップスは、アプリの集客・分析・収益化をワンストップで支援する開発者向けプライベートDMP「Metaps Analytics」を開発・提供。データ解析と人工知能を活用し、最適なユーザーに最適な広告を配信することでアプリの収益最大化を支援する。トランスコスモスは今回の業務提携により、「Metaps Analytics」の販売を開始。これにより、ネイティブ広告となるFacebook広告やMetapsオファー広告を含む、より高度で総合的なアプリプロモーションを提案することが可能となり、アプリプロモーションにおける広告主の課題解決をサポートしたい考えだ。
2015年02月24日アドウェイズは2月18日、効果測定分野においてFacebookにパートナー認定されたと発表した。Facebookは、企業のマーケティング活動をサポートする取り組みとして「Facebook Marketing Partners」を実施している。今回、アドウェイズのスマートフォンアプリ「PartyTrack」が効果測定分野においてパートナーとして認定された。PartyTrackは、1つのSDK(Software Development Kit)で、自然流入や広告経由の月別・日別・時間別インストール数の解析のほか、ROI(Return OnInvestment:費用対効果)やLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)などさまざまな効果指標の分析が可能となり、高度なアプリマーケティング技術を実装している。また、同社の運営するスマ―トフォン向け広告配信サービス「AppDriver(アップドライバー)」と連携しており、国内外の1,000以上のスマートフォンメディアに対して広告を配信できる。さらに、FacebookRのモバイルアプリ向け広告サービス「Mobile App Install Ads」に広告出稿する際にも、インストール数の解析やROIの分析などにより、広告運用の最適化を行うことが可能となっている。
2015年02月20日ブルースクレイ・ジャパンは2月17日、リスティング広告の電話効果測定ツール「CALL SCOPE(コールスコープ)」の提供を開始した。同ツールにより、電話を掛けてきたユーザーがどのキーワードでコンバージョンしたかを認識することができ、リスティング広告を経由した来訪者のアクセスキーワード計測を実現する。また、通話ログの管理により、リアルタイムに架電状況が把握できるほか、通話が発生した場合には通話録音データが保存されるため、通話内容をマーケティングに反映させることが可能。電話番号を変えたくない顧客には、ID番号を発行するラベル発行型のサービス提供により、電話番号を変更することなく、同ツールを導入することができるという。
2015年02月18日Intersilは2月9日、2014年12月5日に初試験飛行が実施されたNASA(米航空宇宙局)の宇宙船「オリオン」に、16個の耐放射線ICが搭載されたと発表した。「オリオン」は人類未踏の宇宙空間の探査のために開発された宇宙船であり、その無人試験飛行はExploration Flight Test 1(EFT-1)として知られている。プログラムには、ロボットミッションにより1つの小惑星を月の軌道に載せ、宇宙飛行士が小惑星の複数のサンプルの探査と収集を行うという計画がある。また、長年実現が期待されてきた火星への有人ミッションも対象の1つになっている。同社の耐放射線ICは、宇宙船「オリオン」のクルーモジュールの配電、ナビゲーション、フライトコントロールなどのミッションクリティカルな用途でサブシステムのサポートのために使用されているのに加え、慣性計測装置にも搭載されている。この他、電圧レギュレータ、コンパレータ、マルチプレクサ、PWMコントローラ、MOSFETドライバ、デュアルアナログスイッチ、クワッド差動レシーバ、マイクロプロセッサ監視回路など、広範な耐放射線ICソリューションが採用されている。
