今日は、東京大田区の「新田神社」をご紹介します。東急多摩川線「武蔵新田駅」下車徒歩3分、なんと武蔵新田商店街中央にあります。駅名はこの神社の名に由来するとか。繁華街のにぎやかな場所に位置するためか、社内は人が途切れることがありません。最近のパワースポットブームで神社仏閣には女性客が多いのですが、こちらは「必勝開運」に効くからか、男性の参拝者が断然多いことに驚きます。男性の場合、昔は戦(いくさ)、現代は会社での出世やビジネスの成功を必勝祈願するのは当然ですが、今は女性も社会進出して男性と互角に勝負していますから女性にとっても必須な運です。また春先は会社の人事異動や、新学期がスタートする時期。他の人より一歩先を行くように、自分の希望どおりに物事が運ぶように必勝祈願をなさってください。この神社は、新田義貞の二男、新田義興を祀る神社です。室町時代、義興は「霊験あらたかな運を守る神」とまであがめられた名将で天皇を守るために数々の戦いにいどみ、どんな大軍にも打ち勝つ武将としてその名をとどろかせました。そこで、まともに戦ったら「負ける」と考えた敵の武士は仲間になりすまして義興をだまし、「鎌倉で戦うとよいよ~」と巧妙に導き、ここ矢口の渡で船にのせます。すると敵が襲いかかり不意を突かれた義興の船は沈没、結果、義興は不覚にも騙され、命を落とします。その後、このあたりでは「不思議な現象」が多々起こったそうです。夜な夜な光が現れたり、落雷があったり。そこで村人たち義興を弔おうと墓前に神社を作り、義興を祀りました。「新田大明神」の始まりです。その昔、強靭な力をもつ戦国武将らは、「タダモノではなく、念力が異常に強い人」と考えられていました。全国各地に武将にちなんだ神社があるのは、畏怖を祀り敬い、その類いまれな武将の持つ目に見えぬ強い念力で厄をはじいてもらおうと考えたのかもしれません。また恋愛もある意味、勝負ごと。恋愛のゴールを結婚とするならば、そこまで勝ち進めない人は永遠に独り身ですよね?つまり、恋愛という勝負に勝たなければいけないわけです。恋愛運を勝ち取り、一歩先へ進みたい人は、やはり恋愛運だけでなく「必勝運」に効く神社のパワーも頂くにこしたことはありません。また、この神社は運を開き、幸せを導いてくれるとも言われています。恋愛をためらう人、彼との恋にもう一歩踏みこめない人は、新田義興の念力で背中を押してもらい、是非幸せを手に入れたいものですね。まず鳥居をくぐってすぐ目につくのは樹齢700年の「けやき」です。雷が落ちようとも、戦時中であろうとも・・この木は青々とした葉をたやさずにいたので「若返りの効果」があるとも言われています。その恩恵にもあやかりたいものですね、恋愛にも若々しさが必要です。同じ年ならば、おばさんぽい女性より、若々しい女性のほうが、男性には人気がありますしね。本殿そのものはよくある普通の神社ですよね。でもその裏手が注目ポイントです。 本殿裏にこんもりとした直径15メートルほどの円墳があり、こちらが義興の御墓です。ちなみにここはネットで囲まれており、立ち入り禁止になっています。その前に大きな木がありますからそれを背にして立ち、祈りをささげてください。義興から勝負に勝てる、強いエネルギーをもらえそうです。この神社にはちょっとした伝説があり、義興暗殺首謀者の一族が近くに来ると雨が降り、狛犬がうなると言い伝えがあるそうです。狛犬のもう1体は戦災にやられたそうですが、忠犬狛犬でしょうかね。春先、気持ち良いお天気の日にふらっとお散歩がてら足を伸ばしてみてはいかがですか?新年度、周りの人に一歩リードした幸先良いスタートがきれるかもしれません。都心から近く、アクセスもよいのでお出かけついでにもお勧めで新田神社 tel.03-3758-1397add.〒146-0093 東京都大田区矢口1丁目21−23 公式サイト
2012年04月19日