2015年02月13日キーサイト・テクノロジーは2月6日、1/f雑音測定システムの第4世代品「E4727A 1/fノイズ・RTN測定システム」を発売した。1/f雑音やランダムテレグラフ雑音(RTN:Random Telegraph Noise)などの、低い周波数で支配的になる雑音の大きさを測定するシステムである。1/f雑音は、周波数(f)にほぼ反比例してエネルギー密度が増加する雑音を指す。電子機器や電子回路ユニット、半導体集積回路、半導体素子、抵抗器などはすべて、1/f雑音を発生する。そもそもは真空管の電流雑音として1/f雑音は見つかった。このため1/f雑音の歴史は非常に長い。最近では低雑音MOS FETやCMOSイメージセンサ、低雑音アンプ、パワーデバイスなどで問題となっている。ランダムテレグラフ雑音(RTN)は主にMOS FETのチャンネル領域で発生する。半導体製造技術の微細化によって近年、注目を集めるようになった。電流が2つの値を行き来する、あるいはしきい電圧が2つの値を行き来するという、離散的な変動を伴う雑音である。キーサイトは15年以上も前から、1/f雑音やRTNなどの低周波雑音を測定するシステムを開発、市販してきた。100Hz以下の低い周波数領域で雑音のような微小な信号を測定することは、容易ではない。測定システムの構成は複雑で大掛かりになりがちである。従来品である第3世代の「E4725A」では、1.6mもの高さがあるラックマウントシステムや測定治具などで低周波雑音の測定システムを構成していた。第4世代品の「E4727A」では測定システムを大幅に小型化するとともに、測定性能を格段に向上させた。測定システムは作業机の上に構築できる。そして測定周波数範囲とバイアス電圧範囲を大きく拡大した。測定の下限となる周波数は0.03Hzである。従来品の下限は1Hzだった。最近ではデジタルカメラの手ブレ補正用センサーで1Hz未満の周波数領域を測定する需要があることなどに応えた。バイアス電圧は最大で200Vである。従来品は最大50Vだった。最近では自動車のエレクトロニクス化などで高耐圧パワーデバイスを測定する需要が高まっていることに応えた。そして測定限界を大きく左右する、測定システム自体の雑音を大きく下げた。雑音フロアは-183dBV2/Hzである。従来品の雑音フロアは-177dBV2/Hzだった。新製品(E4727A)のコーナー周波数は20Hzである。従来品のコーナー周波数は10kHzだった。雑音フロアとコーナー周波数が下がったことで、従来は測定が難しかった、抵抗器の低周波雑音特性を測定できるようになったという。さらに、これがたぶん最も重要なのだが、新製品では測定時間を大幅に短縮した。新製品の測定時間は、下限が1Hzのときに約40秒である。従来品の測定時間は、下限が1Hzのときに約2分(約120秒)。およそ3分の1に短くなった。例えば、シリコンウェハに作り込まれた数多くのダイの低周波雑音特性を測定する場合、検査コストを大きく削減することを期待できる。測定システムの構成では、入力端子用モジュール、出力端子用モジュール、基板バイアス用モジュールを新たに開発し、被測定デバイスの近傍に配置できるようにした。各モジュールと半導体デバイス・アナライザの間はケルビン三重同軸(トライアキシャル)ケーブルで接続してあるので、環境雑音の影響を受けない。さらにはモジュールを被測定デバイスの近傍に置くことで、被測定デバイスとモジュールを接続するケーブルを短くし、環境雑音の影響を抑えた。またモジュール本体は三重の電磁シールドが施されており、環境雑音の影響を受けない。そして各モジュールの底部には磁石が組み込まれており、レバーの操作によって磁石の効果をオン/オフできる。作業机の表面が鉄製の場合には磁石を効かせることで、モジュールの機械的振動やガタつきなどを抑えられる。「E4727A」の価格(税抜き)は約2,500万円から。納期は約3週間からである。
2015年02月09日神戸の六甲にある「フクギドウ」は、暮らしの道具を扱うお店。手になじんで心地いい、手仕事の器や生活用具などが、7坪の小さな店にぎっしりと並びます。それらはどれも店主自らが“使いたい”と感じる作り手や窯元を訪ねて仕入れる器や道具たち。目利き店主のセンスに魅了されて関西圏はもちろん東京、山陰や四国などの遠方からファンが訪ねてくることも多いとか。そんなフクギドウ店主に大人の女性におすすめしたい器を選んでいただきました。煮物、汁物、お茶づけも“小どんぶり”で“小どんぶり”の名称がぴったりな五寸(直径15cm程度)のお鉢。1人前の汁物や煮物を盛りつけるのにもいいし、小腹がすいた時にお茶漬けや麺物をサラッといただける絶妙なサイズ感。小どんぶりには、沖縄の焼き物である“やちむん”がおすすめ。やちむんには、あたたかさや大らかさがあり、和洋何を盛っても受けとめてくれるとか。やちむんが気になっているならば、“小どんぶり”からはじめるのがいいかもしれません。お酒から花器まで遊べる“片口”片口とは、片側に注ぎ口がついた器。口があるだけで、こなれ感がでるから不思議です。はじめて使うならば4寸(直径12cm)ぐらいが使いやすいとか。このサイズだとお酒はもちろん、料理や花などを飾っても様になるそう。そんな片口でおすすめは、小鹿田焼き。シンプルで主張しない、でも存在感がある、そんな片口です。料理上手にみえる“スリップのお皿”絵が描かれているので食卓が華やかになるスリップのお皿。何をのせてもおいしそうに見せてくれるのでホームパーティなどにはぴったりです。また高温で焼きあげるため直接オーブンで使える器が多いそう。フクギドウのイチオシは、文様と形が絶妙なバランスの小代焼・井上尚之さんのスリップ皿。はじめて使う人は、あまり小さなものではなく、文様の魅力を堪能できる20cmぐらいの皿を選んで欲しいそう。意外に使える“ピッチャー”水差しとしての用途はもちろん、鍋の出汁やそうめんや蕎麦のつゆをいれたり、ポット代りに珈琲を落としたり、焼酎の割物をいれたり、季節の花を飾ったり、いろんな使い方ができるピッチャー。サイズは15~20cmぐらいが使いやすいそう。自身もピッチャーを使う暮らしをしている、お料理好きな作家・斎藤十郎さんのものは、使い勝手と形状のバランスがいいとフクギドウ店主が太鼓判を押します。必ずおいしく見える魔法の器“そばちょこ”蕎麦つゆだけでなく、カップや小鉢、アイスクリームなどを入れてデザート器使いなど、幅広く使える“そばちょこ”。多くの作り手が手掛けていますが、フクギドウが提案するのは、石川硝子工藝舎の硝子のそばちょこ。石川硝子工藝舎の硝子の器は、少し黄味がかったハチミツのような色あい。だから入れたものが、ますますおいしそうに見える魔法の器だそうです。手仕事の器は、同じように見えてもひとつひとつ違います。見て触れた瞬間にコレだ!と感じた器を選ぶのが一番、多少の難があっても結局は長く使うものになるというアドバイスも。今、暮らしに取り入れたい器をぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。取材協力/フクギドウ兵庫県神戸市灘区八幡町3-6-17 六甲ヴィラ1FTEL 078-767-0015営業時間 10:00~17:00休日 日曜・祝日*企画展中は無休 公式サイト
2015年02月09日オムロン ヘルスケアは1月29日、Bluetooth/NFC通信機能を搭載し、測定データをiPhoneやAndroidスマートフォンで簡単に転送して専用アプリで管理することができる上腕式血圧計「HEM-7510C」を発表した。2月6日より発売する。同製品は、BluetoothとNFCの両方の近距離無線通信技術を搭載した上腕式血圧計である。測定データはiPhoneやAndroidスマートフォンで簡単に転送し、健康サポートサービス「ウェルネスリンク」を活用してスマートフォン専用アプリ「からだグラフ」やPCで血圧の変化をグラフで管理することが可能。また、別売品の通信トレイ「HHX-IT4」を使って、USBケーブルで測定データをPCに転送することもできる。さらに、測定状態や結果をわかりやすく文字と光で伝える「お知らせディスプレイ」を搭載。測定を開始すると、測定中であるというメッセージを文字でお知らせするとともに、カフ(腕帯)が適切な強さで正しく巻けているかをチェックし、結果を光と文字で表示する。そして、測定終了後には、正しく測定ができた場合には「測定が完了しました」、測定中に体が動いたり、カフの巻き方がゆるかった場合には、「再測定をおすすめします」というメッセージとともにその理由を表示するので、正しく測定ができたかどうかがひと目でわかり、安心して毎日の血圧測定を行える。
2015年02月02日キーサイト・テクノロジーは1月30日、高精度なパワー測定と高分解能のデジタルオシロスコープ(デジタルオシロ)を統合した計測器「Keysight IntegraVision パワー・アナライザ PA2201A」を発売した。従来、「パワー・アナライザ」と言えば、きわめて高い精度で電力を測定する計測器であり、波形を観測するデジタルオシロのような機能を備えていなかった。このため、テストベンチではパワー・アナライザのほかに、デジタルオシロを用意して作業にあたることが多かった。このとき、少なくとも2つの問題が生じていた。1つは、パワー・アナライザが対象とする高電圧・大電流の測定を、小信号測定が前提のデジタルオシロでは直接は扱えないこと。もう1つは、デジタルオシロの分解能が8ビットとそれほど高くはなく、パワー・アナライザが要求する高い精度の波形解析が難しいこと、である。そこでキーサイトは、16ビットと高い分解能の波形入力機能を備えるとともに、1000Vrmsと高い電圧や50Armsという大電流を直接扱え、基本確度が0.05%と高いパワー・アナライザを開発した。通常のパワー・アナライザとしての表示のほかに、デジタルオシロと同様の波形表示を可能にしている。12.1インチと大きな静電容量式タッチパネル内蔵のカラー液晶ディスプレイを備えており、スマートフォンと同様のマルチタッチ操作に対応する。搭載しているデジタルオシロのサンプリング速度は5Mサンプル/秒、帯域幅は2MHz、波形メモリは最大で4Mポイントである。「PA2201A」の価格は約236万円(税抜き価格)。出荷開始は2015年5月の予定である。このほか、入力チャンネル数が4チャンネルで、3相交流の測定に対応した「PA2203A」を開発中である。「PA2203A」の発売は2015年10月、出荷開始は2015年12月を予定する。価格は約350万円(税抜き価格)となる見込み。
2015年01月30日アジレント・テクノロジーは1月22日、フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)を用いたフタル酸エステルの迅速測定パッケージ「Agilent 4500ポリマーパッケージ」を発表した。フタル酸エステルは、ポリ塩化ビニルなどの可塑剤として広く用いられているが、発がん性や内分泌かく乱物質としての作用など、健康への影響が指摘されている。そのため、フタル酸エステルの一部には子ども向け玩具または育児用品への使用量制限が設けられており、その使用量は0.1%を超えてはならないとされている。「Agilent 4500ポリマーパッケージ」は、3回反射ATRインタフェースを搭載したバッテリ駆動のFTIRシステム「Agilent 4500」、ポリマーライブラリ、PVC内のフタル酸エステルの分析に特化した独自のメソッドがパッケージされたものである。利用することで、数秒でポリマーの化学的組成を非破壊で測定することができる。ポリ塩化ビニルの場合、フタル酸エステル含有量を正確に測定する。また、独自のメソッドにより、さまざまな充填剤や添加物が存在する場合であっても、フタル酸エステルの総含有量を0.1%レベルで測定することが可能となっている。なお、多岐にわたるポリマーに対応したフタル酸エステル測定用のメソッドも今後ラインナップされ、同パッケージに簡単に追加できるという。
2015年01月23日インテージとニールセン・カンパニーは1月21日、日本のクロスプラットフォーム領域における新たな広告効果測定ソリューション開発を目指し、両社合弁でインテージ・ニールセン デジタルメトリクスを設立すると発表した。今回の合意で両社は、データ資産やノウハウを持ち寄り、日本のクロスプラットフォーム領域における広告キャンペーン効果についての知見を提供する。これにより、クライアントは広告活動を修正し、最適化することが可能となる。広告や広告代理店業界では、クロスプラットフォームでの広告効果に対する知見への関心が高まり、インテージではこうした市場環境変化に対応するため、i-SSP(インテージ・シングルソースパネル)を構築して顧客企業が広告投資の決定ができるよう、信頼の高いメトリクス(測定基準)を提供してきた。ニールセンは消費者の購買行動と視聴行動「ウォッチ・アンド・バイ(Watch & Buy)」を把握するため、包括的な消費者インサイトソリューションを提供。ニールセンは、変化の途上にある日本の消費者のメディア視聴行動と購買行動をさらに明確にするため、世界レベルのソリューション開発ができるよう、先進技術やノウハウを導入する。新会社は、第一弾サービスとして、すでにアメリカなど海外市場で定評のある、世界水準の広告効果測定ソリューションであるニールセン オンラインキャンペーンレイティングス(OCR:Online Campaign Ratings)を活用。OCRの日本市場導入に合わせ、OCRとインテージが保有するi-SSPデータを統合することでオンライン広告のリーチを性・年齢属性といった基本的な切り口だけでなく商品ブランド所有状況や商品購買意向、ライフスタイル、地域属性などの豊富な切り口で分析する新サービスを提供する。また、オンライン広告の購買行動に対するインパクトやブランドスイッチ動向を分析するサービスなども提供していく。
2015年01月22日「自分の眠りの質が良いのか悪いのかわからない」と悩んでいる人もいるかもしれません。最近、大手企業が睡眠に関するグッズを販売しており、この中には眠りの質を測定するものもあるのですが、どうして、こういう製品が登場しているのでしょうか?ゲームの任天堂が眠りの質測定グッズを発表ゲーム機で有名な任天堂が、2015年に眠りの質を測定する製品を販売すると発表しました。また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療で知られる医療機器メーカー、米国レスメド社との業務提携も決定したそうです。この製品は、ノンウエラブル(身につけない)センサーによって、呼吸や心拍数を測定し分析するのが特徴。ゲーム機で培ったノウハウを生かして、無線でサーバーにデータを送り、睡眠を改善するために食生活や運動習慣などのアドバイスを提供するそうです。また任天堂では、こちらの医療機器を皮切りに、健康領域事業への参入を表明。今後、この分野にも力を入れていくそうです。アイシン機器もねむりモニターを発売眠りの質測定グッズを販売しているのは任天堂だけではありません。アイシン機器は、2014年の7月に『ねむりモニター』を発表。ベッドの脚に独自開発した体重検知センターを設置することで、寝返りの頻度を測定できます。サーバーと連携しているこの製品は、スマホやパソコンでも閲覧できるので、離れて暮らしている家族の睡眠をモニタリングできることも特徴です。眠りの質を測定できる製品がさまざまな企業から登場しています。でも、どうして大手企業が睡眠グッズを販売しているのでしょうか。手軽に睡眠の質をよくできる時代!大手企業が眠りの質を測定するグッズを販売するのはなぜでしょうか?よい睡眠に関心がある消費者が増えたからかもしれません。よい睡眠は、心身の疲労を回復するとともに、健康増進効果があると言われています。睡眠の質が下がってしまうと、日中の集中力も低下し、仕事や学業に支障が出てしまいかねません。そこで、どんな睡眠をしているか測定することで、こうした問題を防ぐことができるというわけです。質の高い睡眠ができるようになると、日常生活の充足感も十分に得られるはず。眠りの質測定グッズをりようすることで誰でも簡単に眠りの質が見直せるようになるので、ぜひとも活用しましょう。Photo by Jacopo Romei
2014年12月30日キーエンスは、このほど接触式の三次元測定器XMシリーズリリースした。卓上に設置できるコンパクトな筐体のうえ、ハンディプローブで対象物に自由な角度から接触して測定できるのが特長で、三次元形状、幾何公差などが簡単に測定できる。また、ものづくりの現場に設置されることを想定して、10-35℃の温度変化や20-80%の湿度でも動作保証されており、三次元測定の機会を増やし精度向上に貢献することが期待される。インライン、オフラインでの高精度測定器を得意とする同社において、XMシリーズは今後の成長分野として位置づけられており、積極的な販売活動が展開されるとのこと。なお、キーエンスは、「世界直販体制」を敷いており、測定器に関するソリューション提案においても「現場に根差した現実的な提案力」で評価されている。同社は、「今後も、製造業の生産性・品質向上・コスト削減に大きく貢献する方針」とコメントしている。
2014年12月22日アップベイダーは12月18日、Criteoが提供する広告効果測定ツール「AD-X Tracking」と、スマートフォンアプリ向け動画広告配信サービス「AppVador」の連携を開始した。「AppVador」は、スマートフォンメディアに向けて動画広告を配信することで広告主が目指すブランドや商品、サービス認知を実現する動画アドネットワーク。一方、「AD-X Tracking」は、アプリ内のイベントやダウンロード数状況、稼働状況をマーケティングチャネルごとにトラッキング・分析し、モバイル広告キャンペーンの成果の最適化を図るもの。どの広告が最適なユーザーを呼び込み、どのユーザーが長期的な利用をする可能性があるかを分析できる。同連携により、「AD-X Tracking」のさまざまな計測指標・分析機能を「AppVador」を用いて配信した動画広告の効果測定に利用することが可能となる。
2014年12月19日ニプロは12月11日より、糖尿病分野で診断や治療薬のモニタリングに用いられるHbA1cの測定器「Quo-Lab」の販売を開始したと発表した。HbA1cは赤血球に含まれるヘモグロビンが、血中のブドウ糖と結合したものの一部で、測定することで過去1~2カ月間の血糖の平均的な状態を知ることができるといわれている。「Quo-Lab」は、病院だけでなく薬局内に設置された検体測定室での利用を想定した小型HbA1c測定器。検体量4μL、測定時間約4分で院内検査室の自動分析装置と同等の精度を実現する。また、測定過程で検体漏れが生じない感染防止仕様の試薬カートリッジを採用するなど、医療従事者の安全にも配慮している。参考価格は「Quo-Lab(本体・バーコードスキャナ)」が24万円(税別)で、プリンタが4万7千円(税別)となっている。
2014年12月16日西麻布のギャラリー「ル・べイン」で12月9日より「雪の器」展が開催されている。今年が4回目の開催となる皆川明と安藤雅信のコラボレーション企画展では、“雪の器”をテーマに鍋や器などを展示する。皆川明はファッションブランド「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」のデザイナーで、家具やテーブルウエアなどのインテリアデザインも手掛ける。一方、安藤雅信は日常食器と茶胴部、彫刻的な作品も製作するアーティスト。今回発表された作品は皆川が安藤の工房に直接出向き、耐熱性の生地に雪をモチーフとする文様を描いた。また、オリジナルのキャンドルスタンド、ガラス食器などのアイテムも展示される。食卓で冬を楽しむヒントが見つかるかもしれない。併設の茶房「souen」では期間中、雪景色をイメージした茶菓子や、冬に咲き誇る花畑をイメージした飲み物を提供。またミナ ペルホネン特製の巾着とブレンド茶も販売される。【イベント情報】皆川 明+安藤 雅信 「雪の器」展会期:12月9日から24日まで会場:ギャラリー ル・べイン住所:東京都港区西麻布3-16-28時間:11:00から19:00料金:無料休館日:月曜日
2014年12月10日独Vector Informatikは、測定/キャリブレーションツール「CANape」の最新バージョン13.0を発表した。新バージョンでは、測定データの解析結果とキャリブレーションプロジェクトの進捗を文書化するための多彩なレポート機能を備えている。印刷ビューでは、各種の表示およびキャリブレーションウィンドウを1つのページ上にスピーディに配置が可能。また、ウィンドウはドラッグ&ドロップ操作により、画像ファイルやPDF文書として簡単にエクスポートしたり、他のツールに貼り付けることもできる。さらに、統計評価機能により、複雑な測定結果の解析がシンプルになる。統計パラメータは、表示ウィンドウ内からそのまま、定義済みの関数を使用して手軽に計算、表示できる。そして、CASLスクリプト言語を使用すれば、既存の機能をいつでも個別に拡張できる。一方で、機能開発においては、複数のバイパス計算を並行して実施しなければならない場合が少なくない。これには、リアルタイムコンピュータを内蔵したバスインタフェース「VN8900」で対応できる。また、「VN8900」はスタンドアローンのバイパスシステムとして「CANape」で設定することも可能となっている。この他、ハードウェア「VN5610」を介した物理アクセスから、SOME/IPのデコーディングをはじめとするトレースウィンドウでのバス解析、そして記述ファイル(FIBEX)の視覚化まで、「CANape 13.0」は、車載Ethernetプロジェクトを円滑に遂行するための包括的なソリューションを提供するとしている。
2014年12月09日アドバンテストは11月25日、非メモリテスタ「T2000」向け多目的(マルチパーパス)パラメトリック測定モジュール「PMU32E」を発表した。同モジュールは、「PMU32」の後継モジュールであり、「T2000」の計測範囲をデジタル、アナログ、パワーマネジメントなどを融合した多機能SoCデバイスまで広げるものである。さらに、「PMU32」に対し完全上位互換であるため、ロードボードなどの既存資産との互換性を維持しながら、従来比2倍の分解能と精度を実現している。また、「PMU32E」を用いることにより、「T2000」と「T2000」の機能拡張オプション「T2000 EPP(Enhanced Performance Package)」の性能を最大限に発揮することが可能となる。測定速度は、「PMU32」に比べて2倍以上速く、特にDCリニアリティ試験ではサンプリングレートとデータ転送速度の向上により劇的にスループットを向上させている。このため、大幅なテスト時間削減が可能となり、生産性の向上とコスト削減につなげることができる。この他、既存の「PMU32」のテストプログラムがそのまま使用できることからオペレーション効率が良いことに加え、チャネルごとのAWGとデジタイザのメモリ容量は従来比2倍となり大幅に能力が拡張された。さらに、新規にISVMギャング機能をサポートしており、デバイスのオンダイレギュレータ(ODR)のロード試験が可能になった。これら「PMU32E」の機能により、「T2000」は新規デバイスの開発期間も劇的に短縮することができるとしている。なお、「PMU32E」は2015年3月頃より出荷が開始される予定。
2014年11月27日キーエンスは、製造業の「用途」から変位計や寸法測定器を選べる、Webサイト「変位計/寸法測定器の選び方サイト」を公開した。製造業の現場では、品質向上・生産性向上が年々厳しく求められ、精度の高い測定器が必要とされるケースが増加している。しかし、対象物や周囲環境、要求精度などの状況を計算した上で正しい測定器を選ぶには、多くの知識と経験が求められる。そのうえ万が一不適切な測定器を用いて製造された場合、要求精度を満たさないなど不良品が発生する可能性もあり、企業にとっては大きな負担となっている。「変位計/寸法測定器の選び方サイト」はこうしたニーズに応えるべく開設されたWebサイト。製造ラインでの用途・アプリケーションを選ぶだけで、適切な「変位計/寸法測定器」が初心者でもわかるように工夫がされている。公開された「変位計/寸法測定器の選び方」に掲載されている用途は、厚み/幅、高さ/段差、外径/内径、ストローク/位置決め、振れ/偏心、振動、反り/平坦度、2次元形状、3次元形状の9種類。キーエンスの直販技術営業に全国の現場から直接寄せられた声を基に制作されている。また、「誰でもわかる!正しい測定器の選び方」というPDFも無料でダウンロードが可能。なおキーエンスは、「世界直販体制」を敷いており、変位計/寸法測定器に関するソリューション提案においても「現場に根差した現実的な提案力」で評価されているという。同社は、「今後も、製造業の生産性・品質向上に大きく貢献する方針」としている。
2014年11月25日スペクトリスは、レーザ回折式粒度分布測定装置用、湿式アクセサリ「Hydro Sight」を11月26日に発売すると発表した。「Hydro Sight」は、レーザ回折式粒度分布測定装置のサンプル流路に組み込まれることで、サンプルの分散状態をリアルタイム画像で確認することができるようになる。サンプルがどのような状態で測定されているかを画像で確認することができるため、より適切な分散条件を設定することが可能となり、測定結果の安定性の向上が期待できる。また、予想外の測定結果となった場合にも、サンプルの状態が目視で確認できるため、より正確な原因追究が可能となり、対策検討の時間短縮および的確性の向上につながるという。ピクセルサイズは1.4μm×1.4μmで表示範囲1.4μm×1400μm。測定範囲は9μm~1000μm(サンプルに依存)。同製品は11月26日より東京ビッグサイトで行われる「国際粉体工業展東京2014」にて展示される予定。
2014年11月21日ON Semiconductorは11月20日、耐放射線ASIC(特定アプリケーション向け集積回路)を商品化するためにICsとライセンス/開発契約を締結したと発表した。同契約のもと製造される耐放射線性設計(RHBD)ASICは、オン・セミコンダクターのONC110 110nmプロセスがベースとなる予定。RHBD ASICの商品化により、ITARコンプライアンス、DMEAによるTrusted Supplier認証、DO-254準拠など、ICsの軍事および航空製品の提案範囲の拡大につながる。放射線試験では、ASICに関しては100 MeVcm2/mgを超えるオンセット線エネルギー付与(LET)、デュアルポートのSRAMに関しては40 MeVcm2/mgのダブルビット・アップセット耐性という、強力なシングル・イベント・アップセットとシングル・イベント・ラッチアップ耐性が示されたという。また、SRLフリップフロップは、最大700メMHzの周波数のシングル・イベントの影響に対して強い耐性を示した。これらの新しいRHBD ICの対象となるのは、宇宙探査、衛星通信および監視、アビオニクス、無人航空機、民間航空機、原子力エネルギー、素粒子物理研究、軍事機器などの高信頼性アプリケーション。ON Semiconductorは、「今回のICsとの包括的な契約により、ON Semiconductorは、多数のロジックゲートと小型のプロセス技術に加え、放射線被ばくによる故障に対して広範囲に保護されたASICを求めるお客様の要望に応えることができます。当社は、信頼されるパートナーとしてのステータスおよび非常に安全な開発フローを提供できる能力を既に有しており、今回RHBD製品が製品群に加わることにより、データおよびIPの整合性が最も重要な幅広い航空、軍事、および宇宙探査プログラムをサポートできるようになりました」とコメントしている。
2014年11月20日大阪天保山にある世界最大級の水族館「海遊館」では、ジンベエザメ「遊ちゃん」の全長を測定し、結果を公開した。○計量記念日にちなんで海遊館では、このほど11月1日の計量記念日にちなんで、毎年この日にジンベエザメの全長を、コンピューターによる画像処理によって計測している。2か月前に海遊館にやってきたばかりの「遊ちゃん」は、現在「太平洋」水槽を遊泳中。「遊ちゃん」の計測結果は、全長4m88cm、体重約1,000kg、年齢7~8歳と、ジンベエザメの大きさに改めて圧倒される数値となった。世界最大の魚類ジンベエザメは、成長すると最大で13mにもなるという。「海遊館」は、大阪市営地下鉄中央線「大阪港」駅下車約徒歩5分、バスでは大阪市バス「天保山ハーバービレッジ」下車すぐの場所にある。また、USJからはシャトル船「キャプテンライン」でつながっている。入館料は、大人2,300円、子ども(小・中学生)1,200円、幼児(4歳以上)600円、シニア(60歳以上、要証明書)2,000円。営業カレンダーなど詳細は、「海遊館」ホームページにて。
2014年11月16日レーザーテックは11月13日、ウェハのバンプ形状やウェハ外周部の検査・測定装置「WASAVI」シリーズの新製品として「BIM300」を発表した。半導体デバイスのさらなる高性能化に向けて、微細化と並行してシリコン貫通電極(TSV:Through Silicon Via)などを用いた3次元積層デバイスの開発、量産化に向けての取り組みが進んでいる。これら積層工程において、ウェハ薄化後のTSV露出量およびウェハ表面に形成したバンプの高さ・幅・形状の高い均一性が、重ね合わせた接点同士の安定接合実現のために求められている。このため、TSV露出量およびバンプの高さ・直径・形状の測定と管理が歩留り向上の重要な課題となっている。バンプを用いたデバイス間の接合は以前より行われていたが、最新の3次元積層デバイスではバンプサイズの微小化により、0.1µm程度の精度で高さ・縦横サイズを測長する必要がある。同時に、3次元積層デバイスでは、多層化による高集積化と薄化による省電力化・高速化を実現するため、ウェハを従来の薄化ウェハよりもさらに薄く研削することが求められている。薄化工程での問題はウェハ外周部のクラック発生、チップ破損などとして現れるので、プロセスコントロールのために薄化後の外周部検査も重要となっている。また、積層方法では、チップ同士の積層(Chip-on-Chip)、チップとウェハの積層(Chip-on-Wafer)、ウェハ同士の積層(Wafer-on-Wafer)の順に生産性は高くなるが、重ね合わせる面積が大きくなるため、TSV露出量やバンプ形状均一性の管理基準もこの順で厳しくなる。この他、COW、 WOWでは外周部のクラックやチップ破損に対する要求もより厳しくなる。今回発表の「BIM300」はこのような課題に対応すべく開発された製品である。独自の工業用レーザ顕微鏡の基本技術に高精度XYステージを組み合わせることにより、ウェハ表面の高解像度観察、TSVおよびバンプの高さ・幅・形状の高精度測定を実現している。なお、レーザーテックでは同装置について、バンプ形成プロセスの最適化や、ウェハ外周部の検査を含めた薄化プロセスの条件最適化などに適している。また、TGV(Through Glass Via)のめっきパターン形状測定にも利用できるとコメントしている。
2014年11月14日島津製作所は11月13日、同社のX線TVシステム「SONIALVISION G4」に対応する骨密度測定アプリケーション「Smart BMD」を発表した。骨粗しょう症の診断は、X線装置により骨の形状や骨折の有無などを画像で確認するとともに、骨の強度の重要な要因である骨密度を専用装置で測定し、骨の強さを判定することで行われている。同アプリはX線TVシステムと組み合わせることで、1台の装置で骨粗しょう症に必要な検査を簡単かつ短時間で実現するもの。骨折が疑われる部位を撮影することで画像診断が可能なほか、腰椎や大腿骨近位部をスキャンすることで骨密度測定が可能なため、被検者を移動させることなく一連の検査を行うことができる。また、骨密度測定の際は、目視による位置合わせを行った後に、透視機能を用いて測定部位の微調整・確認を簡単に精度よく・スピーディに行うことができるため、被検者の負担の軽減と検査スループットの向上を実現できるという。さらに、同装置では寝台の高さを47cmまで下げることが可能なため、被験者の乗り降りを簡単に行うことが可能。骨密度測定のためのスキャン時間も9インチ視野時で10秒と短いため、被験者の負担を軽減することが可能だ。なお同アプリの価格は処理用ユニットを含め2500万円~(税別)、骨密度測定が主流である整形外科、婦人科、内科などの診療科に提案を行い、今後1年間で20台の販売を目指すとしている。
2014年11月13日